低レベル放射線の影響に関する国際シンポジウム

放医研は、低線量放射線の影響に関して、国際原子力機関(IAEA)の「研究協力センター」に認定されている。
協力センターとしての活動を紹介するとともに、専門家との情報交換を目的として、
2月13日と14日に標記シンポジウムが開催された。(参加者：118名)

今回は「放射線適応応答」と「高自然放射線地域住民の健康影響」がトピックスとして取上げられ、
国内および中国、韓国、インド、英国、米国からのゲストスピーカーを交えて講演と意見交換が行われた。
適応応答は、低レベル放射線によって放射線抵抗性が誘導される現象で、
これまで細胞レベルの研究が主であったが、本シンポジウムでは個体レベルの研究成果が
数多く紹介され、放射線防護での位置づけや低線量放射線の医学利用にまで踏み込んだ議論が行われた。
「高自然放射線地域住民の健康影響」は、「高」とはあるが、世界平均の自然放射線の
数倍程度のレベルの放射線の人体への影響を探る上で貴重な情報源である。
高自然放射線地域では喫煙の染色体異常誘発効果が軽減されるという、
適応応答を想起させる興味深い報告もあった。今後、機構の解明を通じて
疫学と生物学を融合した形で低線量放射線のリスク評価につながることが期待される。
http://www.nirs.go.jp/report/nirs_news/200803/hik03p.htm
依頼74

アメリカの放射線は人体に無害

国際線乗務員も仲間に入れたれや