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32 番組の途中ですがアフィ禁止です(dion軍)
【技術】ヒツジの体内でサルの細胞ができた、家畜が移植用内臓畑になるかも


 ヒツジの体内でサルの組織を作り、長期間生着させることに、自治医科大の花園豊教授(再生医学)らのチームが成功した。

 移植医療用の臓器や組織を家畜の体内で作る「動物工場」の実現に近づく成果で、米医学誌に発表した。

 研究チームは、母ヒツジのおなかにいる赤ちゃんに、さまざまな臓器・組織の細胞に
変化できるサルの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を、複数の個所へ注入。
生まれた子ヒツジを調べたところ、最大で直径20〜30センチの組織ができており、
サルの神経細胞や軟骨、肝細胞に似た細胞などが含まれていた。

 通常、細胞や組織を異種の動物に移植すると激しい拒絶反応が起こる。
研究チームは、免疫機能が未発達な赤ちゃんのヒツジを選んだことで問題を克服した。
混合動物(キメラ)を免疫抑制剤を使わず、異種の大型動物間で作ったのは世界で初めて。
サルの組織は1年以上も生着しているという。

 ES細胞や新型万能細胞(iPS細胞)は、再生医療の切り札とされている。
しかし、現在の技術では、肝臓や膵臓(すいぞう)の細胞を効率良く作り出したり、
臓器のような立体構造を作るのは難しい。このため、人のES細胞やiPS細胞を使って、
ヒツジやブタなどの体内で人の臓器・組織を作れないか研究が進められている。

 花園教授は「異種の動物間で病気の感染が起こらないようにするのが最大の課題。
iPS細胞でも研究を進めたい」と話している。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080512-OYT1T00400.htm