空自基地警備用に購入の暗視装置は偽物、マニア向け製品?
防衛省は15日、航空自衛隊の基地警備用として購入した米国製の暗視装置136個が、偽物だったと発表した。
米国で出回っているマニア向けの製品の可能性が高いという。
同省は、納入した都内の商社に品物を返還し、代金の返済を求める。
同省によると、昨年3月にこの商社との間で、米ノースロップグラマン社製暗視装置136個の売買契約を締結。
単価は1個約30万円で、契約額は約4100万円だった。今年2月に納入された後、今夏になって外部から「偽物ではないか」との指摘があり同省が米ノースロップグラマン社に製品の写真を送って照会、同社製ではないとの回答が寄せられた。
同省は商社との契約を解除する方針で、故意に偽物を納入したかどうかなどの調査を進めている。
(2007年11月15日23時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071115i415.htm