秋田県小坂町の十和田湖畔で見つかったハクチョウの死骸(しがい)から強毒性の鳥インフルエンザウイルスが検出された問題で、
環境省は29日、動物衛生研究所(茨城県つくば市)の検査で、
このウイルスが鳥などが感染すると死ぬ可能性が高い高病原性の「H5N1型」だと発表した。
動物衛生研究所が、ハクチョウから検出したウイルスを培養して鶏に接種する実験を行い、
8羽中7羽が1日以内に死亡したことから強毒性と判明。さらに検査をしてH5N1型と断定した。
鳥インフルエンザは通常では人には感染しないが、環境省は
「弱った野鳥にむやみに近づいたり素手で触ったりしないように」と呼びかけている。
環境省は、十和田湖をはじめ北海道の湖や湾など渡り鳥の主要飛来地で、他の鳥に異常かないかどうか監視を実施。
また、周辺自治体と協力して、早ければ30日にもハクチョウやカモなどの水鳥を中心に、
フンを採取するなどしてウイルス保有状況調査を始める。
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080429/sty0804291603002-n1.htm