横浜市大謝礼「学位出さないことも」・学位取得者回答
横浜市立大の教授らが博士号取得をめぐり謝礼金を受領していた問題で、同大の対策委員会の調査に対し、
学位取得者の1人が金を渡した理由について「学位を出さないこともできると言われたため」と回答していたことが2日、分かった。
対策委は詳しい事実関係などを再調査する方針。
対策委は同日、調査結果を公表した。調査対象は医学部の学位審査にかかわった教授ら61人と学位を取得した226人。
学位取得者のうち102人が回答し、16人が「金銭を渡した」と話している。
うち2人は「金銭を要求された」と回答したが、「要求した」と答える教授はいなかった。
調査で、前医学部長の嶋田紘教授(64)=3月に部長を辞任=を含む計16人の教授らが2004年度から07年度までに、
大学院生らから現金計573万円を受け取っていたことが判明している。同大は月内にも嶋田教授らを懲戒処分する方針。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080502AT1G0201W02052008.html