警察庁のヤマについて

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1名無しピーポ君
麻生幾の小説で有名な警察庁の秘密組織「ヤマ」とは
どんな組織?
あの小説のまま。
2名無しさん:2000/11/12(日) 10:38
警察庁の電波傍受機関“ヤマ”とはどういうものなのか。その存在
を始めて報じたのは『週刊文春』1997年5月1日号である。その要旨は次の
通り。
 「警察庁のごく目立たないセクションの一つに、通称″ヤマ″と呼ばれる長官
官房傘下の極秘情報機関があった。戦後すぐに設立されたこの機関の正式名称を
聞いても、秘密のセクションだとは誰も気がつかない、アッサリしたものであ
る。だが、地味な肩書きのキャップの下には400名を超える要員がいた。″ヤ
マ″の存在を知っている者は、日本の警察機構の中でも数少ない。警察庁キャリ
アは、警察庁の課長クラスに昇任して初めて″ヤマ″の存在を知り、その想像を
超える能力に驚嘆することになる。この機関の主な任務は、日本に到達する様々
な諜報電波の傍受である。横田めぐみさんが行方不明になった頃(1977年1
1月)″ヤマ″が狙っていたのは、北朝鮮工作船の動きと、日本に潜入している
北朝鮮諜報員に対して平壌から定期的に流されるA3放送と呼ばれる暗号放送の解
読だった。横田めぐみさんが忽然と消えた数日前、″ヤマ″は、北朝鮮東岸にあ
る清津の海上連絡所から、一隻の特殊工作母船が発進するのをキャッチした。当
時、北朝鮮には、工作船基地が3カ所(ほかに南浦、元山)あり、朝鮮労働党直
属の工作機関『連絡部』が運営していた。母船は基地とメリット交換を行った
後、無線封鎖を行った。母船は、新潟の30キロ沖まで来て、再び停止した。小
型特殊工作船が吐き出された。警察庁の極秘機関″ヤマ″の全国に数カ所ある巨
大アンテナは、これら母船や小型特殊工作船の動きを、すべてモニターしてい
た。北朝鮮の工作船は、短波の周波数帯を使っていたので、内容を捉えることは
容易だった。“ヤマ“が北朝鮮の工作船が日本に向かっていることをキャッチす
れば、直ちに目標とされている県警本部にKB(コリアン・ボート)情報が発令
される」
 東京都日野市三沢3−20ー11。市販の地図には「警察庁第二無線通信所」
と表示されている。ちなみに「第一無線通信所」は東京・中野のICPO送信所
である。小高い丘の上に立つ同通信所では、24時間体制で北朝鮮の暗号通信の
解析、平壌放送、朝鮮中央放送の傍受を行っている。職員は通信の技官である。
チーフは警備局外事課の外事技術調査官。
 頂上東側に短波用のダブレット・アンテナが一基、南北に張ってある。西側の
中腹にも、短波用の大きなワイヤー・アンテナが一基、やはり南北方向に張って
ある。都内には、小平市にも極秘の場所に傍受施設がある。外事通信所はこの
他、千歳、仙台、本荘、館山、守山、高浜、枚方、信太山、白浜、丹後、出雲、
丸亀、小郡、出水、沖縄にあるといわれる。
 朝日(4月7日)によると、船からの電波発信は異例だとしている。3月30日
の共同通信は、大韓航空機爆破事件の金賢姫・元工作員の教育係りとされる元ホ
ステスが北朝鮮に拉致されたとみられる1978年7月初めにも、新潟県・佐渡
島周辺で同国の工作船のものとみられる電波を政府関係の電波情報施設が傍受し
ていた、と報じた。この施設は、“ヤマ”を指すものとみられる。
 どの報道も傍受された電波のモードには触れていない。麻生の記事からは、モ
ールスであったと推測される。一方、秘話装置がかけられていたという読売の記
事からすると、音声ということになる。しかし、常識的には、やはりモールスだ
ったのではないか。
 今回の事件では、異例な再放送パターンを示した4770/5870kHzの
A−3が事件に関与したのはほぼ間違いないのではないか。工作船がいまだ短波
を使用していることも明らかになり、どのような波を使用しているのか興味が持
たれるところだ。
http://www.246.ne.jp/~abi/fushin.htm
3>2:2001/01/05(金) 23:16
これって本当の話?
4>2:2001/01/06(土) 20:42
これは警察庁のエシュロンなのですか?
5非公開@個人情報保護のため:2001/01/08(月) 21:11
もし本当にあるなら、ご苦労様だよな。

 栄光も名誉も賞賛も無く、人知れずに、国家の為にご奉公しているんだものナー。
6 :2001/02/12(月) 10:36
age
7名無しピーポ君:2001/02/12(月) 19:04
ヤマの皆さん、ごくろうさん。
8名無しピーポ君:2001/03/24(土) 21:51
age
9 :2001/03/24(土) 22:00
統合幕僚会議情報本部
総務部、計画部、分析部、画像部、電波部に分かれて編成されています。
全部で約25の課があるそうです。通信所は東千歳通信所、同稚内分遣隊
、同根室分遣隊、同奥尻分遣隊、小船波通信所、大井通信所、美保通信所、
大刀洗通信所、喜界島通信所が存在します。
大井通信所は通信要員の訓練も担当しているそうです。
通信所はロシア、中国、北朝鮮国内の軍、航空機の動きや情勢などを調査し
ているようです。
10名無しピーポ君:2001/03/24(土) 22:02
警察庁外事課には外事調査官(警視正)と外事技術調査官(技官)という
ポストが存在しそれぞれその下に各係が置かれています。
外事技術調査官の下には通信第1〜第?係、通信整理第1〜第?係、機動
通信係、施設係などが置かれていて警察庁外事関係通信所や移動車両など
で通信傍受また関連施設の保守を行っているようです。また近畿管区警察
局と九州管区警察局の公安部にも外事技術調査官(技官)のポストがあり
その下に同様の係があり、本庁の外事技術調査官の方へ調査結果が報告へ
行くようです。
外事関連通信所の位置はここの掲示板の下の方の投稿にもありますが、
北海道、東北、関東の通信所を本庁で中部、近畿、中国、四国の通信所を
近畿管区で、九州の通信所を九州管区がそれぞれ担当していると思われま
す。
東京都日野市に存在する警察庁第二無線通信所が本庁に一番近いというこ
ともあって通信要員の訓練を担当しているのではないでしょうか。
外事技術調査官の各係で収集した情報を今度は主に外事専門の警察官が
所属している外事調査官の下の各係(外事調査(分析?)第1〜第?係)
で分析をしていくのだと思われます。
外事技術調査官と外事調査官の下の各係が両輪となって情報の収集分析が
行われていると思われます。
目的は主に日本に潜入してくる北朝鮮工作員の動向調査ではないでしょうか
11 :2001/03/24(土) 22:04
「公安庁の無線傍受機関が練馬区内に極秘に設立されたのは昭和27年9月5日。寺田技術研究所という民間研究機関に偽装してスタートした。発足当初は、暗号解読要員が2人、無線傍受要員が2人、総務班2人の計6人という小規模の組織だったものの、予算は当時としては破格の154万円が投入された。
2年後には高速受信機2台、低速受信機15台、方向探知器4台、人員120名にまで増強されるが、この機関は公安庁長官の直属機関で、その存在は一般の職員にはまったく知らされていなかった。(中略)
この機関がまず手をつけたのは国内の破壊活動団体の無線傍受だったが、間もなく海外無線の傍受に重点が移される。東西冷戦の中でソ連の動向を調査することが最大の要請であり、ハバロフスク、ウラジオストック、千島、樺太、カムチャツカなどソ連国内で飛び交う無線を寺田技術研究所が傍受していたのだ。この機関の活動の中で最も特異で、しかも我国の公共の安定の確保に最も寄与したのは、いわゆる諜者無線の傍受だった。(中略)
寺田技術研究所が最も活躍した時代は、昭和32年から37年頃まで。
九州や北海道にも極秘に傍受アンテナを設置してエリアを広げ、任務も大幅に増えていった。寺田技術研究所が傍受していたメインの地域はソ連だが、1960年の安保闘争の頃から、ソ連と中国の間がおかしいという情報が入り始めた。
これを契機に公安庁は、中国情報の収集にも力を入れるようになる。(中略)
公安庁では寺田技術研究所の傍受活動を通じて、人民解放軍の軍事行動を
始めとするチベット情勢が手に取るように判り、新聞などではまったく
報道されない中国によるチベット人民抑圧の情報を入手していたしかし、絶大な成果を誇った寺田技術研究所も、やがて大きな壁にぶちあたることになる。一つは暗号、通信手段など科学技術が目まぐるしく発達する状況に、予算的に対応できなくなっていったことだ。(中略)
寺田技術研究所が解散したのは、昭和51年8月だった。受信した総通信件数は計381万件で、そのうちファイリングしたのは4万1千件。
解読した暗号は31種類で、暗号から得た情報は370件にも上がったのである。(以下略)」

公安庁の傍受施設は今でも練馬区内にあるのではないだろうか。
12名無しピーポ君:2001/03/24(土) 22:09
外事課−−−−−−庶務係
(課長:警視長) 外事第1〜第3係
         指導第1〜第4係
         法令係
         教養係
         翻訳官
             
      外事調査官(警視長)
         調査第1〜第4係    
                  
      外事技術調査官(警察庁技官)    
         管理係
         通信第1〜第4係
         機動通信係
         資料分析係
         施設係
         保全係

      国際テロ対策室
外事課長は小規模の県警本部の本部長を経験したことのある警視長。
13名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/26(月) 11:19
日野の三沢の施設知ってます。
ものすごい山の中です。
14名無しピーポ君:2001/03/26(月) 14:32
日野の施設って京王線から見えるぼろい建物のところじゃないの?
15 :2001/03/26(月) 23:33
調別は昭和27年8月に、「陸」で、昭和28年12月に「海」で、
昭和31年4月に「空」で、調別の前身となる部署がおのおのに作られ、
昭和33年4月1日に統合された。
 本部は東京の市ヶ谷駐屯地15号館の中にある。職務ごとに1科から10科
までに分けられている。
1科:文書、人事、庶務
2科:装備品、補給
3科:運用計画、情報作成
4科:2次収集の処理(ソ連関係)
5科:2次収集の処理(中国関係)
6科:2次収集の処理(中ソ以外中近東など)
7科:資料解析、暗号解読
8科:通信機器の研究
9科:統計
10科:電子情報収集
 「2次収集」とは「暗号処理」のこと。簡単な暗号であれば、傍受した
通信所で解読されるが、通常は市ヶ谷の本部に送られて解読される。
 2次収集の前段階が「1次収集」と呼ばれ、各通信所で行われている
「傍受、方位測定、波形分析」のこと。「波形分析」とは相手国のレーダー
に関するデータを集めることを指す。
 この他に「宇宙飛翔体情報」と呼ばれる人工衛星に関する情報があり、
1次情報は、内容から通信情報、電子情報、宇宙飛翔体情報の3つに分類
されることになる。
 以下の通信所の存在が知られている。
東千歳通信所(北海道)
 稚内分遣隊
 根室分遣隊
小船渡通信所(新潟県)
大井通信所(埼玉県)
美保通信所(島根県)
大刀洗通信所(福岡県)
喜界島通信所(鹿児島県)
 各通信所は地理的な位置により、主な目標となる国が決まっている。
最も人員を割いているのは短波。
 規模が大きいのが東千歳と美保で、人員が200−300名で、他の通信所
は50名前後。大井通信所には、本部に近いこともあって、教育部が置かれ
ている。
 東千歳と美保には「象のオリ」と呼ばれる円形のアンテナがある。
両通信所の「象のオリ」の直径は100−150メートル。
 「象のオリ」は無指向性にも、また方位測定のために指向性を持たせる
こともできる。機械的にモーターを使って方向を変えるのではなく、電気的に
切り替えるので、対応に要する時間が短いのが特徴。
 方位測定の精度は±3度といわれている。
喜界島にも近々「象のオリ」が作られることになっている。
 調別では「電波監視装置」で通信の傍受、記録を行っている。
これはある幅(数kHz)のデータを、まとめてテープに記録する。
後で必要な周波数のデータを復調する。
 電波監視装置は単に記録部だけでなく、アンテナ、受信部なども含めた
システムの総称で、以下の構成になっている。
空中線
方位探知装置
運用統制装置
受信装置
調査装置
記録装置
直視型電波測定装置
 1巻のテープで4時間程度の録音が可能。このテープは2−3週間保管
され、その後は順次新しい内容を録音していく。通信時刻も重要なので
標準電波局も併せて記録する。
 電波監視装置は、バックアップのためのもので、主たるものは人間
の手を煩わしている。
 使用されている受信機は東千歳、美保あたりで100台前後、日本無線、
アンリツ製。この受信機は指定された範囲で周波数を探すプログラムスキャン
機能が備えられている。通常は、ほぼ決まった周波数を使用している。急に
電波がとぎれた場合、この機能を使う。
 調別で使われている符丁
「ウ」:傍受 「ア」:暗号 「カ」:解読 「チ」:調査 「ソ」:測定

16名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/27(火) 00:54
>>14
見えたっけなー?
これからちょっと車で逝ってきます。
では!
17名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/28(水) 23:34
確か京王線からは見えないのではないか。
18名無しピーポ君:2001/04/01(日) 05:23
>>12

古い資料からだね。
今の組織構成とはだいぶ違います。
19名無しピーポ君:2001/04/01(日) 22:07
日本の情報機関なんて、所詮われわれの使いっぱしりに過ぎんよ。

by NSA
20名無しピーポ君:2001/05/12(土) 00:47
NSAってそんなにすごいの?
21 :2001/05/12(土) 14:45
内閣安全保障室と内閣情報調査室の出身省庁別一覧

(1)内閣危機管理監 (警察庁出身)

(2)内閣安全保障室(内閣審議官の分のみ)
大蔵省 2、外務省 2、通産省 1、運輸省 2、建設省 1、科学技術庁 1、警察庁 4(危機管理総括審議官を含む)、東京消防庁 1、防衛庁事務官 3(室長 1名を含む)、海上保安庁 1、公安調査庁 1。


(3)内閣情報調査室(内閣調査官の分のみ)
総理府 1、大蔵省 1、外務省 1(次長を含む)、通産省 1、労働省 1、郵政省 1、食糧庁 1、検察庁 1、警察庁 12(室長を含む)、警視庁 2、北海道警察 1、東京消防庁 1、防衛庁陸,海,空自衛官 各3、海上保安庁 2、公安調査庁 1、内閣のプロパ− 5名。

いずれも内閣事務官については記載がないので不明であった。

(東洋経済新報社 「政界・官庁人事録」より)

22名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/07(木) 04:12
三沢基地
23  :2001/06/23(土) 06:04
あげ
24k:2001/07/02(月) 17:54
25名無しピーポ君:2001/07/24(火) 01:36
朝鮮外事の
違法無線捜査って今もどこかで行われているのだろうか。

ヤマで無線を察知して、担当都道府県軽に捜査指令。
26 :2001/07/24(火) 02:09
>>25
今はEメールの時代です
27名無しピーポ君
ほな、
ヤマさんは
有線通信の
傍受も
されてますのか?