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名無しさん@( ・∀・)つ旦~:
心形刀流目録序
ふしおがむいがきのうちは水なれや心の月のすめばうつるに
花もみぢ冬の白雪見し事もおもへばくやし色に出にけり
黒雲のうちより動く雷なればこれぞ無妙の味わいと知れ(松浦壱岐守清)
天然理心流道歌
荒海の水につれそふ浮鳥の沖の嵐にの心動かず
梶派一刀流伝書
剣術の稽古は人に勝たずして昨日の我に今日勝つと知れ
伊東左近祐近・岩流
春風になびく柳の糸ゆうも岩も潰さばくずれぬるべし
宮本武蔵玄信・二天一流
乾坤をその侭庭に見るときは我は天地の外にこそ住め
井上景雲・雲弘流(針ヶ谷夕雲系)
有りとすれば無し無しとすれば有る世の中の月だにうとき夜半の影法師
鞍馬流
気は長く心は丸く腹立てず己小さく人は大きく
居合道道歌
神夢想林崎流・林崎甚助重信
居合とは人に斬られず人斬らずおのれを責めて平らかな道
居合こそ朝夕抜きてこころみよ数抜きせねば太刀もこなれず
居合とは心に勝つが居合なり人に逆ふは非刀ひがたなと知れ