2008/01/04-11:25 内閣改造見送りを表明=年金改革、秋に最終報告−福田首相
福田康夫首相は4日午前、首相官邸で年頭記者会見し、自身が前向きに検討するとしていた今月18日予定
の通常国会召集前の内閣改造について「今の閣僚には引き続いてやっていただきたい」と述べ、見送る考え
を明らかにした。その理由として、15日の今国会会期末から通常国会開会まで、日程的に窮屈であることを
指摘した。
内閣改造に関し、首相は昨年12月29日に訪問先の中国で「来年の日程などをよく考えた上で考えたい」と語
り、自民党内の改造待望論などを踏まえ前向きに検討する意向を示していた。
この発言について、首相は4日の会見で「わたしの意に反する」と強調。「正直に言って、今の閣僚は一生懸命、
政策課題に取り組んでいる。就任してまだ日にちが浅い方もいる」として、現体制のまま通常国会に臨む方針
を明言した。
また、今月初会合を開く「社会保障国民会議」に関し、首相は「夏ぐらいまでに中間報告、秋までに最終報告を
出してもらいたい」と述べ、今秋までに抜本的な年金制度改革の方向性を示す考えを表明した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008010400227 http://www.jiji.com/news/kiji_photos/20080104at09b.jpg