告発します 【第七部】

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おわかりでしょうか。そういう意味で、我々はオウムの存在と彼らの引き
起こした事件、そして彼らが企てていた軍事計画に非常に大きなショック
と危機感を覚えているわけです。実際、地下鉄サリン事件が起こったとき、
在日米軍内部ではこれは北朝鮮のテロではないか、何か軍事行動を朝鮮半島
で起こすための陽動作戦ではないのかと、緊張が走ったものでした。
そうでないとわかって一時は胸をなで下ろしたわけですが、その後、オウム
真理教が大規模な武装計画を進めていたことが判明するにつれ、我々も
大急ぎで真剣な調査を開始したのです。正直に言いまして、それまでオウム
真理教はノーマークでした。
――北朝鮮とオウムとの間に、強い結びつきがあったことをあなた方は想定
しておられるようですが、はたしてそれは本当かどうか、確たる証拠や情報
をお持ちなんですか。
P 麻原、あるいはオウムの幹部立ちが実際、何を考えてどう行動してきた
か、まだ不明点も多い。また彼らが北朝鮮とどういう関係にあったか、
どこまで約束できていたかも、現時点でははっきりと断定することは出来
ません。しかし、北朝鮮とオウムとの間には強い結びつきがおそらくあった
だろうと我々は推測しています。日本にオウム帝国を作るときには北が
援助する、といってオウムを巻き込んだのではないか、また、そういう
やり取りがあったと考えなければ、麻原とオウムはあそこまでの軍事計画
を準備することはありえなかっただろうと我々はみています。