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精神分裂病(初期の症状について)

1.分裂病の初期症状

 分裂病の初期症状とは、はっきりした幻覚や妄想に至らない段階で、知覚、思考、気分などが
微妙に変化して感じる体験を取り出したものである。それではどんな体験が初期の症状に当たる
のか。ここでは”「初期分裂病」の四徴候”(中安)と言われるものを参考にして具体的にまと
めてみた。

(1)考えや場面が浮かんでくる・・・「勝手に考えが浮かんてくる」(自生思考)、「突然昔
の記憶が出てくる」など、考えが、「突然」「勝手に」沸いてくるような体験。考えだけでなく
「おかしな幻想を見る」ように、映像的な場面として浮かぶこともある。もう少しあいまいだと、
「気がつくと何か考えていた」ということもある。

(2)気がつきすぎる(知覚過敏)・・・いろいろな知覚が敏感になり過ぎる。「物音がうるさく
て耐えられない」「音が耳につく」というような知覚(とくに聴覚)過敏の体験である。視覚の
過敏は聴覚に比べて少ないが、「色が鮮やかに見えすぎる」という色覚の過敏や、「相手の顔が
大きく見える」ような視覚の変容に繋がる場合もある。

(3)「見られている」気がする・・・人の目が気になるのは、分裂病以外でも起こりうる体験
だが、例えば対人恐怖症の、「授業中に周りの視線が気になる」といった特定の状況で感じる視
線よりは漠然としており、「人ごみに行くと苦しくなる」「いつも誰かに見られている気がする」
(被注察感)ように、どこにいてもつきまとう傾向がある。

(4)緊張したどうしようもない気分・・・特に強いストレスがあったわけでもないのに、「わけ
もなくどうしていいのか解らなくなる」(困惑)。そのため「一日部屋の中でじっとしていた」り
して、「このままではいけない」と焦るが、結局「どうしようもない」、緊張した切迫感を伴う気
分である。

その他、「自分でやっているという実感がない」(離人感)、

「他人が自分のことをうわさしている」(関係念慮)、
「考えが人に伝わってしまう」(考想伝播)、
「音に混じって声が聞こえる」(機能性幻聴)

などが上記の症状と関連して現われることもある。
こうした症状が続く結果、「頭が疲れ」「集中できない」状態が生じることになる。

http://square.umin.ac.jp/psy/gaidebook/schizo.htm より抜粋