【ずり下げ】サイネリア 妖精15匹目【みょげええ!】

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579名無しさん@お腹いっぱい。
「あーあー。よしマイク準備完了だピヨ」
「でハ本番行きマス。・・・サイネリア・アーンド・」
「音無小鳥!」
「・プレゼンツ! 」
「「第1回、“ネトア誕生!!” ・・・ヒューヒュードンドンドン。パチパチ」」
「このネットイベントは、新世代のネットアイドルをオーディションで選ぶ、視聴者参加のイベントだピヨ!」
「今のアイドル業界は、生き馬の目を射ヌク大戦国時代! ただカワイイだけのアイドルじゃ、先生きのこれまセン!
 ソコで一芸に秀でたアイドル達を、視聴者の目が肥えた動画サイトで競わせて、厨二病的な特殊能力を鍛え上ゲ
 ネトアのチカラ身に付けたリアルのアイドル、すなわち“ネトリアイドル”を産み出ソウという、画期的な
 試みデスっ!・・・と言っても実は、センパイの発案なんデスけどネッ!」
「NTR・・・寝取られアイドルじゃ無いピヨっ!」
「・・・(いきなり何言ってんダカこの鳥は?)」
「さて、司会を務めますは、この二人」
「激カワユスなネットの妖精。このアタシ、サイネリアと」
「こう見えてもネット暦なんと18年。ネットのお局(つぼね)、音無小鳥だピヨっ」
「(自分で言うカ?)・・・そして今回、ネトリアイドルの座を目指ソウとするエントリーメンバーは!」

「ほら!愛ちゃんあそこ!カメラよカメラ!」「やっほー。春香さんと一緒に頑張るよー」
「涼、やるからには私たちも徹底的にやるのよ!」「ぎゃおおおおん!なんで僕が」
「イエーイ!亜美だよー」「真美だよー。ぬっふっふー」「にょわ!きらりだよ☆」
「あふぅ・・・あれ?もう始まってるみたいなの」
「・・・アメ、アメはまだかー」
「何だか面妖なメンバーですわね」
「・・・あのぅ、わたしは?」「「「雪歩は黙ってて!!!」」」

「・・・何ダカ禿しく不安を覚えるメンツデスけど、この7組が今回、ネトリアイドルの座を目指して挑みマス!」
「ねーそこの黄色い人」
「あん、何デスか毛虫?」
「ミキ、学校の情報の時間好きだから、ネットアイドルもできると思うの。でもネットアイドルって何するの?
 ネットサーフィンとか?」
「美希ちゃん、ネットは回るだけじゃ駄目だピヨ。ちゃんと“青少年に有害な画像”を捜して回収しないと」
「ウガーッ!もう鳥は黙ってロ!」
「ピヨッ」
「それじゃ、おまいらエントリーメンバーに今からルールを説明しマス。おまいらは組ごとに自分たちを
 アピールする動画を撮っテ、今日から一週間後にワクワク動画にうpしてもらいマス。ネトアにつきモノの
 “歌ってみた”“踊ってみた”系にコダわらず、自分タチの魅力を最大限アピールできる動画をうpること
 で、ソレをこちらの3人の審査員と視聴者投票によっテ厳正に審査し、優勝者をキメルというわけデス」
「今回審査員を務めてくれるのは、アイドル界を代表する、この豪華メンバーだピヨ」
「そう、僕だ」
「ふふん。退屈だったからわたしも来ちゃった」「あーっママだー」
「・・・審査員を務めるからには、わたしも精一杯、頑張る?」「キャー(>▽<)センパーイ!」
「この3人。芸能界のご意見番・武田蒼一プロデューサーと、アイドル界の頂点を極めたスーパースター日高舞、
 それにネット界に詳しいメンバーとして、ネトア出身アイドルの水谷絵理ちゃんに審査員を務めてもらうピヨ」
「ソレでは一週間後、動画が揃った時に再び、お会いしマショウ!」
「待ってるピヨー」
「助けてー武田さん!」「こら涼、いい加減に観念なさい!」
580名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/25(水) 21:29:41.42 ID:Ob0qBw8n
「そして一週間経ったピヨ。いよいよ7組の中からネトリアイドルを選ぶ、動画審査の始まりだピヨ」
「それじゃア審査員と共に、エントリーナンバー順に動画を見て行きたいと思いマス!」
「1番は秋月涼くん、アシスタント秋月律子さんによる、タイトル『ヤマトナデシコ七変化』だピヨ」
「な、なんかタイトルだけで禿しくネタバレしてマスね。では再生、開始!」
・・・
「・・・剥かれてマスね」
「抵抗しながらも結局女装させられてるピヨ」
「・・・涼さん、涙目でかわいそう?」
「へえ、やるじゃない彼氏。あの迫真のレイプ目の表情なんて演技賞ものよ」
「・・・演技じゃない、と思う」
「メイド服、ウェイトレス、婦警、フライトアテンダント、バニー、ゴスロリ。コスプレ大会だピヨ」
「はん。765プロのDランクアイドルがよく着てる奴デスね」
「あら、この貝殻ビキニとか、白鳥の首付きバレリーナとか、裸テープ巻きとかはなんか夢のクラブっぽくない?」
「どの服も涼ちゃんにサイズがピッタリなところが凄いピヨ。律子さんの努力のたまものだピヨ」
「お、今度は下着デスね。みょげえ! あんな過激な下着、アタシ映画でも見たコトありまセン!」
「ふうん。なかなかいいセンスじゃない。どれもフェチなポイントをうまく掴んでるわよ」
「ギリギリ男だとはわからない見事なカメラワークだピヨ。でも何で今さら涼くんに女装なんだピヨ?」
「・・・涼さんが男アイドルに転向して、足りなくなった女アイドル分を、ネットで補完しようという、試み?」
「さすがセンパイ!それ鋭いトコ突いてると思いマス!」
「いい動画だった。掛け値なしに」


「次はエントリーナンバー2番。双葉杏ちゃんによる『視聴者1人につきアメ一個』だピヨ」
「みょげ? 何デスかこれ・・・投稿動画じゃなくストリーミング?」
「部屋の中のリアルタイム中継みたいね」
「・・・ワクワク生放送の枠を、ハックして乗っ取ってる? 実は、凄い技術力?」
「にしては激ダーティーな部屋デスね。あそこでゴミに埋もれてイビキかいてるのがエントリーメンバー?」
「おヘソ出してパンツの中をポリポリかいてるピヨ」
「ああん!ダメじゃない。女の子だったらもっと可愛らしく、セクシーにかかないと」
「・・・そういう問題じゃ、ないと思う」
「・・・・・・・・・」
「・・・ひょっとシテ、アタシたちこんな光景を延々と見せ続けられるんデスか?」
「・・・・・・・・・」
「あっ、起き上がったピヨ。どうやらトイレみたいだピヨ」
「空のペットボトルに手を伸ばしたわよ」
「フタを開けて股間に当てがったピヨ」
「ああっ、駄目。女の子は漏斗を使わないと、こぼれる」
「さすがセンパイ!経験者の意見は鋭いデス!」
「ふう・・・終わったようだピヨ。今度はカメラの方に向かってきたピヨ。パソコンを確認してるようだピヨ」
「何か言ってマスね。『あんず、働かずして現在アメ8000個げっとぉ!』?」
「・・・さっきから画面下に流れていた字幕、どうやら広告だったみたい? 動画アフィリエイトの一種?」
「いい動画だった。掛け値なしに」
581名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/25(水) 21:30:19.06 ID:Ob0qBw8n
「次はエントリーナンバー3番星井美希ちゃん。高槻姉妹のアシストによる『おにぎり食べてみたの』だピヨ」
「イキナリ手桶いっぱいの白飯デスね。どうやらこれは“作ってみた”系の動画デショウか?」
「やよいちゃんとかすみちゃんが、歌いながらおにぎり握ってるピヨ。『♪おにぎりワッショイ!おにーにワッチョイ』」
「・・・二人とも、とても楽しそう」
「うん。いい手つきね。あの二人、うちのおさんどんに雇っちゃおうかしら」
「出来上がったおにぎりが積み上がってるピヨ。字幕で具が説明されてるピヨ。梅干、おかか、昆布、明太子、
 ちりめん、柴漬、塩辛、山葵漬、天むす、野沢菜、小女子、ごはんですよ・・・結構バリエーション豊富だピヨ」
「見ている方もお腹すいてきちゃった。今夜はご飯山盛りおにぎりクンにしようかなー」
「やっと金髪毛虫が出て来マシタよ。テーブルに腰掛けておにぎりおにぎりと叫んでマス」
「あ! やよいちゃんがおにぎり投げたピヨ。・・・見事に美希ちゃんが口で空中キャッチしたピヨ! さすが食べ物を
 粗末にしない高槻姉妹だピヨ。あッ! 今度はおにぎり乱れ飛びだピヨ! ・・・ぜ、全部口でキャッチしたピヨ! 」
「・・・なんだか、中国雑技団みたい?」
「さすがセンパイ!褒め方も上手デスね!」
「ピヨッ!今度はバカでかいおにぎりが出てきたピヨ」
「やるわね。うちのご飯山盛り太郎くんについにライバル出現ね」
「ひ、一口で食べてしまったピヨ!」
「や、やるわね。よし! 今夜からうちの愛のご飯、2倍に増やそう!」
「ピヨ? 今度はふたたび小さなおにぎりだピヨ。・・・また具が説明されてるピヨ。おかゆ、ポテチ、豚ラード、
 白子、河豚肝、殻付くるみ、イカの目玉、蚕の蛹、ビー玉、パンツ、雨蛙、GoKiBuRi、ピ、ピヨーッ!!」
「お、美味しソウに・・・た、食べてマスよ」
「・・・なんだか、万国びっくりショー? 世界奇人変人大集合?」
「さすがセンパイ!褒め方が上手デ・・・げええッ! ゲロゲロッ!」
「いい動画だった。掛け値なしに」


「うぷっ・・・次はエントリーナンバー4番。四条貴音ちゃんによる『不躾ながら頂戴いたしました』だピヨ」
「貴音・・・頂戴・・・何だかイヤーンな予感がしマスね。また“食べてみた”系の動画のような・・・うぷ!」
「あら違うわ。何かホラー系の動画のようよ」
「・・・ポニーテールの少女に、後ろから迫る、不気味な長身の女の影?」
「センパーイ!アタシ怖いデス!」
「カメラワークが固定なのがかえって、ブレアウィッチプロジェクトみたいな迫真感を盛り上げているピヨ」
「あっ、肩から素早く何か掴み取ったわ。小さくて丸いもの」
「・・・ゴクンって、呑み込んだ。あれは、ハムスター?」
「ハム蔵だピヨ!」
「「げえええええ!!」」
「び、びっくらぴょんで腰が抜けマシタ・・・マサカ“捕食動画”だったとは。蛇が小鳥を丸呑みスル系の」
「失礼な! 私は女だピヨ。どちらかというと蛇を丸呑みする立場だピヨ!・・・まだ呑んだことないけど」
「もう突っ込む気も失せマシタ・・・みょげえっ!今度はヘビを掴んでイマス!」
「響ちゃんのペットのへび香だピヨ」
「あら、貴音ちゃんってヘビが苦手じゃなかった?」
「きっとうっかり食べてしまいそうで今まで怖かったんだピヨ」
「・・・ズルズルって・・・まるで、ラーメンみたい・・・?」
「お、女がカメラの方を向きマシタ。あわわわ、ニッコリ笑ってマスよ。ヘビの尻尾が口から垂れてマス」
「へえ、なんていい笑顔なの。まるで本懐を遂げたばかりのようね」
「ひょっとして貴音ちゃん、響ちゃんのペットを食べたくて食べたくて今までずっとずっと狙ってたピヨ?」
「にしてもイッタイ何なんデスカこの動画は!」
「・・・グロ系の動画は、怖いもの見たさで、安定した人気ジャンルに、なってる?」
「いい動画だった。掛け値なしに」
582名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/25(水) 21:31:02.66 ID:Ob0qBw8n
「つ、次はエントリーナンバー5番。天海春香ちゃんと日高愛ちゃんのユニットで『巨大ケーキ作るよー』だピヨ」
「モウ、精神的にドッと疲れちゃいマシタ・・・あれ? 動画が見つかりマセンよ!?」
「・・・愛ちゃん、締め切りに間に合わなかった?」
「ええっと、ワクワク動画のスタッフからレポートが出てるピヨ。えっとなになに・・・このユニットはギネス
 チャレンジャーを目指して長さ80メートルの巨大ケーキ作りに挑んだが、天海春香さんが転んだ拍子に
 謎の大爆発が起こり、半径5キロメートルのクレーターを残して街ごと消滅した、ってことだピヨ」
「あら、それは大変」
「あ、ワクワクニュースのトップにも動画で出てマスよ。・・・みょげええ!何デスかこのクレーターは!?」
「・・・あ、愛ちゃんと、春香さんは、どうなった、の?」
「春香ちゃんはクレーターの中央で例によって、てへぺろ(・ω<)☆してたそうだピヨ。愛ちゃんは依然行方不明
 だとニュースに書いてあるピヨ」
「なーんだ。じゃあ今夜は帰って来れそうにないかな。せっかく久々にシュガーパイ作ってあげようと思ったのに」
「・・・舞さん、愛ちゃんが心配じゃ、ない?」
「えーどうして?」
「・・・わたし、こうしちゃいられない。早く、捜しに行ってあげたい」
「心配無用よ絵理ちゃん。うちの愛に限って謎の大爆発ごときで死ぬわけがないの」
「で、でも」
「愛はね、生まれて一週間目にわたしの運転してたコンバーチブルから揺り籠ごと風に飛ばされてトラックの
 荷台に乗ったまま日本一周してそのトラックが多重衝突で転倒炎上爆発してその爆風で森の中に転がって
 富士の樹海の奥で未確認生物のヒババンゴに拾われてヒババンゴ王国の格闘王となるべく厳しい修業をして
 でも空腹のあまり街を襲ったんだけど陸上自衛隊と交戦のあげくこれを全滅させてしまったんでやむなく私が
 保護したくらい、強い子なのよ。この程度の爆発に巻き込まれたくらいで、めげるような弱い子じゃないわ」
「はぁ、ドコまでホントなのヤラ」
「では、エントリーナンバー5番はリタイヤ、ということでいいピヨ?」
「いい動画だった。掛け値なしに」
「・・・アンタ、さっきからソレしか言ってマセンね。凄惨な事故動画のドコがいい動画なんデスカ!」
「空気など読むな、絶対に」


「続けるピヨ。次はエントリーナンバー6番。萩原雪歩ちゃんの『掘ってみた深度80000メートル』だピヨ」
「えっと、これは連続で今も動画が投稿中のようデスよ。人類史上初のモホロビチッチ不連続面到達を目指して
 100メートル掘るごとに動画で報告します、というコメントが付いてマス。でも・・・」
「・・・画面、真っ暗? 何も映ってない?」
「雪歩ちゃんのハァハァいう息づかいだけが聞こえるピヨ。声だけだとなんだか卑猥だピヨ」
「あ、何か言ってるわ。え、なに? ただ今深度12000メートル。温度摂氏170度。固い橄欖岩に阻まれて
 掘削速度分速2メートルより上がらず。目標達成は困難になってきたが最後まで諦めないですぅ、ですって」
「あ、最新の動画が何だかスゴいコトになっていマス!」
「・・・何、この、爆発? この、光?」
「みょげええええ! いきなりヘンな奴らが出てきマシタ!」
「あられもない格好の幼女が二人だピヨ」
「音量を上げるわ。え? われわれトカ地底王国の平和を乱した愚かな地上人どもよ。お前たちは滅びる運命にある。
 さあこの娘を地底怪獣ユキポネラに改造し、トカ地底王国の地上侵略の尖兵にするのだ、ですって?」
「・・・この声は、双海亜美、ちゃんと、真美ちゃん?」
「センパーイ! い、いきなり主題歌らしきものが流れてキタんですケドお?」
「・・・あ、動画がジャンプした。7番目の動画が、始まった?」
「もういったい何が何ヤラ。・・・ん? アンタ今度は“いい動画だった”と言いマセンでしたネ?」
「たまには僕にも別のセリフが言えるところを見せてやろう」
583名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/25(水) 21:31:42.90 ID:Ob0qBw8n
「ほう、これが最後のエントリーメンバーか。次の動画はエントリーナンバー7番。双海亜美・双海真美・
 諸星きらりの3人ユニットによる『劇場版・モロキラセブン トカ地底王国の逆襲!』だ」
「・・・一部に熱狂的なマニアがいる、特撮系の動画?」
「モウ、突っ込みドコロ満載デスね。ネット配信で何が劇場版なのヤラ、初登場で何が逆襲なのヤラ・・・しかモ
 亜美真美の年代らしくない、どこはかとナイ“おっホイ”風味。誰かが裏で糸を引いてるとシカ・・・!」
「ぴ、ピヨッ!!」
「ほう、いよいよ怪獣の登場か」
「か、怪獣て・・・雪歩に“怪獣”と書かれた全身タイツ着せてるダケじゃないデスカ!」
「・・・でも、怪獣に壊される街のセットは、とても、凝ってる?」
「レゴブロックね、これ。懐かしいわぁ。愛が小さいころよく、レゴブロックを使って怪獣ごっこしたものよ。
 あの子が怪獣で、わたしが超人。悪い怪獣は徹底的に退治されるんだってことを、その身に刻み込んであげたわ」
「ほう、いよいよ超人の登場か」
「きらりちゃん登場だピヨ。きらりちゃんは心の優しい超人で、決して怪獣を殺さないんだピヨ」
「・・・いま、瞬殺・・・した?」
「傘でコツンしただけデスよね? な、ナンで雪歩の奴、動かないんデスカ?」
「・・・うそ・・・救急車のサイレン・・・」
「あら、ひ弱ね。うちの愛だったら勝てないまでも、セットを焦土に変えるくらいはやってのけるわ」
「ほう、いよいよ黒幕の登場か」
「亜美ちゃん真美ちゃん登場だピヨ。きらりちゃんに袖の下を渡して買収する作戦だピヨ」
「・・・買収、成功?」
「一緒に歌って踊り始めマシタ。エンディングが始まりマシタよ。モウ何が何やら」


「で、結局優勝は誰になったの、絵理? ・・・はいスープよ」
「ありがとう、尾崎さん。・・・結局、ネット投票でもカオスなことになって、収集がつかなくなり、うやむやの
 うちになぜか舞さんが、優勝の座を手に入れてしまったの」
「納得いきマセン!ナットクー!」
「またうるさいのが吠えているわね。ま、日高舞が優勝なら誰も文句はないか。鈴木さんを除いては」
「うん。せっかく頑張ったサイネリアには残念だけど、武田さんもこれでいいって言ってた」
「そうよね。でもネットアイドルNo.1の座まで日高舞が手に入れたとなると、一層の強敵になったわけよね。
 絵理、これからはますます精進よ」
「うん。頑張る」
「納得いきマセンよ、センパーイ!!」