【MLB】松坂、7回無失点で18勝目 防御率もさり気なくア・リーグ2位に
状態が優れない中、細心の投球で節目の白星を手繰り寄せた。
レッドソックスの松坂が7回を2安打無失点と好投し、プロ10年目で自己最多の18勝目。
「気付かない疲れがあるのか、なかなか調子が上がってこないけど、丁寧に投げた」と、内容を穏やかに説明した。
直球は140キロ台がほとんど。球威で押し切れない分、武器のスライダーにカットボールや
シュート気味に曲がるツーシームを多く加えた。「打者の手元でよく動いていたから、
相手は予期しにくかっただろう」とはフランコナ監督。ピンチは、ともに先頭打者を二塁打で出した2回と6回だけ。危なげなかった。
ワールドシリーズ連覇へ向け、プレーオフを目前にした登板。松坂は、この試合に勝てば、
夜のヤンキース戦の結果にかかわらず進出決定と勘違いしていたそうだ。
「相手を抑えようと必死で投げた」。普段以上にあらゆる技を駆使して臨んだ姿勢がうかがえる。
西武時代から続く背番号と同じ勝ち星の「18」は、プロ入り後の目標だったが「今は特別な感情は出てこない」。
正念場でチーム一丸の戦いに集中しているからだろう。「必死に点を取ろうとする野手に応えたいし、自分が必死に抑えることによって、
打ってやろうという気持ちも出てくる」。大きな目標へ、投打の歯車をしっかりかみ合わせる気構えだ。(トロント時事)(2008/09/22-09:58)
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2008092200095 【勝利数】
1 リー 22勝
2 ハラデー 19勝
3 松坂・ムシーナ・バーネット 18勝
【防御率】
1 リー 2.41
2 松坂 2.80
3 ハラデー 2.81