あなたは、いつ警察SATの存在を知りましたか?

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940名無しピーポ君
捜査一課の特殊犯捜査係(警視庁ではSITと呼ばれている)は今までと
同様に篭城事件や誘拐事件などに対処します。
 特殊班の管理官(警視)や係長(警部または警視)などの幹部は約
4ヶ月間の警察大学校特別捜査幹部研修所での捜査幹部研修の他、篭城事件
に対処するため、心理学、各種建築物の構造、説得要領などの研修を受講
することになっています。最近はこうした研修を修了した捜査員が犯人に
対して犯人の心理状態に対応した説得が図られるようになってきました。
また盗聴装置を取り付けて犯人と人質の会話を傍受して犯人や人質の疲労の
度合いなどを探ったりすることも行われます。以前はこうした篭城事件など
があった際は犯人の家族を現場に呼んで説得をしてもらうというような手法
も採られていましたがこういう犯罪を犯してしまう犯人は母親などを恨んで
いるケ−スも多く、逆に興奮させてしまう事例もあったため現在ではあまり
積極的には採用されません。(もちろん、相手の心理状態を確認して効果が
あると判断された場合で犯人の身元確認が出来た時は行われることはあります。)

これは、誘拐事件の時の電話での応対などの時も同様です。
特殊班には数名の女性警察官(最近は婦警といわない)も在籍しています。
但し、テレビの報道などで顔がはっきり出たときは誘拐事件のときなどの
母親の身代わりなどに使えなくなるので異動させられることが多いです。
警視庁では年に1回、刑事部あげての誘拐事件対応訓練と篭城対応訓練警備部
合同でのハイジャック対策訓練が行われています。
 
 SATは特殊班ではもう本当に手に負えないとき(相手が重武装などで)に
警備部長へSATへの出動要請がなされ初めて出動します。この場合でも犯人
に対する交渉(いわゆるネゴシエ−タ−の任務。テロに対して強硬な姿勢の諸
外国におかれてもこの任務は重要視されています。)は特殊班の管理官や係長な
どが行うことが多いです。また突入のタイミングなどに際しても特殊班の管理官
の意見具申が参考にされます。もちろんSAT側の作戦上での意見も重要視され
ますが。