何か
>>188辺りの書き込み見てたら書きたくなってきた
朝、なのだろうか。部屋の中は薄暗い上、意識がハッキリしない。
もう少し目をつむって布団の中という幸せなひとときを過ごしていたいが、体を揺さぶられ安眠の世界から引きずりだされてしまう。
「・・・ん・・・ゅじん・・・御主人。」
声が聞こえる。夢かと思ったが、徐々にハッキリと聞こえてくる。
体を揺さぶる力も段々と強くなっていく。きっと「あいつ」だ。
「御主人、起きてくれ。」
声のする方に首を向き素直に動かない瞼をうっすらと開ける。
そこには俺のパートナーであるルカリオが寝起きを感じさせないような顔で俺の体を揺さぶっていた。
「御主人、朝稽古に付き合ってほしいのだが・・・」
こんな口調だが、こいつは♀である。
「今・・・何時よ・・・」
「五時半だ。」
「・・・もう幽霊は出てこないと思うなー・・・」
「バッ・・・バカにするな!・・・ただ、たまには御主人と組み手をしてみたいと思ってな・・・」
顔を赤くして、必死に俺の言葉を否定するルカリオ。しかし、早朝から組み手とか止めてくれと思う。俺を殺す気か。