告発します 【第七部】

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【これは、もしかしたら注目すべき情報かもしれない」
★米中関係と靖国問題 (田中宇氏)
ブッシュ政権の誕生以来、アメリカの政権中枢で続いていた権力闘争に最近、決着が
つきつつあるようだ。これまでは、チェイニー副大統領やラムスフェルド国防長官と
いった「右派」がブッシュ政権の外交政策などの決定権を握り、中国敵視政策や、
地球温暖化に関する京都議定書を破棄に追い込もうとする動きなどを展開していた。
だが7月に入って、パウエル国務長官に代表される「中道派」が力を増し、政策の
転換を進めている。一方、一時はブッシュ以上に影響力が大きく、マスコミから
「影の大統領」とまで言われた副大統領のチェイニーに与えられる仕事は減り、政治
献金してくれる人々のお相手などをさせられているという。
右派は軍事面を重視する外交戦略を好み、国際機関などアメリカ以外の支配力が国際
政治の世界に登場することを嫌うのに対し、中道派は経済(米企業の儲け)を重視
し、世界との関係を急に悪化させないで持続的な外交関係を持とうとする傾向がある。