東京都あきる野市の資産家、大福康代さん(54)と同居の弟、広和さん(51)が行方不明になっている事件で、
窃盗容疑で逮捕された元暴力団員、伊丸岡頼明容疑者(64)が警視庁五日市署捜査本部の調べに
「遺体を捨てた」と供述していることが7日、分かった。
捜査本部は供述に基づき、長野県飯綱町で捜索を始めた。
伊丸岡容疑者は4月12日、埼玉県狭山市内のコンビニエンスストアのATM(現金自動預払機)で、
広和さん名義の口座から現金50万円を引き出したとして、窃盗容疑で逮捕された。
同じく窃盗容疑で逮捕された元あきる野市職員、沖倉和雄容疑者(60)とともに、
姉弟の口座から五百数十万円を引き出したとみられる。
伊丸岡容疑者は容疑を認め、「自分は百数万円しかもらっていない」と供述。
捜査本部が姉弟の行方について追及したところ、最近になって「遺体を長野県内の山に捨てた」と供述を始めたという。
一方、姉弟の自宅から見つかった血痕は、DNA鑑定の結果、沖倉容疑者のものとほぼ断定された。
捜査本部は沖倉容疑者が姉弟の行方不明に関与しているとみて追及しているが、黙秘を続けているという。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080507/crm0805071249008-n1.htm