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スレタイ：
逮捕の組員「フィリピン警官に殺害依頼した」　福岡の男性不明事件で
本文：
福岡・男性不明　比警官に殺害依頼　逮捕の組員供述

福岡市西区内浜のアルバイト高木慎一郎さん＝当時（２９）＝が昨年５月、フィリピン滞在中に行方不明に
なった事件で、福岡県警が別の偽装結婚事件で逮捕した県内の暴力団組員の男（２９）と妻のフィリピン人
の女（２９）が「高木さんの殺害をフィリピンの警察官らに頼んだ」と供述していることが１０日分かった。

県警は高木さんが誘拐されて殺害された可能性が高いとして、福岡西署に加害目的誘拐事件の捜査本部を
設置。警察庁を通じてフィリピン警察当局と連携、捜査員を再び現地に派遣し、本格的な捜査を始めた。　

県警によると、高木さんは昨年５月１１日午後９時ごろ、滞在中のマニラ市内のホテルから誘拐された。組員の
男と妻のフィリピン人の女がホテルで高木さんと接触し、誘い出したことが判明しており、２人は「高木さんの
殺害を現地の警察官らに頼んだ。金銭トラブルがあった」などと供述しているという。

フィリピン人の女は実行犯から「刺殺して遺体は（ルソン島南部の）カビテ州に捨てた」との報告を受けており、
その後の捜査で、高木さんが失跡した５月１１日夜から１２日朝にかけて、カビテ州の幹線道路沿いで、日本人と
みられる男性の遺体がフィリピン警察当局によって発見されていたことが判明した。

遺体には、鋭利な刃物による約３０カ所の刺し傷があり、高木さんと身体的特徴が酷似していたという。

遺体は同州の公共墓地に埋葬されたため、県警は昨年１１月、フィリピン警察当局と合同で墓地を捜索したが、
高木さんと歯型などが一致する遺体は見つからなかった。県警は週明けにも墓地を再捜索する方針だ。

県警は、偽装結婚事件をめぐる公正証書原本不実記載・同行使容疑で逮捕した２人について、加害目的誘拐容疑
で立件する方針を固め、殺人容疑でも調べている。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/main/20080110/20080110_020.shtml