告発します 《第五部》

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691名無しピーポ君
昨日の深夜、ギリシャ文明についての面白い話がテレビ(もちろんNHKの
外国のドキュメンタリー放送)であったから見たんだけどね、そこで
ソクラテスという偉大な哲学者がどのような業績を残したかについては
知っていても、どのような末路をたどったかについてをようやく克明に知った。
アテネ全盛期の頃から豪奢な生活ぶりに疑問を抱いて文句を言ってきた
ソクラテスだが、アテネ市民のほとんどからうざいと思われていた。
やがて戦争となりアテネ市民は全員城壁の中に避難することになったが、
色々な原因(疫病・飢餓・同盟諸都市の離反)があってアテネはスパルタに負けた。
で、負けたアテネ市民のスケープゴートになったのがソクラテスだった。

ソクラテスはただ、当時のアテネ市民の「常識」というものを疑い、
警鐘を鳴らしただけで、「市民社会の基準」という、時代によって変化
するあやふやな基準に反しただけで氏刑になっちゃったんだよ。
それだけ、社会という基準ほどあてにならないものはないってこと。

ついでに、大野芳著『革命』を読んでみて。かなり分厚い本だけど、
読み応えがある。現在読んでいる途中だけど、中々読み終わらない・・・