◆ ◆ ◆ 本 日 の 不 祥 事 ！- �V ◆ ◆ ◆

１２３件の被害届を放置　神奈川県警

　神奈川県警は４日、窃盗事件などの被害届計１２３件を適正に処理せず放置したとして、
神奈川署と浦賀署の３警官を停職や減給などの懲戒処分にした。
　このうち異動先に未処理の被害届を持ち出した神奈川署地域課の巡査長（３９）＝停職１カ月＝を
公文書棄損容疑で書類送検、同容疑での時効（５年間）は既に成立しているが、検察庁に判断を仰ぐ
という。

　県警によると、この巡査長は、緑署の交番に勤務していた１９９２年９月からの約４年間に受理した
窃盗事件などの被害届計２５件を処理せず、９６年９月に神奈川署に異動した際に無断で持ち出し、
交番の書類箱などに放置した疑い。

　また同巡査長は９６年９月から今年５月までの間にも、窃盗や器物損壊事件の被害届２３件を放置。
合わせて４８件のうち、１８件は未処理のまま時効が成立していた。

　浦賀署の交番勤務の巡査部長（５９）＝減給１０分の１、３カ月＝は約５年間に計２４件、
同署の駐在所勤務の巡査長（４４）＝減給１０分の１、１カ月＝は約４年間に計５１件の被害届を
それぞれ交番のロッカーなどに放置していた。