ピンと背筋を伸ばして歩く黒いスーツの若者が街中にあふれ、
早くも2009年度入社の就職活動が熱を帯びてきた。
大阪城ホールや京セラドーム大阪など大阪市内の大規模な施設を会場に行われる合同イベントのほか、
企業が単独で行う説明会の開催が2月から3月にかけてピークを迎える。今年の採用動向を追った。
同社が実施する「マイコミモニターアンケート」などによると、採用人数の増加に伴い金融業界の人気が年々上昇。
特に、転勤エリアが限られている地方銀行に人気が集まっている。
業種にかかわらず好景気に支えられて大手企業に人気が集中する一方、官公庁の人気は低下。
ここ二、三年は省庁や行政が合同説明会にブースを出展するなど、
就職・採用活動が早期化するにつれて、積極的な採用姿勢を見せるようになった。
企業と学生が最適なマッチングを求める説明会や、
エントリーと呼ばれる志望企業への受験申し込みといった活動は早期化しているが、
「早期の選考活動を自粛する」という日本経団連の倫理憲章が定着し、大手企業は四月一日以降の選考実施を順守。
「(四月一日以降の)瞬発力が勝負の鍵」と三谷支社長が言う通り、
長期化する助走期間でどれだけ自分を見詰め直し、志望業界を研究できるかが四月以降の選考を左右する。
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/200802/news0203.html#02031