【広告】下着姿の山男がエベレストを背に腕組みをしてカメラ目線で立つ

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1 番組の途中ですがアフィ禁止です(広島県)
世界最高峰のエベレストを背に、下着姿の山男が腕組みをしてカメラ目線で立つ――。
前代未聞の写真がこの冬も新聞広告や雑誌に載った。かつて「世界屈指の登山家集団」とも称された
群馬県山岳連盟のエベレスト登山隊(星野光総隊長)のメンバー12人の雄姿は、貧乏所帯に厚手の
下着をくれたスポンサーへのお礼として91年に撮影された。男たちの大半は年を重ねて一線を退いたが、
「ミスマッチな写真」の宣伝効果はいまも続いているという。

同連盟によるエベレスト初アタックの途中、標高は約5350メートル。西風が吹きつけると、
体感温度は零下20度近くまで下がる場所。気温が10度前後になるのを見計らって撮影された。
78年秋のダウラギリI峰(8167メートル)南東稜(りょう)、87〜88年アンナプルナI峰
(8091メートル)冬期南壁。難ルートから2回の世界初登頂を遂げた連盟は当時、世界的に高い評価を
受けていた。だが、資金は不足。エベレストを目指せば、旅費や装備費などで約5000万円もかかった。
しかも、遠征の多いメンバーはほとんど定職につけずじまいで、装備や資金はスポンサー頼りだった。
頭を下げて企業を回る中で、出会った1社の健繊(けんせん、埼玉県三芳町)からの提供品が、あったか下着の
「ひだまり」だった。保温性が高く、肌と接触する部分に汗がたまらない工夫があった。
連盟は、せめてものお礼にと「エベレスト登山の証拠写真」を健繊に渡した。ところが、03年になって商品の
販売を請け負った日本直販(大阪市)がこの写真を新聞広告に採用。デザイン担当者は「エベレストに下着の男たち。
見た瞬間、これは行けると思った」。
以来、冬になると、主な全国紙や地方紙に連続して掲載され、40代以上を中心にヒット商品になっているという。

つづきは>>2

[朝日新聞]2008年03月11日15時09分
http://www.asahi.com/national/update/0311/TKY200803110290.html

広告に使われている群馬県山岳連盟の写真。
http://www.asahi.com/national/update/0311/images/TKY200803110303.jpg
http://www.kaiminkobo.co.jp/futon/nemaki/hidamari/hidamaritop.jpg