[ダンガンロンパ]霧切響子の正体はカップ麺の妖精Part6
無闇に私の新スレに近づかない方がいいわよ。間違って…
>>1 乙してしまうかも…
私は最初から
>>1 君を狙い乙にするつもりだった…
新スレを立てるのは彼だと分かっていたから!
そもそも自分はもう
>>1 のことなんて何とも思っていないはずだった。
乙する気持ちすらないと思っていた。
だからこそ
>>1 の立てたスレを覗いたのだ。
普段と変わらず、いつも通り過ごせると思っていた。
それらのに自分はどうして乙々しいレスばかりを読んでしまうのだろう。
これでは、まるで――
――
>>1 乙したくてぐずっている子供と一緒じゃない。
あなたみたいな人と
>>1 乙するなら、私はむしろ楽しみよ。
′ 、 -=ニ  ̄ ̄`丶|: : : : : : ヽr……- .
, \ : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ´: : : : : : : : ` : : .
. / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .\
′ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ '⌒
、 , / / /. ∠._, : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
ニ\′ __ / / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
二ニi / -= )/ / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
\ニ| / / / , //′ // / , ′: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
>ニi { f .′ / / ミ≦_八/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
二=}| マ :.⌒ / / / ;}}`ヾ \./_斗ァ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、: : :
二=}| |lヽ_)_./. i / :{ 冫\z、У /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,イ: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : :.\:
二/ !. 八 ソ |′ ∨(彡イヾ、 \./: : : : :.:./ : : : : : : : : : : :/ .|: : : : : : : : :/\: : : : : : : : : : :.
=/ / |::.ー| | . : !: : : : : /: : : : : :/ : : : /_ .|: : : : /.:./__,\: : : : : : : : : :
/ / |:: : | | .′ .|: : :l⌒l: : : : , / : : / `|: : // ´ __, \: : : : :!: : : :
′ ト、:::| | : .厶イ| |: : //: :/.f乙ヽ 、 |: / レ′ f乙ヽ `ヽ, \: : |\: :
|ニ\. | ,. | V/.:∧ V/ {:::o:::! |/ {:::o::::! /リ/ノY : : \
|ニニ=\ .:|. 、 .´ |: : 〉/ Y ヽ 弋こソ 弋こソ /_) .人: :i
|二ニニ\| _;:.ン7´ |: / i\ '. J :. / /{ ∨
|二二二二\ / |l | /レ'.:/|: : ーヽ u ′ /-< : : |`ヽ
|二二二ニニニ\ |l | ./=ニ/=-|: : ∧: : :. _ _ /: : :∧: :|=-= 、
|二二二二二ニニ\ | /=-=|{-=ニV/Ξ|: : :.>、 ( ) ./∨ /ΞY-==-i
|二二二二二二二 \ /ニ=ニ|{ニニ=ニニ∨/Ξ,〕:.. ` こ´ .イ=ニ∨-=ニ}:|=Ξ=|
「
>>1 くさばむくろにき乙けて」
私もちょっと……
>>1 乙しすぎたし……
>>9 いつの間にできてたんだこのAAwwwwwww
あなたが
>>1 に 決まりました
スレ立て乙 を 開始します
あるところに苗木君…もとい正直者の木こりがいました。 いつものように森で木を伐っていた木こりですが、うっかり手を滑らせて弁当代わりのカップ麺を泉に落としてしまいます。 苗「やっちゃった…今日は昼食抜きか。弱ったなあ」 木こりが途方に暮れていたその時です。 突然泉の水面が眩く輝き出したかと思うと、光の中から美しい泉の精が現れたました。 霧「困っているみたいね、苗木君」 苗「…えっと、何やってんの霧切さん?」 霧「霧切? 誰のことかしら。私は泉の精よ」 苗「いやいや、霧切さんだよね?」 霧「違うわ。泉の精よ」 苗「でも…」 霧「い・ず・み・の・せ・い・・よ」 苗「わ、わかったよ…じゃあそれで」 霧「結構。これでようやく本題に入れるわね」 苗(ファンタジーなドレスにレザーの手袋ってコーディネートとしてどうなんだろう) 霧「さて、あなたが落としたのはこの『CUP GOKUBUTO・金のカレー味』かしら? それともこちらの『銀のシーフード味』?」 苗「いや、普通のしょうゆ味だけど…」 霧「…ふふっ。相変わらず馬鹿正直なのね。普通のしょうゆ味というチョイスもあなたらしいわ」 苗「馬鹿にしないでよ…もう」 霧「あら、誉めているのよ?」 苗「ていうか今『相変わらず』って言ったよね。やっぱり霧切さんなんじゃないか」 霧「それじゃあ、正直者のあなたにはご褒美をあげないとね」 苗「あ、スルーされた」 霧「しょうゆ味、それにカレー味とシーフード味もあなたのものよ」 苗「いいよそんなに…一人じゃ食べきれないし」 霧「そう…わかったわ。そういうことなら、私もご褒美に付けてあげる。二人で分ければ食べきれるでしょう?」 苗「わ、『私』!?」 霧「不満かしら?」 苗「い、いや…全然不満じゃないというか…むしろ…」 霧「なら、いいわね。それじゃあ早速昼食にしましょう。シーフード味、私が食べてもいい?」 苗「どうぞ。元々霧切さんの持ってきたやつだしね、それ」 霧「泉の精よ」 苗「……」 霧「私は海外が長かったからカップ麺なんて食べる機会が無くて…どんな味なのか楽しみだわ」 苗「…いやもう、完全に霧切さんだよね?」 霧「違うわ。泉の精よ」 こうですかわかりません
わかっているじゃないか 2828したGJ! スレ立て早々SSとか、このスレの住人は化け物ばかりかww 童話系なら、霧切さん主人公の苗木君ヒロインが鉄板だと思う もしくは普通に苗木主人公で一寸法師とか…面白そうだな
>>13 「あら?打ち出の小槌で叩いたのに小さいままね。まだ160cmしかないわ。」
「それは違うよ!これは昔話だよ!昔の平均身長を考えると160cmはむしろ高身長だよ!(必死)」
前にもあったなあ、童話ネタ やっぱり霧切さんが王子様で苗木君がお姫様か? 個人的には長靴を履いた猫なんか見てみたい
やっぱいいな霧切さんスレは 落ち着くぜ………
前スレ埋めGJ 最後に苗木ってところもなんか良かった
前スレ終盤の霧切さんの武術の心得についての話題を見て思った 誰もバリツを挙げないとはどういうことですか きっと霧切家秘伝のバリツの奥義とかあるんだぜ 高所からゴミ捨て場に落下して無傷だったのもそのお陰なんだぜ…多分 まあ真面目に考えると合気道とかの方なんだろうけど
連レスすまん、
>>12 にGJを言い忘れていた
童話の女神様的な白いドレスの霧切さんというのもアリだなあ
酔っ払った霧切さんに痛くて柔らかい間接技をかけられる苗木君 とかありませんか
昔々あるところに、霧切さんと苗木君がいました。 霧切さんは山へ散策に、苗木君は川へ洗濯に向かいました。 苗木君が川で洗濯をしていると、どんぶらこ、どんぶらこ、と桃が流れてきました。 「うわあ、これは大きな桃だ。持ち帰って、霧切さんと一緒に食べよう」 苗木君が家に桃を持ち帰ると、霧切さんはたいそう驚いて、こう言いました。 「ところで苗木君。桃は中国では仙人の食べる果物だそうよ」 「へ、へえ。じゃ、さっそく割って中を…」 「食べることによって、若返りや不老長寿の力を手に入れることができたとされているわ」 「…ちょっと、ちゃんと台本通りにセリフ言ってよ」 「桃太郎の有名な話の流れでは、桃を割って中から赤ん坊が生まれた、ということになっているけれど」 「うわぁメタ発言」 「一説によると、桃を食べて若返ったおじいさんとおばあさんの間に生まれた子供が桃太郎…というらしいのよね」 「……、…」 「……さ、桃を割りましょうか」 「や、ごめん、僕、実は桃食べられないんだよね」 「とにかく、桃を切り分けないと話が進まないでしょう」 「あ、あれー桃の中から子供が出てこないなー」 「何を言っているの? 桃の中から子供、なんてありえないわ」モグモグ 「桃を食べて若返る方も、なかなかありえないと思う…」モグモグ 「ふぅ…おいしかったわね、苗木君」 「そ、そうですね…」 「あら、緊張しているの?ふふ…大丈夫よ、優しくするから」 「ちょっ、あの、まだ心の準備が……アッ――!!」 大神「……桃太郎は、まだ鬼退治に来ぬのか」 どうして俺が書くとこうも下品になってしまうのか
>>21 GJ!
さて…続きを聞かせてもらおうじゃないか
久しぶりにここきたらスレタイ吹いたw
>>21 GJ!
エロパロ板はいつでもあなたのお越しを
待っています
魔法少女響子★ディテクティヴ 白い淫獣と契約した霧切さん、武器は手袋
苗木「みんなが絶望に堕ちるだなんてそんなの絶対認めない そんな結末変えてみせる! 霧切「苗木ィー! 霧切さんってほむほむポジションだよね
マジカル護身術やマジカル護身用拳銃で戦う魔法少女探偵か 霧切さん実年齢は18〜19くらいだろうから魔法少女的にはかなりギリギリな感じではあるが
霧切さん拳銃は扱ったことあるんだろうか ベタだけどグロックあたり似合いそうだなと思ったり
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/10/09(日) 17:05:22.41 ID:rhHlaE7l
スカート下のふとももにデリンジャー隠してそうなイメージ。
太腿ホルスターか…素晴らしい 海外にいた頃は護身用に持ち歩くこともあったかもしれんな
>>29 モーゼルC96とか
渋くて似合うと思う……いやちょっと渋すぎかね
苗木君には文句なしでピースメーカーだと思えるんだが
拳銃→ルパンつながりで腐川が不二子になったことを思い出した ライダースーツ姿の霧切さんが見たいなあ
そういや昔、どこかのスレで苗木君がリボルバーなら霧切さんはオートマティックのイメージというレスを見たのを思い出した まさに弾丸論破
二人での弾丸論破か…… 胸が熱くなるな
>>33 ライダースーツを身にまとってバイクを乗り回す霧切さんか…やばい惚れる
そして後部座席には苗木君、と
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/10/10(月) 00:05:38.75 ID:ZWZYh/Q+
霧切さんは護身術習ってて、関節技得意そうだし CQCだってやっちゃいそう。
ガバメントとナイフ構えてジャングルに忍び込む探偵か 悪くない。 後ろにはソコロフのようについてくる苗木の姿が。
>>36 苗木「き、霧切さん、ちょっとスピード出し過ぎじゃ……」
霧切「そうかしら?」
苗木「ていうかまだ加速してない?」
霧切「そうね。しっかり掴まっていないと振り落とされるわよ」
苗木「う……うん」
霧切「……別に私に気兼ねする必要はないのよ。本当に振り落とされたくないのなら」
苗木「いや、それならその……もう少しスピードを」
霧切「急いでいるのよ。仕方ないでしょう? それとも私に抱きつくくらいなら地面とキスした方がマシなのかしら?」
苗木「わ、わかったよ。それじゃあ……(ギュッ」
霧切「……それでいいわ」
みたいなのを誰か書いてくれないものか
>>40 半ばテンプレだが「言い出しっぺの法則」だ 期待してるぞ兄弟
苗木君マジヒロイン
しかしどんどん残姉ちゃんのお株が奪われてくなw
バイクアクションや格闘や銃は軍人の仕事だろうに
なんでもそつなくこなしそうだからなあ、霧切さん そんな霧切さんにもなにか妙なところで弱点があったりするといいと思います
もっと残姉ちゃんとして出てくるイメージがきっちりあったらそうはならなかったんだろうけどねぇ。
残姉が先に変装という探偵のお株を奪っているからこれはしょうがない
>>42 夏頃にあった幽霊が怖い霧切さんのSSは実にいいものだった
変装か… 霧切さんの変装も見てみたいもんだ 黒髪に染めるだけでも大分印象が変わりそう
喧嘩というか戦闘にも自信がありそうな霧切さん
でも正直推理力やら探偵に必要な能力は秀でてても多少のアクションは出来ても 戦闘の類は護身術+α程度で良いかなって思うんだ 探偵という頭脳労働担当が「前線での戦闘もできるのよ(キリッ」は萎えるというか
そういや今日は体育の日だったな オマエラ、ブルマの霧切さんとジャージの霧切さん どっちがいいよ?
まずはジャージで現れた霧切さんを鑑賞し、ウォーミングアップの後に木陰でジャージを脱ぎ捨てるところを覗き、 汗にしっとりと濡れる脚とブルマをに包まれたおしりが見て拍手したい そして怒られたい
ふうむ 上ジャージ下ブルマという選択肢はないのかね?
悪い、俺ブルマよりハーパン+ニーソ派なんだわ
53 :
モノネコ :2011/10/11(火) 01:20:36.37 ID:XGj6ocTL
ある日の夜、僕と霧切さんは窮地の事態に陥っていた。 今僕たちの目の前には刃物を持った暴漢がいまにも僕たちに襲いかからんとしていた。 苗木「霧切さんだけは絶対に護ってやるッッ」 事の始まりはこうだ、ここ数週間、希望ヶ峰学園周辺では帰宅途中の生徒を狙った 強盗事件が多発していた。 主な犯行の内容は刃物を使って相手を脅し、金品を奪い取るものだが、 被害にあった生徒は皆犯人から激しい暴力を受けており、 病院で治療を受けている生徒もいた。 事態を重く見た希望ヶ峰学園長は、霧切さんに事件の調査を依頼し、 僕も成り行きで霧切さんの調査も手伝うことになったのだが・・・
54 :
モノネコ :2011/10/11(火) 02:51:25.95 ID:XGj6ocTL
一昨日 霧切「苗木君、放課後つきあってくれる?」 苗木「へっ!?」 それは唐突だった。 しかも僕はなにを勘違いしたのか・・・ 苗木「ちょっ、ちょっと待ってよ霧切さんッッ!、いきなりそんなッ!、 僕たちが付き合うだなんてッッ!」 しかし彼女は呆れた口調で 霧切「・・・・」 「あなた・・・なにを勘違いしているの?」 「私が付き合えと言っているのは、今起きている事件の調査のことよ。」 自分の愚かな早とちりとあまりの恥ずかしさに顔が熱くなった。 苗木「あっっ、ゴメンゴメン、」 「えっ!?でも今起きている事件ってもしかして・・・」 (今話題になっている事件といえば・・・) 霧切「そう、例の強盗事件のことよ。」
55 :
モノネコ :2011/10/11(火) 02:55:35.56 ID:XGj6ocTL
苗木(やっぱり・・・) 「でも霧切さんそれって危険じゃない?」 「犯人に大怪我させられた人もいるんだよ?」 霧切「調査するだけよ、まずは聞き込みから始めて行って、 犯行現場や時間帯などを調べて証拠を集め、犯人像を浮かびあげるの。」 「いきなり犯人を捕まえに行くわけじゃないわ」 苗木「でも・・・なんで僕が?」 霧切さんにそう尋ねると。 霧切「今回はあなたの能力が必要なの。」 「いえ、あなたの人柄と言ったほうがいいかしら。」 苗木「僕の人柄?」 霧切「そう、あなたには誰にともすぐに打ち解ける不思議な才能があるわ、 それが今回の調査に大いに役立つの。」 苗木(霧切さんにそこまで言われると・・・) 霧切「そうと決まればすぐに行くわよ、苗木君、付いて来なさい。」 苗木「えっ、もう?」 こうして半ば強引に手伝わせられる事になった、なんかいいように使われている ような気がしないでもないけど・・・
56 :
モノネコ :2011/10/11(火) 07:29:05.24 ID:XGj6ocTL
勢いで描いてしまった・・・ 稚拙な文章ですいません・・・ 続きは今日の夜まで待ってください。
>>53-56 乙・・・・・なんだがとりあえず、sageようぜ
続きを全裸待機で期待してる。
>>49 個人的にはスポーツスタイルの霧切さんのポイントは
服装の如何よりもポニテと露わになった白いうなじにあると主張したい
個人的にはジャージ霧切さんを推したい 霧切さんみたいな子がジャージ着ているとこう、なんというか ミスマッチなかわいさがあるのではないかと
体操服もしくはジャージという激しい運動をする服装時の髪はポニテ そこは絶対譲れない おしおきムービーの霧切さんの髪の毛がやけにふわふわして見える そしていつ見ても霧切さんのおしおきはいいですねえ… おや、誰か背後n
>>61 もう会うこともないだろう……さらばだ、同志よ
おや、だれかきたようd
VFBの水泳の写真には普通に競泳水着着てたけど、普通の水着ならどんなんが似合うかね
セパレートタイプがいいです おへそが見たいです
ベタだけどパレオ付き黒ビキニとか 頑張ってちょっときわどい水着を着てみる霧切さんでもいいんだが あんまり派手すぎず、なおかつ大人っぽさのある水着がいいと思います あと俺も霧切さんのおへそが見たいです
舞園さんに張り合おうとついカッとなって紐みたいなビキニを着ちゃって、人前に出てから後悔する羽目になる霧切さん とかでも一向に構わん
>>67 上いいな
霧切さんにはこれくらいのシンプルな感じが似合うと思う
仮にも国営の名門校なのにいまだブルマを採用しているのは一体… まさか学園長の趣味…?
学園長で思い出した ゼロによると霧切さん、入学後学園長に絶縁宣言を叩きつけたみたいだけど その後も学園に留まったのはなぜだろう 霧切さんの性格上、用が済んだらさっさと自主退学しちゃいそうな気がするが
そりゃあ苗木くんにメロメロだったんだろ
ビジュアルファンブックの体育祭の絵とか汗の匂いがしそうな距離だったもんな
「絶縁宣言したのにまだ学園に残っているってことは霧切さんの本心はお父さんとやり直したいって思っているはずなんだ。」 「それは違うわ。私がこの学園に残っている理由はただ一つ。どうしても離れたくない人がいるからよ。」 「その人って誰なの?」 「私といつも一緒にいるのは一人くらいしかいないわ。苗木君ここまで言えばわかるわね?」
「わからないな………ちょっとその人にキスしてきてよ」
「もしかして……わかって言っているのかしら?だとしたら、苗木君のクセに生意気よ」
「はいそこー不純異性交友発見ー、学園長権限で男子の方は退学ね」
そんなこと言ったら霧切さんも迷わず退学届けを提出しそうだなw
>>76 の台詞を仁さんが言っていたら、と考えたら萌えた
学園長が苗木君のことをどう思っていたのかは気になるところだ ナエギリ的な意味でも、それ以外でも
そのへんはゼロ下巻でちょろっとでも語られることを期待 そういやもうすぐだな
明日だか明後日だかだよな 下巻にも霧切さんの出番はありそうだもんなあ、楽しみ楽しみ
霧「心理テストよ、苗木君」 苗「…また唐突な。っていうか、霧切さんって心理テストとか信じるんだ」 霧「あたりまえでしょう。私だって乙女なのよ」 苗「…、……へえ」 霧「苗木君、言いたいことがあるならはっきり言っていいわよ」 苗「いっ、いや…何も…」 霧「……犯罪心理や聞き込みで相手の本音を見破るのに必要だから、探偵には不可欠なものなの」 苗「あ、なるほどね。納得したよ」 霧「…苗木君の本音はよくわかったわ。よっぽど私に喧嘩を売りたいようね」 苗「えぇっ!?…あの…、ごめん、なさい…?」 霧「苗木君のくせに生意気ね…」
霧「コホン。気を取り直して…心理テストよ」 苗「う、うん」 霧「大都会の人混みのど真ん中に、あなたは立っています。 向こうからよく見知った人間が、赤い花束を持ってあなたに声をかけてきました。 さあ、その見知った人間とは誰かしら?」 苗「……」 霧「深く考えなくていいのよ。こういうのは直感が大事なんだから」 苗「…霧切さん、かな」 霧「えっ…?」 苗「ダメ、かな」 霧「だ、ダメということは、その…ないのだけれど…」
苗「ちなみに、答えは?」 霧「…ヒミツよ。教える必要はないわ」 苗「……そっか」 苗「じゃ、霧切さんだったら誰を思い浮かべるの?」 霧「私…?」 苗「その心理テストでさ。それくらいなら教えてくれてもいいでしょ?」 霧「…そう、ね」 霧「私も、あなたを…苗木君を思い浮かべるわ…」 苗「ほ、ホント!?」 霧「え?」 苗「……あ」 霧「……」 霧「…意地が悪いわよ、苗木君。あなた、最初からこの心理テストの答え、知っていたでしょう」 苗「あ、はは…ごめん。だってソレ、今朝のテレビの占いでやってたやつでしょ」 霧「答えを知っていたのなら、正確な心理テストにならないじゃない…」 苗「でも、霧切さんがそういう意地悪な心理テスト出してくるからさ…ちょっと反撃してみたくなったんだ」 苗「…それに、正解を知る前でも…僕、霧切さんって答えたよ」 霧「……」 苗「霧切さんは…?」 霧「…絶対教えない」 苗「……そっか」 霧「堂々と言えるわけないでしょう…『気になっている相手』だなんて…」
GJ! まったく朝からお熱いねえ
>>82-84 GJ!
そして翌日、苗木君が霧切さんに真っ赤な薔薇をプレゼントするわけですね
霧切さんならきっと苗木君が同じテレビを見ていた可能性も予測できていたはず そのうえで心理テストをしたと考えるとまた違った趣があるのう
「苗木君が見ていた番組を知るには視聴率を調査すれば一発でわかるわ。一番視聴率が高かった番組が苗木君の見ていた番組よ。」 「それは違うよ。前は確かにそうだったけど、最近は霧切さんが好きそうな番組もチェックしてるよ。」 「私の趣向を調査しようだなんて苗木君のクセに生意気ね。」
苗木君の趣味を知るために今まで興味のなかった流行ものに手を出してみる霧切さん というのもありだな…
苗木君がロボコップ好きと聞いてバーホーベン監督の映画を研究する霧切さん しかし 霧「スターシップ・トゥルーパーズは傑作だわ…あなたもそう思うでしょう?」 苗「え…なにそれ?」 みたいに空回る姿を妄想した
霧切さんは流行ものとかには疎そうだ 苗木君との会話のタネにするために一生懸命流行ものを勉強するんだけど、 霧切さんの感性では理解しきれなくてちょっとズレた感じになってしまっていたりするとかわいいと思う
むしろ苗木君を自分色に染めるために推理小説や探偵グッズ(虫眼鏡etc)をプレゼントする霧切さんとか
霧「苗木君、プレゼントよ」 苗「え? ど、どうしたの、唐突に…」 霧「いつもあなたに貰うばかりだから…たまには私からも、と思って」 苗「そんな、気を使わなくても良いのに…でも、ありがとう」 苗「これは…小説?」 霧「ポーよ」 苗「ぽー…?」 霧「知らない? エドガー・アラン・ポー」 苗「ご、ごめん…詳しくなくて」 霧「江戸川乱歩…という名前を聞いたことはないかしら?」 苗「確か、小説家…だよね?」 霧「推理小説作家よ。怪人二十面相や少年探偵団…くらいなら、あなたも知っているでしょう」 苗「あ、うん」 霧「彼の『江戸川乱歩』というペンネームは、エドガー・アラン・ポーをもじったものなの」 苗「へえ、そうなんだ」 霧「ええ。ポーは史上初、推理小説というジャンルを確立した作家とされているのよ」 苗「ふうん」 霧「名探偵による推理の展開や、その助手による第三者的視点からの語りなんかも彼が定型化して…」 苗(霧切さん、いつになく饒舌だなぁ) 苗(やっぱり好きなもののことになると、さすがの霧切さんも身が入っちゃうんだろうなぁ) 苗(いつものクールな霧切さんも良いけど、こういうのに夢中な姿も結構可愛い…かも) 霧「それで、あなたに渡したのは私が一番好きな、……苗木君?」 苗「……え? あ、ごめん…何?」 霧「……」 苗「…あの、霧切さん?」 霧「やっぱり、あなたには退屈な話だったかしら…」 苗「えっ?」 霧「ごめんなさい…興味のないことを延々と話されても、つまらないわよね」 苗「いや、あの…」 霧「あなたのような世間一般の男の子が、いったい何をプレゼントされたら喜ぶか、分からなくて…」 霧「せめて自分の好きなものを、と思ったのだけれど…」 霧「…どうやら、失敗だったみたいね。次はもっとマシなものを用意しておくわ…ごめんなさい」 苗「そ、それは違うよ! 興味ない話なんかじゃないよ」 霧「…でも、現にあなたは…」 苗「別に霧切さんの話が退屈とかじゃなくて、驚いちゃってさ」 霧「…驚く?」 苗「霧切さんって、普段はあまり自分のこと話さないでしょ」 霧「そ、そうかしら…」 苗「そうだよ。だから、こうやって好きなものの話をしてくれるのが、なんか新鮮で…」 霧「……」 苗「やっぱり霧切さんにも、女の子らしい可愛い一面もあるんだな、って考えてたんだ」 霧「!?」 霧「……、それは普段の私が女の子らしくない、という意味?」 苗「え!? あっ、いや、そういうわけじゃなくて、もちろん普段も可愛いんだけど」 霧「!! な、…生意気よ、苗木君のくせに…」 苗「えぇー…」 霧「……罰として、その本は明日までに読んできなさい」 苗「うん。霧切さんがせっかくくれた本だもん、帰ったらすぐに読むよ」 霧「……もう」 こうですかわかりません
小説でパパネタなんだけど、ゲームにおける希望の意味合いと、パパが求めた 希望ってズレてるよね? だからあの結末だったのかなぁ
>>93 GJ!
翌日どきどきそわそわしながら感想を尋ねる霧切さんまで想像してニヤニヤしたぜ
昨日あたりからちょっと人が減ってるけど 皆ゼロのネタバレを恐れて退避してるのか?
最後に心配そうに苗木くんが待ってるオチだと思ったのに・・・
>>93 遅ればせながらGJ!
自分の趣味のことになると饒舌になる霧切さんかわいいなあ
霧切さんに清涼院流水とかを読ませて微妙な顔をさせたい
霧切さんのミステリ講義なら何時間だって聴いていられるぜ
霧切さんのシャツのジッパーを上から下まで一気に引き下ろしたい
今起きた おはよう霧切さん 霧切さんは朝はパン派だろうか それともご飯派だろうか
イメージ的にはパン食 でも好きなのはご飯と予想
でもご飯ってよりはライスみたいな感じがする 皿に盛って食べてそう
>>103 ガーリックトーストを食べたせいで息がニンニク臭い霧切さんが思い浮かんだ
だがそれがいい むしろニンニク臭い霧切さんクンカクンカしたいです、安西先生
ニンニクの臭いをまるで気にしない無頓着な霧切さんに そっとガムを差し出す苗木君とかでもいいぞ
>>105 皿に盛ったライス以外食べ慣れていない霧切さん
苗木君に貰ったおにぎりを上手く食べられずにポロポロこぼしてしまう
とかそんなのはないですか
箸使いがいまいち上手くないってのはあるかもしれない 霧切さん手先は器用そうだけど
手袋だから普通の人がやるより難易度高そう
そこは特殊手袋だから
霧切さんの手のサイズに合わせて作られた特注品だったか タイピング滅茶苦茶早いらしいし日常的な動作には支障はないんだろうな、多分
もし霧切さんが何人も経験があるビッチ切さんだったら幻滅する?
そういうキャラじゃないから想像し難い 男除けの香水を喜ぶくらいだし
でも苗木くんは寄ってきたぞ
パンツに手を突っ込んだ事を話した時に苗木が引いた理由を理解していなかったもんなぁ、霧切さん その事実だけなら超ビッチって可能性も無くは無いが、その後苗木に「靴下に〜」とかトンチンカンな回答してるし ま、俺個人はビッチ切さんはビッチ切さんでアリだと思うけど
>>116 それだけ霧切さんにとって苗木君が特別ってことさ
>>114 別に普通じゃね
流石に度が過ぎてたらアレだけど
いままで何人かとお付き合いしてました程度なら特には
可能性があるとしたら、火傷の原因の「深入りしたが故に判断を誤ることになった」誰かさんとか? あとは霧切さんがデビューしたての頃に助手をしていたという探偵さんくらいか なんとなくこの二人は同一人物なんじゃないかという気もするけど
>>120 それもありだな
想いを寄せた人と苦い別れをして「もう決して他人に深く関わらない」ことを誓う霧切さん
だけど苗木君と出会って…みたいな
何その俺得 その過程で知らず知らずに苗木君に深入りしていることに気付いて葛藤したり 過去の心の傷を改めて思い返してしまって苦しんだりする霧切さんがみたいです
霧切さんが判断を誤るほど信頼していた人物とやらがどんな奴だったのかは気になるな
ようやくゼロ下巻読んだけど、霧切さんの出番少なくてがっかりだったべ
でも学園長との最後の会話は良かったべ 苗木君との絡みがなかったのは残念だが
むくろの設定画載せるなら苗&霧のも収録して欲しかったぜ
俺としては涙ぐむ霧切さんを見れたのでオッケーとしたい
しかしあれだな かつては学園長が初代超高校級の希望を育て、 そして今度は霧切さんが新・超高校級の希望を命名したというのは なんとも因縁じみたものを感じるな
ああ、そうなるのか ちゃんと父親の跡を受け継いだんだな霧切さんは
d
本屋に見つからないんだけどどの辺の書棚においてあるんだ?ライトノベル?
推理すればわかるはずよ…と霧切さんなら言うところだろうが 俺も自力で見つけられなかったので書店員に持ってきてもらった こんな俺を叱ってください霧切さん
たぶん呆れたように冷たい視線で一瞥されて終わりだと思う
まあご褒美なんですがね!
>>133 俺の買ったところではノベルスのコーナーに置いてあった
文庫本より一回り大きいサイズなので要注意だ
霧切さん主役のダンガンロンパ0.5が出ないものか
やっぱ主人公は霧切さんだな ヒロインは苗木で
やっぱり苗木君ヒロイン派の方が多いんだろうか 俺としては霧切さんのピンチを救う王子様な苗木君も見てみたいんだが
本当にピンチになった時に守り守られが逆転するのがいいんだ と思うのは俺だけだろうか
同意
苗木君の足りないところを霧切さんが埋めて、霧切さんの足りないところを苗木君が埋める そんな関係性が好きなんだ まさに超高校級の夫婦
パターン1 「霧切さん、大丈夫!? 怪我はない?」 「ええ、私は平気よ」 「そっか、よかった……」 「けれど、ブーツの踵が折れてしまったわ」 「あ、本当だ。どう、歩けそう?」 「歩けないというわけではないけれど……」 「ううん……困ったな」 「苗木君、あなたは男の子よね?」 「う、うん? そうだけど、それが?」 「男の子ならこんな時どうするかしら。ここまで言えばわかるわね?」 「え、えーっと」 「運んで。あなたが私を」 「運ぶって……それは、その、つまり?」 「おんぶでも横抱きでも、あなたの好きな方でいいわよ」 「えぇ!?」 「やっぱり、嫌?」 「い、いや……僕は全然嫌ではないんだけど……」 「なら、お願いするわ。よろしくね、苗木君」 パターン2 「霧切さん、大丈夫!? 怪我はない?」 「ええ、私はなんとも無いわ」 「そっか、よかった……あ」 「どうかした?」 「ブーツの踵が……」 「別に……これくらい平気よ。早く行きましょう」 「でも、歩きにくいでしょ? ほら」 「……何かしら、それは。私におぶされというの?」 「あ、いや。すぐそこまでだしさ」 「平気と言ったでしょう。それに、あなたに悪いわ」 「気にしなくていいよ。女の子に無理はさせられないから」 「無理って……そんな大袈裟な話じゃ」 「いいから。僕に任せて」 「そこまで言うなら……わかった、お願いするわ。ありがとう、苗木君」 「どういたしまして」 どっちがいいだろう
どっちもいいけど、しいて言うなら2でお願いします
これなら1かな
おれも2かな
まぁ意見も割れるかな
霧「ラブレター…?」 舞「そうなんです…でも、名前が書いてなくて」 朝「ああ、あるよね。気持ちを伝えたいだけだから返事はいらない、ってやつでしょ?」 セ「いわゆる自己満足、というやつですわね」 江「いや、断られるのが嫌だから自分で予防線を引いた、っていう場合もあんじゃん?」 舞「みんなはこういう時、どうしてます?」 霧「…こういうとき、というのは…その、ラブレターを貰った時、ということ?」 舞「? そうですね、もらったラブレターに名前が書いていなくて…」 セ「どうもしませんわ。返事もいらないのでしょうし、手紙もそのまま捨てます」 朝「え、捨てるのはちょっと酷くない? あたしはせっかく書いてくれたんだし、取っておくよ」 江「っつーか、いちいちそういう手紙に目通す暇ないし、まず読まないわ。男なら直接来いっての」 霧「…あの、みんなは…ラブレターをもらったこと、あるの…?」 舞「え? そ、それは…あります、よね?」 セ「…霧切さん、もしかして貰ったこと…」 霧「! あ、あるわ。もちろん」 朝「だよねー。霧切ちゃん可愛いし、モテそうだし」 セ「ですわよね。クスクス…」 霧「……」
霧「…というわけよ、苗木君」 苗「いや、全然わけわかんないけど…」 霧「…恥ずかしながら告白すると、本当は私…ラブレターというものを貰ったことがないの」 苗「そうなの?」 霧「ええ…というか、現代に存在しているモノとすら思っていなかったわ」 苗「そ、それはちょっと言い過ぎじゃないかな」 霧「みんながいる手前、見栄を張ってしまったのだけれど…」 霧「最近の高校生が恋愛に対して積極的なのか、それとも…私がラブレターを貰えるような魅力的な存在じゃないのか」 苗「うーん、それはないんじゃない?」 霧「……どういうこと?」 苗「え!? だ、だから…」 霧「あなたにとって私は、ラブレターを送る価値があるくらいには、魅力的な存在だと…そういうこと?」 苗「え? あ、あの……うん」 霧「…そう。嬉しいわ、ありがとう」 苗「…なにこの羞恥責め」 苗(…でも、確かに霧切さんって美人だし、可愛いし、それに頭もよくて…魅力的ではあるんだけど) 苗(クールと言うかミステリアスと言うか高根の花と言うか、気軽に手紙を書けない雰囲気があるよな…) 霧「ところで、苗木君は?」 苗「僕?」 霧「ラブレターを送ったり、もしくは受け取ったりしたことはないの?」 苗「僕はないよ…それこそ、霧切さんの言うような『魅力的な存在』でもないし」 霧「そう? …世間の女子は、みんな見る目がないのね」 苗「え…?」 霧「なんでもないわ。けれど…そう、みんながみんな、ラブレターの経験がある訳じゃないのね」
霧「……ねえ、苗木君」 苗「…今度は何?」 霧「あなた、私にラブレター書いてくれない?」 苗「ぶふっ…!」 苗「ちょ、ちょっと何言ってるのか…」 霧「ダメかしら?」 苗「いや…ダメっていうか…」 霧「ラブレターを貰うということが、どんなものなのか…体験してみたいのよ」 苗「…なんか、色々と違う気がするんだけど」 霧「ラブレター童貞のあなたが、ラブレター処女の私に送れば、二人いっぺんに経験出来るし…お得だわ」 苗「もうちょっと他の言い方なかったの?」 霧「発情期の女子高生をなめないで」 苗「思春期。発情期じゃなくて、思春期。訂正して霧切さん、ただちに」 霧「……その、どうしてもあなたが私にラブレターを書くのは嫌だ、というのであれば…無理強いはしないけど」 苗「え…いや、その…嫌ってことは、全然ないんだけど…」 霧「じゃ、明日までにお願いね」 苗「え、えぇー…」 霧「ふふ…楽しみに待ってるわ」 出来心で書いた 後悔はしてない
GJ! さあそのまま出来心に身を委ねるんだ そして続きを書いてしまうんだ
>>149 GJ!
たしかに霧切さんははたから見たら近づきがたいタイプの美人だな
まあそんなところも素敵なんだが
>>149 GJ!
霧切さんが恋文をしたためる逆パターンはアリですかナシですか
書き上げた後で「こんなの私のキャラじゃないわ…」と恥ずかしくなって机の引き出しの奥に封印しちゃいそうだけど
――翌日―― 苗「い、一応書いてきたけれど…なんか、恥ずかしいな…」 苗「直接渡すのも緊張するし、ベタだけど下駄箱にでも入れておこう」ガチャ パサッ 苗「…あれ、霧切さんの下駄箱に…手紙?」 苗「……僕はまだ入れてないし…これって」 苗「どう見ても、ラブレターだよね…しかも、何枚も」 苗「……」 苗「…こんなに貰ってるなら、僕の書いたラブレターなんて…必要ないよね」 苗「……なんで嘘ついたんだろ、霧切さん」 苗「あはは、ちょっと真剣になって書いたのが馬鹿みたいだ…」 苗「霧切さんくらい美人なら、そりゃラブレターだって貰うに決まってるじゃん」 苗「僕なんかのラブレター…貰ったところで…」 ――――― 霧「…苗木君、書いてきてくれたかしら」 霧「彼のことだから直接渡さず、下駄箱にこっそり入れるとか…そういうベタな方法に走りそうね」 霧「……もしかして、私…今、浮かれているの…?」 霧「無意識のうちに、彼からのラブレターを期待しているなんて…ふふっ、丸くなったものね…私も」ガチャ パサッ 霧「…あら? これは…」
――――― 霧「おはよう、苗木君」 苗「あ…おはよ」 霧「……」 苗「……」 霧「苗木君、昨日話していたラブレターのことなんだけど」 苗「……ゴメン。書いてくるの忘れてたよ」 霧「え?」 苗「あの…ご、ゴメンね」ガタッ スタスタ 霧「……」 霧「…何よ」 霧「ちょっと期待してた私が、馬鹿みたいじゃない…」 霧「……」
苗「はぁ…いくらラブレター渡す勇気失くしたからって、嘘ついちゃったのはまずかったかな…」 苗「あれ? 机の中に何か…」 苗「なんだろ…手紙?」 『苗木君へ 放課後、屋上でお話しできませんか 暇だったらでいいです お返事待ってます 超高校級のモブ女より 』 苗「こ…これ、もしかして」 霧「ラブレター、というやつじゃないかしら」 苗「うわっ…! き、霧切さん…」 霧「……良かったわね。ラブレター童貞、卒業できたじゃない」 苗「ま、まだその言い方なんだ…」 苗「…っていうか、霧切さんもラブレター処女じゃないでしょ」 霧「何のこと?」 苗「…そうやって、嘘つくんだね」 霧「…? あなたが何を言っているのか、理解できないわ」 苗「いいよ。もともと僕には関係ない事だったし」 霧「……」ムカッ
霧「ところで苗木君。モブ女さんと言えば、かなりの器量良しよ。あなたにはもったいないくらいね」 苗「…知ってるよ。時々メールもするし」 霧「……なら、話が早いわね。メールで返事してあげたら?」 苗「なんで霧切さんが乗り気なのさ」 霧「精一杯の気持ちで書いてくれた手紙に、返事をしてあげないの?」 苗「…いや、だって…」 霧「だとしたら苗木君、あなたは超高校級の甲斐性無しね。もしくは、根性無しよ」 苗「……」ムカッ 苗「……返事、直接言ってくる」スタスタスタ 霧「……そう。好きになさい」 苗「モブ女さん、ちょっといいかな」 モ「えっ、あ、うん…」 霧(何よ…私のラブレターはどうでもいいのに、他の人にはちゃんと返事するのね…) 霧(……苗木君の、馬鹿) 苗(やっぱり、霧切さんは適当なことを言って、また僕で遊んでいただけなんだ…) 苗(……もう霧切さんなんて、知るもんか) 出来心でギクシャクさせてみた 後悔はしていない
つ、続きが読みたいっ GJ!
まさかこれで終わりとは言うまいね? 貴殿の出来心はまだまだこんなものじゃないはずだ… ということで続きを何卒!
すれ違いもたまには良いものじゃ GJ!
――放課後―― 霧「……」ムスッ 舞「霧切さん、機嫌悪いですね…」 江「やっぱ、あんな悪戯したからじゃん?」 朝「せっかく皆で、日ごろの感謝の気持ちを込めて書いたのに」 セ「どうですか? 初めてラブレターを貰った感想は」 霧「…ラブレター? さっきから何のこと? 苗木君といい、あなたたちといい…」 舞「え? 下駄箱に入れておいたはずなんですけど…」 霧「……!!」 霧「…あれが、ラブレター…?」 セ「他の何に見えるんですの?」 江「…あ、そっか。貰ったことがないなら、ラブレターがどういうものかも分かるはずないよね」 朝「ちょっと、霧切ちゃん…どうしたの?」 霧(苗木君は、私がラブレター処女じゃない、と言っていた…) 霧(もしも彼がラブレターを書いてきてくれたなら、私は『下駄箱に入れるだろう』と予想した…) 霧(そして下駄箱には、彼女たちのラブレターが入っていた…) 霧(……) 霧「そういうこと、ね…」 霧「苗木君も、まったくそそっかしい勘違いをしてくれたものだわ」 霧「…ともすれば、彼がラブレターを忘れたというのも、おそらく…」
苗「…放課後は屋上で待ち合わせだったっけ。そろそろ行こうかな…」 苗「…あれ、あそこにいるのは…霧切さん?」 苗「何してるんだろ、ゴミ箱なんか漁って…」 苗「……あれは、今朝僕が手紙を捨てたゴミ箱…!」 霧「……ふう」 霧「ようやく見つけた…やっぱりここに捨てたのね」 霧「苗木君のことだから、安直に近くのゴミ箱に捨てたのだろうと思ったけれど、案の定ね」 霧「…ああ、もう。ところどころ汚れてしまって読めないわ」 霧「せっかく書いてくれたのに、どうして…捨ててしまうのよ…」 霧「……よかった、見つかって」ギュッ 苗(……) 苗(どうして、僕なんかのラブレターを…) モ「あ、あの…苗木君」 苗「あ、モブ女さん…どうしてここに?」 霧(……この声、まさか…外にいるのは、苗木君…!?)
モ「屋上で待ってたんだけど、来なかったから…探してたの」 苗「メールで教えてくれればよかったのに」 モ「…こういうのは、直接聞きたかったから」 モ「単刀直入に言うね。苗木君、私と付き合ってくれないかな…」 苗「……」 霧(……) モ「いつもメールで悩み事聞いてくれたり、励ましてくれたり」 モ「学校でも、勉強で分からないところとか丁寧に教えてくれて…」 モ「そういう優しいところ、すごく、好き…です」 苗「――ごめん」 霧(え…?) モ「…だよね。屋上に来てくれない時点で、覚悟は出来てたけど」 苗「いや、行こうとはしてたんだけど…でも、ゴメン。付き合えないよ」 モ「…理由、聞いていいかな」 苗「……」 モ「私に落ち度があるなら、今後の恋愛の参考にしたいし…」 苗「……好きな人が、いるんだ」
苗「すごくクールで、ミステリアスで、知的で…とても魅力的な人なんだけど」 苗「高嶺の花っていうか、僕なんかじゃ全然届きそうにないくらい素敵で」 苗「昨日なんか僕をからかって、ラブレター書いて来い、なんて言ってきてさ」 霧(…!!) 苗「…その人のことが好きなんだ。だから、モブ女さんの気持ちには応えられない」 モ「……そっか、わかった」 苗「ゴメンね」 モ「ううん、いいよ。ダメ元で告白したんだし…今度は私が、苗木君の恋愛相談に乗ってあげるから」 苗「はは…ありがとう」 モ「どういたしまして。じゃ、私帰るね」 苗(……) 苗(勢いに任せて、言っちゃったけど) 苗(まさか、教室の中まで聞こえてないよな…?) ガラガラ 苗「あ、……」 霧「…き、奇遇ね、苗木君。今から…帰るところ、なのかしら?」 苗「……うん」
苗「……」 霧「……」 苗「あの、霧切さん…僕、」 霧「――今朝」 苗「あ、え?」 霧「私の下駄箱の中に、大量のラブレターが入っていたでしょう」 苗「……」 霧「……舞園さん達よ」 苗「…?」 霧「一度もラブレターを貰ったことがない私をからかって、書いたらしいのよ」 苗「……あ、そうなんだ…」 霧「ホッとした?」 苗「!! べ、別に…」 霧「ふふっ…」 霧「……でも、そういうわけで…私にラブレターを書いてくれたのは、正真正銘あなたが最初よ、苗木君」 苗「…書いてきてなかった、なんて嘘ついて、ゴメン」 霧「気にしてないわ。珍しく拗ねた苗木君も見ることが出来たし、気分は良いもの」 苗「う…もう、そんな汚い手紙、拾わないでよ…」 霧「これで、私のラブレター処女はあなたに捧げたことになるわね」 苗「……その言い方だと嫌らしく聞こえるんだけど」 霧「でも、あなたの初めての相手が私じゃない、というのは少し残念かしら…」 苗「霧切さん、止めてってば…コレ、ホント誤解を招くよ」 霧「超高校級の発情期をなめないで」 苗「思春期ね。人間の場合は思春期だからね」 って言って二人肩を並べて帰る後ろ姿まで想像してた ぶっちゃけ出来心とかじゃなくて、最初からここまで考えて書いてた ごめん
何を謝ることがあろうか ニヤニヤさせてもらったよ、GJ!
GJGJ! 霧切さんの発情期、堪能させてもらったぜ
GJGJ! これで今週末も頑張れるぜ!!!
限定BOXの詳細が発表されたな パケ絵の霧切さんが実に麗しいぜ 公式絵でのナエギリ2ショットって何気にこれが初か?(他のみんなも小さく描かれてるけど)
やはり気になるのは書き下ろしのドラマCDだな 学園祭ネタだそうだが、霧切さんは何をやるのか
あれだ こう、メイドカフェ的な
以前のレスにもあったけどいろんなキャラとの絡みがあることを期待したい 超高校級のガールズトークを是非に
ガールズトークいいよね 一度くらい公式で探偵モードを解除した霧切さんの姿を見てみたいもんだ ゼロの霧切さんも終始探偵モードだったからなあ
>>174 これって未プレイにはネタバレじゃないかって
なんとなく思った
まあ今更未プレイは少ないだろうし
霧切さんが映えるのは嬉しいですけどねhshs
苗木君のくせにイケメンよ
>>169 苗木のポーズがシュタイリッシュ過ぎてマジ霧切得なんだけどw
あと霧切さんの位置がマジメインヒロインw
どうせなら背中合わせに立ってポーズを決める苗木夫妻とか見てみたかった
ついに苗木君が大きく描かれる日が! しかし霧切さんは(顔アップとはいえ)やっぱりそれより大きく描かれているという さすがというべきか
なんという主役とヒロイン あれ?どっちが主役でヒロインだっけ?
二人ともヒーロー/ヒロインの両方を務められるリバーシブルカップルだべ!
その表現を待っていた! どっちもヒーロー&ヒロイン 普段は霧切さんのほうが男前だったりするが 最後の裁判の苗木君の男気には惚れるしかねぇ
うむ そりゃ霧切さんも「あなたのような人と一緒なら…」なんて口走っちゃうわな これまで苗木君を引っ張ってきた霧切さん しかし最後の最後で苗木君が霧切さんを引っ張って そして霧切さんが最後の言弾を苗木君に託す あの流れは最高じゃ
〜限定BOXジャケ写撮影の舞台裏〜 カメラマン「はいオッケーでーす! 苗木君、お疲れ様でした!」 苗木「お疲れ様でした。ふぅ、緊張したぁ……」 カメラマン「ははは、そんなに張り詰めなくたっていいんですよ」 苗木「すみません。こんな風にメインで撮ってもらうの、初めてなもんで……あの、本当にあんな感じで大丈夫でした?」 カメラマン「ええ、格好良く撮れてますよ。任せておいて下さい」 苗木「そ、それならいいんです。それにしても僕なんかがメインって……どうも照れるなあ」 ガチャッ 霧切「遅くなってしまったわね……」 苗木「あ、霧切さん!」 霧切「待たせてしまってごめんなさい。本業の方が忙しくて……」 スタッフ「いやいや、全然大丈夫ですよ! 今日はよろしくお願いします」 霧切「ええ、よろしくお願いします。それじゃあ苗木君、早速撮ってもらいましょうか」 苗木「あ、いや、それが……」 霧切「? どうかした?」 スタッフ「苗木さんの方はもう撮影終わってるんですよ。ですから霧切さんお一人で……」 霧切「え?」 カメラマン「いやあ、格好良かったですよ苗木君! よかったら今しがた撮った分ご覧になりますか?」 霧切「……ちょっと待って。その前に確認したいことがあるわ」 スタッフ「は、はい、なんでしょう?」 霧切「今日は限定BOXのジャケットスチルの撮影で、苗木君と私がメインだと聞いているのだけれど……」 スタッフ「え、ええ。その通りですが……」 霧切「なら、どうして撮影が別々なの?」 スタッフ「ええっとですね……今回は苗木さんの横に、霧切さんの顔アップを合成するような感じで……」 霧切「意味が分からないわね。彼も私もこの場にいるのよ? 普通にツーショットを撮ればいいじゃない」 苗木「あ、あの、霧切さん……」 霧切「苗木君は黙っていて。それで、どうなの?」 スタッフ「これはデザイナーの意向ですので我々にはなんとも……」 霧切「なら、デザイナーを呼んでもらえる? 直接会って話がしたいわ」 スタッフ「そ、そう言われましても……」 カメラマン(帰りてぇ……) 霧切「呼べないというのなら、こっちにも考えがあるわよ。探偵を敵に回すということが何を意味するのか、身をもって……」 苗木「……霧切さん」 霧切「何? 黙っていてって……」 苗木「こっちに来て」 霧切「! ちょっと苗木君、引っ張らないで……」 苗木「いいから、こっち!」 霧切「な、苗木君! 離して!」
・ ・ ・ 苗木「駄目だよ霧切さん、あんなこと言って困らせちゃ」 霧切「だって……納得できないもの、こんなの」 苗木「それはまあ、僕だって残念だけどさ。でも……」 霧切「今に始まったことじゃないわ。私は前からここのデザイナーに言いたいことがあったのよ」 苗木「ちょ、ちょっと! 生みの親に喧嘩を売るようなことはあんまり……」 霧切「いいえ、言わせてもらうわ。だっておかしいじゃない? 主役のあなたが、いつも隅の方に配置されているのよ?」 苗木「しょうがないよ。僕じゃ華が無いしさ」 霧切「そんなことはないし、そういう問題でもないわ」 苗木「いや、でも」 霧切「それに私も……一応ヒロインということになっているのに、毎回あなたと離れた場所だし……」 苗木「……」 霧切「ようやくあなたと私がメインのスチルと思ったら、今度は合成? 一言物申さないと気が済まないわ」 苗木「落ち着いてってば! 写真ならいつでも撮れるでしょ?」 霧切「そういうことじゃないのよ……! 私は……」 苗木「……わかった。それじゃあ、こうしよう?」 ・ ・ ・ 苗木「ごめんなさい、お待たせしちゃって。撮影再開してもらっていいですか?」 霧切「……」 スタッフ「こっちは問題無いですけど……あの、そちらは……」 苗木「大丈夫です。ね、霧切さん?」 霧切「……ええ。あの……」 スタッフ「は、はい?」 霧切「さっきは、すみませんでした。少し頭に血が昇ってしまって……忘れてください」 スタッフ「あ、いや……そんな、いいですよ!」 苗木「あの、カメラマンさん。ちょっと相談なんですけど」 カメラマン「ん、なんですか?」 苗木「霧切さんの撮影が終わった後で、別口で撮影をお願いしたいんですけど……撮影料は僕のギャラから出しますから」 カメラマン「こっちは構わないですけど、一体何を?」 苗木「僕と霧切さんの、その……ツーショットを」
・ ・ ・ ・ ・ 霧切「なにもあなたが一人で撮影料を負担しなくても良かったのに……そもそも私の我侭なんだから」 苗木「いいよ、気にしなくって。いい絵が撮れたからって、料金サービスしてくれたし」 霧切「でも……」 苗木「霧切さんが機嫌直してくれたなら、僕はそれでいいんだよ」 霧切「ごめんなさい……また迷惑をかけてしまって。今思い返してみると、我ながら本当にみっともなかったわ」 苗木「それもいいって。僕もさ、本当はツーショットを撮ってもらうの期待してたから。 だからそれがこうして実現して嬉しいんだ。これも霧切さんのお陰かな?」 霧切「……そう、なのかしら」 苗木「いざ撮るとなるとちょっと照れ臭かったけどね……ま、とにかく。後はこの写真でデザインを作って、印刷業者も探して……」 霧切「私達だけの限定BOXジャケット……限定版の中の限定版ね。こんなことを考えるなんて、そっちの方がよっぽど恥ずかしいと思うけれど」 苗木「そ、そんなこと言わないでよ。僕的には会心のアイディアのつもりだったんだけど」 霧切「そこは、まあ……否定しないわ」 苗木「そうしてもらえると助かるかな……ははっ」 霧切「……苗木君」 苗木「何?」 霧切「ありがとう。今日のことも、これまでのことも。そしてこんな私だけど……これからもよろしくね」 苗木「うん。こちらこそ、よろしく」 みたいな意味不明の妄想をしている間に日付が変わっていた うん、もう寝た方がいいな俺
>>187 萌え転がったわ 駄々っ子霧切さんと大人な苗木君とか…GJ!
公式でネタが出てくるたびにSSがポンポン生まれるとか、ホントこのスレ恵まれてるなw
こういうメタっぽい話、個人的には大好きだ
>>187 GJ!!
こんな舞台裏があったと想像してみるのも面白いな
霧切さんそんなに苗木君とツーショット飾るのが楽しみだったのかw
そうか、もうすぐ一年になるのか… だというのに霧切熱もナエギリ熱も一向に冷めなくて困る ほんともうね、もはや霧切さんの存在が麻薬だわ
わかる気がする なんというかこう、中毒性が凄いよなナエギリは
うむ 本当にこの一年このスレが日々の糧だったわ これからも末永くよろしくお願いしたいものだべ
霧切さん単体でも、苗木君との絡みでも、他のキャラとでも、私は一向に構わん! 霧切さんには、完璧で欠点のない超ハイスペックイケメンよりも ちょっと頼りないけど、突っ走り気味な霧切さんを上手くフォローしてくれる優しい男の方が似合うよな
上手く説明できないけど お互いの足りない部分を埋めあえる関係というか 上でも言われていた互いが互いのヒーローになれる関係とでもいうか そんな感じが好きです
>>193 つまり十神君というよりは苗木君みたいな人ですねわかります
どこだったかな たしか終盤の方であった 「前向きだけが僕の取り柄だから」 「素敵な取り柄を持っているのね」 みたいな会話が好き
親父さんの目指した希望は完全無欠の才能だったけど 霧切さんの選んだ希望は前向きが取り柄の平凡人(自称)ってのがなんとも
>>187 氏のSSでふと思った
寄宿舎2Fの学園長の私室には例の写真以外にも
幼い頃の霧切さんの成長を綴ったアルバムだとか、デジタル化してPCに移したホームビデオだとか、
そんなお宝が大量に眠っている可能性は無いだろうか
完全無欠の才能って、江ノ島盾子が一番当てはまるんだよね 仁さん・・・
オシオキが苗木と一緒だったのは、記憶無くす前の関係から妹様がチョイスしたんだろうか 補修内容が性的なのが意味深だ
>>200 残念だが、五章の裁判で苗木が霧切さんを庇ったのが黒幕にとって
想定外だったからおしおきがいっしょだっただけだよ
でもビジュアルブックで片方の載ってなかったよ
ていうか、なんで霧切さんのおしおきの時アルターエゴのウイルス来てくれなかったんだろ
投票結果が不正解だった場合に備えておしおき装置は常時全員分スタンバイしていたはずとも考えられる
ならば苗木君と霧切さんのおしおきが同じだったのは…?なんてこじつけしてみるのも乙なもんだ
まあそもそも霧切さんのおしおき自体単なる白昼夢っぽいからアレだけど
さらに言えば苗木君と霧切さんはシナリオ作りの初期段階から生き残ることが決まっていたから
個別のおしおき案自体存在しなかったという事情もありそうだし
>>198 それいいな
最後の学級裁判後、外に出る前に必要なものをみんなで手分けして荷造りしている時
ふらっと寄宿舎二階に立ち寄った苗木君が学園長の秘蔵コレクションを発見して…みたいなのを希望します
ロリギリさんの写真や動画に見入っているところを霧切さんに見つかってしまうわけですね
「――何をしているの、苗木君…」 声に呼ばれて顔を上げれば、不機嫌を隠そうともせず仁王立ちしていた。 彼女は『超高校級の探偵』霧切響子さん。 僕の大切な、…仲間だ。 僕がこの学園で生き延びられたのは、ひとえに彼女のお陰によるところが大きい。 学級裁判では次々と推理を展開し、黒幕をも追い詰めてみせた。 一番最初の学級裁判で折れかけていた僕の心を立ち直らせてくれたのも、彼女の言葉。 さて、そんな彼女が顔面蒼白ながらも、珍しく怒りをあらわにしているのは、 僕の手の中にある、分厚い一冊のアルバムが原因だと推察される。 「それは私が学園の外に持ち出す必要が無いと判断して、ここに置いていったものよ」 「や、あの…」 「それを…どうしてあなたが手にしているのかしら…?」 言い訳しようとして、遮られる。 いつもの冷静な彼女なら、相手の言い分をしっかりと聞いて、それから論破していくのに。 これはもしかして、 「…霧切さん、怒ってる…?」 「違うわ、呆れているのよ。人のプライバシーに土足で踏み込んでいる、あなたの行為にね…」 あ、やっぱり。 霧切さんは、相当お冠だ。 まあ、彼女の性格を考えれば無理もないのかもしれない。
順を追って、事の経緯を説明しようと思う。 最後の学級裁判を終えた後、僕たちは学園を出る決意をした。 そこで、着がえ等の個人的なものから食糧などの全員の荷物となるものまで、みんなで手分けをして荷造りをしていた。 僕は自分の荷造りを終えて、することもなく学園をうろついていたんだけれど。 そんな時、学園長室から出てくる霧切さんの姿を見つけてしまったのだ。 好奇心が猫をも殺す、とは、よく言ったものなのかもしれない。 どうして僕が学園長室に入ってしまったのか、それは好奇心以外の理由で説明がつかないからだ。 彼女がそれを嫌うだろうことなんて、少し考えればわかっただろうに。 「あの、ゴメンなさい…」 「謝るくらいなら、初めからやらないで」 そっけない言葉で、霧切さんが僕の腕からアルバムを奪い取ろうとする。 僕はそれを、なんとなく避けてみた。 「……ちょっと」 霧切さんが眉を寄せる。 「…勝手にプライバシーに踏み込んで、私に申し訳ないと思っているのよね?」 「う、うん」 「なら、それを返しなさい」 「…いや、もうちょっと待って」 「なっ…!?」 一瞬言葉を失い、目を見開く霧切さん。 その隙にアルバムのページをめくる。 最初に目に入った写真は、おそらく小学生くらいの霧切さん。 赤のランドセルを背負い、満面の笑みでカメラを見上げている。 …なんだか、とても貴重なものを目にした気がする。 僕が知っている霧切さんは、笑うとはいっても知的な印象のもので、静かに微笑するだけだから。 もちろんそんな霧切さんも魅力的なんだけど、こういう年相応な無邪気さも、 などと頬を緩ませていると、 「――苗木君。そろそろ私は強硬手段に出るわよ」 物騒な言葉と共に、霧切さんが一歩こちらに踏み出した。 台詞の物々しさとは裏腹に、顔は真っ赤だけど。
「アルバムくらいで、そんな」 「…私が冗談の類を言うような人間だと思っているのなら、考えを改めてもらう必要があるわ」 「いや、結構言う方だと思うんだけど」 「…揚げ足を取らないで。さあ、アルバムをこちらに渡しなさい」 「え、でも、まだ最初の方しか見て、」 「ふっ――」 問答無用とばかりに、霧切さんは次の一歩で、あっという間に懐に入り込み、 気づけば僕の体は、ふわりと宙を舞っていた。 「…ぐぇっ!!」 容赦なく肩口から突き落とされ、アルバムを持つ方とは逆の腕を取られる。 霧切さんは僕の背中に乗ると、そのまま関節を極めてきた。 「いっ…いでででで!!」 「さぁ、観念しなさい…!」 「ま、待って! 霧切さん、僕の話を、」 「アルバムを寄越すのよ…早く!」 うわぁ、本当に容赦ない。 けれど、僕はどうしても。 彼女にこのアルバムを置いていっては欲しくなかった。 「…っ、ホントに、置いてっちゃうの?」 「……」 少しだけ、腕の締め付けが緩む。 「……あまり見たくないし、見られたくもないのよ…過去の自分は」 「霧切さんが昔の自分を毛嫌いしているのは知ってるよ。でも、それでも大切な思い出でしょ」 「……勝手なこと、言わないで」 ぐ、と腕に体重が掛かる。 どういう締め方をしているのか、体重は掛かるけれど、あまり痛くは感じられなかった。
「……僕にはもう、無いからさ」 「……」 アルバムや昔の思い出を、持ち出したくても。 僕の家はすでに、絶望によって粉々にされてしまったんだから。 「だから、まだ持っている霧切さんには捨ててほしくないんだよ」 「…私自身が、嫌だと言っているのに?」 「うん…どれほど霧切さんが嫌でも、これはかけがえのない思い出のはずなんだ」 まだ数ページしか見ていないけれど。 写真の中の霧切さんは、とても活き活きとしていた。 全力で笑って、全力で泣いて、全力で怒って。 全力で、生きていた。 きっともう、この先。 僕たちが全力で笑える日は、来ないかもしれない。 失ったものは、あまりにも多すぎる。 けれど、それでも。 全力で笑っていた過去だけは、失わずに残っている。 「…それを、捨ててほしくないんだ」 「……、…」 ふ、と背中の霧切さんが動いたのが分かった。 かかる重さが和らいだお陰で、幾分か体が楽になる。 「……アルバムを寄越しなさい」 「霧切さん、お願いだよ…」 「いいから、渡しなさい…」 「ねえ、僕の話を、」 首だけを動かして振り返れば、 「…持っていくにしても、あなたに見せる道理はないでしょう」 相変わらず、頬を染めたままの霧切さんが。 僕には決して目を合わせずに、そう言い放った。
「…まったく。ことごとく私の気持ちを無視するのね、あなたは」 言いながらも、霧切さんが僕の上から降りる。 少し拗ねたような口ぶりは、感情を押し殺したような普段の彼女のそれとは、かけ離れたものだ。 「相変わらず生意気ね…苗木君のくせに」 ジト目でこちらを睨んでくるも、いつもの迫力はない。 少しだけ頬が赤らんでいるせいだろうか。 「しかもそのアルバム、私が小学生の頃のモノじゃない…」 「可愛かったよ、運動会で転んで泣いちゃってる霧切さん」 「……」 しかし、あんな場面でもカメラを手放さない学園長。 親としてはどうかと思うけど、あえてグッジョブと言わせてもらおう。 と、反応が消えたので、振り向く。 顔を真っ赤にしながらも真っ青に、という器用な芸当をして、プルプルと霧切さんは震えている。 「……あなた、まさかそういう趣味があるの…?」 「そ、そんなんじゃないってば…」 「どちらにせよ、やはりあなたにアルバムを持たせておくのは危険だわ…」 言うが早いか、霧切さんはあっという間に僕の腕からアルバムを奪い取った。 「あーあ、可愛かったのにな…ほっぺたに米粒付けながら、夢中になってオニギリ食べてるのとか」 「……それ、他のみんなには絶対に言わないで」 「え? うーん…」 「…『苗木君は私の子どもの頃の写真に興奮するような、性犯罪者予備軍のロリコンだ』って言いふらすわよ」 「ぜ、絶対に言わないよ」 男子ならともかく、女子陣に聞かれたらと思うと、身の毛もよだつ。 「けれど、本当に…あなたにしてやられたわね、今回は」 「そんな大げさな…」 「大げさなんかじゃないわ。こんなに恥ずかしい思いをしたのは、入浴を覗かれて以来よ」 「ぶっ…!!?」 「あら、気付いていないとでも思ったのかしら?」 ふふ、と、いつものように知的な微笑をたたえて、学園長室を出ようとする霧切さん。 これは当分、いじられ続ける覚悟が必要だ。 「…私は、やられたらやり返す主義なのよ。よく覚えておきなさい、苗木君」 去り際の彼女の微笑みは、いつものように静かで大人びたものだったけれど。 どこか写真の中の彼女に通じる、活き活きとした温かさが垣間見えていた。
こうですかわかりません 誰ぞ、恥ずかしい写真を見られて涙目になっている霧切さんをナデナデする苗木君でも書いてやってくれ
>>211 GJGJ!
まさか本当に書いてくれる人がいるとは
素晴らしい照れギリさんをありがとう!
>>211 GJ!!
昔の霧切さんも今の霧切さんも最高にかわいいぜ…
>>211 GJ!
くそう可愛いなあもう
霧切さんの恥ずかしがる姿はどうしてこうも可愛いのか
>>211 GJ!
定期的にいいものを見せてもらえる、本当にいいスレだぜここは…!
そしてやっぱり覗きには気付いてるよなあ、霧切さん
ことあるごとにその件を持ち出して苗木君をからかってたりするといいと思う
「苗木君、お風呂に入りましょうか」 「うん…? 『入りましょうか』って…どういう意味?」 「わかりにくかったかしら? 一緒に入りましょうと言っているのよ」 「え、えぇっ!?」 「あら、人の入浴を覗くのは平気なくせに一緒に入るのは気が咎めるの? おかしな話ね」 「そ、それは…その…もう許してよ…」 とかそんなのはありですか
構わん そのまま入浴したまえ
お盆は怪談 霧「お盆といえば怪談、なんて誰が決めたのかしら」 苗「まあ、納涼にはちょうどいいんじゃない?」 霧「…苗木君、この時間帯は音楽番組がやっているわ。あなたの好きな歌手も出るそうよ」 苗「そっちは録画してるから大丈夫」 霧「…こっちを録画して、その音楽番組を一緒に見ない?」 苗「怪談って鮮度が大事っていうか、その時に見ないと面白くないんだよね」 霧「……あなたがそこまで頑ななら、私にも考えがあるのよ」 苗「…一応聞くけど、何?」 霧「――このままチャンネルを変えないつもりなら、今日はもう帰るわ」 苗「あ、そう? もう暗いから気をつけてね」 霧「……」 霧「…ちょっと。家に来ている女の子が、帰ると言っているのよ?」 苗「玄関先まで送った方が良い?」 霧「そうじゃなくて…前々から思っていたけど、あなたには女の子への配慮というものが」 苗「あ、始まった」 霧「!!」 霧「…、……」スッ 苗「あれ? 結局一緒に見るの?」 霧「…独りで見るのは怖いでしょう。私が側にいてあげるわ」 苗「ありがと。じゃ、飲みもの取ってくるね」 霧「必要無いわ。座りなさい」 苗「でも、せっかくいてくれるのになんの御もてなしも、」 霧「座りなさい」 苗「……はい」
――――― 苗(今年のはあんまり怖くなかったな) 霧「……」 苗「終わったけど、どうする? そろそろ帰らないと、明日も仕事あるんでしょ?」 霧「…苗木君。あなた、私が帰ったあとはどうするの?」 苗「え、寝るけど」 霧「…あれほどまで恐ろしい話を見聞きした後で、家の中に一人、取り残されて…本当に眠りに就けるの?」 霧「静寂の中に物音が聞こえるような気がして、暗闇の中に光が見えるような気がして…気が気じゃないんじゃない?」 霧「今日だけ特別に、あなたが眠れるまで私が一緒にいてあげるわ。というか、今日は泊まっていくわ」 苗「……はぁ。僕はいいけど、他の男の人の家に、そんな簡単に泊まっちゃダメだからね」 霧「寝る前にトイレに行くわよ、苗木君」 苗「はいはい、着いていけばいいんでしょ」 霧『……苗木君?』 苗「ちゃんといるよ」 霧『……』 苗「……」 霧『…苗木君?』 苗「扉の前にいるってば」 苗(霧切さんは怖いの苦手だったんだな…きっと) 苗(…電気とか消したら、慌てるんだろうか) 苗(日ごろのお返しに、やっちゃおうかな) 霧『苗木君?』 苗「……」 霧『な、苗木君…? いるのよね……!?』 苗「…はいはい、まだいるよー」 苗(かわいそうだし、止めとこ)
年越しは福蕎麦 霧「年末はダイナマイトよ。これは譲れないわ」 苗「…僕、紅白見たかったんだけど」 霧「録画でもしておきなさい。私はリアルタイムでの勝負が見たいの」 苗「普通、リアルタイムで見るのは往く年来る年じゃないかな…」 霧「それより苗木君。そろそろ茹で始めないと、年越しに間に合わないわ」 苗「なんで自分の家なのに、満足にテレビも見られないんだろ…」 霧「私は温かい方が食べたいわ。蕎麦湯は捨てないでね」 苗「はいはい…じゃ、僕も温かい方でいいかな。分けるのめんどくさいし」 グツグツグツ トントントン 苗「…っていうか霧切さん、自分の家で年越せばいいのに」 霧「薬味のネギは多めにお願いね」 苗「そしたらお互いに好きなテレビ見られるし」 霧「……あなた、まさかこのエビ天なんて、入れるつもりじゃないでしょうね」 苗「こうやって年越し蕎麦の好みで口論することもないし」 霧「好みじゃないわ。天麩羅なんて年越しには邪道なのよ。これは没収よ」 苗「僕の話も、相変わらず聞いてくれないし」 霧「あなたの小言を隣で聞きながら、一緒に年を越したかったの」 苗「こたつも占領しちゃうし、大掃除もろくに出来な……、え?」 霧「あ、いいお酒があるじゃない。熱燗にしましょう」 苗「今、なんかすごい爆弾発言を聞き逃してしまった気が…」 霧「あら、私は何か特別なことを言ったつもりはないわよ?」 苗「そ、そうなの…?」 霧「信州信濃の新そばよりも、私はまことのそばが良い…ってね」
前スレで書いてた者なんだけど、最近のSSラッシュにちょっとうずうずして書いた 反省はしていない 大人になったナエギリで年中の風物詩ネタをやりたかっただけなんだ 他のネタでも、懲りずにそのうち書きに来るかも その時は生温かく見守ってほしい
>>223 GJ! どんどんやってくれい
怪談が怖い霧切さんとかもうね…たまらんな!
風物詩ネタ良いなぁ GJ! これからも楽しみにしてます!
>>223 GJ!
前スレからあなたのネタ好きだったぜ
機会があればぜひともまたお願いします
タイムリーに秋の時節ネタも語ってみたいもんだけど、なかなか思い浮かばんな
何かあるだろうか
金秋はハロウィーン
霧「ジャック・オー・ランタンまで作るなんて、本格的ね」
苗「子どもたちがさ、なんでか僕の家ばかり狙い撃ちするからさ…」
霧(とびっきりの手作りかぼちゃパイをくれる家だって、ご近所でも評判だものね)
苗「だからこうやって、毎年歓迎の準備をしてるんだけど」
霧「…苗木君」
苗「何?」
霧「Trick or Treat」
苗「うわぁ、やっぱり発音綺麗だね」
霧「誤魔化そうったって、そうはいかないわよ。イタズラされたくなければ、お菓子を寄越しなさい」
苗「…もう子どもって年齢じゃないでしょ…」
霧「あら、女は幾つになっても、乙女の心を忘れないものよ」
苗「うーん…あ、じゃあ味見する? かぼちゃパイ、ちょうどさっき焼きあがったんだ」
霧「……ええ、それで手を打ちましょう」
苗「っていうか、どうせそれ目当てで言ったんでしょ」
霧「…まあ、そういうことにしておこうかしら」
霧「……ん、美味しい。子どもたちも狙い撃つワケね」
苗「配る分もあるから、あまり食べ過ぎないでね」
霧「ところで…あなたは言わないのかしら?」
苗「トリックオアトリート?」
霧「違うわ。Trick or Treatよ」
苗「発音は分からないけど…霧切さんに、ってこと?」
霧「ええ」
苗「何か用意してるの?」
霧「何も」
苗「じゃあ意味無いじゃない…」
霧「そう? たまにはあなたにイタズラされるのも悪くないと思ったのだけれど」
苗「え…、……」
霧「…苗木君、何を想像してるの?」ニヤニヤ
苗「べっ、別に…そもそも僕は誰かさんと違って、もう大人だし」
霧「そうね…大人にしか出来ないイタズラ、というのもあると思うわ」
苗「も、もう! からかわないでよ…そろそろ子どもも来るし、それ食べたら帰ってね」
霧「あら、つれないのね。それに、からかってるワケでもないのに」
苗「はぁ…ちゃんともてなしたのに、どうして僕がイタズラされてるのさ」
霧(……意気地無し)
>>226 こんな感じですか、わかりません
>>227 おおっGJ!
そうかハロウィンがあったな、すっかり忘れていたべ
ところで大人のイタズラについて詳しく…おや来客か
いったい誰だろう
>>227 GJ!
いいなあ…この雰囲気
ニヤニヤさせてもらったよ、どうもありがとう
>>227 GJ!
ちょっと大人の二人いいな
和ませてもらったよ
ハロウィンか…
霧切さんが仮装するなら何だろう
ベタなところで三角帽子の魔女スタイルとかか
ここまで来て勢いが衰えないとは このスレ………いや霧切さんの魅力は化物か?
>>230 タキシード着て吸血鬼なんてのはどうか
霧切さんには男装も似合うと思うんだ
>>232 イタズラと称して苗木君の首筋を甘噛みするバンパイアギリさんですねわかります
うむ…結構じゃないか
「吸血鬼に血を吸われた者は下僕になる…ブラム・ストーカーの昔から続くお約束よ。苗木君、ここまで言えば分かるわね?」 「霧切さん…お菓子あげたのになんで悪戯するのさ」 「あら、口答えするの? 下僕のクセに生意気ね」 「はいはい…ていうか歯型付いてたりしないよね、これ?」 「ええ、くっきり付いているわよ。ついでに口紅もね」 「えぇっ!?」 とかそんな感じですか
ほほう… 続けたまえ いや、続けて下さいお願いします
俺としてはこう…黒の全身タイツ+猫耳とかそんな感じでお願いしたいです ハイ
ならばいっそバニースーツとか… ごめんもうハロウィン関係ないな
魔女マントと魔女ハット以外何もつけておらず ほうきにまたがるというのも面白いかも
苗木君、エロスはほどほどにね
うるせぇんだよしゃぶれオラァ!
苗木「き、霧切さん!? その格好……」 霧切「……苗木君。一番会いたくない時に出会ったしまったわね」 苗木(バニースーツ……まさか霧切さんが自分から進んで着たなんてことは……ないよな) 苗木「あの……どうしたの、それ?」 霧切「罰ゲームよ。今日のハロウィンパーティーが終わるまでこの格好で過ごさないといけないの。 ……屈辱だわ」 苗木「ハロウィンにバニーガールって……ていうか罰ゲームって、いったい何の?」 霧切「言いたくないわ」 苗木「そ、そっか……」 霧切「くっ……この借りは必ず……」 苗木「……」 苗木(それにしても……改めて綺麗だな、霧切さん) 苗木(網タイツに包まれた脚がこう、なんとも……。 苗木(豊満だけどきゅっとしまったお尻がまた、実に……) 霧切「何をジロジロ見ているの?」 苗木「えっ、あ、その……ゴメン」 霧切「まあ……大方似合わない扮装をさせられた私に内心失笑でもしていたんでしょうけど」 苗木「そ、そういうわけじゃ……」 霧切「別にいいのよ。今の私は晒し者だから。好きなだけ馬鹿にすればいいわ」 苗木「だから違うって! よく似合ってるって思っただけだよ!」 霧切「似合ってる……?」 霧切「苗木君……あなたバニーガールの起源を知っている?」 苗木「い、いや。知らないけど」 霧「アメリカのプレイボーイ誌のロゴマークよ。あなたも見たことくらいあるでしょう?」 苗木「ああ……あれね」 霧切「で、なぜプレイボーイ誌のロゴがウサギかというと」 苗木「いうと?」 霧切「……哺乳類の中でも非常に繁殖力が高い動物だから」 苗木「繁殖……力?」 霧切「……年中発情期ってことよ」 苗木「へえ……」 苗木「え? ……ええっ!?」 霧切「あなた、私のことをそんな目で見ていたのね……」 苗木「い、いや……その、違うんだ。さっきも言ったけどそんな話知らなかったし……」 霧切「いいのよ、もう。ようく分かったから」 苗木「だからそうじゃなくて! 僕はただ……霧切さんがあんまり綺麗で魅力的だったから……!」 霧切「……!」 苗木「……あ」 苗木「ああああもう……! 何口走ってるんだ僕は!?」 霧切「……わ、私……もう行くわね……」 苗木「ちょ、待ってよ霧切さん!」 とかそんな感じはセーフですかアウトですか
なんだこのスレと霧切さんの魅力は化物か
>>243 超GJ
ストラップを試しに一個ずつ買ったら霧切さんが出たぜ!
>>243 GJ&ありがとう!
何の気なしに書いたチラ裏な妄想をふとした拍子にSS化してもらえるんだから
まったく恐ろしいスレだぜ…
海外暮らしの長かった霧切さんはハロウィンにも慣れ親しんでいるんだろうな
>>244 おめ
そっか、ストラップ発売してたのか
シークレットで霧切さんカップ麺の妖精Verを期待してたんだが
聞くところによるとそれはないみたいだな
ちょっと残念
そういやあのストラップって裏面はどうなってるんだい 霧切さんのかっこかわいい後ろ姿は描かれているのかい
・霧切さん(希望ヶ峰ブレザー) ・霧切さん(希望ヶ峰夏服) ・霧切さん(図書カードイラストのセーラー服) ・霧切さん(スク水) ・霧切さん(ブルマ) ・霧切さん(バスタオル) ・霧切さん(モノクマ着ぐるみ) ・霧切さん(初期Ver) シークレット ・霧切さん(ロリ) ・霧切さん(幻のショートカット版) というラインナップのストラップ第三弾はまだですか
苗木ストラップをぐにーっと折り曲げて遊ぶ霧切さんを幻視した
もしこの先苗木の身長が急成長して霧切さんを追い抜いたら 霧切さんはどんな反応をするだろう
悔しいような嬉しいような複雑な顔をするよ
苗木君に背を追い抜かされそうになるたび 霧切さんのブーツのヒールが高くなっていきます
超高校級の箱絵楽しみだなー
小説で学園長が霧切さんに言っていた「君には探偵として以上の素質を感じる」ってのはどういう意味なんだろうか
霧切さんは事件が起こる前に止めることが出来る才能があるからじゃないかな 前述の「探偵は事件が起きてからしか仕事が出来ない」ってのと対になる形だし
学園長は霧切さんが超高校級の希望のパートナーとなることを予見していたんだよ! と適当なことを言ってみる
まあ六人も生還を果たせたのには霧切さんの働きによるところが大きいし、お父さんの見込みは正しかったと言っていいのかな
>>258 つまり霧切さんの真の才能は「超高校級の女房役」だったわけですね
>>259 でも家事とかは不器用なほうが俺得
異論は認める
ゼロの霧切さんの手袋をジロジロ見られることを気にしている風な様子に萌えた
>>260 苗木君と霧切さん、料理したことない者同士で二人厨房に立って
ああでもないこうでもないと言い合いながらたどたどしく料理作ってたりすると俺得です
個人的には海外生活してたから何となくそういうの得意だと思う
きっちりレシピ通りの料理は作れるが、レシピ通り以上でも以下でもない料理しか作れない霧切さん 昔お母さんに作ってもらったような美味しい料理を苗木君に食べさせてあげたいけど どうすれば美味しく作れるのか、あの味を再現できるのか、その方法がわからず必死に頭を捻る… みたいなのはどうか
苗木「霧切さんおいしいよ。」 霧切「そう。ちゃんと出来ているかどうか不安だったけど、お口に合ってくれたなら良かったわ。」 山岡「この料理は出来損ないだ。食べられないよ。こんなものを有り難がっているようじゃ、希望ヶ峰学園の生徒も落ちたものだな。」 苗木「誰だお前は!霧切さんが作ってくれたものになんてことを言うんだ!」 山岡「明日、もう一度ここに来てください。超高校級の料理というやつをご覧に入れますよ。」
>>265 この方こそダンガンロンパ/ゼロに出てきた超高校級の料理人、山岡正影さんです
山岡「俺の料理は、超高校級の料理にして中毒的だぁ!!
フゥ〜、フゥ〜、…クワッ、どぅだぁ…この超高校級の料理の味はぁ…」
霧切「おやおや…この程度で究極?貴方にとって究極とはこの程度なの?
貴方の料理は究極には程遠い、だけど安心しなさい、料理は私が食べてあげる。」
とりあえず職業柄掃除は好きそうだ
エプロン姿を霧切さんは一度見てみたいものだ ぜひ伝説のPIYOPIYOエプロンを着用していただきたい 名前が響子さんだし
エプロンと掃除から エプロンと三角巾とゴム手袋をつけて 風呂場を磨いてる霧切さんが浮かんだ 霧切さんもこんなザ・主婦みたいな格好するのだろうか でも何で思い浮かべたのが風呂場なんだろうな
自分は服装だけ読んだら台所のガスコンロ周りとか換気扇とかを前にしてるイメージが浮かんだ
家庭的な霧切さんももちろん魅力的だけど 個人的には、私生活意外とだらしないギリさんも捨てがたいんだが… そんでさらに言えば、苗木君がそれを支えるように主夫やってるともう俺得 普段から無茶したり無理な注文する霧切さんにも対応できるくらい主夫スキル高いのがいいんだが そんなナエギリはありませんか
苗木「おかえり霧切さん。ご飯にする? お風呂にする? それとも…」 こうですかわかりません><
>>271 前スレであった新婚生活ネタが近い感じだったな
ああいうのもまた見てみたいものだ
霧切さんのパンツを洗濯できるのなら主夫になるのもやぶさかではないべ しかし靴下だけは自分で洗濯する霧切さん
お前らってあれだろ 霧切さんが完璧過ぎると苗木の入る余地がなくなるからわざわざ欠点あるような設定にしたいんだろ どうなんだおい
完璧超人な霧切さんは素晴らしいし、欠点があり人間味のある霧切さんももろちん素晴らしい 画面の中にいるキャラに触れることは出来ないのだから我々にできることは妄想だけだ それなら我々に許されたただ一つのことを楽しもうじゃないか
>>275 原作からして変なところで抜けている人だと思うが
霧切さんがミス・パーフェクトだったとしてもそれで苗木っちがいらない子になるなんてことは無いと思うよ
確かに霧切さん専門知識と推理力はすごいけど常識が少しおかしいよな ゲーム中じゃかませっぷり全開だが総合的には十神のが完璧超人度は上な気がする
家事もきっちりこなすデキる女な霧切さんも 意外とぐうたらな霧切さんも 慣れない家事を頑張ってこなす霧切さんも 俺は全部愛せるぜ
しかし今更ながら 霧切さんはなぜに靴下にこだわりがあるのだろうか
完璧なら魅力あるだろ 完璧じゃないなら魅力あるだろ 苗木君とくっついてなきゃ魅力あるだろ 苗木君とくっついてれば魅力あるだろ 全部普通に成り立ちます 靴下はこだわりっというか俺は単に苗木君をからかったんじゃないかと思ってる
ブーツで蒸れるのをちょっと気にしているとか 無論我々の業界ではご褒美です
霧切さん的にタイツやストッキングは如何なのだろう 冬に生足は寒かろうしお勧めして差し上げたい
霧切さんに限ったことじゃないけど どれも制服しかでてきてないし 私服とかじゃ普通に履いてそうだがな
冬服霧切さんか タートルネックのセーターとか似合いそう
冬場にはニットの手袋をプレゼントしてあげたい
そして皮手袋の上から付ける霧切さん
霧切さんに手編みの手袋をプレゼントする苗木君が浮かんだ …何か間違っている気がする
そこでみんなに喜ばれる電動こけしをプレゼント。
>>289 それはそれで
苗木君とお揃いの手編み手袋をつけて頬を少しだけ赤らめる霧切さんとか素敵じゃないか
初冬は編み物日和 苗「えっと…ここの結び目に、これを通して…」 霧「いい年の男が編み物、ね。ジェンダー差別は嫌いだし、あなたの趣味に口を出すつもりはないけれど…」 苗「じゃ、その物言いたげな目線は何なのさ」 霧「…別に。最近美味しい料理も作ってくれないし、飲みに誘っても断るし」 苗「いや…夜中の三時に誘われても、飲みに行く気にはならないから」 霧「私をほったらかして何をしているのかと思えば、手芸に熱中していた…なんて」 苗「もしかして、構ってほしいの?」 霧「……失礼な言い草ね。私が、苗木君に構ってあげているの」 苗「それはいいんだけど、暇だからって僕のこと三つ編みでぺチぺチ叩くのはやめてね」 苗「霧切さんも趣味の一つや二つ、見つけなよ」 霧「私はいいのよ。あなたで遊ぶのが趣味だから」 苗「そんなんじゃ、いい人も出来ないよ?」 霧「……余計な、お世話よ」 苗「あはは…えっと、次はこっちの毛糸を…」 霧(……ホント、どの口が…)
翌日 霧「…珍しいわね。あなたの方から、私の家に訪ねてくるなんて」 苗「そうかな。まあ…女の人の家って、なんか気軽に入れないんだよね」 霧「……今日は、編み物はいいのかしら。私に構っている暇なんて、ないんじゃないの」 苗「あれ、もしかしてお邪魔だった? 今忙しいなら、すぐ帰るけど」 霧「……」 苗「これ、渡したくてさ」 霧「……紙袋?」 苗「プレゼント」 霧「開けていいの?」 苗「うん。そのために作ってきたんだから」 霧「……これ、」 霧「毛糸の手袋…手編み、って、もしかして…」
苗「本格的に寒くなる前に渡せて、よかったよ…明日から雪が降るみたいだし」 苗「なんか霧切さんがいつもしてる手袋、寒そうだったからさ」 苗「あ、でも…気に入らなかったら返して。僕が使うからさ」 霧「…返さないわ。あなたが作ったものは私のもの、よ」 苗「理不尽な…まあ、受け取ってもらえるのならよかった」 霧「……あの、…ありがとう…」 苗「……熱でもあるの?」 霧「相変わらず失礼ね…厚意に感謝を忘れるほど、礼儀知らずじゃないわよ」 苗「じょ、冗談です…」
苗「さて、じゃあ僕、帰るね」 霧「え、もう…?」 苗「霧切さん忙しそうだし」 霧「そん、な…忙しいって、程でも……」 苗「あまり長居しても迷惑だろうし。次ウチ来る時は、ちゃんとメールしてね。…あ、夜中の三時とかはダメだけど」 霧「ま、待って…」 苗「ん、何?」 霧「今日くらい、久しぶりに二人、で……」 霧(……苗木君、目の下にクマ…) 霧(もしかして、明日雪が降るからって、徹夜で…?) 霧「……ゴメンなさい。なんでもないわ」 苗「そう? じゃ、帰るね」 霧「ええ…おやすみなさい」 霧(……寒くなる前に、ね) 霧(…明日から雪も降り始めるという割に、今日はずいぶんと顔が熱い…) 苗(霧切さん…照れた時に目をそらす癖は、相変わらずだな) 苗(…実は僕とおそろい、だなんて、僕の方が恥ずかしくて言えなかったけど……) 霧切さんの構ってちゃんの可愛さは異常
>>295 GJ!
ちくしょうかわいいなあもう!
夜なべして編み物する苗木君も構ってほしい霧切さんも両方かわいい
>>295 GJ!
休日前にいいものを見れて幸せじゃ
明日は休日……だと?
やっべ全然知らなかった危なく学校へ行くとこだったぜ
これも霧切さんのおかげだ!
>>295 GJ!
アンソロで手製のぬいぐるみを苗木君にプレゼントするネタや手縫いの苗木人形を指で小突く絵を見た影響か なんとなく霧切さんは縫い物得意そうなイメージがあるんだ 異論は認める
針に糸を通す前に糸の先を口に含む霧切さん その仕草にちょっとドキドキする苗木君とか
霧「今日は文化の日よ、苗木君。ここまで言えば分かるわね?」 苗「…ごめん、藪から棒に言われても分かんないよ」 霧「そう…残念だわ」 苗「ていうか、文化の日って具体的に何なの? なんか曖昧でイメージが湧かないんだけど」 霧「『自由と平和を愛し、文化をすすめる』というのが趣旨だそうよ」 苗「やっぱりなんだか抽象的だなあ」 霧「まあ、戦前の明治節が形を変えて今に残ったと考えた方が理解しやすいでしょうけどね。 とにかく今日は『文化芸術に親しむ事で、私達が普段から享受している自由と平和の意味を再確認する』日なのよ」 苗「ふぅん…」 霧「でも、読書だとか、映像ソフトで映画を鑑賞するだとかでは意味がないわ。 そんな休日の過ごし方は今日でなくともいつだってできるんだし。 折角文化の日という題目があるのだから、それにふさわしい過ごし方をしたいものだわ…流石にここまで言えばわかるでしょう?」 苗「ええっと、つまり…」 霧「休日なんだから、私をどこかに連れて行きなさい」 苗「それが言いたかったんだね…」 霧「ええ、あなたのお陰で随分と回りくどくなってしまったけれど」 苗「僕のせいなのそれ!? …いや、いいんだけどさ。それで、どこか行きたい所とかあるの?」 霧「…どこでもいいわよ。あなたが決めた所なら」 苗「そういう風に言われるのが一番困るんだけどなあ…」
GJ で、続きはまだかね
霧切さんの文化的な休日の過ごし方… こう、映画とか見に行きたいね ホラー映画を見せて反応を窺いたい
・怖くなって思わず苗木君にしがみつく霧切さん ・怖くなって思わず霧切さんにしがみつく苗木君 どっちだ
霧切さんは人に飛びついたりはしなさそうだな 怖くなった苗木にしがみつかれ平静を装いつつ内心戦々恐々としている霧切さん そしてそのまま途中でフリーズして映画終わった後苗木に何度か呼ばれてやっと我に返る霧切さん こんな霧切さんが俺のジャスティス
平気を装ってるんだけど、ホラーなシーンになると ビクッとしたりプルプルしたり、つい苗木君の袖を掴んじゃう霧切さんが俺得
膝の上でぎゅっと手を握りしめて恐怖を押し殺そうとする霧切さん そんな霧切さんの様子を見て、そっとその手を握ってあげる苗木君 みたいなのを希望します で、映画が終わった後に「さっきのあれはどういうつもり?」と逆ギレ半分照れ隠し半分で苗木君を問い詰めたり
袖を掴んじゃ駄目だよ、ビクッてして直江君をけしかけて『手袋』をギュッと悔しさイッパイに握り締める…。 『手袋』が霧切さんのリミッターみたいなモンだから。
「イッパイに握り締める」が「オッパイを握り締める」に見えた
というか直江君って誰だ
苗木の方が怖がって霧切さんに白い目で見られそう
スプラッターはまったく平気だけどホラーは苦手だったりすると良いと思うんだ
個人的には、ホラー・スプラッタは大丈夫なんだけどラブロマンスが苦手な霧切さんも推したい 探偵という職業柄、感情移入するタイプの映画は見られなさそうだしな 苗木君とロードショーを一緒に見ていて、なぜか居心地悪そうな霧切さん そのうち際どいラブシーンが始まってしまって真っ赤になって クライマックスの悲劇的なシーンではドツボにはまり、涙を堪え切れなくなって苗木君に心配される… ダメか
ゾンビものみたいなパニックホラーは平気だけど日本的なじめっとしたホラーは苦手そう それでもって苗木君はその逆だったりすると俺得
>>314 いや大いにアリだ
個人的には上映中は涙をこらえて平静を保つんだけど
終わった後に化粧室で抑えきれなくなって涙を流しちゃったりしてもいいと思う
そして化粧室から出た後、表情は平静に戻っているものの目元に泣きはらした跡が残っていて
それを苗木君に気づかれちゃったりするとなおいいと思う
まったくこのスレの住人の妄想力には頭が下がりっぱなしだぜ…
霧切さんドライに見えて結構ウェットだしね 充分考えられる反応だべ
苗木君イチ押しのロボコップはあんまり好きそうじゃないな、霧切さん
ロボコップの魅力がわかるとか 流石と言わざるを得ないな、苗木よ! 苗木君がロボコップについて熱く語るんだが霧切さんが 「・・・ふーん」 で済ませて気まずくなる二人 数日後に霧切さんがレンタルショップで ロボコップ借りてきて仲直りに二人で見たらいい
流れを読まずに駄文 『○月◇日 響子 誕生日』 白いクロスの敷かれたテーブルには三本の蝋燭が立てられたバースデーケーキ。 その正面には、銀髪の少女が大きなクマのぬいぐるみを両手で抱え座っている。 屈託の無い満面の笑顔は、きっとファインダーの向こうにいる両親に向けられているのだろう。 本当に幸せそうなその表情を見ていると、なんだかこちらまでもが嬉しくなってくる。 とても暖かい、素敵な写真だ――そう思う。 ふと顔を上げ、隣を見やる。 と、 「……何?」 視線に気付いた霧切さん――すなわちかつての写真の少女が無愛想にそれに応える。 「いや、何ってわけじゃないんだけど」 「なら、私の方を見る必要はないわね。そっちだけ見ていればいいでしょう?」 僕の膝の上のアルバムを指差す霧切さんの顔は、いつもに比べてやや仏頂面寄りのポーカーフェイスを作っている。 ただし――僕の見間違いでなければその頬には朱が差していた。 これはつまり照れている、ということでいいのだろうか。 思わず口に出してそう聞いてみたくなるが、押し留める。 余計な一言で地雷を踏もうものなら、このアルバムの閲覧許可は恐らく永遠に取り下げられてしまう。 そして、そんな展開は僕の望むところではない。 代わりに、僕は比較的当たり障りがないであろう別の疑問を彼女にぶつけてみる。 「あの、ところでさ。何で霧切さんも隣で見てるの?」 「何か問題でもある?」 「いや……問題はない、けど」 「……私もまだ中身を確認していないから。あなたの監視がてらに眺めているだけよ」 監視ってなんだろう。 ちょっと気になるが、まあそこはいい。 「そっか……まだ見てなかったんだね……」 「だから、私のことはいいじゃない。そちらに集中して」 「う、うん……」 このアルバムを学園長の私室で見つけたのは、僕らが学園を出る直前のことだ。 まだ『探偵』になる以前の、そして『父親』がいた頃の自分の姿を綴った記録。 霧切さんは当初、それを荷物の中に加えることさえ気が進まない様子だった。 しかし僕が強く勧めた結果このアルバムは学園から持ち出され、そして今も彼女の手元にある。 差し出がましいことをしたかな、という気がしなくもない。 霧切さんが未だ一度もこのアルバムを開いていないと聞いて、尚更そう思えてくる。 しかし――我ながら現金な話だけれど。 こうしてページをめくり、僕の知ることのなかった過去の彼女を垣間見ていると、やっぱり―― 「……あまり人の写真を見ながらニヤニヤしないで欲しいわね」 「え? そんな顔してた?」 「率直に言って気持ち悪いくらいニヤつているわ、現在進行形で」 「……ごめん」 霧切さんの視線がちょっと痛い。 それでもやっぱり、持っていくよう勧めて正解だったと僕は思う。
◆ 『10月31日 ハロウィン』 少女は黒い三角帽子に同じく黒のワンピースという魔女の扮装だ。 銀髪と色素の薄い瞳も相まって、まるで童話の世界から抜け出てきたかのように可愛らしい。 そしてその隣でソファに腰掛けているのは、少女と同じ色の瞳をした若い黒髪の男性。 少女に箒で頭をはたかれて、困ったような顔で笑っている。 彼女の腕に提げられたバスケットには既に目一杯お菓子が詰込まれているが……。 それにも関わらず悪戯されてしまっては、如何ともし難いだろう。 何故だか、僕は黒髪の男性にある種のシンパシーを感じてしまうのだった。 「なんだか随分本格的だね。このランタンなんか、本物のカボチャで作ったやつでしょ?」 「そうね。この頃はアメリカに住んでいたはずから」 「へえ。流石本場だなあ……」 「……一応訂正しておくけれど、ハロウィンの起源はイギリスよ」 「あ、そうなの?」 「まあ、盛んなのは専らアメリカの方だけれどね」 僕の言葉に答える霧切さんは相変わらずのポーカーフェイスだ。 けれどその横顔はどこか昔を懐かしんでいるかのようで、そして同時にどこか寂しげに見える。 それはきっと、彼女の隣に写っている男性――父親のためなのだろう。 最後の学級裁判。 江ノ島盾子の絶望を撥ね退けたあの時に、彼女の中の父親への想いには一区切りがついたものだと僕は思っていた。 だが、区切りがついたからこそ。 憎しみや憤りだけではない想いを認められるようになったからこそ。 もはや伝える相手のいないその想いは、彼女にとって――。 いや、やめよう。 これではまるで下種の勘繰りだ。 取り繕うかのように、僕は慌てて言葉を捜す。
「えっと、それにしてもさ」 「何かしら」 「やっぱり可愛いね、霧切さんの笑った顔。今もだけど、この頃から」 僕が言い終わるのとほぼ同時に、霧切さんのジト目が僕に突き刺さる。 「……苗木君」 「うっ……」 空気を変えようと咄嗟に口をついたこととはいえ、どうにも残念な台詞をチョイスしてしまったものだ。 もちろん、嘘を言ったつもりはないのだが。 「もうその手は食わないわよ」 「あ、その、だから……別にからかおうってわけじゃあ」 しかし、まあ。 彼女の瞳からひとまずは憂いの色が消えたということで、良しとしよう。 その代わり、今もなおジト目が僕に向けられているが。 ……いや、ちょっと待て。 そこで僕は違和感に気付く。 さっきの彼女の台詞、ちょっとおかしくないか? 「ねえ……今、『もうその手は食わないって』言った?」 「え?」 「『もう』ってつまり……霧切さん、もしかしてあの時のは演技じゃなくて……」 じと。 言いかけたところで威圧感が上乗せされた視線に射抜かれる。 「記憶が無いわね。そんなこと言ったかしら?」 「え、えーと……言って……なかったかも」 「それより、アルバム。続きを見ないの?」 「あ、ハイ……」 霧切さんに言われるがまま、僕はいそいそとページをめくるのだった。
◆ 『11月15日 三歳の七五三』 どこかの神社の境内。 カメラに向かって片手で袖を広げてみせて、誇らしげに笑う赤い着物姿の少女。 もう一方の手は隣で優しげに微笑む女性の手をしっかりと握っている。 少女と同じ銀色の髪をしたその女性は、雰囲気は随分違うけれど今僕の隣にいる彼女とよく似た顔立ちだ。 そしてそのさらに隣には、上品な口髭をたくわえた初老の男性が穏やかな笑みを浮かべて佇んでいる。 「この女の人って、霧切さんの――」 「ええ、母よ」 「やっぱりそうなんだ……凄く綺麗な人だね」 ということは、口髭の紳士の方は彼女の祖父か。 もっと厳格でおっかない感じの人を想像していたけれど、写真の紳士からは僕の抱いていたのとは真逆の印象を受ける。 あるいは、世界に冠たる探偵一族の長もかわいい孫の前では案外好々爺のだったのだろうか。 「神社ってことは、この時は日本に戻っていたの?」 「霧切の本家に帰省していた時だと思うわ」 「へえ……」 それにしても――写真の母親は今の彼女に本当によく似ている。 ほっそりとした輪郭に、切れ長の眼と薄い唇。 知的で上品な印象は霧切さんそっくりだ。 ただ、写真の女性は彼女よりも随分と雰囲気が柔らかい。 娘に向けられた何気ない、それでいて愛情に満ちた微笑。 これが母親の顔というやつなのだろう。 いつか結婚して母親になったら――その時には、きっと霧切さんもこんな笑顔を見せてくれるのかもしれない。 思わずそんな妄想が頭の中を突っ走る。 「お母さん似なんだね、霧切さん」 「よく言われたけれど、自分ではいまひとつ分からないわ」 「いや、本当に似てるよ。今の霧切さんと、写真のお母さん」 「……そう、かしら……」 なぜだか霧切さんの顔が一層赤くなる。 ……はて。果たして今の会話の中に彼女が照れるような何かがあっただろうか? 訝しみつつ頭を捻り、そしてようやく僕は思い出す。 自分がつい今しがた、霧切さんのお母さんを『凄く綺麗』と評したことを。 今さらながら恥ずかしさがこみ上げてきてしまう。 いつの間にか僕も彼女もお互いから視線を逸らしている。 「……」 「……」 寸刻の静寂。 「……続き、見ようか」 「……そう、ね」
◆ 『6月19日 父の日』 ハロウィンの写真と同じソファー。 父親の膝の上に腰掛けている少女は、カメラに向けて両手で画用紙を広げている。 そこにクレヨンで描かれているのは父親の似顔絵と、『おとうさん だいすき』という幼い文字。 少女は笑っている。 これまでのどの写真よりも、素敵な笑顔で。 父親も優しく娘の頭を撫でながら笑っている。 娘と同じ色の瞳に深い愛情を湛えて。 二人の笑顔は、僕にはとてもよく似て見えた。 「……ねえ、覚えているかしら。私が前に話したこと」 霧切さんが呟くように語り出す。 「『父に会っても話したいことなんてない。言いたいことならあるけれど』って」 「今なら言えるわ……『それは違う』って。『それだけじゃない』って。今なら……認められる」 「でも……父はもういない。もう、私の内にあるものを伝えられない。あの人の内にあったものも、知ることはできない」 訥々と、霧切さんの口が言葉を紡いでいく。 口を開く時にはいつだって歯切れ良い物言いをする彼女のそんな姿は、僕にとって初めて見るものだった。 「きっと、もう決して……この気持ちに整理がつくことは無いのでしょうね」 「でも……いえ、だからこそ……」 視線を写真に落としたまま、霧切さんは独白を続ける。 それは目の前の僕だけではなく、どこか遠くの誰かに向かって語りかけているかのようで。 「あなたは言ったわよね。『皆の死を乗り越えなんてしない。ずっと引きずっていく』って」 「私も、引きずっていくわ……この気持ちを。あなたが、そうすると言ったように」 僕は、彼女をただ無言で見つめていた。
◆ 「……つまらないことを喋ってしまったわね」 抑揚をおさえた、しかし明瞭な声。 喜怒哀楽を奥深くに仕舞い込む探偵の顔。 暫くして僕に向き直った時には、もう霧切さんはいつもの霧切さんだった。 「まったく……柄じゃ無いわ。忘れてちょうだい」 そう言って髪をかき上げる仕草も、やはりいつもの彼女と寸分違わないものだ。 なのに。 それでも、僕には彼女が無理をしているように思えてならない。 胸の内から漏れ出たものを必死で抑えようとしているように見えてならない。 だから、僕はこう言わずにはいられない。 「つまらないことなんかじゃあ……ないよ」 僕を見返す霧切さんの表情は変わらない。 だけど、その瞳の奥では何かが揺れている。 少なくとも、僕にはそう見えた。 「今話してくれたことは、きっと霧切さんにとってとても大切なことだと思うから」 霧切さんが僕に向かって口を開きかけた、その時。 狙い澄ましたかのようなタイミングでアルバムの隙間から何かがひらりと滑り落ち、霧切さんの足元で止まる。 四つ折りに畳まれた紙切れ。 それを霧切さんが拾い上げる。 革の手袋に包まれた指が、紙切れの折り目をゆっくりと広げていき――現れたのは。 クレヨンで描かれた似顔絵と、『おとうさん だいすき』という幼い文字。 写真に写っているのと同じものだった。 画用紙を持つ手が、小さく、ほんの僅かに震えている。 「霧切さん……」 僕から表情を隠すかのように霧切さんは顔を伏せる。 「……ごめんなさい」 消え入るようなか細い声だった。 「少しだけ……少しだけ一人にしてくれないかしら……」
いつかと同じ台詞。 だけど、あの時よりもずっと、今の霧切さんは弱々しく見える。 父の亡骸と対面した時でさえ、僕の前では気丈な態度を崩さなかったのに。 一つの絶望を、一つの戦いを乗り越えた今だからこそ――。 突如形を伴って現れた思い出の欠片は、一層深く彼女の心に突き刺さるのかも知れない。 僕は軽く目を閉じる。 そうして意を決すると、口を開く。 「ゴメン。その頼みは聞けない」 霧切さんの肩がかすかに揺れる。 「……何故?」 「君のことを、放っておきたくないから」 なんだか恥ずかしい事を言っているな――。 そんな自分の心の声がどこか遠くに聞こえる。 「ねえ……霧切さん、前に言ってくれたよね。その……僕と一緒ならこの先何が待っていようと平気だって」 霧切さんは何も言わない。 身じろぎもせずにただ、深く俯いたままだ。 「正直さ、ちょっと買い被られ過ぎじゃないかって気もしてるんだけど……。 でも、君が本当にそう思ってくれているなら……君が引きずっていかなきゃならないものを僕にも少しだけ分けてくれないかな」 それでも、尻込みする気には不思議とならない。 「霧切さんは探偵だから、他人に弱さを見せられない……それは僕も知ってる。 けれど、君が僕と一緒に来てくれるって言うなら……僕が君と一緒に行ってもいいのなら、辛いことは一人で抱え込まないで。 僕でよければ、吐き出してよ。さっきみたいにさ」 搾り出すような声が問い返す。 「お節介にしても度が過ぎるわ……」 「うん……まあ、自覚はしてる。でも、『一緒に行く』って多分そういうことなんじゃない?」 再び、沈黙。 そして、暫しして。 「……ありがとう」 ぽつりと呟いた後。
「……っ、くぅ……ぅ……」 堰を切ったように霧切さんの口から嗚咽が漏れ出す。 それはほんの微かな、押し殺したようなすすり泣きだったけれど。 肩を小さく震わせながら、霧切さんは確かに泣いていた。 彼女の瞳から零れ落ちた雫が画用紙を濡らしていく。 自然と、僕の身体は動いていた。 彼女の頭に手を伸ばし、そっと撫でる。 写真の中で彼女の父親がそうしているように。 ふわりとした、柔らかな髪の感触が掌から伝わってくる。 「……何、それ……」 初めて耳にする、涙に濡れた霧切さんの声。 「あ、ごめん……ちょっと調子に乗り過ぎたかも」 「全く、よ……生意気……にも、程があるわ……」 僕が慌てて手を引っ込めようとしたその時、霧切さんがすっと僕の方へと体重を傾ける。 彼女の肩と、僕の腕が触れ合う。 心地良い程度の重みと、そして彼女の淡い香り。 「言い出したのは……あなた、なんだから……自分の言葉には……責任、を……持って……もらうわよ」 僕の肩に頭を預けたまま、涙混じりに霧切さんが言う。 「勿論。僕でよければ、ね」 答えながら、僕は再び霧切さんの頭に手を添え、優しく撫でる。 ひととき写真の少女に舞い戻りすすり泣く彼女が、超高校級の探偵に立ち返るまで。 僕はただ、彼女を撫で続ける。 触れ合う身体から伝わる体温を感じながら。 その後、僕らはこの時の様子を葉隠君と朝日奈さんに目撃されていたのを知ることになる。 そして散々冷やかされる羽目に陥るのだが、それはまた別の話だ。 ここで僕の口から語ることじゃない。
もの凄くいまさらだけど
>>211 氏のお題に挑戦してみた
が、なんだか力及ばず申し訳ないことになっている気がする
今は反省している
211だけど、まさか本当に書いていただけるとは…甘切ないナエギリをありがとうGJ! しかも長編、あなたのいる方角に足を向けて寝れません
ハロウィンの起源てアイルランドじゃなかった? 間違ってたらごめん
>>330 GJ!
原作の寄宿舎二階のイベントでこんな展開があっても良かったと思うんだ、うん
>>330 GJ!
泣きリギリさんをなでなで…たまらんな!
335 :
330 :2011/11/05(土) 21:36:09.95 ID:IkrAoBUq
GJ下さった方どうもありがとう
なんつーか、恐縮です
>>332 なんとなくでイギリスと書いちまいましたが、たぶん「アイルランドやイングランドのケルト文化圏」とぼやかした方が適切でしたね
>>335 そっちの方が適当かもしれないですね。というか今自分のレス見返したら、これただの揚げ足取りですね…。申し訳ありませんでした。
GJです!
>>330 GJ!
いいものを見せてもらったぜ
こりゃあもう結婚するしかないな
>>333 全面的に同意しておく
2Fの隠し部屋から追い出された後にそっと引き返して
声を殺して泣く霧切さんを後ろから抱き締めたかったよ
ちょっと泣けちゃった。
339 :
カップ麺の妖精 :2011/11/06(日) 05:42:42.96 ID:FD4XIGbF
霧切さん、一緒に映画観ない? ある日の休日、僕は霧切さんに一緒に映画を観ないかと誘ってみた。 霧切「いいわよ、丁度ヒマだったし、どんな映画なの?」 苗木「新作のホラー映画なんだけど・・・」 霧切「ホラー映画?」 ホラーと聞いて彼女の眉がピクリと反応した。 苗木「もしかして霧切さんは怖いの苦手?」 霧切「・・・いいえ、たかがホラー映画なんかで私が怖がると思うの?」 そう言って彼女は余裕の笑みを浮かべ、クスリと笑った。 苗木「それなら良かった。、じゃあ僕の部屋で観ようよ。 僕は、霧切さんを部屋に誘い、DVDの電源を入れた。 映画の再生が始まり、テレビから不気味な音楽が流れる・・・ それでも霧切さんは余裕の表情を崩さず、こう言った。 霧切「フフ、あなたの怯える様子を見るのが楽しみだわ。」 (残念、実は僕、この映画は一度観ているんだ。) 心の中でそう呟いた。 なぜ一度観た映画をわざわざ二人で観るのかというと・・・ 僕は霧切さんがホラー映画を観たときの反応が見たかった。 普段凛々しい姿の彼女がどんな表情をするのか気になった。 いけないと思いつつも彼女の様子を観察することにした。
340 :
カップ麺の妖精 :2011/11/06(日) 05:45:51.37 ID:FD4XIGbF
_________ 映画が始まって15分経過ー 霧切「・・・」 苗木(少し退屈そうだ、まぁどの映画も序盤はこんなものだ。) 30分経過ー 霧切「・・・」 (そわそわ) 苗木(映画の雰囲気に呑まれてきたのか、しきりに三つ編みをいじったり 足を組み換えたりと落ち着きが無くなってきた。) 45分経過ー TV「キャーー」 霧切(ビクゥッッ) 苗木(突然幽霊が出てくるシーンに驚き、霧切さんの背筋がピーンと伸びる。) 1時間経過ー ガタガタッ 「・・・」 苗木(僕と霧切さんの距離は1m程離れて観ていたのだが、さすがに怖くなったのか さりげなく椅子を僕の近くに寄せてきた。) 彼女の表情はヒドク青ざめ、冷や汗をびっしり掻いていた。
341 :
カップ麺の妖精 :2011/11/06(日) 05:47:09.32 ID:FD4XIGbF
1時間半経過ー 「ギュっっ」 (霧切さんが僕の手を掴む・・・、彼女の手は小刻みに震えていた。) 苗木(なんか・・・、可哀そうな事しちゃったな・・・) 終盤ー とうとう彼女は耐え切れなくなったのか 顔を伏せ、耳を両手で必死に塞いでいた。 それでも映画の内容は気になるのか、時折チラリチラリと視線をTVに向けては 固く目をつぶったりしていた。 苗木(よっぽど怖いんだ、やめておけば良かった。) クライマックス 苗木(ここは一番怖かったシーンだ、霧切さん大丈夫かな・・・) 呪われた廃墟から逃げ延びた主人公たちが安堵して恋人の顔を覗き込むと、 その顔は・・・ 逃げ切ったはずの悪霊の顔に・・・ 霧切「〜〜〜〜〜〜〜〜〜」 今までに聞いたこと無いような悲鳴をあげ、霧切さんが僕の腕にしがみついてきた。 僕の胸に顔をうずめ、ガタガタ震えていた。 これはマズイと即座にビデオの電源を消し、部屋の明かりを点けた。 苗木「霧切さんッ、霧切さんッッ落ち着いてッッ」 「もう大丈夫だからッッ」 ぼくは彼女を必死になだめた。
342 :
カップ麺の妖精 :2011/11/06(日) 05:48:40.33 ID:FD4XIGbF
__________ 「・・・・・・・・」 しばらくして落ち着きを取り戻した彼女は無言で 僕を睨みつけていたが、その眼には涙が溜まっていた。 苗木「ゴメンッッ、まさかそこまで怖がると思わなくて。」 霧切「・・・・・・・」 苗木(ヤバい・・・、相当怒っている。) 霧切「・・・、もう二度とあなたと映画は観ないわ・・・」 絞り出すような声でそう言い放ち、霧切さんは部屋を出て行ってしまった。 苗木(ああ、行ってしまった・・・) 普段、気丈な霧切さんの意外な姿が観れたのは良かったが、 彼女を激しく怒らせてしまった。 とにかく今回の件は謝り、仲直りをしないといけない。 __________ それから数日間、霧切さんは一切口を聞いてくれなかったが、 最終的に彼女の好きな探偵物の映画を観に行くということで なんとか許してもらえた、もちろん僕のオゴリで・・・ 終わり
343 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/11/06(日) 06:53:41.21 ID:BY7Mc1sv
GJ
乙 みんな霧切さんをいじめるのが好きだなw
GJ 逆バージョンも期待
霧切さんと二人で推理物のドラマとかを見ていたら、 真犯人やトリックを推理した霧切さんに途中でネタバレされたりしちゃいそうだな
むしろ二人で犯人当てするのを楽しみたがりそうな気も で、 「苗木君は誰が犯人だと思う?」 「うーん…ちょっと見当がつかないな」 みたいな気のない反応が返ってくるとちょっと不機嫌になったりする
むしろ真面目に推理している霧切さんの前でおもいっきりネタバレしてムッとさせてみたい
ディズニーやらド○●もんやらのアニメ映画で童心に帰る霧切さんとかありませんか ありませんね
霧切さん続編(あればだけど)でも出てほしいね
351 :
ぼぼぼ3 :2011/11/07(月) 00:23:34.47 ID:cf7gKltr
出ると思うよ
霧切さんには逆転裁判あたりをやらせてみたいな 具体的には2の3話あたりをやらせて反応を見たい
霧切さんの新たな活躍は見たい だけど下手に再登場したらあっさり殺されそうで怖いというこのジレンマ
以前総合スレで「豚神の体がトータルリコール風に左右に割れて中から霧切さんが出てくる」という予想(妄想)があったんだけど 個人的にはちょっと見てみたい気がする
新キャラの一人が実は霧切さんの変装で…とかはありえるかもしれん
あのリュックの子が霧切さんの娘というのはベタ過ぎるか?
霧切さんの誕生日はいつなんだろう なんとなく冬生まれっぽいイメージがあるんだが
1月6日とかどうよ シャーロック・ホームズと同じ誕生日
血液型とか誕生日の設定も公開されてないだけで存在するんだっけ 早いところ公開してほしいもんだ そうすればこのスレで祝えるのに
霧切さんは早生まれだといいと思う それで苗木君の方が自分より一つ上なことにちょっと悔しそうにしているといい
逆に苗木君が早生まれ、霧切さんが遅生まれで、 「私の方が年上だから」とお姉さんぶりたい霧切さんとかありませんか
全然アリだ
′ 、 -=ニ  ̄ ̄`丶|: : : : : : ヽr……- . , \ : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ´: : : : : : : : ` : : . . / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .\ ′ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ '⌒ 、 , / / /. ∠._, : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. ニ\′ __ / / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. 二ニi / -= )/ / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. \ニ| / / / , //′ // / , ′: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. >ニi { f .′ / / ミ≦_八/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 二=}| マ :.⌒ / / / ;}}`ヾ \./_斗ァ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、: : : 二=}| |lヽ_)_./. i / :{ 冫\z、У /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,イ: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : :.\: 二/ !. 八 ソ |′ ∨(彡イヾ、 \./: : : : :.:./ : : : : : : : : : : :/ .|: : : : : : : : :/\: : : : : : : : : : :. =/ / |::.ー| | . : !: : : : : /: : : : : :/ : : : /_ .|: : : : /.:./__,\: : : : : : : : : : / / |:: : | | .′ .|: : :l⌒l: : : : , / : : / `|: : // ´ __, \: : : : :!: : : : ′ ト、:::| | : .厶イ| |: : //: :/.f乙ヽ 、 |: / レ′ f乙ヽ `ヽ, \: : |\: : |ニ\. | ,. | V/.:∧ V/ {:::o:::! |/ {:::o::::! /リ/ノY : : \ |ニニ=\ .:|. 、 .´ |: : 〉/ Y ヽ 弋こソ 弋こソ /_) .人: :i |二ニニ\| _;:.ン7´ |: / i\ '. J :. / /{ ∨ |二二二二\ / |l | /レ'.:/|: : ーヽ u ′ /-< : : |`ヽ |二二二ニニニ\ |l | ./=ニ/=-|: : ∧: : :. _ _ /: : :∧: :|=-= 、 |二二二二二ニニ\ | /=-=|{-=ニV/Ξ|: : :.>、 ( ) ./∨ /ΞY-==-i |二二二二二二二 \ /ニ=ニ|{ニニ=ニニ∨/Ξ,〕:.. ` こ´ .イ=ニ∨-=ニ}:|=Ξ=| 「苗木君、今日から私のことは『お姉ちゃん』と呼びなさい」
近いwww アリやな………
苗木「え…?何で?」 霧切「…別に」 苗木「…じゃ、じゃあ霧切さんもお姉さんっぽく僕のこと弟みたいに呼んでよ…ダメ…かな…?」 ってなったらどうなるかな霧切さん
苗木君のことを誠って呼ぶのは今まで似なかった気がする
霧「ねえ、なえ……誠」 苗「……な、何? きり……響子お姉ちゃん」 霧「……」 苗「……」 霧「……(///」 苗「……(///」 霧「…やっぱりやめましょうか」 苗「あ、やめちゃうんだ」 霧「不服なの?」 苗「いや…僕は別に構わないけど」 霧「やっぱりどうにも不自然ね…いきなり下の名前で呼び捨ては、流石にやりづらいわ」 苗(…それってつまり…『照れる』ってこと? そりゃまあ、そうだよね) 霧「それに冷静に考えてみると『お姉ちゃん』もちょっと無いわね」 苗「そうかな? 僕としては…」 霧「何?」 苗「あ、いや…なんでもないよ(僕としてはなかなか…だったんだけど)」 霧「とにかく、さっきの話はなかったことにするわよ。いいわね?」 苗「う、うん。わかったよ(…ちょっとだけ残念だけど、ね)」 霧「ところで…誠君」 苗「…ん!? ま、まことくん…?」 霧「…駄目かしら」 苗「い、いや駄目では全然ないけど。でも、やめるんじゃなかったの?」 霧「少しハードルを下げてみたのよ。これなら比較的自然に口に出せそうだわ」 苗「そ、そうなんだ…(ドキドキ」 霧「やはり何事も段階を踏まないといけないものね」 苗「わかるようなわからないような…まあ、霧切さんがそれでいいなら…」 霧「『響子』」 苗「へ?」 霧「『霧切さん』じゃなくて『響子』よ」 苗「え、えぇ!?」 霧「…そんなに嫌?」 苗「嫌というか、その…なんだか僕の方だけハードル上がってる気がするんだけど?」 霧「そうかしら? 『響子お姉ちゃん』から『響子』と短くなって、むしろ呼びやすくなったと思わない?」 苗「いやいや…ちょっと待ってよ、きりぎ…」 霧「『響子』」 苗「…きょ、響子…さん」 霧「『響子』よ」 苗「…………響子」 霧「……」 苗「……」 霧「……(///」 苗「……(///」 苗「…あのさ、やっぱりやめない?」 霧「いいえ。やめないわよ、誠君」
うむ…アリだな…!
365だが、2828が止まらん 良い続きありがとう!
あ、朝からニヤニヤしか出ないぜっ
学校の先生を呼び間違えるのと同じノリで、 霧切さんを「お母さん」と呼んでしまう苗木君 なんてのを妄想した
かなり前のキャラ総合スレかどこかで 霧「苗木君には、確か…妹さんがいたのよね」 苗「うん。これがまた煩くてさ」 舞「妹といえば…江ノ島さんと戦刃さんって、姉妹なのに同学年なんですね」 苗「双子って聞いているけれど…戦刃さんの方が早く生まれたってことだよね」 舞「…それなら、私が6月生まれで苗木君が5月生まれだから、苗木君の方が『お兄ちゃん』ですね」 苗「あっ、うん・・・///」 舞「ウフフ、『お兄ちゃん』っ」 苗(か、かわいすぎる…) 霧「…」 舞「霧切さんは、誕生日はいつでしたっけ?」 霧「…4月よ」 舞「へぇ…」 霧「…なぜ勝ち誇っているのかしら。言っておくけど、そんな誕生日で兄弟ごっこみたいな幼稚な…」 苗「あ、じゃあ霧切さんが『お姉ちゃん』だね」 霧「…!!」ズキューン 苗「あれ、霧切さん?」 霧「も、もう一度言ってくれないかしら…」 苗「え、うん…お、『お姉ちゃん』?」 霧「!!!」ズキューンズキューン 舞「くっ…霧切さん、兄弟ごっこは幼稚だって…ちょっとドヤ顔やめてください!」 みたいなのがあったな
ほほう… となると、舞園さんが霧切さんを「お姉ちゃん」と呼ぶ展開も成立することになるな…!
なんだかオラワクワクしてきたぞ
>>373 かわいいなこれ
三人でキャッキャするパターンも良いものだ
>>374 苗「借りてた本返すね、『お姉ちゃん』」
舞「『お姉ちゃん』、お昼一緒に食べに行きません?」
霧「や、止めなさい…恥ずかしいから」
みたいなの想像して興奮した
わっふるわっふる
舞「お姉ちゃんっ」 霧「…舞園さん、その呼び方は一体何のつもりなのかしら」 舞「違いますよ、お姉ちゃん。『舞園さん』じゃなくって『さやか』って呼んで下さい!」 霧「まったく…私はそんな遊びに付き合う気は…」 舞「ふぅん、苗木君は良くて私は駄目なんですか?」 霧「…そんなこと、私は一言も言っていないわよ」 舞「とぼけても無駄ですよ? さっき苗木君に『お姉ちゃん』って呼ばれてあんなに喜んでたじゃないですか」 霧「なっ…! べ、別に私は…」 舞「くすっ…ポーカーフェイスが崩れかけてますよ、お姉ちゃん?」 霧「…余計なお世話よ。それより舞園さん、あなたさっきから少し引っ付き過ぎよ」 舞「そんなに邪険にしなくてもいいじゃないですか。それと『舞園さん』じゃなくて『さやか』、ね?」 霧「あのね…からかうのも程々にしないと、私も…」 舞「それとも…『お姉ちゃん』より『お姉様』の方が良かったですか?」 霧「…は?」 舞「お・ね・え・さ・まっ」 霧「ちょっと、顔が近…」 舞「ふふっ…赤くなっちゃって。お姉様かわいい…」 霧「お、落ち着いて舞園さん…私にそういう趣味は…」 舞「『さやか』ですよ、お姉様?」 霧「い、いい加減にしないと…って、どこ触って…! ひゃっ!?」 みたいなのを想像してしまった俺は心が汚れている
エロパロ板でもっと詳しく書いてくれ
これは…アリだな!
全然アリだ!GJ
全然アリだ!たまらんなぁ 朝っぱらからいいもの見させてもらったよ……
前にこのスレであったネタだけど ストーカーに悩む舞園さんから相談を持ちかけられた霧切さんが問題を解決したりとか、 そんなきっかけで親しくなってたりしたらいいなぁと思う その後は健全に友情を育んでもいいし、「お姉様素敵…」でも勿論いい
こう、二人で買い物に出掛けたりして 舞園さんが霧切さんの服を選んであげたりとか 柄の悪い輩に舞園さやかだとバレてしまって絡まれているところを霧切さんが助けたりとか そんなのを見てみたい
いいじゃないか…
霧切さんにスカートめくりを仕掛けてみたい
そいつはなかなかハードなミッションだな 背後から近寄ろうとしている間に即気取られてしまいそうだ だが、事件の捜査だとかに集中している時ならあるいは… 物凄く冷たい目で見られるだろうけど
めくった瞬間あるいはめくるより前に護身術でねじ伏せられそう
霧切さんのことだ 相手が男ならば邪念をもって近づいてくる輩など事前に察知してしまうだろう 仮に成功しても手痛い反撃が待っていることは想像に難くない だが…相手が同姓ならばどうか? 霧切さんも多少は警戒を緩めて接近を許してしまう可能性はないだろうか? そして成功した場合でも、女子相手なら霧切さんもそうそう手荒いことはできないのではないか? ということで女子の誰かにスカートをめくられて、さらにその現場を苗木君に目撃されてしまう霧切さんを希望します
旅人の服を脱がすのは北風じゃなくて太陽なんだ 北風のように無理矢理霧切さんのスカートをめくろうとしてはいけない 太陽にように霧切さんの方からめくって欲しいと頼むようにしないといけないんだ 『霧切さん。スカートの中にモノクマがワープしたよ。』 これがボクの答えだ!
逆に考えるんだ スカートめくりを仕掛けようと試みるのではなく なんらかの偶発的な要因が重なって、結果としてスカートをめくってしまうんだ 例えばスカートの紐がほつれていて、それがたまたま苗木君辺りの腕に絡みついてしまい 苗木君がふと手を挙げた拍子にスカートも上に引っ張られて御開帳、とか ぎゅうぎゅうの満員電車に、二人でくっついて乗っていたところ どんどん霧切さんのスカートがめくりあげられていくんだけど、混んでいるせいで上手く体を動かせず 密着したままスカートも戻せずに、ずっと間近でフルオープン、とか これなら霧切さんも予測はできないから、護身術で防がれることはないし 故意ではないということをちゃんと説明できれば、許してもらえるどころか照れギリさんも拝めて一石二鳥じゃないか
>>392 後者はいいとして、前者は何がどうなれば腕に絡みつくんだw
いやしかし素晴らしい発想だ このスレは天才が多いな…
>>392 なにそれ見たい
>>393 “超高校級の幸運”である苗木君は“超高校級のラッキースケベ”…そう呼べるんじゃないかしら
問題はスカートの中にいかなるパンツが待っているかだ 普段通りのカジュアルな下着か 折り悪くちょっと冒険した下着をつけているか それとも「こんなこともあろうかとブルマを穿いていて正解だったわ…」か
ラッキースケベなら 何かの拍子に躓いて、思わず霧切さんのシャツのジッパーを掴んでしまう苗木君 そのまま一気に下まで引き下ろしてしまって御開帳とかそんなのはありませんか
なにそれすごく良い
報復にパーカーのジッパーをフードの上まで閉められる苗木君が見えた
′ : , ′ ヽ , / / ′ ハ ′ | i {. .:゜ .! |i | | i ヽ 、 | . { i: :| i i .:' |.:|| | | | | | | | |: :| l | i ! || | | | | | | | . ! レ¨| |‐┴−-x__|__|_| _|__|_|__i| ∨ | { | |.‐==示_ ,ィ示=ァ/≦フ / 人__| | ゝ 戈zシ 似ソノ/<\ . / /| : | | | /.|. ヽ\ / / :| : | | | '. ′ イ |ハ )/ . / /:/ | : | | | l \. ー ‐ /|.i| |∧ ´ / /:/ : | : | | |''γト`._/¨/フY|.i| |逖〉 . / /:/ , -‐'"^| | | i| ′´/ハ:| |\ハ / /i/ : \_ | | | ||。。。。 :::`Y.:| |/逖〉、 . / / .| /.:/:\ | |\゚_ ||。。。。__:::::}゙:| |~゛'' ‐-.., _ / / , -‐''"´/ | | \. ゚ '''r‐テテ‐--x:.| |\. / | . / / /|´⌒`¨'\ | | \/ // .::\.| \ / .|、 / / / :{ \ .| ./ // .:::::::: 〉 \ |ハ ./ / / 人 \{ ./ // .:::::::: /.| // |逖〉、 「今日は11月11日…世間ではポッキーの日と呼ばれているらしいわよ」 . , -‐‐‐-γ´ ̄` 丶 、 / ヽ . ′ / `ヽ / ハ {. i | : li } |. | | i i /i l : l : | i !. | | |__|__/ l|_i|__|__ト、_i__|.:i .:| _ '. | | |,xf≧_. ,斗≦ミ| |/.|/ο)) Y | |ヽ戈仍 ´廷リ丿i . |乂トリ<\ | |.圦 .: /| . |=人′ `ヽ\ . ; | | |ヽ. ___ .イ.i | . |尨 ヽ ¨´ . i | | |____ ‘.='’ ´ .l l | . |乂_ 人 . j| | |^ニニノ^¨トrぐ ̄{ニニ:| . |:. 尨 ヽ . /<| |/ / //}{∨ ∨\| . |>乂_ 人 / /li | |`ニ| // .}{x∨ |二 | . | ヽ 尨 ヽ . _ -=ニ/| |`ニ|V/WVYV。|二 | . |\ニ=- 、ノ ハヽニ\| |`ニl { ヲ l二 | . |/二/ニ{ `ヽ i!ニニ丶二| iニニl 厂¨i .l!ニニ| . |ニニ/ニニ} _,人 /ニニハ二| |\ニl / ‘, .lニ/| . |二/ニニニ 尨 ヽ 「苗木君、ここまで言えばわかるわね?」
苗木 「ポッキーが食べたい…って事?」
霧切「…」(イラッ 苗木「…霧切さん?」 (何も気に障るようなことは言ってないはずだけど…?) 「あ、実はポッキー持ってるんだけど…食べる?」 霧切「…あるなら話は早いわ。ポッキーがあって、男と女が二人。…これ以上言わせる気?」 苗木「…言わせるもなにも…???」 霧切「…」(イラッ 苗木(一緒に食べたいなら普通にもらえば済む話だしなぁ…) 「…あ、食べさせてほしいの?…何で?」 霧切「…」(プイッ (それはそれで…よさそうだけど…) 苗木「…もう…どうしてほしいの?」 霧切(ああもう…どうしてこんなに鈍感なの…?) ここまで書いて 恥ずかしがりながら皆まで言うか 拗ねて「…もういいわ」って帰っちゃうか どっちがいいか迷ってやめた
かっこの前の空白の調節がぐちゃぐちゃになってるなすまん
霧「11月11日はポッキーの日、ね…」 苗「うん。ほら、数字の『1』がポッキーに見えるからってことらしいよ」 霧「企業が販促のためにでっちあげただけの記念日でしょう? どうでもいいわ」 苗「こりゃまた…つれないね」 霧「語呂合わせですらないのが気に入らないのよ。こじつけがましくて」 苗(気に入らないポイントがよくわからない…) 霧「で、あなたはまんまと乗せられているわけね。その手に持っているポッキーを見るに」 苗「乗せられているというか…ほら、今年って2011年だし。『1』が六つも並ぶなんてちょっと特別感が…」 霧「要するに乗せられているわけじゃない。ある意味あなたらしいけど」 苗「あ、ちょっとグサッときた…で、でもさ」 霧「何かしら?」 苗「なんてことないポッキーでも、ちょっとしたことで特別なものに感じられるっていう…そういう楽しみも悪いもんじゃないと思うよ」 霧「まあ…何に楽しみを感じるかは人それぞれだし。それを否定する気まではないけれど」 苗「ということで、霧切さんも一本どう?」 霧「…何が『ということで』なのかよくわからないわね」 苗「いらない?」 霧「いらないとは言ってないわよ。あなたがくれると言うのなら…折角だし貰っておくわ」 苗「うん、どうぞ」 パクッ 霧(モグモグ) 苗「……!?」 霧「甘い、わね。当たり前だけど」 苗「えっと、あの…霧切さん?」 霧「何?」 苗「なんで…僕の手から食べてるの?」 霧「何故って…“持つ部分”をあなたが指で持っていて受け取れないからよ」 苗「いやいや、“持つ部分”の下の方が空いてるでしょ? そこで受け取って…」 パクッ 霧(モグモグ) 苗「って、ちょ…霧切さん…えぇ!?」
パクッ
霧(モグモグ)
苗「ちょ…待っ…」
パクッ
霧(モグモグ)
苗「き、霧切さん!?(こ、このまま行ったら僕の指が…)」
パクッ
霧(モグモグ)
苗(僕の指が…霧切さんの…)
パクッ
霧(モグモグ)
苗(霧切さんの…口の中に…!)
パクッ
苗(あ……霧切さんの……舌……)
霧(ペロペロ)
苗(あ、暖かい……)
霧「…ふぅ。ごちそうさま」
苗「あああああの、き、霧切さん?」
霧「どうかした?」
苗「い、今のは…その…一体…?」
霧「…別に。あなたの言ったことを少し試行してみようと思っただけよ」
苗「僕の…言ったこと?」
霧「『なんてことないポッキー』が『特別なものに感じられる』、『ちょっとしたこと』をね」
苗「え……えぇっと、うん…?」
霧「ふふっ…悪くなかったわ。あなたの言う通りに」
>>404 「恥ずかしがりながら〜」を希望します
>>407 いいじゃないか…GJ!
>>404 恥ずかしがりながらしどろもどろに説明する霧切さんを頼む
リクあったからそれで続き 苗木「霧切さん?」 霧切「い、一緒…一緒に…」 苗木「…ん?」 霧切「一緒に…食べたい…わ…」 苗木「…それなら普通に言ってくれれ…」 霧切「1本のポッキーを(///」 苗木「ば…………はい!?え?ちょ…それって!」 霧切「前に…TVだったか…雑誌だったかで見たわ。…両側から食べていくというやつ バカバカしいとは…その…思ったのだけれど…どういうものなのか…って」 苗木「きっ霧切さん…!?そういうのは…コンパとかそういうノリの場所だったり恋人とかそういう関係の人がやることで…」 霧切「そ…それくらい分かってるわ…やりたいって言ってる時点で…察してくれても…良いんじゃない?(///」 苗木「いやあの…でも…なんで僕なんかと…」 霧切「…質問は受け付けないわ。ポッキーを出しなさい」 (だから察しなさいよ)
霧切「さて始めましょう。先に逃げたほうが罰ゲームよ」 苗木「は…はい」 霧切「パクッ」 苗木(断り切れなかったけど…ホントに良いのかな…というかこっちの気が気じゃないよ…) 霧切「は、はやふ…ひなはい(///」 苗木「わ…わかったよ」 (顔真っ赤だし…) ポリポリポリポリポリポリポリ 苗木(うわぁ…霧切さんの顔がこんなに近い!!さっきより顔赤いし) ポリポリポリポリポリポリポリ 苗木(もう目前だよどうしよう…本人だってこんな赤くなって…やっぱ…) 「やっぱダメだよ!!」 霧切「……あなたの負けね」 苗木「やっぱりこういうのはちゃんとした…」 霧切「じゃあ約束通り罰ゲームを…」 苗木「人の話聞いてよ」 霧切「…じゃあ、発表…するわ」 苗木「…もう好きにしてよ」 霧切「…わ…私との…ポッキーゲームを…さ…最後まで…に…逃げずにやりきりなさい!!」 苗木「ええっ!!ちょっそれは…ずっ、ずるいよ!!」 霧切「好きに…しなさいって…言ったじゃない(///」 苗木「でも…」 霧切「勝者は私よ?有無は言わせないわ。覚悟なさい」 苗木「どうしてそこまで…僕と…僕なんかと」 霧切「あなた自身がどう思っていようと、私は…あなたとならやってみても…いいと思ったから…頼んだのよ あなた自身が嫌ならともかく、私に気を遣って拒む必要は…ないわ。さっきも言ったけど…察しなさい」 苗木「霧切さん…」 その後、本来伴うべきテンションをどこかに置き忘れて行われたポッキーゲームは どちらかの誕生日でもなければ社会的な大イベントでもない 企業がただ販促のためだけに作り上げたこの日に 忘れることのできない2人だけの思い出を作り上げた。 霧切さんがアクティブすぎる気がしないでもない
ふう…GJだ
舞園さんが苗木とポッキーゲームしようと迫ったところで霧切さん颯爽と登場、 静かに牽制→冷戦開始→論争になるんだけどしばらく争った末に霧切さんと舞園さんがポッキーゲーム どうしてこうなったのか誰か補足説明してください
舞「勝った方が苗木君とポッキーゲームをする…それでいいですね?」 霧「ええ…望むところよ…!」 そしてポッキーの両端を咥える二人 苗(どうしてこうなった…?) こうですかわかりません
ポッキーゲームってどうやって勝敗決めるんだ?
通常のポッキーゲームではなく縦にしようぜ!
>>415 Wikipedia先生によると二人で両端からポッキーを食べていって先に口を離した方が負けだそうだ
どちらも譲らなかった場合どうなるかは…言わなくても分かるわね?
十日後は「いい夫婦の日」だな… SS書き諸氏に期待しているぜ
霧切さんが間接キスとか気にしない人だといいなあと思う 苗木君の飲んでる缶コーヒーを「一口ちょうだい」と奪い取って口をつけて、 そのまま返して苗木君を困らせてたりするといいなあと思う
「苗木君、唇が乾燥しているわよ」と自分のリップクリームを塗ってあげる霧切さん とかないですかね
…アリ、だな…
特別な記念日だったわけじゃない。 祭日でも、どちらかの誕生日でも、二人が初めてキスをした日でも、なんでもない。 ただの、平日。 『ごめんなさい…こっちは天気が悪くて、帰るのが遅れそうなの』 「ううん、気にしないでよ。えっと、今はロンドンだっけ?」 しばらく探偵事務所を休み、海外で暮らしていた頃の友人に会いに行く。 そう決めて、霧切さんが出かけて一週間が経過していた。 一緒に行かないか、と誘われていたけれど、僕は遠慮しておいた。 恋人という関係ではあるけれど、いつもどこでも一緒という訳にはいかない。 せっかく古い友人に会うというのに、今の彼氏が付いていってもお邪魔だろう、と。 僕なりに、気を利かせたつもりだったんだけれど。 一週間という時間は、思っていたよりも長くて。 普段隣にいる人がいない、ただそれだけで、心に穴が開いたような喪失感。 間違ってコーヒーを二人分淹れてしまったり、お風呂から上がってもお湯を捨てるのを忘れたり。 一日、また一日とカレンダーに印を付け、ようやく帰ってくると心待ちにしていた、その前日。 彼女からかかってきた電話、帰るのがもう少し遅れるという旨の内容だった。 『本当に、ごめんなさい…』 「そ、そんなに謝らないでよ。霧切さんのせいじゃないんだし」 『でも…』 「わざわざ国際電話を掛けて教えてくれただけでも嬉しいよ。久しぶりに声も聞けたし」 『バカ…。もうしばらく、事務所の仕事をお願いできるかしら』 「うん、任せて。何日くらいになるの?」 彼女の言った日取りと、カレンダーの日付を数え合わせる。 『帰るのは…そうね、三日後くらいかしら』 「あ……そっか、わかった」 『…何か、都合悪いの?』 「え? ううん、別に」 帰国は三日後、十一月の二十三日。 空港からこの事務所まで、早くても半日はかかる。 到着する頃には、日付は変わってしまっているだろう。 特別な記念日じゃない。 ちょっと期待していたのは、きっと僕だけだったから。 その日に合わせて少しだけ高いワインや、いつもよりも凝った料理を、帰国祝いと称して振舞うつもりだっただけだから。 「気をつけて、帰ってきてね」 出来るだけ、落胆が彼女に伝わらないように。 僕は、めいいっぱいに明るい声を出して、受話器を置いた。
――――― 『気をつけて、帰ってきてね』 「……」 返事は、上手く出来なかった。 彼が落胆しているのは声で分かるけれど、その理由は推し測れない。 なんて言葉を掛けるべきか、その答えを見つける前に、通話は途切れた。 「日本のボーイフレンド、でしょ?」 「……そうよ」 ホームステイ先の友人が、通話中もずっと目を光らせていた。 日本語は分からなくても、雰囲気で伝わってしまうのだろう。 「ふーん…響子も、そういう歳になったんだねー」 「…あなたもフラフラしていないで、そろそろいい人の一人や二人、見つけなさいよ」 からかい返すと、大きなクマのぬいぐるみを投げつけられた。 本人は、割と気にしている様子だ。 少しだけ不機嫌そうに眉をひそめたが、私の恋人への興味が湧き出すのを止められないらしく、また目を光らせる。 「いつから付き合ってるの?」 「…そうね、いつからだったかしら」 「誤魔化さないでよ」 本当に、いつからだったろうか。 気づけば、いつも一緒にいた気がする。 事件を見つけては彼を振り回し、よほど私が危なっかしかったのか、彼はいつも後ろに着いてきてくれて。 好意を抱くまでには、あまり長い時間は必要無かった。 バレンタインにチョコを贈ったり、イタズラと称して頬にキスをしたり。 けれど、まさか卒業しても着いてきてくれるとは思わなくて。 冗談半分で誘った『探偵事務所の助手』という、なんとも拙い申し出を快諾してくれて。 同じ屋根の下で暮らすようになって、言葉を重ね、唇を重ね、やがて体を重ね。 何度も言葉にして、愛してると伝えあったけれど。 この関係はどこから始まったのか、考えればどんどん深みにはまってしまう。 「…響子、結構大胆」 「いや、不健全な付き合いをしているワケじゃないのよ。ちゃんとお互いの親とも顔を合わせたし」 「えーっと、なんだっけそれ…『出来ちゃった結婚』?」 「どうしてそういう不純な日本語ばかりを覚えているのかしら」 「だって、先にキスとかそういう色んなことして…それから事後承諾で付き合ってるんでしょ?」 「いや、そうじゃなくて、あの…」 どうしよう。 言葉で説明するのは難しいけれど、そうじゃないんだ。 私たちは本当に、お互いに純粋に好き合って、だから今回帰るのが延期しただけですごく寂しいし、 あ、と独りごちだ。
――――― 十一月二十三日は、明け方から音もなく雪が降り続いていた。 事務所の机、鳴ることのない電話の前で待機しながら、二杯目のコーヒーを入れる。 やることはやってしまっていた。 床には掃除機を掛け、夕飯の支度を済ませ、過去の事件のファイリングを終えて。 さて、と暇を持て余す。 この事務所に泊まり込むことは、珍しくはなかった。 いくら探偵とはいえ、女性の独り暮らしは大変そうだし。 彼女も何かにつけて僕を泊まらせようと、お酒を飲ませたり時計の針をわざと遅らせたり。 そんな微笑ましい記憶が、とても遠い日のものに思えてきた。 話し相手にもならないけれど、無いよりはましだ、とテレビの電源を入れる。 天気予報士が言うには、雪は夜更けまで続くらしい。 彼女が帰ってくるのは、日付が明日になってから。 加えて雪も止まないのだから、帰宅は相当遅れるはずだ。 日が暮れて、部屋の中にまで寒さが染み込んでくる。 暖房を入れるついでに立ち上がり、時計を見ればもう夕飯時。 「…出来れば、一緒に今日を迎えたかったなぁ」 それは本当につまらない、日本の俗習。 この日を何と呼ぶのか、海外での暮らしが長い彼女はきっと知らない。 教えようとは思わなかった。 僕だけが知っていればいい。 教えてしまうということは、すなわち彼女を僕に縛り付けてしまうことのように思えたから。 ガスコンロに火を灯す。 腕によりを掛けて作ったのは、ただのスパゲッティ。 昼のうちにソースや副菜を作っておいたから、あとは麺を茹でるだけだ。 ミートソースを絡めるだけで、隠し味も特別なものじゃないけれど、彼女はこれを好きだと言ってくれた。 この事務所に僕が来て、初めて作った思い出の料理だったりもする。 なんでも出来るように見えて、実は自炊が苦手な彼女のために、覚えたての料理の知識で精一杯に振舞って。 今日を、思い出の日にしたかったから、作った料理だ。 コンロの熱で暖を取っていると、玄関で呼び鈴が鳴った。 以来客だろうか。電話を寄越さずに来るというのは、珍しい。 幸いパスタをお湯に入れる前だったので、コンロの火を止めて玄関に向かう。 「はい、どちらさまです、か……」 「――ただいま」 雪女のように頭から足先まで、真っ白に染まった事務所の主が立っていた。
――――― 「え、な……」 期待通りの反応で、思わずクスリと笑いを洩らしてしまう。 マフラーで口元を隠して、努めて落ち着いた声で。 「帰ってきたわよ、苗木君。お帰り、は?」 「あ、うん…お帰り、なさい」 ああ、これだ。 戸惑いつつも、迎え入れてくれる暖かい声。 ようやく日本に帰ってきたことを実感する。 ホームステイ先に無理を言って、少し高めの便のチケットを取って時間の融通を利かせ。 昨日の深夜に日本に着いて一泊し、早朝にホテルを発ち。 電車を乗り継ぎ、バスを乗り継ぎ、そして雪に足を取られながらも凱旋。 さすがに疲れたけれど、この反応で一気に疲れなど消し飛んでしまう。 「てっきり…着くのは明日になると思ってたよ。雪、ひどかったし」 玄関先で、苗木君の手が私の体の雪を払う。 帽子の上なんかスゴイ事になっていて、まるで雪だるまだ。 「なんとかして、今日中に戻りたいと思っていたのよ」 「え? それって、」 「電話であなた、寂しくて死んじゃいそうな声をしていたから」 「う…、まあ、その…」 からかい笑いながら、コートを渡す。 あっちの友人に聞かれれば、『どの口がいうのか』と大笑いされてしまうだろうけれど。 彼の声を聞いた瞬間に、途端に懐郷病がぶり返した。 旅行はもちろん楽しかったけれど、この事務所で二人過ごしている時間を、片時も忘れたことなどなかった。 旅は家の素晴らしさを再確認するためのものだ、とはよく言ったものだ。 それでも。 苗木君の前では強がっていたい。 「…寂しかったよ」 「……え?」 「あ、その…何でもない」 「何でもない、じゃないでしょう。ちゃんと言いなさい」 冷えた手を、悪戯代わりに服の中に突っ込むと、ひぇあ、と女の子のような悲鳴を上げる。 そのまま、私は苗木君を抱き寄せた。
――――― 「あの、霧切さん…?」 コートをしまうために背中を向けると、手袋を脱いだ彼女の両手が、僕の肌にしがみつく。 霧切さんは応えずに、まるで僕の体温を味わうかのように、ゆっくりと瞳を閉じた。 「…手、冷えてるね。寒いの苦手じゃなかったっけ」 「大の苦手よ。途中、何度も凍え死ぬかと思ったわ」 「…それでも、帰ってきてくれたんだね」 「旅行もいいけれど、やっぱり家が恋しくなるのよ」 ぐりぐり、と、背中に頭を押し付けられている。 今日は珍しく甘えたがりだ。 やっぱり、霧切さんも寂しかったんだろうか。 僕だけが彼女を思っていたわけじゃないと、そう信じたい。 「ね、苗木君…温めてほしいわ」 耳元で囁かれる、熱っぽい声。 ドクン、と素直に反応した心臓を恨めしく思いながら、服に忍び込んだ彼女の腕をはがす。 「……まずは夕飯。そしてお風呂。霧切さん、疲れてるでしょ」 「その前に、ベッドよ。苗木君…あなたは女の子に、これ以上言わせる甲斐性無しじゃないでしょう」 冬の寒さは、人肌の恋しさを思わせるらしい。 十一月二十三日。 ゴロ合わせにしては上手い日を選んだものだ。 僕は振り返って、霧切さんに向き直った。 暖かい部屋に入って、少しだけ蕩けている瞳。溶けた雪で、ほんの少し湿った髪。 冷えた体を温めるように、背中に腕を回す。 「は、あ…」 温められてほっとしたのか、ゆっくりと霧切さんが息を吐いた。 それが頬に触れて、それすら冷たかった。 そのまま愛撫しそうになる、堪え性のない指をなんとか押さえつけ、 「…はい、ここまで」 雪のように冷たくなった頬に、軽く口付をして、手を離す。 よほど期待していたのか、恨めしそうにジト目で睨まれるけれど、知らんぷり。 「……せっかく恋人が、遠路はるばる帰ってきたのに、この仕打ち?」 「だから、最高の御もてなしを用意して待っていたんじゃない。ほら、座ってて。すぐ出来るから」 拗ねながらも素直にダイニングに向かう彼女に、再び微笑ましさを覚えながら。 僕は沸かしかけのお湯を、もう一度火にかけた。 ちょっとフライング気味だけど、ポッキーのSSラッシュに興奮して書いた 後悔はしていない
GJ! いいじゃないか!
ああああああもう甘い!熱い! 朝から悶絶させてもらったぜ GJ!GJ!
>>426 萌えたぎったぜ
さりげなく手袋脱いでたりとかもう…たまらんな!
最大級のGJを贈らせてくれ
おお何本もSSが どれもこれもいいぜチクショー! みんなGJ!!
>>426 GJGJ!!
最高だこの夫婦…!
この期に及んでまだ名字呼びなのがまた萌える
ところで夕食の後はどこに行けば読めますか
GJ! 夕食の続きはエロパロ板で待ってるぜb
433 :
432 :2011/11/13(日) 17:16:46.96 ID:5GQjf12M
夕食の「続き」じゃなくて「後」だった、ごめん
はあ…ほんともう、霧切さんが可愛すぎて辛いわ 霧切さんから生まれたい
スパイクの新作ゲームが「俺の子供を産んでくれ!」というなんだか凄いタイトルらしいが… 「ボクの子供を産んでほしいんだ!」という希望の言弾でBREAKされている霧切さんの画像下さい
むしろ霧切さんの方が「あなたの子供が欲しいのよ…」と迫ってくる画像をだな
いっそ「私の子供を産んでちょうだい!」でも…あれ?
>霧切さんが苗木君にプロポーズするようです ニア霧「年をとっても、あなたの隣にいたいの…」 霧「毎朝、私のために味噌汁を作ってくれない…?」 霧「苗木君…私の子供を産んで…!」 さあ、選ぶんだ
霧「私の人生のワトソンになって欲しいの…」 でどうか
やっぱりここは「あなたのような人と一緒なら、私はむしろ楽しみよ」で そしてその後に「ここまで言えば分かるわね?」が続く
>>438 >霧「苗木君…私の子供を産んで…!」
あぁ…あったなぁ、男の子が妊娠するえろg(ry
霧切さんは相手からプロポーズされるのをじりじりしつつも待ち続けそうなイメージが
うん、自分から素直に言えなそう でも苗木君も自分からは言わなそうだなぁ
ふむ、ということは 苗木君のことが好きだし、迫られたらきっと断らないんだけれど 性格や過去のトラウマから、なかなか自分から踏み出せない不器用な霧切さんと そんな霧切さんの様子がおかしいのを、機嫌が悪いのだと勘違いしてしまい 好意を抱きつつも距離を置こうとする、朴念仁の苗木君という構図だな さあ、誰か
お互いに踏み出せないまま 霧切さんが焦れて関係が悪化しかけたとき 決めるときはキメる男苗木がバチコンとかます こんなパターンだと思う
そういや昔の総合スレで「霧切さんが踏み出せないまま月日が流れ、苗木と舞園さんが結婚の報告に来て〜」なんてSSがあったっけ…
霧切さんが焦れて焦れて焦れきりそうになったある日 すっと指輪を差し出す苗木君 苗「これを君に受け取ってほしいんだ…ここまで言えばわかるよね?」 霧「苗木君のクセに…生意気ね…///」 みたいな感じになるといいなあと思います、ハイ
うむ…いいな…
おっぱい星人だった俺ですが霧切さんのお陰でお尻に目覚めました ありがとう霧切さん
いい夫婦の日って11月22日やと思ってたわ
>>450 11月22日であってるよ
先のSSは書き手さんがフライングだけど〜って説明してる
. , -‐‐‐-γ´ ̄` 丶 、
/ ヽ
. ′ / `ヽ
/ ハ
{. i | : li }
|. | | i i /i l : l : | i
!. | | |__|__/ l|_i|__|__ト、_i__|.:i .:| _
'. | | |斗==x ,ィ===ァ| |/.|/ο))
Y | |弍zリ 〈z_リ 丿i . |乂トリ<\
| |.圦 .: /| . |=人′ `ヽ\
. ; | | |ヽ. ___ .イ.i | . |尨 ヽ ¨´
. i | | |____ ‘.='’ ´ .l l | . |乂_ 人
. j| | |^ニニノ^¨トrぐ ̄{ニニ:| . |:. 尨 ヽ
. /<| |/ / //}{∨ ∨\| . |>乂_ 人
/ /li | |`ニ| // .}{x∨ |二 | . | ヽ 尨 ヽ
. _ -=ニ/| |`ニ|V/WVYV。|二 | . |\ニ=- 、ノ
ハヽニ\| |`ニl { ヲ l二 | . |/二/ニ{ `ヽ
i!ニニ丶二| iニニl 厂¨i .l!ニニ| . |ニニ/ニニ} _,人
/ニニハ二| |\ニl / ‘, .lニ/| . |二/ニニニ 尨 ヽ
「11月22日は『いい夫婦(ふうふ)の日』…そして11月23日は『いい夫妻の日』なのよ、苗木君。
>>426 さんのSSはそれを踏まえてのものと考えられるわ」
. , ''"´ ̄ ̄` ヽ 、
, ''" 、
, ヽ
./ \ `ヽ
′ ヽ ハ
! i | 、 i 、 `ヽ i |
. . :| | \ | \ 〉` ト、 | _
. |_ト、___У ̄ ̄ ゙̄| i |,ハ. |/ο))
. '. 人 `'''''''"| | レ八タトリ<\
. ト、ヽ`''''´ | | |' .ト、人′ `ヽ\
. | i 、 丶 | | | | 尨 ヽ. ¨´
. | ハ i 丶 ー ´ ,イ| | | | 乂_ 人
. |,/ i | /二卞ニア―| | |=- 、 ,尨 ヽ
<二/::::,ィ>>|}{|マ . | | |二ニ>乂_ 人
//ヌ∧:::::::ノ:::::,' /|}{| マ .| | |ニ<_ 尨 ヽ
/ ムニ\ヽム イ .∧_∧゚ゝ| | |ニニ\二=- 、ノ
,lニムニニ≧=-イ〉{::::::::j} | | |ニニ/二/ニハヽ
/l ム二二二ニ,イ 〉⌒イ゚ /| | |=/二ニ/ニニ{人
. / l/ニニニニニ/∧ i:::::::: |∧| | |仁ニニ,小ニニl 尨ヽ
./ /ニニニニイ\∧'::::::::∧=| | |ニニニiニニニl乂_人
「ちなみに11月23日は『手袋の日』でもあるのよ。覚えておいてね」
なるほどなー 「いい夫妻の日」+「手袋の日」とか、まさに霧切さんのための日だな
苗木君に
>>449 みたいなことを面と向かって言われたら
霧切さんは怒るだろうか照れるだろうか
憮然とした顔で怒りながら照れてほしい
456 :
426 :2011/11/15(火) 23:58:16.52 ID:cl3P9dCU
AAでフォローまでしてもらって申し訳ないんだけど、上SSは普通に俺が日付間違えただけでした ごめん 霧切さんのお尻ペンペンしたいんだけど、スカートめくりとどっちが難易度高いだろうか
おしりぺんぺんかな・・・ でもどっちもしてみたい
>>456 >>452 見て「なるほど深ぇ!」って納得してた俺ってwwww
スカートめくりはやるだけならやれる
後のことを省みなければやれる
しかしペンペンは体勢に移行する前に殺されそうだな
一人で突っ走ってとんでもない無茶をやらかそうとした霧切さんに 本気で怒った苗木君がおしおきのお尻ペンペンとか…無理があるか でも苗木君が本気で怒ったら、霧切さんは案外小さく縮こまって逆らえなくなるんじゃないかと思うんだ 問題は苗木君を激怒させる方法だが
霧切「あなた、言弾とか武器にしそうな顔ね(笑)」
461 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/11/16(水) 06:36:04.80 ID:cikIX+UD
苗木クンがクロになっちゃう!
>>460 どうしてそんなヒドいことが言えるんだよぉぉおお!
苗木「希望を捨てちゃ駄目だ!」 霧切「…ごめんなさい、よく聞こえなかったわ」 苗木「希望を捨てちゃ駄目だ!」 霧切「え?なに?もっとはっきり言ってくれるかしら」 苗木「き、希望を捨てちゃ駄目だ…」 霧切「声が小さいわ、全然私の心に響かない」 苗木「き…希望を…(´;ω;`)ウッ」 駄目だ、激怒させようとすると苗木泣いちゃうわ
苗(あ、ロボコップのだ…懐かしいな、よく家族揃って一緒に見てたっけ) 霧『何? このロボコップとかいう…幼稚なヒーローもの』 苗『……』 霧『ここは子供向けのコーナー…というわけでは、ないわね。なぜこんな……苗木君?』 苗『…何、霧切さん』 霧『あなた、もしかして…好きとかいうんじゃないでしょうね、コレ』 苗『…別にいいでしょ。僕の趣味なんだから』 霧『前から思っていたけれど、子供っぽいわよ。あなたの趣味』 苗『……』 霧『もう少し慎みを持ちなさい。ましてやこんな、似非科学のヒーローアクションなんて…』 苗『……わかったよ』 霧『…そう。わかってくれればいいのよ』 苗『霧切さんはそうやって、誰かの個人的な趣味や大切な思い出に、酷い言葉を吐ける人なんだね。よくわかったよ』 霧『え、ちょ、』 苗『見損なったよ、霧切さん』 霧『な、なによ…!』 苗『僕、もう帰るから。明日からは学校であっても話しかけないでね』 霧『ま、待ちなさい…!』 苗『…さよなら』 霧『……うそ、でしょ…?』 ――― 霧「っ!…はっ、はっ、は、……」 霧「……夢、か」 苗「あ、おはよう霧切さん」 霧「おはよう苗木君。ロボコップって素晴らしい映画だと思わない?」 苗「ど、どうしたの、急に…」 なんか違うな…
そりゃまあ、そんなつまらないことじゃ苗木君は本気で怒ったりはしないだろう 原作でも怒りを露わにしてみせたのは黒幕の悪逆非道に対してだけだし 苗木君が霧切さんに対して怒ることがあるとしたら、それは自分のためでなくて 霧切さん自身のためを思ってこそ怒る理由がある時じゃなかろうか
>>465 いやしかしこういうのもアリだな…GJ!
>>465 なるほど、夢でなら怒ってもおかしくないなっ!
しかし
>>466-467 の変わり身の早さにワロタ
書き込むタイミングが悪かったなwwwww
空間の方々に霧切さんが伝染したようです 苗木「霧切さんみたいな人と一緒なら、僕はむしろ楽しみだよ…」 舞園「この動画に騙されちゃいけないわ。これは黒幕の罠なのよ。」 桑田「俺が犯人だと言う結論を出すのはまだ早いぜ。」 不二咲「先に進むためには、性別を隠しては通れない…」 大和田「俺は…男の約束をマモ・レ・ナイ…」 石丸「…人の気持ちを考えず勝手に死ぬ…本当に最低な兄弟…(涙)」 山田「僕も…三次元に、興味を抱き始めているのかも…」 セレス「また普通ミルクティーですの…? ロイヤルミルクティーにして。」 大神「朝日奈よ、ここまで言えば分かるな?」 葉隠「ぐっすり寝てたみたいだから、蹴っ飛ばされて起こされたんだべ…」 朝日奈「ただ…私は人の本心を読み取るのに慣れてないから… さくらちゃんが絶望してたのと勘違いしてたのかもしれない… そのせいで、皆を殺してたかもね…」 腐川「迷惑でしょ?白夜様だけじゃなくて他のみんなにも…」 ジェノサイダー翔「白夜様は…私が必ず愛してみせる…必ずよ…」 十神「この事件の謎は、十神の名にかけてが突き止めるべき… でないと、きっと俺が納得できないまま、終わってしまう事になるから…」 戦刃「私を殺したのは妹よ…」 江ノ島「むくろ姉さんに気を付けて…」 霧切「私が…あなたたちという人間に、影響を与え始めているのかも…」
>>469 そういじめないでくれ
実際
>>465 氏がGJなんだから仕方ない
俺は長いものには巻かれる主義なんだべ!
・苗木君に嫌われる夢を見てヘコむ霧切さん ・苗木君とイチャイチャする夢を見てニヤニヤしながら目覚める霧切さん ・苗木君とちゅっちゅする夢を見てドキドキしながら目覚める霧切さん ふむ、どれもイケるな
※ED後の時間軸だと思って下さい コンコン 苗「霧切さん…起きてる?」 霧「…何か用? これから寝ようと思っていたところなのだけど」 苗「ごめん。少しだけ、話をさせてほしいんだ」 霧「……」 ガチャ 霧「…入って」 苗「うん…お邪魔するね」 霧「手短に頼むわ…明日も早いから。それで、何の話?」 苗「……昼間のことだよ」 -------昼間------- 葉「どどどどうするべ!? このビル完全に包囲されてるべ!」 十「チッ、数が多すぎるな…」 朝「あのモノクママスクの集団…どこから湧いてきたの!? ていうか、これちょっとヤバくない?」 葉「ちょっとどころじゃなくヤバいべ! あああああああもうおしまいだぁ!」 苗「目的地まであと少しなのに…!」 腐「ど、ど、どうするんですか、白夜様!?」 十「黙っていろ…今考えている…!」 葉「こ、ここはもういっそ土下座してだな…!」 霧「…私が囮になるわ。連中を引き付けておくから、あなた達はその隙に脱出して」 苗「え!?」 十「…お前一人で、奴ら全てを引き受けると言うのか? そんなことができると思っているのか?」 霧「できないと思うなら最初から言わないわ。統制のとれた集団ではないし、撹乱するにはむしろやりやすい相手よ」 苗「だけど、そんな…危険過ぎるよ!」 霧「別に戦うわけじゃないわ。それに、危険というならこのまま手をこまねいているのが一番危険よ。わかるでしょう?」 朝「あ、あのさ、囮なら私がやるよ! この中で私が一番足速いしさ!」 霧「失礼だけど…朝日奈さん。危険に慣れているのも、冷静に行動できるのもあなたより私の方だと思うわ」 朝「それは…そう、かもしれないけど…」 葉「まてまてまて、こういうことならジェノサイダーの出番じゃないんか?」 腐「いいいいいきなり何言い出してんのよあんた!? 男なら『ここは俺が』くらいのこと言ってみなさいよ!」 葉「それは無理な相談だべ!(キリッ」 霧「…これ以上は時間が惜しいわ。それじゃあ」 苗「ちょ、ちょっと待って! やっぱり一人じゃ危険だって! せめて僕も一緒に…」 霧「…気持ちは嬉しいけれど、足手まといよ」 苗「でも…!」 霧「心配しないで…犬死にする気はないから。十神君、皆の誘導をお願い」 十「おい、まだ話は…!」 霧「…また、会いましょう」 苗「き、霧切さんっ!」
------------------ 苗「…霧切さん、なんであんなことしたの?」 霧「何故って、それがあの状況を打開する最善の方法だと考えたからよ。他に何か代案があったわけでもないでしょう?」 苗「…それは…」 霧「別にいいじゃない。こうして私も、あなた達も、皆無事に逃げ延びることができたんだから」 苗「……」 霧「怪我一つなく、ね」 苗「……」 霧「話はそれだけ? なら…」 苗「…でも」 霧「何? まだ何かあるの?」 苗「それって、運が良かっただけだよね?」 霧「……」 苗「本当は霧切さんが一番よくわかってるでしょ!? 無事に帰ってこられたのは本当にたまたま、運が良かったからだって!」 霧「……」 苗「霧切さんは怪我一つないって言うけど、でもジャケットは切り傷だらけだし…それに髪の毛。三つ編み、あいつらに切られたんでしょ?」 霧「刃物が掠めただけよ…ジャケットも髪も、切られて痛むものじゃないわ」 苗「だけどっ……」 霧「…そうね。あなたの言う通りよ。私が無事だったのは、単に運が良かっただけ…」 苗「それがわかってて…無事には済まないかもしれないってわかってて、一人で行ったの?」 霧「ええ…そうよ。さっきも言った通り、それが最善だと思ったから」 苗「そんなのっ…ちっとも…!」 霧「…『先に進むために危険を避けては通れない』。 実際…あなたが危険を冒して私を罠から救ってくれたからこそ、私達はこうして学園から脱出できた。 そして今度は私の番だった。それだけのことよ」 苗「そうだとしても…それで本当に死んじゃったら…!」 霧「…もし、命を落とすことになっていたとしても…私は後悔しなかったと思うわ」 苗「…え?」 霧「あなたは『希望』。私達だけでなく、もっと多くの人達にとっての希望になれる人…私はそう信じている。 そんなあなたを救えるなら…私は、命を捨てることになっても惜しくはない」 苗「……命が惜しくない……?」 霧「一度あなたを見殺しにしかけてしまった私には…丁度いい罪滅ぼしだから」 苗「何だよっ……そんな……もう終わった話……!」 霧「あまり大きな声を出さないで。他の皆が…」 苗「撤回して……!」 霧「……」 苗「撤回してよ! 今言ったこと全部!」 霧「…私は自分の思うところを、できるだけ正直に話しただけよ」 苗「だったら! 思ったことを撤回して! 『命が惜しくない』だとかっ……『罪滅ぼし』だとかっ……そんなこと、僕は!」 霧「一度心の中で決めたことを、曲げるつもりはないわ」 苗「っ……!」 霧「あなたにとっては余計なお世話かもしれないけれど、でも私はそうしなければ…」 苗「…霧切さん…!」
グィツ 霧「…離しなさい、苗木君」 苗「口で言ってもわからないなら…!」 霧「苗木君…あなたが腕っ節で私にかなうとでも…」 苗(ギロッ) 霧「!(ビクッ」 霧(体が…動かない…) 霧(怖い…? 私…苗木君のことを怖がっているの…? 何故…?) 苗「僕は許さないよ…霧切さん。さっき言ったようなこと、もう二度と考えないって約束してくれるまで…僕は君を許さない」 霧「ゆ、許さなかったら…どうだって言うの…」 ドンッ 霧「きゃっ!?」 苗「…おしおき、するよ。霧切さんが分かってくれるまで」 霧「おし…おき…?」 バチンッ 霧「ひぐっ!? な、何を――」 苗「…霧切さんの命が、捨てても惜しくないだなんて…」 バチンッ 霧「い、痛っ!」 苗「そんなこと…あるわけないじゃないか…!」 バチンッ 霧「痛い、苗木君、痛いっ!」 苗「それで僕の命が助かったとして…僕が喜ぶと思うの!? 僕だけじゃなくて、他の皆も!」 バチンッ 霧「ひっ!? や、やめ…」 苗「もし…霧切さんが死んだりしたら…僕らが…僕が悲しまないと思ってるの!?」 霧(思えば…苗木君が私に怒ってみせたことなんて、今まで一度もなかった…) 霧(私に無理を押し付けられた時にも、私のせいで死にかけた時にだって…なのに…)
バチンッ 霧「あぅっ!?」 苗「そんなわけ…無いじゃないか…!」 霧(初めて…本気で怒ってるの…? 私の、ために…) バチンッ 霧「ひぎっ!」 苗「僕だって…君がいてくれたからここまでこれたんだ…君がいるから、今も…!」 霧(苗木…君…) バチンッ 霧「痛っ! も、もう許して……」 苗「許してほしかったら…」 バチンッ 霧「ぐぅっ!?」 苗「もう絶対…自分の命を軽くみるようなことは言わないし、しないって約束して!」 霧「や、約束する…約束するから!」 苗「それと…」 バチンッ 霧「あぁっ!」 苗「『罪滅ぼし』だとか…終わった話を持ち出すのも無しだよ。そんなこと…君が気に病むようなことじゃないんだから」 バチンッ 霧「あぐっ!? …わかった…わかったから…もう、許して…!」 苗「…本当に?」 霧「本当…だから…もう言いませんから…。だから許して…許してください…」 霧「うぅ……ぐっ……ひっく……」 霧「ごめんなさい……ごめん、なさい……」 ------------------
苗「……」 霧「……」 苗「……」 霧「……」 苗「あの、ごめん…なんかカッとなっちゃって…」 霧「…謝られても困るわ。あんなことまでしておいて…」 苗「…本当に、ごめん…」 霧「だから、あなたが謝る必要はないでしょう? 謝るべきは、あなたの気持ちを省みずに独りよがりなことを考えていた私の方よ」 苗「だけど、その…いろいろと行き過ぎちゃってたし」 霧「そうね…仮にも年頃の女子のお尻を何度も何度も叩きまくるのは、少しどうかと思うわね」 苗「うぅ…それは、その…小さい頃に妹を叱ってた時のノリで、つい…」 霧「あなた、私のことをそういう風に見ていたの?」 苗「いや、そういうわけでは…」 霧「今度からあなたのこと『お兄ちゃん』と呼びましょうか?」 苗「やめてよ、もう…」 霧「ふふっ…本当に、もうすっかり普段通りのあなたなのね。怒っていた時はあんなに怖かったのに」 苗「そ、そうかな?」 霧「ええ、それはもう怖かったわ…でも、同時に嬉しかった。 あなたが私のために本気で怒ってくれたことも、私のことを…考えてくれていたことも。 ありがとう…それと、ごめんなさい」 苗「あー…いや、でも…今冷静になって思い返してみると、僕がさっき言ったことってほとんど言いがかりだったような気がしてさ。 実際…あの時、霧切さんに危険なことさせずに済むような代案が僕にあったわけでもないし…」 霧「『終わった話を持ち出すのは無し』でしょう?」 苗「あ、うん…」 苗「…っと、そろそろ自分の部屋に帰るね。長居しちゃってごめん」 霧「いえ。その前に…苗木君、最後にもう一度言わせて」 苗「何?」 霧「怒ってくれてありがとう…それと、これからもよろしく」 苗「うん。こちらこそ、よろしく」 霧「私がまた何かを間違えたら…その時は、遠慮なく叱ってね」 苗「わかった。そうさせてもらうよ」 霧「でも…」 苗「…でも?」 霧「お尻を叩くのだけは、もう勘弁してほしいわ」 苗「…ごめん」 完全に乗り遅れたけど、書いてしまったので一応 うん、やっぱりどうにも無理があるな だが後悔はしていない
GJ! まさか本当に書く人が現れるとはw いいお尻ペンペンだったぜ…
>>477 これはいいオシオキ GJ!
ED後SSも久しぶりだし、個人的に大好きだコレ
そして自分のために怒ってくれる苗木君に、次第に惚れていく霧切さんに一票を投じt(ry
GJ!! あぁもうホントこのスレ好きだよ
>>477 GJ!
お尻ペンペンされて泣いちゃう霧切さん…いいものを見せてもらったよ
ところで苗木君に薔薇の鞭でビシビシされる霧切さんとかそういうのは(ry
>>477 良かったよGJ
しかし想像すればするほどおかしな絵面だw
>>481 それはもうエロパロ板で深いところまで書いたら良いと思うよ
霧切さんの白い肌に鞭で打たれた真っ赤な腫れ跡があったりすると なんというか、こう…非常にグッとくるものが… ごめん猛り過ぎた
おwしwりw GJ
「苗木君が霧切さんにおしおき」という字面だけでなんとも胸が熱くなるよな…
霧切さんのグロい手握りながら一緒に寝たい
しかし、マジで切りギリさんのお尻叩いたら 「それはセクハラと言うのよ。見損なったわ。」 と言われつめたい視線で見られてしまう恐れが。
ダンガンロンパプレイ日記 レベル1 キャラが個性的やなぁ 舞園さんってのがヒロインか あとはセレスってのが可愛いな レベル2 この白髪のクール女敵だろ 俺の勘がそう言ってる レベル3 えっ舞園さんが死んだ…? どうせホントは生きててあとから出てくるんだろ しかしこのクール女法廷パートに入った途端よく喋るな 敵側だから詳しくて当然って訳か?バレバレだぜw ってかギリギリさんって名前なんだよww あ、キリギリかwwどっちでもいいわww レベル4 セレスも死んだ なんかもうマトモな奴なんかいないな この霧切さんは比較的まともなようだが油断はできない レベル5 霧切さん態度悪いけど頼りになるなぁ… レベル6 霧切さんの仲間になるぞ!一緒にがんばろう! レベル7 隠し事をしたらへそ曲げて目をあわせてくれなくなった。 事情がわかると謝ってきて仲直りした。可愛い レベル8 霧切さんと二人ならどこまでも行ける レベル9 もっと命令してください。冷たい目線をください。ありがとうございます レベル10霧切さんのグロい手握りながら一緒に寝たい
>レベル1 キャラが個性的やなぁ 舞園さんってのがヒロインか あとはセレスってのが可愛いな >レベル2 この白髪のクール女敵だろ 俺の勘がそう言ってる 節穴ってレベルじゃねぇぞ
ここまで出てきた霧切さんまとめ(4スレ目にあったまとめを引用) >(たぶん)公式霧切さん色々 キリギリさん・・・霧切さんの基本形となるクーデレ探偵。頭にカップ麺を載せた姿が世界一様になるヒロイン。 スネギリさん・・・いわずと知れた霧切さん憤怒の形。デレギリさんへの前段階でもある。 デレギリさん・・・霧切さんが極稀にみせるデレ姿は見る者を爆発させるという。 ロリギリさん・・・天真爛漫な笑顔が眩しい、幼き日の霧切さん。何故VFBに絵がないのか。 >このスレで生まれた非公式ギリさんのいろいろ 酔いギリさん・・・普段から自己を厳しく律する霧切さんが枷から開放された時、それはもう凄い事になるのではないか。 エロギリさん・・・デレギリさんの一つの到達点である。 ヤクギリさん・・・人間というものは、欠点の一つくらいある方が魅力的なのだ。頽廃万歳! ヤンギリさん・・・愛が重すぎる霧切さん。あまり開拓はされていない。 グデギリさん・・・霧切さんは案外私生活はだらしないのではなかろうか。そんな妄想から生まれたグデーっとした霧切さん。 ボテギリさん・・・母性に目覚めた霧切さんとか最強じゃね? 私はそう思うのです。 ママギリさん・・・ボテギリさんの進化系。大人の魅力を得た霧切さんとか最強じゃね? 私はそう思うのです。 チビギリさん・・・まさしく希望の種。未来は薔薇色だ。 ネコギリさん・・・ネコ耳尻尾はテンプレ。ときどき獣の本能が暴走する。 >NEW!! 姉ギリさん・・・・苗木君に「お姉ちゃん」と呼ばれて、満更でもない霧切さん。 妹ギリさん・・・・仕返しに「お兄ちゃん」と呼んでみる。リアル兄貴の苗木君に、効果はいまひとつ? ザルギリさん・・・酔いギリさん派生。酒は呑んでも呑まれない。大人の魅力溢れるクールビューティな霧切さん。 メタギリさん・・・ゲーム本編やスレの流れを見守る霧切さん。公式の苗木君への扱いや、スレの下品な流れには物申したい。 あとなんかあったべか
軽めのデレギリさんということで照れギリさんを追加したいところだな
苗木君をからかって遊ぶSギリさんはありませんか
>NEW!! 照れギリさん・・・花も恥じらう年相応の乙女な霧切さん。謝罪や感謝を、素直に言葉で表現できない。 Sギリさん・・・・純朴な少年をからかって遊ぶ小悪魔。本心は誰ぞ知るや。 Sギリさんは忘れてた もしかしたら公式かも 家族になる人に立候補してみる?の下りもあるし
>>493 まとめ乙
しおらしい霧切さんは何と呼ぶべきだろう
…しおギリさん?
>>494 しおギリさんもいいな
苗木君にいじわるをするSギリさん
いじわるし過ぎてヘコんでしまう苗木君
↓
やり過ぎてしまったと悟る霧切さん
しおギリさんにシフトし、ぎこちなく謝る
↓
笑って許してくれる苗木君
ほっとしつつ照れギリさんへ
みたいな流れを希望します
>>488 お前は俺だったのか………
まさにその通りに思ってたから鳥肌立ったぜ
邪道かもしれないがネコギリさんとヤクギリさんが好きだ でもまあ、あれ以上の発展は難しいか
猫化する霧切さんがアリなら、 犬化した苗木君を霧切さんが世話する展開もあっていいはず… などとよくわからないことを考えてしまうのは多分疲れているせい よし、もう寝よう
霧切さんの観察力と記憶力なら 序盤に苗木が舞園さんとイチャイチャして たぶらかされて鼻の下伸ばしてたの鮮明に覚えてるだろうな いまいち忘れてたが二週目やってみると苗木くん完全に舞園さんにイカれとるわ
私の周りには、かなり気まずい空気が満ち満ちている。 目の前にはひどく落ち込み、悲しみと怒りが綯い交ぜになった顔をして俯いている少年、苗木君がいる。 この状況を作ってしまったのは他でもない私だ。 私どんな顔をしているか。それは自分でもよく分からないが、少なくともその心中はひどく動揺していた。 「霧切さん、よかったら散歩でもしない?」 彼はいつものようにやってきて、いつものように私を誘った。 「…断る理由もないし、構わないわ」 そして私もいつものようにそれに応じた。 特に何をするでもない。談笑しながらただ歩くだけ。 取りとめのない話をしながら、いつものようにあれやこれやと彼をからかっていた。 私はおそらく彼に惹かれている。そういうことに疎いので自分の感情もよく分からないのだが、それ以外の答えは私の中には無い。 そして彼をからかうことは私なりのそういう表現だ。 ちゃんとした言葉は、分からないし、恥ずかしい。それに彼はそうさせるオーラを発している。 そんな中ふと、昨日のことを思い出した。 昨日、流れで私がいつもしている手袋のことについて話した。 正直あまり思い出したくもないことなのだが、苗木君には、と私はかいつまんで事を話した。 深くまで話すのはさすがに憚られたので、あまり理解できていないようだったが。 「私がこの手を見せることになるのは…私の家族になるような人だけでしょうね…」 「家族になるような人って…」 説明の最後に付けた内容に対して、彼は戸惑ったような顔をした。 いままでのように意味が分からないわけではない。むしろ逆だ。 ここぞとばかりに私は言った。 「立候補する?」 「えっ?」 彼は顔を真っ赤にして狼狽した。たまらない。これだから彼をからかうのはやめられない。 「また騙されたわね」 これを使って、さらにからかってやろう。 いつものような軽いからかいも今でも十分楽しいが、それよりもっと大きなものも見てみたい。 簡単な好奇心だった。 「ねぇ苗木君、ちょっと一緒に来てくれない?」 「え…?うん別にいいけど」 散歩も終わった時、私は彼を部屋に誘った。 異性の部屋に入るのは慣れてないようで、彼は申し訳なさげにおずおずと部屋に入ってきた。 私はベッドに腰掛けさっそく切り出した。彼は私の前に立った。 「…昨日のことなんだけど」 「…え?」 「苗木君、本当のところどうなの?私、返事を聞いていないわ」 「返事も何もっ!騙されたわねって霧切さん言ったじゃん。…からかっただけのくせに」 「それは…悪かったわ。その…ちょっと…恥ずかしくなっちゃったのよ」 「…」 「そもそも…どうでもよかったんなら、バカ正直なあなたに誤解されそうなこと言わないわ。 まぁ騙したってとこもそのまま信じちゃったみたいだから、私がどう思ってようが関係なかったかもしれないけど」 彼の表情が変わった。戸惑いの中に嬉しさのようなものが滲み出ている。 「…それで、どう…なの…?」 私は上目遣いで立ったままの彼を見上げた。 「僕…は」
その後、彼の口からはたどたどしく私への思いの丈が吐き出された。 私は真顔でそれを聞きながら、内心では嬉々としていた。 彼の思いの丈が嬉しかったのではない。これもからかいだと知った時の彼の反応が楽しみだったのだ。 今思えば、酷いというレベルではない。本末転倒もいいところだ。 しかしこの時の私は、好奇心に飲み込まれおかしくなっていたのだろう。 相手が気を許した苗木君だったのも暴走の手助けをしていた。 普段の私なら好奇心が肥大しても飲み込まれはしない。飲み込まれていては命取りだ。 「え…?」 微笑みながらたった一言で彼が吐き出した言葉を無に帰してしまった私への彼の反応は予想外のものであった。 いや、むしろ当然のリアクションであった。 「…そ…そんなの…。そんなのって酷いよ!!」 「え?…苗木く…」 「霧切さんはお…お遊びかもしれないけど、ぼ…僕は本気だったんだ…。 誤解されそうなこと…言わないとか言っといて…。 やっていいレベルってもんがあるよ!! 霧切さん…特に大人びてるから…わきまえてるかと思ってた…。酷すぎるよ…。 僕自身で告白して…フラれるならまだしも…。うぅ…」 「いや…違うの…」 そこで私は我に返り、自分が引き起こした事態の重大さを理解した。 彼はそのまま駆けだし、部屋を飛び出していった。 「まっ…待って、苗木君!!」 私はすぐに後を追い、苗木君の部屋の前に立った。 インターホンを押しても反応はない。当然だ。 「苗木君!?お願い、話を聞いて!」 必死に呼びかける。しばらくは反応がなかった。 「苗木君!!」 私の目には涙が盛り上がり、声も震えていた。 今日はもう諦めようかと思った時、部屋のドアが開いた。 「…入って…いいよ」 彼はひどく沈んだ声で私を室内へ誘った。
部屋の中に入っても彼は何も言葉を発さなかった。 ただひどく落ち込み、悲しみと怒りが綯い交ぜになった顔をして俯いていた。 「ごめんなさい…」 「…」 「こんな…こんなつもりじゃなかったの…。からかったときのあなたの顔が好きで…。 もっと見たくなって…。私、おかしくなっていた…」 「…言い訳なんて…。結局、お遊び…」 「違うわ!!」 私が彼の言葉を遮るように急に叫んだため、彼は驚き顔を上げた。 「確かに…お遊びも入ってたわ…。でも、私が言ったことには…本心も混ざってるわ」 「…」 「からかってたのは…あなたが…その…好きだったから。 でも…それを言うのが恥ずかしくて…言い方も分からなくて…冗談っぽくしてしまっていた。 その冗談も…それはそれで楽しくて…。 あなたは最終的に笑って応えてくれるから…過信もしてたのかもしれない。 言い訳にしかならないけれど…」 「…霧切さん…」 私は自分でも何を言っているかよく分かっていない。出てくる言葉をそのまま発していた。 ふと気付くと心なしか彼の表情が柔らかくなっている気がした。 「本当のこと…言っちゃったから…もう…ハッキリ言うわ…。 苗木君…私は…あなたが好き。あなたが吐いた思いの丈も…冗談で切り捨てずに受け止める」 「…それも…冗談…じゃないよね…?」 「そんな人でなしじゃないわ」 「…ありがとう」 まだ硬いながらも彼は微笑んだ。 「本当に…ごめんなさい」 もう一度謝って、私も微笑みかけた。 そこで気付く。彼の顔が歪んでいる。微笑みというレベルを超えた笑みを浮かべていた。 「な〜んて、全部ウソだったりしてね…?」 「…え?な…何が…」 「霧切さんへの思いの丈も、それを踏みにじられて怒ったことも」 「え…?う…ウソなの…?」 私の心中は再び不安に彩られた。 私が崩し、建て直したものが今度は彼によって崩されそうで、私はどこか恐ろしくなっていた。 この発端が手袋であったことを思い出した。 これに誓ったはずのことを私は再び繰り返そうとしているのではないか。 崩されてしまったら今度こそ完全な人間不信に陥るかもしれない。 今の私の顔はおそらくとても酷いものなのだろうと、どこかで客観的に思った。
ぴろり〜ん♪ 急に間の抜けた音が鳴り響いた。 彼が私の顔を携帯電話で写真に撮っていた。 「ごめん…。つい撮りたくなっちゃって」 頬をぽりぽり掻きながら彼は苦笑して言った。 「…」 あまりの事態の転換に私は茫然としていた。 彼は私の惨めな顔を撮って笑い物にでもするつもりなのか?訳のわからない考えが頭をめぐる。 「あ、ウソって言ったの、ウソだから。ごめんね」 「え…?」 「霧切さんのこと好きなのは確かだし、冗談で一蹴されて傷付いたのもホントだよ」 「…ほ、ほんと…?ひ…人が悪いわ…」 「霧切さんが言う?ちょっとした仕返しだよ」 「う…。ごめんさない」 「いいよ別に。 でも霧切さんも、動揺とかしてるとウソ見破れないんだね。 前騙そうとした時は簡単に騙され返されたけど」 「私だって人間よ…。それに…あんな状況の後で…」 「ごめんね」 彼の様子がいつもどおりに戻ったのを見て、私は心の中でほっとし、喜びが湧いてくるのを感じていた。 「これからもよろしくね霧切さん」 不意に彼が言った。 「え…?」 「僕の気持ち受け止めてくれるんだよね」 「え、ええ。あなたの方こそよろしく頼むわよ」 「もちろん。僕でよければ」 「それと…私きっとまた、素直じゃなくなるから」 「その方が霧切さんらしくていいよ。でも行きすぎないでね」 「どう…かしらね…?あなたをからかうの、ホントに楽しいから」 もちろん冗談だ。 苗木君と元の関係、いや一歩進んだ関係になれて、結果オーライというやつだろう。 でも同じ紆余曲折をもう一度辿る気は起きない。 「………………」 不思議な沈黙の間が流れた。 「…じゃあ、からかわれるのは?」 「え…?」 彼の返答に嫌な予感がした。 「今日は珍しいものが撮れたし、皆に見せにいこう」 「えっ!?ちょっとそれって…。 駄目よ!携帯を渡しなさい苗木君!!」 嫌な予感と言ったが、嫌なのはもちろん皆に惨めな写真を見られることだ。 彼とのやり取りには楽しさを感じていた。からかわれるのも悪くはないかもしれない。 彼が笑いながら言った。 「冗談だよ」
>>496 の感じで書こうとした。
なんかずれてしまった気がする。
苗木のキャラが少し違う気もする。
苗木「霧切さん、これ舐めてみて。」 霧切「?…おしゃぶり形の飴…?いいけど…」 ちゅぱちゅぱ 苗木(…かわいいなぁ…) 霧切(…なんか…恥ずかしい…) 最近、チャイルド霧切さんに萌えています もとネタ知ってる人いるかな?
>>505 GJ!
通信簿の6ページ目か、いいね
苗木君に翻弄されるしおギリさん…萌えさせてもらったよ
>>505 GJ!
二人ともかわいいなぁ
しかしこのスレのssすげーな
511 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/11/19(土) 18:35:13.34 ID:xA0j8iQn
このスレのSSは神ばっかりじゃん!
512 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/11/19(土) 18:36:17.08 ID:xA0j8iQn
このスレのSSは神ばっかりじゃん!
>>505 GJ!
苗木君にやり返される霧切さんええのう
ところで狼狽する霧切さんの写メはどこに行けば見られますか
>>507 この画像見て思ったんだが、なんで寄宿舎の寝室前の壁だけ赤いんだろう?
防音に使う壁の材質がたまたま赤かったとか?
>>514 赤ってのは人を感情的・攻撃的にさせる色みたいだぞ
赤く塗られた部屋にいるときと、青く塗られた部屋にいる時では
体感温度や居心地が全く違ったりするらしい
まあ、だから赤い壁にしたのかはわかんないけど…
全然関係ないけど、霧切さんってたぶん甘え下手だよな ご両親の事情もあるし
事件とかで事務所を数日とか空けて、久しぶりに会った苗木君に甘えようとして
苗木君の朴念仁も手伝って、上手く甘えられずにヤキモキしている そんなナエギリは(ry
たしかに甘えるのは下手そうだ 甘え慣れてないからどう甘えたらいいかわからなかったり 思い切って行動に移したら距離感を間違えた斜め上のアプローチだったりとか でも同時に、実は甘えたがりでもあったりするといい 普段はおくびにも出さないけど、甘えさせてくれたり弱音を聞いてくれたりする相手を心のどこかで求めてたりしそうな
自分から上手く甘えられなくてヤキモキする日々を送る霧切さん そんなある日、仕事帰りの電車でついウトウトして、隣の苗木君にもたれかかって居眠りしてしまう 駅に着いたところで苗木君に起こされ、恥ずかしさやら意地っ張りやら何やらから思わず謝る霧切さん 「疲れてるんだし、謝るようなことじゃないよ。僕でよければ枕代わりにしてくれて構わないよ」と笑って返す苗木君 それ以来仕事が終わった後の二人きりの時間になると、赤面しつつ苗木君の隣にそっと寄り添いもたれかかるようになる霧切さん とかそんなのは有りや否や
ふむ…アリ、だな…
「苗木君…一緒にお風呂に入ってくれない?」みたいな甘え方をする霧切さんは間違ってますか
いや、間違えてないな 前にもネタであったけど、ホラー見た後なら一人で風呂入れないみたいな状況があるかも
昨今のラノベだとヒロインが病的なまでに嫉妬深いが、霧切さんはどうかな
>>521 怖くてすがりついてくる霧切さんか…いいじゃないか
霧切さんは恐怖を感じないわけではなくあくまで表に出さないだけだそうだし
探偵の仕事中に刃物を持った凶漢に襲われてあわや、なんてことがあって
その場は恐怖を押し殺してあくまで平静にやり過ごすんだけど
仕事から帰ってきて苗木君と顔をあわせるや否やギュッとすがりついて離れなくなったりとか
ただしあくまで表面上の態度はいつも通りで、
こんなことがあったとか怖い思いをしたとかそういう事情は一切話さない霧切さん
どうしてこうなったのかわからず戸惑う苗木君とかそんなのを誰ぞ(ry
逆に苗木君に甘えられたら霧切さんはどうするだろう
>>524 ED後ならきっと「仕方無いわね…」などといいつつ膝枕くらいはしてくれるはず…!
むしろこう、苗木君が疲れて眠そうにしている時に無言ですっと膝を差し出す霧切さんとかでも
年越し・正月は家族で暮らすのがしきたりだなんて、古臭い。 そんな愚痴を吐きながらも、霧切さんは律義にもクリスマスの翌日から実家の方に戻っていった。 事務所には年末年始休業の旨の張り紙を張って、僕も久しぶりに実家に帰省して年を越し。 そうして三箇日を終え、帰ってきても事務所に彼女の姿はなかった。 郵便ポストには、一通の封筒。 筆跡から彼女のものと判断してしまうあたり、僕も探偵の助手として中々成長できているのかもしれない。 『苗木 誠君へ あなたも実家に帰ると言っていたから、この手紙を読むのは一月三日以降になるわね。 急なことで申し訳ないんだけど、しばらく事務所の留守を頼まれてくれないかしら。 実は、久々の私の帰省に興奮した父が、勝手に旅行を計画していたらしくて… 「親族全員を集めて、世界で一番早く初日の出を迎える」なんて言い出したの。 こちらの仕事の予定も考えずに、勝手なものでしょう? 無視して帰ろうとしたんだけれど、あまりにもあの人が憐れで、仕方なく付き合ってあげることにしました。 いい加減に娘離れしてくれないと恥ずかしいと、あなたもそう思わない? 父以外にも、メイドはあなたとの仲を執拗に問いただしてくるし…私の実家に安息の場所はないのだと、思い知ったわ。 愚痴っぽくなってしまってごめんなさい。お願い、聞いてもらえるかしら。 もちろん無理にとは言わないわ。その場合、戸締まりだけ頼まれて頂戴。鍵はいつものところにあります。 お土産は買って行くつもりだけれど、あまり期待はしないように。 P.S. 明けましておめでとう。今年もよろしくね』 探偵一族に隠し事は出来ないようで、霧切さんのご実家、学園長も僕たちの仲は知っている。 それどころか彼女の家のメイドは、僕たちがどこまで進んだ、とか、そういうことまで事細かに把握しているらしい。 時々彼女の家から、僕個人宛てに結婚式場の案内まで届く始末だ。 悪戯にしてはたちが悪い。 それにしても、新年のあいさつを追伸で済ませてしまうところなんか、とても彼女らしいというか。 「…何? 手紙に、おかしい所でもあったのかしら?」 ひょい、と、霧切さんが僕の手から封筒を奪う。 「ううん。いたって普通の、霧切さんらしい手紙だったよ」 「言葉に含みがあるのが気に入らないわね…」 主を失って、年末の掃除もろくに出来なかったせいか、事務所の中は閑寂が支配してしまっている。 とりあえず換気と荷物整理から始めて、ひらりと落ちてきたのが、この一週間前に受け取った手紙だった。
あの学校を卒業して、もう五年が経つ。 僕は大学に進学し、霧切さんは再び海外に戻って活躍を続け。 記憶が思い出になって、学園で過ごした日々よりも大学での勉強の方が頭を占めるようになった頃。 きっかけは、彼女が日本に居を構えることになったという知らせを綴った、希望ヶ峰学園のまとめサイト。 僕は何の気なしに彼女の事務所の住所を探し、そして手紙を送ってみた。 もしかしたら返事の手紙が返ってくるかも、なんて淡い期待程度しか抱いていなかった僕は、 まさか手紙の住所をたよりに、彼女本人が僕の家まで押しかけてくるとは露とも思わなかったわけで。 と、こんな感じの、ドタバタした慣れ染めを思い出しつつ。 僕らは二週間遅れの大掃除に、一区切りをつけている。 「…霧切さんのそういうところ、学園にいた頃と変わらないよね」 「あなたは、学園にいた頃の方がまだ可愛げがあったわ」 荷物の整理を終えて、ついでに掃除も晩飯の支度も済ませて一段落。 整理中に見つけた希望ヶ峰のアルバムを眺めながら、僕たちは一つのソファーに腰掛けていた。 「まさか、こんな意地の悪い男になってしまうなんて…思ってもみなかった」 「うーん、そんなに意地悪したつもりはないんだけどな」 「よく言う…私が夜中にトイレしている時に電気を消す病気を治してから、出直して来なさい」 「嫌いになる?」 「……、馬鹿」 言葉を濁して、こつん、と肩に頭を乗せてくる。 その仕草が可愛くて、拗ねたまま赤くなっている彼女の頬に、ついばむ程度にキスをした。 真っ赤になってそっぽを向かれるけれど、その仕草もまた可愛い。 当時の学友たちには見せられないほどの惚気。 なんだかんだで僕は霧切さんに惚れ込んでいるし、彼女もこんな僕を好いてくれている。 「…、と。そういえば、お腹空かない?」 触れ合う彼女の体の温もりは、まだ惜しいけれど。 霧切さんが事務所に戻ってきたのは今朝、ほんの数時間前だ。 それから二人で書類の整理なんかして、気付けば昼時と言うにはやや遅すぎる時間。 何か食材でもあったか、とソファーから立ち上がれば、 「…空かないわ」 「う、わっと」 彼女の両手が、再び僕をふかふかのソファーに引きずり込んだ。 「私はお腹は空いていないわ。今食べるのも中途半端だし、夜まで我慢しましょう」 「いや、あの…?」
引っ張られた拍子に、腕を絡めとられる。 霧切さんはそのまま僕の左腕を抱き込み、身動きをとれなくしてしまった。 「あの…霧切さん?」 「…何? 何か問題でもあるかしら?」 憮然とした表情で、こちらを見返してくる。 相変わらず、こういう時は何を考えているのか分からない。 いつも僕の予想の斜め上にいるのだ。 もちろん、それも彼女の魅力ではあるんだけど。 「…今日は寒いわね。こうしてくっついていないと、震えてしまいそう」 「あ、暖房の温度上げてこようか」 「…必要ないわ」 ぎゅ、と、少し強めに僕の腕を抱いてくる。 下手すると一カ月近くも触れていなかった、柔らかな胸の膨らみが、腕に押し付けられてスポンジのように形を変える。 なんだろうか、と改めて顔を覗き込む。 こうして彼女が、ろくな説明も無しに強引に迫ってくる時は、大抵何かあるんだけど。 …と、今度は顔を反らされてしまった。 「あの…霧切さん」 「……」 思いついた、一つの仮説。 「もしかして、甘えたいの?」 ボ、と、音を立てて彼女の顔が真っ赤になった。 図星のようだ。 納得。確かにこれまでも、彼女は時々こうやって、無言のスキンシップを求めてきた。 普段は知的でミステリアスな人だけれど、決して表情に乏しいわけじゃない。 隠された内心を暴くのは得意なのに、自分が隠すのは苦手のようだ。 そのくせ素直じゃないので、 「…子どもじゃないのよ。甘えたい、なんて幼稚な…思ってないわ、そんなこと」 一向に腕を離す素振りも見せず、不機嫌そうに言い放つ。 さて、この大人のような少女をどうしてくれようか。 これが付き合い始めなら、彼女の気持ちを汲んでずっと一緒にいるのだけれど。 この数年間で僕の中に芽生えた好奇心は、どうも彼女の言う通り、意地の悪い方へと枝を伸ばしてしまったようで。
「ふーん、そっか」 「あっ…」 やや強引に立ち上がり、僕は霧切さんの腕を振り払った。 「やっぱり、何か作るよ。僕もお腹空いてるし」 「……」 何かを抗議してくるような視線を受け流し、僕は台所に向かった。 どうも彼女は、自分の気持ちに対して素直になれないきらいがある。 というか、学園にいた頃からずっとそうだ。 いくらそれを言葉で説明しても、彼女は否定するばかり。 ならば今日は、言葉じゃなく行動で以て、彼女にわかってもらおうと思う。 本音? 素直な気持ちと、それを表現することへの気恥ずかしさの狭間で、ヤキモキしている可愛い霧切さんが見たいだけです。 あわよくば彼女の方から甘えてくれて、まさに一石二鳥。 「…そんなにお腹が空いているなら、出前でも頼めばいいでしょう」 ソファーの隅に座ったまま、霧切さんは依然として抗議の視線を送ってくる。 いつもの僕なら、そこで彼女の気持ちを察して、二人の甘い時間を堪能するんだけど。 やっぱり、いつも一緒にいてはそのありがたみが薄れてしまう。 たまにはこういう刺激も必要だろう。 「出前は高いから」 「…戸棚に即席麺があるわよ」 「それは非常食。栄養も偏るし」 「……」 少しの間沈黙していたかと思うと、ペタペタとスリッパの音が近づいてくる。 あえて振り向かずに、冷蔵庫の中の食材を適当に漁っていると、 「…ぐぇ」 「……」 ぐい、と、シャツの後ろを引っ張られた。 首元がきつくなる。 「あの、霧切さん…苦しいんだけど」 「……」 無言で、ぐいぐいとシャツを引っ張り続ける。 まるでペットが飼い主に構ってほしい時のように。 思わずにやけ顔になるのを必死に抑えて、適当に野菜を見繕う。 晩飯の支度は終えてしまっているので、作るのは間食程度。野菜スティックなんかでいいだろう。
「霧切さん、包丁使うから。危ないから離して」 「……」 ペットでなければ、聞き分けのない子供だろう。 余程構ってほしいのか、注意に反抗するように、ますます強く引っ張られた。 「…私よりも料理の方が大事なのね、あなたは」 いつもの凛とした声ではなく、拗ねたような甘ったるい声。 猫なんかが、構ってほしい時に出す間延びした鳴き声に似ている。 「甘えたいの?」 確認するように振り向けば、ぷい、とそっぽを向く。 ああ、もう、撫でまわしたい。 いつもは必要以上に大人びているのに、どうしてこういうときだけこんなに子どもっぽくて、可愛いのか。 「えーと、ニンジン、きゅうり…あと、大根も欲しいよね」 「……」 「ディップはどうする?霧切さんの好きな味噌マヨソースでいいかな」 「……」 自分よりも食事を選んでいるのに相当お冠のようで、反応を返してくれない。 そのくせシャツの裾を離そうともしないので、もう筋金入りだ。 そりゃ、二週間以上も離れ離れだったのだし、僕だって霧切さんといちゃいちゃしたい。 したいけど、こういう時はいつも、僕の方から迫るばかりだ。 たまには彼女にも求めてほしいというか、愛するよりも愛されてみたいというか。 焦らし続ければ、きっと彼女も観念するだろう。 そういう、作戦だったんだけど。 「……もう、いい」 掠れそうな声が背中で響くと、それまで僕のシャツを引っ張っていた腕が離れて、 「…うぐっ!!」 どす、と、思いっきり僕のわき腹を突いた。 ペタペタとスリッパが遠ざかっていく音、ぼふんと何かがソファーにのしかかる音。 様子を振り返って見れば、ソファーに寝っ転がった霧切さんが、クッションに顔を埋めていた。 ああ、もう、やっぱり撫でまわしたい。 拗ねた子供みたいな仕草、おそらく本人は自覚していないんだろうけど。 普段とのギャップで、それはいっそう可愛らしく見えてしまうのだ。
グラスに野菜スティックを挿しこんで、ソースを小皿に移し入れて、ソファーに戻る。 小机に置いたところで、芽生える悪戯心。 投げ出された足の裏を、軽く擽ってみる。 「んっ、…!?」 クッションの奥で、くぐもった声。 びく、と体を一瞬縮こまらせて、それから抗議するように足を振るう。 「霧切さん、よけてくれないと僕が座れないんだけど」 「……」 黙って足をよけてくれる霧切さん。 拗ねていても、こういうところは素直だ。 「ありがと。ほら、野菜スティック出来たよ」 「……」 「霧切さん、あーん」 「……」 適当にスティックを摘まみ、反対の腕で霧切さんの肩をつつく。 と、バシッ、と力強く指を振り払われる。 少し、虐めすぎただろうか。 まあ、少し自惚れっぽいけれど、離れていて寂しかったのは僕だけじゃなかった…のだろう、たぶん。 だとしたら、少し悪いことをしてしまったのかもしれない。 「霧切さん…怒ってる?」 「……」 「あの…ちょっと、悪戯したくなっちゃって…その、ゴメン。もうしないからさ」 「……」 あ、やばい。 反応がない、というのはよっぽどだ。 以前に同じような状態に陥った時は、翌日まで会話を許してくれなかった。 野菜を皿に戻して、覆いかぶさるように霧切さんに添い寄る。 グス、と、鼻を啜る音が聞こえた。 「え、ちょ…泣いてる?」 「……グスッ」 サッと、背筋が冷たくなっていった。 霧切さんは、怒らせるよりも泣かせる方が怖い、と、耳にタコが出来るほど学園長から念を押されていたというのに。
「き、霧切さん、ゴメン!」 先程の優勢はどこへやら、僕は慌てて彼女に顔を寄せて、 「…ふぶっ!」 思いっきり、クッションを押し付けられた。 「ふぁもが…きりぎりふぁん…?」 力の限り押し付けられているようだけれど、クッションなのでせいぜい息がしにくいくらいだ。 けれどもどういう仕組みなのか、霧切さんは僕の顔にクッションを押し付けている間に、 するりと体勢を入れ替えて、僕をソファーの上に組み敷いてしまった。 つまり、下からソファー→僕→クッション→霧切さん。ちなみにマウントポジションである。 「謝ったということは…私を虐めている自覚があったのね」 怒気を孕んだ、湿っぽい声。 「ふが…クッション、のけて」 「よけない。わざと私に、ああいう…冷たい態度を取ったということよね、あなたは」 「む、ぐ…ふぁい」 仕返しするように、ぐいぐいと顔にクッションを押し付けてくる。 なんとも微笑ましい反撃だけれど、彼女の声音は潤んだままで、僕の罪悪感を拭うには足りなかった。 「私自身の都合で離れていたとはいえ…あなたに会えない二週間、私は本当に寂しかったのに…」 「う…」 「久しぶりにあなたと会って、二人だけで過ごせる甘い時間を、本当に心待ちにしていたのに…」 「……」 クッションを取り払い、そのまま腕を僕の背中とソファーの間に潜り込ませて、胸板に顔を埋める。 ようやく、いやもしかしたら初めて、霧切さんが自分から僕に甘えてくれた瞬間だった。 さすがにもう、ここから悪戯を仕込む気にはなれなくて。 「ゴメンね、霧切さん…」 シャツがわずかに涙の跡を作るのを構わず、僕は彼女の背中に手を回した。 「こういうことするの、いつも僕の方からでしょ。だから…たまには霧切さんから甘えて欲しくて」 「…じゃあ、最初から素直に、『甘えてください』って言えばいいでしょう…」 「う…それだとなんか違うんだよね…」 「とにかく、二度と…ああいうことはしないで。…あなたに嫌われたのかと思ってしまうから」 「わかった、絶対しない」
約束する、と付け加えると、顔に押し付けられたクッションがよけられて。 さっきまで胸元にあったはずの、霧切さんの顔が目の前にあった。 睫毛がうっすらと濡れている。 「……許しを、乞いなさい。私に、少しでも申し訳ないと思っているのなら」 なんか物騒な言葉。照れ隠しだろうか。 「…本当に、ゴメンなさ」 「そうじゃない」 どすん、と、僕の上に乗った霧切さんが体重を掛けてくる。 重くはないけれど、少しだけ苦しい。 「その、だから…言葉じゃなくて態度で…恋人なら、恋人らしい方法で…」 どす、どす、と、何度も胸板を叩いてくる。 攻撃的なスキンシップかと思いきや、頬は真っ赤で、視線は泳いで。 ああ、と納得する。 「…『ごめんなさいのキス』をしろ、ってことかな」 彼女は、今、せいいっぱいに。 僕に甘えようとしてくれているのか。 「言葉に…しなくても、いいでしょう…」 「いや、間違っていたら困るからさ…」 「…あなたに…キスされて、困ることなんてないわ…」 落ちてくる、濡れた目元。 涙の痕がうっすらと光っていて、綺麗で、 僕は、その幸せを享受した。 そのあと、あの閑寂な事務所で何が起こっていたのかは、お察しいただきたい。 あの展開から予想されるであろう、恋人としてやるべきことをやった。 ただ、いつもよりも霧切さんは素直に甘えてくれた、とだけ記述させてほしい。 ことの顛末を知るのは、僕と、霧切さん。 そして、 どういうわけかあの時の様子を事細かに映像として記録し、ホームビデオに加えようととしていた、探偵一族のみである。
甘え下手な霧切さんとちょい意地悪苗木君を書こうとしただけなんだ 反省は(ry そういえば明日は「いい夫婦の日」だな 書き手の新作期待
超GJ!!! リアルタイムで読めたの初めて! 悪趣味なホームビデオだなぁw
GJGJGJGJGJ!! 朝から糖分の過剰摂取で死にかけたぜ…なにこれ可愛すぎる…! 週の初っ端から素敵なものをありがとう!
これ最高だわ やっぱ苗木はやる時はやる男だよ!
涙目で拗ねる霧切さんとか何この大量破壊兵器 超GJ!!
GJ! 何なのこのかわいい生き物達… 萌え転がるしかねえ
>>536 GJ!
かまって欲しくてシャツの裾ひっぱる霧切さんとかもうね…反則だべ
いいものを読ませてもらったよ
しかし早いもんだ もう明日はいい夫婦の日で、じきにダンガンロンパ1周年もやって来る そしてこのスレももうすぐ一周年か
>>543 早いねぇ
一年間あっという間だったのも、
>>536 みたいな素晴らしいssを書いてくれる人たちや
純粋にこのスレを楽しんでる素晴らしい住人たちのおかげだよ
ホントみんなありがとう!
うむ これからもまだまだ霧切さんを語り倒したいもんだべ しかし本当、話題が尽きないもんだなあ これも職人諸氏のお陰よの
霧切「今日は『いい夫婦の日』だそうよ、苗木君」 苗木「へえ、そうなんだ」 霧切「……」 苗木「あれ? 霧切さん?」 霧切「今日は『いい夫婦の日』だそうよ、苗木君」 苗木「それは今聞いたけど……」 霧切「……」 苗木「あの……」 霧切「……いい夫婦と言うのは、みなまで言わずとも意思の疎通を図れるものよ。 私達はまだまだのようね」 苗木「えっ!?」 霧切「? 何よ、その顔は」 苗木「それってつまり……その、僕と霧切さんがいずれ夫婦に……」 霧切「! ち、違うわ。そろそろ私が一から十まで説明しなくても分かるようになれと言ってるのよ」 苗木「そ、そっか」 霧切「ええ」 苗木「……」 霧切「……何?」 苗木「ぼ、僕は霧切さんといい夫婦になりたいかなって思うんだけど……」 霧切「!? ……苗木君のくせに生意気よ……」 苗木「駄目かな……?」 霧切「い、言わなくても分かるわよね」 いい夫婦の日が始まったわけだが そろそろ二人も結婚すればいいよ
うむ それで式はいつだね
>>546 これはいい夫婦
さて、色素の薄い霧切さんには純白のウェディングドレスとか絶対似合うと思うんだが
婚前にマリッジ・ブルーになっちゃう霧切さんはどこですか
個人的にはノリノリでてきぱきと式の段取り組んでいきそうなイメージがW しかし式直前になって「私なんかが本当に苗木君と結婚していいの?」「私と結婚しても苗木君は幸せになれないのでは?」と尻込みしちゃって そして行方をくらませてしまう霧切さん 霧切さんから教わった探偵のイロハを用いて必死に捜索する苗木君 みたいなのもありかもしれん
残姉と朝比奈さんと舞園さんがアップし出しました
ウェディングドレス着るならまず手袋を新調しないとな
「これプレゼント」 僕は彼女に小さな箱を渡した。 「…何?何かの記念日という記憶はないけど」 彼女は怪訝そうにしながら箱を開ける。 中にはペンダントが入っている。 彼女は指輪をしない。できない…と言った方が正しいのかもしれない。 だからあの日、2人で交換したのもペンダントだ。 僕たちの手におそろいの指輪はない。 代わりにその指輪を加工したおそろいのペンダントを首から下げている。 結婚指輪の代わりの…結婚ペンダントだ。 彼女と結婚したのは5年前になる。 高校の頃からよく協力を頼まれていた。 大学進学後も同様で、やがて恋仲になった。 その後、彼女は自分の事務所を開くことになった。 そして、一人では大変なので良ければ手伝ってほしいと誘われた。 正直進む道に困っていたのもあり僕は、ちょうどいいと思い了解して働き始めた。 そして間もなくめでたくゴールイン、というわけである。 よくある話である。 「…ありがたいけど…意味が分からないわ」 プレゼントの意味が分からないようだ。それはそうだろうなと僕は思った。 ここからが本題だ。 「結婚式あげない?」 僕は彼女に聞いた。 これがプロポーズなら僕はまともに言葉も発せないありさまだろう。実際あの時はそうだった。 でもこれにそんなドキドキなどはない。 僕たちはすでに夫婦であり、これは軽い提案だ。 「…え?何よ急に」 驚いたように聞き返された。当然の反応だろうか。
「…え?」 「だから…式はやらないわ」 「どうして?」 「挙げなければならない理由でもあるの?挙げてない夫婦はいくらでもいるわよ?」 「え…?いや…でも」 彼女は僕のプロポーズを笑って受け入れてくれたが、式は挙げないと言い張った。 「女の子って結婚式とか憧れるものでしょ?」 「…世間一般的であっても総意ではないわ。それに私は、挙げたくないと言ってる訳ではないわ」 「えぇ…?」 「挙げる必要が分からないと言っているの。今の状況で。 式は元より、その準備にもかなりの時間を費やさなければならない。 でも、依頼も結構来るようになって、仕事は当分立て込んでるわ。 これもちゃんとこなしていかないと。こういうのは最初の方こそ肝心よ。信用がすべてなんだから。 やっと持てた自分の事務所、自分の仕事、無駄にしたくないの」 言葉が返せない。 「そもそも事務所の立ち上げにたくさんの金を使ったわ。今は余分なお金なんてない。 私の貯蓄がそんなにあるわけではないし、あなただってそうでしょ? 結婚式のために普段の生活を潰すわけにはいかないでしょう?」 「それは…そう…だけど…」 「…もしかして…あなたが結婚式をやりたいだけなんじゃないの?」 「えっ?…それは…その…」 「…私のために挙げたいって言うなら、私は挙げなくていいって言ってるんだからそれでいいじゃない。 私はあなたと一緒にいられるなら他はどうだっていいんだから」 「響子さん…」 しれっと嬉しいことを言ってくれたが、それでも僕の心はそんなに晴れなかった。 僕たちは事務所の開設からさほど経たずして結婚した。 2人でやっていく事務所だし、身を固めた方が楽かもしれないという判断だった。 その点では適切なタイミングだったと言えるかもしれない。 しかし、結婚というもののイベント的側面からみれば、非常によろしくないタイミングであった。 結局僕たちは結婚式を挙げず、友人や親族に結婚の旨を報告するに留まった。
「なんでまた急に」 唐突に結婚式を挙げようと言われた。 確かに都合で式は挙げなかった。 私も挙げたくなかったというわけではない。 とはいえそんなものに現を抜かし、ようやく掴めたものを放すわけにはいかなかった。 「まぁ今言ったってことに特に意味はないんだけど。結局挙げなかったからさ、結婚式。 でもすぐできるものでもないし、言うなら早い方がいいかなって。 結婚記念日に式挙げられたら、なんかこう素敵じゃない?」 それは確かにいいかも、と心の中で思う。 彼は意外とロマンチストである。 「それでなんでこのタイミング?」 「それも特には。もう結構儲けもあるし、休み取れる余裕だってあるし。 やれる準備が整えられるなら何年目だろうと同じだよ」 確かに事務所に仕事は安定して入ってきて、金銭的余裕は出てきていた。 顧客からの信頼も十二分に得られており、少しくらい休んでも大丈夫だ。 かつて挙式を妨げた要因は解消されている。 とはいえ、私は結婚式のことなど忘れていた。 でも彼は、ずっと待っていたかのように提案してきた。 やっぱりそうなんじゃない。ふと思ったことを口に出してみた。 「あの時あなたの答えは無かったけれど、結局あなたが式を挙げたいだけなのね」 「覚えてたの!?まぁ…もう認めるよ」 思ったほどうろたえもせず彼はすんなり認めた。顔を赤くしている。 彼はその赤い顔のまま聞き返してきた。 「じゃあ…響子さんはどうなのさ?」 「嫌…ではないわよ。私だって一応挙げたい気持ちはあったから…。ありがとう」 嫌なはずはないので素直に答える。 でもなぜか恥ずかしさがあり、私も顔が赤くなった気がして顔をそらした。 彼はクスクスと笑っていた。 「ところで…だとして、このペンダントは?」 心を穏やかにした後、聞いてみた。 よくよく考えれば結婚式を挙げるからと言って、このペンダントは何なんだろう。 ペンダントが指輪をつけられない私への、指輪代わりのプレゼントだということは分かっている。 プロポーズのときにもペンダントをもらい、結婚したときも結婚指輪を加工したペンダントを交換した。 だとして、この通り指輪を伴うイベントはすべて体験している。 「何かこう、婚約指輪とかさ、何かそういう気分の…再現?…みたいな」 分かるようでよく分からない説明。でも感覚的に彼が言いたいことが分かった気がした。 初心、そんなような感じのことだろう。 「何となく分かったわ。ありがとう、誠」
????月22日 結婚式当日 ついに結婚式の日が来た。 5年前のこの日、入籍した。 "いい夫婦の日"だし縁起がいいよ、と彼がこの日に決めたのだ。 今日の式には、懐かしい昔のクラスメイトたちも呼んでいる。 新婚と言うわけではないのに、嬉しいことに勢ぞろいしてくれたようだ。 顔を合わせるのは久しぶりだ。5年前報告した時も、直接会ったのは数人だ。 思い出話とともにからかわれるのだろうなと、心の中で覚悟をしておいた。 多くの女性の憧れの的。 私は憧れたことがあっただろうか…と思い返してみても思い当たる記憶が無い。 そんな純白のウェディングドレスに、私は身を包んでいる。 「きれいだよ」 彼が後ろに立っていた。 「でもやっぱ、もっとフレッシュな気分の時に見たかったな」 わざとだろうか?無意識だろうか?いきなり気持ちの良くないことを言ってきた。 「…どういうこと?」 「新婚のときだったら、もっと素敵なものに見えていたと思うんだ」 ピキッ、と頭の中で音がした気がする。 「今の私は素敵ではないということなのね?」 「えっ…?いやいやいや違うよっ!ごめん語弊があった、撤回するから!!」 彼が凄い勢いで動揺して慌てている。悪気はなかったようだ。 彼が慌てているのは面白い。責める気はなくなった。 でも、悪気はないとはいえ気持ちよくないことを言ってくれたお礼に、思っていることいないこと色々言ってみる。 「いいえ、無理に言い訳しなくてもいいわよ。 今さら見ても感慨もなにも無いということでしょう? 私も歳をとったものね。おばさんのウェディングドレスには何も感じることが無いと」 「おばさんだなんて…。響子さんまだ20代じゃない!!」 「どうせすぐ三十路よ」 「…えと…。何歳だろうと響子さんは素敵だよ!!」 急に嬉しいことを言ってくれるので、言葉が止まってしまう。 「それに…それじゃあ僕はおじさんなの?」 私と同い年なのだから、私がおばさんなら彼はおじさんということになる。 聞いてきたということは、それが不服だということだ。 彼は自分がお兄さんであるという自負を持っているらしい。これからいじりのネタに使えそうだ。 「……」 「何か言ってよ!!」 「そろそろですよー」 あえて何も言わない私に彼がブーブー言い始めたところで、プランナーの人の声がかかる。 いよいよだ。
最初棒入れたらおかしくなっちゃた 11月22日 だ
準備をし始めたころから思っていた。 この結婚式、新婚生活を始めようとしているカップルと比べれば、その心境はまるで違うものだろう、と。 私たちには、結婚式の後に新しい生活が待ち受けているわけではないからだ。 よくよく考えれば、結婚当初も結婚生活に思いを馳せるようなことはなかった。 プロポーズや入籍はもちろん嬉しくはあった。 しかし、事務所を始めたばかりで色々慌ただしく過ごし、実感する間もなかった。 そして、気付けばその生活に慣れ、当たり前のもになっていた。 私は女として人生最大の喜びを実感することなく流してきてしまっていたのだ。 しかもこの結婚式も形だけ、と言えばそうである。 当時やっていたとした場合と比べたら得られる感動は月とすっぽんだろう。 しかしこの結婚式は、私の心に確かに刻み込まれるはずだ。 どうあれ、今感じているもの、そして式中感じるであろうものは、確かに喜びに違いない。 この先何かが変わることはないだろう。今まで通りの生活が続くだけ。 それでも今は、この時だけの幸せに浸りきってやろうと決めた。 彼女の顔を見るといつも通りの顔だった。 いや、いつもよりは柔らかい顔をしているように感じる。 僕の言葉のチョイスミスで、最後にちょっと言い合ってしまったけど、気にしてはいないようだ。 本気ではなかったのかもしれない。 正直あの時やれていたらなぁ、とは今でも思う。 あの段階で行うことには絶対にかなわないと思うから。 新しいことずくめでウキウキしている中で迎える結婚式は最高のものだと思う。 僕はやってないから想像でしかないけれど…。 それでも、それを悔いても仕方はない。 彼女も喜んでくれている。やらないよりははるかにいいのだ。 この先何かが変わることはないと思う。今まで通りの生活が続くだけで。 でもだから今だけは、今の最高の幸せを感じ、今の最高の幸せを感じさせてあげたい。 そう思った。 「響子さん」 「ええ、誠」 僕の呼びかけに軽い返事をして、僕が伸ばした手に彼女は手を重ねた。 「じゃあ、行こうか」 僕は彼女の手を引いた。
結婚式の話題があったけど、いい夫婦も兼ねて、遅れた結婚式を書いてみた。 が、上手くまとめられたか自分でも分からないぜ。
はぁあああGJ
>>558 !! おだやかなふんいきがいいな
いい夫婦の日にぴったりな素敵結婚SSだ!
GJ 霧切さんは三十路になっても綺麗だよ! むしろ三十路くらいの霧切さん見てみたいよ!
GJ!! で、子どもはまだですかな?
この二人の結婚式はやっぱりキリスト教式だろうか 神道式も案外似合いそうな気もする
霧切「で、あなたは洋式と和式どっちがいいの?」 苗木「え? うーん……和式はやっぱり体勢がきついから洋式の方がいいかな」 霧切「誰がトイレの話をしたの。私が言っているのは、結婚式のことよ」 苗木「け、血痕!?」 霧切「そういうのはいいから、真面目に答えなさい」 苗木「ご、ごめん。でも霧切さんの口から結婚なんて言葉が飛び出してくるなんて思わなくて……」 霧切「どういう意味かしら。さすがに失礼よ」 苗木「えー……うーん、そうだなぁ」 苗木(結婚か……この年でそんなの考えたことないけど……うーん、やっぱり霧切さんは 洋風のドレスの方が似合うかな。 あ、でも和服も霧切さんのクールな雰囲気と合ってて綺麗かもしれないし……) 霧切「人の顔をジロジロ見てどうしたの?」 苗木「いや霧切さんにはどっちが似合うかなって」 霧切「? ちょっと待ちなさい。どうして私を着せ替え人形にしているの? 勘違いしないでちょうだい」 苗木「ご、ごめんっ。そうだよね、勝手にボクの相手にされたら嫌だよね……」 霧切「そうじゃないわ。ウェディングドレスだろうと着物だろうと、着るのはあなたなのよ苗木君」 苗木「うんごめ……えっ?」 霧切「安心しなさい。あなたは私が『超高校級の嫁』として幸せにしてあげるから」 苗木「ちょっと何言ってるか分からない」 いっそ苗木の方がドレス似合いそうだよ
GJ! 霧切さんマジ男前
霧切「私には被害者ルートもあったのね」 苗木「え?ど、どういう事?」 霧切「ほら、これよ」 苗木「これは…」 霧切「開発初期のプレゼン映像らしいわ。ここでは私のプロトタイプが殺されてるの」 苗木「えぇ!?そんな…!」 霧切「裁判が終わった後、私のプロトタイプの姿が見えない以上そう考えるのが自然よ」 苗木「霧切さんが…」 霧切「ある意味被害者、容疑者(冤罪)、生き残り…すべて経験した事になるわね、ふふ…ちょっとおいしいかもね」 苗木「えぇ…」 霧切「それより苗木君、プロトタイプは主人公なんてまんまな名前だったのね」 苗木「いや、それは名前じゃなくて仮表記で主人公なんだと思うよ」 霧切「え?でもプロト桑田君は名前が…」 苗木「もしかしたら最初はプレイヤーが名前を決める感じだったんじゃないかな?ペ○ソナみたいに」 霧切「」 苗木「………霧切さん、顔赤いよ」 霧切「………苗木君のくせに生意気よ」
BOXネタ? そういや今日だったか ドラマCDはどんな感じなんだろう
>>565 霧切(私が苗木君に好きな名前を付けられる…悪くないわね)
568 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/11/23(水) 18:35:38.65 ID:RfWF67OB
気がつけばそっと体を引き寄せられ暖かなもので体を包まれていた。 それは苗木君の腕であり体であり、服一枚隔てた先から命の脈動が伝わってくる。 誰もいない、夕焼けに染まる教室の中で私たちは密着していた。 廊下からは下校する他の生徒の声が聞こえてくるがそれすらも遠い世界の出来事のようだった。 (暖かい…) 知らず知らずのうちに私の手は苗木君の背中へと回っていた。 息を呑むような苗木君の気配が伝わってくるが、今更手を降ろしたりはしなかった。 (もう少しだけ…もう少しだけこうしていたい…) それは紛れもなく本心だったが、そんな事を考えている自分に驚くと同時に恥ずかしさがこみ上げてきた。 ちょうどその時下校のチャイムが鳴りそれを合図に抱擁が解けた。 (あっ…) 少し残念に思う己の思考を振り払う。 正面にははにかむような苗木君の顔がある。 直視できずに私はそっぽを向いてしまった。 なんだろう、この気持ち。 私は探偵で、常に冷静でいなくてはならないのに。 自分で自分の心が分からない。 苗木君と一緒にいるとかき乱されてしまう。 「その…嫌、だったかな」 その声にハッと顔をあげる。 戸惑ったような視線とぶつかり、何か言わなくてはと焦ってしまう。 「ち、ちがうわ…」 反射的にそう応えてしまった。 本当にらしくない。よく考えを吟味せずに発言するなんて。 「良かった…」 心底安心したように苗木君が微笑む。 たったそれだけのことなのに幾分か心が安らぐような気がする。 色々考えているのが馬鹿らしい気がしてくる。 「そろそろ帰ろうか?」 手を引っ張られ教室を出る。 少し前を行く苗木君の耳は少し赤くて、でもきっと私の顔もきっと赤い。 そのことに自然と笑みが浮かぶ。 手袋越しにでもやはりその手は暖かかった。
569 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/11/23(水) 18:37:21.20 ID:RfWF67OB
我慢できずに投下してしまいました!! 付き合い始めた頃の二人と言う事で。
乙 初々しくて可愛いな あと、出来るだけsageてくれると嬉しい
571 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/11/23(水) 21:58:42.31 ID:IKNXN3Ln
GJ! 霧切さんホントに可愛いな
絶望は終わった、という言い方は正しくないかもしれない。 江ノ島盾子が死の間際に残した“希望と絶望は表裏一体”という言葉は、きっと真実なのだと思う。 希望の先には絶望が、そしてその絶望を乗り越えた先にはまた希望が。 生きる限り、そのサイクルが終わることは無いのだろう。 だがそれはそれとして、一先ずは。 世界は絶望から立ち直り、ひととき平和という名の希望が訪れようとしている。 僕らがあの学園を“卒業”してから、五年。 少しずつではあるが、世界は僕らのよく知っていた日常の姿を取り戻しつつあるのだ。 そして、その傍らで。 僕個人の――いや、“僕ら”の人生においてもまた、大きな転機が今まさに到来している。 「ただいま」 帰宅の挨拶を口にしながら玄関のドアを開く。 数ヶ月前に構えたばかりの“僕ら”の新居。 それまでは僕らにとってオフィスがそのまま自宅とイコールだったけれど、これからはそうもいかなくなる。 というわけで新たにマンションの一室を借りたのだが、どうも僕はこの新たな生活に慣れきることができていないらしい。 例えば――小さなところでは、“苗木”と書かれた表のネームプレート。 僕らがずっと寝食の場としてきたオフィスの表札に冠されているのは、僕ではなく僕の上司の姓だ。 それにすっかり慣れてしまったから、ドアの前に僕の姓がでかでかと記されているという事実はそれだけで新鮮というかなんというか。 見る度に、未だむずがゆいような照れくさいような気持ちに襲われてしまう。 そして、大きなところでは―― 「お帰りなさい、誠君。遅かったわね」 ドアの向こうで、僕の上司であるところの彼女が帰りを待ってくれていること。 彼女が“霧切探偵事務所”の所長職を一時休業する前は、もっぱら僕がオフィスで帰りを待つ側だった。 今はそれが丁度逆転している形だ。 「まだ起きてたんだ。夜更かしは身体に障るよ、響子さん」 「そうはいかないわよ。あなただって、私の帰りが遅い時にはいつも寝ずに待っていてくれたでしょう?」 ソファから立ち上がった彼女が僕へと歩み寄る。 きびきびとした足取りも、それにあわせて微かに揺れる銀色の長い髪も、深く澄んだすみれ色の瞳も、出会った頃から変わらない。 しかしながらゆったりとしたデザインのチュニックにレギンスといういでたちは、僕にとって見慣れた彼女のファッションとは大きく趣の異なるものだ。 加えて――そのお腹はふっくらと膨れている。 妊娠六ヶ月。 あと数ヶ月で僕は父親に、彼女は母親になる。 簡潔に説明するならば、つまりはそれが僕らの現況だ。 「お疲れ様。夕食はちゃんととったの?」 「うん、簡単にだけどね」 「明日はこれといった予定はなかったわよね? 夕食時には帰ってきてくれることを期待してもいいのかしら」 「そのつもりだよ。約束する」 言葉を交わしつつ、彼女は僕の手から外気でひんやりと冷えたコートを受け取る。 そして――僕の真正面、半歩の距離で。 「……」 コートを手にしたまま、彼女はじっと僕を見つめている。 その瞳の奥に浮かぶ色は、僕に何かをせがんでいるかのようで――。 これもまた、いつの間にか始まっていた僕らの新しい習慣の一つ。
そっと、彼女の唇に僕の唇を重ねる。 挨拶みたいなものなんだから、あくまで軽くだ。 事務所の床は全面リノリウム張りだけれど、この家には玄関に靴を脱ぐスペースがある。 だから家の中では二人ともスリッパ履きで、この瞬間にはそれが非常にありがたい。 具体的に何がどうありがたいのかは、語るまい。 「……何故キスの前に若干の間が空くのかしら」 唇を離したところで、軽いジト目が僕に向けられる。 「誰かに見られているわけでもなし、照れるようなことでもないと思うけれど?」 「いやまあ、そうなんだけど……どうも、ね」 「まったく、いい加減慣れてほしいものだわ」 そういう彼女も幾分頬が赤かったりするのだが。 僕がそれを口に出すより早く、彼女はくるりと踵を返す。 こんな時の彼女は大抵の場合照れ隠しをしているのだということを、僕は既に知っている。 「まあ、それはともかくとして……もうこんな時間だけれど、何か飲む?」 僕のコートをポールハンガーに掛けつつ、彼女が尋ねる。 「あ、いいよ。自分でやるから、響子さんは座ってて」 「そう言わないで。少しくらい、我が家の大黒柱を労わせてちょうだい」 「だ、大黒柱……?」 「あら、本当の事じゃないの。頼りにしているわよ、誠君」 微笑みながらそう言うと、彼女はもうキッチンへと足を向けている。 こういうところは、なんというか相変わらずだ。 内心苦笑しつつ、先刻まで彼女が座っていたのとは向かい側のソファに腰を下ろす。 「それで何にする? 実はグレンフィディック40年があるのだけれど」 「……どうしたの、そんな上物?」 「今日来客があってね。頂き物よ」 「そっか……でも、アルコールはやめとくよ。お茶、もらえるかな?」 「そう? 私に遠慮しなくてもいいのよ?」 「いや、僕一人で飲むのは勿体無いしさ……響子さんが飲めるようになったら、その時に二人で空けようよ」 キッチンからの声に答えつつ、何気なくテーブルの上の本を手にとってみる。 先刻まで彼女が読んでいたその本は、探偵小説の文庫本でもハードカバーの洋書でもなく、出産育児のハウツー本。 ――本当に、もうすぐその時がやって来るんだ。 改めてそんな感慨を覚えてしまう。 僕と彼女の間に、子供が生まれる。 それを想った時に湧き上がってるくるこの気持ちはなんと表現するべきなのだろう。 一言で要約するなら、“幸せ”だとか“嬉しい”だとか、つまりはそういうことになるのだと思う。 だけれどそんな簡素でありふれた言葉だけでは、全てを言い表すにはまるで足りない。 ならばと頭を捻って言葉を探してみても、なかなかうまい言葉が浮かばないのだが。 己のボキャブラリの貧しさがちょっと悲しい……などと軽く自虐している間にも、僕の頬は自然に緩んできていたりする。 まあ要するに、強いて言葉を選ぶなら僕は“幸せ”で“嬉しい”のだ。 しっくりこないが、さしあたってはそれで良しとしておこう。
ただ、その一方で。 僅かに、ほんの僅かにではあるものの、僕は不安を感じていたりもする。 本当に自分なんかに父親が務まるのか――来るべき時が近づくにつれ、時折そんな考えが頭をよぎってしまう。 この期に及んで不甲斐ないとは自分でも思うのだけれど。 彼女は、どうなのだろう。 自分が母親になることについて、彼女はどう考えているのだろう。 不安は――無いのだろうか。 「その本も頂き物よ。十神夫人からのね」 不意に掛けられた声が、僕を物思いから現実へと引き戻す。 顔をあげると、当の彼女が急須と湯呑みを載せた盆を運んでくるところだ。 「え? じゃあ来客って……」 「二人とも元気そうだったわよ。それに、お子さんもね」 テーブルに置いた揃いの湯呑み二つにお茶を注ぐと、彼女は片方を僕に差し出す。 「そっか……来てくれてたんだ」 それを受け取りつつ、僕は一足早く子供をもうけた元クラスメート二人の顔を脳裏に描く。 この上なく多忙な身だろうに、きっとスケジュールの合間を縫ってわざわざ会いにきてくれたのだろう。 だとしたら、悪い事をしてしまったものだ。 僕は僕で所員が一人だけになったオフィスを切り盛りするのにおおわらわだから、思えばもう長いこと顔を合わせていない。 お茶を啜りながら彼女の口から彼らの近況を聞いていると、自然と懐かしさがこみ上げてくる。 「冬子さんにいろいろとアドバイスして貰ったわ……すっかり母親ね、彼女。変われば変わるもの……なんて言い方は流石に失礼でしょうけど」 「へぇ……」 「……何か言いたげね」 「いや、そんなことは……」 「大方『私も人のことを偉そうには言えない』なんて思っているんでしょう?」 「だから……思ってないって」 「別にいいのよ。ある程度は自覚しているし」 「ちょっと、拗ねなくたっていいじゃないか……」 僕も彼に会えていたなら――父親の心構えについて意見を尋ねてみるのもよかったかもしれない。 自分が父親になると知った時、果たして彼は何を思っただろう。 自信家の彼でも、不安を感じたりはしなかっただろうか。 こんなことを聞いたとしても、おそらく十中八九は鼻で笑われて終わりだとは思うが。 「あなたに会えなくて随分残念そうにしていたわよ、十神君。『もう二度と俺の方からは出向かん』ですって」 「ははっ……相変わらずだね。今度はこちらから訪ねなきゃ」 「そうね。その時は……この子も一緒に、ね」 そう言って彼女は自分のお腹にそっと触れる。 二人きりの今、彼女は手袋を身につけていない。 裸の掌で胎内の我が子を撫で摩るその面差しは、とても優しい。 自分の気持ちを率直に表すのが苦手な彼女だけれど、今はその瞳に溢れんばかりの慈しみの一切を包み隠すことなく湛えている。 母親の顔、というやつだろうか。 それがこれまでになく美しくて、僕は思わず見蕩れてしまう。
「……何?」 「ん、いや……なんでもないよ。ところでさ」 視線に気付き怪訝な表情を返す彼女に対し、僕は慌てて話題を切り替える。 別にやましいことがあるわけでもないのだし、慌てる必要はないはずなのだが。 ……そう、やましいことなんてない。 母親の顔をした彼女があまりに綺麗だったから、ちょっとだけ我が子にジェラシーを感じてしまっていただとか、そんなことは断じてないのだ。 「えっと、今日の案件のことなんだけど。今話してもいい?」 「ああ……そうね。聞かせてもらうわ」 その言葉を合図とするように、先刻まで母親のそれだった彼女の瞳は微かな鋭い光を宿す。 出会った頃から幾度となく目にしてきた、探偵としての彼女の眼。 「それじゃあ、話すね……」 彼女が休業せざるを得なくなったことで、僕の肩書きは“探偵助手”から“探偵代理”になった。 この五年で彼女から探偵術のイロハをみっちりと叩き込まれた甲斐あってか、どうにかこうにか僕は新たな役職を果たすことができている。 とはいえ、どうしても及ばざる点は出てくるもので。 そんな時には、やはり彼女に助言を求めざるを得なくなる。 実際のところとしては、彼女が安楽椅子探偵で僕はその耳目といった方が正確なのだと思う。 だからこうして帰宅後に一日の調査内容を報告することが僕の日課となるのも、まあ必然と言っていいだろう。 以前僕が『ネロ・ウルフとアーチーみたいだね』と言った時には彼女は少し心外な様子だったが……まあそれは余談。 幸いなことに、ここ最近の依頼で人の命が絡むようなものはそうそう無い。 専ら人探しや物探し――七年前の“あの事件”の関係で、生き別れた肉親や失くしてしまった大切な品を捜してくれといった内容のものが主だ。 今日僕がこなしてきた案件も例外ではなく、彼女の助言のお陰もあって無事に一組の親子を再会させることができた。 「――と、まあそんな感じで一件落着。今回もまた響子さんに頼っちゃったけどね」 「いえ。あなたが必要なことを確実に観て、聴いて、考えてくれているからこそ、私も適切な助言ができるのよ。あなたはもっと自分を誇っていいわ」 「そ、そうかな……」 「そうよ。私が保証するわ。今日もご苦労様……これからも、よろしく頼むわね」 労いの言葉を僕にかけながら、彼女は小さく笑みをもらす。 ちょっとばかり情けない気もするが……やっぱり、彼女に仕事ぶりを褒めてもらえるのは素直に嬉しい。 それにつけても――やはりというかなんというか。 いつものことなのだが、僕からこうして仕事の話を聞いていると、我が愛しのネロ・ウルフはどうにも血が騒いで仕方がない様子だ。 人探しなんて探偵の初歩、というのは彼女の弁だったけれど。 そんな朝飯前の案件の話でも、内心うずうずしているのが見て取れる。 物心ついた頃からずっと霧切の探偵であり続けてきた彼女にとって、これほど長く自らの生業から離れるなんて久しくなかったことだろう。 そのことを思えば、無理もないことかもしれない。 「あのさ、響子さん。やっぱり、早く仕事に復帰したい?」 「え……?」 「いや、そんな顔してたからさ」 空になった湯呑みにおかわりを注ぎながら、言葉にして尋ねてみる。 「そう、ね――」
顎に手を添えて、彼女は思案顔を作る。 事件に臨んで推理を巡らす時に彼女がよく見せる仕草。 ただ、その面持ちは僕の見知った探偵としての彼女のものとは少し違う気がする。 どこがどうとは言いがたいが、彼女には珍しい種類の表情だ。 しかしそれも寸刻のことで、すぐに彼女は顔を上げる。 「そういう気持ちが無いと言えば嘘になるけれど……でも、今は後回しね」 軽く髪をかきあげると、もう彼女の顔から探偵の鋭さは影を潜めている。 「私が今第一に考えるべきは何よりこの子のことなのだし……安楽椅子探偵というのも、なかなか貴重な体験だしね」 「そっか……」 「それに何より、あなたがいてくれるから」 「え、僕?」 「さっきも言った通りよ。現場のことはあなたに任せておいて間違いないから、私も安心してこの子のことに専念していられるの」 「……なんか、照れるなぁ。そんな風に言われると」 「だから、今はこれでいいのよ。そう思えるのもあなたのお陰……ありがとう、誠君」 「あ、ああ……どう、いたしまして」 ぎこちなく礼を返す僕を見て、彼女はくすりと笑う。 母親――か。 よく言えば孤高、悪く言えばスタンドプレイヤーとでもいうか。 以前の彼女は何でも一人で抱え込んで、一人で突っ走ってしまうところがあった。 探偵の仕事のこととなると、殊更その傾向が強い。 それが今は僕に実務を預けて、そしてお腹の子のことを一番に考えてくれている。 本当に変われば変わるもの……なんて言ったらまた彼女にジト目を向けられてしまいそうだけれど。 そう――彼女は母親になろうとしているのだ。 来るべき、その時に向けて。 「話は変わるんだけど……もう一つ聞いてもいいかな」 「何かしら?」 「響子さんは……不安に思ったことはない? その、自分が母親になることについてさ」 そんな彼女を見ているうちに――僕は思わず尋ねていた。 自分の中にある、一抹の不安について。 唐突な僕の問いかけに、彼女も幾分面食らった様子をみせる。 「あなたは、不安なの?」 「……ほんの少し、だけどね。いや、勿論嬉しいって気持ちの方が強いんだけどさ」 「そう……」 彼女は軽く瞼を閉じると、手にした湯呑みに口をつける。 そして一拍の間を置いてから言葉を続ける。 「私も、同じよ……ふとした時に『私みたいな女が母親になれるのか?』なんて考えてしまうくらいにはね。だけど……」 「だけど?」 「怖くはないわ」 「不安なのに……でも怖くない?」 「ええ。これもまた、あなたのお陰ね」 「僕の……?」 ついつい鸚鵡返しを重ねてしまう僕の姿は、傍から見たらさぞかし間抜けなことだろう。 いつもなら即座に突っ込まれているところだが、彼女はただ穏やかな視線を僕に向けるのみだ。
「ええ、あなたのお陰。あなたのような人と一緒なら……この先何が待っていようと、私はむしろ楽しみよ」 「あ……」 それは僕らが絶望の学園を“卒業”して絶望の世界へと旅立ったあの日、彼女が僕に言ってくれたこと。 忘れていたわけではないけれど、なんだかひどく懐かしく響く。 あれからもう――五年になる。 「あの時、あなたがくれた“希望”は今も変わらず私の中にあるわ。だからこそ、私は今日まで歩いてこれた……そして、これからも」 少し面映げに笑うと、彼女は再びお腹を撫でる。 その表情はとても柔らかくて、ちょっとずるいくらいに綺麗だ。 「そしてこの子も、あなたがくれた私の新しい“希望”。あなたがいるから、この子がいるなら……たとえ不安だろうと、私はそれに立ち向かえるの」 「“希望”……ああ、そうか――」 それは“幸せ”や“嬉しい”とさして変わらない、ごく簡素でありふれた言葉のはずだけど。 僕らにとっては、何より特別な意味を持った言葉。 ああ、そうか――。 今しがた口にしたことを、声には出さず反芻する。 初心を忘れていた、とでもいうべきか。 自分の中から霞が晴れていくのを感じる。 「今度は僕の方が“希望”をもらっちゃった、のかな……」 「もう平気かしら?」 「うん、すっかりね。何を不安に思ってたんだろうってくらいに」 ソファから立ち上がり、向かいに座る彼女の隣へ席を移す。 「ねえ、触ってもいい?」 「許可を求める必要はないでしょう? あなたの子なんだから」 「ああ……それもそうか」 そっと彼女のお腹に手を添えてみる。 柔らかく、そして暖かい――確かな命の存在が伝わってくる。 希望というものに形があるとすれば、それはきっとこんな触れ心地なのだろう。 静かに、僕の手の上から別の手が重ねられる。 顔を上げると、すみれ色の瞳が僕を真っ直ぐに見つめている。 どちらからともなく顔を寄せ合い、僕らは口づけを交わす。 さっきのような軽い挨拶代わりではない、愛を――希望を交換するのに充分な深さをもった口づけを。 かつて、彼女は僕を“希望”と呼んだ。 だけど僕が“希望”になれたのだとしたら、それは“希望”の差す方へと僕を導いてくれた彼女がいたからこそだと思う。 彼女に面と向かって言えば否定するかもしれないけれど、僕にとっては彼女こそが“希望”。 思えば僕らは互いに“希望”を分け合って、ここまでやって来れたのだ。 僕が彼女に“希望”をあげて、彼女が僕に“希望”をくれて。 そしてこれからは――この子も一緒に。 希望は前に進むんだ。 「! 今、この子……!?」 「うん……蹴った! お腹、蹴ったね!」
みたいなのをいい夫婦の日に書きたかったけど、いい夫妻の日にすら間に合わなかった 半年前に書いた駄文の焼き直しだというのに…雑なうえ遅筆とか救えねえ ちょっと補補習うけてくる
いやいやいやGJ! すげえシックな大人ナエギリ! ボテギリさんも開拓されていくし、夫婦の日様様だな! っていうか良SSラッシュ過ぎてGJが追い付かない…
どうしたんだ一体、消されたのかッ!?
ゴメン、酷い誤爆した
>>577 テラGJ、まさに超高校級の夫婦と言わざるを得ない
>>578 GJ!
母性に目覚めたボテギリさん…素晴らしいじゃないか!
>>578 GJ!
良いおしどり夫婦だ…
こうなると出産編も見てみたくなるな
限定BOX買ってきた ううむ、ドラマCDの方は霧切さんの出番少ないな どうせなら霧切さんにも歌って欲しかったべ まあパケ絵の流し目が麗しいのでそれでよしとするか
スタッフコメントの日笠と霧切さんの落差に吹いた 「ダンガンロンパ…これからもよろしくね」でキュンときちゃったよ
ああ、久々に霧切さんの声を聞けたのは良かった また最初からやり直してみたくなったわい それにしても、効果音付きの「補習forミステリアス」はキツいな…
めっきり寒くなってきたが 霧切さんは雪を喜び庭駆け回るタイプだろうか それともコタツで丸くなるタイプだろうか
苗木君=犬タイプ=庭駆け回る 霧切さん=猫タイプ=コタツで丸くなる なイメージが浮かぶ
「日本の文化は素晴らしいわ…」と言いながらコタツにへばりついて出てこなくなる霧切さんを幻視した
みかんを丸ごと頬張ろうとするが口の中に入れたはいいも ちょっと圧をかけると果汁が吹き出しむせかえる涙目霧切さんが脳内によぎって死にたい
「苗木君、私は手袋をしているから蜜柑の皮を上手く剥けないわ。ここまで言えばわかるわね?」
>>591 苗木「桑田くーん、みかんの皮剥いてあげてよ。」
桑田「OK、女の子のためなら何でもやるゼ☆」
霧切「(゚Д゚)」
>>591 「ごめん気が利かなくて。はい、蜜柑の缶詰。」
>>593 次の日からコタツのテーブルの上に蜜柑の缶詰が3つほど常備されているわけか
ぬくいな
大人ナエギリ出産編
設定は
>>572 〜
>>577 とだいたい同じで、本編後で苗木が一人で事務所を切り盛りしている。時間軸は出産間近。
今日は響子さんの誕生日だ。
ぼくは大きなケーキの箱を抱えて、タクシーに乗っている。
時刻は午後3時半。今抱えている事件はほとんど解決したようなものだし、
一日ぐらい早退したって罰は当たらないだろう。
事務所への仕事の依頼を全部僕一人で片づけるなんて、
探偵助手を始めたころの僕には考えられなかっただろう。
事件解決のスピードが上がったのも、数年間響子さんのそばで探偵の技術を学んできたからだ。
そんなことを考えているうちにタクシーはマンションに着き、僕は代金を払ってタクシーを降りた。
事件解決のために走り回ったせいで、足が思うように進まない。
少し息を切らしながらもなんとか10階の自分たちの部屋にたどり着いた。
少しは見慣れた「苗木」の表札の付いたドアを開け、彼女の名を呼ぶ。
「ただいま、響子さん」
「誠君?どうしたのこんな早くに」
編み棒を手にした霧切さんが出てきた。冬に備えて、赤ちゃんの手袋を編んでいたようだ。
「早く響子さんに会いたかったから、事務所は夕方に閉めて急いで帰ってきたんだ」
「でも、今日中に終わらせないといけない事件があるって言ってなかった?」
「急いで終わらせたんだ。これも響子さんが探偵の技術を教えてくれたからだよ」
「そんなこと…」
「ほら。ケーキとワインも買ってきたよ」
「でも誠君、出産間近にお酒は避けたほうがいいんじゃないかしら?」
「あ…」
「まったく…父親としての自覚が足りないんじゃないかしら?」
「ごめん。うっかりしてた」
「まあいいわ。ワインは赤ちゃんが成長したあとの楽しみにとっておきましょう」
「うん。それと、今日はぼくが夕ご飯を作ってあげるよ」
「でも、あなたは仕事で疲れてるんじゃない?」
「大丈夫だよ。おなかもだいぶ大きくなったし、料理するのも大変でしょ?」
「それなら、お言葉に甘えさせてもらうわ。ありがとう、誠君」
照れながらもお礼を言う響子さんを見るだけで、今日一日の足の疲れが吹き飛ぶようだった。
それから十数分後、ちょうど響子さんの大好物のピザをオーブンに入れたとき、インターホンが鳴った。 「ぼくが出るから大丈夫」 エプロンを外し、ぼくは玄関に向かった。 「どなたですか?」 「宅急便でーす」 今開けます、と言ってドアを開けた瞬間、ぼくはその声に違和感を感じた。 そこには、ぼくが今日の捜査で正体をつかんだ横領犯がナイフを持って立っていた。 そして、男はそのままぼくをナイフで刺そうとする。 「誠君!」 一瞬、驚きで思考が止まってしまったぼくの前に響子さんが立ちはだかり、 大きく足を踏み出して男の腹にパンチをお見舞いする。 男はその場に倒れこんで気を失った。 恥ずかしいことに、ぼくは1ミリも動けなかった。 「無茶しすぎだよ響子さん!」 「大丈夫よ。ちゃんとお腹に負担をかけないように考えて動いたんだから。 誠君はケガしてない?」 さすが響子さん、ケガひとつしてないようだ。 「うん、おかげさまで」 「よかった…それにしても、誰なのかしら、今の」 「それが、一週間前から追ってた横領班で…」 「あなた、不用心すぎるんじゃないかしら? ほんとに、あなたも探偵なんだか…ら…」 「え、響子さん?どうしたの?」
響子さんは急にその場に倒れこんでしまった。 「痛い…お腹が…お腹が…」 「響子さん、大丈夫?今救急車呼ぶからね!」 「は、早くして…」 「もしもし?119番ですか?救急車をお願いします、場所は…」 ぼくが電話している間も、響子さんは苦しそうにうめいている。 ぼくがパニックになってしまいそうだ。 「救急車…すぐ来るって?」 「うん、この場所なら数分だって。 響子さん、ほんとにごめんね。僕のせいで…」 「いいのよ、そんなこと…あなたに何かあったら、私…」 「響子さん!今は…」 そのとき、階段の方から救急隊員の足音が聞こえてきた。 彼らはすぐに部屋の前まで来て、担架に響子さんを乗せていく。 「ご主人も一緒にどうぞ!」 他の隊員さんが止めていたエレベーターに乗って一緒に下まで降り、救急車に乗った。 「誠君…私は…大丈夫だから…心配しないで」 車中でそういう響子さんの顔は、とても大丈夫そうには見えない。 すぐに救急車は病院に着き、響子さんは病院の中に運ばれていった。
手術中のランプがついた部屋の前でぼくは一人ベンチに座っていた。 かかりつけの産婦人科の先生によると、急な運動のせいで子宮が圧迫され、 赤ちゃんが苦しんで必死に出てこようとしているらしい。 子供と母親、両方とも100パーセントの命の保証は出来ないと言われ、目の前が真っ暗になった。 ぼくのせいだ。ぼくがあれぐらいのことで驚いて動けなかったからだ。 女の人に守ってもらって、そのせいで彼女と子供の命を危険にさらしてしまっている。 それに、ぼくは捜査の時にあの男の声を聞いていたのに気付かなかった。 響子さんに喜んでもらってて浮かれていたからか、それとも日ごろから注意力が足りないのか。 ぼくは彼女のとなりで何を学んできたのか。 いざという時のために練習した護身術も使えなかった。 ぼくは探偵失格だ。 いや、響子さんの夫としても、お腹の子の父親としても失格だ。 「苗木!」 「…十神君と…腐川さん?どうしてここに?」 「暇が出来たから、もう一度会いに行こうと思って訪ねてやったんだ。 そしたら、他の部屋の住民が二人とも病院に行ったと… 何があったんだ?出産はまだ少し先じゃなかったのか?」 「それが…」 ぼくは事の一部始終を彼らに話した。 今日はたぶんここまでだと思う
乙!この調子でがんば! って霧切さんが言ってるよ
霧切さんなら「頑張ってね…期待しているわ(クスッ」とかそんな感じではなかろうか とまれ乙
マタニティの霧切さんの想像ができないな・・・ (出産のプロの朝日奈なら余裕だが)
苗「霧切さん、雪だよ雪!初雪!」
霧「苗木君窓を閉めなさい今すぐに…」
苗「……ちょっとくらい感動しようよ」
霧「犬じゃないんだから、雪を見たくらいでキャンキャン騒がないで」
苗「見かけによらず寒がりなんだから…」
霧「どうせ死体に躊躇なく触れる、血も涙もない冷血女よ」
苗「そ、そういう意味じゃないけど…涼しげなイメージっていうか、雪が似合いそうっていうか」
霧「…褒めてくれているなら嬉しいけど、私としては似合いたくないわね」
苗(雪女の仮装とか、似合いそうだなぁ)
霧「苗木君、ちょっとそこのミカンとってくれない?」
苗「えー…霧切さんの方が近いじゃないか」
霧「…私は今コタツに閉じ込められて出られないのよ。無理矢理出ると、凍え死んでしまうわ」
苗「はいはい…」
ヒョイ ムキムキ
霧「…別に、剥いてくれなくても大丈夫なのだけれど…」
苗「手袋じゃ剥きにくいかな、と」
霧「剥きにくかったら、手袋くらい脱ぐわよ」
苗「でも…その、家族になる人にしか、見せたくないんでしょ。その手袋の中は」
霧「…問題無いわ。その…家族のような付き合いでしょう、あなたとは」
苗「ダメだよ、嫁入り前でしょ。僕はこう見えても男なんだから、僕の目の届く場所では…」
霧「何か、色々間違っている気がするわ…」
霧(というか…ホント、この草食動物はいつになったら…)
苗「ホラ、剥けたよ…どうしたの?」
霧「……別に」
苗「食べないの?」
霧「コタツから腕を出すのも億劫…」
苗「横着しすぎだよ、もう…」
霧「コタツを生みだした人は天才ね。ノーベル平和賞モノだわ」
苗「それはいいけど…ミカン、どうするの? 剥いちゃったけど」
霧「そう、ね……食べさせて」
苗「……はい、あーん」
霧「…あ、む」
パクッ
苗「ちょ、それ、僕の指…」
霧「ん、む…」
チュパチュパ ペロペロ
苗「き、霧切さん…!」
霧「…ぷは。ごちそうさま、苗木君」
苗「も、もう…からかわないでよ」
霧「さっきの仕返しよ」
苗「仕返し、って…僕、何もしてないじゃないか…」
霧「……何もしてこないからよ」
>>587 以降の流れでカッとなって書いた 最近寒かった 今は反省している
>>599 乙!続き期待してる
>>600 GJ!
今回も存分に2828させてもらったよ!
炬燵に腕まで突っ込んでグテーっとしている霧切さんを想像しただけでも、何ともクるものがあるのう…かわええ
さて、思いっきりネタが被ってしまったこの駄文はどうしたものか…
最近は投稿が多くて嬉しいな クオリティ高いの多いし
総合スレにあった「霧切さんパンツ見せて!」のAAを見て 「いいわよ」と両手で少しずつスカートを上にあげていく霧切さんと それを見て逆に焦りまくる苗木君まで幻視してごめんなさい
607 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/11/26(土) 11:55:24.30 ID:IcTtpBe7
>>603 GJ!
炬燵はいい…
上板一枚分の距離を楽しむことも、望めば炬燵の上や下で距離を縮めることもできる
まさにノーベル賞級の発明だべ
霧「この国の美点を挙げればキリがないけれど…殊に炬燵は格別ね。先人の知恵に感謝するばかりだわ」 苗「まあ、おおむね同意するけどさ。若いうちから炬燵にへばりつくのは感心しないよ?」 霧「…随分と年寄り臭いことを言うのね」 苗「霧切さん、炬燵に入ったきりほぼ全く動かないんだもの。まさか一日そうしてるつもりじゃないよね?」 霧「苗木君、外を見てみなさい。雪が積もっているわ」 苗「そうだね。こんなに降るなんて久し振りだよ」 霧「今日みたいに冷え込む日は、炬燵の中で過ごすに越したことはない。そうでしょう?」 苗「えぇー…折角の雪なんだよ? ちょっとくらい外に出てみない?」 霧「外に出てどうするの? 雪合戦でもする気?」 苗「いや、雪景色を眺めるだけでも…こんなに積もるの、次はいつになるか分からないんだからさ」 霧「嫌よ、寒いもの。炬燵と釣り合う選択肢ではないわね」 苗「事件の時にはドシャ降りの中でも平気で飛び出していくクセに…」 霧「それとこれとは別よ。仕事のためでもなしに、好き好んでそんな真似するわけないじゃない」 苗「…そんなに炬燵から出たくないの?」 霧「ええ。その通りよ」 苗「まったく、猫じゃあるまいし…」 霧「あら、知らなかった? 私、本当は猫なのよ」 苗「……はぁ……」 霧「…何よ」 苗「もういいよ…僕一人で行ってくるから。霧切さんは留守番してて」 霧「そう。好きにすれば?」 苗「うん、好きにさせてもらうよ(ガタッ」 霧「……」 苗「じゃあ行ってくるね」 霧「……(ジトー」 苗「…どうかした?」 霧「別に…(ジトー」 苗「……」 霧「……(ジトー」 苗「ああもう、わかったよ…!(一緒にいて欲しいならそう言えばいいのに…)」 霧「…私は何も言ってないじゃない」 苗「目が口ほどに物を言ってるよ…霧切の名が泣くよ?」 霧「余計なお世話よ。あなたの前じゃなければ、そんなこと…(ボソッ」 苗「え? 何か言った?」 霧「だ・か・ら、何も言ってないわ。それより苗木君」 苗「何?」 霧「台所に昨日買ってきた蜜柑があったわよね? 立ち上がったついでに取って来てくれない?」 苗「…僕が行くの?」 霧「日本には『立っている者は親でも使え』という、とても含蓄深い言葉があるでしょう?」 苗「やれやれ…」
・
・
・
苗「お待たせ。ほんと人使いが荒いんだから」
霧「ご苦労様…やはり炬燵には蜜柑がないと始まらないわ」
苗「さて、それじゃあ僕も一つ…」
霧「苗木君」
苗「…今度は何?」
霧「私は手袋をしているから、上手く皮を剥けないわ…ここまで言えばわかるわね?」
苗「はいはい…もうなんなりとお申し付け下さいませ」
ムキムキ
苗「はい、剥けたよ」
霧「ありがとう。手間を掛けさせたわね」
苗「……」
霧「苗木君、どうかしたの?」
苗「ん、いや別にどうってことはないけど」
霧「だったら…蜜柑。皮を剥き終わったなら、こちらにもらえないかしら」
苗「……」
霧「苗木君?」
苗「…ねえ、霧切さん」
スッ
苗「『あーん』」
霧「…え?」
苗「『あーん』」
霧「何のつもり、それ?」
苗「何って、『あーん』は『あーん』だよ」
霧「あのね、苗木君。私がそんな幼稚な…」
苗「…僕は霧切さんのワガママに付き合ってあげたのになぁ」
霧「っ!」
苗「なのに、霧切さんは僕のワガママには付き合ってくれないのかなぁ」
霧「それは…」
苗「だから、これくらいいいでしょ?」
霧「これくらいって…あなたね…」
苗「『あーん』」
霧「……」
苗「『あーん』」
霧「……『あーん』……」
パクッ
霧「……」
苗「どう、美味しい?」
霧「……甘くて、酸っぱいわ……」
>>603 氏
なんというか、その…いろいろとごめんなさい
被ったのはこちらこそ申し訳ない それにしても霧切さん可愛すぎて鼻血出るかと・・・GJ! これはジャンル的にはグデギリさんでいいのかな
霧切さんが5章で今までの犯人たちの影響を受けたようです 「私が犯人だぁ?テキトーなこといってんじゃねぇって!!」 「殺してねぇ!!大体なんだよさっきから私の部屋にカギが置いてあった ぐらいで…私を犯人扱いってかぁ!?」 「私が戦刃むくろを殺した…とおっしゃるのですね? そんな…私が行戦刃むくろをこしたなんて… んな事あるわけねぇだろクソボケがぁ!!だれがあんな残念な女殺すっ つぅんだよ!!」 さぁ、誰が誰かわかるかな?
>>610 GJ!
どちらの炬燵ネタも良かったよ!
ところで炬燵で眠ってしまった霧切さんを苗木君がベッドまで運んであげる展開はまだですか
言いだしっぺの(ry 俺としてはこう、コタツの中で足を使って苗木君にちょっかいを出す霧切さんをだな
生物室で戦場むくろの死体を冷蔵庫にもどすかもどさないかの会話が一番 好きだ
>>613 簡単すぎwww一周してればわかるわwww
その……あの……あれだ!全員セレスさんじゃねぇか!
>>617 間違ってはないとは思う
間違ってはないとは
>>616 「甘いわね」と言いつつ死体を片付けるのを手伝ってくれるあれか
ああいうさりげないデレはいいよな
通信簿イベント以外では余りデレないと言われることの多い霧切さんだけど 結構そこかしこでさり気なくデレてるよね そのさり気なさがいいんだけど
ここだと当たり前のように苗木が好きってことになってるから 再プレイするとあまりの冷たさに愕然とする
4章で霧切さんが怒りすぎちゃうあたりまではそっけないよね でも軽いデレやいやに苗木を気にかけているような描写は随所にあるよ それを見てニヤニヤするのが通だ
冷たいと思ったことはないなあ まあいろいろと接し方が下手な面はあるけど、それが不器用さゆえってのは分かるし むしろそんなところも霧切さんの魅力だよ!
キリギリ 「きっと、この先もそう… 私がこの手を見せる事になるのは…」 「…私の家族になるような人だけでしょうね。」 ナエギ 「家族になるような人って…」 キリギリ 「…立候補する?」 ナエギ 「えっ?」 キリギリ 「また、騙されたわね…」 「フフ…フフフ…」 「…本当にバカ正直なのね。」 ナエギ (また騙されて… また笑われた…) (だけど…) (珍しく声に出して笑ってる… 霧切さんが本当に楽しそうに笑っている。) (…これって、ウソ笑いじゃないよな?) (もしかして、最後に少しだけ見せてくれたのかな…) (ボクに"彼女の本心"を…) こんなやりとりしてるのに、冷たいとかそんなアホな
>>625 それは通信簿イベント
上の流れは本編での話だぞ
最後の方で今までのそっけなさも不器用ゆえってのが語られるけど
後半までは冷たいと言われても仕方ない態度ではある
もっと愛想よく振る舞いたいけどうまくいかなくて思い悩む霧切さんを希望します
まあ最終的には「あなたのような人と一緒なら…」に至るわけですけどね ところで苗木君に「霧切さんって冷たいよね」と言われて、 表情は変わらないけど内心ひどくショックを受けている霧切さんはどこに行けば見られますか
>>629 ただじっと待てばいい
ただじっと…待てば…
>>629 静かでリラックスできる場所でその光景を強く思って目を閉じろ
修練された者なら瞼の裏に見える はず
霧切さんは一体どの段階で苗木くんを好きになったか? A→一目惚れ(必死にポーカーフェース気取りでクールキャラ造り) B→最初の事件の時に好感を得て気になりだし存在が大きくなっていった C→記憶を失う前に実はフラグが立っていた(前世の恋人風) D→何とも思って無かったが苗木くんが地下に落ちた時に好きだったと気付いた E→苗木くんの事なんて何とも思ってない(だけど無意識に苗木くんの事考えちゃう) まあ霧切ホームズと苗木ワトスン的名コンビだしどれだろうと相性はピッタリだな
Bかな あの裁判終了後のやり取りがターニングポイントという気がする 個人的にはCの過去の記憶が薄ぼんやりと影響して…みたいなのもアリだが
一章〜二章は純粋にこやつできるなくらいで、 三章操作パート及びラストの「心配」発言でちょっと気を許して、 四章序盤のイザコザで妙に苗木を意識してしまってる自分に気づき、 五章裁判中、自分を庇った苗木の姿に惹かれる こんな流れだよな ターニングポイントは三章のラストだと思う
まるで霧切さんが苗木に惚れたみたいな流れだの
一章裁判後といえば「引きずっていくよ」「期待してるわ」のやり取りが話題になるが その前のモノクマに殴りかかろうとする苗木君の腕を霧切さんがぎゅっと掴んで止めるシーンも良いと思う
苗木君の方からぎゅっとされた時の霧切さんの反応が見たい
>>637 ・「距離感を間違えていないかしら」などと言いつつ内心まんざらでもなくて振り払おうとはしない。
・「苗木君、離して」とクールな反応。しかし苗木君が慌てて手を離してからちょっと後悔する。
どっちだ
どちらもありだがここはあえて下で
>>638 またすぐに苗木がぎゆっ。
苗木男前になってしまった
少し頬を赤らめて無言でぎゅっとし返す霧切さんはないんですか!?
>641こんな感じですかね。分かりません。 こんなシチュエーションは予想して居なかった! 私は、苗木君に抱きしめられた体勢で固まって居た。 落ち着こう、まずは落ち着くのが先だ。 私の顔のすぐ隣に、苗木君の顔があって、ほんの少しの呼吸の音とか、 心臓の音とか、背中に回されている腕の感触とか、それが案外しっかりしている事とか・・・・・。 考えると、顔が赤くなるので暫く無視しよう。そうしよう。 私の体を抱きしめる力は、絶妙で苦しくはないけれど、ちょっと暴れただけでは、抜けそうにないくらい。 まぁ、暴れたりはしないのだけど。 どうせ、顔なんか見えないのだけど、顔が赤くなったら声まで上ずってしまいそうで、意識的に冷静になろうとする。 深呼吸をしたら、その動きまで感じ取られてしまうから、浅い呼吸をこっそりする。 それにしても、このシチュエーションは予想外だ。 子犬のような見た目で、子犬のように大人しい性格だと思っていた苗木君から抱きしめられてしまうなんて・・・・。 泣きそうになっている苗木君の肩を私が抱いてあげるのは、想像したことがあるし、 もしそうなったとしても、私はこんなに動揺しないだろう。 震える苗木君の肩をそっと抱いて、額にキスでもして、 「苗木君、私が手助けするから一緒に黒幕と戦いましょう。」 そう言ってクールに決めるはずだった私の目論見は、崩れさってしまった。 だって、抱かれているのだ苗木君に。 そんな事想像もできなかった。 私は、まだ棒立ちの状態だった。体はきをつけの体勢のまま、苗木君にぎゅっと抱きしめられている。 腕に力をこめるだけで、彼は何も言わない。
二人で、苗木君の部屋で相談していただけだった。 今後の黒幕への対策、今まで死んだみんなの事、生きているみんなの事。 それだけだったはず。 別れ際に私が何か口にして、扉の方に歩きだした瞬間に、 目の前に、回り込まれて抱きしめられたんだ。 心音がハッキリ聞こえる。 ドクッ、ドクッ、と波打つ音は、私の音なのかそれとも、苗木君の音なのか・・・。それすら分からないほど混じり合う。 心地よい緊縛。心地よい体温。 「霧切さん。僕、霧切さんを守るよ。」 一言だけど、強い言葉だった。 私の答えは、もう決まっている。私は超高校級の探偵だ。 この後、何をすれば最適かなんて、ハッキリ分かっている。 問題は、それがちょっと恥ずかしいって事だけど。 私は、苗木君の腕の抱擁を解くと、 自分の腕でしっかりと抱きついた。 恥ずかしかったから、言葉は無しで。それでも、気持ちは伝わったと思う。 鏡を見なくても、今の私の顔は真っ赤だって事が分かった。
>>642 完璧に分かってるじゃないかGJ!
かわいいなあもう…すごくかわいい
ありがとうございます! ありがとうございます!
こんな寒い日は霧切さんと布団の中でだらだらしていたい
ベッドで熟睡している霧切さんの掛け布団をいきなり剥ぎ取って思いっきり睨まれたい
俺の占いによると霧切さんは風呂から出た後裸のまま平気で部屋の中を歩き回るタイプだと出ているんだが 異論はあるだろうか
>>649 お前の占いは3割当たる!!!
どストライクだありがとう
まあ何となくそういうところで無頓着そうな感じはするな
あれだな 夜時間直前に苗木君が霧切さんの部屋のドアをノックすると バスタオル一枚の霧切さんが出てきたりするわけだな
流石に苗木の前にその格好では出ないだろw
コンコン… ガチャ 霧切「はい?」 苗木「え…?霧切さん!!!!??///」 霧切「どうしたのよ苗木くん」 苗木「ごっごめん!!!」 霧切「どうして苗木君が謝るのよ」 苗木「あの…気づいてる???」 霧切「だからなんのこと???」 苗木「霧切さん…服…ここまでいえばわかるよね…???」 霧切(どうして苗木くんは目線を外しているのかしら…はっ!!!) 「…っ///ごめんなさい」 苗木「…///」 霧切「…///」 チラ裏ですまん 書いてたら照れギリさんになってしまったが 気にせず苗木を真っ赤にさせる霧切さんもください
うむ…いいじゃないか
流石にこの季節、風呂上りに薄着のままうろうろするのは辛かろう 湯冷めして風邪ひいちゃうべ …ああ、しかし風邪でダウンする霧切さんというのもなかなか…
時間はもうすっかり暗くなった夜の9時。 霧切さんと苗木くんの二人は、浮気調査のため公園にある木の影に潜むように立っていた。 ターゲットが愛人らしき人物と公園に入っていくのが見えたからだ。 霧切「こんな時間にこんな場所で女性と二人きり…ほぼクロで間違いないでしょうけど 一応証拠写真まで抑えておくわよ。」 苗木「…20Mぐらいしか離れてないけど大丈夫かな?」 霧切「この位置じゃないと写真は狙えないわ。…他に隠れるところも無いみたいだし。 それにここは他に人も多い。よほど目立った動きでもしない限り私たちが勘付かれる事は無いわ。」 苗木「ちょっと、霧切さん、ターゲットがこっちに来る!」 霧切「…!」 ぎゅっ 苗木「(い、いきなり抱きついてきてどうしたの霧切さん…?は、離してくれないと動けないよ)」 霧切「(馬鹿ね。ターゲットが近づいてた来たからってわたわた逃げ出したら 私達が付け回してる、って教えてやるようなもんじゃない。 ここは、カップルのふりをしてやり過ごすのが一番よ。)」 苗木「(カ、カップルって…霧切さん、それじゃ抱きつき方が不自然だよ。 これじゃ抱き合ってるっていうより、霧切さんが僕を拘束してるように見えるよ…! 僕の両腕完全にロックされてるじゃん!)」 霧切「(…不自然なの?こんなことやったこと無いから…)」 苗木「(まず力を抜いて…そう、お互いの手がお互いの背中に回るように…するんじゃないかな。 そして顔と顔を近づけて…後は…)」 霧切「(…後は…?)」 苗木「(…え、えーと…キ、キス…とか?)」 霧切「(し、したことない)」 苗木「(ぼ、僕もない。)」 霧切「(…な、何事も経験よね。リアリティを出すためにも必要だし…す、するわよ?)」 苗木「(う、うん。…い、いや!僕からするよ!こういうのは男の務めだし!)」 霧切「(そ、そう。わかったわ…)」 苗木「…」 霧切「…」 顔を赤らめ見つめ合う二人。 ターゲットを見失ったと気づくのは、この5分後の事であった。 おわり
GJ! 朝からニヤニヤさせてもらったぜ
>>657 GJ!
生々しい現場だってのに初々しくてかわいいなw
>>657 GJ!
浮気調査か…
尾行中にターゲットがホテルに入ってしまって、
仕方なく二人もホテルの中へ…みたいな展開はアリですかね
アリだな 霧切さんの方は仕事のためだからと平然としていて、苗木君が一人でドキドキしてたりするといい
ならばホテルの中での会話 霧切「ところで…苗木くん?」 苗木「ん?どうしたの、霧切さん?」 霧切「キスはやったこと無いって言ってたけど… 抱きあい方は妙に詳しかったわね?」 苗木「い、いや!あれは舞…ッ」 霧切「マイ?」 苗木「い、いやいやいやいや!ま、舞い上がっちゃってさ! それに抱き合いかたなんて映画やドラマ見てればわかるじゃん!」 霧切「…」 苗木「(いいいい言えないっ!前に舞園さんに抱きつかれた事があるって!!)」 霧切「…マイ…」 苗木「(推理してるぅ〜〜!!)」 霧切「…」 苗木「(…僕を観察してるぅ〜〜〜!!)」 霧切「…それで、なぜそんなに焦ってるの?」 苗木「…え!?な、なにも全然焦ってないよ!?」 霧切「……ふうん…」 苗木「ほ、ほら!またターゲット見失ったらダメだしさ!ちゃんと見張らないと!」 霧切「そうね」 苗木「タ、ターゲットがなにか変な動きを…」 霧切「…しらじらしい。」 苗木「え!?」 …その後、苗木くんが果敢に話しかけるも、素っ気のない生返事。そして淡々と仕事が終了、帰宅。 本当のことを告白し霧切さんの機嫌が治るのは、二日後の事である… おわり
ホテル内もしくはホテルから出たところで学園長(女連れ)と出くわして大惨事に みたいなのを想像してしまった
12月だ!!!サンタクロース霧切さん… サンタギリさん…
>>659 こんな感じ?
苗木「ね、ねぇ……霧切さん」
霧切「何?」
苗木「今、依頼人の旦那さんと愛人……ここに入っていったよね」
霧切「……そうね」
苗木「ここって……その……」
霧切「ぶっちゃけて言えばラブホテルよ。最近ではファッションホテル、レジャーホテルとも言うわね」
苗木「だよね……。分かり切ってはいたけど、やっぱりクロ……浮気は確実だね」
霧切「……」
苗木「……霧切さん?」
霧切「追うわよ」
苗木「ええっ!!?」
霧切「大きな声を出さないでくれるかしら。犯人たちに気付かれるわ」
苗木「犯人って……。で、でももうここに入った時点で浮気は確定なんじゃないかな……」
霧切「……」
苗木「霧切さん?」
霧切「本当にそうかしら」
苗木「え?」
霧切「仮にホテルに入る瞬間を押さえた写真を突き付けたとしても、
それが即浮気の証拠に繋がるとは言えないんじゃない?」
苗木「そう……かな?」
霧切「そうよ。さぁ、行くわよ苗木君」
苗木「う、うん……いいのかな」
――― 霧切「成程ね、部屋のパネルがいくつも並んでいるわ。 この中から入りたい部屋を自分たちで選ぶというシステムになっているみたい。 ……じゃあ、これにするわ」 苗木「あ、霧切さん。その部屋のパネルはライトが消えてるから誰か入ってるよ。 今空いてるのは201号室と304号室と404号室だね」 霧切「……ちょっと待ちなさい、苗木君。どうしてあなたは『パネルが消えている部屋は使用中』 だと言うことを知っているの? まさか誰かと入ったことがあるんじゃないでしょうね?」 苗木「そそれは違うよ! このくらいは……えっと、常識の範囲内って言うか……知識として 知っていただけって言うか……」 霧切「……そう、じゃあ私には常識が無いと、そう言いたいわけね?」 苗木「そ、それも違うよっ!(たぶん)」 霧切「ふぅん……まぁいいわ。それじゃ……この部屋にするわ」 苗木「あ、ジャグジー着きだ。さっき霧切さんが選んだ部屋もジャグジー着いてたよね」 霧切「! ……そうだったかしら。 別に犯人たちの尾行のために潜伏するだけだから、どうだっていいけれど」 苗木「ところで、犯人がどの部屋に入ったか霧切さん分かってるの?」 霧切「! ……もちろん分かっているわ。えっと……そう、私達の部屋の隣よ」 苗木「本当に?」 霧切「……ええ。あなたが外でもたもたしている間にしっかりチェックしておいたもの。 いいから、行くわよ」 苗木「う、うん……」 霧切「一応言っておくけれど苗木君。 妙な気を起こしたら絶望的な目に合わせるから肝に銘じておくことね」 苗木「し、しないよ!」 霧切「そう。えっと……このボタンを押せばいいのね?」 苗木「うん」
霧切「……それで?」 苗木「多分あとは部屋に向かえばいいんだと思うけど」 霧切「そうみたいね。フロントも無人だし」 苗木「霧切さん、エレベーター来たよ」 霧切「ええ……っ」 客♂「……」ササッ 客♀「……」ササッ 苗木「……っと、ちょうど出てきた人がいたみたいだね。なんか気まずいな……って霧切さん? 何してるのそんな物陰で?」 霧切「……こんなところで二人でいたら、まるで私達までこのホテルを利用しにきたみたいじゃない……。 私達はあくまで仕事で来ているのよ。変な目で見られるのは腹が立つわ」 苗木(恥ずかしかったのか……) 霧切「さぁ行くわよ」 苗木「う、うん……」 ――― 苗木「この部屋だね」 霧切「ドア上部のランプが点滅しているわ。 ……成程、これで案内がいなくてもスムーズに入室できるようになっているのね」 苗木「え? あ、本当だ。霧切さんよく気付くよね。さすが探偵」 霧切「……そう、探偵だから気付いた。それだけのことよ」 苗木「?」 霧切「何でもないわ。苗木君、部屋を案内してちょうだい」
苗木「案内って……。えーっと……」 『当店は、自動会計システムとなっております』 苗木「うわっ! びっくりした……へぇ、この機械でお金払うのか。 後払いでいいのかな?」 霧切「徹底的に他人との接触を断っているわけね。……確かにこれなら恥ずかしくないわ」 苗木「えっ」 霧切「あ……っ、そんなことより。室内を捜査するわよ」 苗木「けど、それって浮気調査に関係ないんじゃ……」 霧切「浮気? そんなものとっくにクロだったでしょう。それより今はこの施設について詳しく……」 苗木「えっ」 霧切「!」 苗木「えーっと……」 霧切「……な、何よ」 苗木「……違ってたら謝るけど、霧切さん……もしかしてこういうとこに入ってみたかっ」 霧切「苗木君。それ以上言ったら、ユルサナイ」 苗木「あ、うんごめん……」 霧切「苗木君、これを見て」 苗木「今度は何?」 霧切「お風呂と部屋を隔てる擦り硝子。 一見互いに見えないようになっているけれど、このスイッチを押すと……」 苗木「うわっ……」 霧切「中が丸見えね、何て無駄な機能なのかしら」 苗木「霧切さん見てよ、意外とルームサービスのメニューが豊富だよ」 霧切「宅配ピザまで頼めるなんて……あら、別料金でシャンプーやトリートメントも好きなものを選べるのね。 しかもメンバー会員になれば無料でレンタル出来るみたい」 苗木「あ、ゲームも借りられるんだ。すごいな」 霧切「部屋の中にいるだけで丸一日くらい全く退屈せずに済みそうね。 これはこれで合理的なのかしら……」
苗木「霧切さん大変だよ」 霧切「どうしたの?」 苗木「お風呂の中にテレビが着いてる!」 霧切「なんですって……?」 苗木「けどこういうホテルって普通二人で入るよね? それなのに一人でテレビなんて、 待たせてる相手に悪いんじゃないかな……」 霧切「それは違うわ、苗木君。お風呂は一人で入るもの。その前提が既に間違っているんじゃない?」 苗木「ま、まさか……」 霧切「そうね……俄かには信じがたいことだけど、恋人や或いはそれに近い関係なら……その、 お風呂くらい一緒に入るんじゃないかしら」 苗木「や、やっぱりそうなんだ……」 霧切「この浴槽。明らかに一人で入るには大きすぎるもの」 苗木「すごいな……」 霧切「あら? シャンプー、リンス、ボディソープ……」 苗木「どうしたの?」 霧切「もう一本用途が分からないボトルが……マッサージオイルかしら」 苗木「! そ、そうじゃないかな!」 霧切「そう言えば枕元にに電動マッサージ機があったわね。 不摂生を絵に描いたような場所かと思えば急に健康志向だなんて、ポリシーが感じられないわ」 苗木(言えない……本来の用途じゃないなんて) 霧切「さて。せっかく来たことだし、ちょっとこのジャグジーを試してみようかしら。 性能テストといったところね。他意は無いわ」 苗木「そうなんだえええっ!?」 霧切「あなたが誤ってガラスを透過するスイッチを入れてしまわないように、あえて前もって注意したのよ。 ……苗木君、命が惜しいなら、そのスイッチには近づかない方がいいわ。 でないと……ここまで言えば分かるわよね?」 苗木「いや分かるけど……い、いいの?」 霧切「何が?」 苗木「だ、だって……一応ここにはボクと霧切さんの二人きりなのに……」
霧切「苗木君……」 苗木「う、うん……」 霧切「あなたを信じているから」 苗木「うっ……」 霧切「それじゃ、出て行ってくれる?」 苗木「はい……」 みたいなことがあってこの後 苗木(……シャワーの音が生々しい……この向こうに生まれたままの霧切さんが……) モノクマ『うぷぷぷぷ、本当に? それでいいの苗木クン。? 霧切さんのすっぽんぽんを 見れる滅多に無いチャンスなんだよ? うぷぷぷ』 とか脳内にモノクマ出てきて悶々としつつも「あなたを信じているから」という霧切さんの言葉で 踏みとどまる苗木だけど最終的にスイッチ近くですっ転んでぽちっと押しちゃってエクストリーム以下略 後日学校で「苗木と霧切ちゃんがいかがわしい場所でいかがわしい事をー!変態!」って朝日奈あたりの 顔を真っ赤にさせる展開が待ってたらいいな
GJ! うむ…若いな…
GJ!! 興味津々なんだな霧切さんw
ベスト版をやり直していて、2章で千尋が霧切さんに憧れる旨の発言をしていたことを思い出した 霧切さんが千尋の師匠になっていれば…
まぁ男連中よりも霧切さんやさくらちゃんに学んだ方が男らしくなれそうな気はするなw
男キャラの中で一番まともっぽいのは苗木くんだしなw まあ超高校級の連中はある意味まともじゃないのは当然か (普通って素晴らしい) エンディングで十神や葉隠はそれとなく別れの言葉?を口にするのに 霧切さんは外に出た後も当然苗木くんといっしょみたいな事言うので (苗木くんの了承無しになw) 霧切さんは苗木くんに惚れているという脳内補完がたやすいのだろう
>>665 さんと微妙にかぶっちゃいましたが
もともと用意していたので投下します。
>>662 の帰宅から二日後、仲直り編
ホテルの一件から二日後。
霧切さんと苗木くんの関係は、ぎこちないものになっていた。
先日も、いつもは二人で出かける仕事にも「事務所の掃除をお願いします」、と
一言書いた書き置きを残し、苗木くん一人で留守番を喰らっている。
霧切さんが帰ってきたのは、夜0時を過ぎての事であった。
そして今日、出かける仕事は無く、霧切さんはパソコンでずっとなにかの作業をしている。
苗木「あの…霧切さん?」
霧切「…」カタカタ
苗木「霧切さん!」
霧切「…聞こえてるわ。…なにかしら。」
苗木「なにか、手伝える事は無いかな?」
霧切「無いわ」
苗木「…」
霧切「…」 カタカタ
苗木「いつもはさ、これを調べ物して、とか、この書類を作って、とかあるじゃん。
今日は、どうしてそれが無いのかな?今日の仕事はむずかしいから、とかさ。理由があるなら教えて欲しい」
霧切「…特に無いわ。掃除でもしていて。」
苗木「…」
霧切「…」 カタカタ
苗木「霧切さん」
霧切「…しつこいわね。いま仕事中なの。」
苗木「…いつまでスネてるの?」
ピキッ、とした空気が二人の間に張り詰める。
霧切「…! スネてる?私が?なぜ?スネる理由が無いわ。」 苗木「…もう気づいてると思うけど、正直に言うよ。僕は抱き合った事がある。舞園さんに抱きつかれたんだ。」 霧切「ええ、知ってるわ。すごくわかりやすい反応で誰が見ても一目瞭然よ。 …で?それがどうかしたの?」 苗木「…僕は正直に言った。だからもうスネないで欲しい。」 霧切「どうして私がそんなことでスネなきゃならないのかわからないけど…一つ気になった事を言わせてもらうと、 あなたがなぜそれを内緒にしたのか?って事よ。弾みで抱き合っただけなら正直に言えばいい。隠すにはなにか理由があるはずよね?」 苗木「…なにを言ってるの?」 霧切「舞園さやかは狡猾だった。あなたを信用できる忠実な手駒に仕立てるためにはどんな手段もいとわないはず。 そして見事、あなたは舞園さやかに篭絡されていた。…キスもしたこと無いとか言ってたけど、本当はどこまでシテもらっていたのかしらね?」 苗木「き、霧切さ…!」 霧切「…」 カタカタカタ 苗木「霧切さん、訂正するんだ。舞園さんは本気で苦しんでいた。…あの決断も必死に悩みぬいた結果の答えだろう… なにか勘違いしてるようだからはっきり言うけど、身体が触れ合ったのはその一回だけだ。 …憔悴しきってて、誰かにすがらないと自分を保てなかったんだよ…。」 霧切「憔悴?それは演技よ」 苗木「霧切さん!!」 霧切「彼女を死なせてしまったのは早期に事件を解決できなかった私の責任でもあるわ。 彼女を殺した私が憎いのなら、いつでもこの事務所を出て行って結構よ。」 苗木「霧切さん…!」 霧切「…」 苗木「…」 霧切「…」 苗木「気づいてるくせに…!」 霧切「…?」 苗木「…霧切さんの洞察力ならもう気づいてるだろ?」 霧切「…なにを言っているの…?」
耳まで顔を赤くした苗木くんが、事務所外へと聞こえる程渾身の声で叫ぶ。 苗木「…僕が霧切さんのことが好きだってことだよ!!好きで好きでたまらないんだっ!! 昨日も一日会えなくて辺りを探しまわったのに会えなくて泣きそうだった!!すごく心配した!! なんで抱き合ったのを内緒にしたかって?霧切さんに嫌われたくなくて必死だったんだっ!!! あの日からまともに目も合わせくれないし、会話もしてくれない。好きな人にそんなことされてた僕の気持ちがわかるか! 事務所から出て行けって、霧切さんともう会えなくなるぐらいならこの場で死んだほうがマシだ!!!!」 霧切「…! ちょ、苗木くん、何を言ってるの…?ど、だ、大丈夫?」 苗木「大丈夫だよ!自然だよ!!…霧切さんを嫌いなんて言うほうが不自然だ!僕は霧切さんが大好きなんだ!」 霧切「な、な、苗木くん?な、苗木くんのくせに…」 苗木「…でも、僕の友達を馬鹿にした事は謝ってほしい。」 霧切「…!……」 苗木「彼女は、僕に正直に悩みを打ち明けた。本気だった。…彼女は被害者なんだよ。…手駒とかなんとかじゃない。友達だったんだ。」 霧切「…友達…なのね。…あなたらしいわ。一度信用すると決めたら最後まで信用する…。 それに比べて私と来たら、感情に任せて冷静な判断ができず、あなたの事を信用せず…勝手に下品な妄想をして、彼女に失礼な発言を… …ごめんなさい。あなたが怒るのも当然ね。」 苗木「…いや、わかってくれたらいいよ。…でもさ、スネてないって言ってたけど、感情に任せてたんだ?」 霧切「…!い、いや、それは」 苗木「僕は、正直に言ったよ。霧切さんは僕の事どう思ってるか…聞かせて欲しい。」 霧切「そ、それは…当然…………苗木くんの事は………好 (省略されました。全てを読むにはホイップ!ホイップ!モンゴリアン!と書き込んでください)
ホイップ!ホイップ!モンゴリアン!
ホイップ!ホイップ!モンゴリアン!
ホイップ!ホイップ!モンゴリアン!
ホイップ!ホイップ!モンゴリアン!
ホイップ!ホイップ!モンゴリアン! そういや今日で一周年だなこのスレ
一周年か…もう霧切さんと出会ってからそんなに時間が経ってたんだな こっちのスレの萌える霧切さんにニヤニヤしすぎて、本編での霧切さんを若干忘れつつある はやく2出ないかなー
687 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/12/02(金) 19:41:02.89 ID:wSJM6Zdh
ホイップ!ホイップ!モンゴリアン!
気付けばこの一年ですっかり霧切さんが生活の一部になり申した
>>686 それは違うよ!
本編の霧切さんが萌えるからこそ、このスレの霧切さんがいるんだ!
今や霧切さんは衣食住に並ぶ生活の必須要素です 今後ともよろしく
うむ これからもこのスレに、そして霧切さんに幸あれ ホイップ!ホイップ!モンゴリアン!
1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/12/02(木) 17:29:14 ID:O4P6Rj2w
超高校級の“???”である「霧切響子」(CV:日笠陽子)について語るスレです
◆ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生(※音量注意)
ttp://danganronpa.com/ ◆キャラ総合スレ
ダンガンロンパキャラ萌え総合スレ
ttp://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1290938686/ 次スレは
>>950 ぐらいでスレ立て宣言してから立ててください。
苗「霧切さんのスレが立って、昨日で一周年なんだって」
霧「ふぅん…早いものね」
苗「ほんと、あっという間だったなあ…」
霧「でも、昨日で一周年というのは正確ではないかもしれないわね」
苗「え、なんで?」
霧「まあ、瑣末なことなのだけれど…」
1 名前:名無したんはエロカワイイ[sage] 投稿日:2010/12/01(水) 23:12:56 ID:eXmqMstU0 [1/2]
超高校級の“???”である「霧切響子」(CV:日笠陽子)について語るスレです
◆ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生(※音量注意)
ttp://danganronpa.com/ ◆キャラ総合スレ
ダンガンロンパキャラ萌え総合スレ
ttp://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1290938686/ 次スレは
>>950 ぐらいでスレ立て宣言してから立ててください。
霧「実はその一日前に、『ゲームキャラ』板に立てられていたのよ」
苗「あれ、そうだったっけ!?」
霧「すぐに『携帯ゲーキャラ』板に立て直されたけれどね…でも、このスレの始まりはこの時からとも言えるんじゃないかしら」
苗「そ、そっか…一昨日か…」
霧「さて、一応聞いておこうかしら…今になってこの話題を切り出したのは何故?」
苗「いや、せっかくの一周年なんだし…記念にこれまでのスレの歩みを振り返ったりしてみたかったんだけどさ」
霧「なんだ…そんなことなの」
苗「うぅ…やっぱりちょっと時期を逸したかなあ…」
霧「…別に、私は今でも構わないと思うけれど」
苗「え?」
霧「付き合うわよ。あなたがそうしたいのなら」
苗「いいの?」
霧「暇潰しくらいにはなるでしょう? それに…一応自分のスレのことだしね。私だって、これでも多少は感慨を覚えているのよ」
苗「しかしこうして見返してみると、初代スレの頃からたくさんのSSが投稿されてきたんだなあ…」
霧「まとめサイトに保管されているものが今日現在で計176作品…中には100KBを超える大作もあったわね」
苗「このスレを盛り上げてきてくれた職人さん達には、本当に感謝だね」
霧「ええ…それにしても、よく発想が尽きないものだと感心するわ」
苗「本当にいろんな霧切さんが描かれてきたよね。大人になった霧切さんや、子供の頃の霧切さん…」
霧「猫になったり薬物常用者になったりね。このゲームについて語る場はネットの内外に数多あるのでしょうけど、こんな私が描かれるのはここくらいじゃないかしら」
苗「あ、ああ…そうかもね」
霧「最近ではあなたにお尻を叩かれたり…なんてこともあったわね」
苗「っ! そ…そんなこともあったね…」
霧「まったく…大変だったわ。毎度のこととはいえ」
苗(だけど…あんな霧切さんもこんな霧切さんも、みんな可愛いかったよなあ…)
霧「…何をニヤニヤしているの?」
苗「え? い、いや…何でもないよ」
霧「まあ、でも…思い返してみれば、どれもいい思い出かもしれないわね」
苗「そっか…」
霧「あなたにとってどうなのかは知らないけれど…」
苗「それは…うん。同じだよ、僕にとっても」
霧「…そう…」
苗(あ、ちょっと嬉しそう)
苗「SS以外でも、いろんなことがあったよね」
霧「そうね。Part2スレの時期でいえば…ビジュアルファンブックが発売されたわね」
苗「うん。僕や霧切さん…それに他のみんなの旧デザインがはじめて公開されたんだっけ」
霧「『決定稿の私より大人びている』だとか、『某裁判ゲーの某キャラに似ている』だとか…好き勝手言われたものね」
苗「でもさ、僕は初期稿の霧切さんも可愛いと思うよ?」
霧「……」
苗「…あ、もちろん決定稿の霧切さんが一番だよ!? ほんとに!」
霧「…そういえば、あなたの身長が妹さんより低いこともこのファンブックで判明したわよね」
苗「ちょっ、今はその話はいいでしょ!? このスレは霧切さんが主役なんだから!」
霧「せめて私の背くらいは追い抜いてほしいものね、苗木君? まだ伸びる余地があればの話だれけど」
苗(そんなに怒らなくてもいいのに…)
苗「Part3の時期には…ラジオでやってた人気投票の結果が発表されたよね」
霧「私が一位、だったわね。なんだか分不相応な気もするけれど」
苗「そんなことないよ! 霧切さんにはそれだけの魅力が…」
霧「何?」
苗「や、え、ええっと…」
霧「(…なんで途中で口ごもるのよ)ところで、3スレ目ではこんなネタもあったけれど。覚えているかしら?」
http://nullpoarchives.orz.hm/uploader/upload/File8839.gif 苗「ああ、そういえばあったなあ。ていうか、保存してたんだ…」
霧「スレでは『だいたいあってる』との評判だったけれど…何なのかしら、『やさぐれナース』だとか『凶暴女子』だとか…」
苗「でも、この座右の銘なんかは霧切さんらしい感じじゃない?」
霧「さあ…どうなのかしら」
苗(あと、『儚げなお尻』もね…口には出せないけど)
霧(『行くべき時には強引に行ける:×』か…今後の課題ね)
霧「さて、Part4では…」 ''"´ `ヽ , ′ 丶 / \ ′ . ハ l , .| {. / i| .| |i |l 、 .} .} /\ '. |i_|ハ l ||_|i_|_|_刈、 : // ̄ マ . 斗zx l从| ,ィ示斥ァi ∨ } ,'//≦二二二フ Yヽ戈ツ 廷リ丿, !_八/,个<\ |圦 , / ,' : :.:《/ ヽ ヽ\ | ト. ` / 人: : : :乂 ノ )/〉 | |. _  ̄´ . イ : \: : | 尨^ヽ〈 (´____ /| | r‐iト '" 。| .| \| 乂_ ノ__ ̄`ヽ( \| | } iトvィil゜ .| .| /| 尨 Y | |_/' .//}{li ‘, .|i .| />ト、 乂_ 人 _ , -‐''"´| | |\//、}{.≠.∨リ .|/ >x_ \尨 Y . ト、 /| | | 爿///,ハ |‘, / _廴、乂 ノ . !∧ ‘。.| | | 〈_了 / .| リ. ‘, / ´ ._{、 `尨ヽ } | | | | / !. / | i/ ′ ´ .\ 乂 ノ_ | | | il | |./Ж7|i/ ,| | |_ \ \ Y . ; イ |ノ. | |' V レ / | | ./ `´` ヽ \ 尨ヽ . / i O|∧| / / О| | /: : : :.:| \ \乂 ノ\ 霧「ついにAAまで作ってもらえたわ」 苗「霧切さんのAAって今では10種類近くあるんだよね…凄いなあ」 霧「あなたのAAは…4種類ほどかしら。意外と少ないのね」 苗「まあ、地味だからね…僕。できれば正面立ち絵のAAくらいは欲しいけど(霧切さんのAAと並べられるような、ね)」 霧「あら、私は今あるものだけでも充分だと思うわよ?」
′ 、 -=ニ  ̄ ̄`丶|: : : : : : ヽr……- . , \ : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ´: : : : : : : : ` : : . . / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .\ ′ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ '⌒ 、 , / / /. ∠._, : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. ニ\′ __ / / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. 二ニi / -= )/ / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. \ニ| / / / , //′ // / , ′: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. >ニi { f .′ / / ミ≦_八/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 二=}| マ :.⌒ / / / ;}}`ヾ \./_斗ァ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、: : : 二=}| |lヽ_)_./. i / :{ 冫\z、У /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,イ: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : :.\: 二/ !. 八 ソ |′ ∨(彡イヾ、 \./: : : : :.:./ : : : : : : : : : : :/ .|: : : : : : : : :/\: : : : : : : : : : :. =/ / |::.ー| | . : !: : : : : /: : : : : :/ : : : /_ .|: : : : /.:./__,\: : : : : : : : : : / / |:: : | | .′ .|: : :l⌒l: : : : , / : : / `|: : // ´ __, \: : : : :!: : : : ′ ト、:::| | : .厶イ| |: : //: :/.f乙ヽ 、 |: / レ′ f乙ヽ `ヽ, \: : |\: : |ニ\. | ,. | V/.:∧ V/ {:::o:::! |/ {:::o::::! /リ/ノY : : \ |ニニ=\ .:|. 、 .´ |: : 〉/ Y ヽ 弋こソ 弋こソ /_) .人: :i |二ニニ\| _;:.ン7´ |: / i\ '. J :. / /{ ∨ |二二二二\ / |l | /レ'.:/|: : ーヽ u ′ /-< : : |`ヽ |二二二ニニニ\ |l | ./=ニ/=-|: : ∧: : :. _ _ /: : :∧: :|=-= 、 |二二二二二ニニ\ | /=-=|{-=ニV/Ξ|: : :.>、 ( ) ./∨ /ΞY-==-i |二二二二二二二 \ /ニ=ニ|{ニニ=ニニ∨/Ξ,〕:.. ` こ´ .イ=ニ∨-=ニ}:|=Ξ=| 霧「…これがあるもの」 苗「わっ、近!? ちょっと、いきなり耳元は吃驚するってば!」 霧「そう?(フッ」 苗「み、耳に息吹きかけないでよ!」 霧「…ふふっ」
苗「次はPart5…もとい5KUBUTOだね」 霧「続編『スーパーダンガンロンパ2』が発表されたのはこの頃だったかしら」 苗「そうだね。新キャラのリュックを背負った銀髪の子のことが話題になったんだよね」 霧「私の親戚か娘じゃないかって、みんなあれこれ想像していたわね…まあ、真相はいずれ分かることでしょうけど」 苗「で、みんなの注目がそちらに行っちゃってたから、霧切さんが少し拗ねちゃったりしたっけ」 霧「…別にいいでしょ、そんな昔のこと」 苗「うん、別にいいんだけどね(ニヤニヤ」 霧「何よ。さっきの仕返しのつもり?」 苗「さあ、どうかな?(ニヤニヤ」 霧「…生意気だわ…」 苗「それから、小説版『ダンガンロンパ/ゼロ』も発売されたね」 霧「私やあなたも出演したわね…二人とも脇役だったけれど」 苗「でも霧切さんの新たな一面も垣間見えたし、このスレ的にも見所があったんじゃないかな」 霧「私の新たな一面…?」 苗「前々からちょくちょく言われてはいたことだけどさ…霧切さんってかなりのファザコ…」 霧「…それ以上言うとあなたの頭のアンテナを切り飛ばすわよ」 苗「あの…目が笑ってないんだけど」 霧「そうでしょうね。本気だもの」 苗「わ、わかったよ…もう今の件には触れないから」 霧「…素直で結構だわ」 苗「あ、そういえばさ。このスレではたびたび霧切さん主役のスピンオフを希望する声があったけど…そんな可能性もあるのかな?」 霧「さあ…どうでしょうね。果たして私は主役の器なのかしら?」 苗「僕としては見てみたいけどなあ。霧切さんの新しい活躍に、霧切さんの視点から見た物語」 霧「まあ、何にしてもはっきり言えることが一つあるわ」 苗「それって?」 霧「スピンオフがあろうがあるまいが…それとは関係なく。このスレの住人達はきっと各々の中で、各々の物語を紡いでくれることでしょうね」 苗「ああ…そうだね。うん、きっとそうだよ」 霧「そしてPert6…このスレに至るわけね」 苗「こうして振り返ってみると…本当にいろんなことがあったね」 霧「ここに至るまでのおよそ5,700レス…住人達が一つ一つ積み上げてくれたお陰で私達はここまで来れた…とでもいったところかしら」 苗「うん。そしてこれからも、きっとね」 霧「この先スレの向かう道がどこへ…そしてどこまで伸びているのかは分からないけれど…それでも、あなたはまだこのスレに付き合ってくれるのかしら?」 苗「勿論だよ。二人一緒なら、この先何が待っていようとむしろ楽しみ…そうだよね?」 霧「…私の台詞を取らないでほしいわ」 苗「あ、ごめん」 霧「別に責めてはいないわよ…実際、その通りなのだし」 苗「う、うん…」 霧「…ありがとう、苗木君」 苗「…どういたしまして。それから…霧切さん、ほら」 霧「ええ。わかっているわ…」 霧「モニターの前の、これまでこのスレを応援してくれたあなたにも…ありがとう。そしてあなたさえよければ…これからもよろしくね」
つい魔が差してやった いろいろと引用させてもらった皆さん、ごめんちゃい 今は反省している
>>696 いやGJ!
面白かったぜ
うそこメーカーネタとか懐かしいなw
>>696 GJGJ! おもしろかった!
こうやってSSにしてみると、感慨深いものがあるな…
「10年後の預金通帳」 霧切響子 様 【残高】 ¥661
「10年後の預金通帳」 苗木誠 様 【残高】 ¥6,818,265
「10年後の預金通帳」 苗木響子 様 【残高】 ¥1,619,618,144
「10年後の預金通帳」 霧切誠 様 【残高】 ¥7
http://shindanmaker.com/168846 婿養子には行かない方がよさそうだw
>>696 GJ!
いい一周年記念だ…
これからもSS書き諸氏にはよろしくお願いしたいものだべ
>>699 霧切さんは宵越しの銭は持たない主義なのか、それともタンス預金派なのか…
いずれにせよ一刻も早く嫁入りすべきだな、うん
まあお金には執着なさそうな気はするな、霧切さん かといって浪費するタイプにも見えないが
苗木響子か…良い響きだ 霧切の家名が途絶えてしまうのがネックだが
>>699 で重要なのは、苗木響子が大金持ち というだけではなく
結局苗木君と結婚することで霧切さんが大儲けしてることにあると思うんだ
結婚することによって、何か大きな転機があったんだろうな
霧切さんはなんかこう、スイス銀行とかに偽名で口座を持ってそうな
こんな寒い日は霧切さんと鍋をつつきたい
霧切さんの口に熱々おでんを無理矢理ねじ込むのか…胸が熱くなるな
そんな芸人な… 熱々おでんで涙目な霧切さんはちょっと見てみたいが
なんとなく鍋奉行な霧切さんが浮かんだ 鍋に箸を伸ばそうとする苗木君を尻目に、肉と野菜をバランス良くてきぱきと苗木君の皿に取り分けるところまで
>>707 モノクマ「霧切さん、おでんどうぞ。」
霧切「もがっ。」
苗木「霧切さん大丈夫!?
…あっ…無表情で無言のままおでん食べてる…」
モノクマ「叫んだり涙目になったりしなくてつまんなーいっ!!
と、ゆーわけでもっとおでんどうぞ!!」
霧切「もがもがっ。」
苗木(あっ…それでも無表情でおでんを食べてる…
しかも、おでんを口に入れた瞬間口の中のおでんがなくなってる…)
1時間後
モノクマ「おりょりょ?もうおでんないなぁ〜…」
霧切「もう終わり、まだ食べれるのに…」
苗木(あんなに食べたのに霧切さんおなかがまるで膨れてない…
どうなってるんだ?)
モノクマ「霧切さん、そんなに食べて体重は増えないの?」
霧切「探偵は体重が増えないのよ。」
苗木「それは違うよ!!」
>>708 鍋奉行をやろうとする石丸とそれを無視して箸をつけようとする十神や桑田あたりが大騒ぎしているのを尻目に、
そっと肉を取って苗木くんの皿に入れてあげる霧切さん…
とかそんな感じの展開を俺としては希望したい
どうも芸人のノリしか頭に浮かばない 苗「押さないでね? 絶対押さないでね!?」 霧「…わかったわ」ドンッ みたいな
霧切ス
むしろ鍋の食べ方を知らない霧切さんが苗木君にいろいろ教えてもらいながらたどたどしく箸を動かす とかそういうのでも
それもアリだな 霧切さん何でも知ってそうだから 霧切さんが知らないことを苗木君が教えてあげるというシチュは想像するになかなかグッとくるものがある
>>715 詳述は避けるがエロい想像をしてしまったじゃないか
教えてあげられるほど苗木君はエロいことに詳しいんだろうか・・・
エロパロ板いけ そして詳しく書くが良い
正直すまんかった 霧切さんが知らなくて苗木君は知っていそうなことを真面目に考えると…なんだろうな テレビゲームとか?
コントローラーを持つ手がふとした拍子に触れ合っちゃったりするわけですねわかります
意外に電子機器とかな 電話とメール以外のケータイの機能を使いこなせないとか んで機種変するにも勝手がわからないから、苗木君を頼って、ショップまで連れてって選んでもらうんだけど 恋人専用の定額プランとかおススメされて苗木君がテンパって、でも霧切さんは意味がよくわかってなくて、 というのをさっき見てたアニメのせいで思いついたんだけど、これだとマジ苗木君リア充だな 末永く爆発しろ
うむ 末永く爆発すべきだな
霧切さん「江ノ島盾子!平和的にスト2でお仕置きよ!」 江ノ島「はっ?なに言ってるわけ?私のザンギエフに勝てると思ってるの?」 霧切「…」 ピッピッ (ガイル) 江ノ島「はぁあああぁあ〜絶望だわぁぁあああ 最高ぉおおおお!」
>>723 そんな霧切さんもアリだな
実用的な機能以外興味なさそうだし
味気ない着信音しか設定していなかったのを苗木君に教えてもらって
着うた(苗木君と同じもの)を設定してみてちょっと満足げな霧切さんとか
よくわからないなりに勉強した結果ゴテゴテしたデコメを送りつけてくる霧切さんとか下さい
霧切さんの携帯の着信音はたぶん黒電話のジリリリリンってやつだな
苗木君の携帯の着信が舞園さんの歌でちょっと不機嫌になる霧切さんが見えてしまった
>>721 ゲーム中のプレゼントで携帯ゲーム機あげるとそこそこ喜んでくれるんだよな、霧切さん(に限らず全員そうだけど)
ああ見えて意外とゲーマーなのか
それともやったことないけど興味はあるのか
そういや昔総合スレで、苗木君霧切さん舞園さんの三人でモンハンやるネタがあったなあ 霧切さんはソロだと強いけどパーティープレイは駄目な人という設定でw
>>730 そのネタ懐かしいなw 霧切さんと苗木君がガンナーで舞園さんが笛のやつだっけ
テトリスとかクイズ系とか、頭を使うゲームは強そうな気がするけど
リズム系とかアクションは全く駄目みたいな印象はあるな
苗木君は真逆で、いつも二人で勝負してたら俺得
霧切さんはああみえて負けたら結構ムキになりそうだ
苗「また僕の勝ちだね」 霧「……」 苗(霧切さん、悔しそうだ…僕にも分かるくらい顔に出るなんて珍しいな) 霧(これで十連敗…屈辱だわ…!) 苗「ねえ、そろそろこのゲームも飽きてこない? 別のゲームにしようよ」 霧「……」 苗「ほら、霧切さんの好きなあのパズルゲームとか…」 霧「嫌よ」 苗「え?」 霧「まだ十戦しただけじゃない。私は飽きていないわ」 苗「そ、そう…」 霧「勝負はこれからよ。私も要領が掴めてきたことだし、次こそは…!」 苗(うーん…悪いけどあんまり要領を掴めているようには…) 霧「さあ、苗木君。もう一戦いくわよ」 苗「あのさ、霧切さん…その」 霧「…もしかして、私がムキになっているとでも思っているんじゃないでしょうね」 苗「え、ええっと…(その通りというか…そうとしか見えないんだけど…)」 霧「だとしたら心外ね。私がこんな子供っぽい遊びで熱くなるわけないじゃない」 苗「わ、わかってるよ…」 霧「なら、コントローラーを握りなさい。いいわね?」 苗「う、うん」 霧「…一応言っておくけれど、手を抜いたりしたら承知しないわよ?」 苗(案外子供っぽいよなあ…でも、ちょっとかわいいかも) みたいなのが浮かんだ ちょっと子供っぽさが過ぎるだろうか
かわいいじゃないか…
そういや一緒にスマブラやるss見たことあったなー
パズルゲームで不二咲にコテンパンにやられたのもあったと思う
霧切さんにはサイレントヒルとかやらせてみたい 恐怖で青褪めながら必死に平静を保とうとする様を横で眺めたい
苗木君のくせに生意気よ。 苗木君のくせに生意気よor2 苗木君のくせに生意気よ3D
苗木君を一人前の探偵助手に育て上げる育成シミュレーションを希望します
>>739 を見て早速ちーたんに開発を依頼する霧切さんを希望します
ある意味本編がそれじゃないか?w
メタで霧切さんがダンガンロンパをプレイしたら、そう感じるかもな
霧切「苗木君、番長や侍や極道教師のゲームを作っている会社に 新しいゲームのアイデアを出しにいったんだけど。」 苗木「どんなゲーム」 霧切「クマのマスコットが学校に15人の生徒を閉じ込め殺し合いを させるゲームよ。殺人が起きた場合裁判が行われ犯人を当てたら 犯人は殺されるわ。日常ではキャラクターと会話したりプレゼントを あげたり出来るの。他にも幼馴染が騙して殺人計画を企てたりある人物が 多重人格の殺人鬼だったり萌え系の女子が実は男子だったり、生活に 順応しようとしている少女がくだらない理由で出て行くために殺人を 犯したり、最強が自殺したり、登場人物が黒幕に変装したり黒幕が登場人物 の双子の妹だったり外の世界が実は崩壊してたりするわよ。」 苗木「へぇ…そんなややこしいゲーム開発してくれるのかな?」 霧切「さぁ、ちなみに、キャラの名前は私と私達の友人の名前から出てるわ。」 苗木「ふぅん。じゃあ僕はそのゲームがもし売り出されたらそのゲームの 小説を作るよ。 変装した黒幕や口の悪い神経学者や8人のそっくり兄弟や性欲旺盛な スパイ少年が出る小説をね。」 霧切「そぅ、がんばってね。」 ダンガンロンパ制作秘話でした。
苗「うーん…」 霧(苗木君、随分考えこんでいるわね…でも、あなたならこれくらいの謎は解ける筈よ) >苗木君にヒントを出しますか? ヒントを出す ニアヒントを出さない ピッ 苗「…そうか分かったぞ! これは○○で××なんだ!」 >苗木君の推理力が11上がりました 霧(…よし!) * 十「どうだ苗木、お前に答えられるか?」 苗「ええっと、それは…」 霧(これもヒント無しで大丈夫よね…。十神君、あまり私の苗木君をなめないでほしいわ) >苗木君にヒントを出しますか? ヒントを出す ニアヒントを出さない ピッ 苗「それは…その…」 >苗木君は答えられない様子です! 霧(しまった…! 私がフォローしないと…) 霧「…それは□□で△△なのよ。そうでしょう?」 苗「あっ…そうか!」 十「チッ…何故貴様が答えるんだ?」 >苗木君の推理力が8下がりました。 霧(くっ…) 苗(霧切さんのお陰で助かった…ありがとう、霧切さん) >苗木君の信頼度が23上がりました。 霧(いや…結果オーライね) とか、霧切さん視点だとそんな感じなのだろうか
五章の霧切さんの追い詰められっぷりは可愛かった まずは自分が犯人でないことを証明しないと信じてもらえず黒幕の思う壺だし その後恐らく苗木君の無実も証明しようとしただろう所でタイムアップにされちゃうし 苗木君が追求すれば霧切さんが処刑され、しなければ苗木君が処刑され(未遂で済んだけど)で ある意味六章より絶望的だわ
>>745 なんという霧切得ゲーGJ
ちょっとやってみたいぞこれw
>>746 霧切さんと苗木君が互いに互いを追い詰めざるを得ない状況を作ったのも
黒幕が意図してのことなんだろうな
実に悪趣味だべ
>>745 そのゲームの各自のエンディングルートを考えてみた
バッドエンド 推理度と信頼度が50以下だと発動
推理度50未満 信頼度50未満 絶望エンド
苗木が絶望して苗木だけがお仕置きを受け霧切はそのショックで絶望
ただ息をして、ものを食べるだけの存在となってしまい寂しく死を迎える
ノーマルエンド 推理度か信頼度のどちらかが50以上だと発動
助手エンド
推理度50以上 信頼度50未満
脱出後、苗木は霧切を頼らず、自分の力だけで探偵になる事を決意
その姿を見て霧切は物寂しさを感じるのであった
推理度50未満 信頼度50以上 友達エンド
霧切とは恋人とまでは行かず友達どまりで終わるが
霧切はそこに希望があることを確信する
グッドエンド 各自パラメーターがあわせて100以上だと発動
推理度50以上 信頼度50以上 助手エンド
脱出後、苗木が霧切の助手になりたいと申し出る
数年後、世界一の探偵と助手として二人は世界に名をとどろかす
推理度100 弁護士エンド
脱出後、苗木は霧切の手引きで一流の弁護士になる
信頼度100 結婚エンド
霧切に絶対の信頼を寄せた苗木はそのまま霧切と結婚する
ハッピーエンド 各自パラメーターが最大だと発動
推理度100 信頼度100 希望エンド
脱出した二人は結婚し夫婦で探偵業を営み、かつての霧切家を上回る
探偵の家系となり、「希望の探偵一族」と呼ばれる用になる
>>748 訂正バッドエンド 推理度と信頼度が50以下だと発動
推理度50未満 信頼度50未満 絶望エンド
苗木が絶望して苗木だけがお仕置きを受け霧切はそのショックで絶望
ただ息をして、ものを食べるだけの存在となってしまい寂しく死を迎える
ノーマルエンド 推理度か信頼度のどちらかが50以上だと発動
推理度50以上 信頼度50未満 弁護士エンド
脱出後、苗木は霧切を頼らず、自分の力だけで弁護士になる事を決意
その姿を見て霧切は物寂しさを感じるのであった
推理度50未満 信頼度50以上 友達エンド
霧切とは恋人とまでは行かず友達どまりで終わるが
霧切はそこに希望があることを確信する
グッドエンド 各自パラメーターがあわせて100以上だと発動
推理度50以上 信頼度50以上 助手エンド
脱出後、苗木が霧切の助手になりたいと申し出る
数年後、世界一の探偵と助手として二人は世界に名をとどろかす
推理度100 探偵エンド
脱出後、苗木は霧切の手引きで霧切を上回る一流の探偵になる
信頼度100 結婚エンド
霧切に絶対の信頼を寄せた苗木はそのまま霧切と結婚する
ハッピーエンド 各自パラメーターが最大だと発動
推理度100 信頼度100 希望エンド
脱出した二人は結婚し夫婦で探偵業を営み、かつての霧切家を上回る
探偵の家系となり、「希望の探偵一族」と呼ばれるようになる
…どうだべ?
もし助手だった苗木くんが探偵としてのスキルだけを盗んで 探偵として独立したら霧切さんはどうするかな? 父親の件もあるからヤンデレ化とかないかな・・・
>>746 裁判中は一切顔色を変えない霧切さんだけど、内心では葛藤したり動揺したりしてたんだろうな…
などと考えてみるとなかなか趣深い
スパイクさんにぜひ作ってもらいたいな ぜひ まじで ツクテモライタイヨ
>>745 GJ
面白いかったぜ
本編の霧切さんも内心こんなこと考えつつクールに振舞ってたんだとすると俺得
霧切さん視点の本編シナリオをちょっと見てみたい気がするな ポーカーフェイスの裏で意外にはっちゃけたこと考えてたりしそうだ
個人的にはスネギリ中の霧切さんの内面を見てみたいものだ
一枚目:松に鶴 「来月までに千羽、ね…」 律義なところは苗木君の美点だけれど、行き過ぎは負担になるんじゃないか。 そんな私の懸念を余所に、また一羽作り終える。 「もっとこう…手軽なものでいいんじゃない? 手紙でも、彼女は喜んでくれると思うわ」 「手紙も書くけど…お見舞いに行けない分、せめて気持ちを送りたいな、と思ってさ」 「…まあ、お人好しなあなたらしいわね」 「手伝ってくれてる霧切さんも大概だよね」 舞園さんが倒れた、と、私がニュースで知る頃には、苗木君は既に高校次代の友人たちに話をつけていた。 過労が原因のため、命に別条はなくとも、しばらくは活動を休んで療養するそうだ。 そんな彼女を応援するための、千羽鶴。 苗木君と舞園さんの出会いに縁のある鳥だ、きっとただの千羽鶴以上に意味を持つのだろう。 作るのは主に彼だが、『希望ヶ峰学園同窓生』の名目で送るらしい。 「…どうして千羽鶴なのかしらね」 ふ、と作る手を止めて、頬杖を付いた。 「縁起が良いからじゃない? 長寿の象徴だし」 また一羽を膨らませ、作業の手を止めずに苗木君が応じる。 「縁起が良い、ね…勝手なものだわ」 嫌な音を立てて、空気が凍る。 「人間の活動で住処も命も奪ったせいで、絶滅の危機に瀕している鶴を、一方では縁起を担ぐなんて」 「……」 「これほど鶴をぞんざいに扱っておいて、仮にここで千羽鶴を折ったところで、本当に御利益はあるのかしら。甚だ疑問だわ」 最低の科白だ。 頑張っている苗木君や他の同窓生の努力を、一笑に伏すような言葉だった。 利益や縁起じゃない。 舞園さんのために鶴を折る、その行為そのものが何よりも尊く意味があるというのに。 苗木君は作業の手を止めて、困ったような笑顔を私に向ける。 「霧切さんって…時々、舞園さんの話をすると機嫌悪くなるよね」 ドキ、とする。真を突くような言葉が返ってきた。 舞園さんは、本当に友達だと思っている。 卒業後の親交も、苗木君ほどではないけれども、それなりだ。 個人的な依頼を頼まれることだってあるし、時々だけど電話で言葉を交わす日もある。 けれど、 私が家まで遊びに来ているのに、苗木君は舞園さんのために鶴を折る。 そんな彼が、少しだけ許せなくて。 構ってもらえずに拗ねる、子どものような嫉妬心だと、自分でも嫌になる。 「あの…もし無理に手伝わせてたのなら、ゴメン」 「いえ、そうじゃないのよ…ただ…」 不器用な私が作った折り鶴は、不格好にひしゃげていた。 こんな歪なもの、舞園さんには贈れない。 醜い本音と共にポケットにしまいこんで、私は席を立った。 「…意味もないことを考えすぎたみたい…風に当たってくるわ」
二枚目:梅に鶯 ホーホケキョ、ケキョケキョ。 隣の庭の梅の木がお気に入りらしい鶯は、今日も変わらず喉を鳴らす。 窓から覗き、綺麗なオリーブ色の羽毛を見て、昼はパスタでも作ろうかなどと思い至る。 「ん…」 時計の針が十二時を過ぎた頃、ようやく眠り姫が寝室からのそのそと這い出てきた。 瞼をこする仕草がなんとも色っぽい。 「おはよ、霧切さん」 「…あなた、またソファーで寝たわね」 爽やかな朝の挨拶は、ジト目でもって跳ね返された。 霧切さんが僕の家で寝てしまうことは、実は頻繁にある。 仕事の疲れからウトウトと、とか、お酒で酔いつぶれて、とか。今日は後者だ。 彼女が言うには、自分の家よりも落ち着いて、どうも気を抜いてしまうそうだ。 「お客様をその辺に寝かせるわけにはいかないでしょ。まあ、僕のベッドも上等とは言い難いけど」 「寝心地は最高だったわ。…けれども、どうして家主を追い出して、私がベッドを占領するのよ…」 霧切さんはまだ眠いようで、起きてきたばかりなのに、再びソファーに横になってしまった。 「適当に転がしておけばいい、と、いつも言っているでしょう…」 とは言っても、それは無理な話。 何せ彼女は、寝返りを打つたびに服を肌蹴るんだから。 目の毒だし、そのまま放置して風邪を引かれても困る。 ホント、ベッドに運ぶまで大変だった。主に理性が。 「文句があるなら、今度からは飲みすぎないでね」 「…普段はないのよ、酒に呑まれることなんて。どうしてあなたの家では…」 昨日の酒盛りを思い出す。 確かに、お互いに飲み過ぎというほど飲んだわけじゃない。 「僕の家なら別にいいけどさ。他の人の家では、絶対にやっちゃダメだよ? 特に男の人の家」 「その心配はいらないわ。どういうわけか、あなた以外には縁が無いのよ」 ヒラヒラ、と、ソファーの上で手を振る。 まあ、僕の家では安心して眠ってしまうということは。 つまり、それだけ僕が男として意識されていないということだろう。 職業上、身の危険には人一倍敏感な霧切さん。 その彼女が落ち着けるというのだから、危険とすらみなされていないんだ、僕は。 彼女の心を休める止まり木になれているのなら嬉しいけれど、男としては幾分複雑である。 「…あなたの部屋、鶯の囀りが聞こえるのね。お陰で目を覚ましたわ」 「春告げ鳥の谷渡り、だね。目覚まし代わりにしては風流じゃない?」 「まあ、そうね…ただ、風流を感じるには、まだ頭が起ききっていないかも…」 ゴソゴソとソファーの上で丸くなる姿は、寒がりな猫そっくり。 「…良い匂い。何を作っているの…?」 ソファーから届く声に、まどろみが混ざる。 「ただのパスタ。ニンニクを炒めてるだけだよ」 「あと何分で出来るかしら…」 「十分くらいかな。サラダも合わせれば、もう少し」 「…私はもうひと眠りするわ。御飯が出来たら起こして頂戴」 少しして、寝息が聞こえる。 春眠暁を覚えず、にはまだ少し季節が早いと思うのだけれど。 三鳴鳥の目覚ましも、彼女の休息を妨げるには役者不足のようだ。
三枚目:桜に幕 「…お花見?」 「近所の公園、満開だったよ。これ、お土産」 苗木君の手には、一本の桜の木の枝。 まだ開く前の蕾が、なんとなく愛くるしさを感じさせる。 木を手折るなんて無粋な真似はしない人だ、落ちているのを探して拾ってきたのだろう。 受け取って、花瓶代わりのコップに挿すと、これで中々趣がある。 「いつもどっちかの家で飲むばかりだからさ」 「居酒屋やバーで飲むよりも経済的だし、料理も美味しいもの」 「はは…作ってるの僕だけどね。でも、花見にしてもお弁当は僕が作るし」 「そう、ね…」 「今週末あたりに、みんなも誘って…どうかな」 予想通り。 相変わらずの苗木節に、思わず吐きそうになったため息を飲み込む。 私がその手の宴会に行き渋る理由を、彼は未だに理解してくれない。 彼の言う『みんな』とは、高校時代の友人のことだ。 卒業して社会人となった今でも、親交は深い。 あの学び舎で築いた交友は、ある意味では血よりも濃い。 特に苗木君が声を掛ければ、例え国外でもスケジュールを調整して会いに来る人も。 ひとえに彼の人望がなせる業だ、それはいいとして。 「…苗木君。『桜』は『咲く羅』の話、知っているかしら?」 「う、うん…桜の花は、死んだ人間の血を吸うから赤くなる、って噂だよね」 「噂の審議は分からないけれど…あの辺り、昔は墓地だったそうよ」 「……」 口から出まかせだけど、分かりやすいくらいに苗木君は顔を青くする。 ホラー映画は平気なくせに、どうしてノンフィクションにはこうも弱いのか。 「それにこの時期は虫も出るわね。木の下に幕を張れば、ボトボト落ちてくるわ」 「うぇえ…」 「私は虫は平気だけど、あなたは苦手でしょう。両方とも」 「う、うーん…」 一度、珍しくも彼の方から家に呼び出されたことがある。 何かと思えば、台所にゴキブリが出たから退治して欲しい、という依頼だった。 虫だの鼠だのに怯んでいられない探偵職、確かにゴキブリは平気だけれど。 頼りにされるのは嬉しい半面、そんなところで頼りにされる女というのもどうなんだろうか。 「どうせ夏には、また集まるんでしょう?」 「一応花火大会の日に招集はかけるけど…」 「再会の楽しみは、それまで取っておきなさい」 二人分のコップを取り出し、ビールを注ぐ。 苗木君が作ってくれた惣菜も、皿に盛り付けて食卓へ。 真ん中に桜の枝を飾れば、これも花見でいいじゃないか。 桜に盃、宴で一杯。 「私の家で、桜の枝を肴に…大人しく『二人で』飲みましょう?」 「…うん、そうする」 「ふふ…乾杯」
四枚目:藤に時鳥 「綺麗でしたわ、銚子の『臥龍の藤』」 「隣に愛する人がいてこそ、ひとしおの美しさでしたな」 「…いつのまにウチの駄豚は、そんな歯の浮くようなセリフを覚えたのでしょうか」 ぎゅー、と、山田君の頬を抓りあげながらも、ほんのり頬が赤いセレスさん。 あのポーカーフェイスがここまで分かりやすくなるなんて、人も変われば変わるものだ。 あまりの微笑ましさに、霧切さんもため息をつく。 「…惚気は余所でやってくれないかしら」 「はは…まあ、藤の花言葉も『恋に酔う』だし、今の二人にはピッタリだったかもね」 久々に来客用のカップを出して、紅茶を淹れてリビングに戻る。 机の上には所狭しと写真やパンフレットが広げられていた。 二人で休暇を合わせ、先月末に旅行に行ってきた、そのお土産だそうだ。 山田君とセレスさんは高校以来の恋仲で、時々こうして暇を持て余しては二人揃って遊びに来る。 遠目に見ればご主人様と召使のような関係だけど、二人とも満更じゃないらしい。 「そういうお二人は、…藤を見るにはまだお早いようですわね、霧切さん」 「…大きなお世話よ」 「え? 何、どういうこと?」 不機嫌そうに顔を背け、カップをひったくる霧切さん。 話についていけずに解説を求めると、三人がほぼ同時に顔を見合わせた。 「……はぁ」 「…同情いたしますわ」 「ギャルゲー主人公もビックリの鈍感っぷりですぞ、苗木誠殿…」 冷や汗を拭いながら、山田君に箱を手渡される。 「お土産のほととぎす饅頭ですぞ。紅茶のお供にでも」 「わ、ありがとう」 「…何故、藤の名所のお土産にホトトギス…?」 「藤にホトトギス、そういう組み合わせなんだよ。到来する季節も同じ頃だしね」 「…博識ね。どうして知識はいらないくらい余ってるのに、知恵は回らないのかしら」 心外である。 首を傾げていたから分かりやすく説明したつもりが、ジト目で睨みあげられてしまう。 時々彼女はこうして唐突に怒っては、その理由すらも説明してくれないので、僕はただ粛々身をすくませるばかりである。 「ま、まあ、日本のホトトギスは、藤よりも俳句で有名ですからな」 見かねた山田君から助け舟。 「そ、そうだね。鳴かぬなら、ってやつでしょ。僕は『鳴くまで待つ』派なんだけど」 「私は『鳴かせてみせる』派ですわ。まあ、山田君は早々に鳴いてくれましたが…うふふ」 「…実際は『殺してしまえ』の勢いでした…ええ、はい」 当時を思い出したのか、山田君の顔が青くなる。 「…私のホトトギスは、いつになったら鳴いてくれるのかしらね」 ぽつり、霧切さんが漏らした。 「え? 霧切さん、ホトトギスなんて飼ってないでしょ」 「…鳴くのは当分先のようですな」 「待つ身は辛いですわね、霧切さん」 「いいえ…結局は『鳴かせてみせる』技術も『殺してしまう』勇気もない、私自身の問題でもあるのよ…」 はぁ、と、三人分のため息が重くのしかかる。 見えない針の筵と化してしまった家の中で、家主の僕はワケも分からず紅茶を啜るのだった。
最近眠れなくてむしゃくしゃして書いた 今は反省している 残りの札の話も、そのうち書かせてください
GJ! 風流でいいねえ…そしてこの、見てるこっちがジリジリする感じがたまらん この調子でどんどんむしゃくしゃしていただきたい
>>760 GJ!!
このシリーズ大好きだ
続編も楽しみにしています
>>760 GJ!
朴念仁苗木とそれにやきもきする霧切さんという図は鉄板だなあ
是非またムシャクシャしてくれ
GJGJ! いいなぁこれ
ドラマCdのキリキリさんどうだったん?
ドラマCDは本編で出番少ない奴の出番のが多い印象 霧切さんは江ノ島と話してるくらいだったな モノクマの放送に対して 「ふざけすぎだわ」っていう霧切さんと 「面白いし別にいいじゃん」な江ノ島の軽妙なやりとり
もっといろんなキャラと絡んでほしかったのう さらに言えば霧切さんにも歌ってほしかった
「学園祭を盛り上げるとしても、ふざけすぎだわ」 (…これ、戦刃さんの妹、つまり本物の江ノ島さんがやっているのよね…) 「いいじゃん、面白い奴もいるよ〜。」 (すいません!あの子はイタズラ好きなだけで…怒らないでくださいっ!!) 水面下ではこんなやり取りがあったに決まっている。
歌は誰が歌ってもセレスに喰われちまうけどな 中の人の本業が歌手なんだもの 設定じゃトップアイドルのはずの舞園より凄かった
>>760 遅ればせながらGJ!
いつも萌え転がしてくれてどうもありがとう!
>>767 霧切さんの歌か…歌ってる姿をちょっとイメージし難いが、見てみたくはあるな
霧切さんがてへぺろしてくれんかなー
五枚目:菖蒲に八橋 「お、お湯加減…どうかな」 ぎこちない声がガラスの奥から響く。 「最高よ…極楽だわ…」 対照的に、風呂場に響いた私の声は、自分でも信じられないくらいに蕩けていた。 探偵業は自由なものというのが一般的な認識らしいが、少なくとも私にとって、それは間違いだ。 土日でも平気で依頼が舞い込んでくるし、それを売りにしている手前、勝手に休むわけにもいかない。 そういう日は、苗木君が私の家の家事を任されてくれる。 数日分の御飯を作り置いてくれたり、こんな風にお風呂を掃除して沸かしてくれたり。 何もお返しが出来ないのが心苦しい。 「菖蒲湯、ね…初めて入ったけれど、気持ちいい…」 「そりゃ、よかった…です」 「けれど、少しだけイメージと違ったかも。もっと、こう…花ばかり浮いているのかと」 「あ、それはアヤメと間違えてるんじゃないかな。僕も最初わからなかったし」 「いずれがアヤメかカキツバタ、ね…勉強になるわ」 今日は少し凝ってみた、と曰く苗木君。 湯船の中に浮かぶネットの中には、濃緑の長い葉が詰められている。 血行促進、保湿効果、さらには香りによるアロマテラピーの効果もあるらしい。 疲れを取るには持ってこいのものだ。 「それにしても…私が先にお湯を頂いてよかったのかしら」 「いいも何も、霧切さんのために入れたんだから。…っていうか、僕は帰るつもりだったんだけど…」 リビングから届く声は、相変わらずぎこちない。 「ここまでしてもらってお礼も無しに帰しては、霧切の…いいえ、女としての沽券に関わるわ」 「で、でもさ…」 「残念ながら返せるものはお酒くらいしかないし…せめてお風呂くらい入っていきなさい」 …とは言いつつも。 苗木君がここまで渋るにはワケがある。 すなわち、私の家の造りは、リビングから風呂場の脱衣所が丸見えなのだ。 仕切りもあるが、曇りガラス。私が立ち上がれば、体のラインは見えてしまうだろう。 もっとも苗木君はこちらに背を向けているので、今は意味がないけれど。 「ん…温泉にでも入りに来た気分…お酒が欲しくなるわね」 「霧切さん、そればっかりじゃないか…」 「一度お風呂で飲んでみたかったのよ」 「ダメだよ。入浴中の飲酒は危険なんだから…」 「あら、口答えするの?」 ザバ、と、浴槽から体をあげて、とりあえず手拭いで前を隠す。 ガラスの奥の苗木君の体が、面白いように強張っている。 「誰に口を聞いているのかしら、苗木君? つべこべ言わずに、一升瓶持って来なさい」 「せ、せめて徳利にしときなよ…じゃなくて!」 「さもなくば…」 キィ、と軋んだ音を立て、風呂場の硝子戸から顔を覗かせてみる。 「私はこのまま取りに行くわよ。もちろん裸のままで…それでもいいのね?」 「わ、わかった! わかったから…」 浴槽まで徳利を届けてくれた苗木君は、出来るだけこちらを見ないようにと、真っ赤な顔を必死に反らしていた。 どうやらまだまだ私の体も、捨てたものじゃないらしい。 さて、いつも世話ばかりかけている苗木君に、少しはサービス出来たかしら。
六枚目:牡丹に蝶 & 七枚目:萩に猪 天香国色、百花の王。 それは多くの文人墨客に愛された、高嶺の花。 見事な牡丹を描いた水墨画、テレビではその作者の生涯を追うドキュメントをやっていたはずなのだけど。 「牡丹鍋、食べたいわね」 これぞ、リアル花より団子。色気より食い気。食いしん暴バンザイである。 「…何よ。言いたいことがあるならはっきり言いなさい」 「…牡丹繋がりにしちゃ、随分縁遠いなぁ、と」 「牡丹と食には切っても切れない関係があるのよ。お酒なら司牡丹、甘味なら牡丹餅…あ、お萩もいいわね」 「節操無いんだから、ホント…」 薄紅色の花びらを重ねて咲く様は、まさに王様の装飾。 彼女の言うように、牡丹の美しさや風格から、その名前を冠した食べ物は多い。 「郷土料理を出す料亭で、一度だけ食べたことがあったけれど…あの濃厚な味わいが忘れられないわ」 「牡丹鍋には及ばないけれど…今日は豚汁だからさ、それで、」 「御馳走様」 それで手を打って食べていかないか、と、尋ねる前に。 これもこれで、いつも通りの流れである。 ウチのソファーがお気に入りのようで、ゴロゴロとくつろぐ霧切さん。 適当にチャンネルを変えては、気に入る番組がないのか唸っている。 僕としてはさっきのドキュメンタリーでも見たいのだが、生憎現在リモコンの主は霧切さんだ。 どちらにせよ料理中だし、しばらくはテレビに霧切さんの相手を任せよう。 「そういえば…苗木が」 「へ?」 唐突に名前を呼び捨てられて、思わず素っ頓狂な声を上げてしまう。 驚いて振り向けば、彼女もまた驚いたようにこちらを見ていて、それから急に吹き出した。 「ふふっ…違うの、あなたのことじゃなくて…でも、そういえばあなたも『苗木』だったわね」 「…正真正銘、本物の苗木誠だけど」 「ゴメンなさい、馬鹿にしようとしたわけじゃないのよ。昨日事務所からの帰りにね…」 彼女が言うには、よく通る商店街の花屋で、牡丹の苗木を見かけたらしい。 一緒に売られていた花瓶もきれいで、思わず衝動買いしそうになったとのことだ。 「衝動買い好きだよね、霧切さん」 「自分の欲望に正直に生きるのよ、私は」 歌うように言ったその言葉を、僕は感慨深く聞いていた。 かつて、学園に共に通っていた頃。 彼女はまるで、欲望や好奇心を押し殺したように生きていた。 見ているこっちまで息苦しくて、どうにかして素直になってほしくて。 良くも悪くも、今は見る影もない。 『もともと私生活はだらしないのよ…私は』 初めて彼女の部屋を訪れた時、少しだけ恥ずかしそうに、そう言われたのを覚えている。 『あなたは私を、その…何でも出来るような堅苦しい優等生、くらいに思っているかもしれないけど』 少しくらい欠点がある方が、親近感も湧く。 そう思っていられたのは、最初の数か月だけだったなぁ…。
「最近、仕事帰りにあなたの家に寄るのが日課になってしまっているわ…」 「夕飯作る時間もないんでしょ? 事前に連絡あれば、一人分も二人分も作るのに大差ないし」 「そうやってあなたが甘やかすから、私はどんどんつけあがるのよ…」 自覚はあるようだ。 もともとだらしない、と、彼女は言った。 公私の区別をはっきりと分けているから、悟られないだけだ、と。 それなら、だらしない一面を僕に見せてくれているということは、 僕は霧切さんの『私』の中に勘定されていると、考えてもいいのだろうか。 「ま、それならこれも…一種の特権かな、なんて」 「…特権?」 「だらしない霧切さんのお世話をさせてもらえる権利。人によってはご褒美かもね」 「……」 無言の抗議と共にソファーから飛んできたゴミを軽くかわして。 ソファーの向こう、おそらく少し拗ねている顔を想像して、思わず頬が緩む。 いつも凛として佇む彼女。 決して無理をしているワケじゃないだろうけど。 その苦労や、背負ってきた信念を、僕は知っているつもりだ。 だから僕の家に来ている時くらいは、羽を伸ばしてほしい。 大根、玉葱、人参、蒟蒻、じゃが芋に油揚げ。 奮発したバラ肉を大きく切り、沸騰させて灰汁を取ったら、隠し味の酒粕も。 豊富な具材が、栄養が、温かさが。 明日からの彼女を助けるエネルギーになってくれますように。 「それで、結局買わなかったの?」 手休めついでに、『苗木』の行方を聞いてみる。 「予算は問題なかったけれど、置く場所に困りそうだし…思い留まったわ」 「ああ…それに、出張中は手入れ出来ないしね。残念」 『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花』。 牡丹は美人の形容の代表句でもある。 彼女の家に、苗木が飾られている光景を想像する。 白い部屋に美女一人、牡丹一輪。 なかなか絵になるな、と、ぼんやり感じ入っていると、 「…苗木君、お腹空いたわ」 唐突に、すたすたとジーンズ姿の霧切さんが台所に上がり、そのまま冷蔵庫を漁る。 「待って、今作ってるから」 「待てない。…あら、卵の燻製があるじゃない」 僕の言葉も待たずに、暴君はビールを片手に卵のパックを開ける。 うん、美女には違いないんだけど。 あの諺が示すような大和撫子からは、程遠い存在かもしれない。 「…『立てば酒持ち、座ればご飯、歩く我が家の女食客』ってところかな」 「…ちょっと。それ、誰のこと?」 耳疾く聞きつけた霧切さんの追及の視線を逃れつつ、僕は豚汁の味を見た。 牡丹鍋よりも、彼女は気に入ってくれるだろうか。
話ぶった切ってスマン でもあと二回ぐらい残ってるかも スマン
>>775 GJGJ!
隙を見せてくれる霧切さんかわいいわあ…
2828させてもらったよ、ありがとう!
この2人ははよ結婚しろや!
>>775 GJ!
この「苗木君と霧切さん」が「誠君と響子さん」に変わるまであと一歩の感じがたまらん
続きを楽しみにしているぜ
>>775 GJ!!
いやぁホントにこのシリーズ好きだ
はやくどっちか一歩踏み出しなさい!!!
私生活はちょっとだらしない霧切さんいいなあ…
>>775 GJ!
苗木はつくづく羨ましい奴だ… 俺も霧切さんにお世話して差し上げたい
世界の破滅の前のはなし、苗木君の家に来た霧切さん 霧切「苗木君は兄弟とかいるの?私にはいなくて…」 苗木「うん、妹と、3歳ほどの弟がいるよ。」 霧切「弟さん?あわせてくれない?」 苗木「うん、こっちだよ。」 苗木弟(あの4コマのモノクマ着ぐるみ着たチビ苗木と同じ人物) 「だーだー。」 霧切「か、かわいい…」 苗木「霧切さん、顔がゆるんでるよ…」 霧切「…はっ、…い、今のことはナイショよ、いいわね!?」 苗木「あ、うん…(でもあの顔、可愛かったなぁ…)」 霧切「ねぇ、抱いてみてもいい?」 苗木「いいけど、落とさないでよ。」 霧切「じゃあ、はい。」 苗木「大丈夫?落ちそうだけど…」 霧切「平気よ、気をつけてるから。」 ものかげで監視していたモノクマ「うぷぷ…いいもの見れました☆」 こうして、4コマの表紙の、ちっちゃい苗木君を抱く霧切さんは 完成したのです。
なにそれかわいい
>>771 霧「苗木君にヒントを出そうとしたのにほぼ答えを言ってしまったわ…てへぺろ☆(・ω<) 」
とかそんなのか
八枚目:芒に月 「絶好の観月日和ね」 「…もう夜だけどね」 苗木君の茶々は置いといて、夕刻過ぎれば暑さも忘る。 ベランダから仰げば、見事な仲秋の名月。 郊外の住宅地なので、街灯が月影を邪魔することもない。 月見でもしないか、と提案したのは私の方から。 いつも彼の家にお邪魔して、冷蔵庫を漁るばかり。 たまには私がもてなして、女らしく手料理の一つでも振舞おう、そう決意したまではよかった。 脱ぎっぱなしの服、放置された食器、溜まるだけ溜まったゴミ袋。 最近出張が続いて、自宅の掃除なんてほとんどしていなかった。 プライベートの私の怠け具合は苗木君にもバレているが、それでも招く側にもマナーというものがある。 朝からゴミを捨て、部屋を片付けて、掃除機をかけて、… まさか、それだけで日が沈んでしまうとは思わなかったのだ。 何が悔しいかと言えば、苗木君がそれを見越していたこと。 あらかじめ料理を作ってきてくれたようで、何故、と聞いてもはぐらかされる。 きっと彼にはお見通しだったのだろう。 肝心なことは気がついてくれないくせに、こういう余計なところにばかり気が周るのだから。 …今度からは、マメに部屋を掃除しよう。そうしよう。 「お待たせ、霧切さん」 先日買った組盃のセットを持って、苗木君がベランダに上がる。 私は一足先に、夜風に交じる虫の音を楽しんでいた。 「…松虫、コオロギ、鈴虫。日本の夏は自然と共にあるべきよね」 「姿が見えない分にはいいんだけどね…。霧切さん、甘いソースとか大丈夫だっけ?」 「あなたが作ったのなら大好物よ。里芋かしら?」 「お月見料理だから、丸いものをね。茹でて柚子味噌付けただけなんだけどさ」 お皿に盛りつけられた里芋の山に、さっぱりとした柑橘系の香り。 単純な料理のはずなのに、それだけですごく美味しそう。 私も自炊が出来ないわけじゃないけれど、彼の料理を見るたびに、やっぱり比べてしまう。 「本当は団子とか豆料理も用意しようかと思ったんだけど、あまり多すぎてもどうかな、と思って」 「…あなた、主夫でも目指しているの?」 「いや…なんていうか、一人暮らしだと料理ぐらいしか趣味が持てなくてさ」 二人分の盃に清酒を注ぎ、カツ、とぶつける。 水面に映った月が、波に乗って揺れた。 「…月の綺麗な夜、美味しい料理、高いお酒…」 「隣に良い人でも居れば、最高だね」 「…そうね、最高だわ」 ふふ、と笑いかけると、苗木君は首を傾げた。 きっと意味の分かっていない彼の盃に、二杯目の清酒をなみなみ注ぐ。 「うわ、とっと…ぼ、僕はあまり飲めないからね。帰りもあるんだし…」 「良いじゃない、たまには止まっていきなさい。明日は休日だし」 「うー…酔っ払って霧切さんに迷惑かけるかも知れないし」 「いつもの私への当てつけかしら?」 「そ、そうじゃないけどさ…っていうか、僕が霧切さんを迷惑に思うことなんて、……ないよ、あんまり」 「…今の間は?」
九枚目:菊に盃 『九月九日は重陽』と言われて、ピンとこない人も多いかもしれない。 五節句のうち、菊の節句とされる九月九日を祝う風習は、日本ではほとんど廃れてしまっている。 特に何をすると決まっているでも無い。 雛壇を出すわけでも、鯉幟を上げるわけでも、短冊に願い事を書くわけでもないのだ。 その影の薄さに、どことなく親近感を覚えてしまう。 なので、こっそりと祝ってみた。 「…今日は何か特別な日だったかしら…?」 怪訝そうな表情で食卓に着く霧切さん。期待通り、ビックリしている。 旬の野菜が入ったので、とだけ伝えて、いつも通りに僕の家に招いただけ。 予想通り、テーブル上の異様なほど豪華な食事に目を見開いていた。 気合を入れて作った甲斐もある、というか、これがやりたかっただけ、というか。 カボチャは煮崩してから、牛乳で伸ばしてポタージュに。 御飯には栗を混ぜ込んで、メインディッシュの鮭はたっぷりのキノコとともにちゃんちゃん焼き。 最後に渾身の力作、タルトは生地にババロアを流し込んで、桃のコンポートで飾り付け。 旬ということで、予算も思ったほどかからずに豪勢な食卓が出来上がったわけである。 「誕生日、じゃないわね…手帳にも特に予定は書いていなかったし…」 推理が始まると長くなってしまうので、僕は先手を打ってコップにお酒を注ぐ。 「ホラ、料理冷めちゃうよ霧切さん。かんぱーい」 「え? あ、ええ…そうね、乾杯」 まだ納得は仕切っていない様子だが、それもそうだろう。 海外暮らしが長い霧切さんのことだ、きっと今日が何の日かなんて、 「いくら苗木君とは言え、まさか菊の節句だから、なんてベタな理由を持ってくるとも思えないし…」 「……」 さあ、もう後には退けない。 なんとかして、今日を菊の節句以外の、何か別の記念日としてこじつけなければ。 「えー…っと、そう、今日は、実は……、…」 「…ふふ、冗談よ。私でも菊の節句くらい知っているわ」 僕の顔色が変わったのを察してか、霧切さんから種明かし。 「…そういう心臓に悪い持ち上げ方、止めない?」 「あら、あなたが最初に私を担ごうとしたんでしょう? 十年早いわね」 いつの間にか彼女は箸を取り、一足先に料理に手を伸ばしていた。 「だいたい、情報戦で探偵に勝とうなんて考えがもう甘いのよ、あなたは」 「一応僕の土俵でもあったんだけどなぁ…あ、クルトン取って」 「これ? …その日が何の日か、というのはミステリでも使い古されたトリックよ。まだまだ凡人の域を出ないわね」 「う…そこまで言う?」 「私に勝負を挑んだ報いと、日頃のお返しよ」 「ええー…」 「毎月毎日負け越しだもの、あなたには。今日くらい鼻を伸ばしても良いでしょう?」 「僕、そんなに霧切さんと勝負した覚えないよ」 「……ええ、そうね。あなたに自覚がない時点で、もう私の負けだわ」 さっきまでのしたり顔とは打って変わって、憂鬱気に眉を顰める。 「惚れた弱み、とはよく言うけどね…」
十枚目:紅葉に鹿 奈良は東大寺、奈良公園。 紅葉を踏み鳴らして歩く鹿が、観光客を眺めている。 「シカせんべい…なんでか販売中のには手を出さないんだよね、鹿も」 「彼らもなんとなく分かっているのね。アレは買った人の手から食べるものだ、と」 「試しにあげてみる?」 「…遠慮しておくわ」 どこか憮然とした調子で、霧切さんは肘を付いた。 「昔から動物には好かれないのよ。逃げるか威嚇するかの二択だから…」 「昔、って…いつぐらい?」 「実家で飼っていた犬は、最後まで私に懐くことなく…五年前に天寿を全うしたわ」 五年前というと、彼女がまだ高校にいた頃だ。 確かにあの頃の霧切さんは、動物に限らず人間すらも近づけない雰囲気を持っていた。 今は、どうだろう。 少なくともあの頃よりは、母性というか包容力というか、とにかく大人の女性になったと思う。 本人に言うと睨み倒されるから、絶対に言えないけど。 僕は立ち上がり、ベンチのすぐ近くの売店へ向かった。 二袋買って、一つを彼女の胸元に押し付ける。 「ちょっと…私はやらないわよ」 「ものは試しって言うでしょ。ホラ、鹿寄ってきたよ」 きっと本当は動物が嫌いじゃないのに、怖がらせたくないから遠ざかっていたのだろう。 そういう寂しい優しさを持っている人だから。 鹿たちもお見通しのようで、特に怖がるでも無く霧切さんの周りに集い、早く早くと彼女を急かす。 僕は袋から一枚だけせんべいを取り出し、比較的体の小さな鹿の口元に持っていった。 もそもそと食べ、次はないのかと問うように見上げる仕草は、なんとも愛くるしい。 僕のやり方を見よう見まねで、霧切さんも恐る恐る袋を開く。 と、彼女の後ろにいた鹿が、軽く頭で彼女を小突いた。 「…ちょっと待ちなさい、今開けるから…」 彼女が袋を開けるのを手間取るうちに、三匹、四匹、どんどん鹿が集まってくる。 手伝ってあげようかな、とも思ったけれど、これはこれで。 「やめ、ちょ…あなたたち、少しは辛抱というものを…」 焦っているのか、なかなか袋の紐は開かず、急かすように何度も頭突きされている。 思わず立ち上がって鹿と距離を取るも、鹿の群れは袋を持った彼女を追いかける。 「ちょ、ちょっと苗木君…! 笑ってないでどうにかしなさい、コレ…」 シュールな絵面に思わずケータイを構えていた僕を、盾にするように背中に逃げる。 「食い意地張って…あげないとは言ってないのだから、慎みを持って…」 「そうだね、まるで誰かさんみたいだね。いつも肴をせっつかれる僕の気持ち、少しは分かった?」 「……私はここまで酷くはないわよ」 彼女はそれっきり黙って、僕の背中にくっついてしまった。 今は外出中、人目のある場所では霧切さんは大人しい。 まあ、これでもう動物に嫌われているなんて言ったりしないだろう。 試しに、背中にくっついたままの霧切さんの口元に、シカせんべいを咥えさせてみる。 まるで怯える小鹿のように、彼女は僕の手からもそもそとせんべいを食んだ。
十一枚目:雨に番傘 & 十二枚目:桐に鳳凰 「…意味もないことを考えすぎたみたい…風に当たってくるわ」 外に出ると、雪が降っていた。 雪の白がやけに眩しく感じられて、思わず目を伏せる。 道端に積もった雪山が街灯を反射しているからか、それとも。 その白の純朴さの中に、彼に通ずるものを見たからか。 病人、それも友人に嫉妬するなんて最低だ。 さらにそれだけに留まらず、苗木君やみんなの努力を侮辱した。 苗木君に見られないようにポケットに隠した鶴の歪さは、私の性根が歪んでいることの象徴なのかもしれない。 サク、サク、サク。 降り積もる雪に、足跡を刻んで独り歩く。 薄手のベストを羽織っただけの恰好では、寒さが厳しい冬の夜。 それでも頭を冷やすにはちょうどいい。 せっかくだし、行きつけの商店でも寄ろう。 空気が悪くなってしまったのは私の責任。自腹を切るのも当然だ。 美味しいお酒と、彼の作った肴があれば、きっと元通りになる。 そう、思っていたのに。 「…年末年始は休業、ね…失念していたわ」 誰にともなく一人ごちる。 個人経営の店なら、前後三日は休業するのもザラだ。 私としたことが、こんな当たり前なことに気付けなかったなんて。 店のシャッターの張り紙をしばらく睨みつけても、開くわけでも無し。 気が抜けてしまい、白く濁ったため息を吐きだして、そのままシャッターに背を預ける。 歩いていれば、話していれば、考えずに済むこと。 立ち止まった瞬間に、物思いに耽ってしまう。 それは大抵考えたくもない、日頃見ないようにしている自分自身の恥部。 私は、苗木君の、何なんだろう。 そもそも『舞園さんに取られた気がした』だなんて、思い上がり甚だしい。 彼女の方が苗木君とも付き合いは長いし、鶴の一件もある。 ちょっと腹黒いところもあるけど、明るくて他人を気遣える良い娘だし。 アイドルという肩書も、きっと男の人には魅力的なはず。 お似合いだ。 立っているのがだんだん面倒になり、ずるずるとシャッターに背中をこすりながら、崩れるようにしゃがみ込む。 膝を抱えると、少しは寒さも紛れた。 雪はどんどん積もる。 そのまま、私を埋めてくれないか。
ふ、と影が差す。 降り積もる雪と街灯の光を遮って、青い一輪の影。 なんとなく来てくれるだろうことを予測していた私は、そのまま膝に顔を埋めていた。 「…何、やってんの」 「…行きつけの店が閉店中で、ショックで崩れていたところよ」 「とりあえず立って、霧切さん。全身雪まみれだよ」 「…雪化粧よ。似合うでしょう」 「意味違うから」 苗木君の腕が軽く私の服を払って、それから私を引きずり起こす。 自分の意思で立つ気力も起きなかった私は、引っ張られるままに彼の胸の中へ飛び込んだ。 「え、ちょ…」 「……」 温かい。 人の温かさだ。 あの学園で、初めて彼から教わったモノ。 千羽鶴を中断して、雪の降る中を、傘二本に私のコートまで持って。 それは面倒だっただろう。 それでも彼は、文句も言わず、嫌な顔もせず、私のために。 「霧切さん…?」 律義なところは苗木君の美点だけど、頼り過ぎては彼の負担になってしまう。 分かっているのに。 彼が私を甘やかすから。私にまで優しいから。 この温かさを手放す事は、今まで出来なかった。 「…あなたはどうして、私なんかと…」 「え、何?」 体を離すと、再び冬の寒さが隙間に戻ってきた。 それでも、私は独りで立つ。 数歩離れて、苗木君の傘の外側に。 「…なんでもないわ。帰りましょうか、苗木君」 受け取ったコートを身につけ、自分用の傘を開いて距離を置く。 いつまでもいつまでも、彼にしがみついている訳にはいかないから。 苗木君は少しの間考えるようなそぶりを見せて、私のポケットに手を入れた。
「…何のつもり?」 「ちょっと、コレもらうね」 取り出したのは、捨てる予定だった失敗作の鶴。気付いていたのか。 傘を上手く首で支え、器用に紙を折っていく。 曲がった翼は綺麗に伸び、大きすぎる嘴は別の形に。 最後に尾を裂いて、出来上がったのは鶴とも違う別の鳥。 私が失敗したはずの折り紙が、彼の手でまた息を吹き返した。 「これは…?」 苗木君は何も言わずに、その鳥を私に手渡した。 それから自分の傘を閉じて、私の傘の中に入ってくる。 急接近する二人の距離。唐突過ぎて、少しだけ焦る。 「あの…」 「…私なんか、って…あんまり言わないでね」 優しい声。 なのに、なぜかドキッとした。 肝心なことは何一つ察してくれない癖に、余計なことばかり気付く少年だから。 「それから、嫌なことはちゃんと嫌って言ってほしい」 「嫌、って…」 「僕、ホラ、あまり頭は良くないから…無意識に霧切さんを傷つけていても、分かって無い事とかあるからさ」 「…違うわ、あなたが悪いわけじゃない」 少なくとも今回は、私が独りで勝手に傷ついただけだ。 こういう時、私は真っ直ぐ苗木君の目を見られない。 苗木君もそれを察してか、私の正面ではなく隣に立った。 いつの間にか、私を追い越していた背丈。 いつの間にか、私より広くなっていた肩幅。 いつの間にか、大人っぽくなっていた声。 私の知らない間にも、苗木君はどんどんカッコよく変わっていく。 学生時分のようにいつまでも私が付きまとうのは、本当は迷惑じゃないだろうか。 今まで気づかないふりをしていた疑問。 怖くて、苗木君本人には絶対に聞けない言葉。 『どうしてあなたは、今でも私なんかに付き合ってくれているの?』 まるで、その心を見透かしたかのように。 「僕は霧切さんの苦労も、苦痛も、苦悩も…一つも分かってあげられないけど」 「……」 「せめて霧切さんを癒す、止まり木になれたらな、って…そう思ってるから」 努めて明るい声で、そんな言葉をくれた。 「どうして…」 また答えずに、彼は私の手を握り締める。 手を取るのではなく、指と指を絡めて、離さないように。
手袋越しに、温かさが伝わってくる。 心臓がバクバクとなるのが、つないだ手を通して伝わるんじゃないかと不安になる。 今まで何度か、彼と手を繋いだことはあったけれど。 こんな、恋人みたいな繋ぎ方なんて。 本当に、どうして。 「…『月が綺麗ですね』」 唐突に、苗木君が呟いた。 「え?」 「ううん、なんでもない」 問い返したのは、聞こえなかったからじゃない。 その言葉の意味を、もし彼が知っていた上で使ったのだとしたら。 ふと見返ると、顔はそっぽを向いていた。 ただ、その耳が真っ赤に燃えあがっているのが分かる。 どうして、と、私は尋ねた。 苗木君は答えずに、ただ月を褒めた。 雪が降っている。 月なんて、見えるはずはないのに。 「…『貴方と見ているから、綺麗なのね』」 「……」 「……」 沈黙は凍らず、私たちは手を握ったまま、どちらからともなく歩きだす。 雪の白に違って、二人の顔は燃える赤。 「…は、恥ずかしいね、コレ」 「…じゃあ、何で言ったのよ…」 「き、霧切さんこそ」 「私は別に…恥ずかしくなんかないもの」 「顔真っ赤じゃないか」 「……寒いからよ」 使い古された陳腐な言葉だけれど。 私と苗木君の二人に、これ以上相応しい応答もないだろう。 好きだ、なんて、ストレートに言い合える仲じゃないから。 ああ、でも、それなら。 もう少しくらい、彼に迷惑をかけてもいいだろうか。 「…そう、寒いから…もう少し寄りなさい、苗木君」 年の瀬に祈る。 許されるのなら来年も、こうして彼の隣を歩んでいけますように。
以上でした 長すぎスマン
うあああああ!GJGJ!ごちそうさまでした! ナエギリいい!たまらん! すっごいきゅんきゅんしたwww朝っぱらからいいもん見たわー これで今日も一日がんばれそうだ!
>792 GJ!超GJ! 思わずモニターの前で転げまわったぜ…ほんともう大好きだ 寒さが吹き飛ぶいいナエギリをありがとう!
>>792 ニヤニヤしっぱなしだったわGJ!
よければ是非また書いて下され
最大級のGJを贈らせてくれ 長すぎどころかもっと読みたいくらいだべ
いいなあ…実にいい 個人的には鹿にたかられて困惑する霧切さんが凄くツボだw GJ!
話を変えてすまんが… 朴念仁苗木にギリギリする霧切さん 素っ気無い反応しか返さない霧切さんに振り回される苗木君 オマエラはどちらかと聞かれたらどっちが好きよ?
そりゃお前…両方とも大好物ですよ
>>798 どちらも捨てがたいけど、あえて選ぶなら前者
それでもって、時折苗木君の天然ジゴロなセリフに不覚にもときめいてしまう そんな霧切さんが好きです
ナエギリは人によって黄金比違うよな
原作は後者寄りっぽかったけど
2つとも混ぜて大丈夫だろ
ナエギリはいろんなアプローチから楽しめる一粒で何度も美味しいカップルということだな 前者も勿論大好きだが、個人的には後者ももっと見てみたかったりする
チューされた時に ・積極的に舌を絡めてくる霧切さん ・されるがまま翻弄される霧切さん どっちがいい?
最初は積極的だけど次第にされるがままになっていく霧切さんを頼む
泣きギリさん作ってみる 霧切「苗木君、お正月は貴方の家で新年会しましょう。」 苗木「ごめん、じつは、舞園さんの正月コンサートに 家族で誘われているんだよね。その後は十神くんの家での パーティーに誘われているし…何か知らないけど昭和のラジオを 渡したら招待してくれたよ」 霧切「じゃあ、私も行くわ。」 苗木「だめだよ、勝手について行っちゃ。」 霧切「チケットは私の自腹にするわ。十神君にも支配者のTバックを プレゼントしたら、招待してくれるでしょう。」 苗木「でも、正月は家族と一緒に祝ったほうが…」 霧切「じゃあ家族も一緒に同伴させるわ。」 苗木「そ、そんな無茶な。」 霧切「とりあえずお正月は同伴させてもらうわよ。」 苗木「でも僕にも都合が…」 霧切「お願い。」 苗木「でも…(あれ?霧切さん泣いてる…)」 霧切「うぅ…お願いって…言ってるのに…ひどいじゃない… 一緒になれないなんて…ぐすっ…ぐすっ…」 苗木「わ、分かったから泣くのやめなよ。皆見てるし、恥ずかしいよ。」 霧切「本当?(ぱぁぁと明るい笑顔になって。)ありがとう。」 苗木(よかった、どうやら喜んでくれたみたいだ。」 おめでとうございます、スキル゙霧切さんとお正月同同伴満喫権゙ が手に入りました。 次回、映画編、乞うご期待。
>>804 俺としては最初はされるがままだった霧切さんがおずおずと舌を動かして…みたいなのを希望したい
むしろこう…いざキスをするという時に躊躇して固まってしまう苗木君と、そんな苗木君の前で目を閉じたままジリジリしている霧切さんとか そんなのが見たいです
>>692 によると霧切さんはキス上手だそうだが…はてさて
ビビギリさん作ってみる 霧切「苗木君、晩御飯を作ってあげるわ。」 苗木「本当?おねがいします。」 霧切「待っててね。」 数分後… 苗木「霧切さん、ご飯…あれ?なんだか様子がおかしい… 霧切さん、どうしたの?」 霧切「ナン・デモ・ナイ。」 苗木「でも、なんだか顔が青ざめているし…ちょっと泣いているように 見えるし…」 霧切「私を冷静に観察するなんて…苗木君のクセに生意気ね。」 苗木「あ、ご、ごめん…」 霧切「とにかく、ご飯はちゃんと…!!」 とたんに霧切さんは震え始めた。 苗木「!?どうしたの!?」 霧切「いっ、嫌ぁ…いやぁぁぁ…」 僕は慌てて厨房に入った 苗木「霧切さん!?」 とたんに霧切さんの前を飛びながら横切る小さな黒い影があった それは壁にぶつかったと思いきや、見事に着地した ゴキブリだった… 苗木「…ゴキブリ…嫌いなの?」 霧切「ふ、フルネームで言わないで…黒光りすりGって言ってぇ…」 苗木「ご、ごめん…」 霧切さんのかわいい一面を見れた気がする
>>805 >>810 お前阿呆な真似して総合スレで散々叩かれた奴だろ
お前のSSもどきに需要なんてないからいい加減消えてくれ
5章にて苗木の部屋から黒幕を追い払った後、霧切さんが苗木の部屋で何をしていたのかが気になる
あの時苗木が聞き取れなかった霧切さんの言葉が何と言っていたのか知りたいところだ
最近ネウロにはまった
で、ヤコのあかねちゃん装着時の髪型が霧切さんそっくりだったんだが
それだけでなんか好きになった
霧切さん最高や
>>813 ちゃっかり告白してたかもよ
うなされている苗木君を見て、(ひどく寝汗をかいているわね…これは着替えさせる必要があるわ)と考えそして実行に移す霧切さん なんてことも無かったとは言い切れないよな?
うむ
そんなことがあったとしても何ら問題ないな
>>814 しかし立ち位置的には苗木がヤコで霧切さんがネウロだという
ちょいSを振り切ったドS霧切さん…それはそれで!
霧切さんに踏んだり縛ったりしてもらえるとか完全にご褒美じゃね?
苗木くんは霧切さんとくっ付いたら浮気は絶対にできそうもないな (霧切さんも苗木くんを手放すとは思えんしある意味人生詰んでる)
なんかここのスレの霧切さんって、ほむほむっぽいな
821 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/12/14(水) 14:06:47.25 ID:cLcXoQtH
すっごい昔に総合スレかどこかにあった、ダンガンロンパの登場人物にタロットを割り振ってみたやつがあったんだけど 霧切さんのタロットが確か「女教皇」で、なんかすごい納得してしまった 確かにそれっぽいんだよな
>>820 霧切「ほむほむの声優は朝日奈さんよ、苗木君。」
>>821 【正位置】
思慮深さ・洞察力・生来の知性・客観性・冷静だが見守っていてくれる優しさ
自立心・清純・誇り高い・ストイック・物静か
【逆位置】
秘密主義・扱いづらい・冷淡さ・厳しすぎる態度・心を開けない・プライドが高い・わがままな要求が多い
確かにかなりはまってる気がするなw
苗木くんは愚者だな
>>819 ゲーム本編見る限り、苗木くんは浮気するような冒険精神なかろうな
霧切さんはああみえてノロけるタイプだったらおもしろいな
>>823 『冷静だが見守っていてくれる優しさ』ってのがなんか凄く霧切さんっぽいな
>>825 そもそも霧切さんがいるのに浮気する理由が皆無だべ
あとそのメール欄は何なんだ
「この謎はもう私の舌の上よ」キリギリッ あれ?意外と似合うな
十二星座にあてはめるってネタもどこかで見た覚えがある 霧切さんは蠍座だった こっちも結構しっくりくる気がする
>>823 補足d うろ覚えだったけど、やっぱ合ってるよな
さそり座っていうと、どうしても「さそり座の女」しか出てこない…
>>815 うなされていた苗木君が目を覚ますと、隣で眠る霧切さん(枕持参)の姿が…
というアンソロのネタを思い出した
>>827 霧切さん「学芸会で脳噛ネウロをやりたいと思います。
主役は私で。」
苗木「へ、でも、霧切さん女じゃ。」
霧切さん「私に意見なんて苗木君のクセにナマイキよ。」
苗木「ご、ごめん。」
霧切さん「苗木君にはヤコをやってもらうわ。」
苗木「へ、でも。」
霧切さん「いいわね?」
苗木「はい…」
その後、霧切さんは物凄い勢いで配役を決めていった
大和田・吾代 山田・鷲尾 不二咲とアルターエゴ・春川とHAL
十神・笹塚 石丸・石垣 大神・至郎太 舞園・アヤ 朝日奈・叶絵
葉隠・筑紫 桑田・笛吹 セレス・ヒステリア
腐川(ジェノサイダーにして)・XI 戦刃・あかねちゃん 江ノ島・由香
苗木「霧切さん、声のイメージで配役を決めているような気がするんだけど。」
霧切「私に意見だなんて…苗木君のクセに生意気よ。」
>>831 >人柄が理解しがたく、人に理解されようとも願わない
>何事にも控えめで、もの静かな沈黙の人
>静かな声と、言葉少ない表現は、誇大に広がる噂を殺し、秘密を守る姿
>しかしプライドが高く 穏やかな気持ちの奥には、秘められた情熱の炎がもえたぎっている
>一度こうと決めたら周囲が何といおうとも、頑として引かない態度が人に反発を買ったりもする
>目標を定めると、やりとげる意思もかたく、しかも辛抱強いので決して途中で投げ出すことはない
>たいていのことは、そつなくこなして、一見はクールにさえ見える
この辺はだいたいあってるな
>「ダイナミックな肉体的愛」こそ、蠍座生まれの人の愛の基調
>力と意志と強烈な情熱的欲望の所有者であり、嫉妬の情も非常に激しい
ほうほう
>好きになるまでは時間がかかるが、いったん好きになると、一途に相手への恋心を燃やす
>激しい思いも表情や態度には表すことはないので鈍感な相手には中々思いが伝わらない
ほう…
>この人と決めたら一直線にのめり込むタイプで、恋愛の作戦を立てるのが得意
>慎重な相手選びをする。気に入った相手は押しの一手で落とすまで頑張る
>軽腰や、浮気のむら気は少しもなく、ロマンスの一つ一つに全身全霊を燃やす
>恋の相手の人選にも誤らない識別本能をもっている
ほほう…!
ダイナミックな肉体的愛…ゴクリ
>>832 頼むからケンイチロウスレから出てこないでくれ
>>832 折角書いてもらって悪いんだけど、
別にそれ霧切さんである必要ないよね
>>833 つまり霧切さんは、
「他人とは距離を置きがちだけど、
一度好きになった相手には一途で情熱的な愛情を注ぎ、
一緒にいるときは常に全身全霊猛アタック、
でも浮気は絶対に許さない絶対にだ」
こんな主張を抱えるクールで辛抱強く秘密主義な人
というわけか。
あれ?俺の理想の霧切さんだよ?どうしたのコレ。
占いも捨てたもんじゃないってことだべ!
>>838 葉隠がやったとしたら三割か二割程度しか当たらないはず
つまり霧切さんは霧切さんってことで霧切さんがキリギリッ
何が言いたいかって言うと霧切りさんぱねぇっす
>「蠍座」の人の職業の適性を一言でいうなら、「疑問への挑戦」ということになります。 >つまり、調査や探求の面における才能が、蠍座の人の有力な特性です。 >沈黙した日頃の生活態度の内部に、他人の動向をはじめ、 >生と死のあいだに潜在する神秘なもの、不可解なものを、調査・探索するのに適した洞察力が秘められています。 >知識開発のために授けられた好奇心は、つまらぬ俗物の物好きとは違って、生命の神秘を解き、 >社会の動向を調査し、肉体の技や、競技の術にも動く知恵なのです。 ググったらこんなのも出てきた 霧切さんマジスコーピオン
霧切さんって表面上はクールだけど、多分根は情熱的な人だよね 事件とかに対する姿勢を見るに そしてそれが恋愛事にも関しても適用されるということはおおいに考えられる いや、むしろそうあるべき ということで俺は一途でヤキモチ焼きな霧切さんを支持したいと思う
その相手が苗木君の場合、やきもちを焼かせるためには舞園さんが不可欠な存在となるわけだが 舞園さんが苗木君といちゃいちゃ→やきもち発動のパターン 1:自分もアピールを試みるも、間違った知識と方法でうまくいかず失敗、というほのぼの展開 2:自分が苗木君に同様にアピールしても分不相応だ、と諦めてしまう スネギリさんorショボギリさんへ 3:舞園さんよりもさらに大胆なアピール(確信犯)で苗木君あたふた 1と2の流れは何度か出てるが、個人的には2を推したいんだけどなぁ 微妙かなぁ
落ち着け兄弟 2が二つあるぞ
うっかりしてた 3が見たいです
なるほど…言われてみればそのパターンはあんまり無かった気がするな 俺も見たいです
苗木君に『あ〜ん』してあげる舞園さん ↓ 対抗して苗木君に口移しで飲み物を飲ませる霧切さん みたいなのを思い浮かべてしまった俺をどうか罵ってくれ
ナデナデ ナデナデ ナデナデ
ナデナデ ナデナデ
∧_∧
.∧_∧( ・ω・)∧_∧
( ・ω・)U)) .(・ω・ )
⊃))
>>846 ((⊂
.∧_∧∩))((∩∧_∧
( ) .( )
ナデナデ ナデナデ ナデナデ
>>846 お前、友達とかによく神って言われない?
大胆なビキニの舞園さんに対抗心を燃やして、ブラジル水着に手を出そうとする霧切さん…
とかそんなレベルの妄想しか出てこなかった俺はまだまだ甘いようだ
>>846 詳しく聞かせてもらおうじゃないか
いや、それもアリだ このスレは天才が多いな…
>>846 もはや発想だけでGJと言わざるを得ない
霧「口移しは衛生上あまり好ましい行為ではないわ。場合によっては感染症の原因となることもあるのよ」 苗「と言いつつ顔が近いんだけど…そしてその手に持った飲み物は何?」 霧「…口で説明しなければわからないかしら?」 苗「うん、ごめん…わかんないよ」 霧「私にとってその程度のリスクは問題にならないということよ。さあ、苗木君。口を開けなさい」 みたいなアグレッシブな霧切さんがいたっていい
霧「37.5度…微熱ね」 苗「でも、昨日に比べればだいぶ楽になったかな」 霧「だからといって油断は禁物よ? 熱が下がりきるまで、今日一日は安静にしていなさい」 苗「…うん。そうさせてもらうよ」 霧「素直で結構ね。それにしても…」 苗「何?」 霧「『バカは風邪をひかない』なんて言うけれど、『バカ正直』はこの場合の『バカ』には含まれないのね。あなたのお陰で一つ勉強になったわ」 苗「ちょ…ちょっと、霧切さん…!」 霧「…ふふっ、ごめんなさい。流石に今のは失礼だったわね」 苗「もう…病人をからかわないでよ…」 霧「悪かったわ。あなたと話していると、どうにも余計なことまで口をついてしまうみたい」 苗「…僕のせいなの?」 霧「どうでしょうね。まぁそれはともかく…何か、さっきの件のお詫びをさせてちょうだい」 苗「い、いや…そこまではいいよ」 霧「そう言わないで。そうね…何がいいかしら」 霧(そろそろ昼食時だし…お粥でも作ってあげましょうか。それくらいなら私でも問題なく作れるし…) ピンポーン 苗「あ、インターホン」 霧「…来客みたいね」 苗「うん。ちょっと出てくるね」 霧「待って。あなたは病人でしょう? 私が行くわ」 苗「そ、そう? それじゃあ…悪いけど、お願いするよ」 霧「ええ…」 ガチャ 霧「…あら」 舞「あ、霧切さん! 霧切さんも苗木君のお見舞いですか?」 霧「…まぁ、そんなところね」 苗「舞園さん!? 駄目だよ、ライブが近いんでしょ? 風邪がうつったりしたら…」 霧「……」 舞「平気ですよ。私、こう見えても体は強いんですから!」 苗「でも…」 舞「それより、お粥作ってきたんです! ほら、もうすぐお昼時ですし」 霧「!」 苗「わざわざ…僕のために?」 舞「ふふっ、その通りですよ。食べてくれますか?」 苗「も、勿論! ありがとう、舞園さん!」 霧「…………」 ◆
苗「それじゃあ、いただきます」 舞「はい、どうぞ!」 パクッ 苗「…熱っ!?」 舞「苗木君!? だ、大丈夫ですか!?」 苗「う、うん…少し熱かっただけだから」 舞「…ごめんなさい」 苗「ちょ、ちょっと…そんなに落ち込まなくても…」 舞「もっと冷ましてから持ってくるべきでした…私、気が回らなくて…ごめんなさい」 苗「そんな、謝るようなことじゃないよ!」 舞「……」 苗「僕はほら、全然何ともないからさ!」 舞「そう…ですか…?」 苗「気にしないでいいって、ね?」 舞「…苗木君って本当に優しいんですね…」 苗「え? や、優しいだなんて…ははっ、これくらいで大袈裟だなぁ…」 霧(…何、赤くなってるのよ…) 舞「あの…苗木君。お詫びというわけじゃないんですけど、スプーンをこっちに貸してもらえますか」 苗「あ、うん。いいけど…何するの?」 舞「それはですね…」 フーッ フーッ 霧「……!?」 苗「え…ちょっと、舞園さん? そ、そこまでしてくれなくても…」 舞「駄目ですよ。風邪をひいている苗木君に、このうえ火傷までさせたりなんて絶対にできませんから」 フーッ フーッ 舞「…これでもう熱くないですよ?」 苗「あ、ありがとう…」 舞「それじゃあ、口を開けてください。『あ〜ん』って」 霧「!!?」 苗「い、いいよ! そ、それは流石に…自分で食べられるから…」 舞「『あ〜ん』……」 苗「ちょ、ちょっと…舞園さん?」 舞「『あ〜ん』ですよ、苗木君」 苗「あ……あ〜ん……」 パクッ モグモグ 舞「どうですか?」 苗「う、うん…おいしい、よ…」 舞「本当!? よかった…!」 霧「………………」 舞「はい、『あ〜ん』」 苗「ま、また…?」 舞「当然です。ほら、『あ〜ん』して下さい!」 苗「あ、あ〜ん…」 霧「………………………………」 ◆
舞「あ、もうこんな時間…。ごめんなさい、私もう仕事に行かないと…」 苗「うん、頑張ってきてね。それからお粥、ご馳走様」 舞「どういたしまして! それじゃあまた…霧切さんも」 霧「…ええ。いってらっしゃい」 舞「はい、行ってきますね。お邪魔しました!」 ガチャ バタン 苗「……(ニヤニヤ」 霧「…随分嬉しそうね」 苗「え…そ、そうかな?」 霧「…まぁ当然よね。国民的トップアイドルに手料理を振舞われて…そのうえ手ずから食べさせてもらって、嬉しくない筈がないわよね」 苗「い、いやあ…」 霧「全国一千万の舞園さやかファンに知られたら…さぞ恨まれることでしょうね、あなた」 苗「お、脅かさないでよ…はははっ…」 霧(何よ、鼻の下伸ばして…) 霧「まぁいいわ…それより食後の薬を飲まないとね」 苗「あ、ああ…そうだね」 霧「昨日処方してもらったのは、机の上のこの薬袋かしら。錠剤二つに、粉薬が一袋…」 苗「……」 霧「どうかした? 水ならそこにあるけれど」 苗「う、うん…」 ゴクン 苗「ふぅ…薬も飲んだし、一眠りでもしようかな」 霧「苗木君、まだ粉薬が残っているわよ」 苗「あ、ああ…それは…えっと、後で飲むよ」 霧「服用は食後三十分以内、と薬袋に書いてあるわ。一眠りする前に飲むべきだと思うけれど」 苗「そ、それは…」 霧「……」 苗「なんというか…その…」 霧「あなた、もしかして…粉薬が苦手だったりするの?」 苗「!」 霧「…図星みたいね。錠剤と粉薬の残数が合わないことからして、昨日も粉薬だけ飲んでいない様子だし」 苗「うっ…」 霧「まったく…子供じゃあるまいし…」 苗「そ、そうだけどさ…誰だって苦手なものの一つくらいあるでしょ!?」 霧「その通りかもしれないけれど、そういう問題ではないわ。あなただって早く治したいでしょう?」 苗「で、でも…飲まなくても、ちゃんと熱は下がってるし…」 霧「はぁ…あなたね…」 霧「……ああ、そうだ。いいことを思いついたわ」 苗「…いいこと…?」 霧「あなたに薬を飲ませる方法よ」 苗「それって…?」 霧「あなたは大人しく、じっとしていなさい。私に任せておけばいいから」 苗「い、一体何を…?」 霧「…水、もらうわね」 苗「あ、そのコップ…さっき僕が…」
グッ 苗(水を口に…?) 霧「……」 ビリッ ザッ 苗(今度は…粉薬を…!?) 霧「……」 苗「あ、あの…霧切さん…?」 ガシッ 苗(か、肩を掴まれた…これって…?) 霧「……」 苗「ちょ、ちょっと…顔が…近…」 霧「……」 苗(って、どんどん近づいて……!!?) チュプ 苗(え…えええええ!?) 霧「……んっ……」 ゴクン 苗(薬が流れ込んで…くる…。口移しって…やつなのか…?) ゴクン ゴクン 霧「ふっ……ん……」 苗(いや…それよりも霧切さんの唇が柔らかくて…舌先がちろちろ触れて…) ゴクン ゴクン ゴクン 苗(気持ち…いい…) ◆
プハッ 霧「…ふぅ」 苗「…………」 霧「上手くいったわね」 苗「…………」 霧「粉薬なんて別にどうってこともなかったでしょう?」 苗「いや…あの…どうってことも…っていうか…」 霧「何かしら?」 苗「き、霧切さん…いいいいい今のは…その…一体…!?」 霧「…何を慌てているのかしら」 苗「い、いや…だって…」 霧「最初に言ったじゃない。『あなたに薬を飲ませるためのいい考え』よ」 苗「え、ちょっ…その…それでいいの!? 霧切さん的に!?」 霧「…あなたが何を言わんとしているのか分からないわ」 苗「い…いやいやいやいやいや!」 霧「…さて、私もそろそろ行かないとね」 苗「え?」 霧「薬も飲んだことだし、あなたもゆっくり休むといいわ」 苗「ちょ、ちょっと待ってよ…!」 霧「その調子なら、もう明日には回復しているでしょうけれど…時間があれば、また様子を見に来るわ。お休みなさい」 苗「き、霧切さん!」 ガチャ バタン 苗(な、何だったんだ…夢かコレ?) 苗(まだ…ドキドキしてる…) ◆ バタン 霧(……) 霧(やった…やってみせたわよ…) 霧(今日のところは私の勝ちよ、舞園さん…!) こうですかわかりません
あなたが神かっ
GJ! いいなこれ…対抗心を燃やす霧切さん可愛いわぁ
実際このスレの妄想ほどラブラブにはならんだろうが 希望ヶ峰時代をギャルゲー的に作ってほしい
>>857 よくぞやってくれた…GJ!
例えば苗木君が高熱で昏睡状態とかなら、
霧切さんはきっと躊躇なく口移しで薬を飲ませてくれると思うんだ
>>857 霧切さんも舞園さんも可愛いなぁw
この後、苗木の風邪が霧切さんに移って、今度は霧切さんが舞園さんにお粥を…アレ?
なるほど…つまりあれだな 5章で熱を出して寝込んでいた苗木が、枕元に立つ霧切さんを見たのを最後に気を失って、 そして次に目覚めた時にはすっかり回復していたのはそういうことだったんだな
>>863 、恐ろしい子……!!
このスレは超高校級の発想を持つ方々がたくさんいるな
>>862 そこは白くてドロリとした苗木君手製のお粥を口に流し込まれる上気した顔の霧切さんじゃ駄目か?
非常に結構なんだが、そのいかがわしい言い回しは何だw
霧「ケホッ…ごホッ、…」
舞「ほら、ちゃんと毛布被らないとダメですってば」 ファサッ
霧「…暑いのよ…」
舞「それはそうですよ、汗をいっぱい掻かないといけないんですから。それと、お粥。ほうれん草と梅、食べれますか?」 カチャカチャ
霧「あ、ありがとう…」
舞「熱いから、ちゃんと冷ましてくださいね。それ食べたら、冷蔵庫にジュース入ってますから」
霧「…迷惑掛けるわね、舞園さん」
舞「こんなの、全然迷惑でもなんでもないですよ。あ、窓開けて換気しますね」 シャッ ガラガラ
霧(…優しい娘ね。嫉妬していた自分が恥ずかしいわ)
舞「……」
舞「それにしても、苗木君と交代するかのように風邪を引きましたね…霧切さん」
霧「…ええ、そうね。彼を看病しすぎて、移ってしまったのかしら」
舞「看病しただけで、風邪がうつるでしょうか」
霧「……何が言いたいの?」
舞「風邪が移るようなことをしたんじゃないですか? 例えば、そう…口移しとか」
霧「……」
舞「……エスパーですから」
霧「…そう。なるほどね。こうして私の看病をしてくれたのも、意趣返しということかしら?」
舞「誤解しないでください。看病に来たのは、純粋に友達の霧切さんが心配だからですよ」
霧「悪いけど…私が彼にしたことに対して、あなたにとやかく言われる筋合いはないわ」
舞「ええ、分かってます」
霧「なら、なぜ今、このタイミングでその話を引き合い、に……っ」
霧(…っ、何…? 急に、眠気が…!)
舞「さっき食べたお粥…美味しかったですか?」
霧「…探偵の…いえ、霧切の名折れね…何を入れたのかしら…?」
舞「ウチのマネージャーが裏口で取り寄せた、風邪の特効薬です。ちょ〜っとだけ眠くなっちゃうのが玉に傷ですけど。この粉薬とセットなんですよ」
霧「あなた、こんなことして…何が、っ…目的なの…?」
舞「目的…? そんなの、決まってるじゃないですか…」 ギシッ
舞「抜け駆けした霧切さんへの…オ・シ・オ・キ、です」
霧「何を、ちょ…近っ…!」
舞「力が入らないでしょう? んふふ…苗木君のファーストキスを奪ったのは、この唇かな?」
霧「…っ!?」
舞「と、いうことは…今霧切さんと口づけすれば、苗木君と間接キスということになりますね」
霧「や、止めなさい、舞園さんっ…! 女同士で、こんなこと…!」
舞「こんなこと、なんですか? 何もいかがわしいことをしようというわけじゃありませんよ」
霧「ひっ…」
舞「そう…霧切さんに粉薬を飲ませてあげるだけじゃないですか…じっくり、ねっぷり、足腰が立たなくなるまで…ね?」
霧「な、ちょっ…や、……んっ、む、○※☆◇♪×〜〜〜〜〜!!???」
>>862 こうですかわかりません
と、こんな時間に来客だ いったい誰だろうな
いいぞ舞園さんもっとやれ! そしてお見舞いに来た苗木君に目撃されちゃえばいいよ!
>>867 山田「霧切どの失礼…っうわっ!?」
セレス「あら。」
舞園・霧切「!?」
山田「これはいい!!同人誌のネタになりそうですぞ!!」
セレス「ふふふ、マスコミに垂れ込んだらどうなる事か。」
舞園「や、止めてください!!それだけは!!イメージダウンは嫌!!」
霧切「セレスさん、山田君、このアンティークドールともちプリフィギュアで
手を打たないかしら。」
山田「おぉっ!!レア物!!こんなものをもらったら言う事を聞くしか
ありませんなぁ…」
セレス「年代物のアンティークドールですか…まぁ、いいでしょう。」
山田・セレス「では。」
舞園「…ふぅ、ありがとうです霧切さん。」
霧切「…これに懲りたら、もう、あんな真似はしないで。」
舞園「はい。」
霧切「それと…これから苗木君をコンサートに呼ばないで。
あと、苗木君とは常に5メートルほど距離を置いて歩いて。」
舞園「えぇ!?でもぉ…」
霧切「あら、いやなら山田君とセレスさんに先ほどのスキャンダルを
公表してくださいって頼んでもいいのよ。(ニヤリ」
舞園「!?
わ、分かりました…」
霧切(…山田君、セレスさん、ありがとう。)
>>868 ガチャ
苗木「霧切さん、具合はど…う………。」
霧苗舞「………。」
苗木「ご、ごめん!二人がそういう関係だったなんて、僕ちっとも知らなくて…。」
霧切「違うわ苗木君!これは…。」
舞園「そうです!私達は決してそういう…。」
苗木「み、見なかったことにしておくよ…。勿論、皆には黙ってるから。それじゃ霧切さん、お大事に…。」
バタン
霧切「ちょっと!どうしてくれるの!?苗木君にとんでもない誤解されちゃったじゃない!」
舞園「元はと言えば霧切さんが悪いんじゃないですか!苗木君にあんなことするから!」
霧切「アレは看病の一環よ!大体、あなたと苗木君は付き合ってるわけじゃないでしょう!」
舞園「そんなの霧切さんだって同じじゃないですか!それなのに………う。」
パタッ
霧切「え?ま、舞園さん、どうし……う。熱が上がってきた…。」
・・・
大神「霧切、39度7分。舞園、40度。二人とも安静にしていろ。」
霧切「ま…舞園さん。あなたとは良いお友達になれそうね…。色んな意味で。ゲホッ!ゴホッ!」
舞園「き、奇遇ですね…。私も同じこと考えてました…。は…ハックション!」
朝日奈「舞園ちゃんも霧切ちゃんも仲良しなのは良いけど、その辺にしといたら?二人ともインフルエンザだって。」
大神「他の皆に移すわけにもいかぬ。よって、しばらくの間、必要時以外は面会謝絶にさせてもらう。何かあったら我らに言え。よいな?」
霧舞「はい…。」
こうですかわかりません
最近霧舞の2人がいいコンビに思えて仕方ない
>>870 すばらしいな
百合ネタすら余裕でSSに昇華しやがる、霧切スレの連中はバケモノか?
>>872 多分バケモノだよね
どんだけネタが豊潤なんだっていう
頭に栄養行ってるからダメなんだな
霧切さんは頭に栄養が行っているから胸が慎ましいと申したか
嘘みたいだろ?舞園さんとほとんど差がないはずなんだぜ、あれ
アンダーバストというものがあってだな…
骨太霧切さん可愛い
外人は各肋骨のアーチがほぼ地面と平行に並んでいるのに対し、 日本人はやや下向きらしい。ロールケーキ切っておいてドミノ 倒しさせたら高さ(=胸板の厚さ)が低くなる原理 つまり胸の脂肪がなくとも骨格が数字をカバーしてるというやつ。 欧米人に多い骨格の日本人って言うのもたまにいるから(ソースは自分の母親) 多分霧切さんもそれなんじゃないかと。
大き過ぎず小さ過ぎず、霧切さんくらいのサイズが一番適正で美しいと断固主張したい
>>857 >>867 >>870 このスレは「わかりません」と言う奴ほど分かってるなw
GJ!
>>880 なるほどなー
そういや以前、霧切さんの母親は外人さんじゃないかという説も出ていたな
>>880 ほうほう
このスレは萌え転がしてくれるだけでなく勉強にもなるのだな
霧切さんが胸囲の数値に比して小さめなことを内心気にしていたりすると非常に俺得だ
>>881 よう兄弟
霧切さんに面と向かってそう言って、もの凄い目で睨まれたりしたいです
なんかまたちょっと勢いづいてきたな どうか2にも霧切さんの出番がありますように、と
学級裁判での他キャラのボンクラっぷりに対比して自動的に株が爆上げになる霧切さん汚い さすが探偵汚い、汚い霧切さん可愛い
>>886 この調子だとクリスマス前には次スレに行けるかな?
クリスマスと次スレの季節がかち合わないといいんだが
「胸のサイズを気にする霧切さん」というネタは何度か出ているが、 「胸に比べてお尻が大きいことを気にする霧切さん」は無いだろうか
>>890 アリだな
そして夏に水着姿になった時に、苗木君の視線が胸よりお尻にいっていることに気づいて
(やっぱり大きいと思われているのね……いや、それとも苗木君はお尻の方が好きなの…?)
と、内心ドキドキしていたりすれば尚アリだ
>>889 ここのぞきに来るたびに天才に出会えて嬉しいわ
苗木の部屋で巨乳もののあれやこれやを発見して内心落ち込む霧切さんが見えてしまった
霧切さんに支配者のTバックをプレゼントしたい
苗「…その、霧切さん」 霧「何かしら、苗木君」 苗「僕の部屋に遊びに来るたびにガサ入れするの、止めてくれないかな…」 霧「あら、何か不都合でもあるのかしら?」 苗「あるよ、そりゃ…見られたくないものだって、色々あるし」 霧「…こういう本とか?」 苗「……」 霧「私がガサ入れするってわかってるのに、よく毎度懲りずに買ってくるわね…今回は洋モノ?」 苗「ぼ、僕が買ってるんじゃないよ! 桑田君が勝手に…」 霧「その割には大事そうに机の棚に仕舞ってあったけど? 要らないのなら捨てればいいと思うわ」 苗「う……」 霧「…モザイク処理がほとんどされてないわね。検閲とか大丈夫なのかしら」 苗「ちょ、勝手に読まないでってば!」 霧「……口の利き方がなってないわね、苗木君。舞園さん辺りにバラしてもいいのよ?」 苗「なっ!? そ、そんなの酷いよ…」 霧「酷いというなら、こっち本の方ね。強姦紛いの企画モノなんて犯罪すれすれの…」 苗「そうじゃなくてっ! …誰にだって知られたくない秘密とか、プライベートなことってあるでしょ…!?」 霧「そういう偉そうな台詞は、十八歳以上になってから言いなさい」 苗「う、うぅ…」 霧(それにしても…どれもこれも、スタイルの良い女性ばかり) 霧(そういえばこれまで見つけた本も、巨乳の女性が多かったわね…) 苗「はぁ……」 霧「…あなた、胸は大きい方が好みなの?」 苗「ぶふっ……と、突然何?」 霧「…別に。そういう女性ばかり写っているから、そうなのかと思って」 苗「まあ、そういう本だから…」 霧「それで…どうなの?」 苗「…なんでそんなこと、霧切さんに言わなきゃいけないのさ」 霧「…腐川さんや朝日奈さんが知ったら、二度と口を聞いてくれないんじゃないかしら」 苗「う、ぐっ……」 苗「…っていうか、何で霧切さんは気にしてないの?」 霧「思春期の高校生男子としては妥当な行動だと理解しているからよ。それに、これくらいで怯んでいては探偵は務まらないもの」 苗「…なんていうか、理詰めだね」 霧「話を反らさないで、私の質問に答えなさい」
苗「…あんまり、そういうの気にしたこと無いから」 霧「へえ…女なら何でもいい、ってこと?」 苗「違うってば! その、なんていうか…大きくても小さくても、っていうか、胸だけ見ているんじゃない、っていうか…」 霧「じゃあ、どこを見ているの?」 苗「な、なんで今日はそんなグイグイ来るの!?」 霧「……」 苗(霧切さん、探偵の目になってる…これは逃げられそうもないな) 苗(適当かつ無難に嘘をついて、乗り切るしか…) 苗「お…」 霧「……」 苗「お尻…かな」 霧「お尻…ですって…?」 苗「う、うん…」 霧「……」 苗「あの、霧切さん…?」 霧「……帰るわ」 苗「そ、そう? …って、なんで本も持っていくの?」 霧「…桑田君が勝手に置いていったものなら、要らないでしょう?」 苗「それは、そうだけど…」 霧「この部屋に置いていったせいで、万が一にもあなたがいかがわしいことをしないために…この本は没収よ」 苗(なんか釈然としないけど…霧切さん、なんか怖いし…) 苗(もしかして、僕が適当に「お尻」とか言ったからかな…) 苗(…もしかして、僕が霧切さんのお尻をジロジロ見ていた、とか思われてるんじゃ…?) 霧(…お尻、だなんて…完全に想定の範囲外だったわ) 霧(引き締まった形の良いお尻が好き、ということかしら…それとも大きさとか柔らかさ…?) 霧(どちらにせよ、この本を読んで詳しく学ぶ必要があるわね…) あー! 霧切ちゃん、エッチな本持ってるー!!> 違っ、これは誤解よ朝日奈さん…> っていうところまで妄想してたけど眠くて続きが思いつかん 書き逃げスマン
おつさん 苗木くんには是非霧切さんに子供のおもちゃこと動くこけしをプレゼントしてもらいたい
>>898 GJ!!
さあゆっくり睡眠をとって体を休めるんだ
そしてしかる後に…ここまで言えばわかるわね?
>>898 おはよう
そしてGJ!
この翌日から苗木君に対して妙にお尻を強調してみせる霧切さんが見られるようになるわけですね
>>901 その習慣がCh3の覗きシーンで無意識に出てしまったということか……ッ!?
>>898 GJ!
微笑ましい腹の探りあいだなw
咄嗟に口をついた言葉にこそ本音がでるもの…と誰かが言っていた気がするんだが
そういうことでいいのよね、苗木君?
>>902 なるほど…これで繋がったな…!
次々と本編で語られることのなかった新事実を暴き出すこのスレの住人達に敬服するぜ
俺としてはだな その前段階として、こう…苗木君から押収した資料を丹念に検分する霧切さんをだな
適当に口にしただけだったはずの一言をきっかけに、それ以降霧切さんのお尻を妙に意識するようになってしまう苗木君とか そういうのはありませんか
ふむ、つまりまとめると ただでさえ意識してしまうところに霧切さんがお尻を強調してきて、苗木君が悶々とする羽目になるわけか 爆発するべきだな
霧切さんが好きすぎて、いっぺん絶望のどん底にまで突き落としてみたい プライドとか社会的地位とか大切な思い出とか全部、「お願い、それだけは…!」とか言ってるのを完全に無視して容赦なくぶち壊したい 自分がオシオキされる瞬間ですら微動だにしなかったあのクールな佇まいが面影も無くなるぐらいに、ぐしゃぐしゃに泣き叫ばせたい そこに更に言葉責めで追い討ちをかけて、精神崩壊寸前になるまで放心させたい って思ってるクズ野郎はきっと俺だけなんだろうな…いや、ラブラブなナエギリとかももちろん大好きなんだけど でも苗木君ならちょっと分かってくれるって信じてる
いや、その気持ちもよく分かるぞ あのプレスされる寸前の得も言われぬ表情を見るとな…S心を非常に刺激されるものがある 一度身も心も探偵から引っぺがされて自分を守るものが何一つ無くなって、 ただ小さく震えることしか出来ない霧切さんとか見てみたいです
このドS共め 興奮したじゃないか
学園長が殺される様を眼前で見せつけられたら、そんな風に取り乱すかもしれんな
好きな子ほどいじめたいってやつか 心をズタズタにされた霧切さんを優しく抱き締めてあげる苗木君…とか そんな救いを求めてしまう俺は甘ちゃんですかね
>>911 いや、それでOKだと思うべ
…と言いつつ、苗木君以外に縋るものがなくなって、苗木君にずっぷり依存しきってしまう霧切さんとか想像してしまった
>>910 本編で苗木が処刑されそうになった時も、内心では取り乱しまくっていたのかもしれん
…いや、処刑中の霧切さんの様子は画面に映らないから、案外身も世もなく取り乱していた可能性も無きにしも非ずだな
>>913 つまり、
1:自分のせいで苗木君がオシオキされる羽目に、処刑上の向こうでぐしゃぐしゃに泣き叫ぶ霧切さん
2:しかしアルターエゴ発動 泣いてる場合じゃない、と自分の危険を度外視でヒロインな苗木君を助けに行く主人公な霧切さん
3:そしてエンディング後、取り乱していた様子を朝日奈さんあたりが事細かに至るまでバラしちゃって、赤面する霧切さん
この三展開が見られるわけですね なんという俺得
男前ときどきヒロインな霧切さんと ヒロインときどき男前な苗木くん つくづくバランス取れてるよなぁ…
パーフェクトじゃないか…!
リバありカップリングはいいよね
ゴミ捨て場で再会した時に、本当はすぐにでも駆け寄って抱きつきたいんだけど 今はまだ事件は終わっていない、ここからが正念場なんだから気を緩めてはいけないと 表に出さないよう必死に自制していたのだと妄想するとたぎるものがある
>>919 思わず抱きついちゃったバージョンが見たいな
そして苗木君の洗っていない犬の臭いが霧切さんにも移ってしまうわけですね
「苗木君、あなたも私も洗っていない犬の臭いがするわ。そして今は夜時間で個室のシャワーを使えない。 残るは浴場だけど、一人ずつ交代で使っていては非効率だわ……ここまで言えばわかるわね?」
>>922 苗木「そうか分かったぞ!!僕が我慢すればいいんだ!!」
霧切「残念だけどそれは違うわ。」
苗木「それじゃあ…そうか分かったぞ!!霧切さんがブルベリの香水で
においをごまかせばいいんだ!!」
霧切「…もういいわよ…」
Googleで「なえぎ」と入力すると予測候補で「苗木誠」より上に「苗木×霧切」が出てくるんだが これは一体どういうことですか霧切さん
さすが霧切さんだ
んー、ちょっと早く立て過ぎでないか?
今くらいのペースなら
>>950 あたりかもっと後で十分だったと思うぞ
立てて貰ってグダグダ言わない。容量もそろそろだし早く立ったんならその分早く埋めればいいだけ
霧切さんAA集 ''"´ `ヽ , ′ 丶 / \ ′ . ハ l , .| {. / i| .| |i |l 、 .} .} /\ '. |i_|ハ l ||_|i_|_|_刈、 : // ̄ マ . 斗zx l从| ,ィ示斥ァi ∨ } ,'//≦二二二フ Yヽ戈ツ 廷リ丿, !_八/,个<\ |圦 , / ,' : :.:《/ ヽ ヽ\ | ト. ` / 人: : : :乂 ノ )/〉 | |. _  ̄´ . イ : \: : | 尨^ヽ〈 (´____ /| | r‐iト '" 。| .| \| 乂_ ノ__ ̄`ヽ( \| | } iトvィil゜ .| .| /| 尨 Y | |_/' .//}{li ‘, .|i .| />ト、 乂_ 人 _ , -‐''"´| | |\//、}{.≠.∨リ .|/ >x_ \尨 Y . ト、 /| | | 爿///,ハ |‘, / _廴、乂 ノ . !∧ ‘。.| | | 〈_了 / .| リ. ‘, / ´ ._{、 `尨ヽ } | | | | / !. / | i/ ′ ´ .\ 乂 ノ_ | | | il | |./Ж7|i/ ,| | |_ \ \ Y . ; イ |ノ. | |' V レ / | | ./ `´` ヽ \ 尨ヽ . / i O|∧| / / О| | /: : : :.:| \ \乂 ノ\
′ : , ′ ヽ , / / ′ ハ ′ | i {. .:゜ .! |i | | i ヽ 、 | . { i: :| i i .:' |.:|| | | | | | | | |: :| l | i ! || | | | | | | | . ! レ¨| |‐┴−-x__|__|_| _|__|_|__i| ∨ | { | |.‐==示_ ,ィ示=ァ/≦フ / 人__| | ゝ 戈zシ 似ソノ/<\ . / /| : | | | /.|. ヽ\ / / :| : | | | '. ′ イ |ハ )/ . / /:/ | : | | | l \. ー ‐ /|.i| |∧ ´ / /:/ : | : | | |''γト`._/¨/フY|.i| |逖〉 . / /:/ , -‐'"^| | | i| ′´/ハ:| |\ハ / /i/ : \_ | | | ||。。。。 :::`Y.:| |/逖〉、 . / / .| /.:/:\ | |\゚_ ||。。。。__:::::}゙:| |~゛'' ‐-.., _ / / , -‐''"´/ | | \. ゚ '''r‐テテ‐--x:.| |\. / | . / / /|´⌒`¨'\ | | \/ // .::\.| \ / .|、 / / / :{ \ .| ./ // .:::::::: 〉 \ |ハ ./ / / 人 \{ ./ // .:::::::: /.| // |逖〉、 (推理中)
____ ____ . , ''"´,. `´ `ヽ , / 丶 . / . ´ ′ ハ , . i . | { .i| .| ..:| i | | | | li il | | | .l| .| :::| | | | | | || || | | l| .| :::| |_|_|__|_|_||_||_|_| '.;| .|./ヌ| | 斗示卞、 ィ示=7 /≦フ . リ . 八(l,| | 戈zツノ` ヒソノ/ ,<\ . / ハ. ヽ| | / /. ヽ\ / / i| |.| ト。 ′ , !. :ハ )/ . / / , |∨ | |___iト ` .‐´ ィ , | .|)ノ ´ / / / .| >|. ‘。r-. _`__.<〔l| i | .|ハ)、 ./ / 厶 ´ .| .!| | |圦‘, iト.| .|fY)、 ' / \ .∧ :|| | |}{|il ‘. `| .|>〈、 / _,.-‐\/ | iト 。___|_トvィ\i .! .ト _fY)、 ./ /⌒` .、/ .| | ‘。 ̄〉ィ⌒ゝ'. | .| _> ‐x . /{ ‘iト .| |. ‘。 ヽ___〉‘ | .|\. i| / .|i ‘,.| | ‘。 |//∧ } .! .|/ ∧ 追求(ニヤリ)
, --- 、, ---- .、 ''"´ `ヽ , ' / ヽ / ./ ' / ′ ' / ′ ハ { { ./ .! ____ : | .i! :! l .: / r‐< ,イ :! | .|! l | l |_i レ// ,ヘノ彡| i|_|___八_i__i!_|斗ャヤ´ { 。゚ 。 ヽ`i! .| r====斥 ,斗芳/ \。゚ Y .| 'ゝ,込z夛 ヒソ〈 リ .マイ´ ̄`丶、 、 イシ\ //.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l __ ´ , |`ト、冫 八.:.:i!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト ‘='’イ 人丕ト、 / .∧.:.:i!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.lト≧_ ==个 | | | (乂) / ./ .冫.: i!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l トf圦‐┤ |x.i___ (乂) / ./ ./ ヽ.:i!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l |}{|゚。 ゚。| |.:.:./ (乂) . / ./γ'¨ ̄ Y.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l_,ト、/ヘ、| |< (乂) / ./ /.:.:.:.:.:.:.:.:.Yl.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l γ´⌒Y.| |.:.:.:.:`丶、 (乂) / ./ ∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l `Y__〉| |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≫ (乂) . / ./ / 人.:.:.:.:.:.:.:.八.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l∧i '.' `| |.:.:.:.:.:.:.:/:| (乂) / ./ / / |`、.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} ‘。.'.'.'.| |.:.:.:.:.//.:.i (乂) / ./ / / ji |:.ヽ 、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.人.:‘,∀| |.:./o ;.:.:{ (乂) . / ./ / / :| . | . i'、:.` ー----一´.:.:.:\i.' | レ'.:.:.:.:./ .:.‘, (乂) / ./ / / .:| . | . | ‘, .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ;; | |.:.:.:.:. ;.:.:.:.:.| |圭| / ./ / / :| . | . | |‘..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.0.:.:.:.:.i.' | |.:.:0.:.i.:.:.:.:.:.| 乂爻__ . / ./ / .′ .| . | . | | : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.'. | |.:.:.:.:. ;.:.:.:.:.冫 `ヽ( . ,' ,' .| . | . | | ; .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.'.' | |.:.:.:.:.:.‘,.:.:.:} ' .: | . | . | |,ィ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:0.:.:.:.:.l |.' | |l.:.:.:.0:.‘,.:.:〉 i. | . | . |. ,' .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. l .|.' |ノ:|∨.:.:.:.:.:.‘,.:'. : i |. | . | . |/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l |.'.'.'.'.'. ∨.:.:.:.:.:.‘,.:〉 i. | | .| . | ./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l |.'.'.'.'.'.' l∨.:.:.:.:.: ‘。.| |. | | .| . |.'‐-= __.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l .|.'.'.'.'.'.' | ∨.:.:.:.:.:.:‘.| |. | | .| . | . |/ . ̄ ̄ ̄ ̄ ´ . |.'.'.'.'.'.' |  ̄| ̄ ̄| 無関心2
, --- 、, ---- .、 ''"´ `ヽ , ' / ヽ / ./ ' / ′ ' / ′ ハ { { ./ .! ____ : | .i! :! l .: / r‐< ,イ :! | .|! l | l |_i レ// ,ヘノ彡| i|_|___八_i__i!_|斗ャヤ´ { 。゚ 。 ヽ`i! .| r====斥 ,斗芳/ \。゚ Y .| 'ゝ,込z夛 ヒソ〈 リ .マイ´ ̄`丶、 //// 、 イシ\ //.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l __ ´ , |`ト、冫 八.:.:i!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト ‘='’イ 人丕ト、 / .∧.:.:i!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.lト≧_ ==个 | | | (乂) / ./ .冫.: i!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l トf圦‐┤ |x.i___ (乂) / ./ ./ ヽ.:i!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l |}{|゚。 ゚。| |.:.:./ (乂) . / ./γ'¨ ̄ Y.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l_,ト、/ヘ、| |< (乂) / ./ /.:.:.:.:.:.:.:.:.Yl.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l γ´⌒Y.| |.:.:.:.:`丶、 (乂) / ./ ∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l `Y__〉| |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≫ (乂) . / ./ / 人.:.:.:.:.:.:.:.八.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l∧i '.' `| |.:.:.:.:.:.:.:/:| (乂) / ./ / / |`、.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} ‘。.'.'.'.| |.:.:.:.:.//.:.i (乂) / ./ / / ji |:.ヽ 、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.人.:‘,∀| |.:./o ;.:.:{ (乂) . / ./ / / :| . | . i'、:.` ー----一´.:.:.:\i.' | レ'.:.:.:.:./ .:.‘, (乂) / ./ / / .:| . | . | ‘, .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ;; | |.:.:.:.:. ;.:.:.:.:.| |圭| / ./ / / :| . | . | |‘..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.0.:.:.:.:.i.' | |.:.:0.:.i.:.:.:.:.:.| 乂爻__ . / ./ / .′ .| . | . | | : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.'. | |.:.:.:.:. ;.:.:.:.:.冫 `ヽ( 無関心2(照れ)
. , -‐‐‐-γ´ ̄` 丶 、 / ヽ . ′ / `ヽ / ハ {. i | : li } |. | | i i /i l : l : | i !. | | |__|__/ l|_i|__|__ト、_i__|.:i .:| _ '. | | |斗==x ,ィ===ァ| |/.|/ο)) Y | |弍zリ 〈z_リ 丿i . |乂トリ<\ | |.圦 .: /| . |=人′ `ヽ\ . ; | | |ヽ. ___ .イ.i | . |尨 ヽ ¨´ . i | | |____ ‘.='’ ´ .l l | . |乂_ 人 . j| | |^ニニノ^¨トrぐ ̄{ニニ:| . |:. 尨 ヽ . /<| |/ / //}{∨ ∨\| . |>乂_ 人 / /li | |`ニ| // .}{x∨ |二 | . | ヽ 尨 ヽ . _ -=ニ/| |`ニ|V/WVYV。|二 | . |\ニ=- 、ノ ハヽニ\| |`ニl { ヲ l二 | . |/二/ニ{ `ヽ i!ニニ丶二| iニニl 厂¨i .l!ニニ| . |ニニ/ニニ} _,人 /ニニハ二| |\ニl / ‘, .lニ/| . |二/ニニニ 尨 ヽ . , -‐‐‐-γ´ ̄` 丶 、 / ヽ . ′ / `ヽ / ハ {. i | : li } |. | | i i /i l : l : | i !. | | |__|__/ l|_i|__|__ト、_i__|.:i .:| _ '. | | |,xf≧_. ,斗≦ミ| |/.|/ο)) Y | |ヽ戈仍 ´廷リ丿i . |乂トリ<\ | |.圦 .: /| . |=人′ `ヽ\ . ; | | |ヽ. ___ .イ.i | . |尨 ヽ ¨´ . i | | |____ ‘.='’ ´ .l l | . |乂_ 人 . j| | |^ニニノ^¨トrぐ ̄{ニニ:| . |:. 尨 ヽ . /<| |/ / //}{∨ ∨\| . |>乂_ 人 / /li | |`ニ| // .}{x∨ |二 | . | ヽ 尨 ヽ . _ -=ニ/| |`ニ|V/WVYV。|二 | . |\ニ=- 、ノ ハヽニ\| |`ニl { ヲ l二 | . |/二/ニ{ `ヽ i!ニニ丶二| iニニl 厂¨i .l!ニニ| . |ニニ/ニニ} _,人 /ニニハ二| |\ニl / ‘, .lニ/| . |二/ニニニ 尨 ヽ 通常
''"´ `ヽ ´ \ , \γ ー‐ 、 / `ヽ | |. ̄`〉/ ′ \ :. \| | ,// i \ | | // /, { | :| . | ヽ 、八∨/,ィ≦ . ! i | :| i | |彡'^ヽ . : i: | | .| l ! .ト ∨/-=-、 ト, 乂 乂 | 乂 マ::::::::::::::, '. . | \ \ . |\ ヽ | k }、 k}::::::::::::::, Y .|斗-f____У\_|___`ヽУ___| レ'_ -= ::::: O::::, 'ゝ弋z〉 癶_弋_赱ヲ // :::::::::: O:::O:::::, Y丶圦 / ::::::::::::::: O:::O:::O::〉 | t \ , .:::: /}:::::::::::::::::::: O:::O:/`ヽ __ -=ニi ヽ 、 ,イ/:::::::::::::::::::::::::Oイ `ヽУ ,ィ≦二二二l. 丶 `こ イ // ::::::::::::::::::::::/二ニム/ ⌒ヽ、二ニニ:|: ヽ 介o。 <:::::::イ/::::/⌒ヽ :::/ニニニ∧ /\ニニ| : l \:::::::/ 〈__/__ -=∧/ニニニニ∧ . //..:/〉二| i. l 爪ァく /ニニニ/ ∧ニニニニニ∧ // .://ニニ| | l / |Yo|∨|二二ニニ/ /ニム二二ニニニ∧ // //二二| 人. l/ . |:iO| ∨二二ニ/ /ニニ∧ニニニ/⌒ 5章タイトル
, -‐‐‐- 、 , ''"´´ 丶 .. , ヽ / \ \ ヽ .. ′ 丶 ハ . ! | |ヽ |i Y `ヽ i | . : .| 丶 |__|_八_|ヽ ト、 | _ i__ト、_У^,.ノハ ̄八 i |,ハ .|/ο)) . '.イ f_、 弋ツ ′ヘ レノトニニトリ<\ Y Vソ i .|' ,乂.人′ `ヽ\ . l 圦 丶 | .|ヽ 尨 ヽ. ¨´ l .i i 、 ‐ ´ /.::ル: | \乂_ 人 i | |l,_> , 。o゚_ イ .i iニ=- 、尨 ヽ |_| |二二i |}{|マ .| |二ニニ>、_ 人 .リ,| |-=ニr' |}{| マ .| |ニ<´=-- 、 ヽ .__イ-| |二ニiー∧_∧ー‐i| :,二ニ\/'二ハノ /二/| |二ニ| {:::::::::} ,/| |二二/ニニ∧ヽ iニム\| |二ニ| ,〉⌒イ ∧| |二/ニ/ニニニ{人 /l,ニ∧ | |ニニ∧ i:::::::::|∧.:| |/ニニ,小二ニニ|尨ヽ . / ,},ニ∧| ト、二∧'::::::::∧,ニ| |二二iニニニニ|乂_人 無関心
. , ''"´ ̄ ̄` ヽ 、 , ''" 、 , ヽ ./ \ `ヽ ′ ヽ ハ ! i | 、 i 、 `ヽ i | . . :| | \ | \ 〉` ト、 | _ . |_ト、___У ̄ ̄ ゙̄| i |,ハ. |/ο)) . '. 人 `'''''''"| | レ八タトリ<\ . ト、ヽ`''''´ | | |' .ト、人′ `ヽ\ . | i 、 丶 | | | | 尨 ヽ. ¨´ . | ハ i 丶 ー ´ ,イ| | | | 乂_ 人 . |,/ i |≦ニ>ー≦―| | |=- 、 ,尨 ヽ <ニ,| |-==/ 、|}{|マ . | | |二ニ>乂_ 人 . // >| |ニ=|! /|}{| マ .| | |ニ<_ 尨 ヽ _ -/二| |ニ=lー∧_∧゚ゝ| | |ニニ\二=- 、ノ ,lニ=\二| |ニ=l {::::::::j} | | |ニニ/二/ニハヽ /lニ∧=\| |ニ=l 〉⌒ィ゚ /| | |=/二ニ/ニニ{人 . / lニニ∧二| ト.ニ∧ i:::::::: |∧| | |仁ニニ,小ニニl 尨ヽ ./ /ニニ∧=| |:.\∧'::::::::∧=| | |ニニニiニニニl乂_人 目を伏せ
. , ''"´ ̄ ̄` ヽ 、 , ''" 、 , ヽ ./ \ `ヽ ′ ヽ ハ ! i | 、 i 、 `ヽ i | . . :| | \ | \ 〉` ト、 | _ . |_ト、___У ̄ ̄ ゙̄| i |,ハ. |/ο)) . '. 人 `'''''''"| | レ八タトリ<\ . ト、ヽ`''''´ | | |' .ト、人′ `ヽ\ . | i 、 丶 | | | | 尨 ヽ. ¨´ . | ハ i 丶 ー ´ ,イ| | | | 乂_ 人 . |,/ i | /二卞ニア―| | |=- 、 ,尨 ヽ <二/::::,ィ>>|}{|マ . | | |二ニ>乂_ 人 //ヌ∧:::::::ノ:::::,' /|}{| マ .| | |ニ<_ 尨 ヽ / ムニ\ヽム イ .∧_∧゚ゝ| | |ニニ\二=- 、ノ ,lニムニニ≧=-イ〉{::::::::j} | | |ニニ/二/ニハヽ /l ム二二二ニ,イ 〉⌒イ゚ /| | |=/二ニ/ニニ{人 . / l/ニニニニニ/∧ i:::::::: |∧| | |仁ニニ,小ニニl 尨ヽ ./ /ニニニニイ\∧'::::::::∧=| | |ニニニiニニニl乂_人 笑み
′ 、 , ヽ . / ′ :. 、 , / / / ニ\′ __ / / 二ニi / -= )/ / i \ニ| / / / , //′ // / | >ニi { f .′ / / ミ≦_八/ | 二=}| マ :.⌒ / / / ;}}`ヾ \ | | 二=}| |lヽ_)_./. i / :{ 冫\z、У l| l| | 二/ ! .八 ソ |′ ∨(彡イヾ、 \ 」_,. 」 ノ =/ / |::.ー| | . : / / |:. . | | .′ ′ ト、:::| | : |ニ\ .| ,. |ニニ=\ .:|. 、 .´ |二ニニ\| _;:.ン7´ |二二二二\ / |l | |二二二ニニニ\ |l | |二二二二二ニニ\ | |二二二二二二二 \ 囁き
′ 、 -=ニ  ̄ ̄`丶|: : : : : : ヽr……- . , \ : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ´: : : : : : : : ` : : . . / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .\ ′ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ '⌒ 、 , / / /. ∠._, : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. ニ\′ __ / / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. 二ニi / -= )/ / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. \ニ| / / / , //′ // / , ′: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. >ニi { f .′ / / ミ≦_八/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 二=}| マ :.⌒ / / / ;}}`ヾ \./_斗ァ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、: : : 二=}| |lヽ_)_./. i / :{ 冫\z、У /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,イ: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : :.\: 二/ !. 八 ソ |′ ∨(彡イヾ、 \./: : : : :.:./ : : : : : : : : : : :/ .|: : : : : : : : :/\: : : : : : : : : : :. =/ / |::.ー| | . : !: : : : : /: : : : : :/ : : : /_ .|: : : : /.:./__,\: : : : : : : : : : / / |:: : | | .′ .|: : :l⌒l: : : : , / : : / `|: : // ´ __, \: : : : :!: : : : ′ ト、:::| | : .厶イ| |: : //: :/.f乙ヽ 、 |: / レ′ f乙ヽ `ヽ, \: : |\: : |ニ\. | ,. | V/.:∧ V/ {:::o:::! |/ {:::o::::! /リ/ノY : : \ |ニニ=\ .:|. 、 .´ |: : 〉/ Y ヽ 弋こソ 弋こソ /_) .人: :i |二ニニ\| _;:.ン7´ |: / i\ '. J :. / /{ ∨ |二二二二\ / |l | /レ'.:/|: : ーヽ u ′ /-< : : |`ヽ |二二二ニニニ\ |l | ./=ニ/=-|: : ∧: : :. _ _ /: : :∧: :|=-= 、 |二二二二二ニニ\ | /=-=|{-=ニV/Ξ|: : :.>、 ( ) ./∨ /ΞY-==-i |二二二二二二二 \ /ニ=ニ|{ニニ=ニニ∨/Ξ,〕:.. ` こ´ .イ=ニ∨-=ニ}:|=Ξ=| 「戦刃むくろに気をつけて」
. - ´ ̄`´ ̄ ̄ ` 、 . , ´ \ ヽ . / \ / / ヽ . / ′ ! , ′ , | } ヽ ′ i . i { N /{ i | } | .. ! `'マニ=‐┘L __ / └‐-=二L|__| ′ ト 丈≧k イ´ 爪__八チ/ / ! | 戈z丿 戈z ン / / } イ Y | / / 丿 /.:{ ヽ l / /く,__/厶', 、 ` : . . __ ._/ 人ニニ]|X|ヾ_\ 人) .:::::::7二ニ‐┬ -=ニ´/ ∧=\ |X| |X|X} /.::::∨ .:::/\//∧_へ / ∧二ニ=>{X} {X}У, / -=ニ∨ :/z/ニl!/ ̄У∨ ′V=/Y{Z} {Z}丿′ _,. -==ニニ二二二} iニ|ニニ=}、―/ ! .!ニニV´二l〃 `ヽ \ ニニニニニヽ_二=- | |ニVニニ//スi | i|ニ/二二l、 __ 彡′ ヽ 二,==-‐=ニ/ ノ.::::::| |二V=// V | | l|,仁二ニニl / `ヽ , ´/.::::::::/ /.::::/} |ニニ∨/ | | l|二Wニニlゝ _ 乂⌒ヽ ′ デフォルメ?
____ ___ ´ `丶 ` . : ヽ , . / :. ′ . i .| .! } . | | !.:|___{ Yヽ |__ . L ノ斗¬V/ |〕 | 厂} ヽ苅 } 〈/ }i: | /< . 〉 | |_ノ /\__) < | | | / | \〉 __, | | | ./ |尨 ヽ ` 、| | |/ | |乂 人 _ -=ニ二/ / /} , 尨 ヽ ⌒ヽ=ニニニ/ / /=l ′乂 人 / >≦′ / /ニ,′ ', 尨 ヽ / -=ニニニ/ ′ ,/ニ/ 乂 人 z≦ニニニニニ,/ / /ニ/ i≧ 、 尨 ヽ . /iニニニ=≧/ / /ニニ/ / |ニニニヽ乂 人 . //lニニニ=/ / /ニニ/ / // |==,=={ 尨 ヽ . // l== / / /ニニ/ / // |W=ニl .乂 人 背中
____ ____ ´ ` ` / , ′ :. . / ′ . i . .′ | | .| | 丶 . | : i | | | :| | ヽ ! } , :l | L」LL_」 、 |\_人_ト.ノ ′ |I⌒| | 斗===ミ. ー┘-ィ行ハ 7ニコ リ 八 | | 弋zノ ヒソノ/,<\ / ′ ヽ| | / l `ヽ\ ┌ / , .: .: .: | |:. _ ′ ./ lY .)/ 、::::.\ ,/ / .:____| |_. ( ̄ノ /l .!ノ ^ . 丶:::::` ー=、__′ \ニ=| | r:L _> _ く | .¨Y __/::`ヽ::::::::::ヽ≧ーマ≧| | L  ̄〕iI{ニニ=| :_.ノ {:::::::l::::::{:::::::::::::::.マニ=\| | ∧ |}{| マニ∧ , Y . /.:::::::i}::::::ーヽ::::::::}|ニニ}:.| |= ∧___∧∧マニ∧ Vノミ . ヽ::\:::ー/:::::::::/仁==|:.| |====ヽ Y'⌒¨| マニ∧ ',=- 、 . ー‐ ´ゝ- =7ニニニノ:.| |\===∧マ--イ マニ∧ V=={ヽ / .乂.: .: .:./彡′= =| |==\==∧|:::::::::, .|ニニ∧ V= 人 . / / / ̄ ̄´、ニ=ニニニ| |====\=∧::::::::::}|ニニ/} }=l尨 ヽ 追求(指差し)
|!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!| | | | C U P | / | | 苗木君、ここまで言えばわかるわね? | G O K U B U T O | \ | ______ .| . | (カップゴクブト) .| . |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | . | !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 埋めついでってわけじゃないけど、ちょっとまとめてみたくなった 容量食ってごめん
乙 こんなに種類あったんだな… ちょっとしたAAストーリーでも作れそうな勢いだ
いやちょっと待て 最後のは何だw
何って、そりゃお前…霧切さんだろ?
>>947 ほんと、誰だコレ…
さて、この台詞は誰の台詞でしょう。
>>949 どっからどう見ても霧切さんじゃん…え?
|!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!| | | | C U P | / | | 苗木君のクセに生意気ね | G O K U B U T O | \ | ______ .| . | (カップゴクブト) .| . |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | . | !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ うむ、疑いようもなく霧切さんだな
いやいやお前らしっかりしろよ どうみてもただのカップ麺…… |!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!| | | | C U P | / | | 私も…ちょっと怒りすぎたし… | G O K U B U T O | \ | ______ .| . | (カップゴクブト) .| . |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | . | !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ カップ……麺……カップ麺? ……ごめん俺の見間違いだ どうみても霧切さんだったわ
いつ見ても霧切さんは可愛いな
ああ、貧乳……もとい凹凸の少ないその姿はどう見ても霧切さんさ
苗「ねえ、霧切さん……なんで霧切さんはいつも僕を助けてくれたの?」 霧「そうね、そろそろ話してもいい頃かもしれないわね。私があなたを助けた理由……それは……」 苗「それは……?」 霧「苗木君、『CUP GOKUBUTO』というカップ麺を知っているでしょう?」 苗「うん。僕、あれ大好きでさ」 霧「そうよね。中学生時代には毎日のように食べていたわね」 苗「……え? なんで霧切さんがそんなことを……?」 霧「私はね……あのカップ麺なの。私を喜んで食べてくれたあなたに恩返しするために、こうして人間の姿になってやって来たのよ」 という夢を見たんだ さて、今日はクリスマスか……こう、いろいろと期待してもいいんだよな?
こうですかわかりませんって言ってくれる人マジで来てくれ!ww
霧切さんにとって、クリスマスはどういう日だったのだろう 幼い頃から両親のいない寂しいクリスマスの思い出しかないのか それともお祖父様がサンタクロースだったのか
個人的には前者で、サンタの来ないクリスマスしか知らない子だったらいいと思う そして苗木君がサンタになってあげればいいと思う
サンタコスで窓から苗木の部屋に入ってくる霧切さんを想像してしまうのは俺だけだろうか
あると思います そして「プレゼントは私よ…ここまで言えばわかるわね?」となるわけですね
965 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/12/24(土) 21:46:46.18 ID:czXxjEUj
もう落ちてないスレは霧切さんのだけか
霧切さんのクリスマスというと ・二人で過ごす予定だったのが突如舞い込んできた依頼のためにキャンセルする羽目に とか、 ・クリスマスデートに出かけた先で事件に巻き込まれて… とか、そんなパターンが思い浮かんでしまう
>>963 サンタコスの霧切さん…なんとも希望に満ちた響きではないか
銀髪に赤い衣装ってなかなか映えそうだ
…この場合、苗木君がトナカイになるのか?
ぶった切ってスマン SSって新スレに投下してもいいのかな それとも埋めがてら、こっちに投下したほうがいいのかな
投下し切れるならこのスレでウェルカム 大作なら次スレで待ってる
新スレの方でいいんじゃないかな こっちはもう容量もカツカツだしさっさと埋め立てちゃっていいと思う
それじゃこっちはもう埋めてしまうか
>>968 次スレで待ってるぜ
埋め
埋め
埋め 今スレも良SSが多くてよかったよかった
埋め 個人的には大人ナエギリシリーズが大ヒットだった できることなら今後ともよろしくお願いしたいものだべ
埋め
>>967 サンタコスの霧切さんもいいけど、
全身タイツ+ツノ付きカチューシャのトナカイコス霧切さんというのも捨て難いと思うのだが、どうだろう
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
1000ゲットぉぉぉ!
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。