空の祝儀袋渡して「細かいのないからこれで両替して」、埼玉で詐欺事件多発中
カラの祝儀袋を使って両替を持ちかけ、個人商店の店員から現金をだまし取る詐欺が
4月以降、埼玉県川越市や川口市の酒屋、たばこ屋などで相次いでいる。
犯行時間は5分以内と短いことが多く、県警は「勢いでだましている。
両替を求められたら中身を確認して」と呼びかけている。
県警によると、これまで被害にあったのは8店。5月6日には川越市の菓子屋と
たばこ屋で2件連続して起きた。菓子屋では50歳前後の男が店員に「たばこを1カートン欲しい。
贈り物なので、ご祝儀袋も一緒に包んで」と、「金1万円」と書いた祝儀袋を渡してきた。
その直後、「タクシーに料金を払いたいが、細かいのがない。袋に1万円あるから、両替して」と言い、
千円札10枚を受け取ったまま戻ってこなかった。
両店の店員とも「お客さんという認識で、信じ込んでしまった」と話しているという。
ほかの被害も似たような手口だが、男の特徴は様々で複数犯の可能性もあるという。
http://www.asahi.com/national/update/0524/TKY200805240110.html