冬柴氏:首相にエール 「圧力派」北側氏と好対照
公明党の北側一雄幹事長が「ポスト福田」を狙う自民党の麻生太郎幹事長と
蜜月関係を深める一方、前幹事長の冬柴鉄三前国土交通相は
福田康夫首相を支える立場を殊更にアピールし、好対照な言動が目立っている。
「自公関係は決してぎくしゃくしていない」。
20日夜、首相公邸で福田康夫首相が前閣僚と食事した時の
冬柴氏のあいさつが、そう受けとめられた。
冬柴氏は首相に「私はずっと自民党と一緒にやってきた。
閣外に去ったが、外から福田政権を支えたい」とヨイショ。
首相周辺を「涙が出るほどうれしかった」と感激させた。
ただ、首相と近かったはずの太田昭宏代表も、
今や北側氏と共に大型補正予算編成要求で首相への圧力を強める。
冬柴氏のエールが「硬軟両面の役割分担」となるのかどうか。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080823k0000m010077000c.html