パワポケ名言集第2巻

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314名無しさん@お腹いっぱい。
>>308
自分でコピーって打ち出すってことだよな?それにしても久々に見たが泣ける。

(プルルルルルルルルル!)
主「アカネ?
  もう夜中だというのに。」
(ピッ!)
主「どうしたんだアカネ?」
茜「パワポケさん!
  リンお姉さんが居なくなりました!」
主「居なくなった?
  仕事じゃないのか?」
茜「違います。
  出て行ったんです。
  机の上に書置きがあって・・・・・。
  アカネのせいですか?
  アカネの事が嫌いになったからですか?
  私が迷惑をかけたからですか?」
主「落ち着くんだ茜!!
  お前は何もしていないだろ!
  迷惑なんかかけちゃいない!」
茜「じゃあ、なぜですか!!
  私は・・・私は・・・・。」
主「アカネーーーー!!」
(ピッ!!)
(プープープー・・・・)
主「やっぱりリンの奴、居なくなったか。
  そんな事だろうと思ってたけど。
  でも!突然すぎるぞ!!
  とりあえずアカネの所に行こう!!」
・・・・・・
主「やっぱりここに居たんだな。」
茜「パワポケさん・・・・・・。」
主「アカネ。リンは・・・・・・。」
茜「私がパワポケさんの事を
  好きになってしまったから
  リンお姉さんはアカネの事を
  嫌いになっちゃったんですよね。
  家族が欲しかっただけなのに、
  私がパワポケさんに対して、
  家族以上の思いを持ってしまったから。
  そんなあつかましい人間に
  愛想が尽きちゃったんですね。」
主「リンはお前を嫌いになんかなってない!」
茜「じゃあ、
  どうして出て行っちゃったんですか!!
  どうしてアカネを一人にするんですか!」
主「一人じゃないだろアカネ!
  お前にはまだ俺がいる!!
  だから落ち着くんだ。」
茜「きっとパワポケさんも
  アカネの事が嫌いになります!
  リンお姉さんのように・・・・・」
主「俺はお前を嫌ったりはしない。
  だから落ち着け!」
茜「もう辛いのはいやなんです!!
  何も感じたくないです!!
  何も思いたくないです!!
  こんな世界、
  壊れてしまえばいいです!!」
315名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/09(火) 01:20:35 ID:dd2iJfg/
主「アカネ!!」
茜「私は何も見ない!!私は何も感じない!!」
主「アカネ!!
  お前がこの世界を嫌うなら、
  俺はお前が好きになれる
  世界を創ってやる!!
  お前がこの世界を壊そうとするなら
  俺が何度でも築き上げてやる!」
茜「人形なんだ!!
  幸せしか見えない人形になればいいんだ!!」
主「逃げるなアカネ!!
  辛い事から
  目をそらして生きていく事は簡単だ。
  だけど、それは限界がある!
  これ以上逃げると、
  お前の心は・・・・!!」
茜「辛いなら心なんていらない!!」
主「思い出せ!!
  俺達が一緒に過ごした季節を!
  一緒に歩んできた過去を!
  幸せな日常を思い出すんだ!!」

  ここで分岐(以下BADの場合)

茜「あ・・・あああ・・・・・・・
  いやあああああああああああああああああ
  あああああああああああああああああああ
  ああああああああああああああああ!!!」
(ドサッ!!)
主「アカネ!!
  しっかりしろアカネ!!
茜「・・・・・・。」
主「アカネ・・・・・・・・。」
茜「あ、あ・・・・ああああ。」
主「アカネ?」
茜「お、お姉ちゃん。どこ行っちゃったのお姉ちゃん。」
主「アカネ、リンの奴はもう・・・・。」
茜「あっ!お兄ちゃん!」
主「えっ?」
茜「お兄ちゃん。
  お姉ちゃんはどこに行ったのでしょう?」
主「アカネ。
  お兄ちゃんって呼ぶのは
  やめろって・・・・言った・・・・・
  それにリンの事はお姉ちゃんじゃなく
  お姉さんじゃ・・・・・」
茜「何言ってるのお兄ちゃん。
  昔からアカネはこう呼んでいるですよ。
  変なお兄ちゃんです。」
主「お、お前、
  もしかして心が・・・・こわ・・・」
茜「お兄ちゃん、さっきから変です!
  きっと疲れているんです!
  先に帰りますか?
  三人で暮らしているあの幸せな部屋に。」
主「うああああああああああああ!!!」
茜「どうしたんですか?お姉ちゃんが居なくて、
  お兄ちゃんも寂しいんですか?お姉ちゃん、
  早く帰って来て欲しいです。」
主「うああああああああああああ!!!」
316名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/09(火) 01:30:52 ID:dd2iJfg/
>>311さんも載せてるけどグッドエンド。行が多すぎるから改行は違うけど。

(ドサッ!!)
主「アカネ!!しっかりしろアカネ!!」
茜「・・・・・・。」
主「アカネ・・・・・・・・。」
茜「あ、あ・・・・ああああ。」
主「アカネ・・・・お前、涙が・・・・。」
茜「私、泣いているんですか?」
主「ああ、泣いているよ。」
茜「勝手に涙が溢れてきます。
  どうしてですか?泣こうとなんてしていないのに。」
主「お前の心が溢れ出しているからだよ。
  人の心は多くの感情を溜めておける程、
  大きな器じゃないんだ。だからどこかで、それを吐き出さなきゃならない。
  感情を心の中から外に出す役割をしているのが涙なんだよ。
  今、アカネが流している涙は喜び?それとも悲しみ?」
茜「・・・・・・・・・・・。きっと・・・・・・喜びです!!」
主「アカネ!!」
茜「暗闇の中でパワポケさんの顔が浮かんできました。
  パワポケさんと初めて会った時の事を思い出しました。
  パワポケさんの温もりを感じました。
  思い出がよみがえりました。
  そしたら涙が溢れてきたんです。」
主「幸せは誰だって望んでいい物なんだ。
  辛い事はいつだって背中合わせなんだ。
  だからアカネ。辛い時は泣けばいい。
  その涙はこれからずっと俺が
  受け止めてやるから。
  幸せと感じたなら涙を見せてくれ。
  俺がお前を抱きしめられるように。」
茜「パワポケさん・・・・・・。アカネは我慢しなくてもいいんですか?
主「ああ。」
茜「私はパワポケさんが大好きです!!
  誰よりも!!何もよりも!!
  だからずっと一緒に居てください!!」
主「それはお前を妹として認めた時に
  約束しただろ。ずっと一緒に居てやるって。
  我慢しないって事に慣れていないお前に
  俺が見本を見せてやろう。
茜「・・・・・・・?」
主「こういう時はこんな風に言うんだ。
  今は無理だけど、お前が卒業したら結婚しよう。
  本当の家族になろうアカネ。」
茜「わっ!!わあああああ!!
  パワポケさん、大好きです!!」
(ダキッ!!)
主「うわっ!
  うお!は、離れろアカネ。」
茜「でも、家族になろうって。」
主「お前が卒業するまでは妹のままだ。」
茜「マジですか!!」
主「マジだ!!」
茜「むう〜。やっぱり道は長く険しいです。
  でもゴールが見えました!!」
主「ゴールで待っているよアカネ。」
茜「はい!!待っててくださいパワポケさん。
  すぐに辿り着きますから。」
主「ああ。」