【ダンガンロンパ】霧切響子はクーデレかわいい【FILE.18】

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1名無しさん@お腹いっぱい。
超高校級の“???”である「霧切響子」(CV:日笠陽子)について語るスレです(キリギリッ)
◆ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生(※音量注意)
http://www.danganronpa.com/1/

◆ダンガンロンパ1・2 Reload
http://www.danganronpa.com/reload/

◆アニメ公式サイト
http://www.geneonuniversal.jp/rondorobe/anime/danganronpa/

◆前スレ
【ダンガンロンパ】霧切響子はクーデレかわいい【FILE.17】
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1376559873/

◆ダンガンロンパSSまとめwiki
http://www43.atwiki.jp/dgrpss/

次スレは>>970ぐらいでスレ立て宣言してから立ててください。
sage進行推奨でお願いします。
2名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 11:32:59.60 ID:nExEcyvt
うおおおお
3名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 11:34:11.17 ID:Gyf6I40W
たかが>>1乙よ。 靴下に手を入れた訳じゃないわ。
4名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 11:36:32.06 ID:2rgAG8FR
新スレはいつも>>1乙なのだから…
5名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 11:48:52.49 ID:UzQQbJFc
>>1君のクセに新スレ乙ね
6名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 12:11:32.78 ID:rkxWQx76
>>1お姉さま……乙です……
7名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 12:12:01.07 ID:L3Wsdm38
>>1
8名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 13:05:48.84 ID:VxfjrITw
裏切さん
9名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 13:12:10.94 ID:cULgQg04
>>1犬塚 甲乙
10名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 13:14:59.33 ID:S9FUdgHN
一応アニメの方のキャラスレも

ダンガンロンパの霧切響子は超高校級の???可愛い◆2
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1379001009/
11名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 13:53:44.76 ID:8nfM/qT7
>>1
しかしダンロン霧切読んだけど結は単なる語り部でメインは霧切さんだったな
っていうか結が何もしてないwwwww

後探偵図書館とか登録とかランクとか JDCシリーズみたいな感じがして面白かった
12名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 13:59:43.84 ID:KLFccum8
>>1乙でちゅ

アニメ板で話してた話題なんだが、タイムアップ後に「部屋に入れない〜」と霧切さんは言ったのは
最後の判断はマスターキーの存在を知る苗木くんに委ねたって事なんだろうか
霧切さん的には生き残る覚悟はあるけど、苗木くんにもチャンスは残すというか
13名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 14:02:27.41 ID:VxfjrITw
霧切さんはそこまで考えてないよ。
裁判の展開があんなになるなんて予想してなかったろうし
14名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 14:02:45.03 ID:KLFccum8
>>11
3年間探偵していたのに、ランクが1しか上がらない結お姉様の悪口はやめてもらおうか
まるで彼女が探偵として無能だと言わんばかりじゃあないか!
15名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 14:08:42.67 ID:xiWUfdGK
ランクが1でも上がってるということは16歳の子供にも関わらずちゃんと実績をあげてるということで、
十分凄いことではあるんじゃないかね

>>12
言われてみれば、そういう解釈も成り立たなくもないな…
まあそういう意図の改変だったとしても描写不足は否めないけど
16名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 14:11:42.61 ID:KLFccum8
それに賛成だ!>描写不足
なしてあんなことになったのか、アニメイベントあったら監督に突っ込みたいぜ
17名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 14:12:06.54 ID:7csBT2ib
アニメの 霧切さんの「☛万能キー」の声にやられた
18名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 14:20:15.18 ID:8nfM/qT7
>>15
そういえば網野とかいうのは 高校生でランク8だと…!?みたいなこと言ってたから
結構凄いことなんだろうね

まあ結の活躍については続刊で期待しよう メインはあくまで霧切さんであって欲しいが
19名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 15:21:10.43 ID:YUzeh0O1
まあお姉様は自由犯が専門ですし
殺人事件ではそこまで活躍できんでしょう
20名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 15:30:28.32 ID:w8zUh7t+
俺は逆に今回でゲームの霧切さんの株が更に上昇したね
相対的にだけどアニメに比べてゲームの霧切さんは苗木君を本気で助けようとしてたことが分かったし
21名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 15:55:10.11 ID:Gyf6I40W
>>17
ありきたりだけどあの囁くような言い方はズルい
22名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 16:47:06.52 ID:XUv19vBZ
しかし中学時代からぼっちだったのか
23名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 17:09:12.09 ID:yUmqxTLu
ぼっちっつーか探偵の有り様に従って周囲と距離置くようにしてるだけ
24名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 17:18:51.83 ID:0VX2LP+v
それで人にものの頼み方知らんかったり
意志疎通うまくできないんだからコミュ障なのはしょうがない
25名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 17:26:15.87 ID:OIGqCBS2
貶したいなら他所でやれば?
26名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 17:37:32.79 ID:/s4oyxeg
>>18
お姉様は原作における苗木の位置っつーか、ワトソン役なんじゃないかね
メインはあくまで霧切さんだと思うよ
27名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 18:08:49.46 ID:5+0xO4oi
笑顔が可愛い
それだけで充分
28名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 19:06:48.04 ID:1ACkCiXj
霧切さん、中学生の時から既に希望ヶ峰に入ること考えてたのね

小説は霧切さんがゼロクラスになるまでの話なのかね
事件1つで2ランク上がるなら、全五巻?
29名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 19:24:35.30 ID:+3VQoPfR
>>28
このときに希望ヶ峰に入る気があったかはわからないよ
探偵図書館に登録したのが本人じゃないから

探偵として認められるという話に興味を持ったのは
祖父や家族に探偵として認められるためかもしれないよ
30名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 20:01:30.96 ID:2rgAG8FR
>>28
父親の影を払拭したいという思いがあったからじゃない?

だけど、どんなに功績を積み重ねても仁さんの影が付きまとうから、
最終手段として希望ヶ峰に入って明確に親子の縁を切ろうとしたんだと思う

しかし、そこで苗木君と出会うわけだ わっくわくのドッキドキですねー
31名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 20:35:38.60 ID:/s4oyxeg
>>29
いや売り込むためにはランクを上げないと…って言ってるよ
32名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 20:53:25.24 ID:kifmKNDX
読んだけど燕尾と網野完全とばっちりでカワイソス

胴体だけで30kg近くはあるだろう成人男性を持ち運ぶなんて華奢な女子中学生には無理だろって事を考えない結おねえさまマジ天然
33名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 21:06:51.36 ID:+3VQoPfR
>>31
探偵としての売り込むことが目的なのではなくて
ゼロクラスになって探偵として認められることが霧切さんの目的だよ
探偵として自分を売り込むためには評価が必要といったのは
ランクが高くても信用ならない人もいるってことに対しての反論だよ

それに霧切さんは五月雨さんからゼロクラスの話を聞くまで探偵図書館に登録した理由が
わかってなかったはずだよ
34名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 21:07:54.86 ID:KLFccum8
一応二年間クラスメイトだったし、霧切の当主であるお爺ちゃまは苗木くん知ってるのかね
実家に苗木くんが遊びに行ってる可能性もあるんだろうか
35名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 21:50:24.71 ID:Czdv1Gyb
探偵が自分の家に招待するのはよっぽど信頼してる相手のみじゃねえの?霧切さんは特に注意深い性格になっただろうし
36名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 21:53:25.15 ID:Czdv1Gyb
つまり仲のよいクラスメートくらいでは招待してくれないのではないかということです
霧切さん注意深くなっているだろうし
37名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 22:46:26.12 ID:1ACkCiXj
家族になるような人ならオッケーですね
38名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 23:01:17.22 ID:JdV7OrAN
もし婿入りしてもバカ正直でお人好しの苗木くんが、常に中立であれって
家訓の霧切家でうまくやっていけるんだろうか
39名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 23:29:07.20 ID:3c9R8Wrp
苗木家に呼んでもらおう
40名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 23:47:50.22 ID:1ACkCiXj
スピンオフ見ると思ったよりオープンな感じに思えたな霧切家
御祖父様も案外気さくそうだし
41名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 23:49:32.38 ID:JdV7OrAN
霧切祖父「響子と結ばれたくば、この謎を解けい!」
42名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 00:12:16.19 ID:h1dNTS4P
祖父の威厳VS苗木の論破力、勝つのはどちらか

ところでここって脈絡なくSS投稿していいの?
43名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 00:24:49.87 ID:V7kwD/l8
>>40
でも怪しいんだよなぁ、お爺ちゃん
黒の挑戦も優秀な探偵を作るために必要とか考えてそう
探偵の勝率が3割なら残り7割のヘボはいらんしな
事件解決の難易度と探偵のレベルを合わせる辺りも気になるし
44名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 00:29:27.43 ID:Mss0cCLA
アニメのダンガンロンパedの霧切さんって笑ってる?
45名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 00:31:45.10 ID:sEom6WXb
>>42
OKだべ SSどんどん投稿してほしいベ
ダンロン霧切は今後の話によっては
ロリ切×結お姉さまの話が増えそう
46名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 00:34:32.90 ID:vDF8XdgY
>>43
霧切爺を怪しいと思い秘密裏に捜査する展開とかはありそうだな
47名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 00:43:53.42 ID:tPD9M51d
>>41
藤本譲のボイスで脳内再生ww

まあ、「代々探偵の家系」という時点でミスター○っ子並みのアレだから
過度にリアリティを求めちゃダメでしょうw
48名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 00:46:02.96 ID:h1dNTS4P
>>45
書き終わったら投下してみる
ダンロン買ったの今月なんだが、プレイ後には霧切さんへの愛が抑えきれなくなっていた
49名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 01:17:18.71 ID:tPD9M51d
昔のドラマ「ハングマン」シリーズの再放送(撮り溜め)で、「補習」みたいなプレス機処刑ネタがあったので
思わず霧切さんをリーダーにハングマンやってる生き残りメンバーを妄想。
・・・むしゃくしゃしてやった、今は(以下略

リーダー及び処刑担当・・・霧切  情報分析および天然ボケ担当・・・苗木
格闘担当・・・九頭龍、腐川     潜入捜査およびスケコマシ担当・・・十神
お色気担当・・・朝日奈、終里(格闘兼務)    メカニック担当・・・左右田
モルモット・・・モノクマ        ゴッドの使者・・・ウサミ
50名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 01:18:54.30 ID:sEom6WXb
>>48
最近ってことはダンガンロンパ/ゼロ スーパーダンガンロンパ2は未プレイだべか?
もしもそうだったらネタバレ注意だべ あとダンガンロンパ霧切 もオススメだべ
51名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 01:54:43.34 ID:Mfo3bOWr
>>48
おっしゃ、楽しみにしてるぜ
52名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 02:08:27.73 ID:ogxU55ZV
53名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 02:11:40.99 ID:idLjUQfi
>>52
この二人よく持ち上げられるね
54名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 02:43:16.45 ID:teXipoR2
松田と江ノ島みたく、幼少時から苗木くんと幼馴染関係だったら霧切さんの性格も変わったかな
55名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 03:11:55.19 ID:LnYnLE/K
幼馴染だと頼りになる同い年のお姉さんって感じだよね霧切さん
仮にナエギリが幼馴染設定でコロシアイに参加してたら舞園さんの死が微妙なものになりそうだよな
56名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 08:11:14.54 ID:7F4u2isV
苗木っちとのカプの話題が多いのはなんでなの?
まどマギのほむほむのキャラスレでまどっちとのカプの話題が出るようなもの?
57名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 09:22:16.08 ID:5pzdOF9w
>>56
霧切さんのより可愛い姿が見たいが為に苗木をダシに使ってるだけでねーの?
58名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 09:46:19.56 ID:0WbLdRUx
霧切さん押し倒したい
59名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 11:23:22.95 ID:2B7FASZ8
他のキャラが未来でやりたい事を語る中霧切さんが苗木君と一緒なら何でも楽しみって台詞はちゃんとアニメでもあるんだろうな
60名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 12:03:25.10 ID:u1UZ2jAG
>>56
多分過去ログ見たらわかる
61名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 12:21:02.50 ID:eoV1k9Jo
>>52
この背中合わせの絵、いいなあ
アニメ本編でもこんな表情見せてくれたらよかったのに

しかし最後の方のオリジナル展開とやらが気になるな
主に悪い方向で
62名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 12:51:56.41 ID:r2oUaBmK
>>52
これから可愛いところを見せると中の人は言ってるけど、
あと2話で事件はクライマックスなんだが、一体どうなるのか?
63名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 12:57:39.39 ID:d0UWoawo
ついに霧切さんの涙が見れるとか?
裏切さんの所為でアニメ霧切さんの違和感が拭えないから是非とも挽回を願う
64名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 12:58:14.62 ID:PPLotudj
>>62
超高校級の希望…そう呼べるんじゃないかしら
外がどんなに絶望で染まっていてもあなたと一緒なら楽しみよ

この辺が可愛くなってるんじゃない?
65名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 13:02:44.71 ID:r8HqQhmI
>>49
火あぶりとか、ショベルカーで圧殺もあったな。

捕まった悪人が学級裁判をさせられて、悪事を吐かされるのかw
で、その様子を全国中継と。

で、ハングマンの報酬もらっても、超高校級の不運が発動して
大損失、いっこうに金が貯まらないナエギリ夫婦w
66名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 13:21:14.06 ID:ezy9M70d
>>52
こういうのってなんで声優にインタビューするの?
声優は声当ててるだけでストーリーとか詳しくないでしょ
脚本家に聞くべきなんじゃないの
67名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 13:23:21.62 ID:OgzZZRgy
>>52 苗木くんの頬がちょっと赤いんだな
68名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 13:52:40.25 ID:YYM2zGOM
寄宿舎2F〜生物室のイベントにはしっかり尺を割いて欲しいもんだ
あんまり期待できない予感がするけど
69名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 14:47:15.26 ID:q/nOidWQ
霧切さんの前で、ダウニーJr.版のシャーロックホームズの話をしたら嫌な顔されそう
70名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 14:56:15.23 ID:r2oUaBmK
ダンロン霧切、まさかのビトロに思わずニヤっとした。ボージョボー人形も期待したいな
71名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 15:19:03.22 ID:q/nOidWQ
五月雨結「イン・ビトロ・ローズを霧切ちゃんに渡した初めての相手は苗木くんではないッ! この五月雨結だッ!ーッ」
72名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 16:05:34.45 ID:xmsB9vWy
果たして結末はどうなるかなー
特にお姉さま。霧切さんは本編に繋がるから何となく分かる気もするが
73名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 16:07:39.08 ID:Ax/lqO4O
霧切さんのスピンオフで小松崎が挿絵書いてくれてるけど
このまま気合の入った挿絵を書いてもらいたい気持ちと3のイベント絵に時間を割いて欲しい気持ちが混在してる
74名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 16:26:27.64 ID:5RHcx96K
>>70
クールに振る舞ってたのが一転目を輝かせるのが可愛すぎてもうね…
作者さんに有難うございます!と言いたい
75名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 17:12:05.15 ID:eoV1k9Jo
霧切さんと一緒に行動するうちにランクの挙がった結お姉様が希望ヶ峰のスカウト受けて、
初代「超高校級の探偵」になるなんて展開もあるかもしれん
76名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 17:52:10.79 ID:4y6FNjPA
この頃のロリ切さんの身長は苗木君と同じ160cmぐらいかな?
77名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 18:04:47.63 ID:UEF8HNj/
声があるからアニメは良い
78名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 18:24:18.44 ID:NIvjVKSW
ロリ切さんに上目づかいで罵られたい
79名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 18:53:30.48 ID:KCkRXB9O
>>75
たまたま霧切さんがいてくれて事件解決だから、
なるとしたら「超高校級の幸運」だよな、今のところ。
80名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 19:10:25.32 ID:q/nOidWQ
ロリ切さんとチビ木くんの絡みが見たい
81名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 20:00:17.23 ID:dpQX+s2D
何か五月雨完結巻で死にそう。
手の火傷イベントが小説のクライマックスだと思うけどどうなるのやら。
82名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 20:28:33.26 ID:VH5qxN51
結お姉さまの挿絵を見た時、「女子高生版コ○ン君!?」と思ったのは俺だけでいい
もしかしたら妹の復讐に走るんじゃないか、という予感はしてる
でも探偵としてロリ切ちゃんに憧れも持っているからどっちとも言いがたい

あと七村さんツボすぎるw
次巻の探偵役だからまず死なないだろうし、どう活躍するのか非常に気になる
83名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 20:41:39.90 ID:q/nOidWQ
>>82
殺された妹の事件は未解決……どーみても救済委員会からお誘いがあるフラグですありがとうございます
84名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 20:44:15.45 ID:Rp8uKxq8
結お姉さま、何で死んでしまうん?
85名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 21:19:47.09 ID:r2oUaBmK
最後は結お姉さまの事件でダブルゼロになるのかな?
悲しい結末であればあるほど、ゲーム本編や通信簿イベントが輝くわけだが

個人的には作者の某作品みたいな壮大な叙述トリックも期待したいが、ダンロンには合わんかな?
86名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 21:54:59.78 ID:JH4THXb4
巷じゃ高いとか言われてるらしいが、日頃この辺の本買わない俺には
星海社の製本は読みやすさと質のどっちも高くて最高
ページが広がげやすい、紙質もいい、しおりがあってしゃれてる、
カラー印刷が違和感なく入って来て普通のページも発色が良い、軽い
デザインした奴は究極の製本を目指したんだと思う
87名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 22:02:49.53 ID:eoV1k9Jo
北山は叙述トリックにも定評あるけど、やっぱり大掛かりな物理トリックに期待したいな
88名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 22:54:46.97 ID:iXqUXhOw
結お姉さまが燕尾さんのDSCナンバーの245について
「国家犯 テロ ランク5」と説明していたけどこれだとDSCナンバーは225になるよね
これって結お姉さまが燕尾さんの得意分野を勘違いしていたってことになるのかな
89名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 23:02:02.17 ID:5RHcx96K
>>76
お姉様と並んで立ってる絵を見るに、頭一つ分くらいの身長差があるしもうちょっと低いんじゃないか
まあお姉様の身長が分からないからなんともだけど
90名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/16(月) 23:43:41.65 ID:c+XmVzXK
霧切さんは中学生になってから急成長したんだな
なお胸は…おや誰か来たようだ
91名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 00:48:53.35 ID:rgxyRAfy
後の超高校級の太ももが見れなかったのは少し残念

あと中学の時点でこれなら、記憶消されるのも納得のスペックだな
92名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 01:06:39.87 ID:CkHsPSe/
>>88
あの時既に薬飲まされてたから頭がぼんやりしてたんだよ!
多分!
93名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 01:28:50.02 ID:X/7JQxDu
お胸もぺったんこだし、この頃はまだ超高校級の太腿も完成していなかったのだろうな
94名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 02:08:59.69 ID:IdDqU91h
五月雨は百合の気があるの?
それとも否定はしているけどやっぱりロリ切さんを妹みたいに思ってるの?

なんだか微妙に若干、霧切さんの口調が完璧じゃなかった気がするのは俺だけ?
95名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 02:11:55.78 ID:V43Rnnlq
生えてない切さん
96名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 08:13:53.32 ID:lYwZp8o9
97名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 08:29:03.58 ID:3APku90Y
かしらとか、〜わ、〜よをほとんど使ってないからなんか変な口調に感じるんだと思う
98名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 09:13:17.57 ID:H1Gi/IXP
>>96
素晴らしい
99名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 09:22:51.73 ID:CQsNMGDG
通信簿のラストは、「これ以上私の事が知りたいのなら、家族候補に立候補なさい」という
遠回しな霧切さんのメッセージだべ!
100名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 09:35:36.26 ID:lD6oK2zI
>>97
やっぱりそうだよね

絶望学園生活時よりだいぶ幼い時だから口調も変わるって解釈すればいいかな?
人を信じすぎないことを過去を教訓にしている割には、ロリ切さんの時より苗木と絡んでる時の方が口数も多いし表情豊かな気がする。
101名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 10:52:24.70 ID:mbbPfkbG
年齢に応じて口調も若干変化するってことで。
中高生になった辺りで口調が乱暴になる人がいたりするのと同じだべ
102名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 12:31:59.04 ID:rcktEMPk
男性と手を繋いだことがないのを突っ込まれた時のリアクションとか、
当然といえば当然だけど高校生時よりも隙が見える感じだな
かわいい
103名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 12:37:32.72 ID:9rTxKgpG
>>86
おれは、装丁はどーでもいいから、Kindleで読みたい…
104名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 12:48:54.44 ID:CQsNMGDG
>>103
自炊するか、自炊業者に頼もう
105名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 13:10:43.07 ID:u8QNoPl9
星海の本のつくりいいよな
これとハヤカワの文庫版が好き
106名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 13:50:01.88 ID:LaVko9lV
店頭で予約とかハードル高すぎだけど
エビテンの絵を待たずにゲオ行く決心ついた
107名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 13:53:25.90 ID:tIP5hZlH
中学時代はぼっちだけど、希望ヶ峰時代の写真みるとなんやかんやで楽しそうにしてるよね
まああのお人好しとエスパーがクラスにいる時点で一人で過ごすなんて無理だわな
108名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 14:42:31.52 ID:wG0B1jqj
お姉様とのやり取りみてると、なんだかんだで人付き合いは悪くなさそう
109名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 17:00:38.30 ID:ZZaBjNeK
男の子の手を握った事がない
110名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 18:07:03.79 ID:AUfsHBUg
今回の表紙は冬景色だったが、次回はどうなるか
クリスマスな霧切さんが見られると嬉しい
111名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 18:57:00.68 ID:sxehtwJX
12月ごろ2巻発売
2月ごろ3巻発売
現代に戻りバレンティンネタで〆

なんてことはないよね…
いや…希望は前へ進むんだ!
112名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 19:03:54.71 ID:wpG3EaPd
>>104
ペーパーホワイトだから、自炊しても変になる場合があるんだよね
113名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 20:10:44.80 ID:lYwZp8o9
エピローグだけでも現在の時間軸に戻って欲しいとは思う
鬱エンド回避的な意味でも
114名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 20:38:18.32 ID:CQsNMGDG
>>113
霧切「………という話だったのよ、苗木くん」
苗木「五月雨さんと出会ったこと後悔してるの?」
霧切「今まではね。でも今はいい思い出とおもえるわ」

こんな感じか
115名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 20:58:44.26 ID:hGsUPyK/
2、2、3とランク上がっていくとしても最低あと3巻は出るだろうな
もしくは五月雨のは1とかでより絶望感煽ってくるか
116名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 21:00:07.36 ID:WFV8I/t5
>>113
苗木君とクラスメイトになるところで
117名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 21:09:18.22 ID:CQsNMGDG
>>115
次回作の犯人の費用13億だぜ?3,4くらい上がりそうじゃね?
118名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 21:55:11.97 ID:CkHsPSe/
一口に2ランクアップと言っても、
9→7と7→5では要求される実績の大きさは違うんじゃないですかね
119名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 22:06:31.81 ID:ZZaBjNeK
最近出たアンソロって霧切さん的にどう?
120名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 22:52:38.58 ID:3UqsPfkn
アニメの奴だよね?

千尋と十神の比率がちょっと高くて霧切さんメインの話もいくらかはあるけど。
多いかというと微妙なんで霧切さんだけ目当てとかならダメかも。
121名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 23:01:44.61 ID:CkHsPSe/
拾いものだけど、これってアニメアンソロ?
http://i.imgur.com/NCumkH0.jpg
122名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 23:03:32.06 ID:kMWl6RbY
>>120
小話の主役としては殆ど扱われない
だけど涙目の霧切さんと赤面する霧切さんは絶望的に可愛かった
123名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 23:04:59.63 ID:2mXY7OVt
>>121
そうだよ
その話のメインは不二咲だけど
124名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 23:06:01.31 ID:tIP5hZlH
あのアンソロ桑田が絶滅危惧種なんだよね……

それはそうとアニメ終盤でアニオリ展開があるらしいね
また指切りやってくれたりするのかな?
125名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 23:09:49.62 ID:sgRSMtAj
主人公見捨てるヒロインなんて……と言われたけど、某刀集める小説のヒロインも
主人公道具扱いしてたけど純愛してたから大丈夫だ
126名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 23:14:25.01 ID:pj8JdUcN
指切り以上の事を期待したいです。
なんにせよ、楽しみです。
127名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 23:14:28.79 ID:123FSifB
>>125
見捨てる、はそうだけれど一番冷静で合理的な判断なんだよな、あれ
128名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 23:28:49.32 ID:npDQ7kzK
見捨てるつもりなら裁判のタイムアップに抗議したりしないしあんな罪悪感丸出しの表情もしないと思うんだが
129名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 23:34:53.61 ID:123FSifB
>>128
ああ、原作はよかったよー
けどアニメだけみた人からすりゃね…
130名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/17(火) 23:35:55.03 ID:npDQ7kzK
あーアニメの方か…
131名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 00:04:41.29 ID:9mlntFam
アニメの方もポーカーフェイスが崩れる動揺とかあったらアニメ組の印象も違うよな
原作プレイ時は霧切さんが処刑されずに済んで絶望的な展開だけどとにかくホッとしてしまったの思い出して懐かしい
132名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 00:05:21.07 ID:WMXhn5br
アニメラストはあの改悪を許せるぐらいのナエギリオリジナル展開あるべ!
希望は3割の確率で前に進むんだべ!!
133名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 00:27:59.01 ID:9dY8Ch98
ああ……なんてひどい絶望なんだ……
あの霧切さんが苗木クンを裏切るだなんて…………
でも安心してよ 僕は確信しているんだ、あと二話で熱いナエギリ展開があるって……
絶望が大きければ大きいほど、希望はより一層輝くんだ!
134名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 00:32:35.61 ID:7o1LLpVP
過度な期待はしないけど、ラストはもうちょい表情豊かな所を見たい
135名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 00:57:16.22 ID:U1hhVRSY
>>128
つっても霧切さん本人が見捨てた事認めてるがな
136名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 01:05:40.29 ID:pe2GFPmp
ダンガンロンパはアニメでキャラソン出してくれんの?
霧切さんの聞きたい
137名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 01:08:09.18 ID:5sSgtlA1
12話のアニメOPは超高校級の???→探偵になるから
霧切さんのポーズが変わるんだろうな 楽しみ楽しみ
138名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 01:22:45.27 ID:86qedbfU
6章捜査パートも超速になりそうでなぁ…
あそこを切られたらさすがに辛い
139名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 01:47:06.37 ID:T+wjTptP
踏んでくんねえかな
140名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 02:46:10.14 ID:dr78NR5h
やっとダンロン霧切届いて読み終わった。このまま話が続くのね、楽しみ
141名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 02:48:51.33 ID:YoetZwv5
>>135
そりゃー本人からしたら言い訳にもならないと思ってるんだろ

そういう霧切さんの焦りっぷりを含めて、見てる側がどう捉えるかの話であって
実際あの場面は霧切さんの身も危なかったし、苗木君が疑わしい立場にあったことも貶めじゃなく事実だから、ある程度仕方ないことかと
さすがにオシオキ喰らってるときは苗木君でも恨みはしただろうが
142名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 05:37:52.04 ID:vmHers/G
霧切ちゃんに鎖手錠とかエロい想像をしてしまう
143名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 06:10:05.77 ID:QgGryX+j
>>137
ポーズが変わる?
あのポーズじゃ不満なの?
144名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 08:20:54.00 ID:eDey/30f
この霧切さん可愛すぎるんだが
ttp://ecx.images-amazon.com/images/I/512aHAWpNxL.jpg
145名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 09:01:37.16 ID:5sSgtlA1
>>143
アニメのポーズも好きだが
やっぱり原作の手を差し伸べてる絵が好きなんだべ
腐川→ジェノ の変化例があったから変えて来そう
苗木君も 幸運→希望で変化しそう
146名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 09:40:07.40 ID:BcobzIVH
腐川→ジェノは才能以前に人間が変わってるから変えたんだと思う
霧切さんと苗木は、???→探偵になる事はあっても幸運→希望や、絵の変化はあまり期待できないと思うな

>>142
それに賛成だ!
147名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 11:18:26.78 ID:NBrpye7A
>>144
カップ麺まで四角いのかw
そして照れ顔かわええ
148名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 12:33:11.47 ID:rZP4O+8z
「苗木くんは最後まで庇ってくれていたのに、そんな彼に命惜しさで罪をなすり付けるような
私みたいな薄汚い女は彼に相応しくないわ……」と考えてしまう霧切さん
149名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 12:33:46.78 ID:NCaa2I7F
苗木のグラフィグもあるんだな
並べて飾りたい
150名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 12:41:30.41 ID:BpK3XkB1
秘密を聞いてきたくせに隠し事をされたからキレたけど結局仲間を信頼していたからこその隠し事だったり
罵倒されるのを覚悟で救出しに行ったのに感謝されたりと霧切さんの予想を上回る苗木くんであった
151名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 12:46:18.44 ID:IlbypVq1
>>148
負い目になってそう
152名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 14:21:27.67 ID:vmHers/G
ダンガンロンパ霧切の霧切ちゃんは事件後パンツびしょ濡れのまま帰ったのかな
153名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 16:13:11.09 ID:iqAwkVk8
外は大雪だぜ?
女の子が下腹を冷やしちゃいかんぞ
154名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 17:18:51.43 ID:eX8lXVai
ダンガンロンパゼロの挿絵ってさ、ちょっと女キャラ脚太すぎない?
他の時は程よいバランスって感じなのに。
実際に読んでないから詳しくはわからないけど。
155名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 18:35:27.80 ID:bg4irMH0
それは発売当時から言われてる
156名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 18:42:19.44 ID:1VwUNeVh
スカート短すぎだろ
パンツも見えまくりだろうし
あえてそういうとこ自覚して武器にしてんのかな
157名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 19:14:51.46 ID:vmHers/G
霧切さんは見られても平気なキャラではないでしょ
スカートめくったらきっと怒る
158名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 19:16:09.74 ID:gpD0blVo
パンツより靴下見られた方が恥ずかしがったりしてな
159名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 19:44:37.64 ID:Vv0bkMde
http://i.imgur.com/CoF0IBO.jpg

久々にみたら確かにふとましいな
160名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 19:48:46.35 ID:3rXZUOf9
霧切さんの服って私服?制服?
161名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 19:51:22.09 ID:9dY8Ch98
校章とかついてるし制服でしょ?
お嬢様学校とはいえ女子校出身だからスカートが短めなのもなんとなく納得がいく
162名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 20:55:39.69 ID:FFWMsFDD
お姉さまとは制服が違うから、
小説〜本編の間に転校してるのかな
163名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 21:40:25.51 ID:vmHers/G
お姉さまをるに霧切さんを落とすにはグイグイ行くのがいいようだ
164名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 21:42:01.24 ID:vmHers/G
お姉さまを見るに
165名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 22:33:04.80 ID:eDey/30f
>>162
希望ヶ峰に来る前は海外にいたみたいだから、ゲーム中で着てるのは海外の学校の制服なのかね
探偵の仕事の都合に合わせて転々と学校を変えてたんだろうか
166名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 22:35:38.04 ID:TWjZne+Q
>>163
そういえばゲーム内で朝日奈さんもそんなこと言ってたっけ。
167名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/18(水) 23:44:59.36 ID:86qedbfU
クールでシャープな本編の制服もかっこいいが
中学生Verのふりふり清楚な制服もなかなか捨てがたい
168名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 00:07:30.39 ID:aGc8zq3r
そろそろSSが恋しくなってきたべ
169名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 00:41:27.14 ID:nktq7BFb
催促するのもアレだし、キリギリトークを重ねてじっと待つのが一番だべ

>>166
霧切さんは押しに弱いというのは真実だったのか
170名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 01:18:23.07 ID:VGrvAI17
ここ数日、アニメのオリジナル展開を想像してる気がする。
楽しみだなぁ。
171名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 02:03:13.36 ID:aB1pfE4V
>>170のために「これってオリ展開って呼べるの?」な中途半端な改悪というスペシャルなおしおきを用意しました!
172名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 02:30:19.54 ID:GZsXAIAS
>>159
超高校級のストライカーだな
173名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 04:41:23.22 ID:IYIDtHPc
SS投下します。
※ダンガンロンパ霧切に関連づいた話題もあるので閲覧注意してください




放課後、霧切さんと自室で勉強会を始めてから二時間が経過しようとしていた。
徐々に僕の集中力も途切れ、ペンを走らせる手も止まりテキストと睨めっこする時間の方が多くなってきた。
うーん、わからない。こうなったら――。

「き……」

りぎりさん。ちょっとここ教えてほしいんだけど――という続きの言葉が僕の口から発せられることはなかった。
と、いうのも僕は思わず霧切さんの黙々と自分の課題を進ませている姿が完成された絵画のように見えたからだ。

「どうしたの?」

僕の方を見ずに次のルーズリーフにペンを走らせる霧切さんの姿に見蕩れていた――なんて正直に言えるわけもなく、適当に誤魔化すことにした。

「……き、霧切さんにとってさ、探偵ってどういうものなのかなーなんてふと思ってさ?」
「唐突な質問ね」
「ご、ごめん」
「……ゆるぎない確固とした真実の使徒」
「えっ?」

僕が頭の中で"?"を浮かべているのがわかったのか苦笑いする。

「私個人からすれば、探偵は生き方そのものよ」
「……あっ、それが全てっていうこと?」
「そうね」

うーん。
そう考えると十神君や大神さんのように家柄の都合って解釈すればいいのかな?

「ねぇ、苗木君。私からも質問していいかしら?」
「あ、うん。いいよ」
「……"復讐"ってどう思う?」

"この問題の解答はこれでいいかしら――?"っていうような軽い感じでとんでもないことを尋ねてくるのだった。 


〜 Smile Venomously 〜


「ふ、"ふくしゅう"って言うけど、勉強の方? それとも仕返しの方……?」
「仕返しの方で。あなた個人の意見を聞かせてほしいの」
「僕の意見なんてあまり参考には「苗木君のような普通の人の見解は十分参考になるわ」……うっ」

僕の意見を遮るように霧切さんが畳み掛ける。
そして手元のルーズリーフから僕のほうに視線を移す。
その瞳は曖昧な回答は受け付けない意志を宿していた。
174名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 04:42:41.58 ID:IYIDtHPc
「……率直に言えばあまりいいイメージではないね」
「そうかしら? 時代によっては"仇討ち"といって復讐が合法的に認められた風習があるじゃない?」
「そうだけどさ……。恨みや憎しみを力にしてやり遂げたとしても最後には哀しい結末しか待ってないよ。きっと」
「でも復讐を動機に人が人を殺害するケースが存在するのが事実よ。たとえ苗木君のように結末がわかっていたとしても実行に移す人もいる」
「ちょっと……」

それは何でも言い過ぎだよ――という言葉を言おうとした口は途中で止まってしまった。
霧切さんの瞳に圧倒されたからだ。
探偵として人の死を見続けたように暗く濁ったような色に視えてしまう。

「苗木君、もう少し話を掘り下げて現実味を濃くするわ」

ぞっとするような冷たい声で彼女は云った。
思わず喉の生唾をゴクリと飲み込む。

「仮に私があなたの家族を殺害したとしましょう。たとえ真実を知っていても立証できる証拠がなく、法の裁きもないまま犯人の私は今もこうしてのうのうと生きている。……それでもあなたは復讐しないと言い切れるの?」
「そんな山田君みたいな妄想「私はあなたの意見を聞いているの、苗木君」……霧切さん」
「そして恨みを晴らす絶好の機会を第三者から提供されても復讐はしないって言い切れる?」

その人を殺害させる場所も、凶器も、完全犯罪を実現できるような犯行手段とかその他諸々――。
淡々と語る霧切さんが僕は怖くて仕方なかった。
そんな物好きな人達なんているわけないでしょ――って、否定できる雰囲気ではなかった。
僕が今まで過ごしてきた平穏で退屈な日常の世界では決して知ることのない霧切さんの過ごしてきた世界を、ほんのちょっとだけ垣間見た気がした。

「……それでも僕は最後の最後で躊躇ってしまうと思う」
「どうしてそう思うの?」
「復讐の連鎖で何も生まれない。死んだ家族が返ってくるわけでもないんだ」
「……そう。だったらあなたは復讐したい人に何を望むの?」
「忘れないでほしい」
「えっ?」
「自分の仕出かした罪を。償う気持ち、遺された人のやり場のない悲しみとか。その事実から目を逸らさずきちんと向き合ってほしいんだ」

実際、そんな境遇になったら考えが変わってしまう可能性だってあるけど――。
そんな風に考えていたら霧切さんがさっきの雰囲気を払拭するようにクスリと微笑んだ。

「あなたらしい答えね」
「そうだね。普通の高校生の意見として参考になったかな……?」
「えぇ。とても参考になったわ」
「ねぇ……。今度は僕からも言っていいかな?」

おもむろに立ち上がり、テーブルを挟んで真向かいに座る霧切さんの右手に両手を伸ばし包み込むように手を握る。
いきなりの行動だったのか、霧切さんは目を点にして握られた手と僕の顔を行ったり来たりするだけだった。
175名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 04:43:58.64 ID:IYIDtHPc
「な、苗木君。どうしたの、いきなり……?」
「霧切さん、思い詰めないで」
「……えっ?」
「いくらお父さんの学園長が嫌いだからってその手に掛けようなんて考えちゃダメだよ!!」
「…………苗木君、あなたは何を根拠に推理したの?」

霧切さんが首を傾げている。
けれど僕はお構いなしに話を続ける。
そりゃあクラスメイトが人の道を踏み外そうとしているなら止めるのが当然じゃないか――!

「だって、復讐なんて物騒な話題を持ってくるんだよ? 嫌な予感しかしないじゃん!」
「私が父を嫌っているのは事実だけど、犯行に結び付けないでほしいわ」
「霧切さん、只でさえポーカーフェイスが上手だから僕には説得することしかできないし! ……って」

必死で説得をしていたら霧切さんが呆れたような溜め息を吐き、ジト目で僕を睨む。
何だかみんなが戦刃さんを見るような残念な眼差しだ。
――あれ? これって僕の思い過ごしだったりするの?

「探偵の誇りを捨てたあの人が許せないけど、手に掛けることはしないわ」
「霧切さん……」
「探偵は絶対じゃない……けれど苗木君、信じて。だからその手を離してもらえるかしら?」
「あっ、ごめん……!」

慌てて手を離すと霧切さんが立ち上がり部屋を出ようとする。
しまった、怒らせちゃったかな――。
するとドアの前で一度振り返る。

「勉強を再開する気分にもなれないから食堂でお茶にするわ。あなたも一緒に飲む?」
「うん。だったら僕が淹れるね。リラックスするならハーブティーにしよっか?」
「たまにはいいわね。お願いするわ」

こうして僕らは勉強を中断して食堂へ向かうのだった。
僕が希望ヶ峰学園で過ごした平穏な1ページの日常だった。


――霧切さんと一緒に、食堂でお茶を飲んだ。


END


冬発売の続刊が気になるところですが秋はリロードをやり込んで待ちましょう。
176名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 07:47:33.13 ID:Okvwy4Gj
乙!
小説の影響でssが増えてくれるのは嬉しいべ
177名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 08:17:24.01 ID:GSiF+d4U
GJ!
久々のSS有難いべ
178名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 08:24:57.60 ID:KuUXsYiS
1週間履いたままの霧切さんの靴下くんかくんか
179名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 08:25:32.99 ID:9OHdxx/b
GJ!
頓珍漢な推理とはいえ、苗木くんに疑いを掛けられる学園長ェ……
180名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 09:28:21.97 ID:OX3RkQJv
ダンガンロンパゼロ読んだ人に質問。
アニメから入って今度のリロードで初めて原作プレイするんだけど、やっぱり原作をプレイするまでゼロは読まないほうがいいかな?
霧切さん中心にネタバレ調べまくって大体知ってるけど細かいところとか最後らへんとかは知らない。
181名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 09:29:22.63 ID:OX3RkQJv
ダンガンロンパゼロ読んだ人に質問。
アニメから入って今度のリロードで初めて原作プレイするんだけど、やっぱり原作をプレイするまでゼロは読まないほうがいいかな?
霧切さん中心にネタバレ調べまくって大体知ってるけど細かいところとか最後らへんとかは知らない。
182名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 09:33:09.76 ID:WjMjqc0z
リロードで1→ゼロ→リロードで2
ダンガンロンパ霧切は書いてないけど
読むなら最後かゼロか1のあとかな
183名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 10:02:23.67 ID:OX3RkQJv
投稿ダブってしまった申し訳ない。

ダンロン霧切は読んじゃった(笑)
ロリ切さんは、今の髪型の三つ編みが左右両方verかと思ってたけど
実際はダンロン霧切挿絵を見ると普通に三つ編みのおさげだね。
184名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 10:09:21.26 ID:k6Ge2nZ4
>>173
おぉ久々のSS来てたのか、やっぱりSSはいいなあ
もっと増えるといいな
185名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 10:10:10.63 ID:tq0PS7Ju
>>173
GJ!
ダンガンロンパ霧切ネタSS読めて嬉しいべ

>>181
ゼロ読むためならアニメ知識のみでもいけるとは思うけど最終話まで見てからのほうがいいかな
霧切は深刻なネタバレはないけど使われてた原作ネタちょうどアニメでカットされてたとこばっかりだから
原作無印プレイしてからをオススメ
186名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 10:12:05.78 ID:tq0PS7Ju
すまんリロ忘れた
最初に公開された絵では今の霧切さんの髪型の両三つ編みバージョンだったんだよな
187名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 10:58:29.68 ID:MYui4Rg1
>>173
GJ! やはりナエギリはいいものだ

>>181
ゼロは最低条件でもアニメ最終話見た後が良い あと霧切さん可愛い
188名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 12:11:57.57 ID:okdfIJet
両サイド三編みからワンポイント三編みになった理由も語られるのかな
1巻でも既に片方のリボンを解くシーンがあったけど
189名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 12:41:42.68 ID:W1SKanM2
ダンガンロンパ霧切は別に一番最初に読んでそこから入ってもいいと思う
何の前知識もなくいきなり読む人はいないと思うけど
190名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 14:09:20.50 ID:OX3RkQJv
ゼロはreloadをプレイしてから読むことにするよ!
結局は事前に原作を楽しんどけば完璧だね!

霧切さんの魅力に気づいてから朝から晩まで霧切さん脳になってしまって
仕事に支障をきたしてるわ
2ch投稿も初めてだし、霧切さんの影響パネェ。
191名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 14:13:10.06 ID:k6Ge2nZ4
背筋がまっすぐだが、霧切さんは武道でもやってんのかね?姿勢がいいとかっこいいよね
192名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 14:37:05.86 ID:OX3RkQJv
霧切さんってどうして苗木君の部屋に入れるの?
万能キー使って人の部屋勝手に入ってるの?
それとも苗木君が「僕はみんなを信じてる!」っていう意思表示で
常時オープンにしているの?
どちらにしても霧切さんになら夜這いされたいししたい。
193名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 15:24:11.12 ID:aL4NSsRt
誰か万能キー使って苗木くんの部屋に入ったら、一人慰めてる所に遭遇しちゃう霧切さんのSS下さい。
194名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 16:38:19.68 ID:I+GCgiDv
>>191
拳銃の撃ち方も勉強しているくらいだし、
体術もそれなりに訓練してるだろうね
195名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 16:55:23.25 ID:cOW3poqn
偽苗木君に押し倒されるのまだ?
196名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 17:02:26.17 ID:GFAxKLZH
霧切さんって絶望事件が完全に終息したらみんなに内緒でこっそり居なくなっちゃいそう
ゼロの霧切ちゃんですら自分の命を捨てる覚悟で探偵道を走る娘だしやっぱ本職は探偵っぽい
197名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 17:17:52.61 ID:V2NRK2yC
>>190
俺も最近『霧吹』を素で『霧切』と見間違えてしまった
これも霧切さん脳?

>>192
2回目以降は万能キ―だろうけど、最初は不明
ゲームだと苗木くんが鍵かけ忘れたんだったかな?
198名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 17:29:43.91 ID:Wisnk5Hc
>>196
苗木君が助手になるしかないな
199名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 17:33:26.55 ID:NuT+OcjK
霧切さんの太股が見られるなら霧切さんにハイキックされてもええ
200名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 18:35:10.40 ID:AgsBCrrv
絶望事件が終息したら本気でやる事なくなりそう
それこそ苗木君と一緒なら楽しみって言葉通り一緒にいるくらいしか
201名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 18:59:42.76 ID:/zhcOU9Y
絶望事件が収束しても事件事態がなくなるわけじゃないだろうけどね

絶望の残党とかが事件起こすかもしれないし
それこそ普通の殺人事件の捜査したりするだろうし まあそこに苗木が助手としてついていってくれたらいいなとは思うけど
202名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 19:16:25.92 ID:axGbMJgH
一人で探偵の道に戻ろうとする霧切さんを一人にはしないよって止めようとして…
203名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 19:41:31.64 ID:GSiF+d4U
もはや霧切さんとカップラーメンは切り離せないのか
http://www.namco.co.jp/tp/namja/campaign/danganronpa/common/img/img_dessertfood01.jpg
204名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 19:51:45.77 ID:MK710NwE
探偵業中の張込みでカップラーメンを啜る霧切さん
205名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 20:10:01.00 ID:OsgOwrR1
苗木くん以外のキャラとくっついて子供作ったりしたらここの住人絶望してまう……
206名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 20:13:20.40 ID:axGbMJgH
ダンガンロンパ霧切は12月に新刊出るのかな
207名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 20:19:37.11 ID:PNECpKf5
お化けが苦手で男の手を握った事のない霧切さん
208名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 20:23:30.34 ID:0w6BlB0U
>>205
かわりに江ノ島スレが大盛況になったりしてw
209名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 20:50:59.06 ID:VGrvAI17
ここでナエギリについて語っていいの?
okだったら、遠慮なく話しちゃうよ。
210名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 21:09:16.45 ID:axGbMJgH
>>209
良いよ
語るとき一番はここです
211名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 21:24:25.90 ID:29dEPJK9
霧切さんが大好きすぎてハマりすぎて生きてるのがつらいレベルw
ソードアート的な仮想空間行ける技術が出来たらアルターエゴ並みの
人工知能及び人格を備えた霧切響子(CV日笠)と過ごせないだろうか。
ていうか誰か発明しろください。
212名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 21:29:37.01 ID:scX23EjK
>>211
最近のニュースでVRだったかの見たよ
あの感じだとそこまでいくのに今世紀中は無理っぽいけどな
213名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 21:51:29.25 ID:29dEPJK9
>>212
そうなんだ!
でもやっぱり今世紀中は無理っすよね。

フィギュアとかあまり詳しくないんだけど、江ノ島さんのフィギュア
すっごく完成度高いけど、既存の霧切さんのフィギュアって少し微妙。
214名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 21:55:22.09 ID:NuT+OcjK
2045年は機械知性が人間を上回るシンギュラリティの年だとかなんとか
どこかのお偉い学者が
215名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 22:18:34.76 ID:Pj/j1Jaj
思い切ってSS投下します。初めて書いたので出来は期待しないでください。

SS:『超高校級の希望』の希望 

 ボクらが希望ヶ峰学園を『卒業』してから、10年の時が過ぎた。
 季節は春。絶望に覆われていた世界は、未来機関の手によって徐々に元の姿を取り戻しつつある。まだまだ事件の爪跡は残っているものの、人類は前を向いて確実に一歩を踏み出したのだ。

「霧切さん。コーヒーが入ったよ」
「ありがとう」

 この10年間、ボクは全力で世界再建のために戦い続けた。こう書くと大層なことに思えるかもしれないけど、実際は目の前にある問題に片っ端からぶつかっていただけだったりする。
 辛いこともあった。心が折れそうになることもあった。それでもここまで来れたのは、心強い仲間たちがいたからに他ならない。

「……あら。豆、変えた?」
「うん。たまには他のも使ってみようと思って。どうかな」
「前のもよかったけど、個人的にはこっちの方が好みかしら」
「本当? じゃあ今度からそれにするよ」

 椅子に腰かけてコーヒーをすすっている女性――霧切響子さんも、その仲間のひとりだ。彼女の明晰な頭脳と、滅多なことでは動じない冷静さに、ボクらは幾度となく助けられてきた。

「……どうしたの、ニヤニヤして。私の顔に何かついてる?」
「ああ、ごめん。そうじゃないんだ。こうして霧切さんと一緒にゆったり過ごせる時間があるって、なんだかいいなと思ってさ」
「ひょっとして、口説いているの?」
「ち、違うよ! そういう意味じゃなくて、ボクはその」
「わかっているわ。だって苗木君だもの」

 そう言って、霧切さんは口元を緩める。出会ったばかりの頃と比べて、彼女は本当に表情豊かになった。
でも、ボクだものってどういう意味なんだろう。

「学園を出てから今に至るまで、私たちには立ち止まる暇さえなかった。ようやく小休止ができて、心が安らいでいる。そう言いたいのよね」
「う、うん。そういうこと」

 現在、ボクたちは一応未来機関に所属していることになっている。
 一応、というのは、ほとんど仕事が回ってこないからである。

「世界修復の目処がはっきり立った以上、機関の上層部が『問題児』である私たちの力を必要とすることはないでしょうね。そろそろ転職も視野に入れないと」

 ボクや霧切さん、それに十神クン、葉隠クン、朝日奈さん、そして腐川さん。希望ヶ峰学園OBであるこの6人は、機関から抜け出したり命令に背いたりなど、いろいろと上の方の人たちの手を焼かせていた。
 復興が進み人手不足も解消された今となっては、ボクら厄介者をわざわざ使うつもりはないのだろう。
 『今までよくやってくれた』なんて言いながら完成したばかりの高級マンションの一室を与えたのだって、いわば手切れ金のようなものだ。

「転職か。霧切さんは……聞くまでもないよね」
「そうね」

 否定しないということは、やはり彼女は探偵業を再開するつもりらしい。
216名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 22:20:58.28 ID:Pj/j1Jaj
「あなたはどうなの? やりたいこととか、決まっているのかしら」
「うーん……ちょっと時間はかかるかもしれないけど、教師なんてどうかなと」
「教師……へえ、いいんじゃないかしら。似合っていると思うわよ」

 新しい時代を作っていくためには、次の世代を担うことになる子供たちの育成はもちろん必要不可欠だ。政府もそれをわかっているからこそ、学校の再建を急ピッチで進めている。
 ただ、肝心の教師の駒が足りないのである。なので応急処置として、教員免許を得る難易度が下げられた。ボクみたいな平凡な頭の持ち主でも、努力すれば半年もかからずに先生になることができるようになった。

「苗木君は人望があるから、子供たちもきっと懐いてくれるでしょうね」
「人望って……ボクにそんなものあったかな」
「あの堅物の十神君が、あなたにあれだけ柔らかい態度で接している理由を、もう一度よく考えてみるべきね」

 ……柔らかい? 会うたびに何かしら嫌味を言ってくる十神クンの、あの態度が?
 そりゃあ、出会った当初に比べればずっとよくなったのは事実だろうけど。それならボクだけじゃなく他のみんなにだって当てはまるはずだ。

「それは違うよ霧切さん。十神クンは――」

 言いかけたところで、机に置いてあった携帯電話がブルブルと震えはじめた。
 画面を開くと……噂をすればなんとやら、だった。

「ちょっとごめん」

 一言霧切さんに断ってから、通話ボタンを押す。

「もしもし。どうしたの、十神クン」
『苗木。今夜の予定は空いているか』
「うん、大丈夫だけど」
『なら決まりだ。飲みに行くぞ』
「いつものバーだね?」
『そうだ。時刻は……そうだな、8時にしておこう』
「わかった。8時にバーで集合だね」

 確認をしてから、ボクは通話を切った。たまにこうして、十神クンから誘われることがあるのだ。

「彼、いつか言っていたわ。俺は人前で酒は飲まないと」
「彼って、十神クンのこと?」
「ええ。理由は、酔った勢いで余計なことを言ってしまうのを嫌っているから。つまるところ、弱みを見せたくないのよ」
「でも、ボクはもう何度も飲みに誘われてる」
「そう。あなたの前では、十神君はお酒を口にしている。ここまで言えばわかるわね?」

 ……確かに、ボクは彼にある程度気を許してもらっているのかもしれない。だとすると、それはうれしいことだと思う。

「飲みに行くのなら、夕食はいらないということでいいかしら」
「そうだね。外で食べることになるだろうから」

 今日の晩御飯の当番は霧切さん。掃除当番はボクだけど、午前中に片付けておいたから問題はない。

「あまり飲み過ぎては駄目よ。酔って騒いだりして、未来機関の人間が警察のやっかいになったりするのはよくないわ」
「大丈夫だよ。十神クンが案外お酒弱いから、彼と飲む時は控えめにするって決めてるんだ。ボクまで潰れたりしないように」
「そういえば、前にもそんなことを言っていたわね」

 ぱっと見ではお酒なんかにやられたりしなさそうな雰囲気なんだけどなあ。
217名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 22:23:08.33 ID:Pj/j1Jaj
「………」
「どうかした?」

 急に無言になった霧切さんに話しかけると、彼女はなんだか感慨深げな表情を浮かべていた。

「大したことじゃないわ。ただ、あれからもう10年も経ったんだ……そう思っただけ」
「……そうだね。もう、10年だ」

 いろんなことがあり過ぎて、あっという間の10年だった。気づけばボクらも27歳で、立派にアラサーと呼べる域に達してしまっている。
 そんな三十路間近のボクと霧切さんは、現在こうしてひとつ屋根の下に暮らしているわけだけど……別に、恋人関係にあるとか、そういうのではない。

「私も晴れて、婚期を逃した女の仲間入りかしら」
「ま、まだ大丈夫だと思うけど……」
「そう?」
「うん……多分」
「頼りないわね」
「はは……ごめんなさい」

 単純に、2人の方が家事の負担も減るし楽だと考えたから。それだけの理由で、ボクら2人は同居生活を行っている。
 いつか、霧切さんにいい人が見つかった時には、ここを出ていくことになるだろう。それはボクも同じだ。
 異性同士ではあるが、やっていることはただの友人同士のルームシェアにすぎない。
 ……もちろん、彼女を女性として認識していないわけじゃない。
 なにせ霧切さんは美人で、20代後半になって熟成された大人の魅力みたいなものも大いに感じられる。お風呂上りの頬が上気した姿にドキリとさせられたことも一度や二度ではない。
 だけど、それが『付き合いたい』とか『結婚したい』という気持ちにつながるのかと言うと。

「どうしたいんだろうな、ボクは」



 午後8時。
 苗木君が出かけた後で、来客を告げるインターホンが鳴り響いた。

「霧切ちゃん、映画観ようよ!」
「……すごく唐突ね」

 やって来たのは、同じマンションの一室に部屋を借りている朝日奈さん。
 名作映画のDVDを借りたので、一緒に鑑賞しようと考え私を誘いに来たらしい。

「苗木は?」
「彼なら外出中よ」
「ならちょうどいいね。女の子同士、ガールズトークで盛り上がろう!」
「もう女の子やガールと言える年齢は過ぎたと思うのだけれど」
「それは禁句! 気にしてるんだから!」

 頬をふくらませる朝日奈さんを見て、私は思わず顔をほころばせる。
 彼女の快活な部分は、以前と何も変わっていない。それに助けられたことが何度もあった。

「それで、どうかな。今ヒマ?」
「そうね。特にやることもないし、付き合いましょうか」
218名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 22:25:29.10 ID:Pj/j1Jaj
 朝日奈さんの部屋に移動して、2人で映画鑑賞を始める。映画の題名は、私も名前くらいは聞いたことがあるようなファンタジーものだった。

「そういえば、霧切ちゃんは結婚とか考えてるの?」

 物語が主要人物の結婚式の場面にさしかかったところで、そんなことを問いかけられる。

「結婚と言われても、まず相手がいないことにはどうしようもないわ」
「またまたあ。相手ならちゃんといるじゃん!」
「……ひょっとして、苗木君のこと?」
「そうだよ? だって同居してるんだし」
「私たちはそういう関係ではないわ」
「またまたあ」
「本当よ」

 きっぱり否定すると、朝日奈さんは目を丸くして驚いていた。

「……本当に?」
「本当に」
「嘘……ずっと恋人同士だと思ってた。未来機関でもいつも一緒にいたし」

 確かに、彼とともに行動する機会はかなり多かった。そういうところも含めて、誤解を与えてしまっていたのかもしれない。

「苗木君のことは、もちろんいい人だと思っている。でも、そういう気持ちにはなれないの」
「そうだったんだ……私はてっきり、もう何度もエッチなことをしてるんだろうなあって」
「……そう」
「……今ちょっとギクッてしてなかった?」
「気のせいよ」

 朝日奈さんの言葉に、思わず動揺してしまった。表に出さないようにしたつもりだったが、どうやら看破されてしまったらしい。自覚はあるのだけれど、苗木君のことになると私は自分を隠すのが下手になる。

「ねえねえ、どうしたの? 何か隠してる?」

 興味津々とばかりに追及してくる朝日奈さん。

「そ、それより映画を観ましょう。ほら、今いいところみたいだし」
「ちゃんと見ながら霧切ちゃんの話も聞くから大丈夫だよ」

 あっさり逃げ道を封じられる。
 もちろん、頑なに口を閉ざすこともできるのだが……彼女の無邪気な様子を見ていると、その気持ちも失せてしまった。観念して打ち明けることにしよう。

「私と苗木君は付き合っていない。だけど、そういう行為をしていないわけではない」
「え? それってつまり」
「数年前から、何度も体を重ねあっているわ」
「……え、ええええっ!?」

 先ほど以上に驚愕の表情を浮かべる朝日奈さん。貞操観念に関して非常にピュアな彼女にとっては刺激的な内容だったと思われる。

「つ、付き合ってないのにエッチしてるって……ま、まさか苗木に無理やり!?」
「彼がそんなタイプに見える?」
「うーん……確かに。でも、男はみんなケダモノになるかもしれないし」
「とにかく、私は別に襲われたわけではないわ。初めての時は……どっちが求めたのだったかしら」

 いや。どっちがとかではなく、互いが互いの体に触れようとしたのだったか。

「えっと。どうしてそんなことになったのか、聞いていいかな」
「構わないけれど、たいした話じゃないわよ」

 困惑する朝日奈さんに向けて、簡潔に事情を説明する。お互い、映画を観るという当初の目的は気にしなくなっていた。

「彼も私も、いろいろなことが重なって心が弱っていた。だから異性の体にすがった。快楽に溺れることで、一時的に現実から逃げていたのよ」
219名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 22:28:20.46 ID:Pj/j1Jaj
 絶望との戦いは、生半可なものではなかった。あの前向きな苗木君でさえ、何度も何度も弱音を吐いたほどだ。
 だから、それを紛らすために行為に走った。
 純愛小説のような、愛を囁く言葉などはもちろんなく。ただ貪欲に相手の体を求め、性欲を満たした。そうすることで、明日を生きる活力を得ていたのだ。

「な、なんだか大人な関係だね……」
「実際大人でしょう」
「そうだけどさ……あ、でも」

 何かに気づいた様子の朝日奈さんは、ポンと手を叩いた。

「心が弱った時にしてたってことは、最近はそういうことやってないんだよね?」
「そうなるわね」

 復興作業が軌道に乗った今となっては、精神を削られるような事態にはそうそう陥らない。私も彼も、快楽を必要とはしなかった。

「納得してもらえたかしら」
「うん……私が深入りするような話題じゃないってことはわかったよ」

 こくりと頷き、彼女はテレビに視線を戻す。いつの間にか、物語はクライマックスらしき戦いに突入していた。

「霧切ちゃん、絶対苗木のこと好きだと思ってたのになあ」

 主人公と悪の軍団の戦いを見ながら、朝日奈さんがぽつりとつぶやく。
 その言葉に対して、私は返事をすることも、表情を変えることもしなかった。



「お前たち、まだ交際していなかったのか」
「う、うん。そうだけど」

 バーでお酒を飲んでいる最中、話題がボクと霧切さんの関係に移った。

「妙な話だな。確か今は同棲しているのだろう」
「それはほら、2人暮らしの方が何かと便利だからさ」

 ボクの説明を聞いた後でも、十神クンの視線は懐疑的なままだ。

「お前は霧切のことをどう思っている?」
「どうって、それはもちろん」
「先に言っておくが、仲間としてではなく女としての霧切の印象を聞いている」

 頼りになる大事な仲間、と答えようとしたら、見計らったかのように問いの範囲を狭められてしまった。

「……魅力的だと思ってるよ。美人だし、性格もいいし」
「フン。俺ならあんな性格の女と同居していれば3日で息が詰まるがな。まあいい、今はお前の主観が重要だ」

 ほんのり顔が赤くなっているところを見ると、十神クンはすでに結構お酒がまわっているようだ。
 だからこそ、ボクたちのことについて追及してくるのかもしれない。普段の彼なら、どうでもいいと言って何も聞いてこない気がする。

「美人で性格がよく魅力的。なら告白でもなんでもすればいい。違うか」
「………」

 それは違うよ、とは言えない。彼の言っていることは正しいからだ。
 でも、ボクは。

「わからないんだ」
「わからないだと? 何がだ」

 ……ひとりでうじうじ悩んでいても、仕方がないのかもしれない。
 いい機会だと思ったボクは、心の内を十神クンに明かしてみることにした。
220名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 22:33:50.84 ID:Pj/j1Jaj
「なるほど。それがお前の悩みか」

 ボクの話を黙って聞いてくれていた十神クンは、グラスを傾けてわずかに残っていたお酒を飲み干した。

「実に愚かな思考だな」
「お、愚かって……」
「これだけは言っておくぞ。欲しいと思ったのなら、余計なことは考えずに手に入れようと努力しろ。それができないのなら、所詮はその程度の想いだったということだ」

 そう言って、彼はボクをじっと見つめた。口調は厳しいけど、きっとこれは十神クンなりに激励してくれているのだろう。

「ありがとう、十神クン。おかげで何か見えてきそうだよ」
「フン、俺はただ思ったことを言っただけだ。……この話は終わりだ」

 その後は、2人で他愛もない話をして時間を過ごした。そして、日付けが変わろうかという頃合いに会計を済ませ、店を出る。

「苗木。俺のもとに来る気はないか」
「それって、十神家に仕えろってこと?」
「そうだ。俺はこれでもお前の能力を買っている。悪いようにはせんぞ」

 帰り際、いきなり向こうからスカウトを受けてしまった。

「……ごめん。今はボク、教師になろうと思ってるんだ」
「教師? ……なるほど、確かにお前には適任かもしれんな」

 霧切さんと似たような反応を見せた十神クンは、そのままボクに背を向ける。

「フッ。俺の誘いを断ったことを後悔しないよう、せいぜい努力することだ」
「あ、うん……頑張るよ」

 応援……してくれてるんだよな。
 夜の雑踏に消えていく彼の背中を見送ってから、ボクも自宅に向けて歩き始めた。
 ……霧切さんとのこと、ちゃんと決めないとな。



 あれは、苗木君と初めて一緒に寝た夜のこと。
 ふと夜中に目を覚ました私は、何をするわけでもなくぼーっと彼の寝顔を見つめていた。

「あどけない顔して……意外と中身はケダモノなのね」

 先ほどまで自分達が行っていたことを思い出すと、顔が熱くなるのを感じる。
 互いに服を脱ぎ捨て、手探りで始まったその行為。でも気づけば、私も彼も狂ったように相手の体を求めていた。あれこそ、人間の本能というやつなのだろう。

「苗木君」

 名前を呼ぶも、返事はなし。ぐっすり眠っているようだ。

「………」

 愛から生まれた行為でないことは、もちろん理解している。私たちは、それぞれの心の綻びを補うために体を重ねただけ。『本当にいいの?』と何度も尋ねる苗木君に対して、私が首を縦に振り続けたからこそ成立したにすぎないのだ。
 それでも、私の心は暖かな感情で満たされていた。彼の初めてをもらえたことが、純粋にうれしかった。
 今さら否定しようがないし、否定するつもりもない。私は彼に惹かれている。
 周りの者に希望を与える彼の生き方は、私には決して真似できない。この人と一緒なら、きっと絶望だらけの世界でも生きていける。
 そんな風に尊敬しているうちに、いつしか苗木誠という男性に仲間意識以上のものを抱くようになっていた。
221名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 22:37:53.48 ID:Pj/j1Jaj
「苗木君……寝てるわよね」

 再度確認を行ってから、ゆっくりと唇を彼の頬に近づけていく。さっきまでもっと激しいことをやっていたのだし、少しくらいは許される……はずだ。

「ま……」

 彼の口から声が漏れたのは、まさしく唇が触れようかという瞬間のことだった。目は閉じているあたり、どうやら寝言のようだが――

「……舞園さん」

 ――冷や水をぶっかけられたような気分とは、まさしくこのことだろうか。
 気づけば、彼の寝顔は悲しそうなものに変わっている。
 浮かれた気持ちが急速にしぼんでいく中、私の脳内にはある光景が浮かんでいた。
 あの悪夢のようなコロシアイ生活。学級裁判を終えた後など、節目の出来事が過ぎるたびに、苗木君はある行動をとっていた。
 亡くなった彼女――舞園さやかの部屋の前で、何もせずにただ立っている。『マイゾノ』と書かれたネームプレートを見つめる彼の姿を、私は何度も目にしていた。

「それだけ、彼女のことが大切ということ」

 舞園さんの死を引きずっていく。そう語っていた彼の言葉を思い出す。
 きっと、苗木君は彼女に好意を抱いていたのだろう。そしてそれは、あれから何年も経った今になっても変わっていない。

「そういうことよね、苗木君」

 そう考えると、『彼と一緒になりたい』という気持ちをもつことに臆病になってしまう。彼の想いを押しのけてまで、私のような女の感情をぶつけていいものなのか。
 それでも、私は完全には諦められないみたいで。その結果が、今の同居につながっている。ルームシェアの提案は、私から行ったものだ。



 朝日奈さんの訪問から、3日が経った夜のこと。

「霧切さん。遊園地に行かない?」
「……え?」

 苗木君からの突然の誘いに、一瞬反応が遅れる。

「せっかく暇なんだしさ。平日の遊園地で思い切り遊ぶのはどうかなって」
「それは、わからなくもない意見だけれど……随分急な誘いね」
「ごめん。僕もついさっき思いついただけで。でも、どうしても霧切さんと一緒に行きたいんだ」

 私と一緒に行きたい……それも、どうしてもと付け加えてきた。さっき思いついたことの割には、どうにも頼み方が真剣に感じられる。
 いったい何を考えて――

「……ダメ、かな」

 頬をぽりぽりと掻きながら、苗木君はすがるような目つきでそう尋ねてきた。いつも通り感情がそのまま顔に出ていて、とても腹に一物抱えているようには到底見えない。
 ……なんでも深く考えすぎてしまうのは、私の探偵としての性であるが、同時に悪い癖でもある。
 真意は測りかねるけれど、彼がせっかく遊びに行こうと誘ってくれているのだ。ここは素直に受け入れるべきだろう。

「いいわ。家にいて本を読むだけというのも退屈だし」
「本当!? ありがとう!」

 喜びをあらわにする彼の笑顔に、胸をどきりとさせられる。もちろん表には出さないが。

「それで、どこの遊園地に行くのかしら」
「あ、それはね――」

 こうして、急遽苗木君とのお出かけが決定したのだが。
 よく考えると、これはデートのお誘いなのではないだろうか?
222名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 22:41:03.02 ID:Pj/j1Jaj


 十神クンと飲みに行った日から、ボクはずっと自分のとるべき行動がなんなのかを探し求めていた。
 心の中で燻っている想い、そして悩み。それらを解決するために、ボクはどうするべきなのか。
 考えに考え抜いた結果……霧切さんをデートに誘うことにした。

「平日でもそれなりに混んでるのね」
「地方最大のテーマパークだからね。早めに並んでおいてよかったよ」

 例の事件以前と比べると、遊園地などの娯楽施設の数は減少している。世界全体が復興の途中段階なので、生きるために絶対に必要なもの以外の建設は後回しにされがちだったりするのだ。
 だから、数少ないテーマパークに人が集中するわけで。おそらく休日に行っても多くのアトラクションは楽しめないだろう。
 でも今日は火曜日で、しかも最前列で入場することができた。

「じゃあ、めいっぱい楽しもうか」
「ええ」

 ちなみに、今日の霧切さんはミニスカート着用である。27歳にもなると肌の張りとかを気にして履くことを避けるようになる女性もいるらしいが、彼女はまったく意識していない様子。
 それも当然で、スカートからすらりと伸びる脚は引き締まっており、他人に見せるのをためらうような代物ではないからだ。まさしく脚線美という単語がふさわしい。

「……苗木君。そうジロジロ眺められると困るのだけれど」
「あっ、ご、ごめん! つい」

 いつの間にか視線が霧切さんの脚に固定されてしまっていたようだ。気をつけないと。

「………」
「霧切さん?」
「なぜ、ついなのかしら」
「え?」

 問いの意味が理解できなかったボクが聞き返したところ、彼女はちょっぴり恥ずかしそうにそっぽを向きながら答える。

「どういう経緯で、あなたは『つい』私の脚を凝視してしまったのか。それを聞いているのよ」
「え? それは、その……」
「脚フェチだから?」
「それは違うよ! ボクが特別脚が好きなんじゃなくて、霧切さんの脚が特別きれいだった、から」
「……そう」

 勢いに任せて大胆な発言をしてしまったけど、どうやらまんざらでもないらしい反応が返ってきた。霧切さんは色白なので、頬が赤くなると結構わかりやすいんだ。
223名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 22:43:01.04 ID:Pj/j1Jaj
 それからは、時間をいっぱいに使って遊園地のアトラクションを楽しんだ。

 ジェットコースターにて。

「何回乗っても、この頂上に昇るまでの時間は慣れないなあ」
「あら、怖いの?」
「まあね。そういう霧切さんは?」
「私はなんともないわ」

 さすが霧切さん、肝が据わってるな――と思いかけたんだけど。
 よく見ると、ほんのちょっとだけ顔がこわばっていた。

「どうして私を見てにやついているのかしら」
「いや、なんでもないよ?」

 ちょっと微笑ましいと思ったのは、内緒にしておこう。




 お化け屋敷にて。

「ここのお化け屋敷には、時々本物の幽霊の影が出るって噂らしいよ」
「ただの噂でしょう。幽霊なんて現れるわけないわ」
「そうかな……ところで霧切さん。さっきから妙に早足なのは」
「気のせいよ」
「せっかくなんだしもう少しゆっくり楽しんだ方が」
「気のせいだと言っているのがわからないのかしら」

 有無を言わさずごり押しされてしまった。
 でも、隠そうとしても怖がってるのは丸わかりなんだよな……
 霧切さんは意外とお化けが苦手。覚えておこう。




 犬と触れ合うコーナーにて。

「霧切さん、ここに来たかったんでしょ?」
「……よくわかったわね。私は何も言ってないのに」
「さっきここの近くを通った時、興味ありそうな感じだったから」

 とはいっても、一瞬犬を凝視していた程度のものだけど。

「苗木君にも観察眼が備わってきたのね。どう、探偵やってみる?」
「遠慮しておくよ。霧切さんのことだから見抜けただけだし」

 伊達に何年も一緒にいるわけじゃない。出会ったばかりの頃は何を考えているのかさっぱりわからなかったけど、今では些細な表情の変化などをある程度敏感に察知することができるようになった。

「今後は用心するわ。あなたに感情を気取られないように」
「そこは用心しなくてもいいんじゃないかな。霧切さんだって、よくボクの考えてることを先読みしてるわけだし」
「私があなたの思っていることを当てるのはいいけど、その逆はなんだか癪なのよ」
「ええー……?」
224名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 22:45:24.52 ID:Pj/j1Jaj
 一日中遊び倒して、もうそろそろ閉園時間が迫ってきたころ。
 最後の締めということで、ボクらは観覧車に乗ることにした。

「いい眺めだね」
「夕方に乗ったのは正解ね」

 ゴンドラが上昇するにつれ、夕陽に照らされた美しい風景がよく見えるようになる。霧切さんも満足してくれているみたいで、窓の外をじっと見つめていた。
 そんな彼女の横顔は、射し込んでくる夕陽の光と相まってとてもきれいだった。

「………」

 今日一日、霧切さんと一緒に過ごして、ようやく自分の気持ちがはっきりわかった。

「きれいな風景ね」
「そうだね。でも、霧切さんの方がきれいだ」
「どうしたのいきなり? ひょっとして、口説いてる?」
「うん、口説いてる」

 冗談めいた口ぶりで唇の端をつり上げる彼女に対して、ボクは迷うことなくそう言い切った。
 その反応が予想外だったのか、彼女は目を見開いて一瞬固まった。

「……冗談?」
「ボクが本気で言ってるってこと、霧切さんならわかるはずだよね」

 洞察力に優れた彼女。バカ正直なボク。見抜くのは容易なはずだ。

「確かに、嘘や冗談の類には思えない。けれど……」
「霧切さん。ボクは君のことが好きなんだ」

 珍しく戸惑いの表情をあらわにする彼女に、これ以上ないくらいはっきりと言葉を突きつける。

「ずっと悩んでいたんだ。ボクのような平凡な人間が、君に釣り合うのかって。恋人でもない君を抱いてしまったボクが、君を好きになっていいのかって」
「………」
「でも、もう抑えきれない。釣り合うのかとかふさわしいのかとか、そういう思いを全部引きずってでも、ボクは霧切さんと一緒にいたい」

 自分勝手な願いだとは思う。他の要素をすべて取っ払って、自身の感情だけを優先しているのだから。

「……あなたは自分を過小評価しているわ。私に釣り合うのかなんて、考えるまでもないことよ」

 少し落ち着きを取り戻したらしい霧切さんは、目を伏せて優しい言葉を投げかけてくれた。しかし、その表情は明るくない。

「でも、舞園さんのことは?」
「舞園さん?」

 想定していなかった名前が登場したので、思わず面食らってしまった。

「あなたは、舞園さんのことを好きだったのでしょう? 今でも大切に思っているのではないの?」

 そう言って、霧切さんはボクらが初めて一緒に寝た夜の話をした。それによると、ボクは彼女がが隣で寝ているのにもかかわらず別の女性の名前をつぶやいてしまったらしい。
225名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 23:07:02.40 ID:Pj/j1Jaj
「確かに、ボクは舞園さんのことが好きだったのかもしれない。だから彼女の死はショックだったし、これからも忘れるつもりはないよ。忘れちゃいけないものでもあるしね。舞園さんだけじゃなく、犠牲になった他のみんなのことも」

 彼女の笑顔は素敵だったし、彼女の声は魅力的だった。それが恋だったのかは今となってはわからないけど、それに近い感情を持っていたのは間違いないと思う。

「でもね、霧切さん」

 ゴンドラが、観覧車の頂点に到達する。でも、ボクは景色に目もくれず彼女を見つめていた。

「ボクは、今ここにいる君を大切にしたいんだ。今ここで生きている霧切響子という人に、恋をしているんだ」

 たくさんの命が失われた。だからこそ、今ある命を、愛しい人を大事にしたい。

「手放したく、ないんだ」

 霧切さんの反応を待つ。
 彼女はぎゅっと拳を握りしめ、下を向いたまま顔を赤くしていた。

「……私は、女らしくないわよ?」
「それは違うよ。一緒に暮らしていて、霧切さんが魅力たっぷりなことはわかってるんだから」
「仕事を大事にする女よ。そのせいで、あなたによくない思いをさせるかもしれない」
「平気だよ。探偵の仕事に誇りを持っているところを含めて、ボクは霧切さんの全部が好きなんだ」
「あと」
「霧切さん」

 ネガティブな発言を続けようとするのを止めて、彼女に向かって笑いかける。

「月並みな言い方しかできないけど……幸せにするから」

 霧切さんがハッと顔をあげる。ボクの気持ちは、きちんと伝わったのだろうか。

「……幸せにするだなんて、告白を通り越してもうプロポーズなのね」
「え? ……ああっ! いや、これはその、ちょっと気が急いたというか、でもいずれはそうしたいなと思っているのも確かだし、つまり」
「わかってるわ」

 いつの間にか、彼女の態度はいつもの余裕たっぷりなものに戻っていた。

「せっかく格好よかったのに、最後に焦ってしまっては締まらないわよ?」
「うう……面目ないです」
「ふふ……でも、うれしかった」
「え?」
「私もあなたのことが好きよ、苗木君。だから返事はイエス」

 あっさりと、彼女は自らの想いを口にする。
 あんまり自然に言うものだから、告白を了承してもらえたことを理解するのに若干時間を要してしまった。

「バカ正直でお人好しで少し天然で、けれど優しくてひたむきで頼もしい。そんなあなたのことが、ずっと前から好きだった」
「ずっと前から……そうだったの?」
「どんな事情であれ、私が好きでもない男の人に体を許すと思うかしら?」
「……言われてみれば、そうだね」

 ということは、ボクは何年もの間霧切さんからの好意に気づかず過ごしてきたのか。

「ボクたち、結構前から両想いだったみたいだね」
「道理で朝日奈さんに付き合っていると勘違いされるわけね」
「ボクも十神クンに言われたよ」

 遠回りをしてしまったのかもしれないけど、その分は今からでも十分に埋められるはずだ。
 何より今は喜びの気持ちでいっぱいで、過ぎ去った時間をもったいないなどと考える余裕は微塵もなかった。
226名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 23:08:23.08 ID:Pj/j1Jaj
「改めて、これからよろしくね。霧切さん」
「………」
「霧切さん?」
「ねえ。名字で呼ぶのって、なんだか他人行儀じゃないかしら」
「え?」
「だって、あなたは私の家族になる人に立候補したんでしょう?」
「ええっ!?」

 にやりと笑う霧切さん。いや確かにその通りだけど、そうはっきり言われると恥ずかしい。

「だから、名字ではなくて、その……ここまで言えばわかるわね」
「えっと、じゃあ……響子さん?」

 下の名前で呼ぶのは初めてだから、なんだか奇妙な感じがした。

「正解よ。こちらこそよろしく頼むわ、誠君」

 でも、彼女はちゃんと満足してくれたみたいで、笑顔でボクの名前を口にしてくれた。
 それと同時に、ボクは下の名前で呼ばれることの幸福感みたいなものを実感したのだった。

「……もうすぐ、下に着くね」
「最後のアトラクションだったのに、後半はまったく外を見られなかったわ」
「あはは……なら、最後だけでも風景を楽しもうか」
「そうね。それもいいけれど」

そこでいったん言葉を切って、響子さんは黙ってボクの顔を見つめる。
 銀色の髪が夕陽に照らされ、美しく輝いている。
 そしてその頬がこれまで以上に朱に染まっているのを見て、ボクは彼女の意図することを察した。

「誠君。目を閉じてもらえるかしら」

 ――これから先、何が起こるかわからない未来が待ち受けているだろう。
 なにせ、あんなとんでもない事件が現実で起きたのだから。宇宙人がやって来たなんて言われても、今なら信じてしまうかもしれない。

 それでも、彼女と一緒ならきっと生きていける。根拠はないけど、確信はある。
 いつだったか、彼女はボクのことを『超高校級の希望』だなんて呼んでいたけれど。
 ボクにとっては、彼女こそが希望なのだから。

Fin
お目汚し失礼しました
227名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 23:15:05.04 ID:29dEPJK9
GJ!
とても良かったです!
228名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 23:16:19.71 ID:0w6BlB0U
これで・・・初SSだと・・・!
229名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 23:16:32.29 ID:k6Ge2nZ4
うおおぁぁぁぉおおつ!
乙だべ!!
大人な関係からのハッピーエンドは素晴らしいな
この二人は幸せになりなさい(命令)
230名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 23:18:33.74 ID:+/ta9WfJ
乙乙乙乙乙!!!!!
いいねえいいねええええ!!!
231名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 23:19:52.84 ID:29dEPJK9
たしかみんな1994年か1995年生まれだよね。
若いわ。

公式絵で苗霧ハグとか欲しいわ。
だがもちろんそういうのしないのが公式だよね。
232名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 23:22:54.93 ID:k6Ge2nZ4
>>231
スクールモードエンディングはパンツじゃなくて一枚絵とかだったらいいよな
233名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 23:31:31.11 ID:29dEPJK9
>>232
スーパーダンガンロンパでパンツが出てくるらしいのは知ってるが
原作未プレイなので詳しくはわからんとです。
だがその意見賛成!
ちな1.2リロードはプレイする予定。

コミックアンソロで霧切さんが平然と手袋してないやつあってイラっとした(^^)
234名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 23:41:08.52 ID:Y+KJ5YGD
そういえば明日に小説が発売されるけど
霧切さんは出番どれぐらいあるかな
235名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 23:46:22.97 ID:/VrxUtxp
>>234
小説でるん?
236名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 23:50:20.83 ID:Y+KJ5YGD
>>235
アニメの公式ノベライズ
角川の富士見ドラゴンブックというところから発売されるよ
表紙はエースのコミカライズの人が描いてる
237名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 23:53:30.08 ID:/VrxUtxp
>>236
情報d
色々と補完されたりするのだろうか
気になるねー
238名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/19(木) 23:55:59.83 ID:Pj/j1Jaj
>>232
一枚絵いいねえ
もし存在したらまた妄想がはかどりそう

初プレイの時は霧切さんが有能すぎて途中で殺されるんじゃないかとひやひやだったなあ
5章とか気が気じゃなかった
239名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 00:16:28.30 ID:OKGI8uuR
アニメから入ったからさ、最初ゲームだなんて知らなくて、
こんなにハマるつもりもなくてネタバレググりまくった結果
新しくゲーム出るんだ!ゲーム買う!ってなって、
でもアニメ見てる事自体がネタバレだから複雑←今ココ
240名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 00:21:32.39 ID:PjJQp03E
>>215
GJ!
大人ギリさんたまんねーべ
241名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 00:35:49.06 ID:EObRTAe6
>>226
GJGJ!!
いいもの読ませてもらったよ有難う!
二人の未来に幸あらんことを
242名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 01:27:00.55 ID:luRJ8F07
>>215
GJ!!
30手前でもこの二人なら外見の若さも相まって初々しく感じるな
243名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 02:20:51.55 ID:EObRTAe6
生物室での会話全カットかよ…がっかり
244名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 02:32:34.92 ID:p3xpkr59
>>226GJ! これで初とか・・・ 超高校級のSS職人だべか?

学園長 CV小山力也さんだったべな キラークイーン!
245名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 02:36:53.48 ID:6y19IkQe
地震怖かったよお、霧切さん
246名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 03:20:38.43 ID:SmFE4lHN
見せたくない傷じゃと心配する苗木君と手の傷にビビってる腐川さんとグロい傷扱いする江ノ島
やっぱり苗木君良い人だね
247名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 03:22:36.71 ID:+49Jzri9
アニメ見てからゲームやるとまた新鮮だと思うな
あのアニメ大分急ぎ足ではしょりまくってるし

それに2もあるから大丈夫だよ
248名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 05:22:08.89 ID:Xk2F2tQM
ダンガン2の霧切さんって19くらいだっけ
1と2があまり時間経ってないらしいし
249名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 08:14:41.31 ID:gCIPHxUN
父親の件も火傷の件もあんなに軽く流されるとは
なんだかなぁ…

というか親父さんとの確執についてアニメでは全然触れられていないから、
パスワードのくだりが完全に意味不明になってたな
250名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 08:47:05.09 ID:o8wRVF7F
>>249
まぁそのスピードでやってやっと江ノ島登場までだし
251名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 09:10:08.01 ID:o+uyCUDy
ルアックコーヒーとは、ルアック(ジャコウネコ)の糞に混ざっているコーヒーのことです。

→糞の中から取り出すとかマジか
252名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 09:15:28.09 ID:o+uyCUDy
霧切さん酒強いかな?弱いかな?
苗木は弱そう。
結構酒がらみでナエギリのどちらかが酔っぱらって何かしでかすタイプの
SSが好きなんだよね。
253名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 09:26:19.01 ID:U8OuxBzF
>>211
もし日笠以外の声優が霧切さんの声を演じてたらどうだっただろうか
254名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 09:33:27.43 ID:kD9CiDuX
小説の霧切さん最初はツンツンしてる
これは友達少ない
255名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 09:58:13.86 ID:luRJ8F07
>>251
お前そんなこと言ったら根菜類も糞の中から取り出してるようなもんだぜ?

火傷のくだりゲームでは霧切さん少し悲しそうに告白してたけど、アニメではイチ証拠を突き付けるみたいにちょっと高圧的に喋ってるように感じた
256名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 10:09:36.53 ID:Pogtn3Al
>>253
別の声の霧切さんとか想像出来ない
257名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 10:24:16.23 ID:bP1udWT7
>>252
わかる
特に食べ物関係は癒されるな。酒以外にはコーヒーの話も多いよな
258名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 10:37:00.61 ID:R+Axw1iC
小説読んだー
やっぱり優しさと強さを持ってる霧切さんは最高だ
残念ちゃんの通信簿ネタ少しやったから小説は立候補するかもね

苗木君が捜査で証拠品勝手に持っていって怒ってた
259名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 10:45:23.81 ID:o+uyCUDy
>>253
伊藤静さんならぎりぎりありかなぁ。
ていうか、好きになるキャラの声が大体伊藤静さんか日笠陽子さんが演じてる。
きっと似たようなキャラばっか演じてるんだろうね。
でもやっぱり霧切さんは日笠さんが良い!
「万能キー(ニコッ」
「なん・でも・ない」
とか霧切の名台詞?部分とか考えると日笠さんGJ!

>>255
もろに糞ていうか肥料?
いやぁ、ただ、コーヒーと糞が結びつかなくて驚いたのですよ。

>>257
分かってくれる人がいて嬉しいっす。
遠まわしに誰か酒がらみSS書いて的な(笑)


アニメはBS-TBSで見てるから感想まとめとか見てしまうとウズウズしてしまう。
260名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 11:05:08.27 ID:L14S7Fbg
案外酒弱いとかわいいね
そのくせ飲みたがる
261名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 11:17:43.57 ID:eO42vAJB
>>252
俺も大好きだわその手のネタ。ssまとめwikiついつい読み返しちまう。
霧切スレPart2の飲酒ナエギリssが個人的にはお気に入りだわ。
262名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 11:21:15.75 ID:kVzU+fBp
ロリ切見てると酒より甘いものが好きそう
ダンガン2の時点で20以下か以上なのかが微妙なんだけど
263名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 11:23:26.53 ID:/hjdn/Fg
友達少ない以前に作る気ないからな
探偵たるものひとりでいいと教えられてるみたいだった
264名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 11:29:46.02 ID:7RcOsY2I
ダンガン1と2の間が1年くらいなんだっけ?
265名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 12:27:23.28 ID:o8wRVF7F
ウィスキーボンボンで酔っ払う霧切さん
266名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 12:33:06.21 ID:luRJ8F07
酒の力に頼り過ぎてトイレに篭りっぱなしの霧切さん
267名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 12:41:55.14 ID:5LMbccgZ
探偵はひとりでいることを強いられているんだ!
268名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 12:42:07.05 ID:o+uyCUDy
酒に呑まれて醜態をさらす霧切さん・・・
ってこの流れはライトニn(ry
269名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 14:36:30.28 ID:xJ1pLPg4
本編ノベライズ結構評判いいのか
霧切さん目当てで買っても損しない?
270名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 14:49:07.68 ID:EXTS0EfX
オリジナル要素はそんなにないぞ
せいぜい割れた水晶玉を苗木くんが勝手に持ち出して学級裁判に持っていったら
霧切さんに冷たい目で見られたりする程度だ
271名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 15:30:49.11 ID:o+uyCUDy
職場でうとうとしててやばいと思ってナエギリググったら目が覚めた。
ナエギリありがとう!
272名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 16:16:51.50 ID:vVGWdj3g
霧切さんが苗木君を好きになるにつれて自分の手を気にしたりし始めたら可愛い
273名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 16:34:24.48 ID:5LMbccgZ
手を負い目に感じて泣くのを握りしめるのは王道だろ
274名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 16:41:44.41 ID:o+uyCUDy
もし霧切さんの手を完璧綺麗に元通りに治療できるって医者がいても
霧切さんって治療しなさそう。
教訓だから。

ところで霧切さんって別に公式設定にはカップ麺ばかり食べてるとか、
料理が出来ないとかそんな設定ないですよね?
頭にかぶってただけで。
275名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 16:49:42.27 ID:o+uyCUDy
276名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 18:02:42.97 ID:gDZG0Ndh
>>215
遅くなったけど乙!
これで初SSですか…!?
尊敬します!
277名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 18:06:06.36 ID:7RcOsY2I
>>273
良いね…
278名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 18:49:16.65 ID:PVMq2p/P
小説良いね
まだ1章だけど面白い、次巻が楽しみ
279名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 19:01:28.31 ID:o8wRVF7F
全国中継で素手を晒した事で周りから気味悪がられて苗木君から離れようとする霧切さん
280名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 19:07:32.71 ID:p3xpkr59
http://ebten.jp/p/4940261510916/
隣をキープする霧切さん 流石です
281名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 19:09:24.09 ID:o8wRVF7F
282名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 19:39:34.44 ID:GvG+xRNV
エンブレのイラストきたね。
283名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 19:46:07.02 ID:0g8dunfF
……う、うーん……言っちゃああれだけど……
超微妙。
284名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 19:48:00.92 ID:gCHVfjs4
霧切さんとか関係なしに微妙だなこれは なんていうかもうちょいどうにかなっただろ
285名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 19:51:39.97 ID:p3xpkr59
ここの住人的には GEOの特典が安定だべかな?
もうちょっとハジケても良かったと思った
286名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 20:36:42.71 ID:nepy2Hk1
え?エビテンダメか?俺はすっげー良いと思ったけど・・・
まあけどこれは俺が全キャラ好きだからかもしれんけど
287名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 20:38:38.77 ID:gCHVfjs4
>>286
キャラとか以前の問題で単純にダサくない? 全員同じポーズとか…
288名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 20:44:21.41 ID:nepy2Hk1
そう?ベタだとは思うけど こういう集合絵で全員同じポーズは ある意味様式美的なモノだと
思ってるから別に拒否感はなかったけど・・・
まあもっと動きのある絵が良かったとかの意見もあるだろうなとは思うよ
けどロンパといえばこの指差しポーズってのもアリじゃないかな
289名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 20:56:38.67 ID:OKGI8uuR
>>281
エビテンでの特典のポスターですか?
なんか、すごく微妙。。。
290名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 21:15:21.62 ID:PjJQp03E
タペ絵悪くはないけど霧切さん的な意味では購買意欲には繋がらないというか
やっぱゲオかな
291名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 21:38:36.64 ID:EObRTAe6
どうせなら日向や七海と絡んだり狛枝を殴ったりしてる霧切さんが見たかったな
いやまあこれはこれで悪くないけど
292名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 21:41:15.71 ID:0g8dunfF
小松崎さんももう限界なのかな……
293名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 21:54:47.68 ID:Qf1M/D+f
ポーズが完全になるほどくんじゃないですか
294名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 22:00:20.34 ID:ucMrQIdv
人気キャラ5人を一枚に収めてとなると、まぁ無難なところじゃない?

ゲオで薔薇切さん予約してきたけど、田舎の小さな店だからちゃんと貰えるか不安だ……
295名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 22:21:02.81 ID:OKGI8uuR
ポスターじゃなくて湯のみ目当てで予約したことにしよう。。
296名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 22:45:01.61 ID:hQ/CYXua
俺も湯呑み目当て
297名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 23:04:32.32 ID:gCIPHxUN
GEOの特典の方はこれから着色されるんだっけ?
そっちも楽しみだ
298名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/20(金) 23:53:26.52 ID:y8fKETKU
霧切さん・ロリギリさん・スーツギリさん・中学生ギリさんの集合絵が見たい
299名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 00:04:34.07 ID:gDoTlx5Y
希望ヶ峰夏服ギリさんも是非
300名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 00:38:06.49 ID:7lOC4a5u
12話見たけど
霧切さん、手帳の字が意外に奔放でワロタ
ゲームじゃよく分かんなかったもんなぁ

手袋のハンデ考えたらアレで良いかもだが
301名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 00:39:13.38 ID:0T+nQZ3b
麺切さんと尻切さんも追加で
302名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 01:16:25.81 ID:+D7ls4Um
霧切さんってあんだけ酷い火傷だと神経がズタズタになって普通は動かせないんじゃないのかね...w
アニメではオリジナルの学級写真出てきたけど
なんか霧切さん遠くから苗木君を見つめてるっぽいの多いな
303名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 01:50:49.95 ID:EEk+YHyl
霧切さんはふたなりでしょ
四つん這いになって下を向いたオチンチンをおじさん達にしごかれてお仕置き
ネタバレ
304名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 02:05:26.90 ID:gSelj+kF
ファミ通漫画ちょこっとだけ書かれてたポニテ霧切さん、ちょっと恥ずかしそうにしてて可愛いな
霧切さんと舞園さんが仲良さそうで涙出てきた
305名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 02:07:33.07 ID:+pJ2oIE5
ファミ通マンガは火傷した手をはっきり見せてくれたのが俺的にナイスだったな
306名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 02:20:24.48 ID:6zkgxopP
カメラさんもうちょっと寄って!
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4514637.jpg
307名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 02:27:14.36 ID:5vB0LyRf
>>306
うお、これはもっと寄って欲しい

よく考えたらテレビで霧切さん見れるのも来週で終わりか・・・寂しいな
308名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 02:31:59.15 ID:qs3dIR4a
続編に霧切さんが出るまでは生きる
309名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 03:42:46.06 ID:XAB6q/LJ
食欲の秋だから霧切さんと松茸狩りに行きたい
こっそり地面に埋まってちんこだけ出して霧切さんに松茸と間違えて握らせたい
310名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 05:39:25.43 ID:C+JSF4B1
ダンロン霧切、苗木君以外の男の影がちらついてそうで購入をためらっていたけどスレの反応見る限りそんなこともなさそうだな

買うかー
311名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 05:47:44.47 ID:S0FsmRRU
>>310
むしろ女g(ry
312名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 05:54:45.60 ID:MYB+SbM8
つーか手帳の字は苗木が几帳面で整った間隔でかかれた字っていってたのにアニメは台無しじゃん
313名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 08:24:41.63 ID:JYI3Zxp8
まだ前半読んでる段階だが、もうこの時点で救済やら絶望に嫌気がさしてる
そんなのと関係ない普通の探偵物が読みたかったのに

絶望なんて異常な状況を演出するための強引な舞台装置にすぎないんだから、
ただの推理物で十分通用する霧切過去スピンオフでは全く不要だろう
殺人すら起こらないでも探偵物はできるのに
314名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 10:19:27.52 ID:AqHn02Bh
>>306
それは3巻くらいまで出てるコミカライズですか?
315名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 10:19:48.67 ID:w48GOrO/
最後が書き殴った感じだったから捕まる寸前だったのかね
316名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 10:28:43.01 ID:0T+nQZ3b
>>313
俺も少なからずそれは思ったけど、あくまで“ダンガンロンパ”霧切だから仕方ない
逆にダンガンロンパ関係ない『探偵・霧切響子の事件簿』的な作品が
いつか出る可能性も僅かにあると期待している
317名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 11:21:05.08 ID:1KwYOCfc
>>313
よく読めばわかるだろうけど今回余り絶望は関係ないよ
絶景→絶望とか遊んでるくらいで基本は黒幕の資金面のスポンサーの一つで映像見て喜んでる側だろう

復讐側の勝率が7割で図書館のレベルを参考にして探偵を選んでる辺り
黒幕の目的は優秀な探偵を強引にでも見つけるor育てる事だと思う
探偵を殺すのはアウトだったりもするしね
318名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 11:31:21.34 ID:AqHn02Bh
ていうか、結お姉さま完全に霧切の手足になっただけで本人の意志としては
探偵として何もできてないのにランクは上がるんだね。
RPGでいう戦闘に参加さえしていれば経験値もらえる的な制度かな?
319名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 11:39:23.73 ID:n+/fUTFb
>>317
3割の中からさらに鍛え上げられたのが0クラスで最終的にはトリプル0を育てたいのかね
しかしアニメは霧切さんの字が全部汚かったり生物室のナエギリが無かったり結構適当だなぁ

小説は凄い細かい上少し増筆されてるから動くアニメと言う点以外では小説の方が良いな
320名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 12:01:21.36 ID:HmcTEsfX
黒の挑戦受けるとレベル上がるらしいね
321名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 12:08:11.55 ID:AqHn02Bh
霧切さん視点の小説も作って欲しい
322名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 12:21:49.23 ID:pHQuV+sg
霧切さん出来過ぎるから主人公にするのは難しいんだろうな
323名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 12:35:10.91 ID:oWoEtX0y
自分で事件を起こす自作自演探偵もいるらしいから、そういう奴を消したい上層部がいるのかしらんm
324名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 12:51:54.36 ID:yjHINOu+
ナエギリの子供を見てみたい。
325名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 12:59:49.67 ID:GjZbr9/x
>>324
次回作で前向きな探偵をヒロインにしよう
326名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 13:07:32.59 ID:n+/fUTFb
小説の霧切ちゃん「そう」を連発し過ぎだと思う
これはぼっちになりそう
327名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 13:23:22.07 ID:abdgnij9
現場にいながら文字通り安楽椅子探偵になっちゃうロリ切さん可愛い
328名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 13:58:48.73 ID:TgEV4Joi
本編小説の霧切さんクールツンツンしてて可愛い
才能聞いてもあなたは自分の才能を言ってないと拒否り幸運の事を教えても教えるだなんて言ってないと拒否る
理由があるとは言え見事なツンっぷり
329名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 14:23:59.71 ID:J5kNOxUl
>>325
苗木君は子供に強制的に探偵の道を歩ませる事には同意しなさそうだけどな
これが切っ掛けで、ナエギリもあわや離婚に・・・
330名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 14:28:22.84 ID:+pJ2oIE5
結局子供自身に決めさせることになりそうだな
331名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 14:34:58.06 ID:n+/fUTFb
霧切さんも根は優しいし子供自ら望まない限り強制的に探偵の道を歩ませようとはしないんじゃない
子供が望んだら内心喜びつつあらゆる事を厳しく教えそうだけど
332名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 14:44:47.26 ID:oWoEtX0y
>>331
な、苗木くんの立場が……
333名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 15:51:37.60 ID:TgEV4Joi
絶望的事件が終息し20の誕生日を迎えた時、霧切さんに黒の挑戦が誕生日プレゼントとして届いたり
334名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 15:52:21.81 ID:wNzxBd7v
335名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 17:48:30.75 ID:4qk0n+Ot
アニメは火傷についての前振りが一切無いからイマイチだったな
336名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 17:49:18.04 ID:Wt+v9tlu
>>334
恋人繋ぎしたら泣いちゃいそう
337名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 18:25:37.47 ID:w48GOrO/
>>335
立候補がないとね
338名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 19:25:57.94 ID:AqHn02Bh
立候補する!
339名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 20:01:54.72 ID:sokD8RVH
>>332
元々苗木君はキリギリさんに敷かれそうだし苦笑しながらも幸せそうにしてるに違いない
でも子どもが葛藤していたり辛そうにしていたらきっとドッシリ支えてくれるそんな父親になるんじゃないかな
その様を見て惚れ直す霧切さんマジお嫁さん
340名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 20:40:27.75 ID:AqHn02Bh
霧切さんの実際の所の私生活はどんななのか知りたい。
341名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 21:09:41.41 ID:n+/fUTFb
ダンガンロンパ霧切のラストは本編後の霧切さんがお墓の前で男の子の手を握れるようになったよお姉さま、とかで終わったり・・・

いや、本当にどうやって終わるんだろ
結お姉さまが裏切って手を焼かれて黒の挑戦に打ち勝つも結お姉さまは組織に殺されて・・・とかどう話を締めるんだ
342名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 21:21:11.62 ID:ayX9j0Ne
BADENDは嫌だなぁ・・・Fatezeroも結末が決まってたからBADだったね
霧切さんも信頼し過ぎた事で手を焼かれる事になるのは確定してるんだろうし
343名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 21:32:21.16 ID:2VbUG0Lj
霧切さんの手袋の飾り?っぽいのが8個だったり12個だったりするけど
正確にはいくつなんだ
344名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 21:37:20.28 ID:Rn+4rkxX
>>343
12
345名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 21:38:49.47 ID:Rn+4rkxX
霧切さんのノベルあんじゃん?
あれ買おうか迷ってるんだけど、実際どうなの?
346名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 21:40:26.10 ID:fgKfazDR
そういえば霧切さんって 本編で断髪する設定合ったんだよね ボツにされたけど
もしも霧切さんが断髪したら苗木君どんな反応するのかな?
347名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 21:43:25.86 ID:0T+nQZ3b
>>345
ミステリィ小説と霧切さんが好きなら買って損はないと思う
心配なら冬に続刊出るからそれも含めて判断するのもあり?
348名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 21:48:01.84 ID:VIIS02J7
>>341>>342
逆から考えてみたらどうだろう
信頼し過ぎて手を焼かれるのなら、信頼しなければ手は焼けなかった可能性もあるわけだ
両手の火傷はその信頼した相手から直接付けられた傷なのか、
それとも、その相手に関係するけれど第三者によって受けた、或いは自ら付けた傷なのか
そのいずれかによって霧切さんから見た印象もがらっと変わるから

あれこれ想像はできるけれどまだ情報が少なすぎるわな
349名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 21:57:06.92 ID:e9P6aa5/
>>345
高いけど霧切さん好きなら問題ない
350名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 22:08:22.32 ID:0T+nQZ3b
霧切さんの「たかがパンツよ。靴下に手を入れたわけじゃ〜」発言って、
パンツの方が靴下より汚くないから手を入れるのは平気。って意味なのか
靴下の方が最終防衛ラインだからパンツにて入れたぐらいで騒ぐことはない。って意味なのか
どっちだろう?
351名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 22:14:32.88 ID:mSDs4U/Y
アニメ見て、ロリ切可愛いと思ったけど、死体安置所見て凄い悲しくなった。
皆仲良かったのになぁ。
352名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 22:16:37.92 ID:n+/fUTFb
>>346
多分苗木君を見捨てた後なのかな?
まぁ止めようとするだろうね
353名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 22:18:24.00 ID:WWUbXhxf
止めようとしても「邪魔しないで」って言われそう。
354名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 22:20:48.37 ID:VziooO+D
霧切さんは生活期間が伸びるとお部屋は汚部屋になるお
355名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 22:45:08.56 ID:wNzxBd7v
ショートカットの霧切さんも見てみたい
結構似合いそう
356名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 22:47:31.23 ID:KPM/jtcR
エントロピーが増大してるだけよ。問題ないわ(キリギリッ
357名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 23:15:02.47 ID:MONC/5uk
誰かナエギリの精神が入れ替わるSS頼む
358名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 23:16:43.14 ID:MONC/5uk
いや、お願いします
359名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 23:40:15.15 ID:WVVq30Lc
>>353
私が私を許せないのよとか言いそう
360名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 23:46:32.40 ID:tOBWjUon
>>358
自分で書いてみると意外といけるんじゃね
361名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/21(土) 23:46:46.60 ID:n+/fUTFb
霧切さんが指を絡め合ってる姿を想像すると興奮する
362名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 00:45:21.64 ID:DLUGiII7
酒がらみのSS希望してる人がいたから書いてみたけど変な出来になった
でももったいないので投下します

「あはは〜、なんだかいい気分になってきたなあ」
「……大丈夫? だいぶ酔っているみたいだから、もう飲まないほうがいいと思うけれど」
「へーきへーき……ヒック」

 希望ヶ峰学園を卒業して、私たち78期生はみんなそれぞれ別々の道を歩み始めた。
 私は探偵業に専念することを決め、大学には通わず事務所で依頼を待つ日々が続いている。
 そして、ただいま目の前で絶賛泥酔中の彼――苗木誠君は、国立大学で勉強を頑張っているらしい。

「あれ、霧切さん手が止まってるよ? もう飲まないの?」
「私まで酔ってしまうとどうなるかわからないから、やめておくわ」
「じゃあボクが酌んであげるよ!」
「会話が成立しないレベルでひどいわね」

 飲まないと言ったのに、苗木君は私のグラスになみなみとお酒を注ぐ。
 ……彼がここまでアルコールに弱いなんて知らなかった。
 ため息をつきながら、私は彼に安易にお酒を勧めたことを若干後悔する。

「あなた、今までアルコールを口にしたことはなかったのよね」
「うーん?……そうだねー、今日が初めてだね」
「今後は飲酒しないことを勧めておくわ。飲むにしてもグラス一杯までにしておきなさい」
「なんで?」
「そうね。理由は明日の朝にでも説明してあげるわ」

 壁に掛かった時計を見ると、ちょうど午後10時になろうかというところ。事務所で飲み始めたのが9時半ごろだったので、およそ30分で苗木君はべろんべろんになってしまったというわけだ。
 そもそもどうして2人で飲むことになったのかというと、きっかけは昨日彼が私のもとに依頼を持ってきたことにある。
 依頼の内容自体はそう大きなものではなく、本日無事に解決することができた。特に詳しく語る必要はないだろう。
 問題はその後。お互いめでたく成人したのだから、せっかくだし飲もうか、という流れになった。
 卒業して以降もメールのやり取りくらいは行っていたものの、こうして直接会う機会はなかなかない。久しぶりに彼との時間を過ごせると思い、内心喜んでいたのだが。
 ……少し、いやかなり予想外の展開になってしまっている。

「苗木君、もういい加減にやめたほうが」
「えいっ」

 お酒の瓶を取り上げようとした瞬間だった。苗木君が腰を上げたかと思うと、一目散に私の体に抱き着いてきたのだ。

「ちょっ、苗木君!? いったい何を……」
「ふとももー、霧切さんの生ふとももだー。すりすり」

 私の脚に頬ずりをする彼の表情は、ものすごく幸せそうだった。ちょっぴりくすぐったい……ではなくて!

「やめなさい苗木君、さすがにこれは立派なセクハラよ!」

 顔が熱い。今鏡を見れば、間違いなく赤面した私の姿が映ることだろう。しかしそれは彼のように酔っているからではなく、羞恥から生じたものだ。
 とにかくやめさせなければ。私も恥ずかしいし、酔いから覚めた時の苗木君がこのことを覚えていれば確実に自分を責めるはず。彼の心のためにも、ここは――

「想像通りの心地よさだよ。ずっと前からすりすりしたかったんだ……」
「!?」
「霧切さんのふともも、さいこー」

 ず、ずっと前から……? つまり、私の体に前々から興味を抱いていた?

「ね、ねえ苗木君。あなたは、『私の』ふとももに頬ずりしたいと思っていたのかしら」
「うん、そうだよ? ボクが見てきた中で最高のふとももだったからね」
「そうなの……へえ」
363名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 00:46:50.15 ID:DLUGiII7
 これは、喜んでいいのかしら。

「私も少し酔ってるのかもしれないわね……」

 こんな変態的なセリフでうれしがっている時点で、私も若干ネジが外れている。
 でも、まあ……ずっと望んでいたことなのだとしたら、もう少し触らせてあげてもいいのかもしれない。翌朝の苗木君の心のケアについては、また後で考えるとしよう。
 それよりも、である。

「苗木君。聞きたいことがあるのだけれど、いいかしら」

 今の彼は、羞恥心を失っているがゆえに本音を簡単に漏らしてしまう状態。少し卑怯だけれど、踏み込んだ話を聞かせてもらうことにした。

「あなたから見て、私は……女らしいと思う?」
「ヒック……うん?」

 私の問いにしばしぽけーっとしていた苗木君は、とろんとした瞳でこちらを見つめる。小動物みたいでちょっと可愛いと思ってしまった。

「霧切さんは、顔もいいし? スタイルもいいし? 女らしいと思うよ〜」
「そ、そうかしら。あなたがそう言ってくれるなら、私――」
「あとは朝日奈さんくらい胸が大きければねー」
「………」

 このアンテナ、引っこ抜いてもいいかしら。

「上げて落とす……苗木君のくせにやってくれるわね」
「霧切さーん。髪が痛いんだけどー」
「いい加減ふとももから離れなさい」

 苗木君の頭を少し持ち上げ、拘束されていた脚を引き抜く。

「あう」
「もう寝なさい。さっきも言ったけど飲み過ぎよ」
「うう……ふともも……」
「十分堪能したでしょう。次は朝日奈さんの胸にでも顔をうずめればいいじゃない」

 酔っ払いの発言に、何をイライラしているのだろうか。
 自分でもそう思うけれど、感情の抑制がうまくできない。
「ほら、布団敷いてあげるから」

「それは違うよ」←イケメンボイス

「っ!?」
「ボクが胸に顔をうずめるなら、それは霧切さんの胸以外ありえないよ」

 床から顔をあげた苗木君は、なぜかスイッチが切り替わったかのように真面目な表情になっていた。
 一瞬酔いが覚めたのかと考えたが、顔は赤いままだしおそらく違う。というか、普段の彼はこんなストレートな言い方はしない。

「ど、どうしてかしら」
「ボクが好きなのは霧切さんだけだから」
「………え」
「だから、セクハラするとしても君にしかしないよ」

 ……少し落ち着きましょう。
 安直に考えれば、私は彼に突然の告白を受けたという結論になる。
 なので、彼の発言をもう一度振り返ってから改めて答えを出してみる。

 ――ボクが好きなのは霧切さんだけだから。

 やはり告白されている……
364名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 00:48:23.38 ID:DLUGiII7
「苗木君。今の言葉、酔った勢いで出た冗談ではないの?」
「正真正銘、ボクの本心だよ」

 本心からの告白らしい。あくまで酔っ払いの自己申告には変わりないのだが、でも。

「それで、霧切さんはどうなのかな」
「え? どう、って」
「ボクは自分の気持ちを言ったよ。だから、霧切さんの気持ちも教えてほしいな」
「ちょ、ちょっと待って。そんなこと急に言われても困るわ」
「お願い、霧切さん」

 押される。
 徐々に物理的距離を詰められると同時に、心理的にも追い込まれてきている。
 まさか、酔った苗木君がここまで押しが強いなんて。

「……わかったわ」

 考え抜いた末、覚悟を決める。私の体の中のアルコール成分が、この選択に力を与えた。

「苗木君」

 高校時代から秘めていた想い。いつか伝えようとしながらも、最後の一歩が踏み出せなかった想い。

「私は、あなたのことが」

「………すぅ」

「……苗木君?」

 いつの間にか、彼の目は閉じられ、規則正しい息遣いだけが続いている。
 やがて体が床に倒れこんだが、ぴくりとも動かない。
 つまるところ、寝ていた。それはもう、とてもとても幸せそうに。

「………ふ、ふふふふ」

 このアンテナ、切り裂いてもいいかしら。
365名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 00:53:17.46 ID:DLUGiII7
「うぅ……」

 目が覚めると、頭がズキズキ痛んでいた。しかも体がすごく重い。おまけに、自分がいつ寝たのかも思い出せなかった。

「えっと、昨日は確か霧切さんとお酒を飲んで……」

 駄目だ、一杯飲んだあたりから記憶が飛んでいる。酔っぱらって意識が曖昧になっていたのだろうか。

「おはよう、苗木君」

 とりあえず布団から出て部屋を移動すると、デスクでコーヒーを飲みながら新聞を読んでいる霧切さんの姿が。

「おはよう。ところで霧切さん。実はボク、昨日の夜のことよく覚えてないんだけど……何か迷惑かけたりした?」
「そうね。迷惑がかかったと言えばかかったのかもしれないわ」
「そ、そうなの? ごめん!」
「いいのよ。今はそれより大事な話があるから」

 新聞を置いて、彼女はボクの方に向き直る。大事な話って、いったいなんのことだろう。

「苗木君。私、告白されたの」
「え? ……えええっ!? だ、誰に!?」
「さあ、誰でしょうね」

 そんな言い方するってことは……まさかボクの知っている人物なのか?でも、ボクと霧切さんの共通の知り合いと言えば、それこそ希望ヶ峰学園のみんなくらいしかいない。

「予想がつかないかしら」
「うん……情報量が少なすぎるよ」
「ならヒントをあげるわ。その人は、昨夜私とお酒を飲んでいた」

 昨夜霧切さんとお酒を飲んでいた人物。それは……え、ボク?
 思わず自分を指さして聞くと、彼女はこくりと頷いた。

「そんな、ありえないよ。ボクが告白したのならボクが覚えてないのはおかし」

 い、と言いかけたところで。今のボクは、昨夜の記憶をきれいさっぱり失っていることに気づいた。

「あなた、酔っぱらうと直情的になるのね」
「う、うそ……」

 にやりと笑う霧切さん。がくりと膝から崩れ落ちるボク。……なんてことだ。まさか自分が知らないうちにそんな重大な出来事が起きていたなんて……

「本当なら、私はあなたの告白を忘れるべきだったのでしょうね。酔った勢いで出た愛の言葉なんて、なかったことにするのが一番いい。それが最も丸く収まる」

 でも、と。彼女は首を横に振り、ボクの顔をじっと見つめる。

「私は探偵。だから、どうしても真実を追求したくなってしまうのよ」
「そ、それって」
「苗木君。あなたの気持ちを教えてくれないかしら。酔っぱらっていない、素のままのあなたの気持ちを」

 心なしか、霧切さんの頬が赤く染まっている。それによく観察してみれば、体がこわばったりもしているようだった。……もっとも、顔が赤くなって緊張しているのはこっちも同じなんだろうけど。

「わかったよ」

 覚悟を決める。記憶にはないけれど、一度は言ったであろうことをもう一度繰り返すだけだ。

「ボクは、君のことが――」

おしまい。ここからの展開は各自で想像してください
366名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 01:03:28.25 ID:qi7q8jqy
おぉ積極的な苗木くんとは珍しい
乙!!
367名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 01:07:50.42 ID:zqihmdqi
わっふるわっふる

わっふるわっふる!
368名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 01:35:19.27 ID:wvTF1cDZ
>>365
いいねいいね〜!
酒絡み希望しててよかったよ!
既存の酒絡みストーリーの中でもまた違うタイプの感じで新鮮でした!
ごちそうさまです!


やっと12話見たけど、原作ゲームやってないけど、内容はしょりすぎワロタww
霧切さんの手は全体像を映さないようにしてるんだねぇ。
コミカライズ版ではガッツリ手が出てるけど多分実際の火傷とはちょっと違う
描かれ方じゃないかな?

霧切さんのなんだかんだ言って優しい感じ、ダンロン霧切での人に無関心な感じの
ロリ切さんしか知らなかったら、ちょっと想像つかないかもって思う。
369名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 01:53:23.84 ID:nWGDkmCL

俺も霧切さんの太ももスリスリしてえ

>>368
ロリ切さんはまだ13歳だったし幼さゆえの未熟さもあるのかも
ラストでは随分結お姉さまに懐いてたし人見知りなんだろう
370名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 03:00:15.66 ID:wvTF1cDZ
初めてのSS投下
地下救出後
需要なかったら続きなし。




「みんなは悪くない。悪いのは全部黒幕だ。」

モノクマからの不正のお仕置きにより地下へと追いやられた苗木誠は、霧切響子の救出によって生き残りメンバーである他の4人との再開を果たし、
改めて黒幕と、真実を向き合う意志を固めていた。そんな矢先の一言だった。
「待て・・・何か匂うぞ・・・」
「苗木から洗ってない犬の匂いがする!」
「マジだな・・・臭いべ・・・」
「あ、あっち行きなさい・・・しっ、しっ!」
十神白夜、朝日奈葵、葉隠康比呂、腐川冬子ら4人全員から苗木は異臭を指摘されたあげくに、距離を置かれた。無理もない。彼は今までゴミだらけの地下室に居たのだから。
「ひ、酷いよみんな!せっかくまた会えて感動してたのに!」
臭い臭いと連呼されては感動どころではない。先ほどまで瞳を潤ませていた苗木は4人を非難した。しかし、戻ってきたんだと実感を得ることが出来嬉しくもあった。
「と、とりあえず捜査の前に僕はシャワー浴びてくるよ・・・」
苗木は少し残念そうに肩を落としながら4人の居る食堂に背を向けてとぼとぼと自室へ向って足を進めた。
「はぁ。自分でも臭いんだからそりゃあ臭うのはわかってはいるんだけれど、みんなからあんなにハッキリと言われると流石にヘコむなぁ。」
息を吐きながら、”ナエギ”と書かれたプレートがかかったドアを開けようと彼が手を伸ばしたときだった。
「苗木君。」
後ろから聞き慣れた落ち着いた声が彼を呼ぶ。霧切だ。
「霧切さん。ごめんね、自分でも分かってたんだけど僕すごく臭ってたよね。」
「どうして、謝るの?」
「えっ?」
「あなたはあのゴミだらけの地下に追いやられてしまったのだから、それは仕方のないことでしょう?あなたが謝ることではないわ。それに―」
彼女はいつものように事実を挙げて苗木に非がないことを言葉にしていくが、急に口ごもり目をそらした。雪のように白い頬を染めているように見える。
「私も、頭にゴミを付けて格好悪い姿を見せたわけだし・・・その、お互い様じゃないかしら?」
冷静でいつもどおりに見えていただけで、かなり気にしていたのか―
苗木は彼女の心情を少し知ることが出来たと嬉しく思うと同時に、可愛いとさえ思えた。初めて会ったばかりの時だったら気づかなかったかもしれないが
、霧切は少し目を泳がせながら俯き、相当恥ずかしがっているようだった。そんな彼女に苗木はすぐに反論した。
「それは違うよ。」
「えっ?」
「僕は一度も霧切さんを格好悪いだなんて思ったことはないよ。そりゃあ頭にカップ麺をかぶった姿は格好いいとは言えないけれど、
むしろ僕は普段だったら絶対に見れない霧切さんの姿可愛いと思ったから」
「は?・・・か、かわ・・・?」
予想外過ぎたのだろうか。霧切は俯いていた顔をパッと上げ、大きく見開いた目で苗木を見つめた。まさに、目が点になる、といった状態だ。
「あっ、いや、別に僕がゴミを被った女の子が好きだとかそういうわけじゃなくて!その、ええっと・・・ごめん!変なコト言って!」
苗木は霧切の反応を怒ったものと考えて慌てて謝罪の言葉を述べたが、もちろん怒っているわけではなかった霧切はそんな様子の苗木に微笑み返した。
「あなたって、本当におかしな人ね。ふふっ」
口元に手をやり少し下の方を向きながら笑う。
良かった。いつもの霧切さんだ―
そう思うと、つられて苗木にも笑みがこぼれる。
「ははは。・・・とりあえず、僕はシャワーを浴び「ねぇ、苗木君。提案があるのだけれど。」えっ?提案?」
捜査に関することかな―
そんな苗木の考えはあっけなく崩れ去る
「私はあなたに許してもらえるなんて思ってないし、許してもらおうとも思っていないのだけれど・・・お詫び、って言ったらいいかしら?
その・・・あなたの背中を流してあげたいのだけれど。」
苗木は自分の耳がおかしくなったのではないかと、咄嗟に耳に手をやる。背中を流す、そう言った?彼女が?いやきっと聞きまちg―
「言っておくけれど、あなたの聞き間違いとかではないわよ。私はあなたの背中を流したいと言ったの。・・・これからお風呂に入るのでしょう?」
聞き間違いじゃなかった。霧切のその言葉を聞いた途端苗木の顔は真っ赤に染まり、じわりと大量の汗が吹き出していた。
371名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 04:55:17.34 ID:g+C2x90I
続き待機してるべ
372名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 07:34:37.55 ID:nDXb/P1H
ん?
捜査時間限られてるのに風呂なんて入ってる暇なんてあるのか?
373名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 08:07:11.39 ID:ThK7RTxF
乙!!!

しっかし最近VIPの方でも弾丸論破SSが増えてきた影響でコッチの方が過疎りそうだな〜と懸念してたが
そんな事になってなくて良かったぜ!!
374名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 08:49:33.77 ID:wvTF1cDZ
>>372
もちろん実際だったらそんな暇ないだろうけどそういう細かいところは
目をつむってください(^^)

続きは夜になるかもしれません!
375名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 10:09:55.94 ID:oGiYWEI6
そういえば朝日奈ちゃんは名前葵だったね、めったに見ないから忘れてたwwwwwwwwww
376名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 11:00:03.06 ID:wvTF1cDZ
続き


苗木の頭の中ではいつの日かの”男のロマン”の光景がよぎった。しかし、それを瞬時に振り払った。
「ちょ、ちょっと霧切さん!僕は別に君が悪いなんて全然思ってないし、お詫びだなんて気にしなくても!」
「・・・私が気にするのよ。でも、あんなことをしておいて背中を流すくらいじゃお詫びにもならないわね―」
「それは違うよ!むしろお詫び以上っていうか、すごく嬉しいけど困るっていうか・・・!」
あ、しまった―
「嬉しいの?そう。なら決まりね。・・・大浴場で待ってるわ。捜査もあるから出来るだけ早くしてちょうだいね。」
「えっ!ちがっ、待ってよ霧切さん!」
苗木の必死の声も虚しく、霧切はスタスタとその場を後にしてしまった。
「え・・・・どどどどどうしよう!早くしてって言われても行けるわけないよ!」
そう言いながらも頭に浮かぶのは以前見た彼女の白くきれいなうなじに、スラリと伸びた四肢。その太ももは
程よい肉付きで、理性を失えばすぐに触りたくなってしまう程の魅力があった。苗木はゴクリと喉を鳴らす。
「行くしか、ないかな―」



「遅かったわね。何をしていたの?」
覚悟を決めた苗木が大浴場の脱衣所に入ると、心臓が跳ね上がる光景がそこにはあった。椅子に腰掛けて手袋をしている
手で髪を耳にかけながら、しれっといつも通りの反応を示す霧切だがその姿はいつも通りではない。
ポニーテールに結った髪の下にはうなじが覗き、白磁器のような白く肌理細かい肌を露出させ、想像に違わぬスラリと
した身体に苗木の目は釘付けになる。しかし一点だけ想像とは異なる点があった。
「ご、ごめん遅くなって。あの・・・えっと、霧切さん水着、なんだね」
霧切は黒のビキニを身に付けていたのだ。
「苗木君?ひどく落胆しているようだけれど、私は何かあなたの気を悪くするようなことをしてしまったのかしら?
それならば、謝りたいのだけれど。」
―これはあなたへのお詫びなのだから
霧切はスッと立ち上がり苗木に近づきながら尋ねる。立ち上がった彼女の身体が余計強調され、苗木はつい、上から下を
舐める見てしまう。
「苗木君?」
彼の反応に不審に思ったのか、小首を傾げながら霧切は苗木の顔を覗き込むように自分の顔を近づけた。当然苗木は霧切
のその行為にドキリとし、焦ってしまう。
「あっ、いやっ!な、なんでもないよ!全然大丈夫!霧切さんは何も悪く無いからっ!」
僕はなんてことを考えていたんだ。そりゃあ異性の身体を流すのに、裸なわけがないじゃないか―
苗木は少しでもやましい想像をした自分を叱咤せずにはいられなかった。罪悪感から目をそらしてしまうが、相手が悪かった。観察眼に長けた超高校級の探偵を前にして、あからさまに動揺したままの言い訳は通用しなかった。
「・・・これ、脱いだほうがいいのかしら?」
「はいっ!?」
苗木は素っ頓狂な声を出して彼女を見る。霧切はビキニの紐にそっと手をかけようとしていた。



********************************
悩んだので突然ですが安価でアンケート
>>381まで

1.脱がせるべき?
2.そのままにするべき?
377名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 11:01:08.75 ID:3LB/BtCw
2.そのまま
378名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 11:13:45.66 ID:OpQwG4S2
2一択ですな、常識的に考えて
379名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 11:15:16.49 ID:kRIs8PW2
2
380名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 11:20:42.12 ID:wvTF1cDZ
もう過半数なので了解です。
やっぱりそうですよね!
そこで止めない苗木君は苗木君じゃない!

というわけで、続きはもうしばらくお待ちください。
381名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 12:29:56.10 ID:OpQwG4S2
霧切さん、お詫びする側の言動じゃないですよね
382名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 12:37:31.00 ID:aQmraBOm
霧切さんのちっぱい見ても興奮はしないよな
383名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 12:43:08.68 ID:5QGsMD8r
霧切さんの乳首をクリクリしたらどうなるのっと
384名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 12:48:48.62 ID:tkU0EH5s
霧切さんは隠れ巨乳なんだよ!
385名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 13:11:51.75 ID:exieNdB6
2のスーツ切さんは胸あっただろいい加減にしろ!
にしてもいいフトモモだなぁ・・
386名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 13:52:40.80 ID:wvTF1cDZ
霧切さんの貧乳扱いがイマイチわからない。
スク水写真とか見る限り普通にCカップくらいはありそうだし、バストサイズ的にも
C以上は確実。あのバストサイズは余程ぽっちゃりじゃないと貧乳にはなりえない。
だけど霧切さんはあの身長で48kg・・・つまり全然太ってるどころか痩せてるくらいの体重。
まあリアル感の無い数値なのは承知しているけれど数値を正しいものとして見るなそう。
貧乳ってどこまでが貧乳なの?
C以上は確実ってのはソース自分。
387名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 14:08:44.04 ID:tkU0EH5s
霧切さんは公式設定で82あるはずだぜ?
388名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 14:10:15.09 ID:dNpZikxe
立ち絵がぺったんこなのと舞園さんとの対比じゃね
2ではだいぶ育ってたけど
389名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 14:10:22.93 ID:tYgLivIY
霧切さんは美乳
390名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 14:51:30.08 ID:fP1EqeMo
中の人のイメージじゃね?
自分が貧乳で、演じるキャラもなぜか貧乳が多いというのを自分でネタにしているくらいだから。
391名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 15:36:55.61 ID:h+NrDUUT
>>344
ありがとう
392名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 16:15:24.89 ID:Sxjtbnj7
長門とかクールキャラは貧乳のイメージあるからな
393名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 16:37:55.23 ID:hNCUSaYY
>>372
臭いままは嫌だべ
394名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 16:53:53.74 ID:ig1B97MC
1と2の間って1年くらいだよね?
多分あのスーツが胸を大きくしてるんだよ
395名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 16:58:28.77 ID:Rb4sDs9o
実はまだまだ発育中の可能性が微レ存
396名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 17:41:47.89 ID:tYgLivIY
巨乳切さんになるかもしれない
397名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 18:10:55.37 ID:bjIYko7c
霧切さんと結お姉さまはどうなるのかな
398名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 19:05:25.47 ID:IZiaKvEw
こんな手の女の子と一緒にいるべきじゃないって拒絶する霧切さん
399名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 19:25:29.19 ID:h+NrDUUT
実は晩成型の可能性が
400名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 19:38:39.48 ID:wvTF1cDZ
続き。
グダグダなってきたんで無理やりすっぱり終わらせました。
生まれて初めてSS投下なんてしたんで未熟ですが温かい目で見守ってください。


*******************************

「だ、駄目だよっ、霧切さん!!いいから!脱がなくていいから!」
慌てて制止する苗木に対し、霧切はふっと笑みを浮かべて手を降ろした。
「脱がないわよ。相変わらず騙されやすいのね。」
「ええっ!?またからかってたの!?もう、心臓に悪いからやめてよ!」
「ごめんなさい。バカ正直なあなたの反応が面白くてついやってしまったわ。」
「つい、じゃないよもう!水着姿ってだけでもこんなにドキドキしてるんだから!」
上から落ちてきたり、背中を流すと言ったり、そして今度はこれなんだから。今日は霧切さんに驚かされてばかりだ―
苗木は軽く息を吐くと、自分は水着なんて用意してないことに気づいた。ハッと霧切の顔を見ると彼女と目が合う。霧切は
そんな苗木の思考を把握したのだろう。
「別にタオルを巻いてくれれば十分よ。それにこれは・・・お詫びなのだからあなたはそんなに気を遣わなくていいわ。
 ―わたしの希望とする所が多いかもしれないけれど・・・」
「えっ?ごめん最後のほうがよく聞こえなかったんだけど、なんて言ったの?」
「なんでもないわ。それより早く入りましょう。」
「あ、そうだね」
苗木の気のせいだろうか。そっぽを向いてしまった霧切の顔は紅潮しているように見えた。
「服脱ぐから霧切さん先に入っててよ。あとでちゃんと行くから。」
「・・・わかったわ。それじゃあとで。」
霧切が浴場へ入っていく姿を見届けると、苗木はフーッっと息を深く吐いた。ずっと緊張しっぱなしだったのだろう。
いつも冷静沈着で頼もしい美少女が普段は見せない姿で自分の目の前に居たのだ。その姿を見ているのは自分だけ。
そう思ってしまった途端下腹部の熱を感じて更に後悔するのだった。
「分厚い大きめのタオルを持ってきて良かったな・・・ははっ・・・。」
力なく笑ってひとりごちる。霧切がを待たせている上にハッキリと「行く」と言ってしまった手前、苗木には進む以外の
選択肢はなかった。再び息を吐きながら、彼はようやく衣服を脱いだ。もちろん腰には分厚い大きめのタオルを巻いて。
「よしっ!」
何故か気合を入れて苗木は霧切が待つ浴場へ足を踏み入れた。
浴場は湯気が立ち込めていて気にならない程度ではあるが少々視界が悪い。広い浴場のあたりを見回して霧切の姿を探すと
彼女は湯船に浸かっているところだった。
「霧切さん。待たせちゃったよね、ごめん。」
苗木は頭を掻きながら申し訳なさそうに言う。霧切は湯船から立ち上がると苗木の元へ近寄る。浴場なのだから身体は濡れるし、
体温の上昇により頬が赤みを帯びるのも当たり前だが、苗木は霧切の姿にドキリとせざるを得なかった。
「かまわないわ。自分の体を洗ったりしていたから、そんなに待ってないわ」
霧切はそういうと苗木の手をとった。
「き、霧切さん・・・?」
「背中を流すといったでしょう?ほら、こっちへ来て」
苗木は霧切に促されるままにカランの前へ来た。湯気で鏡がくもって後ろが見えないのは苗木にとって幸か不幸か。
どぎまぎしながら彼が俯いて座っている間、霧切はてきぱきとタオルで石鹸を泡立てる。用意ができると霧切は彼の背中に目を
やった。
苗木君も男の子なのね。意外と背中が広い―
そんなことを考えながら苗木の背中にタオルを当てる。
「っ―!」
苗木はとうとう来た感覚に息を呑んだ。弱すぎず強すぎず程よい加減で、それでいて優しい感覚を背中から得ることが出来た。
「どう?痛くないかしら。自分で言っておきながらだけれど、他人の背中を流すなんてことは初めてなのよ。勝手がわからない
から不快に感じたらすぐに言って。」
「ううん。僕も人に背中を流してもらうのは初めてだけど、丁度いい加減ですごく気持ちいいよ。」
「そう。それならよかったわ」
苗木は霧切が安心したのが分かったし、霧切は苗木が本心から気持いと言ってくれているのが分かった。お互いにお互いの顔が
見えない分、余計な緊張が生じていたのだろう。
401名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 19:39:29.92 ID:wvTF1cDZ
少しこの現状に慣れた苗木が切り出した。
「ねぇ、霧切さん。」
「何?」
「いつも助けてくれてありがとう」
苗木の言葉に一瞬だが霧切の手が止まる。
「・・・私はあなたを―」
「言ったでしょ?霧切さんは悪くない。悪いのは全部黒幕だ。あの裁判は不公平でアリバイのない僕も霧切さんも同じ立場だったし、
それこそ仕方のない事だよ。それにこうして僕は生きてるし、霧切さんが自分を責めることはないよ。」
苗木が少し振り向くと、彼女は悲痛な面持ちでこちらの気づいていないようだった。
「霧切さん」
「何?」
「その、背中流してくれるのもすごく嬉しいけど、もう一つ僕のお願いを聞いてくれる?」
「あなたのお願いなら聞くわ。」
「その罪の意識、自分を責める気持ちを全部捨てて。信頼する仲間なんだから迷惑だってかけていいんだ。
信頼ってそういうことでしょ?まぁ、霧切さんのかけられるなら迷惑なんて全然迷惑じゃないんだけどね。」
少し照れながらいつもの無邪気な笑顔で苗木が言うと霧切の瞳が大きく揺れたと同時に、彼女は少し右下に俯いた。
「あなたって本当に・・・甘いわね。・・・私は人に頼ることを知らなかったし、あなたを殺していたかもしれない。
なのにそんなことをそんな顔で言うのね。ありがとう―」
「えっ!?うわぁあああ!!きっ、霧切さん!?」
苗木は何が起きたのか一瞬で把握することが出来なかった。首には霧切の白い両腕が絡ませられ、背中には何やら二つの柔らかい
感触があった。自分の感覚神経は全て背中にあるのではないかと錯覚するほどに、背中の感覚が衝撃的だった。それをさらに霧切は
ぎゅっと強め、苗木の背中の感覚もそれに伴い強まる。
「きっ、霧切さん!あの、離れて!離れて!背中がっ!!」
混乱する頭で必死に苗木は霧切に離れてもらおうとする。もともと、水着を着用しているとはいえ異性と風呂に入り背中を流してもらう
というのは平凡な高校生の彼には異常だというのにあまつさえ背中に押し付けられる膨らみ。もはや彼には耐え切れるものではなかった。
「あっ・・・。ごめんなさい、嫌だったかしら?」
霧切が離れると苗木はホッとする気持と残念に思う気持ちの両方に複雑さを感じずにいられなかった。
「嫌だなんてそんなことはありえないよ!けど色々と問題というか!き、霧切さんも察してよ!超高校級の探偵なんでしょ!?」
「問題?いったい何が問題・・・ふぅん。男の子って単純なのね。」
霧切の視線は苗木の身体の一部に注がれていた。それに気づき苗木は尚更顔を真赤にする。
「ちょ、霧切さん!お願いだから見ないでよ!」
彼の分厚目のタオルは意味を成さなかったらしい。
これ以上ない恥ずかしさに、霧切のわざとなのか天然なのか分からない行動こそ自分を精神的に殺してしまいそうだと思ってしまう。
苗木は慌てて脚を閉じて隠すとそのまま俯いた。そんな様子の苗木を可愛いと思ってしまう自分に少し驚きを感じながら、霧切は彼の耳
に口を近づけた。
「あなただから安心しているのかも。自分が思っている以上に信頼しているってことかしらね。だから少しくらい困らせたっていいのでしょう?」
「僕の言ったことの揚げ足とってからかうのやめてよ!」
苗木の困ったような笑顔が霧切にも笑みをこぼさせる。
「苗木君。一緒にここから出ましょうね。」
「うん。もちろんだよ!」
困ったような笑顔から強い意志を目に宿した笑顔に変わる。本当に彼は見ていて飽きないし、自分には持っていないものをたくさん持っていて
頼もしい―そんなことを考えながら霧切は立ち上がるとシャワーを手に取り、彼に抱きついた時についた泡を流した。
「苗木君、残念だけど背中を流す約束はしていたけれど前を流す約束はしていないから、後は自分で―「そもそも前を流すなんて約束しないよ!」」
再び困ったような笑顔で反論する彼に霧切はやはりつられて笑ってしまう。
「ふふっ、そうね。とりあえず背中は流したから、私は先に出ているわね。」
「うん。ありがとう!それじゃあ、またあとで」
「ええ。またあとで。」
短い時間の確かな安らぎを得た二人は、真実と希望を求めて歩き出すのだった。



*******************************************
グダグダにお付き合い下さりありがとうございました。
402名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 20:22:11.95 ID:3LB/BtCw
良かったよ
403名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 20:46:42.42 ID:fx5ZWrBy
乙切
404名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 20:54:22.33 ID:wvTF1cDZ
>>402
>>403
ありがとうございます!
お世辞でも嬉しいです!


2ch自体初めてでその上に初SSゆえに勝手がわからなかったのですが・・・
もっと空白行を使えばよかったですね。
見づらくてすみません。
405名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 20:59:37.09 ID:DWsWxq3X
>>404
乙!
初めての割りにはクオリティ高杉
感動した
406名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 21:11:59.00 ID:NEzmVFC8
>>404
とりあえず、地の文(会話文以外)と会話文との間を一行空けるだけでかなり見やすくなると思うで。
ちなみに、選択肢1のルートはどんな感じの予定だったんですk(ry

しかしマジ霧切さんエロイベントに対して冷静だな……
407名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 21:21:55.44 ID:DLUGiII7
>>404
乙だべ
ニヤニヤできてよかったべ
408名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 21:23:27.77 ID:3LB/BtCw
>>404

‘…'(三点リーダー)と‘―'(ハイフン)は二倍‘……'、‘――’として使ったほうがよろしいかな
それから‘!’や‘?'で文章が終わらない時は空白を入れたほうがいいかも

次がありましたら楽しみにしています
409名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 21:36:23.66 ID:kt/bECDt
三点リーダやハイフンの使い方は自分もすごく悩むんですが…
使い分けもそうだが、程よく使うのが難しい
原作だと三点リーダは重ねてなかったり、読点も結構使ってるからなぁ

>>404
乙乙!
何気に三人称ってほとんど無かったから良いと思うよ
410名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 21:39:24.42 ID:wvTF1cDZ
>>405
ありがとうございます!
クオリティが高すぎるなんて、もったいなすぎるお言葉です!

>>406
ご指摘感謝です!
他のSSを見なおしてみると、大体地の文と会話文には1行あけてますね!
次に活かしてみます!
選択肢1ルートはきっと苗木君卒倒しちゃって捜査ができなくなってゲームオーバーになってしまったと思います(笑)

>>407
ニヤニヤできていただけて光栄です!
柔らかな膨らみが押し付けられる部分は実体験を一生懸命思い出しながら書いてみました!

>>408
具体的なアドバイスありがとうございます!勉強になります!
"!"や"?"で終わらない時の空白とは具体的にはどのような感じでしょうか?




一人称視点のほうが慣れてるので次があったら一人称視点で書きたいと思います。
ナエギリのどちらの視点で書くか悩み中ですが、苗木君が平凡故に苗木君のほうが書きやすそうですよね(笑)
411名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 22:04:20.12 ID:NEzmVFC8
>>410
>>柔らかな膨らみが押し付けられる部分は実体験を一生懸命思い出しながら

ファッ!?
412名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 22:49:05.19 ID:wvTF1cDZ
>>411
そこに食いつかれるとは思いませんでした!w
立場上そういうことが結構あるんです!
嬉しいけどものすごく焦るしテンパります!


ジョギング行ってきたら火山灰まみれになってしまいました。
鹿児島に依頼で訪れて火山灰まみれになる霧切さんの話もいいかもしれませんねw
413名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 23:11:53.57 ID:exieNdB6
>>404おつです!
お風呂でいちゃこらいいですね
今度の火山灰切さんに期待です 登山デートかな?
414408:2013/09/22(日) 23:11:57.46 ID:3LB/BtCw
具体的にです

>「ちょ、ちょっと霧切さん!僕は別に君が悪いなんて全然思ってないし、お詫びだなんて気にしなくても!」
   ↓
「ちょ、ちょっと霧切さん! 僕は別に君が悪いなんて全然思ってないし、お詫びだなんて気にしなくても!」

参考して下されば幸いです
415名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 23:12:39.82 ID:qi7q8jqy
アニメの霧切さん
父親から捨てられたことを告白するシーンあったっけ?
416名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 23:18:01.66 ID:IAkQruUK
ない
BDで補完されるのかね?
417名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/22(日) 23:35:04.08 ID:wvTF1cDZ
>>414
なるほど!そこにちょっと空白挿れるだけでだいぶ見やすいですね!
参考にさせていただきます!
ありがとうございます!
418名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 00:07:15.63 ID:NsDuKpEq
霧切さんの薄い本でお薦めある?
419名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 00:13:57.89 ID:8+J74aJr
あるけど、そいつはここで話すべき話題じゃないな
しかるべき板に行きなさい
420名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 00:39:13.77 ID:CPcaAh3O
霧切さんが鍛練しているところ見てみたい
421名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 00:39:58.40 ID:3o3kbvYi
俺はFILE9の七海千秋が娘だったらという設定のナエギリが今の所一番気に入ってる。
いきなり、スマン。
422名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 00:41:10.12 ID:3+UjFT3I
SS投下します。
「シンデレラな霧切さん」

*******************************

鹿児島のシンボルは活火山であり、頻繁に火山灰を舞い上がらせて県内各地にそれを降り積もらせている、
というのは知識として知っていたけれど、これは予想以上だ。

――鹿児島を、桜島を甘く見ていた。




私、霧切響子は探偵の依頼で鹿児島に来ていた。依頼自体はそんなに難しいものではなく情報収集と実行とで2日間かけるだけで済んだ。
予定としていた滞在期間は3日間だったのだけれど、1日空きができてしまった。

「霧切さん、明日は僕と観光でもしない?」

助手として付いてきてくれた彼――苗木誠君が、さっさと帰るかどうするか思案している私に提案してきた。
苗木君は初日に、鹿児島に来るのは初めてだと言っていて、桜島を目にした時もあからさまに感動していた。その姿を思い出すのは容易いことだった。
そういう私も鹿児島に来るのは初めてだ。情報を武器にする職業柄、知識としてだけはどんな場所なのかは知っていたけれど、
百聞は一見に如かずとはまさにこのことを言うのだろう。

錦江湾の向こうに見える、資料としては見慣れていたはずの桜島は思ったよりお大きく壮大でインパクトも強く、
この日は天気にも恵まれてその姿をハッキリと目にすることが出来た。

「そうね、たまには気分転換に観光っていうのも悪く無いわね。」

私が苗木君の提案に頷くと、彼は大きな目をさらに大きく見開いて、あの無邪気な笑顔で語り出した。

「あの、僕ね行ってみたい場所があるんだ!前テレビで見てさ、ずっと気になってたんだけど――」


そう言いながら彼はカバンの中から鹿児島の観光パンフレットを取り出した。

「・・・・・・苗木君、あなた観光する気満々だったのね。」
「うっ、ご、ごめんなさい」
「別に謝ることはないわ。それで、どこに行きたいの?」
423名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 00:42:33.07 ID:3+UjFT3I
少しだけ呆れたけれど、それも苗木君らしくて愛しさがこみ上げる。ちなみにホテルは同室なのだけれど、あいかわらず何もないのが少し腹立たしい。
そんな私の考えなど苗木君が知る由もなく、彼は無邪気に話しだした。

「えっと、確かこのページだったかな・・・・・・あった!ほら、霧切さんここ!」
「そうめん流し?・・・・・・流しそうめん、ではないのね。写真を見たところ流しているというか回しているようだけれど。」
「まぁ、それ自体はそう言ってしまったら終わりだけれど、水に囲まれて涼しくて涼をとるにはいい雰囲気みたいだったよ。なんだか鯉とか鱒もたくさん居るらしいし。」
「魚を見に行きたいの?それならば水族館とか――」
「そ、それは違うよ!魚が見たいという訳じゃなくて、ほらっ、鹿児島じゃないと味わえないものっていうのがあるでしょ?そうめん流しなんて向こうでは無いし、
流しそうめん自体もそんなにやる機会が有るわけじゃないしさ。」

確かに彼の言うことは間違っていない。けれど、私が思っていた、あちこち見て回る観光とは少し違う気がしたのだけれど、
彼の顔を見るとそんなことはどうでも良くなってくるから不思議だ。

「あの、霧切さん。駄目、かな?」

あんな捨てられた子犬のような表情を向けられて駄目といえるはずがないではないか。彼のあのころころ変わる表情は天然なのだろうか
、いつもこちらの感情を揺さぶるほどの影響がある。・・・・・・それだけ私の心が苗木君に囚われているという証とも言えるかもしれないけれど。

「別にいいわよ。助手として鹿児島まで付いてきてくれた苗木君の労をねぎらわないといけないとも思っていたし。私も少し”そうめん流し”に興味があるわ。」
「ありがとう!霧切さん!じゃあ、明日はそうめん流しの体験で決まりだね!」

嬉しそうに笑う苗木君につられて私も笑みがこぼれる。やはり私は、彼と一緒ならどんなことでも楽しみなのだ。


*******************************************

続きは需要があれば後日。

ていうか、書いてたらどうやって冒頭の灰まみれにストーリーをつなげればいいんだ!
っていう方向に進んでしまいました。
修正難しす。
424名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 00:51:08.92 ID:CPcaAh3O
乙!
ナエギリいろんなところに行っているなw
以前も民宿に泊まる長編があったし
425名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 00:51:58.23 ID:hhwFldTx
乙です。
大丈夫、需要はありますよ!
あと、「」の最後の文の“。”はいらないかと。
いきなりすみませんでした。
426名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 01:55:46.35 ID:1OoxjrtE


最近ss増えてて嬉しいわ
427名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 02:54:14.58 ID:6M8jhjIw
霧切さんにインビトロローズ渡しにくくなった
これで結お姉さまが死んでたら
428名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 03:53:16.84 ID:e9cII+wn
>>360
俺は文章がまったく書けないんだべ!!
429名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 10:01:13.07 ID:qZO5oZ90
>>427
仮に救済委員会のゲームにクロとして参加した場合、負けた時はトリックの費用
ウン千万を自腹で払わせられるからな。負債能力ナシだと判断されたら殺されるらしいし。

霧切さんが生きて希望ヶ峰にいる以上、救済委員会とのゲームには勝利しただろうし
五月雨さんの生存は現状では低いだろう

せいぜい救済委員会がお縄について、五月雨さんも無事に獄中生活送ってもらうとか
430名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 10:05:30.22 ID:ACRUr5Ep
霧切さんがあまりにも喜んでくれるから初回プレイ時にビトロを3連続で渡してた自分を恥じたい
リロードではルアックコーヒーで攻めるつもり
431名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 11:07:56.14 ID:za+iHnlT
このスレでダン切について今話題になってるのは、
@結お姉さまが『黒の挑戦』の犯人役になる→死亡説
A『犯罪被害者救済委員会』の黒幕はお祖父さま?
B『黒の挑戦』の真の目的はより優れた探偵を育てるorふるいに掛ける事

俺の予想だと、@については同意、Aについてはお祖父さまではないと思う
Bは要するに狛枝希望論みたいなものだろうか?
もし仮に黒幕が後の『絶望的事件』に関与するのなら単に軍資金調達とも考えられるかな
432名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 11:38:05.17 ID:KVe/stfQ
@なら面白そうだな
1年半以内に完結してくれ
それ以降だと俺は生きてないかもしれない
433名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 12:10:36.39 ID:OW3WDfn1
>>431
軍資金調達というか、むしろ救済委員会はお金をバラまいてるよーな…
それだけあの探偵コロシアイゲームが儲かってるのかもしれんけど
434名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 12:16:08.75 ID:8+J74aJr
探偵図書館のシステム自体は誰にでも利用可能なものだし、
図書館設立にお祖父様が関わってる=委員会にお祖父様が関わってると結びつけるのは早計に思えるなあ
435名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 12:26:55.02 ID:vRh6Z6yI
わざわざ設立に関わってるとか情報出すくらいだしなぁ
436名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 12:29:58.67 ID:CPcaAh3O
>>431
3がお爺様の目的だとしたらやっぱり仁さんの親だなあって気がする
437名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 12:37:33.02 ID:OW3WDfn1
ゼロで霧切さんが尊敬してるって文章があるし、そんなゲスなマネをする人が
霧切さんの尊敬を得られるのかって疑問があるな

……苗木君は将来そんなおじい様と対決する羽目になるんやな
438名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 13:06:26.41 ID:KcD8kjZh
知り合いにめちゃくちゃ霧切さんが好きで苗霧好きでもある女性がいるんだけど
もしかして霧切さん&苗霧って女性人気も結構あったりするの?
439名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 13:20:17.96 ID:o7dgWX0M
>>437
霧切さんは知らないんじゃないの
手を焼かれたり結お姉さまが死んだかもしれないし
440名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 13:32:00.43 ID:za+iHnlT
>>439
前スレの終わり際にも書いたけど、そんな爆弾を妹様が見落とすかなぁという点が気になる
作順とかメタ的な発想を除けば、本編での情報収集力を考えて知らなかったで済ませるのはちょっとなぁ…
441名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 13:33:32.03 ID:7eTlatOr
>>438
霧切さん女性キャラの中ではセレス江ノ島の次ぐらいに女性人気高いイメージ
442名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 13:37:17.46 ID:w7n4DwB3
ナンジャタウン曰く
狛枝のシュークリームと霧切さんの餃子ラーメンが並んでるそうだ
やっぱり霧切さん人気なんだな
443名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 13:41:38.05 ID:6lR1G4lg
>>440
後付けだし妹様も知らなかった事にすれば良いんじゃない
金と舞台を協力してゲームを楽しんでた事にすれば良いし
444名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 13:43:34.89 ID:bqpT+4Ht
なんでもかんでも江ノ島に繋げるのは勘弁
445名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 13:51:41.76 ID:neyQ+59u
お祖父様が黒幕みたいな展開はやめてほしいなあ
霧切さんが可哀想すぎる
446名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 14:16:09.79 ID:6lR1G4lg
でも犯人側は勝っても負けても救済はされてるから絶望とは違うしなぁ
となると残り3割の優秀な探偵を見つけさらに鍛え上げるのが目的にしか見えない
そんな事をして喜びそうなキャラは…まぁお祖父様くらいしか候補がいない
447名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 14:28:20.65 ID:1kJWwTl5
それはさすがに結論ありきの予断だな
448名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 15:54:51.08 ID:P8j8B++b
個人的に臭いと思うのはのは四人目のトリプルゼロかな
まあ何にせよ今の段階じゃ情報が少なくて憶測にしかならんね
449名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 15:58:25.35 ID:OW3WDfn1
結お姉様は結局妹を殺されたことが探偵活動の原動力だから
救済委員会にそこを突かれたらやっぱり乗っちゃうんだろうな
450名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 16:38:58.41 ID:hhwFldTx
>>438
私は女だけど霧切さんもナエギリも大好きだよ
近くにいる女友達も二、三番目に好きだって言ってた
451名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 17:09:51.60 ID:juHWJqma
そういやナエギリだけの公式絵ってある? 見たことないんだが
452名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 17:12:29.60 ID:ScizODk/
あるよ
苗木と霧切さんが並んで座っているものがある
453名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 17:27:19.42 ID:nioIpLMx
クラスメイトを思うと急に涙が止まらなくなって二人で慰めあったりしてるのかな
苗木君はともかく霧切さんはちょっと違うか
454名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 18:26:08.80 ID:FXJgLjfM
>>452
できれば貼ってくれないか?
455名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 18:59:11.33 ID:neyQ+59u
探偵図書館の上位探偵は同業者の間でかなりの有名人みたいだけど、
霧切さんが希望ヶ峰に入学した際にはネットでもまったく話題になってないんだよね
それまでに探偵図書館自体が無くなっているんだろうか
456名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 19:37:11.52 ID:qZO5oZ90
霧切さんに勧められて探偵図書館に登録する苗木くん
457名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 19:44:04.44 ID:ScizODk/
>>454
画像はもってないや
画像はゲーム内のアートワークギャラリーの処刑イメージでみれるよ
458名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 19:49:05.97 ID:2T5XUPwC
>>455
ああ、それは完全に失念してた
確かにダブルゼロクラス以上で20人程度ならゼロクラスってだけでも有名になるわな
実は希望ヶ峰入学時の霧切さんはランク1か2止まりだったりとか?
それだけでも超高校級を名乗るには十分だろうし

>>456
自分と同じ殺人犯に登録しようとして苗木君に「嫌だよ!」って抵抗される霧切さんを想像した
459名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 19:58:52.95 ID:2pi178Yg
霧切一族は隠れてるらしいし有名になったから顔を隠したんじゃない
設立にお祖父様関わってるし余裕
460名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 20:42:15.10 ID:UtGNwErL
461名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 21:48:14.41 ID:8+J74aJr
霧切さんの入学までに探偵図書館は閉鎖されているか
あるいは霧切さんが除籍したか

まあ図書館に登録が残ってても霧切さん自身が周囲に話さなければ話題になることもない気もするが
462名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 21:49:00.07 ID:CPcaAh3O
一人謎のトリプルゼロがいるから情報を消すことだってできるのかも
463名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 22:37:09.71 ID:neyQ+59u
>>460
かわええ
カップ麺いいな
464名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 23:42:21.05 ID:3+UjFT3I
お待たせしました!・・・って待ってくれてる人居たかな?
SS「シンデレラな霧切さん」続きです!
タイトル関係ない感じになってますが気にしないでください!
あと、途中から何書いてるか分かんなくなってきたので、色々おかしいところがあるでしょうが目をつむってください!
それでもよければどうぞ!

**********************************************

翌日、天気は快晴で気温も高く、涼しい場所でそうめんを食べるには上出来なようで、苗木君はそれを一層喜んでいた。
私達は、帰りの飛行機の時間もあるので一番近い、市内にあるそうめん流しへ行こうと前日の内に話していて、
駅まではバスで行き、その後は電車を利用しようということになっていた。
ホテルを出て、バスに乗っている間は苗木君と今回の仕事の感想や鹿児島関連の雑談をして過ごしていた――といってもほとんど
彼の話を私が聞いていただけなのだけれど。

10分ほどバスに揺られていると私は外の異変に気がついた。

「・・・・・・急に雨雲のようなものが見え出したわね。 確か今日は天気予報でも快晴だったはずだけれど」
「うわっ、本当だ。これはちょっと不安だね。雨降らないでいてくれるかな?」

その言葉通りに心配そうな表情を苗木君が見せた直後にバスは駅へ着いた。
私達がバスから降りると雨雲がどんどん広がって地上まで霞がかかってきており、私達が雨雲だと思っていたそれは身体中に
パラパラと落ちてきた。

「・・・・・・苗木君、これ・・・・・・雲じゃなくて火山灰が降っているんだわ」
「痛っ―― そう、みたいだね。 僕目に入っちゃったみたいだ。 目が開けられないよ」
「とりあえず、このままでは灰まみれになってしまう、というかすでになっているけれど、近くの建物に入りましょう」

私は目が使えない苗木君の手を引いて近くの建物へ駆け込むことにした。
正直私も目を開けているのがつらいほどに、上からは容赦なく火山灰が降り、下では積もった灰が風や人の動きによって舞い上がり、
見るもの全てが灰色に染まっていた。
465名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 23:44:02.98 ID:3+UjFT3I
「目、大丈夫?」

苗木君を連れて電車の改札口前まで来た私は、まだ少し涙目な様子の彼に尋ねた。

「うん、なんとか取れたみたい。 それにしても火山灰ってこんなに降るんだね。 僕驚いたよ!」
「そうね。でも、これも鹿児島ならではものということで貴重な体験にはなったわね」
「まぁ、そうだけど、これは進んで体験したいものではなかったかな」
「でも、地元の人達には日常茶飯事なことなのでしょうね。 何事もないように平常通りに過ごす彼らを
 素直にすごいと思――「わっぜ、へが降っちょらい!汽車も停まってるがね!最悪じゃ!」」

思わず私は声を遮った主の方へ顔を向けていた。私の横で地元の人らしき人が鹿児島弁であろうイントネーションの高低差が激しい
言葉で悪態をついていた。
恐らく、灰が降ったことによって電車が止まっているという意味だと思うのだけれど、どうやら、日常茶飯事であっても交通機関に
多少の支障は出るらしい。

「あの、霧切さん。 電車、運行を見合わせてるみたいだね。これじゃそうめん流しどころじゃないね」

しゅん、と悲しそうに肩を落とした苗木君が言う。バスで行くという手段もあったけれど、電車と違い相当な時間がかかる上に、
そうめん流しは外で食べるものだからこれだけの火山灰が降っていたら快適とは言えそうにない。
正直火山灰によってこんなにも予定が狂うとは思っていなかった。実際に降り積もった火山灰の量も予想以上で、私は鹿児島を、
桜島を甘く見てしまっていたことを痛感せざるを得なかった。
466名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 23:45:55.91 ID:3+UjFT3I
「・・・・・・仕方ないけれど、ここに入ってるお店にも鹿児島料理を出してくれるところはあるし、そちらでお昼はいただきましょう 」

駅のある建物はアミューズメント施設にもなっており、買い物や食事をして過ごすにも困らないようになっていた。
電車は止まっているがバスは通常運行しているようで、空港へは直通の便で問題なく行くことが出来るのでそれは不幸中の幸いだった。

「うん、そうだね。 そうめん流しを体験できなくなったのは残念だけど、他の鹿児島料理も美味しいだろうし、僕はそれで良いよ」
「そう。なら決まりね。 お店はどこにする?黒豚のしゃぶしゃぶ料理店に、黒毛和牛のステーキ、それからホルモン焼き・・・・・・
 肉系が多いわね。 あ、白くまのお店もあるけどお昼には向かないようだわ」

私は切り替えが早い苗木君の性格に感謝しつつ、フロア案内の看板を見ながら鹿児島料理を出してくれるお店を挙げていった。
もちろん肉系以外の飲食店も充実していた。けれど今回は鹿児島らしさを味わいたいという苗木君の希望があったので少々限定されるが、
私は苗木君と一緒なら(以下略

「しゃぶしゃぶ料理店なら他にも串揚げとかお刺身とか色々メニューが選べそうだから、まずそこでお昼を食べて、その後に白くまを
 食べに行くっていうのはどうかな?」
「あなたがそれで良いのならもちろん賛成よ。それじゃあ、行きましょうか。・・・・・・お店は6階にあるのね」

苗木君の充分すぎる提案に私は頷くと、エスカレーターへ向かおうと歩き出す。

「あ、霧切さん!」

苗木君は私を呼び止めると同時に手を掴んできた。
467名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/23(月) 23:46:29.23 ID:3+UjFT3I
「・・・・・・どうしたの?」
「ほら、意外と人が多いからはぐれると厄介でしょ?だから――」

彼はそういうと、少し恥ずかしそうに笑った。周りを見ると確かに、都会ほどではないが人にあふれていた。
私達と同様に火山灰から逃れるために入ってきた人が多いのだと思う。

「上に向かうだけで、はぐれるとは考えがたいけど・・・・・・慣れない場所だから念には念を入れるのもいいかもしれないわね」
「でしょ? じゃあ行こうか」

苗木君は笑いながら私の手を引いて歩き出す。この場所で手をつないで歩くというのは周りから見ると極自然な光景なのかもしれない。
なぜなら、このアミューズメント施設にはやたら恋人同士と思われる男女が多く見られたからだ。

私達も、恋人同士に見えているのかしら――

柄にもなくそんなことを考えながら歩いていると、つないだ苗木君の手がよりぎゅっと私の手をしっかり握ってくる。
そして私の方を向いてあの無邪気な顔で言った。

「霧切さん、また二人で鹿児島に来る時は絶対にそうめん流し行こうね!」

二人でまた鹿児島に来るのは決定事項らしい。ずっと一緒にいてくれるのだと自惚れてもいいのだろうか?
そう思いながら私は彼に返事をする。もちろん答えは――

「ええ、絶対に行きましょう」

苗木君がさらに笑顔になり、それだけで私の心も満たされる。
火山灰のお陰で悪いことばかりだと思っていたけれど、彼と一緒に過ごせる機会を増やしてもらえた。

やはり私は桜島を甘く見ていたわね――

次来るときは、完全なプライベートで苗木君と来ようと私は心に決めたのだった。

―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―

「ところで苗木君。 そうめん流しってことは夏にしか来れないのね」
「ええっ! そ、そこは臨機応変に都合に合わせて考えようよ!」

やっぱりバカ正直な反応をしてくれる彼をからからうのは、やめられそうにないみたいだ。

END
468名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 00:30:45.64 ID:LYHHs4Jm
>>464
GJ! 文章を書くスピードが早いのって、とても羨ましいです
鹿児島、というか九州自体に行った事ないけど、桜島の噴火って相当凄いみたいだな
住民の逞しさに驚かされるというか、ぶっちゃけよく住めるなぁと思う
469名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 02:23:59.54 ID:+m26pxS7
470名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 02:31:29.76 ID:R903x6ra
>>467
GJ!ほのぼの系ナエギリは良い...

>>469
やっぱり秘密って火傷関係の事っぽいな..
というかこのコミカライズの霧切さん凄いロリっぽく見えるw
4711:2013/09/24(火) 02:54:33.76 ID:Hfg3XWlA
 友達です、と紹介すると、不機嫌になる。
 知り合いです、と紹介すると、しばらく口をきいてくれなくなる。
 探偵の霧切さんです、と紹介すると、傷付いたような顔をして目を伏せる。

 なので今日は思い切って、逆ベクトルで責めてみようと思ったのだ。

「霧切響子さん。僕の大切な仲間です」

 すると彼女は頬を真っ赤にして、じろり、と無言で僕を睨みつけた。
 一体僕は、彼女をどう紹介するべきなんだろう。
472名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 02:56:01.07 ID:Hfg3XWlA
すまん、前レス見てなかった上に、変なところで送信してしまった
>>467GJ、ナエギリ雰囲気いいなぁ
473名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 07:10:03.74 ID:Vyhz1E7x
>>468
ありがとうございます!
文章を書くスピード早いでしょうか?自覚ないですw

火山灰は"慣れ"としか言い用がありませんねw

>>470
ありがとうございます!
全然ほのぼのとか意識しないで書きましたが、そう言っていただけて嬉しいです!

>>472
ありがとうございます!
ナエギリの"日常"って感じの雰囲気いいですよね!
474名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 08:12:03.82 ID:to9GZ47r
>>469
憂いのある表情の霧切さんいいな
なんか頭が大きいのが気になるが
475名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 08:23:23.06 ID:vijhzKbE
GEOは通販ないと思ったらメディアランドって通販サイトで同じ特典付くのね
しかも安い・・・
476名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 08:52:33.46 ID:94F9mHnp
霧切さんは苗木君といると、なんだか良いよね。
477261:2013/09/24(火) 11:18:23.78 ID:beSJotYB
>>365
超亀レスになっちゃったけど、飲酒ナエギリをありがとうございます。
苗木君だけおかしくなるのは珍しいパターンかも。
478名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 11:23:03.81 ID:h+tOfMLh
ポスターより霧切さんのクリアファイルの方がいいな。。。
もう在庫切れだけど。
調べ不足だったorz
479名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 11:27:39.87 ID:h+tOfMLh
正直店舗別ごとに特典が違うシステムやめてほしい。。。
商売的に仕方ないのは分かってるんだけどさ!
480名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 12:30:55.47 ID:94F9mHnp
SS投下します。初なので期待はしないでください。

〜あれから、そして、これから〜
ある晴れた夏の日の午後。僕は霧切さんと街の喫茶店に来ていた。
今日は30度を超える猛暑日で、午後という事もあり暑さはさらに増している。
ジャバウォック島での一件以来、日向君達はどうしているだろうか。
そんなことを考えながら僕はアイスコーヒーに口を付けた。
霧切さんは窓の外を見ながら目を細めてホットコーヒーを飲んでいる。
「霧切さん、こんな日によくホットコーヒーなんて飲めるね」
「コーヒーは温かいほうが美味しいと思うわ」
「苗木君こそ、冷たいコーヒーに砂糖なんて入れて大丈夫なのかしら」
「うっ」
実はこんな年になっても未だにブラックが飲めない僕。
霧切さんと特訓はしているんだけど、いつも一口目でギブアップしてしまう。
「僕だってやるときはやるんだ!ブラックだって飲めるようになるよ!」
「そう、その日を楽しみにしているわ」
「それにしても・・・」
霧切さんの視線が再び窓の外に向かう。
「このあたりも随分変わってしまったわね」
「えっ」
突然切り出されたので驚いて反応した。
「学園を出た時の光景は頭から離れないのに、周りはみるみる変わっていく」
「うん・・・」
確かに学園を出た直後の荒廃した世界から、大分復興した。
鉄骨のみになったビル、黒焦げの車、道に飛び散った血痕。
そのすべてが無くなり、人々が笑って歩いている。
その光景はだんだんと過去が忘れ去られていくようだった。
でも・・・・・
「でも、あの事は忘れてはいけないと思うよ」
「ええ」
そうだ、忘れてはいけない。人類史上最悪の絶望的事件、コロシアイ学園生活
そして、死んでいった仲間たちのこと。
「みんなの分まで生きていかないとね」
「そうね。彼らの死を無駄にしない為にも」
「なんだか御免なさい。暗い話になってしまって」
「いや、いいよ。じゃあそろそろ行こうか」
「会計は私がしておくわ」
「いいの?じゃあお願いするよ」
一足先に外に出た僕は少し驚いた。夕日がもう沈みかけていたからだ。
「窓際のはずだったんだけどな、すっかり時間を忘れてたよ」
そんな独り言を呟く。さっきの「出ようか」も実は適当に言っていた。
「あら、もうこんな時間なのね」
どうやら彼女も同じ様だった。待てよ・・・今からなら・・・
「ちょっと行きたい所があるんだけどいいかな」
「え?ちょっと!」
僕は返事も聞かずに霧切さんの手を引いてある場所へ向かった。
481名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 12:32:19.39 ID:94F9mHnp
ひとまずここまで。続きはまた後で書きます
482名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 12:51:28.35 ID:h+tOfMLh
483名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 12:53:51.38 ID:h+tOfMLh
原作ゲーム関わりそうなのはネタバレ注意の表示してほしかったり・・・・
おいどん未プレイでごわす。

1.2Reload楽しみ楽しみw
484名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 13:14:35.37 ID:94F9mHnp
すみませんでした。以後気を付けます。
485名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 13:36:35.80 ID:ltv8n5IQ
このスレみててネタバレいやとかどの口がいうのか
486名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 13:53:38.57 ID:h+tOfMLh
>>485
あ、そうですよね!

>>484さんごめんなさい!
私が馬鹿でした!!
487名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 13:54:44.70 ID:h+tOfMLh
>>485
あ、そうですよね!

>>484さんごめんなさい!
私が馬鹿でした!!
488名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 15:20:07.79 ID:E1p22R+y
霧切さんて間違いなくドMだよね
というか1で生き残った女キャラ全員ドMだな、今思えばw
逆に男は苗木君含めかなりSっぽい
489名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 15:36:43.99 ID:h+tOfMLh
ダンロン1のメンバーって、ほぼみんな黒〜茶系の髪色だけど、
霧切さんは紫がかったった銀髪ってすごいイレギュラー感あるけど
ハーフか何かなのかな?
・・・・って2次元にそんな疑問持っても、って話だよね。
490名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 15:43:48.24 ID:xwUZRACj
肌も白いからアルビノかと思ってた
491名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 16:45:53.90 ID:VVCG30Jg
とてとて歩くロリ切ぺろぺろ
492名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 16:49:03.98 ID:94F9mHnp
480の続き書きます。

それは街を少し外れた所にある丘。てっぺんからは街を見渡せる。
今はもう日が暮れていたので夜景が見えていた。
「ここからの景色、とても綺麗なんだよね」
「凄い・・わね」
初めて見た時の僕と同じリアクションを霧切さんはしていた。
目の前に広がるのは真っ白な夜景。
電灯を統一しているこの街の夜景は、一見殺風景に見えてしまうかもしれないが、
今までに見たカラフルなものよりも、また違う雰囲気を醸し出している。
でも、今日は僕にとっても初めて見た夜景になった。
隣に彼女がいるだけで何倍も綺麗に見える。まるで別物だ。
「苗木君」
「なに?」
「私、苗木君に会えて良かったわ」
「え、いきなりどうしたの?」
「苗木君のおかげで、退屈な日々も楽しいと思えるようになったし」
「霧切さん?」
「だから・・その・・これからも一緒にいていいかしら?」
「あ、当たり前だよ!僕も霧切さんと一緒がいいよ・・って霧切さん?」
「あなたがそう言ってくれて嬉しいわ」
いつの間にか彼女は僕の背中に腕をまわしていた。肩の辺りに顔をうずめている。
(温かい・・・)
僕も彼女を強く抱きしめていた。この温もりにずっと浸っていたいと言わんばかりに。

・・・・どの位そうしていたのだろうか。帰路についたころには道を照らす明りは月光くらいになっていた。
「それじゃ、また明日」
「ええ、また明日」
その言葉を交わした後、当たり前のようにくる明日がとても貴重なものに思えた。
明日、霧切さんと過ごす"これから"の明日を一日一日大切にしていこう。
そんな事を思いながら僕は足早に自宅へとむかった。
END

駄文に付き合っていただき、ありがとうございました。
493名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 16:50:10.54 ID:WCJvRQxt
ダンガンロンパ霧切ってどこかから霧切さん視点に切り替わるのかな?
第三者視点で火傷の話は出来ないような
494名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 17:05:14.65 ID:h+tOfMLh
アニメブルーレイ全巻そろえたたらもらえる特典全部欲しい。
ソフマップはそこまでいらないけど。
でも無理だなぁ。
上着来てない霧切さんって結構かなりレアじゃない?
ジッパーも少しおろしてるし。
495名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 17:58:27.97 ID:pqtOMMJJ
>>493
3巻かな、多分
496名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 18:23:37.41 ID:AKZ06+s+
風呂切さんの為に定価でポイント値引きもないゲマで買おうと思ってた時期が俺にもありました。
3話のゲームまんま演出とそれ以降の超ダイジェスト展開ですっかりそんな気も失せたが
497名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 19:49:06.01 ID:7BWRrfhG
霧切さんの上半身のかっこよさと下半身のミニスカがやばい
498名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 20:15:47.02 ID:Vyhz1E7x
霧切さんって上も下も良いよね。
正直枕・・・・じゃなくて舞園さんの胸より霧切さんくらいの胸が好き
499名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 20:16:02.88 ID:gDqB7d0w
2013年冬だから12月に2巻かな?
500名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 20:21:00.55 ID:to9GZ47r
>>498
他キャラをdisるような発言は慎め
501名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 20:29:54.35 ID:2T0SJxRI
>>498
このスレにvipみたいなノリ持ち込むのやめた方がいいぞ
502名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 20:31:27.06 ID:SKW0nkXv
別にいいじゃない。
こんなことで怒るなんて霧切ファンは心が狭いなぁ。
503名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 20:43:11.90 ID:hGRN/q1N
>>502
ID変えてまで自演か?
文末に。つけてて分かりやすいな
504名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 20:46:33.99 ID:kuEUsTT1
>>492
誰もGJ!してあげてないなんて…最近はSS増えてきたからかな…
505名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 20:49:46.17 ID:Vyhz1E7x
>>500
>>501
初めてなんで本当に失言でした。
不快にさせてしまった方々、申し訳ないです。

>>503
重ねて言いますが初心者なのでIDが変えられるということすら知りません。
502さんは僕ではありません。
不快にさせてしまってすみません。

>>502
巻き込んでしまってすみません。
506名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 21:15:51.93 ID:R96oVmz6
アニメ霧切さんは今週最終回だけどリロード、漫画、本編小説、霧切小説と燃料が続くのね
507名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 21:35:41.16 ID:hTE9YWn3
今週の28日から みんなのくじが始まるベ!
モノクマメダル もとい現金ガン済みだべ! ラストワン賞のカップ麺の妖精GETしたい
508名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 21:39:28.22 ID:R903x6ra
>>492
遅れてGJ!初々しくて良いっすね..
後、これからはE-mail欄に「sage」を入力しような
509名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 21:47:38.52 ID:Vyhz1E7x
>>507
サンクスのくじのやつですよね?
サンクスがほぼ無くなってるからどうしたものやら・・・・
510名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 21:50:16.80 ID:xkSSjh9a
DVDの特典映像で仁さんとのことや通信簿イベントが追加されたりしないかな?
アニメだと霧切家が探偵一族だってことも触れられてないし
511名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 21:58:47.63 ID:x9ihK8Nb
>>509
みんなのくじなら書店でも販売するよ
ttp://minkuji.com/item/itemgroup_detail/9
ここで最寄の店を調べてみるといい
512名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 22:05:02.34 ID:NcFdqTk4
立候補させてー
513名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 22:38:42.53 ID:Vyhz1E7x
>>511
おお!
URLまで教えてくれてありがとうございます!

アニメ12話の霧切さんの手帳の字は、原作通り?
葉隠くんほどじゃないけど、綺麗に整ってて、女性らしさも感じられるような字を
イメージしてたのに全然違ってびっくりした・・・
514名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 22:45:31.83 ID:AkLGzaET
アニメ子どもみたいな字だったなw
原作じゃ筆跡まではわからなかったけど均等に整えられた字、みたいな描写があった気がしたんだけど
515名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 22:48:36.30 ID:RpWMJ5Qg
>>492
GJ!
にやにや楽しませてもらった
516名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 22:59:28.16 ID:ZUjElfTv
原作では几帳面な字が等間隔で綴られている、みたいにきちんと描写されている
ただし最後のページの「絶望が〜」の部分だけは殴り書きのような文字

要は最後のページは緊迫した状況で書かれたものだということを伝える演出だが、
アニメの作画はそこのところが理解できなかったようだ
なんとも雑な仕事と言わざるをえない
517名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 23:15:45.53 ID:j05v+DW0
>>514
霧切さんの文字は5章で苗木に渡した封筒にはきれいに整った字
6章の手帳では最後のページが丸文字ぎみの字

>>516
シェルター化の時点で結構緊迫した状況じゃないかな
アニメの演出としてみた方が気が楽になるよ
518名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 23:32:27.15 ID:AkLGzaET
>>517
おおありがとう
クリアしたの随分前だからすっかり忘れてたわ
519名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/24(火) 23:37:19.21 ID:XYZaR3+C
学園長に会いに行くくだりの文章まで罫線ぶち抜きの汚い字にされてるのは酷いと思った
520名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 00:10:37.34 ID:tM6KETcN
霧切さんと俺の字がかなり似てんだけど、もしかして俺って霧切さんなのかな?
521名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 00:38:53.19 ID:1ANYUeP+
ナエギリSS『アフターテイスト(エピローグ)』を投下します
一ヶ月以上だらだらと続けてきましたが、今度こそ間違いなく完結編です

甘さ控えめ、シリアスあり、ゲーム本編準拠ではない等が気になる方は悪しからず

以上、ご確認のほど、よろしくお願い致します
522名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 00:40:12.34 ID:1ANYUeP+
ゴメン、霧切さん……

本当は分かっていたんだ。
君がボクを裏切ったりするハズがない――。
君はボクの事を忘れたりなんかしない――。
そんなの、最初から分かっていた。

あの学園で君と出会って、ボクたちはずっと一緒にいたから。
長いようで短い間だったけれど、少なくともボクは誰よりも君の近くにいたから。
君がそんな人間じゃないことくらい、ボクには分かっていた。
分かっていたハズなのに……ボクは霧切さんの事を疑ってしまった。

君はずっと、ボクの事を信用してくれていたのに。
それなのに、ボクは君を信じてあげられなかった。

君がいなくなってから、何もかも分からなくなってしまった。
今まで一緒に過ごしてきた時間を否定されたようで……苦しかった。
君が何を考えていたのか。ボクの事をどう思っていたのか。
君の心が見えなくて、ボクは疑心暗鬼に陥ってしまった。

君にとって、ボクは只のクラスメイトだったのかな――。
別れを惜しむ必要もないような人間だったのかな――。
友達だとか仲間だとか思われて、本当は迷惑してたのかな――。
本当はボクの事が、嫌いだったのかな――。
ボクの事なんて、忘れてしまいたかったのかな――。

そんなありもしない――嘘みたいな話を、ボクは本気で考えてしまった。

小さな疑念が黒ずんだ染みのように広がっていくみたいだった。
君の事を信じたくて……否定すればするほど、おかしな不安ばかりが募って……
一度考えてしまったら、怖くて、怖くて……落ち着かなかった。

――それからはもう、必死だった。

『バカね』と笑い飛ばしてほしかった。
『そんな訳ない』と否定してほしかった。
『ずっと忘れない』と《約束》してほしかった。

――霧切さんに会いたい。会って、話がしたい。

それだけを考えて、ただひたすらもがいてた。
周りも見えなかった。心配してくれる声も、同情するような視線も全部無視してきた。
なりふり構っていられなかった。クラスの皆を傷付けて、裏切ってきた。
皆といると、君のいない教室を当たり前のように受け入れてしまいそうだったから。

でも、そうやって誰もボクの傍から居なくなって――ようやく気付いた。

ボクは君の事を考えているつもりで、結局自分の事しか考えてなかった。
君に会う為だから、なんて言い訳をして……何もかも君の所為にしていた。
ボクは自分勝手で、卑怯で、臆病で……最低の人間だった。

ボクは皆と――霧切さんと過ごしたあの頃とは違う自分に気付いてしまった。
あの頃と比べて、今のボクは誰にも――ボク自身にすら受け入れられなくなってしまった。
ずっと君を追いかけていたつもりで、ボクは引き返せない所まで離れてしまっていた。
 
523名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 00:40:47.06 ID:1ANYUeP+
……本当は、君に会いに来てもいいような人間じゃないんだ。
会ってしまえば、霧切さんの事も傷付けてしまうから。
皆にしてきたように、君の心も踏みにじってしまうから。

だからボクは……これで最後にしようと思った。
君に会って、話をして、《約束》だって果たせたから。
今までずっと、みっともなく引きずってきたこの気持ちを終わらせるよ。
今度こそちゃんとお別れして、君の事、諦めさせてほしい。


だけど、その前に……お願いがあるんだ。



……




「……ボクの事を、忘れないで」

声の震えを押さえ込むように。

「今日会ったボクじゃない。君と過ごした――君の知ってるボクを、どうか忘れないで」

彼は、はっきりとそう言った。

「そうしてもらえたら、きっとボクも救われると思うから……」

彼のいう《ボク》とは、いったい誰を指しているのか。
まるで故人を惜しむような沈みきった口調がその意味を物語っていた。

「…………ちょっと待って、苗木君」

だけどそれは、私には到底認められない話だった。

「今私の前にいる貴方が、まるで私の知ってる苗木君とは別人みたいに話してるけど……」
「貴方は確かに、私の知ってる苗木君よ。あの日からずっと変わらない、苗木君のまま……」

私の言葉に、彼は俯いていた顔を上げた。

「何……言ってるの……?」

驚きと戸惑いに満ちた表情が、次の瞬間には怒りの薄膜によって覆われた。

「霧切さん……ボクは言ったよね? 同情なんかしてほしくないって」
「同情なんかじゃないわ。だって、それが紛れも無い真実だから」
「真実って……じゃあ、ボクの言いたい事、ちゃんと伝わらなかった?」
「いいえ、そうじゃない。貴方の話を聞いた上で、私からも貴方に話したい事があるの」
「ボクに話したい事……?」
「……ねえ、苗木君。この際だから言ってしまうわ」

私は真剣な眼差しで彼の目をじっと捉えた。
隠し切れない動揺が彼の怒りの下から顔を覗かせる。

「今伝えないと……私はこの先ずっと、後悔し続けると思うから……」

びくり、と彼の肩が揺れた。
表情から怒りは消え失せて、今では怯えるような眼差しで私の言葉に身構えていた。
524名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 00:41:30.07 ID:+o4FRWUA
ダンガンロンパ霧切がおもしろすぎた
半年ぶりに本買ったけど1日で読み切れるぐらいのめり込んでしまった
ああいう世界観の広がり方はいろいろ妄想がはかどって大好きだ
それにロリ霧さんの仕草の描写が想像するといちいち可愛すぎた
トリックとか話の構成的にも本編よりアニメ化するの向いてるんじゃないかな
動くロリ霧さんいつか観たいわ
525名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 00:41:37.06 ID:1ANYUeP+
 
「私は貴方が――――苗木君が好きよ」

途端に、彼の目が大きく見開かれた。

「……ずっと貴方の事が好きだった。その気持ちは今でも変わってない」
「あの日、苗木君が告白してくれた時も、本当は凄く嬉しかった……」
「私も貴方と一緒にいたかった。お別れなんて、したくなかった……」

床に座り込んだ彼に、私は膝立ちのまま一歩詰め寄った。
感情の入り乱れた瞳が私を捉えて離さない。

「……貴方を傷付けてしまった事、許してくれなくてもいい」
「だけど……それでも私は、苗木君と一緒にいたいから……」

彼の背中に両腕を回して、強張らせたその身体に抱きついた。
右肩に頭を預け、鼓動が感じられるようにぴったりと胸を合わせる。

「だから……お別れだなんて、言わないで……」

――言った。

私がずっと心の奥底に閉じ込めてきた想い。
壊れてしまう事を恐れ、一度は逃げ出し、忘れようとさえしたこの気持ちを――
私は今になって、ようやく彼に伝えられた。

離れたくなかった。
もう二度と彼に会えないだなんて――そんなの、私は嫌だった。

「だ……駄目だよ、霧切さん……」

だけど、彼は小さく首を振った。
彼の髪が私の額や瞼を撫でていく。

「ボクはもう……君の知ってるボクじゃないんだ……」
「君を傷付けてしまうから……一緒にいたら、駄目なんだよ……」
「苗木君……」

彼は悲しそうに声を震わせていた。
拒絶する言葉とは裏腹に、彼は深い後悔を前にして嘆いていた。
寂しそうな声で、私を拒もうとしていた。

「……それは違うわ」
「…………え?」

……だから、抱きしめたかった。
彼の冷え切った心ごと全部、抱きしめたいと思った。
かつて、彼が私にそうしてくれたように――。
同情なんかじゃない、本当の温もりで包み込んであげたかった。

「貴方は私の知ってる苗木君よ。優しくてひたむきでバカ正直の……私の大好きな苗木君よ」
「ちがっ、違うんだ、ボクは――!?」
「だって、貴方はまだ失っていないから」

自分を否定する彼の言葉を遮るように、私は反論を突き付けた。

「私に伝えてくれた気持ちを、まだ失っていないから……」
 
526名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 00:42:33.71 ID:1ANYUeP+
――私は覚えている。

あの日、彼が私に伝えてくれた想い。
その想いを、彼は今も変わらずに持っていてくれたから。

――『ボクは、霧切さんの事が好きだよ……』
――『クラスの皆と違って、ボクには特別な物なんて無かったけれど……』
――『この気持ちだけは、誰にも負けない。負けたくないんだ……』
――『だって、この気持ちは、霧切さんがくれた《特別なもの》だから……』

今でも忘れられない――忘れたくないあの言葉を、私はずっと覚えている。

……彼は私に会いに来てくれた。
私との《約束》を大切に思ってくれていた。
こんな私を、ずっと好きでいてくれた。
誰よりも、私の事を愛してくれていた彼の事を――心から抱きしめたかった。

「……苗木君、ここまで言えばわかるわね?」

彼はあまりにも純粋すぎた。
その所為で自分が傷付くことも、苦しむことさえも厭わずに――

「……それとも苗木君は、それすらも捨ててしまうの?」
「それはっ……!」

ただひたすらに、私の事を想ってくれていた。

「捨てられるわけっ、ないじゃないかっ……!」

彼は不条理を嘆くように吐き捨てた。
抱え込んだ行き場のない怒りや悲しみに苦しんでいた。

「ボクは、君が好きなんだ……。この気持ちは、嘘じゃないんだ……」
「ええ。貴方の気持ち、ちゃんと私に……伝わってるから」
「だけど……分かってよ……」

彼は私の肩に手を添えて優しく引き剥がそうとする。
それでも私は、彼から離れるまいとより強くしがみ付いた。

「ボクはもう、傷付けたくないんだ……」
「誰に嫌われたって構わない。けどボクは……霧切さんにだけは、嫌われたくないから……」
「だから……ちゃんと笑って、お別れしたいんだ……」

引き剥がすのを諦め、駄々を捏ねる子供を諭すように彼は言った。
好きだから一緒にいてほしいのに――。
好きだけど一緒にはいられない――。
私たちの想いは同じハズなのに、どうやっても噛み合わなかった。

「……苗木君は……それで私が傷付かないと思ってるの?」
「……え?」
「もう二度と会えないなんて……貴方はそれで、私が傷付かないと本気で思ってるの……?」

抱きしめていた手を彼の肩に置いて身体を離す。
向かい合うような形で彼の顔を覗き込んだ。

「苗木君と一緒なら……たとえ傷付いても、何度だってやり直せる。私はそう信じてる……」
「でも、会えなくなったら……きっと私も、貴方と同じ傷を抱えて生きていくわ」
「離れてしまったら……その傷は、時間が癒してくれるのかさえも分からない……」
 
527名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 00:43:31.05 ID:1ANYUeP+
じっと彼の目を見る。
彼の瞳が、大きく揺れた。

「それは、貴方が一番よく知っているハズよ……」

――自分でも卑怯だと思う。
私を傷付けたくないと言った彼の優しさに、私は私自身が刻み付けた傷を引き合いに出した。
こんな脅しみたいな真似をしてまで、私は彼の隣にいる資格があるのだろうか。
私みたいな卑怯者が彼の隣に居座っても、彼を傷付けてしまうだけかもしれない。
それならいっそ、お互いの為にも彼の言う通りにした方が――

「…………嫌よ」
「……え?」
「絶対に、嫌……。お別れなんて、しないから……」

自分でも子供っぽい抵抗だと思った。
だけど、それこそなりふり構っていられなかった。

――私は苗木君と一緒にいたいから。

結局、私はまた自分の都合を彼に押し付けようとしている。
だけど、それでもいい。自分勝手だと思われてもいい。
ここで彼と別れるくらいなら、どんなにみっともなくても構わない。

これは彼が私にくれた最後のチャンスだから……
だから今は――今だけは、私は何処までもワガママになる。
――毒を食らわば皿まで、だ。

「『嘘も誤魔化しも同情も理屈も要らない』……そうでしょう?」
「ぁ……」
「だから、苗木君の本心を聞かせて」

彼が私に向けた言葉。
その言葉のおかげで、私はようやく私の中にある答えに辿り着けたから。
たとえ触れ合えなくても、声が届かなくても、傍にいられなくても関係ない。
……大切な彼との絆を切り捨てる必要なんて、最初から何処にも無かった。

「……ボクは……ボクには……」

そんな障害だって、二人で解決していけばよかった。
私たちが信じ合っていれば、心が繋がっていれば、きっとどんな壁だって乗り越えられた。
そう思えるだけの信頼を築いてきたはずなのに――私は大切なものを壊してしまった。
ひとりで悩むから辛いのだと、ひとりで抱えるから寂しいのだと――。
私ひとりでは辿り着けないその答えを、彼はずっと前から教えてくれていたのに……

「霧切さんといる資格なんて、無いんだ……」

私は今更そんな事を思い出して――後悔していた。
あんな一方的な別れじゃない、もっと他の方法だって沢山あったハズだ。
……だけど、それをどうこう言った所で何も始まらない。

「それを言ったら、私の方こそ苗木君といる資格なんて無い」
「そ、そんな事っ……!」
「だけど……それでも私は、苗木君と一緒にいたい……」

ダメかしら、と聞いてみたけれど、彼は押し黙ったまま何も言わない。
ただ、彼の目には決心を揺さぶられた迷いが色濃く浮かび上がっていた。
 
528名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 00:44:16.72 ID:1ANYUeP+
その迷いが、私と同じ気持ちであるのなら――。
ほんの少しでも、彼も同じ未来を望んでくれるのなら――。

――やり直したい。もう一度、彼の隣にいたいから。

「私は貴方を受け入れると言ったハズよ。その言葉は嘘でも冗談でもない」
「貴方の孤独も、傷も、後悔も……全部含めて、受け止めたいと思ってる……」

彼は私の言葉を拒むように固く目を閉じた。
……きっと彼は今、自分自身の答えを探している。
だけど、私が欲しいのは『Yes』のたった一言、それだけだ。

「……でも、私がどれだけ言葉を重ねても、貴方は信じてくれないでしょう?」

私は彼の肩から手を離して首筋に腕を回した。
突然の行動に驚いたのか、彼はぱっと目を開いた。

「だから……これで証明するわ」

その瞳を見つめながら、

私は、

彼に、

そっと口付けた。


――これが、私のファーストキス……


触れた瞬間、少し冷たくて柔らかい感触だと思った。
だけど一瞬遅れて、胸の奥からじんと震え上がるような高揚感が私を包み込んだ。
麻酔の類とも異なる、微弱な痺れが全身を駆けずり回るような感覚。
初めて知る感覚に、疼き出した場違いな好奇心をなんとか押しとどめる。
その余韻を引きずるように、私はゆっくりと彼から唇を離した。

「……ねえ、苗木君。まだ信じてくれないの?」
「………………」

至近距離で彼の目を覗き込んだ。
私の問い掛けに、彼は何も答えない。
ただじっと、涙で潤んだ瞳が私を見つめ返してきた。

「……信じてくれるまで……何度だってするから」

髪をかきあげながら、もう一度彼にキスをしようとして――強く抱きしめられた。
今までよりもずっと強く、息苦しささえも覚えるほど、私は彼に抱きしめられていた。
彼は何も言わず、苦しみに耐えるように荒い呼吸を繰り返している。

「…………霧切さん」
「…………苗木君?」
「……好きなんだ。……ずっと、好きだったんだ」

ぽつりぽつり、と彼は言葉を紡ぎ出す。

「ボクは……ボクは――!」

そして、今まで押さえ込んでいた彼の感情が――――爆発した。
 
529名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 00:45:09.75 ID:1ANYUeP+
「ボクはずっと、霧切さんの事が好きだったんだっ!」
「ボクだって、もっともっと、君と一緒にいたかったっ!」
「なのに君はっ……! 何も言わずにいなくなってっ……!」
「ボクがどれだけ……寂しかったと思ってるのっ……!?」

彼の叫び声は涙に濡れていた。
抱きしめられた肩口が酷く熱い。

「寂しかったんだ……。苦しくて……毎日、君の事ばかり考えてた……」
「ずっと……ずっと、君に会いたかった……君の声が聞きたかった……」
「なんで……どうして、何も言ってくれなかったの……?」
「あんな別れ方……あんまりだよ……酷すぎるよ……」

彼は声を上げて泣き叫んだ。
私の身体を抱きしめながら、まるで母親を見つけた迷子のように。
今まで抱え込んできた孤独や不安をひとつずつ吐き出していった。

「君がいないと駄目なんだ……他に何も要らないから……」
「だから……勝手にいなくならないでよ……」
「お願いだから……ボクを独りにしないでよ……」

私は彼の言葉を聞き逃さないように胸に刻み込んだ。
……この痛みは、彼が見せてくれた心の傷だから。

「…………ごめんなさい、苗木君」
「本当にっ、ごめんなさいっ……!」

目には映らなくても、確かにそこにある――私が犯した罪の証だから。

「もう貴方を、裏切ったりしない」
「もう貴方を、独りになんかしない」

「《約束》するから……だから、お願い……」

……償うことは、決してできない。
私にできるのはただ、同じ過ちを繰り返さないと誓う事だけ。

「苗木君……ずっと、私の傍にいて……」

私は彼に負けないように強く抱き返した。
手離しかけた大切な温もりを、もう二度と離さないように抱きしめた。

「……信じて、いいんだよね?」

私は抱き合った彼の肩越しに頷いた。

「今度こそ、絶対に……《約束》だからね……」

その声は私の知っている、誰よりも優しい声だった。
散々泣き腫らして渇いたと思っていたのに――
彼の優しさに触れて、また涙が溢れ出しそうになる。

「苗木君……」
「……うん」
「私は……貴方の事が好きよ」
「ボクも……霧切さんの事が大好きだよ」
 
530名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 00:49:42.34 ID:wtatB4lS
明日アニメ最終回?
531名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 00:55:38.44 ID:1ANYUeP+
彼の両手が私の肩に掛かる。
一瞬、また拒絶されると思って反射的に身体を強張らせる。
だけど、そうじゃないと思い直して私はゆっくりと両肩の力を抜いた。

「霧切さん……」

身体を離す間際、耳元で囁く吐息にぞくりと背筋が震えた。
向かい合う――。彼の瞳には、もう何処にも迷いは無かった。

「やっぱりボクは……霧切さんとお別れなんて、できないよ……」

彼の手が私の頬に触れる。
温かな手の熱を感じて胸の鼓動がひと際大きく高鳴った。
その先を期待しながら、私もゆっくりと目を閉じようとして――思い止まった。

「……そういえば」

私の声にぴたりと、近付いた彼の顔が止まる。

「まだ、言ってなかったわね……」

無粋だと思うけれど、どうしても今伝えたい事があった。
何を、と問い掛ける彼の眼差しが、少しだけ可笑しく見えた。

「……会いに来てくれて、ありがとう」

温かい気持ちに満たされながら、私は感謝の言葉を口にした。

「――――」

私の言葉に、彼は何か言いかけた。

だけど、結局何も言わず、

ただ嬉しそうに微笑んで、


――そっと、私の唇を塞いだ。



……それから私たちは、ずっと二人でキスの味を堪能していた。

痺れるように甘くて、ほろ苦いほど切なくなる――。

そんな優しい口付けを――何度も、何度も――味わっていた。

夕焼けの明かりが消え、歪な月が夜空に浮かんでも、

私たちは抱き合ったまま、片時も離れなかった。



……

 
 
 
532名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 01:21:42.74 ID:tKuql2Gg
わっふるわっふる
533名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 01:23:13.03 ID:D0hPbawO
>>531
続き待ちわびてました!
お疲れです!
感動しました!
534名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 01:37:05.01 ID:vBkcASLk
ええのうええのう
535名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 01:39:34.29 ID:5qf7o2Lq
>>531
乙です!
後味が微妙にスッキリしない所がたまらんべ
536名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 01:42:11.64 ID:gBwekxdw
>>531
乙! 
色々捨てて最後に愛が残る展開が個人的にドストライクでした
537名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 01:48:32.38 ID:c1HmAVvC
授業中に描いてみた
不思議な魅力があるよな
http://i.imgur.com/BbeINAA.jpg
538名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 02:08:53.13 ID:xCcVb/Ie
>>531
GJ!待ちわびてたよ..!
甘さ控えめ..?甘々じゃないか..最高だべ
539名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 02:19:18.27 ID:k8YmSJ5v
>>531
GJ!
>>537もGJだが先生のオシオキに気をつけろ!
540名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 03:11:41.71 ID:3g9QvWOY
外伝の主人公が苗木の妹確定?みたいなので霧切さんと絡まないかな
それとも時系列的に厳しいかな?
541名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 04:28:22.02 ID:QFtkSY2W
>>531
超乙級のSSでした
???「他の誰よりも私を選んでくれてありがとう… ここまで言えば分かるわよね 苗木君?」
>>537のキリギリさんもキュート!でも勉強もしないと希望ヶ峰学園予備科にも入れないぞ!
542名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 04:56:38.71 ID:m/VL+Nk0
http://i.imgur.com/XmZOjUK.jpg

ちっちゃいけど一応
こまるちゃんと霧切さんの絡みに期待だべ!
543名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 05:10:14.84 ID:1ANYUeP+
お猿さんに掛かるというアポやらかしてしまった
解けてたら>>531の続きを投下していきます。まだ終わってなくてごめんなさい
544名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 05:10:27.48 ID:bblub6em
545名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 05:11:26.01 ID:1ANYUeP+
夜も更けた頃。
私たちは小さなベッドの上で、ぴったりと身体を寄せ合っていた。
二人で眠るには些か狭いけれど、今の私たちにとっては寧ろ好都合だった。

すぐ隣にいる彼は、さっきからずっと私の頭を撫でている。
どうやら今日一日で、私の頭を撫でるのが癖になってしまったらしい。
くすぐったいとは思うものの、優しい手の感触と気だるい余韻に振り払う気も起きない。
どちらかと言えば、まどろむような安心感に身を任せてしまいたいと思っていた。

「…………なんだか、夢みたいだ」

唐突に、彼は独り言のように呟いた。
私は頭をずらして彼の顔をじっと覗き込む。
彼はただ、ぼんやりと天井を眺めていた。

「……本当はずっと、霧切さんの恋人になりたかった」
「君に触れて、思いっきり抱きしめて……キスしたかった」
「君と心から愛し合いたいって……ずっと思ってた」

言葉とは裏腹に、彼の声は望みが叶った喜びとは程遠い浮かないものだった。

「それなのにボクは……霧切さんの恋人になれない、君に受け入れてもらえない……」
「そんな風に、自分の中で決め付けてしまって……」
「君とお別れしないと……終わりにしないとって……そんな事ばかり考えてた」

そう言って、彼は不安げな眼差しで私を見た。

「でもこれは……夢じゃないんだよね?」

だから私は、その不安を拭えるように力強く答えた。

「……夢なんかじゃない。私はちゃんと、此処にいるわ」
「苗木君が会いに来てくれたから……私は今、こうして貴方の傍にいられるの」
「……ありがとう、霧切さん」

私の言葉に、彼は嬉しそうに微笑んだ。

「……こうして君に会えたのも全部、学園長のおかげなんだ」
「えっ……?」

――驚いた。

《学園長》――。私の父『だった』人。
まさか此処でその名前が出てくるとは思いもしなかった。

「……どういう事?」
「えっとね――」

そうして彼は、学園長との間であった出来事を話してくれた。


――私が希望ヶ峰学園を去って間もない頃。

彼は私の行方について、学園長に直接話を聞こうとしたらしい。
だけど、当の学園長も、私が退学した後の行き先までは知らなかった。
546名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 05:12:25.92 ID:1ANYUeP+
それも当然だ。私自身、あの人に何も話していないのだから。
新しい学園への編入手続きもお爺様の方で全て準備してくれていた。
だから私もお爺様の言いつけ通りに、学園側には一切の情報を残さないようにしていた。

――手掛かりを残せば、きっと彼は追い掛けてくる。
今思い返せば、私はその事を何処か予感していたのかもしれない。
……あの時、私は彼との関係を断ち切ろうとしていた。
それが彼にとってどれだけ残酷な事だったか、今では痛いほど分かる。

それでも、彼は諦めなかった。
――もう一度、彼女に会いたい。会って、話がしたい。
その為に、彼は私を探し出す事を考えた。
だけど、手掛かりも無い状況で探すには彼ひとりの力では最初から限界が見えていた。

それを感じ取った彼が協力を申し込んだ、その相手が――


「――――学園長、という訳ね」
「うん。最初は断られると思ってたけど、すぐに了承してくれたよ」

当事者である彼がそう言うのなら間違いないだろう。
ただ私の中では、その言葉を素直に信じられない思いが強かった。
……あの人がそんな事に加担する姿が、私の持つ印象とどうしても結びつかなかったからだ。

「ねえ、どうして学園長がボクに協力してくれたのか……霧切さんには分かる?」
「…………さっぱりね。見当もつかないわ」

考えもせずにそう返すと、彼は困ったように苦笑いを浮かべた。
なんだか馬鹿にされているようでむっときた。

「ボクもね、最初は全然分からなかった。……というより、考えもしなかった」
「こんな言い方、自分から頼んでおいて失礼だけど……正直、学園長じゃなくてもよかったんだ」
「霧切さんに会えるなら誰だっていいって……そう思ってたから……」

寂しそうな目をした彼を見ると、その言葉の何処までが本心なのか分からなくなる。
けれど、確かにそれは彼らしくもない不誠実な言葉だった。
そこまで想ってくれた事に喜びを覚える反面、そうさせてしまった自分に強い罪悪感が心に滲んだ。

「でもね、君と話をして、いろいろ考えて……ボクなりに推理してみたんだ」
「……そう。なら聞かせてもらえる? 貴方の推理を」
「うん」

正直、話題そのものにそれほど興味は無かった。
けれど、彼が口にした『推理』という言葉に、私の探偵としての好奇心が刺激された。

「多分だけどね、学園長は霧切さんが退学の件で悩んでいた事に気付いてたんだよ」
「……どうしてそう言い切れるの?」
「……親子だから、かな?」

……早くも溜め息を吐きたくなった。
彼の言葉があまりにも予想外で、私は呆れを通り越して落胆さえも覚えていた。
露骨に顔に表れていたのか、彼は戸惑いながら私の顔を窺っていた。

「……根拠になってないわ。第一、私とあの人はもう――」
「それだよ」「え?」

私の言葉を遮るように彼は話を続けた。
 
547名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 05:13:18.84 ID:1ANYUeP+
急に冷めた彼の口調に、私は思わず反論の言葉を失った。

「多分、学園長は……ちゃんと、君の事を愛してた」

私は彼の言葉をすぐには理解できなかった。

「ボクには、なんとなく学園長の気持ちが分かった気がするよ。多分、霧切さんの気持ちもね」
「私の気持ち……?」

うん、と彼は意味ありげに頷いた。

「君に『親子の縁を切りたい』と言われた時、学園長は相当辛かったんだと思うよ」
「だから学園長は、霧切さんに自分と同じ思いをさせたくなかった……」
「君を置いていったお父さんから、君の心が離れてしまったように……」
「一方的にいなくなった君から、ボクの心が離れてしまう前に……」
「ボクたちに……ちゃんと向かい合って、話し合ってほしかったんじゃないかな?」

これがボクの答えだよ、と彼はそう結論付けた。
どうしてそんな推理とも呼べないような思い込みを堂々と話せるのだろう。
論理的じゃない、と頭の中で否定するけれど、何故か私はその言葉を言い出せずにいた。

「そんな推理……的外れにも程があるわ」
「そうかな?」
「……そうよ」

根拠のない否定を返しても、彼の表情はちっとも変わらなかった。
すると彼は、反論できずにいる私の右手を握った。
戸惑う私を他所に、彼は私の手をそっと両手で包み込む。
優しい手の温もりが手袋越しにも伝わってくる。

「……でも、おかげでボクたちは、こうして一緒にいられる」
「学園長がいなかったら、ボクは君に会えないまま……何もかも諦めてた」
「だからボクは、学園長に……心から感謝してる」

私の手を握ったまま、彼は包み込んだ両手に額を押し当てた。
その姿はまるで何かに祈りを捧げているようにも見える。

「……でもね、ボクは君に『お父さんの事、許してあげて』とは言わないよ」
「え……?」
「言ったでしょ? 霧切さんの気持ちも分かった気がするって」

私の声と同時に彼は顔を上げた。
彼のその目は、さっきの不安げなそれとは違って真剣そのものだった。

「だって、今まで辛かった気持ちは……そう簡単に割り切れるものじゃないから」
「……君が黙っていなくなった時、ボクだって裏切られたと思ったよ」
「でも、それ以上に辛かった。寂しくて、苦しくて……何もかもが悲しかった」
「この辛さを……ボクはきっと、一生忘れないから……」
「でもね、だからこそ――」

包み込まれた右手が握り締められた。
離さないと言わんばかりに強く力が込められる。

「こうして、また君といられる事が……ボクは本当に、嬉しいんだ」
「ボクは君を好きになって、本当に良かったって思えるよ」

そう言って――彼は笑った。
私の大好きな、優しくて温かい彼の笑顔。
その笑顔に魅せられて、急に胸の奥が熱くなった。
 
548名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 05:15:59.57 ID:1ANYUeP+
>>547 貼りミスです…

「霧切さんはさ、幼い頃に自分を置いていったお父さんが許せなかったんだよね?」
「……勘違いしないで。私は別に、あの人の事はどうとも思ってない」
「それでずっと辛い思いをしてきて……だから絶縁だなんて言い出した」
「あのねっ……!」
「……霧切さん。落ち着いて聞いてほしいんだ」

急に冷めた彼の口調に、私は思わず反論の言葉を失った。

「多分、学園長は……ちゃんと、君の事を愛してた」

私は彼の言葉をすぐには理解できなかった。

「ボクには、なんとなく学園長の気持ちが分かった気がするよ。多分、霧切さんの気持ちもね」
「私の気持ち……?」

うん、と彼は意味ありげに頷いた。

「君に『親子の縁を切りたい』と言われた時、学園長は相当辛かったんだと思うよ」
「だから学園長は、霧切さんに自分と同じ思いをさせたくなかった……」
「君を置いていったお父さんから、君の心が離れてしまったように……」
「一方的にいなくなった君から、ボクの心が離れてしまう前に……」
「ボクたちに……ちゃんと向かい合って、話し合ってほしかったんじゃないかな?」

これがボクの答えだよ、と彼はそう結論付けた。
どうしてそんな推理とも呼べないような思い込みを堂々と話せるのだろう。
論理的じゃない、と頭の中で否定するけれど、何故か私はその言葉を言い出せずにいた。

「そんな推理……的外れにも程があるわ」
「そうかな?」
「……そうよ」

根拠のない否定を返しても、彼の表情はちっとも変わらなかった。
すると彼は、反論できずにいる私の右手を握った。
戸惑う私を他所に、彼は私の手をそっと両手で包み込む。
優しい手の温もりが手袋越しにも伝わってくる。

「……でも、おかげでボクたちは、こうして一緒にいられる」
「学園長がいなかったら、ボクは君に会えないまま……何もかも諦めてた」
「だからボクは、学園長に……心から感謝してる」

私の手を握ったまま、彼は包み込んだ両手に額を押し当てた。
その姿はまるで何かに祈りを捧げているようにも見える。

「……でもね、ボクは君に『お父さんの事、許してあげて』とは言わないよ」
「え……?」
「言ったでしょ? 霧切さんの気持ちも分かった気がするって」

私の声と同時に彼は顔を上げた。
彼のその目は、さっきの不安げなそれとは違って真剣そのものだった。

「だって、今まで辛かった気持ちは……そう簡単に割り切れるものじゃないから」
「……君が黙っていなくなった時、ボクだって裏切られたと思ったよ」
「でも、それ以上に辛かった。寂しくて、苦しくて……何もかもが悲しかった」
「この辛さを……ボクはきっと、一生忘れないから……」
「でもね、だからこそ――」
549名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 05:17:10.26 ID:1ANYUeP+
包み込まれた右手が握り締められた。
離さないと言わんばかりに強く力が込められる。

「こうして、また君といられる事が……ボクは本当に、嬉しいんだ」
「ボクは君を好きになって、本当に良かったって思えるよ」

そう言って――彼は笑った。
私の大好きな、優しくて温かい彼の笑顔。
その笑顔に魅せられて、急に胸の奥が熱くなった。

「ねえ、霧切さん。お父さんの事、無理に許そうとしなくてもいいよ」
「だけど、もし君が許してあげられる日が来たら……」
「その時は……ちゃんと向かい合って、話をしてほしいんだ」

私を見つめる優しい眼差しに、ふと妙な既視感を覚えた。
記憶を探ってみても曖昧な像のように不確かで……
結局私は、その正体を掴む事はできなかった。

「……やっぱり貴方、変わってないわ」
「え?」
「何処までもお人よしな……私の知ってる苗木君よ」
「そうかな?」
「そうよ」
「……うん。霧切さんがそう言うなら、そうなのかも」

納得したように頷くと、彼はまた私の頭を撫で始めた。
今度ばかりは子ども扱いされているようで抗議の視線を彼に向ける。

そこで気付いた。
ついさっき見せてくれた彼の笑顔が寂しそうに曇っていることに。

「……霧切さん。ひとつだけ、ボクの勝手なワガママを聞いてほしいんだ」

表情の寂しさを隠しきれない声に、私は直感的に耳を塞ぎたくなった。
探偵の観察眼でも彼のバカ正直さでもない、もっと根幹の部分で――
私が最も聞きたくない台詞を、彼が言おうとしていると理解した。



「やっぱりボクは、日本に帰ろうと思うんだ」



……




翌朝。

街中を照らす朝日の眩しさが街行く人々の足並みを急かし始める頃。
私たちはアパートの玄関先で向かい合うようにして立っていた。

――この後、日本へ帰っていく彼を見送る為に。

「……どうしても行ってしまうの?」
「……うん。学園長にも改めて御礼を言いたいしね」

――これが、昨晩話し合って出した、私たちの答え。
550名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 05:18:36.93 ID:1ANYUeP+
「……ずっと一緒にいてくれるんじゃなかったの?」

拗ねたように咎めると、彼はぎくりと肩を揺らした。

「いや、そうだけど……でもほら、いろいろと準備が……」
「……あんなに恥ずかしい思いをして告白したのに」
「そ……それは、その……」
「……昨日はあんなに好きだって言ってくれたのに」
「だ、だから……」
「……もしかして、飽きられちゃったのかしら?」
「ち、違うってば、もう!」

冗談めかした私の言葉を真に受けて、彼はあたふたと弁解し出した。
……気を緩めると、すぐにでも彼に縋り付いて引き止めたくなってしまう。
だから私は軽い冗談で誤魔化しつつ、カーディガンの裾を握っては本心を押し殺していた。

――行かないで……

――私を置いて行かないで……

頭では理解しているのに、沸き立つような心の叫びが押さえきれない。
だけど、彼に悟られてはいけない。彼の決意を鈍らせてはいけないから。

――『皆に迷惑掛けた事、謝りたいんだ……』

昨夜、彼は私にそう言った。

……彼はずっと、後悔していた。
私を追い掛けるあまり、周囲との関係を蔑ろにしてきた事を――。
彼を心配して差し伸べてきた手を振り払ってきた事を――。
その所為で周囲を傷付け、あまつさえ裏切ってしまった事を――。
彼はその事に後悔し、自分自身を責め続けてきた。
その自責は、学園を卒業した今も尚、彼の心に重く圧し掛かっている。

――『ボクは、本当の意味で霧切さんと向かい合いたいから……』

だけど、彼は今、自分の過去と向き合おうとしている。
そのきっかけが私だと言ってくれた事は嬉しかった。
けれど同時に、私には彼の決意の眩しさに後ろめたさを感じていた。

……私は自分の過去と向き合えるのだろうか。
私はまだ、彼にさえも自分の過去の全てを話せずにいるのに。
頭に浮かぶ人の顔に、私は無意識の内に唇を噛み締めていた。
答えを焦る必要はない、と彼は言ってくれた。
今の私にはまだ、その優しい言葉に甘える事しか出来なかった。

不意に、私の身体が彼の腕に抱きしめられた。
急に静かになった私が、彼には不安そうに見えたのかもしれない。

「……ボクも霧切さんと一緒にいたい。君が傍にいないと、きっとまたすぐ不安になる……」
「でも、決めたんだ。君と正面から向き合う為にも、ボクは皆とも向き合わなくちゃいけないから」
「だから……ボクを信じて待っていてほしい。ボクももう一度、君の事を信じるから」

……彼の前向きな心の強さが、本当に羨ましくなる。
あれほど自分自身に絶望していた彼が、今は真剣に私との未来を見据えている。
だったら、私のするべき事は彼を引き止める事じゃない。

「……ねえ、苗木君。私は此処で、貴方の帰りを待ってるわ」
 
551名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 05:19:11.53 ID:1ANYUeP+
――これは最後の別れじゃない。
もう一度、私たちが手を取り合って歩き出す――始まりの為の別れだから。

「だから……一日でも早く、私の許に帰ってきて」

私が不安そうにしていても仕方が無い。
そんな調子では、彼をもっと不安にさせてしまうだけだ。
彼は私を信じると言ってくれた。
だったら、私も彼を信じてあげなければ。

そうしなければ、私も彼も前に進めないから。

「……うん。絶対に、君の許へ帰るから」

どちらともなく近付いて、私たちはキスを交わした。
触れるだけの、儚くて物足りないくらいのキス。
唇が離れる瞬間の切なさが印象強くて、ますます別れを惜しませる。

だけど――これでいい。

待ち焦がれている方が、私の中にある彼への想いを実感できるから。
このキスの続きは、彼が帰ってきた時の楽しみに取っておこう。

「……浮気なんてしたら承知しないから」
「ええっ!? そんなの絶対しないよっ!!」
「言っておくけど、私は貴方以上に嫉妬深いし執念深いわよ」
「それは、なんというか……その…………凄そうだね……」

私だって彼の事は信用している。彼に限って浮気なんてするハズがない。
だけど、釘を刺しておくに越した事は無い。それとこれとは別問題だ。

「……帰ってきたら、またコーヒーを淹れてくれる?」
「……またいなくなったりしないよね?」
「し・な・い・か・ら」

さっきの仕返しだろうか。
苗木君のクセに生意気よ――と視線で訴えた。

「……ぷっ! あは、あははっ!」

なのに、彼は可笑しそうに笑い出した。
馬鹿みたいな笑顔を見たら怒る気力も失せてしまって、

「……ぷっ! うふ、うふふっ!」

私も同じように笑い出していた。

これから離れ離れになるというのに、私たちは笑い合っていた。
さっきまで抱えていた不安が嘘のように、私たちは笑い合えていた。
……こうして笑い合えるのなら、何も心配は要らない。

「《約束》する。次はもっと美味しいのをご馳走するから」
「《約束》よ。……ふふ、ちなみに合格ラインは70点以上だから」
「……本当に厳しいよね」
「ええ。楽しみにしているわ」
 
552名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 06:56:42.58 ID:4f3EH+oI
>>542
ちっちゃくも新しい(よね?)霧切さんのイラスト載せるなんて・・・
明日ファミ通買ってこいってことですかそうですか
553名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 07:04:40.11 ID:1ANYUeP+
……彼がいなくなった後、私は寂しさに泣いてしまうかもしれない。
けれど、そう遠くない未来、彼は私の許へ帰ってきてくれる。
そう信じられるだけの安心感が、私たちの間には確かにあるから――。


だから――


「いってらっしゃい、苗木君」
「いってきます、霧切さん」


たとえ離れていても、手を繋げなくても――私たちの心は繋がっている。

未来はすぐそこに――私たちの手の届く場所にあるハズだから。

彼の背中を見送りながら、私は早くも彼の淹れるコーヒーに思いを馳せていた。



END
554名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 07:19:34.50 ID:1ANYUeP+
以上、『アフターテイスト(エピローグ)』でした
とにかく長かった…正直SSでやるにはスケールが大きすぎたと反省している
テーマは『後味の悪い別れ』で、元々前編を書き上げた時点ではバッドエンドを想定していました
だけど、出航を聞いている時に、やっぱり希望に向かって進んでいく方がナエギリらしいと思いなおして、中には一から書き直したものもあったりします

シリアス系に初挑戦してみたけれど、思っていた以上に苦労しました
だけどその分、文章一つに悩んだり単語調べたりと、自分の癖も分かって色々と勉強になりました
長い間gdgdやってきた中、お付き合い頂きありがとうございました! 次はもっと気楽なSSを書こうと思います
555261:2013/09/25(水) 07:48:17.23 ID:GY5Gi2Mz
>>554乙!
うおおおおおおお!
前スレから続いた遂にアフターテイストも終わりを迎えましたか。
バッドエンドにならなくて良かったですよ本当に。
長さの件ですが、ssまとめwiki見てるとたまに大作があったりするんで問題ないかと。
長編用の項目もあったりしますし
556名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 08:16:20.21 ID:+/26CF3g
>>554
GJ!
ビターだが爽やかな後味の、味わい深いSSだった
気が向いたらまた宜しくお願いします
557名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 08:57:44.75 ID:KMiSLxe8
>>554
シリアス系は結構苦労しますよね!
お疲れ様でした!
最近ssまとめで読んだばかりだったので図らずして早く続きが読めて嬉しいです!
558名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 09:06:01.73 ID:KMiSLxe8
人を寄せ付けないように生きてきたからこそ、誰か一人にでも心を許したら依存してしまう
そんな感じが霧切さんにはあるかも
でも公式の霧切さんを考えると、やっぱり強い人かな
559名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 11:19:19.57 ID:rTVVLfzv
>>554
GJ
余韻のあるいいSSだった

>>524
完結の暁にはアニメ化してくれたら嬉しいな
初っ端からバラバラ殺人とか難しそうな気もするが
560名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 12:31:36.29 ID:xE+gnmMb
小説二巻は年末くらいかな
作中時間もクリスマスだったしタイムリーだ
561名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 13:03:25.24 ID:+53mAKvg
>>554

とにかく乙、素晴らしいSSをありがとう
もう小説出してほしい
562名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 14:09:37.31 ID:H/3HLMth
霧切さんは、ロンドンやパリやニューヨークとかの欧米の風景が似合う
てか、想像しやすい。欧米の街中を歩いてる霧切さんとか
563名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 15:05:22.73 ID:xyMwgSY0
>>554
GJ!
読み応えのある長編をありがとう
ナエギリはシリアスも良いねえ

霧切さんにはロンドンの街が似合う気がする
シャーロック・ホームズみたいな
564名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 16:53:14.62 ID:KMiSLxe8
霧切さんって新聞は見るけどテレビは見なさそう
音楽もj-popは聞かなそう
でも歌ってるところ見てみたいと思うのは俺だけ?
キャラソン出ないかなー
出たらイメージ崩れるかな?
565名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 17:36:30.65 ID:ReZp1e73
13歳時点で既にアメリカやドイツには足を運んでるみたいね、霧切さん

>>564
アニメ関係でもしかしたらもしかするかも
566名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 18:40:50.21 ID:9gkbeFKr
霧切さんは歌下手そう
567名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 19:28:18.56 ID:xCcVb/Ie
>>554
GJ!
ナエギリのシリアスもの好きなんで凄い良かった
またいつか気が向いた時にSS投下して頂けたら嬉しいべ
568名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 20:12:27.13 ID:4DFujaE1
苗木と霧切さんの子供はどっち似なんだろうか?
569名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 21:38:20.99 ID:tKuql2Gg
>>564
日笠陽子名義で霧切さんのイメージソング的な感じなら如何か

>>554
GJ!
いいもの読ませてもらったよ
570名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 22:01:26.68 ID:tKuql2Gg
ふむ…これはなかなか…
http://i.imgur.com/OxSzBwv.jpg
571名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 22:06:21.44 ID:CcVe9SlW
>>570
可愛い
572名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 22:23:00.03 ID:KZjYN8Js
>>570
お、思ってたよりイイ
573名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 22:53:39.25 ID:D0hPbawO
>>570
なかなかですね…
何のやつですか?
574名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 23:07:05.54 ID:3ZEaLGZ9
>>573
ダンロンくじのラストゲット賞
575名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 23:15:21.20 ID:nFqxZXjU
苗木っちなら一発で引くんだろうな
576名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/25(水) 23:27:20.02 ID:nFqxZXjU
とりあえず公式で霧切さんのパンツ拝めるだけでも42000円払う価値あるわー(ゲス顔)
577名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 00:22:10.70 ID:ZhMHsZYz
義理の妹に、お胸のサイズで負けそうな件について
578名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 00:31:36.82 ID:RJvBOXYF
こまるちゃんも七海も結お姉さまも音無もみんな巨乳なんだよなあ
579名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 00:35:27.10 ID:5L2e27OA
???「妹だし、プログラムだし、と…年上だし、ラスボスだし……何も問題ないわ(震え声)」
580名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 00:44:05.60 ID:qqSDVY8z
震え声とか気持ち悪いから巣に戻って死ねよ
581名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 00:45:38.39 ID:duL1iHI5
霧切さんは一番の美乳だから問題なし。
582名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 00:48:11.52 ID:U9KEkwXM
数年振りに兄と感動の再会を果たしたのに隣に頭良さそうな綺麗な女の人がいた件
583名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 00:50:56.42 ID:zGa1JtCT
まあ震え声ぐらいならもう一般的にもよく使われてるしいいんじゃね
俺は細身貧乳派なので問題ないです
584名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 01:04:42.55 ID:kGpCez6O
霧切さんは着痩せするタイプだろう
585名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 01:07:59.35 ID:nDYBykXd
横からのアングルだと並以上に膨らんでるのに貧乳呼ばわりされる理不尽
586名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 03:14:37.39 ID:sGgj3gOn
ガチャガチャの霧切さんのフィギュア、パンツ見えた
587名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 03:24:15.21 ID:u4atgl49
>>582
妹「TV中継で、ここまで言えば分かるわね。とお兄ちゃんを誘導させてた人だ……」
588名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 06:11:50.78 ID:hZZzyx87
霧さんって本気出したら可愛いと思う
589名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 06:53:46.62 ID:SouZR2nW
ファミ通買いにいったら表紙がダンロンだったのでテンションMAXww
はー妹ちゃんもカワエエけど表紙の霧切さんの珍しい内股ポーズが可愛いすぎるわ
590名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 08:10:49.17 ID:7GtnZP29
ガチャ見っけてガチャ木君が出たもんだからもう一回やったらガチャ切さんが出た
机の上で苗切させるの楽しいやっほい
591名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 09:01:20.21 ID:Pjus9fQ8
みんくじ取扱店舗3つしかないんだけど、ラストワン賞取るのムリゲーな気がする

苗木君の妹に「お姉さん」って言われて赤面して動揺する霧切さんとか良いかも…
592名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 09:23:12.97 ID:YgCnDZX3
明日は希望ヶ峰学園 学園案内っていう
アニメのオフィシャルブックが発売されるみたいだね
593名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 11:19:50.94 ID:NHBDotN2
ガチャの霧切さんは黒穿いてるらしいな
594名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 12:29:55.83 ID:KI217J8g
くじフィギュアの霧切さんは果たして何色なのか…
595名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 12:49:36.57 ID:nyPxvo9g
スカートの中埋められたりして
596名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 15:13:08.92 ID:3pTA8Dar
ここまで言えばわかるでしょう?結お姉さま

ワロタ
597名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 16:37:48.44 ID:Pjus9fQ8
霧切さんってどういう人に対して敬語使うのかな?

コミカライズを買ってみたけど、結構霧切さんの心理描写あってナエギリっぽい
ところもあって和むなぁ
ちょっと絵が微妙なのが残念だけれど
598名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 17:30:28.77 ID:S2a4ce3H
お前らはくじ何回やる?
俺は金がある限りぶん回し続けるが
599名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 17:42:51.04 ID:nyPxvo9g
え?70回だけど
600名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 17:52:19.29 ID:ZwswXQTk
底まで掘ればラストワンは誰にでも手に入るのよ?
601名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 18:15:37.49 ID:PiEbHet1
私の為にカレーを作ってくれるなんて・・苗木君のくせにナマステね
そんな感じのスクールモードください
602名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 18:51:50.08 ID:F0+lmNz0
今月~来月はいろいろ欲しいものがあるからどこまでぶっ込むべきか迷うな…
とりあえずA賞が手に入ればオッケーとしよう
603名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 18:58:58.93 ID:IO9D+I+8
霧切さんに貢ぐ季節が来たようだ
全くお金がかかる娘やね
604名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 19:02:43.69 ID:S2a4ce3H
>>600
だよな
ラーメンのやつ欲しいから迷うわ
605名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 20:40:53.01 ID:AZgdgPMm
>>601
発想が秀逸ですねw

Blu-ray2巻が届いたけど、ケースの絵が霧切さんが足組んでる絵だった!
思わぬご褒美!そしてやっぱり見えそうで見えない!
これは少し横にずれたら完璧に見えるのに!
606名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 20:54:23.50 ID:AZgdgPMm
607名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 21:15:43.56 ID:d0W/Ntwj
>>606
この絵かっこいいな
くじはパンツレポが待たれる
608名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 21:40:21.65 ID:nyPxvo9g
3つ確保したるわ!
保存用鑑賞用ぶっk・・・
609名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 21:51:04.48 ID:w+3Tfi4w
あ〜(^^)
610名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 22:01:58.48 ID:gMPhNx4o
>>601
ワロタwww
そして霧切さんの名言に新たな可能性が生まれたな
611名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 22:12:53.71 ID:kpUP7MFr
「ここまで言えば分かるわね、こまるちゃん」
これはあるかなー
612名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 22:21:47.99 ID:AZgdgPMm
妹にもアンテナが……
ということに気づいて苗木君と家族になるために
一生懸命アンテナ作ろうとする霧切さん
613名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 22:26:57.13 ID:GSYclBPR
>>611
仮にそれがあったとしたら「はい,お義姉さん!」って返してもらいたいところだけど,きっと無いだろうな...
614名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 22:44:43.39 ID:AZgdgPMm
1.2ReloadのGEOの特典の霧切さんよく見ると、左右両方三つ編み
615名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 22:54:38.45 ID:nDYBykXd
外伝には霧切さんの出番はあるのかな
なんとなく今発表されてる二人だけで完結しそうな雰囲気を感じるが
616名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 23:08:07.19 ID:POfxyos7
>>613
個人的には響子お姉さまも捨てがたい
まぁ妹の見た目的に無さそうだが
617名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 23:14:28.63 ID:no8fJ6e9
クジ今までやったこと無くて躊躇ってたけどやってみようと思ってるけど
買い方がわからないんだけど
618名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/26(木) 23:49:57.89 ID:6qDqYzZu
>>617
くじの交換券みたいなものが景品と一緒に設置してあるから
それをレジに持っていって何回引くかを宣言してその分のお金を支払えばOK

オマエラの霧切スキーが試される瞬間かもしれない(適当)
619名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 00:15:02.11 ID:SumzfwMm
620名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 00:20:59.74 ID:SumzfwMm
621名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 00:50:30.16 ID:j4/Mptf9
http://imgur.com/vIcJPHu.jpg

二人の手の位置が興奮する
622名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 00:54:45.28 ID:4LAcHAKh
一昔前のアイドル雑誌みたい
623名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 00:59:28.91 ID:v6hXZi4V
624名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 01:08:18.44 ID:4LAcHAKh
小学生ktkr
625名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 01:21:19.53 ID:N3kqHyvv
FILE18に入ってからのSS全部まとめてきたー
多少粗い気もするけど大目に見てください…
626名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 01:33:59.61 ID:TzcQlH/7
まとめ乙乙
しかし圧巻だな
627名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 02:15:34.67 ID:hiC+9Jo/
>>625
お疲れ様です

霧切さんって眠気もコントロールできるのかな?
628名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 02:38:50.17 ID:7GQBBeql
まとめ乙
コロシアイ生活見てた限りだとほとんど睡眠摂ってないときもあったよな
でも低血圧で朝弱そう
寝ぼけた霧切さんに甘えられたい
629名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 02:43:04.16 ID:2nmUJ+U/
まあ分かっていたことではあるが残念な最終回だった
霧切さんの笑顔が見れたことだけが救いだ
630名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 04:31:23.44 ID:xEm9a15d
最終回の霧切さんのヒロインぶりは良かったべ
ゲームだと十神の台詞の後に霧切さんの「あなたのような人」って台詞が来るから
それが「苗木個人」を示してるのか「苗木のような希望を持った人達」なのか紛らわしかったけど
アニメの方は苗木個人を示してるのが分かりやすかった
631名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 04:46:32.12 ID:OGJfaQtZ
ゲームの次のセリフに切り替わる時のちょっとした間がとても大事なことに気づいたよ
超高校級の希望〜のくだりもタメが少なく感じたし、まるで苗木君が本物の超高校級の希望みたいになっちゃったし…
非公式の希望だから良かったのにカムクラさんが可哀想やろ
632名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 05:22:22.06 ID:o5Ihw4sS
>>625
まとめお疲れ様です!
遅くなりましたが、『アフターテイスト(エピローグ)』を読んでくれた方々、GJしてくれた方々、
並びにシリーズを通してお付き合いくださった方々に改めて御礼を。ありがとうございました!

以下、あとがき的な駄文
第一に、朴念仁でお人好しな苗木君にヤキモキする霧切さんの為に、最初から(付き合う前から)霧切さん一筋な苗木君を書きたいという思いがありました
そして今回『アフターテイスト』を書いたきっかけは、本屋で偶然見つけた『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』という小説です
本の内容はほとんど関係ありませんが、タイトルを見た瞬間、霧切さんと苗木君との別れ、霧切親子の絶縁、そこから苗木君とクラスメイトとの離別を想像しました
但しこの時はバッドエンドを想定していて、関係の修復までは考えていなかったので前後編で終わると思っていました
しかしハッピーエンドに方向転換した途端、気が付けば膨れ上がるテキスト量(結果、エピローグなのにシリーズ最長、しかも前編の約2倍)
果たして、冒頭のコーヒーのような苦くて、甘くて、尾を引く酸味のある恋を描けたかと思うと、あんまり自信がないのが若干心残りです
長々と失礼しました
633名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 05:25:31.73 ID:Ae5+qRnw
なんていうか絶望的なアニメ化だったな…
苗木くんを犠牲にしてまで〜のくだりなんてアニメだと思いっきり犠牲にしようとしてたせいで「えっ?」って感じするし
ダンロン12どっちも何週もするくらい好きだけどアニメ化は残念すぎて何も言えねえ
唯一よかったのは霧切さんの太ももだけだよ…
634名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 05:27:10.34 ID:o5Ihw4sS
それと何度もお猿さんに掛かって1時間待ちとかアポな事を繰り返してしまったので
今後の為に、連続投稿を回避するにはどれくらい時間を置いたらいいか誰か教えて下さいorz
635名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 05:58:25.83 ID:T3H3+Ghj
>>634
13スレに長編小説投下した時のログを辿ると90分くらいで再投稿できました。
連投規制回避は8レス連続投稿すれば次は規制が入ると意識して分割投下をしてみてください。

同じSS職人として陰ながら応援しています。
お疲れさまでした。
636名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 06:01:36.90 ID:xxf+dhxn
霧切さんはやっぱりヒロインだった
でもOPのアレンジは原作通り霧切さんに希望を撃ち込む時に使って欲しかったな
基本的に霧切さんに引っ張られてたけど初めて苗木君が霧切さんを引っ張るシーンで好きなのに
637名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 07:18:28.04 ID:7WVwN4sD
>>631
ゲームでも通信簿の特記が超高校級の希望に変更されるからそれにあわせたんじゃない
638名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 07:19:42.77 ID:QcqtEh7y
パンツ黒だったのね
まぁ霧切さん黒似合うもんな
http://i.imgur.com/By79Pvj.jpg
639名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 07:37:09.00 ID:53e8Lk0F
霧切さん好き
640名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 08:59:45.49 ID:XAGPAAPP
>>633
別にそこまで言うほどじゃないけどなあ・・・どうもネットでの評判つーかコメント(主にアンチ)に
影響されて必要以上にディスってる風潮があるよね・・・
出来が良かったとは言えんが素直にスタッフお疲れ様でしたというよ まあ2のアニメ化があれば
今度は是非2クールでお願いしますと切に願うが
641名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 09:31:20.63 ID:DvxZQyZY
5章の裏切さん以外は
十神が自分でカギ預かったのに認めないのが原因なんだが
1クールでよく詰めたよ
642名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 11:00:20.71 ID:nQTcPtug
霧切さん好きとしてはどうしてもいろいろ言いたくなるところはあるよなあ
2は1以上に1クールじゃ厳しいから2クールで頑張ってほしいな
643名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 11:18:29.89 ID:B2UegvIw
霧切さんの字を無意味に汚くしたり、原作うろ覚えで作ってるんだろうなぁ
というのが透けてみえてキツい
644名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 11:21:53.02 ID:lNzUUG4G
くじに注ぎ込むほどお金に余裕がなかったんでガチャに走ったけど、デフォルメ切さんそこそこカッコいいな。
みんなも見つけたら霧切さんが出るまで回してみよう。(ステマ)

ところでスレチなこと聞くけど、ガチャのカプセル内の紙とかに「SIDE A」なる表記があるんだけど、これって第一弾(第二弾も出るかも)ってことなのかなぁ。
645名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 11:34:35.35 ID:lNzUUG4G
すまネット見たら普通にSIDE Bのこと書いてあったわ。
調べずに発言してスマヌ
646名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 12:23:24.10 ID:UZ5Zo/Z5
ネットの批判を全部アンチで引っくるて受け止めるもんを受け止めなかったら2がアニメ化しても同じ轍を踏むことになるけどな

とりあえずアニメロンパグッズの千秋楽になりそうだからクジ買い込んどくか
647名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 13:00:11.13 ID:OGJfaQtZ
今夜が決戦やね、グッバイ4万円
648名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 13:04:03.62 ID:/zm0oaae
小説で残姉ちゃんの通信簿ネタやったし霧切さんの立候補やらないかな
手袋の件の準備の役割もあるし
649名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 13:05:38.71 ID:zWLOr8d8
>>623
暗黒空間をパンツの形状に展開した可能性も……

アニメは何やかんや言われてるけど、脱出時の霧切さんの笑顔だけでも満足
あの笑顔の破壊力を増すために、12話までゲームよりもポーカーフェイスにしてたんならスタッフに感謝する
650名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 13:24:37.61 ID:a+Z4qHxd
EDにチラッと映った男のロマンについて語ろうぜ!
651名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 14:13:14.23 ID:wQ9CsTgS
立候補特典映像でやってくれ
652名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 14:42:32.85 ID:GsaRot3g
生物室のナエギリ欲しかったな
あと激おことか、通信簿とか
ヒロインなんだから通信簿やっても良いだろうに
653名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 17:43:22.96 ID:Ya0uppsK
アニメの霧切さんが見れなくなったら、俺は何を生き甲斐にすればいいのだろうか。(つД`)ノ
654名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 17:47:37.42 ID:BzcvYqSm
あと裁判前の「どんな真実が待っていようとあなただけは希望を捨てないで」みたいな台詞
655名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 17:48:17.78 ID:vDaT5PxE
フイギュア当てよう
656名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 19:10:01.89 ID:OyDir1Nz
モノクマぬいぐるみってゲーセンにあるやつと同じ?
657名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 20:12:58.25 ID:Q/d+/1vP
ダンガンロンパ霧切があるから燃料切れにはならないよ
ロリ時代だけじゃなく成長したあとも描いて欲しいな
658名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 20:32:17.03 ID:OyDir1Nz
フィギュア18cmかー23位欲しかった
659名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 21:03:12.55 ID:SumzfwMm
霧切さんのポケモン風ドット絵むずかしいわ
660名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 22:24:40.36 ID:MyQzBzku
661名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 22:53:05.00 ID:TzcQlH/7
なぜこれを本編でやらなかった…
662名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/27(金) 23:00:09.72 ID:Q/d+/1vP
霧切さんのお尻に恋しました
663名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 00:11:26.97 ID:XUs6vINq
苗木君はモミモミしてるんだろうなぁ
664名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 00:18:47.49 ID:qK4HWjAb
どうやって髪収納してんだろ
たえこちゃんもだけど
665名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 00:19:57.43 ID:XUs6vINq
今月の漫画の霧切さん可愛かった
666名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 00:29:27.68 ID:Bn5Q9eod
足長すぎィ!
667名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 00:33:28.39 ID:KOG3QNmN
>>664
たえこウィッグだろ忘れんなよ
668名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 00:34:38.49 ID:0+I9+Y55
>>660
そういやアニメでは男のロマンやってないから
初見の人は学園生活の様子だと勘違いしそう
・・・学園生活では のぞきはしてない・・・よな?
669名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 00:48:33.98 ID:OQ+72O3h
希望ヶ峰って一応全寮制だっけ?
霧切さん達が使っていたであろう新校舎側の寮の浴場事情がどうなっていたかにもよるな…
670名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 01:07:19.22 ID:XUs6vINq
霧切さんと初ちゅーするSSあります?ください
671名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 01:42:55.08 ID:cbeWUxDg
>>660
素晴らしいですね
672名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 04:28:13.01 ID:soR1x6/K
アニメ切さんとも暫くお別れだね
673名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 05:02:40.72 ID:1c4N1jqo
もっと色々見たかったな
地下のところは良かった
674名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 05:15:57.65 ID:/sN9Iw+h
>>669
本編の寄宿舎って旧校舎だったのか
部屋が少なすぎるとか思ってたけど、ゲームだし細かく描写されてないだけだと思って気にしてなかった
675名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 07:42:01.40 ID:OQ+72O3h
新校舎と旧校舎は立地してるエリアも別だから
旧校舎に隣接したゲームの寄宿舎とゼロに出てきた寄宿舎は別のもんだと思うよ
676名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 10:30:38.39 ID:ZfvYnlJb
二週間後にはリロードが控えている
祭りは終わらんよ
677名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 11:40:49.52 ID:uJhuEJXE
>>676
だな! 今からスクールモードにwktkしてるんだがこれってやっぱ
2と一緒でクリアした後だよなあ・・・速攻でクリアせんと
678名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 11:57:42.26 ID:0+I9+Y55
今日はクジ発売日だべ!
俺っちは 前のお客様にA.B賞持ってかれたべ・・・
G賞の霧切っちはゲットできたが・・・
再トライ行こうと思ったらラストワンもなくなったべ
オマエラ、割と急ぐんだべ!
679名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 12:00:24.49 ID:drjFviVG
A賞ゲット!黒パンでした!
ラスワンいくか悩む・・・
680名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 12:22:22.73 ID:tFFyeFKx
夕方まで引きに行けないのが恨めしい
おのれ休日出勤
681名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 12:27:07.64 ID:cbeWUxDg
どうしよう、みんなのくじって鹿児島で需要あるのかな?
ラストワン賞さえいただければいいのだけれど、急いだほうがいいだろうか。
サンクスないから2店舗しか取り扱ってない分倍率は高くなるかも…?
682名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 12:37:31.31 ID:tgi1vVNI
鹿児島にだって霧切さんスキーはいるだろ!俺みたいに一万ぐらい使うやつもいるし・・電話するか急ぐんだ
683名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 13:05:18.80 ID:jKEpAk51
くじ引いてきたー
AとC、D、F、Gが出た
Gはナエギリが二つずつと石丸が一つだったw
684名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 13:11:56.72 ID:hxYZ9diZ
一回500円だろ
なんでお前らそんなに金持ってるんだよ
685名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 13:58:27.31 ID:XX+Qq089
げと!!
http://imgur.com/zRPyWY4.jpg

パンツ黒でした
http://imgur.com/FbdLBZK.jpg
http://imgur.com/qsf02TP.jpg

16回やって8回目で出たよ
686名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 14:08:10.06 ID:sXNcX0QE
>>685
思わず「お人形みたい」なんてアポな事を呟いてしまった記念カキコ
フィギュアなんだから当たり前だろ…俺は天然だったのか…
687名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 14:11:35.77 ID:AuhQ3ffd
霧切さんがお父さんの最期の願いだよって言われて絶望しそうになる優しい所がないとか
でもあなたみたいな人と一緒なら楽しみがフルボイスで聴けて良かった
688名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 14:17:43.32 ID:A/bIKAEF
>>681
鹿児島と同じくサンクスが撤退した熊本だけどラストワンゲット出来たよ
4万吹っ飛んだけど後悔は無い
689名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 14:56:45.08 ID:DXQH7+T7
>>685
いい尻だ
phatのも出るしどうしようか迷ってたが俄然欲しくなってきた
690名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 15:37:12.68 ID:VMDs/EoS
霧切さんは押し倒されるのが良いのか
意気地無しって感じで霧切さんから関係を進めるのが良いのか
691名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 16:01:25.11 ID:uJhuEJXE
>>684
一回600円だよ 俺も仕事帰りに引きたいけど残ってるかなあ・・・
692名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 16:03:32.03 ID:1c4N1jqo
10回で出るかな
693名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 16:23:30.90 ID:uJhuEJXE
>>692
1セット70個で確かA賞は2個だろ? 単純計算で10回引けば約3割だべ!
694名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 16:35:19.71 ID:cbeWUxDg
>>682
>>688
たった2店舗のうちの1店舗目に行ったら完売って言われて泣きべそかいたけど
神頼みでアニメイト行ったらあった!
¥9,000でラストワン賞取れたァア!
生まれて初めてのフィギュアに胸熱ですw
695名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 16:43:38.06 ID:cbeWUxDg
江ノ島さんくらいの高クオリティなフィギュアも出ないかな?
696名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 18:00:44.19 ID:MuebxuXy
霧切さんは苗木くんの扱いが酷いのは、なんでも許容してくれる父性みたいなもんを
求めてたからだろうか

なんのかんので終盤は依存してるような気がする
697名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 18:02:53.44 ID:D/aUKHBu
霧切さん欲しくて行ったらBモノクマぬいぐるみとG苗木君が出てきた・・・
かわいいからラストワン欲しいし当分様子見かな・・・
698名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 18:16:08.13 ID:cbeWUxDg
http://stat.ameba.jp/user_images/20130928/17/gdh-holmes/6f/99/j/t02200391_0480085412698734441.jpg
G賞が6個あって、十神・十神・不二咲・苗木・苗木って来て
「霧切さんないかぁ。まぁ、カップ麺の妖精もらえたからいいか」
って諦めつつ最後の開けたら霧切さんでテンション急上昇した
699名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 18:41:34.53 ID:eOcTbB7U
>>696
女の子が未来の事で男の子と一緒しか考えてないってやばい
朝日奈ちゃんですらドーナツ作るとか言ってるのに
700名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 19:31:08.34 ID:cbeWUxDg
初キス的なキーワードを見たので
SS投下させていただきます。
学園出た後のことよく知らないので、細かい設定とか状況とかは無視してください。



SS【ファーストキスはあなたから】

 外の世界に出てから、二人の関係が仲間よりも深いものに変わるまでそう長くはなかっ
た。学園を出た後成り行きから二人は同じ部屋で生活を共にすることになり、彼らはお互
いに惹かれ合い、そして自分たちの気持ちを自覚したのだ。それを最初に伝えたのは意外
にも苗木の方だった。当然ながら霧切は彼を受け入れた。それからもう、三ヶ月が過ぎよ
うとしていた頃だった。

「ねぇ、苗木君」

 霧切がいつもの落ち着いた口調で、就寝しようとベッドに潜り込んだ彼の名を呼ぶ。苗
木はすぐに起き上がり、彼女へ体を向けた。ベッドの上であぐらを組み、立っている霧切
に目線を合わせるため少し上を向いて彼は上目遣いになる。

「どうしたの? 早く髪乾かさないと風邪ひくよ?」
「ええ。でも、少しだけ話をしていいかしら? 隣、良いかしら?」

 苗木が肯いてあぐらを組んでいた脚を下ろすと、彼女は静かに彼と密着するように腰を
降ろした。同時に苗木の鼻腔が刺激される。シャンプーの香りだろう。霧切は風呂あがり
だった。綺麗な紫がかった銀髪は濡れて、白い頬は少し紅潮している。苗木の視線が彼女
の髪、白い鎖骨、潤いのある唇へと流れる。
 苗木は、毎晩そんな霧切の姿を目にし、共同生活を始めたばかりの頃はとてもではない
が誠の心が穏やかではなかった。しかし、今ではさすがに慣れてしまっている――が、何
も感じないというわけではなかった。

「私達がお互いの気持ちを確かめ合ってからもう三ヶ月になるわ。けれど、よく考えたら
学園に居た頃と何も変わっていない気がするのよ。」
 
 彼女はおもむろに口を開くが、普段と同様に、すぐに本題に入るがストレートには言わ
ない。苗木に諭させるためだ。

「えっと、急にどうしたの? 霧切さん。どういう意味?」

――ああ、そうだ。この人は超高校級の唐変木だったわ。

 霧切は溜息をついた。こういうことに関して自分が積極的に行動できる性格ではないこ
とを彼は知っているのだから、もう少しリードをするべきじゃないのか。いやそもそも、
男の子なのだから女の子をリードするのは当然じゃないのだろうか――そう考えて頭を痛
める。

「あの、霧切さん? 僕何か気を悪くするようなことしたかな?」

 苗木は霧切が怒ったと思ったのだろう。彼女の意図を読み取ることはできなくても、機
嫌には敏感になっているようだった。

「……むしろ三ヶ月も経つというのに、何もしてこないのが悪いのだけれど」
「……え? えぇっ!? そ、それって…エ」

「それ以上言ったら殴るわよ? はぁ。それから、もっとよく順番を考えてちょうだい。
……苗木君、ここまで言えば分かるわね?」

 
701名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 19:31:46.79 ID:cbeWUxDg
 霧切の頬は入浴によるものとは別の理由で赤く染まっているようだった。彼女の言う通
り苗木でもそこまで言われたら霧切が何を求めているのか分かった。途端に苗木は彼女と
同様、いやそれ以上に赤面して明らかに動揺し始める。

「あ、あの!えっと、ぼ、僕経験がなくて!」
「わ、私だって経験なんてないわよ。あなたと以外なんて……」

 そこまで言うと霧切の顔はさらに真っ赤になり、苗木もあからさまに照れている。端か
ら見ると彼らが恋人になって三ヶ月も経っているとは到底考えられないほどに初々しい。
 それなりに覚悟を決めたのか、苗木が霧切の方にしっかりと体を向けた。

「えっと……き、霧切さん」

 苗木が霧切の肩に両手をかけて目を見ると、霧切はピクリとした。彼女も普段では決し
て見られないほどにうろたえており、相当恥ずかしそうではあるが、苗木の目をしっかり
見つめ返した。

「い、良いかな?」
「……こ、こういうのって、雰囲気とか流れが大事なんじゃないかしら?」
「う、うん。ごめ……」
「謝らないで」
「あ、ご……わかった……」

 苗木はゴクリと生唾を飲んだ。彼女を見つめていた彼の目が一瞬下方へずれて、唇を見
る。
 
「霧切さん、目……つぶってくれる?」
「……これでいいかしら?」
「うん……」

――どうしよう、なにか言ってからした方がいいのかな? このまましていいのかな?
 
 この期に及んで苗木が所作について悩み出したとは知らず、視界を閉じた霧切は来るで
あろう感触を待っていたが一向に来ない。すると彼女の何かがプツリと切れた。そして目
を開けると彼をキッと睨みつける。

「わぁっ、霧切さん何で目開けて――ふっ!?」

 気づけば至近距離に霧切の顔がある。苗木の唇は霧切の唇と重なっていたのだ。
 煮え切らない苗木を待ちきれなかった霧切は、彼が着ていたシャツの首元を両手で乱暴
に掴んで引き寄せ、ついにファーストキスを捧げたのだった。しかし、恥ずかしさのあま
りそれは長くはなかった。
 霧切は彼の首元を掴む両手をバッと伸ばして、顔を離す。そして苗木から顔を背けて立
ち上がった。

「……二回目は絶対にあなたからでないと許さないから。……私は髪を乾かしてくるから
苗木君はもう寝てしまって構わないわ。おやすみなさい」
「えぇっ!? ちょ、ちょっと待ってよ霧切さん!」

 苗木の静止の言葉も虚しく、霧切は一度も彼の顔を見ること無くその場を去って行き、
彼は赤い顔のままベッドの上で呆けているしかなかった。


- END -
702名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 19:53:28.17 ID:AwFwCsQ/
GJ!
ssが豊富で嬉しいかぎりだなw
703名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 20:15:49.07 ID:cbeWUxDg
SS投下した後で、思ったんですけど、もう少しちゅーの描写あったほうが良かったですかね?
苗木君はあまりの衝撃に感想も思い浮かばなかった、ということでお願いします。
704408:2013/09/28(土) 20:22:02.69 ID:+T4Tb46C
このままでも、初々しくて良かったと思う
705名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 20:24:06.09 ID:+T4Tb46C
名前欄は気にしないで……。すみません。

>苗木は、毎晩そんな霧切の姿を目にし、共同生活を始めたばかりの頃はとてもではない
が誠の心が穏やかではなかった。
 ここだけ気になった。
706名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 20:24:37.95 ID:oKpnwxOE
GJ!
SSの雰囲気がPSP版発売直後のSSに似てて懐かしい気持ちになったべ

別に描写は凝る必要は無いかと
淡々としてて逆にナエギリらしく感じたし
707名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 20:35:50.51 ID:cbeWUxDg
>>705
ご指摘感謝です!


訂正です

「苗木は、毎晩そんな霧切の姿を目にし、共同生活を始めたばかりの頃はとてもではない
が誠の心が穏やかではなかった。」✕

「苗木は、毎晩そんな霧切の姿を目にし、共同生活を始めたばかりの頃はとてもではないが、
彼の心は穏やかではなかった。」 ○

すみませぬ。。

他の書いてる途中の長編のと呼び方が混ざってしまいました。
ちなみに、この長編とやらも、皆さんが良ければいずれ投下させていただきたいと思います。
708名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 20:43:25.84 ID:XX+Qq089
くじ切さんはスカートに切り込み入ってるせいか知らんが
後ろからパンツ丸見えなんだなwワカメちゃんスカートになってる
709名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 21:20:28.29 ID:2oBI7MTd
乙ですー
既に出来上がった関係が多かったので新鮮でした
これは既に恋人だけど、やっぱくすぐったい関係から一段上がって恋人になる瞬間は堪らないです
710名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 22:18:54.50 ID:hW8+oZdN
エロぱろだけど最近投下されたやつも好き
711名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 22:40:02.26 ID:OQ+72O3h
>>685
この尻は素晴らしいな
微妙なはみ出し具合がたまらん
712名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 23:32:31.98 ID:KkwCqQnL
ミステリィクルゥズの正体は黒で確定か…
俺によし
713名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 00:02:29.04 ID:cbeWUxDg
やっとアニメ最終話見れた
最後なのに、仕方ないことだと分かってるけどほぼ江ノ島のターンで
霧切さん少なくて物足りなかったかも
まぁ、めったに見れないような表情を見ることが出来て良かった!
714名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 00:34:56.42 ID:jteMRMxB
あなたみたいな人と一緒なら、私はむしろ楽しみよ

http://imgur.com/GGw5Zny.jpg
715名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 00:36:13.81 ID:v9KUXFwg
かわいすぎて呼吸困難になりそう
716名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 00:59:44.00 ID:Ow6pVqUR
アニメってどこかオリジナル要素あったの?
717名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 02:23:53.73 ID:q5Gz6M3J
苗木君と二人の時だけ手袋外したりしそう
ずっと手袋するのも大変だからね
718名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 03:15:15.94 ID:hgEp4USr
BDで2話を見直したら
苗木君の部屋を捜査してる霧切さんに動きが追加されてたりとか
地味に嬉しい変更点あるね
719名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 06:27:36.79 ID:gfyTZwc0
くじ引いて霧切さんのデフォルメフィギュア3個ダブったんだけどその内の一つが
黒パンツじゃなくてノーパンだったんだけど・・・これは当たりなの幸運なの?

http://iup.2ch-library.com/i/i1017984-1380403517.jpg
720名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 08:00:16.90 ID:P5yQ4pYz
>>719
羨ましい
レアだな
ただの塗り忘れだろうが
721名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 08:38:00.16 ID:yVYhWHKf
ねんがんの くじギリさん を てにいれた

8回×3セットの約15,000円も使っちまった…
最初の8回でモノクマぬいぐるみとモノクマポーチを取り尽くした時の絶望感がヤバかった
モノクマが沢山あっても不気味なだけじゃないですかー!やだー!
結局、全部部屋に持ち帰るのも嫌だったから
くじギリさんとナエギリラバスト&メモ帳、あとちびキャラ各種1体ずつだけ残して残りはブッ○オフに売っちゃった
モノクマぬいぐるみが予想以上に高く売れたから多少の出費は取り戻せたわ
722名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 09:27:03.96 ID:3fUlskEl
>>719
やはり公式でノーパンだったか…
723名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 10:03:55.06 ID:RofRR3A3
何か霧切さんってほむほむに似てね?
724名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 11:08:46.83 ID:d7PM1Klg
>>719
「塗り忘れのフィギュアを引く」という不運に見えて「塗り忘れ箇所のお陰でネタに出来る」という幸運(?)を手にする辺り、まるで苗木君だな。
まぁ笑えるミスってことで当たりってことで良いと思う。
725名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 11:45:52.27 ID:LROUQTsg
A賞二つ前に並んでた人がゲットしていった
これからどうやって生きていけばいいんだ…
726名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 11:54:51.98 ID:6Cuyt1y3
>>725
今すぐ別店舗に行くんだ
727名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 13:50:47.08 ID:LROUQTsg
>>726
住んでるとこ田舎だから近所に1店舗しかなかったんだ
霧切さんの太もも見たかったなあ…
728名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 14:37:06.97 ID:0KbXCAsL
>>721
ころしてでもうばいとる
729名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 15:08:14.44 ID:NZGTuYho
A賞が残ってるところには結局一度も出くわさなかったべ
カップ麺有りより無しの方が良かったんだけどなあ…
730名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 16:18:26.92 ID:qej+RXkW
ダンガンロンパ霧切で男の手を握った事がないとかデートした事がないとか処女性が確実な物になっててちょっと笑った
その後は火傷もあるし本編時点でも握った事ないんだろうなぁ
731名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 16:23:48.15 ID:+h1c6JM2
そこで指切さんが輝くわけですよ
732名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 16:38:39.74 ID:7r0cRB67
>>730
ここまでお膳立てしたわけだし、やはり苗木君とくっつく続編をですね
733名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 16:53:07.63 ID:A7hIgImX
素手で指切りしたら泣きそうになっちゃいそう
734名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 17:06:24.21 ID:M10Z20pE
男とまともに接したことがないのに引け目を感じる霧切ちゃん可愛い
735名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 17:32:21.28 ID:7cy5tq3k
>>731
あれが霧切さんのはじめてだったわけですね…
736名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 18:41:12.18 ID:NZGTuYho
霧切さんが銃の使い方を教わったというジョニィさんとはどうだったんだろう
737名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 19:02:33.40 ID:mYkD96r1
>>736
さすがに女子中学生に手を出さんだろ
738名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 19:13:37.66 ID:NZGTuYho
>>737
いやそういうアレではなくて、手を触れることさえ無かったのかなと
向こうじゃ挨拶代りのスキンシップってのもあるし
739名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 19:38:31.16 ID:kb7tnWom
>>736
女の人だったとか
740名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 19:54:06.55 ID:Lq9OQO++
彼って言われとるし…イケメンらしいな
まあ覚えてるかわからないって言ってたし何人かで教わったとかなんじゃない?
741名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 20:02:46.39 ID:kb7tnWom
手袋外して指切りしよう
742名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 20:14:53.19 ID:FbjxSJqQ
というか、霧切さんの誕生日まであと1週間しかないよ!
お誕生日SS考えてたのにちっとも書き進められてないじゃないか!絶望的だよ!
743名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 20:19:39.35 ID:GW4/3tBX
俺は誕生日絵描いてるけど
書き直し重ねまくってるから間に合うか心配だわ
744名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 20:20:56.56 ID:Ow6pVqUR
アニメ終わったからダンロンゼロ読んだったー
霧切さんが出てくる場面は少なかったけれど、仁さん効果で
感情的な感じの霧切さんも新鮮でした
745名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 20:55:17.15 ID:n8LqPpLD
>>736
「いいかキョウコ……『飢えなきゃ』勝てない
ただしずっとずっともっと気高く『飢え』なくては!」
746名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 21:14:38.22 ID:NAxiHeg5
NeoApoってサイトで1994年生まれって書いてるけど公式設定?
747名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 21:14:49.88 ID:0SmpQip2
アニメの学園案内って買った人いる?
アニ切さんの描き下ろしとかあったりする?
748名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 21:48:40.63 ID:jBofmUUe
>>746
非公式
苗木が見ていた2chの日付から生まれた年を計算したのだと思う
そのサイトでは石丸や大神さくらの年齢も16歳にしてあるけど
上履きなどから入学時には17〜18歳のはず
希望ヶ峰学園の入学条件について知らない人が作成したもの
あと苗木の2chの日付はアニメとゲームで異なるけどこのサイトはゲームのほうを参考にしている
749名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 21:51:02.56 ID:NAxiHeg5
霧切さんって料理できるかな?
カップ麺がたまたま頭に乗っかってただけであって、カップ麺ばかり
食べているわけじゃないよね?
750名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 21:59:21.53 ID:BzMOWG0h
カロリーメイトとか食べてそう
751名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 21:59:36.61 ID:tqnfLc/9
>>749
だと思いたい
752名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 22:13:48.98 ID:3ApoTt4w
料理できるけどいつも忙しくてインスタントで済ませてそう
一日一食とか割と不健康な生活送ってそうだな
753名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 22:26:36.97 ID:ylhuGhN8
754名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 22:47:05.63 ID:0O6oAZ0L
霧切さんの太もも最高
755名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 22:47:09.65 ID:BzMOWG0h
>>753
モノミ切さんかわいい
756名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 22:47:23.43 ID:vXYiPv6U
自作絵以外は迷惑掛かるかもしれんから控えような
757名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 22:52:23.67 ID:I7ASOQqs
>>753
な,苗木くんのアンテナが着ぐるみを突き破っとる...
758名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 23:02:22.67 ID:ylhuGhN8
>>756 わかった

そういや4コマKINGSの苗木もアンテナで着ぐるみ突破してたな
759名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/29(日) 23:34:06.53 ID:koJvG0E/
>>1にもあるけど、なるべくsage進行でな

>>749
探偵なら、どんなジャンルの知識も可能な限り吸収しようとするのではなかろうか
ということで少なくとも料理の知識はあると予想する
760名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 00:04:35.00 ID:2yB3n0jU
>>759
同じく、探偵ならって……思うけど、"知識"なんだよね
実際に料理をするかしないかでいえば、する必要性を感じないとか、
時間がもったいないとかで軽食ばっか買って食べてそうな感じする
料理が全く"できない"ってことはないと思うけれど

公式で彼女の私生活が垣間見れる話とか出ないかな?
761名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 00:07:37.90 ID:lCSTlcq1
銃教わったジョニィってなんのことだよ
762名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 00:13:06.91 ID:2KzeL/lz
>>761
ダンガンロンパ霧切のロリギリさんが 海外で銃の打ち方を教えてくれた人
決して下半身不全の元天才ジョッキーじゃないべ
763名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 00:16:51.24 ID:O/ztDNFt
スクールモードで私生活の話出てきたら嬉しい
764名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 00:35:32.49 ID:nKRwScY/
ハワイで親父が〜のコナン君みたいになりそう
765名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 00:35:36.12 ID:Gx4ZIkW1
私生活とか想像できないな…
でもそこがミステリアスな魅力だと思う
766名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 01:02:12.16 ID:VQW5avF2
>>760
「知識」はあるけれど「感覚」がズレてるメシマズ嫁パターンかwww
主婦っぽいことをしている霧切さんはちょっと想像できんけどね。

でも、エプロン姿の霧切さんも見てみたいが・・・。『偽装』なら考えられるかな。

「霧切」の名前が表に出てしまったため、お互いの安全を考えた当主の判断により
霧切家と「偽装」絶縁、探偵を「偽装」廃業、苗木誠と「偽装(???)」結婚して、
「苗木響子」の名前で「偽装」専業主婦してるとかw

エプロン主婦が裏稼業は探偵って、80年代のドラマにありそうな。
767名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 01:09:31.75 ID:WEkmaI+c
某所の二次創作であった、きっちりレシピ通りの型にはまった料理しか作れないというのが
個人的に一番しっくりくる
768名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 01:25:08.75 ID:HLp/rQbv
苗木君の下のアンテナは
いつか霧切さんを貫くんですね(´・ω・`)
769名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 01:32:45.85 ID:fQFcjzwJ
朝にエプロン姿で味噌汁作ってる苗木君と
新聞を読みなが珈琲を嗜む霧切さんなら容易に想像出来てしまう
770名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 03:57:50.70 ID:unyxOiMK
もしあなたが嫌じゃないなら・・・見て欲しいのって手袋を見せる霧切さん

→頷く
  嫌そうな顔をする
771名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 04:46:25.60 ID:XMWDEkVK
http://i.imgur.com/DDON38A.jpg

ちなみにちーたんのパンツは白色でしたお
772名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 05:09:51.14 ID:xf8Naaoc
>>770
やっぱ二人の時に手袋外して関係を進めるのかな
773名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 05:19:01.70 ID:aWJ3w7QF
>>771
かわいいw
774【ナエギリ十五夜】:2013/09/30(月) 05:57:19.37 ID:08gEw9Xp
 まだ月夜には早い夕凪、微かな細波の音。
 月見といえば虫の声、というのが定番と思っていたけれど、波の伴奏というのもなかなか趣深い。
 退屈そうに足を投げ出していた霧切さんの隣、堤防に腰を下ろす。

「いい時間潰しはないかしら」

 月を待つのが億劫になったのだろう、浅く溜息を吐く。
 思わず笑いそうになって口元を押さえると、敏く気付いた霧切さんが、じとりと僕を睨めつけた。


『……苗木君。今晩、時間を貰える?』

 彼女の誘いに面喰らったのは、つい数時間ほど前のこと。

『うん? 特に用事はないけれど、どうかしたの?』
『月を見に行きたいのだけれど……独りだと、つまらないでしょう』

 そういえば今朝のニュースで、今日は十五夜だなんて言っていたっけ。
 あまりに唐突…というのはいつものことだけれど、やはり面喰らう。
 失礼ながら、そういう行事に無頓着な人だと思っていたので。

『月見っていうと、出かけるってこと? 寮からじゃ見えないだろうし』
『……そうね、外で見ることになるわ』
『どこかいい場所、あったかなぁ』
『……』

 自分から言い出したはずなのに、霧切さんの態度はどこか乗り気ではないように感じた。
 まるで、月見そのものには無関心とでもいうように。

『なになに? お月見? いいねいいね、私も行きたい!』

 教室で何をするでもなく駄弁っていた朝日奈さんが、耳敏く聞きつける。
 月見というと厳かな印象が強いので、彼女もまた縁遠いな、という感想も、僕は心の中に閉まった。
 彼女には、燦々と照る日の方が似合う。

『お月見と言えば、丸い食べ物だよね! 丸い食べ物と言えば……そう、ドーナツ!』
『はは……』

 案の定、花より団子の動機に苦笑う。
 彼女の中ではイベントよりも、それによって何を食べられるかの方が重要らしい。
 大袈裟なほど飛び跳ねて溌剌と笑う朝日奈さんに、けれども霧切さんは対象的な、物憂げな沈黙を返した。

『霧切さん?』

 僕が声をかけると同時に、それまで同じく駄弁っていた大神さんが朝日奈さんの肩を叩く。

『……あー、朝日奈。少し話がある、廊下に来い』
『え、何で? お月見の話は? あれ、ちょっと、さくらちゃん?』
『……苗木よ、二駅向こうの海岸はどうだ。海には入れぬが、月夜を眺めるには乙なものだぞ』

 大神さんは言い残して教室を後にして、次いで朝日奈さんも、引きずられるようにして連行されていく。
 霧切さんは無表情を保っているように見えるけれど、ほんの一瞬だけ伏目になった。
 安堵している時の癖だった。
775【ナエギリ十五夜】:2013/09/30(月) 05:58:12.15 ID:08gEw9Xp
『……それで、どうかしら』
『どう、って言われても……』
『気が進まないのなら、素直にそう言ってくれて構わないから』

 見えないほどの緊張が、再度彼女の身体を強張らせる。
 どうでもいい用事には無理やり付き合わせるけれど、本当に欲しいものほど遠慮してしまう人なのだ。
 素直に、だなんてよく言う。

 それにしても、そこまで特別な事が、何かあるのだろうか。
 そういえば二人で出掛けるのは初めてかもしれないと、的外れな考えが頭を過ぎった。


 学生鞄に入れていた事を思い出して、桐箱を取り出し、彼女に手渡す。
 霧切さんは怪訝そうに受け取って、恐る恐るふたを開いた。
 中には十数本の、細長い淡い色の紙縒り。

「……ひも?」
「線香花火だよ」

 出かける直前、余りものだからと大神さんに貰ったものだった。作りからして、結構な値打ちのはずだ。
 束を解きながら、一本を彼女に手渡す。
 手持ち花火というには心許ない紙縒りを、霧切さんは不思議そうな目で眺めている。
 夏の締めくくりには相応しいと思ったのだけれど、お気に召さなかったのだろうか。

 そんな僕の的外れな心配をよそに、霧切さんは手に取った花火の『調査』を始める。
 しげしげと眺めてみたり、軽さを確かめてみたり、匂いを嗅いでみたり。

 そして、結局何も分からなかったのか、不服そうに目を細める。

「……これは、どうやって遊ぶの?」
「見たことないの?」
「聞いたことはあるわ」

 実は負けず嫌いな彼女の返事に苦笑しつつ、習うより慣れるべし、早速紙縒りに火を灯す。

「ちょっと、」
「あ、動かないで。紐は上の方を持って、出来るだけ動かさないこと」

 抗議の声を他所に、一瞬でめらめらと紙縒りは燃え上がり、火薬に移った。
 点ほどの火玉が、紐の先で少しずつ燻ぶり始める。
 鼻孔に届く火薬の香り。
 不満気に僕を睨む霧切さん。

「……これだけ?」

 花火のことを言っているのだろう。
 おそらく蛇花火や煙玉と並んで、地味な花火に分類される線香花火。
 けれど、だからこそ、僕はこの小さな火玉が好きだった。

「ここからだよ」

 チチチチチ、と、火玉は音を鳴らして少しずつ大きくなっていく。
 『牡丹』から『松葉』へ、枝のような火花を散らして、線香花火がコンクリートを照らす。
 派手ではないけれど、優しくて儚げな飛沫。
776【ナエギリ十五夜】:2013/09/30(月) 05:59:47.48 ID:08gEw9Xp
「綺麗でしょ?」

 派手な炎色や炸裂も花火の醍醐味だろう、小さい頃は妹とそれで遊び回った。
 それでも少しだけ成長した今だからこそ、この地味な花火の味わいも良く分かる。

「……、悪くはないわ」

 やっぱり不満気に、霧切さんが呟いた。どうやら認めるのが悔しいらしい。
 嘘はつけども世辞を使う人では無いので、それだけで僕は少し嬉しい気持ちになる。

「小さくても小さいなりに精一杯頑張っているところが、可愛らしいわね」
「コメントに悪意を感じるんだけど」
「そう? それはきっと自意識過剰よ、苗木君」

 まあ、喜んでくれているなら、よかった。

 僕も一本取り出して紙縒りに火を点ける。
 それと同時に霧切さんの花火から火玉が落ちて、消えた。

「……」
「うわ、っと……もう、霧切さん」

 先に自分の花火が消えたのが不服なのだろう、無言のまま僕の花火をつついてくる。意外とこどもっぽい。
 もう一本に火を点けて手渡すと、大人しくまた火玉を見つめるのだった。

 一本、また一本と、花火が消えていく。
 桐箱の、海水で濡らした脱脂綿の底に、燃え柄が溜まっていく。
 僕と霧切さんは、ほとんど無言で花火を楽しんだ。
 言葉はなくても、火玉に照らされた彼女の表情がいつもよりも僅かに緩んでいたのが分かった。

 線香花火は、あと残り二つ。

「……もうお終い?」
「コンビニに行けば、まだ売ってるかもしれないけど」
「いえ、いいわ。名残惜しく思うくらいが、きっとちょうど良いのね」

 と、そこで思い付いたように、ニヤ、と口を開く。

「……苗木君、一つ勝負しましょう」

 僕の手からライターをひったくり、手の中で弄ぶ。
 なんとなく、嫌な予感がした。
 
「お互いに、線香花火の最後の一本。先に火を消した方が負け。どうかしら」
「勝負って、僕そういうのあんまり」
「負けた方は、勝った方の言うことを何でも一つ聞く。いいわね?」

 こういう時の霧切さんは、こちらの話を聞いてくれない。
 溜息を吐くと、了承の合図と受け取ったのか、


「私が勝ったら―――明日から、下の名前で呼びなさい」
「え?」
777【ナエギリ十五夜】:2013/09/30(月) 06:02:03.75 ID:08gEw9Xp
 返答をする前に、鮮やかな手つきで二本を手繰り、ほぼ同時に火を点ける。
 チチチチ、と小さな火花が散りだして、慌てて僕は自分の花火を取り返す。
 日はとっくに沈んでいた。

 大きな火玉のような太陽が、水平線に沈もうとしていた。
 月は朧、雲の裏側からかろうじて燐光を漏らしている。今晩の月見は難しいだろう。
 帰りのバスに間に合うだろうか。
 せめて雲が晴れてくれれば。
 明日の寮食のメニューはなんだっけ。

 線香花火のコツは、集中し過ぎないこと。
 関係ないことに頭を巡らせながら火花を眺めるのが、なんだかんだで一番長持ちするのだ。

 ―――どうして僕を誘ったのだろう。

 ふと、そんな疑問にまで考えが巡って、横目で霧切さんを盗み見る。
 膝を抱え、線香花火を揺らさないように両手で支える姿は真剣そのものだ。
 クールで知的で大人っぽい人だけれど、こういう姿を見ていると、同い年なのだということを思いだす。

「……どうしたの?」

 僕が見ていることに気が付いて、霧切さんも顔を上げる。

「どうしていきなり、下の名前で呼ぶだなんて」
「……問題あるかしら」
「ないけど」

 霧切さんの線香花火が、わずかに揺れた。

「呼び方が変わるだけよ。それだけ。深い意味なんてないわ」
「霧切さんの下の名前って言うと、」
「……キョウコよ。私の名前は、霧切響子。忘れないで」

 別に忘れてたわけじゃない、そう告げようとして顔を上げる。
 霧切さんの瞳が、射抜くように僕を見ていた。
 『探偵』としての霧切さんの眼差し。事件に向き合う時のように真剣で、本気だった。

 ふ、と、その霧切さんの表情を、月光が照らす。

「あ、」

 月が出ていた。

 さっきまでは確かに、朧に隠れていたはずなのに。
 羽衣を脱いだかのように、雲の切れ間から姿を覗かせ、その輪郭を淡く照らしていた。
 とても静かな夜。細波と、線香花火の散らす火花の音以外には、何もない。
 僕の視線で気が付いたのだろう、霧切さんも空を見上げて、息を呑む。


「……月が綺麗ね、苗木君」
「え? あ、うん、そうだね」
「……夏目漱石は分かるかしら?」
「『吾輩は猫である』なら、読んだことはあるけど」

 霧切さんは少しだけ僕を睨むと、また線香花火に視線を戻す。
 気に障るような答えだったのだろうか。
778【ナエギリ十五夜】:2013/09/30(月) 06:03:25.50 ID:08gEw9Xp
 ひゅう、と音を立てて、波に押し上げられるようにして、海側から風が吹いた。

「あ、」

 今度は霧切さんが声を漏らした。

 持ち方が悪かったのだろうか、月に気を取られていたからか、あるいはただの僕の『幸運』か。
 彼女の火玉だけが地面に落ちた。
 じゅ、と音を立て、湿ったコンクリートを一瞬だけ照らして。

 勝負は、僕の勝ちということになる。
 あっけない幕切れ。

「……」
「あの、霧切さん?」

 落ちて燃えカスになった火玉から、霧切さんは目を逸らさなかった。
 まるで、もう一度息を吹き返すのを待っているかのように、じっと見つめる。

 帰ってくるはずの無い親を、ずっと待っている子どものような、寂しそうな目。
 いつか学園長に見せてもらった、幼い頃の霧切さんの写真を何故か思い出した。
 きっと勝敗以上に、彼女はそこに何かを重ねて見てしまったのだろう。

 僕は一歩、彼女の方に歩み寄った。

「……苗木、君?」

 少しだけぶつかる肩。
 気にせずに、霧切さんがまだ持っている紐に、自分の線香花火を重ねた。
 火玉が、二本の糸にくっつく。僕の紐と、霧切さんの紐。

 ゆっくりと紐を離すと、上手い具合に火玉が分裂した。
 彼女の花火から、もう一度火の枝が散り始める。

「勝負事とか、実はあんまり好きじゃないんだ。引き分けってことにしない?」

 意図を理解したらしい霧切さんが、複雑な表情で僕を見る。
 呆れたような、疲れたような。悔しいような、嬉しいような。

「相変わらず損をする性分ね、あなたは。せっかくの『幸運』もそうやって、人に分けてしまうのだから……」
「あはは……」
「……」

 ぱっ、と霧切さんが手を離して、彼女の紐だけが地面に落ちる。
 今度は音もなく消える火玉。

「悪いけど、そういう施しは受けたくないの。負けは負けよ、情けなんていらないわ」

 微笑む彼女から、不思議と負けた悔しさは感じ取れなかった。


 最後の火玉が落ちると、僕たちはどちらからともなく立ち上がって、帰路に着く。
 月もいつの間にか、また雲に隠れてしまっていた。
 夏の終わりの海沿いは、歩くにはやや肌寒かった。
779【ナエギリ十五夜】:2013/09/30(月) 06:04:53.38 ID:08gEw9Xp
「……それで。あなたは私に、何を命令するの?」

 前を歩く霧切さんが、振り返らずに僕に尋ねる。
 顔を僕に見せたくないとでも言うように、歩調を緩めずに。

「命令ってそんな……特にして欲しいこともないし」
「物欲が無いところも相変わらずね。モテないわよ、苗木君」
「も、モテ……」
「『無欲な良い人』よりも『ちょっと悪い人』の方が、浮気の調査件数が多いのよ」
「……説得力あるね」

 そりゃあ、『何でも好きな事を一つ』命令していいというのなら。
 これでも思春期の男子高校生だ、簡単に文面には書き表せない欲の一つや二つ、あるけれど。

 そして霧切さんのことだ、言ったらおそらく、たいていのことは実行してくれるのだろう。
 その後の僕への評価がどうなるかは置いといて。

 それに、それ以前に。
 穏やかな潮風、薄ぼんやりと月影。
 そんな無粋なお願いをするにはあまりに、しとやかな夜。
 止めておこう、と心に決める。

 相変わらず前を歩く霧切さんの表情は見えなかったけれど、微笑んだような気がした。


「……それじゃあ」

 ようやっと案を出す頃には、寮の玄関に着いていた。

 何、と口には出さず、霧切さんはようやく僕の方を向いて首を傾げる。
 顔色に、不安や恐れは微塵もない。きっと、僕が変な命令するだなんて思いもしていないんだろう。
 ちょっとだけ信頼が痛い。

「今度は僕の用事に付き合ってくれないかな……その、二人で」

 目を合わせれば、さっきまでの不純なお願いまで悟られそうな気がして、顔を伏せたまま廊下を歩く。

「……」
「あの、嫌だったら嫌でいいんだけど、駅前の」
「いいわよ」

 あ、はい。そうですか。
 何でもないことのように、僕の申し出は受け入れられた。
 これでも精一杯、勇気を振り絞ったのだけれど。断られるよりは良いけれど、これはこれで拍子抜け。

「でも、最後にさ。月を見ることが出来て良かったよね」

 拍子抜けを誤魔化すように、わざと声を張る。

「まあ、そうね」
「せっかく海まで見に来たのに、無駄になるところだったし」

 場を和ませようとした言葉に、けれども霧切さんは顔を顰めてみせた。
780【ナエギリ十五夜】:2013/09/30(月) 06:08:47.23 ID:08gEw9Xp
「……無駄じゃないわ」
「でも、」
「無駄なんかじゃ、ないから」

 やや頑固な霧切さんは、その一点張りで顔を背ける。
 何か譲れないこだわりでもあったのだろうか。
 口を尖らせている霧切さん。今日はなんだか、いつもより五割増しで子どもっぽい気がする。

「……それじゃ」
「うん。お休み」
「……今日は、ありがとう。おやすみなさい」
「え?」

 どれのことだ、と返す前に、再び扉の向こうに消える。
 別れ際は、少し驚くほどあっさりとしていて、そっけなかった。
 鍵を閉める音が、やや露骨に廊下に響く。
 取り残されたような心地さえして、僕は少しの間、彼女の部屋の前でボーっとしていた。


「……帰ったのか、苗木」

 どきり、と心臓が跳ねあがりそうになる。

 一人だと思っていた無音の廊下に、気配も感じさせぬまま、いつのまにか大神さんが立っていた。
 ……失礼ながら似合わない、花柄のパジャマで。

「た、ただいま、大神さん。線香花火、本当にもらって良かったの?」
「構わぬ。今の我には、共に遊ぶ相手も居らぬしな」

 朝日奈さんがいるじゃないか、そう言おうとしたところで、大神さんが意味ありげに含み笑った。

「友のことではないぞ。お前も朝日奈も、純朴が過ぎるな」
「え?」
「……まあ、気付いていないとは思ったが」

 結局どうして、霧切さんは僕を誘ったんだろう。
 どうして、下の名前で呼び合おうだなんて言ったんだろう。
 そんな問いが、頭の中でフラッシュバックした。

 『……月が綺麗ね、苗木君』。
 あの時の彼女の表情が、やけにはっきりと浮かんでくる。

「霧切も、あれで存外分かりやすい女よ。いつもよりも気配が丸く、柔らかかったであろう」

 大神さんは、微笑ましい小動物を見るような優しげな表情。

「『逢引して欲しい』などと、女子の方からは素直には言い出せんのだ。自制心の強い奴は、特にな」


 夏が終わる。
 扉の向こうの彼女の名前を、ふと呼びたくなった。
781【ナエギリ十五夜】:2013/09/30(月) 06:11:30.55 ID:08gEw9Xp
以上、十五夜で初デートSS。流れぶった切って申し訳ない、お粗末さまでした。

自宅が規制に巻き込まれたせいで、十五夜に間に合わなかったという
早く解除してくれ
782名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 08:12:13.02 ID:WEkmaI+c
GJ!!
いいなぁこの雰囲気…不器用霧切さんかわええ
そしてさくらちゃんマジエンジェル
783名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 09:14:49.90 ID:kmv+oAOF
>>781
お疲れ様です!
前逆に苗木が「月が綺麗ですね」って言って霧切さんが「あなたと見ているから綺麗なのですね」
って応じてるSS思い出しましたー
784名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 09:37:35.99 ID:6BC+eNPD
>>781
乙です!
終わり方が堪らなく好き!
もういいですね本当にこの二人は!
785名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 10:00:33.57 ID:x9CretPp
さくらちゃんの大天使っぷりが半端ない
素敵な雰囲気のSSだ
786名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 10:37:22.67 ID:g/YVLxFY
>>781
かわええええ!!
この二人はホントにほのぼのすぎるww
あとさくらちゃん天使
花柄パジャマまじ天使
787名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 10:40:41.09 ID:N+zS+N+T
乙ッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!
788名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 12:14:16.97 ID:aDlhY3Rs
>>781
GJ!
雰囲気がたまらなくいいな…
週の頭から素敵なSSが見れて嬉しいべ
789名無しさん@お腹いっぱい:2013/09/30(月) 12:29:31.49 ID:mEjBOh/n
乙です
霧切さんも苗木くんも可愛かったです
そしてさくらちゃんは天使です
790名無しさん@お腹いっぱい:2013/09/30(月) 12:30:31.35 ID:mEjBOh/n
乙です
霧切さんも苗木くんも可愛かったです
そしてさくらちゃんは天使です
791名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 13:07:50.68 ID:GSw0T/Nc
乙です!良いナエギリですなあ・・・ww
後日二人が

霧切:夏目漱石=月が綺麗ですね・・・答えはわかったかしら 苗木君?
苗木:えーと・・・・;
霧切:・・・・(##゚Д゚)イライラ
苗木:あ、あの霧切さん僕やっぱり気に障ること・・・?
霧切:ナン!デモ!ナイ!!

ってところまで妄想したwww
792名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 13:36:59.79 ID:WCCx8CFr
GJ!!
言葉にせずともわかりやすい霧切さんかわいいなあ
ちょっとしたやり取りにも滲み出る子供っぽさがたまらん
さくらちゃんマジ天使
793名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 16:15:57.20 ID:qw7fK8w3
霧切生誕祭に向けていい感じにエンジンが暖まってきたべ
794名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 16:43:58.26 ID:vHA3uOMh
>>783花札のSSなら、書いてる人同じだからな
同じ言い回しもあるだべ
795名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 18:20:25.33 ID:OM4Z7KYe
縁側で月見団子を頬張る霧切さん、という図もちょっと見てみたい
796名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 20:21:08.44 ID:VfXVXCCz
797名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 21:03:53.69 ID:Dxeg3Cei
かわいい
798名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 21:22:21.28 ID:yYVads2L
かわいい
799名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 21:37:11.36 ID:bqvIn7Dp
800名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 21:58:00.80 ID:cwVhZ+7q
かわいい
801名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 22:17:25.09 ID:vMs1yPsz
かわいい
802名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 22:17:39.75 ID:wgo3axK7
803名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 22:32:44.68 ID:J1jdXb0s
かわいい
804名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 22:36:46.79 ID:WEkmaI+c
>>796
これいいな
こんな霧切さんも立体化していただきたい
805名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 22:44:10.32 ID:J1jdXb0s
ダンガンロンパのイベントでライブがあるらしいぞhttp://danganronpa-event.com/2013/09/30/%e7%89%b9%e8%a8%ad%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%bc%e3%82%b8%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%a0%e6%b1%ba%e5%ae%9a%ef%bc%81.html
「緒方恵美(苗木誠 役)、大本眞基子(舞園さやか役)他」とあるが、「他」で霧切さんも歌ってくれないだろうか
806名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 23:01:28.78 ID:2yB3n0jU
807名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 23:27:57.50 ID:2yB3n0jU
ナエギリは結婚するとしたら苗木君が婿入りするのかな?
ナエギリに子どもができたら霧切さん似の女の子で、誠パパをからかうマセたお子様だったら良い(笑)
「パパのくせに、生意気ー!」みたいな
808名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 23:40:15.73 ID:VfXVXCCz
>>805
日笠は忙しそうだからな…
今回のラジオでやたら来るのが早かったのもスケジュールの都合がなかなかつかなかったからっぽいし
来てくれりゃ嬉しいんだが
809名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 23:44:43.48 ID:yrXVyoEU
そういえば星海社の色校正紙応募したかな
抽選で1名だしくじ引きより確率低いよね
810名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 23:46:47.63 ID:k3KLs7an
歌うってキャラソンも出てないのに霧切さんが何を歌うんだよ
ぴゅあぴゅあはーとでも歌うのか
811名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 23:59:07.13 ID:aWJ3w7QF
ダンガンロンパでライブ…だと?w
812名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/30(月) 23:59:23.52 ID:JTxv6FOW
ね,Never Say Never...
813名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 00:41:32.05 ID:FfEeZMl/
黒の挑戦が霧切さんに再び
814名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 00:47:49.64 ID:CYPVH7bQ
これから霧切さんのキャラソンが発表される可能性も無きにしも非ず
815名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 00:49:19.32 ID:K1Xpj4dA
はぁ(*´Д`*)
可愛い
816名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 01:37:40.81 ID:/x49RpfJ
まとめサイト編集しすぎでストップかかっちまった…
誰か後を任せてもいい?
817名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 02:49:48.33 ID:GDxxAisd
霧切さんが偽苗木君に苗木君の声と身体だよって押し倒されるのまだかなぁ
818名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 04:07:35.08 ID:hwl59pQq
こまる「お兄ちゃんから離れてくださいよ!」
819名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 08:05:19.82 ID:9ssZWaXd
そういえばこまるちゃんは記憶喪失では無いはずだよな?
2年間の学園生活について何か知っているのかなこまるちゃんは?
820名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 09:02:47.16 ID:dI/AZAJS
ダンガンロンパの謎部分ってまだ明らかになってないの?
アニメ+ゼロ+ネタバレググった俺はまだよくわかってないのだけれど
821名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 10:57:41.21 ID:5QtzZdZl
ゲームの謎はプレイして設定資料集を読んで考察して初めて結論が出るもんだよ
ちなみに謎が明かされないからこそ霧切さんスレはここまで伸びたんだけどね
822名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 12:03:50.96 ID:Sahubmxz
謎って例えば?
今のところあんまり描写が出てないって部分で言えば、2年間の学園生活(1、2共に)、
1のED後の苗木たちの描写、絶望姉妹の過去、2のキャラの〇〇時代(一応伏せ字)ぐらいじゃね?

そろそろオリジナルの話でドラマCDとか出してくれんかなあ
823名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 12:16:12.81 ID:3BZg7yZo
本編のドラマCDがほしいな。1章につき5枚組とかでもいいからノーカットで
824名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 13:39:40.28 ID:dI/AZAJS
アニメとゼロの情報で松田の技術を応用して2年間の記憶を消したということは推測できるけど、
明示はされていない。
…って、そもそもやっぱり1.2Reloadをちゃんとやってからじゃないとアニメとゼロだけの自分は話にならないね
とりあえずあと10日ぐらい待たねば
825名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 14:34:59.07 ID:w7CcSLKE
ミステリィクルゥズの謎は明かされてしまったな…
826名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 14:42:15.15 ID:dI/AZAJS
ミステリィクルゥズって何ですか?
827名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 14:46:05.22 ID:dI/AZAJS
>>826
ググってわかりました
すみませn
828名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 14:49:55.23 ID:oHOpWybd
小説結構細かいよ
829名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 17:07:10.93 ID:uwNKl4dq
記憶が戻った時の2人を見たい
830名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 17:30:31.56 ID:dI/AZAJS
831名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 18:12:05.17 ID:QNA25lIw
>>829
実は学園在学中に苗木君が舞園さんと付き合っていた事を思い出して
お互い遠慮し合ってギスギスしちゃうパターンが思い浮かんだ俺は間違いなくドM
832名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 18:26:18.86 ID:KdDO+Jl9
苗木君は死んだ仲間を引きずるとは言ったけど引きずられはしないんじゃないかな
霧切さんは気にしそうだけどさ

まぁ学園時代に付き合ってたとかないだろうw
833名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 19:00:53.92 ID:UNJblrPq
苗木君も人の子ですから、ときには引きずられるかもしれない
けど、引きずられても、周囲の助けで最終的には乗り越えそう
恋愛的な要素を入れても、めぞん一刻ばりのドラマチックな最後になるのさ
834名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 21:33:46.50 ID:fPK+zxV4
死者にも優しい苗木くんは生者にも優しかろう
835名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 00:41:44.66 ID:gjgZbrDs
てす
836名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 00:45:56.76 ID:WmrPwnoy
てす
837名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 00:46:40.80 ID:WmrPwnoy
お、復活霧切
838名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 01:15:21.44 ID:RSdqnmsJ
治った?
839名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 01:33:18.72 ID:HQ5TxQas
お、復活したのか!
誕生日に間に合ってよかったべ
希望は前に進むんだ!
840名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 02:06:13.50 ID:2lVN76PR
test霧切さんかわいい!
841名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 02:10:36.75 ID:mFx9J2gb
超高校級の霧切ファンであるみんなが、生誕祭を前に鯖落ちという絶望から立ち上がる(鯖的な意味で
あぁ、なんて素晴らしくて美しいんだろうね!(主に霧切さんが
842名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 02:57:18.76 ID:YPPTvA9J
誕生日前に復旧してよかった
霧切さんかわいい
843名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 04:52:12.42 ID:B66jI3Kj
霧切さんの手袋はずしたい
844名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 05:17:47.31 ID:Svx7bXOu
アニメ雑誌の新しい絵ないのかな
845名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 06:52:10.91 ID:cSuP+zXG
星○社でロンパ霧切の漫画化してくれないかな
ついでにそのまま霧切さん視点の本編もやってほしいぜ
846名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 07:19:37.23 ID:scHNDCXK
おっ復活してんのか
誕生日が迫ってきたな
847名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 09:26:14.24 ID:W+QEJ53N
>>845
可能性はあるかもね
でも本編は二つあるしなぁ
848名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 09:43:42.16 ID:qJBw3wIy
10月6日からトロを想像して,トロから苗木君と2人で美味しそうに寿司を食べてる霧切さんを想像した
849名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 10:03:57.32 ID:GCJInTs9
復活記念に霧切さんちゅっちゅ
850名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 10:17:29.34 ID:JLYKfMnV
霧切さんの薄い本がまた出そうで楽しみや
851名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 11:53:47.94 ID:HQ5TxQas
リロードの特典カラーきてるな
ttp://www.danganronpa.com/reload/images/premium/image7.jpg
852名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 12:06:00.37 ID:y7Fz6vHQ
キリギリッ
853名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 13:46:20.22 ID:4eYR8ru+
>>848
寿司喜びそうだな
日本的なモノ好きらしいし
霧切さんは手袋してるから、寿司は箸で食べるんだろうな

>>851
いいね
髪形が違う霧切さんも新鮮だ
854名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 14:11:00.93 ID:uBsgAafc
うわぁあ復旧してる!

SSをこことpixivの両方に投稿するのって悪いですか?
855名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 14:32:55.67 ID:9YNJ01Tv
>>854
渋でSS見たよ
駄目なんてルール無いし良いと思うけど
856名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 14:36:56.78 ID:uBsgAafc
>>855
渋っていうんですね!
了解です!
857名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 15:35:42.50 ID:YgFHzkJK
食事中も手袋外せないとなると、霧切さんは外食に結構不自由しそうだな
ちゃんとした店には断られそうな
858名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 16:19:56.66 ID:+TyfWwvM
859名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 16:20:37.13 ID:4IMu9nQL
最近霧切さんにハマりました
もっと早く好きになってればと後悔している
860名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 16:34:46.13 ID:SIdcRwqL
>>858
うぉぉぉ
861名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 17:18:59.41 ID:MFYoE+/E
>>858
うわあああ早く霧切さんをココロンパしてえ
862名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 17:26:44.76 ID:LT13JFZC
ココロンパボイスありだとうれしいべ
863名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 17:33:16.87 ID:RSdqnmsJ
>>851
かわいすぎ
この髪型にした意味ってなんかあんのかな
864名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 17:42:40.31 ID:PyqNNf0t
誕生日前日に復旧とか素晴らしいよ!
今からSS書いて間に合うか……?
865名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 17:59:27.45 ID:BgQRViLh
>>864
最悪間に合わなくてもいいから是非書いていただきたい
みんなSSに飢えてるだろうし,現に俺はかなり飢えてるし
866名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 18:12:51.18 ID:cSuP+zXG
>>858
無印に同意無いのにどうやって肯定するんだ?
肯定撃ち込んでも台詞とカットインは「それは違うよ!」になるのか?
それとも敢えて否定して「僕には霧切さんが必要なんだ!」が正解なのか?

>>863
髪型とビトロ繋がりでロンパ霧切をイメージしたんじゃない?
個人的には前スレにもあったけど、誰かにビトロ渡すためにおめかししてるんだと思いたい
867名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 18:19:37.37 ID:GSoLQI/Y
ないならつければいいだろ
無印にも2システム逆輸入してるの知らんのかよ
868名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 18:29:15.71 ID:kkGr9nnk
869名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 18:32:11.11 ID:cSuP+zXG
逆輸入してたのか、知らんかった……
870名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 18:37:57.62 ID:PyqNNf0t
裁判での霧切さんへの同意がソニアさん並に多いことを期待しよう
871名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 18:39:01.32 ID:1lCzP5XN
いや同意ってココロンパだけじゃないの? 
872名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 18:40:03.79 ID:ncWhJQ3U
霧切さんは言弾記憶は結構あった気がする
873名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 19:06:15.85 ID:Ye+tfXn5
>>858
これってコラじゃないのか
874名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 19:14:57.45 ID:uBsgAafc
SS投下させていただきます。
霧切さんが苗木君の部屋に勝手に入ってくるネタです。

SS【それはダメだよ!】

――ぎ……ん……きて……えぎくん……


――な、に……? 何か聞こえ……

「苗木君起きなさい」

――バチンッ!

「いだっっ!? 何っ!? えっ、何っ!? えっ!? 霧切さん!?」

 僕は左頬に激しい痛みを感じて飛び起きようとした――けれどそれはできなかった。恐
らく今僕の頬をひっぱたいた犯人であろう霧切さんがベッドで寝ている僕に馬乗りになっ
ていたからだ。当然僕は状況を飲み込めずパニックに陥った。

「え!? なんで霧切さんが僕の部屋に居るの!? ていうかなんで僕の上に乗ってる
の!?」
「あなたが何度言っても起きないからよ。鍵も開いていたし、それにここまでの熟睡って
……あなた簡単に殺されるわよ?」

 混乱する僕を前に霧切さんはいつも通り冷静に淡々と話す。でも、僕はそれどころじゃ
ない。お腹の上の柔らかい感触で今にも発狂しそうだった。

「わかった! わかったから!今後は気を付けますからお願いですから降りてください
っ!!」
「……そんなに必死になるほど重かったかしら」
「そ、それは違うよ! 別の問題があるからぁあっ!! とにかく降りてっ!」

 僕が必死に叫ぶと彼女は「別の問題?」と眉を顰めながら呟いてようやく僕の上から降
りてくれた。ちょっともったいないかも、なんて全っ然思ってないけど、もう少しで本当
に色んな意味でやばかった。精神的に死んでたかも。
875名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 19:15:42.06 ID:uBsgAafc
「苗木君? あなた顔が赤いわよ。息も上がってるし発汗もみられる……具合でも悪いの
かしら」
「え、霧切さんが突然現れるからびっくりしただけだよ!(どう考えても君のせいじゃない
か!)」
「苗木君、すぐにバレる嘘は感心しないわよ」
「え……ちょ、ちょちょちょ、霧切さんっ!?」

 僕の嘘について批判しつつ、なんと彼女の顔が僕の顔にどんどん近づいてきた。

――えっ?何これ?僕キスされるのかな。

 そう一瞬でも思ってしまったら僕が焦らないわけがない。けれど、もちろん当然霧切さ
んがそんなことをするわけがなかった。至近距離に霧切さんの顔があるのが恥ずかしくて
目を瞑っていたら、コツン――という感触が額にあった。恐る恐る僕が目を開けると、相
変わらず至近距離に霧切さんの顔があり、その額は僕のと重ねられていた。僕はようやく、
さっきの会話の流れを考えてみても、僕の熱の有無を確かめてくれているんだと分かった。

「あ、あの……霧切さん?」
「……少し微熱程度くらいには熱がありそうね。でも高熱じゃなくて良かったわ」

 離れた霧切さんが、僕を案じてくれる言葉をかけながらフッと笑った。いつもポーカー
フェイスを維持している彼女だから、時々見せる笑みに僕はいつもドキリとしていた。

「あ、ありがとう。でも、熱を確かめるなら手で……あっ、手袋してるからか」
「ええ、そうよ。何か不快だったかしら? だとしたら謝るけど」
「いや、そんなことないよ! こっちこそごめん、変なこと言って」
「別に気にしてないわ」

 霧切さんはそういうと右手で髪を払った。その仕草と、サラリと動く綺麗な髪に僕は一
瞬見とれる。ここだけの話、僕は霧切さんのその仕草が好きだったりする。
876名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 19:16:49.90 ID:uBsgAafc
「それで、どうして僕の部屋に?」
「ああ、そうだったわ。苗木君のせいで忘れるところだった」
「どう考えても僕のせいじゃないと思うけど」
「何か言ったかしら?」
「……あの、霧切さん? この際だから言うけど人の部屋、っていうか異性の部屋に勝手
に入ってくるのはよくないと思うんだ」

 僕はそのまま何も言わず用件を聞こうとも思ったけど、なんだか霧切さんはそういう所
が危なっかしい気がして、僕の考えを話すことにした。

「勝手に入ったのは悪かったわ。でも叩かれるまで起きない人がインターフォンの音程度
で起きるかしら?」
「うっ……それは……でも! それはダメだよ! 僕だって男なんだよ!?」

 僕が意を決して言い放った言葉に霧切さんが、珍しく驚いた顔をした。でもすぐにいつ
ものポーカーフェイスに戻……え?霧切さんが笑ってる?

「き、霧切さん?」

 何か霧切さんの様子がおかしいことに気付いた僕の問いかけを無視するように、霧切さ
んが無言のままベッドの方に近づいてくる。それだけじゃない。彼女は何を考えているの
か、ネクタイを緩めシャツのジッパーを少しだけ下ろして――って、えぇっ!?

「ちょ、霧切さん何やってるの!?」
「ネクタイを緩めてジッパーを下げたのよ」
「いや、そうじゃなくて!! 見えたらいけないものがもう少しで見えそうなんだけど!」
「見たいの?」

 いつもの僕をからかう時の笑みを浮かべながらとうとう霧切さんが再びベッドの上どこ
ろか僕の太ももの上に乗って来た。そして彼女の右手が僕の左胸に添えられる。もう何が
何だかわからない。僕の動悸は全力疾走をしても足らないほどに激しく脈打っていた。霧
切さんは分かっているのにわざっとやっている。いくら僕だって理性が揺さぶられないは
ずがない危険な状況だった。そして霧切さんは僕の耳元に顔を近づけて言った。

「すごい、動悸ね。ふふっ……ねぇ、苗木君。あなたは確かに男の子だけど、私の信頼を
裏切るような甲斐性はないわ」
「へっ?」

 僕が間抜けな声を出すと、霧切さんは何事もなかったように離れて服装も元に戻した。
何だか男としてはすごく複雑なことを言われた気がする。

「ね? あなたは、こんな状況になっても何もできなかったでしょ? だからあなたの反
論は認められないわ。でも……確かに男の子だというのは認めるけど」

 少し顔を下に向けながら言う霧切さんの視線を追うとそこには――っ!?

「うわぁあっ!! み、見ないでよ霧切さん! セクハラだよっ!!」

 僕は顔の熱がさらに上がるのを感じながら、足元にくるまっていた布団を急いで抱え込
んだ。霧切さんはそれを見て笑ってるんだから本当に性質が悪い。
 霧切さんには適わないな。それを痛感した精神疲労の激しい夜だった。

― END ―
877名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 19:19:55.96 ID:uBsgAafc
コチラに投下するために、書いたんですが、しばらくこちらが
書き込めなかったので、pixivに先に投稿してしまったSSです。
沢山の人に呼んでもらえたら、と思ってどちらにも投稿することが
あると思いますが、ご了承ください。
もし、気に食わない人がいらっしゃるなら片方に絞るつもりです。
878名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 19:27:05.44 ID:P9PpwMeI
>>876
GJ!!このSSの雰囲気..初期の頃を思い出すべ...
スクールモードでの苗木君と霧切さんはどんな感じになるのか気になって夜も眠れない
879名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 20:44:41.79 ID:yUvT05LN
>>877
別にいいんじゃない?おれも支部は保管替わり自分のSSうpしてるし
880名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 20:50:26.61 ID:9xExcYln
>>877
あなたの作品はいつも支部で確認させていただいてますよー
支部とこっちに投稿するのは別にいいんじゃないですかね?
881名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 21:07:04.10 ID:9xExcYln
流れに沿って私もSS投下させていただきます。
SSというものを書くのが何せ久しぶりなもので、文章におかしなところがあるかもしれませんがご了承下さい。
882名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 21:08:34.34 ID:9xExcYln
「ねえ、霧切さん……?」

偽物が近づいてくる。
彼の声で。彼の顔で。
唯一違うのは、その歪んだ絶望の象徴とも言えるであろう表情だけ。

「……邪魔なのだけれど」

冷静に、いつも通りと自分に言い聞かせてポーカーフェイスを保つ。
偽物ではあるがやはり彼を思い浮かべてしまう辺り、もう私は彼に依存してしまっているのだなと再認識した。

「あはは、酷いなぁ霧切さん。 僕は愛しい愛しい苗木誠だよ? そんなに身構えなくてもいいじゃないか」

「そんなことを言う時点で偽物ですと言っているようなものよ」

歪んだ、彼には似合わない笑みを浮かべて近づいてくる偽物。
私が何を言おうとお構い無しと言わんばかりに近づいてくる速度は段々速くなってくる。
883名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 21:09:58.69 ID:9xExcYln
「そうだね。 そうだけどさぁ……霧切さん。 僕はキミに聞きたいことがあってここに来たんだよ」

「……」

そして気付かぬうちに手の届く位置まで近づいていた偽物は、私の頬に手を当てて耳元で囁いた。

「霧切さん……最近、不満なんでしょ……? 僕……いや、本物の苗木誠に相手してもらえないから」

「っ!?」

思わず表情に出てしまい抵抗が遅れてしまった。
それをいいことに、偽物は私を押し倒す。

「……痛……」

「あはは、ごめんごめん。 でも霧切さん、こうでもしないと僕の話聞いてくれないでしょ?」

目の前にある彼のようで彼でない偽物の顔を見て、やはりこいつは彼ではないんだななんてぼんやりと考える。
今、抵抗すればきっとこいつは退くだろう。
でも私にはそれが出来なかった。
……否、しようとしなかった。

「…まだ、何かあるのかしら」

「うん。 というかここからが本番だよ」
884名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 21:11:28.65 ID:9xExcYln
「……霧切さん。 キミの願い、僕が叶えてあげようか?」

偽物が放ったその言葉に、思わず固まってしまった。
その誘いは彼に飢えていた私にはあまりにも甘美なもので。
断らなくちゃとわかっていても、直ぐには回答が出ない程で。

「……っ……そんなこと……」

「出来るよ。 だって、僕は苗木誠だから。 例え偽物だとしても、苗木誠だから」

そう言っている偽物の顔は、彼が話をしているときの顔によく似ていた。
だから私は錯覚してしまったのだろう。
彼が苗木誠であると。
そう思っていたかった。

そして、首を縦に振った。
885名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 21:12:37.11 ID:9xExcYln
「……霧切さんならそう言ってくれるって信じてたよ。 じゃあ、行こっか?」

「……」

彼は、笑顔で私に手を差し伸べる。
私は無言で彼の手を取り、立ち上がった。

「ふふ、霧切さんとこうやって手を繋げるなんて嬉しいなぁ。 ……どこに行く?霧切さん」

「……貴方に、任せるわ」

私は結局、勝てなかったのだろう。

彼の誘惑に。

自分の中の弱さに。

それほどまでに、私は苗木誠という人間に依存してしまっていたのだ。

「……霧切さん?」

私を心配したらしい彼が私に向けて「大丈夫?」という視線を投げ掛けてくる。

「ええ。大丈夫よ……『苗木君』」

「そっか。 ……キミがどう思ってるかはわからないけど、僕はキミのこと大好きだよ。 ……霧切さん」

嗚呼きっと。

例え、この苗木誠が偽物だったとしても。

私はもう苗木誠のことを手放したくないのだろう。

この先きっと私は後悔する。

だけど、今だけは。

せめて今だけは、この甘美な誘惑に身を任せようと心の何処かで考えてしまっていたのだった。
886名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 21:16:25.17 ID:9xExcYln
終わりです。
色々不備があったかもしれませんが、ありがとうございました。
今回SS投下をさせてもらったことでわかりました。
慣れないことはするもんじゃないですね。
これからはひっそりとSSまとめに従事させていただきます。
本当にありがとうございました!
887名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 21:45:44.71 ID:y7Fz6vHQ
うむむ
霧切さんはメンタルそこまで弱くはないと思うが…まあ乙!
ほのぼのイチャラブもよろしくたのむべ!
888名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 21:51:34.81 ID:uBsgAafc
>>879
イマイチこちらのマナー?みたいなのが疎いので不安でした。
大丈夫でよかったです!

>>877
おお、見ていただけてるなんてありがたいです!
気にせず、両方に投稿したりしなかったりすることにします。

>>886
お疲れ様です!
苗偽のことはよくわかりませんが、背徳感がいいですね!
889名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 22:01:51.66 ID:ZeIgCr2i
>>886
乙乙。こういう悲恋っぽいのもいいなぁ。
まとめ、いつもお世話になってます。
890名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 22:13:06.24 ID:HQ5TxQas
各人乙乙
SSがあるとこのスレに帰ってきたって気分になるべ
891名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 22:17:02.88 ID:MFYoE+/E
投下乙
復旧早々いろんなSSが読めて嬉しいべ
まとめの人もいつもありがとう
892名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 22:23:29.90 ID:9xExcYln
>>887
そこはまあ…未来機関で忙しくなった苗木君と色々構って欲しいけど言いだせなかった霧切さんということでどうか…
確かに霧切さんはあれくらいじゃやられませんね。完全に勢いだけで書いたのでその辺は目を瞑ってください。
ありがとうございました。

>>888>>889>>890>>891
ありがとうございます。
励みになります。
893名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 22:45:57.75 ID:uBsgAafc
誕生日SSも用意出来たー

日付変わったら透過してもいいですかね?
894名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 22:51:47.36 ID:d0pZMcNP
勿論だべ!!
895名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 23:34:47.21 ID:8lshyFvl
あと三十分で誕生日か
しかし鯖復旧が間に合って本当に良かった
896名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 23:36:13.25 ID:wVPLeRtB
>>893
ワックワクのテッカテカだね!
897natsu:2013/10/05(土) 23:39:09.38 ID:uBsgAafc
僕が書くと描写?で文が長くなるから、読みやすいように40字くらいで
改行しまくってるんですけど、そうすると、いくつもレスが必要になっちゃうから
そんなに一文の文字数気にしなくていいですかね?
898natsu:2013/10/06(日) 00:00:11.99 ID:uBsgAafc
ちょっと微妙な内容な気もしますが・・・・

霧切響子Happy Birthday!!
記念SS【きっかけはコーヒーから】


――最近、苗木君の様子がおかしい。

 そう気づいたのは1週間ほど前。
 私は過去の失敗から、無闇に人と関わらないようにしていた。極力自分からは話しかけず目立つ行
動も避けていて、端から見れば私は『無愛想な女』といった感じだと思う。中学の頃も同様で、そんな
私に関わろうとする物好きは居なかったし――私を強引に連れ出す、年上の変わった人は居たけど
――むしろ寄せ付けないようにしていた。そしてこの希望ヶ峰学園に入った時もそれを変えるつもりは
なかったけれど、彼が――苗木君がそうさせなかった。
 あれは、学園の生活が始まってまだ5日目のこと。

「霧切響子さん、だよね?」
「……そうだけど、何か用? 苗木、誠君」

 終礼後、皆が一斉に帰り支度を済ませてぞろぞろと教室を去る中、苗木君が私の席まで来た。彼を
見ると、少し緊張しているようだった。それならば最初から話しかけなければいいのにと思う。

「僕の名前覚えてくれてたんだ! 何か嬉しいな!」
「クラスメイトの名前くらい覚えていても別に不思議じゃないと思うけれど。 それで? 私に用があった
んでしょ?」
「うん、そうなんだ。 あの、霧切さん明日の休み何か予定ある?」
「……今のところはないわ」

 私は、「用事がある」と嘘をつこうとも思ったけれど、わざわざこんな無愛想な女の所まで来て話しか
けてくるのだから、彼はよほどの用があるはず。そう私は思ったのだけど、それは大いにはずれてしまっ
た。
899名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 00:00:23.73 ID:PyqNNf0t
誕生日おめでとう
900natsu:2013/10/06(日) 00:01:24.68 ID:FeR5nLKz
「良かったら、僕と一緒にどこか出かけない?」
「……え?」
「あっ、嫌だったら別にいいんだよ!? 無理しなくても……」
「えっと、理由を教えてくれるかしら?」

 彼の意図が全く分からなかった。
 超高校級の幸運として、平均的な学生の中から抽選で選ばれた彼は本当にどこにでも居そうな普
通の少年だった。けれど、5日間の様子を見た所、彼は優しくて誰とでも分け隔てなく接することがで
きる性格で、そこには人が惹きつけられる魅力があるらしい。学園が始まったばかりだというのにいつも
彼の周りには人が溢れ、笑顔に溢れていたのがその証拠だ。
 だから彼が私を誘う意味が分からなかった。他にいくらでも誘える相手は居るのに、わざわざ話した
ことも挨拶の言葉さえ交わしたこともない私を選ぶ意味が。

「霧切さんのことが知りたいと思ってさ」
「…………どうして私のことを苗木君に知られなければならないの? ちょっと唐突すぎてあなたの意
図が分からないわ」

 彼の言うことは予想外すぎる。柄にもなく私は感情的になり、ついきつい言い方をしてしまった。案の
定彼は申し訳なさそうな顔をして肩を落としている。意図は分かりづらいけど、そういう感情的なものは
分かりやすい少年だと思った。

「ほら、霧切さんいつも一人でいるでしょ? 話したのだって今が初めてだし。せっかく同じクラスになっ
たんだからもっと仲良くしたいと思って。 大人数が苦手なのかと思ったからほかのみんなは誘ったりし
てないんだけど……ダメかな?」
「……分かった。いいわよ、別に」
901natsu:2013/10/06(日) 00:02:26.52 ID:FeR5nLKz
 今思えば、この時点で彼にかなり興味を抱いていたのかもしれない。断る理由はいくらでもあったの
に私は彼の誘いを受けることにした。これまでの私だったら絶対にありえないこと。

「えっ!? いいの!?」
「ええ。 さっきも言ったけれど別に予定もないし、あなたみたいな予想外な行動をする人を観察して
みるのも悪くないから」
「予想外って……そんなことないと思うけどなぁ。ていうか何で僕なんかを観察するの?」
「探偵だから。知らないことは知っておいた方がいいわ」
「そっか。霧切さんは超高校級の探偵だったね。やっぱり探偵って色んなことを知ってるものなの?」
「……専門分野とかその人の考え方によると思うわ。そんなことより、明日何時にどこへ行けばいい
の? 誘うからにはどこか行く当てがあるんでしょ?」
「うん。駅前に新しくオープンしたカフェがあるんだ。そこへ行ってみない? 朝カフェっていうのがある
みたいだから9時頃とかはどう?」
「カフェ……。悪くないわね。じゃあ9時前に駅に行けばいいかしら」

 私はコーヒーが好きだった。私が知る限り、この学園の近くにあるコーヒーのおいしいカフェは気軽に
行くには少し遠い場所だったから駅前に新しくできたというのは、かなりの朗報だ。あとは、そのカフェ
のコーヒーの味が良ければ私は常連になるかもしれない。そう考えると、少し楽しみに思えた。 

「そうだ、待ち合わせなくてもさ、部屋が隣なんだから一緒に行こうよ」
「……そういえばそうだったわね」
「時間は……8時半ごろに僕が霧切さんの部屋を訪ねるってことでいいかな?」
「了解したわ。それじゃ、私は帰るわね」
「ちょっと、待って!」
「まだ何かあるの?」
「だからさ、部屋隣なんだから一緒に帰ろうよ」

――本当に私なんかと一緒に居ようと思うなんて変わった人。

「好きにしなさい」
902natsu:2013/10/06(日) 00:03:22.42 ID:FeR5nLKz
 私は翌日彼との約束通りカフェへ行って、大体は苗木君から色々質問されてそれに答えるといった、
まるでインタビューみたいな時間を過ごした。私も、宣言通り彼を観察していたわけだけど、一週間見
て分かったこと以外に特に新しい発見はなかった。ただ、私と仲良したいだなんて、本当に変な人だ
と思った。
 以来、苗木君は頻繁に私に話しかけてくるようになり、彼の影響で他のクラスメイトも私に遠慮無く接
するようになった。私は中学の時のように人を寄せ付けない、ということをこのクラスでは無理だと諦め
ざるを得なかった。それに、正直少しだけ心地良い、なんて思うこともあったりする。
 ちなみに苗木君と行ったカフェのコーヒーは豆の種類も多く、味もなかなかのもので、私は今でもよく
通っている。
 
 それから半年ほどが過ぎた今、苗木君がここ1週間、明らかに私を避けている。もともと人と関わらな
いようにしていたから、別段気にする必要もない――と、いつもの私なら気にも留めなかった。今の私
はいつもと違った。最初気づいたときは、気の迷いかとも思ったけど、明らかに私は苗木君のことが気
になっていた。だから、人と関わらないことには慣れていると言っても、そうあからさまに彼に避けられる
のはいい気はしない。
 彼の行動を見張って原因を暴くことも私にはいとも容易いことだったけど、彼にはそういうことをしたく
なかった。でも、訳も分からないままで状態を放置しておくことも私にはできない。
 私は放課後になるのを待って、苗木君が教室を出ようと席を立つ前に声をかけた。もし、私が気づ
かない内に彼を傷つけてしまっていたのだったら謝りたいと思った。

「苗木君」

 彼は一瞬驚いたような顔を見せて、すぐに申し訳なさそうな表情で私を見る。彼が私から逃げるつも
りだというのが、すぐに分かった。途端、胸の奥がチクリと痛む。

「あ、霧切さん。ごめん、僕ちょっと今から用事が……霧切さん?」
「何?」
「すごく、顔が怖いけどどうしたの?」

 いけない。無意識のうちにやりきれない気持ちが表情に出ていたらしい。私もまだまだ未熟だというこ
とね。それに、苗木君を相手にすると普段通りに振る舞えない。私は心を落ち着けて表情を抑えると
彼に直接疑問をぶつけた。

「……私あなたに何かしたかしら?」
「え? 何かって?」
「あなた私を避けているでしょ? 何かあなたを怒らせるようなことをしたのなら謝るわ。遠慮なく言って
ちょうだい。それと、今から用事があるなんて嘘が私に通用すると思ってるのなら、私も舐められたもの
だわね」

 私は捲し立てるように話しながら、かなり後悔していた。彼を傷つけたのなら謝りたい――そう思って
話しかけているのにどうしてこんなきつい言い方しか出来ないのか。彼に表情を指摘された時に私が
わざわざ心を落ち着けさせた意味がないじゃない。ほら、あんなに青ざめた表情で苗木君が慌ててい
る。

「そ、そんな! 舐めてるなんてありえないよ! 確かに嘘はついたけど……ごめん。でも、霧切さんが
僕に何かしたとかそういうのじゃないから気にしないでいいよ」
「じゃあ、どうして私を避けるの?」
「それは……ごめん、言えない」
「そう。もう、いいわ」
903natsu:2013/10/06(日) 00:04:35.54 ID:FeR5nLKz
 私は暗い顔をして俯く苗木君を置いて教室を出ると、さっさと自分の部屋へ帰った。あのまま苗木君
と話していたら、もっと彼を傷つけるかもしれないことが怖かった。そして、苗木君が私を避けているこ
とを否定もせず、理由も話してくれなかったことが悲しかった。
 私はベッドへ倒れこんだ。本当に、訳が分からない。苗木君は嘘をついてまで私を避けようとするけ
れど、私が彼に何かしたわけじゃないという。だとしたら、なぜ彼に避けられるのか?私の頭の中は苗
木君に避けられる理由のことばかりぐるぐると考えを巡らせていた。

「事件や他の人のことは推理できるのに、一番わかりたい人のことは分からないなんて皮肉なものね……っ――!」

 驚いた。私は泣いていた――経験したことのないほどの胸の苦しさ、痛みに戸惑う。けれどいくら考
えたところで、解決策など全然見つからなくて、途方に暮れて――私はいつの間にか眠っていた。




――ピンポーン

 インターホンの音に私は目が覚めた。時計を見るとちょど午前0時を回っていた。帰ってから、夕食
も取らずにこんな時間まで寝てしまったことに我ながら呆れる。それにしても、こんな時間に誰?
 私は不審に思いながらも、ドアを開けて来客を確かめると、そこには散々私の心を乱した張本人が
立っていた。彼は初めて話した時のような、緊張した面持ちで私の目を見ていた。

「霧切さん。こんばんは。ごめん、こんな時間に」
「……どうしたの? 苗木君。それは?」

 彼はラッピングされた箱を抱えていた。とりあえずプレゼントの類だとは思うけれど、誰かにあげるた
めに相談か何かあって彼は来たのだろうか。私が新たな疑問について考えを巡らせていると、彼がこ
こ一週間私に見せることがなかった無邪気な笑顔で私の疑問を払拭させた。
904natsu:2013/10/06(日) 00:05:29.59 ID:FeR5nLKz
「霧切さん、誕生日おめでとう!」
「え?」
「え? ……霧切さん、今日誕生日だよね? 10月6日だったよね? あれっ、違った? え、もしかし
て僕間違えちゃった!?」

 一瞬私は思考が停止していた。たくさんの感情が私の中で渦巻いている。

――そういうこと、だったのね

 ようやく働きを取り戻した思考で、これまでの彼の行動が意味するものを理解することが出来た。冷
静になって考えると、彼は意図的に人を傷つけるようなことはしない。苗木君はバカ正直で嘘が下手
なお人好しなのだから。
 彼を見るとわたわたと焦り、顔は血の気が引いている。本当にわかりやすい人だ。

「ごめんなさい、予想外の出来事で驚いていたの。私の誕生日、今日で合ってる。よく覚えていたわね。
私自身そういうの意識したことがなかったから失念していたわ……そのプレゼントはもしかして私に?」
「あ、うん。もちろん、霧切さんへの誕生日プレゼントだよ! はいっ! 誕生日間違えたかと思って焦
っちゃったよ。ははははっ……」

 困ったように笑う彼から箱を受け取ると、少々重みを感じた。箱の大きさやこの重みからして家電か
何かだろうか。女の子へのプレゼントに家電って一体何が入っているのやら……。そう思っていたらひ
やりとした風が玄関へ入ってきた。

「ごめんなさい……肌寒いでしょう? 苗木君、中へ入って」
「え、でも」
「良いから入って。私も寒いから」
「ああっ、そうだよね。ごめん気づかなくて。じゃあお邪魔します」

 10月にもなると日中はまだ暑いくらいだけれど朝と夜はかなり肌寒い。そんな場所でで立ち話をする
のも悪いと思って、私は部屋に彼を通すと二人でベッドに座った。彼は少し恥ずかしそうにソワソワとし
ていた、どうやら異性の部屋に落ち着くことが出来ないようだ。私は、彼に異性として意識されているこ
とが少しだけ嬉しい気がした。

「私を避けていたのはこの為だったのね」
「それについては、本当にごめん。もしかしたら、傷つけちゃったよね? 僕ってば簡単に表情とかに出
ちゃうから、分かりやすいでしょ? どうしても驚かせたくて黙っていようと思ったんだけど、霧切さんと一
緒に居たら絶対ボロ出しちゃうと思ってさ」
「……良かった」
905natsu:2013/10/06(日) 00:06:05.34 ID:FeR5nLKz
 私は改めて苗木君本人の口から真相を聴くと、彼に嫌われたりしたわけじゃないという実感が得られ
て、心から安堵した。同時に、どれだけ自分の頭のなかが苗木君で占められていたのか気付いて、な
んだかおかしくなった。ただ探偵であったはずの私が、こんなに普通の女子高生のような思考をするよ
うになるなんて考えたこともなかった。

「プレゼント、開けてもいいかしら?」
「うん、気に入ってくれるといいんだけど……」
「あなたがくれるものなら何でも嬉しいわよ」
「えっ?」
「……なんでもないわ」
 
 私は苗木君が聞き返してきたのを無視して、冷静を装いながら、プレゼントのラッピングを解いて箱
を開けた。

「……コーヒーメーカー?」
「それと、ルアックコーヒーだよ。霧切さんコーヒー好きだから、美味しいコーヒーを気軽に飲んでもらお
うと思って、駅前のカフェで取り寄せてもらったんだ」
「そうなの? ありがとう……すごく、嬉しいわ」

 素直にうれしかった。だから感謝の気持ちを込めてそのまま言葉にしたのだけど、苗木君を見ると珍
しいものを見たかのようにすごく驚いた顔をしてこちらを見つめていた。

「苗木君、どうしたの?」
「へっ? なんでもないよ!」
「言いなさい」
「うっ……き、霧切さんのそんな満面の笑み見たことなかったから……その、すごく可愛くて……」
「はい? え、可愛いって……」

 私は自分には似つかわしくない言葉を言われて面食らってしまった。とりあえず、真意を図ろうと彼を
観察してみたけど、苗木君が嘘ついてる様子はない。可愛い――だなんて、一度も言われたことはな
かったし、言われたいとも思ったことはなかった。でも苗木君から実際に言われてみると、その言葉の
攻撃力の強さはすごい。冷静に分析していたら、私は遅れて羞恥に襲われた。
 苗木君はいつも、私が経験のないことばかりをぶつけてくるから時々厄介とさえ思ってしまう。お互い
恥ずかしさに俯いていたら、苗木君の方から声をかけてきた。
906natsu:2013/10/06(日) 00:07:03.73 ID:FeR5nLKz
「はははっ、霧切さんも照れたりするんだね」
「……いちいち言うのやめてちょうだい」
「ごめんなさい」

 こんなに恥ずかしい思いをすること自体も初めてかもしれない。私は気を紛らわすために、開けただ
けだった箱からコーヒーメーカーを取り出してその全容を見てみた。すると、予想外なタイプのコーヒ
ーメーカーだった。

「ねぇ、苗木君。……どうしてこれ、2カップタイプのものなの?」
「それは……あの、霧切さんが良ければなんだけど……霧切さんと二人で一緒にコーヒーを飲みたい
と思って」
「あなたと二人で?」
「う、うん。ダメ?」
「あなたからのプレゼントだもの。構わないわ。けれど、理由を教えてくれる?」
「え、理由? それは……あっ! そうだ、霧切さん推理してよ」
「推理?」
「霧切さんが喜ぶことは期待してないんだけどね、その理由は場合によってはもう一つの僕からのプレ
ゼントなんだ」

 推理してみろと言われて、探偵である私が引き下がれるわけがなかった。情報を整理すると、苗木
君は私を「可愛い」と言ってくれて2カップタイプのコーヒーメーカーで作るコーヒーを私と一緒に飲み
たいという。いいえ、飲みたいというのは口実だと考えた方がいいわね。だって、彼はコーヒーが『好き』
というほどではなかったから。つまり……私と一緒に過ごしたい、ということ? それから、今考えてる理
由とやらが場合によっては彼からのもう一つのプレゼントになる――苗木君が私と一緒に過ごしてくれ
る……え?もしかして――
907名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 00:29:48.35 ID:KSCLIQ74
SSもいいけど今日誕生日だぞ!
おめでとう霧切さん!
http://i.imgur.com/Hk6V3fD.jpg
908名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 00:31:08.50 ID:BM/309K6
他の人のSS投稿中に割り込むのって良くないんだろうけど、初投稿の短めを。


希望ヶ峰学園宿舎入口
真夜中にも関わらず、僕、苗木誠はそこを何度も往復している。

探偵の仕事で遠出していた霧切さんが、今日明日中に帰ってくると聞いて、僕は居ても立っても居られなかった。
明日まで待てばいい。そう思いながらも僕はやっぱり「それ」を1番に言いたかった。

「……苗木くん?」

あと少しで明日になる時、彼女の声が届いた。ナイスタイミングだ。

「こんな時間にどうしたの?」
「霧切さんが帰ってくるのを待ってたんだよ」

数秒の間をあけ、時計を確認した僕は彼女に向かって――

「誕生日おめでとう。霧切さん」

今日、霧切さんの誕生日になってすぐ、僕はプレゼントを差し出した。
909natsu:2013/10/06(日) 00:33:46.35 ID:FeR5nLKz
「霧切さん、分かった?」
 
 私が答えらしい考えに当たった瞬間、彼が少し赤らめた顔で笑いかけてきた。思わず私は、目をそら
してしまう。私は自分で導き出した答えに少し混乱してしまった。もし、本当に私の推理が正しいのなら
……

――直接苗木君の口から聴きたい

「ねぇ、苗木君。答えらしいものには行き着いたけど、確証が持てない……いいえ、違うわ。苗木君か
ら直接教えて欲しいの。その答えを……」

 そういった瞬間苗木君の瞳に緊張の色が見て取れた。

「ええっと……困ったなぁ」
「誕生日のわがままだと思って、聞き入れてくれないかしら?」

 苗木君は目を瞑りフゥーっと息を吐いた。少し汗をかき、相当緊張しているようだ。再び開かれた目
は覚悟を決めたような、まっすぐな瞳をしていて私はドキリとした。

「僕は、霧切さんのことが好きなんだ。だから、出来るだけたくさんの時間を霧切さんと一緒に過ごした
くて、このコーヒーメーカーを選んだんだよ」
「……それは、本当に?」
「本当かどうかなんて、霧切さん分かるでしょ?」
「そう、ね……でも苗木君、その私を『好き』だというのはどういう意味――えっ?」

 私は急に苗木君に腕を引かれ、抱きしめられた。頭が真っ白になった。そんなことはお構いなしに、
苗木君は一度体を少し離して私の顔を覗きこむ。少し不安そうな瞳が見えた。

「こういう、意味で好きなんだ――」

 いつもより少し低く静かな声が私をゾクリとさせる。次の瞬間――私の口が苗木君のそれと静かに重
なった。急すぎて、驚いた私は後ろに体を引こうと思っても、彼が私の背中に手を回しているせいで動
けない。彼の体温と私の体温が普段より上昇しているのが分かる。

「んっ、はっむ、…ぷはっ…………苗、木君……何、するのよ」

 30秒くらいだっただろうか。すごく長い時間のように感じたけれど、ようやく彼の顔が離れて口が自由
になった途端私から出てくるのは非難の言葉。けれど、鏡を見なくても私の顔はかなり赤いだろうという
ことが分かるくらい顔に熱を帯びていた。当然だ。気になる人――好きな人と唇を重ねたのだから。私
の体は、いまだ彼の腕に解放されていない為に顔が近い。恥ずかし過ぎてとても目を合わせることが
出来ない。
910名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 00:38:28.99 ID:p52ugdCV
霧切さんおめでとぅぅぅぅぅぅぅぅ
911908:2013/10/06(日) 00:44:24.60 ID:BM/309K6
本当はもっと長くしたかったけど終わりです。
霧切さん誕生日おめでとう!
912名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 00:50:36.44 ID:pdl58iJ5
霧切さんおめでとうぅぅうう
913名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 00:57:13.93 ID:odyU5kyG
SS乙乙
霧切さんお誕生日おめでとう!
914natsu:2013/10/06(日) 01:03:47.21 ID:FeR5nLKz
「霧切さんは僕のこと、どう思ってるの?」

 問いかけられてようやく苗木君の顔を見ると、彼もまた赤面していた。けれど真剣な顔で、すごく一生
懸命だということが分かって、なんだか可愛い。そう思ったら私は段々落ち着きを取り戻してきて、つい
いじめたくなった。

「……好きかどうかわからない相手のファーストキスを不意打ちで奪うなんて最低ね」
「ご、ごめん! ……ファーストキスだったんだ」
「私がそういう方面に積極的な風に見えるかしら?」
「見え、ないけど。霧切さん美人で優しいからモテると思って……」

 私はいつから優しい人間だなんて思われるようになったんだろう? 彼に言われたことで、自分で自
分の言動を振り返ってみたけど、我ながら『優しい』とは思えなかった。

「ちょっとあなたが持つ私へのイメージがよく分からないけど、褒め言葉だと取っておくわ。……それに
しても、いきなりキスするなんてあなたは手慣れているようね。意外だったわ」
「そ、それは違うよ! ぼ、僕だって初めてだよ……彼女も居たことないし……ただ、霧切さんに分かっ
てほしくて必死で、気付いたら、その……」
「そう、あなたも初めてなのね……もういいわよ、別に…………嫌じゃ、なかったから……」
「え? 今何て……?」
「何度も言わせないで……苗木君のくせに、生意気よ」
「……僕のこと霧切さんも好きだって解釈していいの?」
「…………残念だけど、そういうことになるかしら」
「残念だけどって……でも、良かった!」

 本当に言葉通り嬉しそうな顔をして笑う彼はまたギュッと腕に力を込めて私を抱き寄せた。どうしても
恥ずかしさに慣れない私は、彼の胸を押した。

「……そろそろ解放してくれる?」
「あぁっ! ごめん!」

 私は体が自由になると、あることを思いついた。

「ねぇ、苗木君。一緒にコーヒーはどう?」
「うん! 是非、いただくよ!」


 私は誕生日に、コーヒーメーカーと苗木君とずっと一緒に過ごせる時間をもらった。

 ――彼の誕生日には何をあげよう。

 私はそんなことを考えながら、彼がくれたルアックコーヒーの香りに幸せを感じていた。
915natsu:2013/10/06(日) 01:06:41.22 ID:FeR5nLKz
〜エピローグ〜

「ところで苗木君。どうして、あなたと過ごすことを私が喜ぶと思ったの? あなたが自意識過剰な人と
かには思えないから、何かあるんでしょ?」
「ああ、それはね。クラスのみんなが、霧切さんは絶対僕のことが好きだから自信を持って行って来い
って励ましてくれたからだよ。……信じられなかったけど、葉隠君が“もし俺達が間違ってて、苗木っち
が霧切っちに振られるようなことになったら、俺はこの髪を短くさっぱり切るって約束できるくらい自信が
あるべ!”って言うからこの機会に頑張ってみようと思ったんだ。って、霧切さん!? どうしたの!? 
顔真っ赤!」

 無邪気に笑う彼から、それを聞いた私は、クラス中にそんな風に見られていたのかと思うと、途端に
恥ずかしくなった。もちろんそんな自覚はなかったけど、私はもう少し感情のコントロールをこれまで以
上に気を付けることを心に誓った。

――本当に、苗木君とあのクラスメイト達は厄介だ。

「苗木君、私……葉隠君の短髪姿に興味があるわ。だから一旦あなたを振ってもいいかしら」
「えぇっ!? それはちょっと、嫌だよ! それに葉隠君が流石に可哀想な気が……」
「ふふっ……冗談よ。私はあなたと、真実を明らかにすること以外に興味ないから」

 気晴らしに、冗談を言うのも悪くない。顔を赤くしてコーヒーをすする苗木君に私は大満足だった。

― END ―



***

連投すぎて時間掛かってしまいました。
すみません。
やっぱり長い奴は考えものですね。

とにかく、最初にも書いたけど今日は霧切さん誕生日おめでとう!
916名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 01:16:39.06 ID:SyBMRBrv
乙だべ!
そして霧切さん誕生日おめでとう!
後で俺も何か投下するよ
917名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 01:29:02.95 ID:E6j0l/kY
SS乙です!
霧切さん誕生日おめでとう!
918名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 05:38:17.62 ID:+/1r1zHW
霧切さんおめでとう!SSも乙!
何とか誕生日までにクジで我が家にも霧切さんを迎え入れれたよ 希望は前に進むんだ!
919名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 05:49:34.19 ID:LQZJzQ9U
920名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 05:56:24.41 ID:C1T0ebSB
霧切さんお誕生日おめでとう!
そしてSSを書いてくれたみなさん,素晴らしいSSをありがとう!
誕生日までにこのスレが復活してくれて本当に良かったよ...!
921名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 09:15:09.08 ID:FeR5nLKz
>>919
良いですね!それ!
苗木君は婿入りかな?
922名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 09:36:05.40 ID:9vdZ6gnu
霧切さん大好きだああああああああああああああああああああああああああああ
923名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 09:45:40.79 ID:FeR5nLKz
Reloadがすでに発売されていたとしたら、霧切さんにプレゼント渡したくてモノモノマシーンを
回しまくる人が大量発生したに違いない
924名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 10:11:39.56 ID:r/m2FNqn
過去の経験から人と関わるの避けてる設定って
スピンオフでそれより前から探偵としてそうあるべきと教えられて実践してたから
齟齬起きてるよね
925名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 10:25:19.99 ID:gXVpTakM
霧切さん誕生日おめでとう!!!
926名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 10:37:31.79 ID:hWaHB5xF
誕生日おめでとうだべ!
927名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 10:42:17.39 ID:K4KCyzHy
霧切さんお誕生日おめでとう
>>924
スピンオフ読むとわかるけど過去の霧切さんにとって探偵は確固たるものだったので
探偵は中立であるべきという霧切一族の考えに誇りをもって実践してたものを
今の霧切さんは過去の自分の経験から自分の考えとして実践しているのだと思う
928名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 10:44:43.79 ID:PoFST8AN
霧切さん誕生日おめでとう!

とりあえずプレゼントはラッピングした苗木君でいいなか?
929名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 11:07:17.98 ID:9vdZ6gnu
苗木くん窒息死で>>928がクロに決まりました
930名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 11:14:56.38 ID:FeR5nLKz
霧切さんのお母さんってどんな人なんだろう
紫がかった銀髪はお母さん譲りなのかな
パパさんは普通の黒髪だもんね
931名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 12:26:33.10 ID:utO5m76U
逆に苗木君誕生日ネタ思い付いた
932名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 12:28:22.89 ID:utO5m76U
霧切さんは絶対に裏切ってない(断言)
933名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 13:16:35.85 ID:FeR5nLKz
いつのまにかもう900レス超えてたんだ
早い

そしてReloadまであと4日
934名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 14:17:26.59 ID:Kpn36j5v
>>886
乙ですー
乙女になって弱くなった感じですな

偽苗木君関係は渋のどんなに苗木君の姿になっても偽者と本物の違いはすぐわかるって言ってるの好き
935名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 16:06:14.23 ID:EWhwsHRp
なぜかシャープの公式アカウントが霧切さんの誕生日を祝っておられる…


SHARP シャープ株式会社 ?@SHARP_JP 2時間

(´-`).。oO(霧切響子さん、お誕生日おめでとうございます)
936名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 16:22:54.36 ID:pALZAaXn
未来機関の前身はシャープだったか
937名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 16:23:01.68 ID:GqcSAHwp
何事だよwwwwwwwwwwwwww
938名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 16:26:00.69 ID:wbMmjzDn
ガチャガチャで当たった!
ttp://gazo.shitao.info/r/i/20131006162305_000.jpg
霧切さんの髪折れそうで付けづらい…
939名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 16:29:10.63 ID:YDuwjnsc
目の付け所がシャープ過ぎるな…
940名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 16:33:59.53 ID:FeR5nLKz
よし!これからシャープ買お(笑)
941名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 18:20:01.54 ID:my3cUv5O
シャープさんに祝ってもらえたのか
霧切さんもメジャーになったということか
942名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 18:58:56.49 ID:utO5m76U
霧切さんぺろぺろしたい
943名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 19:41:09.04 ID:tPxsBKpK
>>939
釣り乙って言おうと思って見に行ったら本当だった・・・
944名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 19:56:57.71 ID:Gs2e+Vpe
>>919みたいSS見たいんじゃ〜
945名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 20:13:00.71 ID:qKiUVT5C
霧切さん誕生日おめでとう!
946名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 20:15:47.26 ID:WgZQNSab
霧切さん誕生日おめでとう!

これはシャープ株を買うしかないな
947名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 20:16:20.75 ID:Q1pR/jr1
シャープさんに一体何がwwwwwww
何これ、マジレスすると、誕生日とHNを既定の場所に送ると当日に誕生祝いしてもらえる的なあれか?
ラジオ番組の「山下達郎のサンデーソングブック」で毎週やってる誕生日祝いのコーナー的なヤツなのか?
948名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 20:20:35.71 ID:l7oTffVx
霧切さん誕生日おめでとう、というわけでSS投下します
といっても構想練り始めたのが今日の朝だから出来は期待しないでください

「いい雰囲気のお店ね」
「気に入ってもらえたようでなによりだよ」

 10月6日。霧切さんの25歳の誕生日を祝うために、ボクは彼女を食事に誘っていた。

「でも大丈夫なの? ホテル最上階の高級レストランなんて、かなり値が張ると思うのだけれど」
「誕生日のお祝いなんだから気にしなくていいよ。お金もちゃんとあるし」
「そう……なら、いいけど」
「それじゃあ、乾杯しようか」
「ええ」

 ワインの注がれたグラスを持って、互いにそれをゆっくりと近づける。

「誕生日おめでとう、霧切さん」
「ありがとう、苗木君」

 ボクの言葉に微笑む彼女。小気味いいガラスの音が響くとともに、ボクの心臓も早鐘を打ち始める。
 ……やっぱり、霧切さんの笑顔は素敵だな。


 ボクと彼女は、同じ希望ヶ峰学園の卒業生。1年生の時に出会って少しずつ仲良くなり、3年生の時にボクが告白して付き合い始めた。
 卒業後は、ボクは大学に進んで勉学に(それなりに)励んで、どうにか新卒で就職することができた。その間、霧切さんは敏腕探偵として活躍していたようだ。
 ……交際すること約6年。仕事の方にも慣れてきて、今の職場でやっていく自信もついた。
 だから――

「苗木君? 手が止まっているけれど……お腹、すいていないのかしら」
「い、いや、そうじゃなくてさ。こういう雰囲気のところ初めてだから、緊張しちゃって」
「ふうん」

 慌てて料理を口に運ぶボクに対して、霧切さんは探るような視線を向けてくる。うう……なんだか考えを見透かされそうで怖いなあ。

「ぼ、ボクちょっとトイレに行ってくるよ」

 追及を恐れて、思わず席を外すという行動をとってしまった。一度言った以上取り消すわけにもいかないので、とりあえず男性用トイレまで足を運ぶ。

「……なにやってるんだろう」

 手洗い場の鏡には、満足に気持ちを伝えることもできないヘタレの顔が映っていた。
 つくづく己の踏ん切りの悪さを痛感する。もっとこう、たとえば大和田クンみたいに男らしくいけないものだろうか。

「すー、はー」

 深呼吸して、ひとまず心を落ち着かせる。
 ……自惚れじゃなければ、ボクたち2人の関係は良好そのものだ。十分に時間をかけてお互いのことを知り、ここまでやってきた。

「今さら尻込みしたってしょうがない」

 後戻りはできないと自分に言い聞かせ、男子トイレから通路に出たところ。

「あら、苗木君ではありませんか」
「え?」

 いきなり声をかけられたので振り向くと、そこにはボクのよく知る人物が立っていた。
949名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 20:22:19.30 ID:l7oTffVx
「セレスさん!」
「ごきげんよう」

 セレスティア・ルーデンベルク――本名は安広多恵子さん。希望ヶ峰学園時代のクラスメイトで、超高校級のギャンブラーという肩書きを持っていた女性。卒業後も毎年行われている同窓会で顔を合わせてはいたけど、こんなところで出くわすとは思いもしなかった。

「どうしてここに?」
「このレストランはわたくしのお気に入りなのです」

 なるほど、そうだったのか。確かにセレスさんが好みそうな雰囲気のお店だけど。

「そういう苗木君は……霧切さんとのお食事中でしょうか」
「えっ……どうしてわかったの!?」
「一番確率の高そうな選択肢を選んだだけですわ。あなたがこのような場所にひとりで来るとも思えませんし」

 ボクと霧切さんが恋人関係にあることは、同窓生には周知の事実だ。学生時代から付き合っていたのだから当然かもしれないけど。

「そろそろ婚約してもおかしくない時期かと思いますが」
「あ、あはは……それは、まだなんだよね」
「あら、そうでしたの。ですが、まったく考えていないわけでもなさそうですわね」
「……すごいね、セレスさん。ボクの事情が筒抜けだ」
「エスパーですから」
「それは舞園さんのセリフだよ」
「そうでしたね」

 口に手を当てて、上品に笑うセレスさん。成人して月日を重ねたことで、こういった仕草がさらに似あうようになった気がする。

「プロポーズするのなら頑張ってください。元クラスメイトとして応援しますわ」
「ありがとう、セレスさん」

 うん、なんだか勇気が湧いてきた。この気持ちが消えないうちに、早く霧切さんのところに戻ろう。

「………」
「セレスさん? どうかしたの?」
「いえ……婚約前ということは、まだ苗木君はフリーということでよろしいのですよね」
「え? まあ、籍も何も入れてないし独身なのは間違いないけど」
「それなら、今のうちにやっておきましょうか」

 何を、と聞く前に、ボクはその答えを知ることになった。

「んっ……」

 セレスさんの唇が、ボクの頬に触れている。柔らかい感触が、すごく刺激的だった。

「って、ええええっ!!」

 あまりに予想外な行動に思考が追いつかず、驚くことができたのは彼女がボクと距離をとってからだった。

「せ、セレスさん? なんで……」
「心配なさらずとも結構です。わたくしは、もうあなたのことは諦めていますから。今のは決別のようなもの……」

 それってやっぱり……そういうこと、なんだろうか。

「プロポーズ、うまくいくといいですわね」

 そう言って微笑むセレスさんの表情は、なんだかぎこちなくて、どことなく寂しそうに感じられた。
950名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 20:24:02.95 ID:T3jOGX9M
シャープのツイッターの中の人がはっちゃけてるのは結構有名
某牧瀬さんとか某鹿目さんとか、以前から色んな人の誕生日におめでとうしてるんだべ
霧切さんもそこに名を連ねるまでになったんだべ
951名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 20:24:54.42 ID:l7oTffVx
「遅かったわね」
「うん……ちょっとね」

 セレスさんと別れ、心が落ち着かないまま、ひとまずテーブルまで戻ってきた。あまり霧切さんを待たせるわけにもいかないからだ。

「顔が赤いわ。大丈夫?」
「そ、そうかな? 特になんともないんだけど」
「ひょっとして、女性に口説かれでもした?」

 彼女としては、なんでもない冗談のつもりで放った一言だったのだろう。
 ただ、その微妙に的を射ているようで射ていないような言葉は、もともと揺らいでいるボクの心を刺激するには十分すぎた。

「………」

 いろんな感情がないまぜになって、言葉が出てこない。そんなボクの沈黙を妙だと感じたのか、霧切さんの目がすっと細められる。

「……顔が赤いのは、女の人に迫られて興奮したから?」
「え!? いや、その、あの」
「何があったのか話してくれるかしら」
「べ、別に何かあったというわけじゃ……」
「ねえ、苗木君。私はあなたの正直な性格をとても評価しているの。だから……ね?」

 張り付いた笑顔がとても怖い。霧切さんのこんな表情を見たのは、学生時代に部屋の中に隠してあった『男のロマン』を片っ端から発掘された時以来だろうか。
 ……よく見ると、霧切さんの顔も少し赤い。おそらくワインによるアルコールがまわってきているのだろう。ぐいぐい問い詰めてくるのは酔っていることと関係しているのかも。
 なんにせよ、ここは正直に話すしかなさそうだ。

「……トイレからの帰りに、セレスさんに会ったんだ」
「セレスさんに?」

 意外な人物の登場に、霧切さんは少し驚いた様子を見せた。

「うん。たまたまこの店に来てたんだってさ。それで、ちょっと話して」
「話して?」
「別れ際に……頬にキスされたんだ」
「……っ!」

 大きく開かれる彼女の目を見て、ボクもあの時こんな顔をしてたのかな、なんてことを考えた。

「でも、セレスさんはボクのことをもう諦めたって言ったんだ」
「……そう。そういうこと」
「これって、やっぱり……」
「あなたの考えている通りだと思うわ。事実、彼女は在学中にもそういう素振りを見せていたし」
「そうなの?」
「ええ。あくまで私の推測だけれど」

 そこまで言って、霧切さんはグラスに残っていたワインを飲み干した。

「……キスされて、うれしかった?」
「え?」
「セレスさん、美人だから」

 そう尋ねる彼女の声はいつもより弱々しく、顔もうつむき気味だった。

「ボクは、霧切さんとのキスが一番好きだよ」

 だから、ボクはその問いに対してきっぱりと答えてやった。
 彼女がハッと顔をあげ、続いて申し訳なさそうな表情になる。
952950:2013/10/06(日) 20:25:19.68 ID:T3jOGX9M
あいや割り込んでしまった
>>948申し訳ない続けてくだされ
953名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 20:26:32.33 ID:l7oTffVx
「……ごめんなさい。変なことを聞いたわ。せっかくあなたが誕生日を祝ってくれているのに、こんなムードにしてしまって……馬鹿ね、私」
「そんなことは――」
「私はね、苗木君。あなたと一緒に過ごす時間が、とても心地良いのよ。だから、あなたのことになると欲張りになってしまう。ちょっとしたことで嫉妬してしまう。……まるで子供ね」

 自嘲的な笑みを浮かべる霧切さん。彼女がこういった弱い部分を見せることは滅多にない。
 滅多にないからこそ、きちんとフォローするのが彼氏の役目だ。

「でもボクは、そういうところを含めて君のことが好きなんだ。いや、そういうところがあるからこそ、かな」
「……どういう意味?」
「もし霧切さんがクールなだけの完璧な人だったら、多分ボクはここまで君のことを好きになっていなかったと思う。意外な弱点があったり、たまに子供っぽいところを見せたり……そういう可愛らしいところも、好きになった大きな要因な気がするんだよね」

 こういうことを本人の目の前で語るのは、なかなか恥ずかしいし勇気もいる。
 なので、勇気を出したついでにやるべきことをやり切ってしまおう。
 セレスさんも応援してくれたんだ。ここで決めなきゃ男じゃない。

「霧切さん。これ」

 背広のポケットから、小さな青いケースを取り出す。

「受け取ってほしいんだ」

 蓋を開けて中身を見せた瞬間、彼女は息を呑んだ。

「これは……!」
「びっくりした?」
「……ええ。レストランに入ってからのあなたの様子を見て、何かあるとは思っていたけれど……完全に、予想外」

 そう語りながら、銀色に輝く指輪を見つめる霧切さん。ここまで来たら、ボクにできることはただひとつ。

「ボクと、結婚してください。幸せにします」

 いろんなセリフを考えたけど、結局はシンプルなところに落ち着いた。ボクと彼女の間で、気持ちを言葉で着飾る必要はないと思ったから。

「……うれしい」

 そして彼女の返事も、素朴で純朴で、だからこそ感情が伝わってくる、そんな言葉だった。

「すごくうれしい。あなたにそう言ってもらえて、幸せよ。だから……喜んで、受け取らせてもらうわ」
「ありがとう」

 受け入れてもらえて、本当によかった。正直今、ものすごくほっとしている。

「手袋のサイズ、少しだけ調整しなくちゃいけないわね」
「別にずっと着けてなくてもいいんだよ? たまに2人きりの時だけ見せてくれれば」
「心遣いはありがたいけれど、私はずっと嵌めておくつもりよ。これは、私があなたのものであり、あなたが私のものであるという証だから」

 満面の笑みを浮かべる彼女につられて、ボクもどうしようもなく頬が緩んでしまう。

「式の段取りとか、いろいろ決めなくちゃいけないね」
「そうね。親族への挨拶も必要だし――」

 ……必ず2人で幸せになろう。そう誓った夜だった。
954名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 20:27:46.67 ID:l7oTffVx
終わりです。お目汚し失礼しました

これからは家電はシャープにします
955名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 20:49:26.65 ID:9vdZ6gnu
Great job!!!!!
l7oTffVx君のくせに最高ね!!
956名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 20:50:35.90 ID:ChZe7F8f
>>954
乙です!
大人な雰囲気のナエギリたまらんなあ

そして霧切さん誕生日おめでとう!
957natsu:2013/10/06(日) 20:58:59.88 ID:FeR5nLKz
>>953
乙です!
こういう雰囲気のSS好きなのに、自分はいつも堅苦しくなっちゃうから羨ましいです!

シャープの人がソニーの製品のゲームのキャラを祝うというのは地味に面白い。
958名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 21:03:03.61 ID:n3EGHY7q
>>954
GJ!素敵なプロポーズをありがとう!
そして霧切さん、お誕生日おめでとう!また一年、苗木君ともどもよろしくね!

ついでに明日は俺の誕生日なんだ!霧切さん祝ってくれ!
959名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 21:19:52.22 ID:Yk0eUUdI
霧切さん誕生日興味無さそうだから苗木君がプレゼント用意したら驚きそう
960名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 21:27:05.43 ID:9vdZ6gnu
そしてその時に限り、2の狛枝の如く何をプレゼントしても喜ぶんだな
961名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 22:18:41.97 ID:xs7EPBC6
962名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 22:35:12.96 ID:pdl58iJ5
学園にくる前の霧切さんは誕生日どうしてたのかな?
ひっそりと迎えてたんだろうか
963名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 22:36:58.09 ID:I9MoX6fm
そこはスピンオフに期待するしかねーわ
一巻で冬だから少し厳しいが
964名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 22:43:04.38 ID:iaWzUTHf
捜査では舞園さんのパンツに手突っ込んだりしてるのかな
965名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 23:27:55.69 ID:EWhwsHRp
一巻が十二月だからなあ
ダンガン霧切の中で霧切さんの誕生日をやるには、作中時間が十か月経過しないといけない
966名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 23:40:00.92 ID:UB77/DEe
霧切さんかわいいわ
967名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 23:59:00.09 ID:Yk0eUUdI
やっぱ本編の二人が一番好き
失った者を引きずりながら頑張るのがね
968名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 01:15:58.61 ID:BmYzLdEu
そういや今年は購買部の誕生日ツイートは無いのか
969名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 09:10:23.39 ID:vQVo+P6H
とりあえずそろそろ、次スレ立ててくるわ
970名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 09:12:54.94 ID:vQVo+P6H
【ダンガンロンパ】霧切響子はクーデレかわいい【FILE.19】
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1381104660/

今スレはSS豊富だったし、アニメの影響か活気もあったなぁ
次スレもこうあれ
971名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 09:49:24.02 ID:4MkxM4fF
>>970
新スレ乙です。>>970踏む前に立てるなんて意欲的すぐる。

アニメ前だかアニメ化直後はss減ってたけど、えらい増えたなホント。
ダンロン霧切も大きいと思う。
972名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 09:52:47.73 ID:6hljoGKc
>>970
973950:2013/10/07(月) 11:16:26.89 ID:piihFk5e
>>970
おーつおーつ
974名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 12:11:38.45 ID:q2o2/Uua
乙だがスレ立てはきっかり当該レス番踏んでからでもいいと思うぞ
975名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 12:31:57.59 ID:t8yRX/Z3
>>970
乙です!
976名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 13:47:01.94 ID:VR6aa3cK
>>970
977名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 14:24:21.19 ID:PziAIVuc
さて、誕生日が終わって三日後はいよいよリロードか
まだまだ祭りは終わらんな
978名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 14:58:23.95 ID:zr8tSBIv
2ちゃんねるまとめで、とんでもない誕生日SS?を見つけてしまった・・・
979名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 16:08:37.85 ID:YzoIpK2p
まず埋めようぜ
980名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 16:56:32.08 ID:4MkxM4fF
ssまとめする前に落としたらssまとめに支障をきたす危険性もなくないか?
でも流石に過去ログ行きする前にまとめられるか。
981名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 17:32:31.69 ID:55mZq0oY
専ブラ使いなさい
982名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 18:05:45.26 ID:EDHK8S9Z
ココロンパして貰えるのはパンツか靴下か手袋か……それが一番気になってるw
983名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 18:20:36.57 ID:Io7xPoH8
人前で手袋を奪うのは可哀想
パンツは暗黒のヴェールに包まれているべき

ということで靴下を推す
984名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 18:44:32.06 ID:vQVo+P6H
スレ埋めにSSなぞ
一日遅れたけど誕生日SSということで
985※ナエギリ生誕祭:2013/10/07(月) 18:46:33.11 ID:vQVo+P6H
 視界は常に不定形を象り、ぐにゃぐにゃとした線が、シャボン玉の表面のように毒々しい色合いで混ざり続ける。
 不快感で身体がくず折れそうなのに、私はそこに存在を固定されたまま、指一本動かせない。
 浮いているのか、沈んでいるのか。確かなのは、地に足を付けていないということ。

『―――霧切さんの笑った顔って、すごく可愛いんだよ』

 エコーのかかった声が、脳天から響く。
 次いで、線が少しずつ寄れて、見慣れた笑顔を形作った。

 よく見知った、少年の。

『……■■君のクセに、ナマイキね』

 ザザー、と、テレビの砂嵐のような音に削り取られる。
 彼が誰かを私は知っていて、けれどもその存在を思い出すことは出来ない。
 酷く不思議な心地だ。彼の声も、表情も、何もかもに靄がかかっていて。

 けれど、それがかけがえのない大切な存在ということだけは、覚えている。


(……、…やめて)

 私は虚空に呟いた。

 その悪夢の続きを、知っている。
 その『私』が、自分でも知らないくらいに蕩けた笑顔で、彼の手を取った。
 驚いたような少年の視線に、『私』がしたり顔で返すと、はにかみながらも指を絡めて、二人の視線も、絡まる。

 『私』も、相手の男の子も、幸せそうに、そして気恥ずかしそうに、互いを見つめている。


 ―――、どちゃ。


 唐突だった。
 幾度も見たはずなのに、脳がその情報の処理に追い付かなかった。

 音。―――肉の、潰れる音。
 匂い。―――人の脂と、血の匂い。

 絡めていた手の、肘から先が、ぶらん、とだらしなく宙に揺れる。

『…………え、…?』

 『私』が目を見開く。
 先程まで少年の笑顔があった、その視線の先には、やはり見覚えのある無慈悲な鉄塊。
 放射状に飛び散った『誰か』の血が、『私』の足まで汚していた。

『……■■、君…?』

 失ったことを受け入れられずに、『私』の声が、縋るように名前を呼ぶ。
 当然、返事は返ってくるはずも無い。
986※ナエギリ生誕祭:2013/10/07(月) 18:47:26.71 ID:vQVo+P6H
「あ、あっ、あぁ、…い、やぁあぁああ、―――――――……っ!!!」

 不定形の世界に、慟哭が響き渡る。
 私の声か、それとも『私』のか、区別はつけられない。

 喪失の痛みには、慣れていたはずだった。
 幾度も私は、自分の大切なものを取り零して来たのだ。
 なのに、どうして、こんなに、辛い。

『…そりゃそうでしょ。君は、失ったんじゃなくて、自分から捨てたんだから』

 しわがれて愛嬌のある、それ故におぞましい声が響く。

『■■君は、霧切さんを守るために、霧切さんが不利になる情報をずっと隠してたんだよねぇ』
「っ…」
『それで自分が不利になっちゃって…でも、霧切さんは■■君を助けなかった』
「…違、」

 違う。そう、言い切りたかった。
 私だって、彼を助けに向かった。
 けっしてこの信頼関係は、一方通行じゃない。

 けれど、

『■■君は、そう思ってるかなぁ?』

 ぐるん、と、不自然な可動で、『私』の首が九十度周り、此方を向く。

『釣り合わないと思わない? 苗木君は文字通り、命を賭けたんだよ?』

 『私』の顔が、―――目がドブのように濁っている以外は、だが―――語りかけてくる。
 声はあの悪夢のような人形の声のまま。
 『私』が、私を責める。

 頭がおかしくなってしまいそうだった。

『君は、絶対に戻れる保障があったじゃないか。苗木君が助かったのなんて、文字通り幸運だったからだよ』
「私、だって…保障なんて、なくても、」
『そもそも君は自分可愛さに、自分が一番大切なものを捨てたんだもん。それで辛いだなんてお門違いじゃない?』
「う、ぅ……あ、」

 肺が、痙攣するように呼吸をする。

 違う、私は、彼を見捨てようなんて、そんな、

『ねえねえ、どんな気持ち? 自分を無償で、命を張ってまで助けてくれた男の子を見捨てて、今どんな気持ち?』
「あ、ぃや、ぁ、」

 喉が震える。否定したくても、声なんて出せなかった。
 逃げ出そうと必死で足を動かすけれど、その場からは一歩も動けない。

 濁った瞳の『私』が、正面から近づいてくる。

『ねえねえ』『ねえねえ、どんな気『んな気持ち?』切さん『の子を見捨てて』霧切さ『ねえ、どんな気持』


「―――霧切さん!!!」
987※ナエギリ生誕祭:2013/10/07(月) 18:48:21.84 ID:vQVo+P6H
 ビク、と、体が反射で大きく震えて、机が軋んだような音を出した。

 じわりと現実の重さが返ってくる。
 頭に鈍痛が奔る。固定されていた腕の関節が痺れている。
 堪えるように、ゆっくりと目を瞬かせた。

「だ、大丈夫……?」

 聞き慣れた声。
 子犬が飼い主を気遣うような目が、此方を覗き込みに来る。

「……苗木、君?」
「霧切さん、疲れてるんじゃない? すごく苦しそうだったよ」

 確かめるように、男の子の名前を呼ぶ。
 締め付けられるような心地がして、此方を覗き込むその顔を直視できずに、目を逸らしてしまう。

「ごめんなさい、その……」
「気にしないで。少しくらい転寝ても罰は当たらないよ」

 優しい言葉と共に、渡されたマグカップを手に取る。
 気を利かせてくれたらしい、ミルク抜きのアイスコーヒー。
 ふと額に手をやると、酷く汗を掻いていた。前髪が張りついている。襟元にも汗が滲んで、気持ちが悪い。

 あの夢を見るときは、いつもこうだ。


 チク、タク、と、壁掛けの時計がゆっくり秒針を刻む音。
 事務所にはどうやら、私と苗木君しかいないらしい。

「……シャワーを浴びてきても良いかしら」
「えっ? あ、う、うん……その、どうぞ」
「いつかみたいに、覗いてみる?」
「は、はは……」

 耳まで赤くなった男の子に微笑ましさを覚えながら、備え品のバスタオルを肩にかける。
 どうせ自室に戻るまであと一時間、電話番以外にすることはない。

 例の一件以来、世界は緩やかに、絶望から立ち直りつつある。

 未来機関の黎明期は終わり、これからは少しずつ人も増え、復興に携わっていくことになるだろう。
 今は、いわば次のステップに移るための準備期間。
 仕事と呼べる仕事はほとんどなく、交代で事務所の番をするのが私たちのせいぜいの仕事になっていた。


 ボイラーが上がりきる前に蛇口を捻り、温められる前の冷水を、そのまま頭から被る。
 ゆるゆると、背を足を伝って水が流れていくのを感じながら、私はつい先ほどの悪夢を思い出していた。

 あの男の子の像は他でもない、苗木君。
 私の中で、彼がどれほど大切な存在になっているかは、自覚している。
 そしてだからこそ、それを失ってしまう恐怖に、私は怯え続けてもいる。

 あの学園で、『失ってしまったことへの恐怖』を、私は知ってしまったのだ。
 絶望から再生していく世界で、私一人が恐怖に取り残されている。
988※ナエギリ生誕祭:2013/10/07(月) 18:49:25.01 ID:vQVo+P6H
 身を絞めるような冷たい水は、いっそ心地よかった。
 体が生理的に震えようとするのを、奥歯をかみしめてぐっと堪える。

 夢の中の影は、滑稽な女だ、と私を笑った。
 一度は我が身可愛さに見捨てた相手を、かけがえのない大切なものだと言い張り、そして失うことを恐れている。
 違う、と幾度も自分に言い聞かせた。
 自分が助かるためじゃない、とか、私だって彼の為なら、とか、言い訳なら何個でも浮かぶのに。

 きっとあの影は、私の良心か、潜在意識か。
 自分を納得させるための言い訳なんかじゃ耐えられないほどに、その潜在意識は根強い。

 それはすなわち、苗木君への、―――


「苗木君への、何……?」

 ぽつり、と自問した。
 答えは出ないまま、沈黙だけがまだ温い湯とともに、排水溝に流れていく。


―――――


 奇しくもその翌日は、私の何度目かの誕生日。
 もともと心待ちにしていたワケではなく、無感動に事務的に過ぎ去る、いつもどおりの平日。
 そのはずだった。

 寝床に就く前に、布団に沈み込むのがやけに心地よく感じたのを覚えている。

 その日はいつもの悪夢を見ずに、ただただずっと深みに沈んでいく夢。
 ずん、と、深く深く、腰が砕けそうになるほど、脳が蕩けそうになるほど、心地よく芯に染み込む深さ。
 目を覚まして、それまで沈み込んでいた分なのだろうか、苦しさと紙一重の浮遊感を感じた。

 天井が、ぐらぐらと揺れている。揺りかごの中にいるような。
 軽い吐き気と、鈍い寒気。
 薄ぼんやりと開けた目を強く閉じれば、頭の中で重い痛みが響いた。

 熱がある、確信する。

 当然だ、冷水を浴び続けて、ろくに身体も温めずに寝たのだった。
 答えを紡げないことなど分かっていたのに、彼の存在とあの悪夢だけが、ぐるぐると頭を回っていて。
 それどころじゃなかった、と言ってしまえばそれだけだけど。
 自己管理の怠慢。思わず舌を打つ。

 怨嗟の声でも上げようか、という体を無理矢理起こすと、ぱさ、と何かが胸元に落ちた。
 重みのあるそれは、湿ったハンカチだった。見覚えのある柄模様。

「あ、起きた? ごめん、氷枕の場所分からなかったからさ」
「……洋服棚の下」
「分かった。霧切さん、食欲ある? 適当に果物とか買って来たんだけど」
「今はいらないわ。……それよりも」

 とりあえず、隠すように布団の中の自分の姿を確認する。
 よかった、悪い酒のあとのような、下着姿のまま眠るという馬鹿はやっていなかった。

「……部屋に不法侵入者がいるようなのだけれど、どうすればいいかしら」
989※ナエギリ生誕祭:2013/10/07(月) 18:50:25.56 ID:vQVo+P6H
 きょとん、と流し台に立っていた少年が、こちらを振り返った。
 どこから引っ張り出して来たのか、若草色のエプロンを首元から下げている。

「泥棒でも入ったの?」
「さあ、どうかしら。 あなた、何か盗んだ?」
「え、僕?」

 心外だ、と言わんばかり、眉根を寄せる。

「霧切さんが昨日、電話してきたんじゃないか」
「…は?」

 枕元に手を伸ばして、履歴を確認する。
 発信欄に、『苗木誠』の表示が並んでいた。
 午前一時から二時にかけて、三件も。

 思わず頭に手をやった。記憶違いということではないらしい、悲しくも。

「……その、電話で私は、何を」
「うん? 分かんないけど、なんていうか、ずっと僕の事を名前で呼んで」
「……もういいわ、だいたい分かった」

 思いだすことに危機感を覚えて、彼を止めた。

 ぶわり、と熱とは別の浮遊感が、胸の奥から広がってきた。
 とんでもなく恥ずかしいことをしてしまったのではないだろうか。
 この発信履歴を削除したら、無かったことにはならないだろうか。

「ごめんなさいね、重い女で」
「うん?」

 恥ずかし紛れに、茶化してみる。
 が、すぐにこの手の策は彼には通じなかったことを思い出した。

「霧切さん、いつも頑張ってるから。たまには僕のことも頼ってよ。ね?」

 眉根を下げて、ふわり、と子犬のような笑み。
 見事なカウンターである。
 頬が、爆ぜるように熱くなった。
 熱が上がった気がする。

 皮肉や嫌味は、どうも彼には通じない。
 天然なのか、計算でやっているのか、どちらにせよタチの悪いことだ。
 布団を手繰り寄せて、火照ってきた顔を隠す。

「一応、本部には連絡しといたから。とはいっても、僕も霧切さんも今日は非番だけど」
「……何と言って連絡したのかしら」
「うん? 昨日の夜から具合が悪いみたいなので、って」
「貴方ね、その言い方じゃ、」

 まるで。

 私が昨日の夜から、貴方と時間を共にしていたみたいじゃないか。
990※ナエギリ生誕祭:2013/10/07(月) 18:53:24.36 ID:vQVo+P6H
「えっと……不味かった、かな」
「……別に。困るのは、どうせ貴方の方だもの」

 子犬が首を傾げる仕草。訂正させるのも馬鹿らしく感じたので、とりあえず背を向け、布団の中で楽な体勢を取る。
 別にそれで誤解されたとしても、いや、気恥ずかしいのは確かだけど、困ることはない。
 からかってくるような輩がいれば、言って聞かせれば済む話。

 ふわり、と鼻孔に芳しい香りが届く。
 ぐつぐつと、沸騰している音。ザク、ザク、とリズムよい拍子は、野菜か何かを切っているのだろう。

 此処、すなわち未来機関の社宅は、どの部屋も大抵同じつくりをしている。
 白塗りの壁に、備え付けのコンロとユニットバス。
 苗木君にだけは、いざという時のために部屋の鍵番号を教えてあった。
 私が体調を崩した時や、仕事が溜まっている日なんかは、こうしてご飯を作りに来てくれる。
 ……彼が度を越した世話焼きなのか、それとも私が無精すぎるのだろうか。

「今はいらない、と言わなかったかしら」
「大丈夫だよ、冷めても美味しいから」

 的外れな返答に、肺の底からため息が出てくる。

 彼の料理が気に食わないわけじゃない。
 そうやって気を遣わせてしまっている自分自身が嫌だ。
 負担や重荷にはなりたくないのに。
 ただでさえ、彼は引きずってしまう人なのに。

「……何を作ってるの?」

 ベッドから身体を引っ張り起こす。反動で逆方向に沈んでいきそうになるのを、なんとか堪える。
 冷蔵庫には、薬と飲み物しか入っていなかったはずだ。

 玄関側の廊下に、大きなビニール袋が二つ。

「卵雑炊……の、ちょっとアレンジかな。鳥胸肉を塩茹でした残り汁で煮込むんだけど」
「相変わらず、手が込んでるわね」

 鍋の様子を見ながら、片手間で卵を溶く。
 彼の調理する姿を見ていると、不思議とお腹が空いてくる。
 餌付けでもされているようだ。語感の割に、満更でもないのはどうしてだろう。

「本当はもうちょっと、豪勢なものを作りたかったんだけどね」
「え?」
「今日。霧切さん、誕生日でしょ」

 言われて、はた、と思わず口に手を当てる。
 誕生日を忘れていたわけではない。
 同期の仲間、すなわちあの学園生活の卒業生同士で、簡単なパーティを催すと連絡があったのを思い出した。

 なぜわざわざ本部にまで連絡を、と思ったけれど、そういうことか。
 主役が病欠では、パーティも何もあったものじゃない。
 きっとそれに備えて、計画も準備も進めていたのだろう。

 私の看病のために、中止にして、来てくれたのだ。


「……ごめん、なさい」

 自分の声に驚く。あまりにも弱々しかった。
 無意識に、謝罪の言葉を口にしていた。
991※ナエギリ生誕祭:2013/10/07(月) 18:55:14.18 ID:vQVo+P6H
連投規制あるので、一旦区切り。続きは思いついたら、新スレで。
次スレも霧切さんかわいい!
992名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 19:19:15.86 ID:l7D1xqOt
>>991
それに賛成だ!
SSの続き、期待して待ってるぜ!
993名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 19:26:49.28 ID:yu0wT47+
>>991
GJです!続き、楽しみにしてます!


霧切さん愛に溢れすぎて、初めての2ch、初めてのSS投下、
初めてのpixiv、初めてのフィギュア、初めてのPSVita……
短期間で手を出したものが多すぎるw
994名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 19:40:18.48 ID:BmYzLdEu
これは続きが気になるではないか…
新スレで待ってるべ!
995名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 20:18:49.85 ID:1S6tLmJG
>>991
GJ!
後編待ってるぜ
996名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 20:22:34.82 ID:YFNybqZU
>>980
今規制かかっててまとめられてませんけど、ちゃんとIDなどは残して規制解除されたらいつでもまとめられるよう準備してあるので大丈夫ですよー

>>991
乙です!
997名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 20:34:58.56 ID:EDHK8S9Z
埋め切
998名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 20:55:40.94 ID:yu0wT47+
ガンガンSS書いてるけど、次スレでもどんどん投下して良いですか?
999名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 21:20:33.30 ID:dZS6D+py
>>999ならスクールモードで霧切さんのパンツが貰える
1000名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/07(月) 21:22:22.84 ID:9yQ/F21z
いいよ。大歓迎さ。
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