グルジアからの独立を宣言しているアブハジア共和国の上空で、ロシアの戦闘機が無人偵察機を撃墜したと
グルジア当局が発表した。
グルジア防衛省は20日、ロシアのミグ29と見られる戦闘機がグルジアの無人飛行機を撃墜する模様を捉えた
ビデオを公開した。
ロシア空軍の報道官はこの主張を「ナンセンスだ」としているが、一方でアブハジア側は偵察機を撃墜したのは
自分たちだと述べている。
ロシア・プーチン大統領は「紛争地帯」になぜ無人偵察機がいたのか理解できないとしている。(中略)
「ロシアのミグ29戦闘機があの空域にいたのは全くの違法行為だ」と、グルジア空軍司令官のDavid Nairashvili大佐。
また、サーカシビリ大統領は「ロシア軍機がアブハジア上空を通ってグルジア領空を侵犯した」と述べた。「この戦闘機は
グルジアの無人飛行機を攻撃し、撃墜した。重ねて言うが、グルジアは自国の領土の状況を監視する権利を行使したのだ」
一方、アブハジア政府は、無人飛行機が停戦合意を破ってアブハジア領空を侵したためアブハジア軍がこれを撃ち落した、
と主張している。
アブハジア・Garry Kupalba防衛副大臣は取材に答えて、無人飛行機を撃墜したのはアブハジア空軍の所有する
L-39戦闘機だと述べた。また、無人飛行機はイスラエル製のHermes 450であるとも述べている。
動画はリンク先
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/7358761.stm