【美談】京都府警署員を斧で殺害

二女を少年院送致＝「犯行時、抑うつ症状」−警官の父殺害・京都家裁

　京都府京田辺市で昨年9月、警察官の父親の首をおので切り殺害したとして、殺人の非行事実で送致
された二女（17）の少年審判が23日、京都家裁で開かれた。生熊正子裁判長は、原則として検察官送致
（逆送）すべき重大な事件としたが、「犯行当時、抑うつ症状が強まっていた」と述べ、中等少年院送致
の保護処分を決定した。
　期間については、相当長期の処遇を必要とすると勧告した。
　生熊裁判長は、動機について「嫌いな父親に進学の許諾を得なければならなかったことから、もはや限界
と思い詰めた」と指摘。強い興味を持っていたギロチンからの連想により、おので首を切り付けて殺害する
ことにしたと認定した。
　しかし一方で、二女の強迫的な特性など資質上の問題と、父母が不適切な対応をしていたことが相まって、
家庭に対する閉塞（へいそく）感や不満を募らせたことが、当時の精神状態に相当程度の影響を与えたなど
とした。　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080123-00000091-jij-soci