告発します ≪第六部≫

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658の続き....
朴相権は韓国で発行されている『時事ジャーナル』(5月4日号)のイン
タビューにこう答えている。「北朝鮮の人と会って話していて、金大中
大統領の任期が半分を切れば北朝鮮側は首脳会談には関心を持たない
だろうと感じた。米国との関係もクリントン大統領がレイムダックに陥って
から北朝鮮側は積極的でなくなった。従って、大統領の任期が半分を切って
しまえば、今年6月まで、あるいは今年中に首脳会談を開かないと、永遠
に機会を失うかもしれないと切実に思っていた」
だが韓国政府側は懐疑的だった。朴相権は政府の反応について語っている。
「当時、韓国政府内には離散家族の再会や面会所の設置、インフラ支援など
段階的にやるべきだとの意見が多かった。それで、私は首脳会談さえ実現
すれば、そうした問題はいっぺんで解決できると強調した。金日成主席
ならいざしらず、金正日委員長が受けるかと質問されたので、私は現代財閥
の実例を上げた。鄭周永名誉会長も会っているのに大統領が会えない理由は
ないと」(翻訳は『KOREA REPORT』、NO400)
.....南北首脳会談が実現するまでの経緯には、統一教会幹部が密使と
して動いていたのである。もちろんその背景には、文鮮明教祖が北朝鮮の
出身であること、いずれ北で国際合同結婚式を行ないたいという願望が
ある。その規定的イデオロギーが「勝共」つまり共産主義に勝利すること
にあることにも変化はない。北朝鮮の経済的苦境は、国際的謀略組織という
側面も持つ統一教会の浸透をいとも容易に許すほどにまで追い込まれて
いる。

「南北共同宣言と統一教会」より
http://www.web-arita.com/touitu1.html