「西ベンガル州政府は事態の重大さを理解出来ていない」、とインド政府保健福祉省(Union Minister of State for Health and Family Welfare )ラクシミ大臣が 22日ビルブームを視察して発表した。 (*インドの州と国における制度が不理解のため、大臣の職位の訳が間違っているかも知れません。:訳者) ラクシミ大臣は州に入って殺処分の状況を視察しているが、鳥インフル感染予防対策のための適切な保健医療システムが構築されていないことを知った。 同大臣は州政府の無責任さと、鳥インフルと真剣に取り組む姿勢の欠如を指摘して批判した。 「十分な医療システムが構築されていないばかりか、質の良い医師すらいない。 我々は薬や医療用具を送ったが、必要な物品は今日までに現場に用意されていない。 州政府当局は、これが緊急事態であることを認識してない。彼等は事態に対処しなければならない」、と大臣は付け加えている。 しかしながら州政府は、人でのH5N1イルス感染者は出ていないと繰り返し、そしてビルブームでの発熱者の数の報告を減らすことに懸命となっている。 「パニックになる必要はない。我々は人が感染したという報告は得ていない。だから2、3百人の発熱した人々がいたとしても、それは問題ないことだ」 と州保健局長官のサンキタ・バクシ氏が語っている。 州の報告によると、1月18日に、ビルブーム地区から707人もの多くの発熱した事例が報告されている。 翌日には304人の事例がリストに付け加えられた。 20日は日曜日のせいか、報告はされていない。 21日には、さらに707人が加えられ、本日は613人が加わった。 報告によると南Dinajpurから5人の血液検体が採取されたが、結果は陰性であったとされる。