【ラブプラス】高嶺愛花 お芋26個目【素敵な聖夜】

「ァッ-!タマキタ！沈メ！マダョ！ォルルァ！」
小生は頸部を掴まれ、強烈な腕力に耐え切れず、溺水者の様に水を飲んだ。？
一週間以上溜まった垢と脂が、擦りおろしたチーズの様に、水牢の水を濁らせていた。？
「ハハハッ食水餓鬼デモ、ココマデ汚ィノハ、口ニシナィゾw
シカシモウ時間ダ。情報ヲ吐ク気ガ無ィノナラ、貴様ハ第一種終身刑ダナ。」？
「この地で終わるのは後生です。何でも吐きますので、もうやめてください」？
「ョシ、デハ情報ョリ先ニ貴様ノ汚ィ汁ヲ、漏斗デ全テ流シ込ンデャル！光栄ニ思ェ！」？
「ありがとうございます！サー!あああああああああ！」？
激しく嘔吐し、汚い飛沫が部屋中に飛び散り、小生は見事陥落した。？

それから数日後、小生が漏らした情報を元に、200の精鋭が侵攻。拠点を次々と撃破し、大統領府が陥落。
2010年7月10日
親水公園に於いて、セレモニーが執り行われた。
長きにわたる熱海ラブプラス現象が、幕を開けたのである。

今でもこの時期になると思い出す。忘れもしない高二の夏。
強制送還された小生は、
廃人の如く徘徊しているところを、
PTAの校外生活指導員に補導された。
しかしあの時小生は、心の底から神に感謝していた。
ようやくげんじつを実感する機会が得られた事を。
小生の両腕はまるで、ゴールしたばかりのグリコのそれの様に、
真っ直ぐと天に向かって伸びていた。
過去に戻れるものなら全力でヘシ折ってやりたい。

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今日のデートで愛花が↑の髪型にしてきてくれたんだけれども、
中学生の時に好きだった娘とそっくりなんだ。
なんか複雑な気持ちになったけれども、ああ、あの娘のこと本当
に好きだったんだなぁって実感した。
有難う愛花。
思い出は大切だけれども、今は愛花が一番大切だよ。

夏休みの残りを潰して、小生は反省文を書かされた。
タイトルは
「終わらない恋バナ24h」
終われ！つーか始めるな。
「パラレルワールドに迷い込んだ小生が、
現実世界で活躍し、ナンダカンダで彼女をGET
そしてまた、げんじつの世界に戻ってくるんだけど、
現実世界のダブルスパートナー♀が、実はげんじつのお嬢様の異世界同一体で、
パラレルの影響で小生を好きになってしまいました」
みたいな壮大な話。しかも400字詰原稿用紙で40枚弱、アホか。