力士急死:前時津風親方と兄弟子3人を逮捕へ 愛知県警
大相撲時津風部屋の序ノ口力士、斉藤俊(たかし)さん(当時17歳)
=時太山(ときたいざん)=が昨年6月、けいこ中に急死した事件で、
愛知県警捜査1課と犬山署は5日までに、山本順一・前時津風親方(57)と
主導的に暴行した兄弟子3人を近く傷害致死容疑で逮捕する方針を固めた。
4人の逮捕については、検察当局も了承した模様だ。県警はほかに
兄弟子3人程度が暴行にかかわったとみており、関与の度合いを調べている。
調べでは、兄弟子は6月25日午後0時半過ぎから11時ごろまでの間、
1~5人ずつで計5回にわたって斉藤さんに暴行を加え、26日午前も4人が
金属バットなどで殴打し、けいこでも暴行して死亡させた疑い。前親方も25日夜、
ビール瓶で殴るなどの暴行を加えたほか、兄弟子に暴行を指示した疑いが持たれている。
新潟大の解剖で、死因は多発外傷による外傷性ショック死と判明した。
名古屋大の再鑑定では、長時間の暴行が外傷性ショック死の原因となったことが
裏付けられたとみられている。
毎日新聞 2008年2月6日 2時30分
http://mainichi.jp/select/today/news/20080206k0000m040150000c.html