アーケオス「新しく住む家が決まったんだ♪」
アバゴーラ「そりゃよかったな」
アーケオス「赤羽バードタワーっていう大きな家だよ。僕も入れて10匹の鳥ポケモンがルームシェアするんだって」
アバゴーラ「そうか。ところでお前は鳥なのか?」
アーケオス「僕は鳥だよ。しかもすべての鳥の祖先!もしかしたら皆から尊敬されちゃうかもね♪」
アバゴーラ「まぁあんまり調子に乗るなよ。弱気発動したらお前ってヘタレそのものだし」
アーケオス「可愛い女の子がいるといいなぁ♪」
アバゴーラ「聞いちゃいねえ……」
陽気で弱気な彼はまだ知らなかった。
赤羽バードタワーで彼を待ち受けている試練に……
アーケオス「えっと、確か地図ではこの辺なんだけど……」
?????「おいそこのトカゲ!あたしと勝負だぁ!」
アーケオス「え?ちょ、待って!まだ心の準備が……」
エアームド「問答無用!はがねのつばさ!!!」
アーケオス「ぴぎゃあああ!!!」
エアームド「もういっちょう!」
アーケオス「待って!たんま!降参!」
エアームド「えー、まだ終わってないよ。あんたまだHP残ってるじゃん」
アーケオス「やめたげてよぉ!」
エアームド「ププッ、情けない奴〜……あぁ、そういえば特性弱気だっけ?
しょうがないね。じゃあ木の実くれたら見逃してあげる♪酸っぱい木の実持ってる?」
アーケオス「甘いのしか持ってないです……」
エアームド「はぁ、じゃあ甘いのでいいよ」
アーケオス「き、木の実を渡せば本当に見逃してくれるんですね?」
エアームド「う〜んどうしようかな〜。あたしが本当に欲しい味じゃないし……」シャキーン
アーケオス「ひぃ!」
エアームド「ふふ、そうビビんないでよ。ま、もし次会った時は倒れるまでバトルだからね!」バサバサバサ……
アーケオス(……今の子がバードタワーの住人じゃありませんように!)
アーケオス(タワーっていう通り塔のてっぺんにあるんだね。じゃあここからひとっ飛びだ!)バサ……
?????「すみません……」
アーケオス「あ、はい。何ですか?」
エンペルト「赤羽バードタワーってここで合ってますか……?」
アーケオス「合ってると思いますけど……」
エンペルト「あそこまでどうやって行ったらいいんでしょう……」
アーケオス「あ……」
エンペルト「入居条件が鳥ポケモンということだったんですけど……やっぱり私みたいに飛べない鳥は鳥じゃないんですか……」(涙目)
アーケオス「だ、大丈夫ですよ!ほら僕の背中に乗って下さい!」
エンペルト「ほ、本当にいいんですか?」
アーケオス「大丈夫です!」
エンペルト「よいしょ……」
アーケオス(お……重っ)
エンペルト「あの……大丈夫ですか?」
エアームド「なにやってんのあんたたち」
アーケオス「んぎゃっ!?」
エアームド「ほらエレベーターあるよ。一緒に乗ってこ?」
エンペルト「た、助かりました……」
Cしとく
アバゴーラ再登場キボンヌ
〜亀会議〜
アバゴーラ「お茶でも飲んで……話でもしようや……」
コータス「アバ茶ですねわかります」
アバゴーラ「ちげえから!」
ドダイトス「で、心配事は何じゃの?」
アバゴーラ「アーケオスだよ。あいつ本当に大丈夫なのか?いじめられたりしないかな?」
コータス「まぁ大丈夫なんじゃないですか?なんといっても567族ですし」
アバゴーラ「弱気込みだぞ」
ドダイトス「何事も経験じゃよ」
アバゴーラ「ところでカメックスはどうした」
ドダイトス「未だに自分の部屋から一歩も出られないようじゃ」
コータス「せめて殻を破るを覚えられればよかったんですけどねー」
期待してるからageとく
アーケオス「ここかぁ……」
エンペルト「うわぁ、いい眺めですね!」
エアームド「鳥だったら割と見慣れた景色じゃない?」
エンペルト「私は鳥と言ってもペンギンなんで……」
エアームド「ああっ!ごめんね、あたし無神経なこと言ったね……」
アーケオス(さっきの僕に対する態度と180度態度が違う……)
エンペルト「いえ気にしないで下さい。でもこんな家で暮らせるなんて夢みたいです!」
エアームド「うん、あたしもすごくいい気分!」
エアームド「あれ?あっちの部屋から物音が聞こえない?」
アーケオス「なんだか誰かがバトルしてるっぽいね」
エアームド「よーし、観戦してやるぞ!」
ガチャ
オオスバメ「バシャーモさん!!!おおお、俺と付き合って下さい!!!」
バシャーモ「近づくんじゃねえよ糞が!」
オオスバメ「ぐはぁ!も、もっと……もっと燃やして下さい!俺のハートが灰になるまで!!!」
バシャーモ「気色悪いわ!このっ!このっ!」げしげし
バタン……
アーケオス「なにやってたんですかあのひとたち」
エアームド「あのツバメ焼かれたり蹴られたりしながら悦んでたね」
エンペルト「オオスバメさんの特性って確かこんじょうでしたよね……」
エアームド「あぁ、なるほど!」
アーケオス「なんで納得するの!?」
アーケオス「まだ全員は来てないみたいですね。じゃあ僕はちょっとその辺を散飛に行ってきます。この辺の地理とか知っておいた方が良いし」
エンペルト「私も一緒に行っていいでしょうか?」
アーケオス「あー……ええとね、散歩じゃなくて散飛。空をあてもなく飛ぶんだ……」
エンペルト「そうですか……残念です」
アーケオス「……分かった。じゃあ予定変更!僕と地面の上を散歩しよ♪」
エンペルト「は、はいっ。わざわざすみません」
エアームド「あたしはさっきのバトルもっと観戦してよっと♪」
アーケオス(ふぅ、助かった……)
アーケオス(こうして二匹で歩いてると恋人同士みたいだなぁ……うわっ何か来た)
不良A「よう姉ちゃん。俺達と一緒に遊ばない?」
不良B「そんな品のないトカゲなんか放っといてさぁ」
エンペルト「はわわ……」
アーケオス「ぼ、僕はトカゲじゃないぞ!始祖鳥だっ!」
不良A「どうした?弱気君w」
アーケオス「お前ら、この子を連れて行くなら僕にバトルで勝ってからにしろ!」
不良B「言ったな?あとで後悔すんなよ」
アーケオス「……すいません本当調子こいてすいませんでした。トカゲだろうとゴミだろうとなんとでも罵って下さい。
あ、でもエンペルトさんは連れて行かないで下さいそれはマジでお願いします。
あぁやめてください!技はもう当てないで下さい!もう僕HP真っ赤ですよ!」
不良A「こいつどうする?」
不良B「放っとこうぜ。さあ姉ちゃん俺達と一緒に来いよ」
エンペルト「うっ……」
?????「待ちなさい!」
不良A「誰だお前?」
ムクホーク「通りすがりの猛禽です。今すぐその子を離しなさい!」
不良B「お前もなかなか可愛い子だな。俺達と一緒に来るか?」
ムクホーク「その前に私と勝負です!」
不良A「お、なんだ?やる気か?」
不良B「さっさと勝って、二匹まとめてお持ち帰りだぜ!」
不良達「」
アーケオス「すごい……一瞬で勝っちゃった」
ムクホーク「私は今からこいつらをポケセンまで連れて行って、そのあと説教してきます。あなた方も気をつけてお帰りください」
エンペルト「ほ、本当にありがとうございました」
ムクホーク「礼には及びません。では失礼します」バサッ
アーケオス「あ、待って!……行っちゃった」
エンペルト「……かっこいい……」
アーケオス(うう、それに比べて僕は……)
エンペルト「あ、その、そんなに気にしないで下さい。アーケオスさんだって私のために勇気を出してくれました」
アーケオス「でも勝たなきゃ意味ないでしょ……」
エンペルト「とりあえずアーケオスさんもポケセンに行った方がいいと思います。HP真っ赤なんですよね?」
アーケオス「あ、はい……」
アーケオス(回復したはいいけど……完全に道に迷った……)
エンペルト「あの、アーケオスさん……もしかして私たち、ま、迷子……ですか?」
アーケオス「ええと……その、うん、タブンネ……」
エンペルト「うぅ……どうしましょう……」
アーケオス(うわあさっきから僕最悪だ……不良にやられるわ道に迷うわ……)
?????「うふふ、もしかしてバードタワーを探しているのかな?」
アーケオス「はい?」
バルジーナ「あたしもそこに行くところなんだ。案内してあげよっか?」
アーケオス「あ、すみません、お願いします……」
エンペルト「ありがとうございます」
バルジーナ「いいのいいの。困ってるポケモンがいたら助けるのは当たり前!」
アーケオス(悪タイプなのにいいポケモンだなぁ……というか今日は女性に助けられてばかりの一日だね)
保守
アバゴーラがコーラを飲む
面白いと思ってるの?
は?
俺、自分で言うのもなんだがダウンタウンよりずっと面白いんだけど
アーケオス以外♀?
不良はどのポケモンだったんだろう
ズルズキンでいいんじゃないか?
続きはまだか
まだー?
エアームドかわいい
22 :
名無しさん、君に決めた!:2011/02/22(火) 01:20:06.66 ID:A6Tu4E2q0
バルジーナ「さっ、ついたよ」
アーケオス「ど、どうもすいません……」
バルジーナ「いいのいいのこれ位当然の事だから」
アーケオス「本当にありがとうございました。このご恩はいつか必ず……
さっ、エンペルトさん、外は寒いし早く中に入ろう!」
エンペルト「はい!」
バルジーナ「あっ、ちょっと待って」
アーケオス「?」
バルジーナ「案内料。おおきなしんじゅで勘弁してあげるよ」
アーケオス「ええ!? ど、道具取るんですか!?」
バルジーナ「当たり前じゃない。世の中ギブ&テイク。タダで物事済むと思ったら大間違いよ」
アーケオス「そ、そんな……僕そんな高価な物持ってないし……
エ、エンペルトさんは……?」
エンペルト「私も残念ながら……」
バルジーナ「なあに?案内料払えない訳?このあたしにタダ働きさせようなんていい度胸じゃない」
アーケオス「うう、すいません……」
バルジーナ「全く、しょうがないわね……まあいいわ。それならこっちにも考えがあるから。
……ふふん、アンタ中々いい身体してるわね」
アーケオス「え?」
バルジーナ「道具が払えないなら、身体で払って貰おうじゃないの。ちょっとこっちについておいで!」
アーケオス「ちょ、ちょっと待て下さい!身体でなんてそんな……」
バルジーナ「いいからついておいで!うふふ、存分に可愛がってあげるわ」
アーケオス「ひ、ひぃ〜!!」(どうしよう、やっぱりこの方も悪ポケモンだったんだ!)
バルジ ーナ「あ〜そこそこ、もうちょい強めで。あ〜そうそう!いい感じ!
いや〜長距離飛行してると翼がこっちゃってね〜。あ〜極楽極楽」
エンペルト「身体で払うって……マッサージの事だったんですね」
アーケオス「う、うん……」(でも思ったより悪いポケモンじゃなくて良かった……)
23 :
名無しさん、君に決めた!:2011/02/22(火) 01:22:45.60 ID:A6Tu4E2q0
カモネギ「ふむ、ここが“ばーどたわー”か。なんとも面妖な……
剣術の修行を続け往く年月、各地を旅して数十年、これ程奇妙な造物は未だ目にした事がござらん。
果たしてここに住む兵達と友好を深める事が出来るのだろうか……むっ、ここが入り口だな」
(ウィーン)
カモネギ「な、なんと奇天烈な!扉が勝手に開いたぞ!?
うむむ、この地には驚かされてばかりだのぅ。さて、私の寝倉は何処にあるのだろうか……」
「………」
「……!」
カモネギ「むっ、この部屋から何やら話声が聞こえるな。
丁度良い。ここは挨拶も兼ねて一つ道案内を……」
「ああん……そうそう……もっと強く……ああっ!」
カモネギ「こ、これは――!?
な、なんとふしだらな!白昼堂々に健全な男女がこのような行為を――!!
……いかんいかん、ここは冷静にならねば。この程度で心を乱してはならん。冷静に冷静に……」
「あぁん!そうそう!いいよいいよ!もっと激しく突いて!ああっ!」
カモネギ「――っ!!お、おのれ拙者を惑わす悪霊共め!
もはやもう我慢ならん!この手で成敗してくれるっ!」
24 :
名無しさん、君に決めた!:2011/02/22(火) 01:25:46.87 ID:A6Tu4E2q0
バルジーナ「ああん!そうそこ……ああん!」
アーケオス「ちょっとバルジーナさん、変な声出さないで下さいよ……」
バルジーナ「いや〜ごめんごめん、あんまり気持ち良かった物だからついね。
それにしてもアンタ、中々いい腕してるじゃない。マッサージ士としての才能あるかもよ?」
アーケオス「い、いえ、それ程でも……
いたた、ちょっと翼が疲れてきちゃった……」
エンペルト「あの、そろそろ私が代わりましょうか?」
アーケオス「いいよ、女の子に力仕事任せちゃわるi」
カモネギ「キエエエェェェッッーーーーーー!!!!!」
カモネギの リーフブレード! ▼
アーケオス「へなぶっ!」
エンペルト「アーケオスさん!」
カモネギ「貴様らか!白昼堂々と良からぬ行為を企む輩共は―!
そこに直れ!拙者が直々成敗してくれるわ!」
アーケオス「ひいいぃっ!!すいません!なんかよく分からないけどすいません!!」
カモネギ「謝って済む問題ではござらんわ!
貴様のその腐った根性叩き直してくれるっ!」
エンペルト「ちょ、ちょっと待って下さい!いきなりなんなんですか貴方は!」
カモネギ「なんだかんだと聞かれたら、答えてあげるが余の情け!
拙者新しくこの地に移り住む事になったカモネギと申す!
暫し待って下され。今この者に制裁を……」
バルジーナ「なんか壮絶に勘違いしてるみたいだけど……
あたし、彼にマッサージしてもらってただけだよ?」
カモネギ「は?」
25 :
名無しさん、君に決めた!:2011/02/22(火) 01:28:11.10 ID:A6Tu4E2q0
カモネギ「いや〜なんとなんとそうであったのか!
いやはや拙者とした事がとんだ勘違いを……」
バルジーナ「いきなり奇声上げて上がりこんで来るから何事かと思ったよ」
エンペルト「大丈夫ですか?アーケオスさん……」
アーケオス「うぅ…殴られ損……」
カモネギ「真に申し訳ないっっ!
何の罪も無い者に刀を振り上げるとは……拙者一生の不覚!
かくなる上はその罪を償うべく切腹を――!!」
アーケオス「わあああ!いいですから!僕もう大丈夫ですから!」
カモネギ「止めてくれるな!この事が知れ渡れば拙者末代までの恥!
どうかここは潔く――!!」
アーケオス「だ、駄目ですって!落ち着いて下さーい!!」
バルジーナ「……な〜んか、随分個性的な子が入って来たわね」
エンペルト「まあ悪い方でもなさそうですし……ってあれ?その言い回し、ひょっとしてバルジーナさんもここに?」
バルジーナ「あれ?言ってなかったっけ?
そうそう、あたしも今日からここに住むことになったの。同じ鳥ポケモン同士宜しくね」
エンペルト「いえ、こちらこそ宜しくお願いします……」
バルジーナ「あはは、宜しくね」
アーケオス「ちょっと二人共!和やかに会話してないでカモネギさん止めるの手伝って下さいよ!」
カモネギ「離して下され!拙者は…拙者は……!!」
バルジーナ「ああ、ごめんごめん。さっ、エンペルトちゃん行くわよ」
エンペルト「は、はい!」
新作キター
ポケモン王国の糞小説よりこっちのが全然オモロイわ
杉田かおる「鳥と聞いて」
プテラ「俺とお前の何が違うってんだよぉ」
鱗か羽毛かだろうなぁ
アーケオスは始祖鳥、プテラは(たぶん)恐竜
翼竜は恐竜じゃねえっ
【夜】
アーケオス「ふわぁ……やっと夜か。今日は大変な一日だったな〜。
いきなりバトルはしかけられるし、道には迷う。挙句の果てに勘違いされて叩かれるなんて……
なんだか気の強い子も多いみたいだし、僕ちゃんとここになじめるのかなぁ……」
アーケオス「おっといけないけない。HPが減っても無いのに弱気になっちゃったや。
大丈夫大丈夫!なんたって僕はすべての鳥の祖先!ここのポケモン達にだってきっとすぐ馴染めるさ!
今日はゆっくり休んで明日から頑張ろっと♪」
(コンコン……)
アーケオス「ん?誰だろ?こんな時間に……」
(コンコンコンコン)
アーケオス「はいはい、すぐ行くよ。全く、折角寝ようと思ってた所なのに……」
(ガチャ)
エアームド「ハロー♪」
アーケオス「……」(パタン…
エアームド「ちょっと!なんで閉める訳!?早く開けてよ!!」
アーケオス「ババババトルならお断りしま〜すっ!!」
エアームド「違うって馬鹿!会合よ会合!皆大広間に集まってるからあんたも早く来なさい!」
アーケオス「へ?会合……?」
エアームド「そうよ!折角これから一緒に暮らすんだから挨拶位しておくべきでしょ?
あたしはただあんたを呼びに来ただけ!」
アーケオス「そ、そうなんだ。良かった……」
エアームド「全く、男の癖にナヨナヨして情けないったらありゃしない。
ほら早く支度して。皆待ってるんだから」
アーケオス「う、うん……」
バシャーモ「遅い!一体何時まで待たせるつもりだい!?」
オオスバメ「まあまあバシャーモさん、そんなに怒られては折角のお美しい顔が台無しですよ?
ほら、もっと俺の傍に来て笑って……」
バシャーモ「うっさい!近寄るなこのゴミが!!」(げしげし
オオスバメ「ぐはぁ!い……いい!その愛をもっともっと俺に!!」
バシャーモ「うっさいこのっ!このっ!!」
エンペルト「……(汗)」
カモネギ「むっ、アーケオス殿が来たようだぞ」
アーケオス「ど、どうも遅くなってすいません……」
バルジーナ「随分遅かったじゃないの。ひょっとして寝てたんじゃないだろうね?」
アーケオス「い、いえそんな事は……」(寝ようとはしてたけど……)
エアームド「とりあえずこれで全員みたいだね。
まだここに到着してないポケモンもいるけど、
ずっと待ってても仕方ないし、今日はこのメンバーだけで楽しみましょ!
それじゃあ今日巡り合えた奇跡に……かんぱ〜い!」
一同「かんぱ〜い!!」
アーケオス「ちょっと挨拶するだけだと思ってたのになんだか凄い用意だね。
食べ物が一杯……」
エアームド「驚いた?あ ん た が 寝 て る 間 に 皆で用意したの。
ちゃんと味わって食べてよね?」
アーケオス「め、面目無い……」
エアームド「ささっ、みんな!折角こうして会えたんだからまずは自己紹介から初めていこうよ!
あたしはエアームド!好きな事はバトル!嫌いな物はかみなり!
腕に自慢のある奴はじゃんじゃんかかって来て!返り討ちにしてやるから♪」
カモネギ「拙者はカモネギと申す。剣術修行を続け十数年。
そろそろ一つの地に羽を休めようと思い、ここに参った。
以後、お見知り置きを……」
エンペルト「あ、あの……エンペルトです。皆さんみたいに飛べませんけど精一杯頑張りますんで宜しくお願いします……」
バルジーナ「あたしはバルジーナ。ちょっと訳ありでここに移る事になってね。
まっ、ここは一つ宜しく頼むよ」
オオスバメ「おおおお俺はオオスバメ!俺のハートに火を付けてくれる素敵なポケモンを求めてここに来た!
そう!そこにいるバシャーモさんのようななお方に――!!!
ババババシャーモさん!何度でも言います!おおおお俺と付き合って――」
バシャーモ「うっさい!!気持ち悪いんだよてめぇは!!
あっ、ごめんごめんアタイはバシャーモ。高い所が好きでね。何時かこんな素敵な家の“てっぺん”に住むのが夢だったんだ。宜しくね。
おら!近寄るんじゃねぇ!!」
オオスバメ「ああ!そうです!もっともっと燃やして下さい!!
貴方が燃やせば燃やすほど俺はいっそう熱くなる!!」
アーケオス(変態だ……)
バルジーナ(変態だね……)
エンペルト(変態です……)
エアームド(変態……でもバトルは強そう……)
カモネギ(なんと強い信念を持ったお方だ―!!)
バシャーモ「あ〜もう!うっとおしいっ!!」
オオスバメ「ハグァ!!」
エアームド「あ…え〜と、自己紹介はみんなもう済んだよね?それじゃあ後は適当に……」
アーケオス「ちょ、ちょっと!僕がまだだってば!」
エアームド「あっ、ごめんごめん。うっかり忘れてたや」
アーケオス「うぅ、酷い……
コホンッ!は、初めまして!僕の名前はアーケオス!
こう見えても全鳥ポケモンの先祖となる由緒正しき種族なのさ!
何か困った事があったらじゃじゃん頼って来てよ!パワーとスピードには自信があるよ!!」
エアームド「弱気のあんたに頼る位なら自分でなんとかするってば」
アーケオス「あぅ……」
カモネギ「アーケオス殿、落ち込むでないぞ?
例え“弱気”でも芯を強く持てば何事も道は開かれる!
そう!“弱気”で“どうしようも無いへこたれ虫”でも何時かきっと光は射すはずだ!
だからもっと自分に自信を持つのだ!」
アーケオス「う、うん……」(フォローしてくれてるつもりなんだろうけど、なんか逆に落ち込む……)
エアームド「さっ、自己紹介も済んだことだし後は適当に飲んで騒いで存分に楽しみましょ!」
一同「おっー!!」
?????「すいませ〜ん」
エアームド「あら?誰か来たみたい。はいはい今行きますよ〜」
(ガチャ)
エアームド「どうもどうも、騒がしくてすいません。何か御用でしょうか?」
?????「あの、赤羽バードタワーはここで宜しいのでしょうか?」
エアームド「うん、そうだけど……君ってひょっとして新しくここに来る子?」
ムクホーク「はい、どうも初めまして。私ムクホークと申します。
本日は夜分遅くに訪ねる事になり真に申し訳ございません」ぺこり
エアームド「あ、こりゃどうもご丁寧に」ぺこり
エンペルト「ア、アーケオスさん、この方って―!」
アーケオス「あ!本当だ!!」
ムクホーク「あら?貴方達もここの住人だったのですか?奇遇ですね」
エアームド「知り合い?」
アーケオス「うん、不良に絡まれてる所を助けてもらったんだ」
エアームド「ふ〜ん……フツー逆じゃない?こういうのって」
アーケオス「あぅ……」
エンペルト「あの時は本当にどうもありがとうございました。改めてお礼を言わせて頂きます」
ムクホーク「いえいえそんな、礼には及びませんよ」
エンペルト「それにしても……随分遅くに来られましたね。
あの後何かご用事でも……?」
ムクホーク「いえ、貴方達に絡んできた輩に説教をしていた所、何時の間にやらこんな時間になってしまいまして……
全く、これでは私自身も悔い改め無ければいけませんね」
アーケオス「え……」
エンペルト(あの時ってまだお昼でしたよね…)ひそひそ
アーケオス(う、うん……一体どんな説教したらこんな時間になるだろう……)ひそひそ
ムクホーク「あの……何か?」
アーケオス「い、いえ!な、なんでもないですよはい!!」
ムクホーク「本当ですか?」
アーケオス「本当本当!嘘の反対!」
エアームド「まあまあ、こんな入り口で話しててもしょうがないし、ムクホークちゃんも早く中に入ろ!」
ムクホーク「あ、はい……」
アーケオス(ほっ……なんとか誤魔化せた……)
オオスバメ「一番オオスバメ!!ああああ愛の歌を歌います!
お〜我が愛しきバシャーモさんよ〜あなたの為なら例え火の中水の中草の中〜♪」
バシャーモ「下手糞!ひっこめーー!!!」
カモネギ「おお!?地球がぐるぐる回っておるでござる〜」
エアームド「カモネギ君!落ち着いて!回ってるのは貴方よ!」
バルジーナ「あの時のあたしァ若かったモンだよ。だから色々馬鹿やっちまってさ……ひっく!
ちょっとそこのアンタ!ちゃんと聞いてるんだろうね!?」
ムクバード「はい、伝説の秘宝を求めてリュウラセンのとうに登った所まで聞きました」
バルジーナ「そうそう。それでだねェ……」
アーケオス「なんか……皆随分酔っちゃてるみたい……」
エンペルト「そうですね。アーケオスさんは大丈夫なんですか?」
アーケオス「うん、僕はあんまり飲んでないから……
それにしても、これじゃあ後片付けが大変だなぁ……」
エンペルト「はい。でも……楽しいです」
アーケオス「うん……そうだね」
――こうして夜は更けていくのであった――
保守上げ
スワンナとかシンボラーもでてくるかな
カモネギがかっこいいんだがどういうことだ?
ポリゴンって鳥?
っぽいけど…
エンペルト「アーケオスさん、アーケオスさん、起きて下さい!」
アーケオス「むにゃむにゃ……う〜ん、もう食べられないよ……」
エンペルト「アーケオスさんってば!」
アーケオス「ふぁ?ああ、エンペルトさんおはよ……」
エンペルト「おはようございますアーケオスさん。
折角お休みの所起こしてしまってごめんなさい。
でも……そんな所で寝てたら風邪引きますよ?」
アーケオス「へ……?」
キョロキョロ
アーケオス「あれ……?ここ外じゃないか」
エンペルト「ええ、お部屋に戻られて無かったから心配になって探してみたらこんな所で寝ていて……
お身体の方は大丈夫ですか?」
アーケオス「うん、大丈夫……
でもなんでこんな所で寝てたんだろ……?」
エンペルト「分かりません……でも、昨晩随分飲んでいましたからひょっとすると……」
アーケオス「う〜ん……」
(そういえば昨日あれからバルジーナさんが絡んで来て随分飲まされたような……)
エンペルト「あっ、そうそう。実はお食事の準備がもう出来てるんです。
良かったら今から一緒にどうですか?」
アーケオス「え?そうなの?喜んで!」
エンペルト「ムクホークさん!アーケオスさんいましたよ!」
ムクホーク「そうですか。ご無事でなによりです」
アーケオス「あっ、ムクホークさんおはようございます。
……あれ?昨日あんなに散らかってたのにもう片付いてる……」
ムクホーク「片付けの方は僭越ながら私がさせて頂きました。
皆さん昨晩は随分お楽しみになられたようですので」
エンペルト(ムクホークさん凄いですよ。私が起きた頃にはもう全部終わらせていましたし……)ひそひそ
アーケオス(そうなんだ。彼女も結構飲んでたはずなのに……凄いね)ひそひそ
ムクホーク「さっ、そんな所にいないで早くこちらでお食事にしましょう。
お身体の方は大丈夫ですね?」
アーケオス「あっ、はい。大丈夫です」
アーケオス「うわぁ!このモモンのソテー美味しい!」
ムクホーク「ふふ、ありがとうございます」
アーケオス「あっ、これムクホークさんが作ったんだ。こんな美味しい料理できるなんて凄いよ!」
ムクホーク「いえいえそれ程でもありませんよ」
アーケオス「いやいや、本当に美味しいよこれ!
……あれ?このソテーだけは随分形が崩れてるみたいだけど……」
エンペルト「すいません。それ……私です……」
アーケオス「あ……ご、ごめん!」
エンペルト「いえ、いいんです……私、ムクホークさんみたいに器用じゃありませんし……」
アーケオス「え…いや……でも美味しいよ!」
エンペルト「ありがとうございます……」
アーケオス「……」
エンペルト「……」
アーケオス(く、空気が重い―!!)
「あ……え〜と、他の皆はどうしてるの?ひょっとしてまだ寝てるとか?」
ムクホーク「エアームドさんは早朝トレーニングだと言われ、朝早くから出掛けて行かれました。
カモネギさんとバルジーナさんはどうも今朝から体調がすぐれないようでして」
アーケオス「あ〜あの二羽随分飲んでたからね」
カモネギ「ぐ…な、なんたる不覚……あ、頭が…割れる……」
バルジーナ「痛たた……昔はこれ位の酒なんてどうって事なかったはずなのに……」
ムクホーク「一応二日酔いの薬をお渡ししておきましたが、
あのご様子ですと今日の活動は難しそうですね」
アーケオス「そうなんだ……あ、そういえばバシャーモさんとオオスバメ君は?
二人も結構飲んでたよね?」
エンペルト「あっ、あのお二人は……」
アーケオス「どうかしたの?」
エンペルト「いえ、どうにも起こすに起こせない状況だったので……」
バシャーモ「う〜ん……う〜ん……」
パチッ
バシャーモ「あれ?なんだい。もう朝じゃないか。
イタタ……アタイとした事が調子に乗って飲みすぎちまったみたいだよ……
とりあえず早く起きないとね。よっと……ってなんだい、やけに重―」
オオスバメ「う〜んむにゃむにゃ……バシャーモさぁん……」
バシャーモ「――!?
なななんでこいつがアタイの隣で寝てるんだい!?」
オオスバメ「う〜ん……バシャーモさん……愛していますぅ……」
バシャーモ「き、気持ち悪いんだよこの糞が!起きろ!!」げしっ
オオスバメ「ふぎゃ!
……ん?おおバシャーモさん!愛しの貴方が何故ここに!?」
バシャーモ「それはアタイの台詞だ!!」
オオスバメ「ここここれはひょっとしてモーニングコール!?モーニングコールですか!?
愛する俺の為にわざわざここまで!?」
バシャーモ「そんな訳ねぇだろ!!さっさと離れろ!!」
オオスバメ「ああ……バシャーモさんが俺の為に来てくれるなんて……俺はなんて幸せ者なんだ……
待って下さい。俺もその愛に答えるべく、今おはようのキスを……」
バシャーモ「ね……寝言は寝てから言えこのクソがあああああああ!!!!」
エアームド「いや〜いい汗かいた♪
これで今日も元気一杯!張り切ってバトルするぞ〜!
……って、ん?何かがこっち飛んできて……」
ドシャアアアア
オオスバメ「」
エアームド「ちょっと!何かと思ったらオオスバメ君じゃない!
一体どうしたの!?誰?誰にやられたの!?」
オオスバメ「ふ……ふふふ……愛しのハ二ー……俺のHPを貴方に捧ぐ……」
エアームド「?」
トリトドン「僕も入れて!」
トリデプス「お前が入れるなら俺も入れるな」
シンボラー「私は鳥もどきポケモンなんですけど……」
ポリゴン2「アニメに出れない俺を入れてくれよ……」
ルギア「私は鳥なんだろうか……最近自信が無くなって来た」
ハヤト「俺 は 飛 べ る ぞ !」
あと2羽か
アーケオス「う〜ん……はかいこうせんは9800円か〜高いな〜」カチカチ
ガチャ
エアームド「おはよー!さあアーケオス君!さあ今日こそ倒れるまでバトルだ♪」
アーケオス「うわっ!ちょっと!ノックもしないでいきなり入って来ないでよ!
そもそもバトルなんて絶対しないからっ!!」
エア−ムド「なにさ、相変わらずノリ悪いな〜。
……って何やってるのあんた」
アーケオス「インターネットだよ。ちょっと欲しい技マシンがあってさ」
エアームド「え〜!?あんたパソコンなんて使ってるの?ガリ勉くさ〜い」
アーケオス「……は?」
エアームド「な、なによその呆けた顔は。本当の事言っただけでしょ?」
アーケオス「いや、パソコン位今時皆使ってると思うんだけど……」
エアームド「はぁ?何言ってるの?
パソコンって言ったらポケモンセンター位にしか置いてない凄く高価な物でしょ?いきなり何言いだすのよ」
アーケオス「いや、多分皆普通に持ってると思うよ……」
エアームド「え?そうなの?」
アーケオス「うん」
エアームド「……」
アーケオス「……ひょっとしてエアームドさんって……田舎者?」
エアームドのはがねのつばさ!▼
アーケオス「ふぎゃ!!」
エアームド「田舎者じゃなーい!火山灰で超有名なハジツゲ出身の何処が田舎者なのよ!」
アーケオス(め、めっちゃくちゃ田舎……)
エアームド「何よその顔!何か文句ある?」
アーケオス「な、何でもないです!!
ああ、翼振りかぶらないで下さい。マジですいません。ホント勘弁して下さい……」
エアームド「……あんた、HP減ったらホントへたれその物ね……」
アーケオス「ほ、放っておいてよぉ……」
エアームド「全く……大体パソコンを皆持ってるって話自体胡散臭いわ。
あんた、あたしをからかう為に嘘ついてるんじゃないの?」
アーケオス「そ、そんなことないよぉ。ここの皆はきっとみんな持ってるよぉ。
持ってないのは君とカモネギさん位だと思うけど……」
エアームド「うっそだー!!」
アーケオス「嘘じゃないって……多分」
エアームド「ああそう!じゃあそこまで言うのなら確かめてみようじゃないの!
少数派はどっちか思い知らせてやるわ!ほら、行くわよ!」
アーケオス「ちょ、ちょっとなんで僕まで……いたた、引っ張らないでよぉ!」
ムクホーク「パソコン?ええ、持ってますよ」
エアームド「え……嘘?冗談じゃなくて?」
ムクホーク「ええ、今の時代は情報化社会ですからね。
情報を得る一つの手段として、人間だけで無くポケモンもこうして持っておくべきだと私は考えています」
エアームド「そうなんだ……」
ムクホーク「もしかしてエアームドさん、パソコンを使われた事が無いのですか?
それなら宜しければ私がご教授を……」
エアームド「あ〜!!いいのいいの!ちょっと聞いただけだから!そんじゃ!!」
アーケオス「ね?言った通りでしょ?」
エアームド「ま、まだ全員と決まった訳じゃないもん!
そもそもムクホークさんは頭いいからね!彼女だけ持ってるって事も十分ありえるわ!」
アーケオス「そんな事無いと思うけど……」
エアームド「そんな事あるの!バ、バシャーモちゃん辺りならきっと持ってないわ!
あの子そういうの疎そうだしね、うん!」
バシャーモ「パソコン?一応持ってるよ」
エアームド「ええ〜!?う、嘘……」
バシャーモ「正直あんまりこういうのは得意じゃないんだけどさ。
離れた相手ともやり取りできるし便利だからね。
……ちっ、またこいつか」
エアームド「どうしたの?」
バシャーモ「なんか最近アタイ宛に執拗にメール送り付けて来る馬鹿が沸いてさ。
俺と付き合ってくれ付き合ってくれってうっとおしいんだよ」
エアームド「……」
バシャーモ「まあ大体誰かは予想付くんだけどね。
あのアホツバメ……次見かけたら消し炭にしてやる……
所でそれがどうかしたのかい?」
エアームド「な、なんでも無いよ!そんじゃ!」
エアームド「嘘だ……バシャーモさんまで持ってるなんて……
うぅ、あたしって田舎者なのかなぁ……」
アーケオス(にやにや)
エアームド「ニヤニヤするなー!!」
アーケオス「いたっ!ぼ、僕にやつあたりしないでよぉ……」
エアームド「うっさい!ふ〜んだ、別にいいもん。パソコンなんて使えなくてもさ。
カモネギ君だって知らないんだし、仲間はずれじゃないもん!」
アーケオス「そ、そうだね。別にいいと思うよ」(当初の目的忘れてるよこの子……)
エアームド「そうだ!気晴らしにカモネギさんとバトルしてこよっと♪
使え無い者同士で熱いバトルを繰り広げてやるんだから!」
エアームド「カモネギ君〜バトルしよ♪」
カモネギ「ん?エアームド殿か。すまんが少々待って頂けぬか?
今翼が離せなくてな」
エアームド「翼が離せないって……
――!?カ、カモネギ君その目の前にあるのってまさか……」
カモネギ「おお!そなたも知っておるのか!
そうだ。これは“ぱそこん”だ!実はここに来てバルジーナ殿にご教授してもらってな」
エアームド「そ、そうなんだ……楽しい?」
カモネギ「うむ!初めは皆目見当のつかぬ物であったがこれが中々素晴らしい!
最近“武露具”なる物を初めてな。これが楽しゅうて楽しゅうて敵わんのだ!
エアームドも見ぬか?拙者の武露具……」
エアームド「ご、ごめん。それはまた今度見させてもらうよ……」
カモネギ「そうか。それは残念だのぅ。
面白いぞ?拙者の武露具……」
エアームド「うん、ごめんね。それじゃあ……」
カモネギ「おや?もう帰られるのか?バトルはしなくていいのか?」
エアームド「うん、なんかやる気なくしちゃった……」
エアームド「ああ、嘘だ……まさかカモネギ君まで……」
アーケオス「だから言ったじゃない。皆持ってるって」
エアームド「うるさ〜い!!
う〜っ悔しい!あたしだけ仲間外れなんてバトルで負けた時と同じ位悔しいよ!」
アーケオス「まあまあいいじゃない。知らなくても別に死ぬわけじゃないんだしさ」
エアームド「あたしからしたら死ぬほど悔しいの!
あ〜もうこうなったら仕方ない!アーケオス君!」
アーケオス「は、はい!な、なんでしょうか?」
エアームド「教えて!パソコンの使い方!」
アーケオス「え…?ま、まあ別にいいけど……」
アーケオス「それじゃあ始めるよ。準備はいい?」
エアームド「うん!どんとかかって来い!」
アーケオス「え〜と、まずは操作の仕方からなんだけど、こうしてマウスを動かして……」
エアームド「マウス?コラッタなんて何処にもいないじゃない」
アーケオス(ぷっ…)
エアームド「笑うなーーー!!」
エアームドのはがねのつばさ!▼
アーケオス「うぎゃあ!
ご、ごめんなさいごめんなさい。もう調子こきません許して下さい」
エアームド「謝罪はいいから説明!」
アーケオス「は、はい。ええと、マウスってのはそこにある流線形の物の事で
これを動かすとポインター……画面の矢印が連動して動くんだよ」
エアームド「へ〜!そうなんだ!それでそれで?」
アーケオス「え〜とそれから……」(うぅ、これは大変だなぁ……)
〜一時間後〜
アーケオス「よし、とりあえずこれで簡単なインターネットの使い方位は分かったよね?」
エアームド「うん!いや〜パソコンっていざ使ってみると楽しいね!
この調子でじゃんじゃん教えてよ!!」
アーケオス「う、うん……」(次からはエンペルトさん辺りに手伝ってもらお……)
エアームド「あれ?なんだろこれ?クリックっと」
アーケオス「あ!駄目だよ!不用意にファイル開けちゃあ!!」
エアームド「へ……?うわっ!画面がポケモンの絵で一杯に!?」
アーケオス「あちゃー…これは多分ウイルスだよ。
ネット上には時々こうしてパソコンを駄目にする悪質なファイルが落ちてるから
ちゃんとスキャンしてから開けないと」
エアームド「そうなんだ。ねぇ、これってもう直らないの?」
アーケオス「いや、これ位の物なら多分大丈夫……ってあれ?画面が歪んで……」
ギュイーン……
ポンッ!
ポリゴン「ダッシュツセイコウ!!」
アーケオス「うわっ!!な、なんか出て来た!!」
ポリゴン「アア、アナタタチハ……
ドウモハジメマシテ。ワタシポリゴントモウシマス」
アーケオス「ポ、ポリゴン……?」
エアームド「す、凄い片言……」
ポリゴン「アア、コノゲンゴプログラムデハ フテキセツデスカ?
ショウショウオマチヲ……」
ポリゴン「どうでス?これなら大丈夫ですカ?」
アーケオス「う、うん…」(まだちょっとなまってるけど……)
ポリゴン「そうですカ。フッ、私のぷろぐらむモまだまだ捨てた物じゃありませんネ」
エアームド「所でポリゴン君……だっけ?
君って一体何者なの?どうしてこんな所から出てきたの?」
ポリゴン「私はポリゴン。ばーちゃるぽけもん。
貴方方と同じばーどたわーの住ぽけでス」
アーケオス「ええ!?君が!?」
ポリゴン「イエス。貴方方が訪れる少し前、私もこうしてここにやって来たのですガ、
どうやらまだ誰もいらして無かったようだったのデ、その間ねっとさーふぃんヲ楽しんでおりましタ」
アーケオス「そ、そうなんだ……でも、それならもっと早く顔を見せてくれても良かったのに」
エアームド「そうそう!親睦会とかあったのにさ!」
ポリゴン「すいませン。実はねっと二熱中するあまリ、少々帰り道ヲ忘却してしまいましテ。
貴方方ガ見つけてくれなけれバきっと未だねっと空間ヲさ迷っていたでしょウ。
捜索真に感謝致しまス」
エアームド「いや〜礼には及ばないって!あのファイル見た時ビビッと来たのよね!
これは絶対何かあるって!」
アーケオス「嘘ばっかり……」
エアームド「何?なんか文句あるの?」
アーケオス「な、なんでも無いです……」
ポリゴン「さテ、帰り道も見付かった事ですシ、私はもう少しねっと空間ヲ徘徊しようと思いまス。
何か御用があればお呼び出し下さイ。それでハ」
シュン…
エアームド「行っちゃった……」
アーケオス「びっくりしたね……」
エアームド「うん、まさか今時のパソコンって
モンスターボール無しでもポケモンが飛び出せるんだね。かがくのちからってすごいわ〜」
アーケオス「いや、あの子は特殊だから……」
ポリゴン鳥だったw
57 :
名無しさん、君に決めた!:2011/02/26(土) 07:04:39.54 ID:wNBkmGsGO
つーか鳥(?)ポケモン比率高ぇw
確実に良スレ
っこのあと出木杉英才ポジションのウォーグルさん登場する気がする。
潔癖症のチルタリスキボンヌ
〜朝〜
アーケオス「ふ〜ん、サンダーにじわれは効果抜群か〜勉強になるな〜」カチカチ
ポリゴン「おはようございまス」ぬっ
アーケオス「わわわポリゴン君!いきなり出てこないでよ!」
ポリゴン「すいませン。私とした事がたいみんぐを誤りましタ」
アーケオス「気を付けてよ全く、心臓が止まるかと思ったよ……
所で何か用?」
ポリゴン「はイ。今日は折り入って貴方にお願い事がございましテ……」
アーケオス「お願い事?」
ポリゴン「イエス。アーケオスさん、私がぱそこん内を自由に移動出来る事は既にご存じですネ?」
アーケオス「う、うん。実際この目で見てる訳だし……それがどうかしたの?」
ポリゴン「はイ。実はここだけの話、ぱそこん内にだいぶするにはそれなりノえねるぎーヲ消費するのでス。
ですので、私的にそれなりに入り心地の良いぱそこんから入りたいと常々思っているのでス」
アーケオス「そ、そうなんだ……」(なんか嫌な予感……)
ポリゴン「そこで私、色んな方のぱそこんに侵入しました所、
貴方のぱそこん内が一番入り心地ノ良い事が判明いたしましタ」
アーケオス「ま、まさかお願い事って……」
ポリゴン「イエス。アーケオスさん、今後ぱそこん内にだいぶしたい時は貴方のぱそこんかラ……」
アーケオス「絶対駄目!!」
ポリゴン「オウ?何故ですカ?」
アーケオス「だ、だってパソコン内に入るって事は僕のパソコンデ―タ全部見られるって事でしょ!?」
ポリゴン「そうですネ。私の力を持ってすれば全てのでーたーノ閲覧ガ可能でス。
おヤ?このふぉるだハぶろっくガかかってますネ。試しに解除してみましょウ」
アーケオス「わああああああ!!駄目駄目!!絶対駄目っ!!!」
ポリゴン「オウ?何故ですカ?」
アーケオス「何故ってそんなのプライバシーの侵害じゃないか!!」
ポリゴン「ぷらいば……しー……?
ピピピ、でーた上に無い言葉……詳しい説明を要求しまス」
アーケオス「プ、プライバシーってのは自分だけの秘密とかそういう奴の事!
そういう情報は勝手に見ちゃ駄目なの!!」
ポリゴン「おおそうなのですカ。一つ学習しましタ。ありがとうございまス。
それでは侵入の許可の方ヲ……」
アーケオス「全然理解してないじゃないか!!駄目駄目!ぜっっったい駄目だからね!!」
ポリゴン「オウ……貴方“どけち”ですネ」
アーケオス「そういう言葉ばかり覚えないでよ……
……というか今気がついたんだけど、今僕のデーターが見られるって事はまさか今回入って来たパソコンって……」
ポリゴン「イエス。貴方のぱそこんでス」
アーケオス「うわあああああ!!さ、最悪だああああ!!!
かかか勝手にファイル覗いたりとかしてないよね!?」
ポリゴン「覗いたりしましタ。
ああそうそう、さっき見てた“さんだーにじわれは効果抜群”って情報ハでまですヨ?」
アーケオス「そういうプチ知識いらないから!!
いいね!今回見たデーター!絶対他のポケモンに言わないでよ!?」
ポリゴン「オーケーオーケー任せなさイ。
それより侵入の許可の件ですガ……」
アーケオス「だ・か・ら!!駄目って言ってるでしょ!?」
ポリゴン「オウ……貴方心が狭イ……
分かりましタ。次からはこっそり侵入する事二……」
アーケオス「こっそりも駄目―!!!
もう……もう……この部屋から出て行けーーー!!」
アーケオス「はぁ……はぁ……全く、これじゃあおちおちパソコンも使えないよ……」
ガチャ
ポリゴン「ああアーケオスさん言い忘れてましたガ、
♀ぽけもんノ画像を集めるのは程々二……」
アーケオス「入って……来るなあああーーー!!!!」
アーケオス「うぅ、最悪だ……今の口調からして絶対あのデーター見られた……
もういっそこのパソコン捨てちゃおうかなぁ……」
コンコン
アーケオス「う…ま、またアイツだ!!くそ〜もう頭に来た!
今度は思いっきり強く言ってやる!!」
ガチャ!
アーケオス「いい加減にしろ!お前なんか大っきらいだー!!!
もう二度とここに入って来るなーー!!!」
エンペルト「ア、アーケオスさん……?」
アーケオス「へ……?エエエエンペルトちゃん!?」
エンペルト「なんだか叫び声がしたので心配になって来てみたのですが……
すいません、お邪魔だったみたいですね……ごめんなさいっ!」ダッ
アーケオス「ち、違うんだ!エンペルトちゃん!! ま、待ってよ〜〜!!」
エアームド「朝っぱらからエンペルトちゃん追っかけ回して何やってるのあいつ?」
カモネギ「追いかけっことは実に仲睦まじいですな〜」
ポリゴン「ハイ。非常にふれんどりーでス」
〜昼〜
―ポリゴン(呼び捨て)が新しくここの住ポケになったと言う事で
皆で歓迎会を開く事になった―
エアームド「はいみんなちゅうも〜く!
今回はなんとなんと!このバードタワーに新しい住ポケがやって来ました〜!
それじゃあポリゴン君、自己紹介の方宜しく!」
ポリゴン「初めましテ。私ばーちゃるぽけもんノポリゴンと申しまス。
ふつつか者ですガ宜しくお願い致しまス」
一同「わーっ!!」
アーケオス「ふつつか者過ぎるよ全く……」
エンペルト「まあまあアーケオスさん、そう怒らずに……」
アーケオス「あっ、ごめん。あんな事があったからつい……あの時は本当にごめんね」
エンペルト「いえ、いいんです。私の勘違いのせいでもありますし……ごめんなさい」
アーケオス「いやいやエンペルトちゃんが謝る事ないって!」
エンペルト「すいません……本当に……」
アーケオス「いや、こちらの方こそ……」
エンぺルト「……」
アーケオス「……」
アーケオス(うぅ、誤解は解けたけどなんか気まずいよぉ……)
エアームド「ささっ、自己紹介も済んだ事だし
ここは一つ、ポリゴン君に一発芸でもしてもらいましょうか!
ポリゴン君、何かある?」
ポリゴン「ピピピ…該当でーたー3件……
はイ、勿論ありますヨ」
エアームド「おお!さっすがポリゴン君!やる〜!
皆さん!勇気あるポリゴン君に拍手〜!!」
パチパチパチパチ!
バシャーモ「おっ、いいねぇ〜中々男らしいじゃない!」
カモネギ「うむ、エアームド殿の難解な振りに即座に対応するとは見上げた物だ!」
ムクホーク「素晴らしい適応力です。私も是非見習いたいですね」
アーケオス「ふんっ!」
エアームド(ふふ、いい空気いい空気!まっ、実はある事知ってたんだけどね♪)
「ささっ、それじゃあポリゴン君!早速やってみせてよ!」
ポリゴン「はイ。それでハ“とれーす”ヲ披露しまス」
エアームド「え……?
ちょっとポリゴン君、君ってパソコンに潜る以外にも何か特技あるの?」ひそひそ
ポリゴン「イエス」
エアームド「そ、そうなんだ……」(折角パソコン用意したのに……)
ポリゴン「オウ?何か問題でモ?」
エアームド「ううん!何でも無い!
それじゃあポリゴン君宜しく!」
ポリゴン「任せなさイ。
え〜それでは早速始めたいと思いまス。
エアームドさん、そこに立って下さイ」
エアームド「こ、こう……?」
ポリゴン「とれーす……発動!」
カキーン!
カモネギ「おおなんと摩訶不思議!ポリゴン殿の色が変わったぞ!?」
ポリゴン「それだけではありませン。触ってみて下さイ」
エアームド「うわ〜!カッチカチだ!!あたしの身体みたい!」
ポリゴン「貴方の“がんじょう”ノとくせいをとれーすしましタ。
この様に私は他の方のとくせいをこぴーする事ができまス」
バルジーナ「へぇ、羨ましい特性だね〜」
カモネギ「せ、拙者の特性も複写出来るのか!?」
ポリゴン「勿論。ちょっと待って下さイ……」
シャキーン!
カモネギ「おおおおおおお!!ポリゴン殿の目つきが凛々しく!!
凄いこれは凄いぞ〜〜!!!」
エアームド「単に目つき変わっただけなのに、はしゃぎすぎじゃない?」ひそひそ
エンペルト「ま、まあ本ポケが喜んでいる事ですし……」ひそひそ
カモネギ「つ、次はバルジーナ殿!バルジーナ殿を頼む!!」
バルジーナ「え?あたしかい?」
カモネギ「頼む!是非見てみたいのだ!この通りっっっ!!」
バルジーナ「ちょっと、何も土下座までしなくても……」
カモネギ「是非お願い致すっっ!!」
バルジーナ「分かった、分かったって。だから頭上げて。
ポリゴン君、てな訳で一つ頼むよ」
ポリゴン「了解でス。では行きますヨ……むン!」
ボン!!
カモネギ「おお!!ポリゴン殿の身体がなんとも太ましく……」
ガン!
バルジーナ「ナイスバディと言いなっ!」
カモネギ「も、申し訳ない……」
エアームド「それにしても凄いねポリゴン君!
パソコン以外にこんな隠し芸持ってるなんて!」
ポリゴン「いえいえ、それ程でもありませんヨ」
オオスバメ「ああ、それ程でもありませんね!」
エアームド「え……?オオスバメ君、いきなり何言いだすのよ」
バシャーモ「ああ、気にしないで。こいつきっと殴られ過ぎて頭がおかしくなっただけだから。
いや、おかしいのは元々だけどさ」
オオスバメ「ちょっとバシャーモさぁん、酷いですよ〜」
バシャーモ「酷いのはアンタの脳みそだよ!!」
エアームド「まあまあ二人共落ち着いて。それで?オオスバメ君はどうしてそう思ったの?」
オオスバメ「よくぞ聞いてくれました!
俺の言いたい事はただ一つ!
いかにポリゴンとも言えど、この俺の特性はコピーできないって事です!」
エアームド「はあ?」
バシャーモ「やっぱりおかしくなってたか……いや、元々だけどさ」
ポリゴン「失礼ですガ、私のすぺっく的にオオスバメさんの特性をとれーすする事は可能だと思いますヨ?」
オオスバメ「いいや無理ですね!嘘だと思うのなら試しにやってみてください!」
ポリゴン「は、はァ……」
キュイーン
ポリゴン「完了でス。これで貴方の特性“こんじょう”をとれーすしましタ」
バシャーモ「なんだい。大口叩いて結局コピーされてるじゃないの」
オオスバメ「いいえ、違いますね。それは完全な“こんじょう”ではないっ!」
ポリゴン「はァ……どういう事でしょうカ?」
オオスバメ「こういう事ですっ!」
オオスバメの つばめがえし!▼
ポリゴン「ハグァ!!」
エアームド「ちょっとオオスバメ君!いきなり何するの!?」
バシャーモ「やっぱり頭がいかれたか……待ってて、ここはアタイが責任持って始末を……」
オオスバメ「ああ違いますって!見て下さい!ポリゴンの様子を!」
エアームド「様子?」
ポリゴン「ピ……ガガガガガ……」
エアームド「フツーにダメージ受けてるんだけど……」
オオスバメ「そう!それです!
普通にダメージを受ける!それが完璧でない証拠です!
こんじょうは攻撃を受ければ受ける程、熱く、気持ちよくなってゆく……それが真の――!!」
バシャーモの ブレイズキック! ▼
バシャーモ「それは特性って言わないんだよこの変態!!」
オオスバメ「おおそうです……この様に熱く熱く燃え盛って……」
エアームド「う〜ん、相変わらずの変態っぷりね……ポリゴン君、大丈夫?」
ポリゴン「大丈夫でス。じこさいせいしましたかラ」
エアームド「ごめんね。あれでも(多分)悪気は無いから……」
ポリゴン「いえいえ、むしろあの方には感謝してまス」
エアームド「へ?なんで?」
ポリゴン「私にもとれーす出来ないとくせいがある事を教わりましタ。
待ってて下さイ。必ずやあの方のとくせいをこぴーできるようばーじょんあっぷヲ……」
エアームド「いや、しなくていいと思うよ……」
はとむねだったのか・・・
ポケスマにアーケオスが出たな
ポリゴン出てからつまらなくなったな
普通に面白いわ
アバゴーラはまたいつか出てくるのかな
カモネギ「むんっ!」
(スパッ)
アーケオス「うわ〜凄い!真っ二つだ!」
カモネギ「なあに、この程度の事造作もござらん」
エアームド「見た目は普通のネギなのにね〜。ホント不思議だわ」
カモネギ「ふっ、見た目で判断するようではお主もまだまだだな。
これは我が一族に伝わる伝説の名刀。その気になれば鋼でさえも両断する事ができよう」
エアームド「へぇ……今の台詞聞き捨てならないわね。
いっそ今ここで試してみる?」
カモネギ「……お主が良ければ手合わせ願おう」
アーケオス「ちょ、ちょっと!二人共喧嘩は止めてよ!」
エアームド「喧嘩じゃないの。バ・ト・ル!
……まあいいわ。アンタの情けない顔見てたら戦意が削げちゃった。バトルはまた今度ね」
アーケオス(ホッ……)
エアームド「ねぇねぇそれよりもさ。カモネギ君の刀ってそんなに凄い物なんだよね?
良かったらちょっと貸してくれないかな?」
カモネギ「ならん!」
エアームド「何で?」
カモネギ「これは拙者の魂……言わば分身とも呼べる存在だ。
おいそれ他人に貸し渡す訳にはいかん」
エアームド「ふ〜ん……ケチ」
カモネギ「ケチで結構。さっ、行水の時間だ。悪いが席を外させて貰うよ」
エアームド「う〜ん、残念だな〜。ちょっと切れ味試したいだけなのにさ〜」
アーケオス「で、でも大切な物なんだし仕方ないよ」
エアームド「それでもちょっと貸す位いいじゃない!
あたしの翼とどっちが良く切れるか比べたいだけなんだしさ!
……丁度近くに試し切り相手もいるしね」
アーケオス「え……」
エアームド「冗談よ冗談。そんな死にそうな顔しないでよ。
それより……あ〜気になるな〜。どれ位よく切れるんだろ?私の翼より凄いのかな?気になるな〜」
アーケオス「……」
エアームド「……こうなったら強行手段しかないわね」
アーケオス「は?」
エアームド「確かお風呂に入るとか言ってたしね。
流石にその時位手放してるでしょ。うんうん」
アーケオス「ちょ、ちょっと!まさかどろぼうする気!?」
エアームド「ポケ聞きの悪い事言わないでよ!ちょっと借りるだけ。
すぐ返せば問題ないでしょ?ね?」
アーケオス「そ、そうは言っても……」
エアームド「あ〜もうつべこべ言わない!今がチャンスなんだから!
さあ行くわよ!」
アーケオス「ええ!?ぼ、僕も〜!?」
カモネギ「〜〜♪〜〜♪」
エアームド「ここが風呂場ね。しめしめ、やっぱり刀は持って入ってないみたい」
アーケオス「ね、ねぇ、やっぱり止めようよこんな事……」
エアームド「しーっ、静かに。カモネギ君に気付かれるでしょ?」
アーケオス「うぅ……」
エアームド「さてと、それじゃあ刀は回収して……カモネギ君ごめんね。ちょっと借りるだけだから!(小声)」
アーケオス「……」
エアームド「さっ、用も済んだ事だしさっさとこんな所出ましょ」
アーケオス「う、うん……」(と言うか何の抵抗も無く男湯に入るエアームドさんって……)
エアームド「ふ〜んこれが伝説の名刀ねぇ……見た所本当タダのネギにしか見えないけど、
こんなんで本当に切れるのかなぁ?」
アーケオス「さ、さぁ……」
エアームド「とりあえず手近な物で試し切りしてみましょうか。アーケオス君!」
アーケオス「ひ、ひぃ!後生ですからご勘弁を!」
エアームド「……何勘違いしてるのよ。そこのりんご投げて。試し切りするから」
アーケオス「へ?あ、はい……」
アーケオス「行きますよエアームドさん」
エアームド「おうよどんとこい!」
アーケオス「それっ!」
エアームド「てやっ!」
(ポキン…)
エアームド「あれ?」
アーケオス「あ……」
エアームド「ちょ、ちょっと!あっさり折れちゃったじゃない!
これのどこが名刀!?」
アーケオス「あわわわわ……」
エアームド「う〜ん、やっぱり所詮は野菜。私の翼には敵わないかぁ〜」
アーケオス「そ、そんな悠長な事言ってる場合じゃないって!
どうするのさこれ!」
エアームド「まあまあ落ち着いて。こんな事もあろうかと瞬間接着剤を……」
カモネギ「いや〜いい湯であった。極楽極楽……」
アーケオス「!?た、大変だ!カモネギさんがお風呂から上がって来たよ!」
エアームド「ちょ、早いって!ドンカラスじゃないんだから!」
カモネギ「はて?我が愛刀の姿が見当たらんな。
むっ、これはアーケオス殿の足跡……アーケオス殿〜!」
エアームド「ちょっとアンタ!もしかして足汚れたまま!?」
アーケオス「さ、さっきエンペルトちゃんと散歩してきて……」
エアームド「あ〜もう!男なんだから身だしなみ位整えてよ!」
カモネギ「むっ…向こうから声が聞こえるな。アーケオス殿〜!」
アーケオス「ど、どうしようこっちに近付いて来る!」
エアームド「と、とりあえず刀くっつけましょ!
アーケオス君!あたしが支えるからくっつけて!」
アーケオス「う、うん!……ああ!!」
エアームド「ちょっと!どうしたの!?」
アーケオス「間違えて僕の羽とネギをくっつけちゃった!!」
エアームド「このドジ!ええと中和剤中和剤……」
ガラッ!
カモネギ「アーケオス殿、拙者の刀が何処に言ったか知らぬか?」
アーケオス「あ……」
エアームド「あ……」
カモネギ「おお!それぞ正しく我が愛刀!
いかんぞアーケオス殿、勝手に持ち出したりし…ちゃ……あ?」
エアームド「ま、まっず〜い……」
カモネギ「せ、拙者の愛刀ががががががが……」
アーケオス「あわわわわ……」
エアームド「……アーケオス君、君って確か足早かったよね?」
アーケオス「う、うん、一応素早さ種族値110だよ……」
エアームド「そう……なら少し位逃げ切れるよね。頑張って!」バサバサ
アーケオス「ちょちょちょ、エアームドさん何処行くのさ!」
エアームド「なんとかしてカモネギ君静める方法見つけるからそれまで時間稼いでて!」
アーケオス「ちょ、ちょっと!置いてかないでよ〜!!」
カモネギ「せ、拙者の……愛刀が……魂が……」
アーケオス「カ、カモネギさん、落ち着いて下さい。これにはふか〜い訳が……」
カモネギ「深い訳……ふかい……ふかい……ふ……ふふふ……ふふふふふふふ……」
アーケオス「カ、カモネギさん……?」
カモネギ「クケーーーーーーッ!!!」
アーケオス「うわああああああああ!!!!!」
エンペルト「あら?」
バルジーナ「どうしたのエンペルトちゃん?」
エンペルト「いえ、向こうから悲鳴が聞こえたような……」
バルジーナ「あたしは聞こえなかったよ?気のせいじゃないの?」
エンペルト「そうでしょうか……」
エンペルト(それにしても今日のアーケオスさんとの散歩、楽しかったなぁ。
この間までの気まずい空気が嘘みたい……また行きたいな♪)
アーケオス「ひいいいぃぃぃぃっ!!!」
カモネギ「オイデゲェェェェーーー!!」
アーケオス(ど、どうしよう!今捕まったら間違いなく殺られる!
で、でもこのままじゃ何時か追いつかれるし……そうだ!)
アーケオスの すなあらし!▼
カモネギ「クケ?」
アーケオス「よ、よし、これで目くらまし位にはなるだろう。
今の内に何処か安全な所に――!!」
アーケオス「はぁ、はぁ……ここまで来ればもう大丈夫だろう……ちょっと休憩……」
アーケオス「ふぅ、エアームドさんったらホント酷いよ。僕を置いて逃げちゃうなんて……
確かに最後にドジ踏んだのは僕だけどさ。元はと言えばエアームドさんが……
……まあいいや、とにかく一旦家に帰ろう。ひょっとしたらエアームドさんが何かいい案を見つけてくれたか……も!?」
カモネギ「キエエエェェェッッ!!!」
アーケオス「う、うわー!!!」
カモネギ「フーッ!!フーッ!!モウニガサンゾ!オイデゲェェェェーーー!!」
アーケオス「カ、カモネギさん!何時の間にここに!?すながくれでもないのに!」
カモネギ「ブシナラバ ケハイヲケスコトナド ゾウサモナイ!!
サアカクゴハヨイカ!!??ヨイナ!!!??」
アーケオス「ひぃぃぃ!!」
?????「ま、待って!!」
カモネギ「クケ?」
エアームド「はぁ、はぁ、カモネギ君聞いて!
その刀は偽物!本物はちゃんとあたしが持ってるわ!」
カモネギ「何……?おお!それは我が愛刀!!」
エアームド「ごめんね。ちょっと切れ味を試したくて持ち出してただけなの……」
カモネギ「よいよい!我が愛刀が戻ればそれでよい!さあ早く拙者に!」
エアームド「はい、本当にごめんね」
カモネギ「ありがたき幸せ!!いや〜良かった良かった!」
エアームド「大丈夫?」
アーケオス「し、死ぬかと思った……」
エアームド「ごめんごめん、思ったより時間かかっちゃって……
ネギ持って来たのはいいけど中々アーケオス君達見付からないしさ。
すなあらしが起こってたからもしやと思って駆けつけて正解だったわ」
アーケオス「うん、助かったよ……所であのネギどうしたの?」
エアームド「ああ、あれ?
実は近所のスーパーで買って来た物なんだけど……
本ポケは気が付いてないみたいだし結果オーライかな?」
アーケオス「そうなんだ……あの刀ってどういう原理で切れてるんだろ?」
エアームド「さあ……」
カモネギ「おお!我が愛刀よ!もう手放さぬからな〜〜〜!!」
ねぎはくさらないの?
アーケオス(あれ以来パソコンは一度も起動してないけど、それだとやることがなくて暇だなぁ……。
ちょっとバードタワーの中を探検してみよ。エアームドさんに絡まれませんように!)
アーケオス(ここが台所か……ムクホークさんが料理してる……)
ムクホーク「アーケオスさん?何か御用ですか?」
アーケオス「あ、いやちょっと覗いてみただけ……」
アーケオス(そういえばムクホークさんだけ自己紹介してないんだよね……どんなポケモンなんだろ?
不良に絡まれている所を助けてくれたし性格は勇敢かな?
でもそのあと延々と説教しちゃったりするとこは真面目っぽいな。家事もちゃんとこなしてるし……
いや、多少のことには動じない冷静とか図太いの可能性も……う〜ん、真の性格が読めない……)
ムクホーク「私の顔に何か付いていますか?」
アーケオス「あっ、いやそんなことないよ!ごめんね邪魔しちゃって」
ムクホーク「いえ、邪魔なんてことありませんよ。お気になさらないでください」
アーケオス「あの……ムクホークさんがいつも一人で全員分の食事を作っているの?」
ムクホーク「いえ、バシャーモさんやカモネギさんが手伝って下さることもあります」
アーケオス「そっか……じゃあ今日は僕が手伝うよ」
ムクホーク「えっ?宜しいんですか?」
アーケオス「うん。任せて♪」(どうせ暇だし、誰かの役に立つことしなきゃね……)
アーケオス「いたっ!指切っちゃった!」
ムクホーク「はいどうぞ、傷薬です」
アーケオス「うぅ、ありがと……ムクホークさんって器用だよね」
ムクホーク「これは訓練の結果ですから」
アーケオス「そっか……ねぇ、ムクホークさんはどうしてここに住むことにしたの?」
ムクホーク「そうですね、家賃の割に設備も整っていますし、眺めも良いのでここを選びました」
アーケオス(うーん、期待してた答えと違う……ここに住むことになったいきさつとか、ここに来る前は何してたんだろう?)
ムクホーク「アーケオスさんはどうしてこちらに?」
アーケオス「え?僕?ええと……うん。僕もムクホークさんと同じで、家賃と住み心地が決め手かなぁ……」
(まさか可愛い女の子との出会いを求めて、なんて言えないよね……)
アーケオス「あ、あとさ、皆で暮らすのってなんか楽しそうじゃん!」
ムクホーク「そうですね。私もまだここに来たばかりですが、自分と種族や考え方の違う方々と暮らすのはいい刺激になりますね。
ところでそちらの鍋、そろそろ火を止めた方がいいですよ」
アーケオス「あわわ……」
アーケオス「ふぅ、やっと完成……」
ムクホーク「手伝って下さりありがとうございました」
アーケオス「というか僕、むしろ迷惑かけてなかった……?」
ムクホーク「そんなことないですよ。色々お話しできて楽しかったです。では他の皆さんを呼んできますね」
アーケオス(う〜ん彼女もポ−カーフェイスだなぁ……本ポケは隠し事をしているつもりはないのかもしれないけど……)
エアームド「は〜今日もいい汗流したなぁ!」
アーケオス(それに比べてこの子は分かりやすいなぁ……)
エアームド「ん?なぁにその目?あたしとバトルしたいのかな?」
アーケオス「絶対しないから」
エアームド「そういえばさ」
アーケオス「?」
エアームド「ここに10羽目に来る鳥ポケモンってどんな奴なんだろ?」
エンペルト「そういえばまだ来て無いみたいですね」
エアームド「もうこんなに日が経ってるのにま〜だ辿りつけないなんて、
よっぽど忙しい用事があったのか、アンタ以上のドジかのどちらかね」
アーケオス「ちょっと!僕の何処がドジなのさ!」
エアームド「焦ってネギと羽くっつける奴の何処がドジじゃないって言うの」
アーケオス「あぅ……あ、あの時はだね……」
?????「ごめんくださ〜い」
エアームド「っと、お客さんみたいね。はいはい今行きますよ〜」
ガチャ
エアームド「はいお待たせしてごめんね。あれ?君は……」
ウォーグル「初めまして!僕、今日からここに住ませていただくウォーグルと申します!
君もここの住ポケだね?宜しくね!」
エアームド「へ……?あ、うん……」
ウォーグル「あれ?どうかしたの?」
エアームド「ああ、なんでも無いの!あたしはエアームド、宜しくね」
ウォーグル「うん!宜しくね!」
エンペルト「どうやらあの方が十羽目の鳥ポケモンさんみたいですね」
アーケオス「うん……予想とは随分違う感じだけど……」
ウォーグル「それでは僕は一先ず荷物の方を部屋に置いて来るから!」
エアームド「あっ。それならあたしも手伝うよ」
アーケオス「僕も手伝うよ。随分荷物多そうだしね」
エンペルト「私もお手伝いします」
ウォーグル「本当!?ありがとう!助かるよ!」
ウォーグル「みんなありがとう!荷物は適当にその辺りに置いてくれていいから!」
アーケオス「うん、よいしょっと。
ふぅ〜……それにしても随分な荷物だね。何が入っているの?」
ウォーグル「ああこれかい?この中には本が入っているんだ!」
アーケオス「本?」
ウォーグル「勉強に使う参考資料とかとにかく色々。
良かったら中を開けてみておくれよ!」
アーケオス「それじゃあお言葉に甘えて……う…難しそうな本が沢山……」
エアームド「(パラパラ)う〜ん、中身も何が書いてるのかちんぷんかんぷんだわ……」
ウォーグル「ははは、初めはそう感じるかも知れないね。
でも、慣れればどれも凄く面白いよ!良かったら一冊貸してあげようか?」
エアームド「ごめん、遠慮しておく……あたしこういうの苦手だし……」
アーケオス「僕も……」
ウォーグル「まあまあそう言わずに。
こういう知識は若い内に覚えておいた方が絶対いいから!まずこの本からなんだけど……」
エンペルト「おはようございます」
ムクホーク「おはようございますエンペルトさん。朝食の準備は出来ていますので宜しければどうぞ」
エンペルト「あっ、どうもすいません。頂きます」
アーケオス「おはよ〜……」
エアームド「おはよ……」
ムクバード「おはようございます。
おや?お二人とも具合が悪そうですね。どうかしたのですか?」
アーケオス「うん、ちょっとね……」
エアームド「あの子夜通し本の説明して来るものだからまいったわ……」
エンペルト「でも、どれも凄く為になったと思います。自分の知らない事がこんなにあったなんて……」
エアームド「そう?あたしはもうこりごりだわ……」
アーケオス「僕も……」
ウォーグル「昨日は楽しかったなぁ!次はどの本を紹介してあげようか!」
〜昼〜
エアームド「はい皆注目〜!
もう知ってる子もいると思うけど、昨日よりこのバードタワーに新しい住ポケが加わりました!
さっ、ウォーグル君自己紹介の方宜しく!」
ウォーグル「初めまして!僕の名前はウォーグル!好きな言葉は早寝早起きです!
この度はこんな素敵な歓迎会を催して頂いてありがとうございます!
これからここの住ポケとして恥じぬよう精一杯頑張りますので宜しくお願いします!!」
一同「わーっ!!」
バシャーモ「ふ〜ん、なんだか随分かしこまった子が入ってきたねぇ」
カモネギ「うむ、礼儀正しそうな男児で実に良い!」
バルジーナ「あたしぁ好きだよああいう子。タイプかも……」
オオスバメ「でも、なんでこのタイミングで歓迎会開く事になったんですかね?
昨日からいたんでしょ?あいつって」
アーケオス「ああ、それはちょっと色々あってね……」
ウォーグル「ごめんねアーケオス君、僕とした事がついつい熱中しちゃって……」
アーケオス「ああ、いいよあれ位。気にしないで」(出来ればもう御免だけど……)
エアームド「ささっ、それじゃあ後は何時も通りじゃんじゃん飲んで楽しんで行きましょ!
ウォーグル君も遠慮せずにどんどん食べてね!」
ウォーグル「うん!……ってあれ?」
エアームド「どうかしたの?」
ウォーグル「いや、エアームドさん、これはもしかしてお酒かい?」
エアームド「うん、そうだけど……ひょっとして苦手?」
ウォーグル「ううん、そんな事ないよ。
ただ、昼間からの飲酒は身体に悪影響を及ぼすと思って。
それに僕、3時からは塾の時間だし……」
エアームド「じゅく?」
ウォーグル「皆で集まって勉強する所の事だよ。学校の延長線みたいな所かな」
エアームド「ふ〜ん、君って本当に勉強が好きなんだね」
ウォーグル「勿論!この世界には僕達の知らない知識が沢山あるからね!
エアームドちゃんも通ってみたらどうだい?きっと将来役に立つと思うよ!」
エアームド「あ、うん……考えとく……」
バシャーモ「なんて言うか、“勉強の虫”って感じだね〜」
ムクホーク「まあ若い内から勉学に励むことはいい事だと思いますよ」
ポリゴン「そうですネ。あの方からは沢山の知識を習得できそうな気がしまス」
アーケオス「だからと言って彼のパソコンに勝手に入ったりしちゃ駄目だよ」
ポリゴン「そこはご安心ヲ。私が入るぱそこんは貴方の物からと決めておりますかラ」
アーケオス「それならいいんだけど……ってよくなーい!!」
ポリゴン「オウ…ノリつっこみですネ」
保守
アーケオス「必 殺 !!
ストロベリーオンザショートケーキ!!」ズドドドドドドドド!
エアームド「きゃああああああ!!!」
アーケオス「へへっ、また僕の勝ち〜♪」
エアームド「う〜っ!また負けた!くやし〜〜〜っっ!!」
アーケオス「ははは、エアームドさんってホント格闘ゲーム弱いね」
エアームド「うるさ〜い!うぅ、リアルファイトなら負けないのに……
アーケオス君もう一回!もう一回勝負よ!」
アーケオス「ははっ、いいよ何度でもやっつけて……」
ウォーグル「はい、そこまで」カチッ
エアームド「ああ!ちょっとウォーグル君何するのよ!」
ウォーグル「何ってもう約束の一時間もうとっくに過ぎてるじゃないか。
続きはまた明日」
エアームド「でも負けっぱなじゃあたしの気が済まないわ!
お願いもう一回!もう一回だけ!……ね?」
ウォーグル「駄目だって。ゲームのやり過ぎは目と脳に悪影響を及ぼすんだから。
特に鳥ポケモンは目が命!後で後悔する事になっても知らないよ?」
エアームド「でも〜……」
ウォーグル「でももだっても駄目。さっ、早く片付けて」
エアームド「ちぇっ、ウォーグル君って相変わらず堅いんだから」
アーケオス「でもウォーグル君の言う通りだよ。
やり過ぎは身体に毒だしね」
エアームド「あんたは勝ってるからそんな事言えるのよ!
あ〜もう悔しい!アーケオス君!明日は絶対にぜ〜ったいに勝ってやるんだから!」
アーケオス「ははは、いいよ。何度で叩きのめしてあげるから」
エアームド「言ったわね〜!明日覚悟しろよ!」
〜次の日〜
アーケオス「ふわぁ〜あ……
あたた、昨日はちょっと夜更かしし過ぎたかな。もうこんな時間だ。早く朝食食べにいかないと……」
ざわ…ざわ…
アーケオス「ん?居間が騒がしいな。何かあったのかな?」
ガチャッ
アーケオス「みんなおはよ〜」
ムクホーク「おはようございますアーケオスさん」
ポリゴン「今日は何時もより遅いお目覚めですネ」
アーケオス「うん、ちょっと朝寝坊しちゃって……それより随分騒がしかったけど何話してたの?」
ウォーグル「ああ、それはね。実は今度みんなで……」
アーケオス「学力テストをやる〜!!??」
ウォーグル「うん、僕最近ここに来て思ったんだ。
みんな少しばかり学業を疎かにし過ぎてるんじゃないかって。
そこでここは一つ、みんなの学力を試すべく実力テストしてみようと思って」
バシャーモ「あたいは正直反対なんだけどね〜。
勉強なんて柄じゃないしさ……」
ウォーグル「それは駄目だよバシャーモちゃん。
いいかい?脳って物は使わなければ使わ無いほど退化していく物なんだ。
だから若い内にどんどん使っておかないと歳をとった時きっと後悔するよ?」
バシャーモ「とは言ってもねぇ……」
オオスバメ「バババ、バシャーモさん!勉強が苦手なら俺と一緒にやりましょうよ!
それはもう手取り足取り教えて……」
バシャーモ「あんたに教わる位ならサイホーンに教えてもらった方がマシだよ!このクソが!」げしっ
オオスバメ「ああ!肉体的教育ですね!
そうです!もっともっと俺にその痛みを……」
エンペルト(汗)
ウォーグル「で、アーケオス君も参加してくれるって事でいいかな?
後は君の了承だけなんだけど……」
アーケオス「う〜ん、どうしようかな……
正直僕も勉強はあんまり得意じゃないし……」
エアームド「ふ〜ん、逃げるんだ。
やっぱりあんたがあたしに勝てるのはゲームだけなのね」
アーケオス「(ムッ)……それでもエアームドさんよりかは頭いいと思うけどね」
エアームド「あ〜!言ったな〜!それじゃあ勝負してみましょうよ!
負けた方は一ヶ月掃除当番ね!」
アーケオス「望む所だ!」
ウォーグル「よし、これで決まりだね。
テストは今から一週間後。ジャンルはポケモン学に関する事全て!
問題は僕の塾の先生に作ってもらうからみんな頑張って勉強しておくれよ!」
エアームド「当然!アーケオス君、あんたにだけは負けないからね……」
アーケオス「こちらこそ!」
バチバチバチバチ
バルジーナ「二人とも随分気合入ってるね〜」
カモネギ「うむ、血気盛んな事は良い事だ!
バルジーナ殿、我々も負けてはおれぬ!年配の底力と言うものを見せつけてやろうぞ!」
ガン!
バルジーナ「あたしァまだまだ若いってーの!!」
カモネギ「うぐっ、それは失礼いたした……」
エンペルト「ポケモン学ですか……ジャンルは広いし難しそうですね……」
ムクホーク「そうですね。ですがそれ程気を張る事もございません。
私達は私達のペースでやっていきましょう」
エンペルト「そうですね」
エアームド(絶対に……)
アーケオス(こいつにだけは……)
((負けられない!!!))
ポリゴン「こうして決戦の火蓋は落とされたのであっタ!」
〜続く〜
これ書いてるの一人なの?
なんでサイホーンが出てきたんだよw
サイホーンの図鑑の説明見れば分かる
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エアームド「あ〜!言ったな〜!それじゃあ勝負してみましょうよ!
負けた方は一ヶ月掃除当番ね!」
アーケオス「望む所だ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アーケオス「な〜んて言ってはみたものの……正直僕、学生時代あんまり成績良くなかったんだよね……
あ〜あ、勢い任せにとんでも無い事言っちゃったな〜……」
アーケオス「……まあいいや。テストまでまだ一週間もあるんだ。頑張って勉強すればなんとかなるさ。
それにムクホークさんやウォーグル君は勉強出来そうだし、あの二人に教えて貰えばきっと大丈夫♪
よ〜し、まずはムクホークさんからだ!」
ムクホーク「……となる訳でして、この方式を覚えておけばこの手の問いは全て問題無く解けます」
エアームド「へぇ〜。ありがとうムクホークちゃん!凄く為になる!」
ムクホーク「いえいえ、礼を言われる程ではありませんよ」
アーケオス「う……どうやら先を越されたみたいだ……
エアームドと一緒に勉強するのは気が引けるし……しょうがない。ウォーグル君に頼るとするか……」
アーケオス「う〜ん、部屋にはいなかったみたいだな。となると、居間の方かな?
あっ、いたいた。お〜い……」
ウォーグル「そうそう、その調子!エンペルトちゃん凄いじゃないか!
僕がさっき言った事、もうマスターしている!」
エンペルト「いえ、ウォーグルさんの教え方が上手なんですよ」
ウォーグル「ははは、いや〜それ程でもないよ〜」
アーケオス「エンペルトちゃん、ウォーグル君に勉強教えて貰ってるんだ……
ちぇっ、なにさ。随分いい雰囲気になっちゃったりして……」イライラ
アーケオス「(ハッ)いやいや、何僕はイラついてるんだ。
二人が仲良く勉強してるなんていい事じゃないか。
僕はその間にそれとな〜く入って、一緒に勉強させて貰えばいいだけの話……
うん、そうだ!そうに決まってる!だったらさっさと声をかける事にしよう!お〜い!!!」
エンペルト「あっ、アーケオスさんこんにちは」
ウォーグル「アーケオス君じゃないか。何か用かい?」
アーケオス「いや〜、ちょっとたまたまここを通りかかってさっ!
ってあれ〜!?二人ともひょっとして来週のテスト勉強しているの!?」
エンペルト「え、ええそうですけど……」
アーケオス「いや〜奇遇だな〜。僕も丁度今から勉強しようと思っててさっ!
そうだ!もし良ければ一緒に勉強しない?ねっ、いいでしょ?ね!?」
エンペルト「え……?わ、私はいいですけど……」
ウォーグル「僕もいいよ。皆でやった方がきっとはかどると思うしね」
アーケオス「本当!?ありがとう!ねぇねぇ今何の勉強しているの?」
ウォーグル「え〜と今やってるのはバトル学なんだけど……」
アーケオス「バトル!?それはいいや!僕結構そのジャンル得意なんだ!」
ウォーグル「本当かい?それは頼もしいな〜」
アーケオス「ははは、何でも聞いておくれよ!
エンペルトちゃんも遠慮せずにじゃんじゃん頼ってきてね!」
エンペルト「え、えぇ……」
アーケオス(へへ、僕が一番得意なジャンルを勉強してくれてるなんてついてるな♪
よ〜し、エンペルトちゃんにいい所みせるぞ〜!!)
ウォーグル「つまり、CS振り陽気ゲンガーがHA振りいじっぱりバンギラスに持ち物無しで“きあいだま”を撃ったと想定すると
この場合のダメージ割合は187〜220。中乱数一発って事になるね」
エンペルト「珠込みの場合はどうなるんですか?」
ウォーグル「え〜とその場合は241〜284で確定一発。
ただし特防特化の場合は176〜208で低乱数一発になっちゃうね」
エンペルト「成程、思ったよりダメージの振れ幅が大きいんですね」
ウォーグル「まあそれだけすなあらしの恩恵が大きいって事かな。さて次は相手がゴウカザルの場合なんだけど……」
アーケオス(な……)
アーケオス(何を言ってるのかさっぱり分からない……!)
アーケオス(ちょ、ちょっとこれどういう事?
バトル学ってどのタイプがどのタイプに得意とかそういうのじゃないの?
CSって何?中乱数って何?ダメージ割合?特防特化??二人とも一体何を言ってるの???)
エンペルト「アーケオスさん、大丈夫ですか?なんだか顔色が悪いみたいですが……」
ウォーグル「本当だ。顔が真っ青だよ?病院で診て来てもらった方がいいんじゃないかい?」
アーケオス「え!?だだだ、大丈夫だよ、うん!
……でも、念の為に部屋で休んで来た方がいいかも……
悪いけど今日の勉強はここまでにしておくよ・……」
エンペルト「そうですか?あまり無理をなさらないで下さいね」
アーケオス「う、うん……」
バタン
アーケオス(うぅ、嘘だ……まさか二人がこんなに難しい勉強をしていたなんて……
テストまで後一週間……一体どうすればいいんだぁ……)
―学力テストまで―
【残り6日】
陽気ゲンガーで気合玉撃つなよ・・・
そらをとぶage
103 :
名無しさん、君に決めた!:2011/03/13(日) 01:25:58.25 ID:zzYrFUkS0
アーケオスはエンペルトが好きなのかな?
じしんがにがてなエンペちゃんあげ
>>104 つ「風船」
誰かここの相関関係纏めてくれないかな
〜アーケオスが凹んでいる丁度同じ頃〜
オオスバメ「さぁバシャーモさん!張り切って勉強頑張りましょう!!」
ああ、それにしてもバシャーモさんと二人っきりで勉強なんて……俺、今めっちゃ幸せです!!」
バシャーモ「うっさい!少しでも騒がしくしたらぶっとばすぞ!」
オオスバメ「分かりました!」
バシャーモ(はぁ…結局押しに負けてこいつと一緒に勉強する事になっちまったよ……
まあ普段はこんなんだけど案外勉強は出来るかも知れないし、今日位は我慢してみるか……)
オオスバメ「所でバシャーモさん、まずはどの分野から勉強するつもりなんですか?」
バシャーモ「とりあえずこの問題集で一通りやってみるよ。
前も言ったけど、アタイ勉強はてんで苦手でねぇ。中学辺りの知識から復習していかないと……」
オオスバメ「分かりました!もし分からない所があったらじゃんじゃん聞いて下さいね!!」
バシャーモ「ああ、期待してるよ……一応ね」
オオスバメ「任せて下さい!」
バシャーモ「よし、そんじゃ早速始めるよ。
“問一、ひこうタイプが得意とするタイプを全て答えよ”
ああ、これは楽勝だね」
オオスバメ「そうですね!“むし、かくとう、くさ、でんき”ですよね!!」
バシャーモ「……なんででんきタイプが入るんだい?」
オオスバメ「ええ!?バシャーモさん知らないんですか!?
ひこうタイプはね、根性を鍛えればでんきタイプが全く効かなくなるんですよ?
とあるピカチュウ使いのトレーナーのオオスバメはその先駆け者で……」
バシャーモ「そんな話嘘に決まってるだろ馬鹿!ひこうタイプがでんきに弱い事なんて小学生でも知ってるぞ!」
オオスバメ「ええ〜?でも本当なんですよ?雷を帯電させて黄金色になったりして……」
バシャーモ「あ〜もううっさい!次行くよ次!」
オオスバメ「了解です!」
バシャーモ(はぁ、こんな調子で大丈夫なのかねぇ……)
オオスバメ「コンパンが進化すると何になるか答えよ?
馬っ鹿ですね〜そんなのバタフリーに決まってるじゃないですか!」
バシャーモ「……」
オオスバメ「全国図鑑のNo.152のポケモン?
そりゃけつばんでしょ!常識です!」
バシャーモ「……」
オオスバメ「“ジョウトの御三家を全て答えよ”
ハッパ、クルス、ホノオグマ……っと」
バシャーモ(暫く一緒に勉強して分かったけど……)
バシャーモ(こいつ……アタイ以上に馬鹿だ!!)
オオスバメ「いや〜、なんか思ったより楽勝ですね!
こりゃ当日も二人で満点いけるんじゃないですか?ねっ、バシャーモさん!」
バシャーモ(この阿呆鳥、一体今まで何考えて生きてきたんだい!?
今日は初日だから自信付ける為に中学の問題集持ってきたって言うのに……こいつさっきから一問も合ってないじゃないか!)
オオスバメ「バシャーモさん、どうかしたんですか?
あっ、ひょっとしてこの問題分からないんですね?
そこの答えはね、スケボー……」
ゴンッ!
オオスバメ「はうっ!!」
バシャーモ「どっちも違うってーの!この大馬鹿野郎!」
オオスバメ「え?そうなんですか?」
バシャーモ「そうだよ馬鹿!
ったく、さっきから黙って聞いてたらトンチンカンな答えばっか言って……アンタ学校で何聞いてたんだい!?」
オオスバメ「ガッコー……?なんですかそれ?」
バシャーモ「はぁ!?アンタ学校に行った事ないの?」
オオスバメ「ええ。俺、雛の頃ずっと巣の中にいましたから」
バシャーモ「そんな話ある訳……」ハッ
バシャーモ(ひょっとして、こいつ家が貧乏で学校に行かせてもらえなかったんじゃあ……)
オオスバメ「?」
バシャーモ(だとしたら、こいつが馬鹿なのも妙に打たれ強いのも納得がいく……
こいつ、きっとガキの頃色々苦労してたんだ……)
オオスバメ「どうしたんですかバシャーモさん?妙に真剣な顔で俺を見て……
はっ、もしや告白……」
ガンッ!
バシャーモ「この糞馬鹿!!
……もういい、勉強の続きやるよ。今日は一晩中付き合ってやるから……」
オオスバメ「ええ!?本当ですか!?
バシャーモさんと一緒に夜を明かすなんて……そんな、そんな夢みたいな事が現実に……
うおおおおお!!!なんか俺猛烈に燃えて来ました!!!!
やりましょうバシャーモさん!!二人のハートが燃え尽きるまで!!!!」
バシャーモ「はいはい……」(ったく、アタイも随分な甘ちゃんだよ……)
カモネギ「さて、そろそろ我々も勉強を始めましょうぞ」
バルジーナ「あたしとしては正直言うとあんまり気が進まないんだけどね〜」
カモネギ「これこれ、なまけてはいかんぞ?
さっき少し様子を見てきたが若鳥の者達も随分頑張っておるみたいではないか。
我々も負けてはおれぬぞ?」
バルジーナ「まっ、それもそうかもね。
面倒な事には変わりないけど、あんまり恥ずかしい点数取ったら組の者にも示しがつかないしね」
カモネギ「はて?組?」
バルジーナ「ああなんでもないよ。ちょっと昔の癖が出ちゃってね」
カモネギ「そうであったか。ならばかまぬ」
バルジーナ「おや?聞かないんだね」
カモネギ「他ポケの過去を詮索するのは拙者の武士道に反する。
お主が言いたいのであれば別だがな」
バルジーナ「ふ〜ん、いい性格してるじゃない。十年若けりゃ惚れてたかもね」
カモネギ「ななな、バルジーナ殿!突然何を言い出すのだ!」
バルジーナ「ははは、冗談だよ冗談。
さっ、それじゃあそろそろ始めようか」
カモネギ「う、うむ……」
バルジーナ「う〜ん、こりゃまいったね……意外と難しいじゃないの。
てんきけんきゅうじょなんて聞いた事ないよ……」
カモネギ「バルジーナ殿、そこは119番道路が正ではなかろうか?
119番道路は天候の変わり易い土地だ。雨の研究をするのに都合の良い所であると覚え聞くな」
バルジーナ「ふ〜ん、アンタ思ったより博学なんだね」
カモネギ「ははは、酔狂で全国を旅していたからな。
この手の知識は自然と身に着くのだよ」
バルジーナ「羨ましい限りだね〜。あたしは産まれてこの方イッシュから殆ど出た事が無かったからね。
良かったら今度旅の話聞かせておくれよ」
カモネギ「うむ、存分に聞かせてあげよう!ただ今は勉学の方に集中せねばな」
バルジーナ「その話だけどさ、勉強なんてまどろっこしい事せずに
いっそウォーグル君から問題“どろぼう”した方が早いんじゃないないかい?」
カモネギ「バルジーナ殿!“わるだくみ”してはいかんぞ!」
バルジーナ「冗談だってば。あんたって本当す〜ぐ間に受けるんだから。
ふふふ、可愛いモンだよ」
カモネギ「か、可愛い!?こ、これバルジーナ殿!いきなり何を言い出すのだ!?」
バルジーナ「ほらほらまた間に受けて。
勉強はどうしたんだい?さっきから翼が止まってるよ?」
カモネギ「はっ、拙者とした事が……」
バルジーナ「ははは、本当面白いねアンタ」
カモネギ(ううむ、この手の者はどうにも苦手だ……)
相関図よりキャラ紹介キボンヌ
〜朝 6時〜(学力テストまで残り6日)
アーケオス「うぅ、昨日は色々ショックだったなぁ……
結局あれからちっとも勉強に身に入らなかったよ……」
エアームド「おっはよアーケオス君!随分早起きだね!!勉強の方ははかどってる〜?」
アーケオス「ひゃあ!!エ、エアームドさん……
も、勿論ばっちりだよ!」
エアームド「ふ〜ん、そうなんだ。その割には妙に元気が無いように見えるけどな〜」にやにや
アーケオス「そ、そんなこと無いって!」
エアームド「あ、そう。ならいいんだけどね〜♪
あたし昨日はムクホークさんに勉強見て貰って、すっごく身になったからさ〜。
あんたにも頑張ってもらわないと張り合いがないと思ってね♪」
アーケオス「う……」
エアームド「負けた時はあの時の約束しっかり守ってね!
おっと、もうこんな時間だ。早朝のトレーニングに遅れちゃう!それじゃあね〜♪」
アーケオス「……」
アーケオス「はぁ……不味いなぁ。さっきのエアームドさん、随分自信たっぷりだった……
このままじゃ絶対に勝てっこないよ……」
ポリゴン「お困りですネ」ぬっ
アーケオス「!?ポポポ、ポリゴン!一体何時の間にそこに!?」
ポリゴン「私のマル秘てくにっくVol.3。てくすちゃーでス。
貴方の部屋の壁の色と同化していましタ」
アーケオス「そ、そうなんだ……凄いねテクスチャーって……」
ドッキリテクスチャー
ポリゴン「“偽りの嘘”と呼んで頂いても構いませんヨ?」
アーケオス「いや、呼ばないから」
ポリゴン「オウ、手厳しイ……それより貴方、お困りですネ?」
アーケオス「う……べ、別に困ってなんか……」
ポリゴン「隠さなくていいですヨ。周りのれべるの高さに驚愕シ、エアームドさんも自信たっぷリ。
HPが減ってもいないのに弱気発動のばーげんせーる。
もう残された道はシロガネ山にでも行って身投げするしかなイ……そんな状況ですネ?」
アーケオス「いや、そこまで思いつめては無いけど……まあ大体合ってる」
ポリゴン「私が力になりましょウ」
アーケオス「へ……?」
ポリゴン「以前ぱそこんを使わせて貰った恩でス。私がエアームドさんに勝てるよう力を貸しましょウ」
アーケオス「で、でも……」
ポリゴン「オウ?ひょっとして私の力を疑っているのですカ?
安心して下さイ。人類の科学力の結晶と呼ばれる私に不可能はありませン」
アーケオス(それが逆に不安なんだけどな〜……)
ポリゴン「……どうやらまだ疑っているようですネ。
いいでしょウ。私のびっくりどっきり道具を使ってその不安、解消させてあげましょウ」
アーケオス「え?道具使うの?」
ポリゴン「当然でス。あなたの貧相な頭脳でハ単純に勉強しただけでは勝てませン。
その補助する道具の力が必要でス」
アーケオス「うぅ、否定できないけど随分な言われよう……」
ポリゴン「さっ、それでは早速本日のびっくりどっきり道具をお披露目しましょウ。いきますヨ〜」
キコキコキーン
ポリゴン「リゾチウム〜!」
アーケオス「……なんで急にダミ声になったの?」
ポリゴン「演出でス。深い意味はありませン」
アーケオス「ああそう……それより、これ何?」
ポリゴン「りぞちうむでス。飲むと特攻が上がりまス」
アーケオス「いや、それ位知ってるけどこれがどうかしたの?
まさかこれ飲んで頭良くしろとかそういうのじゃあ……」
ポリゴン「イエス」
アーケオス「何それ……リゾチウムなんて栄養ドリンクと大して変わらないよ。
こんな物飲んだって気休めくらいにしか……」
ポリゴン「そこは心配ゴム用。このりぞちうむ、一見市販の物と変わりませんが
“私の科学力”によって何百倍にも効力が高まっていまス」
アーケオス「……君の科学力って何?」
ポリゴン「私の科学力でス」
アーケオス「……なんか滅茶苦茶不安なんだけど……」
ポリゴン「ダイジョウブデ―ス。ワタシ天才デ―ス」
アーケオス「……何で急に外ポケなまりになったの?」
ポリゴン「演出でス。深い意味はありませン」
アーケオス「ああそう……
ねぇ、本当に大丈夫なのこれ?
それに薬の力に頼るなんてあんまりフェアじゃない気がするんだけど……」
ポリゴン「ダイジョウブデ―ス。
貴方ご自分で言ってたじゃないですカ。“リゾチウムなんて栄養ドリンクと大して変わらない”ト。私の薬もその延長線に過ぎませン。
そもそもぽけすろん等でもどりんくの投与は認められてるではありませんカ。それなのに一体どこに引け目を感じるのでス?」
アーケオス「うっ……確かに……」
ポリゴン「信じる者は救われまス。ここは一つ騙されたと思って……」
アーケオス「……そうだよね。正直気が進まないけど今は藁にもすがりたい気持ちだ。
ええい!もうやけだ!飲んでやる!!」グィッ!
ポリゴン「オウ、いい飲みっぷりですネ」
アーケオス「ふぅ、味は普通だったな。これで本当に頭がよくなったの?」
ポリゴン「ばっちりでス。ヤドキング並の変貌を遂げる事に成功しましタ」
アーケオス「その例えなんか複雑なんだけど……
ふぇ?ななな、なんだか頭がふらふらするんだけど……」
ポリゴン「オウ?おかしいですネ。さっきの薬にはそのような効用はないはずですガ」
アーケオス「で、でも現に今そうなってるんだけど……
あああ、地面がグルグル回る〜〜〜!!!」
ポリゴン「オウ、ジーザス……どうやら調合を間違えたみたいですネ」
アーケオス「ちょ、ちょっと!今更何言ってるの!?
ああ、もう駄目だ。頭がふらついて……」バタッ
ポリゴン「……科学の進歩に犠牲はつき物でス。
仕方ありませン。べっどに運んであげましょウ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ガバッ
アーケオス「ってあれ?ここはベッドの上?……何だかヒドイ目にあった気がしたけど、夢だったのかな〜。
……今何時だろ?」
アーケオス「なんだ〜朝の7時か。まだちょっと眠足りないし、もう一眠りしよっと♪」
―学力テストまで―
【残り3日】
アーケオスの特攻はエアームドの倍くらいあるはずなのに
スレタイの鳥が島に見えたから目を疑った
ポリゴンの台詞で某野球ゲームの博士を思い出した
つかさり気なく3日経ってるw
ほしゅ
ピクシブでアーケンがワルビアル達に絡まれてるドレディアを助けようとして、
返りうちにされる漫画があったな
保守ついでに
つ「アバゴーラからの手紙」
アーケオスへ
バードタワーでの生活はどうだ?友達できたか?一羽で寂しい思いしてないか?
もうアーケンじゃないんだし、流石におねしょはしてないよな?
あと俺との約束は守ってるんだろうな?夜更かしはしない。毎日三食食べる。
ゲームは一日1時間。……まぁこんなこと一々言わなくてもお前なら守れてるよな。
俺はとりあえず元気だし亀仲間も相変わらずだ。
別にお前がいないから寂しいとか思ってないけど、たまには帰ってこいよ。
アバゴーラより
P.S.
お前の部屋を掃除してたら忘れ物がいくつか見つかったから送っといたぞ。
見られてまずいものがあったらすまん。
ピピピピピピ…
カチッ!
アーケオス「ふぁ〜あ、よく寝た……
8時30分か……ちょっと寝過ぎたかな?」
アーケオス「……今日でテストまで後6日か……
正直全く自信はないけど、やれるだけの事はやってやるさ!
よしっ、それじゃあ一先ず腹ごしらえからだ!」
アーケオス「おはよ〜」
ムクホーク「おはようございます。
おや?お戻りになられてたのですね。朝食はそこに用意しておりますので宜しければどうぞ」
アーケオス「(お戻り?)あっ、うん。頂きます」
カチャカチャ
ムクホーク「どうですか?お勉強の方は順調で?」
アーケオス「あ……ええと、まあまあかな」(ちっとも進んで無いなんて恥ずかしくて言えないなぁ……)
ムクホーク「そうですか。本番まで残り3日しかありませんが、お互い悔いの残らないよう精一杯頑張りましょうね」
アーケオス「うん、そうだね…………3日?」
ムクホーク「ええ。今日でテストまで残り3日になりますがそれが何か?」
アーケオス「ちょ、ちょっと待って。本当に3日?冗談だよね……?」
ムクホーク「いえ、今日は○月×日。私の知らない間にテストが延期にでもなっていない限りは、その日数で間違いありませんが」
アーケオス「ちょっと今日の新聞見せて!」
ムクホーク「はい、どうぞ」
アーケオス(ほ、本当だ……○月×日……
間違い無い……僕が知らない間に3日も経ってる……)
ムクホーク「アーケオスさん?どうかしたのですか?」
アーケオス「ね、ねぇムクホークさん!」
ムクホーク「なんでしょうか?」
アーケオス「変な事聞くかも知れないけど……僕、ここ2、3日何やってたか知ってる?」
ムクホーク「何をしていたも何も……
貴方、ここ2、3日間は実家の方へお戻りになっていたのではないのですか?」
アーケオス「ええ!?それ誰から聞いたの!?」
ムクホーク「ポリゴンさんからですが……それが何か?」
アーケオス(ポリゴン!?なんでアイツがそんな嘘を!?
い…いや、ちょっと待てよ……だんだん思い出してきた……
確か今朝二度寝する前に、あいつに会ったんだ。
それで頭が良くなるとか言って変な薬進められて、それを飲んだら気が遠くなって……)
アーケオス「ねぇムクホークさん!!ポリゴン何処に言ったか知らない!?」
ムクホーク「ポリゴンさんですか?確か今日はメンテナンスに行くと言って、一日ここを空けるみたいですが」
アーケオス「なんだって!?
あいつめ!さては問いただされるのが怖くて逃げたな〜!!」
ムクホーク「あの……アーケオスさん何かあったのですか?
さっきからどうも様子がおかしいみたいですが……」
アーケオス「実は……」
ムクホーク「成程、そのような事があったのですか」
アーケオス「うん、全く酷いよポリゴンの奴……
ねぇムクホークさん、どうにかしてテストを延期する事って出来ないかなぁ?
このままじゃ絶対エアームドさんに勝てっこないよ……」
ムクホーク「残念ですがそれは出来ませんね」
アーケオス「やっぱり駄目?」
ムクホーク「はい。確かにこのような事態になったのは御不幸だとは思いますが、
最終的に薬を飲む決断をなさったのは貴方自身ではないですか。
安易に薬の力に頼ろうとしなければ、今回のような事態にならなかったはずです」
アーケオス「うっ……」
ムクホーク「それに皆さんも3日後の為にわざわざ御予定を合わせているのですよ?
それをアーケオスさん一羽の都合で変更するのは少々ムシが良すぎると思うのですが」
アーケオス「そうだよね……ごめん、変な事言っちゃって……」
ムクホーク「いいのですよ。私も少し言い過ぎたかも知れません。気に障ったらすいません」
アーケオス「いやいや、ムクホークさんが謝る事無いよ!
いきなりの事だったから、僕ちょっとどうかしてたみたい。
ありがとうムクホークさん。僕、今からでも頑張ってみるよ」
ムクホーク「ふふふ、その調子です。
あっ、そうです。実はこの3日の間に貴方宛に小包が届いていましてね。
よければ御確認下さい」
アーケオス「小包?誰からだろ……あ!アバゴーラじゃないか!」
ムクホーク「御友人ですか?」
アーケオス「うん、アーケンの頃からの親友だよ。あっ、手紙が付いてる」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アーケオスへ
バードタワーでの生活はどうだ?友達できたか?一羽で寂しい思いしてないか?
もうアーケンじゃないんだし、流石におねしょはしてないよな?
あと俺との約束は守ってるんだろうな?夜更かしはしない。毎日三食食べる。
ゲームは一日1時間。……まぁこんなこと一々言わなくてもお前なら守れてるよな。
俺はとりあえず元気だし亀仲間も相変わらずだ。
別にお前がいないから寂しいとか思ってないけど、たまには帰ってこいよ。
アバゴーラより
P.S.
お前の部屋を掃除してたら忘れ物がいくつか見つかったから送っといたぞ。
見られてまずいものがあったらすまん。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アーケオス「アバゴーラ……僕の事を心配してこんな手紙を……」
ムクホーク「いい友人をお持ちですね」
アーケオス「うん。ちょっと説教臭いけどね……
っと、こっちの包みは忘れものかぁ。何が入ってるんだろ?」
ガサガサ
アーケオス「いわのジュエルにこだわりスカーフ……ああ、そう言えば持って来るの忘れてたなぁ……それから……――!?」
ムクホーク「どうかしたのですか?」
アーケオス「あわわわ!な、なんでも無いよ!
それじゃあ僕部屋に戻って勉強して来るから!!」
ムクホーク「おやそうですか。あまり無理をなさらずにね」
アーケオス「う、うん!じゃあまた!!」
アーケオス「う〜危なかった〜。傍にいたのがムクホークさんで良かった……
こんな物女の子にみられちゃ恥ずかしいよ……部屋の隅にでも隠しておこっと」
アーケオス「さてと、それじゃあそろそろ勉強始めようかな。
もう時間は殆ど残ってないけど、諦めるのはまだ早いよね。
アバゴーラも僕の事を心配してくれているんだし、頑張らなくちゃ!
よ〜し、やるぞ〜〜〜〜!!」
〜夜〜
アーケオス「う〜ん……眠いなぁ……ちょっとだけ仮眠を……
って駄目駄目!もう後が無いんだからここで踏ん張らないと!
よ〜し、もう気合入れてもう一頑張り……」
コンコン
アーケオス「ん?誰だろ?
は〜い……って、君は……」
ポリゴン「アーケオスさん、すいませン。私のせいでこのような事態になってしまっテ……」
アーケオス「ポリゴン……」
ポリゴン「私、正直始めは逃げようと思ってましタ。自分の発明が失敗した事を認めたくなかったからでス。
ですが、それでも諦めずに頑張るアーケオスさんを見て私……
アーケオスさん、今更虫のいい話かも知れませんが謝らせて下さイ。本当に、すいませんでしタ……」
アーケオス「・……いいよ。最終的に薬の力に頼ろうとしたのは僕だしね。
それにポリゴンだって僕の事を思ってやってくれたんだ。
確かに結果は残念だったけど、今更それで怒ったりなんかしないよ」
ポリゴン「うぅ、アーケオスさん…ありがとうございまス……」
アーケオス「ははは、いいよこれ位。それよりポリゴンもテストに参加するんでしょ?
時間はもう少ないけど一緒にがんばろ!」
ポリゴン「はい……あっそうでス。アーケオスさん宜しければこレ……」
アーケオス「ん?これってオボンのみじゃないか。こんな物どうしたの?」
ポリゴン「せめてもの罪滅ぼしと思って取って来ましタ。
勉強の合間にでも使って下さい」
アーケオス「うわぁ!ありがとう!!大事に使わせて貰うよ!!」
ポリゴン「アーケオスさん、お勉強頑張って下さいネ。私も陰ながら応援していまス」
アーケオス「うん!ありがとう!ポリゴンも頑張ってね!」
ポリゴン「はイ。それではお勉強の邪魔になるので私はこれデ……おやすみなさイ」
アーケオス「うん、お休み!」
アーケオス「ポリゴン、ちゃんと謝りに来てくれたんだ……それにこんな物まで……
なんだ、思ったよりいい奴じゃないか。今までちょっと誤解してたかな?
よ〜し、なんだか今日は色んなポケモンに元気を分けて貰った気がする!
後3日、死ぬ気で頑張るぞ〜〜!!」
ポリゴン「アーケオスさん頑張って下さイ……
先ほどお渡ししたオボンのみ、“私の科学力”で少し強化しておきましタ。
あれを食べれば三日三晩“不眠不休で”勉強し続ける事が出来るでしょウ。
前回の失敗のせめて物罪滅ぼしでス。御健闘をお祈りしていまス」
―そして決戦の日は迫る―
ジャンプより続きが気になる
―テスト当日―
エアームド「さあついに本番ね!絶対いい点数取ってやるんだから!!」
エンペルト「うぅ、緊張してきました……」
カモネギ「今までの特訓の成果が試される時……!バルジーナ殿、お互いべすとを尽くしましょうぞ!!」
バルジーナ「まっ、やるだけやってみようかねぇ……」
オオスバメ「バシャーモさん!愛の力があれば二人共満点確実です!頑張りましょう!!」
バシャーモ「うっさい馬鹿!!」(ったく、こいつのせいで碌に勉強出来なかったよ……)
エアームド「所でアーケオス君はどうしたの?さっきから姿見せないけど……」
エンペルト「分かりません……今日は見かけてませんが……」
エアームド「さてはアイツ、怖気づいて逃げ出したわね〜。
全く、これだから弱気の根性無しは……」
アーケオス「呼んだかい?」ぬっ
エンペルト「ア、アーケオスさん!?」
エアームド「ちょ、ちょっとどうしたのその顔!!」
アーケオス「ふふふ、実はこの三日、“不眠不休”で勉強しまくっちゃってね……
今ならどんな問題でも解ける気がするよ……ふふふふふ……」
エアームド「そ、そう……」
エンぺルト(アーケオスさん……なんだか怖い……)
ポリゴン(オウ、実験成功ですネ。良かった良かっタ……)
ガチャ
ウォーグル「みんないるかい?そろそろテストを始めたいと思うんだけど……」
カモネギ「むっ、ついにこの時が来たか……」
アーケオス「エアームドさん、悪いけど今日の勝負勝たせてもらうよ……ふふふふふ……」
エアームド「そ、それはこっちの台詞よ!アンタなんかに負けないから!!」
アーケオス「その言葉……テスト後にも聞けるといいね……ふふふ……」
エアームド(な、何よこいつ……!なんか何時もと雰囲気が違う―!)
〜数分後〜
ウォーグル「よし、皆席に着いたね。それじゃあ早速テストを始めるよ!
先生!入って来て下さい!」
エアームド「え?先生なんて呼んだの?」
ウォーグル「うん、出来るだけ公平を期す為にね。ちょっと無理を言って僕の塾の先生に来てもらったんだ」
ガラッ!
ウォーグル「起立!礼!着席!」
ピジョット「皆さん初めまして。
わたくし、ウォーグル君の塾で講師を務めておりますピジョットです」
今日は短い間ですが、宜しくお願いしますね」
エアームド「あれウォーグル君の先生!?すっごく美ポケさんじゃない!」
バルジーナ「ふ〜ん。あんた、真面目そうに見えて結構隅におけないじゃないの」
ウォーグル「いや〜僕はそんな……」
カツッ!
ピジョット「そこ!私語は慎むように!!」
エアームド「は、はい。すいません」
ウォーグル「ごめんなさい先生……」
エアームド(結構厳しい先生なのね……)ひそひそ
ウォーグル(うん、怒ると怖いよ……)ひそひそ
ピジョット「さて、それでは早速説明の方に移らせてもらいますね。
テストはポケモン学全て。時間は2時間。
カンニング、他の者との会話といった行為は発見次第無条件で0点とし、
素行に問題があるとみなしテスト後“おしおき”いたします。ここまでで何か質問は?」
オオスバメ「はい先生!!」
ピジョット「オオスバメ君、何でしょうか」
オオスバメ「“おしおき”の内容について詳しく……はがっ!」
バシャーモ「ああ、気にしないで下さい先生。発作みたいなものですから」
ピジョット「……コホン、他に質問はございませんね?
それでは次にテスト用紙の記入方法ですが……」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ピジョット「説明は以上です。それでは問題用紙を配りますので、前の席から順に回していって下さい。
開始の合図があるまでは決して表向けないように」
エアームド(いよいよね。これまでの勉強の成果存分にみせてやるんだから!
……アーケオスの奴はどうしてるかな?)チラッ
アーケオス「ふ……ふふふふ……」
エアームド(な、何!?あの自信に満ち溢れた顔は!?
少し前まで何時もの弱気君だったのに、この三日で一体何があったの!?)
ピジョット「それではテスト……始め!!」
エアームド(うわわ!もう始まっちゃった!
ええととりあえず名前から……ってああ!エアムドー!?
違う違う!これじゃあどこぞのRPGのボスじゃない!!
落ち着け、落ち着くのよ私――!!)
アーケオス(ふふふ、エアームドさん慌てているな……
無理も無い、この3日間死ぬ気で勉強した僕に勝てるはずないのだから……
ああ、もう目を瞑っていても問題が解けるような気がするよ……
エアームドさんには悪いけど……この勝負……僕の……か……ち……)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エアームド「あ〜っはははははは!!あ〜っははははははは!!!
もうホント、可笑しいたっらありゃしない!!」
エンペルト「エアームドさん、そんなに笑わなくても……」
エアームド「だ、だってさ!こいつ、前日に無理し過ぎてテスト中ずっと居眠りこいてたのよ!!
ま、まさか本番でこんなギャグやらかしてくれるなんて!!あ〜お腹痛い!」
アーケオス「うぅ……」
エアームド「まっ、ともかく、これで勝負は私の勝ちね。まさかこんな結末になるなんてね〜♪ぷっ、くくく……」
アーケオス「な、なんで……なんだってこんな事に……」
ポリゴン「アーケオスさン……結果は残念でしたが貴方はこの三日、誰よりも頑張りましタ。私はそれを知っていまス。
だからもっと胸を張っテ……負けた時こそ堂々ト……」
アーケオス「うぅ、ポリゴン……ありがとう……」
ポリゴン(う〜む、効き目が強すぎたようですネ。次回からはカゴのみの量を少なめ二……)
ウォーグル「みんないるかい?」
エアームド「あっ、ウォーグル君。どうかしたの?」
ウォーグル「いや、先生の採点が終わったらしいから、今からテスト返しをしようと思ってさ」
エンぺルト「え?もう終わったのですか?」
ウォーグル「うん、うちの先生仕事が早くってさ。さっきテストした部屋で待ってるからみんな早く来てね」
エンペルト「結果発表ですか……緊張しますね……」
エアームド「まっ、あれだけ勉強したんだからきっといい点取れてるって!もっと自信持ていこっ♪
あ〜でも、アーケオス君だけは0点確定なんだったっけ〜残念残念♪」
アーケオス「うぅ……」
〜そして〜
ピジョット「それでは採点結果を発表します。
名前を呼ばれた方は速やかに取りに来るように。まずはオオスバメ君!」
オオスバメ「はい!!」
ピジョット「……もっと頑張るように」
オオスバメ「45点!?やりました!これも愛の力ですね!」
バシャーモ「えばれる点数か馬鹿!」
ピジョット「次、エンペルトさん!」
エンペルト「は、はい!」
ピジョット「良く出来ましたね。この調子で頑張って下さい」
エンペルト「あっ、370点です……嬉しい……」
オオスバメ「あれ?これって100点満点じゃないの?」
ウォーグル「400点満点だよ」
オオスバメ「……」
ピジョット「次、エアームドさん!」
エアームド「はい!」
ピジョット「中々の点数です。苦手な分野はきちんと復習しておいて下さいね」
エアームド「320点か〜。う〜ん、もうちょっと上行きたかったかな」
ムクホーク「しかし一週間前に比べれば随分な進歩ですよ。
これもエアームドさんの努力の賜物です」
エアームド「いやいや、ムクホークちゃんの教え方が上手かったからだよ。
よ〜し、今度は満点目指すぞ〜!!」
ピジョット「次、ムクホークさん!」
ムクホーク「はい」
ピジョット「素晴らしい成績です。わたくしから言う事は何もありません」
エアームド「え……?うわっすご〜い!ムクホークちゃん満点じゃない!!」
ムクホーク「いえ、単に運が良かっただけですよ」
エアームド「いやいや、運とかそういう問題じゃないよ!凄いな〜あたしも見習わないと!」
ピジョット「そうですね。皆さん、ムクホークさんを見習うように。
それでは次、ポリゴン君!」
ポリゴン「はイ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
バシャーモ「はぁ〜やっと終わったね〜。あたいもうくたくただよ」
オオスバメ「お疲れ様ですバシャーモさん!!170点なんて凄いですね!!
これも愛のちかr……」
バシャーモ「ドベ2だってーの馬鹿!!
あ〜あ、この馬鹿とドベのワンツーなんて泣きたくなってくるよ……」
ウォーグル「398点か〜悔しいな〜。結構自信あったんだけどケアレスミスがあったみたいだね」
ポリゴン「しかし十分な点数だと思いますヨ。流石はウォーグルさんでス」
ウォーグル「でもやっぱり満点が取りたかったな〜。
ポリゴン君だって悔しいでしょ?他の分野は満点なのにアニメ学だけ0点でさ」
ポリゴン「いいエ。寧ろ想定の範囲内でス」
ウォーグル「え?ひょっとして狙って取ったの?」
ポリゴン「当然。あにめは消えるべシ!あにめ反対!!あにめ爆発しロ!ビビビビビビビ!!」
ウォーグル「ちょ、ちょっとポリゴン君いきなりどうしたの!?」
カモネギ「340点か……むむむ、もっと精進せねば……」
バルジーナ「十分じゃないの。あたしなんて230点だよ?」
カモネギ「いやいや、この程度で満足していてはいかん。バルジーナ殿、今日は夜通し今回のテストの復習をしようぞ!!」
バルジーナ「あんたってホント良くも悪くも熱血だねぇ……」
エアームド「さ〜て、これでテストも終わり!思う存分遊ぶぞ〜!!」
バルジーナ「そういえばアーケオスのぼうやは何処に行ったんだい?さっきから姿を見せないじゃないの」
ウォーグル「ああ、アーケオス君なら先生に呼ばれてさっきの部屋に残っているよ」
バルジーナ「ふ〜ん、一体何の用なんだろうね」
エアームド「きっと0点だからきつ〜いお仕置きでもされてるじゃないの?
全く、ホント情けないんだから」
エンペルト「アーケオスさん……御無事だといいのですが……」
エアームド「大丈夫大丈夫!あいつ叩かれてるのには慣れてるからさ♪
…………」
アーケオス「うぅ、先生一体僕に何の用なんだろう……
ひょっとして0点だったからおしおきされちゃうのかなぁ……
あぁ、こんなはずじゃなかったのに……」
ガラッ!
アーケオス(ビクッ!)
ピジョット「アーケオス君、お待たせしましたね。
それでは早速始めましょう」
アーケオス「ごごご、ごめんなさい!
僕もテスト中に居眠りするつもりはなかったんです!!
だだだ、だからここはどうかお手柔らかに……!!」
ピジョット「何を勘違いしてるのですか。はい」
アーケオス「え……?これって今日のテストの答案用紙……」
ピジョット「そうです。今から再テストを実施します。準備は宜しいですね?」
アーケオス「え……?い、いいのですか?」
ピジョット「“とある方から”要望がありましてね。貴方自身もさっきの結果では納得いかないでしょ?」
アーケオス「え、ええまあ……」
ピジョット「それなら何も文句は無いでしょう。
折角のチャンスです。頑張って下さい。
ただし、それに見合うだけの点数を取れなかった時は今度こそ“おしおき”しますからね?」
アーケオス「は、はい!!」
ピジョット「ふふっ、頑張って下さいね」
アーケオス(まさか再テストしてもらえるなんて……
でも、“とある方”って一体誰だろう……?)
ぴじょっとおねーさんにもふもふされたい!
アーケオス「……」ザッザッ
エアームド「……」ザッザッ
アーケオス「……ねぇ」
エアームド「なによ」
アーケオス「なんで掃除手伝ってくれてるの?」
エアームド「いいじゃない。あたしの勝手でしょ」
アーケオス「そ、そう……」
アーケオス「……」ザッザッ
エアームド「……」ザッザッ
エアームド「……330点」
アーケオス「え?」
エアームド「アンタの再テストの点数。あたしより上だったよね」
アーケオス「う、うん……」
エアームド「それってもし本番でアンタが居眠りこかなかったら、あたしの負けだったって事だよね」
アーケオス「そ、それはそうだけど
あくまでもしもの話だし、この間の勝負はエアームドさんの勝ち……」
エアームド「うっさい!そんな事誰も聞いてないの!!」
アーケオス「ひやっ!」
エアームド「とにかく、あたしは自分で負けだと思ったから掃除してるの。
分かったら向こうの廊下拭いて来てよ」
アーケオス「う、うん・……」
バルジーナ「ふふふ、やってるやってる。
あの二人、なんだかんだ言って結構仲がいいのねぇ」
カモネギ「拙者にはそのようには見えぬが……」
バルジーナ「それが分からないんじゃアンタもまだまだ子供って事さ」
カモネギ「う〜む……そういう物なのか……」
さんかくかんけいか
ポリゴンのトライアタックが決まるか
ポリゴン「ポリッゴン、ポリッゴン、三角形の秘密はね♪
ポリッゴン、ポリッゴン、トラーイアタックの秘密はね♪」
アーケオス「……何なの?」
ポリゴン「教えてあげないよ♪ジャン♪」
アーケオス(イラッ)
エアームド「そういやあんたって化石から生まれたの?」
アーケオス「ううん、普通に卵から生まれたよ。お父さんもお母さんもちゃんといるし」
エアームド「へぇ、なんか現実的でロマンがないわね」
アーケオス「べ、別にいいでしょ!」
エアームド「そのくせに全鳥ポケモンの先祖となる由緒正しき種族とか自分で言ってたのね」
アーケオス「か、関係なくない!?」
わっふるわっふる
ケンホロウも美ポケ ただし♂に限る
ケンホロウ考えてみた。ただ考えただけなんで、これから出ても全然別の性格でもいいです
♀は別名の通りとてもプライドが高い。しかし信頼した相手には友好的。
良家のお嬢様で庶民の生活を知るために引っ越して来た。
またケンホロウの世界では女性上位なので♂に対する目は厳しい。
♂もプライドは高いがどちらかと言うと誇り高いという意味。ただし若干ナル。
紳士的でダンスも嗜む。前述の理由でかなりフェミニスト。女性を傷つけたり理不尽な暴力を
振るう奴は絶対に許さず好戦的になる。ケンホロウの♂が外見が美しいのに対し
ケンホロウの♀は飛行能力に優れ空を飛ぶ姿が美しい。
なので制空能力が抜群だったり空中戦が得意な女性が好み。
>>146 >>1だけどこのスレは参加型のつもりで立てたんで
思いついたら勝手に書いてしまってもぜんぜんおkですよ
というか自分はこのスレの4分の1も書いてないです
鳥ポケ全部出すと収集つかなくなりそうなんで10羽という枠にしたけど
増やしたいという意見が多ければ住人(住鳥?)を2、3羽増やしてもいいと思う
あるいはピジョット先生みたいなゲストにするとか
しかし軽いノリで始めたのにこんなに乗ってくれる人がいるなんて思わなかったw
たのむから続きを・・・
ムクホーク「それでは宜しくお願いしますね。お金と地図の方は鞄の中に入れておきましたから」
エンペルト「はい、ムクホークさん行って来ます」
ムクホーク「いってらっしゃいませ。暗くなる前に帰って来るのですよ」
エンペルト「ええとバードタワーを出て東……っと」
オオスバメ「あっ、エンペルトさんじゃないですか!」
バシャーモ「何処か出かけるのかい?」
エンペルト「あっ、オオスバメさんにバシャーモさん。ちょっと夕飯の材料の買い出しに行こうと思いまして……」
バシャーモ「ふ〜ん、そうなんだ。だったらあたいも一緒に行くよ。
女一人だと何かと危ないしね」
エンぺルト「本当ですか?助かります」
オオスバメ「だったら俺も!」
バシャーモ「お前は来るな!」
オオスバメ「ええ!?なんで!?」
バシャーモ「何でもだよ!!いいね?絶対付いて来るなよ!来たら承知しないからね!!」
オオスバメ「そんな〜……」
バシャーモ「さっ、エンペルトちゃん行こ」
エンペルト「あ、あの…いいのですか?」
バシャーモ「いいんだよ。何処もかしこもあのアホに付いてこられちゃたまったモンじゃないよ!」
エンペルト「は、はぁ……」
オオスバメ「あぁ……俺のハ二ーが遠くへ……これぞ遠恋の思い……」
バシャーモ「そういや何処まで買い出しに出かけるんだい?」
エンペルト「ええと、麓の八百屋さんまでです。ムクホークさんの話によるとそこが安くて新鮮だと評判らしいので」
バシャーモ「ふ〜ん、あの子ってホント色々知ってるんだねぇ」
エンペルト「そうですね。料理も上手ですし私も見習わないと……ってあら?」
不良A「よう姉ちゃん、俺達と一緒に遊ばない?」
不良B「そんな品のない軍鶏放っておいてさ〜」
エンペルト「はわわ、この方達はいつぞやの……」
不良A「なっ、なっ、いいだろ?悪いようにはしないからよ〜」
エンペルト「は、離して下さい!」
バシャーモ「おい止めな。嫌がってるだろ」
不良A「うるせー!野郎はすっこんで……」
バシャーモのとびひざげり!▼
不良A「あべし!!」
不良B「相棒!!」
バシャーモ「アンタもぶっとばされない内にとっとと消えな」
不良B「こ、この野郎!相棒をこんなにされて引きさがれるか!ギッタンギッタンにしてやる〜!!」
バシャーモ「やれやれ、しょうがないねぇ……」
不良B「」
バシャーモ「はっ、相手見てからかかって来な」
エンペルト「す、凄い……一瞬で……」
バシャーモ「あの手の奴は大体見てくれだけで大したことないんだよ。
エンぺルトちゃんも遠慮せずに二三発しばいてやればよかったのに」
エンペルト「で、でも私バトルは苦手ですし……」
バシャーモ「だったら今度護身術教えてあげるよ。
いいかい?女ってのはなめられたら終わりなんだよ。
ゴチャゴチャぬかす阿呆にはガツンと一発かましてやんないと」
エンペルト「は、はぁ……」
バシャーモ「それにしても……あいつらホント頭に来るよ!アタイのどこが男だって言うんだい!」
エンペルト「そ、そうですね……」(正直男っぽいなんて言えない……)
店主「毎度あり〜」
バシャーモ「思ったよりずっと安く買えたね」
エンペルト「ええ、流石はムクホークさんが教えて下さった店です」
バシャーモ「そうだね。さっ、用は済んだしとっと帰るとするか」
エンペルト「はい!……あら?」
バシャーモ「どうかしたのかい?」
エンペルト「いえ、向こうから何か聞こえて来るような……」
ウェ〜ン、ウェ〜ン
バシャーモ「これは……子供の泣き声?」
エンペルト「何かあったのでしょうか?」
バシャーモ「ちょっと行ってみよっ!」
マッギョ「うぇーん!うぇーん!!」
バシャーモ「おいアンタ、そんなに泣いて一体どうしたんだい?」
マッギョ「ひっく、お母さんに買ってもらった風船が木に引っ掛かっちゃたんだ……」
エンペルト「ああ、本当ですね。随分高い所に引っ掛かって……」
マッギョ「この間買って貰ったばかりなのに……ぐすっ」
エンペルト「弱りましたね。力になってあげたいのですが、私達空を飛べませんし……」
バシャーモ「はっ、空なんか飛べ無くてもあれ位どうって事ないよ」
エンペルト「え?で、でもあんなに高くに……」
バシャーモ「いいから見てなってそれっ!」
バッバッバッ
マッギョ「うわ〜すごーい!お猿さんみたい!!」
エンペルト「バシャーモさんって身軽なんですね。羨ましい……」
バシャーモ「いっちょ上がりっと。
坊主〜!この風船で間違いないんだね?」
マッギョ「うん!ありがとうお兄ちゃん!!」
バシャーモ「あ〜もう!あたいは女だって言ってるだろ!!(ズルッ
……あ」
エンペルト「バシャーモさん!!」
バシャーモ「きゃああああああ!!!」
ドシーン!!
バシャーモ「あたた……ドジこいちゃったよ」
エンペルト「バシャーモさん大丈夫ですか!?」
バシャーモ「大丈夫、身体は丈夫だから。
それより……ごめん。落ちた勢いで風船手放しちゃったよ……」
マッギョ「いいよ。お兄ちゃん僕の為に頑張ってくれたんだし……
お兄ちゃんが無事ならそれで十分!」
バシャーモ「アンタ、ガキの癖に優しいね〜。
ただ、もう一度言うけどアタイ女だから」
マッギョ「ご、ごめんなさい」
バシャーモ「さて、悪いけどアタイ達はもう帰るよ。風船の件は本当にごめんな」
マッギョ「ううん、気にしないで。また買ってもらうから……ってああ!!」
エンペルト「どうしたんですか?」
マッギョ「風船だ!僕の風船がこんな所に落ちてる!!」
バシャーモ「なんだって!?……本当だ。ご丁寧に重石まで乗せて……」
エンぺルト「一体だれがこんな事を?」
バシャーモ「さぁ…………
ん?この羽は……」
エンぺルト「どうしたんですか?」
バシャーモ「なんでも無い。さっ、早く帰ろ」
エンペルト「ただいま〜」
ムクホーク「お疲れ様です。すぐに夕飯の支度にかかりますのでゆっくり休んでて下さい
今日は本当にありがとうございました」
エンペルト「いえいえ、これ位お安い御用ですよ。バシャーモさんも手伝ってくれましたし……」
ムクホーク「おや?そうなのですか。して、彼女はどちらの方に?」
エンペルト「オオスバメさんの部屋に行くって言ってましたが……」
オオスバメ「バシャーモさぁ〜ん!!無事だったんですね!!
俺もう心配で心配で……」
バシャーモ「……」
オオスバメ「あれ?バシャーモさんどうかしたんですか?
俺の顔に何かついてます?」
バシャーモ「このアホ!」ガンッ!
オオスバメ「いたっ!い、いきなりどうしたんですか!?
愛のムチ?お帰りの愛のムチですか!?」
バシャーモ「うっさい黙れ!ったく、ついて来るなって言ったのに……」
オオスバメ「はい?」
バシャーモ「なんでもないよ!」
一同「いただきま〜す!!」
アーケオス「う〜ん美味しい!!ムクホークさんの料理は何時食べても美味しいね!」
ムクホーク「ありがとうございます。今日の材料はエンペルトさんとバシャーモさんが買ってきて下さったのですよ」
アーケオス「へぇ〜そうなんだ。言ってくれたら僕が買いに行ったのに……」
エアームド「また調子いい事言って〜。
アンタが行ったら不良に絡まれてカツアゲされるのがオチでしょ?」
アーケオス「う、うるさいな〜!!
ってあれ?今日はバシャーモさん、オオスバメ君が隣に座ってても怒らないだね。
何時もは殴り飛ばすのに……」
バシャーモ「別に……」
オオスバメ「ははは、アーケオスさん分かりません?これは俺の求愛がバシャーモさんの心に届いたという証拠……」
バキッ!
バシャーモ「んな訳ねぇだろ!!」
エアームド「で、結局殴られると……」
アーケオス「オオスバメ君ってホント懲りないね……」
ポリゴン「愛の力はそれだけ偉大って事なのでしょウ」
アーケオス「一方通行だけどね……」
オオスバメ「ああ、バシャーモさん……貴方の拳に俺はメロメロ……」
アーケオス「はぁ〜ヒマだな〜。お花見の場所取りに来たのはいいけど、やる事がちっともないよ……
漫画でも持ってくればよかった……」
ポリゴン「オウ、これが桜と言う物ですカ。データフォルダに保存中……ピピピピピ」
アーケオス(しかもよりにもよってこいつと一緒に場所取りだなんて……
あ〜あ、じゃんけんに負けさえしなかったらこんな事にならなかったのに……)
ポリゴン「……」
アーケオス(あ〜あ、暇だな〜)
ポリゴン「……アーケオスさン」
アーケオス「……何?」
ポリゴン「こうして二人でいると……なんだか“かっぷる”みたいですネ」
アーケオス「はい?」
ポリゴン「あの、手……繋いでいいですカ?」
アーケオス「ごめん、何がしたいのかさっぱり分からないんだけど」
ポリゴン「オウ……おかしいですネ。
私のでーたによるとこの言葉を使えば大抵の♂ぽけもんはめろめろになるはずなのですガ……」
アーケオス「いやならないから。そもそも君性別無いし手も無いし、あ〜もうつっこむのも面倒くさい!」
ポリゴン「オウ……覇気がありませんネ。もっと元気出した方がぽけ生得しますヨ?」
アーケオス「はいはい……はぁ、きっと今頃みんなはお弁当の準備とかして盛り上がってるんだろうな……
あ〜あ、僕ってどうして何時もこんなんなんだろ……」
(ゴウン!ゴウン!)
バシャーモ「はいよ、青椒肉絲(チンジャオロースー)いっちょ上がり!!」
カモネギ「おおっ!これはなんとも旨そうでござるな!」
オオスバメ「(モグモグ……)美味しい!最高に美味しいですよバシャーモさん!!」
バシャーモ「あったり前よ!へへっ、料理はちょっと腕に覚えがあってね。
特に中華に関しては誰にも負けない自信があるよ!」
オオスバメ「って事はバシャーモさんが俺の奥さんになれば毎日こんな美味しい料理が食べられるんですね!?
いや〜俺って幸せ者だな〜!!」
(ゴツン!)
バシャーモ「誰がてめぇの奥さんになるって!?」
エンペルト「ちゅ、中華鍋で……」
オオスバメ「きょ、今日のハニーは一段と過激だ……(ハァハァ)」
ムクホーク「ふぅ、盛り付けはこんな所で宜しいでしょうか」
エアームド「うわぁ!すっごく綺麗!食べるのが勿体ない位!!」
ムクホーク「ふふっ、料理はまず目で楽しませなければなりませんからね」
カモネギ「バシャーモ殿が“力”の料理だとするとムクホーク殿は“技”の料理と言った所か」
エンペルト「どっちも美味しそう……」
ウォーグル「炭水化物とタンパク質はオッケーっと。後は……」
エアームド「ウォーグル君何やってるの?」
ウォーグル「今日のお弁当の栄養成分を分析してるんだ。
いくら宴会だからと言っても、ちゃんとバランスの取れた食事にしないといけないからね」
エアームド「あ、ああそう……」
バルジーナ「みんな〜飲み物用意しておいたよ!」
エアームド「あっ、バルジーナさんありがとう!……って、この中お酒ばっかりなんだけど……」
バルジーナ「あったり前じゃないの。この席でお酒を飲まずに何を飲むって言うんだい」(ゴクゴク……)
ウォーグル「ちょっとバルジーナさん!もうお酒飲んでるんですか!?」
バルジーナ「いや、なぁに。食前酒食前酒……」
ウォーグル「駄目ですって!お酒はちゃんと節度を守って飲まないと!」
バルジーナ「そう堅い事言わない言わない……あっ、こら返しな!」
バシャーモ「さてと、これでおかずはバッチリだね。
残りは炒飯でも作ろうかねぇ……ん?ネギが足りないな。ちょっと借りるよ!」
カモネギ「は?」
バシャーモ「(ダダダダダ!)よし、みじん切り完了!後はご飯を炒めて……」
カモネギ「せせせ拙者の愛刀ががががががががががが……」
バシャーモ「ん?どうかしたのかい?」
カモネギ「クケ―!!!」
バシャーモ「うわっ!ちょっと何するんだい!!」
バルジーナ「ひっく!ちょっと!酒が足んないよ酒が!!」
エアームド「バルジーナさん、行く前から酔っ払っちゃってる……」
ウォーグル「ちょっと駄目ですって!これ以上のお酒は体に毒……」
バルジーナのエアスラッシュ!!▼
ウォーグル「はぅっ!!」
バルジーナ「ごちゃごちゃ言わずに酒を持ってきな!!」
エアームド「も〜バルジーナさんってば!!
お酒はもう駄目!みんなが飲む分が無くなっちゃうでしょ!?」
バルジーナ「何言ってるんだい!これからが本番だよ!!
ほら、アンタも飲みな!!」
エアームド「それじゃあ一口……って駄目だってば!
そもそも本番どころか始まってすらいないからっ!!」
バルジーナ「なんだって〜?あたしの酒が飲めないっていうのかい!!」(ガンッ!)
エアームド「きゃっ!!いった〜……
あ〜もう頭に来た!こうなったら実力行使よ!!」
カモネギ「オイデケー!!!オイデケーーー!!!」
オオスバメ「バシャーモさん危なーい!あべしっ!!」
バシャーモ「ネ、ネギ位でそんなに怒る事ないだろ!?」
バルジーナ「あくのはどうをくらいな!!」
エアームド「やったなー!!はがねのつばさ!!」
ウォーグル「」
(ドスンバタン!ドスンバタン!!)
エンペルト「はわわ……なんだか大変な事に……」
ムクホーク「おやおやお部屋が散らかってしまいましたね。
箒とチリトリを持ってきますので少々お待ちを」
エンペルト「ム、ムクホークさんこんな時でも冷静ですね……」
アーケオス「遅いな〜皆何してるんだろ?」
ポリゴン「zzz」
―アーケオスが花見が中止になった事を知ったのはそれから5時間後のことだった―
保守age
もっと書き手増えるといいねここ。
上がっておらんかった・・・
161 :
名無しさん、君に決めた!:2011/04/08(金) 03:25:44.44 ID:4LZ74F530
このスレは良いな、懐かしい気持ちになる
ほんわかする
不良はやっぱズルズキンなのかな
弱気なアーケオスがかわゆす
カモネギ「むむむむむ……」
バルジーナ「どうしたんだい?さっきからちっとも手が進んで無いじゃないか」
カモネギ「すまぬもう少し待ってくれ!もう少し!」
バルジーナ「しょうがないねぇ……」
アーケオス「あれ?二人とも何やってるの?」
カモネギ「おお、アーケオス殿か。
今バルジーナ殿と将棋を差しておるのだが、これが中々の手練でな。うむむ、どうしたものか……」
バルジーナ「ふふふ、まっゆっくり考えておくれよ」
カモネギ「う〜〜〜〜〜〜〜む〜〜〜〜〜…………」
バルジーナ「……」(スッ
アーケオス(あれ……?)
カモネギ「よしっ、これならどうだ!」(パチッ!
バルジーナ「残念そいつは悪手だね。王手」(パチッ
カモネギ「な!?し、しまった!あそこの角が効いてたのか!」
バルジーナ「さあどうする?逃げ道なくなっちゃったけど」
カモネギ「うむむむむむ〜〜〜〜っっ!!
あいや参った!降参だ!!」
バルジーナ「そうかい。残念だったねぇ。途中まではいい線行ってたのにさ。
それより、勝負前の約束ちゃんと覚えてるね?」
カモネギ「うむ、一杯奢る約束だったな。今銭を取って来る故、暫し待たれよ」
バルジーナ「ふふん、ちょろいちょろい♪」
アーケオス「……バルジーナさん、さっきズルしたでしょ?」
バルジーナ「おや気付いてたのかい。見かけによらず鋭いね〜。
あの子、一つの事に集中すると周りが見えなくなるから簡単でね〜」
アーケオス「駄目ですよあんな事しちゃあ。
カモネギさんだって真剣にやってるのに……」
バルジーナ「な〜に言ってんだい。真剣にやるからイカサマするんじゃないか。
イカサマだって立派な技の一つさ」
アーケオス「で、でも反則じゃないですか!」
バルジーナ「それはばれた時の話。
大体イカサマはやる側だってかなりのリスクを背負ってるんだよ?
見抜かれたら負け以上の罰。成功しても勝つとは限らない。
どうだい?こうして考えてみるとイカサマって結構割に合わない技だと思わない?」
アーケオス「そ、そりゃそうですけど……」
バルジーナ「まっ、とは言え今回アンタに見抜かれちまったのはのはあたしの落ち度だねぇ。
次からは気を付けるよ」
アーケオス「次って……まさかまたイカサマするつもりですか?」
バルジーナ「さ〜て、どうだろうねぇ」
カモネギ「バルジーナ殿〜。取ってきましたぞ〜!」
バルジーナ「おっ、思ったより早いね。それじゃあ行こうか。いい店知ってるんだ」
カモネギ「うむ!」
バルジーナ「ああ、そうそう。さっきあんな事言ったけど、やっぱり今回はあたしが奢る事にするよ」
カモネギ「むっ?賭けに負けたのは拙者のはずでは……」
バルジーナ「ままっ、いいからいいから。
アーケオス、アンタも来な!奢ってやるよ」
アーケオス「えっ?あ、あの……僕は……」
バルジーナ「女の誘いは素直に聞くモンさ。ほら、モタモタせずについておいで!」
アーケオス「は、はい!!」
カモネギ「バルジーナ殿、拙者がいぬ間に何かあったのか?」
バルジーナ「なあに、思わぬ“伏兵”にやられちまった。それだけさ」
カモネギ「?」
バルジーナ(あたしのイカサマを見抜くなんて……ふふっ、あの子結構見所あるじゃないの)
バルジーナ姐さんはかっこいいな
オオスバメ「あ、アーケオスさん!今ヒマですか?」
アーケオス「え?まあヒマっちゃヒマだけど……」
オオスバメ「じゃあちょっと俺と付き合って下さい!」
アーケオス「え、えええ!?」
オオスバメ「あ、そういう意味じゃないですよ。やだなぁアーケオスさん。俺はバシャーモさん一筋ですって!」
アーケオス「ああそう……(何を勘違いしてるんだ僕は……)それで何の用なの?」
オオスバメ「ちょっと告白の練習するんでバシャーモさんの役やってくれますか?」
アーケオス「……はい?」
オオスバメ「いや、その、俺バシャーモさんを前にするとテンパって上手く告白できないんです……///」
アーケオス「つかなんで僕なの?」
オオスバメ「女の子を告白の練習台にするなんて失礼な事できるわけないじゃないですか!」
アーケオス「じゃあウォーグル君とかポリゴンとかは……」
オオスバメ「ウォーグルさんは真面目すぎて取り合ってくれなかったですよ!
あとポリゴンさんはほら、性別不明で一応♀にもカウントできるんで一応気を使うという事で……」
アーケオス「そこって気を使う必要あるの!?」
〜オオスバメの部屋〜
オオスバメ「……俺にとってバシャーモさんは、その、世界というか宇宙というか、とてつもなく大きい存在なんですよ!それでですね……」
アーケオス(うう、前置きが長いよ……いつ終わるんだろう……)
エアームド「あ、ポリゴン君。アーケオス君見なかった?」
ポリゴン「アーケオスさんならオオスバメさんの部屋に入っていく所を見かけましたヨ」
エアームド「オオスバメ君の部屋?あの二人って接点あったっけ……?」
アーケオス(今日の晩ご飯は何かなぁ……)
オオスバメ「……というわけで、バシャーモさん!俺と付き合って下さい!!!」
アーケオス「……ふぇ?」
オオスバメ「返事ですよ!俺の告白に返事するんです!」
アーケオス「え?まあいいけど……」
オオスバメ「マジっすか!?よっしゃあ!この調子ならきっと本番も上手くいくに違いない!じゃあ早速告ってきます!」ダダダダ……
アーケオス(……あれでよかったのかな……いやダメでしょ……)
エアームド「アーケオス君……」
アーケオス「うわ、エアームドさん!?ポリゴンも!?いつの間に!?」
エアームド「その……ごめんね。ちょっと覗き見してたんだけど、今アーケオス君、オオスバメ君から告白されてて、それで……」
アーケオス「ちょ、ちょっと待って!それものすごい誤解だよ!」
エアームド「いや、無理に否定しなくていいよ。そういうポケモンもいるって噂はあたしも知ってたけど、
実物を見るのははじめてでさ、色々ショックというかなんというか……」
アーケオス「そうじゃないんだよ!これには色々事情があって……ポリゴンも何か言ってよ!」
ポリゴン「そうですネ。でーたを上書きしておきましょウ……『アーケオスさんはホm」
アーケオス「だから違うんだってば!」
あんたそこにスワンナ!
173 :
名無しさん、君に決めた!:2011/04/23(土) 00:57:46.54 ID:lvJmkPIg0
保守
174 :
名無しさん、君に決めた!:2011/04/25(月) 16:44:15.94 ID:yO97Z/ay0
死守
堅守
ほす
オオスバメ「バシャーモさん!」
バシャーモ「なんだい?今忙しいからアンタの求愛に付き合ってるヒマはないよ」
オオスバメ「俺に少し愛を語らせて下さい!例えば宇宙に例えると……」
バシャーモ「人の話を聞かんかゴルァ!」げしっ
オオスバメ「モルスァ!?」
エアームド「な〜に落ち込んでんのよ」ポンッ
アーケオス「ひゃう!?」
エアームド「あんた、ちょっと羽で触ったくらいでビビりすぎでしょ……」
アーケオス「そ、そりゃエアームドさんの羽は凶器にもなり得るんだからビビるよ!」
エアームド「ま、そんなことよりさっきの話だけど、オオスバメ君があんたに告白するわけないってちゃんと知ってるから心配しないで」
アーケオス「え?じゃあさっきのは演技?」
エアームド「あたしがそんな何でも信じちゃう馬鹿に見える?」
アーケオス(見える!って言いたいけど、そしたらまた攻撃されちゃう……)
エアームド「何?なんか言いたい事あるなら言いなさいよ」
アーケオス「な、何でも無いですっ!」
エアームド「そう。まあオオスバメ君は相変わらずバシャーモちゃんを追い回してるし、あんたはどうせ告白の練習台にでもされたんでしょ?」
アーケオス「ず、図星……」
エアームド「あ、でもポリゴン君には訂正した方がいいかもね。彼って割と素直に信じちゃうし、
一度記憶した事はずっとデータに残しちゃいそうだしね」
アーケオス「確かに……ちょっとポリゴン探してこよう」
アーケオス「うわーっ!?僕の部屋にいつのまにか大量の○そみそ○クニックが!?」
ポリゴン「貴方が好きそうな本だったので図書館から借りてきましタ」
アーケオス「返してきて!今すぐ!」
アーケオス「おはよ〜……」
ウォーグル「あっ、おはようアーケオス君!」
エアームド「なんか調子が悪そうだけどどうしたの?」
アーケオス「う゛ん……ちょっと花粉症にかかっちゃって……」
エアームド「はぁ?花粉症!?ちょっとうつるから近寄らないでよ!しっしっ」
アーケオス「うぅ……何もそこまで邪険にしないでも……」
ウォーグル「エアームドちゃん、花粉症はアレルギー症状だからうつらないんだよ」
エアームド「へっそうなの?ま〜でもなんか鼻水ズルズルで気持ち悪いからあんまり傍によらないでね」
アーケオス「な……何さ、こっちの辛さも知らずに……」
エアームド「あたし飛行/鋼タイプだしね〜♪草タイプの技は全然効かないからさっ!」
アーケオス「ああそう……もういいよ、部屋で寝て来る……」
ウォーグル「アーケオス君、辛そうだったね」
エアームド「全く、花粉症にかかるんて何処まで貧弱君なんだか……」
ウォーグル「花粉症に身体の強弱は関係ないと思うんだけど……
それより、僕達も彼の力になってあげないと!
花粉症にはビタミンやミネラル、それからポリフェノールを多く含む食べ物が効果的だからムクホークちゃんに頼んで作ってもらおう!」
エアームド「ほっとけば〜?大体鳥の癖に花粉症にかかるなんて、情けないにも程があるわ。
やっぱり所詮はトカゲね。鳥ポケモンだったらあんなものにかかるはずが……」
エンぺルト「おはようございます……ぐずっ」
バシャーモ「おはよ〜……ずびっ」
ウォーグル「おはよう二人とも!あれ?なんだか具合悪そうだけどひょっとして……」
バシャーモ「うん、ちょっと花粉症にかかっちゃってね……」
エンぺルト「今年はラフレシア花粉が強いみたいですから……」
エアームド「……」
バシャーモ「ん?エアームドちゃんどうかしたのかい?」
エアームド「なんでもない……」
アーケオス「へっくしょん!!うぅ、辛いな〜……毎年の事だけどこればっかりはどうしようもないよ……」
ポリゴン「お困りですネ」ぬっ
アーケオス「うわっ!ちょっと、勝手に部屋に入って来ないでよ!!」
ポリゴン「おっと、これは失礼しましタ」
アーケオス「全く、所で何か用……ぐすっ」
ポリゴン「いえ、アーッケオスさんが花粉症で悩んでいるとお聞きしたのデお助けに参りましタ」
アーケオス「いや、悪いけど遠慮……今なんて?」
ポリゴン「“お助けに参りましタ”と言いましタ」
アーケオス「いや、そうじゃなくて今何か変な呼び方しなかった?」
ポリゴン「いえいえ、気のせいですヨ。アーッケオスさん」
アーケオス「……」
ポリゴン「まあ細かい話は置いといテ……
それより、今日は花粉症に悩む貴方の為に素晴らしい道具を御用意しましタ」
アーケオス「素晴らしい道具?」
ポリゴン「イエス。これを飲めばたちどころに花粉症が治る素敵ナ……」
アーケオス「ごめん、遠慮しておく……」
ポリゴン「オウ?何故ですカ?」
アーケオス「いや、なんて言うか君の作った薬って失敗するイメージしかないからさ……」
ポリゴン「心外ですネ。私の科学力を甘く見てはいけませんヨ?
成功率は破格の40パーセントと自負していまス!」
アーケオス「な〜んだ、それなら安心……って全然駄目だから!!」
ポリゴン「ダイジョーブデ―ス。私の科学は絶対デ―ス」
アーケオス「だからその口調が逆に不安を煽るの!」
ポリゴン「オウ、貴方疑い深い……仕方ありませン、かくなる上ハ……」
アーケオス「かくなる上は……?」
ポリゴン「肉体言語(ボディランゲージ)デ―ス!!」
アーケオス「う、うわーっ!!!」
アーケオス「うぅ、飲んだ……飲んじゃった……」
ポリゴン「やりましたネ。これで花粉ともさよならばいばいでス」
アーケオス「だったらいいんだけど……一応聞くけどこれどんな薬だったの?」
ポリゴン「簡単な話でス。らふれしあ等の花粉を発生させる媒体は何故自身が花粉症にかからないかご存じですカ?
それは体内に抗体があるからでス。私の薬を飲めばその抗体を貴方自身に身に付ける事が出来るのでス。
名付けて花粉ばいばいきんわくちん!」
アーケオス「そのネーミングはどうかと思うんだけど……」
ポリゴン「オウ?そうですカ?
それより具合の方はどうですカ?随分良くなったように思われますガ」
アーケオス「ん?そういえば鼻水やくしゃみが全然出ないような……」
ポリゴン「オウ、やりましたネ。大成功でス」
アーケオス「本当!?ありがとう!一時はどうなるかと思ったけど凄いじゃないか!
疑ったりしてごめんね!」
ポリゴン「いえいえこの位お安い御用でス」
アーケオス「いや〜これで安心して外に出られるよ!よかったよかった!」(ポン!
ポリゴン「オウ?」
アーケオス「早速外で散飛でもしてこよっと♪
ポリゴン!今回は本当にありがとね!」(ポポポポン!
ポリゴン「い、いエ……礼には及びませんヨ……」
アーケオス「それじゃあ!また後でね!」
(バタン!)
ポリゴン「……科学の進歩に犠牲はつきものデ―ス」
アーケオス「いや〜花粉症が治るなんて夢にも思わなかったな〜。
ポリゴンにはホント感謝しないと!!」
ウォーグル「あ!アーケオス君丁度いい所に!」
アーケオス「ウォーグル君じゃないか。どうかしたの?」
ウォーグル「いやね、ムクホークちゃんに頼んで花粉症によく効く食べ物を作ってもらったから……ってあれ?」
アーケオス「何?僕の顔に何かついてる?」
ウォーグル「いや、君の頭の上に花が……は…ハ…ハクション!」
アーケオス「あれ?ウォーグル君も花粉症?」
ウォーグル「そ、そんなはずはないと思うんだけど……ハクション!ハーックション!!
おかしいな〜花粉症対策はばっちりのはずなのに……ハ、ハクション!」
アーケオス「辛そうだね……そうだ!ポリゴンに頼んで薬もらいなよ!
さっき僕もそれもらって治ったんだ♪」
ウォーグル「ぐずっ……う〜ん、悔しいけどそうする事にするよ……」
アーケオス「ウォーグル君、さっきは平気そうだったのにいきなりどうしたんだろ?
あ、バシャーモさんだ。おーい!」
バシャーモ「ん?アーケオスじゃないk……っ!!」
アーケオス「いや〜バシャーモさんいい所に!君も花粉症に悩んでるんでしょ?
だったらいい物が……」
バシャーモ「ち、近寄るな!!」
アーケオス「へ?」
バシャーモ「いいね!?絶対近寄るな!アンタのその頭どう見ても……くしゅん!」
アーケオス「ああ、やっぱり花粉症じゃないか。落ち着いて、僕はただ君の花粉症を……」
バシャーモ「近寄るんじゃ……ねえぇぇっっ!!!」
アーケオス「ぬわーーーーっ!!」
アーケオス「うぅ、一体何がどうして……」
エアームド「何やってるの?」
アーケオス「ひやっ!エ、エアームドさん……」
エアームド「さっきバシャーモちゃんが血相変えて走って行ったけど、アンタなんか変な事したんじゃないでしょうね?」
アーケオス「し、してないよ!」
エアームド「あ、そう。ならいいんだけど……それよりあんたその変な頭どうしたの?」
アーケオス「変な頭……?」
エアームド「頭に花なんか乗っけてさ。ラフレシアみたいよ?」
アーケオス「へ……?」
エアームド「ほら、自分で見てみなさいよ」ヲ【鏡】
アーケオス「う、うわあああああ!!なんだこれーーーー!!!」
エアームド「自覚なかったのね……全く、何か変な物でも食べたんじゃないの?」
アーケオス「へ、変な物ってまさか……」
アーケオス「ポリゴーーーーン!!これは一体どういう事!!??」
ポリゴン「ジーザス、申し訳ありません。
抗体を付けるつもりでしたがどうも効き目が強すぎてラフレシアと同じ様になってしまったみたいデ―ス」
アーケオス「みたいデ―スじゃないよ!!これちゃんと治るの!?」
ポリゴン「二、三日安静にすれば【多分】治りマース。【きっと】大丈夫でしょウ」
アーケオス「き、君って奴は〜〜!!!」
ポリゴン「まあまあ、発見が早かったのがせめてもの幸いでス。
お二人だけの犠牲で済んで良かったじゃないですカ」
アーケオス「ちっともよくないよ!!……二人?」
ポリゴン「今度は大丈夫と思ったのですガ……」
ウォーグル「やあアーケオス君!お陰ですっかりよくなったよ!
所でさっきから頭が重い気がするんだけど、僕の気のせいかなぁ?」
アーケオス「うわあああああ!!!」
ポリゴン「う〜む、科学の道は難しイ!」
―その後バードタワー中で花粉症が大流行したとかしなかったとか―
ほしゅ-」□L-マスク
保守
ポリゴン「今日は雨ですネ」
エアームド「あたし雨嫌いだな〜。外で遊べないしもう最悪!」
アーケオス「湿度も高いしね……羽の手入れが大変だよ……」
エアームド「アンタはまだマシな方よ。あたしなんてキチンと手入れしないと錆びちゃうんだから」
ポリゴン「そういえばエアームドさんは鋼たいぷでしたネ」
エアームド「まあね。ポリゴン君は平気なの?」
ポリゴン「私のぼでーは耐水仕様のすぺしゃるな代物なのでそう簡単にはサビませン」
エアームド「ふ〜ん、なんか羨ましいな〜」
ポリゴン「もし宜しければこの薬を如何ですカ?これを飲めばたちまち私のようなすぺしゃつぼでー二……」
エアームド「本当?じゃあお一つ……」
アーケオス「駄目―ッ!!絶対駄目!!」
エアームド「はぁ?なんで?」
アーケオス「と、とにかく駄目な物は駄目なの!!」(あいつの薬に頼ると碌な事にならないんだから――!!)
エンぺルト「あの…皆さん、こんな物作ってみたのですが……」
エアームド「あ!それてるてる坊主じゃん!懐かしい〜!」
エンぺルト「はい、こうして軒下に吊るすと空を晴らしてくれるんですよね。
雨の日は退屈ですし、ここは皆さんで作ってみませんか?」
エアームド「あっ!いいねそれ!大賛成!!
こうしてこうして顔書いてっと……」
エンぺルト「あっ、エアームドさん。てるてる坊主さんに顔は描いちゃ駄目なんですよ?」
エアームド「へ?なんで?」
エンぺルト「子供の頃に聞いた話ですが、てるてる坊主さんに顔を描くと逆に雨になってしまうらしいんです。
顔を描くのはお願い事が叶った後……つまり晴れた日の当日に描くみたいです」
エアームド「ふ〜ん、そうなんだ。でものっぺらぼうが軒下に並ぶってなんかホラーね」
ポリゴン「後ろを向いたマルマインとでも思えばどうと言う事はありませン」
エアームド「それもそれでホラーだわ……」
エアームド「よ〜し完成!!」
ポリゴン「私も出来ましタ」
エンぺルト「私も二つ目ができました」
エアームド「あ!エンペルトちゃんの可愛い〜。リボンがついてる!」
エンぺルト「お顔が無いのは寂しいですし、せめてこれ位のオシャレはさせてあげようかなと思いまして……」
エアームド「うんうん、いいと思うよ!ポリゴン君のは〜……
まあなんて言うか……前衛的なデザインね」
ポリゴン「“かたやぶり”が私のこんせぷとですかラ」
アーケオス「よし、完成っと……」
エアームド「あれ?あんたも出来たの?
あっ、ちゃっかり2つも作っちゃって〜。
ちょっと貸しなさいよ。纏めて吊るして来てあげるから」
アーケオス「い、いいよ。自分で吊るすって!!」
エアームド「いいから貸しなさい!減るもんじゃないんだしさ!!」
アーケオス「あ!ちょ、ちょっと!!」
スパッ!!
エアームド「あ……」
アーケオス「う、うわあああ!!僕のてるてる坊主が斬首されたーーーっっ!!!」
エアームド「あ、あはは……失敗失敗……」
アーケオス「もう!君の翼は凶器なんだから気を付けてって何時もいってるじゃない!!」
エアームド「うっさいわね!ちょっと手元が狂っただけでしょ!?
こうして慎重に運べば……」
スパッ!
アーケオス「うわああああ!!また切られたーーー!!!!」
ポリゴン「てるてる坊主 てる坊主 あした天気に しておくレ
それでも曇って 泣いたなラ そなたの首を チョン切るゾ」
エンぺルト「そ、その歌は……?」
ポリゴン「てるてる坊主の歌、三番でス。
任務を果たせなければ顔を描いて貰うことすら叶わず落ちる首……
てるてる坊主とは、まこと重き使命を背負った守り神なのでス」
エンぺルト「……」
アンタ水タイプやろエンペさんwww
てるてるぼうずって、そんなシリアスな存在だったのか・・・!
・・・ねーよw
600族スレも冷遇スレも潰されたから次はここかなぁ…絶対に嫌だな
書き手さん頑張ってくれ
へえ
どちらかというとラルトスのほうがてるてる坊主っぽい
一同「いただきま〜す!!」
エアームド「う〜ん、今日の料理も美味しそう!」
カモネギ「相変わらずムクホーク殿の料理の腕には惚れ惚れするでござるな」
エアームド「本当にね!食べるのが惜しい位!!」
ムクホーク「ありがとうございます。おや?ウォーグルさんとポリゴンさんの姿が見当たりませんね」
アーケオス「きっと部屋にいるんじゃないかな?僕呼んで来るよ!」
アーケオス「ウォーグルの部屋はここだったな。
あれ?話し声が聞こえる……ポリゴンも一緒にいるのかな?」
(ガチャ!)
アーケオス「ウォーグル君〜、夕飯が出来たから早く……うわっ、薬臭い!二人とも何やってるの!?」
ポリゴン「ああ、アーケオスさン。今ウォーグルさんに新薬の開発を手伝って頂いてましてね」
ウォーグル「世の中の為になる薬を開発してるって聞いたからさ。
僕も彼の力になってあげようと思って……」
アーケオス「世の為にねぇ……」
ポリゴン「おヤ?どうかしましたかアーケオスさんン」
アーケオス「別に……」
ウォーグル「本当ポリゴン君は凄いよ!僕なんて自分の事だけで手一杯なのに、他ポケの事まで考えてるなんて!僕も是非見習いたいよ!!」
ポリゴン「ははは、いやはやそれ程でもありませんヨ」
アーケオス(本当にそれ程でもないよ……
でも、ウォーグル君が協力してくれたら失敗もなくなるかも……ここは止めないでおこっと)
ウォーグル「あ、ポリゴン君。二番の薬もう出来あがってるんじゃないかな?」
ポリゴン「オウ、そうですネ。丁度そこに実験d……アーケオスさんもいますし効果を試してみましょう」
アーケオス(今絶対“実験台”って言おうとした!!)
ポリゴン「てな訳でアーケオスさん、早速このくすりを……」
アーケオス「やだ!!ぜ〜〜〜〜ったいにやだ!!」
ポリゴン「むっ、何故ですカ?」
アーケオス「そんなの自分の心に聞いてよ!!
とにかく!君の薬には金輪際ぜ〜ったいに飲まないから!!」
ポリゴン「オウ……貴方心が狭―イ。それならば……」
アーケオス「ち、力ずくでやろうとしても無駄だよ!僕の方が素早いんだから!!」
ポリゴン「オウ……私非常に残念デ―ス」
ウォーグル「ははは、アーケオス君も疑り深いなぁ。ちゃんと何度もテストしたから大丈夫だって」
アーケオス「で、でも……」
ウォーグル「その証拠に、ほら」ゴクッ
アーケオス「あ……」
ウォーグル「ね、大丈夫でしょ?」
ポリゴン「オウ、なんと男らしイ」
アーケオス「な、何も一気飲みする事ないのに……」
ウォーグル「論より証拠って言うしね。アーケオス君もこれで少しは信じてくれたでしょ?」
アーケオス「う、うんまあ……因みに、さっきのはどんな薬だったの?」
ウォーグル「さっきのはね、ポケモンの身体を丈夫にする薬なんだ。
生まれつき身体の弱い子もこれがあれば救えるよ!」
アーケオス「へぇ……どんな物入れたの?」
ウォーグル「う〜んと、ブロムヘキシンとキトサンをベースに、ふしぎなあめとかオレンのみとかくっつきばりとかヒトカゲの尻尾とか
とにかく色々な生薬を配合した……特製の……ととと、とくせいの……」
アーケオス「?」
ウォーグル「オクレ兄さん!!」シュゴ‐!!
アーケオス(全然大丈夫じゃなーい!!)
ポリゴン「オウ、失敗してしまいましたか…隠し味にこっそり入れたひかりのこなが駄目だったみたいですネ」
アーケオス(そしてやっぱりこいつのせいかー!!)
ムクホーク「おや?ウォーグルさんの姿が見当たりませんがどうしたのですか?」
アーケオス「う、うん……ちょっと薬に当たっちゃって……」
ポリゴン「科学の進歩に犠牲はつきものデ―ス……」
ウォーグル「ははは、ついに正体を現したか〜偽オクレ兄さんめ〜」
―ウォーグルが正常に戻ったのはそれから三日後だったと言う……―
しっぽが原因だな。
エネコなら(ry
こいつ鳥だよ
正常に戻るまで三日も要したのかよw
思わぬところで良スレに出会った
続き楽しみにしてる
アニポケにアーケオスでるんですか!やたー!
〜朝〜
アーケオス「みんな〜!ニュースニュース!!大ニュースだよ!!!」
バルジーナ「どうしたんだい。血相変えて」
ウォーグル「何かあったの?」
アーケオス「うん!ふふふ、あのね……今度ついに僕の種族がポケモンアニメに出演するんだ!!」
ウォーグル「ええっ、本当かい!?」
バルジーナ「そいつはめでたいねェ」
アーケオス「しかも主演らしいよ!嬉しいな〜。どんな活躍するんだろ?
ひょっとして【あの人】の手持ちになったりして!!」
エアームド「あんまり期待し過ぎない方がいいんじゃないの?
化石ポケモンってあんまり目立った活躍した事無い気がするし」
バシャーモ「どちらかと言うと悪役寄りって感じだしねぇ……」
アーケオス「そ、そんな事無いよ!僕の種族なんだからきっと大活躍だよ!!」
バシャーモ「そうだといいんだけどねぇ……」
エアームド「正直あんたの種族ポケ相悪いし……」
アーケオス「な、なんだよー!二人して酷いよ!!」
ムクホーク「まあまあ、どうあれアーケオスさんが出演する事はめでたい事じゃありませんか」
オオスバメ「そうですよ!それに何気にここのイッシュ組の中で初じゃありません?
折角ですからお祝いしましょうよ!」
ムクホーク「それはいい案ですね。今夜はアーケオスさんの活躍に期待を込めて、ごちそうにしましょうか」
アーケオス「うわ〜ありがとう!
へへっ、流石アニメ界のエリート!言う事が違う!!」
カモネギ「アーケオス殿もついに舞台でびゅーでござるか……」
エンぺルト「アーケオスさんの種族ならきっと活躍してくれますよね」
カモネギ「うむ!ピンチの時に颯爽と現れ!波入る敵をなぎ倒す!」
バルジーナ「ところが弱気が発動してしまい、快進撃はそこでストップ」
エアームド「最後は何時もの黄色いネズミに見せ場を奪われて、アーケオス君の出番はこれにて終了!」
バルジーナ「……と考えるのが現実的かねぇ」
エンぺルト「む、むぅ……そんな殺生な……」
エンぺルト(でも否定できない……)
アーケオス「あれ?そういえばポリゴンは?」
ウォーグル「ポリゴン君なら自室で薬の研究をしてると思うけど……」
アーケオス「そっか。だったらあいつにも知らせて来てあげよっと♪」
ウォーグル「あ!ちょっと待って!彼にアニメの話はあまりしない方が……ってああ、行っちゃった……」
アーケオス「ポリゴーン!」
ポリゴン「おや、アーケオスさン嬉しそうですネ。何かあったのですカ?」
アーケオス「うん!へへへ、実はね。今度僕の種族がポケモンアニメに出演するんだ!!」
ポリゴン「アニメに……?」(ピクッ
アーケオス「うん!それで今夜お祝いするんだけど……あれ?どうかしたの?」
ポリゴン「いえ、何でもありませン。おめでとうございますアーケオスさン」
アーケオス「へへっ、ありがとう♪」
ポリゴン「ただ、今夜は私情がございましてお祝いに参加できないのが残念でス」
アーケオス「あっ、そうなんだ。残念だぁ……」
ポリゴン「すいませんアーケオスさン」
アーケオス「いやいや、謝る事ないよ!それじゃ、僕はこれで……」
ポリゴン「ハイ……」
アーケオス「ポリゴンは欠席か〜。折角のお祝いなのにちょっと残念だなぁ……」
ウォーグル「あ!アーケオス君!ね、ねぇ……大丈夫だった?ポリゴン君……」
アーケオス「へ?特に何時も通りだったけど?
ただ、私情でお祝いには参加できないみたいだけど……」
ウォーグル「そ、そうなんだ……」
アーケオス「どうかしたの?」
ウォーグル「ううん、何でも無い」
ウォーグル(ポリゴン君、アニメの事随分嫌ってたみたいだから心配したけど……
どうやら杞憂だったみたいだね)
〜そして〜
エアームド「はい皆ちゅうも〜く!本日はアーケオス君の種族が見事アニメに出演を決めたと言う事で
お祝いパーティを開く事になりました!
ま〜どうせ碌な活躍しないと思うけど、一応イッシュ組の中で初みたいだし一応祝ってあげましょ!」
一同「わーっ!!」
アーケオス「ちょ、ちょっと!なにさその投げっぱちな言葉!」
エアームド「本当の事でしょ?弱気なんておいしい特性、製作側が逃す訳ないじゃない!!」
アーケオス「そ、そんな事無いよ!僕達の種族はきっと大活躍……」
エアームド「はいはい、夢見るのはPDWの中だけにしておいてね」
アーケオス「な、なんだよ〜!!」
ウォーグル「ほらほら、二人とも喧嘩しない。折角のお祝いなんだし楽しんでいこうよ!」
アーケオス「で、でもエアームドさんが……」
エアームド「や〜ね、あんなの冗談に決まってるじゃない。アンタすぐ真に受けるから面白くってさ♪」
アーケオス「き、君って奴は〜!!」
エアームド「ははは、ごめんごめん。あっ、そうだ」
アーケオス「どうかしたの?」
エアームド「そういえばポリゴン君からアンタに渡しておくよう頼まれた物があってね。はい」
アーケオス「ポリゴンから?なんだろ……あ!ビデオだ!」
エアームド「ビデオ?今時珍しいわね〜。
中身は何なのかしら?折角だからここで再生してみてよ」
アーケオス「う、うん……」(シュコッ
バシャーモ「なんだいなんだい。何か始まるのかい?」
アーケオス「あ、いや、ポリゴンからビデオをプレゼントされて……」
ウォーグル「あ!始まったよ!」
(パッ!)
ポリゴン『アーケオスさん、この度はポケモンアニメのご出演おめでとうございまス』
アーケオス「あ、ポリゴンだ」
ポリゴン『ポケアニが始まり十数年、ついにイッシュのポケモンからの出演も決まり、
まとこに嬉しい事と存じまス』
アーケオス「これって……ひょっとしてビデオレター?」
エアームド「別に何時も顔合わしてるのにね〜。あの子って意外と律儀なのね」
ポリゴン『つきましては、アーケオスさんを始め、ここのポケモン方に素晴らしい物を用意しましタ』
アーケオス「素晴らしい物?」
オオスバメ「歌か何かじゃないですか?」
ポリゴン『さて、皆さんは15年前の事件をご存じでしょうカ?
ポケアニ界での大事件……若鳥の方々は知らない方も多いとは思いますのデ、
丁度この機会にお教えしたいと思いまス』
アーケオス「15年前……?知ってる?」
エアームド「う〜ん、歴史で習ったような気がするけど……なんだったっけ?」
ウォーグル「15年前……アニメ……(ハッ!)
いけない!みんな目を閉じて!」
アーケオス「は?」
ポリゴン『――その身体でナ!
喰らいなさイ!ポリゴンフラーッシュ!!』
アーケオス「うわー!!目が〜目が〜!!」
エアームド「ちょ、ちょっと何よこれー!!」
オオスバメ「くぁwせdrftgyふじこlp」
カモネギ「ぬわーーーーっっ!!」
〜その頃〜
ピピピピピピ!
『MissionConplete!!』
ポリゴン「ふふふ、上手く行った様ですネ。
アーケオスさんすいませン……
ですが、これは“戦い”なのでス……アニポケと我がポリゴン一族の壮絶ナ……」
―15年前、ポリゴン族に一体何があったのか―
今や知る人は(割と)少ない―
タイムリーな話題づくりがお上手ですなw
しかしそうだよな・・・ポリゴンにゃアニメの話は禁句だよなあ
あとでポリゴンがバル姐さんにきついおしおきをくらうんですね。わかります。
ポリゴン…
でんのうせんしポリゴンをリアタイで普通に最後まで見ていて何も起こらなかった人間が通りますよ
最近はググれば大体のあらすじがわかる時代になったのでわざわざ説明するまでもないけど
あの回のポリゴンはほぼ乗り物扱いだったな。R団の盗んだポリゴンと体当たりで戦ったくらい
名前がポリゴン初号機と零号機だったのはエヴァのパロディだろうなw
2もZも出してもらえなかったんだっけ?頑張れポリゴン
このポリゴン危険すぎるだろwwwww
※嘘ネタ
ペラップ「貴方はアニメで無期限謹慎された分、ゲームで非常に優遇されてるじゃないですか。
Wi-fiから追放され、夢特性にも恵まれない、私は一体何なんでしょうね?」
ポリゴン「貴方に何がわかると言うのですカ…。我がポリゴン一族の無念…悲しみガ……、
!?な、何者ですカ!?この秘密のルームにハ、誰も侵入できないハズ……」
ペラップ「通りすがりの渡り鳥、ですかね。…セキュリティが音声ロックだけというのはいただけませんね。
私は声真似が得意でして。バーチャルポケモンの貴方にしては甘すぎですよ」
ポリゴン「オウ!私としたことガ…。今度からは厳重にセキュリティを強化せねバ…」
ペラップ「いや、それもそれで困るんですよ。仕事がやりずらいので」
ポリゴン「仕事?」
ペラップ「ええ。私の名は怪盗ペラップ。そして―――
貴方の所持する機密データを頂きに参りました」
ポリゴン「なんですト!?」
\(^o^)/うそです
アーケオス「ふふふ〜ん♪アニメの出演も決まったし気分は絶好調!
こういう日はのんびり散飛に限るな〜っと♪」
「……!」
「……!」
アーケオス「あれ?なんだか向こうから話し声が聞こえるような……行ってみよっ!」
バシャーモ「いいかい?相手がこんな感じに掴みかかって来たら、素早く裏を取り……こうっ!」ドスッ!
オオスバメ「ハウァッ!!」
エンぺルト「え、ええと……こうですか?」ビッ!
バシャーモ「う〜ん、悪くは無いけど、ま〜だ動きがちょっと硬いねぇ……」
アーケオス「バシャーモさん達、何やってるんですか?」
バシャーモ「ああ、アーケオスかい。ちょっと今エンぺルトちゃんに護身術を教えていてね」
アーケオス「護身術ですか?」
バシャーモ「ああ。女は嘗められたら負けだからね。
うっとしい野郎共はバシッと自分の力で撃退してやんないと!」
アーケオス「バ、バシッとですか……」
バシャーモ「おうよ!!さっ、それじゃあ特訓の続きと行こうか。
ほら、オオスバメ!早く立ちな!次の技教えるんだから!」
オオスバメ「は、はい……」
アーケオス(オオスバメ君、特訓の実験台にされてるんだ……
いくらなんでもこれは可哀相なんじゃあ……)
オオスバメ「バ、バシャーモさん……今日の貴方は一段と過激だ……ハァハァ……」
アーケオス(いや、本ポケは幸せそうだしこれはこれでいいか……)
〜翌日〜
アーケオス「う〜ん、今日もいい天気!何かいい事ありそうだな〜♪」
エンぺルト「ブツブツブツブツ……」
アーケオス「あ、エンペルトちゃんだ。お〜い!」
エンぺルト「相手が掴みかかってきたら……ブツブツ……」
アーケオス「エンペルトちゃん?う〜ん、聞こえてないのかなぁ……」
エンぺルト「素早く裏を取り……ブツブツ……」
アーケオス「エンぺルトちゃん!お・は・よ!」ポンッ!
エンぺルト「こうっ!!」
アーケオス「へ?はぐぁっ!!」
エンぺルト「あ、今のいい感じですね……ってきゃあ!アーケオスさん!」
アーケオス「はがが……い、いきなりどうしたの……」
エンぺルト「ご、ごめんなさい。昨日のバシャーモさんの特訓のイメージをしてたらつい……」
アーケオス「そ、そう……」
バシャーモ「おはよ!エンぺルトちゃん!おや?もう早速実戦かい?気合入ってるね〜」
エンぺルト「あ、いえ、これはその……」
バシャーモ「うんうん、中々上手い具合に入ってるじゃない。この調子だとすぐ上達するよ」
エンぺルト「あ、ありがとうございます……」
バシャーモ「さ〜て、そんじゃあ今日も気合をいれて……」
あ、そうだ。アーケオス、丁度もう一人相手が欲しかった所なんだ。
もし良かったら特訓に付き合って……」
アーケオス「え、遠慮しておきま〜す!!」ピュー!
バシャーモ「あらら、行っちゃった……」
アーケオス「じょ、冗談じゃない!
オオスバメ君じゃあるまいし誰が好き好んで練習台なんかに……」
(ゴツン!!)
?????「きゃあ!!」
アーケオス「あいたたたた……逃げるので夢中で前見てなかったや……」
エアームド「ちょっと!いきなり何するのよ!!」
アーケオス「あ、エアームドさん……」
エアームド「折角いい気分で早朝トレーニングしようと思ってたのに
たいあたりかましてくるなんていい度胸じゃない。
あっ、さてはアンタも一緒に特訓したいとか思ってたりして!?」
アーケオス「ち、違うよ!さっきのはほんの事故……」
エアームド「ままっ、いいからいいから。
丁度対戦相手探してた所なんだ♪さぁレッツバトルよ!!」
アーケオス「ちょ、ちょっと!うわーっ!!」
ムクホーク「おや?今日はアーケオスさんの姿が見当たりませんね」
バルジーナ「散飛でもしてるんじゃないかい?」
カモネギ「今日は真よい天気でござるからな!かっかっかっ!」
回答ベラップw
保守age
アーケオスのアニメ出演まで、みんな待機してるのかなあ
保守
ちょwwwww
まさかのマッギョwwwwww
そういや前登場してたよね
登場どころかデントが持ってるんだが
とりあえず来週登場おめ
予告のアーケンかわいかったよ
保守
富岡脚本回らしいので意外に重要回かもしれん
今日!今日だー!
アイリス「かがくのちからってすごい!」
寝てて見れなかった・・・
アニメに出たのは雌の子だったな
なぜかアーケオスがEVAの量産機に見えた
アーケオス「う〜ん、何度見てもいい話だな〜……もう一回見よっと♪」(キュルキュル
エアームド「……」
アーケオス「うんうん、アニメスタッフは僕達の種族の事よく分かってるよ!…
…てな訳でもう一回」(キュルキュル
エアームド「……」
アーケオス「いや〜やっぱりこの話は歴史に残る名作だね!!もう一回だけ……」
エアームド「あーっ!もういい加減にしてよ!!朝から晩まで何度も同じアニメアニメアニメ!!いい加減うんざりだわ!」
アーケオス「だ、だって僕の種族が主演した話だよ?ちょっと位大目に見てくれても……」
エアームド「大目どころか目が腐るほど見たわ!
とにかくっ!アンタのアニメ観賞はもうお終い!こっちだって見たいテレビあるんだから!!」
カモネギ「そうだぞアーケオス殿。今からは拙者の愛聴番組、“ポケモン演歌百選”の時間だからな」
エアームド「それも駄目っ!7時からはポケモンミュージックって相場が決まってるの!」
カモネギ「こ、これ!りもこんを寄こさぬか!」
アーケオス「ちぇっ、なにさケチケチしちゃってさ……」
バルジーナ「しっかしアンタもよく飽きないね〜。同じ種族が出ただけで自分が出演した訳じゃないだろ?」
アーケオス「そりゃそうですけど、やっぱり同族がアニメに出てくれるのは嬉しい事だし、
何よりあれに出演してたアーケオスの子、可愛かったしね……えへへ
」
バルジーナ「あれま……やだね〜鼻の下伸ばしちゃって」
エアームド「全くよ。ホント、男って馬鹿なんだから。
そもそも目の前にこんな素敵な鳥ポケモンがいるのに…失礼しちゃうわ」
アーケオス「え?素敵な鳥ポケモン……?どこどこ?何処にいるの?」
エアームド「……どうやらテレビの見過ぎで目が腐っちゃったみたいね。
よ〜し、エアームドお姉さんがバトルして叩き直してあげるわ!」
アーケオス「え?ちょ、ちょっと!僕はバトルなんか……うわ〜っ!!」
バルジーナ「あ〜あ、これまたベタだねぇ」
ムクホーク「カモネギさん、こちらのお野菜を切って頂けますか?」
カモネギ「うむ!(スパパパパ!)これで宜しいかな?」
ムクホーク「どうもありがとうございます」
エアームド「……」
バシャーモ「よいしょっとっ!ふ〜…薪割りも楽じゃないねぇ……」
カモネギ「そこは拙者にお任せあれ。キェイ!!」
バシャーモ「お!一気に十本も!やるねぇ」
カモネギ「かっかっかっ!いあいぎりは拙者の得意技でござるからな!」
エアームド「……」
エアームド「う〜ん……う〜ん……」
アーケオス「どうしたのエアームドさん?そんなにうなって……」
ポリゴン「便秘ですカ?」
ガツッ!
エアームド「んな訳ないでしょ!!」
ポリゴン「ピピピ……ガガガ……」
アーケオス(ショートしてる……まあ自業自得だから放こっと)「それで、どうしてうなってたの?」
エアームド「ああ、ちょっとカモネギさんのネギについて考えててさ……」
アーケオス「ネギ?」
エアームド「アンタ気にならない?あんな軟そうなネギで何でもスパスパ切れちゃうのよ?
しかもあれ、スーパーで買って来た普通のネギだし……(※
>>75-81>参照)」
アーケオス「ああ、そう言えばそうだったね……」
エアームド「あ〜気になるな〜。何がいったいどうなって切れてるんだろ?」
ポリゴン「ならば検証してみますカ?」ぬっ
アーケオス(復活早っ!)
エアームド「検証?そんな事出来るの?」
ポリゴン「もちの論でございまス。エアームドさン、私の尻尾を二回ほど引っ張って下さい」
エアームド「こう?」
ポリゴン「ピピピ……録画もーど開始」
エアームド「あ!なんか変わった!」
ポリゴン「イエス。私のマル秘てくにっくVol.4録画もーどでス。
このもーどに切り替えてる間、私が見聞きした物は全て記憶されまス」
エアームド「へぇ、一種のビデオカメラみたいなものね」
ポリゴン「イエス。この機能を駆使すればあんな事やこんな事、気になるあの子の秘密までばっちり記憶できますヨ!」
アーケオス(なんか使い方次第では最悪な機能だな……)
エアームド「それでカモネギ君の太刀筋も記録して、徹底解剖しようって魂胆ね。アンタ中々やるじゃない!」
ポリゴン「ハハハ、科学の力をなめてはいけませんヨ」
エアームド「よ〜し、それじゃあ早速呼んで来るわ!
いや〜これでやっとカモネギ君の秘密が解けるのね!なんだかワクワクして来たわ!!」
アーケオス「あ!ちょっと……行っちゃった……」
ポリゴン「相変わらず血気盛んなお方ですネ」
アーケオス「少し位おしとやかになって欲しいけどね……
ところで録画で思い出したけど、この間のアニメのDVD知らない?
また見ようと思ったんだけど……」
ポリゴン「さァ?私は知りませんヨ。わ・た・し・は・ネ」
アーケオス「何その含みのあるいい方……」
カモネギ「エアームド殿、こんな所に呼びよせていかが致したか?」
エアームド「いや〜、カモネギ君のいあいぎりをもう一度見たくなってさ〜。
よかったらここでやってくれないかな〜……なんて」
カモネギ「ははは、それ位の事お安い御用でござるよ」
エアームド「本当!?ありがとう!!」
エアームド(ポリゴン君、準備はオッケー?)ひそひそ
ポリゴン(ばっちりでス)ひそひそ
カモネギ「して、何を切ればよいのでござるか?」
エアームド「え?それはえ〜と……あっ、これでいっか。カモネギ君宜しく!!」ポーン
アーケオス「あ゛ーっ!!それはこの間のアニメのDVD!!」カモネギ「承知した。では参る!!」
アーケオス「参っちゃ駄目〜!!」
スパッ!!
カモネギ「ふっ、またつまらぬ物を切ってしまった……」
アーケオス「あ……あああ……あんまりだぁ……」
エアームド「いや〜見事な切りっぷりね!いよっ!この大統領!!」
カモネギ「いやはやそれほどでもないでござるよ」
アーケオス「ぼ、僕の宝物がぁ……酷い……酷いよ……」
エアームド(ポリゴン君……撮れた?)ひそひそ
ポリゴン(バッチリでス)ひそひそ
エアームド「そ、それじゃあそろそろ夕飯になるからアタシ帰るね!それじゃあ!
ほら、アンタ達行くわよ!」
ポリゴン「ラジャー」
アーケオス「ああ……なんて事を……後100回は見ようと思ってたのにぃ……」
エアームド「さ〜て、いよいよカモネギ君の秘密が明らかになるわね。
ポリゴン君!再生して!!」
ポリゴン「ラジャー」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カモネギ「承知した。では参る!!」
アーケオス「参っちゃ駄目〜!!」
スパッ!!
カモネギ「ふっ、またつまらぬ物を切ってしまった……」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エアームド「う〜ん、早過ぎて何が何だか分からないわ……
しかもアーケオス君が邪魔で見え辛いし……」
アーケオス「まだ20回しか見てないのに……あんまりだ……あんまりだよぉ……」
ポリゴン「すろー再生してみましょうか」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カモネギ「承〜知〜し〜た。で〜は〜参〜る〜〜〜」
アーケオス「参っ〜ちゃ〜駄目〜〜」
エアームド「ここよ!ポリゴン君!もっとゆっくりにして!!」
ポリゴン「ゆっくりしていきますネ!」
ス パ ッ ! !
カモネギ「ふっ、 ま〜た〜つ〜ま〜ら〜ぬ〜物〜を切っ〜て〜し〜まっ〜たぁ〜……」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜
エアームド「……見た?」
ポリゴン「見ましタ……」
エアームド「信じらんない……まさかカモネギ君が……」
ポリゴン「“素手”で切っていたとハ……」
エアームド「で、でもそれじゃああのネギは何?ただの飾りなの?」
ポリゴン「つまりこういうことでしょウ」
―カモネギブレードとは―
カモネギブレードは正真正銘ただのネギである。
刀身の部分は脆いので柄の部分を手でつつみそこで殴っている。
つまり……素手で殴っているのだ!
エアームド「……なんか知らないでいい事知っちゃった気がする……」
ポリゴン「オウ、これは奇遇。私もでス」
アーケオス「僕のDVD〜〜〜〜〜〜っ」
保守
ホッシュ
どうやら書き込めるようになったらしいな。ふう・・・
割と鈍感なアーケオス君に春はくるのだろうか?
きっとスレが10を越えたあたりになれば結ばれているに違いない
ごつい女が多すぎるから春は来ないよ
保守
ホッシュ
いがいとおもしろい
253 :
名無しさん、君に決めた!:2011/07/27(水) 03:20:03.36 ID:vBP40Ef/0
しゅー
バシャーモ「やらないか?」
ムクホーク「ウホッ。誘われるままにホイホイと」
エアームド「お前、俺の鉄壁の穴の中でションベンしろ」
アーケオス「イグッ!!アッー!」
アーケオス「うわぁ、変な夢見ちゃった……」
うまいスルーの仕方
はやく続編こないかな
この時期、ここの住人は暑そうだな。エアームドとポリゴンを除いて
むしろエアームドとか目玉焼き焼けるぐらい熱くなりそうだが
なんだかんだでハーレムだなアーケオスくん
ここのメンツで鳥パ組みたくなってきた
スーパーポケスクのアーケオスかわいかった
ほしゅ
保守
和むなこのスレ
265 :
名無しさん、君に決めた!:2011/08/29(月) 20:45:27.32 ID:kf0mzgsU0
保守する。
266 :
名無しさん、君に決めた!:2011/08/31(水) 06:19:00.86 ID:TVjpUiQt0
アーケオス「うぅ、暑い……」
エアームド「ちょっと、暑苦しいから近寄んないでよ」
アーケオス「あぁ、エアームドさんはいいなぁ羽毛が無くて。
僕たち普通の鳥は真夏でも羽毛のコートを着てるようなもんなんだよ。この苦しみがわかる?」
エアームド「あんたは普通の鳥じゃなくてトカゲ入ってるでしょ。それにあたしだって辛いもん。
鋼鉄のボディがすごい高温になって目玉焼きが焼けちゃったりするんだから」
ポリゴン「それはすごいですネ。まさに歩く調理器具でス」
エアームド「ま、でもあんまりそういう事にばっかり利用しないでね。あたしは歩く戦闘鳥だから」
アーケオス「なんか変なキャッチフレーズ……にしても暑い。いっそこんな羽毛脱ぎたいよ……」
エアームド「それなら刈っちゃえばいいじゃない。あたしが手伝おっか?」シャキーン
アーケオス「ひぃ!?やめて!マジで痛そうだからやめて!」
エアームド「冗談よ冗談。しっかし何とかして涼しくする方法ないかなぁ。今年は節電節電言われてるし……」
エンペルト「そうですね……例えばプールに行くとかどうでしょう?」
ポリゴン「そういえばエンペルトさんは最近毎日プールに行ってますネ」
エンペルト「はい。泳ぐのは好きなんです。本当は海にも行きたいんですけど、毎日行くにはここからじゃ遠いですし」
アーケオス「プールかぁ……僕も一緒に行ってみようかなぁ」
エンペルト「ほ、本当ですか!?」
エアームド「ちょっと待ってよ。あんた水弱点じゃない」
アーケオス「体が濡れるくらいは平気だよ。毎日お風呂入ってるし」
エンペルト「じゃあもしかして、逆に泳ぐの上手なんですか?」
エアームド「いや、それはない」
アーケオス「なんでエアームドさんが答えるのさ、確かに僕カナヅチだけどさ……。水にトラウマもあるし」
エアームド「そりゃ、この見た目でエンペルトちゃんを凌ぐ泳ぎができるわけないでしょうね」
アーケオス「昔アーケンだった頃、幼なじみのプロトーガがすっごい上手に泳ぐから、
僕もあんな風に泳げるんじゃないかって水に飛び込んだんだ。そしたら……」
エアームド「ま、そりゃ溺れるわね」
アーケオス「ううん、底が思いのほか浅くて、頭打って失神した」
エアームド「それ水と関係ない!つか昔からドジなとこ変わってない!」
アーケオス「今はそんなドジじゃないよ!でも水自体もそんな好きじゃないよ。だって水の中じゃ息もできないし、羽毛が水吸って重くなるし……」
エンペルト「そうですか……私は水、好きですけど……」
アーケオス「うん!水はいいよねエンペルトさん♪」
エアームド「どっちよ!?」
アーケオス「ま、まあこうして家でごろごろしてばっかじゃ体に悪いし、プールにでも行った方が良いかもね」
エンペルト「そうですか……よかったです。いつもひとりだと寂しいですから」
アーケオス「そうだ。この機会にエンペルトさんに泳ぎ方も教えてもらっちゃおうかな?」
エンペルト「え、ええ?わ、私が……?」
アーケオス「エンペルトさんなら優しく教えてくれそうだし、本場の泳ぎが教われそうだもん。エアームドさんも行く?」
エアームド「え?あ、あたしはいいや。なんか動くのだるいし」
アーケオス「そう?じゃあ二人で行こうか」
エンペルト「は、はいっ!」
アーケオス「しかし鳥ってどうやって泳げば良いのかな。スワンナみたいに見た目は優雅だけど、水の中ではめっちゃバタ足とか?」
エンペルト「ええと……アーケオスさんの足には水かきがないので、それは無理かと思います」
アーケオス「あ、確かに……」
エンペルト「アーケオスさんは腕力も脚力もありそうですから、翼で水を掻きながらバタ足するのが一番良いと思います」
アーケオス「なるほど……」
エンペルト「ではまず水に浮いてみて下さい」
アーケオス「あ、ごめん……そこからできない」
エンペルト「あ、す、すみません!浮き方から教えますね。えっと……こんな感じです」
アーケオス「ええ?よくわかんないよ」
エンペルト「じゃ、私がサポートしますね。まずはこんな風に……」
アーケオス(あぁ、エンペルトさんが僕に手取り足取り教えてくれるなんて……)
エンペルト「だ、大丈夫ですかアーケオスさん?もしかして具合が悪いとか……やっぱり水が弱点ですし……」
アーケオス「あ、いやいやそんな事無いよ!」(いかんいかん、やましい気持ちは抑えないと……)
〜1時間後〜
アーケオス「……お!浮いた!浮いたよ!」
エンペルト「や、やった!やりましたよアーケオスさん!よかったですね!」
アーケオス「ふふ、やっぱ僕ってやればできるじゃん!じゃ、次はバタ足のれんしゅ……ふぎゃあああああ!?」バシャバシャ
エンペルト「あ、あの、あんまり変な風に体を動かすと沈んじゃうんです……」
アーケオス「けほけほ……そ、そうなんだ……。
でも良かった。水に浮けるようになっただけですごい進歩だね!これもエンペルトさんのお陰だよ!」
エンペルト「え……そ、そんな……///」
ポリゴン「普段色々な事に積極的なあなたが行かないとは驚きですネ」
エアームド「……実はさ、あたしも泳げないんだ。それもアーケオス君よりも根本的な理由で」
ポリゴン「といいますト?」
エアームド「あたし、鋼タイプだから水に浮かない」
ポリゴン「なるほド。でもそれはエンペルトさんも同ジ……」
エアームド「割合の問題よ。あたしの体は大部分が鋼で構成されているから」
ポリゴン「そうですカ……」(いつか彼女のために、体の密度を操作できる薬でも発明しましょうかネ……)
アーケオス「ただいま〜♪いや〜今日はエンペルトさんに手取り足取り色々教えてもらったよ♪」
エアームド「ちょ、あんた、エンペルトちゃんに何やらせてんのよ!?」
エンペルト「あわわ、私何も変な事はしてないですよ!」
アーケオス「そ、そうそう。そんなやましい事はしてないから!」
エアームド「はぁ……で、泳げるようになったの?」
アーケオス「一日でそこまでは無理だよ〜。でも水に浮けるようになったんだ♪これってすごい進歩だと思わない?」
エアームド「……そ、そうね……すごい、進歩ね……」
アーケオス「あれ……?エアームドさん、いつもより歯切れ悪くない?」
エアームド「う、うっさいわね!あんたちょっと表に出なさい!泳いだ後はバトルよ!」
アーケオス「ええ〜!?その流れおかしくない!?つか疲れてるから休ませて……」
エアームド「ポケモンたる者、いくら上手に泳げたってバトルができなきゃ意味ないの!行くわよ!」
アーケオス「今日はいつになく強引だぁ……」
エンペルト「ア、アーケオスさん……」
ポリゴン(いつものエアームドさんに戻りましたネ)
271 :
名無しさん、君に決めた!:2011/09/06(火) 08:10:24.55 ID:fkIPAOqq0
ポリゴンは鳥じゃないだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
このスレ面白い
274 :
名無しさん、君に決めた!:2011/09/08(木) 23:19:23.10 ID:aHLOEsQk0
あげるおん
275 :
名無しさん、君に決めた!:2011/09/09(金) 02:59:25.88 ID:qTndLf//0
エアームドさん最高だ!
スレタイの台詞はいつになったら出てくるんだろう
277 :
忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/09/14(水) 18:49:07.41 ID:YJpL7xc30
ホッシュホッシュ
で、ポケモンノベルって所があるんだがそこに載せていいって奴は挙手
9・21まで
エアームドさんの嫉妬、かわいいなぁもうw
アーケオスってタイプ的には確かに泳げなさそうだけど、始祖鳥なんだし訓練すれば割となんでもできそうな気はしますなぁ
ポケモンノベルってのは読んで字のごとく小説のサイトなのかな?
ここのこれって確かに創作っちゃ創作だけど、小説とはちょいと違うような……。それとも改変して載せたりするの?
なんにせよ、書いてくれた人のことを思うとどうにも。賛成とも反対ともいえないかな
>>277が小説主本人なら全然
そうじゃない1ROMなら、同じ1ROMかつ書き手の一人として反対(この板じゃないけど)
転載されるって、事前に申告があったとしても、書き手からすると嫌なものだよ
小説主さんが構わないなら勿論その意見に同調するが
あげ
主とか挙手とかニコ厨の巣窟すなあ
すぐニコ厨ニコ厨と言いたがる奴は頭がおかしい
ポケモン板のSSスレはいつもこうやって荒れて消えていくよなぁ
283 :
277:2011/09/28(水) 21:44:15.16 ID:???0
エンペルト「ただいま帰りました」
アーケオス「いや〜、今日も疲れたね〜」
エアームド「お帰り。今日もプールに行って来たの?」
エンぺルト「ええ、まあ……」
エアームド「ふ〜ん、もう10月だってのに元気なものね。
それで、アーケオス君は泳ぎ上手くなったの?」
アーケオス「まあね! 自慢じゃないけど5メートルは泳げるようになったよ!」
エアームド「本当に自慢じゃないわね……」
アーケオス「な、なんだよ!これでもここまで上達するのにどれだけ苦労したか……」
エアームド「はいはい凄い凄い。これで満足?」
アーケオス「ちぇっ、なんだよ……まあいいや少し疲れたから僕部屋で休んでくるね」
エアームド「まったく……胸張るなら息継ぎ位出来るようになってからしろって感じよね」
エンぺルト「でもアーケオスさんも毎日凄く頑張ってますよ。
息継ぎだって何時かきっと出来るようになりますよ」
エアームド「分かってるって。あ〜あ、エンぺルトちゃんが羨ましいな〜。
あたしだってプールに遊びに行きたいのに、こんな身体じゃ水に浮きもしないんだから……」
エンぺルト「で、でもエアームドさんは空を飛べるじゃないですか。
私からしたらそれが凄く羨ましいです……」
エアームド「ははは、そうね。いっそお互いの身体を交換できたら丁度いいのにね」
エンぺルト「ふふふ、そうですね」
エアームド「あっ、もうこんな時間だ。今日はポケスロンの生放送があるんだった
そんじゃ私はこれでお暇するから。バイバーイ!」
エンぺルト「あ、はい……さようなら……
……私はお風呂にでも入ってこようかな……」
ポリゴン「ほゥ、成程成程……」
〜次の日〜
アーケオス「う〜ん、いい天気だな!
今日もエンぺルトちゃんを誘ってプールに行こうっと♪」
?????「きゃああああああ!!!!」
アーケオス「い、今のはエンぺルトちゃんの声!? 一体何があったんだ!?」
アーケオス「エンぺルトちゃん! 大丈夫!?」ガチャ!
エアームド「あ……アーケオスさん……」
アーケオス「……ってな〜んだ、エアームドさんか。
朝から変な声出してどうしたの? 君らしくも無い……」
エアームド「ち、違うんです! エンぺルトは私です!!」
アーケオス「へ……?」
エアームド「朝、目が覚めたら何故かエアームドさんの身体になってて……それで私……」
アーケオス「ちょ、ちょっと待って。それって入れ替わったって事!? そんな事ある訳が……」
エンぺルト「あるのよね。これが……」
アーケオス「ひやぁっ! エ、エンぺルトちゃん……じゃなくてエアームドさん!?」
エンぺルト「夢だと思いたいけど、どうやら現実みたい。
あたし達、身体がそっくりそのまま入れ替わっちゃったのよ」
アーケオス「そ、そんな馬鹿な……こんな事出来るポケモンなんてここには……(ハッ!)
ね、ねぇ二人とも! 寝る前に何か変な物飲んだりしなかった!?」
エアームド「う〜ん……あ! そういえば寝る前にポリゴンさんからモーモーミルクを頂きました」
エンぺルト「あ、それあたしも! なんでもよく眠れるとか言ってさ!」
アーケオス「やっぱりあいつの仕業か! ポリゴン! 何処だ!? 出てこーい!!」
ポリゴン「はい何でしょうカ」
アーケオス「ポリゴン! 君って奴は何て事してくれたんだ!
清楚で可憐なエンぺルトちゃんとガサツで乱暴なエアームドさんを入れ替えるなんて冗談にも程が……」
エンぺルト「……」(シャキーン)
アーケオス「あ、いや…今のは冗談です……はい……
と、とにかく! どうして二人を入れ替えたりしたんだい!? 困るじゃないか!!」
ポリゴン「いえいエ、お二人がお互いを羨ましがっていたので、
特別に身体が入れ替わる薬を調合しただけですヨ。
これで二人はとってもはっぴー。私とても嬉しイ」
アーケオス「ちっともハッピーじゃなーい!! 今すぐ元に戻す薬を作るんだ! さもないと……」
エアームド「まあまあ、アーケオスさん。そう怒らないであげて下さい」
エンぺルト「そそっ、むしろあたし達ポリゴン君に感謝してるんだから!」
アーケオス「へ……?」
エンぺルト「いや〜、実はあたし一度でいいから思いっきり水中を泳ぎまわってみたかったのよね〜♪」
エアームド「私も一度でいいから皆さんみたいに大空を飛びまわってみたかったんです……」
エンぺルト「だからさ、折角だから暫くこの身体のままでいようかなって思ってさ! ねっ、エンぺルトちゃん!」
エアームド「はいっ!」
アーケオス「ええ〜〜っ!?」
エンぺルト「こんな体験滅多に出来ないんだから、すぐに元に戻るなんて勿体ないじゃない! ねっ、いいでしょ?」
アーケオス「ま、まあ二人がいいって言うのなら僕は構わないけど……」
エンぺルト「決まりね! あっ、そうだアーケオス君」
アーケオス「何?」
エンぺルト「プール行こっ♪」
アーケオス「ええっ!? そ、そんなエアームドさんと一緒になんて……」
エンぺルト「遠慮しなくていいから♪ さあエアームドお姉さんがたっぷり泳ぎを教えてあげるわ!」
アーケオス「ちょ、ま、待って……うわーっ!!」
エアームド「……私はお空の散飛にでも行きましょうか。
散飛……ふふっ、夢みたい♪」
ポリゴン「オウ、お二人とも大喜ビ……私とても嬉しイ……」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エンぺルト「さあ! プールに着いたわね!
今日はエンぺルトちゃんに代わってあたしがみっちり教えてあげるから♪」
アーケオス「はぁ……なんだってこんな事に……」
エンぺルト「きゃあ! 見て見て! あたしこんなに泳げるよ! 凄いでしょ凄いでしょ!」
アーケオス「はいはい凄い凄い……」
エンぺルト「何よ! そのやる気の無い返事は! さあ次はアーケオス君よ!
あたしが指導してあげるんだから光栄に思いなさい!!」
アーケオス「はいはい……はぁ、折角の休みなのにエアームドさんと一緒だなんて……」
エンぺルト「ほら! ボケっとしてないで特訓特訓! あたしが見てあげるからキリキリ泳ぎなさい!!」
アーケオス「は〜い……」バシャバシャ……
エンぺルト「コラーッ! ちっとも腰が入ってな〜い!!」バチ―ン!
アーケオス「みぎゃああああああ!!!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜一方〜〜〜〜〜
エアームド「ああ、私飛んでる……何だか夢みたい……
ふふっ、次は何処に行こうかな〜♪」
オニドリル「やいやい鋼鉄女! 今日こそこてんぱんにしてやる!」
メタング「カクゴシロ!!」
エアームド「へ? あ、あの……その……」
オニドリル「問答無用! ドリルくちばし!!」
メタング「シネンノズツキ!!」
エアームド「きゃ…きゃああああ!!!」(ヒューッ
オニドリル「……あり? なんかあっさり当っちまったぞ?」
メタング「イツモノ オジョウナラ アレクライ カルクヨケルノニ……」
オニドリル「と、とにかく何か心配だ! 様子を見に行こうぜ!」
メタング「オウ!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エアームド「う…う〜ん……」
オニドリル「おっ、気がついたみたいだな」
エアームド「きゃあ!!」
オニドリル「おいおい、何だよその乙女みたいな反応は」
メタング「イツモノ ゲンキハ ドウシタンダ?」
エアームド「そ、その……ごめんなさい! 私……初めての空だから浮かれていて……」
オニドリル「あ、いや……別に謝る事はねぇよ」
メタング「ソウソウ シカケテキタノハ コッチダシナ」
オニドリル「ほら、怪我はねぇか? まったく、あんな攻撃くらうなんてお前らしくもない……」
エアームド「あ、大丈夫です……どうもすいません……」
オニドリル(ひそひそ……)「なあ、なんか今日のエアームド、おかしくないか?」
メタング(ひそひそ……)「アア ミョウニ オトナシイ……」
エアームド「あの……どうかされたのですか?」
オニドリル「あ、いや、なんでもねぇよ」
エアームド「そうですか……」
オニドリル「……」
エアームド「……」
オニドリル「あ、あのよ!」
エアームド「はい?」
オニドリル「その……いきなり攻撃して……悪かったな……」
エアームド「い、いえ! 私もボーッとしてたからいけなかったんですよ!」
オニドリル「そ、そんな事ねぇって!」
メタング「ソウソウ! ワルイノハ オレタチダッテ!!」
エアームド「い、いえっ! そんな事……」
オニドリル「あ゛〜! もうキリがねぇ!! ほらっ!!」
エアームド「え?」
オニドリル「……オ、オボンの実だよ……
……傷、残るといけねぇから……」
エアームド「あ、ありがとうございます!
……その……優しいのですね」にこっ
オニドリル「――ッ!!」
エアームド「あっ、もうこんな時間だ。そろそろバードタワーに戻らないと……
オボンの実、どうもありがとうございました」
オニドリル「あ、ああ……気を付けて帰れよ……」
エアームド「はい、それでは……」
オニドリル「……なんか、今日のエアームド……凄く良かったな……」
メタング「アア……ドキドキシタ……」(セイベツナイケド…
オニドリル「今まで喧嘩仲間としてしか見てなかったけど……
あいつ、あれでも結構可愛い所あるんだな……」
メタング「アア……」
オニドリル「俺……今度告ってみようかな……」
メタング「ナ ナンダッテー!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エアームド「ふぅ……やっとバードタワーですね。今日は沢山飛んだから疲れました……」
エンぺルト「あ! エンぺルトちゃんだ! お〜い!!」
エアームド「あ……エアームドさんにアーケオスさん……」
エンぺルト「ねぇねぇどうだった? 空の旅は? 楽しかったでしょ?」
エアームド「あ、はい! 凄く楽しかったです! エアームドさんは?」
エンぺルト「もう最高! 暫くこのままでもいいかな〜なんてね♪」
エアームド「ふふふ……あれ? アーケオスさん、妙にぐったりしているようですが……」
エンぺルト「ああ、ちょっとエキサイトし過ぎてね。ははは……」
アーケオス「」
エアームド(アーケオスさんは大変だったみたいですね……)
エンぺルト「ねぇねぇ、それよりそろそろ家に入ろ? あたしもうお腹ペコペコ!」
エアームド「そうですね。私も今日は疲れましたし早く……」
ガチャッ!
オオスバメ「アタイは……アタイは……もうお終いだあああああ!!!」
バシャーモ「バシャーモさぁ〜ん! 折角お互いの身体になれたんですからもっと愛を語り合いましょうよぉ〜〜〜!」
エンぺルト「……今の、バシャーモちゃんとオオスバメ君……?」
エアームド「は、はい……ですが何か様子がおかしかったような……」
エンぺルト「ま、まさか……」
ガチャッ!
ウォーグル「おお! エンぺルト殿にエアームド殿! ちょうどいい所に!!」
エンぺルト「そ、その喋り方……ひょっとしてカモネギ君!?」
ウォーグル「さよう! ポリゴン殿に貰った薬を飲んだらこの様な事に!!」
カモネギ「バシャーモちゃんはショックで飛び出しちゃうし、もう大混乱だよ!!」
ウォーグル「この身体では愛刀も上手く使いこなせぬ!
ああ、拙者はこの先一体どうやって生きていけば――!!」
ムクホーク「あたしぁ、別に構わないけどね。
ふふっ、この若々しい身体……十年前に戻ったみたいだよ♪」
バルジーナ「(ズズズ……)おや? 少し塩が効きすぎましたか……慣れない身体だと味覚も慣れないみたいですね……
エンぺルトさんにエアームドさん、お帰りなさいませ。夕飯はもう少しお待ちを……」
エアームド「こ、これは一体……」
ポリゴン「オヤ、お二人ともお帰りになられたのですカ。
どうです? 新しい身体ハ? はっぴーでしょ?」
エンぺルト「そ、そりゃ良かったけど……ポリゴン君、これどういう事!?」
ポリゴン「お二人がとても喜ばれていたみたいなのデ、皆さんの身体もとっかえっこしましタ。
これでみんなはっぴー。私とても嬉しイ」
エンぺルト「ハッピーじゃ……な〜〜〜いっっ!!!」
―その後数日、バードタワーでは叫び声が絶えなかったとか―
乙
なよなよしたエアームドかわええ
性別無いけどに糞ワロタ
ば、バルジーナとムクホークは性別が反転してるから・・・その、あのww
>>294 あれ、ムクホークさんって女の子じゃなかったっけ
オオスバメ「あ、アーケオスさん!今ヒマですか?」
アーケオス「え?まあヒマっちゃヒマだけど……」
オオスバメ「じゃあちょっと俺と付き合って下さい!」
アーケオス「え、えええ!?」
オオスバメ「あ、そういう意味じゃないですよ。やだなぁアーケオスさん。俺はバシャーモさん一筋ですって!」
アーケオス「ああそう……(何か以前にもこんな事あったような……)それで何の用なの?」
オオスバメ「ちょっとラブレター書いたんで読んでくれません?」
アーケオス「……はい?」
オオスバメ「いやね、俺気がついたんです!
言葉で愛を伝えようとしてテンパっちゃうのなら、
文 字 で 愛 を 伝 え れ ば い い ん で す !!」
アーケオス「……まあそれもいいかもね」
オオスバメ「だからラブレター書いたんで、アーケオスさんに変な所がないかチェックしてもらおうと思いまして……」
アーケオス(ラブレターだなんてまた古典的だなぁ……)
オオスバメ「どうかしました?」
アーケオス「ああ、何でも無い。早く持って来て」(どうせ断ったら断ったでしつこいだろうし、さっさと読んで帰ってもらお……)
オオスバメ「あ、はい!!」
オオスバメ「てな訳で持って来ました。しっかりチェックお願いしますね!」
アーケオス「はいはい……」
オオスバメ「はい、これがそのラブレターです!(ズンッ!
全500ページ! 俺の気持ち全てを込めました!!
早速チェック……」
アーケオス「はいストップ」
オオスバメ「ええ!? 何でですか!?」
アーケオス「なんでって……常識的に考えてこんな長ったらしいラブレターなんて読むだけで疲れちゃうよ。
もっと簡潔に纏められないの?」
オオスバメ「で、でもバシャーモさんへの愛を纏めるなんて出来っこありません!!」
アーケオス「いや、そうは言っても……」
オオスバメ「このラブレター一文字一文字が俺の愛なんです!!
それを……それを纏めるだなんて……相手に失礼です!!」
アーケオス(う゛……こ、この目……
本気だ……本気で500ページ出さなきゃ失礼だと思ってる……)
オオスバメ「……」(ジッ
アーケオス「わ、分かった…分かったよ。それじゃあ言い方を変える……
あのね、ラブレターってのは何も自分の気持ち全部書かなくていいの」
オオスバメ「ええ!? そうなんですか!?」
アーケオス「う…うん、今自分が一番思っている気持ちだけを率直に書いてあげた方が
相手も喜んでくれると思うよ……多分……」
オオスバメ「成程! 自分の一番の気持ちをですね!!
分かりました! 早速書き直してきます! では!!」
アーケオス「あ、ちょっと!……行っちゃった。
まあこう言っておいた方がバシャーモさん的にもありがたいはずだよね」
アーケオス「(チラッ)……それにしても500ページだなんて、一体何を書いたらこんなに長くなるんだろ?
……ちょっと読んでみよ」
アーケオス「何々……『愛、それは宇宙』
うわっ、題名まで付けちゃってるよ。
ラブレターと言うより小説だなこりゃ……(パラッ)」
アーケオス「……」(パラパラ……
アーケオス「……」(パラパラパラ……
アーケオス「……え? ちょ、ちょっと待って……これ……」(パラッ
アーケオス「面白い……」
〜翌日〜
アーケオス(結局徹夜で全部読んでしまった……)
オオスバメ「あ! アーケオスさんおはようございます!」
アーケオス「あ、オオスバメ君おはよう……」
オオスバメ「昨日はどうもありがとうございました!
あれから頑張ってラブレター書き直しました!
今からバシャーモさんに渡しに行こうと思います!!」
アーケオス「そ、そう……頑張ってね」
オオスバメ「あ、そうそう。昨日慌ててアーケオスさんの部屋にラブレター置いて来ちゃったんで、後で回収しに……」
アーケオス「そ、その話なんだけどさ……」
オオスバメ「はい?」
アーケオス「続きないの? あれ……」
エアームド「いやいや、本当なんだって! アーケオス君がオオスバメ君からラブレター貰ってすっごく喜んでたんだから!!」
エンぺルト「そんな……アーケオスさんが……」
バルジーナ「ポケは見かけによらない物だねぇ」
ポリゴン「流石アッーケオスさん。私の見込んだ通りの方でス」
【またアーケオスに変な噂がたった】
〜エピローグ〜
オオスバメ「バババ、バシャーモさん! 俺からのラブレターです!!
よよよ読んで下さい!!」
バシャーモ「……」(パラッ
女 性
美じん
ことり
オオスバメ)
バシャーモ「……」(ビリビリ
オオスバメ「ああっ!」
ラブレターの中身クソワロタ
>>295 そ、そうだったか・・・!秀才ウォーグルくんと勘違いしてたっぽいなぁ。ごめんごめん
しかし思わず徹夜で読んでしまうラブレターって・・・
オオスバメにはストーリーテラーな素質があるのかwww
,z'='ゝ、__,ィ!
_ __,,.、/ミミミミミミヲ'__
、___,,ィイミミミ>‐'`'‐v':::::::::`:,'´``ヽミミミミミミミニ=-_,,.ィ!
ヽ,、____\ミミミミ>:::::< 'z::::::::;:ィ' ,i゙ミミミミミミミヾ砂炒′
ミッ、__\ミミミミミ`ミミ〉:::::::`:ッ.._,.ノ `ー^゙ `'ーー'ヾミミミミミミ三=ヌ彳ッ、
兮兌來W=ミミミミミミミ>‐-'゙´ ヾミミミミx自慰或゙´
,>安為益ミミミミミミ'! ,.,,.、,ィ i弌冦圦早ゞ''´
;=弌生理域圧ェェェッミ! _ゝォ;ェ、 ,姉欹ヽ、 ̄`゙`
`゙ヾ冬/変>'゙'y !::傚 s ゙恩てノ 1
/゙´ ,゙ 'つ汐′ ;一'l `~´ ,y′
,-'、、 ヽ_ノ ,ィr〈
,, -―==-! `゙ーャ、___、___,,.ィ<‐'´ 丿
/_ ヾ、_ ゙Yjor、o0゙´_/
'"´ ``‐、- _ `> r' ' !、 |
ヽ、 ! ヽ'´ ゝ゚.r'′/
`ー-ヘ ` ゙ー'′ ヽ
゙t'__ l
``ー ..,,__ く
`ー―‐′
妄想たくましいから恋愛小説が得意なのか、それとも元々物書きの素質があったのか・・・
305 :
名無しさん、君に決めた!:2011/11/05(土) 15:56:38.03 ID:3O1DxJPA0
ほ
なかなかの良スレ
ここってリレー小説形式?それとも1人が書いてる感じ?
失礼、1人じゃないって書いてあるね
最近この板あんまりSSスレないからこういうのいいな
アーケオス「う〜ん、雨か〜。今日は外にも出られないし暇だな〜。
何か面白い事でもないかな〜」
プルルルルルル!
アーケオス「あ、ライブキャスターが鳴ってる。誰からだろ?」
ピッ
アバゴーラ「よお、久しぶりだな」
アーケオス「あ!アバゴーラ久しぶり! 元気にしてた?」
アバゴーラ「まあボチボチだな。そっちはどうだ?」
アーケオス「元気元気! バードタワーにももう大分馴染んで来たよ!」
アバゴーラ「そうか。ならいいんだ。お前ってすぐ弱気になるからな。
新しい巣み家に馴染めるか心配してたんだよ」
アーケオス「も〜大丈夫だって! 相変わらず心配症なんだから!
ところでいきなり電話してきて何かあったの? それとも様子を聞きたかっただけ?」
アバゴーラ「いや、今週の日曜日の話だが、もし良かったら一緒に行こうと思ってな」
アーケオス「今週の日曜日? なんかあったっけ?」
アバゴーラ「お前……やっぱり忘れていたのか」
アーケオス「えっ、いや、ははは……なんだったっけ?」
アバゴーラ「同窓会だよ。今週の日曜日に化石組の奴らで集まろうって話だよ。
案内来てただろ?」
アーケオス「あ、そういえば……」
アバゴーラ「まったく、相変わらずだな」
アーケオス「いや〜ごめんごめん。
それにしても化石組か〜懐かしい響きだよね。確か中学の時だったっけ?」
アバゴーラ「ああ、あいつらとは特別仲が良かったからな。
みんなからは『化石組』って呼ばれていたな」
アーケオス「あはは、そうそう。クラスの違う子もいたのにね」
アバゴーラ「とにかく、今週の日曜日予定空けておけよ。
お前の事だからどうせ集合場所とかも忘れてるんだろ?
俺が迎えに行ってやるよ」
アーケオス「えっ、あ、うん。ありがとう。
……日曜日か」
アバゴーラ「どうかしたのか?」
アーケオス「う…ううん、何でも無い。日曜日だね。分かったよ」
アバゴーラ「6時頃にそっちに行くから。それまでに準備しておけよ。じゃあな」プツッ
アーケオス「ふぅ〜、危ない危ないすっかり忘れていたや。アバゴーラには感謝しないと……」
アーケオス「それにしても同窓会か〜。
高校で離れてから、みんなには殆ど会ってないからな〜。楽しみだな〜♪」
……とまあそれはいいんだけど」
アーケオス「日曜日か……確かその日ってエアームドさんとバトルフロンティアに行く約束してたんだよね……
う〜…どうしよう……エアームドさん楽しみにしてたから断ったらきっと物凄く怒るだろうなぁ……
もしかしたら全身の羽毛刈り取られちゃったりして……ブルブル」
エアームド「アンタあたしの事なんだと思っているのよ」
アーケオス「ひやっ!! エ、エアームドさん何時の間に!?」
エアームド「ついさっき。アンタの話し声ってでかいからドアの外にまで聞こえてくるのよ」
アーケオス「そ、そう……ひょっとしてさっきの話も聞こえた?」
エアームド「聞こえたわよ。同窓会でしょ?
あたしとバトルフロンティアに行く日と同じ日に」
アーケオス「ご、ごめん! みんなとは久しぶりに会うんだ!! だから……」
エアームド「行っていいわよ」
アーケオス「へ?」
エアームド「行って来なさいよ。折角の同窓会なんだから欠席する訳にもいかないでしょ。
あたしは別の子と行く事にするから」
アーケオス「本当? あ、ありがとう……」
エアームド「別にいいわよ。そんじゃあたしはもう部屋に戻るから。
アンタも折角行くんだから当日遅刻とかしないように気をつけなさいよ。じゃあね」
バタン
アーケオス「……なんか思ってたよりあっさり許してくれたな。
てっきりもっと怒るかと思ったのに……
まっ、いっか。エアームドさんの許しも出た事だし、これで安心して同窓会に行けるよ。
いや〜ホント楽しみだな〜♪」
エアームド「……」
〜〜そして当日〜〜
アーケオス「それじゃあ行って来るから! ムクホークさん、今日の夕飯はいらないから宜しくね」
ムクホーク「分かりました。楽しんで来て下さいね」
バルジーナ「あんまり羽目外し過ぎるんじゃないよ」
オオスバメ「アーケオスさん! お土産宜しくお願いしますね!」
ウォーグル「オオスバメ君、別に旅行に行く訳じゃないんだから……」
カモネギ「アーケオス殿がいない間、ここの守りは拙者が引き受けた! 安心して行って来られよっ!!」
アーケオス「ははは、ありがとう。
それじゃあ行って来るから。アバゴーラ行こっ!」
アバゴーラ「ああ」
ウォーグル「同窓会か〜。僕も昔の友達に会いたくなって来たな〜」
ポリゴン「私もでス。ロトムやコイル……あの方々と電脳空間でえきさいとしてた時代が懐かしイ……」
ウォーグル「エ、エキサイトって……何してたの?」
ポリゴン「それは秘密でス」
バルジーナ「あれ? そういえばエアームドちゃんはどうしたんだい?」
エンぺルト「エアームドさんならバシャーモさんと一緒にバトルフロンティアに出掛けましたよ」
バルジーナ「ふ〜ん、あの子ってホントバトルが好きだねぇ」
エンぺルト「そうですね。でも……」
バルジーナ「でも……?」
エンぺルト「心なしかエアームドさん、凄く機嫌が悪かったような……」
バルジーナ「ありゃりゃ、こりゃまたどうしてだい?」
エンぺルト「さあ……」
アーケオス「いや〜もう少しでみんなに会えるんだね! なんだかワクワクして来たよ♪」
アバゴーラ「楽しみなのはいいが、あんまりはしゃぎ過ぎるなよ。
面倒見るのはこっちなんだからな」
アーケオス「分かってるって!へへへ……」
アバゴーラ「まったく……」
―続く―
新作きてた!乙!
アーケオス「え〜と、待ち合わせ場所はここで良かったよね?」
アバゴーラ「ああ、どうやら俺達が一番乗りみたいだな」
アーケオス「少し早すぎたかもね。あ〜みんなまだかな〜。早く会いたいよ」ソワソワ…
アバゴーラ「あんまりソワソワするな。見てるこっちが恥ずかしい」
アーケオス「そうは言ってもさぁ……」
???「あはは、アー君ってば相変わらずだねっ!」
アーケオス「!? だ、誰? 何処にいるの?」
???「うえうえっ! 君達の上だよ!」
アーケオス「上…? あ! 君はプテラちゃん!?」
プテラ「あったり〜♪ 良かった〜、ちゃんと覚えててくれたんだ」
アーケオス「当たり前だよ。プテラちゃんこそよく僕達の事分かったね。
進化して姿も変わったのに」
プテラ「と〜ぜん! 特にアー君は恐竜仲間なんだから忘れるはずがないよ!」
アーケオス「むっ、ぼ…僕は鳥だって言ってるでしょ!!」
プテラ「あはは、その反応も懐かしい〜」
?????「おっ、いたいた。お〜い!!」
?????「みなさんお久しぶりです!!」
アーケオス「あ、その声はリリーラちゃんと……え〜と」
アバゴーラ「アノプスじゃないか?」
アーケオス「そうそうアノプス君! いや〜びっくりしたよ。
二人とも随分大きくなったね!」
アーマルド「まあな! お前こそ随分立派に進化したじゃないか。
空は飛べるようになったか?」
アーケオス「ふふん、とうぜん!」
アーマルド「おっ、そりゃ良かった。長年の夢が叶ったじゃないか。
アバゴーラの奴も元気そうだな」
アバゴーラ「まあな」
「「お〜い!!」」
アーケオス「あっ、また誰か来たみたい」
アーマルド「う〜ん、あの容姿はきっと……」
〜数分後〜
アーマルド「よし、これで全員集まったな」
アーケオス「あれ? ズガイドス君の姿が見当たらないんだけど……」
アーケオス「ああ、あいつは道に迷って遅れるらしい。
直進しか出来ない癖は相変わらずみたいだ……」
アーケオス「そ、そう……」
アーマルド「まあ、奴は後で来るとして、
俺達は一足早く店の方に行っておこう。いい店知ってるんだ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(ガヤガヤ……)
ユレイドル「マルさん、こちらの準備はOKです」
アーマルド「おっ、分かった。
あ〜ゴホン! みんな、今日は来てくれてありがとう。
中学で別れて、俺達は別々の道に進んだが、こうしてまた再会出来た事を嬉しく思う。
今日と言うこの日を大切にして、俺達化石組の絆は何時までも……」
オムスター「前置きがなげーって! もっとすいすい始められねぇのか!」
プテラ「そうだそうだ〜!」
アーマルド「わ、分かってるって! コホン、それじゃあこうして再会できた事を祝って……かんぱ〜い!!」
一同「かんぱ〜い!!」
(ガヤガヤ……)
アーケオス「いや〜、それにしてもみんなホント見違えたよね。
始め誰だか分かんない子もいたよ」
プテラ「そうそう! 特にカブト君!!
ちょっと見ない間にすっごくカッコよくなっちゃって!」
カブトプス「ま、まあな……」
プテラ「おしいな〜。こんなにイケメンになるって分かってたら、
あの頃猛烈にアプローチかけてたのにさっ!」
カブトプス「おいおい、冗談はよしてくれよ……」
アバゴーラ「……久しぶりだな。どうだ? 最近は」
ジーランス「海が汚れて随分住み辛くなっちまったよ。
まあボチボチやってるよ」
トリデプス「俺の所も環境破壊が絶えないね。
まったく、上のお偉いさんは何考えているのやら……」
アバゴーラ「そうか……やな時代になったモンだな」
ジーランス「まったくだ」
プテラ「かた〜い!! 三匹とも相変わらずかったい話してるんだから!!
もっと楽しい話できないの!?」
ジーランス「おお、すまんすまん。久しぶりに会うとどうも辛気臭くなってな」
トリデプス「俺達は昔からこうだったな」
アバゴーラ「まっ、勘弁してくれや」
プテラ「もう! 身体だけじゃなく、頭まで硬くなってるんだからっ!」
アーマルド「ははは、でもみんな相変わらずでホッしたよ。おっと、いけね」
ユレイドル「もう、マルさんお料理がこぼれましたよ」
アーマルド「いや〜すまねぇすまねぇ」
ユレイドル「ほら、拭いてあげるからじっとして」
アーマルド「お、おい止めろよ恥ずかしい」
ユレイドル「いいからほら」
アーマルド「しかたねぇな……」
アーケオス「あれ? そういえば二人共そんなに仲良かったっけ?」
プテラ「そうそう、確かいっつも喧嘩ばかりしてたのに」
アーマルド「いや、実はだな……ユレイ、話していいよな?」
ユレイドル「ええ……」
アーマルド「実はな、俺達今…付き合ってるんだよ」
アーケオス、プテラ「「ええ〜〜っ!?」」
アーマルド「いやさ、俺達って高校も一緒だっただろ?
そしたらさ、なんか段々お互いの事がよ……」
ユレイドル「あの頃からじゃとても考えられませんよね。ふふふ」
プテラ「うわ〜、なにそれすっごくロマンチック!
いいないいな〜、あたしもそんな恋がした〜い!!」
ユレイドル「プテラちゃんは可愛いし、きっとすぐに理想の相手が見つかりますよ」
アーマルド「そうそう、そういやお前アーケンと仲良かったじゃん。
いっそ付き合ってみたらどうだ?」
アーケオス「ぶっ! ちょ、ちょっと何言ってるの!?」
プテラ「そうそう! アー君の事は確かに好きだけど
恋人にするにはちょっと頼りないからね〜」
アーケオス「う゛……そうはっきり言われるとちょっと傷付く……」
プテラ「あはは、ごめんごめん」
アーマルド「そういやアーケン、お前の方は最近どうなんだよ?
確かバードタワーってとこでルームシェアしてるんだろ?
可愛い子もいるんじゃないのか?」
アーケオス「いや〜、確かにそうなんだけど、結構気の強い子が多くてね。
特にエアームドって子がこれまた乱暴で……」
「ホント信じらんない! 今度あいつに『はがねのつばさ』叩きこんでやるんだから!!」
アーケオス「そうそう、こんな感じでいっつも……!?」
エアームド「折角誘ってあげたのにさ! ホントあいつって女の気持ちが分かってないわ!!」
バシャーモ「まあまあ、落ち着きなって」
エアームド「ひっく、きのみカクテル! おかわり!!」
アーケオス(ななな、なんでエアームドさんがここに!?(しかもかなり酔ってる)
もしかしてたまたま同じ店に入ったって事!?)
アーマルド「おい、どうかしたのか?」
アーケオス「ななな、なんでも無いようん!!」
アーマルド「その割には凄い汗だが……」
アーケオス「そ、そう? ちょ、ちょっと飲み過ぎたのかも!
そ、それよりさ……そろそろお店変えない?」
アーマルド「おいおい、何言ってるんだ。ついさっき来たばっかじゃないか。
それにズガイドスの奴がまだ来てないんだぞ?」
オムスター「すいすい行くのにも限度があるぜ!」
アーケオス「そ、そうだよね! ご、ごめん! 何だか酔っ払って来ちゃったみたい! ちょっと夜風に当たって来るね!!」
アーマルド「……なんだあいつ? 急にどうしたんだ?」
プテラ「きっと色々多感な年頃なんだよ〜。放っておいてあげようよ〜?」
アーマルド「いや、同い年だろ俺ら……」
―続く―
〜店の外〜
アーケオス(うぅ〜……さ、最悪だ〜。よりにもよってエアームドさんがここにいるなんて……
しかもあんな状態だし、もし見つかったら色々面倒な事になりそうだ……一体どうすれば……)
アーケオス(い、いや待てよ。今は同窓会の場じゃないか。
よしんばバレたとしても、エアームドさんも僕にからみ辛いはずだ……
何喰わぬ顔でみんなと話していれば、やり過ごせるかもしれない……
そうさ、きっと大丈夫……平常心平常心……)
アーケオス「いや〜、みんなお待たせ! すっかり気分も良くなったよ! 気を取り直してさいかi」
エアームド「ハロー♪」
アーケオス(ズデッ!)「ななな、なんで君がこの席にいるのさ!?」
アーマルド「いや〜、お前さっきエアームドって子の名前出したじゃん?
そしたら丁度この子もお前の事話しててさ。
もしやと思って声かけてみたら、案の定知り合いだったって訳だよ」
アーケオス(し、しまった〜〜! 安易に名前だすんじゃなかった!)
エアームド「ひっく、ほら、何ボケッとしてるのよ。座りなさいよ」
アーケオス「は、はい……」
バシャーモ「しかしいいのかい? 折角の同窓会なのに関係ないアタイらまで参加させてもらって……」
アーマルド「ははは、いいさ。ここで会ったのも何かの縁さ。なっ、いいだろみんな?」
プテラ「あたしはいいよ〜。アー君の話とか聞きたいし♪」
カブトプス「……俺も構わないぜ」
オムスター「可愛い子は大歓迎だぜ!」
エアームド「やだ〜、可愛いだなんてそんな〜」
アーケオス「お世辞だって……」(ボソッ
エアームド「あ〜ら、何か言ったかしら? アーケオス君?」
アーケオス「な、なんでもないです」
アーマルド「それじゃあ気を取り直して、同窓会の方再開するか!」
一同「おーっ!!」
アーマルド(それにしても、ズガイドスの奴遅いな……電話にも出ないし何やってるんだ?)
エアームド「ほら〜! 何してるのよ! あたしの酒が飲めないっていうの!? ひっく!!」
アーケオス「ちょ、ちょっとエアームドさん……飲みすぎ……」
エアームド「うるさ〜い! つべこべ言ってると『はがねのつばさ』ぶちかますわよ!?」
プテラ「そうそう! アー君雄でしょ!? 根性みせなさ〜い!!」
アーケオス「うぅ、無茶苦茶だ……」
アーマルド「……あいつ、相変わらずあの手の子に振り回されてるんだな……」
ユレイドル「学生の頃はプテラちゃんに随分振り回されてたしね……」
アーマルド「ひょっとすると、あれがあいつの特性なのかもな……」
ユレイドル「大変ね……」
エアームド「ひっく、酒が足りないわ! アーケオス君! 持ってきなさ〜い!」
プテラ「こっちも無いよ〜! 早く持ってこ〜い!!」
アーケオス「ひいぃぃっ!!」
エアームド「たらいま〜!」(ズデ―ン!
ウォーグル「ただいま……ってエアームドさん! 一体どうしたの!?」
バシャーモ「ちょっと色々あってね……アバゴーラだったっけ? そっちは大丈夫?」
アバゴーラ「まあなんとかな」
アーケオス「うへへ〜……もう飲めないよ〜……」
ウォーグル「まったくアーケオス君まで……ちょっと奥から水取って来るね」
アバゴーラ「やれやれ、ようやく一安心だな」
バシャーモ「しかし悪いね〜。わざわざ家まで送ってくれてさ」
アバゴーラ「気にすんな。こいつとは昔からの仲だしな。
それに……ちょっとホッとした。こいつもこいつで上手くやってるんだってな」
バシャーモ「まあね。まだ一緒に暮らして一年も経ってないけど、
みんなこいつの事は気に入っているよ。勿論アタイもね」
アバゴーラ「そうか……こいつの事、これからも宜しく頼むよ。
さて、それじゃあ俺は帰るとするか」
バシャーモ「いいのかい? 今日はもう遅いし、よかったら泊って行きなよ」
アバゴーラ「そこまで世話になる訳にはいかねぇよ。
それに、ポケの多い所はちょっと苦手でな」
バシャーモ「そうかい。気を付けて帰りなよ」
アバゴーラ「ああ、それじゃあな」
バシャーモ「……アーケオス、あんたもいい友達持ったねぇ」
アーケオス「う〜ん……もう飲めないよぉ……」
〜その頃〜
(ズシーン!)
ラムパルド「いよっしゃ! ようやく辿りついたぜ!
都会の道はグニャグニャ曲がってて分かりにくいったらありゃしねぇ!
お陰で携帯は落とすし散々だったぜガハハ!
……あり? みんなは何処だ!?」
〜本日の営業は終了致しました〜
ラムパルド「おいおいおいおい!! しかも店閉まってるじゃんか!!
どういう事よ!? これ一体どういう事よ!!??」
住民「お巡りさんこっちです! 建物を破壊して回る怪しいポケモンは!!」
ラムパルド「はあ? なんだそれ!?
ひょっとして俺の事!? それってひょっとして俺の事!!??」
ガ―ディ「君、ちょっと署まで来てもらおうか」
ラムパルド「え!? ちょ、おまっ!
どういう事よ!? これ一体どういう事よ!!??」
翌日、化石組は新聞のニュース欄でズガイドスと再会する事となった……
いくら鈍足だからって・・・(´;ω;`)ラムパルドカワイソス
プテラからはアー君って呼ばれてたのかー
これは恋敵フラグ・・・?!
保守 何人くらい見てんだろここ
みてるぜ!!
定期的に見てはいるんだよね
見てるぜ
ゆっくりと更新待ってるぜ
俺は保守する新参
空気読まないで書いてもいいんだっけか
>>330 むしろ今の空気だからこそ書いて欲しい。
期待してるぜw
誰でもウェルカムって感じなの!
じゃあノリで書くわ
アーケオス「ふああ…よく寝た……うっぷおえっ……しまった二日酔いしてしまった……」
ポリゴン「おはようございまス」
アーケオス「おは……何でいるの?」
ポリゴン「やっぱりアなたのPCガ一番入りやすイので」
アーケオス「やめたげてよお」
ポリゴン「まあ落ち着いてくださイ。
新しいPCを買ったのでもうあなタのPCにはこなイので」
アーケオス「そりゃ良かっ……バケツか洗面器持ってきてくんない?」
ポリゴン「エアームドさんガ使ってますのでバケツなんか知りませン」
アーケオス「えー………
もういいや、この部屋は♪▼◎◆まみれでも……
ポケモン諦める事も大事だ…」
ポリゴン「そこで新しい薬を作ったんでスけどネ、飲みます?」
アーケオス「部屋が♪▼◎◆まみれになるよりはいいや、飲むよ」
勝手に続き書くよ。いいよね?
アーケオス「……それで、今回は何の薬なの?」
ポリゴン「オウ、随分潔くなりましたネ。とても素晴らしイ」
アーケオス「まあなんだかんだで慣れたしね……
で、何の薬のなの?今の流れ的にやっぱり二日酔いに効く薬?」
ポリゴン「イエース。体内のアルコール分を除去出来る真にすばらし〜い……オヤ?」
アーケオス「どうしたの?」
ポリゴン「ジーザス、申し訳ありませン。うっかり別の薬を持って来てしまいましタ」
アーケオス「……毎回思うんだけど、君ってひょっとしてわざとやってない?」
ポリゴン「ノンノン。そんな事ちっともありませーン。私の科学は絶対デ―ス」
アーケオス「もはやつっこむ気すら起きないよ……
それより、なんだか急に眠気が襲って来たんだけど……」
ポリゴン「それはそうでしょうネ。今回渡した薬はそういう効力もございますかラ」
アーケオス「そう……じゃあ……みんなには宜しく言っておいてね……」
ポリゴン「オウ、聞き訳も随分良くなりましたネ。私とてもうれしーイ」
アーケオス「僕は……ちっともうれしくない……zzz……」
ポリゴン「……おやすみなさいまセ」
数時間後…
「ふわぁ〜あ、よく寝た……」
ポリゴン「おはようございまス」
「うんお早う、僕どれ位寝てた?」
ポリゴン「ざっと二、三時間って所ですネ」
「あれ?意外と短いね。てっきり三日位は寝込んじゃう覚悟だったんだけど……」
ポリゴン「それはそうでしょウ。今回渡した薬はそちらがめいんではございませんかラ」
「そうなんだ……ところで、なんだかここ僕の部屋じゃないみたいだけど……」
ポリゴン「それも必然。今回の薬はそういう効果ですかラ」
「ひょっとして寝てる間に勝手に身体が動いちゃうとかそういう薬?」
ポリゴン「ノンノン、違いまース」
「じゃあ寝てる間にテレポートが使えるようになるとか?それとも飲んだら異世界に飛ぶとかそういうの?」
ポリゴン「そんなとんでも現象起こる訳ないじゃないですカ!私の薬をなんだと思ってるのでス!!」
「いや、そこでキレられても困るんだけど……」
ポリゴン「オウ、ソーリー。ところで、そろそろご自分のお身体の変化に気付きませんカ?」
「ん?そ、そういえば妙にこの身体見覚えがあるって言うか何時もこの身体で色々酷い目に合わされているような……」
ポリゴン「イエス。おはようございまス。“エアームドさん”」
エアームド「う、うわああああっっ!!や、やっぱりだーーっっ!!ぼ、僕の身体がエアームドさんになってるーーっ!!」
ポリゴン「イエス、オフコース」
エアームド「オスコースじゃなーい!!これってあれでしょ!?この間使った身体を入れ替える薬でしょ!?」
ポリゴン「ザッツライト。うっかり二日酔いの薬と間違えてしまいましタ。いや〜色が似てるんですよねこレ」
エアームド「そんな事はどうでもいいから!って言うかなんでエアームドさんにも飲ませてるのさっ!!」
ポリゴン「彼女も二日酔いで苦しんでいましたから、貴方に差し上げる前にうっかり……
いやはや、偶然と私のうっかりが招いた偶然の産物ですねこれハ。HAHAHA」
エアームド「き、君って奴は〜〜!!」
ポリゴン「まあまあ何時ものことですから大目に見て下さいヨ」
エアームド「大目に見れるか〜〜!!
ああ、どうしよう……こんな事になったらまたエアームドさん怒るだろうなぁ……憂さ晴らしにバトルでもされたら……ブルブル」
ポリゴン「果たしてそうでしょうカ?」
エアームド「え?」
ポリゴン「今、貴方の身体はエアームドさんの物なのですヨ?
何時もはコテンパンにやられますけど、身体が入れ替わった今なラ……」
エアームド「そ、そうか!特性も能力も入れ替わってるから僕でも勝てる!
よ〜し、これはチャンスだ!今まで散々やられた僕の気持ち!エアームドさんにも思い知らせてやる!!」
ポリゴン「オウ、元気が出て来ましてネ」
エアームド「それじゃあ僕、エアームドさんの所に行って来るから!後は宜しくね!!」
ポリゴン「オーケーオーケー。任せなさーイ」
エアームド「よ〜し、日頃の恨み!今こそ晴らしてやるぞ〜〜!!」
バサバサバサバサ
ポリゴン「オウ、アーケオスさん大喜ビ。私とても嬉しイ」
エアームド「う〜ん、僕の部屋にはいなかったな。一体何処に行ったんだろ?」
ムクホーク「おや、エアームドさんこんにちは」
エアームド「あっ、ムクホークさん。こんにちは」
ムクホーク「随分あわただしいようですが何かお探しでしょうか?」
エアームド「うん、あのさ、エアームド……じゃなかった、アーケオス君知らない?」
ムクホーク「アーケオスさんですか?先ほど夕飯の買い出しに出られましたが……」
エアームド「そうなんだ……ちぇっ、上手く逃げられちゃったなぁ……」
ムクホーク「どうかしましたか?」
エアームド「な、なんでも無いよ!それじゃあ僕はこれで!」
ムクホーク「僕?はて、何やら様子がおかしいようですが……
まあ良いでしょう。それより今夜の夕飯は何にしましょうか……」
エアームド「う〜ん、いないなぁ。夕飯の買い出しならこの辺りを通ってるはずなんだけど……」
エアームド「……なんだか、勢いで飛び出しちゃったけど、よく考えたら復讐なんて止めといた方がいいのかなぁ……」
エアームド「攻撃されたら痛いだろうし、そもそも相手は一応女の子だし……」
エアームド「幾ら普段酷い目に合ってるとはいえ、僕って雄として最低の事しようとしてる気がする……」
エアームド「あ〜もうやめたやめた!復讐なんて馬鹿馬鹿しい!!
さっさとバードタワーに戻ろっと!!」
?????「お、おい!!」
エアームド「へ……?」
オニドリル「ひ、久しぶりだなエアームド……ちょ、ちょっと面貸せよ……」
エアームド「え?いや、僕はあーけおs」
オニドリル「いいから来い!だだだ、大事な話があるんだよ!!」
エアームド「ちょ、ちょっと!うわーっ!!」
メタング「ガンバレ オニドリル! オマエノオトコノイキザマ!
コノオレガ シカトミトドケテヤル!!」(セイベツナイケドナ!
続く
新作乙!
エアームドさん・・・アーケオスの身体で何か変なことやってるわけじゃないよな・・・?
乙
とりあえず続き書くよ
アーケオス「あーもーなんでアーケオス君の体になる訳よ……」
ポリゴン「いや、だから色が似てたのでつイ…」
アーケオス「冗談じゃないわ!やってらんないわよ!早く戻して!」
ポリゴン「だかラ数時間経てば治りまスので待っテくだサい」
アーケオス「はぁ〜あーもー!」
アーケオスのつばさでうつ!▽
ポリゴン「イタい!」
アーケオスのつばさでうつ!▽
アーケオスの(ry
ア(ry
ポリゴン「イタい!あ、そうだ」
ポリゴンのサイケこうせん!▽
アーケオス「きゃぁぁっ……やめてよ……」
ポリゴン「特性は弱気になってマシたからこうすれバよかったんでスね。すいませんエアームドさン」
オニドリル「この辺でいいな……」
エアームド(うぅ……勢いに乗せられて連れて来られちゃった……)
オニドリル「ほら、ここ座れよ。大事な話があるんだ」
エアームド「う、うん……」
エアームド(う〜……なんだかとても不味い状況になって来た気がする……
いっそ本当の事話した方がいいのかな? でも、入れ替わったなんて言って信じて貰えるかな……)
オニドリル「……なあエアームド、覚えているか?」
エアームド「へ?」
オニドリル「俺達が初めて会った時のことさ。あの頃俺はまだオニスズメで、相棒のダンバルと一緒に地元で幅を利かせてたんだよな」
エアームド(うわっ、回想入っちゃった……)
オニドリル「あの頃の俺は我ながら馬鹿だったよ。自分に叶う奴なんていない。そう思い込んでいた」
エアームド(う〜どうしよう……無視して逃げちゃおうかな? でもこのポケモンエアームドさんの友達っぽいし、そうすると後々面倒になりそうだしな〜……)
オニドリル「そんな時、俺達の前に現れたのがお前なんだよ。俺はお前に喧嘩売って……ははっ、コテンパンにのされちまってさ。
自分が井の中の蛙だったって事を思い知らされたよ」
エアームド(この話何時終わるんだろ……)
オニドリル「それからさ、俺とお前との付き合いは。付き合い……っても何時も喧嘩しては負けるの繰り返しだけどな」
エアームド(エアームドさん今何処にいるんだろ? もう家に帰っちゃったのかな〜?)
オニドリル「なぁ知ってるか? お前がこの辺りに移り住んだ時、俺達も近くに引っ越す事にしたのを……
なんだかんだでよ、お前に会えなくなるのが辛かったんだよ」
エアームド(今日の夕飯何かな〜……)
オニドリル「エアームド!!」
エアームド「はひっ? ななな何!?」
オニドリル「いいか? 今から言う事は嘘でも冗談でも無い! 真剣に聞いてくれ!!」
エアームド「え……?」
オニドリル「おおお俺はよっ! お前の事が好きだ!! いや、好きになっちまった!!
俺と……俺と……付き合ってくれ!!」
エアームド「へ……?」
エアームド「え〜と……」←(頭の中で状況を整理している)
エアームド「……!? ははははい〜〜!!??」
オニドリル「今まで喧嘩ばっかりして来た俺だけど、今からは違う!
絶対にお前を幸せにしてみせる!! 付き合ってくれ!!」
エアームド(えっ? ちょっ、何これ? 何なのこの状況??
もしかして僕とてつもなく不味い状況に陥ってない??)
オニドリル「混乱するのも無理もねぇかもしれねぇ……だが、俺の気持ちは本気だ。
どうなんだ?お前の答えを聞かせてくれ!」
エアームド(どうなんだって言われても答えられる訳無いじゃないか! 僕、アーケオスだよ!?
ととととりあえずここはなんとか上手い事言って逃げないと!!)
エアームド「あ、あの……その……ま、まだ答えは出せないからもう少し待って……」
オニドリル「そんな事言わずに答えてくれ! 今の俺に待つ事なんて出来ねぇんだよ!!」(ガシッ!
にげられない!! ▼
エアームド(あわわわわ……一体どうすれば……)
オニドリル「さぁお前の答えはどうなんだ!? 言ってくれ!!」
エアームド「ええと、その〜……」
オニドリル「どうなんだ!?」(ズイッ!
エアームド「こ……答えは……」
オニドリル「答えは!?」
エアームド「い……」
?????「人様の身体に何しようとしてるのよ!!」
なにものかの つばさでうつ!! ▼
オニドリル「はぐぁっ!?」
アーケオス「全く、性懲りもなく喧嘩ふっかけて来たのね!? ホントしつこいんだから!!」
エアームド「き、君は――!!」
オニドリル「て、てめぇ!! いきなり何しやがるんだ!? 俺達は今大事な話を……」
アーケオス「うるさーい!!」
アーケオスの ストーンエッジ!! ▼
オニドリル「うわらば!!」
アーケオス「よくも飽きもせず毎回毎回! 今日と言う今日は許さないんだから!!」(ドゴッ!バキッ!
オニドリル「ふぎゃっ!」
アーケオス「大体ね! この子に手を出していいのは! この私だけだって相場が決まっているのよっ!! このっこのっ!!」
エアームド「ちょ、ちょっと、いくらなんでもやりすぎ……」
アーケオス「うるさい! アンタもやられたいの!?」
エアームド「すいません……」
オニドリル「」
アーケオス「ふぅ、ざっとこんなモンかな」
エアームド(いやいや、やりすぎだって!!)
アーケオス「それはそうと大丈夫? 危ない所だったわね」
エアームド「う、うん……でも、どうしてここに?」
アーケオス「ポリゴン君から聞いたのよ。全く、馬鹿な事考えるんだから」
エアームド「あぅ、そ……それは……」
アーケオス「言っとくけどね! 私の身体がどうなってようとアンタなんかにはぜ〜ったいに負けないんだから!!
そこら辺きっちり覚えておいてよね!!」
エアームド「は、はい……」
アーケオス「ふぅ、まあいいわ。なんだかんだで私も悪い気はしなかったしね……」
エアームド「へ……?」
アーケオス「なんでも無いわよ! さっ、帰るわよ!!」
エアームド「え? で、でもこのオニドリル……」
アーケオス「あ〜、いいのいいの。何時もの事だから。行きましょ!」
エアームド「う、うん……」
バサバサバサバサ……
オニドリル「あががが……」
メタング「オニドリル……」
オニドリル「メ、メタング……見てたのか?」
メタング「アア オマエノコトガ シンパイデナ……」
オニドリル「……」
メタング「オジョウノヤツ…… モウカレシガ イタンダナ……
ムリモナイ……オジョウモオンナナンダ カレシノ ヒトリヤフタリイテモ オカシクナイ……」
オニドリル「メタング……俺は……俺は……」
メタング「ナニモイウナ……オマエハヨクガンバッタ……
タダ…… スコシ ウンガナカッタダケダ……」
オニドリル「ちくしょう……ちくしょう……」
メタング「ナア……キョウハノモウゼ? オレガオゴッテヤルカラヨ……」
オニドリル「――っ!! メ、メタング〜〜〜!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アーケオス「ふぅ、ようやく戻って来られたわね」
エアームド「う、うん……」(さっきのオニドリル大丈夫かなぁ……)
アーケオス「あ〜あ、なんだか慣れない身体で動いたから疲れちゃった。早く中に入ろ?」
エアームド「うん、そうだn」
ガチャッ!
オオスバメ「死んでやる! もう……もう……死んでやる〜〜〜!!」
バシャーモ「バシャーモさぁ〜ん! またお互いの身体になれたんですから今度こそ愛を語り会いましょうよ〜〜!!」
エアームド「い、今のってオオスバメ君とバシャーモさん!?」
アーケオス「……ねぇ、なんか私とてつもなく嫌な予感がするんだけど……」
エアームド「あ、開けてみよう!!」
ガチャ!
バルジーナ「おお! エンぺルト殿にエアームド殿! ちょうどいい所に!!」
エアームド「その喋り方はカモネギさん!?」
アーケオス「やっぱり……」
カモネギ「今日のお昼ご飯を食べたらまた皆さんが入れ替わってしまって……うぅ……」
ウォーグル(ぺロッ)「う〜む、やはり味付けが少し変わってますね。ポリゴンさん、さては何かお料理にいれましたね?」
エアームド「ポリゴ〜ン!! 君って奴は〜〜!!」
アーケオス「いい加減にしなさ〜い!!」
ポリゴン「えっ? ちょ、僕は……」
エアームドの はがねのつばさ!! ▼
アーケオスの つばさでうつ!! ▼
ポリゴン「ふぎゃあっ!!」
アーケオス「はぁ……はぁ……これで少しは懲りた?」
ポリゴン「あがが……」
ムクホーク「おヤ、お二人ともお戻りになってたのですカ」
エアームド「あれ? その喋り方ひょっとして……」
アーケオス「え? で、でもポリゴン君はここに……」
ムクホーク「そちらはウォーグルさんでス」
アーケオス「う、うそ〜〜!?」
ポリゴン「」
ムクホーク「いやはや、私のお薬が大絶賛だったようなのデ、いっそ私を含めみんなとっかえっこしてみましタ。
これで私も貴方も皆ハッピー。私猛烈に嬉しイ」
アーケオス・エアームド「ハッピーじゃ……な〜い!!」
その頃エンぺルトと入れ替わったバルジーナは……
スワンナ「ねぇねぇ、そこの素敵なお嬢さん俺達とお茶しない?」
ピジョン「この先にいい喫茶店知ってるんだ」
エンぺルト「う〜ん、どうしよっかな〜♪」
ピジョン「ななっ、少しでいいからさっ! 頼むよ〜」
エンぺルト「そうだね〜、そこまで言うなら少し位いいかな♪」
スワンナ「やり〜!!」
エンぺルト「ふふっ、やっぱり若いって最高♪」
案外この状況を楽しんでたりしてたとか……
351 :
名無しさん、君に決めた!:2011/12/13(火) 19:56:38.37 ID:0hHXdXhw0
乙 移転したんでageとくぜ
乙
353 :
名無しさん、君に決めた!:2011/12/24(土) 00:24:52.13 ID:UeNHS/Ga0
保守
そういや明日クリスマスだな
めりーくりすます!
ですな
めりくりー
きっと近日中にクリスマスネタが上がるに違いない
上がらなかった……
デリバードとか出たら面白そうだったのに……orz
自分で考えてみるのも乙なもんだぜ
ネタは旬なうちに吐き出さないと腐っちまうからなあ
誰かが書きはじめないと誰も書かないという悪循環
まるで部屋の鍵持ったまま同僚が寝たみたいな悪循環だ
アーケオス「ふあああ、おはよー…」
カモネギ「おやアーケオス殿、やっとお目覚めか」
エアームド「なーにこんな時間まで寝てんのよ寝坊助!ほらあんたも箒とちりとり持って!」
アーケオス「え?えぇ?なんで急に掃除してんの?」
エンペルト「実はこれからこの前私が外出中に知り合った方が遊びに来るんです」
アーケオス「へぇ。誰なの?」
ムクホーク「驚かせたいから来るまで秘密、って。どんなポケなんですか?」
エンペルト「すごい方なんですよ。私もメール以外で会うのは2回目ですけど…」
オオスバメ「バシャーモさん!メルアド教えてくださいっ!!」
バシャーモ「毎日顔合わせるのにメールなんか必要ないだろ!?つーかさりげなく寄りそるな!」
バシャーモの ブレイズキック!
オオスバメ「おうっ、熱気持ちいいいいぃぃぃ…」ヒューン
バルジーナ「あーあ、落ちちまったねぇ」
ポリゴン「落ちましたネ」ボサッ
???「っと、大丈夫か?」
一同「?」
ルギア「やあ諸君、初めまして。エンペルトさんの友人のルギアだ」
アーケオス「ええ?ルギアってあの伝説の!?ホントに!?」
エアームド「ていうか他にも伝説のポケモンが…ラティアスにフリーザー!?それと…」
ポリゴン「シェイミに…なぜかツボツボ。なぜツボツぼ」
ムクホーク「と、とにかくどうぞ中に…」
〜〜〜〜〜
エンペルト「今日はルギアさん!いつ来るか教えてくださればお食事でも用意したのに」
ルギア「そんな気にしなくていいってwwそれよりいいとこだなここ」
バシャーモ「(なんか伝説のポケモンの割には軽いな…)」
エアームド「ちょっとちょっと。あなたどこでこんな伝説のポケモンの方と出会ったの?」
エンペルト「以前ある街に、彼が一緒に暮らしているお仲間さんたちと旅行に来ていた時たまたま会ったんですよ」
カモネギ「こ、この御方がかの有名な伝説の…いやいや恐れ入った」
フリーザー「オーッホッホ、実際には大したことない奴ですよ」
ルギア「どういう意味だそれは」
ツボツボ「俺自家製のきのみジュースだぜ。みんなで飲んでくれだぜ」
ウォーグル「どうもすみませんね…ああそれと、ようこそバードタワーへ!」
ルギア「この世界にはポケモン映画の主役ポケたちが集まって暮らしてる空間があってな。
私とフリーザーは同じアーシア島ってところ出身なんだけど、今はそこで他の伝説の奴らと暮らしてるんだ」
エアームド「そんな場所が…ちょっとそこの方と手合せしてみたいかも」
アーケオス「いくらエアームドさんでも伝説相手は無r ガンッ! いてっ」
フリーザー「オーッホッホ!バトルなら受けて立ちますが…私の戦闘力は53万でs」
ラティアス「あ、気にしないでください…見ての通り変な人ですからw」
〜〜〜〜〜
オオスバメ「さっきは有難うございました!俺はバシャーモさんの彼氏のオオスバメといいまして…」
バシャーモ「違うっての!お客が来てるときくらい馬鹿は自重しろ!」
バシャーモの ブレイブバード!
オオスバメ「うおおおお効くうううううう!!」
バルジーナ「いや悪いね、気にしないでおくれ…見ての通りの変態でねぇ」
ルギア「…どこにだって似たような奴はいるんだな」
ムクホーク「?」
〜〜〜〜〜
ルギア「おっはー!!」
アーケオス「うわあ、山○ゃんの声にそっくり!」
カモネギ「なんと凛々しい声!しかし拙者も特技ならありますぞ…せいっ!」スパーン
ラティアス「えええ!?ネギでリンゴを真っ二つ!?」
カモネギ「また…つまらぬものを切ってしまった」チャキン ワーワーガヤガヤ
翌日
ルギア「さてと、そろそろ帰るかな」
エンペルト「結局一晩中おきてちゃったwでもとても楽しかったです」
シェイミ「ミーにかんしゃするでしゅ!おまえたちにもかんしゃでしゅ」
ルギア「今度来るときは他の奴らも連れてくるよ」
ツボツボ「これ、俺のPCのナンバーなんだぜ。たまに遊びに来たってなんともないぜ」
ポリゴン「じゃあ私モ…何か使える発明品ができたラ、貴方の空間にも持っていきますヨ」
アーケオス「(阻止しなくては…)僕も楽しかったです!またいつでも来てください!」
フリーザー「オーッホッホ、それではみなさん御機嫌よう!」
勝手ながら自分のお気に入りのSSスレ2つコラボってみた
ここに書くのはまだ慣れてないから変なところあったらすみません
個人的にGJ!乙!
お? 似たようなスレが他にもあるってことなのか
探して見てこようかな・・・。とりまGJ!
アーケオめ「今日は正月じゃないの?」
age
◇ ミ ◇
◇◇ / ̄| ◇◇
◇◇\ |__| ◇◇
彡 O( ^ω^)/
( P `O
/彡#_|ミ\
【ラッキーAA】
このAAを見た人はコピペでもいいので
10分以内に3つのスレへ貼り付けるお
そうすれば2日後から好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事だお
〜正月と言うことで初詣に来た一行〜
アーケオス「うわ〜、凄いポケモンの数だね」
エアームド「当たり前でしょ?元旦なんだからさ」
バシャーモ「こりゃ賽銭箱まで行くのも一苦労だねェ……」
ムクホーク「とにかく皆さん、逸れない様に気を付けて行きましょう」
アーケオス「うん……あ〜あ、これだったら僕もバルジーナさん達と一緒に残っていれば良かったなぁ……」
ウォーグル「駄目だよアーケオス君。“一年の計は元旦にあり”こういう行事はちゃんとこなしておかないと」
アーケオス「わ、分かってるよ」
ウォーグル「全く、本当だったらバルジーナさん達も来て貰わなきゃいけなかったのに……」
エンぺルト「ま、まあ折角のお正月ですし大目に見てあげましょうよ……」
バルジーナ「ひっく、コラッ! 酒が足んないよ! 何やってるんだい!!」
カモネギ「バルジーナ殿、拙者も参拝に行きたいのだが……」
バルジーナ「な〜に言ってんだい! 正月なんだから酒飲んでなんぼじゃないか!」
カモネギ「バルジーナ殿は正月で無くとも飲んでる気がするのだが……アイタ!」
バルジーナ「つべこべ言わずに酒を持って来な!!」
カモネギ「承知した……新年早々バルジーナ殿の酌係とは……トホホでござる……」
(ガラガラガラガラ!)
(パン!パン!)
アーケオス(今年こそは彼女が出来ますように……後エアームドさんにあんまり絡まれませんように……
それからポリゴンがもう少し自重しますように……それから……それから……)
(ゴンッ!)
アーケオス「いたっ!!」
エアームド「何時までやってるのよ! 後がつかえてるんだからさっさと終わってよ!!」
アーケオス「は〜い……」(いきなり絡まれちゃった……)
ムクホーク「皆さんお参りはもう済みましたか?」
オオスバメ「はい! ばっちりです!!」
エアームド「オオスバメ君は何をお願いしたの? って聞かなくても大体分かるけど」
オオスバメ「俺ですか? 俺は“バードタワーの皆が幸せに暮らせますように”ってお願いしました!!」
アーケオス「ええ!? それ本当!?」
エアームド「ちょっと大丈夫!? 熱でもあるんじゃないの!?」
オオスバメ「へ? 俺なんか変な事言いました?」
アーケオス「だってだってオオスバメ君でしょ? 君だったら“バシャーモさんの彼氏になれますように”とか…」
エアームド「“バシャーモちゃんともっと仲良くなれますように”とか…」
ポリゴン「“バシャーモさんとキャッキャッウフフ出来ますように”とカ…」
アーケオス「そういうのお願いするんじゃない!? 普通!!」
オオスバメ「いやですね〜。好きなポケのハートは自分でゲットしてこそですよ! 神様にお願いする事じゃありません!!」
アーケオス「い、意外……オオスバメ君ってそういう所真面目なんだね……」
エアームド「本当……神頼みしまくってるそこのトカゲとえらい違い……」
アーケオス「……それどういう意味?」
エアームド「あら、反応するって事は自覚あるのね」
アーケオス「なにさ!!」
エアームド「なによ!!」
ウォーグル「もう! 新年早々喧嘩しないでよ!!」
バシャーモ「……」
ポリゴン「見直しましたカ?」
バシャーモ「ほんの少し見直した……ほんの少しね……」
オオスバメ「おおっ! バシャーモさん俺の気持ちがようやく届いてくれたのですね!? さあこっちに来て今こそ愛を……」
(ガツン!)
バシャーモ「調子に乗るんじゃないよ!!」
オオスバメ「はうあ! し、今年の貴方の攻撃も素敵だ……ハァハァ」
ムクホーク「さて、お参りも済んだ事ですし、折角ですからおみくじでも引いて行きましょうか。皆さんこっちですよ」
エンぺルト「ムクホークさん、相変わらず冷静ですね……」
(パラッ)
エアームド「きゃっ! やったー! 大吉よ大吉!!」
エンぺルト「あっ、私もです。嬉しい……」
ムクホーク「中吉ですか……今年も頑張りませんとね」
アーケオス「……」
エアームド「アンタはどうだったの?」(ズイッ)
アーケオス「あ! ちょ、ちょっと!!」
エアームド「プッ、あはは! 凶だって〜!! 何々……“何かと災厄に巻き込まれ易い年、注意すべし”」
アーケオス「か、勝手に読まないでよ!」
ウォーグル「僕も凶だ……隣人間でのトラブルが多くなりそうだって……」
ポリゴン「オウ、お二人ともアンハッピーですネ。どうかお気を落とさず二」
アーケオス「……」
ポリゴン「どうかしましたカ?」
アーケオス「いや、別に……」
ポリゴン「そうですカ」
アーケオス(災厄って……こいつの事じゃないかな……)
エアームド「ふぅ、ようやくバードタワーに戻って来たわね」
エンぺルト「ポケが多くて大変でしたね」
ムクホーク「皆さんお疲れ様です。お昼はおせちを用意しましたのでそれを食べてのんびりしましょう」
アーケオス「そうだね。あ〜あ、疲れた〜」
(ガチャッ)
バルジーナ「酒だ〜! 酒を持ってこ〜い!!」
アーケオス「バ、バルジーナさん!?」
ムクホーク「おやおや随分散らかして……」
バルジーナ「ひっく! ああ、アンタ達丁度いい所に戻って来たね。 こっちに来て酌しな!!」
アーケオス「うっぷ、バ…バルジーナさんお酒臭い……」
エアームド「カモネギ君はどうしたの?」
バルジーナ「ああ、あいつかい? そこでぶっ倒れてるよ」
カモネギ「おお〜……世界が回ってるでござる〜……」
バルジーナ「日本酒一燗でダウンなんて情けないったらありゃしないよ!」
ウォーグル「バルジーナさん! 幾ら正月だからってそんなに飲んじゃあ身体に毒……」
バルジーナ「やかましい!」
ウォーグル「はうっ!!」
バルジーナ「若いモンがつべこべ言うんじゃないよ!」
ウォーグル「で、でも……」
バルジーナ「でももだってもあるかってんだい! ふうん、聞き訳の無い子にはおしおきが必要だねぇ……ちょっとこっちに来て酌しなっ!!」
ウォーグル「ちょ、ちょっとバルジーナさん目がこわ……うわーっ!!」
エアームド「あらら、早速おみくじ的中……」
ポリゴン「今年も彼は大変そうですネ。ねぇアーケオスさン?」
アーケオス「なんで僕に振るのさ……」
乙!俺も気分が乗ったら書くかもしんないぜ
つまり気分が乗らなければ書かないがな
おやおや? ウォーグル君も今年は大変なのかな・・・?w
アーケオス「ふふ〜ん♪ いや〜嬉しいな〜まさかこんなに来るなんて♪」
エアームド「あら、珍しく機嫌が良さそうね。何してるの?」
アーケオス「あ、エアームドさん。今ね、届いた年賀状を見てるんだ」
エアームド「年賀状? ああ、そういえばそういう時期だったわね」
アーケオス「今年は沢山来てね! まあ僕も沢山送ったから当たり前っちゃ当たり前だけど、やっぱりこういうのは一杯貰えると嬉しいね♪」
エアームド「ふうん……だれから来たの?」
アーケオス「ええと、アバゴーラにプテラちゃん、オムスター君にカブトプス君……」
エアームド「それってこの間同窓会で会ったポケモン達よね?」
アーケオス「うん! あ、これはアーマルドとユレイドルさんからだ。
今は一緒に暮らしてるんだ。相変わらず仲良さそうだなぁ……」
エアームド「アンタもいい加減彼女の一人は作れって感じよね」
アーケオス「き、君に言われたくないよ!! ……あれ?」
エアームド「どうかしたの?」
アーケオス「これ、誰からだろ? 宛て名が無いんだけど……」
エアームド「うわっ! きったない字! アンタ以上ね」
アーケオス「一言余計だよ! う〜ん、誰からだろ? 知り合いからはあらかた届いてるんだけどなぁ……」
エアームド「間違って届いたんじゃないの?」
アーケオス「いや、でもこの字……見覚えがあるような……」
?????「うぉおおおおおおおおおっっ!! お邪魔しまーーーーーす!!!!!!」
(ガシャーン! パリンパリンパリンッ!)
アーケオス「うわっ! 窓が!? って言うか壁が!? だだだ誰!?」
?????「俺だぁああああああ!!!! ひっさしぶりぃいいいいい!!!!!」
アーケオス「き、君は……!? ええと……あっ! ひょっとしてズガイドス君!?」
ラムパルド「イエーーーースッ!! 今はラムパルドだけどなガハハ!!
あけましてメリクリ残暑見舞いを申し上げるぜっ!!!!」
アーケオス「ちょ、混ざり過ぎ! 色々混ざり過ぎだって!」
ラムパルド「そうかぁ? ガハハ! 細かい事は気にするな!!」
おっ!? その手に持ってるのは俺の年賀状!? 届いたんだな!? ちゃんと届いたんだな!?」
アーケオス「へ? あっ、これって君が送ってくれたの?」
ラムパルド「おうよ! 俺のあつ〜い気持ちをその紙に思いっきり詰め込んでやったぜ! 大事にしてくれよぉ!!!」
アーケオス「あ、ありがとう……」
エアームド「……知り合い?」
アーケオス「うん、アーマルド達と一緒で僕の旧友だよ」
エアームド「なんかとてつもなく濃い子ね……」
アーケオス「うん……昔から……」
ラムパルド「いや〜しかし久しぶりだなぁ!! 10年ぶり? いや100年ぶり位か!?」
アーケオス「そんなに昔じゃないけど……久しぶりだね。よく僕の住んでる所分かったね」
ラムパルド「アーマルドの奴から聞いてよぉ! ムショから出られたモンだから、この間の同窓会で会えなかった奴らにこうやって挨拶して回ってるんだ!!」
アーケオス「(ムショ?)そうなんだ……そういえば君って同窓会に来なかったよね。何かあったの?」
ラムパルド「ガハハハハ! 面白い事聞くなぁ!! ガハハハハ!!!!」
アーケオス(えっ何? 笑う所なの?)
ウォーグル「アーケオス君、何か随分大きな音がしたけど何かあったの?」
アーケオス「あ、ウォーグル君。実は……」
ラムパルド「うおおおおおおおおっっ!!!」
ラムパルドのずつき! ▼
ウォーグル「へなぶっ!!」
エアームド「ちょ、ちょっと! アンタいきなり何するのよ!?」
ラムパルド「いや〜、すまんすまん。俺ってば頭突き心地の良さそうな奴を見るとついつい頭突いちまうモンでよぉ!
今来た鳥さんが俺の頭にドンピシャだったわけよ!!」
エアームド「はぁ!? 何それパッキー!?」
ラムパルド「いやしかし今しがた頭突いた訳だが、俺の頭に狂いは無かった!! 絶妙な頭突き加減だったぜ!! ありがとよ鳥さん!!」
ウォーグル「ど、どういたしまして……うぐぐ……」
アーケオス(何かウォーグル君、新年になってから碌な目に合ってない……)
ラムパルド「いやいや、しっかしお前さんもいい所に家を構えたモンだなっ!!
おっ! これはテレビか!? ひょっとしてテレビか!?」
アーケオス「あーっ! 駄目っ! 頭突いちゃ駄目だからね!!」
ラムパルド「わーってるよ!! 俺だって礼儀の一つや二つ弁えてる!! 無闇に頭突いたりなんかしねぇよ!!!!」
アーケオス(いや、さっき無闇に頭突いてたでしょ!?)
ウォーグル「」←無闇に頭突かれたポケモン
ラムパルド「ままっ! とにかく折角久しぶりに会えたんだ!! 茶でもしばきながら雄(おとこ)の熱い会話でもするか!?」
アーケオス「あ、うん……ええと……」
近所の住民「おまわりさんこっちです! そこら一帯を頭突いて回る怪しいポケモンは!!」
ガーディ「失礼させて頂く。むっ、貴様は何時ぞやの!?」
ラムパルド「おっと、迎えが来たみたいだな。名残惜しいがここまでだな……」
アーケオス「む、迎えって……あれってどう見ても警察なんじゃあ……」
ラムパルド「頭突く事に命をかけるこの俺……目の前に頭突ける物があれば頭突かずにはいらない……もはやこれは運命なのさ……」
アーケオス「ひょ、ひょっとしてここに来るまでにそこら辺の物を……」
ラムパルド「ガハハハハ!! まっ、そういうこった!! ガハハハハハハハ!!!」
アーケオス(いやだからそこ笑う所!?)
ガーディ「さあ、とっとと歩け!!」
ラムパルド「わーってるよ!! 所でアンタも中々頭突き甲斐がありそうだな! ちょっとだけ頭突いていいか!?」
ガーディ「何を訳の分からぬ事を……こらっ! 構えるな! 処罰するぞ!?」
………
……
…
エアームド「……あの子って昔からあんな感じ?」
アーケオス「……あんな感じ」
――――――――――――――――――――
ラムパルド ずつきポケモン
どんな しょうげきにも たえられる
ぶあつい ずがいこつに おさえられて
のうみそは おおきく ならなかった。
――――――――――――――――――――
さすがA165、まんまと腹筋崩壊させられたわwwwww
のうみそは おおきく ならなかった
わろたwww
age
パッキー噴いたwww
あげ