不当解雇:甲府の男性、静岡の派遣会社を提訴 「全面的に争う姿勢」 /山梨
静岡県富士市の派遣会社に不当解雇されたとして、同社の山梨営業所で勤務していた元社員の
男性(33)=甲府市=が、解雇無効を求める訴訟を甲府地裁に起こしたことが10日、分かった。
同社は「不当な解雇ではなかった」と訴訟で全面的に争う姿勢を示した。
同地裁は今年1月、男性が地位保全を求めた仮処分で、男性の主張を全面的に認め、解雇無効と
毎月の賃金の支払いを命じる決定を出している。
訴状によると、男性は07年8月、自己中心的で同僚との協調性がないなどとして突然解雇された。
男性側は、男性が山梨営業所長のパワーハラスメントなど管理職としての不適格な言動をとがめたことが、
解雇の直接原因と主張。会社側はこれを否定している。
同地裁の仮処分決定に、同社は賃金の支払いに応じたものの、男性の出勤は拒んでいるという。男性は
「社会保険の加入など、従業員として扱われるべきだ」と話している。【曹美河】
毎日新聞 2008年3月11日
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20080311ddlk19040489000c.html