506 :
κ,κ:2010/08/28(土) 21:34:20 ID:???0
>>504 見てきました。素晴らしいです。誰が作ったのですか?
>>506 保管サイトの方だけ知ってる人って可能性も有るんじゃ無いか
何にせよ期待してちょくちょく覗きにいこうw
508 :
κ,κ:2010/08/29(日) 00:21:40 ID:???0
>>507 前に2枚の絵を載せてくれた人と耳の描き方が似ていたので…
期待して待ってます。
ぎくりとして俺は咄嗟に手を引く。一体なんだ、まさか生きた魚か何かでも入っているのか?
直後、蓋は微かに開き、その暗い隙間から赤く輝く両目が覗いた。
「クク……積荷を齧ろうとする泥棒ネズミちゃん見ーっけ」けらけらと樽は静かに嘲笑う。
何奴ッ――叫ぶより速く、鋭い鉤爪の生えた手が樽の奥から伸びて俺の口元を掴んで塞ぎ、
そのまま俺はあっという間に樽の中へと強引に引きずり込まれてしまった。
もがこうとしても手の主は暗闇の中で俺を逃がすまいとしっかりと両腕で押さえ込む。
何たる油断。まさか樽の中にこんな曲者が潜むとは。だが、俺の体に密着するなど自殺行為に等しい。
隙を見て思い切り放電を見舞ってやろうと、俺は気付かれぬよう黙ってそっと電気を蓄えた。
「もう少し沖に出るまで大人しくしてな。さもねーと新鮮なネズミの冷凍にしちまうぞ、ヒャハ」
冷ややかな吐息とともに耳元に囁く聞き覚えのある声、この笑い方。
すぐに樽の中身の正体に気付き、俺は充電を一旦止めた。
「マニューラ……か? なぜお前がここに――」
言い掛けて俺はハッとし、「”ピカチュウの”?」すかさず尋ねた。
「イカれた”人生”ってか。ヘッ、くだらねー。コピーがもう攻めてきたとでも思ったかよ」
マニューラはあっさりと答え、せせら笑うように言った。
「う、む……。だが、こんな紛らわしい密航者のような真似をして、一体どういうつもりだ。
カントーへ同行したければ堂々と言えばよかろうに」
「ふん、言っても無駄さ。あのクソカラスがオレをカントーには行かせようとしねーからな」
そうでもなかったら誰が好き好んでこんな薄汚ない樽の中にこそこそと隠れるか、マニューラは舌打つ。
「ピカチュウー? どこ行ったの、ピカチュウー!」
樽の外から、俺を探すミミロップの声が聞こえてくる。
「何にせよ、そろそろ離してもらおうか。いつまでも俺の姿が見えなければいらぬ騒ぎになるぞ」
「潮時か。ま、もう十分にシンオウからは離れただろうし、出してやっても良いぜ。
オレもこんな湿っぽい樽の中からなんて、さっさとオサラバしてーとこだったしな」
ぱかりと蓋を開けてマニューラは俺を放り出し、続けて自らもひょいと樽から飛び出た。
「あ、ピカチュウ! もう、なんでそんなところに……え、マニューラ?」
俺とマニューラの姿を見て、ミミロップはきょとんとした。
様子に気付き、ロズレイドや他の者達もぞろぞろと集まってくる。
「よう、ごきげんようテメーら。おっと、めんどくせーから先に言っておくが、オレはコピーなんかじゃねーぞ」
・
「んで、積荷に紛れ込んで乗り込んでいたと」
「ヒャハ、そのとーり。この程度の潜入なんてちょろいもんよ」
「勘弁してくれよ、ドンの野郎にあんたはくれぐれ乗せねえように言われてたってのに。
ホエルオーの体力もあるし、ここまで来て今更引き返せねえぞぉ……」
悪びれる様子の全く無いマニューラに、フローゼルは大きく溜め息をついた。
あの時、俺達が旅立ちの準備をしていた時、洋館の廊下で二匹が何やら口論していたのは、
カントーに行くことを反対されたことが原因だろうか。
「どうしてそこまでドンカラスにカントー行きを止められている?」
「……さーな。何かやましいことでも隠してるんじゃねーの? 知ったこっちゃねー、そんなの」
途端にマニューラは不機嫌そうに言葉を濁した。
「ま、まあ、いいじゃないですか。もう乗ってしまったのは仕方ないですよ。それに、
マニューラさんがいてくれれば戦力としてとても心強いですし」
疑念の目が集うマニューラをロズレイドが庇う。
「さっすがロゼ、話が分かるぜ、ヒャハハ。……ま、延々付き纏って迷惑をかけるつもりはねーよ。
オレもずっとテメーらのお守りしてるなんてごめんさ。オレにもオレの野暮用ってやつがあるからな」
GJ!
明日か明後日にでも続きを書きたいです。
……どうか、それまで再規制されませんようにw
「野暮用? カントーに一体どんな用事がある?」
「そう言えば……マニューラさんは元々シンオウのポケモンではない、と言っていましたね?
もしかして、カントーの出身なんですか?」
俺の問い掛けに、ロズレイドが口を挟む。
「そうなのか?」
そのような話は、俺にとって初耳だった。
「チッ……テメー、つまんねー事覚えてんな……」
ジロリと横目でロズレイドを睨みながら、マニューラは吐き捨てるように答えた。
「だが残念だな。そりゃハズレだ。カントーなんてとこは、見た事も行った事も食った事もありゃしねー」
「ならば、何故そこまでして行く必要があるのだ?」
「マニューラ、カントーにともだちいるの〜?」
ムウマージの何気ない言葉に、マニューラはハッとしたように目を見開く。
どうやら図星か。
「……ヘッ、トモダチとか、そんな御大層なモンじゃねーが……ま、近くとも遠からずだな」
「そうか。居場所は分かっているのか?」
「さーねえ……なんせ、もーかなり昔の話だ。とっくにくたばってんじゃねーかと思うぜ」
マニューラは俺達から目を反らし、決まりが悪そうにバリバリと前髪を掻く。
昔の知り合いに会いに行く……ただそれだけの事で、ドンカラスが猛反対するとは到底思えない。
他にも理由がある事は、まず間違いないと見ていいだろう。
だが、マニューラが全くの嘘を吐いている、といった風には見えなかった。
「じゃあ、そのお友達、ペルシアンさん達に探して貰ったら?
カントーの事だったら何だって知ってるんだから、すぐに見つかると思うよ!」
一連の話を聞いていたアブソルが手を叩き、目をキラキラさせる。
「おう! そーゆーこったら、おれっちが先に白猫の旦那に報告しに行ってやらあ!」
プテラもドン!と翼の先で胸を叩く。しかし、元が化石だったせいか、やたらタフで頑丈な奴だ。
「あー、いいっていいって」
マニューラは面倒臭そうに、鉤爪をひらひらさせがら押し止める。
「だからよ、オレはオレで勝手にすっから、テメーらに余計な手間ぁ掛けさせねーよ。
テメーらはコピー野郎共をぶっ飛ばす算段でもしてやがれ」
そう言うと、マニューラはゴロンと横になった。
「あーあ、何か無駄に体力使っちまったぜ。おいロゼ、一眠りすっから、あのヘナチョコ笛でも吹いてくれ」
「でもあれは……あまりお気に召さなかったんじゃ……」
「いーんだよ。オレが気まぐれなのは知ってんだろ。気が変わらねーうちに頼むぜ」
「あ……はい」
ロズレイドは手から葉を一枚ちぎり、口に当てて静かに吹き始めた。
心安らぐようなメロディが潮騒に乗って流れ、マニューラはすぐに大きなイビキを掻き始める。
つられてアブソルとムウマージ、それにプテラが寄り固まって眠り始めた。
ついでにフローゼルまで舟を漕ぎ始めたので、軽く電撃を食らわせてやって本来の漕ぎ場に戻らせる。
しかし……
いくら弱みを握られ、師弟関係を結んだとはいえ、身分的にはロズレイドの方が上なのだ。
このような様では、他の配下共に示しが付かないではないか……などと考えていると、
「ふ〜ん……そっか、そういう事……ふ〜ん、ふふふっ」
ロズレイドとマニューラを交互に見ながら、ミミロップが不穏な含み笑いを浮かべている。
「? どうした? 何がおかしい?」
「ううん、何でもな〜い。あ〜、でもこれじゃ、確かにドンが反対する訳よね」
「?? ……意味が分からん」
「い〜のい〜の、どーせ分からないでしょ。相変わらずニブチンなんだから」
「?! だから、それはどういう意m……」
「あ、あー……! 私も眠くなっちゃった。お、おっやすみ〜!」
俺が睨みを効かせるとミミロップは慌てて飛び退き、大きな耳で体を包みながら横になった。
全く、どいつもこいつも……
どうも、俺だけが取り残されているようで居心地が悪い。
だが、目の前に広がる広大な景色、頬袋を撫でる潮風は実に心地良い。
思えば、以前カントーに向かった時は、妙な機械の中に入らされるハメになっていた上、
ダークライの妨害に遭ったせいで、こんな風に海の旅を楽しむ余裕などなかった。
ロズレイドの草笛の音はまだ続いている。
俺も横になり、大海原に沈んでいく夕陽と共に目を閉じた。
515 :
κ,κ:2010/09/01(水) 08:22:03 ID:???0
―― 森の洋館の食堂
「今頃ボスたちは海の上か…」
「…またクソネコがいねぇが、とりあえず揃ったな。」
「では、始めるポ…ぞ。」
エレキブルが立ち上がる。
「前に話題になった離島の事だが、フライゴンたちが話をつけてくれたようだ。」
フローゼルが付け加える。
「ナギサ方面のポケモンは俺様たちが仲間にしたぜ。」
「つまり、シンオウ全土はボスの支配下にあるということですかい。」
「しかしまだボスの仲間になってない者もいるポチャ。」
「それはつまり…」
「ボスの話の神様を除いた1、2匹以外は、ボスに反対しているポチャ。」
「…反乱分子か。」
ドンカラスはフローゼルを睨む。
「どうするんだ?」
今まで黙っていたユキノオーが口を開いた。
「ややこしい事になる前に排除しなくてはならないな。」
「あぁ、では――
『ドン!新しい友達を連れてきたお!』
ビッパが勢い良くドアを開けた。
「…エンペルト、反乱分子は…」
ドンカラスが疲れた様に言った。
「排除だポチャ…」
5匹の溜め息とビッパの悲鳴が重なった。
続かない
GJ!
明日か明後日にでも続き書くよ
「亡者の箱にゃあ十五人、ラム酒を一瓶、ヨーホーホー」
朝日が僅かに顔を出す早朝、調子外れの歌声に眠りの底から意識を引き上げられ俺は目覚めた。
目をこすりながらその元を辿ると、艦首の先で陽気に歌うフローゼルの姿があった。
心と耳を掻き乱す濁声に他の者達も次々と目を覚まし、非難するようにぶつくさと唸りながら起き上がってくる。
「残りは酒と悪魔が片付けた、ラム酒を一瓶、ヨー……お、やっと目え覚ましたな」
俺達の様子に気付き、けろりとしてフローゼルは振り返った。
まったく、安らかだった寝付きとは対照的な何とひどい目覚めだろうか。
「もうじきカントーだ。そろそろ準備をしておいてくれよ」
そう言ってフローゼルが指し示した先、遥か彼方に薄っすらと陸地らしき影が見え始めていた。
このペースならば昼前頃には着くだろう。気楽だった船旅も終わりだ。しっかり気を引き締めておかねば。
いよいよ陸地が間近に迫り、フローゼルはホエルオーに指示を出す。
ホエルオーは大きな了解の鳴き声を一つ上げ、速度を緩めながら徐々に陸に寄っていった。
人目を避けられそうな周りを高台に囲まれる奥まった岸を見つけ、ホエルオーはゆっくりと身を停める。
「さあ、お待ちかねのカントーだ。さっさと降りれる奴から降りてくれ」
「うむ」
促されるままに、俺はホエルオーの背から降りる。他の者達もすぐに後に続いて飛び降りた。
最後にフローゼルが降り立ち、俺達全員の姿を見渡して確認してから、やれやれと安堵と疲れの混じった息を吐く。
「言われた通り、あんたらは無事に送り届けたからな。後は――」
フローゼルはじろりと恨めしくマニューラを一瞥する。
「言葉で言っても大人しくシンオウに帰ってなんてくれねえんでしょうね」
「何なら力ずくでかかって来てもいーんだぜ?」
マニューラは不敵に口端を上げ、鉤爪をチラつかせながら睨み返した。途端にフローゼルは縮み上がって目を逸らす。
以前に余程恐ろしい目にでも遭わされたのだろうか。こやつの場合は自業自得のような気がして、あまり不憫には思わないが。
「じょ、冗談じゃねえや。もう好きにしてくれ」
「おお、そーか。悪いねー」
口では言いつつも、全く悪気の感じられない態度でからからとマニューラは笑う。
報告に帰ったらドンの野郎になんてどやされるやら、フローゼルはぶつぶつと呟いて、もう一度心底疲れきった息をついた。
「なーに、シンオウにはちゃんとオレの代役を置いてきた。黙ってればしばらくは大丈夫さ、たぶんな」
代役? あの妙な違和感のあったマニューラか? 首を捻る俺をよそに、ロズレイドが合点が言ったように「ああ」と呟く。
怪訝に思って見やると、「いえ、なんでも」と手をひらひらと振るった。……何なのだ、一体?
――
「それで、マニューラのヤツはどうしてやがった」
「うん、とりあえず二階でニューラ達と大人しくしているみたいだ。何だかぼーっとしてて喋らないし、
ちょっと様子がおかしい気もするが……」
エンペルトの報告に、ドンカラスはばりばりと頭を掻いた。
――まあ、塞ぎ込んでも無理もねえか……。あっしだって本当は、すぐにでも飛び出して直接カントーに
自分の目ではっきりと真偽を確かめに行きてえ。だが、ヤミカラス達を捨て置くことは出来ねえし、
あいつにだってニューラ達がいる。もしも、最悪の真実がそこにあっても、
もう己の身を省みずに突っ走ることなんて出来ねえんだ。なら、いっそのこと確かめねえまま、
知らねえままの方がいいってことだってある……。
「どうしたんだ?」
押し黙ったままのドンカラスを不審に思い、エンペルトは声を掛ける。
「――ん。ああ、いや、ならいいんでえ。今日はあっしの奢りで、あいつらに好きなだけ飲み食いさせてやりなせえ」
「……分かった、言っておくよ」
519 :
κ,κ:2010/09/04(土) 17:07:38 ID:???0
>>517>>518 再びカントー上陸ですね。
もう一度20章あたりを読み返して思ったんですが、ザングースは何処にいるんですか?
>>519 ザングースとスターミー・ディグダはバンギラスを追っていったまま音信不通
……から物語的にも現実的にも三年は経っているw
恐らくバンギが向かったのはジョウトだから、今頃はそっち方面にいるかもしれないな。
明日明後日にでも続き書くぜ
522 :
κ,κ:2010/09/06(月) 21:56:03 ID:???O
携帯サイトの方がもうすぐ一万ヒットですね。
>>522 少し前までは七千か八千くらいだったと思ってたのに、大分増えてるなw
スレ住人として嬉しい限り
・
まずはペルシアンのもとに行かねばなるまい。ロズレイドにカントー地方のタウンマップを広げさせ、
現在地を調べる。俺達が降り立った場所はハナダの北東、二十五番道路から少し北に外れた位置のようだ。
「随分とまあ、カントーの最果てに捨て降ろされたものだな」まるで密入国者のようでは無いか、
俺はさっさと帰り支度を始めているフローゼルに毒づくように言った。
「実際密航みてえなもんなんだ、仕方ねえでしょうや。ここより南の方は人間の船の往来も激しくなってくるし、
ギャラドスの数も増えるから下手に潜航するのも危ねえ。それに、カントーの南からジョウトの方にかけての海域には、
海の神様が住んでるんだ」
「海の神?」そんな者がいる等という話は聞いたことがない。尋ねるようにそっとアブソルに視線を向けるが、
同じように首を傾げるばかりだ。
「ああ、でっけえ鳥か翼竜みてえな姿なんだと。俺様の爺さんからも、親父からも嫌って程聞かされた。
どんな荒くれ者になろうとも、あそこの海だけは荒らしちゃなんねえってな。俺達ゃ余所者。勝手に上り込んで、
神様もいい気がするわけがねえ。怒った海の怖さは俺様も知っている。例え迷信と笑われようと、
縁起でもないことは少しでもしたくねえのさ」
真剣な様子でフローゼルは語る。適当に繕った出任せを言っているようには思えない。
本当の神ではないとしても、神格化されるほど強い力を持った何かが実際に潜んでいるという可能性も否定できない。
ペルシアンと鳥達が恐れていた双子島の不可思議な吹雪、その元凶であった氷の怪鳥フリーザーも実在していた。
多少歩く距離が長くなろうと、大人しく陸路を行った方がよさそうだ。
海賊達と別れ、俺達は道筋を思案する。ペルシアンの居場所は、俺達が今いる二十五番道路からずっと南。
ハナダシティの更に先、ヤマブキシティの南に伸びる六番道路沿いの林の奥だ。
人間の多い街中や道路の真ん中を俺達が堂々と歩くわけにはいかない。どうにか人目を避けていかなければ。
このまま南下してハナダの東にある九番道路を横切り、岩山の脇を越えつつヤマブキの東、
八番道路を渡ってから南側に周り込むのが、人目をなるべく避けた上での最短距離となるだろうか。
「わざわざ案内しねえでも大丈夫そうだな。おれっちはちょっくら別の用事があっから、一足先に御一行を抜けさせてもらうぜ」
方針が決まり出発しようとしている俺達に、プテラが声を掛ける。
「そうか。ご苦労だな」どこに敵がいるかも知らぬ状況だ、きっと他にも伝令や哨戒の仕事があるのだろう。
特に引き止めずに俺はその姿を見送ろうとする。
「あ、そういや……」
翼を広げて羽ばたこうとする直前、プテラは不意に思い立ったように振り向いた。
「どうした?」
「あんたらの決めた合言葉はなんていいやがったっけなあ? おれっち、ちょっと忘れっぽいところがあってよぉ」
「……仕方のない奴め。ピカチュウの人生、だ」
「おお、そうだったそうだった。……んじゃ、道中つまらねえ怪我しねえように気ぃつけておくんなせえよ。
次に会う時まで元気でいてくれた方が、旦那らも喜ぶだろうからな、へっへ」
プテラは勢いよく飛び上がり、俺達の上空で数回旋回してから、あっという間に西の空の彼方へと消えていった。
さて、改めて出発するとしよう。だが、その前に――
「……お前も何か野暮用とやらがあるのではなかったのか、マニューラ」
何気なく俺達に混じってついて来ようとしているマニューラに、すかさず俺は釘を刺す。
「ケッ、細けーネズミちゃんだな。オレはオレで勝手にしてるっていっただろ。いちいち気にしてねーで、
さっさとそのペルシアンとかいう奴のところまで行きな。ちょっくらオレもそいつに会ってみたくなったのさ。
まあ、会ったついでに何か聞くこともあるかもしれねーけど、あくまで個人的にだ。テメーらにゃ何の迷惑にもなんねーだろ?」
GJ!
527 :
κ,κ:2010/09/10(金) 10:55:22 ID:???O
>>527 乙、ついに一万いったみたいだな
さっそくトップページにその絵が置いてあったぞw
529 :
κ,κ:2010/09/11(土) 00:08:19 ID:???O
>>528 びっくりしました。少し照れくさいけど、嬉しいです。他にはうごメモともリンクしましたね。
こやつのことだ、ここで追い払ったところでどうせ後からこっそりつけてくるだろう。
背後の方でこそこそされるくらいなら、目の届く場所に置いておいた方が幾らかましかもしれない。
「好きにするがいい」
言い捨てるようにして、俺は歩き出した。
「そうつんつんするなよ。どーせ短い付き合いなんだ、精々仲良くいこうじゃねーか、なー?」
言いながら、マニューラは傍にいたロズレイドと半ば強引に肩を組んでみせた。
わ、わ、とロズレイドは慌てた様子でよろける。
……やれやれ、頭が重くなってきた。何だか耳の先っぽがじんじん疼く。
さっさとペルシアンのところに行って、この余計な心労から解き放たれたい。
予定通り俺達は二十五番道路を南に跨いで、整備されていない林の中をひたすら突き進み、
ハナダシティを東に迂回していった。九番道路に差し掛かる頃には日は徐々に傾き始め、
八番道路を目指してゴツゴツとした山道を歩んでいる途中で、辺りはすっかり暗くなっていた。
平坦な道ならまだしも、粗い山道を夜通しで歩き続けるのは危険な上に体力的にも厳しいと判断し、
俺達は岩壁に開いた適当な洞穴を見繕ってそこで夜を明かすことにした。
翌朝、空が僅かに白み始めたような頃に俺達は出発し、ようやく八番道路まで抜けて六番道路付近に
辿り着いた時には、太陽は空の真上近くにまで来ていた。
「……んで、どこにいるんだよ、ペルシアンって奴は。この中から探し出すなんてメンドーにも程があるぜ」
鬱蒼と広がる森の中を気だるげに見回し、マニューラはぼやくように言った。
「来るまでに何度かポッポが俺達の上を飛び交って行った。その内、奴の方から接触してくるだろう」
「もう来てるニャ」
突然の頭上からの声に驚いて俺は見上げると、大きな白猫が太い枝の上に座り込んで
こちらをにやにやと見下ろしていた。
「くふふ、いいマヌケ面だニャ。ポッポがタネマシンガン喰らったみたいな顔してたニャー。
アンタが来る時はいっつもボクばかり驚かされて樹から落とされたりヒドい目にあってシャクだったから、
今回は逆に驚かせてやろうと先回りしてやったのニャー。……おかげでちょっと疲れたけどニャ」
明日明後日にでも続き書く
先程まで確かに樹の上に何も居なかった。緑と茶の中にあんな白い影があれば、
いくらなんでも見落とすはずはないのだが。音も気配もなく唐突に、まるで最初から
そこにいたかのようにペルシアンは現れた。ダークライの件で過去に神々に取り憑かれた事で、
こやつにも何か神の力の切れ端が残留しているのやもしれない。
奇妙な瞬間移動のような現れ方は、洋館でのボーマンダ――ディアルガを髣髴とさせる。
ぐうたらと惰眠を貪るのが好きなもの同士、気が合いでもしたのだろうか。
「……一先ず、出迎えご苦労」呆れの溜め息を堪えて、俺は何事もなさそうに言ってやった。
いちいち角を立てていたらこちらの身が持たん。
「ふふん、こちらこそわざわざカントーまでご足労おかけしたニャ。思っていたよりも
早い到着で驚いたニャ。足もとい、翼の速いプテラを送った甲斐があった見たいだニャー」
すとんとペルシアンは枝から降り立ち、俺達を見回した。その途中、マニューラに目を留め、
ヒゲをぴくりと反応させる。
「ニューラ族らしきアナタは、シンオウからのお仲間ですかニャ? ボクがペルシアン、よろしくニャ。
種族は違えど猫同士、是非是非お近づきになりたいところだニャー」
目にも留まらぬ速さでペルシアンは擦り寄り、両前足でマニューラの手を握った。
「お、おう……」
さしものマニューラも少し唖然とした様子で応じる。
「いやー、ドンカラスとやらが送ってくるシンオウからの使者は、黄色いゴリラみたいのや、
痩せぎすの狐みたいのや、毒々しい色した蛙や、青い円盤みたいな変な奴らばっかりだったから、
アナタが来てくれて嬉しいニャー。どうかニャ、今度二匹でゆっくりと――」
「自己紹介それくらいにして、ミュウツー達の手がかりとなる情報を聞かせていただきませんか。
そのために僕達は来たんですから」
二匹の間に強引に割って入り、ロズレイドは話を切り出した。その表情はどこかムスッとして、
ペルシアンを睨んでいるようだ。
「……言われなくても分かってるニャ。そういえばアンタも前は見かけなかったけど、
新顔かニャ? まー、どうでもいいけどニャー」
ペルシアンは不機嫌そうにロズレイドを睨み返し、蔑むように言った。
「元、ロゼリアですよ。進化した今はロズレイドって言いますがね」
「あー、あのおチビちゃんニャー。言われて見れば面影がある気がするけど、すっかり存在を忘れてたニャ」
「ほー、そうですか。体だけじゃなく、頭の中まで白くて空っぽなんですかね」
ロズレイドとペルシアンは顔を突き合せ、火花が散りそうなほど視線をぶつけ合う。
そんな二匹の様子を見てミミロップはくすくすとどこか微笑ましそうに笑い、アブソルとムウマージはぽかんとし、
俺とマニューラは怪訝に首を傾げた。ちょっとしたことですぐに熱くなるような奴でもなかったのに、
最近のロズレイドの行動はどうにもよく分からん。進化した影響なのだろうか?
何にせよ、取っ組み合いに発展する前に止めねばな。
「そのくらいにしておけ。内輪でくだらぬ揉め事を起こしている場合ではないだろう」
ふん、と二匹は互いに顔を背けた。
「……口惜しいけど、そろそろ本題に入るかニャ。プテラから大体の要件は聞いてるニャ?」
「ああ。保護しているエーフィは今どうしている?」
「意識が戻った直後は怯えきって錯乱してたけど、今は大分持ち直してるニャ。ま、ついてくるニャ」
ペルシアンが案内した先は、前にピジョンが俺達を泊めてくれた大きな古木がだった。
「エーフィはあの奥に匿っているニャ」
古木の根元に空いたほら穴をペルシアンは指し示す。
「そうか。早速手がかりになりそうな話を聞かせてもらいたい」
「ちょっと待つニャ」
足早にほら穴へ向かおうとする俺を、ペルシアンが止める。
「アンタらは急に姿を見せない方がいいニャ。びっくりして、またパニックになっちゃうかもしれないニャ」
「何故だ?」
「よっぽど酷い目にあわされたんだろうニャー……うわ言でミュウツーとアンタらのコピーの事を呟いてたのニャ。
先にボクが行って了解をとってくるから、ちょっと待ってて欲しいニャ」
言われるまま、俺達はペルシアンに任せてほら穴の脇で待つことにした。
少しして、エーフィの了解を得たのかペルシアンがほら穴から顔を覗かせ、ちょいちょいと手で俺達を招く。
「入っていいニャ」
ほら穴の中には乾いた柔らかい葉がたっぷりと敷き詰められ、その一番奥にエーフィは横になっていた。
その体の所々には包帯が巻かれ、痛ましい姿となってしまっている。
538 :
κ,κ:2010/09/18(土) 23:32:26 ID:???O
そうですね。自分は買いませんが、ピカチュウにもイッシュ地方に行ってほしいです。
両方買ったぜ
いつかイッシュに行くとしても、ホウエンの後にしたいところかなー
明日明後日にでも続き書くよ
ほぼ最後尾だったんで一旦あげておく
「君達……」
俺達に気付き、ふらふらとエーフィは首を起こした。こちらを見やる表情には微かな怯えと、
どこか複雑な感情が入り混じっているように見える。
「すまない。俺の力が至らなかったばかりに」
言って、俺は顔を伏せた。大水に沈み崩落の近かった洞窟にレッド達が最後まで残ったのは、
俺達の背後を守り無事に外へ逃がすためでもあったろう。
エーフィはそっと首を横に振るう。
「望んでやったことだし、謝らなくたっていい。……レッド君なら、きっとそう言う」
ぐっと目を閉じ、堪えるようにエーフィは言った。
悲痛な様子に深い罪悪感を呼び起こされ、俺はそれ以上掛けられる言葉が出てこなかった。
重苦しい沈黙が洞穴内に淀んだ。
「後ろ向きに沈んでばかりいても仕方ないのニャ。そろそろ少しは前向きになれそうな話をしようニャ」
見兼ねた様子で、ペルシアンが口火を切る。
「そのレッドっていう人間だって、まだ死んだって決まったわけじゃ無いんだニャー?
思い出すのは辛いかもしれないけれど、なにがあったか皆にも詳しく聞かせてもらえないかニャ、エーフィ」
少し躊躇った後、こくりとエーフィは頷いた。
奴らとの戦いは、まるで醒めない悪夢のようだったとエーフィは話す。
何度も何度も、普通ならばしばらく立てないような痛手を負わせたとしても、
奴らはすぐに起き上がったという。善戦もむなしく、レッド達はどんどんと追い詰められ、
カビゴンが最終手段である自らを犠牲にする大技――自爆を決断するに至った。
「では、俺達が脱出中に感じた衝撃と閃光は……」
「そう、カビゴンの起こした爆発……」
特殊な光の物理障壁を張れるエーフィは矢面に立って爆風を受け止めレッドを守ろうとしたが、
崩れ行く洞窟の中でやがて気を失ってしまう。
「おぼろげな意識を彷徨う中……一つだけはっきりと頭に聞こえた。奴の、ミュウツーの声。
“この人間の命は暫し預かっておく。私を止めたくば追って来い、ジョウトまで!”」
543 :
κ,κ:2010/09/23(木) 14:44:12 ID:???O
ジョウトですか。シロガネ山もあるので、レッド関係の話が面白そうです
明日か明後日にでも続き書くぜ
ほぉ
GJ
エーフィがその声の内容を発した瞬間、エーフィにミュウツーの姿が被って見え、
頭の中に様々な映像がフラッシュバックするように雪崩れ込んでくる。
上空から見た人間の都市部、町の中心を横切るように延びる鉄橋、
可笑しな円盤みたいなものが天辺についた塔、鮮やかな垂れ幕の下がった大きなビル。
そこから視点は地下へと潜り、地下道を人目を忍ぶように駆け抜ける影の姿を写したところで、
まるでテレビを消すように映像はぷつりと途切れる。
直後、体が強烈な疲労感に襲われ、そのままふらりと木の葉の上に前のめりに倒れた。
「ど、どうしたニャ!?」
「ん――? おい!」
驚いた様子のペルシアンとマニューラの声が響く。
「少しふら付いただけ、問題はない……」
言いながらふらふらと俺は起き上がる。ミミロップ、ロズレイド、アブソル、ムウマージも同じように
倒れていたらしく、呻き声を上げながら起き上がってきた。
「お前達にも見えたか……?」
俺が問うと、ミミロップ達は弱々しく頷き、ペルシアンとマニューラは訝しそうな顔をした。
どうやら直接ミュウツーと関わった者だけが先程の映像を見させられたようだ。
「ごめん……奴の残留思念……逆流して、止められなかった……」
エーフィはがくりと顔を俯かせ、辛そうに肩で息をする。
「無理をするんじゃないニャ、エーフィ。ピカチュウ、アンタらには一体何が見えたんだニャ?」
「ああ――」
俺はペルシアンに見えたものを話す。
「ふうむ」
ペルシアンは尻尾をぱたぱたとさせて頭を巡らせている素振りみせる。
「どこか分かりそうか?」
「いーや、悪いけどさっぱりだニャ。ジョウトに追って来いって言っていた以上、ジョウトにある場所なんだろうけど、
残念ながらボクもジョウトのことは詳しくないんだニャー。鳥達も中々あっちには行けない事情があってニャ。
だけど、知っているかもしれないヤツを一匹知ってるニャ。覚えてないかニャ、自分の事を元人間だって言い張る、
人間の言葉を話す胡散臭いデルビルのことを」
そういえば、奴も俺達に紛れてちゃっかり崩落を逃れていたのか。あの時はレッドの安否と
アブソルの容態が気がかりで、奴にまで気をかけている余裕は無かったが。
「ヤツも今ウチで預かっているのニャ。本当に人間だったのなら人間の都市にはそこそこ詳しいはずだニャ。
連れてこさせるから一応聞いてみるといいニャ」
ペルシアンはほら穴を出て鳥達を呼び寄せ、指示を出した。しばらくして大きな鳥の羽音が響き、
何かを半ば落とすように乱暴に置いていった。
「もっと丁寧に降ろせ、アホ鳥め!」
人間の言葉で文句を叫ぶ声が聞こえてくる。
「届いたようだニャ」
――「ああ、そりゃきっとコガネシティだ、任務――いや、旅行で何度も行ったから間違いねえ。
垂れ幕のビルはコガネ百貨店、塔はラジオ塔、町を横切る鉄橋はリニアの線路のことだろうな。地下通路もあるぜ」
そこがジョウト地方のどこかにある都市である事と、特徴的な建物の事を簡潔に伝えると、
デルビルはすらすらと一致する場所を当て嵌めて答えてみせた。
GJ! いよいよジョウト編突入かw
明日か明後日にでも続きを書きたいです。
550 :
κ,κ:2010/09/29(水) 20:24:50 ID:???O
「ではミュウツー達は、そのコガネシティという所に居るのか?」
「でも、百貨店やラジオ塔やリニア線路……って、どう考えても人間の多い街ですよ?
地下通路にしたって、恐らくは人間が通行する為に作られたものでしょう?」
俺の言葉に、ロズレイドが異を唱える。
確かに、カントーで言えばタマムシやヤマブキ、シンオウで言えばコトブキやトバリのような、
人間が言うところの、都会的で拓けた場所には違いない。
「ミュウツーだけならともかく、そんな所に人質も含め、大勢のポケモンが隠れていられるでしょうか?
エレキブルさん達がギンガ団の跡地を利用しているのとは訳が違うんですから」
「ふむ……ならば、お前はこれをどう捉える?」
「そうですね……」
暫し沈黙した後、おもむろにロズレイドは考えを述べた。
「時間的に見て……例えテレポートを使ったとしても、そんな即座に移動できるとは思えません。
もしかしたら、我々が見た風景は……ミュウツーの記憶の中の景色かもしれません」
「奴の記憶?」
「飽くまで僕の推測ですが、ミュウツーは……過去にジョウトへ行った事があるのではないでしょうか。
いくら強者とは言え、自分が全く知らない場所では、戦闘において優位に立つ事は難しい筈です。
既に奴らは何らかの策を講じた上で、我々を誘き寄せようとしているのだと思います」
「ならば、コガネシティの風景を見せたのも、奴の罠だというのか」
「そこまでは分かりませんが、僕達にとって厄介な場所である事は、まず間違いないでしょう」
「ヒューヒュー! ちったあ戦略家らしくなってきたじゃねーか。ロゼちゃんてば冴えてるぅ〜!」
マニューラに囃し立てられ、ロズレイドは急に照れたように頭を掻く。
「まあ、それはいいとしてだニャ……」
ゴホン、と咳払いをし、今度はペルシアンが二匹の間にどっかりと割って入る。
一体こいつらは、いちいち何をしておるのだ?
「そのジョウトまで、一体どうやって行くつもりニャ? アンタなら何か知ってるかニャ?」
ペルシアンがそう言って向き直ると、フン、と鼻を鳴らし、小馬鹿にした様にデルビルは答える。
「ああ、当たり前だろ。大まかに言や、手段は三つだ。まず、例のリニアだが……」
「待て。そんなものにポケモンが乗れる訳なかろう」
「せっかちな野郎だな! 最後まで聞けよ!」
俺が口を挟むと、デルビルはムッとしたように吠え立てた。そう言う貴様こそ、実に短気な野郎だ。
「ポケモンどころか、今は人間だって乗れやしねえよ。仲――いや、誰かが発電所に忍びこんで
何やらやらかしたせいで、リニアへの送電が止まっちまってる。ま、当分は運行できねえだろうな」
「……やけに詳しいな」
ドスを効かせつつジロリと睨むと、デルビルはギョッとしたように身を竦ませた。
まあ、これまでの態度や言動からして、こやつの正体について薄々感付いてはいるが……
今は配下の手前、黙っていてやる事にする。
「……次に陸路だが……こいつは容易な事じゃねえ。あの山のおかげで、人間様だって立ち往生だ」
気を取り直したように言葉を続け、デルビルは首を西の方へ向けた。
その遥か彼方に、雲を突くような高峰が霞んで見える。
「あれはシロガネ山だニャ。この国で一番高い山、と言われているニャー。
あの辺は強いポケモンが多いし、伝説の火の鳥が住んでいる、とも言われているニャ」
だからこそ、迂闊に鳥達も近付けられない、とペルシアンは言う。
「それを越えて行くんだ、余程のツワモノか、丸っきりの馬鹿じゃなきゃ無理ってもんだぜ。
となると、残るのは海路だ。クチバシティからアサギシティまで、定期便の船が出ている筈だ」
無論、俺達がその船に乗れる訳はないが、シンオウに使いを出せば船足は確保できる。
だがフローゼル達は、ジョウトの海……いや、そこに住む海の神とやらを、異常なまでに恐れていた。
海に暮らす者達は、特に迷信にはうるさいという。
たとえ脅しを掛けたところで、奴らが首を縦に振らなければどうにも仕様がない。
「まあ、他はともかく……海なら、ボクにもちょっと当てがあるのニャ」
俺が考えあぐねていると、ペルシアンが文字通り、助け舟を出してきた。
「当てだと? 海にまでお前の仲間がいるのか?」
「そうニャ。昔、セキチクシティにサファリパークがあった事は知ってるかニャ?」
「何とはなく聞いた事はあるが……それがどうした?」
「今は別の施設に改装したとかで、住処を追われて逃げ出したポケモンが大勢いるニャ。
その連中の主格だったストライクから聞いた話ニャんだが……」
話をまとめると……
その剣豪として名高いストライクは、或るポケモンと勝負する為、遥々シンオウに使いを出したらしい。
だが、待てど暮らせどそのポケモンも使いも一向に現れず、その間にサファリも閉鎖されてしまった為、
他のサファリのポケモンと共にペルシアン達の世話を受け、セキチクシティの周辺を根城にしていた。
そんな折、付近の海岸線を回遊していた水ポケモンの中に、そいつらを乗せてシンオウから来た、と言う
若いホエルオーが見つかり、現在は彼の庇護下にあるという。
「奴らは今頃、セキチク近くの海岸に居る筈だから、詳しく話してみるといいニャ。
それにしても……オスとオスの約束を反故にするニャんて、無礼なポケモンもいたもんだニャー。
シンオウって事は、ひょっとしてアンタらにも関わりがある奴だったりするのかニャ?」
そう言われても、俺達にはとんと心当たりが……
……いや、何か……
すっきりキレイさっぱり、スカッと爽快に忘れている事があるような気もするが……
皆さん、何故嫌ぅんですかぁ?
在日てだけでチョンがファビョるとか。
ぶっちゃけ俺も在日ですょ?
ビックリしたでしょ?
俺みたぃなリアル充実してぃるイケメン高校生でも在日ゎぃるんですょぉ?←
イケメンぢゃん?
俺ゎみんなに好かれてる人気者だし、モデルもゃてるし、イケメンだし、、、
ぁげたらきりなぃ←
在日にもぃぃ人ゎぃます。
皆さんゎ、俺が在日てゎかった時驚いたでしょ?
それゎなぜか
多分、「えっあんなイケメンでも在日いるの?」とか「あんなかっこいい在日いるの?」て思たからでしょう←
今日から変ゎりなさい。