北芝健が御堂岡啓明=御堂岡啓昭被告人を追うスレ★18
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san:
2人で入ったのは「思い出横町」、通称・しょんべん横町にあるケンタッキーだった。
「三枝さん、この店の分は全部、ボクが持ちますから」
なんと、あのブタは、私にチキンフィレサンドセットをおごってくれたのだ。
しかし、ただ単におごってくれるほど、ブタはお人好しではない。
「北芝さん見ててもね、中居さん見ててもね、ITのこと理解が浅くて困っちゃうんですよ」
「理解が浅いって、どういうこと?」
「ボクの活躍、全然、理解してくれないんですよ」
「ふーん、世の中ってのは常にそういうもんだぜ。後になって評価は付いてくる」
「今、評価してくれないと困りますよ」
私は聞いている振りをしながら、何でこのフィレサンドはいつもレタスがはみ出してきてしまうのだろうか? 手にマヨネーズが付いて、後で面倒くせえんだよな、などと余計なことばかり考えていて、まともな返答をしなかった。
すると、始まる、そして終わらない、修道館批判である。
その骨子は
「北芝さんは、何の戦略もなく空手の道場なんかやってる。あれじゃあ、ビジネスにつながらない」
というものだった。
「そんなこと言われてもなあ。俺、修道館の道場生でもないし。それに空手の道場は北芝さんが文化事業としてやってるんでしょ。社会貢献事業として。元々が利益追求のための事業じゃないんだから、他人がとやかく言う筋合いもないでしょ」
そう告げると、コイツもダメか、というような諦観が表に出る表情をして、後の話は続かなかった。
(続く)