マジカル☆バケーションすれっど

高見沢−８点
主人公の使う精霊と性別で物語の難易度が変わるし、隠しイベントもたくさん用意されてるので、
繰り返し遊びたくなる。敵が少し強めなためレベルアップに時間を取られるが、
回復アイテムがどこでも手に入ったり、いつでも町に戻れたりと、
親切なのでそれほど苦にはならない。
ただ、ゲームのキモとなる精霊の種類が多すぎて、相性が分かりにくく戦闘が複雑になっている。
また、中盤の後戻りができない場所で敵が急に強くなるため、
ある程度キャラが育っていないとつまることがあるのが気になった。

佐々木−６点
オーソドックスなＲＰＧという印象かな。魔法と精霊、というファンタジー要素がつまってて、
安心して遊べるという反面、あまり目新しさが感じられないのも本音。
主人公以下、仲間が魔法学校の生徒というのは「ハリーポッター」を彷彿させてくれて、
ちょっとドキドキ。
仲間が最初からワーッと数多く出てくるんだけど、それぞれ個性がハッキリしていて、
遊んでいるうちになじんでくるんだよね。
土台そのものはしっかりしていると思うから評価したいんだけど、
食いつきが弱いかな・・・

電撃小僧−７点
最初、クラスメートが１５人もいるうえに、ＧＢＡの画面は小さくて顔が見づらいので、
誰が誰やらわからず、とまどってしまいます。
バトルでも、魔法属性によって相性があるのはいいんですが、魔法属性の数が１６もあるため、
意識して戦うのがめんどくさくて、力押しになってしまいがち。
と、いくつか難はありますが、全体のデキは決して悪くないです。
難易度も高くないし、さまざまな伏線が張られたストーリーは
早く続きをやりたいと思わせてくれます。
ＲＰＧが好きなら買って損はないと思いますね。

小柴暁彦−６点
メインキャラクターが多すぎて、全体的なまとまりが今ひとつ。
システム的に精霊の相性が煩雑化しているし、シナリオ的にもそれぞれのキャラが立っていないという結果に。
個人的には、大好きなＳＦＣ「ガイア幻想記」並みの青臭く深い学級ジュブナイルドラマを
期待していましたが、キャラの多さと半端な大人向けテイストのせいで描ききれていないのが残念です。
ちなみに、僕のクリアタイムは３３時間とボリュームは十分。
効率よくプレイすればもっと縮まりそうですが、ともかく、長く遊べるのはいいですね。