スーパーロボット大戦OG2で萌えるスレ その53

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878名無しさん@お腹いっぱい。
〜医務室という名の取調室〜

「じゃあ取調べを始めるわよん、アラド君」

いつの間にか医務室は戦場になっていた。
じりじりと熱を放つ卓上ライトを向けられ、窓にはそれっぽく格子が付けられている。
書記はラミア。取調官はエクセレン。あとは年頃の乙女連中が生唾を飲み込みながら観戦している。

シャインにラトにマイにリューネに、リオにクスハにレオナにカーラにアイビス、
アヤにカチーナにツグミ、リンにレフィーナまでいる。てか艦長、あんた何をやっている。

「横暴だ!国家権力の濫用だ!椅子に縛り付けて尋問するなんて!俺は断固戦うッス!」
「ラミアちゃん、例の物を」
「カツ丼でございますですわ」
「何でも聞いて下さい、ヤマさん」

実にあっさり陥落する容疑者。食欲のせいで世界で一番スパイに向かない男と言える。

「〜…と言うわけで、アラド軍曹はゼオラ軍曹の胸を後ろから優しく、それでいて情熱的に揉みしだいたわけでございますですね」
「9割くらい脚色されてますけど、まぁそんな感じッス」

一斉に ざわ… ざわ… となる傍聴席。心なしかみんな、アゴが尖っているように見える。
その内ぐにゃあ…と背景が歪んだりしそうだ。しかしオープンな取り調べである。

「ん〜…で、どうだった?やわっこくて気持ちよかったのかしらん?」
「流石にそこまで言えるわけないじゃないスか!」
「天丼でございますですわ」
「指がむにゅって沈み込んで、逆に包み込まれるような至福の触感でした。ヤマさん」

実に胃袋次第の男である。
ちなみにこの時、傍聴席の貧乳サイドの辺りから、床を拳骨で殴るような鈍い音が聞こえた。安い嫉妬と思われる。

「…で、被告人はこの後どうしたいのかしら?」
「…謝りたいッス…すげー怒ってたみたいだし、このままじゃ顔も合わせづらいから」
「何て言って謝るつもり?」

んー、と軽くほっぺに手を当てて考えるアラド。一斉にゴクリ、と音が鳴る傍聴席。ナイスほっぺ。