【大阪】「ホームレス・ワールドカップ」に向けて練習開始

　今年１２月に豪メルボルンで開幕するフットサル世界大会「ホームレス・ワールドカップ」に向けて、
ビッグイシュー日本の呼びかけに応じた大阪のホームレスたちが８日、大阪市北区の扇町公園で
練習を開始した。この日の練習に参加したホームレスの男性（５１）は「今日の練習まで、サッカーの
本を読みイメージトレーニングしてきた。まずはけがをしないように頑張りたい」と語った。

　同大会は、ホームレスだけが参加できるフットサルで１チーム４人制。スポーツを通じて貧困の
問題などを世界に知らせるために、平成１５（２００３）年からＩＮＳＰ（国際ストリートペーパーネット
ワーク）の関連団体が毎年開催している。

　この日はホームレスの男性３人が参加したほか、ビッグイシュー基金のスタッフらも参加して
約１時間の練習が行われた。ランニングとストレッチ、パス練習のあと簡単なミニゲームを消化。
ホームレスの男性らは、学生時代にテニスなどのスポーツをしていた人がいるものの、ほとんどが
約２０年ぶりの運動。最初のランニングでは足がもたついていたが、パス練習に入ると久々の
運動に「気持ちいい」と充実した笑みをみせていた。

　練習は、大会まで月２回行われる予定。

http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/080310/osk0803100154000-n1.htm