1 :
名無しさん、君に決めた!:
ウララ×サトシもあり
良い組み合わせだと思うんだけどな
ぶっちゃけありえんな
サトシに自己投影して気に入った女キャラとムリヤリくっつけるってか。
これだからサトシハーレム信者は…
確かに良さげな組み合わせな気がしなくもないけど
接点が何一つもないのにこんなスレ立てちゃうなんて
たいした奴だ
そもそもウララ男キャラとの絡み全然ないがな
支援age
7 :
名無しさん、君に決めた!:2010/04/08(木) 21:34:01 ID:/WpFJb0L
ウララはサトシみたいなタイプに惚れそうだな
ないわー
サトシみたいな泥臭いタイプは眼中にないっしょ
ああいうプライド高い女が惚れるとしたら、ナオシみたいな謎多き年上の麗人
つまりタケシとな
タケシってそもそも麗人じゃないだろ
ウララと男キャラの絡み欲しいけどサトシはないわ
またサトシが女食うのか
ヤリチンだな
ウララ×サトシなら良いかも
14 :
名無しさん、君に決めた!:2010/04/09(金) 22:26:27 ID:vRIqjyre
良スレage
サトシとウララって会話した事すらないのに…
同じ絡み・接点なしでも
まだケンゴ×ウララ、ジュン×ウララの方が萌える。色合い的に
ジュン×ウララはともかく
ケンゴ×ウララはないわ
俺がケンゴ嫌いなだけだけどな
17 :
名無しさん、君に決めた!:2010/04/10(土) 22:38:20 ID:JMc9NtaF
良スレage
18 :
名無しさん、君に決めた!:2010/04/11(日) 23:59:08 ID:/ouLv0pi
良スレage
ウララスレでやれば良かったのに
サトシ×ウララねえ
なんだかなー
全く関連性のないカップリングなど邪道
>>1は間違いなく腐女子
ウラ×サト良いなーと思ってこのスレ開いてみたら
あまりの叩かれっぷりに吹いた
23 :
名無しさん、君に決めた!:2010/04/13(火) 08:17:21 ID:BTD1YLW6
ウララがサトシのフカマルのりゅうせいぐんのことで興味を持ちそうだが
ウララはヒカリストーリー側のキャラだし今までほぼ接点無しでスルーされてきたからなあ・・・。
今回も何も接点無いで終わりそう。
接点はまずないだろうw
完全な妄想カップルだな
25 :
名無しさん、君に決めた!:2010/04/13(火) 20:00:27 ID:8rUaiyjh
ウララがサトシと仲良くなっても
ウララはサトシのほっぺにキスしたりしないだろうな。
ウララはお嬢様タイプというより男気のある強気なタイプだから。
ウララの性格上サトシにはツンツンだろ
27 :
名無しさん、君に決めた!:2010/04/15(木) 17:09:37 ID:3lugajuB
良スレage
サトシがウララにあわせる感じだろうな
29 :
名無しさん、君に決めた!:2010/04/16(金) 23:54:47 ID:ozZrsk+P
良スレage
30 :
名無しさん、君に決めた!:2010/04/17(土) 18:34:12 ID:sNXIfzyH
良スレage
シンジにはヒカリは勿論ノゾミやウララやハルカやナタネやスモモにスズナ 誰を合わせても中々良い
サト腐死ねキモすぎ糞が
ウララみたいな高飛車な女はイケメンしか相手にしないから
サトシ・シンジ・ケンゴレベルはまず、ノーサンキューだろう
>>31 シンジならまだ良いんじゃね?
つーかケンゴミじゃなかったらなんでもいいよ俺は
逆にウララはサトシみたいなのに弱そうな気がしなくもない
自分はケンゴとウララけっこう好きなんだが。美人と凡人の組み合わせ萌え。
でも年上が好きそうだよな、ナオシってのが一番しっくりきたが。サトシは良い男だけど
ウララが惚れるとは思わんな。
サトシにもうちょい大人の落ち着きがあれば
ウララの対象内に入ったはず
ジュンは案外ありな気がしなくもない
シンジはあわなそうだなウララと
なんか「ウララの婿候補を考えるスレ」になってきてるな
サトシ→ウララはありだと思う
んなこたーない
ウララはサトシのような純粋なのに惹かれるような
よし、こうなったらヒカリに負けたウララをなぐさめるサトシのシーンに期待しようぜ
ウララ「所詮アタシはあのこの踏み台なのよォォォーッ」
サトシ「そんな事ないぜ!オレは頑張ってるお前が好きだ」
ノゾミ「あの二人、案外お似合いだね」
タケシ「ああそうだな」
投げやりすぎワロタ
48 :
名無しさん、君に決めた!:2010/04/19(月) 21:22:10 ID:rV2MKYYc
良スレage
見た目ならタケシだろ
51 :
名無しさん、君に決めた!:2010/04/20(火) 18:19:12 ID:pUF68vio
良スレage
ウララに責められるサトシなら見たい
53 :
名無しさん、君に決めた!:2010/04/22(木) 00:00:38 ID:IPaureYn
良スレage
サトシにデレるウララが見たいとは正直思う
55 :
名無しさん、君に決めた!:2010/04/24(土) 23:14:15 ID:dn4aPJoe
良スレage
ガバフカ
ガバイトとフカマルで接点が何かあるかと思ったら
そんなことはなかった
58 :
名無しさん、君に決めた!:2010/04/27(火) 22:21:08 ID:gh63SL3G
良スレage
サトシ「流星群教えてくれ、ウララ」
ウララのガバイトは流星群覚えてなさそうだな
61 :
名無しさん、君に決めた!:2010/04/29(木) 20:47:54 ID:0dfZWFlI
良スレage
サルビア×サトシってのは?
ウララはムサリーナ(ムサシ)のことをお姉様と言ってたな
>>62 その組み合わせは好きだが
もはや完全なスレチです
65 :
名無しさん、君に決めた!:2010/05/02(日) 14:01:39 ID:lkqzoXAo
良スレage
66 :
名無しさん、君に決めた!:2010/05/04(火) 00:22:01 ID:RDHEUO0a
良スレage
流星群絡みあるらしい
ガバイト
フカマル
ウララかわいいよウララ
72 :
名無しさん、君に決めた!:2010/05/06(木) 11:34:25 ID:Oq1oEgRy
良スレage
最後にサトシと絡めよウララ
74 :
名無しさん、君に決めた!:2010/05/07(金) 20:12:09 ID:Fqkzjequ
良スレage
なんでそんなにも色んな女キャラをサトシと絡ませたがるのか理解不能
サトシに自己投影してるのか?
>>75 >色んな女キャラ
此処ウララのスレなんですけど^^
>>75は2chの書き込みが全て1人の人間によって
行われていると考えてしまったんだろう
サトウラは別に興味ないんだが
ウララをもっと見たかったから流星群ネタは欲しかったな
ケンゴは別に帰っても良いがウララ帰るなよー
キモヲタ乙
こんなスレ覗いてる時点でキモヲタですよねー><
結局サトシとウララの絡みは何にもなかったなw
83 :
名無しさん、君に決めた!:2010/05/10(月) 18:42:58 ID:dT6jhFu8
サトシのフカマルはガバイトに進化するのかな?
ガバイトに進化しても良いからウララと絡め〜
もう諦めろ。彼女は退場した
せめて少しでも会話シーンが欲しかった
せめて少しでも会話シーンが欲しかった
ヒカリ以外とは見事になかったなw
89 :
名無しさん、君に決めた!:2010/05/12(水) 18:53:10 ID:6+lpIeJb
もうウララの出番は無いのか・・・。
90 :
名無しさん、君に決めた!:2010/05/13(木) 13:47:34 ID:fylFnE/H
良スレage
91 :
名無しさん、君に決めた!:2010/05/15(土) 22:52:02 ID:/Boznht1
良スレage
主人公を自分に見立てたいのね
93 :
名無しさん、君に決めた!:2010/05/17(月) 11:37:30 ID:tCU/QNCJ
ウララはもう出番ないだろうな
>>92 それだったら素直に俺×ウララで良いと思うのだが
>>94 そんなことをスレタイで言ったら顔面出火もんだろうが
>>95 俺×ウララを妄想するスレ
何も問題はない
サトシなんぞを自分に見立てるのは勘弁ねがいたい
もうウララ萌スレでいーじゃん
それだと重複スレになるなw
でサトシ×ウララマダー
>>100 何度やってもヒカリから寝取る展開しか思い浮かばない
それだとウララ×サトシだな
どう考えてもサトシ×ウララは無理があるな
ウララ×サトシならまだなくもない
寝取る的な意味で
誰か早くウララがサトシを寝取るSS投下しる
106 :
名無しさん、君に決めた!:2010/05/24(月) 20:04:45 ID:KsRwYXw+
良スレage
107 :
名無しさん、君に決めた!:2010/05/26(水) 21:17:46 ID:9Wd2qm9x
良スレage
ウララよ、君にしかフカマルは救えないんだ
109 :
名無しさん、君に決めた!:2010/05/30(日) 19:29:59 ID:lhvHkPhB
ウララは犠牲になったのだ
ウララに犯されるサトシって妄想で
サトシを自分に重ね合わせて抜いた事はある
それ最初から自分が犯されればええんちゃう?
112 :
名無しさん、君に決めた!:2010/06/03(木) 19:06:57 ID:lyq4oDj/
良スレage
113 :
名無しさん、君に決めた!:2010/06/09(水) 22:38:31 ID:b6g5d217
良スレage
114 :
名無しさん、君に決めた!:2010/06/12(土) 13:25:18 ID:2uQaeAW5
フカマルとガバイトが鍵となるポケモンでしょう。
結構いいカップリングだと思います。
後にでもいいから成立を期待しています。
115 :
名無しさん、君に決めた!:2010/06/12(土) 13:40:36 ID:2uQaeAW5
ウララは実力の高そうなトレーナーに興味を持つと思うな。
サトシは実力が高そうだし・・・
興味を持つと思うな。
116 :
名無しさん、君に決めた!:2010/06/15(火) 13:45:33 ID:AnAxawCO
サトシの実力が・・・高い・・・?
117 :
名無しさん、君に決めた!:2010/06/16(水) 21:31:11 ID:6pPs/TjE
ウララ×サトシのSSどこかにないのかね
はっ、まさか
新シリーズのオリジナルヒロイン?ってウララなんじゃね?
ホラ、髪型派手だし
>>25 ウララは結構積極的だから
案外ウララはサトシに惚れたらヒカリを悔しがらせようとサトシのほっぺにキスしたりするかもよ。
121 :
名無しさん、君に決めた!:2010/06/18(金) 23:19:00 ID:WmVEfc/Z
やっぱり寝取る展開か
122 :
名無しさん、君に決めた!:2010/06/20(日) 14:09:10 ID:8J7yZyBo
良スレage
123 :
名無しさん、君に決めた!:2010/06/21(月) 23:55:58 ID:UTbzki/4
良スレage
124 :
名無しさん、君に決めた!:2010/06/25(金) 18:34:02 ID:wsfLL7S3
良スレage
なんという過疎スレ
完全に過疎ったな
127 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/01(木) 19:01:41 ID:ccAT91j0
良スレage
128 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/02(金) 23:27:10 ID:RzEwMBVv
良スレage
129 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/09(金) 21:34:38 ID:EI+SdOdO
良スレage
もう落とせ
131 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:28:37 ID:hK7YFA/s
良スレage
132 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:05:11 ID:7bdJrqga
ウララと俺でセックスしてええええええええええええええええええええええ
133 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:57:45 ID:Mh0S2EjQ
ここまで画像なし
134 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/18(日) 00:07:20 ID:Z8c6u+7U
良スレage
携帯サイトでならサトウラあったけどね
138 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/20(火) 23:55:04 ID:1jVRmtUC0
良スレage
サトウラの話をかこーぜ、みんな
今んとこそのサイトのしか知らんな
サトウラは
141 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/21(水) 23:23:36 ID:JEPUdqSM0
良スレage
142 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/22(木) 21:57:14 ID:PEQDzeTJ0
良スレage
某サイトでフリリクの募集してるからサトウラリクエストしてこいよおまえら
サトヒカ(笑)よりはこっちの方が遥かに良いのは解る
145 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/24(土) 23:38:45 ID:N9sxmX980
良スレage
146 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/25(日) 22:35:36 ID:FcBP1pTC0
良スレage
147 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/26(月) 22:01:35 ID:Q1HuLA//0
良スレage
なんという過疎スレ
サトウラ書いてくれ
150 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/27(火) 22:11:12 ID:LILtOm/f0
良スレage
151 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/28(水) 22:10:37 ID:yjjxnCPm0
良スレage
152 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/29(木) 22:26:03 ID:9bOgZMkf0
良スレage
153 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/30(金) 21:45:24 ID:4img3FGV0
良スレage
154 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/31(土) 23:15:30 ID:YOKtA8T90
良スレage
155 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/01(日) 22:21:02 ID:lRZj4We+0
良スレage
156 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/02(月) 23:48:55 ID:GN+VTOEA0
良スレage
157 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/03(火) 23:48:26 ID:d/XeNJiO0
良スレage
158 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/04(水) 23:57:56 ID:kvQlzg/I0
良スレage
159 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/13(金) 12:22:26 ID:RPwWWnqs0
良スレage
160 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/15(日) 09:41:51 ID:eUOvJicg0
良スレage
161 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/17(火) 23:54:29 ID:OMSd95Qp0
良スレage
162 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/18(水) 23:58:01 ID:f+Eaydvz0
良スレage
163 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/19(木) 08:58:06 ID:tGaLojLkO
良スレage
ヒカ→ノゾサトウラとか思いついた
サトシを賭けてのコンテスト対決とかは見てみたい気がする(以外にライバルコーディネーター同士の対決とか少なかったし)
165 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/19(木) 22:08:43 ID:mgLNXPNT0
yララかわいい
166 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/20(金) 01:35:05 ID:jglnqXZC0
ウララ=おちゃめ機能
167 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/26(木) 15:18:41 ID:00qzICvT0
良スレage
某サイトが閉鎖してしまうから消える前に勝手に無断転載
「俺、お前見てると何か知らないけど胸がギューッと締め付けられる感じがするんだよ」
そうウララに打ち明けたら、彼女は顔を真っ赤にして頭を抱えた。
「貴方、普通そういう事本人に言う?」
「え?だって言っとかないと何か悪いじゃん」
「…っ」
ウララが少し困ったような怒ったような顔になる(顔は真っ赤なままだが)。
「貴方、鈍感な方?」
「何が?」
「…わからないならいい」
ウララは手を膝の上に乗せ、俯いてしまった。そのせいで表情が一切見えない。
彼女は具合でも悪いのだろうか。
「ウララ、どうしたんだよ。大丈夫か?」
そう言ってウララの顔を覗き込むと、彼女は先程よりも顔が赤くなっていた。
その顔を見たら何だか胸がドキッとして、サトシはウララから離れた。
「何よ。何で今離れたの?」
「いや、何でだろ。胸がドキッとしてさ…。で、反射的に」
「あっそ」
冷たい言葉を放つものの、顔は相変わらず真っ赤。
ムカついていいのか笑っていいのかわからない。
でも、こんな自分でも、そんなウララを『可愛い』と思った。
「俺、何となくわかったよ」
サトシは顔を上げるウララに満面の笑みを向けた。
「俺、ウララが好きなんだ。…言って悪いけど、お前の性格はちょっと怖いよ?でも、好きなんだ!」
「〜っ!!」
「でも、なーんか違うんだよな。ヒカリ達に対する『好き』とお前に対する『好き』は」
「……は?」
ウララは再び顔を真っ赤にして「何もわかってないじゃない」と呟いた。
「…まあいいわ。じゃあね」
ウララがそれだけ言い残し、背を向けた時だった。
「…あ、そうそう」
彼女はこちらは見ないものの、立ち止まった。
「私も、貴方のこと好きよ。…恋愛の意味で」
「…え」
「っ、バイバイ!」
再びウララは歩きだす。彼女は心無か早足だった。
『貴方のこと好きよ。恋愛の意味で』
先程ウララに言われた言葉を思い出す。
『恋愛』とは、簡単に言うと、『その人と結婚したい』と思う事だった気がする。
「俺…ウララと…結婚したいのかな」
あり得ない。そう思いつつも、彼女となら結婚しても構わない。否、したい。
「俺…ウララに恋?」
いつもウララは、自分に久々に会って2人きりになったらキスをしてくれる。
『久しぶり。会いたかったわ』と言い、頬にキスをしてくれる。
それがいつも嬉しくて嬉しくて、される度に押し倒したくなる(流石にそれはまずいので我慢しているが)。
ただし、キスをされたあと自分はウララをギューッと抱きしめる。
そうすると、甘い香りが鼻を擽って、ウララは慌てて、でも最終的には背中に腕を回してくれる。
そんな態度も、心の底から可愛いと思う。
だから、自分はウララを愛しているのだ。
今日、久々にウララに会った。
相変わらずヒカリには物凄い憎まれ口を叩いたが、自分と目が合うと優しく微笑んでくれた。
それがすごくすごく嬉しくて、自分も微笑み返した。
それは数時間前の事。
今自分はウララと二人きりだ。
「本当に久しぶりね」
今自分の瞳に映るのは、はにかんだ笑顔を浮かべるウララの姿。
「凄く会いたかったわ」
ウララはそう言って、いつものように自分の頬にキスをしてくれた。
そして自分はウララの体を抱きしめてそれで二人きりの時間は終了。
…の筈なのだが、何だか物足りなかった。
『…そうだ』サトシはいい考えを思い付き、口元を緩ませる。
そしてそのまま、ウララの桜色の唇に自分のそれを押し付けた。
「…っ!?」
思いがけない自分の行動にウララは目を見開き声を漏らす。
そんな彼女を逃がさないよう、サトシはウララを抱きしめた。
暫くして唇が離れ、サトシは満面の笑みを浮かべる。
「は〜。満足満足」
「…そ、そう?それは良かった」
「…」
満足だと思っていたのだが、やはり恥ずかしがるウララを見ると『まだ足りない』と思ってしまう。
「まあ、もうちょっとウララが欲しいな。…だから、続きはあとで」
「えっ!?」
顔を真っ赤にするウララを背に、サトシはその場を去る。
今から夜が待ち遠しかった。
「ウララって、絶対モテるだろ」
突然言われたその言葉に、飲んでいたミルクティーを吹きそうになった。
「な、何よ突然」
「だってさー」
「ウララ上品じゃん。だから何となく」と笑いながら言うサトシを見て、顔が熱くなった。
意味がわからない。突然こんな事を言うなんて。
「別にモテないわよ。告白だってされた事ないし」
「ええ!?嘘だろ!?」
サトシが大袈裟に驚く。ウララは頭が痛くなった。
『本当に何なのよ…。何が言いたい訳…?』肩を落とし、ため息を吐く。
「まあともかく、私はモテないわよ。わかった?」
「わかんないよ。ウララ滅茶苦茶可愛いのにモテないなんて」
「なっ…」
『可愛い』と言われ、ウララの頬に益々熱が集まる。
しかも、ただの『可愛い』じゃない。『滅茶苦茶可愛い』だ。
『そんな事言わないで。恥ずかしい…』ウララは唇を噛みしめ、話を終わらせようと企んだ。
「えっと、サトシさん?貴方、さっきからしつこいわよ。私はモテないの。しかも、私に『可愛い』なんて言って…。どういうつもり?貴方もしかして、私のこと好きだったりする?」
挑発のつもりで言ったのだが、サトシはまったく表情を変えない。
『でも、まだめげない』ウララは平常心を装った。
「で、どうなの?私のこと好きなの?」
「うん。好きだよ」
「…え」
ウララが言葉を詰まらせて瞬きをする。
顔にみるみる熱が集まった。
「俺、ウララのこと好きだよ。恋愛の意味で」
「えっ…そっ…え?」
『そう?やっぱり』そう余裕の表情で言いたかったのだが、心臓がドクドク鳴って、耳も暑くて、それをさせてくれない。
「俺…ウララのこと好きだよ」
「っ!!」
突然抱きしめられる。
『何やってるのよ私!こんな奴殴っちゃいなさいよ!』そう思ったが、何故かできなかった。
抱きしめられるのも、けっこう悪くない。
そう心の何処かで思っている自分がいるのだろうか。
今日久しぶりにウララと会った。
相変わらずヒカリと色々揉めて大変だった。
そんなヒカリが今ポフィン作りに必死で、タケシもそれを手伝っているため、サトシとウララは2人きりになった。
「…」
「…」
沈黙が流れる。
サトシは『喋りたい』、『仲良くなりたい』とウララに対して思っているが、ウララはきっとそんな事に興味がないんだろう。
そう思うと、悲しくなった。
「あのさウララ、好きなポケモンは何?」
我ながらつまらない質問だった。
ウララも不審な目でこちらを見ている。
「何でいきなりそんな質問?…まあいいわ。そうね…、よくわからないけど、ピカチュウは好きよ?」
微笑んで、サトシの肩に乗っているピカチュウの頬を撫でた。
ピカチュウが気持ちよさそうに鳴く。
「ふふ、可愛い」
ウララのその言葉が嬉しかったのか、ピカチュウはウララの膝の上に乗った。
「よしよし」
ウララが満面の笑みでピカチュウの頭を撫でる。
サトシは思わず妬いてしまった。
だって、ピカチュウはずるい。
普段つんけんしているウララがピカチュウにだけあんな笑顔を見せるなんて。
ずるいというか、羨ましい。
「…あー、ピカチュウ、ヒカリ達の様子見に行こうぜ」
ウララからピカチュウを取り上げる。
すると案の定ウララは頬を膨らませて不機嫌になった。
「何よ。今私がピカチュウと遊んでたのに」
「いや。ピカチュウもいいけど、俺にも構ってくれよ」
「えっ?」
「っ、じゃあな」
恥ずかしくなって、早足で部屋を出た。
ウララの顔が真っ赤になっていて、何だか勝ったような気がした。
「ウララはさ、どんな人が好みなんだ?」
また来た。サトシの唐突な質問。
彼はいきなり変な質問をしてくる事が多い。
別に、それが嫌という訳ではないが、最初の頃はその質問の内容に驚いてばかりだった。
最近は慣れてきたものの、やはり唐突すぎる。
「好みのタイプって…。何でそんな事訊くのよ」
自惚れそうになる。男性の好みを訊かれたら。
「別にいいだろ?で、どんなのが好みなんだ?」
「はぁ…」
サトシが身を乗り出して訊いてきたので、ウララは思わずため息を吐いてしまった。
ウララのため息を聞いて、サトシは「幸せが逃げるぞー」と言った。ウララのため息の原因はサトシなのだが。
「教えてあげない。貴方には」
「えー」
サトシは残念そうに顔を歪めた。
正直ウララは、自分の好みのタイプがよくわからなかった。
どうせならポケモンバトルが強い男がいいが、そんなの当たり前のことだから質問の答えにならないだろう。
「何でだよー。俺ウララの好み聞きたいー」
「駄目!」
「…」
サトシは急に黙り込んでじっとこちらを見た。
最初はウララもあまり気にしていなかったが、段々恥ずかしくなってきた。
ウララがただ顔を赤くして俯いていると、サトシが口を開いた。
「俺みたいな男は駄目か?」
「え?」
「だから、俺みたいな男は好きかって言ってんの!」
サトシもウララも顔を真っ赤にした。
本気で自惚れる。いや、もうこんなの告白も同然じゃないか。
「サトシさんは、胸の大きな女性と、胸の小さな女性、どちらが好み?」
突然ウララの口から出たその言葉に驚き、思わずサトシは飲んでいたお茶を吹いてしまった。
「やだ、もう。子供じゃないんだから吹かないで」
「だ、だって…」
サトシの口元をハンカチで吹きながら文句を言うウララに、サトシは口を尖らせた。
ウララが急にあんな質問をしてくるんだから、茶を吹いても仕方ない。
「で、どっちが好みなの?巨乳と貧乳」
「っ、何でそんな質問をするんだよ」
サトシが聞き返すと、ウララは頬をうっすらと赤く染めた。そして、俯く。
「それは、その…えっと…」
「恥ずかしがらずに教えろよ」
そうは言ってやったものの、相変わらずウララは恥ずかしそうに俯いている。
何でそんなに恥ずかしがるのだろう。よっぽど変な事をウララは考えていたのだろうか。
「あのね」
やっとウララが口を開く。
「えっと、もしサトシさんが『巨乳の方が好き』って答えたら、私、頑張って胸を大きくしないと駄目じゃない。ほら、私胸小さいから」
「…」
何だ、そんな事か。
サトシはクスリと笑った。
「…俺はまあ、貧乳よりは巨乳の方が好きかな」
「えっ、じゃあ…」
「でも、胸なんて関係ない。俺は今のままのウララが一番好きだぜ。だから、何もしなくていいよ」
ウララが顔を真っ赤にする。
可愛い。やっぱりウララは今のままが一番だ。
『ウララは恥ずかしがりすぎ!付き合ってるんだから、もっとサトシに甘えてもいいのよ?』
昨日、ヒカリにこう言われてしまった。
余計なお世話だが、確かに一理あった。
ウララは必要以上にプライドが高く、その上思っている事を素直に言えない。
だから、サトシと恋人らしい事をするなんて夢のまた夢だ。
しかもサトシはサトシで恋に鈍感なので、ウララの『甘えたい』という心中も知らないだろう。
だから、ヒカリはウララに『サトシに甘えなさい』と伝えたのだろう。
――――――――――
だが、どういう風に甘えればいいのだろう。
急に抱き付いたり、腕にしがみついたりすればいいのだろうか。
正直、そんなの恥ずかしくてとてもできない。しかもいきなり甘えたら『うざい』と思われて嫌われるかもしれない。それだけは嫌だ。
ふぅ、とため息を吐きサトシの背中を見つめる。
余計な事をして嫌われるのは嫌だが、しないと距離が遠退くかもしれない。
ここは、勇気を出して甘えてみよう。
ウララはそっとサトシに近づき、抱きつこうとした。
さあ、抱きつけ。抱きつけ。
体にそうやって言い聞かせているものの、やはり『恥ずかしい』と思っている自分が心のどこかにいる。
もう、無理だ。
そう悟ったウララは、サトシから離れた。
「…あ」
ふいに、サトシが声を出す。
「もう日が暮れてる。またなウララ」
「あ、ああ、うん」
結局甘えられなかった。これじゃあ彼女失格だ。
俯いていると、サトシから顎を掬い上げられた。
「え?な、何?」
「いや、ちょっと目、つぶって」
「う、うん…」
言われるがままに目を閉じると、唇に柔らかい感触がした。
「!?」
それがキスだとわかりウララは顔が真っ赤になるものの、あまりに突然の出来事だったので拒絶さえできなかった。
「…んっ」
「…っ」
やがて唇が離れ、ウララは怒鳴ってやろうとしたが、心のどこかでキスを喜ぶ自分がいたため、何も言えなかった。
「へへっ、顔真っ赤。可愛い」
「え?いや、ちょ…」
「じゃあな!」
サトシが走り去る。
完全にやられた。今日はこちらが甘えてやろうとしてたのに。
やっぱり彼には勝てないらしい。
絶対誘ってる。
サトシはひっそりそう思った。
「今日は暑いわね…」そう呟き、手を仰がせるのはウララ。
絶対誘ってる。
汗ばんだ髪、汗のせいで肌にくっついている服。
自分だって健全な男子。そんなものを見たら欲情してしまう。
「…ウララ」
「ん?」
名前を呼べば、ウララは返事をして首を傾げた。
その可愛らしい仕草に、胸は益々高鳴る。
「ごめん。我慢とか無理」
サトシは最初に謝っておき、ウララを押し倒した。
「え…」
ウララが何か言いかけた時、サトシは彼女の唇に噛み付くようなキスをした。
最初は噛み付いて終わり。一旦唇を離し、次も唇に噛み付き、彼女の口内に舌を入れる。
「…あ、ぅん…」
声を漏らすウララに、サトシは益々欲情してしまう。
ウララの服に手を入れると、彼女に腕を思い切り掴まれた。
「っ、やめて!誰かが来るかもしれないでしょ!」
「誰かが来なければ、ヤっていいの?」
「え?あ、えっと…」
顔を赤くして黙り込んだウララを見て、サトシは小さく笑った。
「大丈夫だって」
「え?でも…あっ」
真っ白な首筋に顔を埋めると、ウララは甘い声を漏らした。
「ちょ、私、汗が…」
「大丈夫、大丈夫。ウララいい匂いする」
「…馬鹿」
サトシはウララがすっかり黙ったのに気付き、首筋に赤い花を咲かせた。
いつものウララならここで怒るはずなのに、今日は何も言わない。
サトシは不思議に思い、ウララの顔を覗いた。
「こんな事しちゃったけど、いいのか?」
「いいわよ別に。続けて」
「…わかった」
サトシは口元を緩ませ、今度は首筋を舐めた。
「んっ…」
すると、ウララは声を漏らしてサトシの服を握りしめた。
その行動が可愛くて可愛くて堪らなくなり、サトシはウララを思い切り抱きしめた。
「ちょ、苦し…」
「ウララが可愛すぎるのが悪いんだろ」
「!!」
ウララは顔を真っ赤にし、「馬鹿」と呟いた。
そして、サトシの首筋に顔を埋める。
「はは。照れてんの?」
「っ、照れてないわよ!」
ウララはそう怒鳴ると、暫く黙り込んだあと、呟いた。
「ねえ…、大好き」
ウララはサトシの首に腕を回すと、彼の唇に自分のそれを押し付けた。
その行動に完全にサトシの理性は崩壊した。
「やっぱり誘ってるだろ!」
「誘ってなんかないわよ!ただ…私は…」
あなたのことが好きすぎたからやってしまっただけ。
顔を赤く染めてウララはそう言った。
それを見てサトシの心臓は大きく跳ね上がる。
「ウララ…脱いでくれ」
「え?」
「頼む。優しくするから」
「…うん」
ウララは少し躊躇った後、服を脱ぐ。
だが、いつまで経っても下着は脱がない。
「ウララ、もしかして怖い?」
「うん…。怖い…」
「そっか。なら、今日はもう終わりでいいよ」
「えっ」
ウララのことを考えた提案なのだと思ったのだが、彼女は嫌そうな顔をする。
暫くすると、黙り込んでいたウララが口を開いた。
「今日がいい…。私、あなたが今すぐ欲しい…」
「〜っ!!」
そう言われると、もう何も言い返せなくなった。
「…わかった」
サトシは顔を真っ赤にして頷くと、ウララの下着を外してやった。
全然そんなつもりなかったのに。
いつものように2人で他愛ない話をしていただけなのに。
笑ったり照れたりムッとしたり、表情がコロコロ変わるウララが可愛くて可愛くて、サトシは彼女を押し倒してしまった。
今、サトシの腕の下にいるのは、状況を理解できていないようで顔を真っ赤にしているウララの姿。
きっと、彼女は恐がっている。
だから退かなくてはいけない、そう思ってはいても、あまりにもウララが可愛すぎて、離れたくなかった。
「ウララ、ごめん。ウララが恐がってるっていうのはわかるんだけどさ、俺だって健全な男子だから、退きたくないんだよ」
「…っあ」
首筋に歯をたてると、ウララは小さく声を漏らした。
「ちょっ、やめて…やっ!」
服の中に手を入れると、再びウララは声を出す。
しかしまだまだ声を押し殺しているようで、本当の彼女の喘ぎはこんなものではないだろう。
「ウララ、思い切り声出せって」
「い、いやよっ!何で私が」
「…」
ウララはきっと、恥ずかしがっているのだろう。
多分こんな事をされる事自体はあまり嫌ではないのだ。
だって本当に嫌だったら、ウララはきっと容赦無しに平手打ちをしてくる。
「ウララ、大丈夫。優しくするから、力抜いて…素直になれよ…」
そう、なるべく優しく言ってやると、ウララは目をつり上げてこちらを睨んできた。
『今度こそ本気でビンタされる』と思ったが、ウララは顔を益々赤くし、目を閉じた。
「わかった…わ。あなたを信じる…」
「おっ、素直だ。可愛い」
「っ!『可愛い』は余計よ!」
「照れてるくせに」
サトシは意地悪く笑い、ウララの服を脱がせた。
沈黙が辛かった。
サトシと2人きりになれて嬉しいものの、なかなか話の話題が見つからない。
別に何かを喋りたいんだったらジムの事とかコンテストの事でもいいんだが、それじゃあどこか物足りない。
ウララとサトシは一応だが恋人同士。もっと恋人らしい話はできないのだろうか。
どうしよう。本当にどうしよう。
そう思っていた時、ふいに髪を撫でられた。
「うわー、さらさらー」
「!!」
顔がカァッと熱くなるが、こういう風に髪を撫でられるのは別に嫌じゃないので放っておいた。
それでも、少し恥ずかしい。思い切り叫びたい気分だ。
髪を撫でている手が止まったかと思うと、次は抱きしめられた。
凄く恥ずかしいが、『嬉しい』という気持ちもある。
基本恋に疎いサトシが、ウララにだけこういった姿を見せる。
それが堪らなく嬉しいのだ。
サトシの抱きしめる腕が弱まったかと思うと、今度は唇にキスをされた。
さすがにこれには黙っていられない。
「ちょっと!何するのよ!」
「え?嫌だった?」
首を傾げて聞かれる。
『別に嫌じゃないし、むしろ嬉しい』
そう素直に自分の気持ちが伝えられたらいいのに、ウララにはそれができない。だって、恥ずかしい。
「…普通よ」
そっぽを向いて答えると、サトシは暫く何も言わなくなった。
何だか嫌な予感がする。
ウララが部屋を出ようとすると、その瞬間サトシに押し倒された。
「…え」
やっぱり、予感は的中した。
もう少し早く部屋を出ていけばよかった。
「やめて。お願い」
「何で嫌なんだよ」
「あ、明日ガバイトと特訓をしたいの…」
「俺も手伝うよ。だからいい?」
にやりと笑うサトシに背筋を震わせる。
でも、こうなった彼はもう止められない。
ウララは諦め、サトシに身を任せた。
「お、今日のウララは素直だな」
「五月蝿い。…あと、したければすれば」
「そうか。じゃあ遠慮なく」
187 :
結局好き:2010/08/26(木) 22:42:09 ID:???0
イライラする。何だか物凄くイライラする。
ファンの女の子から話し掛けられてデレデレするサトシ。
サトシほどポケモンバトルが強い人間にはファンがいるのは当たり前。それはわかっているのだが、あそこまで仲良くされると正直ムカつく。
それにしても、必要以上に顔が近い。話すだけなんだから、別に遠くてもいいだろうに。
本当にムカついてきた。もう我慢できない。
「ちょっと!こっち来て!」
「え?ウララ?っわ…」
サトシの腕を引っ張ると、ファンの女の子はポカンとしてこちらを見ていた。
そんな表情を見て、満足なような恥ずかしいようなそんな気持ちになった。
――――――――――
「ちょ、ストップストップ!どうしたんだよ」
やたら叫んでいたので仕方なく腕を放してやると、サトシは苦笑した。
「どうしたんだよウララ」
「別に。嫉妬しただけよ」
言い終わったあと、ウララは『しまった』と思った。
『嫉妬』とはっきり言ってしまうなんて、我ながららしくない。
「あ、ウララ?」
「っ、言っとくけど、勘違いしないで!私はあなたに嫉妬してるのよ!」
下手くそな言い訳だが、サトシはただポカンとしてウララを見ている。
「まったく。私より人気があるなんてどういう事よ。しかも、初対面の人間とあんなに楽しく喋れるなんて凄いわね」
嫌味ったらしく言うと、サトシは「ぷっ」と笑った。
188 :
結局好き:2010/08/26(木) 22:43:17 ID:???0
「何がおかしいのよ!」
「いや、『嘘吐かなくてもいいのになー…』って思って」
「なっ…」
『嘘じゃないわよ!』と怒鳴ってやろうとしたら、突然抱きしめられた。
今までで一番近くに感じる、サトシの体温、匂いにウララは心臓が大きく動く。
「嫉妬なんてしなくてもいいよ。俺が好きなのはウララだから」
「…っ、嘘」
「嘘じゃないよ。試してみる?」
「…遠慮しとくわ」
黒く笑うサトシを見て、悪寒を感じながら答える。
するとサトシは益々笑った。
「あんまり笑わないでよ!」
「あはは、だって…ははっ」
「〜っ!もうっ!!」
ウララは真っ赤な顔を隠すようにサトシの胸に飛び込む。
するとサトシはそんなウララの頭を優しく撫でた。
「サトシさん」
出た。そのサトシ“さん”っていうのが嫌だ。
ウララはサトシ以外の人間にもさん付けをするので最初の頃は特に気にならなかったが、恋人同士になってからはもう滅茶苦茶気になる。
一回でもいいから、呼び捨てで呼んでほしい。
「なぁウララ、一回俺のこと『サトシ』って呼び捨てで呼んでくれない?」
「え」と顔を真っ赤にしてウララが固まる。
そんな姿が可愛くて可愛くて抱きしめたくなったけど、抱きしめたら負けだ。
「な、頼むよウララ。一回だけでいいから!」
「…でも…その…」
ウララは口元を手で隠す。
戸惑っているのだろう。
「何でそんなに嫌なんだ?」
「は、恥ずかしい…」
可愛い。顔を真っ赤にしてその言葉は反則だ。
本当に本気で抱きしめたい。キスをしたい。あわよくば、それ以上の事をしたい。
いや、でも今は呼び捨てで呼んでもらう事が先だ。
「ほら、頑張れウララ」
「わかったわ…」
ウララは咳払いをして、難しい顔をした。
やっと呼び捨てにしてもらえると思うと、自然と口元が緩んだ。
「さ、さ、サトシ…」
「おお!」
『やった』そう思った時、ウララは俯いて、呟いた。
「………………さん…」
「え〜」
サトシは、思わず苦笑してしまった。
それが勘に触れたのか、ウララは多分色んな意味で顔を真っ赤にした。
「五月蝿いわね!恥ずかしいんだもの、仕方ないでしょ!」
「あはは、ごめんごめん」
呼び捨てで呼んでもらえるようになるのは、まだまだ遠い日の事らしい。
でも、まあいいか。
ウララと一緒にいられるだけで、幸せなのだから。
190 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/27(金) 00:21:36 ID:yjkxT3uV0
良スレage
ここまで画像なし
192 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/28(土) 23:24:34 ID:koqLS70+0
良スレage
193 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/30(月) 13:28:13 ID:LdObRjjd0
良スレage
194 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/31(火) 11:59:16 ID:YOjUyIld0
ウララスレ落ちてた・・・
195 :
名無しさん、君に決めた!:2010/09/01(水) 21:32:47 ID:CYxIxGvD0
良スレage
ゲロ顔ブサトシ
197 :
名無しさん、君に決めた!:2010/09/09(木) 17:23:33 ID:g/Hk2Lsv0
良スレage
薄汚いブサトシにはもったいない相手
ブサトシはゲロメンブサトシ腐とくっついてろ
ヒカリはサトシには告白しなかったね
201 :
名無しさん、君に決めた!:
良スレage