【ダンガンロンパ】霧切響子の正体は???の嫁Part10
私は最初から
>>1君を乙するつもりだった…
次スレを立てるのは彼だとわかっていたから!
待ってたよ
>>1クン!やっと立ててくれんたんだねー!
前スレ
>>995GJ
いい夫婦だった…
今スレでも活躍を期待させてもらうべ
>>1乙!
ところで霧切さんと砂浜でイチャイチャしたり遊園地でイチャイチャしたりできるキリギリアイランドの発売はまだですかね
ただの南国デートじゃないかww
もっと燃料をくれー寝不足で閃かん。
苗「とりあえず脱ごうか」
と言われた時の霧切さんの反応が見たいです
A.無言で睨まれる。
B.キョドる。「きゅ、急に…何を言ってるのよ…い、いきなり…そんな風に言われても…」
C.「そう…わかったわ」→躊躇なく脱ぎだす。
最初は冷ややかな目で睨んでいるけれど、
苗木君に真剣な眼差しでまっすぐ見つめ返されるうちに次第にキョドりだす霧切さんで
むしろ
霧「とりあえず脱ぎましょうか、苗木君」
苗「え? ちょ…き、霧切さん!? い、いきなり何を」
霧「何をボサッとしているの? 脱・ぎ・な・さ・い」
苗「ハ、ハイ…」
的な方向で
(よし、凄く楽しんでもらえたみたいだ。)
だったら俺得
恥ずかしい度か靴下>>>>パンツなのが謎
もしかしたら手袋>>>>>靴下>>>>>パンツだったのかな
つまり「とりあえず脱ごうか」した場合、脱ぐ順番はパンツ→靴下→手袋となるわけか
すなわち「全裸に靴下と手袋のみ」「全裸に手袋のみ」という状態が生じることになるな…
>>8 どうもだべ。
次回は最後の場面の伏線を回収し"真・ゲーマーと遊ぼう!"編を構想中。
あるいは前スレ
>>926みたいに学園長霧切さんを2のキャラと絡めてコメディな展開もいけそうだべ。
ついでにまとめwiki更新する方にお願いがあります。
未来機関SSは備考欄に"ネタバレ注意"とか一言添えてやってください。
霧切さんは父親の件と両手の火傷で、他人に心を開かないと決意したけど、
苗木きゅんの時だけは一生ゲームに取り込まれる可能性があっても即座にダイヴウするわ
「だからこそ、私たちはあなたについていった」とか以前とは考えられないくらいの信頼を見せている。
これって奇跡、なんて言えるかもしれまちぇんねえ。
いや1の時点でめちゃくちゃ信頼してましたやん
まるで忠犬のごとく扱いだったし信頼してたよ
苗木君いないとぼっちだよね
ネタで言ってるのか知らんが、ちゃんとパートナーとしての信頼関係描かれてただろうに
深く信頼してなければあの状況でいろいろ打ち明けたりはしなかったろうし
苗木君のことを認めていなければ「あなただけは何があっても希望を捨てないで」
なんて台詞も出てこなかっただろうね
>>19 更新したべ!!
流石葉隠さんは超高校級の占い師だべ!!もっと葉隠を褒めるべ!!
一応発売後の欄は隔離したし、SS内にネタバレ含まれてる奴は冒頭に注意文を挿入しました
一番最初からネタバレしてるやつは改行して初手では見えないようにしてるので大丈夫…なはず…
SS作者さんは勝手に文頭改造してすみませんです
たぶん前スレのネタは全部拾ったと思うけど、スクロールで見逃してた奴がありましたら補完おねがいします
七海ちゃんが出てくるのは俺得だべ
俺は俺で七海スレも盛り上げていくべー SS作るベー
霧切っちも葉隠さんにはお世話になってるって言ってたべ!
更新乙
2をきっかけにSSが今まで以上に増えてくれたらいいなあ
前いた職人さん達戻ってきてくれるかな
なんで葉隠が大量発生してるんだ……
七海と罪木スレに持ってかれたな
2でいい感じに妄想の余地が広がったのはいいことよの
未来機関で苗木と一緒に仕事こなす霧切さんとか
日向達の監察を名目に苗木と南国デートする霧切さんとか
戦いが終結した後普通の女の子…もとい探偵に戻る霧切さんとか
ifで残姉ちゃんと仲良くする霧切さんというのもあるな
江ノ島と苗木君が宿敵みたいな感じだったのを見て嫉妬する霧切さんが幻視出来た
江ノ島から「生理的に受け付けない」の前置きがあるとはいえ「好き」という告白があったし、
アレがもし霧切さんのいるところでの台詞だったら霧切さんも心中穏やかでないはずだ
何が言いたいかというと苗木君の他の女との関係に嫉妬する霧切さんが見たいです
未来機関の先輩のお姉様方に
「あなたがあの苗木誠君? 放送見てたわよ、すっごくカッコよかった!」
「テレビで見るより小っちゃくてかわいい〜」
とチヤホヤされてまんざらでもなさげな苗木君
そしてそんな苗木君の様子を見て面白く無さげにムスッっとしている霧切さんが見たいです
そして第二次スネギリ事件勃発へ…
あの放送みんな見てたんだよな
どこぞに霧切さんファンクラブとか出来てるかもしれん
苗木「ファンクラブ出来る霧切さんと僕なんかが釣り合うわけないよね。」
未来機関の先輩女性から、苗木くんの対応に説教される霧切さん。
「彼の優しさに甘えすぎると彼が離れる原因になるわよ」とか言われて膨れ面になったら俺得。
むしろ男性人気を霧切さんと苗木で二分してそうな悪寒
>>34様こうですかわかりません
私たちがあのコロシアイ学園生活を乗り切り。希望の象徴として全国にTV放映されていたのは知っていたが。
そのことにこんな反響があるとは思いもよらなかった。
「あなたがあの苗木誠君? 放送見てたわよ、すっごくカッコよかった!」
「テレビで見るより小っちゃくてかわいい〜」
「そ、そんな……///」
「ねぇ? 彼女いるの?」
「どうかな苗木君? わしの娘なんかは」
「いやぁ……恐縮です。僕なんかに……」
………………なによデレデレして。
私が昼休憩から戻る際にロビーを通りかかったら、彼の姿が見えた。何人かが彼を囲んで談笑してる。つい癖で物陰に身を潜め聞き耳を立ててしまった。
どうやら機関の仲間たちと話しているようだが。
………………。
人類史上最大最悪の絶望事件により、世界中が絶望に覆われてもなお希望を捨てなかった人たちが学園を出てすぐの私たちを保護してくれた。
おそらくコロシアイ学園生活が始まってすぐに救出に向かってくれた人たちの仲間なのだろう。
彼らは“希望機関”の人間だと名乗っていた。
そして私たちを保護し、希望の象徴として機関に加わることを提案してきた。
無論断る理由もなく、彼らの一員として活動することを誓った。
最初の内はただのシンボルマークとして彼らの活動を手伝っていた。絶望を払拭し、希望を取り戻す手伝いだ。
あの放送のおかげで、希望を取り戻す人のペースが増したらしい。
実に激務だった。だったが『希望は絶望に負けない』という彼の言葉が現実になっていくのは、嬉しくもあり誇らしくもあった。
そして私が“超高校級の希望”と認めた彼の人気は凄まじいものがあった。
絶望に取り付かれた者にとって彼は、忌避し、憎むべき対象ではあるが、逆に希望を見出した者からは、尊敬され、歓待された。
何度となく危険な目にあっても絶望に打ち克ち、希望の言弾をぶつけ続けた。
そうして希望を取り戻せた者は勿論、もとより希望を保ち続けた者からは、本来ただの高校生であるはずの彼の前向きさ――すなわち“希望”により魅了されていった。
それがこの結果である。
確かに彼は魅力的だ。ああ見えて勇敢で、正義感に溢れて、バカがつくほど正直で、誰にでも分け隔てなく接して……こんな私にも。
実に行動力があって、それに彼の功績は皆が知るところだし、絶望の淵から救われた人からは教祖の様に崇められているようだし……。
彼が人気者なのはいい、別に構わない。それは彼が頑張ってきた事に対する正当な評価だ。
だけど、彼が異性に、女性に人気だとなぜか胸がざわつく……今まで経験していなかった感情だ。苛々する。
別に彼が人気者でもそれは当然の事なんだから。でも…………。
私たちは黒幕の江ノ島盾子に記憶を奪われた。ただその記憶も未来機関によって取り戻すことが出来た。
その記憶の中で私は彼に特別な感情は抱いていなかった。けれど、彼は誰にでも分け隔てなく接してくれるので、私の一番親しかった友人ではあった。……ただの友人のはずだった。
学園生活の記憶を取り戻したのにも関わらず、彼に抱くこの気持ちは何なのだろう。
友情? それとも、影に生きる私にはあんな風に構ってくれる人が居ないから人気者の彼に対する嫉妬?
それともまさか…………。いや、それは違うだろう。
ちょっと気分が悪いのだろう。私も彼に劣らず激務をこなしているのだから。それに不可思議な苛立ちを覚えるここを、一瞬でも早く離れたい。
私は彼と違って、希望を与えることは得意じゃない。ただ事実を突き止め、その証拠を叩きつける事しかできないもの。
精々染み付いた探偵としての才能を活かした、諜報活動のような裏方の仕事だが。
私が浴びるべき賞賛はクライアントからだけでいい。別に、彼に労って欲しい訳じゃない。
まるで彼から逃げるように足早にロビーを去った。
なぜ私が逃げる必要があるのか。チラリと振り返って彼を見るが、こちらに気付きもしない。余計に苛立った。
一旦気分を落ち着ける為に自室へと向かった。
その途中で、最近機関に入った男性に出会った。どことなく彼を彷彿とさせる、私より背が低い男性だからよく覚えていた。
私の進路の前に立ちはだかると、開口一番
「好きです。僕と付き合ってください」
と唐突に告げてきた。
「え?」
余りにも想定外の事態に、思わずそんな疑問符が口をついた。
「あのコロシアイ学園生活からずっと憧れていたんです」
「……からかっているのかしら。だったら相手を選ぶことね。私は今凄く不機嫌だから」
目の前の彼には何の咎もない、ただ少しばかり鬱憤を晴らそうと睨んだ。
「からかってるわけじゃないです。あなたのことが好きだから。好きだからこの未来機関に所属したんです」
私の鍛え抜かれた観察眼が、彼の決意読み取った。……どうやら本気らしい。
「物好きな人も居たものね……」
呆れと関心がすこし苛立ちを紛れさせた。
「霧切さん、今付き合ってる男性っていますか?」
「……いないわ」
積極的にグイグイくるみたいだ。……どこかの彼にも見習ってもらいたい。いけない……目の前の彼に失礼だ。
「だったら僕と」
「ごめんなさい。気持ちは嬉しいけど、私はあなたの事知らないし、悪いけど今はそれどころじゃないの。分かるでしょ?」
――そう、それどころじゃない。世界はまだ完全に希望を取り戻していないし、苗木くんが発案した計画の準備が忙しい。
「じゃあ好きな――」
「悪いけど用事があるから」
彼の言葉を途中で遮って、つかつかと廊下を歩く。
「僕諦めませんからー」
背後から何か聞こえたような気がしたがそれを無視した。同時に、この場に居ない私のストレスの原因が頭をよぎった。
今日の分の作業を終え、珍しく彼が誘ってくれた夕食をとりに食堂へ向かう。
再びロビーを横切ろうとすると、またもや昼間を彷彿とさせる光景を目にした。ただし今回は女性一人だったが。
自然に横切ればよかったのだろうか、またもや物陰に身を潜め、聞き耳を立てた。身についた習性はいかんともしがたい。
同時に胸がモヤモヤする。不思議だ。隠れず堂々とすればいいのに。なにか後ろめたい気もする。
「何ですか話って?」
「あのね、キミって鈍感だから単刀直入に言うね……私苗木君の事好きなの」
「えぇ!? 僕をですか?」
「そうなの。あなたって一見頼りなさそうに見えて実は凄く頼もしいし、凄くカッコいいじゃない」
「いや、でも他にもカッコいい人は……」
「私みたいな年上の女性はイヤ?」
「いや、その……」
「それとも実は彼女がいるとか?」
「……いませんけど、好きな人なら……」
「あぁ〜残念。ちなみに好きな人っていうのは?」
「えぇ!? 言わないとダメですか?」
「勿論、私を振ったんだから」
「……僕が好きなのは一見とても冷たそうに見えるんですが、実はとても優しい霧切さんです。どんなに辛い現実があろうと、諦めずに真実を追い求める事を僕に教えてくれて」
「僕が超高校級の希望。なんて名乗らせてもらってるのも彼女のおかげで。あの辛いコロシアイ学園生活を、絶望に打ち克つことが出来たのも彼女のお陰なんです」
「記憶を奪われる前から、気になる存在でした。それがあの絶望を乗り切ったことで好意に変わって」
「僕の記憶だと彼女はそうでもないんですけどね……。でも僕の一方的な想いでも構わない。時間はまだあるんですから少しずつ好意を抱いてもらえれば」
「……そっか……諦めて私にすればいいのに」
「僕は前向きなのが取り柄ですから。すいません」
「謝らないで、私を振ったんだから精々お幸せにね」
彼女がロビーを離れ、食堂と逆方向に走っていった。
……とんでもないことを聞いてしまった。まさか苗木君が私の事を……
そんなまさか……だって私は…………記憶を失っていたとはいえ、少なくとも大事な友人を、隠された謎を解くために見殺しにしかけたのに。
嘘……。でも彼の言葉は……。
思考が上手くまとまらない。こんな経験も生まれて初めてだ。いや、父を失ったとき以来か……。
必死で思考をまとめようと、一旦ロビーを離れた。彼に見つからないように。
ロビーを少し離れたところで昼間の彼に遭遇した。
「霧切さん、どうかしたんですか?」
「なんでもないわ、今急いでるの」
彼にかかずらってる暇はない。どうしよう苗木君と夕食の約束があるのに……。いや今回は断ろうかしら……。
どんな顔して会えばいいのかしら……私をここまで悩ませるなんて苗木君の癖に生意気よ。
「……霧切さん」
「今急いでるの」
「他に好きな人がいるんですか?」
「っ!?」
無視しようと思っていたが、彼の一言に思わず反応してしまった。
ダメだ……私がここまで心乱されるなんて……。頭の中がグチャグチャだ。苗木君の事ばかり考えている。
「その反応はやっぱり……」
「何のことかしら」
極力冷静を装って聞き返すも、やはり苗木君の顔ばかり浮かんでくる。ダメ……落ち着いて、落ち着くのよ。
「苗木君ですよね?」
「!!!」
露骨に反応してしまった。これ以上ぼろを出す前にここから立ち去らないと。
「……そんなはずないじゃない。私が? 苗木君を?」
「僕、知ってるんですよ。十神さんから聞きました。霧切さんが苗木君に言った言葉を」
「そう……聞いたのね。まぁ、事実彼と一緒に行動しているものね。勘違いされてもしょうがないわね」
あのコロシアイ学園生活での彼を思い出す。決してどんなに絶望的な真実でも、目を背けず、友の死を乗り越えずに引きずっていくと誓った彼の目を。
「ごまかさないで下さい。苗木君が好きなんでしょ?」
「…………」
苗木君が好き? ……苗木君が…………好き? なんだろうか。
でも仮にそう考えると、彼に対する複雑な気持ちも苛立ちも説明が付く?
改めて考える。あの時の私の気持ちを。記憶を失う前に抱いていた気持ちを。
私が彼を好き。……彼を…………好き。……好き。
私は彼が好き。苗木君が好き。好きなんだ。
「どうなんですか?」
「……そうね。私は苗木君が好き」
好きという気持ちを口に出した途端、凄く嬉しくて、温かくて、くすぐったいような気持ちで胸が一杯になった。
幸せ……なんだろうか。私は彼が好き。彼も私が好き。嬉しい。嬉しい。幸せなんだ。
「……そう、ですか……そんな嬉しそうな顔で言われたら、流石に身を引くしかなさそうですね」
「……ごめんなさい」
つい顔に出てしまったようだ。でも嬉しくて嬉しくて。こんなに嬉しいなんて思いもしなかった。
「どうか末永くお幸せに……僕は違う支部に異動願いを出しておきます」
「本当にごめんなさい」
彼に背を向け、来た道を駆け出した。
「遅れてごめんなさい」
「ううん、僕も今来たところだよ」
彼の優しさが嬉しい。彼が私の横に居るだけで嬉しい。
「あれ? どうしたの霧切さん。何かいいことあったの?」
「いいえ、別に。それよりも」
わからないようにいつもの様にしているつもりなのだけど、彼にはわかってしまう。そんなことも嬉しい。
「わっ……え!?」
「あなたが誘ったんだから」
私は腕を彼の腕に絡ませた。こうすれば、さっきみたいな余計なお邪魔虫は寄り付かなくなるだろう。
「は、恥ずかしいよ……」
「あら? エスコートしてくれないのかしら?」
「……うん、わかったよ」
そう言って私のほんの少し前を歩く。私より少し背が低いけれどとても頼りになる人。どうしようもなくにやけそうになる口を手で隠した。
さぁ後はどうやって彼の口から愛を囁いてもらうかだ。
「十神さん、あれでよかったんですよね」
「あぁ、これで俺に余計な世話を焼かなくなるはずだ」
「それより約束通りお願いしますね」
「この十神白夜。必ず約束は果たそう。十神家再興の折には二人とも重要なポジションで働かせてやる」
以上徹夜クオリティなのでそこら辺は勘弁してください。 おやすみなさい
かませ眼鏡さんwwwwwwwwww
GJwwwwwwwwww
GJ
やっぱり十神さんは俺達のリーダーだったんや!
しまったな、一応ネタバレ注意って書かないとダメだったな……。
明日からしばらく見に来れないけどその間に良質なSSが大量に更新されてますように。
ショーとしては最高だったろうなと悪趣味なことを言ってみる
最後には少年少女が格好良く勝つし
そういや二人きりで脱衣所に消えるところもばっちり放映されてるんだよな
いろいろ邪推する輩もいそうだな
俺とか
とりあえず脱ごうか、を苗木くんに言ってほしい。
火傷跡を見せたあのシーンも全国放送されちゃったんだよな…
どうして言わないのか見ている人みんなわかっていたのに
スネギリさんのところを中継されてしまうという不覚
どこまで視聴者は見せてもらえたんだろうな
モノクマによると着替えとかお風呂とかエッチなのはいけませんらしいが
>>53 ちょっとした痴話喧嘩からスネギリ事件が再発したりすると
周囲から
(あー…この光景、あの放送でも見たな)
(例のやつか)
(例のやつだな)
(ごちそうさまです)
みたいに2828される羽目になるわけだな
絶望の霧、切り払いて、世界に響きし子の産声か
誰が考えたのか知らないけどキザだね
>>53 あの仲直りシーンをモニター越しに見せられたら不謹慎ながらもニヤニヤせざるをえない
誰かが録画していたスネギリ勃発〜仲直りまでの一部始終をビデオ映像の第三者視点で見せられて、
羞恥で耳まで真っ赤になる霧切さんください
頭にカップ麺乗ってるのに気付かずキリッとしているところを霧切さんの前で延々リピートしたい
ああ霧切さんが苗木君とあれこれして子供の産声を世界に響かせちゃうんだね
とか考えてしまった俺は七海ちゃんに土下座するべきですかね
>>60 大丈夫だ、俺も同じことを考えた
だから一緒に霧切さんになじられてこようぜ
まあそれはともかく、「絶望の霧切り払いて」ってのはいいフレーズだ
若干のガンダム臭がするけど
ちょっぴりヤミギリさん風味
「霧切さん!大丈夫?」
「ええ。なんとかね」
汗ひとつ垂らさずに、霧切さんはあくまで冷静に玄関のドアの鍵を閉め、チェーンをかける。
霧切さんの話によれば、僕の家に超高校級の絶望の残党が向かっているとの未確認情報があったらしい。
無いとは思うが万が一の事があるかもしれないという事でこうして駆け付けてくれたみたいだ。霧切さんは優しいな。
「未来機関の重要メンバーである苗木君を狙う…あり得ない話ではないから、念には念を入れないとね」
霧切さんは心配そうにつぶやくと、持っていたビニール袋から長い鎖を取り出し、ドアをがんじがらめにして強く縛り付ける。
さらには板を用意し、絶望しそうなバットで小窓にガコンガコンとクギをさしていく。
「ちょ…いくらなんでもやりすぎじゃ」
「ここは7階だから、外から入るとしたらこのドアと廊下に面してる備え付けの小窓くらいしかないの。苗木君。これは貴方を守るためなのよ」
霧切さんの気持ちは非常にありがたい。
しかし、鎖でごちゃごちゃに備え付けられた扉や、板で補強された窓を見るとなんとも言えない気持ちになる。
まるでいつぞやの絶望学園のようだ。
とりあえず満足したのか、霧切さんはくわえていたクギを小箱に戻し、バットと共にビニール袋にねじ込む。
「ふう。これだけやれば大丈夫のはずよ。さてと」
霧切さんは次にリビング全体に目をやった。
何か仕掛けられていないか、観察しているのだろう。
銀色の艶やかな髪をふわりと揺らしながら辺りを見回していく。
デスク周辺に歩を進めた時、何か気になるものでもあるかのようにぴたっとそこで止まった。
「…苗木君はいつからタバコを吸うようになったのかしら?中に2、3本入っているようだけど」
「ぼ、僕が吸ったわけじゃないよ!この前来た人が置いてったんだよ」
霧切さんは指を口元まで動かし、悩む仕草をする。そして何かを思い出したかのように口を開く。
「…まあそうね。メンソール入りは女の子に人気あるから」
「そうらしいね」
途端に霧切さんの腕がピクッと反応する。
何かに気づいたかのように、まるで証拠品でも発見したかのように、その箱をデスクにポンっと落とす。
顔を少し伏せ、凄みのかかった霧切さんの口元は笑っていた。
「どうしたの?」
「…なんでもないわ。ところで苗木くんの部屋はどこかしら?もしかしたら危険物が仕掛けられているかもしれないし…」
確かに、僕がいない間に家に忍び込んだ可能性はある。
そんな痕跡はまったく見られなかったけど、霧切さんは用心深いから仕方ない。
「そこのドアを入った所だよ」
「そう。分かったわ」
僕は何の躊躇もなしに霧切さんを部屋へ招き入れる。
霧切さんは部屋へ入るなり丹念に部屋全体を観察する。
観察眼でも発動しているのだろうか、テキパキと見るべきところを確実に潰していく。
「意外と綺麗な部屋ね。男の子の部屋なんてもっと汚れている物だと思ってたけど」
「暇な時は掃除すると心が落ち着くんだ。ほら、僕は掃除が得意だから」
「…初めて聞いたわ」
霧切さんは背を向けながら作業を続けていると、何かを発見したのか、かがんで棚に手を深く突っ込む。
その手に握られていたのは小さめの酒瓶だった。
あれは確か…
「これは…開封済みのビール瓶かしら?苗木君。貴方という人がよくわからなくなってきたわ」
「ち、違うんだ!それも前に来た人が置いてったんだよ!本当だよ!」
「…怪しいものね。まあいいわ。なら……!?」
血相を変えて酒瓶の口を見つめる霧切さん。まさか毒物でも付着していたのだろうか?
素人目では分からなくとも、類稀なる観察眼を持つ霧切さんなら話は別だ。
光に照らして何かを確かめると、満足したのか、すぐに落ち着いた表情になった。
「苗木君。ちょっといいかしら?」
「う、うん」
にっこりと僕に微笑みかける霧切さん。口元は弧を描いて微笑んでいるけれど目が完全に座っている。
どんよりとしたその瞳を見つめるとぐいぐいと吸い込まれそうになる。
膝をおろして鋭い視線から背けるように酒瓶に目を向ける。
「この瓶の口…ほら、分かる?瓶から直接とは豪快ね」
「な、なに…あ!」
灯りに照らされた口に目をやると、うっすらと口紅の赤色が浮かび上がった。
咄嗟に拭き取ろうとしたけど、霧切さんがそんな愚行を見過ごすはずもなく、伸ばした手はバシッとはたかれてしまう。
「…苗木くん?ここまで言えば分かるわね?これってどういうことか?私が何を聞きたいか?」
「いや…その…」
「それにタバコの件。メンソール入りは女の子に人気あるからって私が言った時に、そうだねって頷いたわよね?
吸ったのが男なら、反論して叱るべきじゃないかしら?苗木君?どこの女を連れ込んだのかしら?」
微妙な身長差がさらに開くように、ゴゴゴとでも音がしそうなほどに霧切さんの威圧が増していく。
鋭い目付きとは裏腹に、緩やかな線を描く口元は僕に恐怖を与えるには充分だった。
「き、きりきりさん」
「あ?」
「…霧切さん。違うんだ。それはその…ほら!未来機関の先輩が料理を作ってくれるっていうからお言葉に甘えさせてもらっただけなんだ!」
「タバコに酒…随分と陽気な気分で料理を作ってたのね。それとも、料理されたのは誰だったのかしらね」
ふふふと乾いた笑いが辺りに響き渡る。胃に穴でも空きそうな気分だ。
「そうじゃなくて…ほら…その…な、なんか僕の部屋で酒のみたいって言うからさ。先輩だし上司だし、付き合わない訳にもいかないでしょ?」
「料理云々は嘘と認めるのね?」
「…はい」
どう弁明しても霧切さんには全て見抜かれてしまうということが身に染みて分かってしまった。
先輩を呼んだのは確かだけど、泊まったりしたことは無くて、ただ普通に話を楽しんで終わったんだ。
「呼んだ先輩の名前を教えてくれる?ちょっとお近づきになりたいから」
「絶対何かするつもりでしょ!」
「…まあ、苗気君が教えてくれなくても…なんでもないわ」
霧切さんは妖しい笑みを浮かべて、部屋のドアをかちゃりと閉める。
「え…霧切さん?どうして閉めたの?」
このドアを閉められてしまえば窓を開ける他に出られそうな所はない。もうここに用なんて無い気がするんだけど…
「気付いてないのかしら?苗木君。貴方に逃げ場なんてもうないのよ」
「それってどういう…」
「絶望の残党が向かっているって話…アレは私の嘘よ。全てはそう、この時のため」
「な、なんだって!」
残党が向かっているのは嘘!?
どうしてそんな嘘をつく必要が…それになんだか霧切さんの様子が変だ。
一歩一歩着実に僕に向かってきている。
けどその背中に背負う禍々しいものを感じ取り思わず一歩引いてしまう。
そうして壁際まで追い詰められた時、霧切さんは心底楽しそうに口元を歪ませた。
「前々からなんか怪しいと思ってたのよね。私の知らない所でこそこそ女の子と話したり、私を目にすると電話を切るし。
でもここに来て確信したわ。苗木君、貴方は少し矯正する必要があるようね…」
「き、霧切さん?今日も綺麗だね?」
「覚悟しなさい…泣いても許してあげないから」
今はおだてても何しても逆効果みたいだ。
すぐさま逃げようと思い、出口の扉へスタートダッシュを決める。朝比奈さん直伝のランニングスキルが発動する。
しかし、すれ違いざまに右腕をがっしり掴まれ、身を引き寄せられる。
「っしまった!や、やめ…」
「苗木君の小柄な身体…一度思い切り抱きしめてみたかったの…ほら、こうすればもう私専用の助手ね」
思い切り暴れても霧切さんに込められた力は尋常では無かった。
一度捕まえてしまえばもう離れない、トラバサミの如く強い力で捕まえられた僕が逃げる事は出来ない。
霧切さんの鼻がひくひくと首元で動いている。
そして湿った舌でじゅるりと首筋を舐められると、全身に電撃でも流されたかのような衝撃が走り、身を震わせられる。
そしてわき腹をぐにぐにと指先で刺激され弛緩させられると、僕は抵抗する気力を奪われてしまった。
「おとなしくなったみたいね?なら…後は予定通り…ふふ、ふふふふふふふ…」
興奮に頬を赤くさせる霧切さんはとても幸せそうに見えた。
その後ベッドに寝かされて、霧切さんに身体のすみずみまで矯正されてしまった。全ては霧切さんの計画通り。
何の障害もなく、それは静かに執り行われた。
「苗木君?」
「はっ!…霧切さん?ここは…僕の部屋?」
「怖い夢でも見てたの?冷汗が凄いわよ。
風邪引いて寝込んでいるって聞いたから看病してたのだけど、忘れた?」
「ああ、ごめんありがとう。でも、怒らないでね霧切さん!霧切さんは今日も素敵だよ!」
「ひどい風邪ね。早く寝てなさい」
おしまい
GJ!!
ヤミギリ・・最高じゃないか・・・!
朝からいいものを拝まさせてもらったGJ
霧切さんは裏表のない素敵な人です!
超高校級の軍人のスニーキングですら一瞬で見破る霧切さんの前に
浮気することなど不可能であった…
霧切りさんに調教されたい願望がある苗木くん、マジドM
IFでも記憶かなり奪われてるのに相変わらずチートだったし感覚とか血に依るものなんかな
一族の中でもかなりの逸材みたいなことゼロでも言われてたし
>>68 あの苗木くんに浮気をする発想がある事の方が疑わしいわ。
あるとしたら逆レイプだよきっと。・・・それでも霧切さんは怒るのかしらん。
>>70 とりあえず記憶がなくても探偵としてのスキルや知識に支障はなかったっぽいし、
探偵だということは思い出せなくても火傷のこととかはしっかり覚えてたりでよくわからんな
ぶっちゃけ正体を明かせないせいで周囲の信用を得にくくなったくらいしか記憶奪う意味がなかったような
冒頭霧切さんはクールなようでじつは記憶の混同のせいでふわふわした感じだったのかもしれんね
霧切「なんかよく分からないけど分かるわ」
霧切「ここはどこわたしはきょうこ?」
霧切さんのあんまり意味ない記憶喪失ネタは、日向の記憶喪失ネタに昇華されたんじゃない?
今回は意味があった
死神の足音センサーは記憶が戻るまで使えなかったっぽいし、一応意味はあったのではなかろうか
>>76 この時記憶が無くなっていることに内心オロオロしてたのかと思うと…
かわいい
やっぱり最初から苗木君にはフランクな口調なのがかわいい
>>76 そう言われてみるとなんか幼い口調のように感じてこないでもない
ちょっと記憶が消えすぎて幼児退行しちゃった霧切さんを想像してしまった
……うん、それはそれで
つまり「なえぎおにーちゃん、なにしてるの?」と聞いてくる霧切さん・・・
うむ
「なえぎくんのくせになまいきよ!」
じゃないの
見た目霧切さん、中身ロリギリさんか…
あれ、もしかしたらこれ新世界プログラムを悪用すれば実現できるんじゃね?
俺としては見た目は子供、頭脳は大人な霧切さんをだな
>>87 待て
そのネタは日向の…いや、これ以上は危険だ
そういや今回は蝶ネクタイ型変声機無かったな
霧切さんの登場シーンにも反論カットインが欲しかったなあ
霧切さんに反論されたら勝てる気がしねぇ
霧切さんは間違ったことを言うキャラでもないしなwww
狛枝みたいにあえて間違ったことを言って議論をすすめるってタイプでもないしな
なんか学級裁判とかよりも、普段の生活での方が機会がある気がしてならない >反論
自分に素直になれないところを苗木君に指摘されて〜とか
バッサリ斬られて顔を真っ赤にして恥ずかしがる霧切さんとか見てみたいです。
ゴスロリ着たゴスギリさんとか重要ある?
逆になぜ需要がないと思ったんだ?
キャラ的に逸脱してなければどんな霧切さんも大歓迎
激怒ツラで右手中指ぶっ立ててびちぐそがぁぁ言ってる霧切さんとかなら
個人的にどうかと思うが
腕を組んで冷ややかな眼でこちらを見ながらボソッと「ビチグソ……」ならあるいは。
残姉ちゃんのスニーキングを見破ることはできたけど
超高校級の詐欺師が苗木くんに成りすました場合
霧切さんは気付くことができるのか
>>93 いいな…
そこからPTAに発展して霧切さんの心の盾を丸裸にしてしまうわけですね
>>94 ネタがあるならどんとこい
霧切「こ、こ、転んでしまったわー」(パカー)
のイラスト見れるなら999枚くらいモノクマメダル集めるよ。
そしてパカーした股間を隠すカップ麺。
キラキラちゃん霧切さん
カップメ〜ン
やはりスーツ姿の霧切さんは素敵だ
注目すべきは横アングルでみると胸が大きくなってることだべ!
なるほど
訓練されているからか見方ぜんぜん違うもんだな
学園時代の霧切さんってぼっちオーラ半端無さそうだけど苗木君がほっとくわけないか
霧切さんにとっては一番親しい友人だけど、逆はそうなのかはっきりしない関係っぽい
記憶戻った設定できたし公式で補完してくれないかな
>>89 モノクマ「どこからどうみてもカワイイと評判の苗木君じゃないですかー!」
反論!!
苗木「それは違うよ!」
左右田「なんだ?増えたぞ」
モノクマ「違うよ。だって今来たのが本物だもんね」
苗木「僕は苗木誠。未来機関の苗木誠だ!」
苗木「モノクマ、いや、江ノ島盾子!僕はもう高校を卒業した大人だから、世間一般でカワイイといわれるカテゴリーには入らないよ!」
反論!!
霧切「それは違うわ」
霧切「苗木君、あなたの容姿、背丈、そして言動を総合考慮すれば苗木君は今もってなおカワイイといわざるを得ないわ」
苗木「霧切さん!」
反論ショーダウン 開始
俺はこういうのが見たかった
>>109 やめて!2の皆が砂とか砂糖とか吐いちゃう!!
苗「それは違うよ霧切さん!」
苗「僕は卒業してから背が0.5cmも伸びたし…」
苗「この前だって、未来機関の先輩から『修羅場を潜ってきた漢の顔をしているな』って言ってもらったんだ!」
苗「カワイイだなんて…子供扱いしないでよ!」
霧「何を言うかと思えば…」
霧「世間一般では0.5cmなんて伸びたうちに入らないわよ?」
霧「それに顔だって…確かに初めて会った時よりも幾分精悍になったけれど…」
霧「あなたの顔はベースが童顔なのよ。精悍さが可愛さを覆い隠すほどではないわね」
霧「そう…あなたは依然としてカワイイままよ。そこは揺るがないわ」
------発展!------
苗「い、いや…そんなこと真顔で言われても…」
苗「ていうか、こんな話をしてる場合じゃないでしょ!?」
苗「日向君達が困ってるじゃないか!」
苗「それと十神君にも喋らせてあげなよ!」
霧「十神君はいいのよ。その方が彼的にもオイシイし」
霧「それよりも…あなたがカワイイっていうのは、なにも見た目の話だけじゃないのよ?」
霧「だって、あなたっていまだにコーヒーをブラックで飲めないじゃない」
霧「二十歳にもなって…これをカワイイと言わずしてなんと言うのかしら?」
霧「それだけじゃないわ。この前なんか…」
霧「あなたは気付いてなかったでしょうけど、眠りながら指をしゃぶっていたわよ? 熟睡中で無意識とはいえ…ふふっ」
霧「私の他に見ている人がいなくて良かったわね?」
霧「あなたはやっぱり【掛け値なしにカワイイ】のよ!」
斬!
苗「その言葉、斬らせてもらう!」
BREAK!!
苗「ちょっと待ってよ霧切さん…さっきから僕のことカワイイカワイイって言うけどさ…!」
苗「僕の体が『大人』だっていうことは、他ならぬ霧切さん…いや、響子さんが一番よく知っているよね!?」
苗「昨晩だってあんなに…」
霧「ちょ、ちょっと! あなた…みんなの見ている前で何を…!」
苗「なんだよ! 元はと言えば響子さんが悪いんじゃないか!」
霧「だ、だからって…///」
日(七海…俺はどうすればいい…?)
>>108 集合写真的にもぼっちとかいなかったんじゃないかな
バケツ何杯分の砂糖だこれ
これがノロケ話ショーダウンか…
十神の扱いひでぇw
GJ!
それにしても隣で十神が横でニタニタ笑っている様子を想像するのが容易いのは何故だろう
日 向「助けが来たと思ったら、目の前で夫婦漫才を始められた件」
左右田「今まさに絶望しそうだわ」
>>111 GJ
思いつきで書いたネタがこんな形で昇華するとはw
これは江ノ島エゴが砂を吐きながら憤死するレベル
GJ
よく見ると数値間違ってるんだよねそれ一番言われてるから
霧切さんがぼっちという風潮
苗木君がいる限りそんなことにはならないから(震え声)
孤高とぼっちの区別くらいつけろ
スーツ霧切さんの胸が大きくなってるのは苗木君の仕業ってことでいいのかい?
スーツになって体型がわかりやすくなっただけに決まってるべ
さて、本当にそれだけなんですかねぇ・・・(意味深)
それにしてもあのスーツはパツパツしてて実にけしからん
もっとじっくり見たかったものだ
2のVFBで描き下ろしがあることを願っておくべ
死神ソニアさんと死神サーチャー霧切さんを会わせてみたい
大惨事の予感がするべ
あと、ズレてる人同士意外と話は合うかもしれない
こう、あれだ
タイトスカートに包まれたお尻のラインを堪能できるような絵をお願いしたいです、ハイ
>>129 ソニアが誘拐された時に助けだしたのがヨーロッパ滞在中の霧切さん…とか
そんな繋がりがあったりするかもしれない
ほら、弐大もさくらちゃんと知り合いだったし
キリギリさんのスーツ姿とってもセクシー
どうせならあのスーツ姿で裁判に出て欲しかった
1の衣装も好きだけど
1の服ってかっこいいって言葉しかでない
主人公とヒロインの要素が両方備わり最強に見える
主人公がビビってる横で喧嘩売れるヒロインはなかなかいないわな
スーツに眼鏡の女教師スタイルが見たかったです
つまり霧切さんが引率の先生役をやっていれば良かったわけだな
らーぶ らーぶ
超高校級のシェフにセクハラされる霧切さん
超高校級のパンツハンターに狙われる霧切さん
パンツソムリエ花村ならミステリィクルゥズの正体も見抜けたのだろうか
惜しい人を亡くした
今回のカムクラの事聞いた霧切さんにとって、仁さんの評価ってどうなったんだろう。
1ラストの「苗木くんを見捨てて〜」の下りもなんか怪しくなってきたし。
霧切「やっぱり父は無能なのね」
残念でもないし当然
家族を見捨てた父らしい最期といえる
霧切さんからもパンツを貰いたかった
霧切さんならきっと「別に構わないわ。靴下なら話は別だけど」と手渡してくれるはずだ
「その代わり…あなたのパンツを私に寄越しなさい。等価交換よ」
となるわけですね
靴下恥ずかしい割にブーツから見えてるんですけどそれはいいんですかね・・・?
霧切さんはコロシアイ学園生活の間ずっとあのブーツで過ごしてたんだよな
…素晴らしいじゃあないか!
それとも、夜中にこっそり洗ったりしてたんだろうか
…それも素晴らしいじゃあないか!
霧切さんのブーツと手袋は最強装備だと思うんです
>>147 …言っておくが霧切さんは臭くないからな!
ミステリアス美人の霧切さんはどこぞの日本舞踊家とは一線を画してるんだからな!
霧切さんは良い悪い以前にあまり匂いとかしなさそうだよな
浴場とかランドリーにいるとき多いしね
アルターエゴ強奪騒ぎの時もランドリーにいたって言ってた気がする
>>151 それはアルターエゴの悲鳴が聞こえるよう
だったきがする
>>150 確かブルベリの香水あげると喜ばなかったっけ?
喜ぶものも意外と女の子してるところが素晴らしい
香水は女性に人気がある物じゃなかったっぽいけどな
霧切さんが「ブーツで蒸れてるから…」と恥ずかしがるのをよそに強引に靴下を脱がせて
「ううん。全然匂わないよ」と霧切さんの足をくんかくんかする苗木君ください
霧切さんってなにもにおいしなさそう
>>153 ボージョボー人形や赤いバラを貰って「ありがとう…大切にするわね」と頬を赤らめる霧切さんは実にかわいい
ブルベリの香水については過去スレに以下のような考察があった
183 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/12(水) 00:55:47 ID:j2mazJFg
霧切さんがブルベリの香水を喜ぶのって
苗木君はなぜこれを私に…?
↓
この香水は男性を遠ざけ、女性を引き寄せるんだったわね。
↓
私に渡したということは、彼は女性を引き寄せる香水を必要としていないということ…
↓
そして私に男性を遠ざける香水を使えと言っている…? 彼は私に他の男性が近づくことを望んでいない…?
↓
つまりこれは「ボクはキミしか見てないから、キミもボクだけを見てくれ」というシャイニングメッセージ…!
(この間0.000002秒)
↓
「…ありがとう。大切にするわね」
ということでいいんだよな?
>>145 等価交換したはいいけど、絶望シスターズ含めた78期生男女全員に
苗木君のパンツが行き渡っている事実を知ってorzってなる霧切さんが見えた
>>156 なるほど、納得したぜよ
霧切さんは職業柄あんまり香水とか使わなそうだな
まあ苗木君からの贈り物なら喜んで大切に使ってくれるんですがね
男性が嫌がる匂いの香水を送るってすげーフェチというかアブノーマル臭い
頼もしさレベルが半端ないよなこの人
いるだけで何とかなりそうな気がする
まあ2では大して活躍する時間もないまま終わっちゃったけど
まあ2ではあくまでゲストだからな
主役を食っちゃったらまずいでしょ
もっと活躍して欲しかったのは事実だが…スピンオフとか出ないかなあ
霧切さんが食べるのは苗木君だけだよ
ああ、確かに前作の主役を食っちまってるな
プレゼント関係で霧切さん御用達のイン・ビトロ・ローズとボージョボー人形が残っていたのは嬉しかった
でも他はいまいち霧切さんの好きそうなアイテム見当たらないな
とりあえずエプロンドレスは是非霧切さんに装備していただきたい
>>164 定番のルアックコーヒー
スパイ・スパイク
ユビキタス手帳
ミレニアム懸賞問題
(苗木が渡すことを前提として)指輪類
この辺りは喜びそう
意外と乙女趣味な一面を鑑みるなら、星の砂なんかも喜んでくれるかもしれない
あとは日本的なものに興味があるそうなので、ジャパニーズティーカップとか
俺としては淫れ雪月花を飲ませて霧切さんを酔っぱらわせてみたいです
おお、意外とあるもんだ
ルアックコーヒーはすっかり忘れてたけど、そういや霧切さんはコーヒー派だったな
酔っ払って頬を桜色に染めた霧切さん、俺も見たいです
>>165 霧切さんに指輪をプレゼントするということは、
つまり手袋を外してその下にある手を見せてほしいと言うのと同義だと思うんですよ
つまり…ここまで言えば分かるわね?
>>167 苗木も霧切さんも自分から押していくタイプではなさそうだから、それくらいのきっかけは必要かもしれん
だから誰かの陰謀で酔っぱらわせるべき
そんな感じのSSあったなぁ。
既に10スレを数える霧切さんスレはありとあらゆる○○ギリさんを網羅しています
ヨイギリさん、グデギリさんも我々にとっては遥か昔に通過した場所です
>>173 それ定期的に読み返してしまうくらい好き
酒だの大人だの何だの、同じネタだろうが何度でも書けば良いのだよ
人の数だけシチュがある
最近はほろ酔いギリさんにうっかり襲いかかるシラフ苗木くんの妄想が楽しいです
>>173 おおうthx
これいいなあ・・・このスレの先人達は偉大だべ
>>174 その妄想、ちょっくら共有化してくれないか兄弟よ
あれですかな
ほろ酔い加減で普段なら絶対見せないような隙をついつい見せてしまうほろ酔い霧切さんに
苗木君の苗木君が未来しちゃうとかそんな感じですかな
・・・アリだな
1に同意があったら、ひたすら霧切さんに同意するゲーになってたんだろうな
霧切さんと狛枝が推理対決したらどっちが勝つだろうか
料理対決に空目した
まあ普通に考えれば本職の霧切さんじゃね
霧切さんには推理力のみならず超観察眼に検死スキルまであるし
順当にいけば霧切さんだろうな
狛枝も相当なレベルではあるけどあくまで普通の人と比べてずば抜けてるレベルだし
狛枝が犯人で霧切さんがトリックに挑む形ならかなりいい勝負する気がする
1章で旧館の外から床下に入れる可能性を考えてなかったって言ってたのは多分本当だろうし
そこまで重要なものではないとはいえ狛枝にも見落としはあるからな
誰かこのスレ新参の俺にオススメSSを教えろください
個人的に一番好きなのはけんかのあとからの連作
俺のオススメは霧切ンガルだべ
大人ナエギリも結構好き
とりあえず連作SSインデックスに載ってる作品は
残らず傑作なので読むべし
個人的オススメは2スレ目の『僕の好きな人は』
あの作者さん、また書いてくれないかなあ
前から思ってたんだが霧切スレって住民の質が高くていい人多すぎる
SSは絶えず出続けて豊作だし俺が見てた限りじゃスレ荒れた事1回もないし
これがメインヒロインの力か…
これも霧切さんの魅力の賜物よの
これまで作品投下してくれたすべての職人さんに感謝
そして今後ともよろしくお願いしたいべ
>>181 「どう見ても主夫って感じ(by小泉)」で両親亡くして家事も自分でしていたであろう狛枝
vs
良家の出で仕事一筋だった霧切さん
これは…結果は火を見るより明らか…!
194 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/18(土) 00:37:51.80 ID:q5vW+LG6
ついこないだ2クリアしたばかりの新参です
6章でカムクラ関連の話題が出た時の苗木くんの
「霧切さん、どう?」
のフリがあまりに自然であまりにカッコよくて鼻血出そうになりました
なんかもう相棒であり夫婦でありって感じが萌え
俺は苗木君が「ここまで言えばわかるよね?」と言ったところで鼻血吹いた
伝染ってる!?
指差しポーズのクセもうつってなかったっけ
あの辺りは最高にニヤニヤした
でもあれって江ノ島の作った偽苗木の発言じゃなかったっけ?
ありゃ、そうだっけか
それはともかく
苗木君が「苗木っち、最近霧切っちに似てきたべ」と言われて「そ、そんなことないよ!」と赤面してたり
霧切さんが「霧切ちゃん、最近苗木に似てきたよねー」と言われて
「…そうかしら? そんなことはないと思うけど」と言いつつ赤面してたりすると俺得
昼は
霧「苗木君のクセに生意気ね」
苗「そ、それは違うよ!」
夜は
苗「霧切さんのクセに生意気だよぉ…(ネットリ」
霧「そ、それは違……ひゃっ!?」
そんな夫婦生活
うむ…詳しく聞かせてもらおうか
その苗木君狛枝のりうつってないか
>>197 つまりアルターエゴになった江ノ島さんから見ても
あの二人はお互い影響しあっているであろうことが容易に想定でき、かつそれが自然であると判断できたわけですな
そこはシンプルに
記憶を失う前からある程度は親密だったと考えるのがいいんじゃ無かろうか
つまり学園生活中に既にもう口癖が伝染ってしまっていたということですな
206 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/18(土) 19:38:14.10 ID:yt13+6Cl
ある日、島に残った日向君に
一通の手紙が届きました
_____
/ ヽ____//
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
| お久しぶりね。 |
/ /_____
/ 貴方達の救出に /ヽ__//
/ 掛かった費用の / / /
/ 請求をするわね。 / / /
/ ____ / / /
/ 未来機構 霧切より/ / /
/ / / /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ / /
>>207 何でわかっ……、そっ、そんなことないわべ!?
2をやってる途中ですが突然この娘が登場してきたのを見て、1もやってみようと思いました
>>208 自分の所属組織の名前を間違えるというマヌケなミス…
そしてみみっちい内容の文面…
犯人は葉隠君としか考えられないんだ!
霧切「皆様と一緒に義捐金活動を行っています、日本未来機構!」
>>183 ある日忽然と姿を消した苗木君
そして霧切さんのもとには一通の手紙が…
「拝啓 “超高校級の探偵”霧切響子さん。
突然だけど、苗木誠君の身柄は僕が預からせてもらったよ。
大事な大事な愛しの助手を僕みたいなゴミムシに攫われるなんて…実に絶望的だよね!
でもね…この絶望を乗り越えた時、君の才能はより一層輝きを増すと僕は信じているんだ。
ああ、その光景を想像しただけで僕は今からワクワクが止まらないよ!
僕みたいなクズが君の希望を輝かせる踏み台になれるなんて、嬉しくて気が狂いそうになるね!
…と、まぁそういうわけだから僕を捕まえて苗木君を取り戻してみせてよ。
楽しみに待ってるんでよろしくね」
という展開が頭に浮かんだ
うむ
誰かSS化を頼む
狛枝の所に乗り込む霧切さんがねじまきカギューのキャラにようになるような気がしてきた。
とりあえず最終的に霧切さんのグーが狛枝に炸裂することは分かる
もちろん手袋の金具で殴れるよう裏拳で。
苗木君マジお姫様
ろ、露骨だwww
ここまで露骨だと可愛いなwwwwwwwww
わかりやすっwwwwww
キャワワキャワワ
今こそ霧切さんきゃわわと言わざるを得ない
そしてふと後ろを向いて話しかけようとするけど
いつもと同じ場所に霧切さんがいなくて一瞬うろたえる苗木君を想像すると……?
霧切さんの方をちらちら振り返ってちょっと寂しげな苗木君
その様子を見て(何よ…あなたが悪いんじゃない…)と思いつつも
自分の大人げなさに若干の罪悪感を覚える霧切さん
まで見えた
何が可愛いって苗木が黙ってた理由を悟った後もしばらくスネたままなのが可愛い
罪木ちゃんの後ろ姿のワカメ髪っぷりが霧切さんぽかった。
苗木君がスネてしまって距離をとられて内心オロオロする霧切さんが見たい
2の最後の学級裁判のとき妹様が苗木くんに生理的に受けつけないくらい好きって言ってたけどその場に霧切さんいたらどんなリアクションするんだろう…
なんか苗木くんと霧切さんと妹様の三角関係のSSが見たくなったw
>>230 そういう時の対処法とか知らなそうだよな、霧切さん
本編での仲直りは一応霧切さんから切り出したけど、この場合はどうなるだろう
>>232 1.全然内心隠せてなくて、結局いたたまれなくなった苗木君が折れる
2.一晩悩んだ後は男らしくスパッと仲直りを提案する。霧切さんマジ男前
3.強がって論破したりして事態を悪化させてしまった挙句、耐えられなくなってしおらしくなる
俺の脳内分岐は3パターンになったべ!
あとちょっとで1クリアの身ですけど霧切さんが可愛すぎて生きるのが辛いです
2も買います絶対に!
>>233敢えてこの可能性を提示する。苗木君に捨てられると恐怖した霧切さん
あの手この手で苗木君の気を惹いて許しを乞う
その姿が余りにも可愛くて ワザと拗ねた振りを続ける苗木君どんどんエスカレートしていって…………
>>233 一番ありそうなのは2だけど、個人的に見てみたいのは1のパターンだべ
ゼロにおける親父さんへの態度をみるに有り得なくはないと思うべ
>>234 ようこそ
クリアしたらまた思いの丈を語ってくれい
3番から1番というパターンも捨てがたい
>>235 「家族になるような」親しい人に捨てられるというトラウマを刺激されて弱気になる霧切さん…
それもアリだな
弱気になって苗木君に縋り付く霧切さんか…ゴクリ
なるほど、そこで一転苗木君に優しくされて、安心のあまり泣いてしまうわけだな
霧切さんのグシャグシャの嬉し泣き顔
…素晴らしいじゃあないか!
気丈な女の子の緊張の糸がプツンと切れる瞬間…
涎が止まりませんなあ!
でもそこは泣き顔は少ししか見せず、強がりながら「苗木君の癖に生意気ね」と言ってもらいたい。
そして「そんなこと言っちゃうんだ……やっぱり許さない」とか苗木君に言われて
慌てて「ごめんなさい」ってする霧切さんを……………妄想が過ぎたなキャラ崩壊しちまう
問題ない
続けたまえ
過ぎる妄想を吐き出すのがキャラスレってもんよ
1番からの流れでなんとか仲直りするも
「僕の事バカ正直って言ってたけど、霧切さんも人の事言えないよね」
って言われてはちょっとムッとするけど
仲直りしたそばから反論する事もできなくてほっぺたを膨らませる霧切さんに
(そうやってすぐ顔に出る……)と苗木君に萌えられて頭なでなでされる霧切さん
誰か文才ください
改めてやり直してみると、3章ラストの脱衣所でのやりとり以降の霧切さんは、確証の無いことや話す暇の無い場面を除けば
苗木に対して隠し事をせず自分に不利なことも含めて話せることを包み隠さず話していることに気づく
少なくとも苗木に接している時にはバカ正直というのもあながち間違いではないかもしれない
ふくれっ面の霧切さんとな
隠し事したのって5章裁判のモノクマからパクったマスターキーのことぐらいか
それもちゃんと裁判前に教えてくれたけどね
まあそのせいで裁判中にピンチになっちゃうんだけど
そら苗木君に隠し事されて拗ねるわけですな
「霧切っちってポーカーフェイスっつーか、何考えてっかわかんねーとこあるよなー」
「馬鹿が。探偵が自分の感情だだ漏れでどうする」
「確かに最初霧切さんって謎だらけだなーとか思ってたけどさ、実はすごく感情っていうか表情豊かな人だよね」
…………
「苗木、ドーナツより甘いよ」
「えっ」
「……無自覚とは手に終えんな」
「だべ」
「まこちんてばマジナチュラルー!あ、ナチュラルって天然って事だからねー!」
「えっ……えー?」
もちろんわかるのは苗木君だけ
というナエギリストなら誰でも妄想した事があるだろうネタ
私、霧切響子。
私立希望ヶ峰学園に通う、ごく普通の超高校生級の女の子!
私が気になっているのは、同じクラスの苗木君。
背も小さくてちょっと頼りないけど、誰よりも可愛くて優しくて、希望に満ち溢れている男の子なんだ。
でもそんなある日、苗木君にそっくりな狛枝先輩が私に急接近してきて……
この恋、一体どうなっちゃうの〜〜〜!?
新番組「きりぎりっ!」 毎週日曜朝3時42分から放送中
以上、本日の霧切さんの妄想でした。
>>249 あるある
これも霧切さんに観察眼を鍛えられた成果だべ!
朝比奈と腐川ェ・・・
やっぱ十神さんしかいないな
霧切さんが「渾身の出来だわ」と自信満々のドヤ顔でこのデザインを提出しているところを想像して
一人でニヤニヤしている俺マジキモイ
デザインで思い出したけど、初期デザの霧切さんって一目見ておっぱいあるってわかるよね
一応霧切さんって舞園さんとほぼ同じバストのはずなのに全然目立たないよね
>>257 霧切さんが「渾身の出来よ」と大真面目に差し出したスプーを見て
思わず吹き出しそうになるも、笑ってしまっては悪いと必死に堪える苗木君
↓
苗木君の絵を見て遠慮なく吹き出す霧切さん、延々と辛辣なダメ出しを食らわせる
自分は我慢してあげたのに…と、とうとう苗木君の堪忍袋の緒が切れる
↓
スネ木君発動
初めてのことに狼狽える霧切さん
↓
>>233へ
という流れが見えた
霧切さんが一生懸命ウサミのデザインを考えたのだと思うと萌える
みんながウサミストラップを投げ捨てるところをモニター越しに見て、
「どうして…? あんなに可愛いのに!?」とヘコんだり、
モノクマによってウサミが改造されるところを見て、
「よくも私のウサミを…!」とギリギリしていたかと思うとさらに可愛い
>>254を妄想したらこんなSSになった。
例によってネタバレ。
未来機関第十四支部の会議室にあるホワイトボードにはこんな言葉が記されていた。
"第12回 新世界プログラム・監視者デザイン会議"
"No、モノクマ! Yes、プリティ!"をコンセプトにお題の動物から監視者のアバターデザインを決めていくという会議だった。
しかし、蓋を開けてみればその都度しっくり来るデザインが出ず、あれよあれよと気づいたら12回もやっていたというわけだ。
そして司会・進行の十神君が口を開く。
「腐川と朝日奈が欠席だが、過半数に達しているということで始めるぞ」
因みに朝日奈さんは世界食糧会議の特派員として出席している。
何でも世界の飢餓や栄養不足問題をプロテインで解決してくると意気込んでいた。
そしてもう一人、腐川さんは別人格のジェノサイダー翔が表立っているということで本部に軟禁、もとい拘束中。
やはり希望溢れる世界のためとは言え、殺人鬼を野放しにするほど本部は平和ボケしていないようだ。
「前回のテーマ"猫"でも決定稿は出なかったが、今回のテーマは"兎"としよう。各自、兎をモチーフにしたマスコットを描いてみろ」
そして僕らは白紙の紙に各々でマスコットを描き始めた。
描き始めて10分くらいが経過した時だった。
「頃合だ。お前ら、描いたデザインを見せてみろ」
四人の描いた兎のマスコットが一斉に披露されたのだった。
「……えっ!?」
「なん……だと……?」
「ななななんだべっ!?」
「……フッ」
男性3人の困惑を他所に、唯一の女性参加者・霧切さんだけが余裕の笑みを浮かべていたのだった。
「葉隠君のように妙にリアリティでもない、十神君のようにメルヘンチックでもない。……ましてや苗木君のように幼稚なデザインでもない。私のデザインで決まりね」
まさかのドヤ顔で勝利宣言である。
「けーどよぅ、霧切っちの絵からは何か禍々しいオーラを感じるべ」
「おい霧切、俺は"兎"を描けと言ったはずだ。"モンスター"を描けとは一言も言ってないぞ」
「ちょっとあなた達、私の渾身の出来にケチを付けるつもり? 苗木君、あなたも二人と同じ意見なの……?」
ジトリと僕を睨んだと思えば、すぐさま物悲しそうな表情を浮かべて僕を見つめてくる。
何というか、否定しづらい。
「その……すごく独創的っていうのかな。それに結論を急ぐのはまだ早いんじゃないかな? 皆の作品をもっと鑑賞してからでもいいんじゃない?」
「それもそうね……」
「その意見に同感だ。消去法で選考するとしよう。まずは苗木のからだ」
「えっ、僕のがボツなのぉ!?」
「当然だ。お前のデザインは幼稚すぎる。こんな監視者に先導されるなら俺はすぐに強制シャットダウンを選ぶぞ」
「そうね。明らかに対象年齢を間違えているわ。幼稚園児を対象にしたプログラムじゃないのよ」
ぐふっ。
もうやめて、僕のライフはゼロよ!
今すぐ二人にオブラートをプレゼントしたいくらいだ。
「次は葉隠君ね。年賀状みたいなリアルさと"お金ちょうだい"という一言がシュール過ぎるわ」
「奇遇だな。俺もこいつの絵を見ていると監視者というより寄生虫に見えて仕方がないところだ」
「おい、お前ら! 年長者を敬うという気持ちを少しは持ったらどうなんだ!?」
「フンッ、俺は愚民を敬う気はこれっぽっちも持ち合わせてないんでな」
「十神っちに期待した俺が馬鹿だったべ……」
ガックリとうな垂れる葉隠君だった――。
「そういうことだから俺のデザインを採用するとしよう」
「ちょっと待ちなさい、私のデザインが最終案に残っているでしょう?」
「お前のデザインは論外で選考基準には含まれていないぞ」
「聞き捨てならないわね。そのメガネ、度数が合わないんじゃない?」
「何だと……!」
霧切さんと十神君の目線から火花がバチバチ炸裂している!
でも、これっていつものように議論は平行線を辿って次の会議に繰り越しちゃうんだよね――。
「おい、苗木」
「えっ、何かな十神君?」
「このままでは埒が明かない、お前が選べ」
「それもそうね。今回の音頭を取っているのは苗木君だし彼に決定権を持たせるのが筋ね」
「えっ、えっ?」
「だからこそ俺のデザインがふさわしいわけだ。選択権を与えられたことを光栄に思え、苗木」
「あなたの選択によって全てが決まるの。……ここまで言えばわかるわね、苗木君?」
二人によるプレッシャーで押し潰されそうだ――!
ここは一つ、僕の"運"に賭けて決めようじゃないか!
「ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り。……これに決めた!」
そして一枚の絵が選ばれ、監視者のデザインが決定されたのであった。
"第12回 新世界プログラム・監視者デザイン会議"
閉 幕
―――――
「ふぅー、疲れたー」
処変わってマンションの自室。
仕事を終えて帰宅したら着替えることなくスーツ姿のままベッドにダイブしてしまう僕であった。
「監視者のデザインが決まっただけでも大きな前進かな……」
うつ伏せの姿勢のままボンヤリと考えていると呼び鈴がなった。
ドアスコープから映る来訪者をモニター越しに確認してみる。
――まぁ、この時間帯に訪れる人がいるとしたら既に目星が付いているんだけど。
「はいはーい、お待ちくださーいっと……」
ドアを開けると目の前には霧切さんがスーツ姿のまま立っていた。
「夜分遅くに失礼するわ。話があるの、入っていい?」
「いいよ。話を聞くだけなら、ね」
そう言って霧切さんを招き入れる。
手短に話を聞くという意味を込めて飲み物を用意せず、リビングの絨毯に胡坐を掻いて聞く姿勢を取る。
彼女も僕の真正面に陣取るように正座をするのであった。
「それで、話って?」
「あの時は……ごめんなさい」
「あの時?」
「会議の時に、あなたの絵を幼稚って言ってしまって……」
「あぁ、あの時の……。いいよ、気にしてないから」
「嘘よ。あなた、困ったら右頬を掻く癖があるじゃない。やっぱり根に持っているの?」
ありゃ、筒抜けだったか。
少しだけね。
ほんの少しだけ。
「でも監視者のデザインが決まったことだし、もう根に持つ必要はないと思うんだ」
「本当に……?」
「うん、本当」
今までの彼女ならポーカーフェイスを保って、相手に腹の内を探られるのは嫌がっていたけれど。
今となっては、包み隠さずに自分の本心を曝け出しているようで何とも庇護欲をそそるものである。
これもバカ正直な僕と一緒にいる影響なのかも――。
「嫌いになったり、しない……?」
「嫌いになるわけ、ないじゃないか……」
これ以上弱気な響子さんを見ているのが気の毒になったから抱き寄せてしまう。
そして耳元でそっと囁く。
「響子さん……。ご飯にする? お風呂にする? それとも僕?」
「えっ?」
「だから、響子さんのリクエストを聞いているの。ご飯? お風呂? それとも僕?」
「お、お風呂で……」
「はい、一名様ごあんなーい」
「ちょっと、誠君!?」
右腕は既に彼女の肩を掴んでいるということで、左腕を膝の裏に通した状態で起き上がる。
お姫様抱っこ、完成。
そのまま脱衣所までご案内するのであった。
「その……スーツ皺になるけど、いいの?」
「クローゼットに予備のスーツがあるじゃない。問題ないよね」
「それもそうね……」
「体の隅々まで綺麗にさせていただきます、お嬢様」
「えぇ、お願いするわ。誠君」
―――――
未来機関第十四支部の会議室にあるホワイトボードにはこんな言葉が記されていた。
"第1回 新世界プログラム・監視者口調会議"
「だから監視者は"チャーン"と"ハ〜イ"と"バブー"だけ喋らせて自動翻訳させればいいだろうが!」
「駄目よ。アルターエゴに余計な負荷をかけるのに賛成できないわ」
「僕もその意見に賛成だ! 語尾は赤ちゃん言葉の"でちゅ"にしようよ!」
「何言ってんだ苗木っち! ここは俺のように"だべ"を使って親近感を抱かせるのがベストな選択肢だ。俺の占いは(ry」
今度は言語プログラムをどうするかで紛糾するのであった。
つづかない
残暑が厳しい今日も頭がおかしくなって妄想が止まりませんね。
よしGJ もっと頭おかしくなっていいのよ
GJ!
ドヤ顔霧切さんかわいいよ
むしろ積極的におかしくなっていただきたい所存
ここってIFろんぱネタで書いていい所?
>>264>>265 GJ
この苗木君は天性のジゴロだべ
>>268 俺は別にいいと思うよ
あんまりネタバレするときは注意書きしたほうがいいと思うけど
270 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/21(火) 18:23:30.69 ID:Xv2Ih6tV
願い事メーカーによると、霧切さんは片づけができる人になりたいそうだ
>>265 GJ!!
ところでお風呂タイムの詳細な模様は(ry
>>268 霧切さんを愛でるネタなら基本は何でもウェルカムだ…と思うよ
>>272 何度見ても「儚げなお尻」が秀逸だなこの画像w
座右の銘がすごく霧切さんっぽいな
みだりに嫉妬しない ×
コレを見てふと思ったんだが、Chapter3からのアレを見ると本当に嫉妬深いんじゃないかと思う
ちょっと苗木君が他の女性に好意的に話掛けられてたりするとなんとなくイライラしてみたりとか
探偵スキル以外にはあんまり自信が持てなくて女性らしい人に対して密かに羨んでたりするとイイ
嫉妬深いというか、独占欲は強そうな気がする
きっとこれと思った人に対しては「構ってほしくてぐずる子供」みたいな一面を見せてくれるんだぜ
両親がいない幼少期を送ったがゆえに、愛情には人一倍貪欲だったりするかもしれない
嫉妬だとか独占欲だとか、
他人と距離を置くことを是とする探偵の生き方の中では無縁だった感情を自分が抱いてることにふと気づいて、
戸惑いつつもやっぱり不器用に拗ねちゃったりすればいいよ
学園を出る直前、なんとなく解散する空気になっている中、
(ここから先は私と彼の2人だけ…)
と思っていた霧切さんが、結局全員まとめて未来機関に保護されて
安堵しつつも内心ちょっとだけ不満げにしている様を幻視した
霧切さんは一回懐くととことん依存するタイプな気がする
自由気ままな野良猫も、溺れているところを助けられると
助けてくれた人にべったり懐いて離れなくなると聞く
それと同じですな!
苗木君と離れて会えなくなると表面上はいつも通りだけど内心では落ち着かなくてソワソワしていて、
久し振りに会うことができたらやっぱり表には出さないけど嬉しくてソワソワしている依存ギリさん
ただしデレを見せてくれるのはあくまで二人きりの時だけだったりすると俺得
霧切さんは猫タイプで苗木君は犬タイプだよね
やっぱりいいコンビだ
284 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/22(水) 20:37:42.66 ID:GWmG3s60
何を言っているんだ、希望が詰まったからこそのこのプロポーションなんだろう
霧切さんが心を寄せた人との話出ないのかな
霧切さんは貧乳であるという偏見はそろそろ正されるべきだと思うんです
これが苗木君に希望を注入された成果か…
希望の詰まったおっぱいとな……。
すべては希望溢れる未来のために…苗木君、ここまで言えばわかるわね?
霧切さんが苗木君の頭をなでなでして希望を注入すれば
苗木君の身長が伸びる可能性が微粒子レベルで存在する…?
霧切さんに澪田のぺろりん☆をやってみていただきたい
ポーカーフェイスのままなのか
赤面しながらなのか
ノリノリで表情作りながらなのか
それが問題だ
赤面しつつぎこちない笑顔を浮かべながらポーズを決める方向で
背が伸びるおまじないよ、って言われて
霧切りさんになでなでしてもらっておでこキスもらう苗木くんだって!?(ガタッ
霧「身長なんて気にしなくても…私は今のままのあなたでいいと思うけど(ナデナデナデナデ」
苗「と言いつつ、なんで撫でてるの?」
霧「…別にいいじゃない。嫌なら逃げていいのよ(ナデナデナデナデ」
苗「う……ん、まあ、嫌ってことは全然…」
霧「そう。なら、続けさせてもらうわ(ナデナデナデナデ」
苗「……」
霧「……(モフモフモフ」
苗「…あのさ、今撫でるというよりもふもふしてるよね?」
霧「さあ? 気のせいじゃないかしら(モフモフモフモフモフ」
そんな二人のプライベートタイム
298 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/23(木) 21:55:16.35 ID:mqA727Lm
左右田「俺らが絶望に戻ったら未来機関に殺されるかもしれねーんだろ!?」
霧切「私たちがそんな事はさせないわ(キリッ)
霧切「本部への嘘報告まで面倒見きれないから苗木君一人で頑張ってね」
苗木「」
これはひどい
首謀者と目されている苗木が報告を行うのは当然だし
日向達を守るためにすべきことが報告だけじゃないってのは理解できてる?
粗探しみたいでみっともないぞ
それたまに槍玉にあげてる人見るけど何がひどいのか全然分からん
展開からみても明らかに本気のやり取りじゃないし
でも結局は報告に四苦八苦してる苗木君を見て
「しょうがないわね」といって手伝っちゃうのが霧切さんなのです
やっぱりここの人たちは分かってるな
というか
>>298がアポ過ぎるだけだなw
>>301 個人的には四苦八苦して書き上げたレポートを手に本部に出頭すると、
既に何者かが完璧な根回し済みであっさり放免されて苗木君キョトン
そしてその背後でクスクス笑っている霧切さんという絵が浮かぶ
>>303 `¨ − 、 __ _,. -‐' ¨´
| `Tーて_,_` `ー<^ヽ
| ! `ヽ ヽ ヽ
r / ヽ ヽ _Lj
、 /´ \ \ \_j/ヽ
` ー ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´ `¨´
 ̄ー┴'^´
2のエピローグの霧切さんは声が凄く柔らかいトーンで驚く
きっとこう、いろいろあったんだろうね
うん、いろいろとね
>>294 精一杯笑顔を作ってポーズを決めてみるけど、苗木君に「霧切さん…どうしたの…?」と引き気味のリアクションを返されて
みるみる真っ赤になる霧切さんを希望します
その後自室でヤケ切さんに
>>305 いや、ここはあえて苗木君に
「そういう霧切さんも可愛いね」
と満更でもない感想を貰って調子に乗り、そこかしこで披露してみたところ
十神あたりに
「何をバカなことをやっている。血迷ったのか」
と冷静に突っ込まれて我に返り、みるみる真っ赤になった挙句苗木君に泣き付くというのはどうだろうか
>>305 聞き比べてみると裁判中の凛々しい声と全然違うな
こう…年月の積み重ねを感じるね
>>307 俺としてはだな
苗木君にだけに見せるつもりで披露したところを
偶然十神あたりに見られてしまってぐぬぬとなる霧切さんをだな
霧切さんが苗木の前で、ゲロブタちゃんばりのパンツ披露をするのはどうですかね。
顔は無表情で「こ、ころんでしまったわー(棒)」
でも見たのが十神とかだべだと、舌打ちしてさっさと起き上がる。
パカーッしてもスカートの中は暗黒空間な絵が目に浮かぶぜw
霧切さんなら狙ってぱんつ見せるようなあざとい展開は期待しにくいのではなかろうか
俺としてはあれだ、捜査中にしゃがみこんだり四つん這いの姿勢になって
熱心に床とか家具の隙間とかを調べていて、本人は集中のあまり気づいていないけど
苗木から見るとぱんつがチラチラ見えていたりとか、そんな可能性を信じたい
霧切「時計回りにひっくり返すのよ」
苗木「反時計回りでも同じじゃないかな」論破
>>312 俺もその意見に賛成だ!
無防備なチラ見せ。…素晴らしいじゃあないか!
本編でも頭のカップ麺に苗木が指摘するまで気づかなかった
霧切さんにも無防備な瞬間が存在することはこれで証明できる!
316 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/24(金) 17:30:06.32 ID:KIeL4wn7
霧切っちと結婚したいならイケメンインテリ男子こと葉隠康比呂さんに5万円払うべ。
先払いで頼むべ。
霧切さんのパンツは永遠の謎に包まれているのであった
ミステリィクルゥズの謎は次回作への遠大な伏線に違いない
俺占三割
謎といえば、霧切さんが火傷を負った過去の事件の話とか
いつか詳しく明かされる時は来るのだろうか
霧切「よくある話だから勝手に想像して。それが正解でいいわよ。」
ゲンドウさん的な理由があるんだよ多分
響子が幼い頃、霧切家当主は響子に焼け火箸を握らせたことがあった
肉の焼ける匂いが立ち込めたが、響子は手を離さず、ゆっくりと灰をかき混ぜていた
霧切さん「・・・」
当主「出来ておる」
霧切さんが判断を誤るほど深入りしてしまった相手というのが何者かってのは、
まあ気になるのは確かだ
ダンガンロンパ外伝〜霧切響子の事件簿〜 の発売に期待するべ
本編も2で一段落したことだしね、スピンオフしちゃってもいいと思うんですよ
Webアンケートの「ダンガンロンパシリーズのキャラクターを使って遊んでみたいゲームのジャンルはどれですか?」
という質問の答えに「霧切さん主役のスピンオフ」と記入した俺に隙はなかった
霧切さんが深入りしてしまった人間
それは苗木誠
二人は実は幼い時に1度あっている
だがどの記憶もモノクマにより消去済
苗木が幼い時いろいろあり火事を起こしかけた
それは旅行先で起きたこと
二人は偶然出会い仲良くなっていた
そして霧切さんは苗木に深入りしてしまった
そして火事を起こしたなを助けるべく火の中から苗木を助けようとした
さすがは超高校級の幸運
何事もなく出てきた
そして幼いながらも流石は探偵手に火傷を負うだけで済んだ
でも彼女にはそれが深い悲しみと憎しみになった
それで彼女は手袋でその思い出(悪夢)を封じている
そして数年後
希望ヶ峰学園にて
ー動機のビデオー
霧切さんが魅せられたのはその時の記憶
それを見て一度絶望はしたがそれでも興味を抱いた苗木くんだから彼女は許した
その代わり彼女は決めたのだ
一生苗木をいじり続けると
終わり
クソみたいなSSすいません
ただの憶測です
>>325 そこに幼い妹様&松田とか2で妹様が言ってた「あんな絶望」とか絡めればゲーム一本くらいできるはずだと信じたい
せめて霧切さんのあいらんどモードがしたいんだが
2が始まる前の新世界プログラムテストプレイという設定で
霧切さんと苗木っちがらーぶらーぶすればいいと思うよ
「それじゃ苗木くん、私達で新世界プログラムのテストをはじめましょう」
「それはいいけど…もうカケラが満タンまで溜まってるみたいだよ。バグかな」
「そ、そう…なら仕方ないわね…(脱ぎ脱ぎ」
霧切さんをココロンパしたい
【公園】
座って話をしたり、読書したりとかくらいか。
静かな場所という意味では霧切さん好みな気もするけど。
【砂浜】
反応が良さそうなのは貝殻探しあたりか?
珍しい貝殻を発見してドヤ顔で見せてくれたりすると可愛い。
「とりあえず脱ごうか」に意外とすんなり応じてくれる可能性も微粒子レベルで存在する…?
【図書館】
一番好きそう。
お気に入りの推理小説をいつになく饒舌に勧めてくる霧切さんが見えるぜ。
【映画館】
俺の占いによるとラブストーリーが意外に好反応だと出ているべ!
そしてポップコーンはキャラメル味だべ!
【遊園地】
たぶん霧切さんにはあんまり馴染みの無い場所だろう。
だがそれだけに、密かに目を爛々と輝かせている霧切さんが見られるかもしれない。
個人的にはお化け屋敷で青ざめさせたりしたい。
【軍事施設】
探索し甲斐のあるという意味で霧切さん向きの場所かもしれない。
おそらくテキパキと探索を進めていく霧切さんの後を苗木君が追いかけていく図になる。
霧切さんはジェットコースターは平気だけど意外とお化け屋敷が苦手だったりしそう
やっぱり図書館デートが安定か
霧切さんのミステリ講義なら何時間でも聞いてられるぜ
まだ1しかクリアしてないんだが2にもでそうだなキリギリさん
お、おう
霧切さんは家族というカテゴリにだけ精神的に未熟な部分が見え隠れしてて愛らしいと思う
家族を意識させる人の言動には過ぎるほど敏感で
それが表に出る事があるのを自覚して苦々しい思いをしてる所も更に良し
苗木君と一緒に過ごしていく内にその辺が少しずつほぐれていくのを妄想してニヤニヤする
もしアイランドモードがあったらその辺掘り下げてくれそうでさらに妄想が加速するぜ
露骨に恋愛感情をほのめかさない関係がとてもいい…
1ではずっと事件の渦中で緊張を解く機会がほとんどなかったけど
そういうしがらみから解放されたところで霧切さんがどんな顔を見せるかってのは実に興味深い
2のエピローグでもちょっとだけ「探偵ではない個人としての霧切さん」が見えた感じがあって実に良かった
遊園地で童心に帰る霧切さんとか
映画館で感動のあまり涙する霧切さんとか
「家族になるような人」と二人きりの時間ならそんな霧切さんも見れると思うんです
出るのかよ!ここも2の話題普通にあるのかよ!
油断してネタバレを見てしまった絶望と2にも霧切さんが出てくるという希望の狭間で揺れ動く
>>342
大丈夫よ
>>342君
あなたは絶望を乗り越えて前に進める人だから…
iOS版って文字キレイだけど背景ぼやけてるよね
霧切さんのお御足はいつ見ても素晴らしい
まさに超高校級の美脚
そして安定と安心のブラックホール
見方によっては黒のスパッツにも見えなくも無い
この見えそうで見えない超高校級のチラリズム
霧切さんはやはりスカート派なのか
個人的にはパンツルックも見てみたいものだが
1衣装のジャケットにホットパンツを合わせてほしい
プリーツスカートも素敵ですが
部屋着はタンクトップにホットパンツとかだと凄くいいと思います
あと意外と浴衣なんかも似合いそうだな
強調されるからいけないわね…
バッカおめぇ、タンクトップはむしろ胸が小さめの女の子が着た方がエロいんだよ!
前屈みの姿勢になった時にノーブラだったりするとだな…こう…素晴らしい感じになるんだよ!
巨乳の子以上に!
※なおこの反論は霧切さんが貧乳であるという意図を含むものではございませんのでご了承下さい
>>359 そうかもしれない!(同意)
こう、部屋着姿でリラックスしている霧切さんが普段見せないような無防備な姿を晒して
苗木君をドキドキさせちゃえばいいと思うよ
ベッドにうつ伏せで寝転んでポッキーでもくわえながら本を読みふけり、ときどき足をパタパタさせながら
「誠君コーヒーまだー?」
みたいな感じの無防備通り越してだらしない姿がみたいです
夜間にちょっとした用事があって霧切さんの部屋を訪ねる苗木君
ドアが開くと中から出てきたのはノースリーブにホットパンツという肌も露わな部屋着姿の霧切さん
「立ち話もなんだから」と部屋にあげてもらうも、見慣れないラフな格好の霧切さんにドキドキしたり、
さらにちょっと油断した姿を見せられてさらにドキドキさせられたりとか、そんな展開があれば俺によし
疲れていて部屋に通すも話をしているうちに無防備な姿のままで寝てしまう霧切さん
・・・うん、うん
>>361 苗「ねぇ、霧切さん…なんで僕の部屋でくつろいでるの?」
霧「…別にいいじゃない。あなたの部屋の方が落ち着くのよ」
という会話が聞こえてきた
>>364 ソファーで眠ってしまった霧切さんをベッドまで運んであげるわけだな
そこから先は男のマロン次第だ
霧切さんの無防備な寝顔か…ゴクリ
あれだな、抱き上げてベッドまで運んであげるんだけど、
夢うつつの霧切さんにがっちりホールドされちゃって
結局朝まで抱き枕状態で過ごすことになるわけだな
俗に言う「朝まで生殺し」というやつですな
369 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/27(月) 15:33:45.52 ID:Vo8nvl17
久しぶりに4コマアンソロ読んでたらだべが霧切さんに「苗木っちはパンツをプレゼントすれば喜ぶ」って言ってたんだけど
これは予言か?
苗木「パンツをプレゼントすれば喜ぶって葉隠クンが言ってたから、希望のかけらを集めたらパンツが貰えるようにしよう!」
霧切「」
葉隠「」
主人公以外ノーパンに
かけらが集まった時点で受け取りが可能だとすると霧切さんの脱ぎたてぱんつが……!?
霧「たかがパンツよ…靴下をあげるわけじゃないわ(ぬぎぬぎ)」
つまりあのブラックホールははいてないからだな(迫真
ぱんつ自体は見えずとも、暗黒の中にうっすらとお尻のラインを確認することはできる…
むしろそちらの方がエロスを感じるのは俺だけだろうか
>>376 お前がそんなこというから股間拡大して凝視してたら母ちゃんがあばばばば
…ふぅ
苗木君にパンツをプレゼントするも、どうにもスースーして仕方なくて
今まで味わったことのない落ち着かなさに戸惑っている様子の霧切さん下さい
だが待って欲しい
少なくともパンツを視覚として観測するまでは上記画像の霧切さんがはいてない可能性も存するのではないだろうか
シュレディンガーのパンツというわけか
確かにその可能性は捨て置けないな…
苗木よ、調査は任せたぞ
超高校級の希望の無駄遣いか・・・
むしろ超高校級の希望でもない限り観測するのが絶望的な事象なんだろう
観測しても教えたりしたら、色々な意味で(物理的かつ社会的)命が無いかもしれないが
霧切さんの鉄壁は全世界放送されてるカメラに対してのみ有効で
きっと苗木君には見えてる(見せている)可能性がふんわり俺に降りてきた
検死してる時とか枕元に立ってる時とか上から落ちてきた時とか
苗木・十神・葉隠がジャンケンして、負けた苗木が霧切さんのスカートめくりをさせられる図が見えた
それなんていう「おしおき」だよww
我々の業界ではご褒美です
まあ十中八九、背後に回ろうとした時点で感づかれるな
そして護身術であっさり組み伏せられて「どういうつもりなのかしら?」と問い詰められることに
苗木君がバカ正直に洗いざらいを話すと「まったく…くだらないわね」と溜め息混じりに呆れてみせた後、
「別にいいわよ…減るものじゃなし」「ただし…見せるのはあなたにだけよ。口外はしないで」
と、後ろを向いて苗木君にスカートをめくるよう促して…
という夢を見た
もう八月も終わりだというのに一向に暑さが衰えなくて参るね
パンツは見せてくれますが靴下は見せてくれません。
>>387 俺としては自らスカートを持ち上げてパンツを見せてくれる霧切さん(ポーカーフェイス)をだな
…本当、暑くてかなわんね
2を買ってやる!出遅れなんて知らねぇ!イッヒッヒッヒ!
1にはもう用はねぇ!アハハハハ!
Vitaも必要ねぇやぁハハハ!
誰がネタバレなんか!ネタバレなんかこわかネェェェ!
霧切さん萌え倒してやああぁぁる!
>>390 1があっての2だぞ!!
あと1のデータ入れとくと良いことあるよ
クリアデータじゃなくても特典一緒なので入れとけよー
ネタバレ:
豚神の正体は変装した霧切さん
ネタバレ
七海は苗木との娘
ネタバレ
霧切さんはやっぱり苗木くんの嫁
なんでこんな時代になっちゃったのかしらねぇ
こら、マジバレするんじゃない!
ところで2の霧切さんは生足なのかね
それともストッキングなのかね
これは非常に重要な問題だと思うんだが
絵を見る限り生足かな
俺としては黒ストを穿いていただきたいのだが
こう、黒のストッキングにガーターベルトとか装備していただきたいです
ハイ
h抜かないで貼るのはやめよう(提案)
Hな話題は抜かないでおこう
Hで抜くとか抜かないとかお前らは本当に度し難いな。
あらいやだ、お兄様も(URL貼る時は)抜いたり(Hな話題は)抜かなかったりするくせにぃ
地味に凄いな
1の生き残り面子はこんな感じで広告塔やらされてたりするのかね
全国中継された有名人だし
未来機関の宣伝CMに出演させられる霧切さんが見えた
精一杯のぎこちない営業スマイルを作る霧切さん・・・
それはそれで
前学園長の娘だからという理由で宣伝工作に駆り出されたりしそうだな
本人は確実に嫌がるだろうけど
江ノ島を倒した新・超高校級の希望と希望ヶ峰前学園長の娘を宣伝目的で政略結婚させよう!
みたいな話が持ち上がったら霧切さんはどうするだろうか
縁談自体は満更ではないとしても、
そういう政治的思惑の絡んだ話は慎んで辞退するだろうな
412 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/29(水) 22:45:40.74 ID:+8xRcjaV
それって宣伝という名の(早く結婚しろよ)という総意じゃないんですかね
たぶん霧切さんはそういう時に限って周囲の気遣いとか見えない人だと思う
家族には人一倍拘りのある人だから、
「私達は私達の意思で結婚するのよ。そうでなければ意味がないわ」
とあくまで断りそう
そして後になってからちょっと後悔したりしそう
苗木「そ、そうだよ!
僕と霧切さんなんて、そもそも次元が違うっていうか…」
とかなってこの期に及んでまたすれ違いが起こるのか
それでも・・・それでも十神さんならきっとなんとかしてくれる・・・!
さっき廊下で苗木が「もうお婿に行けない・・・」って泣いていたんだが何か知らないか?
想いが通じあっているはずの二人がすれ違ってしまうなんて・・・絶望的だね!
でもそれを乗り越えた先で、キミたちの希望はより一層輝くはずなんだ!
さあ、ボクにそれを見せてよ!
あははははは!
って変なコート着た人が言ってた
今ガラにもなくSSに挑戦してるんだけどさ、長くなるときは直接アップするより
txtをアップローダーなんかに貼ったほうがいいのかな?
100レス越えの超大作とかでもない限りはこっちに直接で問題ないと思うよ
そちらのやりやすい方を選んでくれたらOKだべ(全裸になりながら)
個人的にはこっちに直接投下してくれた方がありがたいべ
長編はむしろ望むところ
>>412 本編でも十神や朝日奈から惚れた腫れたの関係みたいに扱われてたし
放送見ていた外の人達にも同じような目で見られてもおかしくないよね
>>418 お好みのやり方を選んでくれて構わないと思う
期待してるぜ
暑かったので、
>>333のネタで妄想した産物を勝手にSSにしてみた
面白そうなネタを見ると書きたくなってしまう病気なんだ、すまん
※2のネタばれを多分に含むので注意
※2のストーリーと細かい部分で矛盾するかもしれません、ご容赦を
>霧切さんと公園にやってきた。
「……ていうか、何この世界線」
海原が陽光を照りかえす、常夏の島。
画面の向こうによく見た世界の中に自分がいると思うと、違和感が果てしない。
状況を飲みこめずうろうろとしている僕に、いつものように彼女が呆れたような溜息を吐く。
「ジャバウォック島でしょう。貴方、もう仕事を忘れたのかしら?」
「えと…そういうことじゃないんだけど…」
「……相変わらず、適応力のないヒトね」
「いや、霧切さんが順応しすぎ…」
ジト目の彼女に背を向けて、いつの間にか手に持っていたファイルケースに目を通す。
何を隠そう、僕たちは今――
「あの事件の事後処理のために、二人でプログラムの不備を見直しに来たんでしょう」
「ああ、うん…そうだっけ」
「……ちょっと。貴方が一人だと大変だと泣きを入れるから、手伝ってあげているのに」
ちなみに代償は高級芋焼酎でした。安くはない、けっして。
「それなのに、当の貴方がそんなに等閑だなんて…誠実さに欠けるんじゃないかしら?」
「う……ゴメンなさい」
「貴方の数少ない長所なのよ、それは。大切にした方がいいと思うけど」
さらりと酷い言葉を吐き捨て、霧切さんはそっぽを向いた。
彼女なりの、もう追求しないという、許してくれた合図だ。
その仕草を、というより霧切さんを、僕は少しも漏らさず目で追っている。
先程から僕が上の空なのは、実のところ、それが原因だったりする。
この電子空間の中で過ごすためには、アバターが必要だ。
そしてそのアバターは、必ずしも現実世界の姿を反映するワケではない。
僕と彼女は、あの日々の、すなわち超高校級の高校生時代の服装に、戻ってしまっているのだ。
「……なによ、ジロジロ見て」
「あ、いや…その、ゴメンなさい」
「あのね…何でもかんでも謝るその癖も、そろそろどうにかならない?」
手厳しさは、今も昔も変わらないのに。
見慣れた黒のスーツではなく、懐かしい濃紫色のジャケット。
少しだけ高く、幼くなった声色。
細いままの肩幅。華奢な肢体。
……なんかちょっと、古臭い背徳的な感があるのは否めない。
イメクラ? と突っ込んでみたいけれど、多分死亡フラグだ。
「苗木君、背が伸びたんじゃない?」
「……昔はまだ霧切さんとそこまで身長差なかったからね」
自分で言って哀しくなるのに蓋をして、自分の姿にも目をやった。
よく見なれたはずの、自分自身の昔の姿だ。
ブレザーにパーカー、濃い色のジーンズ。いつものスーツよりホッとするというか、だいぶ着心地が良い。
ついでに、目線の高さは全然変わってなかったりする。ホント、哀しくも。
「それで、どうしてジロジロ見ていたのかしら?」
「ど、どうしてって…」
「……まさか、私の懐かしい姿に見惚れていた、だなんて言わないでしょうね」
口元に手を寄せ、クスリと笑う。
彼女が冗談を言う時のクセだ。
けれどその冗談は案外事実だったりするので、彼女の洞察力の鋭さにも改めて惚れ直してみたり。
「は、はは…やっぱバレちゃってるか。霧切さんには敵わないな」
「……え?」
「え?」
「あ、……」
と、笑うのを止めて、まじまじと僕を見る。
突然だったので当惑しながらもその瞳を見返すと、気まずそうに目を逸らされてしまった。
「……」
「……」
あれ、何だ、急に。
「…と、とにかく見回ろうか。といっても、どれくらいのレベルで調査をすればいいのか分からないんだけど」
「…細かいバグのようなものは、後々の調査で本格的に探すらしいわ」
気まずくなった空気を振り払うように、お互いが饒舌になる。
公園から見える遠い海が波を鳴らして、何かを急かしているようだ。
……とにかく、調査調査。遊び出来ているワケじゃないんだから。
「つまり…目に見えるレベルの大きなバグ、違和感や異変を探せばいい、ということよ」
「気づけるほどの異常は、それほど危険で大きい異常ってことだもんね。じゃ、早速手分けを…」
しようか、と提案した所で、ジト目。
僕の台詞を遮るように、じっとりと睨めつける。
「…その、なんでしょうか」
「……手分け、ね。偉くなったものね、苗木君」
「な、何が?」
「助手たるべき人間が、探偵を放って独りで勝手に調査に臨もうだなんて。貴方、自分の役目を忘れたの?」
…えーと、色々突っ込みどころがあるのは放置だ。
いちいち突っ込んでいたら、いつものように日が暮れてしまうんだから。
「……探偵と手分けして自分も調査に出るタイプの助手って、結構定番だと思うんだけど」
「それは探偵のタイプに依るものでしょう。私は安楽椅子探偵を名乗った覚えはないわ」
ビシ、と、指を突き付ける霧切さん。
彼女がこのポーズをとると、割と他愛のない言葉でも決め台詞に聞こえてしまう、不思議。
「もう一度聞くわ。貴方、自分の役目を忘れたの?」
「え、えーと…」
「…言い方が悪いのかしら。じゃあ、この仕事を請け負うべきなのは誰?」
「そりゃ、諸々の言い出しっぺの僕だけど…」
「正解。なら、私が貴方についてきたのは何故?」
「…僕が、手伝ってくださいって頼んだから」
「そうね。私は『貴方の仕事を手伝いに』来たのであって、『雑用を任されに』来たのではないのよ」
……あー。物凄く分かりにくいけど、分かった。
霧切さんの言わんとしていることは、つまりこうだ。
「……一緒に調査しよう、ってこと?」
「まあ、諸々の理由を端折って言えば、そういうことになるわ」
「うーん…でもそれだと、霧切さんに手伝ってもらう意味、なくなっちゃうんだよね」
一人でこの島を全部回るのは、中々の骨だ。
集中力も欠いていくだろうし、作業効率は悪い。
二人でやれば、時間は半分、効率は二倍。こういう仕事は人数が多ければ多いほどいい。
けれどもそれは、二人で別々の場所を分担しあう、というのが効率向上の大前提だ。
二人して同じ場所を見回るのなら、一人でやるのと大して変わりない。
だというのに霧切さんは、
「あら、そんなことはないわ」
軽い調子で、そう返した。
「私はともかく、苗木君。貴方一人の観察力で、果たして島の異常にどれくらい気づけるかしら」
「う……そ、そりゃ、霧切さんに比べたら、無いも同然だけど…」
「そうね。理解したかしら?」
つまり、僕は最初から見回り人員にカウントされていない、ということか。
それなら最初から、二人で回りましょう、と。
……じゃあこれ、今更だけど、僕いらないよね。
「…早速初めましょうか。先ずは手始め、この中央の公園からになるわね」
どことなく楽しそうに声を弾ませ、背を向けてスタスタと歩き回る霧切さん。
僕は少し早足で、その背中を追いかけた。
楽しそうなのは僕を論破したからかな、たぶん。
ごちそうさま、だの、らーぶらーぶ、だの、空から気の抜けるような声が響いた気がした。
まあ、そんなわけで改めて。
>霧切さんと公園にやってきた。
と言っても、あるのは中央の大きな像だけ。
パッと見渡すけれど、他に見るべきところもなさそうだ。異常や違和感もない。
霧切さんは既に、見上げたり触ったりと、像の調査を始めている。
「えーと…どう?」
漠然とした、なんのセンスも感じない、無責任な質問。
いつもの霧切さんにならこれくらい言われるだろうけれど、今は探偵モードのようだ。
「見た目が変、という所以外は、見た感じに異常はないわ」
「そっか…この像に異常がなければ、ここにバグはなさそうだね」
何と言っても、広く見通しの良い空間だ。
異常があればすぐに分かるだろうし。
しかし、なんというか、こんなに心地良い快晴に、潮の匂いが届く公園にいると、どうも任務だという気がしない。
「なんか、昼寝でもしたくなっちゃうね」
「したら怒るわよ、流石に」
返す霧切さんの声も、どこか間延びている。
彼女もこの暖かな日差しに、心癒されているんだろう。
ぐ、と背を伸ばすと、同じタイミングで彼女も欠伸をかみ殺した。
「……ねえ、少しだけベンチで休憩していかない?」
「…やっぱり自覚が足りないようね。手伝って、と言った本人が、こんなに早く休憩を…」
「霧切さん、徹夜明けでしょ」
ぴく、と、眉を動かす。
彼女自身は僕にそれを隠そうとしていた節があるから、何故僕がそれを、と言いたげな目。
「徹夜した日の霧切さん、声が少しだけ高くなるんだよ。あと、喋り方がゆっくりに」
「……昨日、急に別の仕事が入ってしまったのよ。それほど面倒なものでもなかったんだけれど…」
「そういう理由があったなら、無理して手伝ってくれなくても」
「先約はこっちだったのよ。一度した約束を、私の都合で反故にするなんて、できないわ」
そういう、変な意地を張りたがる人だ。
「…それに、少しだけ楽しみにしていたのもあるし」
指を口元に当てて、少し目を伏せる。
言いにくいことや恥ずかしいことを言う時の彼女の仕草だ。
「楽しみ、って…この手伝いを?」
「見方の問題ね」
首を傾げた僕に、さも可笑しそうに霧切さんは、
「ねえ、苗木君。形はともかく、私は『常夏のリゾートに』『貴方と二人で』『貴方に誘われて』やって来たんだけど、この意味が分かるかしら」
そんなことを言ってのけた。
一瞬き。
「えっ、と……あの、それは、」
「……冗談よ」
してやったり、と言わんばかりに目を伏せる。
霧切さんのこの手のからかいは、何度も喰わされてきたけれど。
来ると分かってても顔が赤くなってしまうのは、たぶん、僕の気持ち的な問題です。
「ちょっと生意気だったから、オシオキよ……馬鹿正直の苗木君」
「そういうずるい冗談は止めてって言ってるじゃないか…」
「あら? 冗談じゃなくて本気なら、許してもらえるの?」
「だ、だからそういうんじゃなくて…」
「……『そういうんじゃない』、のね。告白してもいないのに振られちゃったのかしら」
クスクスと、笑いを堪えながら霧切さんがからかうので、今度は僕が目を逸らす番だった。
「…もしかしなくても、霧切さん、僕で遊んでるでしょ」
「あら、今更気が付いたの?」
「はぁ、もう。……少なくとも、そうやって僕で遊んで眠気を紛らわすくらいには、眠いんでしょ」
「……そうね」
認めるまではしぶといけれど、認めてからは素直な女の子だ。
手を引いて促すと、そのまま従って、大人しくベンチにちょこんと座る。
「…苗木君。依りかかるモノが欲しいんだけど」
「あ、えーと…」
なんて言われても、枕になりそうなものなんてないし。
パーカーを脱いで丸めようか、なんて的外れな事を考えて、
「……」
ふと、モノ言いたげな視線を投げかける、霧切さんの隣に、不自然な空きがあるのに気が付く。
こんこん、と、視線に気づいた僕に強調するように、隣の空きを指で叩く。
ああ、なるほど。
言わんとすることを介して、僕は彼女の隣に腰掛けた。
よろしい、と、眠たげな声。
ふわ、と、目の前で揺れる銀色。
「……ちょっと、そっち?」
「何よ、『そっち』って」
「いや、てっきり肩を貸すくらいだと…」
「……横になりたかったのよ。膝枕くらい、許してくれてもいいでしょう」
いや、僕はいいけど、色んな意味でダメだ。
膝、というより太ももにかかるもどかしい重みに、図らずも反応しそうになる。
「……その気になったら、手を出してもいいわよ。草食動物の苗木君」
僕の考えなんてお見通しらしく、もぞもぞと声を響かせて、数秒後には寝息を立てた。
ああもう、ちくしょう、しんらいされてるなあ。
>霧切さんと、もどかしいひとときを過ごした。
一応【公園編】でした
他のパートも考えてるので随時投稿させてもらいます
霧切さん絶望病の可能性に希望を見出している今日この頃
>>424 おお、GJ
SS投下しようと思ったら先にいいのがきちゃったな
でも空気読まずに投下しちゃう
処女作だから強引なところや変なところがあっても生暖かく見守ってくれると嬉しい
ネタバレ&苗切注意ね
あのジャバウォック島での騒動から3ヶ月が経った。
事件の隠蔽工作に追われていた僕は、昨日になってようやく自分の部屋に戻ってくることができた。
久しぶりに自分の部屋の匂いを嗅ぐとこれまでの疲れがどっと出てきた気がして僕はネクタイと上着を適当に散らかし、そのままベッドに倒れこんだ。
「(霧切さんももう寝てるかな…)」
そんなことを考えながら意識の糸を放してしまった僕は、自分のPCに本部からの呼び出しのメールが来ていることに、この時まだ気付いていなかったのだった。
――翌日
「苗木誠、霧切響子の両名には籍を入れてもらう。これは本部の決定だ」
次の日会議室に向かった僕と霧切さんに向かって、テレビ電話の向こうにいる未来機関の幹部はとんでもないことを告げた。
籍を入れる?それって結婚しろってことだよね?
確かに、僕は霧切さんに惹かれているし、霧切さんも僕を家族だといってくれている。
だけど、なんで未来機関にそんなことを決められなくちゃいけないんだよ!
「いきなり結婚しろだなんて、なんで僕たち二人のことを未来機関が勝手に決めるんですか!?」
霧切さんとの結婚が嫌なわけじゃない。でも、こんな形で強引に結び付けられるのは納得できない。
「君なら二つ返事で了承してくれると思っていたのだがね。いいかね、君も霧切くんも既に唯の一構成員の範疇に納まるものではないのだよ。片やあの超高校級の絶望を打ち破った超高校級の希望、片や超高校級の探偵であり、希望ヶ峰学園学園長の忘れ形見」
「それがなんだっていうんですか!?」
「私たちが周囲から受けている評価とこの話に何の関係があるのかしら」
僕と霧切さんの声が同時に幹部の言葉を遮る。だが、向こうは気にした様子もなく話を続ける。
「今世界は未曾有の絶望から立ち直ろうとしている。だが、世界の復興は平坦な道のりではないだろう」
「そこで、だ。「超高校級の希望」苗木誠を霧切家に婿入りさせ、新たな希望ヶ峰学園を設立。超高校級の夫婦によって運営される学園とその生徒を人類の新たな希望の象徴にしようというわけだ」
「だったら別に結婚なんかしなくたって、僕と霧切さんならやっていけるよ!」
「苗木君…」
「そうではないのだよ、単なるパートナーでは駄目なんだ。全世界の人々は君たちの学園生活を知っている。絶望的事件を乗り越えた二人が結ばれ、共に人生を歩む。そこに人々は希望を見出すものだ。なに、構わんだろう?君と霧切君は『家族』なんだ。そうだろう、霧切君?」
幹部の視線が霧切さんを捉える。霧切さんはいつものようにすました顔で、でも強い意志を秘めた瞳でカメラを睨みつける。
「その話、断らせてもらうわ」
…僕も断るつもりではあったけど、そこまではっきり淀みなくいわれるとちょっと落ち込むなあ。
「私は確かに苗木君と家族なりたいと思ってるわ。でも、家族は誰かに強制されてなるものじゃない。仮に私と苗木君が結ばれるというのなら、なるべき時になるべくして結ばれるはずよ」
「…まあいい、こちらも話を急ぎすぎたようだ。少し考えてくれたまえ」
それだけいうと通話は終わった。後に残されたのは僕と霧切さんと、そしてなんとも気まずいこの空気。
「まったく、本部も何を考えているんだか。でも、僕は霧切さんと結婚できなくてちょっと残念だったかなー。なんて」
場を和ませるために何気なくいった一言。でも、それが致命的な言弾だった事にすぐに気づいた。
「…苗木君は、誠君は、結婚できるのならなんでも良かったのね。あんな、政略結婚で、偽りの家族でも構わないって、そういうの?」
無感情で冷ややかな表情。でも、その声の震えは感情を隠せていない。
「ちがっ、誤解だよ霧切さん!僕は…」
「言い訳なんか聞きたくないわ。…しばらく、お互い頭を冷やしましょう」
そういって、霧切さんは足早に去ってしまった。
僕は慌てて霧切さんの後を追おうとしたけど、
「あっち行って」
取り付く島もない霧切さんの言葉に遮られてしまった。
部屋に戻った僕はベッドに倒れこんだ。疲れているからじゃなくて、自己嫌悪が原因だ。
家族。霧切さんはその生い立ちからか家族というものに人一倍憧れている。いや、それはもう渇望といってもいい。
他の話題だったなら、きっと霧切さんはいつものように僕をからかって、一緒に笑ってくれただろう。でも、今回はダメだ。
外の世界に出て、霧切家が滅んでしまったことを知った霧切さんは、前にも増して家族の話題については脆い。
それを知っていながら迂闊なことをいった自分が情けなくなってくる。
…明日、霧切さんに謝ろう。大丈夫、心から謝ればきっと分かってくれるよ。
謝って、明日からはまた元の関係に戻るんだ。
元の関係?
僕と霧切さんの関係ってなんだろ。恋人…ではないよね。じゃあ、仲間…それもしっくりこない。
仲間以上、恋人未満。そんなぬるま湯のような関係に戻ってしまったら、もう二度と抜け出せない気がする。
「そろそろ、一歩踏み出すべきなのかな」
いつまでもお互い居心地の良い関係のままじゃ、きっと「家族」にはなれないんだ。
僕は霧切さんと家族になりたい。霧切さんとなら、どんな未来でもきっと作ることができる。
――僕と僕の好きな人のために、僕は、覚悟を決めた。
――同じ頃、響子はラウンジでため息を吐いていた。
今日の自分は明らかに冷静ではなかった。
苗木君は場を和まそうと冗談をいっただけなのはよく分かっていたのに、感情を抑えきれなかった。
探偵として感情を押し殺すことには慣れていたはずなのに。
自己嫌悪。苗木君はきっと呆れてしまったでしょうね。
「…ハァ」
「その溜息をやめろ。こっちまで気が滅入る」
「十神君。…ごめんなさい」
「フン、おおかた苗木と喧嘩でもしたのだろう?くだらん」
「ええ、少し。ちょっと意見の相違があってね」
「どうせまたすぐに惚気話になるんだ。聞かされるこっちとしては勘弁願いたいものだな」
「…ねえ、参考までにきかせて欲しいのだけど、十神君は人と人が『家族』になるにはどうすればいいと思う?」
「(このオレの話をスルー、だと?)なんだその質問は。フン、そんなものそれこそ結婚でもすればいいだろう」
「それが例え他人の都合による政略結婚でも?」
「あたりまえだ。十神家のような高貴な家ならまだしも、お前たちのような愚民ならば四六時中一緒にいさえすれば自然と馴れ合って家族とやらになるだろう。結婚などきっかけの一つにすぎん」
そうか、そうよね。
私は苗木君と家族になりたくて手袋を外して火傷を見せた。そして彼は私を受け入れてくれた。
それで充分だったのに、政略結婚なんて言葉のイメージで固定観念を抱いて視野狭窄に陥るなんて、これでは探偵失格だ。
苗木君に謝ろう。謝って、そして気持ちを伝えよう。
「ありがとう、十神君。参考になったわ」
「フン…」
面倒くさそうにこちらを一瞥して紅茶を飲む十神君に見送られ、私は苗木君の部屋に向かった。
「苗木君、いるかしら?」
ウトウトしていた僕はノックと霧切さんの声で目を覚ました。
「き、霧切さん!?ちょっと待って、すぐに開けるよ」
「こんばんは、今少しいいかしら」
「うん、入ってよ」
霧切さんを部屋に招き入れると、彼女は既に定位置になりつつあるベッドの端に座った。
突然の訪問にびっくりしたけど、これはチャンスだ。昼間のことを謝ろう。
霧切さんは僕が渡したコーヒーのマグカップをしばらく弄んでいたが、やがて一口飲むと、あの澄んだ瞳をこちらに向けた。
よし、今だ!
「「昼間は…」」
声が重なる。
「あ、ごめん、霧切さんからどうぞ」
「昼間はあんなことで怒ってしまってごめんなさい。あの時の私はどうかしてたわ」
「ううん、僕の方こそ無神経だったよ。霧切さんが家族を大切に思っていることは分かっていたはずだったのにね。本当にゴメン!」
「じゃあ、これで仲直りね」
霧切さんが微笑みながら手を差し出し、僕はそれを握る。
「霧切さんと仲直りできてよかったよ。…って、どうして手を放さないの?」
霧切さんは僕の手を握ったまま放さない。むしろ、握る力が強くなってる。
え、なんで?もしかしてまだ怒ってるのかな?
「…私は、別にあなたとの結婚自体が嫌だったわけではないの。ただ、あんな風に政治的思惑の入り混じった形での結婚は私の憧れる家族を汚された気がして、それで」
「僕だって同じだよ。あの時いったことは冗談だけど、霧切さんと結婚したいっていうのは僕の本当の気持ちだよ」
「ありがとう、苗木君」
霧切さんは頬を染めて目を伏せる。
「僕は、霧切さんのことが好きだよ。霧切さんとならどんな未来でも創っていける。そう思うんだ」
霧切さんは顔を真っ赤にして、手袋を外した。
「さっき、十神君にいわれてしまったわ。結婚なんかきっかけの一つに過ぎない、一緒にいさえすれば家族になれるって」
霧切さんは僕の頬に手を添える。霧切さんの掌の温かさに胸の鼓動が早くなる。
「私は、苗木君となら家族になれると思っているわ。…ここまでいえば分かるわね?」
僕は霧切さんの手に右手を添える。
「うん、でも、今日はそこから先も切霧さんの言葉でいってほしいんだ」
瞬間、霧切さんの顔が近づき、唇と唇が触れる。
「苗木君のくせに生意気ね。…私も苗木君のことが好きよ」
耳元で霧切さんが甘く囁く。耳に触れる吐息がくすぐったい。
「霧切さん、いや、響子さん。僕の家族になって欲しいんだ。一緒にこの世界を生きていこう」
「ありがとう、…誠君。その話、受けさせてもらうわ」
――数日後
「考え直してもらえたかね?」
僕たちは、再び会議室で幹部と対峙していた。
「答えは変わらないわ。貴方達の都合で苗木君と結婚したりはしない」
霧切さんはあの時と同じように強い意志を秘めた瞳できっぱりと答える。
「…どうしても嫌だというのかね」
「あの、それに僕はもう霧切家に婿入りなんてできないんです」
「…それは、どういうことだ?」
僕と霧切さんは目を合わせ、微笑む。
「それは、私がもう苗木響子だからよ」
―fin―
>>429 GJ!!
膝枕でお昼寝…だと…
自分がとりとめなく吐き出した妄想をこうして拾ってSS化してもらえる…
こんなに嬉しいことはないべ
続編にも期待させてもらいます
>>433 GJ!!
いいプロポーズだ
これは末長くお幸せにと言わざるを得ない
>>429 GJ!
これはいいクーデレだ
なんともこう、実に原作っぽい素敵な霧切さんをありがとう!
すまんなんて言わずに筆の赴くまま書いてくださると嬉しい
>>433 GJ!
すれちがいを強制シャットダウンする十神さんこそ真の天使だったんや!
苗木響子…いい響きだ
響子だけに
両者ともGJ!
美味しゅうございました
>>429 絶望病の霧切さんか…
泣き虫霧切さんとか、想像するになかなかクるものがあるな…
「死体怖いよぉ…血が怖いよぉ…」
「ごめんなさい…捜査の役に立たなくてごめんなさい…」
と泣きじゃくる霧切さんか…うむ…!
熱で顔を火照らせつつ泣きじゃくる弱気リギリさんを苗木君が看病するわけか…ゴクリ
いつになく弱気でしおらしい霧切さんを前に、苗木君の心に芽生えるのは庇護欲か
それともS心か
S木君とM切さんとな(ガタッ
〜未来機関CM〜
―色々と未来機関の紹介―
苗木「未来機関で、僕と握手!」爽やかかつ人懐っこい笑顔
十神「完璧だ。これで希望側に移る奴も多くなるだろう」ドヤァ
朝比奈「やめたげて十神!霧切ちゃんの奥歯がストレスでマッハだから!!」
霧切「大丈夫よ朝比奈さん。私 は 冷 静 よ」キリギリィッ
こんな光景が浮かんだ自分は疲れているんだろうか・・・
霧切ちゃんも苗木君と一緒に出演すればいいじゃない
手を取り合いながら
>>442 >>443 その願い、叶えて進ぜよう。
暑さで頭がおかしくなって、妄想が止まらずSS投下する人が後を絶たないなんて……最っ高じゃないか!
自分だけですか、そうですか。
そんなわけでSS投下。ネタバレ含むから注意。
―――――
「これは私達"未来機関"からのメッセージよ」
白で統一された室内。
その中央に一人佇む女性。
「あなた達は人が築いた歴史を淘汰し、人々の暮らしを蹂躙し、希望を持った人達を絶望させてくれたわね……」
"超高校級の探偵"と呼ばれた彼女の目の前には一台のビデオカメラ。
緊張の"き"の字もなく、霧切さんは淡々と語る。
「けれど、"超高校級の絶望"を敬愛するあなた達がいつまでもマジョリティでいられる保障はないわ。そう、私達には"彼"がいるのですもの」
その一言と共に僕の立っている位置にスポットライトが射される。
そして僕の目の前にも霧切さんと同じように一台のビデオカメラ。
「は、はじめまして、苗木誠です」
霧切さんとは全く異なり、僕はガチガチに緊張しているのだった。
自分の名前を噛まなかっただけでも上出来な方だ。
「"超高校級の希望"って呼ばれた僕で「カットだ」……す」
僕の声を割り込む一言と共にスポットライトは消え、スタジオの照明が点灯される。
そのスタジオの隅でメガホンを持った十神君が忌々しそうに舌打ちをした音を聞いた。
〜 Sent to Hope 〜
江ノ島盾子亡き今も、モノクマ暴徒のように"超高校級の絶望"の残党を名乗る連中は絶えない。
今日も今日とて、テレビには僕らのコロシアイ学園生活の映像を延々と流している。
それを見兼ねた未来機関は彼らに宣戦布告するように電波ジャック返しをしてビデオメッセージを送ろうという指令を出してきた。
「苗木、これは絶望の連中に対する宣戦布告であって、親交を目的としたメッセージじゃないんだぞ?」
「それはわかっているんだけどさ……。啖呵って僕にはやっぱり切れないよ」
「いいから宣戦布告だ!」
総合監督の十神君は僕の反論に聞く耳を持たず、言いたいことだけを言ってロッキングチェアに腰掛けたのだった。
メイク係として同行した朝日奈さんと小休止していた霧切さんに啖呵を切るにはどうすればいいか相談することにした。
「ねぇ、霧切さん……」
「どうしたの、苗木君?」
「どうかした苗木?」
「やっぱり僕、啖呵を切るのって苦手みたいでさ。霧切さん、何かコツとかないかな?」
モノクマ相手に堂々と啖呵を切れた霧切さんのことだ。
何かアドバイスの一つや二つ貰えるはず。
「あの時のように交渉するわけでもないのだし、言いたいことを堂々と言え、としかアドバイスはあげられないわ」
「だったら僕じゃなくて十神君が宣言すればいい話じゃないのかな?」
「十神じゃダメダメ。あいつじゃ"かませメガネ"って扱われて小物臭がするから却下されたみたいだよ?」
「だから監督役なんだ……」
「聞こえているぞ、お前達っ!」
「「すいませんでしたー!」」
しかし堂々と言え、か――。
学級裁判のように真実を追究するわけでもないのに、一人で堂々とするのは少々心細いな。
「二人して別々に撮影するより、隣に霧切さんがいてくれた方が心強いんだけどなぁ……」
「演出の変更なら私じゃなく監督の十神君に相談しなさい」
「そうだけどさ、学級裁判の時だって僕ら二人で真実を追求していた感じで言えばインパクトがあると思うんだよね」
「私は構わないけど苗木君はきちんと言えるの?」
「うん……。見ている人に希望を与えるつもりでメッセージを贈るよ」
「テレビを視聴しているのは絶望している人達なのに?」
「それでもやっぱり、僕は絶望している人達すべてが悪い人って一括りには出来ないよ」
「お人好しの苗木君らしい答えね……。いいわ、私もその話に乗らせて」
「ありがとう、霧切さん」
「やるからには完璧にしましょう、いいわね?」
そして二人で十神君に演出の変更を打診した。
渋々ながらも聞き入れてもらい、"やるからには一回で決めろ"とGoサインをもらったのだった。
―――――
「これは私達"未来機関"からのメッセージよ」
白で統一された室内。
その中央に一人佇む女性。
その隣に僕も立ち、精神を集中させる。
「全ては希望溢れる未来のために……。僕らはこの言弾を贈ります」
霧切さんが隣にいるだけで、不思議と緊張しない自分がいた。
「これを見ている皆さん、目の前の絶望から目を背けないで」
「そして、その絶望を克服してほしいんだ」
僕と霧切さん、二人で言弾を紡いでいく。
螺旋を描いて真っ直ぐに貫く弾丸のように――!
「僕達だけが希望を持っているとは限らない。みんなの中にだって希望の種はあるんだ」
「だから私達は諦めない。あなた達が何度絶望させようと私達は屈しないわ」
「何度だって立ち上がってみせる。……っ!」
気づけば右手を握られる感触。
隣を見ると霧切さんが不敵に微笑んでいた。
僕も釣られて微笑み、カメラを真正面から睨んだ。
「「希望は前に進むから!」」
レンズを江ノ島盾子に見立てて、もう片方の手で追及するように指を差したのだった。
そのすぐ後に小気味よく響くカチンコの音。
「カット。出来るなら一度で決めろ、愚民め……」
「二人共、息ピッタリだったね!」
十神君と朝日奈さんも納得の出来だったようだ――。
「ほら、苗木君。いつまで手を握っているの?」
「あ、ごめん……」
申し訳なさそうに繋いでいた手が離れる。
「すぐに映像を編集しないと後の工程に響くわ」
「編集の次は新生アルターエゴの試運転も兼ねた電波ジャックもあるしね」
そうだ、僕たちの戦いはこれからなんだ――!
足早に僕らは撮影スタジオを後にするのだった。
―――――
『希望は前に進むから!』
テレビの点灯が照明代わりの荒れ果てた部屋で幽鬼のように佇む青年がいた。
おもむろに左手を前に突き出し、左人差し指の赤い付け爪はテレビの中の少年を捉える。
その少年を凝視しながらこう言った。
「それは違うよ」
同じ言葉でありながら、"超高校級の希望"の少年が言うような矛盾を撃ち抜く弾丸とは異なり、テレビの前にいる青年からは異質の言弾を発射していた。
どこまでも執拗に絡みつく蛇蝎(だかつ)のように――。
それでいて、死ぬまで蝕む猛毒のように――。
完
元ネタ
↓
ttp://www.youtube.com/watch?v=zc6-BC9V6Po 流れているBGMの曲名が「Sent To Destroy」と妹様っぽいけど。
乙乙、狛枝www
GJ!
息の合った二人いいね!
そして十神さんはもはや何をやらせてもおいしいなw
>>443だけどGJ!
このCM見たいなぁ…
昨日からのSSラッシュで希望が満ち溢れてきたべ
左右田「リア充爆発しろ(絶望)」
みたいな逆効果にならないか心配だw
ならば霧切さんを前面に押し出したお色気で媚び媚びなバージョンのCMを(ry
霧切さんと狛枝を会わせてみたい
ちくしょうさりげなく自然に手を握りやがって…
いいぞもっとやれ!
本編でも十神や朝日奈から惚れた腫れた扱いされていたし、
おそらく放送を見ていた外の人達も同じような感想を抱いていたことだろう
何が言いたいかと、ことあるごとに周囲から冷やかされて
困惑半分嬉し恥ずかし半分なナエギリが見たいです
二人だけで脱衣所に消えていくところとかもバッチリ見られてたわけだからな…
そりゃもう周囲から2828されていることだろうさ
>>444 ブラボー!おお・・・ブラボー!
あの2人って、絶対周りから「もうお前ら結婚しちゃえよ!」って思われてるよね
ちょっと未来機関の施設の廊下で立ち話しているだけで
すれ違う人たちが振り返って2828してたりしそうだ
いや、もしかしたらはやくくっつけばいいのに…いつくっつくのかしらと思ってひやひやしてるのかも
そうして周囲の人に気を遣われて、
ふと気づくと周りに誰もいなくなっていて二人きり・・・
なんてことがことあるごとに起きるわけですね
未来機関の者か!
これめっちゃほすい!
言い値で買おう!
か、かわええ…
これはマジで商品化してほしい
ねんどろもいいが、俺としてはfigmaをだな…
交換パーツとしてカップラーメンが乗った頭部パーツがついてきます
>>390だけど霧切さんにやっと会えたよ…いい、苗木君との身長差凄くいい・・・
・ノーマル霧切さん
・スーツ霧切さん
・体操服霧切さん
・スク水霧切さん
・希望ヶ峰制服霧切さん
・ロリギリさん
というラインナップの霧切さんトレーディングフィギュアはまだですか
モノクマ着ぐるみの霧切さんを忘れてるぜ
>>472 よう、お疲れさん
だが忘れないでほしい
一向に身長差が縮まらないことに毎夜枕を涙で濡らしている苗木君がいることを
苗木君にシークレットシューズをプレゼントする霧切さん
霧切さんは割と悪気なくそういうことしそうだw
そうか分かったぞ!
霧切さんがヒールの無い靴を履けばいいんだ!
ちょっと見上げて頭ナデナデしてもらえるのはご褒美じゃないか!
2では十神は腐川との結婚疑惑があるのに
霧切さんと苗木君は相変わらずの関係っぽいのがなんとももどかしいな
【梅雨は長雨、空川青く澄み、若鮎も踊る】
ぽちょ、と間の抜けた音を立てて、水面が跳ねる。
竿の先が微かに曲がって、咄嗟に手首を引くけれども、重みは無い。
水滴を滴らせて帰って来た釣り針からは、綺麗に餌が抜き取られていた。
「ああ、もう、惜しい…」
背からのんきな声が響く。
釣竿を携えていない彼女との距離は、三間半ほどもある。
蒸しに蒸した事務所に籠る毎日に、どうにかなってしまいそうな梅雨の浅夏。
避暑を兼ねて、と、渓流のデートを提案したのは彼女の方からだった。
「デート」という見事な言葉の撒き餌に誘われて、必死に車を飛ばして三時間半。
砂利道を転がして、山麓に入る少し手前に、その大自然は佇んでいる。
岩間に流れる水の瀬、澄んだ沢の音、加えて木陰は、そよぐ風のなんと涼やかな。
肌に触れる水気も、梅雨のジトやかな湿気とは大違いだ。
早速散策にでも繰り出そうとしていた僕に、そんな間もなく霧切さんが差し出したのは、
『……何これ』
『この辺り、絶好の鮎釣りのポイントらしいのよ』
いつの間に詰み込んだのか、トランクにはクーラーボックスや、愛用の野外用調理セット、着火剤。
呆然とする僕に、長竿を腕に押し付けて、
『虫が苦手な貴方のために、ちゃんと練り餌も用意したわ』
感謝していいのよ、とでも言わんばかりにドヤ顔。
ああ、そう、そういう彼女だった。
色気よりも食い気、花より団子。涼やかな渓流より、旬の若鮎なのである。
はあ、と溜息一つ零して、新たに餌を針につけ、振る竿も心なしか投げやりになる。
別に、釣りが詰まらないとは言わないけれど。
彼女は僕の背で、お気に入りのブックカバーに推理小説を挟んで、時々此方に声を掛けるくらいだ。
こんなの、一人で来るのと変わらないじゃないか。
デートだなんて言葉に見事に釣られたのは僕の方で、要は取れたての旬の食材が食べたかったんだろう。
と、ぽちゃ、と、また水面が跳ねた。
さっきよりも微かに軽い音、ほぼ反射で手首を引く。
今度は上手くかかったようで、ぱしゃぱしゃと水面を跳ねるそれを、ゆっくり手繰り寄せる。
「…ふぃーっしゅ」
「何それ」
「釣れた時に言う掛け声…だそうよ」
誰から吹きこまれたんだ。
針を外して、川の水を汲んだバケツの中に放つ。
ひょい、と、中を覗き込む霧切さん。
「……鮎かしら」
「ヤマメだね」
やや大きめの体に、黒渕の背、尖った嘴。一見すると、小さめの鮭だ。
この季節でも、まだ泳いでいるのか。
ひょっとすると、若鮎が泳ぎに来る時期じゃなかったのかもしれない。
「…鮎じゃないのね」
心なしか気落ちしたように見える彼女を背に、再び竿を振る。
「ヤマメも美味しいよ? なんたって、『渓流の女王』だからね」
「…まあ、貴方が作るんだから、私はどちらでもいいんだけど」
もう一時間ほど粘って、釣れたのは十匹前後。鮎釣りの名所という割には、全部ヤマメだ。
それでも釣り堀というワケでもないのに、天然の川でこれは、大漁と言っていいだろう。
早速七輪に火を起こして、内臓を処理したヤマメに串を打つ。
食塩をまんべんなくまぶし、ヒレには飾り塩。
新鮮なヤマメなら刺し身もありかもしれないけれど、定番はやっぱり塩焼きだろう。
パタパタと団扇で煽ぐと、香ばしい匂いが煙とともに立ち昇る。
皮が少し焦げて、箸で押すとパリ、と崩れるほどになれば、ちょうどいい加減だ。
皿に乗せて、切ったレモンを添える。柚子や酢橘なんてあれば最高だったけど、風味を味わうには十分。
「…もう、いいの?」
既に捕食モードと化した霧切さんが、焦らされた猫のような目で串を取る。
どうぞ、と手で促して、僕は他のヤマメの処理に取りかかった。
これだけ釣れたなら、全部同じ食べ方をするのは、ちょっと勿体ない。
数匹は家に持って帰って、甘露煮にしよう。小ぶりのモノは、炙ってから熱燗に入れて、骨酒にするのもいいかもしれない。
霧切さんも、きっと気に入ってくれると思う。
と、ふと、霧切さんが此方をじっと見ているのに気づく。
「な、何? …なんか変だった?」
「いえ、美味しいわ。……また料理のこと考えてるな、って」
「な、何でわかるの…?」
「貴方、笑ってたもの」
ふふ、と笑む霧切さん。ハッとして、頬に手をやる。
「釣りをしている間、ずっと小難しそうな顔してたから……ようやく笑った、と思ったの」
「そ、そんな、別に…」
そりゃ確かに、デートってこんなものか、と不貞腐れてはいたけれど。
「…一応デートなんだから、もう少し…上辺だけでも楽しそうにして欲しいのだけど」
声が少しだけ丸くなって、唇が尖る。
ちょっと拗ねている時の、彼女の仕草だ。
「……ゴメン」
「謝るってことは、楽しくなかったって認めるってことよ」
「や、えと、そういうワケじゃないんだ」
「つまらなそうに見えていたならゴメン、って意味。釣れたての魚を調理するのは、僕も楽しいよ」
「……」
そうでしょう、とでも言いたげに、満足げに笑んで、彼女はまたヤマメにかぶりつく。
もしかして彼女なりに、料理趣味の僕が楽しめそうなプランを考えてくれていたのだろうか。
……幸せそうに焼き立ての魚を頬張る表情からは、何も読み取れない。
まあ、そうだよな、と独りごちる。
彼女にとっては、こういう形のがデートらしいデートなんだろう。
僕がちょっと色気に浅ましく期待しすぎていたんだ。
と、つと、彼女が食べさしのヤマメを、僕の口元にさし出す。
「……何?」
「釣れるかな、と思って」
ふりふりと、目の前で魚を揺らす。
まだ湯気の立つ白身は、そりゃあ美味しそうだけど。
「えーと…」
「…ああ、じゃあ、もっと色気のある言い方をしましょうか」
沢の石を踏みならして、隣に寄り添う。
肩と肩を押し比べるようにして、
「あーん」
してやったり、と笑む。
食べなさい、と。こういうことでしょう、と。
何が悔しいかって、僕がそういう甘甘しい雰囲気を望んでいたことを、彼女が分かってしまっているということだ。
承知した上で、僕をからかうために、あえて彼女はそれに乗ったのだろう。
「あら…こういうのはお気に召さないかしら?」
にやにや、にやにや。底意地の悪い笑みだ、本当に。
「……いただき、ます」
はく、と食むと、ほんのわずかな苦みとともに、魚の風味が口の中でほろほろと解ける。
釣れ立てたその場で作ったからこその美味しさだろう、これは。
「分かりやすい男の子で助かるわ」
曰く、『好きな事を考えている時の僕』は、相当分かりやすいそうだ。
どうも今日は、彼女に主導権を握られてばかりで悔しい。
ので、ちょっとだけ反撃。
「……分かりやすくて悪かったね」
「いいのよ、それも貴方の、」
「考えてたのは、料理じゃなくて霧切さんのことだけど」
さりげに言いつつ、彼女の手から串を奪い取る。
数瞬して、耳を赤く染めた彼女に、今度は僕がしたり顔で微笑む番だった。
【盛夏は酷暑、蝉の声茂り、一雨を乞う】
み゛ぃいいん、と、頭痛さえ覚えるほどの蝉時雨が、暑さをいっそう追い立てる。
部屋の窓を全て開け、余計な家電のコンセントを抜いて、気休めに風鈴を吊るしても、半刻もすればシャツの色は汗で変わってしまった。
冷蔵庫から水出しの麦茶を取り出し、冷やしておいたグラスになみなみと注ぐ。
氷がカランカランと涼しげに鳴って、すぐに露がグラスの表面に並ぶ。
目立たないけれど、これも立派な夏の風物詩。
二人分をトレーに載せて、彼女の待つベランダへ。
「……どうしてこの家にはエアコンどころか、扇風機すらないのよ…」
チェアに体を丸ごと投げ出して、顔をうつむけたまま。
三十分ほど前に訪れてから同じポーズで、霧切さんは不機嫌そうな声をぶつけてくる。
露出の激しい黒のタンクトップとブルーのホットパンツ姿は、汗で蒸れて、下手をすると下着姿よりも下着姿だ。
「僕が嫌いだから。夏は暑い方がいいじゃない」
「…今日の天気予報、見た? 猛暑日よ、湿度80%よ。貴方、熱中症を甘く見ているんじゃない?」
いつも不機嫌な時はだんまりで、目線や無言で訴えてくる霧切さん。
それを隠さず、むしろ饒舌になるというのは、かなり新鮮だ。
恐るべし、真夏日。
とりあえず、汗で多少よれたハーフパンツの、その露出された部分に、キンキンに冷えたグラスを押し付けてみる。
「…っひ、!?」
ビクン、と、それまでの緩慢な調子からは大きく外れて、活ける魚みたいに、ビクビク、と大きく跳ねた。
跳ねたは跳ねたけど、相変わらずチェアに投げ出された肢体は動かず。
せいぜい顔を挙げ、視線で僕に不満を訴えるくらいだ。
「……セクハラ」
「男の家でそういう格好でくつろぐのはセクハラって言わないの?」
「私からするのはいいのよ。貴方からするのはセクハラ」
「理不尽…」
彼女の手の届くところにテーブルを寄せ、そこにグラスを置く。
のどが渇けば、自分から手を伸ばして取るだろう。……ペットじゃないんだから。
「暑いのが嫌なら、なんで僕の家に来るのさ」
「……貴方がいるからよ」
「…別に呼んでくれれば、こっちから行くのに」
「分かってないわね…私が行くのと貴方が来るのも、大きく違うの」
彼女の感覚は未だに測りかねる。
ちょっとズレているというか、少なくとも僕には分からない基準を、幾つも持っているのだ。
それにしても、確かに今日の暑さはちょっと参る。
気温はどれほど高くても我慢できるけれど、問題はこの肌にまとわりつくような湿気。
昨日から降り通していた雨のせいだ。
暑さに強い、と自覚はあるけれど、そんな僕でも「少し」キツイのだ。
チェアで伸びている彼女は、その数倍だろう。
ふと、その背に散らばっている銀の髪に目が行った。
ただでさえ長いのに、そのうえ湿気を吸って、なんとなく重そうな印象を受ける。
それが肩から腰に掛けてだらりと広がっているのだから、そりゃあ暑さも三割増しだろう。
ふと思い至り、その長髪に手を伸ばしてみた。
指で梳くと、それでも絹のように滑らかに通る。
と、今度は驚いたように、それまでの緩慢な所作とは打って変わって彼女が飛び起きる。
「な、…何?」
「ううん、別に」
「……そう」
と言いつつも、部屋に戻り、棚の小箱から取り出すのはヘアピンと、髪留のゴム。
怪訝そうに首を傾げる彼女の背に回り、広がる銀髪を指で束ねた。
「ちょっと、苗木君……やだ…」
首を傾げて逃れようとする肩を、それでも力がないのは暑さのせいか、軽く引くと大人しく椅子の中に納まった。
ヘアピンで長さを整えてから、ゴムを二重にして縛る。
首筋にも風が通るように角度を調節して、余った横側の髪は前に垂らす。
「…霧切さん、うなじ綺麗だね」
「あの、苗木君…髪は、ホントに……汗臭いし、」
「でも、涼しいでしょ?」
「それは、……マシにはなったけれど、それでも、」
「あ、ゴムとヘアピン僕のだけど、我慢してね」
「……」
ぴたりと文句の止んだ背中越しに、既に氷の解けきった麦茶を渡す。
「ほら、熱中症防止には水分補給、でしょ」
渡すと、膝を抱えたまま、両手でグラスを持って、くぴくぴと控えめに飲む。
大吟醸を一気飲みするあの霧切さんが、まるで借りて来た猫だ。
切ればいいのに、とは言わない。
彼女の綺麗な、本当に絹のような銀髪は、あの学園にいた頃から変わらない、彼女のトレードマークだ。
だからせめて、そんな借り猫霧切さんが涼しい夕げを過ごせるように。
今晩は手軽に、うどんでも茹でようか。
暑くて食欲のない日は、下手に手の加えない、シンプルなモノの方が美味しいのだ。
たっぷりの湯で茹でて、氷水で一気に冷やして麺を洗いしめる。
麺つゆは市販のもので十分。水じゃなくて、氷をそのまま入れて、冷やしながら希釈する。
薬味は豪華に、おろし生姜にミョウガに長ネギ、変わり種にとろろや大根おろしなんて添えても美味しそうだ。
冷蔵庫を探る間も、霧切さんはベランダで変わらず膝を抱えていた。
ずっと手を添えていたところを見ると、男物のヘアピンだけど、気に入ってくれたのだろうか。
【晩夏は残炎、朝夕涼味に、恋を歌う虫の声】
「……意外な特技もあったものね」
相変わらず正面から褒めてはくれない彼女の、それでも目線が称賛してくれているのを感じた。
頬が赤くなりそうなのを、暗みが隠してくれているように願いながら、篠笛に沿える指を止める。
「特技っていうか…日本なら音楽の授業で、こういうの習うからさ」
「それにしても、よ。初見の楽器でしょう?」
「要領は同じだよ」
指を孔に添えて、歌口から息を吹き込めば、相応の音が響く。
強く吹けば掠れて響くし、弱く吹けば優しく鳴る。そういうものだ。
音階は一通り覚えたので、うろ覚えに楽譜を弾いてみる。
この篠笛も、例によって霧切さんの遊び買いだ。
商店街のちっぽけな縁日で、露店に並んでいたらしい。
本格的なものではなく、イメージとしては百均のオカリナなんかと同じようなものだろう。
漆塗りの竹に、水の中を跳ねるように泳ぐ、一対の金魚が彫られている。
彼女の遊び買うものは、こういうちょっと粋な趣向が凝らされていることが多い。
「それにしても、ちょっと悔しいわ」
カラン、と、ロックアイスの入った氷を傾けて、虚ろ目で月を見上げる。
お気に入りの芋焼酎のお供には、冷ややっこに酒盗を乗せただけのシンプルなもの。
完全に親爺趣味だね、と突っ込むと、問答無用でローキックが入った。酔っていた分加減がないので、ちょっとまだ足首が痺れている。
「私が吹いた時には、かすりとも音は鳴らなかったのに」
「…霧切さん、この笛吹いたの?」
「…私から仕掛けるのは、セクハラとは言わないのよ」
ニヤニヤと僕を見返している、酔って赤くなった蕩け顔。
月を背にしているのは僕の方なので、向かい合う彼女の銀髪が燐光を反射して、まるで幽霊みたいに綺麗な微笑で。
「今更そういうのを意識する仲じゃないでしょう? 何度箸を重ねたと思ってるの」
「う、や、そうだけど…改めて言われると意識しちゃうっていうか…」
「ああ、それにしても良い夜ね。笛の音が合うわ」
と、いじめっ子の笑みで、もっと吹くように言外に催促してくる。
手遅れだと分かっているけど、あえて気付かないフリで、僕はまた篠笛の歌口に唇を落とした。
でも、確かに良い夜だ。
月影が雲を淡い黄金色に透かして、音もない夜風が、昼間の暑さをゆっくりと冷ましていく。
夜陰から響く虫の音も、いっそうの涼味。
「夜笛は蛇を呼ぶ、っていうんだけど」
「あら、無粋な言葉を考えた人もいるものね」
歌うように言った彼女の顔に、ふ、と陰が掛かる。
振り返れば、月の輪郭がまるっと雲に隠れていた。朧、というやつだろう。
自然と、指弾く音符も決まってくる。
「……なのはーなばたけーに、いーりーひうすれー」
と、口ずさむ、鈴の音のような澄んだ声。
驚いて、途端に指を止める。
彼女が僕の弾いた曲に合わせて、歌を乗せたのだ。
蕩けたままの目が、怪訝そうに僕を見る。
「……霧切さん、」
「…何よ。私が日本の歌を知ってるのが、そんなに可笑しいのかしら?」
「いや、……すごく、上手いんだね」
カンマ置いて、再び月明かりが差す。
ぽ、と、酒で酔うのとは別の紅が、彼女の頬を染めていた。
「初めて聞いたよ、霧切さんが歌ってるの」
「そ、んなこと、ないでしょう…というか、どうでもいいじゃない」
僕は例えば、掃除や料理の片手間に、聞き馴染んだポップを口ずさむことはあるけれど。
考えてみれば、そういうクセのない人だった。
学園では音楽の授業は別クラスだったし、コレは絶対彼女には言えないけど、僕は別の人の歌を聞いていたから。
カラン、と、彼女の持っていたグラスの氷が揺れる。
うっすらと琥珀に澄んだ液体が、月明かりを映して、ステンドグラスのようなものを机に描く。
「……ねえ、さっきの『無粋な言葉を〜』って、どういう意味だったの?」
「……言わない」
「ねえ」
「…忘れて。酔っていると、柄にもない恥ずかしいことが口をついて出るのよ」
「恥ずかしくなんかないってば。言ってみて」
「……笑わない?」
「笑わないから」
グラスを持った手を額に当てて、目を伏せる。
どれだけ恥ずかしそうなそぶりを見せても、飲んでいる時の霧切さんは、いつもよりも心のガードがゆるいので、本音を見せてくれるのだ。
数瞬待つついでに、その手のグラスをそっと貰う。
笑わないよ、と、念を押す。
口をつけて飲めば、アルコールの辛さと独特な風味の中に、うっすらと涼しい甘み。
僕の飲む様をじっと見つめながら、夢に浮かされたような霧切さん。
「……鈴虫なんかは、夜に歌うでしょう」
「…うん?」
そんな詩的な言葉が、まさか彼女の口から返ってくるとは思えなくて、数瞬頭の中で反芻する。
意味を解して目線を戻せば、じっと疑う視線を向けていた。
人里に降りて来た猫みたいな仕草だったので、可愛くて、吹きそうになるのを必死にこらえる。笑いません。
「昔の人たちだって、夜に集って楽器を弾いたり、歌を歌ったりしたでしょう」
「……そうだね」
「歌は、夜の方が映えるのよ」
ロマンチックでしょう、と、自嘲気味に唇を尖らせたまま、グラスを奪い返された。
「虫も人も、夜中に集って、愛しい人への思いを歌うんだね」
「……」
恥ずかしい言葉には、同じく恥ずかしい言葉で返す。
こういう良い夜には、むしろちょっと歯が浮くほどがちょうどいい。
ぶっきらぼうに突き出された照れ隠しのグラスに、黙って芋焼酎を注ぐ。
ロマンチックだね、と、返すと、鼻を鳴らして拗ねてしまった。
机の下で、彼女の足が僕の足を踏む。ちょっと痛い。
「…ねえ、夜に歌うのが恋の歌ならさ。さっきの歌も、」
「それは…分からないわ」
流石に、こじつけだろうか。
歌詞それ自体は、とても単純で、そして深い情景を歌ったものだ。
夕月夜に風薫る風景。
たった数節で、その美しさを歌った歌。
「例えば、歌自体にその意味がなくても…」
けれど。
そうであってほしい、と思うのは、こんな夜だからか。
「演奏する人が、そういう思いを込めて吹いたなら…それを聞く人が、そういう思いを乗せて聞いたなら」
「苗木君…」
「それはもう、恋を歌っているってことには、ならないかな」
りぃん、りぃん、と、羽が鳴っている。
どうも、僕も酔ってしまったみたいだ。
いつもよりも恥ずかしい言葉が、どうにもぽろぽろと零れてしまう。
ああ、また顔が熱くなる。もう夏も過ぎるというのに。朧月夜で、本当に良かった。
「……もう一度、弾いてくれないかしら」
再三、月明かりが雲で陰る。
互いの顔が見えない暗みで、鈴の音のような声が響いた。
「……霧切さんが歌ってくれるなら、いいよ」
篠笛に添えた指が、心なしか震える。
りぃん、と、急かすように、草藪の隙間で歌う鈴虫。
負けないように、と、息を吸う。
良い夜だ。
とても澄んだ夜だ。
鈴虫の声も、篠笛の音も、月明かりも、それを映すグラスの焼酎も、歌う声も。
「さながーらーかすめーる、おーぼーろづき…よ……、…」
少し緊張で張った鈴の音に耳を傾け、その日は晩酌を終えた。
というわけで、残暑見舞い申し上げました
最近の話題と関係ないSSでちょっと空気読めてない感じだけど、暇だったら読んでやってくれ
少しずつ涼しくなってきたけど、まだまだ暑いから
霧切さんへの熱を上げ過ぎて体調崩さないよう、オマエラ気を付けてください
GJGJ!!
久々の大人ナエギリごちそうさまです!
この雰囲気いいなぁ…
GJ!
猫っぽくて実に可愛い霧切さんでした
>>488 シックでなおかつ可愛らしい、素晴らしい大人ナエギリだった…
超GJ!!
汗に濡れた薄着霧切さん・・・だと・・・?
ごちそうさまです!
これも残暑の賜物か・・・
そう考えるならこの暑さもそんなに悪くない気がしてくるべ
オマエラの霧切愛に乾杯
スーツ姿の霧切さんと苗木君が親子に見えてしまったのは俺だけだろうか
そう言われると霧切さんが息子の入学式か何かに付き添うお母さんに見えてくるから困るw
お父さんが十神になっちゃうぞw
>>488 お待ち申し上げておりました。GJ
十神さんは良くてお兄ちゃんじゃないかと。
親子に見えるなんて言われたら、苗木君以上に霧切さんの機嫌が悪くなりそうなw
でもきっと機嫌が悪くなった理由は年上に見られたとかそんな理由じゃないんだろうな
しかし苗木君には今のままのかわいいサイズでいてほしいというジレンマに悩む霧切さん
そして弟なら問題ないという発想に行き着く霧切さん
霧「苗木君、肩にゴミが付いてるわ」
苗「あ、ありがとう…」
霧「苗木君、ネクタイが曲がってるわよ」
霧「まったく…いい加減結び方を覚えてほしいものね(直してあげながら)」
苗「う、うん…ごめん」
とやっているところに十神が「まるで母親と子供だな」とニヤニヤしながら口を出して、
霧切さんに眼鏡を割られるところまで見えた
霧切さんマジ男前
朝比奈「そうしてるとなんだか新婚さんみたいだね」
と言われたらどう反応するんだろうか
霧切さんだと特に動揺を見せずにそれをネタに苗木君をからかいそうだけど、真っ赤になるような反応も見てみたい
家族絡みのことになると感情が表に出がちな霧切さんのことだ
真っ赤になって動揺する可能性も否定できないべ!
だべが余計な事言うと、
レオン君も真っ青の剛速球で水晶玉を投げちゃうから注意な
ドヤ顔で当たり前のように家族って言い切るのが見たい
霧切「あなたは…私の『家族』だもの。これくらいは当然よ(ネクタイを直してあげながら)」
苗木「え? ああ、『家族同然の仲間』ってことだね」
霧切「……」
苗木「僕ら六人、一緒に生き抜いてきた家族みたいなものだもんね」
霧切「……」
そしてスネギリ発動
スーツ姿のスネギリさんが見られるならそれはそれで
ようやく2をクリアしたからスレ解禁だ ひゃほーい
幼ギリさんも大人ギリさんも堪能できるとかまさに俺得
スーツギリさんいいよなぁ
そしてヒヨコはあんなに育ったというのに苗木君ときたら
霧切さんの胸だって1の頃より明らかに成長してるんだ
苗木君にこれからビッグバンが到来する可能性だってあるはずさ(震え声)
彼もうすぐ二十歳なんですがねぇ…
霧「希望を捨てては駄目よ(ナデナデ」
苗「わかってる…わかってるよ…」
スーツをピシッと着こなす霧切さん
服に着られる苗木君
この対比がいいんだ
今さらだけどアルターエゴのアプリDLした
エゴいわく霧切さんは「すっごくキレイな人」だそうだ
アルターエゴのキャラ紹介で外見に関する言及がある女子は霧切さんだけだったり
なんなの? 実は霧切さんが好みのタイプなの?
元々公式のキャラ紹介から美少女って文句はあったよ
ついでにセレスも容姿については美麗と紹介されてアプリでも良いほうに書かれてる
ちーたんが霧切さんカッコいいみたいなこと言ってたしな
舞園さんも朝比奈さんも容姿に関しては作中で褒められてなかったっけ
あと桑田の通信簿梅の会話で霧切さんもかわいいけどやっぱ舞園さんが好みのタイプみたいなこと言ってたと思う
霧切さんのフッって感じじゃなくてアハハな笑顔が見たい
FDはよ
苗木君がくすぐるしかないな
腕を捕まれて投げられそう
腕を噛まれて に見えた
キリギリさんはそんな人じゃないか…
霧切「任せて。……というか噛ませて」
飼い犬を噛むご主人様
だが夜も主従がそのままだとは限らない
・・・そう考えた俺は破廉恥な奴なのかもしれない
毎日肩口とかに浅い噛み跡が増える苗木君とか色々な意味で怖くて論破できない
むしろこう、首筋とかの服で隠しづらい場所に、妖艶に微笑みながら歯形をつけていく霧切さんを…
おっと来客のようだ
こんな時間に誰だろう?
忘れてはならない
苗木君の正体が野獣大臣であることを
ということで霧切さんの白い首筋にうっすら歯型とか付いてると、こう、ソソると思うんです
うむ……アリだな
苗木の耳元で囁くついでに耳をアマガミする霧切さん
霧「戦刃むくろに気をつけて」
苗「……!」
霧(カプッ)
苗「!??」
やはり苗木君をからかっている時のクスクス笑いこそ至高
こんなシーンあったっけ?OP
アポのオシオキシーンじゃね?
葉「霧切っちは近い将来その孤独な性格のせいで誰かを傷つけるべ!俺占三割!!」
霧(馬鹿馬鹿しい…)
〜着替え中〜
葉「苗木っち背中にすごい引っかき傷だべ!」
苗「こ、これは猫と戯れてたらやられちゃって」
>>530 霧切さんとさくらちゃんだけ汗かいてないんだよな
以前にも霧切さんは独占欲が強そうだと言われていたが、それを踏まえて
独占欲が高じるあまり、苗木君にマーキング代わりの噛み跡や引っ掻き傷を
ついつ付けてしまう霧切さんというのもなかなか…
しかし本当にやってしまうと嫌われかねないので甘噛みで苗木君の反応を伺う霧切さん
3日に1回魔?除け代わりに苗木君の首筋にキスマークを付ける霧切さんを幻視した
ここは霧切さんに対する愛でみちあふれてるな。
>>530 霧切さんはやはりこの切れ長の眼がいい…
>>537 そのまま人前に出るのは憚れるので絆創膏でキスマークを隠す苗木君
それを見つけるやペリッと絆創膏を剥がしてしまい、そして苗木君に
ジト目を向ける霧切さん
まで見えた
他のところはアンチスレができたり他キャラsageたりといろいろあるけど
ここに来ると平和でまったりしてて霧切さん愛が溢れてるから安心する
まさにらーぶらーぶ
>>540 苗木君から仕返しに大人のキスをされて腰砕けになっちゃう霧切さんが見えた
キリギリスさん
昼間からいい声で啼く霧切さんと申したか
パートボイスの「私も…」を聴くに
霧切さんはいざという時には結構かわいい声が出ちゃうとみた
普段の凛々しい声も素敵ですが
いざという時とは具体的に何だ
詳しく聞かせてもらおうか
あれですな
家族になるような人との睦みごとのひと時ですな(意味深)
石丸君が居たら涙と鼻水垂らしながら苗木に教育的指導をしそうな事だね
石「不健全ではないか!ブーツで蒸れた指のスキマを舐めるなんて!!」
無礼者
相手の全てを受け容れる愛あればこその行為であるぞ
汝はそれを不健全と申すか
嫌がる霧切さんから無理矢理靴下を剥ぎとって脚をペロペロする苗木君とな!?
くすぐったさに堪えきれず可愛らしい声を漏らしてしまうわけだな
うん
そのお仕置きとして重点的に耳を舐められて堪えきれず可愛らしい声を漏らしてしまう苗木君
周りの目が無くてもアウトだな
というか既に不健全どころか○戯レベルに
だが希望に溢れているだろう?
素顔の霧切さんがそういう子供じみたスキンシップを渇望している人だったりすると夢があるよね、うん
霧切さんが油断しているところを驚かせて
「きゃっ!」とかわいらしい悲鳴をあげさせたい
違いない!
おし、俺ちょっとやってくるわ!!
問題はどうやったら霧切さんが油断するのか、だ
まず、苗木に隠し事をさせます
次に、パパギリさんの情報をちらつかせます
それ驚かせたやつ死ぬんじゃ・・・
それでも、苗木ならやってくれるはずだ。
霧切さんといえど寝ている間は無防備なはず
ということで早朝寝起きドッキリを提案したい
うむ
霧切さんも苗木君の寝込みに部屋に侵入してるんだから文句は言えないよね!
だが待ってほしい
寝起きで機嫌の悪い霧切さんから手加減なしの反撃を受ける可能性はないだろうか
それは余計に後が怖いなw
苗木君を利用したとあっては霧切さんも黙ってはいまい
霧切さんよりむしろ苗木君の方がびっくりしそうだw
二人して驚いてびくっとしてたら可愛いかもしれない
>>566 霧切さんにマウントポジションでボコボコにされるとか
ご褒美以外の何物でもないぜ
俺としては腕ひしぎ逆十字を希望したく思います
十神家は滅んだそうだが霧切家はどうなんだろうか
>>571 希望ヶ峰学園と関係が深いうえに探偵の才能は絶望達にとって厄介だっただろうから
少なくとも「家」の単位としては滅びてる可能性が高いと思うなあ
ただ、歴代の超高校級の探偵達は生き延びて未来機関の一員になってる可能性も高いと思う
お祖父様が亡くなられてたら霧切さんもショックだろうな
霧切さんの師匠がそう簡単に死ぬとも思えんが…まああの状況では難しいか
苗木の家族もおそらく…なんだろうな
お互い天涯孤独なら、こりゃもう身を寄せあって生きていくしかないな
いやまあ、他の生き残りメンバーにも言えることだけど
久々に本スレ覗いてわかったんだけど、霧切さんの通信簿イベのみの立ち絵ってあったんだな
頬を赤らめながら微笑しているやつか
個人的にはいつものポーカーフェイスのまま赤面している絵が見たかった
>>574 霧切「私がいる以上、霧切家はまだ滅んではいないわ。苗木君、ここまで言えばわかるわね?」
霧切さんの笑顔といえば、やはりVFBのアレこそ至高
最後のあれは良い笑顔だった
ドヤ顔ももちろん可愛いんだが、もっとナチュラルな笑顔も見たいもんだべ
頬染め付きで
>>577 閃きアナグラム開始!
む こ よ う し
! そうか分かったぞ!
もっと単純に4文字で閃ける
こづk(ry
>>582 『絶望の霧、切り払いて、世界に響きし子の産声』…苗木君、ここまで言えばわかるわね?
霧切家も歴史ある血筋だからね
後継ぎを作ることは霧切さんの義務ですよね(ゲス顔)
学園長もかなり早くに結婚したみたいだし
>>572説を踏まえて
未来機関で生き延びていた親戚の叔父様に再会して、
「先代が亡くなられてからどうなることかと思っていたが、君達がいれば霧切の家も安泰だなHAHAHA」
みたいなことを言われて赤面する霧切さんとキョドる苗木君が見えた
>>584 希望髪結って霧切さん愛用のあの黒いリボンのことなのだろうか
スーツ姿でもリボンはそのままだったけど、
やはりあれは霧切さんこだわりの逸品なのか
幼い頃は両方リボンで結んでたみたいだし何か意味あるのかも
子供の頃は両サイドにあった三つ編みが片方残っている
→父親がまだ自分の家族であった幼い頃に対する未練の表れ
という説が以前このスレで出てたな
それが今もなおそのままということは、父親を許したということなのかもしれない
3で手袋とリボンを受け継いだ霧切さんの娘が出てくることを期待
続編ほしいよなw
スパチュンはよ!
>>591 そしてアンテナとフード付きのアウターも完備していれば俺によし
某裁判ゲーの新ヒロイン?が黒手袋していて霧切さんを連想してしまったのは俺だけだろうか
手袋以外は似ても似つかないと思うぞw
どうでもいいがスーツ姿の霧切さんはあのまま法廷に立っていても違和感ないな
もうちょいカジュアルな服装の霧切さんが見たいかな
黒スーツも良かったけど1の服装のが好きだ
私服の霧切さんも見てみたいもんだ
霧切さんの私服というと、どうも1の制服みたいな感じばかり思い浮かぶ
カットソーにジーンズとかの本当にカジュアルな格好も見てみたい
初期リギリさんの衣装もいいよな
決定稿霧切さんの衣装も勿論素敵だが
某シュタゲの某助手みたいな衣装を着てほしい
1って挿絵のために買ったほうがいいかな?
ちょくちょく言われてるけど、やっぱ浴衣をだな・・・
打ち上げ花火を一緒に見るナエギリを脳内再生するととっても幸せなんです。
だから直リンはやめろって……
画像保存してろだにあげるくらいしろよ
できないんだったら支部にあるよとだけ書け
>>604 浴衣いいよね
霧切さんは意外と和装も似合いそう
こう、襟から覗く白いうなじとか…想像するにグッとくるものがある
浴衣で縁日のSSはあったが、そういや花火見物は未出だな
もう夏も終わりだが誰か書いてくれないものか(チラッチラッ
2の花火イベントに霧切さんがいなかったことが悔やまれるぜ
>>605 霧切さんの挿絵は一枚のみ
買うか買わないかはお前さん次第だが…霧切さんへの愛が試されるぜ?
浴衣に手袋というのもなかなか趣深いのう
浴衣+手袋+ブーツというのもハイカラで素敵じゃないか
霧切さんならさまになりそう
しかしスレの勢いとか数が圧倒的すなあ・・・
大正の女学生的な袴にブーツのいでたちとか似合いそうだなと思ったり
書生姿の苗木君と女学生姿の霧切さん・・・
うむ、非常によろしい
書生姿の霧切さんもありな気がする日曜日の午後
御神楽少女探偵団…いや、なんでもない
>>616 Elfから発売された時には大切なものが穢された気がしたな
>>615 学生服にインバネスの霧切さんが見えた
…どこぞのデビルサマナーだなこれ
僕はホームズの格好した霧切さんが見たいです
苗木っちはワトソンで
霧切さんは胸が小さいから男装しても違和感が無いと申したか
まーた風評被害か
おう通信簿見てこいよ
あくしろよ
今更ながらダンガンロンパ1クリアして霧切さんに惚れてしまったのですが
お仲間に入れて貰えますか?
カップラーメン頭に乗っけてる霧切さんが可愛かった
大歓迎さ!
ただ2のネタバレには気をつけて
2の世界は実はヴァーチャルだった!みたいな書き込みには注意だよ!
2でもどことは言わないが余り成長していないとかいうのはガセだからね!
お前ら…
カップラーメンに気づいた瞬間の斜め上に目線を向けて口ぽかーんとしている顔がかわいい
その後無表情でカップラーメンを払いのけるのもかわいい
生まれ変わったら来世はカップ麺になって
霧切さんの頭に乗っかりたい
靴下になるのがおれの夢なんだ。
誰のとは言わないですけど!!
学園から出る前にちゃんと霧切さんがシャワーを浴びることができたのか気になって仕方ない
シャワー止まってそうwww
風呂の水で水浴びくらいは出来そうだけど
最後の裁判が始まったのが夜時間だからな
浴場は使えるだろうけど、同じく体を洗いたいであろう苗木君と鉢合わせしそうだw
むしろ積極的に鉢合わせすべきだと思います
635 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/10(月) 12:43:52.94 ID:BkosVcpy
霧切「戦刃むくろに気を付けて…」(ドヤアアアアアアアアアアアキマッタアアアアアアアアアアア
______________________________________________
江ノ島「とっくに死んでますし」
霧切「……」
脱衣場で鉢合わせするのか、浴場で鉢合わせするのか
それが問題だ
本命は霧切さんが脱いでる所に苗木がガラガラ
対抗馬として苗木入浴中に霧切さん登場で何故か苗木が沈められる
大穴で示し合わせて混浴
浴場に入ろうとした霧切さんと浴場から出ようとした苗木くん
お互いに右手で扉を引いて一歩踏み出すタイミングは同じ
まさか人がいたと思わない二人は驚くが気付いた時には時すでにお寿司
押し倒した状態の霧切さんのタオルははだけ
省略されました
わっふるわっふる
わっふるわっふる
霧切さんと一緒にお風呂入るという展開があると淡い期待を
抱いていた奴は正直に名乗り出なさい。怒らないから。殴らないから
苗木が大樹へと急成長
苗木君の苗木が急成長して樹液を出したぞ!
>>640 霧切さんが部屋の鍵を取り上げられた時に苗木の部屋にお泊りする展開を期待したのなら俺だ
さあ、煮るなり焼くなり好きにするがいい
>>643 そういやそれもあったな・・・俺もだぜ
初見プレイ時のワクワク感をもう一度味わいたい
お前らばっかにいいカッコさせるかよ!
あるあるwww
俺も同衾イベントかと思ったわw
色っぽい展開にはならないだろうとも思ってたけどさ
霧切さんの過去を聞けそうになる→事件発生、みたいな流れになるかと思った
苗木君の大樹を見て表面上は普段通りだけど、内心は大パニックで微妙に挙動不審になる霧切さんを望んでしまった奴ならここにいるぞー
>>638 霧切さんが上で苗木君が下なのか
苗木君が上で霧切さんが下なのか
詳しく聞かせてもらおうか
>>649 霧切さんが上で少し見つめあった後苗木君の下腹部を見て視線を戻しフッっと笑う霧切さんなんてのはどうだ
いやここはだな
最初は狼狽する苗木君を余裕の微笑を浮かべて見つめているけれど、
視線が苗木君の苗木君を捉えるやその表情が驚愕に染まり、
そして次第に真っ赤になっていく方向でどうか
苗木君が霧切さんの上に覆いかぶさる姿勢に
↓
しばらく見つめ合った後、そっと眼を閉じる霧切さん
↓
そんな霧切さんの様子に気づかないまま、慌てて飛びのいて謝罪する苗木君
↓
霧切さんのジト目が苗木君に突き刺さる
まで見えた
苗木君マジ草食
二人が同じタイミングで浴場に入っていくところは外の人達にばっちり見られちゃってるわけですが
いいんですかねえ…(ゲス顔)
静かに待たせてもらおうぜ兄弟
>>653 苗「ご、ごめん霧切さん!」
霧「……」
苗「ぼ、僕もう行くから! 本当にごめん!」
霧「…待ちなさい」
苗「……?」
霧「本当に悪いと思っているなら、埋め合わせをするべきだと思うけれど」
苗「…埋め合わせ?」
霧「付き合いなさい。私の入浴に」
苗「えぇっ!? それって、その…つまり…こ、混浴…?」
霧「あら、どうして今更狼狽えるのかしら? 私の入浴しているところを見るのは初めてじゃないでしょう?」
苗「! の、覗いてたの…気付いてた!?」
霧「当然よ。ばらされたくなかったら…わかるわね、苗木君?」
みたいな展開はありませんか
うむ
アリだな
あの覗き一枚絵は明らかに霧切さんがこっちに気付いているように感じるよなwww
つまりあのCGは不本意ながら苗木くんに見られるのはやぶさかではないけど他の男子もいる……
しかし混乱を避けるために敢えて騒ぎ立てないと
つまり苗木くんと霧切さんは一緒にお風呂へ入ればいいと思うんです(脱線
そんで意外と良い身体してるなとか思ってたら
「どこを見てるの?」と若干Sな苗木くんに言われて慌てふためく弱切さんとか
草食系と見せかけて霧切さんには押し押しな苗木くんとか素晴らしいと思うんですがダメですか
ああ、まだまだ残暑厳しいな
ダメなことがあろうか、いやない(反語)
ビバ残暑!
つまり今年の夏こそ着ようと思っていた水着を結局着ずじまいでクローゼットにしまう霧切さんとな
>>663 今までの話を振り返ってみると
着ずじまいになりそうな水着がもったいなくて
大浴場で水着のまま入ってるところに苗木くん登場
霧切さんは裸じゃないから恥ずかしくないけど
慌てて転びそうになった苗木くんを庇おうとして押し倒
そうか、わかったぞ!
やったねまこちん!水着なら混浴でも安心だよ!
>>661 苗木君の『男』を意識してドキドキしちゃう霧切さんとな…
たいへん結構かと存じます
で、オシオキは誰が受けるんです?
洗いっこは?
洗いっこはあるんですか!?
霧切「苗木君、背中流してくれる?」
苗木「えっ、いやちょっとそれは…(わーいわーい!洗いっこだー!)」
ってこと?
>>661 「お風呂でまでこんなもの付けなくてもいいよね?」と、
霧切さんが抵抗する間もなく手袋を剥ぎとってしまう攻め苗木を希望します
そして抵抗する間もなく苗木君に手をごしごし洗われてしまうわけだな
火傷跡を指で触れられた霧切さんの口から「んっ……」とくぐもった声が漏れたりするととても良い
苗木くんのを手でゴシゴシに見えたが別にどうということはない
>>672 火傷痕に手を伸ばした瞬間反射的に苗木君を昏倒させてしまい内心慌てる霧切さんもありだとは思うのだが
お風呂話が需要あるようなのでSS投下。
全部の妄想を汲み取れることが出来なかったのをご了承ください。
―――――
"超高校級の絶望的おしおき"を見届けた僕らは一言も声を発さずエレベーターに乗り、学級裁判場を後にした。
制服の右ポケットに入れた脱出スイッチの感触を確かめながらエレベーターの壁に寄り掛かる。
疲れた。
兎に角、疲れた。
超高校級の絶望に勝ったことで勝利の雄たけびを吼える気もなかった。
死んでしまった僕らの仲間達が戻ってくるわけもない。
それでも前に進むと誓ったけれど、今は少しでも休みたくて仕方なかった。
「ほら、苗木。一階に着いたよ」
「あ、ごめん……」
ボーっとしていたらいつの間にかロビーに到着していた。
朝日奈さんに急かされて出ると同時にエレベーターの扉が閉まる。
もう二度とここに足を踏み入れることはないとわかると、どこか後ろ髪を引かれるような気分になる。
何度も潜り抜けた命がけの学級裁判を僕は記憶に留め続けることは出来るだろうか――。
―――――
夜も遅いということで、昼12時頃を目安に食堂に集合して脱出の準備をするという十神君の提案に同意して解散となった。
フラフラとした足取りでドアの鍵を開け、自室に入る。
そのままベッドに倒れ目を閉じる。
「…………………くさっ!」
この部屋、臭うよ! むしろ、僕が臭うよ!
――って、そういえばゴミ捨て場から学級裁判に至ったんだっけ。
着替える時間も惜しいからそのまま捜査して学園内を走り回ったし。
まぁ、今の今まですっかり忘れてたよ、自分の体の臭ささに。
「夜時間だしシャワーも無理だよね……」
かくなる上は大浴場しかない!
あの広い浴槽にダイブして垢という垢、全て清めたい。
鼻を突く不快な臭いを石鹸の匂いに変えたい。
そんな欲望が僕の中でマグマのように噴きあがる。
気づいたら脱衣場に立っていた。
服を脱ぎ、備品の手ぬぐいを肩にかける。
そしてお風呂に入った後は服をランドリーで洗濯させよう。
乾燥させるまでの間は自販機の飲み物で火照ったお風呂上りの体に爽快感をもたらそう。
自販機に僕の好きなアンパサ・いちご味がないのが悔やまれるけど、今はこの際だから何でもいいや。
最後はふかふかベッドにダイ「ぶるぅあぁぁぁぁっ!!!」
浴室のドアノブに手を掛けたのはいいけど、僕が引くよりも早くドアが押し出され直撃し吹っ飛んでしまった。
受身なんてとれるわけもなく、頭と背中を床にぶつける。
頭がチクチクするけど、コブになってないだろうか――?
「あいたたたた……「苗木君? ……っ!?」って、霧切さんっ!?」
見上げる形になってしまったが、扉の前にはバスタオルを巻いた霧切さんの姿。
ホコホコと湯気が舞うのだから僕より先にお風呂に入っていたのだろう。
「どうしたのさ、霧切さん。さっきからボーッと固まっちゃって?」
「……苗木君、出来れば隠して欲しいのだけど……」
「へ? 隠す?」
「あなたの……股間を」
入浴したことで火照った肌の霧切さんが茹蛸になるくらい真っ赤な顔で指摘したのだった。
指を差された先の場所は本来、肩にかけた手ぬぐいがカバーするはずだった。
それがないのだから――
「うわあぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
その事実に気づいた僕の脳は悲鳴をあげることしかできなかった。
年頃の女の子の前で"パカー"と、恥ずかしい姿を僕は晒してしまったのだから――。
〜 超高校級の不運が絶望学園を卒業するまで超高校級の探偵と何があったのか問い詰めても口を噤む理由 〜
「うぅ、あんな姿を中継されたからもうお婿にいけない……」
カポーン、と洗面器に水滴が落ちる音と共に僕のつぶやきが漏れる。
父さん、母さん、それに妹。ついでに苗木家のご先祖様――。
長男である僕があるまじき醜態を世間に晒してしまったせいで一族の系譜が絶たれそうです。
「恐らく監視カメラの方は機能が止まっている筈よ」
「えっ、それ本当なの?」
「撮影している時に点灯する赤いランプが今は点いてないわ」
「あ、本当だ……」
視線を湯船から天井に設置している監視カメラに移す。
どうやら生命維持に関わるような箇所以外の電力供給は断たれているようだ。
となると、目撃者は隣にいる霧切さんだけになる。
「霧切さん……。素朴な疑問なんだけど、なんでまたお風呂に入っているのさ?」
「それは……。そう、苗木君の監視よ」
「監視? 僕の?」
「あなたがショックのあまり入水自殺しないかを監視するためにもう一度入っているの」
「そんな大袈裟な……」
確かに恥ずかしい姿を見られて涙目で放心状態だった僕だけど。
そんな僕を霧切さんは露出狂の変態として罵倒やオシオキするわけもなく、ただ僕の肩にかけていた手ぬぐいを腰に巻いてくれたのだった。
そして僕の手を取り、先導するように大浴場の湯船に浸からせて自分も隣に腰掛けたのだった。
湯船に浸かる前に掛け湯をしなきゃならないとか、タオルを巻いたまま浸かっちゃいけないっていうマナーもあるけど、この際目を瞑ることにする。
「あんな危うい状態の苗木君をほっとくと何を仕出かすか予想できないわ」
「それはわかったけれど……湯当たりとかしない? 大丈夫?」
「そんな気遣い不要よ、苗木君の癖に生意気ね」
「わぷっ」
そういって僕の頭を掴み、首まで湯船に浸からせてくる霧切さんだった。
「それに……家族の候補先なら私の家があるじゃない」
「えっ!?」
今その話題を再び持ち出すの!?
事件が起きる前に霧切さんと一緒に過ごす時間があったけど、その時に手袋の中を見せる云々で家族以外には見せないって話をしていたっけ。
でも最後の学級裁判で惜しげもなく手袋の中身を晒した霧切さんだったけど――。
「でもごめん。霧切さん……」
「えっ……?」
「手袋の中身を見せる人は家族のような人にしか見せないって誓っているのに、全国中継で見せる羽目にさせちゃって……」
「あぁ、そのことね。いいの……気にしてないから」
「きっと中継を見ていた人の中に霧切さんの火傷を見ても怖がらなかった人がいると思うんだ。その中から霧切さんの家族候補が見つかるといいガボボボボボボ!!」
「苗木君、全身くまなく浸からないと臭いが取れないから手伝ってあげるわ」
そう言って今度は頭の方まで湯船に沈めてくるじゃないか!
ひぐぅ! 僕、逝っちゃうよぉ!
「ぶはぁ! ……ゲホッゲホッ!」
霧切さんの拘束が緩み、すかさず湯船から顔を浮かばせる。
湯気に混じった酸素を吸い、苦しかった肺の機能が戻ってきた。
そのまま霧切さんから逃げるように湯船から洗面台に移動する。
洗面椅子に腰掛けて頭と体を洗うためだ。
鏡越しに霧切さんの様子を見ると一瞬目が合ったけど、すぐに後ろを向いてじっと湯船に浸かる姿を確認した。
軽くシャワーで髪をすすぎ、備え付けのシャンプーを手に取り髪を洗うことにする。
最初は泡立ちが悪かったけど、次第に髪の毛にはシャンプーの泡が占めるようになった。
そして洗面器に溜めたお湯を頭から被るようにして洗い流した。
次は身体を洗おうと垢すりに手を伸ばそうとした矢先のことだった。
「背中の方は私が洗ってあげるわ」
「き、霧切さん!?」
いつの間にか僕の背後にいた霧切さんが垢すりを手にボディーソープを垂らし泡立てた後、僕の背中をこするのだった。
「言葉だけでは説得力が足りないから行動でも感謝を示すわ。ありがとう……苗木君」
「霧切さん……」
何について"ありがとう"を指すのか断定するのが難しい。
けれど、僕も同じように言わないと駄目な気がする。
「こちらこそ、ありがとう。霧切さん……」
鏡越しに見つめていることに気づいたのか、霧切さんも鏡を見てやわらかに微笑んでくれた。
こんな僕を励ましてくれてありがとう――。
ゴミ捨て場から僕を助けに来てくれてありがとう――。
僕を"超高校級の希望"と呼んでくれてありがとう――。
他にも色んな気持ちが含まれているけど、シンプルに5文字の言葉で霧切さんに伝えることにした。
ふと、霧切さんが何かに気づいたようで僕の背中を洗っていた手が一瞬止まった。
「苗木君、それ……」
「あ、これ? いつものことだよ。気にしないで」
「気づいたらそこだけ真っ直ぐに天を衝くんですもの。驚かないわけがないわ」
「触ってみる?」
「え? いいの……?」
「気になっているみたいだから」
「じゃあお言葉に甘えて……。他に比べて異質な感触ね。すごく、硬い……」
「そうでしょう? ここだけは何か別の芯が仕込まれているんじゃないかっていうくらい硬いんだよね。……僕の癖っ毛」
「癖っ毛というよりアンテナと呼んだ方が良さそうね」
「僕もその意見に賛成だね」
二人してクスクス笑う。
あれ、もしかしてエッチな会話をしていると思った――?
そして前の方は僕自身が洗うことにして全身綺麗になった。
「私は先に上がるけど、一人で大丈夫?」
「うん、わかった。着替えが済んだら一声掛けてね」
そういってバスタオルに包まれた霧切さんの姿を見送った。
再び湯船に浸かっていると脱衣場を繋ぐ扉が開かれ、顔だけを出した霧切さんと目が合った。
脱衣場に戻ると霧切さん制服姿でスツールに腰掛け、ドライヤーで髪を乾かしていた。
髪を乾かすのに集中しているのか鏡と睨めっこしている霧切さんに気づかれないよう大判のバスタオルで身体の水気を拭いてから腰に巻く。
下着とズボンを身につけ、Tシャツだけを羽織った状態で霧切さんの隣のスツールに腰掛けた。
そして同じようにドライヤーのスイッチを入れて自分の髪を乾かす。
髪を乾かしている最中、何度も欠伸が出てしまう。
「これが終わったらお互い部屋に戻って休みましょう」
「あ、僕はこの後ランドリーで服を洗うから先に戻ってていいよ」
「……その調子じゃランドリーで寝てしまうわ。洗濯は起きてから一緒にしましょう」
「その方がいいかも……」
「明日は集合の1時間前に起きるようにしましょう」
「僕、起きられないかも……」
「だったら私が起こしに行くわ。部屋の鍵を開けておいてくれる?」
「うん、わかった。もう黒幕が押し入ることもないだろうし開けておくね」
そしてお互いの個室の前に立つ。
「おやすみ、霧切さん」
「おやすみなさい、苗木君」
挨拶をしてから部屋に入りTシャツとパンツ一丁姿で布団に潜る。
入浴で暖まった体と冷たいシーツの感触がくすぐったかったけど、すぐに眠気が押し寄せてきた。
僕はそのまま睡魔に身を委ねることにしたのだった――。
―――――
何か身体を揺らされている感じがしてボンヤリと意識を取り戻した。
すると、聞き覚えのある声が聞こえた。
「苗木君、起きて。約束の時間よ」
「うーん、あと10分だけ……」
「駄目よ。起きなさい、苗木君」
掛け布団が一瞬でめくられシーツに包まれて暖かいと感じた体がたちまち寒さで震える。
身を縮こませるようにしていると一瞬の浮遊感、すぐに堅い感触が身体を駆け巡る。
「ぁいったあぁ!」
「大丈夫、苗木君? ……ッ!?」
どうにも僕は柔らかいベッドのマットから堅い床へと転落してしまったようだ。
頭の鈍い痛みを和らげるように手を擦る。
目を開ければ見上げるような形の霧切さんと目が合った。
「どうしたのさ、霧切さん。さっきからボーッと固まっちゃって?」
「……苗木君、出来れば隠して欲しいのだけど……」
「へ? 隠す?」
「あなたの……股間を」
脱衣場での遣り取りと同じだなぁと思い出した途端、真っ赤な顔の霧切さんとは対照的に僕の顔は青褪めてしまうのだった。
「ご、ごめん霧切さん! また晒してしまいました――ッ!!」
"パカー"再び――!
今度はパンツを履いていたけれど、男の生理現象を隠し通せる訳もなかった。
完
苗木くん"パカー"編 投下終了。
どなたか霧切さん"パカー"編の製作をお願いします。
暑さにやられて二度も点滴を打つ羽目になった今年の夏。
妄想も滾ってSS投下しまくった素晴らしい夏でもありました。
>>680 乙!!苗木くんは霧切さんに責任とってもらって霧切家の一員になるべき
>>680 苗木君の”パカー”とか予想外すぎるw
ともあれ良い物を拝ませて頂きました
一月ぶりに戻ってきたらSS大量更新されてる(歓喜)
>>680 GJ
もちろんこの二人が大浴場から出てくる姿を他の皆は目撃しているんですね。わかります
>>680 GJ!
こうして霧切さんの脳裏にコトダマ:恥ずかしいポーズが深く刻みこまれたわけですね
ふぅ…朝からいいもの見れたぜ
これで今日も頑張れそうだ
>>680 GJ!
霧切さんに恥ずかしいポーズをとらせるのは、なかなかに難易度高そうだな……
ゴミ捨て場に落ちてきた時に着地失敗して
恥ずかしいポーズになってしまう霧切さん
1章捜査パートの床にしゃがみこんでるCGなんか、素晴らしいアングルなんだがな…
ダークゾーンさえなければ
おのれ暗黒空間…!
捜査中に高所を調べるために苗木が霧切さんを肩車
↓
バランスを崩して転ぶ苗木
↓
当然肩車されている霧切さんも転ぶ
↓
パカー
まで思い浮かんだ
肩車するとき逆になりそうなんだよなあ・・・
なかなか持ち上がらなくてアンテナでグリグリまで読んだ
落ちた拍子にパカーした霧切さんの股間に苗木クンの顔が突っ込んでしまう、みたいな展開期待
>>691 それは違う!
苗木君と霧切さん、どちらの観察力が上かは明白なんだ
つまり霧切さんが上に、苗木君が下になるのは当然の帰結といえるんだよ!
>>691 終里さんだって日向くんの肩に乗ってたし大丈夫だよ、多分ね
こう、リト的なラッキースケベに遭って欲しい
ただあれほどモロだとちょっとアレなので
不慮の事故で転ぶ
偶然近くにいた霧切さんも巻き込まれる
頭はスカートの中で目の前にパンツ(しかしあくまでノータッチ
ブラックホールに食われる
くらいはどうかな
霧切さんに食われる苗木君とな!?
>>694 霧切さんが上で苗木君が下・・・?
何か閃きそうな気がする・・・
閃きアナグラム開始!
き□ょ□い
>>695 たいへん結構だ
結構だが、その後がちょっと怖いなw
A.カップ麺の時のように何事もなかったかのように立ち上がる。
B.オシオキ執行。そのまま両脚で首を極められる。
D.慌てて飛びのいた後、無言で目を伏せて真っ赤になる。
C.「見たわね。責任…とってもらうわよ」
「フェアじゃないわね。苗木君のも見せてもらうわ」
>>699 全部入りでいくと
オシオキ執行するも実は恥ずかしいことをやってるのに気が付いてすぐに飛び退く
「これは貸しよ」とかイミフなことを言って去る霧切さん
首が痛い苗木くんは???となりながらもとりあえず部屋へ帰る
落ち着いて考えてみるとふとももで顔を挟まれたってことだよな……
すごくすべすべで柔らかかったような……
それにしても霧切さんのぱんtいやいやそんなことを考えちゃダメだでも貸しってどういうことだと悶々とする苗木くん
こうですかわかりますん
一方その頃霧切さんは恥ずかしさのあまり自室のベッドの上でローリングしているわけだな
霧切さんのフトモモに挟まれるとかどう考えてもご褒美
1クリアしたけどなんかアレだな淡泊というか
もうちょっとデレるかと思ったがそんなこと無かったぜ
2ではもうちょい進展してんの?
ぼんやりテキストを目で追っているだけでは分かりにくい奥ゆかしいデレがいいんじゃないか
え、結構あからさまにデレてると思うけど
家族発言とか貴方と一緒なら発言とか
何か見逃してると思ったがやっぱりその程度だよなぁ
上の方でも誰か言ってるみたいに鍵取られた後部屋泊まらせてねとか
せっかく夜二人で探索するイベントもあったんだからもうちょいキャキャウフフ的なものもあってもよかったのに
結構デレデレだよな、霧切りさん
「前向きなことだけが僕の取り柄」と言う苗木に「素敵な取り柄ね」と返したり
なかなかのデレっぷり
それ誰でもそう言うやん
やはり四章のスネギリこそが至高だろう
あのぷんすかっぷりはすごく可愛かった
大人びた女の子の年相応な姿
>>710 んなこたぁ無いと思うよ
普通なら「ふーん」で終わるところ
実際、作中で苗木の前向きさを状況を打破しうる長所と認めているのは霧切さんくらいだし
ツンデレじゃなくクーデレだからな
普段と態度が変わらないようでいて実はデレが見え隠れする程度がたまらなく萌えるのだよ
クールでかっこいい上にああ見えて情に篤いところがイイネ・
>>704 ロマンイベントは見た?
見てないなら見とくべき
残念な人の死体を片付ける苗木君を「甘いわね」と言いつつ手伝ってあげるシーンが好き
なにこのカットイン素敵
いいなこれ
本編で見たかった
同意してもらった霧切さんの満足げな顔がいいな
やっぱり霧切さんのドヤ顔はかわいいなぁ
ドヤ切さん
もし1に同意があったら多分都合30回はこのカットインを見ることになる
むしろ霧切さんになって苗木に同意するゲームを
霧切さん視点の1はわりとやってみたいかも
ココロンパで霧切さんに同意したい
霧切さんの赤裸々な心の声を聞いてみたい
霧切さんがダンガンアイランドのメンバーだったら、調子良いときとか何て言うんだろう
(霧切、調子良いみたいだな・・・)ってなってるのが想像できない
ああぁあああ!
せっかく霧切さん好きになったから2始めたのに
苗木ととがみは出てるのに一向に霧切さんがでないよぉおおおお!!
しかもデブ死んだし・・・あああああ深刻な霧切さん不足
>>730 諦めずに最後までプレイするんだ
希望を捨てちゃだめだ
某「私、気になります!」の人と霧切さんって相性いいのかしらん
霧切さんダンガンアイランドメンバーなら
割り当てられた仕事さぼりそう
※ただし苗木君と一緒だとやる気を出します
735 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/14(金) 18:05:13.90 ID:d09/I1cL
父ちゃんがキチガイ希望厨で霧切さん涙目
>>733 霧切さんはやるべきことはきちんとやるタイプだと思うが
サボってる姿は想像できん
サボるというより、誰よりも早く終わらせて残りの時間をずっと好きにしてるイメージ
朝もかなりルーズだったみたいだし、誰よりも遅く始動して誰よりも早く終わらせてそう
てきぱきと掃除を終わらせた後、
山で必死こいて採集している苗木君を見物して暇を潰す霧切さん
そこはてきぱきと掃除を終わらせた後苗木君の部屋でゴロゴロして欲しい
一仕事終えて苗木君が自分のコテージに帰ってくると
そこには待ち疲れてベッドですやすや眠る霧切さんの姿が
霧切さん視点での未来機関での生活とか読んでみたいのう
公式でなんかやってくれんかのう
>>742 2の設定資料集で、未来機関についても何かしらあると思うから
それに期待するしかないね
外伝小説を出しちゃってもいいのよ
いっそスピンオフでも
>>739 苗木がツルハシ振るっているのを少し離れた岩に腰掛けて眺めている霧切さん
でもツルハシの重さに振り回されて危なっかしいのを見ていられなくて、
「仕方ないわね」とか言いつつ最終的には結局手伝ってくれる
そんな絵が浮かんだ
苗木のツルハシ(意味深)を霧切さんが手取り足取り…
まで読んだ
>>741 狸寝入りで苗木君の反応を窺ってるんですね
748 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/15(土) 06:53:27.86 ID:uQ9FJj0d
もしドラマ化するなら霧切さん役は前田敦子にやってもらいたい。
探偵役やってたし、とても相応しいと思う。
それはない
切霧さんが汚れる
実写化自体全力で阻止する
ガッキーなら許す
栗山千明とか近い雰囲気
実写じゃなくてアニメにして欲しい
声優のギャラでスパイクがヤバいが
アニメなー
原作はあんまりアニメ向きじゃないと思うんだよな
苗木霧切コンビのオリジナルストーリーの探偵ものとかなら見たい
設定資料集には霧切さんの書き下ろしあるかな
ないだろ
ああ、スーツ霧切さんのラフ画くらいならあるかもしれんか?
あと本編に出てきた一枚絵のボツ絵とか…
んー、でもないんじゃないかな
1の時は石田とか戦刃にすら書き下ろしがあったんだ
未来機関トリオに無いはずが無かろう…と思うよ
ないんじゃね、とりあえず俺は情報待ちかな
2になかなか霧切さん出てこないので七海に浮気してしまいました
ごめんなさい霧切さん
すいません、俺はゲロブタに絶賛浮気中であります!
2キャラも良かったけどやっぱり霧切さんが一番という結論に達しました
やはり霧切さんといえばこのドヤ顔
そういや2ではドヤ顔なかったな
霧切さんにもボイス付きで「ドヤッ」とやって欲しかった
唐突ながら、
>>429のアイランドSSの続きをば
相変わらずネタばれ的なものがふんだんなので、ご注意を
さて、彼女が規則正しい寝息と、寝言ともつかないもぞもぞとした音を喉からを響かせる間。
身動きを取れない僕は、かといって本気にして彼女に手を出す度胸も無し。
せめてもと、徹夜で書き上げたファイルに目を通す。
向かう場所はこの公園の他に、砂浜、図書館、映画館、遊園地、軍事施設。
最後にもう一度この公園に戻ってきて、意識を呼び覚まして終了。
となれば、次に向かうのは、順当に行って砂浜だろうか。
近いというのもあるけれど、屋外は出来るだけ日のあるうちに済ませておきたいし。
なんて真面目一辺倒に考えていると、
「ぅ…ん」
ごろ、と、彼女が寝返りを打って、太ももの上の顔がこちら側を向く。
うん、まあ、想定していた展開の一つだけど。
「……、…」
いやー、やばいなぁ。この絵はやばい。
どれくらいやばいかというと、もし朝日奈さん辺りに見つかってしまえば、問答無用で歯の2、3本は持っていかれるくらいやばい。
僕の膝の上に体を横たえた霧切さんが、此方に顔を向けて、生温かな吐息を洩らして。
字面に起こしてみただけで、どれくらいやばいかが浮き彫りになる。
いけないモノを見てしまった気になって、咄嗟に時計に目を逃がす。
既に正午、彼女が夢の世界に潜ってから、三十分ほどが経過していた。
「あ、の…霧切、さん?」
と、なるべく彼女の姿を見ないで肩を揺さぶる。もう起こしてもいい時間だろう。
と、存外すぐに目をうっすらと開いて、霧切さんはそのまま固まった。
「……本当に何もしないのね」
「え?」
むくり、と、上半身だけを起こして、猫のように伸び。
ポキポキ、と、景気よく関節の鳴る音。
「私が徹夜明けなのには気付くのに、タヌキ寝入りには気付かないのね、と言ったの」
「起きてたの…?」
「仮眠は十五分まで、と決めているのよ」
ぽんぽん、と、僕の太ももを叩く。
「…ありがとう。良い寝心地だったわ」
「あ、うん…どういたしまして」
「ここ数日で、一番よく眠れた気がするわ。貴方の膝枕、いいわね……」
安眠まくら苗木誠モデル…、と、なにやら物騒な事を呟きだした霧切さんを余所目に、僕は惚れたように呆けていた。
寝ていたフリ、だなんて。
どこからだろう。寝返りを打つ前からだろうか。
本当に僕が手を出したら、霧切さんはどうするつもりだったんだろうか…?
……いや、彼女のことだ、これも僕へのからかいの一環なんだろう。
深く考えたら負けだ、きっと。
「…それじゃ、向かおうかしら」
「あ、うん…じゃあ、最初は砂浜に」
「ダメよ。砂浜は日が傾いてから」
「……?」
変なこだわりもあったものだ。
まあでも、彼女がそういうのなら、それでいいけれど。手伝ってもらってるワケだし。
「なら、どこに行くの?」
「定番は遊園地ね。そのあとに図書館で落ちついてから、映画でも見て時間を潰して、軽食なんかも取りつつ……」
「あ、じゃあ軍事施設は…」
「…ああ、それがあったわね。特に用もないし、定番からは外れるけれど…」
何の定番なんだろう。
「じゃ、最初にそこを終わらせてしまいましょうか」
……そんなワケで、といってもよくわからないワケだけど、とりあえず。
>霧切さんと軍事施設にやってきた。
見慣れない重火器や車両が、ものものしく並んでいる。
『常夏の楽園』から最も遠い空間が、橋を一つ渡った先に繋がっていることへの違和感は果てしない。
霧切さんは事務作業をこなすように、ちゃっちゃと確認を勧めている。
…手伝いたいのは山々だけれど、この辺の詳しくない分野では特に、僕は足手まといにしかならない。
「……終わったわよ」
「早っ……、…なんか、ネタがないからどさくさに紛れて終わらせようとしているのが見え見えな早さだよ」
「貴方が何を言っているのか分からないわ」
つ、と、彼女がその手に握っているものに目が向かう。
「…それ、拳銃?」
「そうね。スミス&ウエスンの小型回転式拳銃。モデルは…ちょっとわからないけれど」
「詳しいんだ」
「職業柄、ね。……こういうのに憧れた時期もあったわ」
言うと、引き金に指をかけたまま、くるくると器用に銃を回す。西部劇顔負けだ。
まるでヨーヨーか何かのように器用に回しながら撃鉄を起こし、最後に、ば、と此方に向ける。
「……ホールドアップ。手を挙げなさい」
冗談めいた軽い口調だけれど、流石に銃口を向けられると、此方としては微笑ましいなんて言ってる余裕はない。
溜まらず両手を挙げると、例によって霧切さんが吹き出した。
「そんなに顔を引き攣らせなくても、大丈夫よ……弾は込めてないから」
「や、割とそういう問題じゃない…」
探偵が拳銃を持っている、というのは、推理小説のテンプレの一つじゃないだろうか。
拳銃に限らず、何かしらの護身の手段を覚えている主人公はよく見る気がする。
「…こんなもの、使う機会なんてなかったけれど」
「あ、やっぱりそうなの?」
「むしろ持ち歩いていたら、それだけで危険人物扱いされて、現場に入るのにさえ難儀するでしょうね」
まあ、現実なんてこんなものだ。
「……でも、憧れてたんだ?」
「それは、ね。こういう持ち運べる小型拳銃を懐に忍ばせて……そういう、『出来る女』と言えばいいのかしら」
「う、うん……何かズレてる気もするけど、言わんとすることは分かるよ」
「子どもの頃って、得てしてそういうものに憧れたりするのよね」
手を差し出すと、ぽん、と拳銃の一丁を渡される。
思っていたよりも重くて、冷たい。
人の命を奪う危険な道具だけど、それでも子ども心に憧れてしまった時期は、僕にもあった。
遊び心で、銃口を霧切さんに向け返してみる。
「えーと…手を挙げろー」
「なんてやる気のない犯人かしら」
「え…僕、犯人役なんだ…」
配役に理不尽を覚えつつ、撃鉄を起こす。
「私はそんなものに頼るような男には屈しないわ、苗木君。撃ちたかったらどうぞ、撃てばいい」
「…やっぱりカッコいいや、霧切さん。月九の主役も張れるよ」
「ありがとう。でも、苗木君はせいぜい脇役止まりね。私の助手とか、私に逮捕される犯人役とか」
……理不尽なう。
構えたまま、拳銃の照準を念のため逸らして、引き金に指をかける。
軽く力を入れただけでは引けない重み。子どもの頃は、どうしてこんなモノに憧れて、
パン
間抜けな破裂音。
大きさだけは一丁前で、耳の奥が突かれたように痛くなる。
遅れて、衝撃に痺れた手が、煙を挙げる黒鉄を取り落とした。
霧切さんと目を合わせ、それから二人揃って、銃口の向いていた先を見る。
大きなベニヤ板に空いた、一円玉ほどの空穴。
「……、…」
「…弾、入っていたわね」
>……霧切さんと、身の竦むようなひとときを過ごした。
というわけで【軍事施設】編でした。お粗末でした。
リアル多忙で、間が空いてしまってごめんなさい。暇だったら読んでやってくれ
考えていたはずの【遊園地】編以降のプロットがどこかに消えてしまって焦っている今日この頃
GJ!!
さあプロットを思い出すために頑張ってロジカルダイブするんだ
…いやしてください
GJ!
いいなあこの空気…
続きも楽しみにさせていただきます
>>772 霧切さんのデートプランが可愛過ぎるw
というかバグ確認のためだって忘れてそうな勢いだな
GJ
>>772 待ってたよGJ!
初々しくて可愛いなあ、もう
引き続き全裸で続きを待たせてもらうべ
霧切さんなら拳銃構えても絵になりそうだ
現実では撃つ時以外絶対に銃口を人に向けてはいけない。アメリカでは特に厳しいよ。
唯吹みたく
「きょうちゃーん、百合百合して遊ぼー」
ってベタベタする相手は霧切さんはどう扱うんだろ。
780 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/16(日) 17:29:57.10 ID:YbV/NE4E
気持ち悪いと罵り、唯吹をフルボッコ。
>>777 スーツ霧切さんのタイトスカートの内太股にホルスターが付いてたりすると非常によろしいと思います
>>779 澪田みたいなタイプは霧切さんも扱いに困りそうだなw
まあ困り顔の霧切さんも見てみたいが
>>772 遅ればせながらGJ!
あなたの描く霧切さん大好きだ
>>779 霧切さん、素っ気なくはあるけどなんだかんだで付き合い自体はけして悪くないから
困惑しつつもそんなに邪険にはしないだろうな
「お手手繋ぐっすよー」と言われて呆れながらも繋いであげてるところが見たい
案外超高校級の詐欺師さんとも昔の事件とかで関わってたりして
澪田「響子ちゃんはベースをやるべきだと思うっす」
誘拐されたソニアの救出に国外にいた頃の霧切さんが関わっていた、とか
西園寺家のドロドロにまつわる事件の解決を依頼されたことがあった、とか
裏稼業同士で九頭龍組とも面識があったり、とか
霧切さんが死神の足音を聴けるという話をどこからか聞きつけた田中になぜか一方的にライバル視されてた、とか
いろいろ妄想できるな
田中w
確かに食いつきそうだ
霧切さんも闇の聖母みたいな凄い設定付けられちゃうのか…
以前本スレでも言われてたのを見たが、苗木や霧切さんが命令違反をしてまで2の面子を助けようとしたのには
あの中に学園時代の知人や友人がいたからってのも理由の一つかもしれないよな
まぁ霧切さんは自分から交友関係を広げるタイプではないけど
前にも言われてたが真昼とは意気投合しそう
>>623だけど、やっと2クリアした!!
これで心置きなくスレ保管庫の小説が読める
所で霧切さんの声が随分甘ったるくなってりおっぱいが成長してた気がするけどやっぱり苗木君の希望の所為なんだろうか?
ごめん希望を注入されたって言いたかった
そうとしか考えられまい…
希望が霧切さんにもビッグバンをもたらしたのさ
裁判中の凛々しい声とエピローグでの柔らかい声音のギャップがたまらん
二人きりの時にはさらに甘い声になる可能性
2ネタバレ&ちょいエロSS投下。
ついでに前スレの未来機関「〜の話」と続いています。
閲覧の際はご注意ください。
―――――
「江ノ島盾子についてどう思うか、ですって?」
「そう。……って、いふぁいてふ、ひょーこふぁん」
僕の問いに訝しげな表情を浮かべるや否や、頬っぺたを抓ってくるのであった。
「痛くして当然よ。ピロートークに他所の女の話題を持ち出すんですもの」
口に出した時点で時既に遅し。
響子さんは僕の腕枕から離れ背中を向けてベッドの隅でむくれてしまうのであった。
〜 彼と彼女の話 〜
草木も眠る丑三つ時、ベッドの傍にあるサイドランプだけの照明だけが灯る僕の部屋。
事後の余韻から一糸まとわぬ姿で抱き合っている時、ふと前述したことが頭に浮かんでしまったのだった。
江ノ島アルターエゴの狙いである"江ノ島盾子量産化計画"――。
僕らの"新世界プログラム"を通じて人格を乗っ取り、ゆくゆくは世界中を江ノ島盾子だけが闊歩するという恐ろしい計画のことを。
身も心も一つになるような情事の後の気怠い中で、そんな話題を口にするのは野暮ってものだろう。
「…………ごめん」
僕は体を起こし、そっと響子さんの体を後ろから抱き寄せる。
僕が触れる響子さんの肌は磁器に触れたように滑らかではあるけれど、どこか冷たいような感覚を訴えてくる。
だけど響子さんから拒絶のサインがないので首筋を触れ合わせ、ぎゅっと抱き寄せる。
「……私から言わせれば自分の手を汚さない、自分の足を使わない人って大嫌いなのよね」
「……えっ?」
「私の江ノ島盾子に対する主観的な評価よ」
ポツリと漏れ出たつぶやきを危うく聞き逃すところだった。
呆然としている僕を尻目に、静かに抱きしめられていた響子さんがそっと動く。
背中を向けた状態からモゾモゾと反転するように真正面を向く。
腋から回した手を僕の首筋に伸ばしてぎゅっと抱き寄せてくる。――同じ布団の中の僕の温もりを逃さないように。
「……そっか。探偵の響子さんから見れば自分の目で確かめる現場主義とは真っ向から異なるね」
「えぇ。それでいてコロシアイ学園生活でも高みの見物をしていたから不愉快極まりないわね」
苦虫を噛んでいるような表情を浮かべるけど、すぐにそれは収まり僕をじっと見つめてくる。
"今度はあなたの番よ――?"言葉にしなくても目で訴えることで伝わってくるものもあるようだ。
「……僕の場合、実は子供っぽいっていう印象かな」
「子供っぽい?」
「自分の主義や主張を言う時はやたら饒舌だし、人格もコロコロ変わる……。けれど、自分の思うように行かないと素の表情に戻って子供のように駄々をこねるところがあったよね?」
"キライキライキライキライキライ――!"
"ウザイウザイウザイウザイウザイ――!"
最後の学級裁判で僕が絶望に屈せずあきらめない態度を見ると、江ノ島盾子は感情の赴くままにしか喋れなかった。
"人類史上最大最悪の絶望事件"という大きなスケールの事件を引き起こした張本人とは思えない単純な3文字の言葉で僕を罵倒することしかできなかった。
「彼女が子供のように見えるのも、他人の価値観を受け入れるという当たり前のことが出来ないからじゃないかしら……?」
「そうかもしれない……。戦刃むくろの件にしたって実の姉なのに、結局自分を絶望させるための手駒としか扱わなかった」
「たとえ誰かを愛しても江ノ島盾子はその後に失うことを喜ぶような絶望フェチですもの……」
指を伸ばし響子さんの頬に触れようとする。
それと同時に響子さんが手を伸ばして僕の手を頬にぎゅっと押しつけた。
「こうして打算もなしに他人と心も体も一つになることを彼女は"無駄なこと"って一蹴するのかしら……?」
「僕の場合は打算を持って響子さんを抱いているんだけどな……」
「あら、やっぱりそうなの?」
「僕は響子さんのことがどれだけ大好きなのかを伝えたくて必死だよ」
「時々私を呼び捨てにするのは、男としてのイニシアチブを取り戻したいっていう魂胆があるからじゃないの?」
「あ、あれは……! 響子さんのことしか考えられなくて夢中で叫んでいるだけだよ、他意はないよ。信じて!」
そんな慌てる僕を見て響子さんがクスクス笑う。
どうにも彼女はわかっていて僕の反応を窺ったらしい。
うーん、たまにはそんな響子さんに一泡吹かせたいないなぁ――。
「ぼ、僕だって響子さんにも打算があるってことぐらい、とっくに気づいているんだから」
「あら、何のことかしら?」
「霧切さんが一族の誇りを取り戻したいことにさ……」
「えっ……?」
核心を突いたのか、響子さんが呆然とする。
探偵は中立であるからこそ、唯一の真実を手に入れられる――。
そのために自分達の存在を隠し、一線を画していることを聞いたことがある。
そして、学園長に会うためにその"誇り"を曲げてしまったことに。
コロシアイ学園生活によってその"誇り"を奪われてしまったことに。
「時々、響子さんがふと寂しそうな表情を浮かべるからさ。もしかしたらと思ったら、やっぱり……」
「……私を見る暇があったらもう少し仕事に集中しなさい」
「ごめん。でも"人類史上最大最悪の絶望事件"の復興がある程度目処を立ったら、十神君のように僕らのしたいことをやろうとは思わない?」
確証はないけど、未来機関の目的は希望ヶ峰学園の再建だろう。
今の本部の人たちが評議委員といった学園を運営する側につき、政府や教育の土台を再構築したいように。
でも、僕にだってやりたいことはある。
国単位の大きなスケールより、もっと普通で平凡な暮らしの生活を。
そう、傍にいる人とずっと暮らせるようなありふれた生活を――。
「いつか二人で小さな探偵事務所でも開こうかって考えていたんだ。あの頃のように響子さんが探偵兼所長で、僕が助手兼事務で」
頬に触れていた手をそっと離し、響子さんの髪を何度も撫でる。
寝物語を語るように、いつ実現するかわからない僕の夢を静かに語る。
「それで、最初の依頼人は僕にしてほしいんだ」
「誠君が依頼人……?」
「うん。単純に僕の家族を捜索することなんだけど」
「未だご両親と妹さんの安否が確認できない件ね。まだ不安なの?」
「それもそうだけど……」
「私が調べる以上、誠君にとって最悪なケースもあり得るのよ?」
最悪なケース、つまり僕の家族が他界しているという可能性。
「それは覚悟しているよ。それよりも大事なことは見つけた後のことなんだ」
「見つけた後?」
「僕の目的は血は繋がってないけど、心は繋がっている。そんな関係の人を僕の家族に紹介したいから」
「誠君……」
「だから響子さん、僕の依頼を……ぁイタッ!!」
右肩に鋭い痛みが走る。
するとすぐに痛む箇所を何かが這い、痛さとくすぐったさが混ざる。
「ちょっと響子さん。いきなり噛まないでよ……」
「あなたが突拍子もないことを言って生意気だったからよ。……それにすぐ殺菌と手当てをしているからいいじゃない」
目を開けてジト目で響子さんを睨むと、僕の噛まれた箇所を舌で舐める響子さんと目が合う。
なんていうか、反省の色が薄い。
ピロートークの件といい、響子さんの扱いには細心の注意を払うことを学習した。
―――――
翌日、未来機関第十四支部は朝から大騒ぎだった。
「いきなり本部の査察があるなんて聞いてないよぉ……」
「何言ってんの、苗木! だからこうしてデスク周りを整頓してるんじゃない!」
朝日奈さんのご指摘はごもっともだ。
でも僕がしたいのはデスクの整頓じゃなく、報告書の作成だ。
きっと本部の人もそれが目当てでわざわざ足を運んでくるのだろう。
「苗木君」
「は、はいっ!」
本部の人がお越しすると同時にご指名される。
「新世界プログラム改訂版の報告書の件なんだが……「はい、その件につきましては!」……よく出来ているじゃないか」
「…………はい?」
「監視者ともコンタクトを取り、実用化に向けての確認も取ったらしいね。よくまとめられている」
「は、はい」
「それと"彼ら"については引き続き監視を怠らないことだ。何かあったら我々がすぐに管轄する」
「わ、わかりました!」
「すべては希望溢れる未来のために……」
そう言って所長と一緒に本部の人は奥の会議室に引っ込んでいった。
これから作成しようと思っていた新世界プログラムの報告書が既に完成していた件について。
狐に抓まれたように唸っていると、隣のデスクからクスクスと笑う声が聞こえた。
「あら、何か不思議なことがあったの?」
「霧切さん……」
そういえば、先日の新世界プログラムデバック作業に霧切さんも同行していたんだ。
モニター越しでの映像ではわからないとプログラム世界に侵入し調査をしたんだっけ――。
だから本部の人が納得するような報告書が出来上がるわけだ。
「……うん。誰かさんがいいことをしてくれたみたいで今日はラッキーみたいなんだ」
「そのラッキー、少し私に分けて欲しいわね……」
「もちろんだよ! 今日のお昼は僕に奢らせてください」
「決まりね」
ふとスーツのポケット入れていた一枚の写真を取り出す。
アルターエゴが監視カメラでモニターした映像を画像化してプリントアウトしたものだ。
その一枚には高校時代の僕と霧切さん、そして監視者の一人と一体のアバター。
カメラに収まるように身を寄せ合ってニッコリ微笑んでいる一枚に釣られるように僕も口元が緩む。
その写真の件についてはまた次の機会にでもお話しよう――。
完
投下終了。
>>772 差し出がましい話ですが、【砂浜・夜編】というシチュエーションが未着手でしたらこちらで作成してもよろしいでしょうか?
乙
ネタがあるなら
>>772氏のシリーズとは別個に書いてもいいのよ
俺も霧切さんに噛まれたい
新世界プログラムに絶望15人放り込むのって未来機関は関与してないんだっけ?
じゃあなんのために作ったのかって話になるな
いやメールによると2の連中が未来機関に発見された当時、新世界プログラムはようやくなんとか形になったばかり
本当ならこれからまだ運用試験とかを重ねて問題点とかを洗い出していかなきゃならない段階
だからこそ未来機関の上層もいきなり日向達をぶっこもうとはしなかったんだろう
つまり苗木達が日向達を新世界プログラムに突っ込む決断を下したのは
苗木の「希望を捨てちゃ駄目だ」と霧切さんの「先に進むために危険は避けては通れない」という
二人の持論が合わさった結果ということだなうん
いい解釈だ
そろそろwikiにSS更新されないかな
俺はめんどくさい
仁さんは駄目じゃないよ!
ただ才能に執着していて、娘よりも生徒よりも才能を優勢するだけの人だよ!
小泉さんに霧切さんの笑顔の写真を撮っていただきたい
俺が一枚一諭吉で買い取るので
>>809 一応娘に対する情は本物のはず……と思いたい
そうでなきゃ霧切さんが救われん
まあゼロの最後で霧切さんにかけていた言葉は親としての本音なのだろうさ
「探偵の生き方に縛られる必要はない」なんて学園長は言っていたけど
絶望事件が終息し、戦いが終わった時に霧切さんは再び探偵に戻るのだろうか
それともまた別の道を探すのだろうか
霧切さんが探偵の道を捨てるのは個人的には想像し難いかな
まあ、全国に顔と名前を知られた以上、世間から身を潜めるようなかつての霧切家の生き方には戻れないだろうが
いやしかし探偵を続けるか、苗木君と一緒にごく普通の生き方をしていく道を選ぶべきか
悩む霧切さんもちょっと見てみたいかもしれない
苗木君と二人で小さな、ごくごく普通の探偵事務所を営めばいいのさ
「霧切の名前をおおっぴらに出すわけにはいかないから、あなたの姓を看板に使わせてほしいの…ここまで言えばわかるわね?」
みたいなきっかけから
表には苗木君が出て霧切さんは安楽椅子探偵兼家事をすればバッチシだと思う
, -‐‐‐- 、
, ''"´´ 丶
.. , ヽ
/ \ \ ヽ
.. ′ 丶 ハ
. ! | |ヽ |i Y `ヽ i |
. : .| 丶 |__|_八_|ヽ ト、 | _
i__ト、_У^,.ノハ ̄八 i |,ハ .|/ο))
. '.イ f_、 弋ツ ′ヘ レノトニニトリ<\
Y Vソ i .|' ,乂.人′ `ヽ\
. l 圦 丶 | .|ヽ 尨 ヽ. ¨´
l .i i 、 ‐ /.::ル: | \乂_ 人
i | |l,_> , 。o゚_ イ .i iニ=- 、尨 ヽ
|_| |二二i |}{|マ .| |二ニニ>、_ 人
.リ,| |-=ニr' |}{| マ .| |ニ<´=-- 、 ヽ
.__イ-| |二ニiー∧_∧ー‐i| :,二ニ\/'二ハノ
/二/| |二ニ| {:::::::::} ,/| |二二/ニニ∧ヽ
iニム\| |二ニ| ,〉⌒イ ∧| |二/ニ/ニニニ{人
/l,ニ∧ | |ニニ∧ i:::::::::|∧.:| |/ニニ,小二ニニ|尨ヽ
. / ,},ニ∧| ト、二∧'::::::::∧,ニ| |二二iニニニニ|乂_人
>>807 「他力本願は感心しないわね…
まぁ、既にこちらで更新しておいたから別にいいけれど」
. , ''"´ ̄ ̄` ヽ 、
, ''" 、
, ヽ
./ \ `ヽ
′ ヽ ハ
! i | 、 i 、 `ヽ i |
. . :| | \ | \ 〉` ト、 | _
. |_ト、___У ̄ ̄ ゙̄| i |,ハ. |/ο))
. '. 人 `'''''''"| | レ八タトリ<\
. ト、ヽ`''''´ | | |' .ト、人′ `ヽ\
. | i 、 丶 | | | | 尨 ヽ. ¨´
. | ハ i 丶 ー ´ ,イ| | | | 乂_ 人
. |,/ i |≦ニ>ー≦―| | |=- 、 ,尨 ヽ
<ニ,| |-==/ 、|}{|マ . | | |二ニ>乂_ 人
. // >| |ニ=|! /|}{| マ .| | |ニ<_ 尨 ヽ
_ -/二| |ニ=lー∧_∧゚ゝ| | |ニニ\二=- 、ノ
,lニ=\二| |ニ=l {::::::::j} | | |ニニ/二/ニハヽ
/lニ∧=\| |ニ=l 〉⌒ィ゚ /| | |=/二ニ/ニニ{人
. / lニニ∧二| ト.ニ∧ i:::::::: |∧| | |仁ニニ,小ニニl 尨ヽ
./ /ニニ∧=| |:.\∧'::::::::∧=| | |ニニニiニニニl乂_人
「@Wikiの編集なんてそんなに難しいことでもないのだから…
手の空いている人がいたら面倒くさがらず積極的に参加してほしいものね」
>>818 更新乙乙
お礼に霧切さん(が調べた山田)のパンツをやろう
しかし尽きないなぁこのスレは
探偵見習いの苗木君が小説家の腐川なんかと必死に事件の全容を追い
颯爽と登場した霧切さんがいきなり事件の核心を突き
最後に葉隠が憑き物を落とす
おお、完璧じゃないか
>>818 更新乙
自分のSSが載ってるの見るとこそばゆいなw
御曹司も忘れないであげて・・・
>>818 807です霧切様すみませんでしたありがとうございます感謝してます
>>817 霧切さんが家事担当か…
なぜだろう、嫌な予感がするぞ
苗木君が一人で捜査を頑張るが行き詰まる
→安楽椅子探偵霧切さんが助け船を出す
霧切さんが不慣れな家事をなんとかこなそうとするが上手くいかない
→苗木君に手伝ってもらう
完璧じゃないか
僕の同居人がこんなに家事がうまいはずがない。
きりりん氏・・・
>>821 この世に不思議なことなんて何もないんだべ!
オカルトは信じねーんだ!
>>827 それは霧切さんの役回りだと思うべ
黒手袋的な意味で
>>825 素晴らしい相互関係だ
まさに超高校級の夫婦
なんだっけ、探偵モノだか刑事モノの小説で嫁さんの正答率がすごい作品ってあった気がするんだが名前が思い出せない
何故か俺が思い出したのは古畑で八嶋さんがやってた多業種のあの人だった
苗木「うちのかみさんがね……」
>>697 食卓にて
苗木 プルプル
霧切「ねえ、私の料理に問題でもあった?苗木君」
苗木「い、いやそんな事は無いよ・・・すごくおいしいよ霧切さん」プルプル
霧切「そう・・・喜んで貰えたようで嬉しいわ」
苗木(この創作料理は何だろう・・・)
嫁のメシが不味いw
いつぞやあったSSみたいに、
身重の霧切さんのために苗木が一人探偵業に奮戦して
いざというときには留守を預かる妊婦ギリさんが安楽椅子探偵に
みたいな未来を望みたい
霧切さんは
苗木君に喜んで欲しい
↓
自分は料理が下手
↓
上達するまで出来合いの美味しい料理を買ってくるのが合理的
↓
苗木「十神くん、霧切さんが手料理を作ってくれないんだ…」
十神「知るか」
こういう感じでひと悶着起こす気もする
>>833 だが待って欲しい
霧切さんの観察眼であれば料理に問題がある事もアッサリ看破してしまうのではなかろうか
自分の料理の残念さに打ちひしがれつつも、それでも霧切さんの料理だからと完食する苗木君にキュンと来る霧切さん
希望しか見えない
まあ霧切さんにごまかしは通用しないだろうなw
無理してでも食べてくれるバカ正直な優しさに惚れ直しつつも、
やっぱり無理していることが分かってしまうがために凹む霧切さん
というのもまた良し
問題は苗木君の胃の耐久度が霧切さんの料理が上達するまでもつか否かだが…
なぁに目的に対してとことん真摯な霧切さんの性格なら心配あるまい
やはりこのシーンは良いな
霧切さんが手袋を外した手で握った
ちょっと不恰好なおにぎりを食べたいです
外したばかりの手で握ってくれるとなお良い
あの三つ編み自分で毎朝編み編みしてんのかな
苗木君のアンテナを三つ編みに編み編みする霧切さんを幻視した
なにそれかわいい
霧切さんはああ見えて実はオムレツにケチャップでハートとか書いちゃうタイプ
そこはむしろ「ここまで書けばわかるわね?(ケチャップ文字)」で
>>849 オムライスの文字といつも通りのクールな顔をした霧切さんを交互に見て混乱してる苗木くんが思い浮かんだ
霧切さんなら暗号で「愛してる」とケチャップ文字を書いてみるとか、そういう回りくどいことをしそう
しかし苗木君に通じなくてちょっとしょんぼり
霧切「…つ、月が綺麗、ね…」ドキドキ
苗木「? わ、ホントだね」
霧切「……」
こうですか …ちがうか
かわいいなおいw
??「オカリーン、なんかメイクィーンに牧瀬氏並にツンツンなメイドが来たらしいお!」
?????「きょうにゃんはもっと愛想良くしてほしいにゃん」
メイド服霧切さんとな
どこぞの豪邸に潜入捜査するためにメイドに扮する霧切さん
そして同じくメイドに扮する苗木君
おかしいな
何も違和感がないぞ
立派なデスクに腰掛けた霧切さんに
自分の淹れたコーヒーを運ぶエプロンドレス姿の苗木君が見えた
あのエプロンドレスにはご主人様を支配する力があるというが、果たして…
まぁ、苗木くんが執事服着ても可愛いという感想しか出なさそうだしなw
′ : , ′ ヽ
, /
/ ′ ハ
′ | i
{. .:゜ .! |i | | i ヽ 、 |
. { i: :| i i .:' |.:|| | | | | | | |
|: :| l | i ! || | | | | | | |
. ! レ¨| |‐┴−-x__|__|_| _|__|_|__i|
∨ | { | |.‐==示_ ,ィ示=ァ/≦フ
/ 人__| | ゝ 戈zシ 似ソノ/<\
. / /| : | | | /.|. ヽ\
/ / :| : | | | '. ′ イ |ハ )/
. / /:/ | : | | | l \. ー ‐ /|.i| |∧ ´
/ /:/ : | : | | |''γト`._/¨/フY|.i| |逖〉
. / /:/ , -‐'"^| | | i| ′´/ハ:| |\ハ
/ /i/ : \_ | | | ||。。。。 :::`Y.:| |/逖〉、
. / / .| /.:/:\ | |\゚_ ||。。。。__:::::}゙:| |~゛'' ‐-.., _
/ / , -‐''"´/ | | \. ゚ '''r‐テテ‐--x:.| |\. / |
. / / /|´⌒`¨'\ | | \/ // .::\.| \ / .|、
/ / / :{ \ .| ./ // .:::::::: 〉 \ |ハ
./ / / 人 \{ ./ // .:::::::: /.| // |逖〉、
メイド服の苗木君もかわいいし執事服の苗木君もかわいい…悩ましいわね
苗木(メイド)「うぅ……僕もうお婿に行けない……」
霧切「問題ないわ苗木君。わたしがもらってあげるから」キリギリッ
苗木「霧切さん……」パアァァッ
執事服の霧切さん
そしてメイド服の苗木君
うむ、何も間違ってないな
仕事上の何らかの理由でメイドカフェで働くことになった霧切さん
なぜ自分がこんな真似を…と思わずにはいられないが、
これも仕事のためと自分に言い聞かせつつ黙々と働く
しかしそこにたまたま偶然、事情を知らない苗木君が来店して……
みたいな展開はどこかにありませんか
>>865 ・予想外のことに真っ赤になって動転する
・何事も無いかのように接客
・苗木君を視界の端に捉えた瞬間にダッシュで逃走
どれだ
2→・予想外のことに真っ赤になって動転する
1→・何事も無いかのように接客
3→・その様子を苗木君に見られてダッシュで逃走
そうか・・・分かったぞ!
むしろ苗木君の方が動転しそうだな
そして何事もないかのように接客する霧切さんに「ご主人様」と呼ばれてドキーンとなればいい
そこは予想外のことに動揺して欲しい
そして苗木の前で恥ずかしい姿を晒すことにガラにもなくキョドってしまって、
足がもつれて転んでパカーっとなって欲しい
潜入捜査を名目に苗木君にいろんな服を着させて遊ぶ霧切さん
女装させている最中に何かに目覚める霧切さん
霧「今日はナース服よ、苗木君」
苗「ねぇ…本当にこれ、僕が着る必要あるの?」
霧「勿論よ。無ければわざわざ着させたりしないわ」
苗(本当かなぁ…)
霧「私とあなた、今回の潜入は二人でやるのよ。だから私だけではなく、あなたにもこれを着てもらわなければならないわ」
苗「え? ということは霧切さんもこれを着るの…?」
霧「そういうことになるわね」
苗(霧切さんの…ナース服か…)
苗「わかった…僕、やるよ!」
霧「…悪いわね。助かるわ」
霧(計画通り…!)
>>873 想像したら鼻から赤い鼻水出た
かんでもかんでも止まらないじゃないかw
そして最終的には苗木君も何かに目覚めてしまうんですね
果たしてそれは希望なんでしょうか
苗木誠育成計画発動ッッ!!
問題ない
希望に溢れてるよ
>>876 電子生徒手帳内で育てられる苗木くんが思い浮かんだ
苗木君が自分の変装に思いのほか食いつくことに気をよくした霧切さんが
様々なコスプレで苗木君に迫る展開はありませんか
ふと今は亡き山田君の声がした
「リア充爆発しろ!」
>>878 つまり、2で出てきたあの苗木君は、江ノ島さんが手塩に掛けて育てていた子だった、というわけか
1・2のキャラで育てた苗木君を持ち寄ったら個性が出て面白そうだ
しかし、霧切さんが育てた苗木君は探偵系なのか助手系なのか・・・
苗木くんのトイレの世話をする霧切さん
と書くと、なんだかやらしい感じがするっすね!
>>882 どっかのトゲトゲ頭の弁護士はトイレ掃除が趣味らしいべ
霧切さんになって苗木君を一人前の探偵助手に育てる育成シミュレーションのスピンオフ発売希望
ダンガンロンパ〜苗木育成計画〜
じゃあ俺は霧切さんのお祖父さんになって霧切さんを一人前の探偵に育てるゲームを
じゃあ俺はカップラーメンになって数多の困難を乗り越えた末、霧切さんの頭に乗っかるゲームを
霧切さんと南の島でらーぶらーぶするゲームはまだですか
>>886 育て方を間違えるとアイドルデビューしてしまったり
軽音部に入ってガールズバンドのベーシストになってしまったりするんですね
>>889 下ネタ連発する生徒会長になる可能性もあるぞ
霧切さんは思春期
超高校級の男子高校生の日常
超高校級の女子高校生は異常
で、霧切さんが探偵として事件の調査をして犯人を追い詰めていく感じのスピンオフはいつ発売するんですかね?
朝倉「だから俺は違法改造車になんて乗っちゃいねえよ、そもそも俺がその青い車に乗っていたなんて証拠はねえだろ?」
証拠品:車内に落ちていた髪の毛
霧切「それは違うわっ!」
やっぱりスピンオフならその方向が一番か
まぁプレイヤーがアホな行動とると霧切さんまでアホの子になってしまうのが難点だけど
やはり操作は助手の苗木君だろう。
ホームズの小説なんかも視点は助手のワトソンなのだし。
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リ 八 | | 弋zノ ヒソノ/,<\
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「モノクマボトルは興奮状態だったのよ!(キリギリッ」
でもまあ、霧切さん視点のお話も見てみたいものだ
霧切さんがポーカーフェイスの向こう側でどんなことを考えてるのか見てみたい
ドヤ顔で間違えて、矛盾を指摘されて焦る霧切さんも見てみたい
>>897 苗木みたいに、案外心の中ではツッコミ入れまくってたりするのかもしれん
高熱でうなされて無防備な苗木を前にいろいろと葛藤してたり
なんてこともあったのかもしれん
あの時の苗木君は着替えもせずに寝込んで、汗ダラダラかいてたわけだからな
苗木君が寝ている間に霧切さんが着替えさせてあげたなんてこともあったのかもしれん
いや…あったに違いない
着替えさせるために服を脱がせて、
そこで意外にたくましい男性の体つきをしていることに気づいてドキドキする霧切さんとな
霧(苗木君て意外と…)ドキドキ
苗「ん…うぅん…」
霧(! 起きた?)
苗「あ、れ…お母さん…?」
霧(!?)
胸のサイズが明らかに違うよ!!
というわけで妹でもないよ
数年経ったら苗木君に身長を追い抜かれて嬉しいような複雑なようなな霧切さんとかどうよ
霧切さんのブーツのヒールがどんどん高くなるわけだな
>>903 朦朧とした苗木君が無意識のまま伸ばした手が霧切さんのπをタッチとかそういう展開を希望します
病人相手に実力行使に出るわけにもいかず、
されるがままモミモミされてしまうわけか・・・
>>909は一応2ネタバレ注意ね
それにしても遠近法とアンテナを駆使してなお差を覆すことができないとはな!
霧切さん脚長いなぁ(苗木君から目を逸らしながら)
スーツの上着こんな短いて不恰好じゃねww
それに加えて童顔だからさぞ似合ってないだろうな
霧「何も問題は無いわ」
苗「そうかなぁ…なんだか不恰好というか、我ながら似合ってないような気が」
霧「いいえ、問題無いわよ(その方がかわいいし)」
苗「…『そんなこと無いわ』とは言わないんだね…」
もう伸びる余地がないなんて誰が言った?
希望を捨てちゃ駄目だ(震え声)
こうして見るとすげえタイトミニだな霧切さん
これは霧切さんの趣味なのか
それとも未来機関の趣味なのか
急にSSが読みたくなってこのスレの上の方でオススメされてたけんかのあとシリーズ読んでみた
すごくよかったです、はい
霧切「スーダン2の主人公は、苗木君の様なアホ毛があるわね」
苗木「そ、そうだね・・・。何か法則でもあるのかな」
霧切「けど身長は私より高いわね」
苗木「う・・・」
霧切「やっぱり男の人は長身の方が魅力的だわ」
苗木「・・・ぼ、僕もきっとまだまだ身長が伸びるからさ」
霧切「あら、私は今の苗木君が一番好きよ?」
苗木「え? けど今」
霧切「苗木君は小さいままでいいの。私を見降ろそうなんて苗木君のくせに生意気よ」
苗木「そんなぁ・・・」
霧切(可愛い・・・)
裁判始めとして困ったときにはいっつもフォローするけど
1章裁判後とか6章のモノクマに家族のこと煽られた時とか精神的に参ってる時には必ず言葉かけるのがいいと思った
5章裁判やり直してて思ったけど、苗木君が犯人じゃないってわかってるはずなのに
ガヤでやはり苗木君が犯人・・・とか煽ってきて面白い
それがどうかしたの?とか言い訳するつもり?ってのもそうなんかな
そもそもそれが霧切さんって確証もないんで何とも
最近SSないな
まあ雑談しながらゆっくり待たせてもらおうぜ
>>917 やはりこの身長差がいいよな
大丈夫、霧切さんはちゃんと苗木のいいところは分かってるから背が低いくらいなんでもないさ
ゼロ見てても霧切さんは命より謎の解明的な側面見せてたなからな
五章までの生き残りで苗木くんって呼ぶの霧切さんだけだし間違いないでしょ
モノクマ
モノクマも候補ならそうなんだろうけどね
モノクマも普通にガヤ飛ばしてるから候補に入るだろ
いやモノクマだと裁判中にクロを名指しで煽るようなことはしなさそうだと思ってさ
普通の裁判ならそうだろうけど、あの裁判は茶番だからね
自分より先に苗木のアリバイが成立したらそこで裁判が終わってしまう以上、苗木のアリバイを崩さざるをえない霧切さんに対しても、
霧切さんを疑わなければ自分が犯人にされかねない苗木に対しても、
あの場面で煽りを入れる理由はあると思うよ
てか口調からして普通に・・・
あの裁判は他と違って黒幕の裁量次第でどんな結末にもなり得たからなぁ
下手に苗木を庇って共犯扱いで二人ともおしおき。なんてことにならないためにもあの場は完全に敵対しておくべきだろ
「黒幕の裁量次第でどんな結末にもなりうる」からこそ苗木と無用に敵対する理由もない
苗木が投票でクロになってしまった場合、少なくとも霧切さん視点では黒幕が素直に苗木をクロとして処刑する保証なんて何もない
仮に苗木が処刑されて裁判が終わったとしても、
黒幕が罠を仕掛けた理由であるところのマスターキーがそのままである以上、更なる罠を仕掛けてくる可能性は高いだろう
つまり苗木がクロになっても霧切さんにとっては何の解決にもならない
理由と言うとモノクマの狙いは霧切さんなんだからモノクマが苗木に照準向ける理由もないんじゃない?
霧切さんにとってはその場凌ぎにはなるし
投票されると間違いなく自分が処刑されるんだから保証はなくても苗木に犠牲を払ってもらう方が可能性は残る訳だ
それこそあの裁判は黒幕の裁量次第なんだし
まあこんな理屈コネなくても普通に
>>915 制服もミニスカだったし、恐らく霧切さんの趣味ではないかと
苗木が投票でクロになった場合黒幕の採り得る選択肢は
1.苗木をクロとして処刑する
2.不正解扱いで(適当に決めたクロ以外)全員を処刑する
この二択だろ。後者を選ぶことが黒幕の敗北を意味することはあの時点の霧切さんでもある程度予想はできる
殺すならいつでも皆殺しできるのに、わざわざコロシアイ学園生活なんてさせているんだから
だから確実な保証とまではいえなくても、自分以外の誰かがクロになれば少なくともその場で処刑される可能性は少ない
というよりあの裁判で霧切さんが生き残るにはそれしかない
一方霧切さん以外がクロとして処刑されるパターンで最悪なのが難癖つけられて共犯者として自分もろとも始末される場合
これを避けるためには、共犯の印象を与えるような言質を完全に排除しなければならない
誰かに犠牲になってもらう以上、徹底的に自分が生き残り易くなるように動くことは別におかしくないんじゃない?
共犯者の取り扱いに関するルールくらい覚えとこうぜ
あの煽りは今まで協力し合ってた苗木君と霧切さんがお互いにクロを押し付けようとしてて面白かったからモノクマが煽ったんじゃないか?
気紛れな江ノ島なら邪魔者の排除よりも目の前の絶望を優先することも十分考えられると思う
やはり苗木くんが犯人・・・ってモノクマを意識させる台詞とは思えん
まあその辺はお前さんの感性なのでアレだが
俺は別にモノクマの台詞だとしても違和感はないと思う
ていうか苗木が犠牲になることが霧切さんの想定する結末だったのなら
タイムアップに対して不服を申し立てようなんてしてなかったんじゃね
結局タイムアップは霧切さん自身のせいだと言われてしまったせいでそれ以上の反論はできなかったけど
あそこでタイムアップが無ければ追い詰められた苗木が沈黙を破って改めてマスターキーのことを持ち出してきたかもしれないんだから
もし霧切さんが最初から苗木を犠牲にするつもりだったのなら、タイムアップはむしろ渡りに舟だろ?
霧切さんはあの場で六人の中に犯人はいないって方向に持っていくつもりだったんじゃないかと俺は思うね
霧切さんだと思ってるけど理屈遊びしてるだけとか思ってたけどどうやら本気のようだな
五章裁判やってくるか
そのガヤ覚えてないから分からないけど、霧切さんは「苗木君」呼びでモノクマは「苗木クン」呼びじゃなかったっけ?
勝負の分かれ目
>>936 そういやそんなルールあったな
いやー、わるかった!
まあさほど重要なポイントじゃない
結局どっちなんだ?PSP がぶっ壊れて出来ないない俺に教えてくれ
正直どっちだったとしても何かが分かるわけでもないから、さっさと流れを変えてほしいべ
やけに伸びてるからSS来たかと思ってガッカリした俺に謝ってほしいべ
>>946 裁判やり直したらさっきまでの議論とかアホらしくなるぐらいに苗木に罪着せてたわw
まあ苗木を犯人にしてそれで終わらせようだなんて短絡的なことは考えてなかっただろうがね
>>935 別に全員処刑になったとしても黒幕の負けにはならんよ
真相は放送の視聴者にも開陳されないんだからそれで幕引きでも黒幕的には何の問題もない
それを負けというならインチキ裁判を仕掛けた段階で既に負けてることになる
そう考えると、1章の「自分の意志で苗木を犠牲にすることを選んだ」舞園さんと
5章の「全員助けたかったけれど、状況的に生き残るためには苗木を切り捨てなければならなかった」霧切さんって対比になってるんだな
犠牲っていうか利用っていうか
モノクマは十神くんに裁判冒頭で黙ってろって言われてから喋らなかったよ
対比?
>>950 自分のアリバイさえ確保できれば、苗木のアリバイは爆弾の件で成立させられただろうしな
こんなのやってたのか
知っていれば投票していたものを
声優さんのことはあんまりよく知らないけど
ゲーム部門の投票数少ないなw
まあそれでも一位には変わらないけどな!
…神代マヤの得票数が少なくてちょっと憤慨したのは秘密だ
959 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/26(水) 09:18:47.31 ID:2yeRcocN
終わりが見えてもSSを待つ人がいるようなので投下します。
―――――
日直の仕事で授業に使う資料を図書室から取りにいく途中のことだった。
「これも因果律の運命か、死を告げる堕天使よ……!」
教室の廊下に立っている一人の生徒が僕らを、正確には霧切さんをジッと見つめていた。
――両手に水の入ったバケツを持たされながら。
〜 ガンダム、廊下に立つ! 〜
小声で"知り合いなの?"と聞いてみると、霧切さんは首を横に振る。
「死を告げる堕天使よ、貴様の能力が本物かどうか俺様が直々に試してやろう……。ジャッジメントだ!」
素通りしようと思ったけど僕らの前に立ちはだかるのだった。
こっちは急いでいるっていうのに――。
「……その妙な呼び名をやめてもらえないかしら?」
「フッ、何をほざくかと思いきや……。貴様ら一族のみに与えられた能力、俺様の前で隠し通せるとでも思ったか?」
「一つ確認するけど、その情報の出処はどこかしら?」
「この俺様を学園という堅牢な煉獄に招き入れた長(おさ)、これだけ言えばわかるだろう?」
「……つまり学園長ってことか」
「彼奴は俺様のブログ"わくわく飼育日誌"を設立した際に一族の秘伝を教えてくれたんでなぁ!」
「そう、あの人はどこまで一族の顔に泥を塗れば気が済むのか一度"お話"しなきゃならないようね……」
あのぅ、霧切さん――?
学園長と"お話"するつもりなのに、どうして握り拳を作って指をボキボキ鳴らすんですかぁ!?
しかし、"わくわく飼育日誌"っていうブログ――。
僕もネットで見たことあるけど、ポップでかわいいデザインのサイトだったけどこの人が運営しているの?!
「あの、つかぬことをお聞きしますが君は「この俺様こそ不滅の煉獄にして黄昏を征きし者、姓は田中、名は眼蛇夢だ!」……そうですか」
何だか山田君よりアクが濃いなぁ――。
やっぱり、希望ヶ峰学園に入学する高校生って中身の方まで規格外なのか。
そう考えていると、田中君が僕と霧切さんを交互に見てニヤリと笑みを浮かべた。
「ほぅ……。貴様も使い魔を使役しているとなると、天界ではかなりの位に付いていたらしいな」
「お生憎様。私は隣の彼のお手伝いとして同行しているの。……それより早くどいてもらえるかしら?」
「なん……だと……? 貴様のような堕天使を使役する奴がいたとは!? さてはそこの男、冴えない姿は世を忍ぶ仮の姿で実はルシファーだったわけだな!」
うわっ、今度は僕に矛先を変えてきたぞ!?
「いや、僕の場合は霧切さんの探偵助手っていうケースがほとんどだから」
「ほぅ……。そこまで主従関係が深いというなら我が四天王と勝負しようじゃないか!」
すると、田中君が巻いているストールの中からピョコリと4匹の動物が出てきた。
「あ、ハムスターだ。かわいい」
「気安く触るな、怪我だけでは済まんぞ?」
「……苗木君に撫でられてご満悦のように見えるんだけど?」
「フェイクに決まっているだろう愚か者めっ! 我が四天王は貴様の指を噛み切ろうと虎視眈々と狙っているのだ!」
その割にはいつまでたっても指を噛まれることはなかった。
鶴の件といい、動物からすれば僕には敵意が感じられないらしい。
「拍子抜けね。ただのハムスターらしく隅っこでも走ってひまわりの種でもかじってなさい」
「馬鹿者! 破壊神暗黒四天王は隅っこなど走らず堂々と道の真ん中を走るように教育しているわ!」
「それは危険ね。ついうっかり踏んでしまうところだわ」
「……って、言っている傍から踏んでるじゃん!?」
「サンDィィィィィッ!!!」
霧切さんの足元には一匹のハムスターが挟まっていたのだった。
田中君が霧切さんに跪くような光景にも見えるけど、両手で気絶しているハムスターを掬い上げていた。
「フハハハハハハッ!! 遊びは終わりだ! 悔いて、詫びろっ! 貴様の命でなっ!!」
ゆっくりと立ち上がった田中君の背後から禍々しいオーラが浮き立つ。
そしてハムスター達の目も怪しく光りだした。
「苗木君、危険よ。後ろに下がって……」
「霧切さん……。うん、わかった」
何か危険な予感を察知したのか、霧切さんが一歩前に出て僕を守るように立ちふさがる。
霧切さんの肩にそっとしがみつくように肩越しから田中君の様子を観察する。
「第666拘束機関解放、次元干渉虚数方陣展開っ! コードI・U・F<インフィニティ・アンリミテッド・フレ「ちょっと田中君!? 廊下に立っても騒ぐなんて反省の色がピンボケだよ!」……すいません」
後ろの扉から顔を出した女子生徒、もとい田中君のクラスメイトが注意したことで禍々しい空気は一瞬にして払われた。
田中君も顔半分をストールで隠し、耳まで真っ赤にしている。
羞恥心があるならあんな風に叫ばなくてもよかったのに――。
「いつまでここにいるつもりだ貴様ら……早くこの場を去れ! この俺様が力を抑えられている内に……さっさと失せろ!」
そう言って田中君は包帯で巻かれた左腕を苦しそうに押さえて僕らを一喝した。
うん、そういう設定なんだね。やっとわかった。
「予想外に時間を費やしてしまったわ。急ぎましょう、苗木君」
「わっ、ちょっと! 霧切さん!?」
霧切さんに腕を引っ張られる形で図書室まで走っていくことになった――。
完
……と、まぁこんな感じで時系列問わずオムニバス形式で2のキャラと絡めていくSSも投下していきたいです。
次スレに移行してもネタと質を下げないよう適度に投下してきたいところです。
GJだ!!
田中www
やっぱ田中は良いなあ
>>961 GJ!
だいぶ前にチラッと振ったネタを拾ってもらえて嬉しいべ
学園長なにやってんだw
面白かったよGJ
田中の台詞書くのは大変そうだなw
ちゃんと会話を成立させられる霧切さんすげぇ
霧切さんが苗木君を飼っているとみせかけて
苗木君が霧切さんを飼っているとな
実に夢のある話だ
こんな風に2の面子と交流があったとして、
それがあんな形で再会することになったのだとしたら、さぞやりきれない心境だっただろうな…
ところで次スレタイはどうするべ
立てる人に任せるがいいべ