【ダンガンロンパ】霧切響子はクーデレかわいい【FILE.24】
2げっとおおおおおおおおおおおおお
カップラーメンと聞くと…なぜか…
>>1乙な気分になるのよ…
ナエギリの薄い本見ると落ち着く
霧切さんを追い込みたい
では俺は脱ぎたてのブーツを…
じゃあ脱がれた本体は僕が貰っていきますね
霧切さんは就寝時には手袋外してるのかしら
監視カメラのある本編中は寝る時も脱げなさそうだが…
スカートの中の暗黒空間さんは手を隠す時は仕事してくれないのか
鉄壁スカートスキル所有者と非所有者って何が違うんだろうか。
あのスタッズ付きの手袋をしたまま寝るのか…
パジャマとコーディネートした就寝用手袋を持っているのかもしれない
霧切さんのパジャマ姿…ゴクリ
あの校舎内にパジャマはあったのかな…
取りあえずジャージはあったみたいだが
ロリ切ちゃんにぬいぐるみプレゼントしたい
毎朝定期的に仁さんの音声でおはようコールが流れるようなの
おやすみ時の霧切さんは薄手のネグリジェであってほしいです
はい
個人的には霧切さんの寝間着はシンプルなパジャマとかのイメージだな
セクシー系も勿論ばっちこいですが
>>22 それはいらないわ
…代わりに緒方ボイスでおはようを言ってくれるぬいぐるみを貰えないかしら
霧切さんって寝起き悪そうなイメージが…
探偵業の徹夜明け切さんを間違って起こしてしまった苗木君…
イメージというか実際悪いよ
朝ご飯の集まりに遅刻してきたし
遅れてきたのは一章の一度だけだがね
ロン霧でも朝には弱かったな
低血圧っぽそう
「お願い…あと十分だけ寝かせて…」と言いながら
布団の中でもぞもぞしてる霧切さんが見えた
ダンガンロンパ舞台化なぁ…うーん…
低血圧でう〜んムニャムニャとなってる霧切さんか
アリだな
霧切さんが久し振りによく眠れたわと隣の苗木君に言うのはよ
寝起きに弱いとなるとますます猫っぽいな
猫は人より血圧高いらしいが
いつか霧切さんも苗木君との男女の関係を意識し始めるようになったら
緊張して他所の家から借りてきた猫みたいになってしまうのかね
最近めっきりSSが投下されなくなって寂しい…
まとめを読もうにも@wikiは依然として危険な状態だしね
でも、それでもスレの勢いが衰えないのはすごいと思うw
@wki事件は結局大丈夫だったって聞いたけど違ったのかな
@wikiでSS読みなおしちゃったぜ
危険度はそこまで高くはないだろうが、100%安全であるとは誰にも言えないのが実情
まあご利用は自己責任で、だべ
SSも勿論だが絵の方も待ってるべ
>>36 あくまでクールにいつも通りを装っているけど
手を握られたりするとビクッとなってたりすると俺得
霧切さんをもふもふしたい
>>42 そいつは俺得でもあるな
相手に深く踏み込むことに慣れてないから
いざそういう場面になるとヘタレギリさん化してしまえば良い
自分からモーションかけるのは苦手そうよね
スクールモードのラストとか見ても
異性を誘ったこととかないんだろうなと
あそこの口下手っぷりで思った
議論は得意なのに異性のことになると途端にたどたどしくなる絵に描いたような耳年増処女
4コマの4巻買ってきたが……作者の中に霧切さんに「証拠消すのは得意」「濡れ衣着せるのは得意」とか言わせてるヤツがいた……
>>48 ひでえなぁ
まあアンソロはアンソロだ
放っときゃいいさ
明日は少年エースの発売日だべ
一応 アニメ版無印漫画は 5章裁判の内容だけども
霧切さんの活躍に気になるべな
明日確認して レポートしてくるべ
おう頼んだべ
明日は何か新情報の発表もあるかもしれんな
>>47 ただし動くこけしをプレゼントされると怒る
そりゃまあ、大抵の女子は怒るだろうw
>>46 記憶のことを口実にしないと苗木を誘えない霧切さんかわいい
今日の某イベントでは何か新情報あるのかな
新情報はなかったみたいね
婦警ギリさん!?
なんだこれは…
これは踏まれたい
手錠かけて悪戯したい
今月の少年エース読んできた 内容は5章の裁判パートで
苗木君がゴミ捨て場に落っこちるところまで
んで、一番気になる今月の霧切さんだけども
裏切さんは もちろんありませんでした!←※ここ重要
(詳しくいうと「私も苗木君が犯人だと思う」のセリフがカット)
まあセリフ面では特に追加されたものは無かったんだけども
苗木君が オシオキ回避で落下した時に
霧切さんが 落下した苗木君を心配する
とてもヒロインらしいお顔をしたシーンが導入されてました←※ここも重要
この分だと 来月のカップ麺切さん イケメン切さんに期待できそうです
長文失礼しました
国家権力を盾に苗木を差し押さえちゃう婦警ギリさんください
>>61 やっぱり改悪はアニメだけか
岸って奴は何考えてたのか
一日署長ギリさんか
胸があつくなるな
>>61 乙乙
おかしな描き方はされなかったみたいで何よりだ
後はゴミ捨て場シーンに期待だな
霧切「何の因果かマッポの手先」
それにしてもこの胸囲の格差社会…
鎖骨がセクシー、エロい!
よくわからんが、
このコラボ先のゲームは霧切さんにいろんな制服を着させることができると考えていいのかね?
コスプレ霧切さんを楽しめるなら課金も辞さない構えだよ
こちらとしては
ナースギリさん
エレガギリさん
スッチーギリさん
夢が広がるな…
『学生服』『メイド服』『職業服』の三勢力に分かれてるみたいだけど、
メイドギリさんが見たい俺はどうしたらいいんだ…?
俺が絵がうまければ職業体験霧切さんシリーズ書きたいのになぁ
『水着』勢力はないのか!?
>>76 SSだと文章力が…
バリバリの理系だった俺には
OLギリさんメイドギリさんウェイトレスギリさんCAギリさんお天気おねえギリさん自衛隊ギリさん工事現場ギリさんアスリートギリさんetc
を文章で表現することは不可能
まあSSの場合、このスレによって霧切さんは既にメイドどころか猫になったりロリになったり・・
ホームズに影響されてジャンキーになったりお母さんにまでなったりetcしてるけどな
あらゆる霧切さんの可愛さを最大限に引き出す苗木っちの万能感がハンパないべ・・・
探偵たるものが国家権力の犬に成り下がるとはけしからん
オシオキが必要だな
ノリノリな表情とポーズでコスプレしてる霧切さんにどうしても笑ってしまう
いや凄く似合ってはいるんだけど
意外とノリいいのか霧切さん
霧切さんに着せるならやはりトレンチコートにハンチング帽
…これも一応職業服だよな?
職業柄いろんな服を着ててもさほど違和感ないな
ということで積極的にコスプレすべきだと思います
苗木君に「霧切さんに○○(←好きな職業を入れよう)の服を着てみてほしいんだけど…」
と言われたら霧切さんはどうするだろう
まぁもうすぐ変装がトラウマになるよ
新仙さんか…
新仙がメイド服着てるところを想像してしまったじゃないか
>>85 好感度が一定値以下なら無言で冷たい眼差しを向けられる
一定値以上なら何だかんだ言いつつ着てくれる…かも
捜査のために必要なら多分躊躇わずにコスプレしてくれる
コスプレが必要な捜査ってどんなんだって話だが
コスプレ喫茶の潜入捜査とか?
>>88 魚住さんに着せる服にわざわざメイド服を選んだ新仙さんはGJだった
あのメイド探偵早めに死なせたのは勿体なかったな
かわいかったのに
霧切さんにゴスロリ着せてみたい
メイド服用意したのは犯人じゃないのか?
まあどっちにせよあのミニスカメイド服はいい趣味してると言わざるをえない
霧切さんにも着せるべきだった
一番見たいのはウェディングドレス姿です
その隣には苗木君が立ってる訳だな
最近このスレから葉隠が消失し始めてる気がするべ・・・
葉隠は死なんべ
何度でも蘇るべ
スピンオフでコスプレ探偵霧切を出すべき
>>97 なぜだろう
苗木君の方がウェディングドレス姿を想像しやすいのは
>>90 大病院が裏で働いてる悪事を暴くために、
看護師として潜入するとか(女医でも可)
ナースギリさんに看護されたい
苗木君が狛枝コス 霧切さんが七海ちゃんコスを着たイラストとかないかのぅ
霧切「ポートピア連続殺人事件・・・なかなか面白いわね・・・」
霧切さんは七海コスより狛枝コスの方が似合いそうな気がする
確かに
ロングコート似合いそうだ
かわいい服着てる霧切さんも勿論良いが
セレスさんの衣装も似合いそう
少年エース版の3巻買ってきた。愛で切さんと照れ切さんが可愛い
でも一番可愛かったのは「私が気付かないとでも思った?」のところの霧切さんだな
愛でギリさんとはなんぞや
詳しく聞かせてもらおうか
>>111 職員室に飾られてたガーベラを霧切さんが機嫌良さそうに眺めてました
…書いといてなんだが、愛でるとは少し違ったかもしれん
職員室の花ってガーベラだったのか
なんか向日葵だったような気がするけど、鉢に向日葵ってよくよく考えると変だな
なるほど、そういや霧切さんは花好きだったよな
…しかしあの職員室の花瓶の列は、花の美しさより異様さの方が勝ってる気がしないでもない
英語版の6章学級裁判で苗木君が超高校級の絶望になってるわけだが
霧切さん的には許せない誤植ではなかろうか
どちらかと言えば武道場の桜を愛でる霧切さんが見たかったかもしれん
>>115 マジでか
それは霧切さんでなくとも許せないというか、かなり致命的な誤植のような…
じゃあ僕は霧切さんの菊をみてみたい
エース版の霧切さんの可愛さやべー
作者多分霧切さんのこと好きなんだろうな
だいぶ好意的に解釈してるように感じるし何より表情がいちいち可愛い
今の連載が完結したら、次はダンガン霧切だな
あー、これは苗木くん黒幕ですわ
これは霧切さん絶望落ち不可避だわ…
英語版じゃ「超高校級」はUltimateなのか
ということは霧切さんはUltimate Detectiveか
なんだか強そうだ
世界を絶望に堕とそうとする絶望側の人間にとって絶望的な存在・・・という無理矢理な解釈をしておこう
エースはスネギリさんをもう少し見せて欲しかった
怒りすぎたしって言われてもそうか?って思った
気になるのはやっぱりゴミ袋の中からの登場シーン&麺ギリさんだな
期待しておこう
そういや海外版でもカップ麺はそのままなのか?
向こうじゃカップ麺はあんまりメジャーではないと聞くが
向こうの人はナルトとか分かるのかな
>>126 だな
スネギリさんは霧切さんの可愛さを語るうえでは外せないべ
>>121 苗木っちが実は絶望の手先だったという超展開に直面した時に
霧切さんがどんな顔するか見てみたい
たぶん怒るよりも茫然自失って感じだろうな
S心がくすぐられますなぁ
霧切さんおしおきシーンでSに目覚めた奴はどれだけいるんだろうか
あのシーンは直後にバッドエンドのIFって分かるから興奮できるけど
正規ルートでやられたらマジで心にきそう…
霧切「私を…私達を弄んでいたの…?」
苗木「弄ぶなんて心外だなぁ、霧切さん。
絶望に立ち向かう君たちの中に希望を見出そうとしていたんだよ(ねっとり」
なんか霧切さんって狛枝苦手そう…
霧切さんを弄ぶ(意味深)
>>135 この後いったいどうなるのか…
1.なんやかんやあって霧切さんが超高校級の希望になって苗木君と対峙する
2.あくまで超高校級の探偵として苗木君と対峙する
3.もうなんかいろいろと疲れちゃったので絶望して苗木君とずっと一緒にいる
3で行こう
そういや霧切さんの過去は感情を優先した結果、ある人物に騙されたとか推測されてたが
結お姉さまが霧切さんを裏切るとは思えないし・・どんな結末になるか予想が付かないな
過去が重ければ重い程、相対的に本編での苗木君との信頼もより輝く形になるがどうなることやら
家族になろう
お姉様は堕ちフラグが立ちまくってるからなぁ…
まあそういう予想立ててる人は多そうだし
なにかしら捻りを入れてきそうな気はするが
今年中には三巻が出るといいなあ…(遠い目)
全何巻ぐらいで構想してるんだろうな
前編、後編で分かれる事件とか出てきたりするのかな
>>131 そうなったら、霧切さんの中では少なくとも2, 3人以上心開いたのに裏切られた格好になるだろうから
もう誰にも頼らないという風になるのではないだろうか。
絶望側の人間って苗木くん本人よりも彼の身内の方が心配。
思い詰めて今以上に一人で突っ走っちゃいそうだな
やはり誰かが隣にいてあげないと
僕がそばにいるよ
霧切さんを笑わせるから
いや、ここは俺に任せてもらおうか
いやいやここは俺が
お祖父さまは霧切さんの味方でいてくれるはず…
まだ生きてるか分からないけど
レズ切さんとかいうジャンルのせいで新しい扉が開かれそうで怖い
エース漫画で霧切さんが苗木君の寝顔見ながら鼻摘まんでて笑った
霧切さん気心が知れた相手にはお茶目だな・・
というか霧切さん苗木君の部屋をまるで自宅のように行き来してんな
逆に苗木君が部屋に入ってきたら霧切さんはどうするだろう
とりあえず組み伏せる(意味深)
霧切さんは護身術に精通してるから強く感じるだけで本当はか弱い女の子なんだよ!
と考えたけど、苗木君がビビるほどの握力がある事を思い出して苗木君への同情ポイントが1あがった
き、霧切さんが精通だって!?
霧切さんは入学当初は級友として付き合いにくいと思われてたんだろうなぁ
やっぱり最初に打ち解けたのは苗木くんかな
まあ例の写真の存在を思うとなぁ
やっと受験に合格し、その他諸々の手続きが終わったので
ダンガンロンパリロードを買えたw
やっと霧切さんをvitaで観れるよー
あとハイスクールでイチャつけるううう
受験で2年位このスレやダンガンロンパの情報から離れてたけど、ちゃんと戻れて良かった
まとめサイトに行って猫ギリさんやボテギリさんとかのSSも読み漁れるのが本当に嬉しい
まあ大丈夫だとは思うがatwikiの閲覧は慎重にな
とりあえずJavascriptくらいは切っといた方がいい
ゆとりの自分語りか
>>158 おめでとさん
ダンガンロンパ霧切も忘れずにな
さすがにサンタ帽被ってるのを知らなかったは無いだろw
ダンガン霧切のエピローグででもその辺を描いてくれたら嬉しい
学園生活中も何かにつけて苗木君の個室に入り浸っていたんだろうか
ナン、デモ、ナイ
>>165 苗木君が寄宿舎の自分の部屋に帰ると何故かドアの鍵が開いていて
中で霧切さんがくつろいでいるわけか
部屋も隣りだしな
壁に穴開けて苗木部屋にこっそり行き来する霧切さん
途中でおしりがつっかえちゃう霧切さん
胸はすんなり通れたのにね、って言ってオシオキされる苗木くん
壁に穴wwwまたずれ荘かよwwwww
その穴をダイヤモンドYUKAのポスターで塞がれて二重の意味で激怒する霧切さん
壁に穴を開けたらシャワー室に
そして丁度シャワーを浴びてる苗木君
まで見えた
うわー霧切さんのエッチ!
眠れなかったんで短いけどSS書いてみたべ
駄文注意、あとナエギリなので苦手な人はスルーしてくらさい
未来機関第14支部、その一室。
液晶とキーボードがずらりと並んだ目の痛くなるような部屋が、この施設においての主な職場である。
既に日の沈んだ時間だというのに、窓のないこの仕事部屋では時間の感覚がいまいち掴みづらい。
絶望派閥や汚染空気からの防衛手段とはいえ、かつての息がつまりそうな――特に、記憶を奪われてからの悲惨な――シェルター生活を思い出すような造りが、あまり好きではなかった。
今日のように、仕事が立て込んでいて残業せざるを得ない日は特に、疲れが何割か増しで溜まる心地だ。
「……あー、やっと一区切りついた……。葉隠クンの書類、間違い多すぎだよ……地味に朝日奈さんも」
「お疲れ様。私もキリの良いところまでもうすぐだから、少し休憩しましょうか」
「あ、じゃあコーヒー淹れてくるよ」
……それでも、心身共に疲れ果ててしまわないのは、体から前向きさを促進する何らかのオーラが分泌されているのではないかと常々思っているこの同僚の少年……の様な青年の存在が大きいのだろう。
彼――苗木君と2人で残業することに決まった時、少しだけ頬が緩んでしまったことは誰にも気づかれていないと思いたい。
そんなことを考えつつも手はリズミカルにタイピングを続け、こちらも漸く一区切りつくところまで終わった。
席を立って軽く伸びをしてから、部屋の隅にあるちょっとした休憩スペースへ向かう。疲れを取る気が全く無さそうな硬いソファーに腰かけたところで、慣れ親しんだ香りがふわりと鼻孔をくすぐった。
「はい、お待たせ。ブラックでいいんだよね?」
「ええ、ありがとう。……いつも言ってるけど、確認しなくても私はブラックしか飲まないわよ」
「わかってるけど……霧切さんもたまには甘いのが欲しくならないかなって」
「そういうのはお菓子でいいのよ」
同じような内容の会話を既に何度もしたことがある。それでも、一向に飽きはこない。
彼とこうしてゆるゆるととりとめのないことを話しながらゆっくりとコーヒーを味わう時間が、とても好きだった。
娯楽要素のない無機質な機械だらけの空間や安物のインスタントコーヒーが全く気分を害さない程度には、心安らぐひと時。本人には言わないけれど。
こくりと黒い液体を飲み下して、思わずほうっと息をつく。
「そういえばさ、今日残業だって決まった時に、霧切さんなんだか嬉しそうだったけど、何で?」
「……」
何とも間抜けなことに、本人に思いっきり気付かれていた。大分観察眼にも磨きがかかってきたようで、嬉しいような悔しいような複雑な気分になる。
それとも、こちらが彼に影響されて、多少なりともバカ正直さが移ってしまったのか。そうだとしたら大変迷惑な話である。
「それにしても、インスタントの割には美味しいわよね、これ」
「あ、なんか露骨に話題そらしたね」
「あら、よく気付けたわね。苗木君のクセに凄いじゃない」
「これ以上なくバカにされてるなあ……」
「そんなことないわ、私はこれでもあなたを高く評価しているのよ?」
「はいはい、それはどうも」
露骨であっても深く追及はしてこない。適当にはぐらかす私も、適当にはぐらかされてくれる彼も、いつもの事。一種のコミュニケーションの様なものだ。それからまた、他愛無い会話を続ける。
そうしてコーヒーの残りが3分の1ほどになったとき、ふと苗木君が不思議そうな顔をして訊いてきた。
「でも……美味しいって言う割には、霧切さんってあんまり普段これ飲まないよね?」
「まあ、そうね。家でもいつもコーヒーばかり飲んでいるからというのもあるけれど……」
前から疑問ではあったのだが、確かに同じコーヒーの筈なのに、自分で淹れても特に美味しいとは感じないのだ。ついでに言うと、他の人が淹れた場合も同じである。
苗木君が淹れてくれた場合のみ、不思議と悪くない味だと思うのだ。
インスタントなのだから、淹れ方に違いも何もない。味だって同じ筈なのに。
顔に疑問符を浮かべながらそのことを話すと、彼はきょとんという擬音が聞こえてきそうな呆けた顔をした。
「ボクが淹れた時、だけ?」
「ええ。何故かしらね……物は同じなのに、よくわからないわ」
「…………それはさ」
何か心当たりがあるのだろうか。
実は違う種類を持参していたとか、隠し味を入れていたとか――
そう聞こうとした口が半端な状態に薄く開いたまま、彼のそれで一瞬だけ塞がれた。
唇が離れた時の軽いリップ音を聞いて、軽く目を見開いた間抜けな顔のままで漸くそのことを理解する。
「こういう関係だからじゃないかな?……響子さん」
――卑怯だと思った。
2人きりの時しか使わない呼称。
関係を公にしていない為、ともすれば恋人だということすら忘れてしまいそうになる色気のないこんな場所で、その破壊力は凄まじいものになるということを理解して使ったのだろうか。
嗚呼、心臓が暴れ出す。
「……苗木君の、クセにっ、……」
「名前で呼んでくれないの?」
「……職場での不純異性交遊はよろしくないわ」
そんな石丸クンみたいな、と苦笑する彼の頬を指で挟んで引っ張る。痛い痛いと顔を歪ませる様を、恐らくは赤いままの顔で睨みつけた。
甘ったるい雰囲気に流されそうになるが、まだ仕事は終わった訳ではないのだ。強引に空気を断ち切りたくて、やや温くなった残りのコーヒーを一気に飲み干した。唇に残る感触を、全て洗い流す様に。
「ほら、さっさと仕事に戻るわよ」
あえての冷たい口調と態度。そんな照れ隠しも、私達にとっては日常で。当然、彼にわからない筈もなく。
「うん。……早く終わらせて、響子さんの家で美味しいコーヒーでも飲もうか」
「……図々しいわね」
微笑ましそうな視線から逃げる様にそっけない言葉を返し続ける。
しばらくは名前で呼んであげないと胸中で呟きながら。
以上です
お目汚しスマソ
神々しいこのスレのSS職人様たちが帰ってきてくれることを祈ってるべ
久々のSSGJ!
ニヤニヤさせてもらったぜ
何だかんだ言いながら押されっぱなしの霧切さんかわいい
>>174 久しぶりのSSですな・・GJ
このスレほど職人に恵まれてるスレも滅多に見ないな
ダンロン霧切の情報も無くて最近はネタ切れだからまた盛り上げて欲しいべ
もうこのまま同棲しちゃえばいいと思うよ!
絵の方の投下も待ってるべ
五月雨は女版お前ら
霧切さんをバターにして食べたい
俺はそのままの霧切さんを食べたい
(性的な意味で)
五月雨「君たちはどいてろ!後は私がやるから」
結お姉様もこのスレの住人なんだろうか
とりあえず 霧切さんは苗木君に渡さないよ!とかいいそう
お姉様に食べられちゃうロリギリさんでも
それはそれで
>>188 こんなの出てたのか
なんだか霧切さんが魔法少女にくっ付いてるマスコットのようだw
>>174 遅くなったが乙!
駄文なんてとんでもない、堪能させてもらったよ
>>188 まさか霧切さんが苗木君よりもちっちゃくなる日が来ようとは…
カップ麺を被るだけではもはや飽き足りないのか、霧切さん
霧切さんで出汁をとったスープ…!
新ジャンル:ダシ切さん
なんとなく霧切さんのダシは味がしなさそうな気がする
霧切さんのお風呂の残り湯なら何杯でもイケるよ
先日リリースされたとある同人ゲーで、紫髪のクール女子キャラ画「○○君、ここまで言えばわかるわね?」
と言ってて思わず吹いてしまった
パロネタだったんだろうか
うーんダンロンが元ネタなのか、それともありがちなネタだったのか
もしパロネタだとしたら霧切さんもビッグになったもんだべ
何気に五七五なんだよな
苗木君
ここまで言えば
わかるわね
響子心の俳句
語呂がいいよな
一度リアルで言ってみたい
霧切さんは名台詞というか、印象に残るセリフ多いよな
苗木君のクセに生意気ね、とか
スネちゃまは偉大
苗木君のくせにっ…と言いながら
いいようにされて抵抗できない霧切さんが見たいです
胸がある・・・だと?
霧切さんは脱いだら凄いんだよっ!
個人的には霧切さんはやや小さめくらいがいいと思います
>>210 素晴らしいぜGJ!
俺も椅子になりたいです
>>210 GJ
想像以上に絵になっててワロタww
クロワッサンギリさんもアリだな!
>>210 いつもご馳走様ですGJ!
ゴスロリも似合うな霧切さん
>>210 これはいいセレ切さん 美しいビチクソが拝めそう
>>210 まさか描いてくれる方がいるとは
ありがとうございました
やっぱ衣装も髪型も似合うわ
俺も椅子になりたい
この霧切さんはSっ気五割り増しだべ
イイヨイイヨー
黒ゴスもいいが霧切さんなら白ゴスも似合いそう
舞園さんと衣装交換も見るけど、セレ切さんも似合うな。
霧切さんに蹴られて踏まれて潰されたい
こういうフリフリした服って霧切さん的にはどうなんだろ
「動きにくくて好きじゃないわ」か
「お人形みたいで悪くないわね」か
根は女の子だし
こういうのも嫌いじゃないと思う
お姉様に着せ替え人形にされて遊ばれる霧切さんが見えた
私服は今でもフリフリという可能性
スーツにフリルブラウスとか凄く似合うと思う
2のラストではパリッとネクタイ締めてたが
そこにメガネもプラスだ
某ゴスロリ探偵の服も似合うかもしれないねサイズがきついけどね
ぴくたむで七海の服を着せてみたが
これもなかなか…
パーカーなら苗木君のやつをだな
霧切「緑色のパーカーを拝借してきたんだけど、何故か背中に55って書いてあるわ……」
くんかくんか… 違う…苗木君のじゃないっ!
234 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/10(土) 06:38:41.76 ID:xjOLJJwI
最近ナエギリSSが不足してて苦しいぜ……
YOU自分で書いちゃいなよ
霧切さんは狛枝にどう反応するのかは気になる
とりあえずソリは合わなそうだが…
とりあえずソリは合わなそうだが…
狛枝は確固たる才能の持ち主+希望ヶ峰学園長の娘ということで食いついてきそう
霧切さんの方は相手にしなさそう
下手をすると霧切さんが殴ってしまいそう
偽苗木くんを見たときのリアクションも気になるな
苗木君を模倣するなんて許せないわ
すんごく動揺してくれたら俺得なんだが
不比等「苗木君は大変な謎を残していったようじゃな。響子のこ」
響子「言わせねーよ?」
だいぶ前に既出だべ
それよりダンガンロンパ霧切をはよ
アマゾンだとフィギュアは6月末日になってたな
あと一カ月半か…待ち遠しい
他のところからも出ないかなー
いやファットのも凄く出来良さげで不満は無いんだけど
>>241 あの時の様子は霧切さんも見てたのかな
もしそうなら内心腸煮えくり返ってそう
霧切「駄目!全ッ然違う!苗木君はもっとこう、前向きな感じなのよ!」
監督ギリさんとは新しいな....
2は偽苗木ならぬ偽ギリさんとかも見たかったな
偽ギリさん…
凄く愛想良くていつも笑顔とかそんな感じだろうか
まるで霧切さんがいつも愛想悪くて不機嫌みたいな書き方だな
靴下に触れられても微動だにしない偽霧切さんとな
ニセギリさん(巨乳)
二人とも表情がw
つか背景が仕事しすぎ
>>254 苗木「それはそれで見てみた・・・」
霧切「なんですって?」
こうですね分かります
ぴくたむはドヤ顔も欲しかったな
他のキャラから引っ張ってきてもいいが
頬を赤らめている霧切さんの心情を妄想するだけでご飯三杯はいけるね
推理の肝心な時に役に立たない偽切さん
偽ギリ「みんなーこんばんはー! 霧切響子でーす☆」
みたいなのが浮かんだ
超高校級の公式イラスト&原画集ってのを買ったんだが、表紙の他にもナエギリの描き下ろしイラストがあるとは思わんかった
まぁ小さめだしカラーでもないんだが
本物霧切さんと対決させてみたい
2クリアしたのに未だに偽苗木って言われると狛枝を連想してしまう
>>266 アニメのやつかい?
既出絵メインと聞いてたが描き下ろしもあったのか
>>268 初プレイ時は序盤
幸運繋がりで狛枝≒苗木
???繋がりで霧切≒日向
的な展開になるかと思ってたが全然違ってた
日向の声見た目は子供な名探偵だし
日向はパッと見が仁さんに似てるから
プレイ前は霧切さんと何か関係あるんじゃないかと疑ってたな
霧切さんが妙な薬飲まされて体が縮んでしまうSS誰か書いてくれ
じゃあ俺は妙な薬を飲まされて体が○○ってしまうSSを希望する
七海は霧切さんの関係者だと思ってた
霧切さんが七海製作に関わってる可能性も無きにしも非ず
やっぱりアニメ絵はちょっと原作に比べても幼すぎるなw
今後発売されるらしい小松崎の画集に霧切さんやら苗霧イラストがあるのを期待したい
原作の霧切さんは お姉さんっぽいよね アニメはお人形さんみたいな幼さがある
どっちにしても あんなかっこいいのに おみ足が露わになったキャラデザが可愛いべ
アニメはゲームに比べてちょっと目が大きいよね
それで幼く見える
やっぱ霧切さんはキリッとした目つきがいいよね
…キリギリだけに!
>>283 おい霧切さんが冷たい目でそっちを見てるぞ
>>277 つまり七海のバストサイズは霧切さんの願望という可能性も…?
>>285 霧切さんは笑いのツボもズレてそうだから
案外許してくれるかもしれない
セカイ☆セイフクのプレイスタートが気になるところだが
あっちのゲーム世界観で学生服、職業服、メイド服の3派閥で分かれてるから
婦警切さん以外のパターンがあるとすれば 職業服系が多いのかね?
個人的には ナース切さんが見たいです
システムがいまいちよう分からんのだが
霧切さんを自由に着せ替えできると考えていいのかね
このスレに せかい☆セイフクβテスターに選考決まった人はいるかい?
俺っちはダメだったべ あとは有志に頼むしかないベ
着せ替えは分からんが、どうやら霧切さんを脱がすことはできるようだな
先生!
バニースーツは仕事服に入りますか!?
バニーガール見たすぎるな
黒スト絶対似合う
胸の部分が余…おや誰か来たようだ
婦警切さんはストライクど真ん中だったわ
しかし探偵が警官の格好してるってのはどうなんだw
バニースーツといえば尻
霧切さんにはうってつけと言えよう
ウサミミ付けてほしい
苗木くんの趣味がバニースーツなのがバレて白い目で見る霧切さんか
逆に苗木君が着させられるんだな
>>299 好感度が高ければなんだかんだ言って着てくれるんじゃないだろか
…そうだよね霧切さん!
>>301 直接は関係ないけどカード詳細でキャラクターのスリーサイズが記載されてるね
あと自勢力のカードしか使えないみたい
ついに霧切さんのスリーサイズが明かされるのか…!?
このスレも全盛期に比べたら勢いが無くなってきたな…
この状況を打開する為にもスパチュンさんダンガンロンパ3はよ
アニメ続編でもいいよ
細く長く続いてくれればいいべ
霧切さんとの初ちゅーはよ
>>303 つまり霧切さんにメイド服を着せることはできないのか
残念
霧切さんに逮捕されたい
>>302 「それは違うよ!」のカットインの
男前な表情で頼み込めばあるいは…
どうもβ版では霧切さんには会えないっぽいな
正式リリース待ちか
>>312 霧切さんによく似てるが、エロゲかなんかのキャラか?
うん
全年齢板だからタイトルは伏せるけどエロゲかなんかのキャラ
…やっぱり似てるよな
おっぱいはデカイな
>>312 探してみたけど名前もどことなく似てたべ・・・
こりゃ変装の達人か何か?
似てるというかモロパクリなんですがそれは・・
登場人物に霧切さんだけじゃなくもこっちのパクリキャラとかも居て笑ったわ
結んでる髪が逆なだけか・・・
あとはムn...ゲフンゲフン
まあなんだ
霧切さんも有名になったってことだな、うん
そう前向きに受け止めておこう
僕の霧切さんがこんなに豊満なわけがない
銀髪ロング前髪パッツンにワンポイント三つ編みまではいいとしても
この後ろ髪の描き方はモロだなw
霧切さんが全身黒タイツに後頭部ガツーンされるのまだかな
風紀委員なのかこの霧切さんは
本編だと辛い時に苗木君に独りにしてってやったけど
その内側にいてってデレるのかな
お姉様と接していた時と比べると、本編の霧切さんは自分の弱さを人に見せようとしない傾向がより強いな
恐らくは火傷の件が関わってるんだろうけど
いずれ吹っ切れた時には、家族になるような人に対しては弱みも見せてくれるかな
「霧切…さん?」
「今だけでいいから…背中を貸してくれないかしら…」
と顔を見られない位置で涙するとかどうだろう
スクールモードで苗木君が舞園さんの話しをし出した時に
嫉妬なのか、私だって可愛いもの好きよってアピールする霧切さんに萌えを感じざるを得ない
>>328 そのあとの「憶えておいてね?」的なセリフが卑怯だと思いました。
かわいいよな
一人で平気って顔してるけど、本当は誰かに自分のことを知ってもらいたいんだよな
「少しだけ一人にしてほしいの」と言っていたあの時に
後ろから抱きしめてあげたかった
>>328 音楽室で舞園さんの話したら機嫌悪くなっていたのは覚えている。
ニア舞園さんに歌って欲しいね
霧「ふぅん、あなたも彼女のファンなのね…」
霧「別に…なんでもないわ。嗜好は個人の自由よ。」
苗(しまった…ちょっとマズイ雰囲気だ…)
かわいいものが好きアピールは購買部の人形
霧切さんがお人形好きってのはなかなかグッとくるべ
お前からの人形なんて買わないけどな
?
人形に対するリアクション→私だって可愛いものは好きよ
宝探ししよう!に対するリアクション→可愛いところあるのね
これはつまり
苗木君はかわいい(確信)
苗木より狛枝の方が数倍格好いい
購買部と言えば、「私だって可愛いものが好きよ。覚えておいてね」もいいが
香水やお香に対しての「あなたも香りにこだわりがあるのかしら?覚えておくわ」もいい
自分のことはもっと知ってもらいたいし
相手のことももっと知りたい
ということだな
他人に踏み込んではいけないと思いつつも
なんだかんだでコミュニケーションを求めてるのな
やはり霧切さんは猫型
>>340 つまり霧切さんに苗木君人形をプレゼントすればいいわけだな
>>347 そして自室に戻った霧切さんはもらった人形を満面の笑みを浮かべながら抱きしめつつベッドの上でゴロゴロしてるのか
苗木クンが他の女とデキたら病みそう。
就寝時には人形を抱きしめて眠る霧切さんか
胸熱
そういや苗木のぬいぐるみってグッズで出てたっけな
霧切さんのもほしい
霧切さん、実は手芸が得意で
人形を自作するのが趣味だったりすると俺得
さすがに手袋したまま手芸はしんどそうだなw
まあ手先は器用だろうけど
あれ、結局霧切さんのキャラソンは出なかったのか
セレスはあったから期待してたのにな
歌を歌うキャラではないから仕方ないのかな
キャラソン歌ってもそんなに違和感ないと思うけどな
普段あんまり感情を表に出さないからこそ分秘めたる思いを歌ってほしい
これから出る可能性も無いとは言えない
希望を信じるんだ
希望は前に進むんだ!
苗木とデュエットしてほしいな
359 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/20(火) 17:51:06.57 ID:rhGZCWaF
ダンロン霧切3巻はまだですか
>>358 なんかの企画で緒方日笠でデュエットしてくれたら
それを苗木&霧切のキャラソンだと思うことにする
霧切さんが歌う歌はしっとりしたバラードか
あるいは意外とアップテンポな感じか
進撃の巨人の前期EDみたいな感じかなあ
個人的なイメージとしては
前にも言われてたけど、日笠のEX:FUTURIZEという曲がなかなk霧切さんっぽい歌詞
アイドル衣装で歌って踊る霧切さんが見たい
取りあえずMMDでなら
霧切さんを歌って踊らせることも可能だべな
霧切さんのMMDは何種類かあるけど
どれも出来がよくて嬉しい
歌って踊ってる動画は結構見るけど、R18な動画は見ないのが残念です
踊る霧切さんを俺の頭の中で思い描くと、どうしても物凄い真顔でキレのある動きしてる霧切さんになってしまうんだ
>>328 スクールモードは全体的にどれも原作キャラに忠実だからなお良い
キャラ崩壊させて仲良しとかやられてもなんか違うしな
原作者のバレンタインツイートのチョコ持ってないわよ、あとで部屋に取りに来てってネタを思い出す
今日は探偵の日だったらしいな
探偵の日…霧切家ではケーキで祝ったりするんだろうか
探偵の日おめでとう霧切さん
とりあえず蝶ネクタイ型変声機とかプレゼントすればいいのかな
蝶ネクタイ型変声機で遊ぶ霧切さんかわいい
「苗木くんの声は何番だったかしら…」
rァ探偵業や捜査の為に使う
苗木くんをからかうために使う
自分のために使う
苗木君の前で苗木君の声真似して遊んでる姿が浮かぶべ
霧「それは違うよ!(苗木ボイス)」
苗「やめてよもう…恥ずかしいよ…」
逆に霧切さんの前で霧切語録を霧切ボイスで読み上げてみたい
舞台の方がどうなるか怖くて仕方ない
霧切さんに変なキャストが割り振られませんように
舞台は良かろうが悪かろうが見なかったことにするつもりだ
ああいう舞台化の類って基本的に女子向けコンテンツだと思うから
霧切さんとかは割と適当な扱いになりそうなので今のところスルーの予定
原作声優による台本朗読とかなら
まだ興味持てるんだが
ドラマCD出してくれないかな
久々に霧切さんの声が聞きたい
「立候補する?」 が聞きたいな
>>385 それは確かに声付きで聞きたい
だが、ドラマCDが出るときは、どうせならオリジナルな話をやってほしいものだ
前にやってたイベントで声優による通信簿の実演やったんだっけ
聞きたかった
日笠さんがやってる他キャラの声聞いても
全然キャラも演技も違うからイメージ崩れなくていいけども
逆に俺 霧切さんが初めて日笠さん知ったから
普段ギャグキャラってイメージなくって意外だったわ
小林ゆうさんは中の人的にジェノサイダー枠だと思いました、すいません
ダンガンロンパ出たばかりの頃はまだ日笠も新人の部類だったからな
よく受かったな
周りベテランばかりなのに
ギャグキャラばっかりやってるわけでもないよ!
日笠本人はギャグキャラだけど!
霧切さんと同じで根はマジメ
一度霧切さんではっちゃけた演技をやってみて欲しい
今でこそ業界で自分のポジションを確立してるけど
霧切さんの頃はまだけいおんくらいしか代表作がなかったんだよな
そう思うと感慨深い
霧切さんのてへぺろか…
鏡の前でてへぺろしてるところを苗木君に見られてしまう霧切さん
アンソロ4巻は全体的に霧切さんの出番は少なかったなあ
でも最後の看病話がナエギリで良かったべ
アンソロ出てたのか
霧切さんが苗木君を看病するとな
霧切さんが看病される側になったら
主導権を握られる展開しか浮かばないな
>>398 アンソロ4巻の正式の発売日は、明日の24日のはずだよ
風邪か何かで寝込んでる霧切さんというのはなかなかグッとくるな
普段の気丈な子が嘘のように弱ってるというのは実にいい
苗木君を看病する霧切さん
霧切さんを看病する苗木君
どちらもイケる
普段よりしおらしい霧切さんが見られると嬉しい
霧切ママは病弱なんだったっけ
遺伝性の病気で霧切さんもいずれは…なんてことはないよな?
おいやめろ
そんな欝展開は勘弁だぞ
色素薄いのはお母さんからの遺伝なんかね
霧切さんって生徒会の役職で書記とか似合いそう
企業とかだったら法務部あたりとか良さそう
秘書ギリさんでお願いします
霧切さんが生徒会役員になっても仕事第一でバックレそうな気がしないでもない
ナエギリss書いたんで投下
長いので駄目な人はNG使ってください
意識が鮮明になった頃には手遅れだった。
リアルな感触は当然で、ここが夢の中じゃないことは明白だ。
冷汗が背筋を伝う。
そりゃボク自身が望んでいたことだし、願望は叶った。
だけど急に現実世界に呼び戻されてこんなことってないよ……。
どうすればいいんだろう。
寝て起きたら、霧切さんに抱き付いていた時は。
霧切さんの柔らかさとは相反して、ボクの身体は硬直する一方だった。
シャツ一枚越しで、息遣いまで聞こえる距離なのに、考えていることはまったく分からない。
ただただ無言の圧力に押し潰される一方で、甘美な気持ちには到底なれなかった。
「……離してもらえないかしら」
「ご、ごめん!」
慌てて身体を離した。
平坦な声からは感情が伺いしれないが、怖くて顔を見ることができない。
しばらくは口を聞いてくれなくなるかも……。
「顔を上げて、別に怒ってはいないわ」
恐る恐る俯いた顔を上げてみると、言葉通り怒った様子には見えなかった。
一先ず安堵で胸を撫で下ろした。
……あれ? 心なしか霧切さんの耳が赤くなっているように見える。
気のせいだよね……。
「……あれ? そういえばなんでボクの部屋に霧切さんがいるの?」
「今更?」
「ははは……ちょっと状況に付いていけなくて」
「それはいきなりあなたに抱き付かれた私のセリフね……まあいいわ、これ」
そう言って差し出されたのはボクの携帯電話だった。
「デスクの上に置きっぱなしになっていたわ。
激務続きだったとはいえ、もう少し気をしっかり持ってほしいわね。
鍵も開けっぱなしだし」
わざわざ持ってきてくれたのか……。
それなのにボクは出会い頭にセクハラ紛い、というかそのものをしてしまった……。
「ありがとう……気を付けるよ」
「はぁ……それにしてもどんな夢を見ていたのかしらね。煩悩まみれの苗木君は」
ベッドに腰を掛けた霧切さんが妖艶に微笑む。
思わず胸が高鳴ってしまったが、その発言は撤回してもらわないといけない。
「ぼ、煩悩まみれって!」
「あら、ベッドの下に隠した欲望を晒されてもそんなことが言えるの?」
「あ、あれは葉隠クンに押し付けられて……なんで知ってるの?」
「……本当に隠してたの?」
訝しげな視線が送られる。
……やってしまった。
「ずるいよ……」
「……冗談のつもりだったのだけど。バカ正直なのは相変わらずね。
それにしても、あなたは自分のことを平凡だと言うけど、隠し場所まで平凡なのね……。
なんとなく理解できた気がするわ」
今日日こんな古典的なことをする人は逆に珍しいんじゃ……。
でも、探偵の霧切さんが言うのなら正しいのかな?
……違う気がする。
「どちらにしても、さっきまで私の胸に顔を埋めていたあなたが否定できるのかしら」
「否定できないけど……でもそういうことじゃなくて……」
「そう、私じゃ満足出来なかったのね」
霧切さんが身を乗り出し、ベッドの下に腕を伸ばそうとしている。
あれを見られるのはまずい……慌てて腕を掴んだ。
「それは違うよ! その、霧切さんの夢を見ていたんだし……」
「えっ?」
……焦りでつい口に出してしまった。
からかっていた霧切さんも不意を突かれた様子だった。
ボクは恥ずかしくなって視線を逸らしてしまった。
あんな夢を見たのは疲労が溜まっていたせいだろうか。
帰宅してからは、上着だけを脱いで、早々にベッドに身体を投げ出した。
ここ数日の激務から解放され、休日を迎えられるという安堵感を味わう暇もなく、
あっという間に意識は沈んでいった。
そうして見たのはあのコロシアイ学園生活の夢。
何故だか夢だとはっきり認識できて、身体も動かせるのに、
引きずっていくと決めたボクの意識が、忘れないために刻み込ませようとしているのか、
凄惨な殺人がハイライトで流れ続け、ボクはそれを眺めていることしかできない。
血の臭いに嫌に慣れていき、気の遠くなるほどに仲間の死が繰り返される。
擦り減っていく精神に耐えきれず、ボクはあてもなく逃げ出した。
何処へ行くのかも分からぬまま、学園生活の記憶の中を無我夢中で疾走した。
そんな時、誰かがボクの手を掴んだ。
振り向いた先にいたのは、霧切さんだった。
「――ということだったんだ。なんか霧切さんにはいつも助けてもらってばっかりだね」
「……別に私は何もしていないわ」
「でも本当に来てくれるなんて思わなかったなあ。あの頃から急に部屋に入ってくることはあったけどさ」
「悪かったわね」
「い、いや責めているわけじゃなくて……むしろ頼ってもらえて嬉しかったかな……」
「……呆れるほどのお人好しね。ほんと、心配になるぐらいの」
「そうかなぁ……」
霧切さんに頼ってもらえたから嬉しかったんだけどな……。
「でも、結局どうして抱き付いてきたのかしら」
「それは……その……」
「隠すのは結構だけど、バカ正直のあなたにはお勧めできないわね」
またバカ正直って……。
もう否定する気もないし、なぜか親しみすら感じてしまうけど。
「霧切さん、すぐ何処かへ行っちゃうからさ……無性に寂しくなったんだ……」
自分でも情けないとは思うけど、紛れもない本心だった。
まともに霧切さんの顔を見ることができないけど、呆れているだろうか、笑っているだろうか。
それとも口を開かないということは引いているのだろうか。
いずれにせよしょうがないことだし、苦笑いを浮かべるしかなかった。
「霧切さん、今日はありがとう。お蔭で本当に助かったよ」
「……苗木君」
「えっ?」
気が付くと、ボクは霧切さんの腕の中に引き寄せられていた。
やっぱり柔らかい……じゃなくて!
「きり……ぎりさん?」
「少なくとも、今夜はあなたの傍にいるわ」
霧切さんの匂いが一杯に広がる。
確かな力で、ボクは抱き締められていた。
急な出来事に思考がついていけない。
真っ白になった頭が、明後日の方向へ回転している。
ある程度の平静を取り戻させたのは、霧切さんの手だった。
ゆっくりと、ボクの頭を撫でていく。
行ったり来たりをする動作が繰り返されるたびに、目頭が熱くなりそうだった。
……おかしいな、どうしてなんだろう。
確かな膨らみも押し付けられ、言葉も甘い響きを持っているはずなのに、
なぜだかボクはそういう気持ちにならなかった。
魅力がないというわけでもないし、むしろその真逆だ。
しかしあるのは、それとは程遠い感情だった。
ボクは、安心していた。
「霧切さん……大胆だね……」
「苗木君ほどではないわよ」
「そんな事言われたら誤解しちゃうよ」
「そういえば苗木君も男の子だったわね、さっき確認できていたことだったわ」
「そういえばって……」
「でも私は、あなたのことを信頼しているから」
「なんか逆にヘコむなぁ……」
「それなら襲ってみたらどうかしら、拒みはしないわ」
「そ、そんなことしないよ!」
「そう言われるのも悲しいものね……」
「……霧切さん、ボクで遊んでるでしょ」
「今頃気づいたの?」
霧切さんは軽く微笑み、ボクをトンと押した。
抵抗せずにベッドに身体を預けると、左に霧切さんも倒れ込んできた。
「服、皺になっちゃうよ」
「別に構わないわ……もっと大切にしたいものがあるから」
ボクの左手が霧切さんの両手に包み込まれる。
しっかりとした力で握られて、気持ちが落ち着いていく。
これ以上言葉を紡ぐこともなく、静寂が訪れた。
いつもと同じ部屋、いつもと同じベッド、いつもと同じ静けさ。
違うのは隣にいる人だけ。
たったそれだけなのに、なぜこんなに満たされているのだろう。
分かり切った答えを出すこともなく、心地よい倦怠感に身を任せた。
忘れていた疲労も相まって、重たくなっていた瞼を閉じた。
霧切さんの姿が見えなくなっても、確かに繋ぎとめられた存在を感じ、
ボクの心を安定させているようだった。
ゆったりと、意識はまどろみの中へ沈んでいった。
……あれ? なんか左手に圧力を感じる。
これではまるで握り潰されるような……。
「き、霧切さん、痛いよ!」
「ご、ごめんなさい」
反射的に目を開けた。
向かい合った先には、珍しく狼狽した様子の霧切さんが見える。
「……どうしたの?」
「……別に、大したことではないわ」
……そうは見えないけど。
霧切さんは、表面上は落ち着きを取り戻しているようだった。
だけど、その仮面の裏に隠されている真意は計れない。
それでも、ボクには言えることがあった。
「それは違うよ」
「……なぜそう言い切れるのかしら」
「……霧切さんのことだから、分かるんだよ」
「理由になってないわね……」
矛盾を撃ち抜くわけでもなく、論理性の欠片もない。
学級裁判においては何の効力も持たないもの。
だが今この場においては、彼女の言葉を砕く弾丸になってほしかった。
「私は……あなたのことが理解できない」
長い沈黙の後、苦しげに呟かれた声は、やっとの思いで絞り出した嘆きに聞こえた。
「私は、他者との関わりを絶ってきた。情を抱いたら判断を見誤ってしまう。
……それに、背負う物の大きさも知っているから。
でもあなたはその重さを理解していながら、手を伸ばすことをやめなかった。
私のような信用し難い人間でも同様に……そして全てを受け止めて背負ってしまう。
……想像しただけでも押し潰されそうになる。私には、たった一人でも重すぎる」
「霧切さん……ボクは……」
――そんな大仰な人間じゃないよ。
続けようとした言葉は、頬に添えられた手に遮られた。
「でもね、苗木君」
確固たる意志を持った、紫色の瞳がボクを射抜く。
先ほどまでの揺らぎはもう感じられず、見つめられるとそれだけで有無を言えなくなってしまう。
置かれた苦境にも屈せず、悠然と立ち向かう強い光を宿したそれは、
ボクが惹かれた霧切さんそのものだった。
「あなたのことだけは、私は背負いたい」
霧切さんが笑う。
「苗木君、ここまで言えばわかるわね」
「ちゃんと、最後まで言ってよ……」
「いつもの苗木君なら分かってくれると思うのだけど」
分かるとか、分からないの問題じゃないよ……。
もしかして自分で言うのが恥ずかしいだけなんじゃ……。
「まあいいわ……私は、苗木君のことを支えたい」
えっ、そういうこと?
勝手に舞い上がっていたボクが恥ずかしくなってくる。
……もちろん凄く嬉しいんだけど、なんだろうこの気持ち。
「……それに、さっきも言ったように、私のような素性も明かさない人間を信じ込むような、
危ういあなたを放ってないわ」
「それは違うよ、霧切さんだからボクは信じたんだ」
「……よりにもよって私とはとんだ物好きもいたものね」
気恥ずかしかったのかそっぽを向かれてしまった。
「そうかなぁ……霧切さん、凄くかわいいのに」
「……なんで今そんなことを言うのかしら」
「えっ? い、いや、つい思ってたことが口に出ちゃったというか……」
「からかうのは結構だけど、もうちょっとマシなやり方をしたらどう?」
今回はからかったつもりは無かったんだけどな……。
機嫌を悪くしてしまったのか、霧切さんは黙り込んでしまった。
コーヒーでも淹れてくれば機嫌を直してくれるだろうか。
気だるい身体に鞭を打って、取りあえず起き上がった。
……えっ?
横向きのまま身体を起こした結果、視界に映されたのは、真っ赤な顔をした霧切さんだった。
「き、霧切さん、もしかして照れてるの?」
「……苗木君」
凄まじいプレッシャーが発せられる。
……言うんじゃなかった。
「コーヒー」
「えっ」
「コーヒー、いいわね」
「う、うん!」
逃げ出すように部屋を出た。
コーヒーを持って戻った後も、張り詰めた空気は変わらなかった。
手持無沙汰にコーヒーに口を付けるも、熱さで中々進まないのが辛い。
恐る恐る霧切さんの方を見ると、表情もなしに、優雅とも言える動作でカップを口に運んでいた。
「何を見ているのかしら」
「い、いや……」
「もういいわ……私が大人げなかったわね」
「ち、違うよ! ボクのデリカシーが足りてなかっただけなんだから」
「そうやって下手に出るのはあなたの悪い癖よ。悪いのは子供騙しのからかいに動じた私なんだから」
霧切さんはカップを置くと、大きな溜め息をついた。
「……前科があるから信じてもらえないかもしれないけどさ、霧切さんがかわいいって言葉は嘘じゃないよ。
あの時だってまるっきり嘘ではなかったし……」
「……あなたのバカ正直さが恐ろしく思えたのは初めてだわ」
霧切さんはそう言うと、ベッドに顔を埋めてしまった。
顔を見られたくないのだろう。
きっとボクの顔も酷いことになっているだろうから丁度良かった。
とりあえずカップを片づけて、台所で洗った。
部屋に戻ると、霧切さんはベッドの上で寝息を立てていた。
……無防備だなぁ。
隣に寝そべってみてもビクとも反応しない。
それだけの信頼を勝ち得ていることは嬉しいけど、男性としては意識されてないのかな。
さっきも『そういえば苗木君も男の子だったわね』なんて言ってたし……。
「なんか悲しくなるなぁ……」
「なにが悲しいの?」
「お、起きてたの?」
思わず身体を起こしてしまう。
同様に霧切さんも上体を上げた。
「寝ようにも寝られるものではないわ……苗木君の匂いがして」
「ご、ごめん。嫌だったよね」
「……そんなこと一言も言っていないけれど。それで、何が悲しいのかしら」
「大したことじゃないよ……」
「それは違うわね」
「……どうして?」
「苗木君のことだから、分かるのよ」
自信に満ち溢れた笑みで、オウム返しをされてしまった。
「というより、あなたは分かり易すぎるのよ」
「ははは……」
乾いた笑いしか出てこなかった。
「あなたのことを支えたいと言ったことに偽りはないわ……。
私に、出来る限りの協力はする」
「……霧切さん、ちょっとごめん」
さっきボクがされたように、霧切さんを思いっきり抱き締めた。
「な、苗木君?」
「霧切さん、ボクだって男なんだよ?」
今ここで口に出すまで、この言葉が持つ切実さを理解出来ていなかった。
悲しくなるなんて、ただの軽い嘆きのつもりだった。
それがどんどん膨れ上がって、気が付いたら霧切さんを抱き締めていた。
実際には、ボクはこんなにも焦がれていた。
「ボクはナヨナヨしていて、小さくてひ弱で、キミを引っ張っていくこともできないけど、
それでも男なんだ……」
「……だから?」
霧切さんはどこか柔らかい声色で言葉を発すると、
ボクの背中に腕を回した。
その力は抱く、というよりは、受け止める、という表現が合っていた。
「だからって……」
「だいたいナヨナヨしていてなんて言っているけど、あなた妙なところで押しが強いし頑固じゃない」
「そうかなぁ……」
「そうよ。あとそうね、選択肢として、小柄で体格も良くない男性よりも、
大柄で体格もいい男性の方が、男性らしさや、包容力を感じるものなのかもしれない。
でもね、苗木君、私の選択肢にはあなたしかいないの」
「霧切さん綺麗だからモテるんじゃ……」
「かわいいの次は綺麗?」
「い、いや本当のことだよ……寧ろこっちの方が合ってるんじゃないかな」
「……そう、ありがとう。でも私がモテるかモテないかなんてどうでもいいのよ。
どちらにせよ変わらないわ」
「どういうこと?」
「……たまには自分で考えたらどうかしら?」
いつも『ここまで言えばわかるわね』とか言われている気がするんだけど……。
「それに、引っ張ってもらうなんて私はお断りよ。
私は、自分の道は自分で決めたい」
霧切さんらしいな……。
妙に納得してしまった。
「でも、道を示してくれる人は好きよ。自ずと希望を溢れさせるような」
霧切さんが、ボクの肩を軽く掴んで離した。
「ここまで言えばわかるわね? ……というより、これ以上言わせないで」
抱き締めていた時には見えなかった、霧切さんの顔が目の前にあった。
横を向き、ポーカーフェイスを装っているように見えるが、
確かに上気した頬の赤さは隠せていなかった。
……霧切さんがこちらを見ていなくて良かった。
とてもじゃないけど見せられない顔をしているだろうし、
心臓の高鳴りを抑えられる自信は皆無だ。
でも、ボクには顔を見合わせて言わないといけない言葉がある。
人生でこんなにも緊張したことはあっただろうか。
命懸けの学級裁判も、オシオキで机に座っていた時も、
今ほどの心拍数を記録していたのだろうか。
……違う。
ボクのハイライトは今、この場所だ。
勘違いかもしれない、拒絶されるかもしれない。
それでも、この想いを伝えないと、ボクは膨れ上がった言葉で破裂してしまう。
そんな妄想すらリアルに感じた。
膝の上にある、霧切さんの両手を包んだ。
触れた瞬間、霧切さんの身体が小さく震えた。
手袋越しにしか触れられない手。
でもいつかは、この向こうへ辿り着きたい。
その場所に行くためには、この一歩が不可欠なんだ。
「霧切、さん」
途切れながらも、なんとか声は震えずに出た。
霧切さんがこちらに顔を向けた。
綺麗な人、自然にそんなことを思った。
出会った時と変わらない、感情を表さない顔。
でも今のボクは、霧切さんのいろんな顔を知っている。
ボクをからかって笑う顔、自信に満ち溢れた笑顔、照れた顔、
驚いた顔、拗ねた顔、……父親のことで歪める顔。
でも、まだ足りない。
もう一つ、出会った時と変わらないのは、ボクの貪欲な感情だった。
もっと霧切さんのことが知りたい。
愛おしい全てを理解し、共に歩んでいきたいと強く願った。
見つめた瞳は、夜の波打ち際のような穏やかさを宿している。
しかしなぜだろう、ボクには、霧切さんの感情が、
大きく波打っているのが分かる気がする。
交差する視線、繋がれた手、覚悟は済ませた。
残ったのは、シンプルな言葉だけ。
「ボクは、霧切さんのことが好きだ」
「……私も好きよ、苗木君」
霧切さんは、初めて見せる笑顔で、ボクの告白に答えた。
「……やっと告白してくれた」
「えっ?」
「苗木君はずるいのね……私は今日だけで三回も告白したのに」
三回……? ええっと、さっきのやつと、道を示してくれる人のところ……?
あとは……。
「……もしかしてボクのことを背負いたいって言ってくれた時?」
「一世一代の告白のつもりだったのに傷ついたわ……」
「ご、ごめん! でもボクも舞い上がっちゃってて……」
「冗談よ、それにあなたが謝ることではないわ。……要は、私の我儘だから」
「我儘……? どういうこと?」
「……訊くの?」
「い、いや無理に言わなくてもいいよ」
「そう……」
「……」
「気になるのね……」
「言いたくないなら言わなくていいよ……訊こうっていうのもボクの我儘でしょ?」
「私から言い出したことよ……気になるのはしょうがないわ。
まあいいわ、つまり……」
「……つまり?」
「つ、つまりあなたから告白して欲しかったのよ……」
「ボクに……?」
「あなたはさっき、自分は男なんだって言っていたけど、
……私も女の子なのよ。覚えておいてね、苗木君」
おわり、連投規制わからない
スクールネタ多かった気がする
久々のSSGJ!
寝る前のいいもの見れたぜ
二人とも可愛いのう
久々のSSだぁあああ!!!しかも超超超超超高校級!!
回り道具合がまさにナエギリで最高にニヤニヤさせてもらいました!
本当にありがとう!!!
GJ! いいナエギリだ
このモダモダ感が素晴らしい
GJ! 甘すぎて最高だわ
飲めもしないブラックコーヒー淹れるハメになったじゃねーか!(歓喜)
平坦な声を平坦な胸に空目してしまったのは秘密だ
それはともかくGJ
この若干めんどくさい不器用さが実に霧切さん
大好きだ
ここに至ってなおSSの火が途絶えないのは有り難いことじゃ
職人さんに感謝
さて寝る前にもう一度読み直すか
これで月曜日に頑張れる
お休みオマエラ
この二人はキッスに至るまですら焦れったいことになりそう
だがそれがいい
(キスしたいけど…キスしていいのかな)
(キスして欲しいのに…キスしてくれないのかしら)
と互いに思いながらずっと向かい合ってそう
自分から唇を奪いに行く霧切さんはありませんか
キスする瞬間はポーカーフェイスだけど
その後たちまち赤くなりそう
今度出るフィギュア、超高校級のバスケット選手に見えないこともないなw
バスケットボールが台座に転がってるだけじゃないかw
まあ二の腕むき出しなバスケユニフォーム姿の霧切さんは見てみたいが
霧切さんでバスケというとダンロン部が思い出される
あれは声優ネタってことでいいんだろうか
デザイン的にはかなりいいと思うが、霧切さんには何の
関係もないよね、ボール。カピバラが寝てたら萌えた。
カピバラをもふもふしてご満悦の霧切さんか…
本編に出てこないからなあ、カピバラw
カピ霧さん…
霧切さんと動物園にカピバラ見に行きたい
動物園デートとな
霧切さんは動物は好きなんかね
モノクマきぐるみのイラストのせいか 動物コスに目覚める霧切さん
ギャラクシーエンジェルのミ○トさん 張りのコスプレ姿が拝みたいです
そんでもって きぐるみ脱いだ後にタオルやポカリを与えて うちわをあおいであげたい
霧切さんと動物園行ったらいろんな動物蘊蓄披露してくれて楽しそう
今月の少年エースのダンガンロンパ漫画について報告するですべ!
今月話はカップ麺切さんから 最後の学級裁判スタート目前までだったべ
さあ ここからが重要だが今月の霧切さんは
おみ足披露切、カップ麺切はもちろんのこと
「あなたのことを信用してたのよ」のテレ顔付きだべ!!!!
こりゃもう公式ナリギリだっぺよ!あと父親の部屋で一人にさせて
のところで なんかしんみりした顔してたっぺよ
今月の少年エースは7月号だから ぜひ見てほしいだべ
報告乙
しっかり描いていただけたようで何よりだべ
生物室のやりとりは?
照れギリさんとな
これは買わねばなるまい
苗木君のフィギャー原型が来たからこれと来月発売の霧切さんとで並べられるお…
と思ったらメーカー違げぇ、泣いた。ねんどろいど霧切さんマダー?
苗木もフィギュアでるのな
背中合わせの指差しポーズで霧切さんも欲しい
同スケールで並べられるようなのが欲しいよな
かわいい
なんだかんだで結構いろんなところからフィギュア出てるけど
やっぱり同じところで揃えたいよな
phat霧切さんの台座に付いてるモノクマをねんどろ苗木に入れ替えればよろしい
霧切さんフィギュアもあと1カ月ほどか
売上次第でねんどろやフィグマに繋がってくれるといいのだが
こう…キャストオフできるようなやつをお願いします
7月もダンガン霧切3は無しか
残念
通常服とスク水とブルマとお風呂ギリさんとモノクマきぐるみと
ロリギリさんと中学生ギリさんと未来機関ギリさんとセーラー服と
希望ヶ峰制服(夏冬コート)と婦警服で霧切コレクションやってほしい
素晴らしいな
本当に出たら諭吉さん突っ込んじゃうよ
茶下「僕なんて口に諭吉さん突っ込んじゃうよ」
リロード特典の三つ編み非ロリギリさんも頼む
ダンガンロンパ霧切の3巻はまだかァああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
私服の霧切さんも見てみたい
何かの機会に描いてくれんものか
パンツを脱いで苗木君に渡す場面をフィギュア化してほしいです
スク水もいいが普通の水着も見てみたい
>>462 私服は見てみたいな
普段の着こなしからして、さぞやお洒落に違いない
ノースリーブのブラウスにホットパンツとか
そんな感じのラフな夏服姿が見たい
私服の時も常にネクタイを締めてそうなイメージだわ
私服はループタイなイメージがあるな
アクセサリー的な側面もあるし
霧切さん絶対助手のコスプレ似合うな
雰囲気も近いし
お姉様と同じことを言うのねとか言わせたい
助手の死にざまの物真似は心臓に悪いからやめよう
苗木君がお姉様と同じようにいなくなってしまうんじゃないかって…
ダンガン霧切は最終巻でお姉様死ぬんだろうなぁ
家に帰ると必ず霧切さんが死んだふりをしています。
>>473 アンソロジーとかでも貧乳扱いされてたけど
どちらもCカップはありそうだけどね
せかいセイフクで年齢や血液型、出身地、特技、趣味
それにスリーサイズがわかるようになるはずだし
これからは貧乳扱いはされなくなるはず
例によって???になる可能性も…
ねらーな霧切さんか…
スリーサイズは知りたいところだ
主に尻を
学園時代も同級生に霧切は控えめとか思われてたんだろうか…
「それは違うよ!霧切さん、脱ぐと意外とすごいんだよ!」
着痩せネタは結構多そうだが
霧切家の人間は目立たないように生きていかなきゃならないからね
仕方ないね
水着の時は結構あったな
やはり着痩せするタイプか
・人形集め
・人間観察
・苗木君をからかうこと
霧切さんに観察されたい
やはり霧切さんは苗木君をいじっている時が一番輝いていると思う
そういやせかいセイフクの世界観は結構未来の話みたいだね
あと、少ないけど生き残りの男子もいて「種の保存の最後の希望」と呼ばれてるらしい
プロフィールには○○系女子と人によって呼称が違うけど
霧切さんは何になるかな
探偵系女子(安直)
カラーリング的にはさくらちゃんのが銀髪イメージなんだが
霧切さんとはどう違うんだろう
もはやあれは銀というより白というか
霧切さんの髪色はシルバーブロンドのイメージ
髪はお母さんの遺伝かね
一応お祖父さまも銀髪だけど
霧切さん、イメージカラー薄紫って感じだけどね。
娘にもし髪色が受け継がれなかったら苗木くんピンチ
娘「なんで私の髪はママ見たいな綺麗な色じゃないんだろう…」
母切「私はあなたの髪、パパにそっくりでステキだと思うわ」
娘「いつもお仕事ばかりのパパになんて似たくないもん」
どちらかと言えばお仕事ばかりになりそうなのは霧切さんの方という気がしないでもないべ
父方だろうと母方だろうと アホ毛だけは絶対に受け継ぎそう
銀と紫というカラーリングがいいね、霧切さんは
高貴さとミステリアスさが際立つ
銀と紫のカラーリング…ビギナ・ギナ?
仁「しかも脳波コントロールできる!」
お姉様の話を霧切さんしないかな
私の知り合いの話なんだけどって感じで
瞳の色は父親譲りみたいだけど
やっぱり霧切さん的には気に入らなかったりするのかな
お祖父さまと同じ瞳の色なら誇りに思うんじゃないかな
母が嫁で父が祖父直系だっけ
>>508 そのようだ
銀髪がお母様譲りなら、もしかしてお母様は外国人だったりするのかもしれん
親父がどうやって奥さんつかまえたのかもちょっと気になるな
恋愛結婚だったんだろうか
霧切さんの母親って病弱だったんだっけ?
なんか最近自分の妄想が捗りすぎて勝手にイメージを作り出してしまうから困る
霧切さんが貧乳だとか
かわええ
霧切さんの出番少ないと聞いてスルーしてたけど買うか
>>511 ロン霧で霧切さんが母が病弱だったって言ってた
素晴らしいな
だがチラッと映ってる書棚の本のタイトルがちょっと不穏だw
>>511 妄想は自由なんだぜ
なんならぶちまけてくれても構わない
ちょっとアンソロ買ってくる!
ロリギリさんはこんな感じの天真爛漫な子だったのだろうか
今の霧切さんに当時のビデオ映像とかを見せてみたい
また君か…よくやった
>>521 素晴らしいGJ!
これが餌付けってやつか
くつろギリさんかわええ
ご馳走です
おれも霧切さん飼いたい
>>521 まじGJ!
苗木君の服がジャストサイズ・・・だと・・!?
ジャージギリさんか…これもまた味わい深い
というかこれ泊まっていく気満々ですよね!?
>>521 記憶が確かならばいつぞやの尻切さんにはお世話になりました。
服を借りたってことは着てた服を脱いだってことですよね…
霧切さんが着た服は 後で苗木君が合法的に臭いをかぎまs ん?こんな時間に誰だ・・・
>>530 霧「シャワーを貸してもらったわよ、苗木君」
ということだな
>>532 やっぱり泊まっていく気満々じゃないですか!
洗濯も苗木君がするんですかね
羨ましい
>>534 で、苗木君は洗濯機に入れる際ドキドキしてしまうんですねわかります
ただし靴下は霧切さんが自分で洗濯します
パンツはOK
靴下はNG
価値観が違うギリ
はたして霧切さんの過去に何があって靴下はNGになったのか…
ダンガンロンパ霧切で言及されることはあるのだろうか
おじい様の足が凄く臭かったとか…
苗木君が帰宅するとエプロン姿の霧切さんが台所で包丁をトントンやってる
そんな未来はないんですか
やっぱり結お姉さま関連じゃないかな
お姉さまは足に自信あるみたいだし
つまりお姉さまの足は臭い…?
それは違うわ!
嫌がる霧切さんから無理矢理靴下を剥ぎ取りたい
そして無理矢理ペロペロするんですね
分かります
ペロペロしてない方の足のカカトが
脳天に打ち下ろされるところまで見えた
それはそれでご褒美です
靴下も手袋と同じく、身体の末端を包むものだから
とか、そんな理由かもしれない
パンツはスカートは居てるおかげで空気が通ってて換気されてるけども
ブーツだと靴下ムレムレだよな
つまり 生足になればいいと思うんだ、うん
いまのところ公式の生足ギリさんはプールの写真くらいか
靴下→見られて恥ずかしいものではない
素足→水泳の授業で普通に見せてる
つまり「靴下を脱がす」という行為がアレなんだろうか…
靴下を脱がされることにトラウマでもあるのか?w
>>553 これはますます脱がさない訳にはいかなくなったな
霧切さんにはロングブーツがとても似合っていると思うが
同時にもっとおみ足を晒していただきたいとも思う
悩ましい
>>546 実行する前に捻り上げられる姿しか想像できんな…
逆に考えるとだな
デレギリ「私の靴下を…脱がせてもいいわよ…///」
的なシチュエーションも考えられるわけだな
あなたの靴下を私に脱がさせて欲しいの
そんなプロポーズ
取りあえずお姉様からの贈り物であるところのビトロにはトラウマも抵抗も覚えないようで良かった
少なくともお姉様と苦い別れをするわけではないと思える
しかし同性に赤い薔薇を贈るってわちょっとどうなんだ
と、思わなくもない
霧切さん的にはストッキングはどうなんだろう
靴下と同じくNGなのか
未来機関でのスーツ姿は 生足だったけども肌色のストッキングではなさそうだな
1のブーツに見える靴下はハイソだったのに いったい何があったんだべ・・・
いやまあパンプスにソックスは流石に無いだろうw
>>565 それを踏まえてもお姉さまからは百合臭がしたな
お姉様はちょっとシスコンなだけだから(震え声)
魚住にも好反応だったのはきっと気のせい
569 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/06(金) 00:55:28.66 ID:odzrIyNg
とりあえず霧切さんにはそっちの気はなさそうで
安心したような残念なような
ダンガン霧切では
「私は妹の代わりなの?」という台詞が一番キュンときた
霧切さんは妹キャラだった
ということを苗木君に暴露したい
霧切「誠お兄様…」
そして苗木くんに髪結ってもらうのか
……アリだな!!
>>573 こまる「霧切さん!妹の座は渡しません!」
実際、霧切さんの方が年下の可能性もあるんだよなあ
苗木君とロリギリさんの組み合わせは実際見てみたい
ショタ木君とロリギリさんの邂逅はありませんかね
>>580 こうやってPVで動いてるの見ると、
霧切さんも3Dモデルで動いてるところが見たくなるなあ
ローポリなのに二次元絵の雰囲気が出てる
最後に出てくるシルエットに車椅子の人がいるっぽいけど
龍造寺さんだったりしないよな
裏モードで絶対探偵少女が遊べるって信じてる
霧切さんはでてくるのかなあ
チラッとでも出てきてくれると嬉しい
希望を捨てちゃダメだ!
ジェノさんが出るんだから、霧切さんだって出てくれるよ!
バリツでモノクマをばったばったと薙ぎ倒す霧切さんが見たい
こまるちゃんは思ったよりも普通の子っぽいな
霧切さんがどう接するのか見てみたい
お姉さまぶりたい霧切さんを希望します
兄貴を巡ってキャットファイトでも可
3Dモデリングでも結構小松崎絵の雰囲気を再現できるもんだな
霧切さんも是非出演願いたい
仮に霧切さんが出るならジェノみたいに若干髪型の変わった霧切さんが見られる
…かもしれない
続編とかに出たらイメージ一新するキャラとか多いよね
スーツ切さんもいいけど、髪を短くしたショート切さんとかも見てみたい
髪の結いかたに意味がありそうだから無理かな…
ショート霧切さんは資料集のラフデザインの中に描かれてたな
あっちもなかなか似合ってたべ
2で髪型変わってなかったから、絶女でもあんまり思い切ったイメチェンはできないんじゃないかね
ポニテとか、髪の結い方を変えるくらいか
>>597 あのショートギリさんは良かった
眼鏡掛けてる絵もあったよな
霧切さんは本編中に髪を切る案もあったんだっけ
ショートも似合いそうだから見てみたかった
霧切さんが髪を切る時は…
失恋した時とか?
推理で犯人を追いつめて自殺させてしまった時かも
そういやダン霧1で犯人連れて行かれたとき悔しがってたもんな
追い詰めて殺しちゃったら探偵のプライド的に相当ショック受けるだろうな・・・
だからみたいです。(ゲス顔 あれ・・・金田一少年・・・坊主・・・?
中一のロリギリさん時点で既に今の霧切さんと同じくらいの髪の長さはありそうだから
もしかして一度バッサリ切ってるのかもな
髪を切るとしたらやはりお姉様絡みか…
以前このスレで坊主の霧切さんを見たことがあるが
さすがに坊主は嫌だな
ショートもいいがおかっぱもアリだなあ
右下は見なかったことにする
610 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/09(月) 18:38:21.81 ID:xSu5/ftk
苗木ばかじゃないの?
肛門はゲイにもレズビアンにもノンケにも昆虫にもついてるけど
ゲイ同性愛者は肛門にチンコや腕を出し入れしたりアナルセックスするから 肛門が開いて社民党にケツマンコオープンリーゲイ議員もいるんだよ?
まずはホモ疑惑があったら肛門を見てみようよ!
, イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:リ
/:.:.:.:.:.:.:.:._:.:.:/
{_rーイ_ ̄:.:.:.:. ̄`丶
ノ´:.:.:.:.:´:.:.: ̄`:.:.:.、:.:.:.:.ヽ
/:.:/:.i:.:.:.:.:.:.:.:.ー-ミx、:.:.:.:.:'.
{:.:/:.:.:八:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:.:.:. ハ
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,ノ::::::::::::/j「!::::}} _}}::::「l:{::::::::::::::'.
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/:::::::::::::廴::::::::::::::/ー―――---}}:::::::::::::::_)、::::::',
{:::::::::::::/:/::「::丁::{ |/ ∧::T:::丁::::::ヽ:::::|
坊主はあれだがベリショならアリかもしれん
でもやっぱり霧切さんはロングが一番だと思います
やっぱりロングにこだわりがあるのかね
探偵業ならさっぱりした動きやすい髪型の方がいいだろうに
お嬢様だからさ
カスだな
>>612 譲れない乙女のこだわりってやつなんだろう
探偵であるのと同時に女の子でもあるからね
616 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/10(火) 01:07:36.35 ID:BxmqW8q0
こだわりと言えばブーツもだな
走りにくそう
あのブーツ厚めでかっこいいよね
ペラいブーツばっかり持ってる女の子には見習って欲しいべ
>>617 ゼロだと普通に全力ダッシュしてたな
あの時もブーツだったかは定かでないが
ブーツといいネクタイといい手袋といい
霧切さんは小物のセンスがいい
一番ファッションセンスある気がする
たぶん一番のこだわりポイントは三つ編みのリボン
>>618 だが、あんなかっちょいいブーツが似合う女の子はなかなか居ないと思う
霧切さんのブーツを見ていると
どうしても「踏まれたい」という願望が抑えられなくなります
霧切さんの目の前でナイフか何かを振り回しながら暴れたら、
護身術で制圧された後に踏んでもらえる……かもしれない
制圧された時点で気絶してるかもしれないじゃないですかやだー
やっぱり幸せ投げだな
フランケンシュタイナーとな
…霧切さんならやれそうな気がする
霧切さんが苗木君に髪を結ってもらうのまだかな
苗木君に過去を話すのはよ
霧切さんに腕ひしぎ逆十字されたい
今週のファミ通で絶対絶望少女の情報がくるみたいだが
霧切さんのお姿も拝めるといいなあ
外の世界は危険だから、霧切さんは苗木君護身術を伝授してあげるべきだと思います
こう…手取り足取りで
密着状態でな
霧子さんが絶対絶望少女に出るなら、銃で戦う遠隔キャラだろうか
それともバリツで戦う近接キャラだろうか
近接の方でお願いします
ハイキックとかしてくれるとありがたいです(アングル的な意味で)
霧子ってダイミダラーかよ
霧切さん出番あるよね
>>637 霧切さんが苗木君と離れ離れになって自暴自棄の戦闘マシーンになっちゃうのか
霧切さんとオリエント急行に乗りたい
ここまで言わないと…わからないの?と顔を真っ赤にしながら
苗木くん黒幕エンドだったら自暴自切さんになってそうだ
それはそれでちょっと見てみたかったする
まあ霧切さんには幸せになってもらうのが一番だけどさ
身も心もボロボロになって、それでも一人で突っ走る霧切さんください
今日は恋人の日らしいわよ、苗木君
恋人の日(Dia dos Namorados)(??ブラジル・??日本)
ブラジルにおいて縁結びの聖人とされるアントニオの命日の前日であり、
当国では恋人同士でフォトフレームを贈り合う習慣がある。
日本でも普及を狙い1988年に全国額縁組合連合会によって制定。
プレゼント交換とか霧切さん意外と好きそう
(ただし心を許した相手に限る)
お姉さまと苗木君しかいないじゃないですか
やっと復旧したか
霧切さんは写真に映るの好きじゃなさそうな印象だな
前にも言われてたけど、ゲーム内で出てきた写真を見ると撮られ慣れてなさそう
VFBの描き下ろしの写真ではいい笑顔じゃった
なんだかんだで毎回カメラ目線な霧切さん
カメラ切さん
ああ見えて思い出は大切にする子じゃないかと思う
写真を贈られたら大事にしそう
くじでも苗木っちのフィギュアが出るんだな
これでようやく霧切さんと一緒に並べられる
>>654そうなの?
調べてもよく分からなかったんだが・・・
今回は霧切さんの景品は無さそうだな
残念
>>656ありがとう!
>>657希望を捨てちゃダメだ!
ラストゲット賞が霧切さんの可能性だってあるはずだよ!
C賞のぬいぐるみが霧切さんという可能性も…?
霧ぐるみ人形と苗ぐるみ人形…
よし、霧切さんにプレゼントしてみよう
アポトキシン飲ませたい
くじとは別に、前に苗木のぬいぐるみ出てたよな
霧切さんもお願いしたいものだ
苗木ぬいぐるみを抱きしめて眠る霧切さんください
霧切さんのグッズはいろいろ出てるけど、
ロリギリさんのグッズは出ないものか
ダンロン霧切3巻まだかよ
もう半年以上たってるじゃねえか
初回限定版にロリギリさんフィギュアつけてよ星海社さん
何かつけてほしいよな
クリアファイルでもいい
ダン霧アニメ化を待とう
初回から闇だらけだよ!
まあしかし三巻待ち遠しいな
8月には来てくれるといいんだが
>>662 霧切さんのもなかったっけ
プライズか何かで
>>669 なあに断面さえ映さなければ問題ない
…たぶん
もう一個くらい霧切さんの立体物出ないかなあ
いやまあこんなこと言うのは贅沢かもだけど
今日は父の日だよ響子!
って仁さんが言ってた
父の日?知らないわね
それより祖父の日は何時かしら
って霧切さんが言ってた
仁さん泣いちゃうだろ...
なんだかんだ言いつつプレゼントを渡してくれるはず…
そうだよな? 響子?
口ではあれこれ言いつつプレゼントは用意している霧切さん
しかし渡す踏ん切りがつかなくてもだもだ…的な展開を希望します
苗木君が橋渡しになってあげればいいと思いますハイ
というか実際そういうことがあって運動会の例の写真に至ったんじゃないかと思ってる
希望という弾丸を、絶望に撃ち込め。
どんな絶望の中にも希望は生まれる
>>679 いいなそれ
いろいろと難しい霧切さんがあんな笑顔で苗木君の隣に座ってるのは
やっぱり苗木君があれこれ世話焼いてくれたからなんだろうな
なんだかんだで苗木君は霧切さんのことが大好きだと思います
過ぎちゃったけど父の日SS投下するべ
数レス借ります。コロシアイとかなかった平和な世界で結婚してる苗霧注意
「サラダ記念日、って知ってるかしら?」
起き抜けに突然そんなことを聞かれたら、大抵の人は恐らく呆けたリアクションしか取れないのではなかろうか。
平凡代表たるこの僕はもちろん例外ならず、間の抜けた声を発していた――のは、彼女に振り回されっぱなしだった頃の話。
習慣というのは恐ろしいもので、長らく一緒にいるうちに、時折顔を出す彼女の突飛な行動にも慣れてしまった。
まだ完全には覚醒していない頭が勝手に回転して、我ながら眠たそうな声で返答するくらいには。
「ええっと…『この味が、いいねと君が、言ったから、何月何日は、サラダ記念日』…ってやつだっけ」
「肝心の日付がうろ覚えなのね。誠君らしいわ」
「だって昔国語の授業で習っただけだし…割と好きだったから何となく覚えてたけど」
作者の名前は忘れているけど、結構頭に残る短歌だったように思う。
既に成人した今となっては、かつて学校の授業で習ったことなんてほとんど忘れているから、僕にしてはよく覚えていたんじゃないか。
「割と覚えやすい日付でしょう?舞園さんの誕生日の前日よ」
「ああ、7月6日なの?」
「……そっちは全く忘れていないのね」
ジト目で睨まれたと思ったら足を踏まれた。
屋内だった分、ヒールじゃなかったことに感謝するべきかな。
「それでさ、突然どうしたの?今日は別に7月6日じゃないけど」
既に用意されていた朝食を二人で食べつつ、疑問を口にする。
突飛な行動に慣れたとは言っても、別に気にならない訳ではないし。
彼女の方もそう聞かれるのは当然予想済みだったようで、パンを嚥下してから口を開いた。
「つまりね、世間的には特に重要な日ではなくても、当人にとっては何かしらの記念日になり得る、と言いたかったのよ」
彼女は時々こうやって、あえて抽象的にぼかした表現をすることで、僕自身に主張を読み取らせようとする。
探偵であるが故の性なのか、謎解きをするのもさせるのも好きな人なのだ。……単なる暇つぶしの様な気もするけど。
「…ええっと、つまり今日がその何かしらの記念日、ってこと?」
返事はなかったけど、やや満足そうに口角が上がっているから正解なんだろう。
とは言え、僕には今日が何の記念日かなんて全くわからない。サラダ記念日を出してきたことからも、正規の祝日とかではないんだろうし。
彼女は無言で答えを催促してくるけど、心当たりが全く――いや、待てよ。
「もしかしてさ、父の日のこと言ってる?確か今日だったよね?」
母の日と比べて軽視されがちな父の日。それは6月の第3日曜日、つまり今日だ。
僕も覚えていた訳ではないんだけど、先日買い物に行った時、ギフトコーナーに日付が大きく書いていたことを思い出したのだった。
ただ――
「…父の日って、記念日だっけ…?」
「細かいことはいいの。私が今日を『父の日』という記念日だと制定したのだから、それでいいのよ」
「いやいや」
父の日の由来なんて知らないけど、少なくとも響子さんが作った訳ではないだろう。
だけど、正直予想外だった。
父親と複雑な確執のある彼女が、父の日のことを自ら話題に出すなんて。
昔ほどではなくても、未だに決して良好な仲とは言えないのに。
無論、悪いことではない。
僕としては常々、あの二人には早く和解して欲しいと願っていたのだし。
「お義父さんに、何か親孝行でもしたいとか?」
「そんなわけないじゃないなんでわたしがあのひとになにかしてあげなくちゃいけないのよふざけたこといわないで」
…そんな僕の期待はどうやら思い違いだったらしい。ていうかよく一息で言えたね。
まだまだ和解には遠いなあ、と思わず溜息を吐きそうになる。
と、咳払いをして落ち着いたらしい彼女が徐に立ち上がった。
「まあ、とにかく今日は『父の日』だから…贈り物に花を用意したの」
そう言いながら、綺麗にラッピングされた大きな花束を持って来た。
…何なんだろう、これは俗にいうツンデレとかいうやつなのかな。
いや、響子さんみたいなのはクーデレというんだと山田クンが言ってたような気もする。
口では素直になれなくとも、結局父親に何かしてあげたかったのだろう。
これはお義父さん泣いて喜ぶんじゃないかな。
意地っ張りな響子さんも可愛「はい、誠君」……うん?
「…あの、何で僕に渡すの?」
バラを中心とした豪華な花の数々。
思わず反射的に受け取ってしまったけど、これを渡すべきなのは彼女の父親であって僕ではないのに。
「言ったじゃない、今日は父の日だからよ。だからあなたに贈り物をするの」
どこか楽しそうに答えながら、彼女は僕の返事を待っている。
不思議だと思うのなら解いてみなさい、という心の声が聞こえた気がした。
本日2度目の謎解きだ。
「一応言っとくけど、僕は響子さんの父親じゃないよ」
「もちろん知ってるわ。あなたは私の旦那様だものね」
父親の様な存在だと思われている訳ではないらしい。
まあ、当然といえば当然。
「だったら、僕じゃなくて、ちゃんとお義父さんに」
「あのひとにこんなおくりものをするわけないってなんどいえばわかるのかしらいいかげんにしなさい」
似たようなやりとりを繰り返して、今度は頬を抓られる。
何だろう、本当に僕に贈るつもりなのか。てっきり複雑なファザコ……照れ隠しだと思ったのに。
「何か今失礼なことを考えなかったかしら」
冷たい目線が突き刺さる。相変わらず僕は顔に考えてることがバッチリ出てしまうようだ。
「何も考えてないでございます」
「変な敬語は面接で落とされるわよ」
「何の面接なのさ」
会話をしつつ、ひりひりと痛む頬を押さえながら花束を見て考えてみるけれど。
直接父親に渡せないから、僕を父親に見立てて渡したとか。
自分の代わりに僕から渡しておいてほしいとか。
結局はお義父さん絡みの、言ったら今度は引っ叩かれそうな考えしか浮かばなかった。
「どうしたの、誠君。降参かしら?」
煽るように言ってこられたら、やっぱりちょっと悔しいから降参はしたくないけど。
お義父さん絡みじゃないなら、本当に全くわからない。
だって僕は、響子さんの父親じゃないのに。
「……誠君。私は世間的な『父の日』をやっているわけではないのよ」
そんな僕を見かねたのか、ぽそりと彼女が呟いた。
「普通、父の日というのは父親に感謝をする日のことだけど。
私が定めた父の日は、『記念日』だと言ったでしょう?そちらで考えてみて頂戴」
「記念日……?」
そういえばそんな風に言っていた。
だけど、父の日が記念日ってどういうことだろう。
父親記念日?
それじゃあまるで、僕が父親に――
そこまで思い至って、思考が止まった。
え?……え?
「……まさか」
思わず瞬きを忘れ、眼球運動が忙しくなる。
そんな馬鹿な。でももしかしたら。
そう思って茫然と彼女の方を見ると、
「どうやら、やっと理解したようね」
満足そうな顔で微笑んでいる。僕が謎を解いた時に浮かべる顔だ。
つまり、この答えは正解だと、そういうことなのか。
「……、……本当、に?」
「癪だけれど、あの人にも報告には行かないといけないわね。…もちろん、お義父様たちにも」
本当に正解だった。
暫しの間、放心したように力が抜ける。
やがて驚きの中からじわじわと喜びが染み出し、心を満たしていった。
なるほど、『父の日』とはよく言ったものだ。
それなら確かに、この花を受け取るのは僕でしかありえない。
「そう、かあ……。それで記念日だって言ってたんだね」
今日は、一人の父親が生まれた記念日なのだから。
「父親の方は、なかなか実感が湧かないって言うでしょう?だから記念日を作ったのよ」
「あはは、確かに実感はあんまり無いかな。…でも、すごく嬉しいよ」
様々な感情が一気に押し寄せてきて、胸が一杯になる。
彼女の嬉しそうな顔を見て、さらに幸せが満ちていく。多分今僕の顔はすごく締まりがなくニヤニヤしているだろう。
「だったらさ、僕にも贈り物をさせてよ。今日は『母の日』でもあるでしょ?」
「あら、私は誠君の母親じゃないわよ?」
「もちろん知ってるよ。君は僕の奥さんだもんね」
2人して笑い合う。
ああ、でもそうすると僕らの親にとっては『祖父の日』とか『祖母の日』にもなっちゃうのか。
しかも僕は妹がいるから『叔母の日』なんてのもできる。…おばさんって言ったら怒るんだろうなあ。
とりあえずは、この記念日は夫婦間だけでいいかな。
自由に記念日を作るというのも、なかなかに素敵で悪くない。
サラダ記念日はまた忘れても、父の日はきっとずっと覚えてるんだろう。
来年の父の日は、親子三人で楽しく祝えますように――。
「…ちなみに、どうせ報告に行くんだから、お義父さんにも何かプレゼントを」
「するわけないでしょうわざわざあいにいってあげるのだからそれでじゅうぶんじゃないあまやかすとろくなにんげんにならないのよ」
「……さいですか」
以上、終わりです。お目汚し失礼。
書いてるうちにどんどんgdgdになるのは個性ということにしといてほしいべ!
乙!
幸せそうでなによりです
でも仁さん…
GJ!
全く朝からお熱いべ
これで今週も頑張れる
ファザコン霧切さんかわいい
なんと希望に満ち溢れた未来図か
仁さんは頑張れ
超頑張れ
GJ!!
久々のss、ニヤニヤさせてもらいました!!
この若干めんどくさい感じ大好きだ
仁さん頑張って
子供が仁さんに懐いたら霧切さんはどうするだろう
>>688 GJ!!
実にいいねえ…ママになっても霧切さんは霧切さんよな
二人に幸あれ
>>694 全力で引き離しにかかるんじゃないかな…
霧切さんは子供にどう接するんだろう
甘々なのか厳しく教育するのか
母切「昨日はパパにどこに連れていってもらってたの?」
娘「おじいちゃんのところー!すっごく楽しかった!」
母切「」
娘「あ、ママにはナイショだった…」
鬼切「誠くん、どういうことかしら?」
苗木「お、お義父さんがどうしても会いたいって言うし、○○(娘)も
おじいちゃんに最近会えなくて寂しいっていうもんだから…」
鬼切「あの人ね…苗木くんまで懐柔するなんて…絶対に許せないわ…」(ゴゴゴゴ…)
苗木(ガクガクブルブル…)
仁「○○、次はいつ来るのかなぁ、楽しみだなぁ。
昔の響子が戻ってきてくれたみたいだ…(*´ω`*)」
むしろ母と祖父の橋渡しに…なれないかなあ
>>697 こんな未来があればなあ…
せめてお祖父様が生きていることを願いたい
おじい様はしれっと生きてても驚かない
もしかしたら絶対絶望少女に出てくるんじゃとすら思っている
自分の子供が仁さん似の男の子だったりしたら
霧切さんは複雑だろうな
まあ何だかんだで霧切さんももう仁さんのことは許してるんじゃないか
父親としては
そのあたり掘り下げてほしいな
後日談で
霧切さん岡本玲か……なんかあんまり合ってないような
705 :
hax:2014/06/17(火) 20:07:32.03 ID:PzfygunY
ミスキャスト
ある意味父親の尻ぬぐいやっているともいえるわけで。
仁さんが自分の親父だいうことはもう認めているし
少なくともそこんところに関してはわだかまりは解消してるんだろう、霧切さんの中では
霧切役の人誰だか知らないんだが何でいつも変な表情で写真撮ってるの?
強いて言うなら偽江ノ島みたいな雰囲気だな
霧切役って系統的には栗山千明みたいな人になると思ってた
舞台のことは忘れることにする
6レスぐらい使わせてもらいます
・2の新世界プログラムを都合よく使った苗木君×ロリ切さん、だけど実質ただのナエギリ
・お姉さまに少し触れるぐらいだけどダンロン霧切ネタあり
違う角度から見る、という言葉が、
ボクの脳裏によぎった。
霧切さんが度々口にすることだ。
彼女が多角的に物事を捉えようとするのは、探偵としての性分なのだと思う。
全く同じ物であっても、見る角度を変えれば様々な顔を覗かせるらしい。
だから、今目の前にいる霧切さんにもこれは当てはまるんじゃないかな。
……多分。
視線の先は、ここではない何処かへ向けられていた。
随分と集中しているようで、不動を保ち続ける姿は、
砂浜の景色と同一化しているようにすら見えた。
霧切さんは、見慣れた仕草で考えを巡らせているようだった。
しかし、見慣れているとは言っても、
それは仕草に関してだけだ。
これも見る角度が違うってことなのかな。
言葉に偽りは無い、というよりは無さ過ぎる。
文字通りという表現が、これ程当てはまるのも珍しい。
「どうしてこうなったのかな……」
「私が聞きたいわね、そんな事」
ボクが唱えた疑問は、いつもより幼い声で答えられた。
……幼いのは声だけじゃなくて、霧切さんの姿もだけど。
ええっと、新世界プログラムの再調整を命じられたのが昨日の夜。
言わばテストプレイヤーに任命されたようだった。
でも、実質上は謹慎処分だと薄々感付いていた。
水面下で怪しい動きをしているボクは、未来機関から警戒されているらしい。
……だけど、このプログラムって治療以外には使っちゃいけないんじゃ。
少し疑問を感じていた。
アルターエゴが管理しているから安全ではあるんだろうけど。
霧切さんが付いてきてくれることになったのが今日の朝。
私も片棒を担いでいるようなものだから、とは霧切さんの弁だったが、
悪びれた様子は無かった。
もちろんボクも悪い事をしているとは思っていないけど。
何にせよ、これで気が楽になった。
でもこんな事態になってしまったのは、急遽決めたせいかもしれない。
何歳ぐらいになってしまったんだろう。
小学生にしては大人びている気がするし、中学生にしては幼すぎる気がする。
じゃあその間? うーんと唸って見続けた。
「……苗木君、そういう趣味があったの?」
「えっ」
じっと見続けていたら、後ずさりされてしまった。
霧切さんのポーカーフェイスが少し歪んでいる。
「趣向は人の自由だから否定出来ないけれど、表に出すことはお勧めできないわ。
私はともかく、機関からの目も更に厳しくなるんじゃないかしら」
何かとんでもない勘違いをされている……。
「えっ」
じっと見続けていたら、後ずさりされてしまった。
霧切さんのポーカーフェイスが少し歪んでいる。
「趣向は人の自由だから否定出来ないけれど、表に出すことはお勧めできないわ。
私はともかく、機関からの目も更に厳しくなるんじゃないかしら」
何かとんでもない勘違いをされている……。
「ち、違うよ! どこまで戻っちゃったのかなと思って……」
「ごめんなさい、食い入るように見ていたから勘違いしてしまったみたいね。
……本当に良かった」
霧切さんは心底安心しているようだった。
なんだかダメージが凄い。
これならまだからかいの方が良かったな……。
「この制服からして、中学生であることは確かなようね。
恐らく一年生ぐらい、かしら」
霧切さんは腕を軽く上げ、袖に目を落とした。
それにしても冷静だな……。
らしいといえば、らしいんだけど。
見た目は変わっても、佇まいはいつもの霧切さんそのもので、
脳が上手く像を描けない。
混乱してしまっているみたいだ。
って、ボクの方が平常心を失ってどうするんだ。
目を強く擦って、一回リセットした。
「急にどうしたの?」
「いや、なんか混乱しちゃって」
「私も同じよ、流石に戸惑っているわ」
「やっぱりこんなことになったら、そうなるよね……」
「ええ、あなたを見上げるとどうもね。落ち着かないわ」
「そ、そこなの?」
確かにボクも霧切さんを見下ろすことには違和感があるけど。
しかしそれを感じてしまうこと自体が、なんとも悲しかった。
「どうせならあなたも縮んでくれたら良かったのに」
「これ以上小さくなるのはちょっと嫌だな……」
「今なら私も変わらないじゃない。それに昔の苗木君がどんな姿をしていたのか興味深いわ」
「そんなに興味深いものでも無いと思うけど」
「まあ、それは置いておいて。別にいいんじゃないかしら。どうせ二日とちょっとの辛抱よ」
「いいんだ……」
霧切さんは呆気らかんと言い放った。
ここまで来ると清々しさすら感じるな。
本人がこう言っているのだから、ボクも気持ちを切り替えよう。
「取りあえず、中央の島まで行こうかな。あそこから他の島にも行けるしさ」
「……随分と楽しそうな顔をしているのね」
「いや謹慎って言ってもさ、こういう風に羽を伸ばせる機会は中々無いんじゃないかな。
ここには色々あるし、折角なら楽しまなきゃ」
「苗木君は気楽ね。そんなことを言っていられる余裕があるのかしら」
「そう言われると返す言葉はないけどさ……」
「でも、あなたらしいわ」
霧切さんは軽く微笑むと、そのまま歩き出して行った。
「中央の島まで行きましょうか」
「あっ、待ってよ!」
後を追いかけて、ボクも歩き出した。
中央の島への橋に向かって、足を進める。
右手沿いに見える海は、鮮やかな空色を鏡面に映している。
濁りがほとんどないような澄み方だ。
現実の島から、かなり美化されているらしい。
穏やかな潮騒の音も相まって、心が安らぐことを感じた。
「苗木君」
「うわっ!? どうしたの?」
急に服の裾を掴まれて、バランスを崩しかけた。
振り向くと、霧切さんがこちらを見上げていた。
「歩幅を合わせてもらえないかしら。今の私だと歩きづらいわ」
「ご、ごめん……気を付けるよ」
こっちから歩幅を狭めるのは、どうも慣れない感じがした。
霧切さんを追いかけていくことが、板についていたせいかな。
しかし、中身はいつもの霧切さんとは分かっていても、
裾を掴んで上目で見られると、さっきとは違って、
年相応の女の子にしか見えない。
普段とは違って、両側に三つ編みをして、リボンを付けていることも、
その要因かもしれない。
調子が狂うな……。
「どうも調子が狂うわね……あなたを追いかけるなんて」
それは霧切さんも同様らしい。
「ボクも何だかおかしな感じがするよ」
「でも、悪い気はしないんでしょう?」
「なんでそうなるの……」
「あら、違うの? てっきりイニシアチブを取ることに喜びを覚えたのかと思ったわ」
「いや違うよ、単純に調子が狂うなってだけだよ」
「そう、まあ確かに苗木君にそんな考えは無さそうね」
何故だかグサっと来た……。
どうもバツが悪くなって、目を逸らした。
「行きましょうか。歩幅、忘れないでね」
「合わせるようにするよ。手でも繋いでいれば楽なんだけど」
「……随分と大胆ね、やっぱりそういう喜びでも覚えたのかしら」
「そ、そういう事じゃなくて、つい昔の妹と同じ扱いをしてたみたい……」
「行くわよ」
早足で霧切さんが歩き始めた。
流石に妹扱いは不服だよな……。
橋を渡って、中央の島に到着した。
ここから島を行き来出来るらしい。
高く聳え立った銅像を目印に、公園へと向かった。
然程距離もないので、歩く時間はそんなに掛からなかった。
木々に囲まれた、こじんまりとした場所。
着いてからの印象はそんなものだった。
でも。
「静かで、落ち着く所だね」
「ええ、そうね。長らく見ていない光景のような気がするわ」
外の世界では、中々見られないものだった。
穏やかさと、少しの寂しさを感じつつ、ベンチに腰を掛けた。
「そういえば、地図はないのかしら」
「マップが付いている電子手帳ならあるよ、霧切さんは持っていないの?」
「そうみたいね……どうしてかしら?」
「元々ボク一人だけだったせいかも。取りあえずボクの物を貸せばいいかな?」
「ええ、ありがとう」
電子手帳を霧切さんに渡した。
それにしても何で持っていないんだろう。
急造だったせいかな?
霧切さんの年齢もこんなことになっているし、いくらなんでも雑すぎるだろ……。
「図書館にでも行こうかしら。最近はゆっくりと本を読む時間も無かったから」
「そうだね、いいかも」
電子手帳を受け取って、ボクもマップを眺めてみる。
中央のここから連なる、五つの島の施設に目を通した。
それにしても軍事施設って……ウサミが言う、らーぶ、らーぶからもっとも遠い場所だと思うんだけど。
ミリタリー趣味の人には垂涎ものなのかな? いやいやニッチすぎるんじゃ。
考えてもしょうがないので、これは置いておこう。
「あれ……?」
気が付くと霧切さんがいなくなっていた。
もう行っちゃったのか……。
結局、ボクが霧切さんを追いかける構図は変わらないらしい。
「あれ?」
図書館に着いても、霧切さんの姿は見えなかった。
どこへ行ったんだろう?
下手に動くと、余計にまずい気がするので、
しばらくそこで待っていると、入り口から霧切さんが現れた。
「置いていかないでよ!」
「そんなつもりは無かったのだけれど。私が見誤ったとは言えるかもしれないわね」
「どういう意味?」
「ある程度観察眼が養われたあなたなら、自ずと私がどういう行動を取るのか理解しているものだと思っていたのだけれど、
そうでもなかったみたいね」
「そんなの滅茶苦茶だよ! エスパーじゃないんだからさ」
「なんにせよ、何事ももっと注意深く観察するべきよ。
見えてくるものも、きっと違うはず……置いていったことは謝るわ。ごめんなさい……」
「えっ、あっ、うん」
妙にしおらしい声に動揺してしまった。
霧切さんは大きな瞳を伏せ、唇を噛みしめるようにしている。
所在なさげな視線と、握った手から、無性に幼さを感じた。
そこまで逆戻りしているわけではないのに、どうしてだろう。
これではまるで、親に叱られた後の子供のようだ。
支柱が揺らぎ、酷く不安定になっている。
少しでも振られると、脆くも崩れ去ってしまうんじゃないか。
そんな風に思えた。
見ていると、気持ちが鉛のように重苦しくなる。
今の姿でこういう仕草をされると、自分が悪いことをしたように思ってしまう。
やり場のない罪悪感に苛まれ、喉元が苦しくなっていく。
言葉を発することが出来ずに、重苦しい時間だけが流れていった。
耐え切れなくなったボクは、気が付くと霧切さんの頭を撫でていた。
「なにを、しているの?」
「ごめん、強く言い過ぎたよね。それにある意味ボクを信用してくれていたってことだし、
少し嬉しいかな。次からはもっと注意深くするよ」
「それはおかしいわ……明らかにあなたに非はないし、私は理不尽に振り回しただけよ」
「霧切さんにそんな顔をさせてしまった時点で、悪くないってことはないよ」
「……呆れた。苗木君って、本当におかしな人ね。
それに、どうして頭を撫でているのかしら。これも妹と同じようにしているの?」
「あっ……ご、ごめん! 嫌だったよね」
「別に、構わないけれど」
えっ、構わないんだ……。
「ふふっ、それにしても不思議な気分だわ。
あなたからこんな風に扱われるなんて。苗木君のクセに生意気ね」
「や、やっぱり嫌だったんだよね?」
「いいえ、嫌な気分にはなっていないわ。誠お兄さま」
なんだか凄くむずがゆい!
もう霧切さんは完全にからかっているみたいだ。
「せ、せめてお兄ちゃんとかにしてくれないかな……」
「誠お兄ちゃんならいいのかしら」
「いや良くないよ!」
「あなたが言い出したんじゃない。それとも誠お兄たまがいいのかしら」
「アルターエゴじゃないんだから……もう許して」
狼狽えるボクが面白いのか、霧切さんは珍しく無邪気に笑っている。
まあ、さっきみたいな顔を見ると、こういう笑顔を見せてくれるのは凄く嬉しい。
……たとえボクが笑いものにされていたとしても。
「お兄さまだなんて、なんだか懐かしい……」
「……霧切さんって兄弟がいたの?」
「いないわ。ただ、そういう人がいたの」
霧切さんは、懐かしむように目を細めた。
それを見るだけで、その人が霧切さんにとって、とても大切な存在であることが痛いほど分かった。
……なんだろう、このモヤモヤした気持ちは。
もやを振り払うように頭を掻いた。
「そのお兄さんは、とても大切な人だったんだね」
「お兄さん? いいえ、女の人よ。私は彼女をお姉さまと呼んでいたの」
お姉さま? 何故だか胸が軽くなった。
良く分からないな……今日のボクは変みたいだ。
「へぇ……どんな人だったの?」
「そうね、丁度、あなたみたいな人だったかしら」
ボクみたいな女の人? なんだかこまるの姿を想像してしまった。
「結局、今も昔も私は変わらないのね。……妙なことを口走ってしまったわ、忘れて頂戴」
いや、そう言われると逆に気になってしまうけど。
霧切さんは、これ以上話す気は無さそうだった。
ここで一区切り
すみませんちょっとダブってしまって
三巻まだかな
乙乙!
ナイスロリギリさん
続き待ってるべ
連日?であれなんだけど、もう一区切りまで
地の文過多、霧切さんと苗木君には関係ないしシリアスでもなんでもないけどちょっとだけ過激な表現あり
読む本を探しながら、さっきの霧切さんの言葉を思い返していた。
何事も注意深く観察するべき、見えてくるものも違う。
どういう事なんだろう。
考えても堂々巡りにしかならず、袋小路から抜け出せない。
一先ず置いておいて、肝に強く命じておくことにした。
しかし広いな……ここまでになると、
本の海に漂流してしまった錯覚すら覚える。
なんか掴まれる切れ端でもあればいいのにな、と良く分からないことを考えていると、
本当に掴めそうな取っ掛かりが見えた。
棚から少し飛び出た本が、ボクに何かを訴えているように感じる。
強く惹かれて、そこへと引き寄せられた。
推理小説、のようだった。
探偵の少女が卓越した推理で難事件を解いていく。
そんな内容みたいだ。
丁度今の霧切さんと重なるぐらいの子が、表紙に描かれている。
この主人公のように、これぐらいの頃から探偵として活躍していたのかな。
訊いてみようと思ったが、霧切さんは本に集中しているようで、
声を掛けるのは悪い気がした。
椅子に座って、この本を読んでみることにした。
「読み終わった……」
数時間かけて一気に読んでしまった。
何かが憑りついたように、ページを進める手が止まらなかった。
ここまでのめり込んでしまった理由はなんだろう。
きっと、その答えは主人公にあるのだと思う。
年齢からは考えられない推理力と、並外れた度胸。
時に冷徹さすら感じる判断力にも凄みがあった。
だけど、引き付けられた所はそこだけじゃないはずだ。
浮世離れした能力とは裏腹に、あくまで素顔は年相応の少女だった。
どこか危うい所があって、ふとした時に覗かせる幼さに、
一人の女の子としての一面を感じさせた。
ただの凄腕の探偵というだけでは、ここまで惹かれなかった気がする。
惹かれる……? いやいやどういうことだ。
えっと、この本についての話だったかな?
なんで疑問形になっているのか分からない……頭がおかしくなりそうだ。
えっと、整理してみないと。
なにかが混ざっている。
この本と、あとなにか。
とても似ているものだと思うんだけど。
それに、そのなにかは凄く大きいもののはずだ。
なんだっけ。
「苗木君、あなた様子がおかしいわ。ずっとその本に読みふけっているみたいだけど」
あれ? 霧切さんが普段と同じ姿に戻っている。
目をパチクリさせて、瞬きを繰り返した。
いつもより幼くなった眼が、こちらを見つめていた。
「分かった、霧切さんだ……」
いつからだっけ。
高校生活の頃から? コロシアイ学園生活の頃から? それとももっと後?
分からないけど、ずっと前からだったと思う。
朝日奈さんや十神クンに冷やかされたことをふと思い出した。
あれって冷やかしでもなんでもなかったのか……?
特別な存在だということは分かっていたはずだ。
一緒にいた時間は一番長いし、強固な信頼がお互いの中にあるのも分かっている。
何処か放っておけなくて、信じてほしくて、頼ってほしくて、知りたくて。
思えばこんなに強い執着を持ったことはなかった。
大体ランキング一位の物が好きとか、ボクはもっと薄っぺらい奴だった気がする。
深入りしないで、上辺だけをなぞって満足出来てしまうような。
でもどうしてだろう。
霧切さんの事だけは、知りたいという想いが膨れ上がり続けている。
今、その理由がやっと分かった。
ボクは、霧切さんのことが好きなんだ。
「どういうこと?」
霧切さんが訝しげな視線を送ってきた。
小さくなっていても、紛れもない霧切さんそのものだった。
その表情も、瞳も、銀色の髪も、ボクが知っている彼女と何の変わりもない。
見慣れているはずなのに、心臓がうるさい。
「え、映画でも見に行かない? 外の世界ではこういう機会もないし、さ」
「ちょっと……本当に大丈夫なの? 脈絡が無さ過ぎるわ」
大丈夫じゃないみたいだ。
思考を落ち着かせるために、会話をすることもない映画でも、と思ったらもう口に出ていた。
「どうしようか……」
「それは私が言いたいのだけれど」
霧切さんは、滅多にないような困惑顔をしていた。
好きな女の子が縮んでしまう、なんて経験をした人はいるのだろうか。
きっとレアだと思うけど、少なくとも一人はここにいた。
更に、それがプラスの方向に働く事になる人は、流石にボク以外はいないだろう。
普段通りの霧切さんがここにいたら、今どころじゃないぐらいに取り乱していたと思う。
腐ってもボクは超高校級の幸運らしい。
珍しく捨てたものではないと感じた。
隣で歩く霧切さんが、不思議そうにボクを見上げている。
こんなことになっていることが、吉と出るとは思わなかった。
今の状態だと、女性としては意識しにくいので、ある程度動揺は防げる気がする。
さっきは動揺してしまったけど、自覚してすぐで目の前にいたのがまずかった。
流石に反則でいい、かな?
でもやっぱり、霧切さんは霧切さんだ。
正直可愛く見えて仕方がない。
多分妹みたいな意味でだろうけど。
あれ? でも妹ってこんな感じだっけ……? 頭の中のこまるが苦笑している。
「苗木君、ホテルで休んだ方がいいんじゃないかしら」
「いや、大丈夫だよ……なんともないから」
「本当に隠し事が下手ね。それで私に隠し通せるとでも思っているの?」
思っていないけど、言えるものでもないよ……。
そう言えたら幾分か楽なのに。
「ちょっとごめんなさい」
「うわっ!?」
視界が揺らいだ。
霧切さんに足を引っ掛けられたらしい。
しかし地面との衝突は起こらずに、小さな身体に抱き留められていた。
「顔が赤いし、熱でもあるのかしら」
端正な顔が目の前にあった。
こうして見ると、やっぱりいつもより幼くて、あどけない感じがする。
本当にいつもの霧切さんじゃなくて良かった。
この距離だと、心臓が暴れ馬と化していたはずだ。
コツン。
今のボクには不釣り合いな軽快さで、その音は鳴った。
「そうでもないみたいね……」
「な、なんで額で計るの?」
「手じゃ分かりにくいじゃない。ああ、今なら手で良かったかもしれないわね」
手袋のしていない手を見つめ、なんの滞りもなく言い放った。
「恥ずかしく、ないの……?」
「恥ずかしいわ。でも今の状況でそんなことを言っても仕方がないでしょう。
あなたの方が大切よ」
真摯な瞳に釘付けにされた。
小さくなってしまっても、この瞳の力強さは全く失われていない。
高低が入れ替わっても、本質はなにも変わってないじゃないか。
……駄目だな、ボクは。
勝手な都合でこんなに心配させてしまうなんて。
でも、もうしょうがない。
前を向かないと。
「……ボクには隠していることがある。だけど今は言えないんだ。
でも、いつか絶対話すから、それまで待っていてほしい」
「大げさ、すぎないかしら」
「そうかもね……」
「いつかじゃ待てないかもしれないけど、しばらくは待っているわ。
なんて、プロポーズでも待っているのかしらね。ふふっ、何だかおかしい」
微妙に掠めているのがなんとも言えなかった。
苦笑いを浮かべて頬を掻いた。
「さっきは混乱していたけどさ、映画を見に行こうって思っていたのは本当なんだ。
良ければ一緒にどうかな?」
「あら、デートのお誘いかしら」
「駄目かな?」
「いえ、構わないわ。行きましょう」
霧切さんは笑顔で答えてくれた。
映画館に向かって、歩き出した。
そういえば、今日の霧切さんは良く笑っている気がする。
気持ちまで子供に戻った、なんてことは無いんだろうけど。
それを見ていると、ボクも自然と頬が緩んでいた。
「人の顔がそんなにおかしいの? 確かに今は物珍しいことになっているでしょうけど」
ジロジロと見ていたら、不審に思われてしまった。
「ち、違うよ! おかしいとかじゃなくて」
「冗談よ。あなたがそんな人ではないのは分かっているわ」
あっ、また笑った。
なんだか胸にあたたかいものがこみ上げる。
霧切さんの笑った顔は凄く可愛いって言ったのは誰だったかな。
何がまるっきり嘘じゃないだよ、今思えばただの本音じゃないか。
映画館に着いたボク達は、多様なパンフレットを眺めていた。
バラエティ豊かな表紙が、棚に飾られている。
「あれ? これって腐川さんの作品じゃないかな?」
『腐川冬子の衝撃作!』という煽りが付いている。
「デートの途中に他の女性の名前を出すなんて、苗木君は女心が分からないのね。
私はいいけれど、他の子が相手だと苦労するんじゃないかしら」
苦労することにならないみたいだ。
手に取り、内容を確認した。
やはりというべきか、ラブストーリーのようだった。
というかR指定が付いているんだけど……。
衝撃作にも程があるだろ……。
「霧切さんは、恋愛映画みたいなものは興味ないんだよね」
「そうね、ミステリ的なものがいいわ。謎が謎を呼ぶような」
「霧切さんだとすぐ感付いちゃいそうだね」
「あなたも大概じゃないかしら」
「そうでもないと思うけど……」
「それに、違和感があっても、指摘するような野暮な真似はしないわ。安心して」
「そんなこと言ってないよ……」
「でも、腐川さんの作品は見てみたいかもしれない。
超高校級の文学少女が、どんな物語を描くのか興味深いわ」
「じゃあ、それにしようか。でもR15なんだけどいいのかな」
随分と可愛らしくなってしまった霧切さんに目をやる。
「別に誰かに止められる訳でもないでしょう。それに年齢確認なんてザルみたいなものよ」
「ボク何回も止められたことがあるんだけど……」
「あなたは可愛らしすぎるのよ。もうちょっと男らしくしてればいいんじゃないかしら」
「か、可愛らしいって……」
「……私はそのままでもいいけれど」
「えっ」
「さあ、見に行きましょうか」
「あ、待ってよ!」
飲み物とポップコーンを調達して、中へ入った。
上映が始まった。
引っ込み思案で、周りに壁を作っている女の子が主人公みたいだ。
開始数分は味気のない学校生活が描写されていた。
しかしそれは、急に一転する。
突如現れた転校生によって、雰囲気ががらっと変えられてしまう。
完璧超人のその男の子に、クラス中の女の子がメロメロになってしまう。
ただ、一人だけ靡かないのが、主人公だった。
何処か人を見下した所のある転校生は、それが非常に気に入らず、
主人公を引っ張りまわし、猛烈にアタックをかける……。
という、ボーイミーツガールだった。
それともこの場合はガールミーツボーイなのかな?
なんかの少女漫画で見たような話かもしれない。
しかしなんでだろう、全く重なる所はないのに、
何故かこの男の子には共感を覚えた。
周りに壁を作っていた霧切さんに、なんとか心を開いて欲しいと、
あれこれやっていた高校生活を思い出した。
もちろんこんな強引に引っ張っていく力なんて無かったけど。
思えばあの頃から好きだったのかも……自分の鈍感さに呆れてしまった。
物語も中盤に差し掛かり、女の子と男の子もある程度親密になったようだ。
女の子も心を開き、自分の秘密を明かそうとしているらしい。
夕暮れの歩道橋の上で手を繋いでいる。
二人とも一杯一杯の表情で、なんだか甘酸っぱすぎる。
居た堪れなくなって、コーラに手を伸ばした。
そういえば霧切さんは面白いと思っているんだろうか。
横目で見ると、食い入るように鑑賞していた。
……やっぱり女の子なんだな。
微笑ましさで緩む頬を誤魔化すように、ストローを口に含んだ。
『私には秘密があるの、実はね……』
画面の中の女の子が、勇気を振り絞って打ち明けようとしている。
流れていたBGMも止み、緊迫感が伝わる。
『実はね……実は、私は……殺人鬼なのぉ!』
『は?』
「は?」
画面の男の子とボクの声が重なった。
えっ、なにそれ。
スクリーンから発せられる赤色が目に痛い。
男の子の鮮血が飛び散っている。
女の子は突如持ち出したチェーンソーを振り回していた。
意味が分からない、どういうことだ。
丁寧に二人の交流を描写していたのに、急にB級映画になり下がった気がする……。
でも何故だかあまり驚きがない。
むしろ凄く自然な展開にすら思えた。
ボクの感性がおかしくなってしまったのか? ……いや違う。
そうだ、ジェノサイダー翔じゃないかこれ。
もしかして書いている途中で乗っ取られたんじゃ。
でもなんでそのままにしているのかな。
もはや訳が分からないし、考えることすら放棄したくなった。
そうしている間に男の子の右腕が切断された。
R指定ってこっちかよ……。
その後も男の子が嬲られるシーンが続いた。
やけに生々しさを感じる傷口に、気が滅入っていった。
ちょっとこれはキツいな……。
「右腕の切断面がおかしいわ。チェーンソーで切られたのならああはならないはず。
はっきりと女の子が切断したというシーンは描かれていないし、なにか別の人間が関わっているはずよ」
「えっ」
その後も延々と霧切さんの指摘が続いていく。
真面目に推理しているようだったが、実際の所、残虐描写の穴が暴かれているだけに思えた。
聞いていると、さっきまでは生々しさを感じていたものが、
急に作り物に思えて、なんだか可笑しくなった。
「観るのやめようか……」
「ええ、そうね。判断材料が多すぎてキリがないわ。
ミステリとしては三流も良いところね」
ミステリじゃないと思う……。
ってあれ? ミステリで思い出したけど、なんか違和感がある。
それに、キリがないからやめるとか、霧切さんはそういう人だっけ?
霧切さんの発言には矛盾がある気がする。
『それに、違和感があっても、指摘するような野暮な真似はしないわ。安心して』
そうだ、思い出した。
言っていたじゃないか、指摘するようなことはしないって。
それでも、つい突っ込んでしまったとか?
「苗木君、ぼうっとしているようだけど、足でもつったのかしら。立てる?」
……分かった、ボクのために言ってくれたのか。
わざとおかしい所を指摘して、ボクの恐怖を軽減してくれようとしたんだ。
「大丈夫だよ、戻ろう」
「ええ」
ボクが軽く微笑みながら言うと、霧切さんは安心したように表情を緩めた。
「霧切さん」
「何?」
「ありがとう」
「……やっぱりあなたも大概じゃない」
そっぽを向かれてしまった。
拗ねるような仕草に、無性に愛くるしさを覚えた。
鑑賞を切り上げ、エントランスへと戻った。
言いにくいんだけど、ここまでで1/3ぐらい
以後慎みます
GJGJ
ロリギリデートとは予想外
続きを楽しみにさせてもらうべ
わっふるわっふる
頭脳は大人、身体は子供の霧切さんとか実に俺得
GJ
慎むなんてとんでもない!
もっとやってくれたまえ
いや、やって下さいお願いします
素晴らしいぜGJ!
良ければ続きをお願いしたく
苗木君が霧切さんをなでなで…
実に味わい深い
小出しにするよりは一気にやっちゃった方がいいんですかね
取りあえず、2/3まで投下します
プラトニックで中身は霧切さんだけど
苗木君×ロリ切さんのらーぶ、らーぶパートなので注意
「口直しに他の映画でも見ようか」
「そうね。……そういえば、夏といえばホラーなのかしら
日本特有の風潮らしいのだけど、馴染みがないのよ」
「夏と言ってもここは常夏だけどね……霧切さんはホラーは好きなの?」
「あまり、見たことがない……かしら」
「じゃあ丁度いいし、それにしようか」
「……ええ、そうしましょう」
鑑賞したホラー映画は、ありふれたものだったが、
良く言えば王道の良作だった。
やっぱりボクはこういう大衆受けするものが好きみたいで、
ゾクゾクするスリルを存分に味わえた。
心地よい余韻と共に、席を立った。
「面白かったなぁ。霧切さんはどうだった?」
「……」
「どうしたの?」
霧切さんは、無表情のまま席から動かなかった。
余韻に浸っているのだろうか。
「苗木君」
「何?」
「見えるものと、見えないものって、どちらが恐ろしいと思う?」
「えっ……良く分からないけど、見えないものかな?」
「ええ、正解よ。目に見えるものは、
注意深く観察すれば、様々な面が自ずと理解出来るの。
でも見えないものは、観察が出来ない。だから当然理解出来ない。
ここまでは分かるわね?」
「う、うん」
「要は答えが間違っている方程式を解けと言っているようなものなの。
幾ら様々な角度から紐解こうとしても、全てが無駄になってしまう。
正解なんてどこにもないのよ」
「……霧切さん、怖かったんだ」
「……何を、言っているの?」
霧切さんの席の前まで行き、膝をついた。
霧切さんの席の前まで行き、膝をついた。
「手が震えてるよ」
「えっ?」
霧切さんは、慌てて手に視線を向けた。
「苗木君のクセに……」
霧切さんは俯いて、スカートを強く握りしめた。
仕草のせいか、本当に外見相応の少女にしか見えなかった。
「騙してごめん。からかいたいわけじゃないんだ。
霧切さん、いつも抱え込んじゃうからさ……心配なんだよ。
知ってるよ。霧切さんがとても強い人だってことは。
でも、普通の女の子だってことも知ってるんだ。前に言っていたよね。
人並みに喜怒哀楽はある、出さないようにしているだけって。
でも溜めこみすぎたら、いつか絶対にパンクしちゃうよ」
「良くそんなことを覚えていたわね……」
「霧切さんのことだから、せっかく教えてくれたことは忘れたくないんだ」
「そんなに私のことが知りたいの……?」
「当たり前だよ! だってボクは……」
――霧切さんのことが好きだから。
続けようとした言葉は、胸の途中でつかえた。
「……霧切さんのことを、大切な仲間だと思っているから」
「……そう、大切な仲間ね」
「だから、たまには吐き出してほしいんだ。
ボクなんかで良かったら、幾らでも付き合うから」
「僕なんかで良かったら、ね。
そんなに自分を卑下しないで……私もあなたのことを、大切な仲間だと思っているから」
大切な仲間……嬉しいんだけどな。
「スプラッタは仕事で慣れているから平気なのだけど、
オカルトはどうも駄目なのよ……こればかりは慣れないから」
「そうだったんだ……気づけなくてごめん」
「何であなたが謝るのかしら……」
「霧切さんはボクが怯えていることに気づいてくれたのに、
ボクは霧切さんのことに気づけなかったから。
それに言っていたよね、何事も注意深く観察するべきって。
今思えばさっきの霧切さんは少し変だったよ……」
「ふふっ、それも覚えていてくれたのね」
霧切さんの強張った表情が少し解けた。
「ハグ、してくれないかしら。正直まだ少し怖いのよ」
「えっ……そ、それは」
「何を狼狽えているの? 海外では挨拶と同じよ?」
「ここは日本だよ……」
「果たしてこの空間が日本だと言えるのかしら」
「海外とも言えないと思うよ……」
「屁理屈ね」
どっちが、と言おうとしてやめた。
押し問答にしかならなそうだ。
「して、くれないの? 大切な仲間なんでしょ?」
小さな身体が、一瞬だけ揺らいだ。
無垢さを感じさせる瞳が、懇願しているように思わせる。
それを見た途端、平静さが戻った。
そっと、華奢な身体を胸に引き寄せた。
霧切さんに強張りは感じられず、完全に身を任せているようだった。
割れ物を扱うような慎重さで、抱き締める力を強めていく。
霧切さんが、ちゃんと安心出来るように。
ふと、こんなことが出来るのは今だけだろうなと思った。
現実の世界では、たとえこういう機会があっても、
ボクの体躯じゃ不格好なことにしかならない。
悔しいな……考えてもしょうがないと思っていたコンプレックスが、
今になってボクを蝕んでいった。
「ありがとう、苗木君」
安心しきった声が耳元に聞こえた。
途端、ボクの黒い感情など忽ち消え去って行った。
それはオセロの駒が引っくり返るような、
あまりにも一瞬の出来事だった。
あっけない、そんな言葉でも足らないぐらいだ。
代わりに訪れたのは、とても尊いものな気がした。
生きる上で、これ以上に重要なものはない。
絶対に必要で、持ち続けなければいけないもの。
そして、なぜだか親近感を覚えるもの。
なんだろう、ボクは知っているはずだ。
これの正体を。
そうだ、だってこれは、ボクじゃないか。
ボクの存在理由そのものだ。
……希望。
霧切さんがボクにくれたものは、希望だった。
今になってやっと分かった。
霧切さんはボクのことを希望と言っていたけど、
ボクにとっては、霧切さんが希望だったんだ。
「……苗木君、どうして泣いているの?」
「大好きだよ、霧切さん。ボクはキミのことが、ずっと好きだった」
「えっ?」
ボクは決壊していた。
許容量を超えた、涙と想いが溢れ出て、零れ落ちるように表に出てきた。
一回涙が出るともう止まらなかった。
幼児退行でもしたかのように、大粒のそれが、頬に川を作っていた。
「苗木君、落ち着いて」
霧切さんはハンカチを取り出すと、それでボクの涙を拭った。
空いた手では背中を摩ってくれている。
これではもうどっちが慰めているのか分からない。
真っ白になった頭が思考を取り戻すのには長い時間が掛かった。
もしかしたら分単位では済まないかもしれない。
「ごめん……心配かけて」
「あなたが泣いた所なんて初めて見たわ」
そうかも、しれない。
昔は泣き虫だった気がするんだけどな……。
「聞かなかった、ことにするから」
「えっ」
「あんな錯乱した状態で発した言葉に意味なんてないわ。
……あなたも、きっとその方がいいでしょう?」
「……嫌だよ」
「えっ」
「ボクは、無かったことになんてしたくない」
「なんで……」
「霧切さんのことが好きだから」
「うそ、でしょ?」
「それは違うよ、ボクの本心だ」
「……なんでこんな時に言うのかしら。
本当に危ない趣味でもあったの?」
「そう思われてもいいよ……霧切さんには変わりないから」
「……」
霧切さんは黙り込んでしまった。
ポーカーフェイスの鉄仮面に、僅かに亀裂が出来ている。
これは、駄目かな……。
「……私も」
「えっ」
「私も、ずっと好きだったわ。大好きよ、苗木君」
微笑をたたえた顔に、いつもの霧切さんの面影が見えた。
やっぱり、霧切さんには変わりないじゃないか。
「部屋、どうしようか……?」
「鍵が一つしかないのは、ある程度想像出来たことじゃない。
私の電子手帳がない時点で」
ホテルで食事を済ませたボク達は、部屋の前で立ち往生していた。
「私は野宿で構わないわ。元々急に入ってきたのだからしょうがないことよ」
「小さい女の子が野宿なんかしちゃ駄目だよ!」
「小さい女の子と一緒の部屋で寝るのはいいのかしら」
「でも、霧切さんは本当は大人じゃないか……」
「まだ未成年だけどね……あなた、言っていることが滅茶苦茶よ」
うん、自分でも分かっていた。
「……ボク達、恋人なんだよね」
「ええ、そうね。嫌ならクーリングオフでもしてもらって構わないけど」
「な、なんで? 嫌なわけがないよ!」
「ずっと好きだったなんて言う割には、そういう素振りを全く見せなかったじゃない。
バカ正直のあなたに良くそんなことが出来たものね。ある意味感心してしまったわ」
「それは……想いに気づいたのが今日だったからさ……」
「とんでもない冗談を言うのね。面白いわ」
冗談じゃないけど、冗談みたいな話だった。
「……でも、霧切さんだってそんな素振りを見せなかったじゃないか」
「今分かったわ。あなたってただの鈍感なのね。
学級裁判の時はやたら鋭いから勘違いしていたのかしら」
「人のせいにしないでよ!」
「あなたから言い出したんでしょう、もう一人苗木君がいたら論破されているんじゃないかしら」
「もういいよ……ボクが悪いんだよね……」
「ごめんなさい、ちょっと言い過ぎたわ」
ボクの心は霧切さんに射撃され続けて砕けた。
これが本当のマシンガントークというものかもしれない。
「……私は、ずっと好きって自覚があったのに」
「えっ」
「結局、独りよがりだったみたいけど、実際はそうでもないみたいでもう良く分からないわ。
……本当に苗木君は、私のことがずっと好きだったのかしら」
そういうことか……。
本当にボクの責任みたいだ。
こんな風に言われるのなんて当然じゃないか。
寧ろ言い過ぎたなんて、甘いにも程がある。
霧切さんは拗ねていたんだ。
ボクが、今日までなんの好意も示せていなかったから。
……でも。
「ボクを、信じて欲しいんだ」
勝手な言葉だった。
口先だけで、何の行動も伴っていない、おもちゃの拳銃だ。
それでもボクは言霊の力を信じていた。
いつか、このガラクタ細工が、本物の武器になるように。
そうなるように、絶対にして見せるから。
「ふふっ」
笑われた……でもしょうがないよな……。
「ふふっ、あはははははは!」
「えっ」
霧切さんはお腹を抱えて笑い転げていた。
初めて見せる挙動だった。
まるで無邪気な子供のように、いや、今の姿だとそのものだ。
「結局、あなたは変わらないのね」
一頻り笑った後、張り付いた笑みを消さないまま、
霧切さんはそう言った。
「変われるように努力するよ。いつか霧切さんに信じてもらえるように」
「いいえ、その必要はないわ」
「どういう、こと?」
「苗木君の気持ちは、もう十分伝わったから」
「ちゃんと、説明してよ……」
「バカの一つ覚えも、磨けば武器になるということよ。
……本当に私のことが好きだったのね」
「ボクは鈍感だから、それじゃあ分からないよ」
「気にしているの?」
「少しね。それに、つい最近に凄い自覚したから」
「そう、……覚えてる? セレスさんの学級裁判が終わった後に、
あなたが言った言葉。さっきと同じようなことよ」
「キミも、ボクを信じて欲しいんだよ……仲間なんだから……」
「それと、リプレイでも見ているかのように、同じ顔が重なったのよ。
丁度、同じぐらいの年齢に設定されているからなのかしら。
……可笑しかったわ。だけど、胸が一杯になった」
霧切さんは胸に手を当て、目を細めた。
「じゃあ、私も少し信じてみようかしら……あなたの……事を……」
その時確かにいたんだ。
寸分変わらない表情で、寸分変わらない言葉を発する、高校生の霧切さんが。
さっきの霧切さんの言葉が、全部理解出来た。
本当に可笑しいな、笑いが止まらなくなりそうだ。
だけど胸が一杯になって、一杯になった。
「あと、仲間だから、なんて言ってぼかすのも、変わっていないのね。
思い返せば、結局あの時も君だとか僕だとかしか言っていなかったじゃない」
「そうだった、かな? 必死だったのは覚えているんだけど……
あれ? でも霧切さんぐらいの洞察力があれば、それでボクの気持ちも分かっていたんじゃないの?」
「……部屋、どうしましょうか」
あっ、誤魔化された。
霧切さんにこんな言葉を使うのは違和感があるけど、鈍感なのはお互い様じゃないか。
「それに、着替えもあるのかな? ボクの服しかないと思うんだけど……」
「服ぐらい一週間同じでも平気よ」
「女の子がそんな訓練しちゃ駄目だよ!」
「お姉さまと同じことを言うのね。やっぱり似ているわ……」
お姉さまって、図書館で言っていた人だよな?
いつか、詳しく話してくれる日が来るのかな……いや、いつか話してもらうんだ。
「それに、あなたの前では、そんなことはしたくないかもしれない……」
「えっ」
「いえ、忘れて」
異性として、意識してくれているのかな……?
いや、恋人なんだけどさ……。
「らーぶ、らーぶ」
「うわっ!?」
唐突にウサミが現れた。
「ま、前触れもなく出てこないでよ! びっくりするじゃないか」
「そういえば、あなたならマスターキーでも持っているんじゃないかしら」
「な、なんのことでちゅか! あちしはそんなものは持ってまちぇん!」
ほ
嘘が下手糞すぎるだろ……人の事は言えないけど。
「もう、それはいいからさ、着替えだけでもないかな?」
「そ、そう、それを渡しに来たんでちゅ。では、らーぶ、らーぶ……」
「ありがとう……もう行ってしまったのね」
一通りの着替えを渡すと、そのまま去っていった。
何だったんだ……。
「怪しいわね」
「もしかして霧切さんが縮んでしまったことにも一枚噛んでいるんじゃないかな?」
「そうかもしれない……でも、取りあえず部屋に入ってから考えましょうか」
「えっ、でも……いいのかな」
「どうせこんな状態じゃ、あなたも異性として意識出来ないでしょう?
それとも私には変わりないんだったかしら。
どちらにせよ、あなたが変な真似を起こさないぐらいのことは理解しているわ」
「信頼、してくれているんだね……」
「当たり前でしょう? そんなことは、流石に前から分かっているはずよ」
「……うん、知っているよ。入ろうか」
「ええ」
ドアを開け、部屋の中へ入った。
豪勢とも質素とも言えない一室だった。
右手側には、お風呂場が付いている。
そして、シングルのベッドが一つだけ置かれていた。
「先にシャワー浴びてていいよ、ボクは外に出ているから、
終わったらドアを叩いてくれないかな」
「あら、一緒に入らないの? どうせ今の私はただの子供よ」
「い、いや、いくらなんでも駄目だよ! 霧切さんは霧切さんじゃないか」
「そうね、苗木君も苗木君ね。騙されやすいのは変わらないみたいね」
霧切さんは、軽く笑みを浮かべた。
なんでだろう、騙されたのに、幸せだった。
きっとボクは、霧切さんが笑ってくれたらそれでいいんだと思う。
「……じゃあ、外に出ているから」
「……本当に紳士なのね」
ドアが締まる直前に、そんな声が聞こえた気がした。
「……なんでボクのパーカーを着ているの?」
「いいじゃない、一杯あったんだから」
音がしたので部屋に戻ったら、そこにいたのは、緑の服を身に着けた霧切さんだった。
三つ編みが解かれ、リボンも付けていない、
絹のような銀髪が後ろに降ろされていた。
風呂上りのせいか、赤くなっている頬に幼さを感じる。
Tシャツの上のパーカーは、少しぶかぶかになって、ロングコートのような丈に見えた。
見慣れないその全てに、脳の理解が追い付かない気がした。
「霧切さん、だよね?」
「誰に見えるのかしら」
天使かな?
……なに考えてんだよ、ボクは。
「じゃあ、私も外で待っているから」
「ちょ、ちょっと、駄目だよ。湯冷めしちゃうじゃないか」
「常夏のアイランドよ。夜は涼しいように設定されているけど、私は常人よりは丈夫なはず。
過酷な環境と比べれば、こんなところは天国みたいなものよ」
「……そんなことを言ってるんじゃないんだよ。
霧切さんは普通の女の子じゃないか。もっと自分を大切にしないと駄目だ」
「……なんで怒っているの?」
「えっ。い、いや、ごめん……つい強い口調になっちゃって……」
なんでかな……。
普段から思っていることなんだけど、今の霧切さんの姿だと、
余計にそれが強くなった。
だってどう見ても、あどけない女の子じゃないか。
「図書館の時にも訊こうと思っていたんだけどさ、
霧切さんってその姿の頃から、探偵として活躍していたの?」
「そうね。私にとって、探偵であるということは、生きていることと同じなの。
ライフワーク……なんて言葉じゃ生ぬるいぐらいに」
霧切さんの顔から幼さが消え、凛とした力強さが表れた。
超高校級の、生まれながらの、探偵。
そこにいるのは、霧切響子その人だった。
でも、これが彼女の全てなのか?
……違う、ボクは知っているはずだ。
霧切さんは教えてくれたじゃないか。
知りたいと願うボクに、様々な顔を見せてくれた。
それに、ボクの告白にだって答えてくれたじゃないか。
探偵としての彼女に、ボクは必要ないはずだ。
彼女の生き方を否定したいわけじゃない。
むしろ誇り高い霧切さんに、ボクは尊敬すら覚えている。
だけど、女の子としての霧切さんに、覚えているのは別の感情のはずだ。
守ってあげたいんだ。
霧切さんに言ったら笑われるかな。
身長も、頭脳も、身体能力も、なにもかも劣るボクが、
こんなことを思うなんて、もはや滑稽だ。
「苗木、君? なんでまた頭を撫でているの?」
「守るよ」
「えっ?」
「ボクが霧切さんのことを、守るから」
「……私は、いつもあなたに守られているわよ」
霧切さんはやっぱり笑っていた。
でも、馬鹿にするようにではなく、噛み締めるようにそれを享受していた。
ボクもなんだかとても満ち足りていて、しばらくずっとそうしていた。
「ボクは平気だけど、嫌なら、霧切さんが寝た後に入るよ」
「流石にそんな迷惑はかけられないわ。私も大丈夫だから」
了承を得て、シャワールームへ向かった。
一通りの用品と使い捨ての歯ブラシが設置されている。
一日の汗を流した後、嫌なものを見せないように、
身支度を整えてから、リビングへ戻った。
「さて、どうしようか……」
「別に私は床で構わないわ。慣れているから。
……なんて言ったらまた怒られるのかしら」
「ご、ごめん……気にしているの?」
「あなたから強く言われると、どうも落ち着かないのよ。どうして……?」
霧切さんは目を逸らし、なにかを考え込んでいる。
その顔に何処か深刻さがあって戸惑った。
容姿が、子供になっているせいかな?
それに今は外見の年齢よりも、更に幼く感じる。
そういえば、図書館でも思ったことだったよな……?
あの時は、叱られた子供のようだ、とか考えていた気がする。
そう、まるで親に叱られたような……。
……そうか、そういうことだったのか。
母親のことは聞いたことがないけど、父親と離れ離れになったことはボクも知ってるじゃないか。
慣れていないんだ、こういうことに。
時折見せる子供らしい所は、凛とした霧切さんにはアンバランスなものだった。
でも今になってみると、物凄く腑に落ちた。
「あのさ、霧切さん」
「何?」
「良ければ、一緒のベッドで寝ない? 幸い、今のボク達の体躯なら十分の広さだし」
「それも、超高校級の幸運というあなたの能力かしら? 興味深いわね」
「そうなのかな。まさか霧切さんが縮んだおかげでこんなことになるとは思わなかったよ……」
「そうね、今日は色々な事がありすぎたわ。あなたは私を妹扱いになんてして、
その後は急に様子がおかしくなって、映画館では生意気に鎌をかけて騙して、
挙句の果てにはいきなり泣き出すなんて、付いていけなかったわ。
……思えばこんなに苗木君に振り回されたことはない気がする」
「た、確かに……」
いつもはひたすら振り回されているから……。
「でもきっと、幸せだったのね。嬉しかったわ、好きと言ってくれて……」
霧切さんは、フードを被って顔を覆った。
顔を見られたくないのかな?
……なんか、ボクにも好都合な気がするけど。
「ボクも、同じだよ」
多分、人生で一番幸せな日だったと思う。
ボクの心は、絶望から、もっとも遠い場所にあった。
だけど、そこは行き止まりでもなんでもない。
――だって、希望は前に進むんだから。
こんなに満ち溢れた日も、きっとほんの序章にすぎない。
それに、ボクはまだまだ霧切さんのことを知らない。
話してほしいことも、見せてもらいたいものも一杯あるんだ。
だから。
「もう、寝よう」
明日になれば、もっと素晴らしいことがあるはずだから。
未知の世界がこちらに微笑んでいるように思えた。
「そうね、体力が落ちているのか妙に眠いのよ。今日は良く眠れる気がするわ」
霧切さんは少しぼんやりしているようだった。
思わぬ所で、子供になった弊害があったらしい。
なんだか動くことも、億劫そうだった。
「ちょ、ちょっと、何をしているのかしら?」
「い、いや、しんどそうだったからさ……」
えっと、あれだ。
高貴な人にすることをした。
左手で脚を、右手で背中を抱えて、持ち上げた。
要はお姫様抱っこというやつだった。
「妹扱いの次は、お姫様扱い?」
斜め下から、フードを被った霧切さんが睨んでいる。
こっちは駄目なのかな……。
「でも、今ぐらいしか出来ないんじゃないかな」
現実だと、酷く歪な構図になってしまう気がした。
むしろ逆の方が絵になるように思えて少し恥ずかしい。
「くだらないわね……」
「そうだよね……」
「ええ、どうして今ぐらいしか出来ないと思っているのかしら」
「えっ?」
「あなたのことだから、不格好になるからとでも考えているのかしらね」
「もう探偵というかエスパーだね……」
「苗木君は分かり易すぎるだけよ。……どうでもいいのよ。そんなことは。
例え一杯一杯になって、笑い物になるような滑稽さがあったとしても、
私はそうされたいの、誰でもないあなたに」
心臓が強く脈打った。
困るな……これから寝る所なのに。
胸がうるさくて眠れなくなるかもしれない。
せっかく異性としての意識は薄くなっているのに、
こんなの反則だよ。
霧切さんが眠ったら、外に頭を冷やしに行こう……。
案の定ボクの心拍数は収まらなかった。
寝そべっていても、意識が落ちるのは遠い夢のように思えた。
隣で瞼を閉じている霧切さんに目をやる。
なんだか、寝顔まで絵になるんだから叶わない。
窓から漏れ出す月光に照らされた彼女の姿は、
映画のワンシーンから切り取られているようだった。
寝息を立てているのを確認して、そっとベッドから出た。
起こさないように、慎重にドアを開け、外の空気を吸った。
近接したプールに設置されている、椅子に腰を掛けた。
気持ちを落ち着かせるように、ゆっくりと深呼吸をする。
吸って、吐いての反復行動を繰り返すたびに、少しづつ平常心が戻っていく。
「何をしているのかしら」
「き、霧切さん?」
「ええ、そうよ」
一瞬で全ての行動が灰と化した。
それはないだろ……。
「ごめん、起こしちゃって……」
「いいえ、特に問題はないわ。……月でも見ていたのかしら?」
霧切さんが、澄んだ夜空に視線を向けた。
釣られてボクも見上げると、満月の存在に目を奪われた。
妖力さえ感じさせるそれの、人を惹き付ける力は、
最上の位に位置付けられそうだった。
あまりに出来過ぎていて、作り物にすら思えた。
……そういえばこれ作り物だったな。
「穏やかね……」
「確かに、凄く気持ちが安らぐ気がするよ」
「この静けさも、夜空も、瞬く星も、澄んだ風も、全て作り物とは思えない。
……いえ、寧ろ、逆なのかしら?」
「どういうこと?」
「だって、現実の世界にこんなものは無いわ。
いいえ、無くなってしまった、と言い換えてしまった方が正しいかもしれない。
過去に置き去りにしてしまったものよ……」
霧切さんは、プールに目をやった。
微かに揺れる水面には、不定形の満月が映し出されていた。
そこからは、先ほど感じた力強さが失われていた。
だけど、作り物には見えなくなった。
今の世界には、こちらの方が相応しいから。
それを見つめる霧切さんの顔は、少しだけ憂いを覗かせていた。
「そうだね、置き去りにしてしまったものかも。
だけどさ、置いてきたなら取り戻しに行けばいいんだよ」
「えっ?」
「ボク達がやっているのは、そういうことなんじゃないかな。
勿論まだ解決出来そうにない課題も山積みだけどさ、
それでも、希望を失わない限り、いつかは取り戻せるよ」
「……なるほどね。苗木君らしい答えだわ。
無謀すぎて、少し呆れてしまったけど」
「そ、それは酷いんじゃないかな……」
「でもどうしてかしら、不思議と可能な気がするから困るわ。
希望は伝染病だったみたいね」
「伝染病って……ボクを病気みたいに言わないでよ」
「あなたみたいな病気なら、私は寧ろ歓迎よ。
……じゃあね、先に戻っているわ」
そう言い残して、霧切さんは去って行った。
既視感がある言葉と行動だったけど、その原因の記憶よりも
ずっと温もりを感じた気がする。
それに、姿が見えなくなってしまっても、
手を伸ばせば届く距離にいることが、無性に嬉しかった。
もう、ちゃんと眠れそうかな。
2/3消化
事件が起きるわけではないけど、ここまで(非)日常編みたいなもの
とはいっても、次はむしろ軽いパートが多いです
希望ktkr!体は小さくてもボリューム満点で最高です!!
家だろうが外だろうがニヤニヤしながら続き待ってます!!!
>>749 いや、その、ありがとうございます
ニヤニヤが止まりません
苗木君をロリコンにしないように気を付けていたんですけど、
もうキリコンってことでいいと思います
大作乙乙
続きは全裸で待たせていただくべ
>>747 GJ!
ニヤニヤさせてもらったべ
続きも楽しみにさせていただきます
>>749 こちらもGJ!
これは目覚めても仕方ない
もう大体の区切りまでやらせてもらいます
ボク達は昨日と同じように、公園のベンチに腰かけていた。
隣にいる霧切さんが、電子手帳を眺めている。
その眼はどこかぼんやりしていて、十分な睡眠を得られたようには見えなかった。
起こしてしまったせいだよな……。
「もう映画はこりごりよ。両方とも碌なものではなかったわ」
「でも腐川さんの作品は流石だったよ。……ジェノサイダーの作品はノーコメントだけど」
「そうかしら? 退屈で寝そうになったわ。思い出すとまた眠気が襲ってくるわね……」
「ご、ごめん……ボクが起こしてしまったせいだよね」
「いえ、あなたのせいではない……のかしら?」
なんで疑問形なんだろう……。
「ちょっと、膝を貸してもらっていい?
もうホテルに戻る気もおきないのよ」
「ボクなんかで良かったらいくらでも貸すよ」
「だから僕なんかで良かったら、なんて言うのはやめて。
自分を卑下するのはあなたの悪い癖よ。私は苗木君がいいの」
「き、気を付けるよ」
弾丸とも言える言葉に撃ち抜かれて、ボクの正常な心拍数は異常へと変化した。
いくら子供の姿になっていてもこういうのはずるいと思う。
狼狽えるボクなどに構うことはなく、霧切さんの身体は、
ボクの膝に委ねられた。
数分も立たない内に、霧切さんは寝息を立て始めた。
早々に深い眠りに付いたようで、ちょっとやそっとでは起き無さそうだった。
安心し切ったような寝顔は、あどけなさすら感じて、
外見と中身が一致しているようにすら感じる。
……あれ? なんだかおかしくないか。
さっきから妙な違和感を覚えている。
『なんにせよ、何事ももっと注意深く観察するべきよ。
見えてくるものも、きっと違うはず……置いていったことは謝るわ。ごめんなさい……』
昨日の霧切さんの言葉がふと脳裏に過った。
なにか、あるはずなんだ。
真下で寝ている霧切さんを観察する。
なにかと重なるようで、重ならない。
そのなにかは、つい最近に目にしたものなはずだ。
取りあえず、昨日一日の出来事を振り返ってみることにした。
砂浜、公園、図書館、映画館、ホテル。
フィルムを早送りにするように、映像が流れていく。
「そうか、分かったぞ! ってしまった……」
ついいつもの癖で大声を上げてしまった。
霧切さんは相も変わらず熟睡しているみたいだ。
良かった……。
えっと、なんだっけ。
そうだ、違和感があるんだ、二つの。
まず、すぐに気付いたのは、昨日の夜のことだ。
あの時の霧切さんの寝顔は、映画のワンシーンなんて思ったけど、
今は全く感じる印象が違う。
確かに綺麗な顔立ちをしているけど、こうして見ると、
ただの幼い少女だ。
でもあの時の霧切さんは、どこか凛としていて、年相応には見えなかった。
そう、まるで、中に大人がいるみたいに。
……いやいるんだけどさ。
つまり意識があったってことかな?
慎重に出て行ったことに問題はなかったらしいけど、
結局のところ無意味だったみたいだ。
すぐに外に出てきたのも、これで頷ける。
要は普通に寝れなかったらしい。
おかしいな……あんなにぼんやりしていたのに。
まあそれは置いておいて、もう一つだ。
映画館のことを思い出してみると、
さっきの霧切さんの言葉はおかしい。
だって横目で見た時は、あんなに夢中になっていたじゃないか。
ただの照れ隠しなのかな? いや、でも面白かったなら、
腐川さんの作品をそんなにきつく言う人だろうか。
分からないな……。
思考の海に潜って、ひたすらに考え続けた。
って、なんだかお腹が空いてきたな。
しばらくずっと回想していたら、もうお昼時になっていたらしい。
「困ったな……」
小声で呟いた。
霧切さんは相変わらず熟睡している。
これでは動けそうにもないな……。
「お困りでちゅか!」
「うわっ!? ってやめてよ……霧切さんが寝ているんだからさ」
「ご、ごめんなさい……」
またしても唐突にウサミが現れた。
なんでいつもいつもこうなんだ……。
人を驚かせないと死んじゃう病気にでもかかっているのかな?
そんなどうでもいいことは置いておいて、
霧切さんは大丈夫だろうか。
……うん、少し眉が動いたけどセーフでいいよな。
「……そういえばさ、監視者の権限とかで霧切さんの姿を元に戻すことは出来ないのかな?」
ふと思い出した。
ウサミはそういう力を持っていたはずだ。
「そ、それが……出来ないんでちゅ。原因が全く解析されていなくて、
バグに近いことになってるみたいで。今この世界を下手に改変すると、
深刻なエラーが発生する恐れがあるんでちゅ。ごめんなさい……」
「そ、それって大丈夫なの? ボク達が無事に帰れるかも分からないんじゃ……」
「いいえ、心配はありまちぇん! 何もしなければ、らーぶ、らーぶなカケラを持って帰るだけで終わりでちゅ!」
「そ、そうなんだ……取りあえず信じるよ、あと声を小さくしてくれないかな」
「あっ、ごめんなさい……そういえばお困りのようでしたけど、どうしたんでちゅか?」
「いや、お腹が空いてしまってさ……身動きが取れなくて困ってたんだ」
「分かりました。あちしが何か持ってきまちゅ。何がいいでちゅか?」
「ハンバーガー、とかでいいかな。霧切さんが起きた時のために二人分。
あとそこにコーヒーもあるはずだから、お願いしていいかな?」
「了解しました。では、らーぶ、らーぶ……」
「ありがとう」
これで助かったかな。
ウサミには感謝しないと。
それにしてもこんな深刻な事態になっていたなんて思わなかったな。
無事に帰れるんだろうか。
……いや、帰るんだ。
だって、やっと霧切さんと通じ合えたんだから。
このままじゃ、仮初めの関係になってしまうかもしれない。
ボクはそんなの絶対に嫌だ。
何が出来るかなんて分からないけど、決心だけは強く持った。
しばらく待つと、ウサミが食事を持ってきてくれた
「ありがとう。本当に助かったよ」
「いえいえー。あちしはそういう風にみなさんを助けるために作られたプログラムでちゅから」
「そんなの関係ないよ。仲間には変わらないじゃないか」
「……そうでちゅか」
そう呟くと、ウサミは去って行った。
「……なにかしら。この匂いは」
「霧切さん、おはよう。動けなかったから、ウサミに食事を持ってきてもらったんだ」
「……何処から?」
「えっ、ハンバーガーショップでしょ?」
「おかしいわ……」
「な、なんで?」
「そのお店は閉まっていたのよ。権限でも使ったのかしら」
どういう、ことだ……?
「……なんでそれを知っていたの?」
「昨日、図書館に行く前に寄ったのよ。コーヒーでもないかと思って」
あっ、だから遅れて来たのか。
「それはおかしいよ……」
「確かに証明するものはないけど」
「そうじゃないんだ」
「えっ?」
「さっきウサミが言っていたんだ、今この世界を下手に改変すると、
深刻なエラーが発生する恐れがあるって」
「……ちゃんと、説明してもらえる?」
ボクが聞いたことを一通り話した。
「ウサミが嘘を付いているのは確かなのかしら。
本当のことを言っていたのかもしれない」
「どういうこと?」
「意図的にエラーを引き起こして、私達に危害を加えようとしている」
「それは違うよ! だってボク達をウサミは助けてくれたじゃないか!」
「本当かしら? 昨日もマスターキーがあることを誤魔化していたじゃない」
「そ、それは……でもそんな……」
「落ち着いて、苗木君。あくまで一つの可能性の話よ。
様々な角度から検証するのは、探偵としての基本中の基本よ」
あっ、そうだよな……。
あくまで霧切さんは、冷静に思考を巡らせているだけじゃないか。
駄目だ……ちゃんとボクも落ち着かないと。
「未来機関の仕業かしら? 怪しい動きをしている私達を処分しようとしているのかもしれない」
「でも、ここの管理者はアルターエゴのはずだよ。そんなことが出来るかな?」
「それもそうね……取りあえず、遊園地に向かいましょうか」
「えっ」
なにそれ。
「え、ええっと、一先ず遊んで気持ちを落ち着かせようってこと?」
「……何を言っているの? ウサミの家があそこにあるじゃない」
「そうだったっけ……」
「ふざけた事を言ってないで、さっさと行くわよ。いいわね」
「う、うん。……あっ、そういえばまだ何も食べてないんだけど」
「歩きながら食べればいいじゃない。当たり前のように落ち着いて食事が出来るなんて思うのは甘えよ。
いえ、それは私の都合ね。まあ、毒入りかもしれないから気を付けた方がいいんじゃないかしら」
さっきの寝顔は何処へ行ったんだろうか。
目の前の幼い少女は、すっかり霧切さんに戻ってしまった。
でも、なんだか凄く気持ちが落ち着いて来た。
それに、こんな表現を使っていいのか分からないけど、懐かしかった。
あのコロシアイ学園生活も、いつもこういう風に助けられていた気がする。
「どうして笑っているの?」
「やっぱり、霧切さんは霧切さんなんだなと思って」
「何を言っているのかしらね。私には変わりないって言っていたのはあなたじゃない」
「そうだったね……」
改めて実感したってことかな。
いつものように、霧切さんの後ろを追いかけて行った。
「説明、してもらえるかしら?」
「あわわ……」
リボンを付けた可憐な少女が、腕を組んで睨んでいる。
見ようによっては可愛らしいとしか思えないはずなのに、
到底そんな風には思えなかった。
そこにいるのは小さい女の子ではなく、
超高校級の探偵、霧切響子だった。
「ち、違うんでちゅ。危害を加えようなんて思ってまちぇん……」
「じゃあなんであんな嘘を付いたのかしら? それとも本当のことなの?」
「違いまちゅ! 本当じゃありまちぇん!」
「じゃあ、説明してくれるわね?」
「そ、それは……」
ウサミは答えに詰まっているようだった。
もはや追及されつくした犯人にしか見えない。
でもどうしてだろう、悪意という物が全く感じられない。
「こんなこと言ったら笑われるだろうけどさ、
ウサミが隠し事をしているのは確かだろうけど、悪いことをしているようには見えないよ」
「……とんでもない甘ちゃんね。あなたらしいけど。
でもどうしてかしら? 私も同じようなことを感じてしまっている。
要はただの勘ね。それに、死神の足音も聞こえない……どうしましょうか」
「意味があるんでちゅ……」
「「えっ?」」
ボクと霧切さんの声が重なった。
「霧切さんが幼くなっていることは、バグでもなんでもなく、意味があるんでちゅ。
……これ以上は言えまちぇん」
意味が、ある?
どういうことだ……?
言葉の意味は理解出来そうにもなかったが、
ウサミの声は切実で、精一杯の誠意すら感じた。
それ以上の追及はやめ、ボク達はハウスから出た。
遊園地のベンチに座り、しばらく無言でいた。
隣にいる霧切さんは、顎に手を当て、考え込んでいる。
……あれ? また違和感がある。
それに、喉元まで答えが出ている気がする。
ウサミの言葉は、取っ掛かりが無さ過ぎてなにも分からないが。
この違和感なら解答を導き出せると思った。
「意味があるなんてだけでは分かりそうもないわね……」
「でも、昨日のことは意味があったのは確かだよね」
「確かに、普段じゃあなたに妹扱いやら、お姫様扱いになんてされないわね」
妹扱い? やけにそのワードが引っかかった。
「……変なことを聞いていいかな?」
「何かしら」
「霧切さんは、ボクに妹扱いにされてどう思った?」
「……そうね。とても、懐かしい気がしたわ。嫌な思いをしなかったのは本当よ」
そうだ、思い出した。
最初に妹と同じ扱いをしてしまった時は、不服そうにしていたじゃないか。
照れ隠し……? いや、違う。
違和感の正体と、密接に関係しているはずだ。
腐川さんの映画は不満で、妹扱いには満足していた。
おかしくないか……?
だって腐川さんの映画には釘付けになっていたし、
妹と同じと言ったら機嫌を悪くしていたじゃないか。
そもそも釘付けになっていたシーンはどういうものだっけ。
確か、夕暮れの歩道橋で手を繋いでいるシーンだったよな。
手を繋ぐ……? そういえば、妹扱いした時もそんなことを言っていた気がする。
……そうか、そういうことだったのか。
霧切さんは、手を繋ぐことに憧れていたんだ。
――手袋のしていない、まっさらな手で。
機嫌を悪くしたのは、そんな軽々しく出来るようなことではないから……かな?
「そうだったのか……」
「謎が全部解けたみたいな顔をしているけど、どうしたのかしら? 本当に意味が分かったの?」
「い、いや、全然だよ……」
「バカ正直は不治の病ね。そんなことで取り繕えているとでも思っているなら、
裸の王様にでもなったらどうかしら」
「……」
「どうしたの?」
「ごめん、ちょっとお化け屋敷に行ってくるよ」
「えっ?」
「なんか無性に行きたくなっちゃってさ、でも霧切さんに迷惑はかけたくないから一人で行ってくるよ」
そのまま走って逃げた。
今の霧切さんにでも十分追い付かれてしまうのかもしれないけど、
足音は聞こえなかった。
あまりに唐突すぎて、呆然としていたのかもしれない。
ごめん……霧切さん……。
弱みに付け込むようなことをして。
でも気持ちの整理が付かないんだ。
ボクの想いがちゃんと固まったら、すぐに向き合いにいくから。
「急に何をしているのかしら」
「い、いや……」
あっさりとお化け屋敷の中で捕まった。
「オカルトは駄目なんじゃなかったの……?」
「こんなものハリボテじゃない。それに、昨日のである程度慣れたわ。
あなたのおかげでね」
霧切さんは強い人だった。
「何を考えているのかは知らないけど、意味が分かったのならさっさと教えてもらえないかしら。
身の危険も掛かってるのだけど」
「危ないことはもう無いよ……取りあえずここから出ようか」
「そう、安心したわ。ただ、教えてくれるんでしょうね」
「時間をくれないかな?」
「また?」
「えっ」
「いえ、そうね。もう慣れたわ。行きましょうか」
お化け屋敷から抜け出し、フードコーナーの椅子に腰を掛けた。
コーヒーと、ジュースを持ってきて、テーブルの上に並べた。
「さて、どうしましょうか。あなた曰く、危険はもう無いらしいけど」
「多分ね、もう大丈夫だと思う」
「……多分なの?」
霧切さんの鋭い目がボクを貫いた。
こんな容姿になっているのに、
身震いするぐらいの迫力だった。
動揺を隠せず、不格好にジュースを口に運んだ。
「じゃ、じゃあちょっとウサミに確認してくるよ。霧切さんはゆっくりしてていいから」
「そう。分かったわ」
取りあえず視線を外され、身の硬直が解けた。
一気にジュースを飲み干し、ゴミ箱に捨てた。
……この行為に意味ってあるのかな。
どうでもいい思考を吐き出しながら、
ウサミのハウスへ向かった。
「わわわ、な、何しに来たんでちゅか!」
「いや、そんな身構えなくても……」
当然と言えば当然かもしれないけど。
「意味があるって、霧切さんの手のことだよね?」
「……その通りでちゅ」
「どうしてこんなことを……」
「あちしが考えたことではないんでちゅ」
「えっ?」
「アルターエゴさんが、そういう風にプログラムしたんでちゅ」
アルターエゴが……?
確かに、管理者としての権限を持っていれば出来そうだけど。
でも、直接ボク達に介入する力はそこまでないんじゃ……。
「理由は分かりませんから、本人に聞いてくだしゃい」
「う、うん。分かったよ。ありがとう」
疑問を浮かべながら、ハウスを出た。
なんでアルターエゴがこんなことをしたんだろう。
今なら呼べば会えるのかな?
取りあえず、霧切さんの元へ戻った。
……っていない。
フードコーナーはもぬけの殻と化していた。
なんかもう霧切さんがいなくなるのは慣れているけど、
やっぱり寂しいものは寂しいみたいだ。
どこか空虚感を覚えたその時、
場内アナウンスが鳴った。
『迷子の苗木誠君、迷子の苗木誠君、インフォメーションセンターで、保護者が待っています』
「えぇ……」
流暢な機械音声が、ボクの頭を空っぽにした。
「遅かったわね」
「流石に頭が理解するのに時間が掛かったよ……」
案の定、保護者はそこにいた。
コーヒーを片手に、霧切さんは椅子に座っている。
その姿はとても絵になって、飲み方にも品格を感じて、
育ちの良さを感じさせた。
そういえば霧切さんってお嬢様なのかな?
「ゆっくりしてていいって言ったのに……」
「ゆっくりしなければ駄目とは言われていないわ。
それに、退屈だったのよ。だから色々探索していたの。
遊園地なんてもう滅多にお目にかかれない物だから興味深かったわ」
好奇心は猫をも殺すとは言うが、ボクは迷子にされるらしい。
「いつから霧切さんはボクの保護者になったの?」
「結構前からそんなものじゃない」
「えぇ……」
中学生の女の子が、当然のように言い放った。
妹、お姫様の次は保護者らしい。
いや流石に突然変異しすぎだろ……。
「そんなことはどうでもいいのよ。丁度アナウンスが便利そうだったから使っただけ」
「確かに丁度良かったかもね……」
自由に動けて、行き違いにもならないんだから。
それにしたって、いきなりあんなアナウンスをされても困る。
……だけど、確かにそんなことはどうでもいいんだ。
もう向き合う覚悟は決めた。
霧切さんが、どんな想いを背負っているのかは分からない。
きっと、ボクなんかには到底想像出来ない重さなんだろう。
背負うことも、考えるだけ無駄だ。
だけど、一緒に引きずっていくことぐらいなら出来るかもしれない。
ボクはそれぐらいのことしか術をしらないから。
でも、迷子だなんて、本当に丁度良かった。
「……ボクは迷子なんだよね?」
「ええ、そうみたいね」
「じゃあはぐれないように手を繋いでくれないかな」
「……えっ」
霧切さんは、持っていたコーヒーカップを落とした。
割れてしまったみたいだが、どうせ仮想のものだし問題はないだろう。
服にも掛からなくて良かった。
「あなた……意味を分かった上で言っているの?」
「ボクが意味を分かっているのは、霧切さんも知っているはずだよ。
時間をとらせてしまったかもしれないけど」
「……そう、そういうことだったのね」
霧切さんは、両手を返し、泣き笑いのような顔でそれを見ていた。
「結局、迷子なのは私だったのかもしれない……」
霧切さんの身体が少し震えている。
今にも泣き出しそうに見えるのに、
いつまで経っても涙が零れてこなかった。
触れたら壊れてしまいそうで、ボクは見ていることしか出来ない。
長い時間が経った後、霧切さんは椅子から立ち上がった。
牛歩という表現でも足らない遅さで、ボクの方へ向かってくる。
一歩、一歩を、噛み締めるように踏み締め、ようやくボクの隣までたどり着いた。
「私……男の子と手を繋いだことが無かったのよ。
そのまま手は焼けてしまって。もう期待なんてしていなかったわ」
「そうだったんだ……」
霧切さんのことを知りたいという想いは、今でもボクの中で膨れ上がり続けている。
だけど、それがこんな痛みを伴うことになるなんて思わなかった。
あんまりじゃないか、こんなの。
「でも、仮初めのものでも、苗木君が最初の相手で良かった。
きっと、あなた以上に私の手を大事に掴んでくれる人は、いないだろうから」
……ボクの方が涙が出てきそうだった。
霧切さんは堪えているのに、情けないな。
ボクだって、妹はともかく、まともに女の子と手なんて繋いだことは無い気がする。
でも霧切さんは、こんなにもボクを信頼してくれている。
正直掴み方なんて全く分からない。
だけど、絶対に大事にするから。
それだけは、自信を持って出来ると思えた。
右隣にいる、霧切さんの左手を掴んだ。
「なんて言えばいいのかしら……言葉が上手く出てこない……」
まるで、初めて会った時と同じような声で、霧切さんは言った。
無機質で、感情がないような声。
無色透明の、何色にでも染まる、そんな声だった。
霧切さんはとても豊かな感情を持っている人だ。
ボクは知っている、沢山教えてもらったから。
だから、今の霧切さんがどんな色に染められていくのか、少し怖かった。
不安で、力みそうになるのを必死で堪える。
だって言ってくれたじゃないか、ボクより大事に掴んでくれる人はいないって。
信じてくれているんだ。
ずっと昔から願い続けていたことが、実現しているんだ。
応えないと。
右手に、ボクの希望の全てを注ぎ込んだ。
「苗木君」
「何?」
「私は、あなたに出会えて良かった」
「ボクもだよ、霧切さん」
ここまでやっておいてあれなんですけど、
後はあまり量がないエピローグがあるので、宜しければ明日以降にでも付き合ってください
ちょっと吐き出したいがためにやりすぎました
おっつおっつ
楽しみにまってるべ
GJ
また吐き出したくなったら、いつでも吐き出してくれ
いつでも付き合うべ
霧切さん
ロリギリさんになってもマジ霧切さん
GJだべ
ナエ×ロリギリ素晴らしいべな
ショタ木×ロリギリ のSSもみてみたいべな
GJ!、今まで某エロパロ板に質の高いナエギリSS投下し続けてた人も
そろそろこっちに舞い戻ってきてくれんもんかな
あとダンロン霧切3はまだなのか・・そろそろ話題が尽きて来たべ
久々のSS、滾らせていただきました
エピローグも期待
マジGJ!
>>749の絵も大変美味でした
こちらもGJ!
やはりSSは良い
生きる希望が湧いてくるってもんよ
まあとりあえず、さしあたっては後十日ほどに迫った霧切さんフィギュアを待つとしよう
果たしてパンツは見られるのか…それが問題だ
見えて欲しい気持ちと見えて欲しくない気持ちが葛藤している
やっぱ見えない方がいいわ
鉄壁のミニスカこそ霧切さんらしいし
中に何があるかはわかっているのにどうして人は答えを求めるのか
その矛盾を肯定するんだ
くじのフィギュアは黒だったな…
尻の造形に妙に力が入っておった
これまでの立体物は黒で統一されているな
スパイク監修の成果か
パンツが観測されない限り穿いているかいないかは確定しない
宇宙的ロマンだよこれは
ぱんつじゃなくて下半身の( Y )が見たいんです
>>763の続き、エピローグ
「夏といえば花火……なのよね?」
「日本の心だよね。霧切さんも高校のみんなとやったことがあるでしょ?」
「そうね。ただあなたと二人でやったことはないわ」
「砂浜にでも行ってみようか。確かホテルの近くのスーパーにあったはずだから」
ボクらは、ずっと手を繋いでいた。
遊園地から出て、橋を渡って、ホテルまで戻っても、
磁石でくっ付いたように離れなかった。
霧切さんはいつもと変わらないように見えるけど、
どことなく表情が柔らかくなっている気がする。
スーパーで一式の花火、バケツ、ライター、ろうそくを調達して、砂浜へ向かった。
すっかり、とまではいかないが、日は沈み、
空は黒に支配されつつあった。
僅かに残った青が、夏の香りを思わせて切なくなった。
「えっと、このままするんだよね……?」
「大丈夫よ、気を遣ってもらわなくても。もう十分あなたの温もりは伝わったから」
数時間ぶりに、ボクと霧切さんの手が離れた。
でも、なぜだかまだ繋がりを感じて、胸が温かくなった。
「アルターエゴには感謝しないとね……」
「そうだね。でもなんでこんなことをしたんだろう?」
「さあね、誰かさんのお人好しでもうつったんじゃないかしら」
「霧切さんのこと?」
「私の何処にそんな要素があるのか理解に苦しむわね」
霧切さんはそう言うと、早々に花火の準備を始めてしまった。
確かに霧切さんは一見冷たいように見えるけど、
知っていく内に、そういう所があることが理解出来た。
やっぱり、霧切さんのことを知りたいと思ったことは、間違いじゃなかったらしい。
いや、間違いじゃなかったって言い切れる。
一頻りの用意を終えて、ススキ花火に火を付けた。
火花の放物線が、長いアーチを描けて、砂に注いでいく。
薄暗い中には眩いぐらいの橙が発光し続けている。
「これが日本の心なのね……」
「そうだね。でもなんで初めて見たように言うの?」
「音楽と一緒よ」
「繋がりが無さ過ぎて分からないんだけど……でも確かに音はいいよね」
「……そういうことじゃないわよ。印象なんて、一緒にいる人次第でどうにでも変わるの。
あなたは、どう思っているの?」
「……そうだね。凄く綺麗に見えるかもしれない」
平凡な人生を送ってきたボクは、平凡に花火を何回もやってきた。
でも、その記憶が霞むぐらいの新鮮さが、この火花にはあった。
チープな市販の花火が、こんなにも綺麗に見えるなんて、想像もしなかった。
一緒にいる人次第でどうにでも変わる……霧切さんの言葉が、心に響いた。
「……そう、嬉しいわ」
暖色に照らされた霧切さんの笑顔は、見ているだけで胸が一杯になりそうだった。
でもきっと、いつもの霧切さんだったら、もっと綺麗なんだろうな。
もちろん凄く可愛らしいんだけど、なんだか少し残念だった。
「線香花火というのが代表的らしいわね。やってみたいわ」
一本目の火が消えた後、霧切さんはバケツにそれを入れながら言った。
「やってみようか。でも気を付けないとすぐ落ちちゃうよ。……大丈夫?」
「私を誰だと思っているのかしら? さっさと貸して」
ムキになった霧切さんは、まるで子供のようだった。
……一応子供なんだけどさ。
「……貸して」
慣れないのか、霧切さんは何回も落とし続けた。
コツを教えようとしても、意地を張って聞いてくれない。
なんだか本当に妹のように見えて、声を出して笑ってしまった。
「そんなに人が失敗するのが面白いのかしら?」
「それは違うよ。可愛いなと思って」
「……本当にここ数日のあなたは生意気ね」
プイっとそっぽを向かれてしまった。
暗くて見えにくいはずなのに、蕾のまま落下した線香花火が、霧切さんの赤い耳を照らしていた。
これも超高校級の幸運なのかな。
最近は、なかなか捨てたものではないと思えてきた。
「それにしても、儚いのね……」
霧切さんは、落下した数多の線香花火を眺め、
物思いにふけっていた。
しかし、瞳の先はそこには向けられていないように見えた。
つい数秒前の子供っぽさが消え、外見とはアンバランスな雰囲気を発していた。
「こんなに瞬くようにしか存在できないものに、意味なんてあるのかしら」
霧切さんは、自分の手に視線を向けた。
……そういうことか。
砂浜に埋まった線香花火の明かりが、全て消え落ちた。
青みがかっていた空は、とっくに黒一色に染め上げられ、
辺りは闇に包まれた。
人工的な冷たい風が、頬を鋭く突いた。
常夏の島のはずなのに、夏の終わりが近づいていた。
夏の終わりは、いつだって切ない。
霧切さんが共感するかどうかは微妙だけど、
八月の日めくりカレンダーが、一枚ずつ捲られると、無性に胸が締め付けられる。
夏休み終了へのカウントダウンという印象が強いからかな。
平凡なボクには、なかなか耐えがたい思い出だった。
もう今の世界に夏休みも何もないんだけど。
「うわっ!?」
「えっ?」
驚きの声を上げたのはほぼ同時だった。
破裂音と、眩い光。
その方角を向いてみると、夜空には大輪の花が咲いていた。
何発も何発も、しつこいぐらいに花火の音が鳴り続け、
切なさなど何処かへ行ってしまった。
夏は終わらなかった。
……そうだ、終わらないんだよ。
「瞬くようにしか存在できないなんて、言わないでよ」
霧切さんの両手を掴んだ。
「……事実よ。現実では、こんな温もりなんて感じられないんだから」
「それは違うよ!」
物凄く、久々に出した声だった。
弾丸で貫くような、鋭さを持った言葉は、霧切さんの矛盾を砕いた。
「……それも、あなたの前向きさというものかしら。それはただの気休めよ」
「違う! 霧切さんの手は、ちゃんとあるじゃないか!」
「えっ?」
あるんだよ……。
ちゃんとあるんだ。
手袋の下に、霧切さんの手が。
「……立候補、してくれるのかしら。なんてね、冗談」
「するよ」
何の衒いもなく、その言葉は出ていた。
血は繋がっていなくても、心は繋がっている人。
ボクは、霧切さんにとってそういう人になりたい。
「……家族に、なってくれるの?」
「霧切さんが望むなら、ボクは絶対に拒まないよ」
「……そこは、ちゃんと言い切ってほしかったわね。
苗木君らしいけど」
一瞬の出来事だった。
霧切さんの姿が光に包まれて、シルエットが変化していった。
それが終わった後、そこに立っていたのは、ボクと同じぐらいの、
高校生の霧切さんだった。
「霧切さん、だよね?」
「誰に見えるのかしら」
天使、かな。
今回は、何考えてんだよとも思わなかった。
たまらなく愛おしくなって、思いっきり抱き付いてしまった。
「な、苗木君? 何をしているのかしら」
「大好きだよ! 霧切さん!」
「……ええ、私も大好きよ、苗木君」
霧切さんは、受け止めるようにボクを包んでくれた。
結局、身長差は戻ってしまったけど、これでいいんだと思う。
ボクのコンプレックスは、今日、一つだけ消えた。
二ヶ月早い話
長々と使わせていただいて、ありがとうございました
GJ!
大作お疲れ様
たっぷりニヤつかせてもらったべ
ディ・モールト・乙ッ!!!!!!!
GJ!
霧切さんが実に霧切さんでたいへん美味でありました
ご馳走様です
実に良いナエギリだった
GJ!
大作GJでした
なんと素晴らしき未来か!
あっざぁーーーーすぅっ!!即効で保存した!ほんとうにありがとう!!
いいものを読ませていただいた
GJ!
ロリギリさんが元に戻ったのがちょっと勿体ないと思ってしまったのは秘密だ
逆に苗木君が縮んだら霧切さんはどうするだろう
母性に目覚める霧切さん
霧切さんは子供苦手そうな気もする
縮んだ苗木君にどう接していいか分からなくてオロオロする霧切さんが見られるなら
それはそれで
「響子お姉ちゃん」と呼ばれてキュンキュンきちゃう霧切さん下さい
いっそ二人揃ってロリショタ化してみては
そろそろ絶対絶望少女の情報が出そうだけど
霧切さん関連で何か情報ありゃあいいなあ
>>801 ロリギリさんと中学生苗木君がどこかでニアミス
みたいな展開がダンガン霧切であるかもしれない
中学生時代の身長差がどんなものだったのかが気になる
>>803 むしろお姉さまと中学生苗木君が出会ったりするかもしれないw
結「さっき霧切ちゃんと同い年くらいの男の子と話してたんだけどさー意気投合しちゃったよ」
霧「へぇ…(ムッ)」
苗「そういや昔探偵だっていう女の人に会ったことあるよ。良い人だったなー」
霧「へぇ…(ムッ)」
みたいな
とか言ってたら霧切さんフィギュア発売が6月から8月に変更だと…
orz
あらら延期かいな
まあその分クオリティが上がることを期待しとこう
本当だ…
楽しみにしていたんだが orz
山田君がGOをだせない出来だったか
8月か……財布がキツそうだべ
貯金しとかにゃ
8月の発売に合わせてfigma霧切さん発表!
とかだったらいいなぁ
8月のいつなんだろ
下旬だと長いな〜
まあお蔵入りにさえならなきゃいいさ
霧切さん水着verの立体化もお願いしたい
話変わるが、絶望少女9/25に発売らしいな
そして!
ファミ通で1と2のキャラの人気投票が行われ
上位のキャラが出演するとかなんとか
9月発売なのに今から人気投票?
結構前にシナリオ完成済みと言ってたしそれはちょっと嘘臭い
それまでにはダンガン霧切3も出てるといいな
などと思ってたら
@FAUST_editor_J
北山猛邦先生にお電話。明日から星海社で館詰めです! 楽しい!!
だそうだ
今から缶詰めだとまだもうちょっと先か
フィギュア延期…これが絶望か…
北山さん新婚だというのに缶詰とは…
太田は鬼か
缶詰めならぬ館詰め…?
クローズドサークルってやつだな!
>>822 星海社八月の刊行予定には載ってなかった
今から缶詰めだとすれば早くて9〜10月くらいか
たしか二巻の時も缶詰めにされてよなw
まぁ取りあえず目処が見えそうで何よりだ
三巻ではまだ完結しないよな
次巻まで10ヶ月待たされるくらいなら早く完結して欲しい
3ヶ月周期くらいで出してくれるなら延々と続いて欲しい
俺は逆だなぁ
待たせてくれても構わないからじっくりやってほしい
>>830の意見に賛成だ
霧切さんに似合う缶詰ってなんだろう
シュールストレミング
フルーツの缶詰めとか好きそう
食事は栄養摂れればいい的に考えてそうだから、缶詰は結構好きかもしれん
短編小説での苗木君の不運によって入学取り消しになった超高校級の幸運の少女って
実は結お姉さまだったりしそうな気がしないでもないな・・前向きが取り得という共通点もあるし
>>834 さすがにそれはないかな
霧切さんとは3歳年が離れているから
けがで留年とかしない限りは霧切さんが高校生の時には卒業してるはず
>>835 アニメのDVDやBDの一巻についてた小説のことだと思う
今度もクローズドサークル系かな
まあ作者の得意分野がそっちだしそれでOKだけど
俺も最初サムネで見たとき本気で霧切さんかと思ったわ
クリア特典とかでいいから霧切さん使いたい
服装は霧切さんっぽいな
ロリギリさんも立ち絵があったらこんな感じになるんだろうか
1、2キャラも一部登場らしいので
霧切さんは可能性高いか
制服が同じってことは霧切さんと知り合いだったりするのかな?
同じではないでしょ
似てはいるけど
>>843 一応こいつらの年齢は小学生ぐらいだからね
霧切さんの校章も無いみたいだし制服は違うと思う
肩書きが超小学生級の○○の時間になるとは思いもしなかった
ロリ切よりまだ下があるというのか
いや まだ作中では 霧切パパンの写真の幼女切さんが最年少でしょ
まあ霧切さんも小学生の時には既に探偵として活動し始めてたようだから
超小学生級の探偵であったことは間違いあるまい
>>848 今回の情報からだと
もし霧切さんが小学生の時に希望ヶ峰学園に選ばれたとしたら
肩書きは超小学生級の算数の時間とかになると思う
ラインスタンプあるじゃん!
って思って開いたらカップ麺ギリさん1枚だけだった…
嬉しいような哀しいような…
>>839 希望の戦士って名乗ってるぐらいだから実際、霧切さんのコスプレなんじゃないかコレ
江ノ島を打ち倒した苗木君達に影響された絶望組のような気がしないでもない・・それか成りすましてるとか
セレスとかの要素もあるように見受けられるし、どうだろう
>>850 カップ麺乗せたままドヤ顔決めポーズの霧切さんが愛おしくてたまらない
あれ原作にはない立ち絵だよな
ビシィッに吹いた
ダン霧と本編のちょうど間くらいの
膨らみかけギリさんが見たい
なんという力強さw
(これ、またカップ麺に気づいてないな…)
汁こぼれないのか
腕組みドヤ顔も欲しかったな
個人的には霧切さんといえばあの表情だ
どういう時に使うんだこのスタンプw
カップ麺乗せてドヤ顔してる時にカップ麺のことを指摘されたら
どんな反応するんだろうか
多分本編と同じように払いのけた後、何事もなかったかのように振る舞う
でも希望としては羞恥で赤面してほしいです
>>861 ・苗木君の癖に生意気ねと思った時
・ここまで言えばわかるわね?と思った時
画像右下の名前でググるがよい
ざっくり言うとコスプレを題材にしたある漫画に、
霧切さんをはじめとしたダンガンロンパのキャラ(のコスプレ)が登場したのさ
で、
>>865の画像は作者がキャラ(のコスプレ)の使用許可をいだだけたことに対するお礼を述べてる
実際に漫画に描かれてた霧切さん(のコスプレイヤー)は手袋をしてなかったな
最初はミスかと思ったが、霧切さん大好きとおっしゃるからには
「霧切さん本人ではありませんよ」ということを示すためにあえて描かなかったのかしら
霧切の輪の広がりを感じる
いいことだべ
希望ヶ峰の付属小学校なんてものまで出てくるようで、
また仁さんの評判に響かないか気が気でなりません
>>871 今日のガイムのミッチ見て思ったが、仁さんはどこから道を誤ったんだろうね
仁さんは霧切さんを附属小に入れようとしたりはしなかったんだろうか
仁さんが出て行く前にはもう小学校には上がっていたと思うが
>>873 その時には、霧切家に仁さんはいたわけだし
一族の誇り的には希望ヶ峰学園に入学させるわけにはいかないよ
希望ヶ峰学園に付属小学校があるのは
超高校級の才能を研究することで得た結果を、将来性の高い子供に教えることで
創始者の神座出流のような人物を教育によって作り上げるためだったりしてね
また希望ヶ峰が絡むってことは
霧切さんの出番がある可能性もそれなりにありそうだな
MMDにロリギリさんとお姉さまのモデルできたんだな
かわいい
ロリギリさんと霧切さんの夢の競演も可能だな
スーツギリさんの製作が待たれる
ダンガンロンパ1の霧切さんは5章で苗木を見捨てようとしてたよな。
アルターエゴの助けが無かったら苗木は死んでたよな。
もしかして霧切さんは苗木の超高校級の幸運に掛けたのか?
見捨てようとしたっつーか
見捨てざるを得なくなったというのが正しかろう
もし潰されてたら一生引きずりそうだけどな…
苗木くんが許してくれても、引きずり続けるだろうし
手の火傷あとと同じく心のキズは大きそう
アルターエゴが助けてくれたと分かった瞬間慌ててゴミ捨て場に直行したのかな?霧切さん。その瞬間の顔が見たい
漫画版では緊張した面持ちで地下に落下していく霧切さんが見られたな
…ごみ袋の中に入った状態で
五章のあれって見捨てようとしてたわけじゃなくてむしろ助けようとしてたんじゃないの?
最後の五人の中に容疑者がいないことを確かめようとしてたらモノクマに阻止された結果ああなっただけだと思ってたわ
自分の潔白を証明すること最優先にしただけで、最初から苗木くんを見捨てるつもりはなかったんだろうよ
タイムアップって言われてモノクマに食って掛かってたしね
捜査にがっつり参加した挙句、全力で主人公を陥れようとしてた推理力も良心も皆無なアニメ版は霧切さんの皮を被った別人に違いない
>>876 霧切さんモデルのダンスはかっこいい
ロリギリさんモデルのダンスはかわいい
つまり両得
お姉様が「先に進むためには危険は避けては通れない」という
あの時と同じセリフを口にしてるのが不吉だべ
なんだかまた辛い選択を迫られそうな予感
まあこの台詞が霧切さんの胸に残るような出来事があったってことなんだらうなぁ
多分
トラウマになってたり
でも負い目に感じてるような事言ってなかったか
あの人と同じことを言うのねとか悲しそうな微笑みで言う霧切さん
お姉さまとの会話に前向きってワードが出てきたとき胸がズキズキしたな
>>893 なんとなく分かる
結お姉さまに苗木っぽさがあるとなんかこう胸にくるものがあるよね
むしろダンガン霧切内でこの先どんな事があっても
後に苗木と出会うことが霧切さんにとっての救いになるはず…という風に思ってる
やっぱり苗木っちにお姉様を重ねて見てたんだろうかね
お姉様の不幸によって本編の霧切さんが完成するとポジティブに考える
お姉さまはやっぱ死ぬのかな
闇堕ちお姉様が仮に被害者がドクズだろうとも人を殺してしまったら死ぬしかないんじゃないかなダンガンロンパ的な意味で
間違いなく妹の復讐するよね
それを響子ちゃんが暴くみたいな
ちょっと待って!死ぬ前提で話を進めないで!
お姉さまは探偵をあっさり捨ててお好み焼き屋でバイトを始めるんじゃないかな
それに怒った霧切さんが店に押しかけて鉄板で手を火傷してしまうと予想
霧切「ひどい火傷でしょう…?」
>>902シリアスが台無しじゃねーかww
そんなドジっ子霧切さんだなんて
あると思います
美味しい食べ物に深入りし過ぎると判断を誤ることになる…
それがこの手袋の意味よ(キリギリッ
最終的に別れることになるとは思うけど
お姉様の生死はまだわからないんじゃないかと思う
お姉さまみたいに苗木君も死んじゃうんですよ
それは違うよ!
絶対絶望少女にしれっとお姉さまが出てくる可能性もなきにしもあらず
それやっちゃうとダン霧完結前にお姉様の生死が確定しちゃうのでは
お祖父様ならあるかもしれん
おじい様は絶対生きてるよな…
もう8ヶ月か
三巻は今まさに書いてるところのようだから
のんびり待とうぜ
お姉様炎上死くらいは一巻が出た頃から覚悟してる
焼死はもう魚住さんがやったから(震え声)
>>912 まあ殺されても死なない系だよなお祖父様は
ゼロ時点までは生存確定してるし
お祖父様はちゃっかり未来機関に合流してそう
もしそうだったら苗木君がおじい様に何をされるか…
それを言うなら霧切家の掟を破った霧切さんも
霧切「私たち、愛し合っているの!だから、彼との婚約を認めて、おじいさま!」
苗木「き、霧切さん!?いきなりなにを…」
霧切(しっ!おじいさまを説得するにはこうするしかないわ。お願い、今だけは話を合わせて)
という毒電波を受信した
うむ
続けてくれたまえ
爺「そうか、それなら目の前でキスをしてみろ!」
とかいう新喜劇的展開希望
響子を誑かした悪い虫は貴様かぁーッ!
5章で苗木君が霧切さん助けたんだし、それ見てたら意外と好印象抱いてくれてるかもしれないじゃないか(震え声)
「推理力の無い者に響子はやれん! 響子と交際したくばこの謎を解いてみよ!」
そんなダンガンロンパ外伝
苗木君がお姉さまみたいな事を言って心がズキズキ痛む霧切さんはよ
なんだかんだでお祖父様は霧切さんには甘そう
>>926 それはそれで…ちょっとやってみたいかもしれん
セレスさん残姉魚住と身体が焼けることは何度もやってるからお姉様はそんなことにはならないかもしれぬ
まぁ読者の裏を掻くのは大得意な作者さんだからな
何を仕掛けてくることやら
アリス・ミラー城級のしてやられた感を期待してるべ
希望の持てる終わり方でさえあれば
それ以上は望みませんですハイ