東京G7、新興国の成長見通しも議論へ
東京で2月9日に開かれる先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の特別会合で、
中国やインドなど新興市場国の経済成長が、米経済の減速を補ってどこまで世界の
経済成長を支えられるかが討議される見通しとなった。
特別会合は、G7の会議終了後に夕食会の形で行われ、日米欧7か国のG7メンバーに
加え中国や韓国などが招かれている。
新興市場国の経済は、かつては対米輸出に頼る部分が大きかった。しかし、最近は輸出に
占める米国向けの割合の低下や、新興市場国の国内消費の拡大などで、米経済からの
「切り離し(デカップリング)」が進んでいるとの見方がある。
国際通貨基金は2007年春の「世界経済見通し」報告で「米経済が予想以上に急激に
減速した場合でも、世界経済は米経済から切り離して成長可能かどうかが焦点」と指摘していた。
(2008年2月1日03時07分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080201-OYT1T00008.htm?from=main2