1 :
名無しさん、君に決めた!:
ディアルガ「きょうから私がこの世界の支配者だっ!!デッアルガさまといってみろ!!」
2 :
名無しさん、君に決めた!:2009/02/11(水) 22:46:27 ID:dQPZR5Ap
3 :
名無しさん、君に決めた!:2009/02/11(水) 22:51:05 ID:dQPZR5Ap
とりあえずあの虫みたいな化け物はちっちゃいのアノプス、でっかいのアーマルドで決定だな。
>>4 いたなぁ〜そんなやつw
まるくなるとか小さくなるで回避だな
サトシ「試行錯誤!!」
おまいら何歳だよwww
4だが俺は二十歳。なんか家にあったんだ漂流教室……軽いトラウマになったな。
5だけど23だ、・・・・まぁ似たようなもんだw
ナタネ「花を…埋めましょう」
ニュー新幹線「いのり」=リニアですねわかります
ドラマ版漂流教室が大好きだったな
原作は読んだ事ない
サトシ「俺達は未来に撒かれた種子なんだ!」
>>11 俺もドラマ見てたなぁ
そのあと原作読んだけど、アレはすごいwいろんな意味で
パラス・パラセクト・キノココ・キノガッサ出現⇒食糧危機
14 :
名無しさん、君に決めた!:2009/02/12(木) 20:54:37 ID:ltaSg8Ue
ヒトデマンとスターミーは食べれません(焼いたら有毒ガスがでます)
パチリス発見したら始末しないと半数死亡じゃすまないなw
タケシ「いつも、ナンパのタケシ 飯の支度のタケシと、ばかにしくさって!!
ジョーイさんやジュンサーさんどもにばかにされ、きさまらのようなガキ(サトシ等)にさえばかにされながら飯を毎日つくっていたんだっ!!
ヒトデマンは確かに恐い
>>16 そうそう。
ヒロインは常盤貴子だった。確か山ピーも出てたな
サトシ「寄るな!僕たちはポケルスなんだ!」
シロナ「どうぞ……こちらへ…」
タケシ「……………」
サトシ「よ…よせ……」
パラス「バリッバリッ」
サトシ「ぎゃっ!」
メリッサ「タスケテクラサイ!!キチガイデス!!」
24 :
名無しさん、君に決めた!:2009/02/13(金) 23:04:45 ID:7lIKSRzB
サトシ「よし、カスミよ!俺たちは未来にまかれた種だろ?お前の中にも俺の種を
蒔いてやるよっ!さぁ、始めようっ。タケシがくるっ!」
ポリゴン「え〜〜、おいしいポフィンの作り方は・・・」
ユウちゃんの位置には誰が入るんだ?
アニメならマサトか?
未来人はグロス決定だな。
あと女番長はルージュラ嬢か。
32 :
名無しさん、君に決めた!:2009/02/14(土) 12:58:23 ID:NMLSs0jm
ルージュラ「ごくごく…ウッ!」バタッ
関谷って誰になるだろ
流行歌を歌えっ!
37 :
名無しさん、君に決めた!:2009/02/14(土) 22:34:37 ID:NMLSs0jm
>>34 原作だと関谷って38歳なんだよな
ドラマはおばさんだったな
ポケモンに中年のオッサン出てこねぇ(笑)
サカキ「ンマンマ」
アカギ「ンマ……ンマ……!」
↑どうしようもない大人たちだなwww
まぁ・・・・関谷って最後までどうしようもなかったがw
40 :
名無しさん、君に決めた!:2009/02/15(日) 02:22:45 ID:uDfL6siF
おとなは人間でガキは動物よ!
んー誰が合うだろう
_____
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;\
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;(;:(ヽ;:|ヽ;:i;:;:;:;:;:;:ヽ
/;:;:;:;:;ノノ;:ノヽ;:ヽ ソヽ(ヽ;:;:|
|;:;:;:;:/ ´ ー'" ! ! :: レ:;:|
|;:;:;:;L:: ,,.-ニニ'" !i ゙`ニニ-、:: 1;/
ヽ;:;| 《 ● 》 《 ● 》/ニつニつ‐ニつ
i'^、ヽ '''''''''"",, ""'''''/ // //ィ''´,.‐'つ
ヾ υ / - -' ヽ. | '' '' '' ´,.-'´
ヽー| i /ニニニ'ヽ、!ノ 三三 ノー
ヽ、 ヾヽ(∨) r'"_ _,..ー'//
--―/ ヽ、゙`-ニニニ-(_ノ `Tー-'" ノ
/ |ヽ` ̄  ̄/| |ヽ< _ _
//\| ヾー―ノ |/\」 ヾ`ヽ_
 ̄ / ヽ |
このスレのおかげで久しぶりにドラマ見てみた
45 :
名無しさん、君に決めた!:2009/02/17(火) 00:05:28 ID:ep2HEOgq
メタグロス「ヒトデマンうめぇ」
アリアドス「スターミーうめぇ」
アノプス「人間うめぇ」
朗らかだね^^
47 :
名無しさん、君に決めた!:2009/02/18(水) 15:11:09 ID:vO9UD732
サトシ「皆ー椅子になるんだー!」
今日から俺がこのスレの支配者だっ!!
関谷様といってみろ!!
50 :
名無しさん、君に決めた!:2009/02/20(金) 00:06:47 ID:inOIKt3V
ラブランドアイランド
ポッチャマ「皆、耳を塞ぐんだ!」
ナツメは西さんだな
サトシは、最近ハナコの干渉が鬱陶しく思えるようになってきた。
ある朝大切にしていたビリリダマ型目覚まし時計などを捨てられてハナコと大喧嘩してしまう。
「今日限り、おまえなんかママと思わないからなっ!!」
「ああそう!私もお前なんか子と思いたくはないわ!!」
思春期の子供なら一度は言ってしまう言葉、親との衝突。
「もう二度と帰ってこないからな!!」
「ああ結構よ!!もう二度と帰ってきて欲しくないわ!!」
サトシは学校へと走って行った。ハナコもそんなサトシの背中に怒鳴りつけた。
……お互いの言葉が真実となることも知らず。
登校中にクラスメートでありカメラマンのトオルと合流するが、
二人は給食費を忘れたことに気付く。
トオルはいったん取りに家に帰ることにしたが、
サトシは「あんな家もう絶対二度と帰りたくないから」とそのまま学校へ向かった。
――給食費を持って学校へ向かうトオルは、学校の方角からしたすごい音にしゃがみ込む。
通学路である商店街のガラスが割れ、地面にひびが入るほどの衝撃だった。
「まさかと思うけど、学校が……!!」
急いで学校へ向かうトオルの足に、彼等の通う小学校「トレーナーズスクール」の看板が当たる。
「なぜこんなところに………?サトシ!!」
トオルは学校に、………「学校があったところ」にたどり着く。
トレーナーズスクールがあったはずの場所は、大きな穴があるだけだった…。
とりあえず原作がわからない人の為にポケモンに出てくるキャラで置き換えてみました
需要がありましたら続けます
続けて!
私は期待しておりますよ
ハナコは、サトシと喧嘩したことを後悔していた。
「帰ってきたら謝らなくちゃ」
給食費を払う日だったのでは、とトレーナーズスクールに電話してみるが受話器からは何も音がしない。
それじゃあ直接……と学校まで向かう途中、周囲の異変に気付く。
「トレーナズスクールが爆発したそうだっ!!」
「全生徒、血だらけで重症だそうだっ!!」
町を走る人々の声やサイレンの音がハナコを走らせる。
「と、トオルくん!!うちの翔は!?」
学校の看板を手に抱えたまま、「みんないなくなってしまった」とパニックを起こすトオル。
人を掻き分けて、ハナコが見たものは……。
序章 〜終〜
第1章
――トオルと別れた後、サトシはそのまま学校へ向かった。
いつもと同じ平凡な授業が進む。「今日は早く帰ってママに謝ろう」
突然校舎が大きく揺れだした!!
みんなビックリして机に潜る。
……………。
………揺れがおさまった。
「やっと平常に戻ったようだから、授業にかかるかな。
どんな場合でも慌ててはダメだぞ!理性が狂うからね」
授業を続行する中、突然「ギャーーーーッ!!」という叫び声。
なんだなんだと窓から校庭を見ると、オダマキ博士が地面によろけ倒れていた。
オーキド博士が見に行くが、気になった男子の代表のサトシと女子の代表のカスミで様子を見に行くことに。
校門の前に博士たちが突っ立っていた。
一緒になって校門の外を見ると、一面砂と岩ばかり。道路も周囲の建築物もなにもない、一面の砂漠……。
「トレーナーズスクールの外が、みんななくなった!!」
教室へ駆け戻りみんなに報告するサトシ。まさかと笑った生徒たちも、廊下の窓から外を見てパニックを起こす。
「屋上へ確かめに行こう!!」みんなして階段を駆け上がる。
……広い広い砂漠の真ん中に、ジオラマのように、
トレーナーズスクールの塀で囲まれた敷地だけがポツリとあるだけだった。
「あたしのうちは?」「ぼくんちはどこへいったんだ?」
「おかあさんっ!!おかあさーん!!おかあさんどこなのっ!?」
屋上のフェンスによじ登り、母を捜そうとした女生徒の一人が地面に落ちた。
嫌な音とその変わり果てた姿を見てしまった生徒たちは「家に帰る」と校庭に飛び出した。
校門のところにいた博士たちは慌ててみんなを止めようとする。
「心配ないから落ち着くんだっ!!」叫ぶ博士の手も震えている。
「ママ!!」生徒たちに混じってサトシも叫ぶと、急に涙が出てきた。
今朝のハナコとのやり取りが頭に浮かぶ…。
この騒ぎを聞きつけて他の生徒たちも校庭に飛び出してきた。
誰かを踏みつけてまで外に出ようとする惨事に、ウツギ博士が強行に出た。
自分の眼鏡を握りつぶし、自分の元に飛びついてきた生徒の腕につき立てたのだ!
「みんな落ち着くんだーーっ!!」
怯える生徒たちにウツギは上級生たちに体育館へ行くよう指示する。
このままだと校舎にいる他の学年の生徒までパニックを起こしてしまうからと。
「トレーナーズスクールの外で何かが起こっているか調べるならテレビをつければいいと思います!
オレに電話をかけさせてくださいっ!!」
声を待たず、サトシは職員室へ駆けて行った。「もしもしっ!!もしもしっ!!」
「ママ、なぜでないんだっ!?何が起きたっていうんだっ!?」
テレビも電気が止まってつかない。
ウチキド博士が心臓発作を起こし苦しむ…頼ろうとしたオーキドも冷たく突き放す…。
そこへ頭から血を流したナナカマド博士が入ってきた。強盗にやられて博士たちの研究費を奪われたと言う。
今まで気を失っていたというナナカマドは、電話が通じないと知って強盗の足跡を追って走り出した。
塀を越えたらしい足跡を見定めようと外を見てショックのあまり倒れてしまう。
事態を重く見たオーキドは、サトシに体育館にいるみんなに嘘をつけと言う……。
>>57-60 全部読ませてもらいましたよ
なかなかおもしろいです、続きも頑張ってください!
「電話は通じた、ママが出た、ママはうちにいたんだ!」
オーキドに言われ、生徒たちがパニックを起こさないようにと嘘をつくサトシ。
だが正直者のサトシの嘘は幼馴染のシゲルに見破られる。
「嘘をつくなサトシ!!」サトシを殴りつけるシゲルを、カスミは必死にかばう。
そんな騒ぎの中、オダマキが舞台に立ってみんなに宣言した。
「放送室の無線が突然鳴り出した、私たちを探しているというニュースだった。
私たちはどこか他の土地にいる、だからお父さんやお母さんは生きている!」
大喜びの生徒たちの中、「みんなをがっかりさせないために嘘をついてるんだ」と険しい顔のサトシ。
「屋上にのろしをあげましたが、救い出されるまでトレーナーズスクールで生活しなくてはなりません。
トレーナーズスクールの外には出ないでください。下級生をいたわってあげてください」
上級生たちの理性を信じて辛い嘘をつく博士たち。
サトシたちが教室に戻ろうとすると、何も知らない生徒の教室からは歌声が聞こえてきたが、
とある教室に異変が起きていた。
縛られたカラシナ博士が「生徒が一人校舎の外に逃げた」と叫ぶ。
「危ない!誰か止めて!!」
その生徒を止めようとするカスミ。だがその生徒は「お家に帰る」と走って行った。
そして、遠くで突然倒れた。そのまま動かない。
助けに行こうとするカスミをみんなもオーキドも止めた。
カスミを引っ張って教室に戻る一同。
「クラスのものは兄弟だと思ってしっかり手を繋いでいこう。
みんながうちに帰れる日がくるまではワシがみんなの親じゃ」
亡くなった者たちにみんなで黙祷を捧げる。
「給食を食べて元気を出そうじゃないか。サトシ、お前給食がどうなっているか見に行ってきてくれぬか?」
教室を出るとすぐに誰もいないところへ行って大声で泣いた。
大声で泣きたかった自分の気持ちをわかってくれたオーキドに感謝しながら…。
1章 〜完〜
2章
ひとしきり泣いた後、給食室へ向かうサトシ。
「きみ、サトシってやつだろ?僕たちは他のクラスのものだけど」
男女二人に声をかけられ、共に給食室へ。
「これはみんなの噂なんだけど、今食べる給食がなくなったら
食べる物がもうないんじゃないかって……」
給食はその日食べる分だけ給食屋のおじさんが運んでくる。
ひょっとしたら給食屋さんが来ないうちにこんなことになったんじゃないか…。
給食室の扉を開けると、床にコイキングが力なくはねていた。
「どうして給食室にコイキングがいるんだろう…」
手を伸ばしてコイキングに触れようとした男子の手に、突然モップの柄が突き刺さった!
返すモップでサトシが殴りつけられる。
「いいかっ!!ここにある食料やポケモンは全部おれのものだっ!!」
給食のおじさんの代わりに来たコイキング売りが「まだ給食費をもらっていない」と権利を主張し出したのだ。
給食のおばさんや給食を受け取りに来た他の生徒たちが遠巻きにしている。
ウツギが分け合おうと主張するも、モップで殴られてしまう。
包丁を手に、みんな出て行けと追い出したが、一人の女生徒が逃げ遅れて閉じ込められてしまう。
中からコイキング売りの怒号と女生徒の悲鳴…。
サトシは慌てて教室に駆け戻り、オーキドやクラスメイトに報告する。
給食当番だったナナコがサトシを迎えに行ったと聞き、逃げ遅れたのはナナコだとわかる。
オーキドが様子を見に行くと、給食室の前には事情を知った他の博士たちも集まっていた。
「給食屋さん…いやコイキング売りさん、ここをあけてくださいっ!」
「ナナコくん!!ナナコくんはいるかっ!?」
中からナナコの声がした。どうやら無事のようだ。
コイキング売りは扉の内側から博士たちの足元に灯油を流し込み、火をつけた!
勢いよく火が回り、炎に包まれる教師たち。
自ら両足を焼かれながらもオーキドは消火器で消火し、そのまま倒れた…。
「ここにある食い物は全部俺のものだ!今日からこの学校は俺のものだ!」
ナナコに包丁を突きつけ、再び給食室にこもるコイキング売り。
「博士たちが話し合ってるのを聞いた、助からないんだ!俺は絶対に生きのびてやる!」
「博士たちが大やけど、ナナコが人質に!?」
女生徒の報告に、サトシのクラスはパニックになる。
下級生たちもお腹がすいたと泣き始めているようだ。
電気もつかないし水も出ない。このままでは飢え死にだ!
「オレたち何人かでこっそり給食室に忍び込んでナナコを助け出し、
その後みんなで一気にコイキング売りのオヤジに飛びかかるんだっ!」
校舎の外側から給食室に回りこむ。同じクラスメイトのヒカリが持っているポケッチはまだ3時なのに、もう日が暮れてきた。
サトシたちと二手に別れた二人の男子が、落ちていたモンスターボールを発見。
「誰のモンスターボールだろう…?」
疑問に思いつつモンスターボールからポケモンを出してしまう男子。中からでてきたのはサイドンだった。
サイドンは一度叫び、男子は慌ててモンスターボールの中に戻した。
この音でコイキング売りに気付かれたのではと不安がる連れを置いて、
頼もしい仲間を手にした勢いで威勢良く給食室の扉を開けてしまう。
………いつの間にか外に回っていたコイキング売りに殺されてしまった男子。
なんとかナナコを救い出すことができたが、サイドンをコイキング売りに奪われてしまった。
そもそもそれはコイキング売りのポケモンであったがさっきの地震のときに落としてしまったらしい。
サトシは慌てて逃げた際に牛乳瓶とパンをつかんで来てしまったらしい。
教室に戻ると「パンが一つ足りないとコイキング売りがサイドンと共に暴れてる」との情報が。
「きみを探しに来ないといいんだけど…」「…このパンどうしよう…」
パンと牛乳を前に悩んでいると、校庭から笑い声がする。
窓から見ると、グラウンドには8歳くらいの少年がいた。サトシはその子供に見覚えがあった。
事件の前日の夕方、寄り道した公園で一緒に遊んだ男の子だった。
グラウンドに下りて確かめると、やっぱりその子だった。名前はマサト。
「明日も遊ぼうって言ったから朝からずっとトレーナーズスクールにいたんだ」
マサトが抱えていた物は、すっかり錆び付いたトレーナーズスクールの看板だった……。
看板を抱えて校門へ走るサトシ。看板があった位置には長方形のくぼみだけ残っていた。
はめ込んでみるとぴったりだった。見覚えのある傷もある。
なんだか嫌な予感がしてユウちゃんに看板のあった場所の事を聞いてみた。
「砂場の中にあったんだ。石に字が書いてあったよ」
持っていたローセキで地面に書きだされた「ね む れ」の文字が不安を掻き立てる。
トレーナーズスクールの砂場を探すが見つからない。「そこじゃないってば!」「なんにもないじゃないか!」
「砂場じゃないんだ!」「さっき砂場って言ったのに、この嘘つきが!」
嘘つきと言われて、拗ねて帰ろうとするマサトを慌てて引き止める。
「今夜はオレと学校で寝なくちゃいけないんだ」外はもう真っ暗になっていた。
お腹が空いたとワガママをいうマサトを背負って教室に戻る。
みんな空腹だったが、マサトにパンと牛乳を譲ってあげた。
お腹がふくれてマサトは眠りについた。
教室はもう真っ暗だった。遠くで叫び声がする。
誰かが給食を取りに行ってコイキング売りにやられたのだろうか。
男子の一人が机の木を擦って摩擦でノートの紙に火をつけてみようとチャレンジする。
……と、ある男子がポケットにキャンディがあったと取り出した。
「みんなも探してごらんよ!」「そういえば………」
女生徒たちがこっそり持ってきていたお菓子が結構な数になったのだ。
「これだけあれば少しはもつぞ!」
みんなが涙を流して喜ぶ中、ノートに火がついた。カンシャク玉の粉を混ぜたのがよかったらしい。
紙と鉛筆をくべて、看板を照らしてみた。
「もしこれが門についてた物だとすると、オレたち、もしかしたら……」
その時、他のクラスの生徒が飛び込んできた。
コイキング売りがパンを盗んだ人を探して回っているという。
それどころか、みんなの持ってる食べ物まで奪うのだと……。
懐中電灯と包丁を手に、生徒たちから食べ物を奪うコイキング売り。
切り付けられうずくまる生徒たちを踏みつけ、「コイキング売りのおじさまと呼べ!」と高らかに笑う。
その笑い声はサトシたちのクラスまで響いてきた。
みんなはサトシに逃げるように言うが、サトシはきかなかった。
「それでみんなに迷惑がかかったら悔しい、
それにオレはマサトを守らなければならない責任があるんだ!」
コイキング売りが近付いてくる。お菓子を隠し、女子は机でバリケードを作る。
扉が開いた。入ってきたコイキング売りに男子が飛び掛った!
コイキング売りが包丁を振り回し犠牲者も出た。が、無事コイキング売りを縛り上げることに成功。
「許してくださいっ!おれが悪かった!」
泣いて懇願するコイキング売りに容赦なく包丁で切りつけようとしたが、
「そんなことをしたらコイキング売りのオヤジと同じになってしまう」と止めるサトシ。
貯蔵庫の鍵を手に入れ、無事に給食を分け合うことができた。
マッチも油もあるから、ランプもできた。
給食の他にジャガイモやメリケン粉もあった。
カスミがこっそりとサトシに言う。
「貯蔵庫の鍵はサトシが持ってた方がいいわ。今はみんな突然の出来事で夢中になっているけど、
そのうちまたコイキング売りのオヤジみたいなことが起きるわ。もしかしたら、もっと酷いことが……
昔戦争でニューギニアに取り残された兵隊が飢えに襲われたときのことよ…」
これ以上はとても言えないと怯えるカスミを元気付けるサトシ。
コイキング売りは縛られたまま更衣室に入れられ鍵をかけられた。
【ママの手料理を一度だって感謝して食べたことのなかったオレを許してください】
2章 〜完〜
68 :
名無しさん、君に決めた!:2009/02/22(日) 23:31:27 ID:IWLka01E
今を生き3
69 :
名無しさん、君に決めた!:2009/02/24(火) 00:02:01 ID:E7spcmtW
一箇所だけ名前変え忘れてるな
この漫画コロコロがある時に連載して欲しかった…
怖すぎて泣く
>>72 コロコロに連載してたら絶対苦情くるぞ>漂流教室
連載順で穴ポケのあとに漂流教室‥‥^^;
75 :
名無しさん、君に決めた!:2009/02/24(火) 23:44:50 ID:gTsbEy7E
76 :
名無しさん、君に決めた!:2009/02/26(木) 01:26:41 ID:aMxDW1mW
流行歌を歌えっ!
給食を食べ終わると、みんな疲れが出たのかすぐに眠りに落ちてしまったようだ。
マサトはもう目覚めて遊んでいた。
「おはようサトシ。変な太陽が出てるよ」
「日食だっ!!」
大声でみんなを起こすサトシ。みんなもビックリして日食を見上げている。
「日食はこの辺じゃ当分起きないって習ったじゃないか。
トレーナーズスクールの外の物が突然なくなったんじゃないんだ!!
突然なくなったのはオレたちの方なんじゃないだろうかってことだ!!」
詳しい説明を求めるみんなに答えを濁すサトシ。
看板が出てきたところに連れて行って欲しいとマサトに案内を頼んだ。
トレーナーズスクールにある砂場を越えて、裏門から外に出るマサト。
みんな慌てて止めるが、マサトは平然と答えた。
「砂場ってここのことだよ。昨日はずっとここで遊んでたんだよ」
指差した先には大きな石版のようなものがある。サトシは看板を持って駆け出した!
『トレーナーズスクールの862人の霊ここにねむる』
862人の霊……!?オレたちのことだっ!!」
サトシの様子がおかしいと気付き、みんなもつられて外に飛び出した。
「みんなこれを見ろ!オレたちは未来へ来てしまったんだっ!!」
みんなで石版を掘り出してみると、看板がぴたりとはさまるくぼみもあった。
生徒・博士全員の名前が刻み込まれた慰霊碑だったのだ……!
未来に来てしまったと知り、みんなそれぞれ自分の家のある方向に向かって走り出した。
サトシも走った。家のあった場所は何もない、ただの砂漠だった……。
博士たちは日食を見てパニックを起こしてしまう。
ナナカマドはただ笑い続け、もう一人の博士は自ら首を掻き切ってしまう。
「ワシを縛ってくれぬか?どうかお願いじゃ!このままではきっと!早く!」
オーキドは博士たちに懇願した。「この木に縛り付けるのじゃ!!」
木にすがりつくが「だめじゃ、もう遅い!!」とうずくまるオーキド。
肩を貸して教室に連れて行こうとする博士の首を静かに絞める。
「だから縛ってくれと言ったのに……」
倒れた博士に驚き駆け寄った他の博士に、ベルトを巻きつける……。
サトシが家のあった場所からとぼとぼと帰ってくると、トレーナーズスクールでは生徒たちが泣いていた。
「他の博士がみんな死んでしまったんだっ!!」
オーキドが生きていることを喜ぶサトシ。他の博士たちはみな自殺してしまったと言う。
「常識の矛盾に耐え切れなかったから、こうせずにはいられなくなってしまったんじゃ…
サトシ、手に怪我をしているぞ」
家のあった場所を掘っていたせいで、手に擦り傷を作ってしまったらしい。
ポケットから出した紐状の布で「包帯をしてやろう」と怪しく手を伸ばすが、
他の生徒たちがやってきたので、普通に包帯を巻いてやった。
博士たちの死を嘆く生徒たちを優しく慰め、トレーナーズスクールの一角に葬ってあげようと運び出す。
更衣室の内側からコイキング売りが叫ぶ。
「人殺しだっ!!俺は見たんだ、ここで博士が首を絞めるところを!
早くつかまえないとあなたたちは全員殺されますよ!!
教えてあげたんだから出してくださいっ!!」
出してもらうための嘘だろうと、コイキング売りの叫びもみんなには通じない……。
亡くなった生徒や博士たちのお墓を校舎の片隅に作った。
オダマキが持っていたマッチを線香代わりにし、みんなで祈った。
オーキドは残っていた自動車で様子を見に行こうと提案、
サトシのクラスメイト5人とオーキドとで探検に行くことになった。
サトシもその中に加わった。理科室にあった磁石を持つのを忘れなかった。
タマムシに向かう途中、人を発見して呼び止めた。ナツメという少女だった。
彼女は小さい頃転んで脊髄を傷めてから松葉杖が離せない状態で、
自分が何かするとみんなの足手まといになるし、みんなは自分と遊ぶことを嫌がるし自分を見て笑う。
前から誰も人のいない世界に生きたいと思っていたらこんなことになってしまって不思議だけど、
ここにいてもみんなの足手まといになるから生まれたヤマブキに帰ると言う。
「バカっ、何を言ってるんだ、それに方向が違うじゃないか!」
強引に車に乗せるサトシ。ナツメを加えての道中、さっきから方角が違うことにサトシは気付く。
サイクリングロードだったらしい場所に出た。水はもうない。橋も土になっていた。
花が咲いてる!と手に取ってみたらプラスチックの造花だった。
他にもビニールやポリエチレンがあちこちに…。
「そうだ、決して自然分解しないんだ、燃やす以外は…そして燃やすと毒ガスが出る」
気がつくと、生徒の一人がいない。慌てて探しに走るサトシの足を、誰かがつかんだ!
足元の砂からいきなりのびた手にビックリして掘り返すと、いなくなった生徒だった。
ビニールを顔に巻きつけられて苦しむ生徒。どうにか解いてやると、オーキドにやられたと言う。
背後にせまるオーキドは、車に乗って走り去ってしまった。
「オレたちを置き去りにするつもりだっ!!」
焦って追いかけるが、逆に追われ、ひき殺されそうになる。逃げる生徒たち。
ナツメに肩を貸しながら逃げるサトシはみんなに置いて行かれてしまう。
「私を放って逃げて」と言う彼女の頬を張り、みんなに追いつこうと頑張って歩き出す。
ところが先に逃げていった生徒たちは次々とオーキドの車に跳ねられ、ひき殺されていった……。
最後の仲間が殺されて、ナツメとサトシの二人だけになってしまった。
疲れて動けないナツメをかばうため、両手を広げて叫ぶサトシ。
「博士はオレたちの親父さんになってくれるって言ってたじゃないですかっ!!」
オーキドは正気に返らない。車のスピードは変わらない。
ナツメがサトシを突き飛ばし、松葉杖をフロントガラスに投げつけた!
が、ナツメも跳ね飛ばされてしまう。
幸い気を失っているだけのようだったので、彼女を抱えて必死に逃げるサトシ。
洞穴を発見し、暗闇の中をどんどん進んでゆく。
背後から懐中電灯の光が見える。オーキドが追ってきたのだ。
横穴がたくさんある場所に出た。同じ穴が規則正しく並んでいる。
その中のひとつに飛び込んでみた。……出口だ!さっそく逃げようと足を踏み出したが、
そこは断崖絶壁だった。洞穴だと思ったのは老廃した建築物で、横穴は窓だったのだ。
高層ビルだったのか、地面は遠かった。
思わずナツメをその場に取り落としてしまう。
「ママ!」背後にオーキドが迫り、両手がサトシの首を強くつかんできた。
「ママ!たすけてーーっ!!」
トレーナーズスクールがあったはずの場所は、バリケードが張られていた。
その周りを父兄が取り囲み、子供はどうなったんだと警官に詰め寄っている。
鉄条網を越えようとするハナコ。警官に止められ、泣き崩れる。
トオルがハナコを見つけ、サトシの自宅で暮らしているバリヤードを呼んできてくれた。
雨が降ってきた。トオルは、日も暮れて暗くなったからとハナコを説得してバリヤードと連れ帰る。
ずっと付き添っていてくれたトオルにお礼を言って帰宅する…。
帰宅してもずっと後悔し泣き続けるハナコ。食事もロクにとろうとしない。
何かがわかるかも、とテレビをつけるとトオルが出ていた。
事故に遭うまでのいきさつを話す姿を見て、
「あなたは助かったのに、なぜサトシだけが!?」と嘆くハナコ。
アナウンサーの「トレーナーズスクールの人々はおそらく……」「言わないでっ!!」
テレビを叩くハナコ。「サトシが死んだなんて!!」
半狂乱になる彼女は、それでも鳴った電話に「警察からかも」と受話器をとった。
聞こえてきたのは………
「ママ!!」
「サトシ!!」
「ママ!!たすけてーーっ!!」
「サトシ!!どこなの!?もしもしっ!!もしもしっ!!」
涙を溢れさせながら、サトシの返事を待つハナコ。
どうしたんだろうとやってきたバリヤードが受話器をとると、トオルの母からだった。
「奥様はどうしてるのかと思いお電話いたしましたが、お電話しない方がよかったのでは…」
「もしもしっ、サトシ!!」受話器を奪い取り、何度も問いかけるハナコ。
「バリッ!!」慌てて電話を切るバリヤード。バリヤードにはサトシの声は聞こえないのだ。
「やっぱりサトシは生きているのだわ!!そして何か困ったことが起きて助けを呼んでるのよ!!」
街中へ飛び出すサトシ。だが途中で力尽きて倒れてしまう。
うなされながら息子の名を呼ぶハナコを、バリヤードは抱きかかえて連れて帰った。
……真夜中、うなされていたハナコは、救いを求めるサトシの声で目を覚ます。
ネグリジェ姿で家を飛び出すハナコ。声に導かれるように走ってタクシーを止める。
おびえる運転手に声の聞こえる方向を指示し、やってきたのはタマムシマンション。
料金も払わずにタクシーを駆け下り、階段を駆け上がり、
声のするだろう部屋を激しくノックし、中に飛び込んだ。
部屋を捜し、中にいた人に「サトシはどこ!?あなたが隠したのねっ!?」
とつかみかかった事でマンションの事務所に連絡され、バリヤードに連れ帰されてしまう。
もう一度あのマンションに、あの部屋に行きたいと望むハナコ。
…翌日、トレーナーズスクールの新聞記事を読むハナコ。
「爆発により全員粉々になった」との内容に「嘘よ!」と新聞を丸めてしまう。
泣きながらサトシの部屋に行き、机の中にしまわれてたサトシの大切にしていたナイフを手にする。
「サトシはもう二度と帰らないと言って出かけて行った。でも今サトシはきっとこれが必要なのよ!」
ナイフを手に自分の部屋に駆け下り、鏡に向かって着替えだすハナコ。
「私はあなたを助けます、なんとしても!!」
ヘアーピースを取り出し、化粧をばっちり決めて別人のようになる母。
「バリちゃん。私今夜は帰らないわ、もしかしたら明日も明後日も」
止めるバリヤードを振り払い、タクシーに乗り込んでマンションに乗り込んだ。
中に人がいないことを確認して、昨夜の部屋に入ったハナコは、なんと電動ドリルで壁に穴を開け始めた!
ものすごい音に苦情が来てるとの事務所の管理人の訪問に、テレビの音を大きくかけすぎたと苦しい言い訳。
サトシはトオルを電話でマンションに呼び出した。自分を信用してきてくれたトオルに事情を話すハナコ。
「サトシは生きているのよ、そして今殺されようとしているの!
行けるなら私が助けてやりたい、でもどこにいるかわからないのよ!
だからせめてこれをサトシの手に握らせてやりたい!!これはサトシのナイフよ!!」
この辺から聞こえたから、と窓際の壁にナイフを埋めようと言うのだ。
トオルの見張りのおかげで、無事に穴を開けることができた。
錆びないようにビニールやナイロンで包んだナイフを穴に入れ、奇麗に埋めなおした。
――オーキドに首を絞められ、絶体絶命の状況で、サトシは無我夢中で手を伸ばす。
と、そこにハナコの託したナイフが!
夢中でオーキドの喉に突き刺すと、彼は足を踏み外してはるか下に転落する。
オーキドの死を嘆くサトシ。安全な場所にナツメの身体をずらすと、彼女が目を覚ました。
「私、夢を見ていたわ!サトシのお母さんが出てきて…あなたを探しているの!
そしてサトシの持っていたナイフを、タマムシマンションの301号室の壁に埋めるのよ」
その言葉に驚いて手元を見ると、確かにサトシのナイフだった。
オーキドに刺した弾みで刃の部分は折れて、柄もボロボロにはなっていたが。
不思議な符号に戸惑いながらも、やっぱりここが未来であることを実感し、慄く二人。
オーキドのことはみんなには内緒にしよう、全員事故で死んだと言おうと…。
3章 〜完〜
ギャラドスレ以下だなw
未来人類を食ってたミミズみたいな生き物はオリジンギラティナだなw
91 :
名無しさん、君に決めた!:2009/03/03(火) 22:55:27 ID:kiyIGuN1
大人は人間で、ガキはポケモンよ!
続きマダー?
93 :
名無しさん、君に決めた!:2009/03/08(日) 21:53:38 ID:jV+NKe4o
ギャラドススレの避難所はここですか
95 :
名無しさん、君に決めた!:2009/03/12(木) 10:51:57 ID:kphxa20S
おかあさん!空の探検隊を送ってください!
ようやくトレーナーズスクールが見えてきた。
「おーーーーい!!」と足早に向かうサトシのもとへ、カスミが走ってきた。
「逃げてっ!殺されるわ!!止めようとしたけどダメだった!!」
傷だらけのカスミは、ぐったり倒れてしまう。
カスミをナツメに任せて、サトシは校内に突入する。
そこには磔にされた男子生徒がいた。傷だらけで、助けを求めている。
まわりにはたくさんの下級生たちが集まって木片を足元に積んでいた。
サトシが「何をしているんだ!」と叫ぶが、生徒たちに石を投げられてしまう。
体育館の扉が開き、クラスメイトたちがサトシを招き入れてくれた。
「どうしたというんだっ!?」
下級生がシンジという生徒をあんな状態にしたのだと言う。
サトシたちがいないあいだにトレーナーズスクールの中で変な噂が立ったのが原因らしい。
「この中に一人だけよくない人がいる。名前のはじめに『さしすせそ』のどれかが付くがつく人らしい」
「オレはサトシだから『さ』の字がつくじゃないか!」
もちろん、彼ら以外にも『さしすせそ』のどれかの文字がつくものは大勢いる。
シンジはみんなを冷たくあしらっていたのでその恨みが出たのだろう。
「火あぶりにして、苦しんでいるところをヤリで突き刺すんだ!!
突っついて流れる血が火を消せば雨が降るんだ。
雨が降れば飢え死にせずに済むし、雨が降るとトレーナーズスクールの外の景色も現れるって…」
「それじゃあまるでロケット団がやるような行動じゃないか!!」
「でも雨が降らないと水がもうないんだ!!」
「君たちまでそんなこと言って……!!」
シンジが焼け死んでしまう!と無意識のうちにバケツを持って走り出すサトシ。
「水を!!」とやってきたのはプールだった。
「水だ!こんなにあるじゃないか!!」
さっそく汲んで火を消すサトシ。トレーナーズスクールのみんなにも水の存在を知らせ、
他にもまだ何かあるかもしれないと探させる。
トレーナーズスクールの外側の塀に、フレンドリィショップの倉庫がくっ付いてきていた。
中にはたくさんの食料品。缶詰も豊富にあった。
電気製品の工場や、コイキング売りの自動車の中に古米が入っているのも発見した。
サトシたちは相談をして、全校集会が開かれることとなった。
舞台に立つサトシは、みんなに未来に来てしまった事実を話す。
「大人の人はみんないなくなってしまった…。だからこれからはオレたち自身で生きていかなければいけないんだ。
博士たちが死んでしまったのは、大人の人は理屈で物を考えるから
理屈に合わないことが起きた時耐え切れなくなったんだと思う。
大人の人はもう自分のものさしができてしまっているけど、
オレたちは色々な可能性を考えることができるからこうして生きていられるんだと思う。
でも逆になんでも信じてしまって今回のようなことになったりもする。
食べ物や水も見つかったから当分は安心だけど、いつまでも続かないんだ。
身の回りにあるものは大切にしなければいけないんだ」
サトシの話を、みんなはまじめに聞いていたが、下級生から質問があがった。
「お父さんやお母さんは死んだのですか?」
「それは…生きてる!!」
不思議なほどにはっきり言うサトシ。
「じゃあなぜお父さんやお母さんはいないのですか?」
答えにつまるサトシ。そこにヒロシという生徒が代わりに答えてくれた。
「たとえば僕たちはリニアに乗りました。お母さんたちは高速船アクア号に乗りました。
同じ時間にカントー地方を出発したのに、今は別々の場所にいます。それと同じです」
「みんな!!オレたち上級生は、他の人たちの親になろう!!
男はパパに、女はママになろう!!
これからはオレたちを親だと思って頼ってくれ!!」
サトシの宣言の後、みんな嗚咽を噛み締めていた。
プールの水を水槽に移動し、プールには蒸発を防ぐビニールシートを被せるなどの対策をして、
その夜はみんなで体育館で眠ることにした…。
4章 〜完〜
乙
配役がすごい上手いと思った
栓抜きは最強の道具です
真夜中。校門に何かがぶつかる音がした。
サトシとカスミが様子を見に行くと、オーキドに襲われて死んだと思っていたテツヤだった。
テツヤは手に木の葉っぱを握っていた。「どこにこれが!?」
うなり声を上げて、テツヤは死んでしまった。口の中に砂をたくさんつまらせている。
「ひもじくて砂を食べようとしたのよ!みんなに木のある場所を知らせようとトレーナーズスクールまで…」
「テツヤ、ありがとう!!」
次の日、そのことをみんなに知らせるとみんな大はしゃぎ。
テツヤのことは悲しかったが、植物があるということは大きな可能性だったから。
その木を求めて、探検隊を組んで出かけることになった。
そんな中、閉じ込められていたコイキング売りが小細工をして出てきてしまった。
マサトを人質にとって、果物がある場所に連れて行けと脅してきた。
コイキング売りは未来に来たことを信じず、「1ヶ月もすれば海外の兵隊が助けに来る」などと言う。
テツヤの足跡を追ってゆくと、薄気味悪い植物の生えている森があった。
「あそこに実がなっているぞ!」
コイキング売りはサトシに毒見をさせるが、一口噛んだら口の中で砂になってしまった。
だが葉っぱが何かにかじられた跡がある。卵の抜け殻もある。
生き物がいるんだ!
コイキング売りに確かめてこいと蹴飛ばされたサトシ。助けに行ったみんなは、普通より大きいアーマルドを発見!
慌てて逃げる一同。卑劣なコイキング売りは気絶してるサトシをアーマルドの前に放り投げ、時間稼ぎに利用した。
サトシを食べ終えたのかアーマルドが迫る。このままトレーナーズスクールまでアーマルドを案内させるわけにはいかないと、
勇敢なタケシがコイキング売りを羽交い絞めにする。抵抗したコイキング売りに散々蹴られるが、気絶しても離さない。
アーマルドがふたりに迫る……!
残った三人は、マサトを先にトレーナーズスクールへと逃げさせる。
「僕たちは戦うんだ!」シゲルが提案するが、臆病風に吹かれた残り2人はシゲルを殴って気絶させ、
おとりにして逃げてしまう。「ごめんよ、ぼく怖かったんだ!」
一人が勇敢にも引き返し、アーマルドに勝負を挑むが、あっけなく食べられてしまう…。
逃げる彼・ケンゴは途中でマサトを見つけ、背負って泣きながらトレーナーズスクールへ走った。
「みんなアーマルドに食われてしまった!ぼくは一生懸命戦ったけどダメだった!」
アーマルドの迫る危機をみんなに知らせに校内を走るカスミ。
そこになんとロケット団のムサシやコジロウ、ニャースがいた。
楯突く男子をやっつけて、自分が指導権を握るべきだと主張する。
ムサシはみんながこんなことになったのはサトシのせいだと言い、ケンゴもそれに同調してサトシを弱虫だと言う。
反論するカスミを容赦なく殴りつけ、ムサシは君臨した。
「倉庫の食料が無断で盗まれていた、犯人は靴を片っぽしか持ってない人だ」
シンデレラのように、手元に残った靴を一人一人に履かせてみようというのだ。
犯人らしき生徒がトレーナーズスクールの外へ逃げ出すと、そこにはサトシがいた!
みんなも生きていて、後からやってきた。
ムサシにサトシの卑怯な行いや弱虫ぶりをけなされるが、サトシにはもちろん心当たりがない。
シゲルは気絶したままだが、自分が殴られておとりにされたことをうわごとで言っていたという。
ケンゴは激しく動揺し、逃げ出してしまう。
コイキング売りはアーマルドに襲われたショックで幼児退行してしまっていて役に立たない。
ムサシはさっき逃げ出した生徒を捕まえてリンチを行おうとする。
生徒は靴をすりかえられたんだと無実を主張するが、言い逃れだと言ってきかない。
指を一本一本折ってリンチを始めようとしたその時。
屋上にたくさんの下級生たちが集まって泣いていた。
「おとうさあーん、おかあさあーん」
フェンスによじ登り、大きな声で親を呼ぶ下級生たち。
そのうちの一人が「飛行タイプのポケモンになってパパやママのところに飛んでいくんだ」と
フェンスを飛び越えた………。
「飛行タイプのポケモンになって、飛んでいってしまった!!」
「僕も飛ぶんだ!!」
「あたしも!!」
次々飛び降りる下級生たち。彼らは次々地面に激突してゆく。
止めようとしたすぐ目の前で男の子が落ちて、サトシはキレた。
「バカーッ、やめろ!!こうなってもいいのかっ!!」
泣きながら遺体を抱えて屋上に見せつけるサトシ。
「上級生も見ろ!!これがオレたちが争ってた間の結果だ!!」
みんなその叫びにうたれてサトシのもとに駆け寄ってゆく。
不機嫌になったムサシはリンチを中断した。
そこでヒロシが「政治が必要だ」と提案した。
心理学によると、このような状況下で一番大事なのは決断力のあるリーダーなのだという。
ヒロシの予想通り、ムサシは親分を選挙で決めようと言ってきた。
サトシとムサシは同点だったが、ヒロシがサトシに入れてサトシが総理大臣となった。
ロケット団の三人は、学校を出てゆくと言う。
ケンゴは泣いてサトシたちに詫びた。
「覚えておきなさいよ!!」
最後に一発ケンゴを殴りつけて、威勢よく去って行った……。
5章 〜完〜
107 :
名無しさん、君に決めた!:2009/03/29(日) 02:00:14 ID:onIRiBVV
乙
なんと懐かしい気持ちになるスレなんだ
乙
漂流ネットカフェドラマ化記念あげ
112 :
名無しさん、君に決めた!:2009/04/12(日) 17:45:43 ID:aijTh12m
113 :
名無しさん、君に決めた!:
未来カー