チャドの首都ンジャメナに3日、反政府勢力が進撃していたが、政府は停戦の可能性を否定した。
反政府勢力のスポークスマンがイドリス・デビ大統領の退任を条件に停戦を申し出ていたが、これに対し
チャド政府のデルワ・カシレ・クマコワイ首相は、反政府勢力は「壊滅」しており、停戦の必要はないとした。
フランスの報道局France 24の取材に答えて首相は「停戦だって?もう彼らは存在していない。
誰と停戦協定をするというのか。…われわれは彼らを鎮圧した」と述べた。
アルジャジーラのンジャメナ特派員によると、5日の段階では町には政府の部隊の姿しかなかったという。
「状況をコントロールしているというだけではない。もはや暴動は起こっていない。反政府勢力は壊滅した。
生き残りをンジャメナから50km先で追い立てているところだ」と首相。
反政府勢力は先週末、スーダン西部の国境地帯ダルフールにある後方基地からチャド国内に入っていたが、
首相は「これはスーダンによる攻撃であると言える。反政府勢力はスーダン軍の格好をしていたからだ」
としてスーダン政府を非難した。
「彼らの大部分はマドラサス(ムスリム神学校)出身の子供たちで、チャドの言葉が通じない。彼らは
チャド人ではない。スーダン人の軍隊だ」
スーダン政府は繰り返し関与を否定している。
一方、反政府勢力側は、「友好国のリビアとブルキナファソによる和平の先導に沿って、国民の苦しみを
終わらせるために」ンジャメナから撤退した、と述べている。
適当に要約
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/373C8B36-5BBE-4950-8CF2-1CC752525C59.htm