>>300 それ何か知ってる
エネコロロカワイソス
302 :
◆Mk7zjh6zL. :2008/12/30(火) 22:51:38 ID:wFCCmF5Z
>>297さん ぼわっ! です!
>>298さん 生みの親が違います。言うならばエンペルトはブースターの奥さんの子ではありません。
>>299さん 負けるなエンペルト
>>300さん クケ
>>301さん 確かにその通りです……
第十三話 投下します!
303 :
◆Mk7zjh6zL. :2008/12/30(火) 22:59:00 ID:wFCCmF5Z
エンペルト「まずはこの湿った部屋を…… 変えるか」
ドータクン「ひかりのかべ」
ドータクンがひかりのバリアーに包まれたことを確認すると、エンペルトが両腕を掲げた。
バシャーモ「……」
エンペルト「ふぶき!」
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
突如天井の穴から吹雪が立ちこむ、ハガネールの間は寒気に包まれ地面と壁が凍り付いてしまった。
エンペルト「……第二ラウンドと行こうか」
冷気の中、バシャーモの身を纏う炎は大きく燃え上がった。
バシャーモ「最終ラウンドだ」
バシャーモの足元の氷は早くも溶け始めていた。
エンペルト「……ふふ」
304 :
◆Mk7zjh6zL. :2008/12/30(火) 23:10:49 ID:wFCCmF5Z
バシャーモ「今のふぶきで空気が乾燥し、俺の炎も強くなった……」
エンペルト「……ではこちらも本気モードだ、ふん!」
ぷしゃぁああああああああ……
エンペルトが顔を上に向け口から水を吐いて自らの身にかぶせた。
バシャーモ「……随分と水で濡れたな、傷口にしみるぞ」
エンペルト「ふぶき!」
ビュォオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!
再び天井からふぶきが訪れ、部屋の中が寒気に包まれた。
バシャーモ「……もうかの俺にそんなものは効かない」
ドータクン「……」
ドータクンが凍りつき、地面にゴトッと倒れる。それと同時にエンペルトを包む瘴気が晴れた。
エンペルト「……これで回復させてもらった」
ぼろぼろだったエンペルトの体は表面が凍り付き、新品のガラスのようにピカピカになっていた。
バシャーモ「荒業だな」
305 :
◆Mk7zjh6zL. :2008/12/30(火) 23:19:05 ID:wFCCmF5Z
エンペルト「クク…… バシャーモよ、何故俺達の組織名がこおりのだいちか分かるか?」
バシャーモ「知りたくもない」
エンペルト「こおった地の上に立てるのは限られたポケモンだけだからだ…… お前と俺がまさにそうだな」
エンペルトが技術書を開いた。
バシャーモ「ついにそいつを使うのか……」
エンペルト「それとこんな岩山をアジトにした理由も教えてやる……
SONODAITIYO、KYONARUKOBUSIDESUBETEWOKUDAKE」
ズズズズズズズズズズズ……
バシャーモ「……! この音は……」
ドバァアアアアアアアアアアアアアアッ!!
地面に大きな穴が空き、多くのマグマが飛び出した。
エンペルト「ククク……」
ドータクン「この音は…… まさか……」
バシャーモ「……!」
306 :
◆Mk7zjh6zL. :2008/12/30(火) 23:26:15 ID:wFCCmF5Z
エンペルトの体中の氷が溶け、またキズだらけに戻っていた。
ドータクン「ソレを出すまでにいたるとは…… 敵ながらあっぱれよ…… バシャーモ」
ガシッ!
ドータクン「!」
バシャーモ「なっ!」
地面から生えてきた腕がドータクンの体をがっしりと掴んだ。
ギギギギギギ!
ドータクン「ぬおおおぉおおおおっ!!」
ドータクンの体がしめつけられる。そして耐え切れずドータクンの体は砕けてしまった。
エンペルト「フフ…… 出るぞ……」
バシャーモ「……なんだこの化け物は」
10mは在るように思えるポケモンがマグマにまみれて地面から這い上がってきた。
エンペルト「ククク! 技術書で操れる大陸の化身だ! 気をつけるがいい。ほのおのくにを滅ぼした海の化身と対をなす強さだからなぁ!!」
バシャーモ「……!」
307 :
◆Mk7zjh6zL. :2008/12/30(火) 23:34:06 ID:wFCCmF5Z
大陸の化身が地面から姿を現すと同時に、あられが晴れて雲ひとつなくなった。
エンペルト「フッハッハ! 大陸の化身よ! バシャーモを潰すのだ!」
グラードン「グルゥアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
ドォン!
大陸の化身の拳一振りで岩壁が崩壊し、木っ端微塵になってしまった。
バシャーモ「……これは逃げるしかない……か」
バシャーモがソーラービームで空いた穴からハガネールの間を抜ける。
エンペルト「何を破壊してもかまわん。奴を潰せ」
グラードン「グアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
バ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ン ! ! !
グラードンの体が炎に包まれると周りの岩壁が全て爆発し、崩れ去った。
エンペルト「ぐぉおおおおおおおおっ!!」
308 :
◆Mk7zjh6zL. :2008/12/30(火) 23:42:10 ID:wFCCmF5Z
バシャーモ「!」
身の回りのほぼ全てを破壊し、バシャーモの逃げた部屋はハガネールの部屋とつながってしまった。
グラードン「ガァアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
体が焼き焦げて倒れたエンペルトの懐から伝説の技術書が転げ落ちた。
バシャーモ「……バカな! なぜアレが焦げていない!」
ガァアアアアアアアアン!
バシャーモ「くっ……」
グラードンの拳をギリギリかわす。……そしてバシャーモは技術書に希望をかけた。
バシャーモ「……賭けだ」
バシャーモが無謀にも全身をほのおで包みグラードンに突っ込んでいく。
グラードン「グラガァアアアアアアアアアアアアアアッ!」
グラードンの体がオーバーヒートする。そしてバシャーモの体をバラバラにひきさいた。
309 :
◆Mk7zjh6zL. :2008/12/30(火) 23:51:00 ID:wFCCmF5Z
……しかし、手ごたえがおかしい。まるで空振りをしたような……
グラードン「……!!」
よく見ればそれはバシャーモではあらず…… 形をどった炎だった。
バシャーモ「力はあっても動きは鈍いようだな」
バシャーモは伝説の技術書を手に取った。なかを見ると不思議な形をとった文字がびっしり書かれていた。
そしてあるページを見つけ、バシャーモはソレを読み上げる。
バシャーモ「SIZUMAREGURADON」
グラードン「!!」
グラードンが急に大人しなった。
ズズズズズズズズ……
そして、そのまま地面に飲み込まれていった。
バシャーモ「古代文字か…… ジュカイン師範が毎日あの古代文字を俺達に教えていたのもいつかコレを使わせるため……」
エンペルト「……」
バシャーモ「まだ意識があるか」
310 :
◆Mk7zjh6zL. :2008/12/31(水) 00:01:35 ID:wFCCmF5Z
エンペルト「……俺はこの技術書の力で強くなった。……なぜそれすらもお前は越えることができたのだ……」
バシャーモ「その前に俺の質問に答えろ。どうして俺を倒し、ほのおのくにの血を断とうとしたんだ」
エンペルト「……貴様の父は自分で私を作っておきながら自分の責任で母を殺した。
それは憎むべき血だったからな…… ただの下らん復讐というわけだ」
バシャーモ「フン、お前は技術書で大きな力を手に入れ自惚れていただけだ。そうでもなければ俺達を殺していたか?」
エンペルト「……そう。本当の理由はお前の嫉妬… だ…」
エンペルトはそこで意識を失った。体の全身からワラワラとシンボルポケモン達が飛び出していった。
アンノーン「ウルルルルン」
バシャーモ「……エンペルトがここまで残忍な性格になったのもこいつらが取り付いていたのが原因か…… 一体こいつら……」
アンノーン「ウルルルン」
バシャーモ「……集まった…?」
カァアッ!
アンノーンが一箇所に集まると黒い光が放たれた。
バシャーモ「グッ!」
ダークライ「……久しぶりだな。体を持つということは」
光の中に一人のポケモンがたたずんでいた。
夜更かしはいけませんよ
312 :
◆Mk7zjh6zL. :2008/12/31(水) 00:12:29 ID:BLnJGZoF
黒い光の中にただだむポケモン…… 華麗ながらも非道な空気をかもしだしていた。
バシャーモ「貴様……! 一体……!」
ダークライ「私はダークライ。力を蓄えるために少しの間この男の体を借りさせてもらった」
バシャーモ「エンペルトが何人殺してもいいと思ったり…… 仲間を平気で切り捨てたのも貴様の仕業か!」
バシャーモが大声をあげてもダークライは決して冷血な表情を崩そうとしなかった。
ダークライ「私は心にそうなるようにサポートをしただけだ、実際にコイツにはそのような才能があった」
ダークライが倒れているエンペルトを見下ろす。
バシャーモ「罰をうけてもらう…… 心の闇の正体…… 貴様には!」
ダークライ「……」
グラードンの力で空が雲ひとつ無く晴れたこともあり、バシャーモの体に光が蓄えられるまでに時間はそうかからなかった。
バシャーモ「ソォオオオオオオッラァアアアアアアアアアアアア! ビィイイイイイイム!」
ダークライ「あくのはどう」
ガァアアアアアアアアアアアアン!
バシャーモの腕から放たれるソーラービームとダークライが指から放った黒い光線が衝突した。
バシャーモ「ウオォオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
ダークライ「……」
313 :
◆Mk7zjh6zL. :2008/12/31(水) 00:19:01 ID:BLnJGZoF
バシャーモ「ガッ……」
ドォオオオオオオオオオオオオオオオオム……
ソーラービームがまるでダークライの技に歯が立たず、あくのはどうをくらって吹き飛ばされた。
バシャーモ「……グッ」
ダークライ「……この程度の力の者に負けたのか…… この時代なら私の天下になるだろうな」
ダークライがバシャーモに背を向けると、出口の穴まで歩いていった。
バシャーモ「ま…… て……」
……しかしバシャーモの声は届くほどの大きさにはならなかった。
第十三話 終わり
314 :
◆Mk7zjh6zL. :2008/12/31(水) 00:21:38 ID:BLnJGZoF
>>311さん すいません! みそかだからといって調子に乗っていました!
今日はありがとうございました!
wktkして待ってます
あけましておめでとう(・◇・◇・◇・)
ダークライの今後の立ち回りに期待
イヤッホー
319 :
◆Mk7zjh6zL. :2009/01/01(木) 00:15:53 ID:95JbK3xl
皆さん!! 新年明けましておめでとうございます!!!!!
そしてこの無双無敵伝説バシャーモも新章のダークライ編がスタートします!!
今年もどうかヨロシクお願いします!
>>315さん あけましておめでとうございます!! 応援ありがうございます!! 頑張ります!!!!
>>316さん 今年は餅を食べまくります!
>>317さん 今後の予定ではある部分がエンペルトを遥かに凌ぐキャラということになっています!!
>>318さん イイィィィイイイッッッヤッホォオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォオッッ!!!!!
あけおめー!
誰か風邪もらってくれえ
あけおめ
今年もこのスレに期待。
IYH!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あけましておめでとー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あけましておめでとうございます!
今年も楽しみしてますぜ!!
お兄ちゃんお年玉ちょーだい
あけましておめでとうございますきっぱ
…
お正月スペシャル連載『NEMU NOTE』
ボトッ
サーナイト(…何だこれ?空から降ってきた…ノート?)
サーナイトはそのノートを拾ってみた
サーナイト「NEMU NOTE…直訳すると催眠ノートか」
サーナイトは興味本位でそのノートを持ち帰った
サーナイト「このノートに名前を書かれた者は40秒後に深い眠りにつきます…
か。フッ、いたずらにしては面白いな」
サーナイトはテレビをつけた
大晦日スペシャルマッチがあっていた
実況「エンペルト選手のハイドロカノンが決まったー!!!」
解説「バシャーモ選手は次の攻撃で確実にやられてしまいますねー」
サーナイト「試してみるか…どうせいたずらだろうし」
サーナイトはそのノートにエンペルトと書いた
バシャーモ「スカイアッパー!!」
実況「バシャーモ選手のスカイアッパーが炸裂!!しかしエンペルト選手は耐えたー!!」
バシャーモ(もうダメか…)
エンペルト「とどめだ!!ハイドロカ…!!!」
バシャーモ「!?」
エンペルトが突然倒れた
実況「何ということか!!エンペルト選手が突然眠ってしまったー!!」
サーナイト「バカな!!!…本物だ!!催眠ノート!!!」
5日後
サーナイト「さて、今日も始めるか」
「気にいってるようだな」
サーナイト「!?」
サーナイトは後ろを振りかえった
サーナイト「…だ、誰だお前は!!どこから入った!?」
ダークライ「俺はその催眠ノートを落とした夢魔…ダークライだ」
サーナイト「夢魔だと!?ノートを取り返しに来たのか!?…」
ダークライ「いや…もうそのノートはお前のものだ、好きに使うがいい
それにしてもよくこんなに書いたな」
サーナイト「…今の世の中は腐りきっている
僕が催眠ノートに書いた奴は、力があるのをいいことに好き勝手暴れてた奴だけ(最初の実験台は顔がムカついただけだが)だ。どんなに力があろうと眠らせてしまえば簡単に倒せる…
僕は催眠で世の中を変える神となるんだ!!」
ダークライ(面白!!)
某国
IPO(国際ポケモン会議)
「ここ一週間で50人です」
「その全てがまだ目覚めていたせん」
「被害者は全て周りから嫌われていた者です」
ザワザワザワ
「…」
エルレイド「そうか…IPOも重い腰を上げたか
この事件、いくら私でも警察の手を借りない訳にはいくまい」
夢魔が落とした一冊のノートから
二人の選ばれし者ナイトとエルの壮絶な戦いが始まる
サーナイトとエルレイドのドタバタ超能力バトル恋愛コメディ。
そこに波導家ルカリオと予言哲学者アブソルと聖イーブイ気士団が現れて世界に選択の時がやってくる。
>>333 それ読者の一人であるボクの本名だからダメ
打ち切りはやだよ
336 :
◆Mk7zjh6zL. :2009/01/03(土) 12:41:04 ID:c8WI27NU
337 :
◆Mk7zjh6zL. :2009/01/03(土) 12:50:26 ID:c8WI27NU
バシャーモ「ハァアアッ!」
バゴォオオオン!!
ボスゴドラ「ぬぉおおおおおっ!」
バシャーモの蹴りで砕け散るボスゴドラ。しかしまた新たな敵がやってくる。
バクフーン「よくも見捨てたな……」
ブースター「国は滅びた…… お前もこっちに来い」
バシャーモ「うぉおおおおおおおおおおおおおっ!!」
ドォオオオオオオオオオオオオオオオン!!!
ソーラービームを受けて消し飛ぶブースター達。……そして爆風の中から何者かが現れた。
ダークライ「……」
バシャーモ「!!」
…
ドードーの鳴き声で目が覚める。……夢だったようだ。
ラッキー「あら、やっと起きたようですね」
バシャーモ「……ここはどこだ」
ラッキー「街の病院です」
338 :
◆Mk7zjh6zL. :2009/01/03(土) 13:02:45 ID:c8WI27NU
バシャーモ「……街? どうして俺がこんな所に……」
ラッキー「貴方もう三日も寝たきりだったんですよ。
ですから姉の連絡を受けて設備の整っている病院に移しました。私はラッキーです」
扉のからすっと何者かが入ってきた…… アサナンの村の住民のカモネギだ。
カモネギ「あっ! おーい!!! バシャーモが目を覚ましたぞーーー!」
カモネギが大声で叫ぶと四人のポケモンが一気に部屋に入ってきた。
ハッサム「……やっと起きたか、三日もお前は寝ていたんだぞ」
ハッサムが包帯でぐるぐる巻きになっている手を見せた。
ラッキー「あっ、もう私が言っておきました」
アサナン「とにかく無事でよかったですね。アジトが爆発してもう死んだとばかり……」
バシャーモ「それで…… この三日間に何があった」
カラカラ「俺はハピナスさんの処置を受けていたからわかんねぇや……」
ハッサム「あまり言いたくないが俺も気絶していてわからなかった」
アサナン「……アジトが爆発したのを見て心配をしたので中を見に行ったんです、
そしたらバシャーモとエンペルトが倒れていたのを見て二人を外に運び出しました」
ハッサム「……ついでにエンペルトやロズレイドは捕まって既に搬送されている」
バシャーモ「お前はどうして捕まっていないんだ」
339 :
◆Mk7zjh6zL. :2009/01/03(土) 13:11:19 ID:c8WI27NU
ハッサム「俺は元々用心棒だったから仕事だったってことで許してもらえたんだ」
カラカラ「……まあ、二度と斬られそうになるのはごめんだけど」
ハピナス「まあ、今日は妹に任せて安静にしておいてください」
バシャーモは再びベッドの枕に頭をつけた。
バシャーモ「……ああ」
カラカラ「んじゃあ! ビリリダマ達にも伝えておくか!」
ピポパポ
カラカラは携帯の番号を押した。
…
ジャラジャラ……
キングラー「うひょーwwwwwwwwww また当たったぜwwwwww」
ビリリダマ「パチンコって面白〜い!」
キングラー&ビリリダマ「ギャッハッハッハッハ!!」
ヤミカラス「コラ! 店内では静かにせんか!」
キングラー「えぇーっ!? なんで……」
ビリビリッ!
340 :
◆Mk7zjh6zL. :2009/01/03(土) 13:17:55 ID:c8WI27NU
キングラー「ぎょひーっ!」
キングラーの体に電流が走った。
ビリリダマ「すいません! こいつ田舎もんなんで!」
ヤミカラス「……ったく、気をつけやーよ ……あ!」
そしてヤミカラスはまた他の客を注意しにいった。
キングラー「おい! 何するんだよ相棒!」
ビリリダマ「バカ! あの人はこのカジノを経営する暴力団の一員だ!」
キングラー「……まあ、俺達も同じようなもんだったじゃねぇかよ、大体うるさくないパチンコ屋なんて……」
プルル……
ビリリダマ「ん? 携帯だ、キングラーとってくれ」
キングラー「はいはい、なんでしょうか?」
ピッ
カラカラ『よう! バシャーモの様態が直ったぞ!』
キングラー「バカ! そんなくだら……」
キングラー&ビリリダマ「ヌゥああああああああああにぃいいいいいいいいっ!」
341 :
◆Mk7zjh6zL. :2009/01/03(土) 13:25:40 ID:c8WI27NU
キングラー「さっさと見舞いに行こうぜ!」
ビリリダマ「おう!」
携帯を閉じると急いで二人は店を出て行った。
どむっ
急ぎのあまり前のポケモンに激突してしまった。
ビリリダマ「って! どこ見てやがるんだ!」
ルンパッパ「……イェーイ」
……衝突したポケモンの目が赤くかがやいいた。一気に二人は危険を察知する。
キングラー「えーっと、その……」
ルンパッパ「ミュージック♪ スタートッッ!!!」
…
カラカラ「ったく、急に電話を切っちまいやがった……」
ハピナス「まあ、すぐにこっちに来てくださってくれるようですし……」
プルル……
カラカラ「あっ! キングラーからだ!」
ピッ!
342 :
◆Mk7zjh6zL. :2009/01/03(土) 13:32:16 ID:c8WI27NU
カラカラ「おい! なんでさっき切ったんだよ!」
キングラー『そ、そんなことより早く助けにきてく……』
ルンパッパ『イヤッフウウウウウウウウウウウウウ!!!!』
ゴトッ! ツー、ツー。
携帯電話が硬いものに衝突する音共に電話が切れた。
カラカラ「なっ! なんだ今の奴は!」
バシャーモ「……キングラー達は今何処にいる」
カラカラ「えっ? ……街のパチンコ屋行って来るって」
バシャーモ「……行ってくる」
ハピナス「ダメです! 貴方は一日安静ですから!」
バシャーモ「却下だ。もう直ったといったんだが」
バシャーモは窓を開けるとそこから飛び降りていった。
ハピナス「……あー、行っちゃいましたね……」
アサナン「心配ですので私もついていきます」
アサナンも続いて窓から飛び降りた。
343 :
◆Mk7zjh6zL. :2009/01/03(土) 13:37:37 ID:c8WI27NU
そーれはー俺のかっげー♪
パチンコ屋の路地裏では音楽と共にキングラーたちが永遠と殴り続けられていた。
……もちろんパチンコ屋には聞こえない。
ヤミカラス「誰だ! 俺の店の前でセンスのない音楽を流すやつは!」
地獄耳のヤミカラスには聞こえていたようだ。
ルンパッパ「ロイ! ローイ!」
バキッバキッ!
そこにはルンパッパに殴られるビリリダマたちの姿があった。
ヤミカラス「おまっ…… お客さんになんてことを!」
ルンパッパ「音楽が流れると躍らずにはいられなーい!」
よっのー中でとぐー爪!
ルンパッパの口から飛び出した水撃がヤミカラスに命中した。
ヤミカラス「ぐぉおおおっ!」
ルンパッパ「やっふぅうううう!」
344 :
◆Mk7zjh6zL. :2009/01/03(土) 13:41:51 ID:c8WI27NU
ポン! カン! チー!
バキッバキッ!
ヤミカラス「ぐひゃぐひゃ!」
フリ、テン! ツモ!
ドッスーン!
音楽と共にヤミカラスは一気に空中に蹴り上げられた。
ヤミカラス「(痛くて飛べへん……)」
っそい、わああああああああああああああああああん!!!!
ドカドカドカドカドカドカドカ!
ヤミカラス「ぎゃああああああああああああああああ!」
音楽に合わせて飛んできたルンパッパが空中でヤミカラスを殴り続けた。
ルンパッパ「チェッケラチェラチェラチェイ♪」
ビリビリ!
ルンパッパ「ぐひゃっ」
345 :
◆Mk7zjh6zL. :2009/01/03(土) 13:47:08 ID:c8WI27NU
ヤミカラス「ぎょひぃいいいいいいいいいいいい!」
空中でビリリダマの電撃をくらい、ヤミカラスと共にルンパッパはポトリと落ちてきた。
ルンパッパ「あ、ああ……」
ビリリダマ「どうだ! 一泡吹かせたぜ!」
そーれはー俺のかっげー♪
ルンパッパ「と、止まった…… 動きが……」
ルンパッパは絶望した顔で体を震え上がらせた。
キングラー「な、なんかやばい感じだぞ……」
ルンパッパ「ぎゃっほぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ」
ルンパッパが怒りの形相でビリリダマたちに飛び掛っていった。
キングラー&ビリリダマ「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!」
バキッ!!
ドォオオオン!
346 :
◆Mk7zjh6zL. :2009/01/03(土) 13:53:46 ID:c8WI27NU
ルンパッパの後頭部に何か硬いものが激突した。
……それは今まで忌々しい音楽を流していたCDプレイヤー…… それを蹴ったのは……。
バシャーモ「マキシム・ザ・ポケモンか…… 悪くない」
キングラー「アニキぃいいいいいいいいいいいいいいいっ!」
ルンパッパ「ぐ、かっか……」
バシャーモ「誰かを殴るために音楽を使うな…… 音楽というのは…… 心を清めるものだ」
ルンパッパ「く、っそ…… L様に敵をとってもらうもんね……」
バシャーモ「(……L様?)」
ビリリダマ「ったく、死ぬかと思ったぜ!」
ヤミカラス「ぐっ、ぐううう……」
アサナン「! この人も酷い怪我です…… 病院に連れて行きましょう!」
……そしてキングラーとビリリダマ、そしてヤミカラスとルンパッパは病院に連れて行かれた。
sageてよ
348 :
◆Mk7zjh6zL. :2009/01/03(土) 13:58:51 ID:c8WI27NU
……その夜。
ラッキー「四人とも大した怪我じゃなくてよかったですね」
カラカラ「しっかし街には変な奴がゴロゴロいるもんだなぁ……」
ラッキー「……実は三人に手を出してって言うルンパッパさんは見舞いをした人の話によると、
とても温厚で評判な陽気なダンサーだったらしいんです」
カラカラ「ええぇーーっ!? 何なんだよソレ!」
……しかしバシャーモは一人別のことを考えていた。
バシャーモ「(L様…… か……)」
…
その頃、街のビルには沢山の警備ポケモンが並んでいた。
ガーディ「いいか! あのクソ野郎は絶対ここにくるはずだ! ちゃんと見張っておけ!」
警備ポケモンたち「イエッサー!」
なにこのオナニー会場
350 :
◆Mk7zjh6zL. :2009/01/03(土) 14:06:18 ID:c8WI27NU
……しかし、そのクソ野郎は既にビルの博物館内に進入をしていた。
ジュプトル「(ふふ…… クソ野郎とはいい褒め言葉だ)」
博物館に展示されている一つの本を手に取る、するとブザーの音がなり始めた。
ウーウー
ジュプトル「さっさと逃げるか」
…
ガーディ「何でブザー音がなっているんだぁあああああああああああっ!」
ジュプトル「ふふ、ガーディ警部。この本はいただきましたよ」
空からの声を受け、そちらを見るとジュプトルがビルのベランダに立っていた。
ガーディ警部「うわあああああああああああああ! やっちまったああああああああああああ!」
ジュプトル「愛の盗賊怪盗ジュプトル。この神話伝記はもらった!」
第十四話 終わり
351 :
◆Mk7zjh6zL. :2009/01/03(土) 14:07:34 ID:c8WI27NU
>>347さん すいません! sageた方がいいでしょうか!?
>>349さん ……うっ!
今日はありがとうございました!
IDじゃね
まあトリあるけど
精子臭いスレ
オナニーも精子も大好き
和孝君は中ニの時鼻血を出して貧血になった和孝君ですか?└|∵|┐
面白ければ連載される
当たり前のことだ
精子臭いし厨臭い
ま、まあここまでかいたら最後までかいてよね!
好きなキャラが逮捕されちゃったから少し悲しいけど…まぁ話面白いから良いや
死刑にならない事を祈る
海底監獄エンペルダウン編とかありそう
このスレは女子禁制だお(^^)
エンペルトの監獄幽閉生活が見たい
528 名前:和孝 ◆Mk7zjh6zL. [] 投稿日:2009/01/06(火) 00:32:44.05 ID:ywubPw8L0
>>505さん
あっ! 特定しましたね!
おかげでまた鳥を変えなければいけなくなりました……
無双無敵伝説バシャーモのスレで悪用しないでくださいね!
363 :
◆Mk7zjh6zL. :2009/01/06(火) 00:39:08 ID:Mgzy/8M2
>>352さん ID式にしてよかったと感じてます!
>>353さん ファブリーズでもどうぞ!!!!
>>354さん それはちょっと…
>>355さん 特定やめてください! でもあってます!
>>356さん その通りです!
>>357さん 期待していてください!
>>358さん エンペルトは軽く百万は殺害してるのでレッドゾーンです……
>>359さん 期待していてください……!
>>360さん 老若男女誰でもどうぞ!
>>361さん ご期待ください!! 牢獄も今回のキーパーソンです!
失礼します! 某所で鳥が判明してしまったために変えることとなりました!
自分の不届きに公開をしております……。 どうも申し訳ありません!
364 :
◆NmPDR4PNp6 :2009/01/06(火) 00:40:18 ID:Mgzy/8M2
これからは此方の鳥でお願いします!
今日は失礼しました!!
エンペルトは脱獄する
ネタバレな
髪切った?
面白い。
脱獄出来なかったらエンペはもう終わりだな
電気椅子かガス室か首つりか毒殺…はたまた牢獄生活に耐えかねて自殺……
さてどんな人生の終わり方なのやら
千手のカイリキー「バシャ公何でここに!?」
バシャーモ「エンペルトを助けに来た」
第百ニ十四話終わり
和孝君、パンツぐらい履いて下さい
風邪引きますよ
100万円が当たるキーワードH
「き」
キーワードは全部で13個あるよ
他のスレを探してみてね
シコシコシコシコ・・・・・・ウッ、ドピュッドピュッドピュッドピュッ・・・・・・・・・
すごい量です(≧〜≦)
エンペルトって一応盗賊だから殺人の他に色々してそう・・・
誘拐とか暴行やら何やら
あの伏線はいつ回収されるのかなー
バシャーモって何歳?
>>364 初めてなら↓これやっとかんとやばいぞ
みなさんは2ちゃんねる初心者ですか?SG(セキュリティー・ガード)を知ってますか?
まだSGに登録していないみたいですね。書き込む前にSGに登録しないと大変危険です。
SGに登録せずに書き込んだ場合、あなたのPC(又はケータイ)内の情報が他人に見られる恐れがあります。
勝手にPC(又はケータイ)情報や住所まで公開されてしまったケースも有ります。
初期の頃から2chにいる方達は、殆どSGに登録しています。登録は簡単に出来ます。もちろん無料です。
登録する方法は、、、
1・名前欄に『fusianasan』(半角)と入れる。
2・名前欄隣のEメール欄に『名前・職業(会社名・学校名)年齢』を入れる(嘘は書かないで下さい
プロバイダ(ケータイ)契約時の物と照合するので嘘を書くとSGが作動しません。プロバイダー
契約者の名前が解らない場合はご自身の名前で結構です・なお情報は他に知られる事はないので
ご安心ください)
3・最後に【書き込む】をクリックする。「SGが作動しました」の画面が出たら成功です。
以上これだけです。
一度登録すれば、電話番号を変えない限り継続されます。
トリって何?(・◇・◇・◇・◇・)
379 :
親衛隊:2009/01/07(水) 21:46:57 ID:???
僕らのアイドル和孝たん
俺は元々用心棒だったから仕事だったってことで許してもらえたんだ
これはギャグなの?作者はこれが通ると思ってるの?
だったら危なくない?
同人なのかもわからん小説にマジレスとか自ら恥辱を味わうつもり?
カブトプスのセリフが千葉繁の声で再生されるのは、
さすがに北斗の拳の読み過ぎか
く終小僕
だわ説が
さらを嫌
いせひい
るとな
権つ
限
を
>>365さん 一応エンペルトはメインキャラなので普通の死に方はしないでしょうね。
>>366さん 特定されました! 犯罪ですからやめてください!!!
>>367さん ありがとうございます!!
>>368さん パリは燃えているか?
>>369さん 千手のカイリキーは存在すら忘れてました!
>>370さん いつのまにかタイプワイルド!
>>371さん 残りを早く教えてください!!
>>372さん その鳴き声…… まさか私のパソコンにハッキングを……
>>373さん これからもどんどん増えます!! 期待してください!!
>>374さん 少し会話の邪魔をするだけでもバルビートのような目にあったポケモンが幾度といます!
>>375さん いつか回収されると思います!
>>376さん 23です!
>>377さん わかりました!! これでよし!
>>378さん ポッポみたいなポケモンです!
>>379さん うれしうぃっしゅ☆
>>380さん 許されます!
>>381さん いま流行ってるMって奴なのでしょう!
>>382さん トキがあぶなぁあああああああああああい!!!
>>383さん トラウマです!!
第十五話投下します!
385 :
◆NmPDR4PNp6 :2009/01/08(木) 21:58:00 ID:0S9KP+/y
摩天楼に現れる怪盗ジュプトル! 新たな歴史書を盗む!
マクノシタ「まあ、摩天楼ってほどではないですが」
ガーディ警部「うるさいぞふとっちょ! さっさと追え!」
マクノシタ「無理でごわす、あいつ速すぎるので」
……気がついたらジュプトルは既にいなくなっていた。
ガーディ警部「バッカモーン! お前のせいだー!」
マクノシタ「いや……」
ガーディ警部「ご先祖様に合わせる顔がないわ!」
ガーディ警部のご先祖様ははるか昔にポケモンたちを苦しめる魔物を倒した救世主。
……の跨って乗っていたポケモンだったらしい。
ワーワーキャー
ビルの周りにはいつの間にかたくさんのポケモンが押しかけていた。
マクノシタ「あれ! いつの間に……」
ガーディ警部「くそっ! さっさと散るぞ!」
386 :
◆NmPDR4PNp6 :2009/01/08(木) 22:07:57 ID:0S9KP+/y
…
街の裏にあるスラム。……そこには失業などで家がないポケモン達がたまっていた。
アリアドス「くそっ…… 腹が減ったなぁ……」
アリゲイツ「明日森まで行けば良いさ……」
スッスッ
アリアドス「!!」
風を切って闇夜を抜ける音。スラムのポケモン達はこの音に覚えがあった。
ジュプトル「よお!」
ジュプトルがスラムのど真ん中にストッと降りたった。スラムのポケモン達はそれを目で歓迎をする。
アリゲイツ「ジュプトルさん!」
ジュプトル「良いものを持って来たぞ」
ジュプトルの背負っていた袋から沢山のきのみが転がり落ちた。
アーボ「ありがたやありがたや……」
アリゲイツ「これも盗んできたんですかwwwwww」
ジュプトル「まさか……! これは俺を支援してくれる人達に分けてもらったんだ」
387 :
山田ルイ53世(偽):2009/01/08(木) 22:10:13 ID:OGUEnUi+
388 :
◆NmPDR4PNp6 :2009/01/08(木) 22:14:49 ID:0S9KP+/y
アーボ「いやはや…… ジュプトル殿も有名になりましたからねぇ……」
アリゲイツ「しかし俺達なんかに分け前をくれていいんですか……?」
ジュプトル「なあに、ここで随分居座らせてもらっているからな。その見返りさ」
ジュプトルがモモンのみをかじりながら言った。
アリアドス「で、今日はどの本を盗んできたんですか?」
ジュプトル「盗んだより置いてあったのをとって来たんだがな…… 古代童話さ」
ジュプトルが袋から本を取り出すとその表紙に難しい古代文字が並べられていた。
アリゲイツ「俺達なんてまだ普通の字も読めないのに…… すごいですねー」
ジュプトル「フッ…… 父も俺と同じようなことをしていたからな」
アリアドス「怪盗一家なんですねwwwww」
ジュプトルが笑いながら本を読み始めた。
389 :
◆NmPDR4PNp6 :2009/01/08(木) 22:23:31 ID:0S9KP+/y
…
街にそびえ立つ巨大なビル。そこは街の中心である巨大な貿易ビルだ。
そこのトップあるゴクリンは今日も有意義に過ごしていた。今日も自室でマッサージを受けている。
ゴクリン「いやー気持ちいいねー」
エデボース「(プニプニして気持ち悪いwwwwww)」
コンコン
そんな時にドアをノックする音が聞こえた。
ゴクリン「入りたまぇえー!」
ガチャ
マスキッパ「はわわわ…… そんな事してる場合じゃないですよ! 今日あった事件でドンカラス様がお怒りです!」
ゴクリン「げぇえええええええっ! すぐ案内しろ!」
ゴクリンは急いでノソノソと部屋を出た。
エデボース「……私は置いてきぼりか」
390 :
◆NmPDR4PNp6 :2009/01/08(木) 22:31:29 ID:0S9KP+/y
ガチャ
ゴクリン「このゴクリン、ただいま参ったー!」
マスキッパ「(この人遅いなぁ……)」
ドンカラス「……すこし遅いねェ」
接待室に待ち構えるドンカラスの目は迫力満点でゴクリンも落ち着いていられなかった。
ゴクリン「も、申し訳ありません! すぐにジュプトルは捕まえます!」
ドンカラス「古い本が盗まれたぐらい安い事さ……
そんなことより、今日我らの経営するカジノの前で起こった暴行事件だが……」
ゴクリン「ああ…… あの頭のおかしいダンサーが暴れたっていう……」
ドンカラス「私の部下が怪我をしたのだ。……どう責任をとってくれる?」
ドンカラスに睨まれるとゴクリンは固まってしまった。
ゴクリン「いや…… その…… もっと警備を固めます……」
作者さん雰囲気変わったね…
392 :
◆NmPDR4PNp6 :2009/01/08(木) 22:39:57 ID:0S9KP+/y
ドンカラスが机をぺちっ! っと叩いた。
ドンカラス「ばか者! それなら最初からこんなことが起こらないようにしておかんか!!!」
ゴクリン「ひぃいいいっ! すいません! すいません! すぐに連絡するので」
ドンカラス「よろしい…… それと、ジュプトルの事は無視しておいていい」
ゴクリン「は?」
ドンカラス「彼の悪事のおかげでこの街の知名度は上がり続けている。
警察には出動してもらうが彼を捕まえないように操作をしておくのだ」
ゴクリン「わかりましたぁあああ!」
ドンカラス「……行くぞ」
ドンカラスはヤミカラス達を引きつれ部屋を出た。
ゴクリン「ああ…… くそっ…… これでは私が腑抜けのようではないか!」
マスキッパ「実際にそうですからね。社長になる前の感じでやったらどうでしょうか?」
ゴクリン「妻が死んで息子が行方不明の今じゃ無理だな…… うう……」
393 :
◆NmPDR4PNp6 :2009/01/08(木) 22:50:04 ID:0S9KP+/y
接待室でぐったりしているとまた新たな客が現れた。
ドンドン!
ゴクリン「ああ…… 今度は誰だ!」
バァン!
マスキッパ「ひえっ!」
扉を蹴倒して入ってきた大柄なポケモン。……それを見たゴクリンの顔つきが変わった。
エレキブル「我国に全く機械が届いていない! 貴様らは何を作っているんだ!!」
ゴクリン「す、すいません! ちょっとした事故で輸送機械が撃墜されしまって……」
エレキブル「それならば早く連絡をしろ愚図が! 一週間のうちに届かなかったらどうなるかわかるな!」
ゴクリン「はい、届けます届けます!」
ゴクリンが咄嗟に電話をし始めるとエレキブルは偉そうにイスに圧し掛かった。
394 :
◆NmPDR4PNp6 :2009/01/08(木) 22:56:37 ID:0S9KP+/y
ゴクリン「はいっ! 三日で届きに行きます! 安心ください!」
エレキブル「ふん、二日ぐらいで届けようという誠意がないのかノロマめ……」
エレキブルは床に倒れた扉を蹴り壊して出て行った。
マスキッパ「なんなんでしょうかあの態度は!」
ゴクリン「かみなりの国の使い、エレキブル…… 強いし怖いし本当に嫌な相手だ」
マスキッパ「……それにしても誰が船を撃墜したんでしょう」
ゴクリン「今は検討もつけたくないよ……」
…
エレキブルがビルを出ると異変に気づく。
エレキブル「……誰だ、隠れてないで出て来い」
エレキブルが声をかけると白くスラッとしたポケモンがビルの陰から現れた。
エレキブル「……何か用か」
???「……」
和孝兄ちゃん無職なのー
396 :
◆NmPDR4PNp6 :2009/01/08(木) 23:03:46 ID:0S9KP+/y
スッ!
エレキブル「ほう!」
白いポケモンは一気にエレキブルに近づき、鋭い刃がついた腕で切りかりにきた。
エレキブル「忍者のものか、貴様のような屑は相手ではないわあああぁあああっ!」
エレキブルの指先から飛び出したビームが忍者の胸を突き刺した。
???「……」
エレキブル「!?」
周りを見渡すとさっき胸にビームがささり、消し飛んだはずの忍者が7人ほどに増えてエレキブルを囲んでいた。
???「スッ」
???「スッ」
一気に構え、エレキブルを四方から切り刻んだ。
エレキブル「フン! 此方のほうがやりやすいぐらいだ!」
エレキブルの体が電気を帯びると一気に周りへ放電された。
まさか〇〇〇〇の
〇く〇〇〇いの
〇〇こは
〇〇〇イ〇?
398 :
◆NmPDR4PNp6 :2009/01/08(木) 23:10:19 ID:0S9KP+/y
???「……」
エレキブルを囲んでいた分身は電気を帯びて消え去っていった。
エレキブル「……フハハハ! 話もならないな!」
ピシッ……
エレキブル「なっ……」
気がつくとエレキブルは体の全身が斬られていた。
エレキブル「……」
???「……」
忍者はエレキブルを背負うとビルの陰から消えていった。
エレキブルの放電を聞きつけてやってきた者たちはその姿を見ることはなかった。
カラカラ「あれぇ? なんかビリビリってビリリダマの電気の音みたいなのが聞こえたんだけどなぁ……」
カモネギ「気のせいだって! 大体ここは貿易ビルなんだからいたら迷惑だぞ!」
399 :
◆NmPDR4PNp6 :2009/01/08(木) 23:21:00 ID:0S9KP+/y
……薄暗いレンガに包まれた部屋、そこには蝋燭だけがひかりを放っていた。
その部屋に居座るダークライの元にカイリキーが…… 千手のカイリキーが紐で縛ったポケモンをつれて入ってきた。
コイル「ハナシナサイ、ブチコロスゾゴミドモ」
バキッ!
コイツの額にカイリキーの鉄拳がくだった。
コイル「あwせdrftgyふじこlp;@」
カイリキー「静かにしろ、貴様ら雑魚は街で暴れまわるだけで十分だ」
ダークライがコイルに指を差し向ける。
コイル「イ、イッタイナニヲ……」
ダークライ「……!」
ギュォオオオオオン!!!
コイル「アーーーーーーーーーレーーーーーーーーーーー」
コイルの目の前が黒い渦巻きに変わって行く、そしてそのままコイルはその場へ落ちた。
コイル「ッ!?? ピコパポ……」
カイリキー「安心しろ、むしろ貴様は救われたのだ」
カイリキーが目を赤く輝かせて不敵に笑った。
400 :
◆NmPDR4PNp6 :2009/01/08(木) 23:25:24 ID:0S9KP+/y
???「……」
ズサズサズサ……
通路から何かを引きずる音が聞こえた。
……そして部屋に縄で縛ったエレキブルを持った先ほどの忍者が顔を見せる。
カイリキー「……これまたでかい奴を連れてきたな」
???「……」
カイリキー「ふん、とりあえず気絶しているのをつれてきても、すぐには使えないからな」
エレキブル「ぐっ…… ぐうううう……」
エレキブルは苦しそうに顔を歪めていた。
第十五話終わり