【新潟】新発田署内のガレージに保管されていた盗難品の大型バイクが今月12日未明、
何者かによって再び盗まれていたことがわかった。同署は「署長」の被害届を受けた
異例の窃盗事件として捜査している。
調べでは、大型バイクは署玄関から約30メートル離れた敷地内のガレージに保管。
12日午前6時ごろ、定時巡回した当直主任がなくなっていることに気付いた。約4時間前の
巡回では存在を確認し、シャッターに鍵をかけていたという。署裏門の鍵が壊されていたことから、
裏門を通って持ち出された可能性が高いとみている。
大型バイクは、2月中旬に上越市内のバイク店から盗まれた7台のうちの1台(1300CC)で、
時価約110万円。今月11日夕、ナンバープレートが外された状態で聖籠町の雑木林に
放置してあるのを発見し、同署が盗難証拠品として保管していた。ガレージには拾得物の
自転車のほか、自動車やタイヤなど大型の証拠品が保管されているという。
ガレージや裏門のある場所は、署の建物内から死角にあたる。通常の体制下で起きた
窃盗事件だけに、警備体制の更なる強化が求められそうだ。
同署は「再発防止のために巡回方法や保管場所について再検討したい。
盗難品発見のために全力をあげている」としている。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080326mog00m040037000c.html