求めるのは総選挙実施のみ=英エコノミスト誌の元編集長−自民総裁選
【ロンドン22日時事】英エコノミスト誌のビル・エモット元編集長は22日、
自民党新総裁に麻生太郎氏が選出されたことに関して、
時事通信の取材に対し「麻生氏に求めるのは総選挙の早期実施だけだ。
彼の人柄も、次期選挙で勝たない限り興味はない」と述べた。
エモット氏はこの中で「衆参のねじれが解消されない限り政治停滞は続き、
日本に対する海外投資家の信頼も回復しない」と強調。
衆参両院のねじれ状況を打破することが必要だとの見方を示した。
次期総選挙で民主党が勝利した場合の政権担当能力に関しては、
「やってみなければ分からない」とした上で、「(いったん政権を任せた後)
国民が駄目だと判断すれば、それが政界再編や自民党再生につながるかもしれない」と指摘。
「いずれにせよ現在の停滞よりはましだ」と語った。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008092200947