2
4兄弟の親父って若本ボイスが似合いそうだ。
あれユウキってRS男主人公の名前では(ry
>>4 被ってるんだよな。
ポケモンカードGB2にもグレートロケット団にユウキって女の子いるし。
ポケモンレンジャーのユウキは3代目ユウキか。
その漫画はエロすぐるw
ケムッソの糸に絡め取られて白色の液体まみれになったヒナタとミライは
絶対狙ったに違いないw いいぞもっとやれ
1ページ丸まる使って液体まみれになった二人のツーショット描いたしなw
そういや4兄弟は親父との会話がゲーム中では一度も無いんだよな
どんな会話をするのか激しく気になるぜ
それにしてもミライはかわいい 初対決のときの
「さあ こちらの じゅんびは とっくにオーケーだけど……
あなた どうせ まけるわけだから まってて あげてもいいわ」ってセリフが
ツンデレっぽくて萌える
ラゴウの服が逆転裁判のあの検事と同じな件
長男が一番目立ってない件
ポケ書にソアラさんのミライが来てるぜ!
ホントだ。今気づいた。
マジ感動
いつの日か4兄弟が集合した絵も描いて貰えるといいな
ポケレン2求ム
4兄弟が出してもらえるかは微妙だが。
漫画のヨウジやせてね?
やせてる
ダイエットの効果
顔の作りが公式より悪役っぽくなったから、やせてるように見えるのかもな。
悪魔っぽい顔つきになったな
ヤライが敬語ってw
かわりにユウキがタメ口だな
ミライが妹のあの三人は勝ち組
親父もな
ラゴウのエンテイ、ポケアシストなしで倒せるやつっているの?
探せばいるかもな。そうとうのプレイヤーだろうけど。
腱鞘炎になる
妹がミライだったら人生も楽しくなりそう
当たり前田
ポケレン漫画のデキ、いいな。
とくにぶっかけシーン
あの4兄弟はエンディング後、別の地方も回ってるのかな?
いつの間にか立ってるじゃないか。
個人的にはいろんな場所回って人気バンドになってると嬉しい。さらにレンジャー活動も手伝ってくれると嬉しい。出番増えそうで。
ポケダン2が出たんだからポケレン2が出てもいいだろう、と。
保守。
>>35 以前、配布されてたミッションでは
ラゴウが協力してくれるっていうイベントが存在するらしいし
続編で4兄弟が仲間になるっていうのはあり得るかもしれないな。
ポケレン2はぜひ出してほしいな。
カントーとかに遠征してほしいな。
いっそのことメタルギアみたいな世界観のレンジャーをプレイしたい
メタルブレイダーズ&メタルクラッシャーズ&メタルハンマー&メタルスライム&メタルブレイク&メタルバズーカー&バイオメタル&メタルブラック&メタルスラッグ&メタルホワイト&メタルグレーです硬派な世界観なポケモンレンジャーをプレイして見たいのですが
メタルスライムは硬派なのかw
そしてポケモンレンジャーを制作したハル研の
名作ゲーム、メタルスレイダーグローリーを忘れるなんて許さんぜよ。
なんかカントー遠征を小説にしてみたくなってきたな。
ラゴウがどう思ってるかはともかく
4兄弟は「アジト爆破しちまったし親父のとこには戻れねーなー」
と思ってるみたいだから、別の地方に遠征する可能性はあるよな。
エンディングではフォルシティで演奏してたけど
素性が知れたら街の人達からフルボッコだろうし。
>>44 そうか。そう言われるとちょっと嬉しいな。
今書いてる小説はカントー&ジョウトが舞台だから
ゴーゴー団を出したら面白くなるかなって思ってたんだよな。
大スターになる夢を胸に秘め、タマムシシティへと上京してきた4兄弟
みたいな感じで。
SS投下とかいいかもな。うすれないだろうし、出来上がったら投下してほしいな、と。
ありがとう。俺としても自分の小説を読んでもらえるのは嬉しいし
完成したら、ゴーゴー4兄弟の登場する部分を抜き出して載せてみるよ。
hage
バネはわろたw
hage
ポケモンレンジャーはメイドインワリオ並に保護シートの交換が必要だな。
hage
hage
保守。
ポケモン・アッー!・ゴーゴー!!
なんかゴメン……
保守。
hage
絵板が過疎なので誰か描いて・・・
まずは
>>59が描いてみるといいじゃないか。あとで俺も描くけどさ。
hage
大阪で開催されたポケモンの同人イベントに、ゴーゴー団の本、あったらしいな。
どんな本か見てみたかったけど大阪は遠いや
なんかその本サーチであった気がする。
保守。
ポケモンの同人イベントって、チラシを見たことがないな。
>>67 派手に宣伝すると株ポケや任天堂や小学館が煩いから宣伝しないんじゃないか?
4兄妹萌えage。…日がたってくると登場時のセリフがうろ覚えになってくる。
保守。
だいすきクラブのレンコミが消えたのは、このスレにとって事件だな。
>>72 ポケモンレンジャーのコミックが消去されますた。
単行本で発売されない限り、もう読めないんだぜ。
マジかよ…今更レンジャーコミックとか発売するとは思えないしな。続編でも出ればいいのに。
保守。
個人的に大爆笑したコピペをこのスレ用に改変して貼ってみる
ゞゞ ヾヾミミノノ彡彡ミミ《巛彡彡ノ丿ノノあーん!レンコミが消えたぁ くすん・・・;大きいお友達向薄命だ・・・
彡ソ彡巛《ミ彡ノ\《《《彡彡ソノ丿ノノノ うっうっう・・・; ひどいよぉ・・・; ふえ〜ん;
刧刄~ナミ彡 巛 》ヽミ彡ヘソソノ | この間「今時代はぶっかけだ!」の
(巛ミ-,==二,~-ヽ ;;;》 》 |彡巛ナ | メールを出してまだ2週間じゃないですか!
《ミ ,,,,-=,二,ヽ_>》ノ=---)彡ヘノ | どーして、どーして?
彡 丶-~-´;;;;》ヾ|~,,-,/彡/ | あれで掲載おわり?嘘でしょ?
u : ::;;:::;;;;;;ヾ |.|^~´.|ミ ノ ,,,,∠ 信じられないよおっ; あんなポケダンごときに
/ :::;;;:;:: ;; ,;_、.| ..../ノ彡ソ | 変わられるなんてっ!!ケモノと差がありすぎるわっ!!
ヽ ,:__ .ミノ~./ 彡ソ ヽ 単行本化しますよね?
\ :: ̄~""-´/~~) | ね?ね?・・・泣いてやるぅ;;
ヾ-,_\ ;`~~;;ノ二二二ヽ、 |僕はあの小悪魔でツンデレっぽい彼女が
\__.\,____/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;);ノ |(例え今後の登場予定がなくてもさっ!ヘン!)
 ̄ ̄ ̄ ̄,,,,,,,,二,,,,,,,,,~~) |大好きだったんですよぉっ!!
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;) | ミライたん!!消えちゃいやだああぁぁぁぁ!!
\ 先生のカバッ!! え〜ん;
\
--------------------------------------------------------------------------------
>>76 、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
/⌒` 三ミヽー-ヘ,_
__,{ ;;,, ミミ i ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
>';;,, ノ丿川j !川|; :.`7ラ公 '>了
_く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! `二´/' ; |丶ニ ノノ
) :.: ト、リ: :!ヾ:、 丶 ; | ゙ イ:} 逆に考えるんだ
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´ 「単行本化するさ。」と
,/´{ ミ l /゙,:-…-〜、 ) |
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ 考えるんだ
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
\ `'ー-、 // /:.:.} `'ー、_
`、\ /⌒ヽ /!:.:.|
`、 \ /ヽLf___ハ/ {
′ / ! ヽ
保守。
80 :
名無しさん、君に決めた!:2007/11/14(水) 07:10:28 ID:DPT0hOYf
保守age
…それにしても話題がないのは困った
部屋スレみたく会話でもさせるとか?
ミ「ヤライ兄さんこれあげる。明日から寒くなるでしょ?だからよかったら使ってね」
ヤ「腹巻きか…ありがとう」(長男やっててよかった)
ユ「で、わざわざ自慢しに来たんですか」
ヤ「いや、だって嬉しいんだもん。あのミライがさー」
ユ「浮かれてるようなんで言っときますけど、私ももらったんで」
ヤ「マジ?」
ユ「マジです。いらなくなったやつみんなにあげてるみたいですよ」
ヨ「俺もらってないんだけど」
とりあえずやってみた。
>>81ほめてくれてありがとう。別に4兄妹に興味持ってくれてるだけで十分スレにあってるよ。
絵版この前書くとかいってまた忘れてたし。絵に自信はないが明日描くよ!最新が1年前だもんな…
保守。
保守。
hage
もし4兄妹が漢字表記だったら
ヤライ誕生
羅剛「最初に生まれてくる奴が男だとは…まぁいい。『家来』同然に扱って…いや、一閃の矢のように強く、素早く巣だって行けよ」
ユウキ誕生
羅剛「腹んなかにいるときは女だと聞いていたのに、また男の子か。子供の癖に勇気があるな。よし、『勇気』にしよう」
ヨウジ誕生
羅剛「また男ってどういう事だ俺は可愛い女の子が欲しいんだ!赤ん坊だから『幼児』でいいじゃないか。男に生まれてきたことを悔やめ…」
ミライ誕生
「待ってました女の子!未来が存分に期待できるじゃないか!名前は未来、に決定だ」
なんていう。
ラゴウは娘を溺愛してるんだなw
上げ
>>88 そんな話があったら事実を知った3人がグレてゴーゴー団幹部辞めて出て行っちまうな
そしたらミライお持ち帰りは簡単そうになっていいけどねw
あげ
過疎ってて悲しいな
じゃあ1時間以内に書き込みがなかったらミライたんは俺がもらっていきますね
過疎り過ぎ。
ミニライブのラストの四人一斉に演奏するところで、ヤライとヨウジが出した音が聞こえないんだが、ユウキとミライの音が目立ちすぎ?
たぶん全員の音はあるはずだけど、ヨウジ太鼓だし聞こえにくいかもね。
99 :
名無しさん、君に決めた!:2007/12/06(木) 16:33:28 ID:tDIWE7YN
ぬるぽ
神速で余裕の100get!!
>>101くやしいのうwwwwwwwwくやしいのうwwwwwwww
>>100 いや、全く神速などではないですね。
∧_∧
( ・∀・) | | ガッ
と ) | |
Y /ノ 人
/ ) < >_∧∩
_/し' //. V`Д´)/ ←
>>99 (_フ彡 /
急いで100とったのに101が来たのは3時間以上後か…ある意味100とった奴も残念だな
スレいつの間にか立ってたのな
絵板もスレも過疎ってるとかすげー悲しい
この際だから四兄弟を部屋に閉じ込めてみた的な感じで行かないか?少しは盛り上がると思う
俺はそれでもいいけど。ネタがなぁ書く人いるかな。
書きたいのも山々だが、口調が解らん
107 :
104:2007/12/09(日) 22:14:20 ID:???
じゃあ言い出しっぺとして自分から
ヤライ(地味、知的キャラ?)「いよいよ部屋編スタートか」
ミライ(ショッピング好きキャラ?紅一点)「え〜!買い物行けなくなっちゃうじゃーん!やだよ〜!」
ユウキ(普段は丁寧語キャラ、突然豹変キャラ、バネ)「貯金のいい機会じゃないですか。これをバネに…そうだ!バネだバネだバネだ〜!絶対この部屋出たら幸せになってやるんだー!」
ヨウジ(守銭奴、怠惰キャラ?)「ミライはいいよな。毎日買い物行けるほど金があってよ…しかし部屋ネタねえ…あ〜めんどくせ…」
多分こんな感じかな?レッツトライ♪(うざ)
>>107 キャラ設定の解説ありがとう
ぶっちゃけ俺、ゲームもやってないしコミックも読んでなかったから
キャラ設定よく知らずに外見と大雑把な情報だけで4兄弟気に入ってたんだ
これでゴーゴー4兄弟で何かSSとか書けそうだな
今すぐには無理なんで、何か思いついたら書いてみるか
あとはコミックが単行本化してくれれば完璧なんだけどな
結局部屋の案は却下?
>>110 いや、それもアリでいいんじゃね?
SSの設定を部屋の話にするって考えもあるだろうし…
もしかして、その部屋設定で何か思いついたとか?
SSの挿絵でも描いてみようかな
絵板過疎ってるし
どうでもいい話だが、秋葉原にゴーゴーカレーって名前の店があるの知ってるか?
俺その店へ食べに行ったときにふとゴーゴー4兄弟がこの店やってたら…
とか想像しちゃってさ
いや、だからどうしたと言う訳じゃないんだけど、ちょっとネタになるかなと思って…
>>112 期待してる!
>>113 親父の元から巣立って、自分たちだけで食費を稼がなきゃならないから、
プロを目指しながらバイトしてるんだろうな。
稼いでも結局ミライのショッピングに消えていきそうだがw
カレー屋で。閉じ込めじゃなくてすまん。
客来店
4兄妹「いらっしゃいませー」
ミ「ご注文は何にしますか?」
客「カレー」(この店員さんかわいいな)
ミ「カレーですね。今なら+5500円でミニライブがおつけできますが、」
客「え、いらな…」
ミ「チーンありがとうございまーす・・・お兄ちゃんたち、5500円セット売れたよー」
わーい
無理矢理な接客が逆に大人気。知る人ぞ知る名店 ゴーゴーカレー!気が向いたときに営業中。
閉じ込めやってみる
ヤライ「なぜヨウジはいつも練習をしたがらないんだ!」
ユウキ「確かにヨウジだけですよね…」
ミライ「ねえ兄さん、何かあるなら話してみたら?ホントにめんどくさいだけなの?」
ヨウジ「なんでおまえらはベースギターにエレキギターにバイオリンなのに、俺だけ小太鼓なんだよおぉぉ!」
3人「……………」
たしかに他のメンバーの楽器を見れば、ヨウジがドラムを使うべきなのは一目瞭然だよなw
よし、時間が出来たら絵を描いてみる
SSGJ!
俺も書いてみた。
ヨウジ「そもそも、楽器型スタイラーをデザインした
ヨナベ工場責任者のユウキ兄さんには問題があるだろ!」
ユウキ「人聞きの悪いことを言わないで下さい。
たしかにスーパースタイラーを楽器に組み込むための設計図は僕が作りましたが、
実際の開発は下っ端の方たちが行ったんです」
ヤライ「つまり、設計図通りに作らなかった下っ端に問題があると?」
ユウキ「そのとおり。僕に不手際はありません」
ミライ「じゃあ、その設計図を見せてくれるかしら?」
ユウキ「かまいませんよ。どうぞ」
3人「…………」
ユウキ「どうですか? 完璧でしょう?」
ヤライ「たしかに完璧なんだが……、1つ気になることがある」
ユウキ「なんです?」
ヤライ「端のほうに書いてあるこの絵はなんだ?」
ミライ「私たちの4人の絵が描いてあるわね。これはユウキ兄さんが?」
ユウキ「ええ――。
観客で埋め尽くされたライブ会場でギターをかき鳴らすヤライ兄さん。
大人の香り漂う高級料理店で厳かにベースを弾く僕。
さざなみの聞こえる海辺の公園で優雅にバイオリンを奏でるミライ。
そして――
カントー地方の熱気溢れる祭礼で、やぐらの頂点に立ち、
青春の汗を飛ばしながら太鼓を叩くヨウジ!」
ヨウジ「この絵が原因だろゴラアァァァッ!!」
ミライ「お、落ち着いてヨウジ兄さん!」
GJ!俺も続くぜ!
ヤライ「お、落ち着けヨウジ!もっと不幸な人だっているんだぞ!」
ヨウジ「ああ!?下っ端か?そんなのは当たり前なんだよ!」
ヤライ「違う!父さんだ!」
ミライ「あ…!」
ユウキ「その通り!オルガンなせいで持ち歩くことすら出来ず、ソロコンサートを余儀なくされた時の父さんは心底悲しそうでしたよ!」
ヨウジ「だからそれもユウキ兄さんのせいだろーがぁ!威張るな!」
ミライ「ちょ、ヨウジ兄さん!抑えて抑えて!」
ヤライ「そういえばミニライブの時のあの紙吹雪は誰がやってるんだ?」
ヨウジ「おい!話題逸らすな!」
ユウキ「ああ、あれならまだスタイラーも扱えない雑用にやらせてるんですよ」
ヨウジ「おい!無視すんな!」
ミライ「あの紙吹雪のアイデア出したの実は私なのよ♪」
ヨウジ「おい!聞いてるのか!」
ヤライ「さすがミライだ。いいセンスしてるな」
ヨウジ「なあ…………」
ユウキ「あの雑用も、アジトが潰れてからも紙吹雪係として私達の旅についてきてくれるいい人ですよ。」
ヨウジ「…………」
ヤ「クリスマスも終わりだな」
ヨ「こう閉じ込められてちゃなんもできねぇし、やることもないしな。別にいいんじゃねぇの」
ユ「ならこういうときにこそバンドの練習でもしたほうが」
ヨ「却下」
ミ「ショッピングとかクリスマスセール行きたかったのにーっ!」
ぴんぽーん、お届け物でーす。
ミ「なんか来たよ。誰か行ってきて!」
ヤヨ「…………」
ユ「行きますよ。誰も動こうとしないんだから」(まったく、だからホントバネだって)
ヨ「で、なにその大きな箱」
ユ「知るわけないでしょうまだ開けてないんだから。父さんからみたいですけど。………ケーキ?」
《メリークリスマス。四人で仲良く食べてね^v^》
ヨ「親父がこれを俺たちに…」
ユ「なかなかいいとこあるじゃないですか」
ミ「父さん…」
ヤ「さて、親父からケーキもきたしやっとクリスマスっぽくなったな。みんなで食べようか」
ヤユヨミ(でも顔文字はないな)
顔文字わろたw つーか、助けにこいよw
^v^
保守。
ヤライ「今年ももう終わりだな」
ミライ「あ〜あ、多分お正月もパパ抜きでここで迎えるから来年はお年玉貰えないんだろうな〜」
ユウキ「え?お年玉?なんですかそれ?」
ヨウジ「知らないのかユウキ?正月には親や親戚が子供達にお年玉っていう金をくれるんだ。でも俺はオヤジから貰ったことないな…」
ミライ「あ!ヤバ…」
ヤライ「ああ、聞いたことはあるな。だが俺も貰ったことはないぞ?なあミライ、お前…」
ミライ「え、えと、それより、今年の紅白はどっちが勝つのかしらね〜!前みたいな不祥事が起きないといいわね〜!あと元旦のサッカーも楽しみだし、それから…」
三人「……………」
>>131 GJ! ラゴウのミライ溺愛っぷりは異常w
宅配業者「お届け物でーす! ハンコお願いできますか?」
ユウキ「あ、ご苦労様です。拇印でも構いませんか?」
宅配業者「どうぞどうぞ。それではこちらに――」
◆
ヤライ「親父からか?」
ユウキ「ええ。今回は何でしょうね」
ミライ「……えーと……。お米にお醤油。味付きノリにカップ麺もあるわね」
ヨウジ「なんか、だんだん救援物資みたいになってきたな」
ヤライ「実際に俺たちは閉じ込められてるワケだし。救援物資大歓迎だろ?」
ヨウジ「宅配便がきてる時点で、閉じ込められてるとは思えねぇんだけど……」
ユウキ「いいじゃないですか。
こうしてコタツやテレビまで送って貰ったんですから、父さんには感謝しないと」
ミライ「そうね。ショッピングに行けないのは辛いけど、
だいぶ一般人らしい生活になってきたわよね」
ヨウジ「一般人っつーより、昔テレビで懸賞生活してたあの男みたいだぜ……」
ミライ「じゃあ、今日の晩ごはん作ってくるわね!」
ヤライ「今日はミライが当番だったか。妹の手料理を食えるなんて兄みょうりに尽きるな!」
ユウキ「楽しみにしてますよー」
ヨウジ「もしかしてオレだけ、この生活に馴染んでない?」
>>133 しかミライが料理できないような気がするのは俺だけかwww
>>134 料理の際苦戦しているミライもイイ!
もしそうなら兄達はかわいい妹のためにおいしいと嘘をつきながら頑張って食べるんだろうな…
hage
保守がわりなんで粗い分で悪いが
ミライ「みんな、来年もよろしくね♪」
ヤライ「あ、ああ…よろしく。」
ユウキ「こちらこそ。」
ヨウジ「おう、よろしくな。」
三人(何気ない言葉かけられただけなのになんとなくうれしいな…)
ミライ「明けましておめでとう!」
ヤライ「ああ、今年の目標でも語ろうか」
ユウキ「まず部屋から脱出することでしょう」
ヨウジ「確かに…」
職人GJ!
ヤライ「親父から年賀状が届いたぞ」
ヨウジ「………今更?」
ユウキ「投函したのが遅かったんでしょうね」
ミライ「兄さんこっちにも見せてよー。なんて書いてあるの?」
【A HAPYY NEW YEAR!】
今年も4649ネ☆^v^艸
ヤライ「横文字ときたか……」
ユウキ「Aが最初に付くと『よいお年を』って意味になるんですがね……」
ヤライ「そもそもHAPPYのスペル間違ってるし……」
ミライ「慣れない英語を使ったのが色々と裏目に出たのね……」
ヨウジ(………いや俺としては2行目の方が遥かに気になるんですけど…)
>>140 GJ! 最近ラゴウが可愛く思えてきたw
4兄弟って何歳なんだろう?
見た目から推測すると10代だよな
すげぇやこのスレ
書いてる人が何人かは知らないけど、いいSSだらけじゃないか
俺も今ちょっと思いつきかけてきたんで、キャラの性格をよく把握したら投稿してみるよ
>>145 過疎ってるとはいえ全く荒れてないしね。それはそうと期待してる!
ポケモンレンジャー新作出るらしいね。
4兄妹出てくれないかなー。…やっぱり地方違うから望みは薄いか…
新作!?
たしかアルミア地方だっけ?
ミ「信っじらんない!ムカつくんだけど!マジありえない!」
ヨ「何そんなに怒ってんだよ」
ヤ「あぁ、きっとあれじゃないか?新作でるけど出番がないんじゃないかっていう…」
ミ「違うわよバカ!」
ヤ「バ……っ?兄ちゃんに向かってバカ…ひどくね?」
ユ「バネですよ兄さん」
ミ「テレビ見てたの。そしたらタ○リの奴『バンドにバイオリンはないだろw』なんて言いやがったのよ!?」
ユ「…それはやってる人等があれだからじゃ」
ミ「バイオリンをバカにする=私の存在意義までバカにされてんのよ!いくらタ○リでも許せない!たしか生放送よねMステ!まだスタジオいるかもしれないから抗議にしに行ってくる!!」
ヨ「部屋から出れないけどどうやっていく気だろ?」
ユ「落ち着くまで放っておくしかないですね」
ミ「ドアが開かない!タ○リムカつくーーーーーーーーーっ!!!!」
地方違うが何らかの形で出てきてほしい
>>151 確かにタ○リは固定観念に囚われてるな
ロックとバイオリンって意外に相性良かったりするんだぜ
某ゲームの音楽でではあるが、最近それを知った、とミライを擁護してみる
そうなのか!? 俺もバイオリンはバンドには合わないとか、勝手に思ってた。
寧ろ、考えもしなかったのが事実
気付かせてくれた製作者には感謝したい
事実ミライのバイオリン、こいつらのバンドに合ってるしな
ホントに合わないのは、小太鼓だからな(笑)
>>152 「そういえば他のレンジャーがいるフィオレ地方にはゴーゴー団とかいう組織もいたらしいね。なんでもそこにはバンドやってる兄弟がいるとか…」
みたいな街の人の世間話としてになりそう
色々なところでバンド活動してるみたいだし、ぜひ新作にも出てきて欲しいな
空気読まずに投下
ヤライ「そもそもなんで出られないんだ?宅配便は届くのに…」
ミライ「こないだドア開かなかったけど、宅配便の人は開けられたのよね…どうなってるの?」
ユウキ「今度試してみますか…」
(ガチャ)
宅配便「すいませーん。お届けものでーす。ラゴウ様からルービックキューブ…うわ!?」
ヨウジ「チャンスだ!出るぞ!」
ヤライ「今なら出られるはずだ」
ミライ「お父様センス古い…(ゴンッ)イタッ!?」
ユウキ「なんか貼ってますねこのドア…光の壁?」
宅配便「…?じゃあ、確かにお届けしました〜」
ヨウジ「宅配の人は普通に出入りしてるぞ?」
ヤライ「俺達だけ出られない仕組みか…」
ミライ「そんなぁ…」
ミライ「今日はかなり大規模なイベントが待っているわ…」
ユウキ「その名もセンター試験!」
ヤライ「全国の受験生が緊張で体が動かなくなっている時期だ!」
ユウキ「ここは一発私たちが応援ソングをかまさないと!」
ヤライ「よし、ここはキャン○゛ィーズの替え歌で行くぞ!!」
ヤライ「♪問題解けて自信になって 流してゆきます」
ミライ「♪暗記項目 試験中に 顔を出します」
ユウキ「♪もうすぐは〜るですねぇ」(合格とスプリング的な意味で)
ミライ「♪ちょっと気合い出しませんか〜」
ヨウジ(当の受験生はこんなとこ見る暇ないだろ常識的に考えて……)
……………………。
ヨウジ「……まさか……まさかとは思うがこんな時間に2ch見てる受験生なんていないよな…?」
ヤライ「試験に備えて早く寝ろよ!」
>>163 過去最高にGJ!!
今電車の中で見たぜ…!元気出たぜ!サンキューな!
…まだ高2で模試受けるだけだけど…
ミライ萌え。
ヤライ「おい、大変だぞおまえら!」
ユウキ「どうしました? 今年の映画がカオスなことについては承知してますよ」
ヤライ「そうじゃない! これを見てくれ! 親父から届いたゲーム雑誌だ!」
ヨウジ「んだよ……。こんな場所じゃゲーム雑誌なんて必要ないだろ。なに考えてんだあの親父」
ヤライ「いいから見ろっての! ホラ、このページ!」
ミライ「――これは……もしかして!」
ヤライ「そう――ポケモンレンジャーの新作が発表されたんだ!」
ユ・ヨ・ミ「な、なんだってーッ!?」
ヤライ「いや、そういうネタはやらなくていい。それより判ってるだろ?」
ミライ「も、もちろんよ! これは私たちが再び日の目を見るチャンス!」
ユウキ「な、なるほど……。こんどの舞台はアルミア地方。
登場キャラは主人公の二人しか決まっていないようですね」
ヨウジ「この機会を逃すワケにゃいかねぇぞ。
オレたちの出演が決定すれば、ここから脱出することだって可能だし。
出演料として使い切れないほどのカネが転がり込んでくるハズだぜ!」
ヤライ「そのとおりだ! ここにハガキを用意した。
これに『ゴーゴー四兄妹復活希望』と書いて株ポケに送りつけるんだ!」
ヨウジ「ん? ちょっと待ってくれよ。1つ重要なことが――」
ミライ「そうと決まったら善は急げってことよね。さっそく作業に取り掛かるわ!」
ヨウジ「なぁ、ちょっと――」
ユウキ「僕たちの輝かしい未来のためにがんばりましょう!」
ヤライ「希望を捨てぬ弟たちの気概に兄は感動したぞ!
ここは1つ、大きな花火を打ち上げてやろうじゃないか!」
ヨウジ「だから――」
ヤライ「いくぞ、ユウキ、ヨウジ、ミライ! 俺たちの一世一代の大勝負だ!」
ユ・ミ「オォーッ!!」
ヨウジ「部屋の中にポストはねーだろ!」
保守。
ミライ「あーあ、私もアニメに出たかったな」
ヨウジ「そうすれば出演料もがっぽり貰えたしなあ…」
ユウキ「まあ人気があったのはあのレンジャーですからね…」
ヤライ「何言ってるんだお前ら!新作が出るこの時期、俺達にだってアニメの出番が来るかもしれないだろ!そしたら絶対一曲披露するぞ!」
ユウキ「そうですね!ヤマトとコサンジだって出たんですから私達だってチャンスはある!」
ミライ「よーし!やるぞぉー!」
ヨウジ(出るとしたら普通新作のキャラだろ…)
上げ
絵板に絵が来ないな…コメントは時々来るけど…
ミライ萌え。
絵板に絵が来てるよ
ヤライ「あのな、ちょっとお前らに話したいことが…」
ユウキ「なんです?今私達は新作に向けて新しい振り付けを考えているんですが…」
ヤライ「いや、その新作の事なんだが…」
ヨウジ「ユウキがかなりやる気があってな。俺もやっとやる気が出てきたんだ」
ヤライ「いや…それが言いにくいんだが…」
ミライ「ユウキ兄さんが途中まで考えた新しい振り付けかなりカッコイイのよ♪ヨウジ兄さんまでやる気を出すくらいなんだから♪」
ヤライ「実は新作に俺達の出番は無いんだよ!」
ユウキ「………は?」
ヨウジ「一体どういうことだよ!?」
ミライ「…………」
ヤライ「実はヤミヤミ団という組織が今回は出ることになっていて、俺達は出番を貰えなかったらしいんだ…」
ユウキ「そ、そんな…」
ヨウジ「ひ、ひでえ…じゃあ俺達はまだ部屋から出られないのかよ!」
ヤライ「ああ…残念ながら…」
ミライ「……兄さん達、はい、これ」
ユウキ「……?これは…チョコですか?」
ミライ「一日遅れちゃったけど、お祝いのバレンタインチョコ渡そうと思ってたんだ。お祝いとはいかなくなっちゃったけど…食べて!」
ヨウジ「ミライ…お前……俺達のために…」
ユウキ「お前だって辛いはずなのに…」
ヤライ「あ…ありがとうな…グスッ、(パクッ)、美味い…美味いよ…」
ヨウジ「なんだ兄さん、泣いてるのか?」
ヤライ「ち、違う!これは…目から汗が出ただけだ!」
ユウキ「今冬ですよ」
ミライ「ウフフッ♪」
保守。
ヤライ「さて、結局スマブラXにも俺たちは出演できなかったワケだが……」
ユウキ「それで家族会議ですか。しかし、人間キャラはポケモントレーナーのみでしたから
僕たちの登場は最初から無理だったと考えるべきでは――」
ヨウジ「そうだな。ポケモンレンジャーの開発にはHAL研が関わってたから
桜井の力でどうにか――なんて妄想したりもしたけどよ。
所詮オレたちゃあ1発屋。つぶやきシローみたいに消えゆく運命だ。
まぁ、親父から食いモンは届くし、別に仕事なんざなくても――」
ヤライ「……だからおまえらは2流なんだよ」
ヨウジ「あァ!? いまなんつった!」
ヤライ「聞こえなかったか? 2流っつったんだよ、おまえら2人ともな」
ヨウジ「おいおい、いくら兄貴でも言っていいことと悪いことがあんだろ? あ?」
ユウキ「ええ、さすがに今のは僕もカチンときました。
現実を直視した回答をしたにも関わらず、自分が気に入らなければ僕らに八つ当たりですか」
ミライ「ちょ、ちょっと3人とも落ち着いて――」
ヤライ「ミライ、ちょっと黙っててくれ」
ミライ「でも――」
ヤライ「いいから。ちょっとのあいだだけ頼む」
ミライ「……」
ヤライ「コホン……。いいか、よく聞け。俺たちは今までどんな人生を送ってきた?
親父の元で過ごしたあの日々、それはたしかに充実したものだった。
だけど何不自由ない生活を送れたのは他でもない親父あってこその話しだろう?」
ヨウジ「う……それは……」
ヤライ「親父の元を離れた俺たちはどうだ? 日々を怠惰に過ごし、仕送りで生活する有様。
こうしているあいだにも他のやつらは仕事を見つけ、活躍の場所を広げてるんだぞ」
ユウキ「に、兄さん……」
ヤライ「おまえら悔しくねーのか! 無理だの不可能だの、そんなことは負け犬の戯言だ!
死ぬ気でやればなんだって出来るだろーが! 諦めるな! 前を向け!
不可能だと断定するのは命を落としてからだ! それまでは絶対に諦めるんじゃない!」
ミライ「――ヤ、ヤライ兄さん……」
ヨウジ「う……うう……。すまねぇ、ヤライ兄ィ……。
そうだよな。嘆いてたって始まらねェよな……」
ユウキ「す、すいません。父さんと暮らしていたときのままの気分で浪費していました。
僕も反省する点が多々あります」
ヤライ「いいんだ、ユウキ、ヨウジ、ミライ。大切なのはこれからだ。
親父に楽をさせてやるためにも、はやく仕事を見つけような」
ミライ「そうね。バンド活動だけじゃ食べていけないし、なにかアルバイトを探しましょ」
ユウキ「ええ。父さんに頼らずとも立派に生活していけるということを証明するためにも!」
ヤライ「決まりだな。それでどうやって仕事を見つけるかだが……。
――こういうときは……」
ヨウジ「ん? なに書いてるんだ……?」
ヤライ「よし! 仕事を用意してくれるようにとの手紙を親父宛てに書いたぞ!」
ヨウジ「頼らないんじゃねーのかよ!!」
まさか2レス使った本格的なSSを書くとは…ウルトラGJ!
良スレage
配達員「お届け物でーす」
ユウキ「あ、どうも! いつもご苦労様です!」
◆
ミライ「父さんからよね? 今日はなにかしら?」
ユウキ「なんでしょう……。これは……パソコンですかね?」
ヤライ「ふっふっふ……。俺の手紙を読んだ親父がさっそく手を打ってくれたらしいな」
ヨウジ「ど、どういうことだよヤライ兄ィ。部屋から出られないのに手紙が親父に届くわけ――」
ヤライ「甘いぞヨウジ。手紙をポストに投函する方法は1つじゃ無いだろう?」
ヨウジ「な、なんだと……?」
ミライ「ま、まさかヤライ兄さん……」
ヤライ「フフフ……、そのまさかだ。手紙を運んだのはさっきの配達員!」
ヨ・ユ・ミ「な、なんだってーッ!?」
ヤライ「おまえら好きだなそれ」
ユウキ「な、なるほど……。この部屋に自由に出入りできるのは今のところあの配達員のみ。
考えましたね、兄さん」
ヤライ「だろう?」
ミライ「でもヤライ兄さん。パソコンなんか送ってもらっていったい何をしようっていうの?」
ヤライ「よくぞ聞いてくれた妹よ。今回、俺は素晴らしい商売を考え付いたんだ」
ヨウジ「す、素晴らしい商売だと……?」
ヤライ「そのとおりだ。部屋から出られないという障害をものともせず、確実に儲かる商売をな」
ユウキ「確実に……儲かる?」
ミライ「そ、その商売っていったい……」
ヤライ「聞いて驚くなよ?」
ヨウジ「もったいぶってないではやく話せよ!」
ヤライ「気の短い弟だな。まぁいい、よく聞け」
ユ・ヨ・ミ「ゴクリ……」
ヤライ「まず、パソコンをネットショッピングにつなぐ」
ミライ「ネットショッピング?」
ヤライ「ああ。次に初回限定版と書いてあるゲームやCDを片っ端から購入する」
ユウキ「か、片っ端から……?」
ヤライ「そうだ、1つ残らずな。そしてそれらをネットオークションで売りさばけば――」
ヨウジ「そりゃ転売だろ!!」
GJ!このシリーズ吹くわw
ヤライ最高!
ヨウジがツッコミで定着してきたなw
ヨウジ「またパソコンやってんのか、ヤライ兄ィ」
ヤライ「ああ。ユウキに習い始めてから3日、だんだんと使い方が分かってきたぞ」
ヨウジ「ふーん……。ま、オレにゃパソコンの使い方なんてわかんねーし、
めんどくせぇから覚える気もねーけど」
ヤライ「相変わらずの怠惰っぷりだな。ところでユウキとミライは?」
ヨウジ「あの2人なら、この部屋に脱出経路が無いか気になるらしくて台所を調べてるぜ」
ヤライ「そうか。それにしてもこの部屋に張られてる光の壁は本当に不可解だな。
なぜ配達員だけが自由に出入りできて、俺たちは跳ね返されるのか……」
ヨウジ「もしかしてそのことについてパソコンで調べてるのか?」
ヤライ「いや、今は匿名掲示板でバンド活動についての知識を仕入れて――
ん……? んんん!?」
ヨウジ「な、なんだよいきなり大声出して……」
ヤライ「い、いや、すまん。――ちょっとこれを見てくれ」
ヨウジ「モニター? なんでだよ?」
ヤライ「いいから見ろ」
ヨウジ「んだよ、めんどくせーな……。――えぇと、なになに?」
345:短パン小僧の名無しが勝負を仕掛けてきた!:
バンドとか現実を見れないクズのやることだろwww
そんなくだらねーことやってねーで働けよwww
ヨウジ「な、なんだと? コイツ……」
ヤライ「許せないな。俺たちの夢をくだらないなどと……」
ヨウジ「あ、あたりめーだ! このまま黙ってられるかよ! 兄貴!」
ヤライ「わかってるさ。今から俺がこの礼儀知らずにガツンと言ってやる」
ヨウジ「お、おう……。任せたぜ!」
そりゃあ、おまえにとってはくだらないことに見えるかもしれないさ。
だけど1つ忠告しておく。俺の夢をバカにするヤツはなんぴとたりとも許さない。
こんど同じような口をきいてみろ。ただじゃ済まんぞ。
ヤライ「――よし……、こんなもんか……」
ヨウジ「で、できたんなら早く投下しようぜ!
コイツがモニターの前でニヤニヤしてると思うと、はらわたが煮えくり返りそうだ!」
ヤライ「まてまて、最後の仕上げが残ってる。――えぇと……ココをこうして……」
ヨウジ「(なんだ? 名前欄……?)」
ヤライ「ストリートミュージシャンのヨ・ウ・ジ……と……。
――よし! これで完成だ!」
ヨウジ「成りすますなよッ!!」
GJ!あなたは天才か…
保守。
ミライ「キャーッ!!」
ヤライ「!?」
ヨウジ「……今の悲鳴は……ミライ……?」
ヤライ「とにかく行ってみよう!」
◆
ミライ「ユ、ユウキ兄さんッ!」
ヤライ「どうしたミライ!」
ミライ「ヤ、ヤライ兄さん! ユウキ兄さんがぁっ!」
ヤライ「落ち着け! 何があった!」
ミライ「そ、それが……、
出口を探すため、ユウキ兄さんと2人でキッチンを探索していたら……」
ヤライ「していたら……?」
ミライ「ユウキ兄さん……、ぬかどこに落ちちゃったの!」
ヤライ「な、なんだってー!?」
ミライ「ホラ! ここよ、ここ!」
ヨウジ「うわ! ふけェ! ぬかどこってレベルじゃねーぞ!」
ヤライ「底が見えないな。まるで落とし穴。
ユウキのヤツ、生きてるといいが……」
ミライ「え、縁起でもないこと言わないでよ!」
ヤライ「す、すまない……。
ところでユウキが落ちたとき、どの程度の時間を置いて音が聞こえた?」
ミライ「え?」
ヤライ「ユウキが落ちたのなら、底に着いた瞬間、音がするはずだろ?
落ちてから音が聞こえるまでの時間で大体の深さがわかる」
ヨウジ「そ、そういうことか! ――どうだった? ミライ」
ミライ「え、えぇと……。ご、ごめんなさい。
びっくりしちゃってそれどころじゃなかったの……」
ヤライ「仕方が無い。もう一度何かを落としてみよう」
ミライ「そ、そうね! それじゃあ何か落とす物を探さないと――」
ヤライ「ヨウジのスタイラーでいいだろ」
ヨウジ「よくねーよッ!!」
GJ!続き期待!
ヤライ「うーむ……。
とりあえずスプーンを落としてみたはいいが何も聞こえないな」
ヨウジ「よっぽど深いってことか」
ミライ「ど、どうしよう。このままじゃユウキ兄さんが……」
ヤライ「こうなったら直接下りてみるしかないな。このロープを使おう」
ヨウジ「兄貴が行くのか?」
ヤライ「当たり前だ。かわいい兄妹たちを危険な目には合わせられん」
ミライ「ヤ、ヤライ兄さん……」
ヨウジ「ヤライ兄ィ……」
ヤライ「いざゆかん! ユウキを助けに――って、うわぁぁぁぁッ!!」
ミライ「ヤ、ヤライ兄さん!」
ヨウジ「な、なんだ!? ぬかどこから何か飛び出してきたぞ!」
ヤライ「がはっ!」
ミライ「だ、大丈夫ヤライ兄さん!?」
ヤライ「う……、あ、ああ……。なんともない。
それより今飛び出してきたものはいったい……」
ヨウジ「お、おい! 2人とも、こっちへ来てくれ!」
ヤライ「どうしたヨウジ?……こ、これは!」
ミライ「ユ、ユウキ兄さん!」
ヤライ「無事だったか!」
ユウキ「う、う〜ん……」
ヨウジ「気がついたぞ!」
ヤライ「しっかりしろユウキ! 傷は浅いぞ!」
ユウキ「うう……、ヤライ兄さん……」
ミライ「こんなにボロボロになって……。いったい下で何があったの?」
ユウキ「ポ、ポケモン……。大勢のポケモンに襲われて……」
ヤライ「ポケモンだと!? も、もしやこれが噂に名高き不思議のダンジョンだというのか!?」
ヨウジ「あ、あの、場所を選ばずどこにでも出現するっつー不思議のダンジョンか!?」
ユウキ「お、おそらく……」
ミライ「でも、そんな危険な場所からどうやって脱出したの!?」
ユウキ「バ、バネ……」
ミライ「え……?」
ユウキ「お、お守り袋に入れておいたバネの力を利用して……ジャンプを……」
ヤライ「――な、なるほど! さすがユウキ! 大事の前の小事だな!」
ミライ「バネの力って偉大だわ!」
ヨウジ「納得すんなよッ!!」
GJ。ミライ可愛いなぁ〜♪てか不思議のダンジョンwwww
GJ!変わらず素敵だな
続きもwktk
ユウキ「す、すみません、気が動転して意味のわからないことを口走ったようです」
ヨウジ「意味がわからないってレベルじゃねーけどな。
――で、本当はどうやって不思議のダンジョンから脱出したんだ?」
ユウキ「じつはポケモンたちに袋叩きにされたあと、そのまま叩き出されまして……」
ヤライ「うぅむ……。ではポケモンたちに襲われたってくだりは事実なのか」
ユウキ「はい。スタイラーで抵抗を試みたんですけど、
次から次へと沸いてくるので切りが無くて……」
ヤライ「それも不思議のダンジョンの特徴の1つらしいな」
ミライ「えぇと……。
つまり私たちが現在居る場所は不思議のダンジョンに挑むための拠点みたいなもの?」
ヤライ「そのようだな」
ヨウジ「――ったく……、なんだってそんな場所に閉じ込められちまったんだ。
――ヤライ兄ィ。こんな穴、とっとと塞いじまおうぜ」
ヤライ「ああ、そうしよう。再び落下するリスクを背負い続ける必要もあるまい」
ユウキ「で、では僕も手伝――痛ッ!」
ミライ「ダ、ダメよ、ユウキ兄さん! ケガしてるんだから!」
ヤライ「そうだぞユウキ。ここは俺とヨウジに任せて、
向こうでミライの手当てを受けていろ」
ユウキ「す、すみません。みんなに迷惑をかけてしまって……」
ヨウジ「気にすんなって。ゴロゴロするのが好きなオレだって、
兄貴がケガしてるときぐらい働くぜ?」
ヤライ「ミライ。ユウキに肩を貸してやってくれ」
ミライ「ええ。――ユウキ兄さん、立てる?」
ユウキ「は、はい……。本当にすみません……」
ヤライ「――さてと……、俺たちはぬかどこを塞ぐか」
ヨウジ「おう。そんじゃ、さっそく板を打ち付けて――」
ヤライ「待て。普通に板を打ち付けるだけでは再び抜け落ちる可能性がある」
ヨウジ「た、たしかに……。じゃあ、どうする?」
ヤライ「簡単なことだ。俺がまずぬかどこを塞ぐ」
ヨウジ「で?」
ヤライ「おまえは内側から塞いでくれ」
ヨウジ「出られなくなるだろッ!!」
相変わらずGJだぜ…
ちょ、ヤライwww
ヤライ「ユウキが何事もなく体調を取り戻し、なによりだ」
ヨウジ「ああ。一時はどうなることかと思ったぜ」
ユウキ「みんなの献身的な看病のおかげです。本当に感謝していますよ」
ヤライ「いや、俺は大したことはしていない。
ユウキの面倒はほとんどミライが見ていてくれたからな」
ヨウジ「たしかにオレとヤライ兄ィは失敗ばかりでミライの足手まといだったな。
ミライが居なかったらユウキ兄ィのケガはもっと悪化してたかもしれねーぜ」
ヤライ「うむ。全部おまえのおかげだぞ、ミライ」
ミライ「ちょ、ちょっとヤダっ! みんなで持ち上げないでよ!」
ヤライ「うーむ……。素直になれないミライもなかなか……」
ユウキ「ですね」
ミライ「もぅ……。兄さんたちのいじわる……」
ヤライ「まぁ、何はともあれ本当に良かった。
今日はユウキの復活を祝して、少しばかりだが贅沢をしようじゃないか。どんどん食べるといい」
ヨウジ「おう! 遠慮はしねーからな。言っとくがオレは食うぜ?」
ユウキ「僕の分も残して置いてくださいね?」
ミライ「ざ・ん・ね・ん♪ こういうときの争奪戦は兄妹でも手を抜かないのが基本よ?」
ヤライ「ハハハ。こうしていると家族っていいものだなと、改めて思うな」
ユウキ「はい。僕たちは同じはらから(同胞)……。生まれた日は違えども死ぬときは一緒です」
ヤライ「もちろんだとも。
なんだか、数日前まで出番が無いことに腹をたてていた自分が、小さな人間に見えてきたぞ」
ミライ「たしかに出番は欲しいけど、なによりも家族が一緒っていうのが1番大事よね」
ヤライ「うむ。もう出番に固執するのはやめだ! ゲームには出れずとも俺たちには大切なものがある!」
ヨウジ「いいぞ! 兄貴ー!」
ユウキ「それでは改めて家族団らんの食事を――
あれ……? なにか音がしますよ?」
ヤライ「ん? ああ、メールが来たみたいだ。ちょっと待っていろ……。
――ええと、なになに……。
「ポケモンだいすきクラブで3月21日からポケモンレンジャーバトナージのWebコミックがスタート……。
お、俺たちの出番抜きでポケモンレンジャーの漫画だと!? 絶対に許せんッ!!」
ヨウジ「メチャメチャ固執してるじゃねーかッ!!」
GJ!ヤライがギャグでヨウジがツッコミって定着したなww
ていうかミライ萌え
GJ!
そのセンスを分けてほしいくらいだ
ミライ「に、兄さん! お願いだから落ち着いて!」
ヤライ「ええい、止めてくれるな妹よ!」
ヨウジ「なんだなんだ?」
ユウキ「これは何の騒ぎですか?」
ミライ「ヨウジ兄さん、ユウキ兄さん、いいところに!
ヤライ兄さんが机の引き出しの中に入るってきかなくて……」
ユウキ「はい? 引き出しの中ですか?」
ヤライ「放せミライ! 俺は21世紀へ帰らねばならんのだ!」
ヨウジ「おいおい、いったいどうしちまったんだよ、ヤライ兄ィ。
バトナージコミック化がそんなに嫌だったのか?」
ヤライ「そうではない! 俺は21世紀の未来人! おまえたちは現代人!
酢豚にパイルの実を入れるような邪道は正さねばならん!
ゆえに果実は本来の居場所、樹木生い茂る南国へと帰らねばならないのだ!」
ヨウジ「――意味わかんねぇ……。重症だなこりゃ……」
ユウキ「なるほど……。どういった理由かは不明ですが、
兄さんは『自分はこの世界ではイレギュラーな存在であり、
急いで未来の世界へ帰らなければならない……』という妄想にとりつかれているようですね」
ヨウジ「今ので通じたのかよ!?」
ユウキ「勉強嫌いがアダとなりましたね、ヨウジ」
ヨウジ「いや、この場合、勉強嫌いとかそういう問題じゃ……」
ヤライ「こ、この縄をとけ! こんな真似をして、タイムパトロールが黙ってはいないぞ!」
ヨウジ「さてと。とりあえずヤライ兄ィを捕まえたワケだが、この先どうする?」
ユウキ「うーん……。今の兄さんはポケモンでいうところの「混乱」状態に近いようですね。
だとすれば混乱を引き起こす技を受けたと考えるのが普通でしょう」
ミライ「でも、この部屋にポケモンなんて居ないハズよね?」
ユウキ「そうなんですよ。台所の不思議のダンジョン入り口も調べましたが、
しっかりと板が打ち付けてあり、開けられた形跡はありませんでした」
ヨウジ「じゃあ、外から入ってきたってコトか?」
ユウキ「いえ、窓にもドアにもカギが掛けてありました。侵入など不可能です」
ミライ「え……、そ、それじゃあ、ポケモンの仕業って言うのには無理があるわよね?」
ユウキ「そういうことです。つまり消去法で考えて、ポケモンの技説は排除。
もう少し詳しい調査が必要ですね。とりあえずもう1度ぬかどこを調べてみましょう」
◆
ヨウジ「とくに……変わったところはねェなぁ……」
ユウキ「うーん……。原因があるとしたらここだと思うんですけど――」
ミライ「ねぇ……。コレ、なにかしら?」
ユウキ「え?」
ミライ「ホラ、ぬかどこの周りに何か見慣れない粉が……」
ユウキ「たしかに……。なんでしょうね?」
ヨウジ「たぶん、料理に使った木の実の粉だろ。舐めてみりゃ分かるって」
ミライ「ちょ、ちょっとヨウジ兄さん!? そんな迂闊な――」
ヨウジ「う……!?」
ユウキ「ああ、お約束どおりの反応! 早く吐き出しなさい、ヨウジ!」
ヨウジ「ゲホッ、ゴホッ……。うう……。頭いてェ……」
ミライ「もう! ヨウジ兄さんは油断しすぎよ!」
ユウキ「まったくもって軽率ですね……」
ヨウジ「わ、わりぃ……、今のはオレの不注意だ」
ミライ「次からは気をつけてよね。
――それはともかく、この粉はなんなのかしら?」
ヨウジ「なんか口に入れた瞬間、頭の中がかき回されたような感じになって変な気分だったぜ」
ユウキ「頭の中がかき回されたような感じ? ――もしかして!」
ミライ「ど、どこへ行くの、ユウキ兄さん?」
ヨウジ「なぁ。突然パソコンの電源なんか入れてどうしたんだよ?」
ユウキ「ちょっと静かにしていて下さい。
――不思議のダンジョンについてのウィキは……と……。あった!
――なるほど……。そういうことですか……」
ミライ「いったいなんなの? わたしたちにも説明してよ」
ユウキ「あ、すみません。
じつは不思議のダンジョン内に落ちている食物のデータを調べてみたのですが
その中に混乱を引き起こす木の実が存在するようです」
ヨウジ「……ってこたぁ、ヤライ兄ィはその木の実を食っちまったってコトか?」
ユウキ「はい。おそらくその可能性が高いでしょう。
木の実は『ふらふらの種』と呼ばれているらしく、
摂取すると、ポケモンから『超音波』などの技を受けたときと同じ症状が表れるようです」
ミライ「もしかして、ふらふらの種はぬかどこのダンジョンから?」
ユウキ「ええ。どうやら僕があのダンジョンから叩き出されたとき、
ポケットにでも紛れていたのでしょう」
ヨウジ「つまりさっきオレが舐めた粉は、ふらふらの種の粉末か」
ユウキ「でしょうね。しかし幸いなことに、しばらく放置しておけば効果は消失します。
放っておけば、じきに兄さんは正気を取り戻すでしょう」
ミライ「それなら安心ね。とりあえずヤライ兄さんが収まるまでここに――」
ヤライ「宇宙人・未来人・異世界人・超能力者がいたら俺のところへ来い!
タダの人間になど興味は無い!」
ヨウジ「――なぁ……。本当に放置しといて大丈夫なのか?」
ユウキ「大丈夫ですってば。僕を信じてください」
ヨウジ「うーん……。ユウキ兄ィがそう言うんなら――」
ヤライ「おまえら、ちゅうもーく! 今からヨウジの秘密を発表するぞー!」
ヨウジ「やっぱり放っておけねェッ!!」
大丈夫かヤライww
ヨウジの秘密気になるww
保守。
215 :
名無しさん、君に決めた!:2008/03/10(月) 11:13:47 ID:aLqiOcI5
保守保守ぅ!!
216 :
あ:2008/03/10(月) 11:14:58 ID:aLqiOcI5
きも
>>216 ID出てるから連レスしたってバレバレだよ
ヤライ「おはよう。――今日の食事当番はミライか」
ミライ「あ、ヤライ兄さん。もう大丈夫なの?」
ヤライ「ん? なにが? それより今日のメニューはなんだ?」
ミライ「も、もしかして覚えてないの?」
ヤライ「だからなにがだ? 話しが見えないぞ?」
ミライ「ヤライ兄さんってば昨夜、ふらふらの種っていう木の実を食べてそのまま――」
ヤライ「おお、今日は肉じゃがか! 家庭的でいいじゃないか!」
ミライ「あ、うん。
本で見たんだけど、お鍋じゃなくてフライパンで作るやり方があったから試しに――」
テレビ「次のニュースは今話題のラッパー、イマクニ&レイモンドの――」
ヤライ「おはよう」
ユウキ「おはようございます」
ヨウジ「おーう」
ヤライ「なんだ、今日はヨウジまで早起きなのか」
ヨウジ「ヤライ兄ィがおせーんだよ。もうすぐ10時だぜ」
ヤライ「なんだと? もうそんな時間か」
ユウキ「昨夜の兄さんはかなり暴れてましたからね。疲れが溜まってたのでしょう」
ヨウジ「ヤライ兄ィをとめるのは、ほんっとーに骨が折れたぜ」
ヤライ「? ――ミライといいおまえたちといい、意味のわからないことを……。
まぁ、いい。それよりも気になることがあるんだ」
ヨウジ「気になること?」
ヤライ「ああ。俺たちがこの部屋に閉じ込められている原因――光の壁についてだ」
ユウキ「光の壁に……ついて?」
ヤライ「いつも荷物を届けに来る配達員。あいつにも聞いてみようと思う」
ユウキ「聞いてみるって……何をですか?」
ヤライ「俺の話しを聞いてなかったのか? 光の壁のことについてだよ」
ヨウジ「な……、正気か兄貴!?」
ヤライ「無論だ」
ユウキ「ちょ、ちょっと待ってくださいよ、ヤライ兄さん!
あの光の壁を通り抜けることが出来ないのは僕たち4人だけ。
そんなことを普通の人に尋ねても、訝しがられるのが関の山――」
ヤライ「思えば盲点だった」
ユウキ「え?」
ヤライ「この部屋を覆うように張られている光の壁。
それを俺たちだけが通り抜けることが出来ないのは何故だ?」
ユウキ「そ、それはもちろん、僕たちの体に普通ではない何かが起きているからであって――」
ヤライ「そこだ。普通ならそう決め付けてしまうよな。俺も昨日まではそうだった」
ヨウジ「どういうこった?」
ヤライ「この不可解な現象に対し、俺たちは自分たちに異変が起きていると感じていた。
しかしそれは思い込み。本当に異変が起きているのはあの配達員のほうだったということだ」
ユウキ「!! ――それはまた……、逆転の発想ですね……」
ヤライ「だが悪くはあるまい?」
ヨウジ「お、おいおい、オレだけ置いてきぼりってェのはナシだぜ。
ちゃんとわかるように説明してくれよ」
ヤライ「つまりだ……。『俺たちが光の壁を通り抜けられないこと』が異常なのではない。
あの配達員が『光の壁を通り抜けられること』が異常なんだ」
ヨウジ「な……!?」
ヤライ「思えば配達員がルービックキューブを届けにきた時点で気付くべきだった。
俺たちは光の壁を通り抜けることが不可能。
それにも関わらず自由に出入りしていた配達員は普通じゃない!」
ユウキ「――さ、さすがですヤライ兄さん……。たしかにそこは盲点でした。
どうやら僕たちは現実を見据えてはいなかったようですね」
ヨウジ「驚いたぜヤライ兄ィ……。まさか名前も出てないキャラが鍵だったとは……」
ヤライ「そういうことだ。
俺たちは最初に感じた『配達員になんて重要性は無いだろう』というイメージに囚われて
この事件の本質が見えていなかったんだ」
ユウキ「なるほど。
たしかに1度イメージが定着してしまうと、なかなか変えられなくなってしまうものですよね」
ヤライ「その通り。イメージに囚われるのは非常に愚かなことだ。
こんな思い込みは2度と繰り返してはならない。
とにかく、こんど配達員がやってきたらしっかりと問い詰めて――」
ミライ「おまたせー!」
ヨウジ「お、ミライ! 待ち焦がれたぜ!」
ユウキ「これは美味しそうな肉じゃがですねぇ」
ヨウジ「オレとヤライ兄ィは料理ができねぇから、ありがてェぜ」
ミライ「そう言ってもらえると作った甲斐があるわ。たくさんあるからドンドン食べてね!」
ヨウジ「おう! じゃあさっそく――って、あれ? オレの箸がねェぞ?」
ミライ「あ、ゴメン! すぐに取ってくる!」
ヤライ「いや、その必要はない」
ヨウジ「へ? なんでだ?」
ヤライ「だっておまえ、手づかみで食事を取りそうなイメージがあるじゃないか」
ヨウジ「イメージに囚われないって言ったばっかりだろッ!!」
おお…以前俺が書いたルービックキューブネタを伏線として使ってくれるとは…GJ!
配達員「こんばんはー! ラゴウ様からお届け者でーす!」
ユウキ「あ、夜分遅くにご苦労様です」
配達員「こちらに印鑑をお願いします」
ユウキ「はいはい、少し待っててください。
それにしても勤労意欲に溢れてますね。女性がこんな夜遅くまでお仕事なんて」
配達員「いえいえ、好きでやっていることですから」
ユウキ「そうですか……。――ところで、この近辺は他の配達員のかたが来られませんね?」
配達員「え……? あ、はい。ウチの会社の者でこちらを訪れるのは私だけだと思います」
ユウキ「ですよね。前から気になってはいたんです。あなた以外の方が訪れないことに……」
配達員「と、突然どうしたのですか……? 何か気になることでも――」
ユウキ「あなた……本当は配達業者の方ではありませんね?」
配達員「っ……!? な……な、な、な、何を根拠にそんな――」
ユウキ「分かり安いほどのうろたえっぷりですね……。
すでに怪しさも極まれりといったところですが……。それは今、確信に変わることでしょう!」
配達員「え? ス、スタイラー!? い、今それを使われたら――」
ユウキ「無駄です! すでに効果は表れ始めている!」
配達員「しまっ……! レディバ!」
ユウキ「ふぅ……。やはり……ドアの向こうにポケモンを潜ませていましたか」
ヤライ「よくやったぞ、ユウキ。手はず通りだな」
ヨウジ「あぁあっと! 緊張して息苦しかったぜェ!」
ミライ「隠れてるのって意外と疲れるわねー」
配達員「はぁ……。バレちゃい……ましたね……」
ヤライ「なるほどな……。謎の配達員の正体は紙吹雪要員だったというワケだ」
紙吹雪要員「はい……。今まで騙していてすみませんでした」
ユウキ「しかし、配達員に変装させてまで僕たちに物資を届けるなんて、
父さんも手の込んだことをしますねぇ」
紙吹雪要員「それだけラゴウ様はあなたたちのことを大切に思ってらっしゃるということです」
ヨウジ「はーん……。オレたちをこんなところに閉じ込めたクセになぁ」
紙吹雪要員「ラゴウ様は早くあなたたちに一人前になってほしいという願いを込めて、
この部屋で自炊する機会を与えて下さったんですよ」
ミライ「自炊って言っても、レディバに光の壁を張らせて密室にしてたから、
買い物に行けなかったわよ?」
紙吹雪要員「そこは、まぁ……。ラゴウ様も、知らない土地での外出を心配されてましたので……」
ヨウジ「過保護な親父だ」
ヤライ「しかし、荷物を受け渡すのホンの一瞬だけ光の壁を解除するとは……。
おまえもなかなかの策士だな?」
紙吹雪要員「いえいえ、お代官様ほどでは〜。フフフ」
ユウキ「しかし、光の壁はリフレクターと違い、打撃には弱いですから、
全員で体当たりでもすれば破壊できたかもしれませんね」
ヤライ「うむ。気が動転していてそこまで気が回らなかった」
紙吹雪要員「でも、あなたたちはこうして突破口を見つけ出しました。
これこそがラゴウ様の望んでおられる『兄妹で力を合わせる』ということなのです」
ユウキ「父さん……。ちゃんと僕たちのことを考えて……」
ヨウジ「親父……」
紙吹雪要員「――さてと……。それでは私はこの辺でおいとまさせていただきます」
ヤライ「もう行くのか? せっかく素顔を晒しての再会。せめて一緒に食事くらい――」
紙吹雪要員「お気持ちは嬉しいのですが、あなたたちが一人前になるまでなるべく接触を避けよ、
とのラゴウ様からの言いつけがあります」
ヤライ「うぅむ。そうか……。それなら仕方がないな」
紙吹雪要員「これからも配達は私が続けますから、
お会いすることが出来なくなるなどということはありません。ご心配なく。
それでは――」
ミライ「待って!」
紙吹雪要員「?」
ミライ「あ、あの……。もし私が一人前になったら……。
――い、一緒にショッピングをしましょう!
幹部と部下という関係としてじゃなくて……、お友達として!」
紙吹雪要員「それは――……はい。もちろんです」
ミライ「っ……! ――ぜ、絶対よ? 嘘ついたら針千本なんだから!」
紙吹雪要員「約束しますよ。二人でショッピング――。
そのときは大人の女として、私がミライさんをエスコートしますからね?」
ミライ「の、望むところよ!」
紙吹雪要員「フフフ、楽しみにしていますね。
――それではこんどこそ失礼します」
ミライ「あ……」
ヨウジ「――行っちまったな」
ユウキ「ええ。だけどこれで疑問が晴れました。すべては父さんが仕組んだことだったんですね」
ヨウジ「ったく……。あの親父、こういうことするんなら一言声かけてくれりゃ――
ん? ヤライ兄ィ。難しい顔してどうしたんだ?」
ヤライ「なるほど……。百合フラグか……」
ヨウジ「マジで空気読め!」
マジでミライ萌えなんだけど
あと俺が考えた紙吹雪要員を有効活用してくれてサンキューな
GJだぜ
百合フラグとかwww
誰もつっこんでないが、イマクニとレイモンドで噴いた
ヨウジ「おーい、ヤライ兄ィ。そろそろ出発――」
ヤライ「う……うう……、グスッ……」
ヨウジ「え? な、なに泣いてんだ!?」
ヤライ「い、いや……。ズズ……。これだよ……」
ヨウジ「テ、テレビ……?」
テレビ「たしかに私もおまえも、もう存在しているポケモンだ」
テレビ「ミュウ!」
ヨウジ「ア……アニメ?」
ヤライ「ああ……。ミュウツーの逆襲を……観てたら……、
目頭が熱くなるのを抑え切れなくて……」
ヨウジ「お、おいおい、映画で泣いてる奴を生で見るなんて初めてだぜ……」
ヤライ「なんだと……。こ、この感動が分からないなんて……うう……。
おまえは冷徹な人間なんだ……グス……。血も涙も無い弟だったんだな……」
ヨウジ「あ、いや、悪かった……。(なんでオレがそこまで言われなきゃならないんだ……)
それよりも早く仕度しろよ。
『せっかく外出ができるようになったんだから、みんなで遊びに行こう』って言ったのは、
ヤライ兄ィだぜ? ユウキ兄ィとミライも外で待ってんだ」
ヤライ「あ、ああ……。だがあと少し猶予をくれ……。もうエンディングだから……」
ヨウジ「はぁ……。仕方ねェなぁ……」
テレビ「か〜ぜにた〜ずねら〜れ〜て〜。た〜ち〜ど〜ま〜る〜♪」
ヤライ「うう……グスッ……」
ヨウジ「ホラ、終わったぞ。とっとと準備してくれよ。
言いだしっぺが約束の時間に遅れるなんて論外だろ?」
ヤライ「あ、ああ……そうだな……」
ヨウジ「ん? どこ行くんだよ? カバンならここに――」
ヤライ「ズズ……。ちょ、ちょっと待っててくれ……。
グス……。『我ハココ二在リ』も観たくなった」
ヨウジ「いい加減にしろや!」
ちょww古いwww
テラGJ
皆GJ!いい職人さんがたくさんいて嬉しいや。
ところで保管庫とかないの?すごいいいのばっかりだし、落ちたらもったいないと思うんだけど。
>>231 その考えはなかった
…どうやるの?ていうか携帯からでも出来る?
保管庫作ろうか?
簡易でよければ
>>233 じゃあお願いしていいか?実際あった方が助かるだろうし
ヨウジ「久しぶりだなぁ、シャバの空気は」
ミライ「そうね。外の空気をこんなにおいしく感じるなんて初めてだわ」
ヤライ「ところでユウキ。ここはフィオレじゃ無いんだよな?」
ユウキ「ええ。どうやらここはカントー地方のヤマブキシティという場所のようです」
ヨウジ「いったいどんなトコなんだ?」
ユウキ「どうやら、この国の首都らしいですよ」
ヤライ「なるほどな。巨大なビル群が経済大国であることを物語っている」
ミライ「あ! 兄さんたち、ちょっと来て!」
ヤライ「ん? 玩具店がどうかしたか?」
ミライ「ホラ、コレコレ!」
ユウキ「――これは……ポケモンカードゲームの最新作、秘境の叫びと怒りの神殿ですか」
ヨウジ「そういやぁ、今日が発売日だったな」
ミライ「ねぇねぇ、せっかくだから買ってみない?」
ユウキ「そうですね。父さんからの仕送りにも少し余裕がありますし――」
ヤライ「待てっ!」
ヨウジ「あ? んだよヤライ兄ィ」
ヤライ「おまえたち2人ともこっちへこい!」
ミライ「と、突然どうしたの?」
ヤライ「ミライはここに残っていてくれ」
ユウキ「な、なんなんですか、いったい?」
ヤライ「いいからこい! 路地裏だ!」
ヨウジ「いきなりなんだってんだよ? こんなところまで引っ張ってきて」
ヤライ「おまえたち……、今日が何の日か言ってみろ」
ユウキ「はい? だからポケモンカード最新作の――」
ヤライ「バカ野郎! おまえたちには感謝の心が無いのか!
一ヶ月前にミライからバレンタインチョコを貰っただろ!」
ユウキ「あ……! そういえば……」
ヤライ「やっと思い出したか。嘆かわしいことだ。
――そして今日はホワイトデー。当然ミライに何かプレゼントを送るべきだろう」
ヨウジ「あ、ああ……。そりゃそうだけど今は――」
ヤライ「所持金が少ないな。
この上ポケモンカードを買ってしまえばプレゼントを購入する余地など皆無」
ユウキ「た、たしかに……。ですが――」
ヤライ「ホワイトデーのプレゼントを買うためにカードを我慢したとなれば、
ミライが気を使う……。そうだな?」
ユウキ「ハイ……」
ヨウジ「――ふぅ……。まいったぜこりゃ……」
ヤライ「こうなったら現在俺たちが所有している物をどこかで売って、資金を得るしかあるまい。
ミライに気付かれないようにな」
ヨウジ「う、売るっつったってオレたちにゃあ、金目のモノなんて何も――」
ヤライ「しっ! ここで1つ提案がある」
ユウキ「な、なんですか?」
ヤライ「以前から思っていたのだが……、
小太鼓はバンドに合わないから必要ないと思うんだ」
ヨウジ「魂胆見え見えだっつの!!」
GJ!どうなるヨウジww
全部別物だな
ていうかその6つ中4つが俺のだww
なんか最近は神が降臨なさったっぽいから投下してないけど
バレンタインの時とかオチを書き忘れたしwww
>>239 そうだったのか
ありがとう、助かったぜ
オチ・・今ならまだ間に合う・・というか是非とも書いてくれ
>>240 いや、あのままにしとくよ
何書こうとしてたか思い出せないしww
でもこのスレも大分賑わって来たな
テレビ「新気鋭のラッパー、イマクニ&レイモンドは今週も絶好調ですが、
他のラッパーたちも負けじと巻き返しを図ってきました」
ユウキ「なんとか、ポケモンカードをホワイトデーのプレゼントにするということで、
難を逃れましたね」
ヤライ「うむ。思った以上に自然な流れで事が進んだな。
ヨウジのスタイラーが売却の憂き目を回避できてなによりだ」
ヨウジ「どの口が――」
ユウキ「しーっ! ミライが戻ってきましたよ」
ミライ「ふぅ〜。いいお湯だった。
――あ! またテレビに出てるんだ。イマクニ&レイモンド」
ヨウジ「ああ。最近人気が急上昇し始めたラッパーだな。
オレたちもいつかテレビに出られるほど有名になってガッポリ稼ぎたいモンだぜ」
テレビ「ポッポ! ウツボット! プリン、ケーシィ、ベトベター!」
ユウキ「本当に凄いですよねぇ。すでに累計売り上げは100万枚を突破しており、
いまだに売れ続けているという話しです」
ヤライ「同時収録の『めざせポケモンマスター』もかなりの名曲だな」
ユウキ「まぁ、そうかもしれませんけど、
やはり、イマクニ&レイモンドの
『ポケモン言えるかな?』が1番売り上げに貢献してると思いますよ」
ヤライ「だがなユウキ。メインは『めざせポケモンマスター』のほうだ。
アニメのOPにだって使用されているし、知名度だってこちらのほうが上だぞ」
ユウキ「はい? どういうつもりですかいったい?
まるで、CDが売れているのは
『めざせポケモンマスター』だけのおかげとでも言いたそうですね?」
ヤライ「そうは言っていない。
だが、売り上げの99%くらいは『めざせポケモンマスター』の力だろうな」
ユウキ「そんなわけないじゃないですか!
『ポケモン言えるかな』に注目していないのは、あくまでポケモンを聞きかじっただけの素人。
玄人であれば、おのずと『ポケモン言えるかな』を支持するに決まっています!」
ミライ「ちょ、ちょっと2人とも熱くなりすぎじゃ……」
ヤライ「玄人だの素人だのは大した問題では無い。大切なのは有名であるかどうかだ。
どんなに名曲であろうと大多数の支持を受けなければ埋もれてしまう。
つまり、主役あってこその脇役だな」
ユウキ「なんですかそれ!
脇役が周りでサポートするからこそ主役が輝けるんですよ!
悟空がフリーザを倒せたのは仲間たちのおかげでしょう!?」
ヤライ「アレは漫画だから、脇役が居ようと居まいが主役が勝つ」
ユウキ「ああ、そうですか! 兄さんがこんなにわからずやだったなんて知りませんでした。
もう顔も見たくありません。さようならっ!」
ミライ「あ……」
ヨウジ「お、おい、ヤライ兄ィ。ユウキ兄ィのヤツ、マジでキレてたぜ」
ヤライ「勝手にキレさせておけ。あいつは何もわかっちゃいないんだ」
ミライ「それにしてもユウキ兄さんがあそこまで怒るなんて珍しいわね。
ヤライ兄さんとケンカするのは大体ヨウジ兄さんの役目なのに」
ヨウジ「勝手に嫌な役、押し付けんなよ……」
ヤライ「まぁ、この件は、ほとぼりが冷めるまで気長に待とうじゃないか。
――ところでミライ。今日おまえにあげたポケモンカード。
なにか、めぼしいモノは出たか?」
ミライ「あ、うん。レアカードはレジギガスが出たわ」
ヨウジ「レジギガスか……。なんつーか伝説のワリにはあんま強くない微妙なヤツだよな」
ヤライ「何を言うか。たとえ微妙であってもレジギガスはレジギガスなりに一生懸命やってるんだ。
コイツのように陰で支えてくれる者が居るから、シェイミやギラティナも活躍できる。
レジギガスは怪力の持ち主だと言われているから、まさに縁の下の力持ちだな。
――うむ。主役が輝けるのは、やはり脇役あってこそだ!」
ヨウジ「ユウキ兄ィの前で言ってやれよ!!」
GJ!
ほんと毎回吹くわww
入浴中のミライたんハアハア…
小説GJ!まさか喧嘩するとは思ってなかったがw
ところでまとめはこんなんでいいのか?
http://gogo.aikotoba.jp/ こんなサイト作ったこと無いから解らん・・何か意見あったらよろしく
ゲーム中の4きょうだいのログを載せようとも思ったのだが
>>246 お疲れ様ッス! 次スレがあったらぜひテンプレに入れよう。
とりあえず、部屋編その5(1部)で、このスレの
>>190が抜けているようだから報告しておく。
すまん、抜けていたか;
追加しておく!報告ありがとう
お疲れ様
スレや絵板も貼ってあってナイスだと思うよ
テレビ「なんとあのイマクニ&レイモンドに挑戦者が現れました!」
ミライ「ヤライ兄さん……」
ヤライ「……」
テレビ「今宵はラッパー同士の魂をぶつけ合う、熱き戦いが期待できそうです!」
ミライ「ヤライ兄さんってば」
ヤライ「……」
テレビ「それでは挑戦者の入場です。圭一アーンド大石ー!」
ミライ「ちょっと無視しないでよ!」
ヤライ「おおう! ど、どうしたミライ!? レンジャーユニオンの討ち入りか!?」
ミライ「違うわよ! さっきからやってる貧乏ゆすりを今すぐやめて!」
ヤライ「――え……? そんなことしていたか?」
ユウキ「してましたね」
ヨウジ「気付かないでやってたのかよ……」
ヤライ「す、すまん。次からは気をつける……」
ミライ「まったくもう……。夕飯にもほとんど手をつけてないし……」
ユウキ「まぁ、兄さんが上の空なのもわかりますよ。だって明日は――」
ヤライ「そう! ポケモンレンジャーバトナージの発売日だッ!!」
ヨウジ「オレたちは出てないと思うけどな」
ヤライ「……」
ユウキ「――あーあ。兄さん落ち込んじゃいましたよ……」
ヨウジ「オ、オレのせいかよ?」
ユウキ「なんだかんだ言っても兄さんは出番を欲しがってるんですから、
気を使ってあげないとダメですよ?」
ミライ「たしかにこの問題は慎重に扱ったほうがいいわね」
ヨウジ「し、仕方ねェなぁ……。謝ればいいんだろ、謝れば……」
テレビ「ドゥーユーノー? オヤシロサマ。イエス・ヒナミザワ!」
ヨウジ「ちょっとテレビ消してくれ」
ヨウジ「あー、ヤライ兄ィ?」
ヤライ「……」
ヨウジ「部屋の隅で体育座りしてねーで元気出せよ。
たぶん回想シーンくらいでならオレたちの出番もあると思うぜ?」
ヤライ「回想シーンって……どんな……」
ヨウジ「えー、あー……。たとえばー……」
ヤライ「たとえば?」
ヨウジ「そ、そうだな……。バトナージのCMは覚えてっか?
あのCMにレンジャーユニオンの技術最高顧問、シンバラが出てただろ?」
ヤライ「ん? ああ……。まだ確定したワケでは無いがな。
親戚や他人の空似という可能性もある」
ヨウジ「んー、まぁ、そうだけどよ。
仮にアレがシンバラだとすれば、ゴーゴー団についての話題も出るんじゃねェか?
親父とは長い付き合いらしいし」
ヤライ「因縁の仲という趣だが……」
ヨウジ「まぁ、そうなのかもしれねェけどよ。ケンカするほど仲がいいって言うだろ?
ホラ、あれだ。ハブネークとザングースってヤツだ」
ヤライ「――ふぅ……。おまえは何もわかってないな」
ヨウジ「あ?」
ヤライ「じつは現在のザングースがハブネークを捕食することは稀なんだ。
これは奄美大島に放獣されたザングースがわざわざ危険なハブネークを獲らずとも、
他のポケモンを捕食することで充分生きながらえることが出来るためだろう。
さらにザングースの本種は薄明性。ハブネークは夜行性。
このように住み分けができている生き物同士が争う必要など皆無。
ゆえにおまえの意見は、ザングースとハブネークが宿敵という安易な思い込みによるところが――」
ヨウジ「調子に乗んなや!!」
GJ!ヤライ精神脆いなww
ヨウジ「ヤライ兄ィのヤツ、さっきからパソコンに食いつきっぱなしだな」
ユウキ「ポケモンレンジャーのウェブコミックの第2弾が今日から始まりましたからね。
おそらく、僕たちの出番が無いか確認しているのでしょう」
ミライ「なんだかんだ言ってヤライ兄さんが1番気にしてるのよねー」
ヤライ「おい!」
ユウキ「は、はい!」
ヤライ「ゲームのほうに俺たちの出番はあったか?」
ユウキ「い、いえ。まだ序盤なのでなんとも言えません。
フィオレ地方の名前とシンバラ教授は登場したのですが……」
ヤライ「そうか……。引き続き攻略のほう、頼んだぞ」
ユウキ「は、はい!」
ミライ「な、なんだかすごーくピリピリしてるわね……」
ヨウジ「ああ。晩飯にも手ェつけてねェしな」
ヤライ「おのれ……。シンバラは登場しているのになぜ俺たちは……」
ユウキ「ヤライ兄さん。なんだか父さんに似てきましたよ」
ミライ「うん。
父さんの部屋の前を通るとよく、『おのれシンバラ……』っていう呻きが聞こえてきたものよね」
ヨウジ「懐かしいぜ。まぁ、オレたちゃあ、2人の因縁については詳しく知らねェんだけど――」
ヤライ「駄目だッ!」
ヨウジ「うおッ!?」
ユウキ「ど、どうしました!?」
ヤライ「――見つからない……。見つからないんだ……」
ミライ「そ、そう……。
で、でも気を落とさないでヤライ兄さん! ゲームのほうはまだ途中だし――」
ヤライ「どこに居るんだウォーリー!!」
ヨウジ「いつのゲームやってんだッ!!」
バトナージにゴーゴー4登場記念あげ
ようやくスレが過疎から脱出出来るかな?
ユウキ「に、兄さん! 出ましたよ!」
ヤライ「出た……? なにがだ?」
ユウキ「何言ってるんですか! 僕たちがですよ!
僕たちがポケモンレンジャーバトナージに出てるんですよ!」
ヤライ「な……、な、な、な、なんだとォォォォッ!?」
ミライ「ちょ、ちょっとヤライ兄さん! 部屋の中で全力疾走は――」
ヤライ「は、はやくDSの画面を見せてくれェェェェッ!!」
ヨウジ「うおォッ!?」
ミライ「ああ!? 突き飛ばされたヨウジ兄さんが窓ガラスを割って木に突っ込んだわ!」
ユウキ「お、落ち着いてくださいヤライ兄さん! ホラ、ココですココ。ミッション10の序盤です」
ヤライ「お、おおおッ!! これは……。ま、まさか……本当に出してもらえるなんて……」
ヨウジ「いてッ! や、やめろ! こっちくんな!」
ミライ「ヨ、ヨウジ兄さんが宙吊りになったままオニスズメにつつかれてる!」
ユウキ「やりましたね兄さん! スタッフの方々は僕たちを高く評価してくれていたんですよ!」
ヤライ「あ、ああ……。これ以上に嬉しいことなんて無い……。ゆ、夢みたいだ……」
ユウキ「おや、兄さん。歓喜の涙ですか?」
ヤライ「バ、バカ野郎! これは目から汗が出ただけだ!」
ユウキ「ミライからバレンタインチョコを貰ったときもそう言ってましたよ?
まったく素直じゃありませんねぇ、兄さんは」
ヨウジ「え? ウ、ウソだろ? マジでやばくね?」
ミライ「す、凄く大きなオニドリルがこっちに向かってくるわ!」
ヤライ「う、うるさいユウキ! 兄をからかうとは、おまえいつからそんなに偉くなった!」
ユウキ「ははは。まぁでも、これほどおめでたいことは滅多にありません。
今日は盛大にパーティーといきましょう。
――ミライ。今日の夕食の準備は1人じゃあ大変ですから僕も手伝いますね」
ミライ「オニドリルがドリルくちばしの体勢に――
え……? あ、うん! それじゃあさっそく、お買い物に行かないと――」
ヨウジ「助けろやッ!!」
本当に出るとは思ってなかったよな
マジで興奮した
ちゃんとログは取ったぜ
マジで出るのか…購入決定
出たというのにスレも絵板も過疎ってるな
ヤ・ユ・ヨ・ミ「ポケモン・ア・ゴーゴー!」
ユウキ「フィオレ生まれの4人組が海を越えてやってきたぜー!」
ミライ「知ってるあなたはいいお客。昔の悪役4人組!」
ヤライ「だけど今では心をチェンジ! ご覧の通りのビジュアル系!」
ヨウジ「バンドの名前は? ゴーゴー4!
声小さいぜ? ゴーゴー4!!
恥ずかしがらずに! ゴーゴー4!!!」
オタク「うぉー! ミライたんサイコーなりー!」
ようじょ「ごーごーよん、かっこいー!」
ユウキ「応援ありがとうございます!
でも、ゴーゴーよんじゃなくて、ゴーゴーフォーなので――」
オタク「ミ、ミライたん! ぜひぜひサインをお願いするでござる!」
ミライ「あ、うん……。――さらさらさら〜っと……」
ようじょ「ユウキおにいちゃんに、ふしぎなあめあげるー」
ユウキ「あ、どうも……」
オタク「ありがとうなり! これは家宝にするでござるよー!」
ようじょ「ユウキおにいちゃんばいば〜い!」
ユウキ「これからも応援よろしくお願いします!」
ヨウジ「――ふぅ……。新作に触発されて路上ライブを再会したのはいいけどよ。
どうにも人が集まらねェなぁ……」
ミライ「うん。3日目だっていうのに、お客さんは2人だけ。しかも同じ人たち」
ユウキ「やはり、現実はゲームのようにはいかないということですか……。
――不思議なアメでも食べましょうかね……」
ヤライ「知っているか? ユウキ。
不思議なアメを人間が食べると腹痛を起こすらしいぞ」
ユウキ「え? そうなんですか? じゃあヨウジにあげます」
ヨウジ「いらねーよ」
ミライ「やっぱりここは、テレビ関係者と親しくなってコネを手に入れるべきじゃないかしら?」
ユウキ「なるほど……。しかし、コネなどというものが安易に手に入るとは思えないのですが」
ヨウジ「だよなぁ……。有名人が変装もしねェで街中を歩いてるなんてこたぁねェだろうし」
ミライ「そ、そうよね……。そんな漫画みたいなご都合主義、現実に起こるはずが――」
ヤライ「待て! 諦めるのは早いぞ、兄妹たち」
ユウキ「え……? ど、どういう意味ですか?」
ヤライ「今俺が手にしている本……。この本に先ほどの観客たちが載っていた」
ヨウジ「な、なんだと!? 『たち』ってこたぁ、2人ともか!?」
ヤライ「その通りだ」
ミライ「ウ、ウソでしょ? そんな都合のいい話しがあるワケ――
だいたいそれってポケモンの攻略本じゃない!
その本で紹介されてるってコトは、よっぽどの有名人よ!」
ヤライ「うむ。天は俺たちを見放してはいなかった。
まさに天文学的確率……。ゴーゴー4は圧倒的にツイている!」
ユウキ「――す、凄いです!
僕たちのファンがそれほどの有名人となれば、まさに大きなコネとなりますよ!」
ミライ「ええ! テレビとまではいかなくても、確実にわたしたちのプラスになるわ!」
ヨウジ「おおうッ! やる気が出てきたぜェッ!
――そ、それで兄貴! さっきの2人はいったい何者なんだ!?
一見、タダの子供とオタクだったぞ!?」
ヤライ「焦るな、焦るな……。――えぇと……。あった。このページだ」
ミライ「はやく、はやくぅ!」
ヤライ「今の2人はだな――」
ユウキ「ゴクリ……」
ヤライ「ポケモンバトリオのステージ2−3と4−17Aに登場する人たちだ」
ヨウジ「マイナー過ぎて分かんねーよ!!」
GJ!しかしマジで誰だか分からないww
ヨウジ「だいたいオレたちより知名度が低いっつー時点でコネにゃあならねェだろ!」
ヤライ「むぅ……。――ならばヨウジ。おまえには何か考えがあるのか?」
ヨウジ「え……。い、いきなり考えっつわれてもなぁ……」
ヤライ「ホラ見ろ。自分は無策のクセに、人に向かって、いい案を出せと喚く。
おまえの悪いクセだ」
ヨウジ「ん、んだとゴラァッ!」
ミライ「お、落ち着いてよ2人とも!」
ユウキ「そうですよ。こんなところで言い争っても不毛なだけじゃ――」
???「あの……。ちょっとよろしいでしょうか?」
ユウキ「え……? あ、はい! なんですか?」
和服の女性「じつは先ほど小さな女の子から、
皆さんが路上でライブをしていると耳にしまして――」
ユウキ「はぁ……」
和服の女性「その女の子から、皆さんのライブはとても魅力的なものであると伺いました」
ミライ「ヤ、ヤライ兄さん。
もしかしてそのコ、ユウキ兄さんに不思議なアメをくれたあのコかしら?」
ヤライ「おそらくな」
ヨウジ「ヤ、ヤライ兄ィ。コイツはもしかしてファンを増やすチャンスじゃね?」
和服の女性「それで、ご迷惑でなければ、
私にも皆さんのライブを拝見させていただけませんか?」
ユウキ「え、ええ……。別に構いませ――」
ミライ「はい! 喜んでー!」
ヨウジ「へへへ……。アンタ、運がいいぜ。
なにしろオレたちゃあ、いずれ世界にはばたく(予定の)グループだからな!」
和服の女性「わぁ……。それは楽しみです」
ユウキ「ど、どうしたんですか? 突然みんな、ハイテンションで語りだしたりして……」
ヤライ「いいから合わせるんだ。今は1人でも多くファンを増やしたい時期だろ?」
ユウキ「まぁ……。それはそうですけど……」
ミライ「ホラホラ、ボサッとしない! 楽器の調整は済んだの?」
ヤライ「もちろんだとも!」
ユウキ「あ……。ちょっと待っててくださいね」
ヨウジ「急いでくれよ、ユウキ兄ィ。
カネ――じゃなかった。ファンが待ってるんだ」
和服の女性「――フフフ……。とても楽しみです。
私は普段、こういった催しにはあまり縁が無いもので……」
ヨウジ「そうなのか。まぁ、今日は存分に楽しんでってくれや」
和服の女性「ええ。そうさせていただきます。
――それにしても珍しいですよね。4人という人数の多さは」
ヨウジ「ん? そうかぁ? このくらいの人数が、どこも基本だろ」
和服の女性「そ、そうなのでしょうか? テレビで拝見したものは大抵1人か2人。
多くても3人でした」
ヨウジ「はぁ? 1人ィ? からかうのはよせよ。
それともアンタは世間知らずなお嬢様ってか? ハハハ!」
和服の女性「せ、世間知らず……。――お、お恥ずかしいことに、よく言われます。
タマムシジムは、そういった俗世とは縁遠いものでして――」
ヤライ「おい! ユウキの準備ができたぞ。いつでも大丈夫だ」
ヨウジ「おっと! ――それじゃあさっそく始めるか。今日は楽しんでってくれよな!」
和服の女性「は、はい! 私1人のために、わざわざありがとうございます! 芸人の皆さん!」
ヨウジ「お笑いライブじゃねーよッ!!」
エリカキター!!
この先誰が出てくるか楽しみで仕方ないぜ
ワロタwww
hage
急に過疎ったな…
ヤライ「さてと。今日も張り切ってバンド活動と行きたいところだが――」
ようじょ「まってました〜! ぱちぱちぱち〜!」
ヨウジ「今日は1人か。前回より少ねェぞ……」
ユウキ「ファンの方たちにも成すべきことがあるのでしょうけど、
さすがに観客が1人というのは厳しいですね」
ミライ「そうね。でもせっかく来てくれてるんだし――」
ようじょ「どおしたの? きょうはおうた、うたわないの?」
ユウキ「い、いえ! そんなわけないじゃないですか!
せっかくあなたが来てくれたんです。最高のライブをお届けしますよ」
ようじょ「うれしいなー。ユウキおにいちゃんにかんげいされちゃった!」
ヤライ「ん……!? ――まてよ……。いいことを思いついたぞ!」
ミライ「い、いいこと……?」
ヤライ「ああ。観客を一度に増やす画期的な方法だ」
ヨウジ「な、なんだと!――って、
このテのやりとりはヤライ兄ィがオレを怒らせるパターンじゃ……」
ヤライ「まぁ、そういうな。今回の作戦は完璧なんだ。俺について来い」
ヨウジ「ふ、不安だ……」
ヤライ「ちょっといいか? お嬢ちゃん」
ようじょ「ん? なぁに?」
ヤライ「お嬢ちゃんは、こっちのユウキお兄ちゃんのことが好きなんだろう?」
ようじょ「うん! だぁーいすき!」
ユウキ「ちょ、ちょっと兄さん!? なんなんですか、いったい?」
ヤライ「いいからそこに居ろ。これはファン獲得に繋がる重要な作戦なんだ」
ユウキ「は、はぁ……」
ヤライ「だったらさ。俺たちのバンドの宣伝をしてきてくれないかな?」
ようじょ「せんでん……?」
ヤライ「そう。見ての通り、俺たちのライブはお客さんが少ない。
このままだと俺たちは食べ物が買えなくて飢え死にしてしまうんだ。もちろんユウキお兄ちゃんも」
ようじょ「ええ!? そ、そんなのやだよぉ!」
ヤライ「だろう? だからきみには俺たちのバンドの宣伝をしてきてほしいんだ。
タダとは言わない。きみのおかげでファンが増えた暁には、ユウキお兄ちゃんを好きにしていいよ」
ようじょ「ほ、ほんとう!? ユウキおにいちゃん、デートとかしてくれる!?」
ヤライ「ああ。もちろんだとも」
ユウキ「に、兄さん!? そんな勝手な――」
ヤライ「ユウキ! ここが重要なんだ。ここで努力せずして道は開けない。違うか?」
ユウキ「し、しかしですね……」
ヤライ「これ以上、親のスネをかじるのは嫌だろう? 自立するんじゃなかったのか?」
ユウキ「うう……」
ようじょ「どおしたの?」
ヤライ「いやいや、なんでもない。それで……引き受けてくれるよな?」
ようじょ「う、うん! ユウキおにいちゃんのためだもん! ミノリ、がんばるね!」
ユウキ「あ! ちょっと、まっ……。ああ……。行っちゃった……」
ヤライ「諦めろ、ユウキ。これも1つの結果だ」
ミライ「ヤ、ヤライ兄さん! いくらなんでも、あんな小さな子を騙すのは……」
ヤライ「騙す? なんのことだ?
俺はただ、『ゴーゴー4の人気が出なければ俺たちは飢え死に』という事実を述べただけだぞ?」
ミライ「だけど――」
ヤライ「今さら他人を利用することに傷心とはな、ミライ。
俺たちがフィオレでおこなった数々の所業、忘れたわけではあるまい?」
ユウキ「に、兄さん! そんな言い方は――」
ヤライ「今さら手を洗ったところで汚れは落ちんさ。いい加減に理解したらどうだ?
この世は、利用される者と、利用する者――。2種類の人間が居るというコトを」
ヨウジ「そうだ、そうだ! 今さら手段なんか選んじゃいられねェ。
オレたちゃあ、明日がかかってんだ。食いモンがなきゃ死ぬ。こいつァ自然の摂理ってモンよ」
ミライ「そ、それはわかってるけど――」
ヤライ「お。さっそく、あの子供が通行人に声をかけ始めたぞ。お手並み拝見といこうか」
ようじょ「おねえちゃん、おねえちゃん」
お姉さん「あら。どうしたの?」
ようじょ「あのね、あのね。あっちにおんがくかのひとたちがいるでしょ?」
お姉さん「え……? あ……、そうね。4人組のコたちよね?」
ようじょ「うん。それでね、あのひとたちはみんなきょうだいなの」
お姉さん「へぇ……。そうなの」
ようじょ「うん。それでね、それでね。
いちばんうえのおにいちゃんと、さんばんめのおにいちゃんは、こいびとどおしなんだって」
ヨウジ「ワイドショーに出たいワケじゃねーよッ!!」
GJ!予想外のオチww
GJ!テラワロタwww
テレビ「日本人よ! 私は帰ってきた!」
ヤライ「日曜の夕方といえば、やはりコードギアスだな」
ミライ「ねー」
ヨウジ「そんなに面白いか? コレ」
ヤライ「何を言う。圧制に苦しむ国民が武器を手に取り立ち上がる。
これ以上、野心溢れるシチュエーションはそう多くあるまい」
ヨウジ「でも、テロなんか起こしたってカネになんねーしよ。
オレァ、カイジのほうが好みだな」
ヤライ「やれやれ、二言目にはカネ。おまえは金のことしか頭に無いのか?」
ヨウジ「そりゃそーだろ。先立つものはカネってな」
ヤライ「愛や信頼は金銭では買えぬと言うのに」
ヨウジ「バカ言え。カネさえありゃあ大抵のモンは買えるだろーが。
ヤライ兄ィは夢見すぎだっつーの」
ヤライ「フ……。金銭に固執する人間の醜きことよ。
そもそもカイジは一攫千金を狙う夢のある話しのハズだが」
ヨウジ「り、理屈っぽいな。ホントに……」
ユウキ「ただいま帰りましたー」
ミライ「あ、ユウキ兄さんおかえり! どこ行ってたの?
今日は姿が見えないから気になってたのよ?」
ヤライ「そうだぞユウキ。遊びに行くのだったら俺たちも誘ってくれ」
ユウキ「ふぅ……。兄さんのおかげなんですけどね」
ヤライ「ん? どういうことだ?」
ユウキ「この間、ゴーゴー4の宣伝をしてくれた女の子居るでしょう?
あの子に会ってきたんですよ」
ミライ「え? あの小さな女の子?」
ヤライ「な、なんと……。ついにユウキにも春が来たということか。めでたいな!」
ユウキ「あのですねぇ……。全部兄さんのせいでしょ!
兄さんが、宣伝の見返りに僕を好きにしていい、なんていう勝手な約束をしたから――」
ヤライ「まぁ、そう言うな。あの少女、なかなかいい子だと思うぞ」
ユウキ「そ、それはそうかもしれませんが、歳が離れすぎていますし……。
あ。それよりも大切なことを思い出しました!
街を歩いていたら、僕たちのファンになってくれた和服の女性に会ったんですよ!」
ミライ「あら? ユウキ兄さんは年上のほうが好みだったの?」
ユウキ「そういう意味じゃありません! ホラ、覚えているでしょう? あの女性」
ヨウジ「ああ。オレらのことを、お笑い芸人と勘違いしてた女だろ?」
ユウキ「そうです。それで初めて会ったときからずっと引っかかっていたんですよ。
見覚えのある顔だなぁ……、と。
ですから先ほど、彼女の職業について伺ってみたのですが、これが大当たりでして」
ヤライ「大当たり……? どういう意味だ?」
ユウキ「聞いて驚いてくださいよ? なんと彼女……、
タマムシシティにあるポケモンジムのリーダーだったんですよ!」
ヤ・ヨ・ミ「な、なんだってーっ!?」
ユウキ「僕も驚きました。まさか、あの人がそんな地位に居たなんて……」
ミライ「ポ、ポケモンジムって、この地方の各地にある、ポケモンバトルの実力者が集う施設のことよね?」
ヨウジ「マジかよ!? あの女、そんなすげェヤツだったのか!」
ヤライ「つまりユウキ。これはチャンスということだな?」
ユウキ「ええ。タマムシジムのリーダー、エリカさんといえば、かなりの大物です。
これは僕たちが求めていた、コネを手に入れる大チャンス。この機を逃すわけにはいきませんよ」
ヨウジ「あったりめェだろ! こうしちゃ居られねぇ。急いであの女のトコに行くぞ!」
ユウキ「そう言うと思って、すでに、タマムシジムの場所は聞き出してあります」
ミライ「さすがユウキ兄さん! でも、ポケモンジムって簡単に入れてもらえるものなのかしら?」
ユウキ「エリカさんは『いつでも遊びにいらして下さいね』と、言っていましたから問題は無いと思います」
ヤライ「しかし、無事に入れたとしても、頼みごとをするのに手ぶらではマズイ。ここはひとつ……」
ヨウジ「ん? なんだ? 封筒……?」
ヤライ「万札……、2、3枚で足りるだろうか」
ヨウジ「信頼はカネで買えないっつってただろッ!!」
GJGJGJGJ(エンドレス)
ヤライwww
GJ!
そういえば、ポケモンだいすきクラブで前作のレンコミが復活してるな。
バトナージのレンコミの下のほうに入り口がある。
>>284 そのバトナージのレンコミってどうやって読むんだ?
大好きクラブには入ったんだがこの先どうすればレンコミが読めるかわからない…
>>285 ポケモンだいすきクラブのトップページに並んでる、
「今月のビンゴ」と「ポケモンプレイルーム」のあいだに、
「ポケモンレンジャーバトナージ ザ・コミック」っていう項目があるから、それをクリック。
hage
ヤライ「さてと。さっそくタマムシジムにやってきたワケだが――」
おっさん「にひひ。このジムは若い女の子ばっかりじゃ!」
細目の男「しかし、自分は年上のお姉さんのほうが好みでして――」
ヨウジ「なんか居るな」
ユウキ「ジム見学の方たちでしょうか?」
ミライ「そうは見えないけど……」
ヤライ「ほうっておけ。今は、ここのジムリーダーに会うことが先決だ」
◆
ミライ「失礼しまーす」
エリートトレーナー♀「あら。挑戦者?」
ユウキ「いえ。こちらのジムリーダー、エリカさんと親しくさせていただいている、ゴーゴー4と申します。
本日は、エリカさんにお願いがあってまいりました」
ミニスカート「え? もしかして、エリカさんが話してた、素敵なバンドって、あなたたちのこと!?」
ヤライ「俺たちのことを知っているのか?」
ミニスカ「モチのロンロン! エリカさんが、このあいだ、
『素晴らしい演奏をなさっている、ゴーゴー4という方たちにお会いしました』って話してくれてぇ……」
エリトレ♀「それはもう生き生きとしていたわね。
あんなに楽しそうなリーダーを見たのは久しぶりだわ」
ヨウジ「ヤライ兄ィ。こいつぁ……」
ヤライ「うむ。俺たちに対する好感度は、かなり高いようだな。これは好機だ」
ミニスカ「あなたがミライちゃん?」
ミライ「え? あ、うん。そうだけど……」
ミニスカ「へー。エリカさんが言ってたとおりだぁ。すっごく、かわいいね!」
ミライ「お、お世辞なんか使っても何も出ないわよ!」
ミニスカ「ううん。お世辞なんかじゃないよ。ホントに魅力的……。お顔、もっとよく見せて……」
ミライ「え? ちょ、ちょっと! そんなに近くで――」
ユウキ「兄さん。なんだか、2人の周りに百合の花が見えるのですが……」
ヤライ「俺もだ。ジムの中が植物園だから、というだけの理由ではあるまい」
ユウキ「しかし、ジムという響きから、もっと硬派な場所を想像していたのですが……」
ヤライ「うむ。てっきり俺は、カイリキーやゴーリキーが、輝く汗をほとばしらせつつ、
筋肉隆々な男たちと、がっぷり組み合っているサマを想像していたのだがな」
ヨウジ「聞いただけで暑苦しいな」
ミニスカ「ミライちゃん、かわいい、かわいい〜♪」
ミライ「ひゃん! み、耳はダメ……。ヤ、ヤライ兄さん……」
ヨウジ「呼んでるぜ」
ヤライ「ああ。ミライが気の毒だし、そこはかとなく注意してこよう」
ユウキ「せっかく訪れたコネを手に入れるチャンスなんですから、遠まわしにお願いしますよ〜」
ヤライ「ちょっといいか?」
ミニスカ「ん? なぁに?」
ヤライ「変わった趣味の人間はウチの妹に触るな」
ヨウジ「直球すぎだッ!!」
GJ!
ミライたんの喘ぎ声に興奮したのは俺だけではないはず
GJ!
ヤライは良いキャラしてるよ
>>290 私もだ
ヤライ「――と、いうわけだ。協力してもらえるか?」
エリカ「だいたいの事情はわかりました。それで、具体的には何をすれば宜しいのでしょうか?」
ヤライ「なぁに、簡単なことだ。あなたはテレビ番組のレギュラーを務めているだろう?」
エリカ「え、ええ。『趣味のポケモン園芸』という番組で司会をさせていただいています」
ヤライ「その番組のスタッフたちに、俺たちゴーゴー4の存在を伝えて回ってほしい。
出来るだけ魅力的なバンドだと思われるようにな」
ヨウジ「お、おい、ヤライ兄ィ。それだけかよ?」
ヤライ「なにがだ?」
ヨウジ「いや。オレぁもっと、『スタッフに俺たちを売り込んで、デビューに繋げてくれ!』とか、
積極的な要望を期待してたんだが……」
ヤライ「あのな、ヨウジ。よく考えろ。園芸番組のスタッフにバンドの出演を頼む馬鹿がどこに居る。
今回はあくまでも、俺たちの存在をテレビ局内の者たちに認知させることが目的だ」
ヨウジ「だ、だけど、そんな気のなげェ話し――」
ユウキ「急がば回れ、ですよ、ヨウジ。今は少しづつ外堀を埋めてゆくことが肝心。焦りは禁物です」
ヨウジ「チッ……。仕方ねェな……」
エリカ「どうかされましたか?」
ヤライ「いや、こっちの話しだ。気にしないでくれ。
それよりどうだ? 引き受けてもらえるか?」
エリカ「あ、はい! もちろんです。
私自身があなた方の演奏を素晴らしいと思う気持ちに偽りはありませんし、
これは、スタッフの皆様にもゴーゴー4を知っていただく良い機会となるでしょうから」
ヤライ「嬉しいこと言ってくれるじゃないか。交渉成立だな!」
エリカ「はい! 私では力不足かもしれませんが、出来るかぎり、ご協力させていただきます!」
ユウキ「なんとか、うまくいきましたね」
ヤライ「ああ。タマムシジムのエリカといえば、
トップアイドルにも勝るほどの美貌と、清楚な立ち振る舞いが絶大な人気を呼んでいる。
それほどの女にゴーゴー4の宣伝をしてもらえれば、食いつかない男など居ないだろう」
ユウキ「なるほど。灼眼のシャナを見て、メロンパンが食べたくなるのと同じ原理ですね」
ヤライ「そういうことだ。人間とは好意を抱いている者が好む対象物を、ないがしろには出来ぬ存在。
エリカという支持者の多い人物が俺たちを好いている。
この事実は俺たちにとっての追い風となるだろう」
ユウキ「さすが兄さん。伊達に長男やってませんね」
ヨウジ「だけど、オレとしちゃあ、もうちょい欲張っても――うおぉぉッ!?」
ユウキ「ヨ、ヨウジ!? 大丈夫ですか!?」
ヨウジ「――いってぇ……。この! どこ見て歩いてやが――る……?」
ユウキ「え……? ミライ……?」
ヤライ「その格好は……?」
ミライ「に、兄さんたち……。やっと会えた……。
聞いてよ! さっきのミニスカートの娘が、無理やり私に猫耳やら尻尾を――」
ミニスカ「ミライちゃん、ドコ行ったの〜?
もっともっと、あたし好みにコーディネートしてあげる〜♪」
ミライ「きたッ!! も、もうこんなトコ、こりごりよ!
はやく家に戻りましょ、ヤライ兄さん!」
ヤライ「――え……? あ、そ、そうだな! 羨ま――じゃ、なかった!
ウチの妹に、このような仕打ちをするとは不届き千万! 急いでこの百合ジムから脱出しよう!」
ヨウジ「百合ジムいうな!」
いつもGJ
しかしあのミニスカのキャラもいいなw
絵板にあのシーンの絵が!
テレビ「この夏、ポケモンたちは感謝の光に導かれる!」
ヤライ「ついに、今年の映画のキャラクターたちが発表されたな」
ユウキ「ええ。今回の悪役は『ゼロ』という謎の青年だそうです」
ヤライ「ゼロだと……? もしかして、その男には、目と足が不自由な妹が居たりしないか?」
ユウキ「いえ、そんな発表はありませんけど……」
ヤライ「緑色の髪をした女と契約しているとかは?」
ユウキ「た、たぶん無いと思います……」
ヤライ「本当か? 隠しているんじゃないのか?
絶対遵守の力を行使したり、黒の騎士団とかいう組織を――」
ヨウジ「往生際が悪りィぞ、ヤライ兄ィ」
ヤライ「むぅ……。俺の予想はハズレたか……」
ミライ「へー。ゼロは、メガリバっていうハイテク母艦を持ってて、
それを、メイド型人工知能に操縦させてるらしいわね」
ヨウジ「狙いすぎだろ……」
ヤライ「素晴らしいじゃないか。ハイテク母艦にメイド型人工知能。男のロマンだな」
ヨウジ「ま、たしかにハイテク母艦は憧れるけどな」
ユウキ「そんな優れものを以前の僕たちが所持していたら、
ゴーゴー団の勝利は確実だったでしょうね」
ミライ「そうよねー。レンジャーユニオンの人たち、兵器らしい兵器は持ってなかったし」
ヤライ「その点は俺たちも同じだがな。この機会に小型の兵器を手に入れるのも悪くないか」
ヨウジ「はぁ? 今さら、んなモン手に入れてどうすんだよ」
ヤライ「ゴーゴー4のパフォーマンスに使用するとか」
ユウキ「街中で銃器のたぐいを振り回したら拘束されますよ」
ヤライ「そういえば、この国には銃刀法違反というものがあるのだったな。不便なことだ」
ミライ「でも、危険な物を取り締まるっていうのは、そんなに悪いことじゃないと思うわよ?」
ヤライ「武器の所持は、民主主義国家において、民衆に与えられるべき根本的権利の一つ。
この国の民主主義とは名ばかりだな」
ユウキ「独裁制を築こうとしていた僕たちが言うのも、おかしな話しですけどね」
ヤライ「俺たちが目指していたものは独裁制の支配ではない。
あくまでも、ゴーゴー団による平和的な統治だ」
ユウキ「支配も統治も変わらないと思いますが――」
ヨウジ「あー、政治の話しはやめろ! 耳が痛くならぁ」
ミライ「そうね。それより、もうすぐ夜になるし、今日の晩御飯を考えましょ。
わたしは、にしんと昆布の煮物がいいと思うんだけど」
ユウキ「春らしくていいですね。僕も賛成です。兄さんもいいですか?」
ヤライ「俺は、たらの芽の天ぷらが食べたいのだが……」
ヨウジ「ここは、民主主義ってことで、支持の多い煮物だな。平和的な統治だろ? ヤライ兄ィ」
ヤライ「フン……。民衆は王に従っていればいいものを」
ヨウジ「それが本音かッ!!」
【
>>293のシーンを絵にして下さった檸檬氏、ありがとうございます】
【絵板のほうにもコメントを入れましたが、このスレでも、お礼を言わせていただきますね】
GJ!
300 :
檸檬:2008/04/28(月) 19:49:21 ID:???
SS、GJです!
わざわざコチラにまでコメント・・有難う御座います><
これからもSSを、そしてこのスレを含むゴーゴー4兄弟関連全てを応援していきたいと思います^^
SS師GJ!
やっとゲームでゴーゴー4に会えた…てかヨウジ何ボイコットしてんだ…
やっとポケモンレンジャーのWebコミック読めたよ…素晴らしいな
ミライが白い液体まみれになりながら同じく白い液体まみれのヒナタと戦うシーンとか…
パンツ見えそうで見えないとことかw
ヒナタもよかったけど
ただ丁寧語はやっぱユウキだよな…ヤライじゃなくて
バネがないのもちょっと残念だった
あとヨウジの酷い悪者顔にはワロタww
ラゴウは登場すらしてないのなww
名前がカヅキに限りなく近いカズキの俺はなんとなーく勝ち組になれた気がする
個人的にラゴウも出てきてほしかったなーと思う
保守
ゴーゴー4って前作の時より少し成長してない?
バトナージはフィオレの時からどのくらい経った物語なんだ?
保守age
あの素晴らしいSSを投下してくれる人はいなくなってしまったんだろうか…
1から見てたんだがバネってなんぞ?
バトナージしか持ってないんだがポケレン1と関係有るのか?
よければ教えて欲しいんだが・・・
>>309 前作やれ…と言ってもストーリーの終盤だったし面倒だから教える
一度主人公に負けたユウキが、アジトで再戦する時に、会話の最中でバネという単語を出した後豹変した
その時の会話内容はうろ覚えすぎてちょっと書けないから、誰か頼む
ログ取ったるから書くよー。取っておいたかいがあった。
ミライとヨウジが主人公に負けて、ユウキの所に来たところから始まります。
「(前半略)
私は その悔しさを バネにして
そ その悔しさを バネにして
バネにして バネッ! そうだ バネにしてやるんだ!
丁寧語はもうヤメだっ!!
バネだっ バネだーっ!」
「感謝はしているが許すことは でっ 出来ない!
あの時の屈辱は今ここでかえしてやるぞ!
ハッサム何してる!
バネだ バネだっ! リベンジだーっ!!」
多分この部分だけ。他にあったらごめんね。
>>311 サンクス!あれはビビったなあ…後ろで二人がどんな反応してたか気になるところだよな…
実は若干引いてたんじゃないか?
>>311dクス!最近1も買ったんだがナンタラ山脈のアジトの
赤いとこを踏んだらブーってなるとこで止まってるんだorz
ちょっとした悩みが消えたぜ!
>>313 シクラ山脈じゃなかったか?俺もその赤い床には苦戦した…
>>314多分それだ!あそこで苦戦したの俺だけじゃなかったんだな・・・
したっぱ「とっとと かえれ!」
俺「帰れるものなら帰りたい」
>>315 吹いたw
ていうかミライと二人きりになった時に、
「本来ならばチャンスだよなこの状況…」って思ったのは俺だけか?
さすがにみんなはそんな不埒なことは考えないか…
>>316たしかクロッカトンネルで二人きりになれたっけか?
あんなトンネルの奥には滅多に人も来ないs・・・おや?ミライタソと一緒に
青い服の女性が来たぞ?何の用だろう・・・
ヨウジ「だから、『カイリキー』の『はんげき』は、気絶した直後でも発動すんだよ!」
ヤライ「ほう。気絶したポケモンが、どうやって反撃するというのだ?」
ヨウジ「死に際に一糸報いるって展開、あるだろーが!」
ヤライ「漫画じゃあるまいし、そんな都合のいい展開があるわけないだろう。
カイリキーの特殊能力は気絶した直後では発動せん。これが俺の答えだ」
ヨウジ「往生際が悪りィぞ、ヤライ兄ィ!
このポケモンカードオフィシャルブック2000にも書いて――」
ユウキ「大変です、兄さん!」
ヨウジ「うおぉッ! オレのポケモンカードが吹っ飛んだ!
もう少しで勝てたのに、なにしてくれんだ、ユウキ兄ィ!」
ミライ「どうしたの? ユウキ兄さん。そんなに慌てて」
ユウキ「――あ、あの人が……。エ、エリカさんが来ているんです!」
ヤライ「――な、なんだと……?」
ヤライ「まぁ、何も無いところだが、これでも飲んでゆっくりして行ってくれ」
エリカ「すみません。突然、お邪魔してしまって。じつは早急にお知らせしたいことがありまして」
ヤライ「早急に知らせたいこと?」
エリカ「はい。先日、ゴーゴー4の皆さんの存在を、テレビ局の方たちに紹介しました」
ヤライ「おお! 約束どおり、やってくれたのか。感謝するぞ」
エリカ「いえいえ、どういたしまして。
それで、プロデューサーの方が『その、ゴーゴー4っていうコたち、そんなに凄いの?
だったら1度連れて来てよ。エリカちゃんが評価してるなら期待できそうね』っと、おっしゃって下さいました」
ヨウジ「え……? マ、マジかよ!? プロデューサーって、テレビ番組の偉いやつだろ?
そんなスゲェやつが、オレたちの実力を知りたいって言ってんのか? からかってんじゃねーだろうな?」
エリカ「ええ。ぜひ1度、テレビ局のほうへ足を運んでほしいと、おっしゃっていました」
ユウキ「ま、まさか、こんなに早くチャンスが訪れるなんて……」
ミライ「地道にがんばった甲斐があったわね!」
ヤライ「――エリカ嬢……。何と礼を言えばいいか……」
エリカ「いえいえ、お気になさらないで下さい。
私としても、あなたがたのような素晴らしいバンド広めることが出来て、嬉しい限りです!」
ユウキ「ついにテレビ関係者の前で実力を披露するときが来たという事ですね!」
ヨウジ「ああ。こいつァ、燃えてきたぜ!」
ミライ「そうと決まったら特訓よ! なんとしてでも、プロデューサーに好印象を与えるの!」
エリカ「がんばってくださいね。私も影ながら応援しています」
ヤライ「あなたには本当に感謝している。この1歩は、ゴーゴー4にとって、非常に大きな1歩となるだろう」
エリカ「何事も、最初の1歩を踏み出すことが肝心ですからね。ジムリーダーの仕事も同じなんです。
恐れずに最初の1歩を踏み出す――ジムリーダー検定試験へ足を運ぶこと。大切な1歩です」
ヤライ「そうだな。立ち止まっていては何も変わらない。変えることなど出来ない。
だからこそ、俺たちは最初の1歩を踏み出すのだ。
たとえ、志半ばで打ちのめされ気絶しようと、何度だって立ち上がり、再び1歩を踏み出して見せるさ」
エリカ「素敵です……。ヤライさんは、たゆまぬ鋼の心を、お持ちなのですね」
ヤライ「あ、そうそう。気絶で思い出したのだが、聞いてもいいか?」
エリカ「なんでしょうか?」
ヤライ「カイリキーの特殊能力は、気絶した直後には発動しないよな?」
ヨウジ「その話しは、もういいっつーのッ!!」
保守
ポケモンカードオフィシャルブック2000ってかなり懐かしいなw
まだ持ってるぜw
そしてGJ!
ミライは多分貧乳
だがそれがいい
新スレ立ってたんだね。
このスレ平和で大好きだ。
SSもGJすぎる
ところで絵板は連投おk?
人も少ないことだし、絵を投下してもらえるならありがたい。
ミライ「お、応接室に通されたのはいいけど、緊張するわね」
ユウキ「ええ。なにぶんテレビ局に入るなんて始めての経験ですから」
ヤライ「お、落ち着け。兄妹たちよ! 浮き足立っては敵の思うツボだ!」
ヨウジ「ヤライ兄ィが落ち着けよ。戦いに来たワケじゃねェだろ」
ユウキ「シッ! プロデューサーさんが来たみたいですよ!」
◆
怪しい男「はぁ〜い! お・ま・た・せ〜!」
ヨウジ「う……」
ヤライ「な、なんだ!? この濃厚な男は!?」
ミライ「ヤライ兄さん! しーッ!」
怪しい男「あら……? なにか言ったかしらん?」
ユウキ「いえいえ、なにも! ――と、ところで、もしや、あなたが?」
怪しい男「そうよん! アテクシが、プロデューサーのヒース。
演出を担当するほか、自ら舞台に立ったりもしてるわん!
あなたたちが、エリカちゃんの言ってたコたちね?」
ヨウジ「あ……、ああ……」
ヒース「あらぁ〜。どのコも、すんごくカワイイじゃな〜い。
エリカちゃんが、ひいきにするのも判る気がするわぁ〜」
ユウキ「そ、それはどうも……」
ヨウジ「なぁ、なぁ。ちょっといいか?」
ユウキ「な、なんですか?」
ヨウジ「コイツ、本当にプロデューサーなのか? 怪しいってレベルじゃねェぞ!」
ミライ「き、きっと、こういうものなのよ、芸能界って!
ホラ! ドラマとかアニメでも、こういう喋り方の業界人多いじゃない?」
ヤライ「い、いや。これはドラマでもアニメでも無いのだが……」
ユウキ「気にしたら負けですよ! ここは相手に合わせましょう!」
ヒース「ん〜……。決めたわ! あなたたち、明日の番組に出てちょうだい!」
ユウキ「え……?」
ヒース「夜の10時から放送してる、アテクシの番組。
そこで新人として出演してもらえるかしら?」
ヤライ「――ば……番組って……。いきなりテレビ出演か!?」
ユウキ「う、嘘でしょう!? だって僕たち、初対面ですよ!? そんな都合の良い話しが――」
ヒース「ちっちっちっ。判ってないわねぇ……。エリカちゃんの紹介だからよ」
ミライ「エ、エリカさんの……?」
ヒース「ええ。――こう言うのも難だけど、
本来なら、初対面であるあなたたちをテレビに出すのは気が引ける行いよ。
でもね。他の追従を許さない、あのエリカちゃんが太鼓判を押したコたち――。
思い切って出演させちゃう価値はあると思うの!」
ユウキ「に、兄さん……。これは……」
ヤライ「ああ……。どうやら俺たちは、エリカ嬢に、今まで以上の感謝をしなければならないようだ」
ミライ「そうね。まさか、こんなに早くテレビ出演の機会をもらえるなんて……」
ヨウジ「信じらんねェ……。夢みてェだ!」
ヒース「そう! あなたたちは、今、夢に向けての第一歩を踏み出したのよ!
テレビという媒体に登場するということは、今まで以上に大きな責任に見舞われるというコト!
だけどね! その困難を乗り越えてこそ、真のスーパースターになれるのよ!
この、アテクシのように!」
ヨウジ「うおぉッ!! 最後の一行はともかく、冗談抜きで嬉しいぜ!」
ミライ「う……。グス……。兄さんたち……。ついに、このときが……」
ユウキ「ダ……ダメですよ、ミライ……。
泣くのは、父さんからの仕送りを受けなくてもやっていけるようになってからです。
――あれ……? なんか……、目頭が熱くなって……。うう……」
ヤライ「本当に……、アンタとエリカ嬢には、なんと礼を言っていいやら……」
ヒース「気にしなくていいのよん! あなたたちなら、きっとスーパースターになれるわ!」
ヤライ「プ、プロデューサー……」
ヒース「もう! 一番上のお兄さんなんでしょ? 泣いたりしないの!
――それよりも明日の番組、しっかり頼むわよ!」
ヤライ「本当に……ありがとう!」
ヒース「うん! いいカオね! これが番組の資料よ! 受け取って!」
ヤライ「ああ!――ええと……、番組名は――」
ヒース「がんばってね! 『エンタのルギアさま』!」
ヨウジ「だから、お笑い芸人じゃねーよッ!!」
GJ!まさかこのままお笑い行くのかww
保守
保守
hage
ヨウジ「おい、ヤライ兄ィ! ホントにやんのか?」
ヤライ「当然だ。テレビに出演できるなんて、またと無いチャンスなんだぞ」
ミライ「だけど、これはお笑い番組――」
ヤライ「それがどうかしたか?」
ユウキ「ど、どうかしましたよ! お笑い番組で普通のバンドなんて正気の沙汰じゃありません!」
ヨウジ「そうだ、そうだ! 血迷ったかヤライ兄ィ!」
ヤライ「バカ野郎! おまえたちは何も判ってない!」
ヨウジ「な……!?」
ヤライ「いいか? 俺たちはテレビ出演という大役を貰いはしたがプロではない!
お情けで出させてもらっているという事実を忘れるな!」
ユウキ「お、お情けって、そんな言い方――」
ヤライ「それならば! 今さらこの番組への出演を断り、その後、俺たちに仕事が回ってくると思うか?」
ミライ「それは――」
ヤライ「思い上がるな! プロデューサーは俺たちの母親じゃない!
仕事上の関係であるがゆえ、俺たちの面倒を見てくれているに過ぎないんだ!」
ユウキ「に、兄さん……」
ヤライ「与えられた職務をまっとうしろ!
本気でプロを目指すつもりなら、こんなピンチ跳ね除けて見せろ!
今のおまえたちは、アンソロジーに自分の漫画が掲載されただけで、
『プロデビュー!』とか言っている同人作家と同じだッ!」
ヨウジ「――ヤ、ヤライ兄ィ……」
ミライ「ヤライ兄さん……。そこまでの情熱を持って……」
ヤライ「俺たちならできるさ。なんてったって、戦場においてなお演奏を続けることができたゴーゴー団だ。
レンジャーどもの攻撃を掻い潜ってきた俺たちが、武器を持たない連中を恐れることはない!」
ヨウジ「そ……そうだよな! そうだよな、ヤライ兄ィ!」
ユウキ「笑いのセンスは完全な素人……。それでも、やらなければならないときがあるんですね!」
ヤライ「そのとおり! たとえ笑いが取れなくても、精一杯努力したという事実が大切なんだ!」
ミライ「わかったわ、ヤライ兄さん! 笑いが取れる可能性はゼロに等しいけれど、私、やってみる!」
ヤライ「よく言った! さすが自慢の妹だ!」
司会「続いては、フィオレ地方からはるばるやってきた新気鋭のお笑いバンド!
演奏なら右に出るもの無しの4人組! ゴーゴー4−ッ!!」
ヤライ「行くぞ! 俺たちの出番だ! 観客たちに最高の演奏を届けようじゃないか!」
ヨウジ「おう!」
◆
観客「ワァァァァッ!!」
ユウキ「す、凄い数ですね……。緊張します」
ヤライ「落ち着け。俺たちは自然体で居ればいい。普段と同じようにやればいいんだ」
ミライ「そ、そうね。笑わせるのは無理だけど、最高の音楽を聴かせましょ!」
ヨウジ「任せとけ! オレァ、いつだって最高の演奏を聴かせる自信がある!」
ヤライ「その意気だ! 笑いがなくても、俺たちの演奏は観客の心を必ず掴む! 構えろ! 兄妹たち!」
ヨウジ「よし、きた!」
観客「――あれ……? アイツ、バンドなのに小太鼓持ってるぞ! マジおもしれーッ!」
ヨウジ「これはウケ狙いじゃねーよッ!!」
ここにきて…ここにきて小太鼓を引っ張り出して来るとは…超GJ!
ユウキ「いやぁ〜。昨日はヨウジのおかげで予想以上の成果を上げることができましたね!」
ヤライ「うむ! ヨウジが小太鼓を所持していることにツッコミを入れる俺たち――。
そのシュールな芸風がじつに面白いと、プロデューサーも褒めてくれたしな」
ヨウジ「別に笑いを取ろうとしたワケじゃねェけどな」
ミライ「それでも今回の成功はヨウジ兄さんの力があってこそよ。本当に感謝してるわ」
ヨウジ「そ、そんなに褒めんなよ。照れるだろ……」
ヤライ「ハハハ!
とにかく今日はテレビ出演の成功を祝し、兄妹みずいらずで過ごそうじゃないか!」
ミライ「うん! ――あ、そうだ! 父さんから送られてきたゲームやらない?
このあいだ、紙吹雪の人が届けてくれたのよ」
ユウキ「いいですね。この箱ですか? ――よいしょっ……と……」
ヨウジ「――こいつァ……。昔のゲーム機か?」
ユウキ「どうやらファミコンのようですね。黒いソフトが一緒に入っています」
ヤライ「おお! これは……!」
ミライ「ヤライ兄さん。知ってるの?」
ヤライ「知ってるも何も、これは俺たちの大先輩だぞ?」
ヨウジ「だ、大先輩……?」
ヤライ「うむ。説明しよう。このゲームソフトの名は『クインティ』。
ポケモンの生みの親である田尻智氏が創設したゲームフリークの処女作だ!
パネルをめくることにより、そのパネル上に居る敵を弾き飛ばし、
壁にぶつけて倒すという斬新なルール――。
それに加え、簡単な操作で収集、対戦、駆け引きなどが楽しめる、
まさにアクションゲームの傑作なのだ!」
ユウキ「つ、つまり、クインティは僕たちにとって、血を分けた兄弟も同然なんですね?」
ヤライ「そのとおり! このゲームは俺たちの先輩であると同時に、姉でもあるのだ!」
ミライ「姉……? 兄じゃなくて?」
ヤライ「ああ。このゲームのタイトルであるクインティ。これは主人公の妹の名前なのだ」
ヨウジ「え? ちょっと待ってくれ。主人公より妹のほうが優遇されてんのか?」
ヤライ「ラスボスだからな。妹は」
ユウキ「い、妹がラスボスですか……。驚きました」
ヤライ「俺も初めて知ったときは驚いたさ。このゲームが発売されたのは1989年。
その頃から田尻氏の発想力は、システムだけでなくストーリーにも色濃く表れている。
――ゲームの舞台は不思議な人形の国――。
そこで主人公の少年カートンは、妹のクインティと3人の兄たちと仲良く暮らしていた。
だが、カートンにジェニーという恋人ができたことから事態は一変する。
ジェニーとばかり仲良くするカートンの姿を見た兄妹たちは激しく嫉妬。
こともあろうにジェニーを誘拐してしまったのだ!」
ミライ「ええ!? それだけの理由で犯罪に走ったの!?」
ユウキ「壮絶ですね……」
ヤライ「クインティたちにさらわれた恋人のジェニーを救うため、
主人公カートンは友人のパートンと共に旅立つのであった!」
ヨウジ「パートン無関係だろ」
ユウキ「とばっちりですね」
ヤライ「さぁ! カートンたちの行く手に待ち受けるものはいったい何なのか!?
次回を刮目せよ!」
ミライ「か、紙芝居屋さんみたいね……」
ヨウジ「ノリノリだな」
ヤライ「そんなワケで、田尻智とは非常に独創的な感性を備えた人物なのだ」
ユウキ「勉強になりました……。さすが僕たちの生みの親ですね」
ヨウジ「オレたちの親父の、さらに親父ってワケだな。1度会ってみたいモンだぜ」
ヤライ「うむ。現在はゲーム開発の現場から1歩引いた状態であるらしいが、
彼の意志を受け継いだスタッフたちがポケモンを作り続けている。
そのおかげで田尻氏も、安心して代表取締役としてのインタビューに専念できるのだろう」
ミライ「私たちが将来スターになって、田尻さんとお話しする機会ができたら、
インタビューとかして色々なことを聞きたいわよね!」
ヤライ「そうだな。ぜひ、田尻氏に聞いてみたいものだ。
クインティがエロい格好をしている理由について」
ヨウジ「答えにくいだろッ!!」
ちょwww最後噴いたwww
GJ!
GJ!ミライの反応が見たいと思った俺は変態
ヨウジ「いよいよ今日だな。エンタのルギアさま」
ヤライ「ああ。ついに俺たちの活躍が全国に流れる時がきたワケだ。
これでは昂る気持ちを抑えられそうに無いな」
ヨウジ「それはいいけどよ。ミライとユウキ兄ィはどこにいんだ?
もうすぐ放送が始まっちまうぜ?」
ヤライ「ミライなら入浴中。ユウキは買い物に出掛けたが、なかなか帰って来ないな。
だが心配する必要は無いぞ。こんなこともあろうかと録画用のテープを購入してある」
ヨウジ「さすがだなヤライ兄ィ。抜け目がねェぜ。んで、そのテープは?」
ヤライ「それなら、すでに開封してビデオラックの中に……。――ん……?」
ヨウジ「どした? ……ってオイ! なんだよ、このテープの山は!?
これじゃあ、どれが録画用のテープかわかんねェだろ!」
ヤライ「ぬぅ……。すぐに録画できるよう、開封しておいたのがアダになったか。
ラベルを貼っていないテープが多すぎて見分けがつかんな」
ヨウジ「なに落ち着いてんだよ! 番組が始まるまで、あと15分しかねーんだぞ!?」
ヤライ「このままでは俺たちの栄光を記録に残せんな。急いで探すぞ! ヨウジ!」
ヨウジ「ったく……。少しでも兄貴に期待したオレがバカだったぜ……」
テレビ「さんねーんびーぐみー! ミラカドせんせー!」
ヨウジ「こいつは違う! 次だ、兄貴!」
ヤライ「ああ」
テレビ「今日は世界中のバネを皆さんにご紹介しま――」
ヨウジ「なんだこの番組は! 次!」
ヤライ「高確率でユウキの物だな」
テレビ「ソウマ! おまえは路地裏で残飯を食ったことがあるかッ!」
ヨウジ「ああもう、めんどくせェ!
仕方ねェから、こっちの『オーキド博士のポケモン川柳』っつーテープに、
録画しちまおうぜ!」
ヤライ「え……? ま、待てヨウジ! そのテープは――」
テレビ「ダズルくんの知らないこと、先生がいっぱい教えて・ア・ゲ・ル!」
ヨウジ「――ん……? 『アンリ先生のイケナイ個人授業』……?
エロビデオじゃねーか! 紛らわしいことすんな!」
ヤライ「バ、バカやろう! 『オーキド博士のポケモン川柳』と書いておけば、
ミライに気付かれずに済むだろ! 先人の知恵だ!」
ヨウジ「クソッ! あと5分しかねーのによ! こうなりゃこのまま録画してやらァ!」
ヤライ「ま、待ってくれ! それは気に入っているから、せめてこっちのテープに――」
ミライ「兄さんたち……?」
ヨウジ「ん……? ひッ……!? ――ミ、ミライ!?」
ヤライ「お、おお! もう上がったのか! 意外と早いな!」
ミライ「ええ……。――それより、なにかしら……? その番組……」
ヨウジ「え……? いや、こいつはその――」
ヤライ「か、顔が怖いぞミライ? おまえにそんな表情は似合わん!
ほら! もっと笑うんだ! スマイル、スマイル!」
ミライ「へぇ……。2人とも、ずいぶんと楽しそうねぇ〜?」
ヤライ「お! いい感じだ! その笑顔を維持できれば人気アイドル間違いなし!
なぁヨウジ?」
ヨウジ「お、おう! ミライが居ればオレたちゃあ、ぜってェ最高のスターに――」
ミライ「バカぁっ!!」
ヤ・ヨ「ひぃッ!?」
ミライ「さいってーっ! 近寄らないでっ!」
ユウキ「ただいま帰りましたー!
――ちょっと聞いてくださいよ、みんな!
ポケモンセンターに行ったら、最強のポケモンが500円で手に入るとか言われたもので、
話しを聞いたんですけど、どう考えても新手の詐欺で――」
ヤライ「……」
ユウキ「――あれ……? ヤライ兄さん……? ヨウジ……?
どうしたんですか? 部屋の隅で体育座りなんかして」
ヨウジ「……ミライが……、もうクチきかねェってよ……」
347 :
GJ!:2008/06/18(水) 17:39:39 ID:???
ちょww
…ヨウジカワイソス…果たして続きは…
素敵展開になってきたな
GJ!
GJ!
350 :
名無し(傍観者):2008/06/23(月) 16:20:42 ID:QkSvaHdh
ちょ吹いたwww
ゴーゴー団SSGJ。これからも傍観するぜ、ガンバ。
ユウキ「兄さんとヨウジは油断しすぎですよ。
ミライはもう年頃の女の子。デリケートなんですからね」
ヨウジ「なんつーか……。面目ねぇ。ユウキ兄ィ」
ヤライ「本当にすまなかった。
あのような代物に手を出すのは俺たち男にとって珍しいことでは無い。
だが、ミライにとっては嫌悪すべき対象なのだな。その点をもっとよく考えるべきだった」
ユウキ「とにかく、今日はミライと仲直りできるよう、何かプレゼントを購入しましょう」
ヨウジ「おう! そのために、こうして3人で外に出たんだもんな」
ヤライ「しかし、何を買えばいいのだ? 俺はそういった事に疎くてな」
ユウキ「ベタかもしれませんが、お花やケーキなどが基本でしょう。
ミノリさんと遊びに行ったときも、それらのプレゼントは好印象でした」
ヤライ「ん……? ミノリとは誰だ?」
ユウキ「兄さんがゴーゴー4の宣伝を頼んだ女の子ですけど……。
まさか忘れたとか言いませんよね?」
ヤライ「え……? あ、いや! わ、忘れるわけが無いだろう! うん。覚えてるぞ!
ミノリ、ミノリ……。いつも俺たちのライブに来てくれる少女だろう?」
ユウキ「ええ……。そうです……。――あの……。いま本気で忘れてたんじゃ――」
ヤライ「そ、そんなワケ無いだろう!
おっ! それよりあそこにケーキ屋がある! ミライへのプレゼントはあそこで買おう!」
ヨウジ「ま、待てよ、ヤライ兄ィ! 置いてくなって!」
ユウキ「……」
ヤライ「――ええと……。ヒメリパイを2つ。それからチーゴショートも頼む」
ケーキ屋「はい! ありがとうございます!」
ユウキ「ミライ。喜んでくれるといいですね」
ヤライ「ああ。これで和解できるのであれば苦労も報われる」
ヨウジ「ま、こんどから気をつけようぜ。とくにヤライ兄ィはよ」
ヤライ「ハ、ハハハ……。そうだな。今回はミライに不快な思いをさせてしまった。
これでは長男失格かもしれんな。本当に俺はダメな兄だ」
ユウキ「別にそこまでは――」
ヤライ「いいや。いま思い返せば、今回のミライの件だけではなく、
俺はことあるごとに、おまえたちに迷惑を掛けてきた。
冷静になってから考えてみたんだ。
長男という立場に甘んじて横暴に振舞ってきた自分の存在を……」
ヨウジ「ヤライ兄ィ……?」
ヤライ「俺がおまえたち3人を引っ張らねば、という気持ちから、
ついつい強引になりがちだったかもしれない。
ゆえに自分の考えばかり優先し、おまえたちのことをないがしろにしていた。
いけないよな。こんなことじゃ……。
兄妹というのは互いの力を合わせて生きていかねばならないというのに……」
ユウキ「兄さん……」
ヤライ「本当にすまなかった。おまえたちが個々の人格を持つ人間だということを忘れ、
尊大に振舞ってきた俺に兄としての資格は無い」
ユウキ「――そ……そんな……。そんなこと言わないでくださいよ、ヤライ兄さん!」
ヤライ「ユ、ユウキ……?」
ヨウジ「ったく……。湿っぽいのはキライなんだよな。
オレァ1度だってヤライ兄ィに兄貴の資格が無いなんて思ったことはねェぞ」
ヤライ「ヨ、ヨウジ……。こんな俺のことを……兄だと認めてくれるのか……?」
ヨウジ「あたりめェだろ。オレたちの兄貴はこの世でたった1人。
後にも先にもヤライ兄ィだけだ。代わりなんて誰にも務まらねェ」
ユウキ「そうですとも! 兄さんが居なければ僕たちは成り立ちません。
ミライだって絶対にそう思っています。だって僕たちは血を分けた兄妹じゃないですか!」
ヤライ「お、おまえたち……。そこまで俺のことを……」
ユウキ「さぁ、兄さん。ケーキを持ってミライの元へ戻りましょう。
『家』とは建物のことを示すのではありません。兄妹全員が集う場所のことを示すのです!」
ヤライ「うう……。ありがとう……。本当にありがとう……」
ヨウジ「ホラ。元気出せよ、ヤライ兄ィ。早く帰ってミライに謝ろうぜ」
ユウキ「そうしましょう。誠意を持って謝罪すれば必ず――」
ケーキ屋「あの……。お客様……」
ヤライ「ん……? あ、すまない。現金を出したまま品物を受け取っていなかったな」
ケーキ屋「いえ……。そうではなく、ケーキ代が不足していらっしゃるのですが……」
ユウキ「え……? こ、困りましたね……。これ以上は持ち合わせが無いし……」
ヤライ「落ち着け。俺に名案がある」
ヨウジ「あん? どうすんだ? カネがねェのに……」
ヤライ「まぁ、見ているがいい。――ケーキ屋。1つ尋ねたいことがあるのだが」
ケーキ屋「なんでしょうか?」
ヤライ「この辺りに小太鼓を買い取ってくれる店は無いか?」
ヨウジ「ぶっとばすぞ!!」
GJ!あなたは何回俺達を笑わせるつもりなんだ…
GJ!ホント、笑わせてくれるぜ!
ミライ「う〜ん。やっぱりヒメリパイは格別よね〜。
あ、ヨウジ兄さん。そっちのオレンタルトも取ってくれる?」
ヨウジ「おう!」
ユウキ「どうやら機嫌が直ったようですね」
ヤライ「うむ。――『女子には甘いもの』。
このことはこれからの人生でも役に立ちそうだな。覚えておこう」
ユウキ「僕が靴底に隠していた1000円札、あとで返してくださいね。
――ところで兄さん。さっきから手にしている紙はなんですか?」
ヤライ「ん? ああ。これはな、俺の計画書だ」
ユウキ「け、けいかくしょ……?」
ヤライ「詳しい説明は今からする。――おい。ミライ。ヨウジ。ちょっと集まってくれ」
◆
ミライ「どうしたの? 急に改まって」
ヤライ「これを見てくれないか」
ヨウジ「――あん……? なんだこりゃ?」
ユウキ「見たところ……何かのプロットのようですね」
ヤライ「そのとおり。これは俺が考えた本のプロットだ」
ミライ「ヤライ兄さんが考えた本……? いったい何のために?」
ヤライ「うむ。じつはな。近々、自費出版で本を出そうと思っているんだ」
ユウキ「じ、自費出版? それはまた唐突な話しですね。どういう風の吹き回しですか?」
ヤライ「近頃、インディーズ――会社に頼らずアーティストが独自に行うCDリリースが、
厳しくなってきていることは知っているな?」
ユウキ「ええ。最近は『絶対に売れる!』と、確信のある物ばかりが持てはやされ、
駆け出しのアーティストが作ったCDはオーダー数が激減しているらしいですね」
ヤライ「その通り。悲しいかな、この世には、『いかに楽して儲けられるか』
ということばかりに主眼を置く人間が溢れかえっている。ヨウジのような人間がな」
ヨウジ「オレがたとえかよ」
ヤライ「そこで俺は思い付いたわけだ。
店舗で扱ってもらうのではなく、自分たちで販売するという案を」
ミライ「じ、自分たちで販売……? つまり露天を出すの?」
ヤライ「そうではない。この世には、あらゆる表現の自由を許されたイベント――
コミックマーケットという大規模な催しが存在することを知っているか?」
ミライ「あ、それ、テレビで観たわ!
炎天下の中、10万人を越える人たちが長時間並び続けるお祭りでしょ?」
ユウキ「あ……、あながち間違ってはいませんが、目的は並ぶことではなく、
自分たちで作った本やCD、アクセサリーといった創作物の販売、又は購入ですね」
ヤライ「そのとおりだ、ユウキ。その催しで俺たちはCDを出そうと思う」
ユウキ「コミックマーケットで、ですか……。
なるほど。インディーズを取り扱う店舗が慎重になりすぎている昨今、
そういった別方面からの攻勢を試してみるのもアリかもしれませんね」
ヨウジ「だけどよ、ヤライ兄ィ。今、CDを出すっつったよな?
さっきは本を出すっつってなかったか?」
ヤライ「うむ。CDと本――、両方出す!」
ユウキ「りょ、両方ですか……。また大きく出ましたね」
ヤライ「やるならトコトンだ。今の俺たちは流れに乗り、ひたすら前進するべきだろう」
ユウキ「たしかに、先日のエンタのルギアさま出演で現在の僕たちはちょっとした有名人。
番組出演の記憶がお客さんの記憶から消えない内に、
何か大きなことをするべきかもしれませんね」
ミライ「さっき、プロットを考えたって言ってたけど、
つまりヤライ兄さんが、すでに本の内容を考えたっていうこと?」
ヤライ「ああ。百聞は一見にしかず。とりあえず読んでみてくれ」
◆
ミライ「――……ねぇ……。ヤライ兄さん……。これ……」
ヤライ「感動したか?
なんといっても、俺が数日掛けて考え抜いた構想だから無理もな――」
ユウキ「あの。『きょうはぱぱにおこずかいもらった。ぱぱだいすきー!』って何ですか?」
ヤライ「ん? ああ、すまん。間違えた。
それ、ヨウジが小さいころ使ってた日記帳だ」
ヨウジ「てめェ、ワザとだろ!!」
ぱぱだいすきー!
ヨウジwwwGJです
GJ!ミライと仲直りできてよかったなあ
英知を極め、平和の代名詞とも呼ばれている王国、カントー。
だが、長い年月をかけて培ってきた平穏は突如として崩れ去る。
魔界より現れし魔物たちがカントー王国の街々を襲い始めたのだ。
中でも魔王に仕える四天王、氷帝カンナ、闘神シバ、死霊使いキクコ、
竜騎士ワタルの力は凄まじく、カントー王国の兵たちは次々と倒されていった。
――もはや成す術なし……。
誰もが諦めかけた刹那、勇気ある4人の若者たちが魔王討伐に名乗りを上げた!
勇者ヤライ! 僧侶ユウキ! 戦士ヨウジ! 魔導師ミライ!
彼らこそ伝説の勇者、ラゴウの血を引く者たちだったのだ!
◆
ヤライ「――どうだ? 俺が考えた物語のプロットは」
ヨウジ「……うーん……。なんつーか……、ありきたりだよな」
ヤライ「何……?」
ユウキ「これでは既存の作品の焼き直しですね。お世辞にも質が良いとは言えません」
ヤライ「おまえたち。俺の作品が気に入らないと?」
ユウキ「いえ。だってこれは酷いですよ。
使い古されて、とっくに化石と化した設定のオンパレードじゃないですか」
ヤライ「ユウキ。おまえ、いつから俺に意見できるほど偉くなった」
ミライ「そんなにカリカリしないでよ、ヤライ兄さん。
ユウキ兄さんの言うことも、もっともだと思うわよ?」
ヤライ「ミライ。おまえまで俺のプロットにダメだしをするのか?」
ユウキ「ダメなところがあるなら努力して改善していけばいいじゃないですか。
ほら。僕たちも手伝いますから一緒に作り直しましょう」
ヤライ「黙れ! たしかにこの設定は使い古されて新鮮味のカケラも無いのかもしれない。
だが、そういった設定だからこそ、それが懐かしさとなり多くの者たちが心惹かれるのだ!」
ユウキ「いつも前向きな兄さんがノスタルジーに浸るなんて、らしくありませんよ?」
ヨウジ「まったくだぜ。
だいたいこの設定、ヤライ兄ィが勇者とか、兄貴風ふかしてやりたい放題じゃねェか」
ヤライ「な、何を言うか! 俺は各々の役割を真面目に考え、
もっとも似合うであろう職業をおまえたちに当てはめたのだ。
1番体格のいいヨウジが、勇者ではなく戦士職に就くのは当然の流れだろう!」
ヨウジ「ケッ! それが自分を勇者にした言い訳かよ? もっとマシなの考えろや」
ヤライ「な……。ヨウジ……。おまえェ……」
ヨウジ「だいたい、前からヤライ兄ィばっか、ひいきされてたじゃねェか。
レンジャーユニオンの連中と戦ったときだって、
ヤライ兄ィだけ専用BGMが用意されてたしよ。オレら3人は共通だったってのに」
ユウキ「あー、たしかにそうでしたね」
ミライ「ヤライ兄さんばかり優遇されてる感じはするわよねー」
ヤライ「その代わりおまえたちは全員、レンジャーたちと2回の戦闘が可能だっただろう!
俺はゴーゴー団アジトでの1回きりだった! 変な言いがかりはやめろ!」
ユウキ「1回きりなら、なおさら専用BGMなんて必要ないじゃないですか。
最後のボスならともかく」
ヤライ「ああ、もう話しにならん!
俺の前座ごときに専用BGMが必要かどうかなんて、少し考えれば判ることだろう!」
ミライ「あ! いま『前座』って言った!」
ユウキ「ついに本音が出ましたね!
兄さんは今まで僕たちのことを大切に思うフリをして、
心の中では所詮引き立て役と見下していたんでしょう!」
ヨウジ「ふざけたヤロウだ!」
ヤライ「だまれ、だまれ、この特別扱いに飢えたカビゴンども!
そんなに専用BGMが欲しいのならくれてやる!
――たしかこの箱に……。――あった! ――ホラ! 持っていけ!」
ヨウジ「あん……? CD……?」
ヤライ「『タケシのパラダイス』『ポケモン音頭』『前向きロケット団』。好きなのを選べ!」
ヨウジ「選曲おかしいだろ!!」
GJ!曲懐かしいww
>>361魔導師と聞いてぷよぷよ!を思い出した俺 ちょっと死んでくる
俺的には
ユウキ タケシのパラダイス
ヨウジ ポケモン音頭
ミライ 前向きロケット団
だなw
最近は絵板も少しは盛り上がって来たようだな
369 :
366:2008/07/13(日) 20:26:05 ID:???
絵板行ったら俺人気者すぎて吹いたwww
ちょっとした感想を書いたつもりだったが面白がっていただけて光栄だw
ユウキ「そして、この部分はメインキャラクターの存在感を出すために、
脇役の描写は抑える方向で――」
ヨウジ「するってーと、こっちは――」
ミライ「なかなか纏まって来たわね。ヤライ兄さんもそう思わない?」
ヤライ「……」
ヨウジ「いつまでムクれてんだよヤライ兄ィ」
ユウキ「そうですよ兄さん。よりよい本を作るため、兄妹が一丸となって努力する――。
素晴らしいことだとは思いませんか?」
ヤライ「……どうせ……俺のプロットは穴だらけさ……」
ミライ「もう誰もそのことを責めたりしてないじゃない。
私たちはただ、細かい部分を改変して作品の完成度を高めていこうって言ってるのよ?」
ヤライ「改変……? 改悪の間違いじゃないのか?」
ユウキ「あのですねぇ兄さん。そうやって意固地になってると――」
ヨウジ「もうほっとけよ、そんなヤツ。それより一旦休憩してテレビでも観ようぜ。
数時間ぶっ続けでプロット考えてたから、さすがに疲れたぜ」
ユウキ「それがいいですね。時間を置けば兄さんも納得するでしょうし」
ミライ「今の時間なら、ちょうど、世界○見えが始まるところよ」
ユウキ「ナイスタイミングですね。――それでは……、ポチッとな」
テレビ「世界○見え!テレビ特捜部ー!」
ミライ「月曜日になると真っ先にこの番組が頭に浮かぶわね」
ユウキ「ええ。歴史のある番組ですから」
ミライ「あ! タケシ!」
ユウキ「今日はダークライの着ぐるみですね」
ヨウジ「タケシ岩タイプ使え!」
テレビ「今回ご紹介するポケモンが生息しているのは、おとなり韓国」
ミライ「出た! 唐突すぎる韓国料理の紹介!」
ユウキ「たしかに、あまりにも唐突な感が否めませんよね」
ヨウジ「でも旨そうだなぁ……」
テレビ「ここで問題。ホエルコが晴れた日に砂浜に上がるのは何のため?
次の4つの選択肢から選んでいただきたい」
ヨウジ「こういうクイズのシーンでスーパーマリオのBGMが流れるのは何でだ?」
ユウキ「任天堂がこの番組のスポンサーだからですよ」
ミライ「へぇ〜。豆知識ね」
テレビ「ないない! これは大きすぎる!」
ヨウジ「こいつが等身大ホエルコの模型か。たしかにデカすぎだな」
ミライ「ウツギさんも大きすぎるって言ってるしね」
ユウキ「でも実際にこのくらいあるらしいですよ」
ヨウジ「マジかよ……。コイツを飼い慣らすのは難しそうだぜ」
ミライ「あ。ウツギさんがまた、ピコピコハンマーでタケシに叩かれてる」
ユウキ「体を張った芸風――。本当に努力家ですよね。ウツギさんは」
ヤライ「おい」
ヨウジ「うおォッ!? びっくりした!
なんだよヤライ兄ィ! いきなり後ろから話しかけんな!」
ヤライ「すまん……。ちょっとおまえたちに話しがあってな」
ユウキ「ようやくプロットの再構成に協力してくれる気になったんですか?」
ヤライ「いや。そうではない」
ミライ「まだ認めてくれないの? 気持ちは判るけどこだわりすぎじゃない?」
ヨウジ「ホント、めんどくせェ兄貴だよなぁ……」
ヤライ「本当にすまない。だが、一言だけ言わせてほしいんだ」
ヨウジ「わかった、わかった。とっとと言っちまえよ。聞いてやっから」
ヤライ「感謝する。――実はな――」
ミライ「実は?」
ヤライ「俺のプロットで人間界を襲撃する魔物たち――。全員が仕掛け人なんだ」
ヨウジ「ここでネタばらしか!!」
ネタ言うのおっせえwww
こだわりすぎなヤライ面白いな。GJ!
ヨウジの「ヤライ兄ィ」が可愛いと思うのは俺だけでいい
GJ!なんちゅうラストだww
地味に知らなかった豆知識も手に入った
>>365 アルルだっけか?あれは確かにかわいいな
保守
ユウキ「いやー! 今年の映画も面白かったですねー!」
ヤライ「うむ。やはり悪役の存在は物語の緊張感を底上げしてくれるな」
ヨウジ「ちょっと前まで不貞腐れてたクセに、やけにゴキゲンだな、ヤライ兄ィ」
ヤライ「ま、まぁな。――映画を観ていたら心のわだかまりが取れたというか……。
とにかく、小さなことにこだわっていた自分がバカみたいに思えてきてな。
これから4人で作品を作り上げていこうというときにケンカばかりしていられん。
俺は自分のプロットに固執しすぎていたのかもしれないな。すまなかった」
ミライ「気にしなくていいわよ。ヤライ兄さん!
それより、さっき受け取ったシェイミがミクルの実っていうのを持ってたんだけど、
これって朝比奈――」
???「お〜い! ミライちゃ〜ん!」
ミライ「ッ……!? ――こ、この声は、もしかして……」
ミニスカ「こんなところでミライちゃんに会えるなんて、あたしってばツイてるぅ!」
ミライ「ひぃぃッ! やっぱりあのコだわ!」
ヤライ「あれは……、たしかタマムシジムの……」
ユウキ「エリカさんのお弟子さんたちのようですね」
ヨウジ「あいつらも映画に来てたのか」
ミニスカ「ミライちゃぁん!」
ミライ「きゃあぁぁっ!」
エリトレ♀「ちょっとアコ! 街中で人に飛びつくもんじゃないわよ!」
ミニスカ「このあいだは、さよならも言わずに帰っちゃうんだからぁ。
あたし、さびしかったんだよぉ?」
ミライ「あ、あれにはちょっと事情があって――。ふぁっ! だ、だから耳は――」
エリトレ♀「まったく……。ごめんなさいね。あのコ、いつもああなのよ」
ユウキ「いえいえ。気にしないで下さい。妹も喜んでいますし」
ヨウジ「そうは見えねェぞ……」
ヤライ「おまえたちもシェイミの映画を?」
エリトレ♀「ええ。あのコがどうしても、っていうから仕方なくね。
本当はポケモンバトルの特訓をする予定だったんだけど……」
ミニスカ「ミライちゃんってば相変わらずギガンテックカワユス〜。
――ねぇねぇ! あたし、あれからまた新しいお洋服を作ったんだけど、着てみたい?
ミライちゃんに、とぉっても似合うと思うの! 着てみたいよね?
うん! そうだよね! やっぱり着てみたいよね! わかった!」
ミライ「まだ何も言ってないでしょ!」
エリトレ♀「あのコには困ったものよ。頭の中は遊ぶことばっかり」
ヤライ「まぁ、そういうな。特訓の息抜きに街へ繰り出すというのも良いものだぞ」
ユウキ「そうですね。
高みを目指すため、日々、努力を積み重ねるということは大切です。
ですが、肩肘を張ってばかりというのも考え物ですよ」
ヤライ「ようは仕事と遊びのバランスだな。
こういう場所に足を運び、ストレスを発散するというのも大事なことだ。
――ま、度が過ぎるとヨウジみたいになってしまうがな」
ヨウジ「ひとこと余計だ」
エリトレ♀「フフフ……。何だかあなたたちを見ていると、心が弾んでくるわね」
ユウキ「そう言ってもらえると光栄です。
人々に夢と希望を与えるのが、僕らゴーゴー4の目的ですから」
ヤライ「ヨウジは、それプラス金な」
ヨウジ「だから、ひとこと多いっつーの!」
エリトレ♀「フフ……。
たしかに私は、リーダーを陰から支えられるよう、必死で特訓を重ねてきたけど、
なかなかリーダーは私を褒めてくれなかった。
それはもしかしたら、自身の健康管理を怠っていた私への警告だったのかもしれないわね」
ヤライ「うむ。エリカ嬢は心優しい人物だ。
部下であるおまえに気を使うのは当然と言えよう」
エリトレ♀「そ、そうかしら……?
何だか元気が出てきたわ。私もあのコを見習って、もう少しハメを外してみる」
ユウキ「それがいいですよ。そうすればきっと、リラックスして特訓に望めます」
エリトレ♀「ありがとう。――でも、具体的には何をすればいいのかしら?
今までポケモンバトルのことばかり考えて生活していたから、遊びには疎くて……」
ヤライ「さしあたっては、エリカ嬢とプライベートな会話をしてみるのが良いだろう」
エリトレ♀「リーダーと?」
ヤライ「ああ。勤務時間外を利用し、上司との友好を深める。重要なことだ」
エリトレ♀「そう……。でも、何を話したらいいのか……」
ヤライ「ううむ……。そうだな……。――こういうのはどうだろう。
エリカ嬢の背後からコッソリと近づき、
『エリカたんギザカワユス〜!』と言いながら抱きつく」
ヨウジ「ダメに決まってんだろ!!」
379 :
名無しさん、君に決めた!:2008/07/25(金) 14:03:46 ID:d7hM/F8B
保守
しょこたん語連発わろたw
ヤライの提案した内容想像してワロタww
ヤ・ユ・?・ミ「ポケモン・ア・ゴーゴー!」
ユウキ「フィオレ生まれの4人組が海を越えてやってきたぜー!」
ミライ「知ってるあなたはいいお客。昔の悪役4人組!」
ヤライ「だけど今では心をチェンジ! ご覧の通りのビジュアル系!」
???「バ、バババ、バンドの名前は! ゴーゴーよん!
ここ、声小さいだ……ぜ! ゴーゴーよん!
はず、はず、恥ずかしがらずに! ゴーゴーよん!!!」
ミライ「4人は兄妹、ゴーゴー4! バンドの基本は4人よねー!」
ヤライ「3人より4人! 5人より4人!」
???「ご、ごごご、ゴーゴーよーん!」
ユウキ「って――、誰ですかあなたはッ!?」
ミライ「ヨウジ兄さんの代わりに黄色い人が居るッ!」
???「あ、オ、オオオ、オラはデゼル!」
ユウキ「名前じゃなくて、ここに居る理由を聞いているんです!」
ヤライ「それは俺から説明しよう」
ミライ「ヤライ兄さん……?」
ユウキ「また兄さんの仕業ですか? ヨウジをどこへやったんです?」
ヤライ「いや……。今度、俺たちがコミックマーケットで出すCDがあるだろう?
ヨウジは、そのCDに収録する歌詞を作るとかで部屋に閉じこもってるんだ」
ユウキ「そ、そうなんですか……。それは、まぁ、仕方ありませんね……。
で――、この黄色い方は何なんですか?」
ヤライ「小太鼓のパートが居ないと困るから、ちょっと……な……」
デゼル「オ、オラ、街歩いてたら、こん人に無理やり連れてこられただよ!
小太鼓なんか演奏できね、って言ったども、叩くフリでいいとか返されて!」
ユウキ「に、兄さぁん……。あなたって人は、また無関係の人を巻き込んで――」
ヤライ「そんなにいきり立つな。――ホラ。よく見ればヨウジに似ているじゃないか」
ユウキ「た、たしかに体格の良さといい、目つきといい、
遠めで見れば似ていないことも――って――、そういう問題じゃないでしょう!
いくら似ていたって、この人はヨウジじゃないんですから! 黄色いし!」
ミライ「黄色いわね!」
ヤライ「しかし、演奏前に気付かなかったおまえたちも大概だな」
ユウキ「と、とにかく! ――えーと、デゼルさんでしたっけ?
ウチの兄がご迷惑をお掛けしました! 本当に申し訳ありませんでした!」
ミライ「ごめんなさい……」
ユウキ「ほら! 兄さんも言うことがあるでしょう!?」
ヤライ「ん……。ああ……。そうだな……。
――まぁ……。
よく考えたら小太鼓は必須ってワケでもないな」
ユウキ「ちゃんと謝ってくださいッ!!」
GJ!デゼルww
ユウキのツッコミは新鮮だったなwww
ヤライ「さてと。入稿も済んだし、CDも完成した。
あとはコミックマーケットが始まるのを待つだけだな」
ユウキ「完成した本にお目にかかれるのは当日ですから、緊張しますね。でも楽しみです」
ミライ「ここ数日は本当に忙しかったわね。ちょっと疲れちゃったな」
ヤライ「フフフ……。そう来ると思って、今日の夕飯は体力のつくものを用意したぞ」
ヨウジ「ん? 体力のつくもの……?」
ヤライ「ああ。土用の丑の日はもう過ぎてしまったが、
せっかくだからおまえたちに食べさせてやろうと思ってな」
ユウキ「土用の丑の日? まさか――」
ヤライ「そう。そのまさかだ。
漫画の執筆とCDの製作、本当にご苦労だった。これを食べて明日への活力としてくれ!」
ユ・ヨ・ミ「おおーッ!!」
◆
ユウキ「……」
ヨウジ「……」
ミライ「わぁ……」
ユウキ「――あの……。兄さん?」
ヤライ「ん? どうした?」
ユウキ「これは……なんでしょうか?」
ヤライ「何って……。夏といえばこれだろう。
遠慮する必要は無いぞ。存分に味わってくれ。今夜はウナギだ!」
ユウキ「いやいやいや! ウナギはウナギでも、これはウナギパイじゃないですか!」
ヤライ「なんだ? 不満か?」
ユウキ「それはそうですよ!
土用の丑の日とか言われれば、本物のウナギが出てくると思うのが普通でしょう!?」
ヨウジ「つーか、わざわざ白飯まで下に敷きやがって! こんなもんで騙されっかよ!」
ヤライ「仕方がないだろう。今月の生活費は、本とCDの制作費に消えていった。
これでも無理をしたほうなんだぞ」
ユウキ「しかし――」
ヤライ「くどいな。おまえたちも少しはミライを見習ったらどうなんだ」
ミライ「ウナギの中骨を粉末にしてパイ生地に練り込むっていう発想が大胆よね〜。
う〜ん、デリシャス〜」
ユウキ「うう……」
ヤライ「ほら見ろ。ミライは文句を言わずに食べているぞ」
ヨウジ「そりゃあミライは甘いモン好きだから――」
ヤライ「言い訳をするな。
この状況で贅沢をしようとするおまえたちに比べれば、ミライは遥かに立派だ。
今の俺たちは修行中の身。栄光をこの手に掴むためには苦難を乗り越えねばならんのだ。
ゆえに俺たちは――」
ヨウジ「わ、わかった、わかった。今日はウナギパイで我慢するから勘弁してくれ。
ヤライ兄ィの説教を聞いてたら朝になっちまう」
ヤライ「うむ。納得してくれたようで兄は嬉しいぞ」
ユウキ「納得しなければ頭ごなしに叱りつけてくるクセに……」
ヤライ「何か言ったか?」
ユウキ「いえいえ。なんでもないですよ」
ヨウジ「ああ、なんでもねェ、なんでもねェ。
それより、とっと食っちまおうぜ。――ほら、ヤライ兄ィも自分の分持って来いよ」
ヤライ「いや。俺はいい」
ユウキ「?……。なぜですか?」
ヨウジ「まさか、兄貴だけ、どっかで本物のウナギを食ってきたんじゃ――」
ヤライ「失礼な! 俺が1人で抜け駆けをするとでも思ったか!
神羅万象チョコの食べすぎで満腹なだけだ!」
ヨウジ「そいつを我慢すりゃウナギ買えただろ!!」
GJ
神羅万象チョコかよww
保守
ヤライ「いよいよ、コミックマーケットが目前に迫ってきたな」
ユウキ「ええ。なんだか武者震いしてきました。完売できるといいですね」
ミライ「あ、そうだ! 今回わたしたちが販売するCDと本、父さんにも送ってあげない?」
ヨウジ「おお! そいつァ名案だぜ!」
ユウキ「いいですねぇ。僕たちのこちらでの活躍を父さんに知ってもらえますし」
ヨウジ「オレたちがテレビに出演したなんて聞いたら、親父の奴ビックリすんだろうなぁ」
ミライ「もう随分と会ってないものね。――今ごろ父さん、何やってるのかしら」
ヤライ「フフフ……。気になるか?」
ユウキ「当り前じゃないですか。実の父なんですから」
ヤライ「予想通りの返答だな。それならば見せてやろうではないか。親父の『現在』を」
ミライ「父さんの……現在……? それってどういうこと?」
ヤライ「判らないのか?
親父がどんな生活をしているか。それを今からおまえたちに見せてやろうと言ってるんだ」
ユウキ「な……!? い、いきなり何を言い出すんですか、兄さん!」
ミライ「そ、そうよ! 父さんが住んでるのは遠く離れたフィオレ――。
今すぐ会いに行くなんて無理が――」
ヤライ「誰が直接会いに行くと言った。現在の俺たちには、そんな時間も金も無い」
ヨウジ「じゃ、じゃあ、どうやって――」
ヤライ「これを見ろ」
ミライ「こ、これは……」
ユウキ「ポ、ポケモンレンジャー1作目のカートリッジ……。
僕たちの記念すべきデビュー作ですね」
ヨウジ「そ、そいつが、どうしたってんだよ!」
ヤライ「おまえたち。
2006年に放映された、劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーション
ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィのことは覚えているな?」
ユウキ「え、ええ……。――特別前売券を購入すると、
ポケモンレンジャーに特別なミッションのデータを貰えた、あの映画でしょう?」
ミライ「あー、たしか父さんと一緒に観に行ったわよねー。
ジャッキーって人がカッコよかったなー」
ヨウジ「そうそう! あの壁を走ったりできる運動神経に惚れぼれしちまってっ――て、
うぉォッ! 思わずレンジャーなんか褒めちまった!」
ユウキ「無性に悔しいですね」
ヤライ「まぁ、映画の内容は置いといてだな。
――このカートリッジ内には、その特別なミッションが入っているわけだ」
ユウキ「なるほど。しかし、それが父さんの現在と、どのような関係があるんです?」
ヤライ「じつはな……。このダブルミッションの1つ、
「だいじなタマゴをとりもどせ!」に、ゴーゴー団解散後の親父が登場するんだ」
ユ・ヨ・ミ「な、なんだってーっ!?」
ヤライ「フフフ。驚いただろう」
ヨウジ「そりゃ驚くだろ!」
ユウキ「ええ! まさか、父さんが特別なミッションに出演していたなんて……」
ミライ「と、いうことは……」
ヤライ「うむ。この特別なミッションをプレイすれば、親父のその後が分かる」
ヨウジ「――す、すげェェッ!」
ユウキ「やりましょう! 今すぐやりましょう!」
ミライ「はやく、はやくぅ! ヤライ兄さぁん!」
ヤライ「落ち着け、兄妹たち。
――えぇと、これを選んで、と……。よし! ミッションスタートだ!」
◆
ヤライ「お。ゴーゴー団の残党が妨害してきたぞ」
ユウキ「この残党、父さん抜きで組織復活とか言ってますね」
ヨウジ「ふてぇヤロウだ」
ミライ「えーい! やっちゃえ、やっちゃえー!」
◆
ヤライ「んんっ!? この演出は、もしや……」
ヨウジ「く、来るか? 来るのか?」
ミライ「きたーっ!!」
ユウキ「うわっ! 懐かしい! 父さんですよ! 僕らの父さんですよ!」
ヤライ「相変わらずの貫録だな」
ミライ「ドット絵でもステキーっ!」
ヤライ「おおっ! 残党を締め上げてタマゴを取り返した!」
ヨウジ「親父、つえぇッ!」
『ラゴウ……さん。いまは なにを?』
ユウキ「あ! レンジャーさんが核心に迫る質問をしましたよ!」
ヨウジ「たまには役に立つじゃねーか。レンジャーのヤツ」
ヤライ「うむ! ついに親父の現在が明かされるのだな!」
ミライ「いったい、どんな生活してるのかしら? ワクワクドキドキ〜」
『とくに なにもしていないんだ』
ミライ「……」
ヨウジ「……」
ユウキ「……」
ヤライ「無職……」
ニートわろたw たしかにラゴウの台詞は、そう取れるよなw
悲しい現実突き付けられたなw
保守
ユウキ「いやー、無事に完売できてよかったですねー」
ヤライ「ああ。まさか午前中にすべて売り切れるとは思わなかったが」
ヨウジ「オレたちも、かなり有名になってきたってことじゃねーか?」
ミライ「うんうん! でも凄かったわね。
人が多いっていうのは知ってたけど、あんなに密度が高いなんて思わなかったわ」
ヤライ「まぁ、これもいい経験だったな。
それよりも、残しておいた本とCD、さっそく親父に送るぞ」
ユウキ「そうでした、そうでした。忘れちゃいけませんよね」
ヨウジ「ヘヘヘ。親父の驚く顔が目に浮かぶぜ」
ミライ「早く自分たちだけで稼げるようになって、父さんに楽させてあげたいものね」
ユウキ「ええ。父さんは現在、職にも恵まれていないようですし、
ここは1つ、僕たちが親孝行――」
ヤライ「ストーップ!!」
ヨウジ「うおぉっ!?」
ミライ「な、なによヤライ兄さん! いきなり大声出して!」
ヤライ「――兄妹たちよ……。俺は今、恐ろしい問題に直面してしまった」
ヨウジ「あん?」
ユウキ「と、突然なんですか? 思わせぶりな態度で……」
ヤライ「親父が現在無職であることは、
このあいだの、ポケモンレンジャープレイ時に判明しているよな?」
ミライ「う、うん……。あんまり認めたくないけど……」
ヨウジ「事実は事実だよな」
ヤライ「うむ。――で、問題はここからだ」
ユウキ「もったいぶらずに早く聞かせて下さいよ。問題とは何です?」
ヤライ「――あのな……。
無職の親父が、いったいどうやって、今まで俺たちに仕送りをしていたんだ?」
ユ・ヨ・ミ「――ッ!?」
◆
ユウキ「ちょ、ちょっと待って下さい。あまりの衝撃に頭が混乱してきました……」
ヨウジ「い、今まで考えたこともなかったぞ……」
ミライ「た、たしかに……、冷静になってみると、深すぎる謎だわ……」
ヤライ「だろう? これは重要事項のハズだ。もっと早く気付くべきだった」
ユウキ「ま、まさか父さん、僕たちに仕送りをするために盗みを……?」
ミライ「い、いくらなんでもそんな! 父さんが泥棒稼業だなんて!」
ヤライ「しかし、無職であるにも関わらず、俺たち4人分の生活費をまかなえるとなると、
どこからか盗んでいると考えるほかないのでは……」
ミライ「そんな! ウソよ! 父さんが犯罪だなんて!」
ヤライ「す、すまん! つい軽率なことを口走った! 許してくれ!」
ユウキ「落ち着いて下さい、ミライ。きっと、何か別の方法で父さんは――」
ミライ「で、でも……! もしかしたら父さんは……。うう……。ヤライにいさぁん!」
ヤライ「よしよし、大丈夫だ。俺が着いてるぞ、ミライ」
ヨウジ「――なぁ……。ちょっといいか……?」
ヤライ「どうした? おまえも泣きたくなったのなら我慢することは――」
ヨウジ「いや、そうじゃなくてよ……。なんつーか……」
ユウキ「……? なんなんですか? 言いたいことがあるならハッキリして下さい」
ヨウジ「そ、そうか……。じゃあ、遠慮なく言わせてもらうけどよ」
ヤライ「うむ」
ヨウジ「オレたちがいま持ってる、この楽器に仕込まれたスーパー・スタイラー。
シンバラってジィさんから盗んだモンだし、とっくに犯罪じゃね?」
ヤライ「……」
ミライ「父さんが犯罪なんてありえない! わたし、父さんのコト、信じてる!」
ヤライ「ああ! 俺もだぞ! ミライ!」
ヨウジ「聞こえなかったフリすんなよッ!!」
ちょ、真相気になるww
これは続きを期待せざるを得ない
わっふるわっふる(笑)
ヤライ「さて。いったい親父がどのようにして生活費を稼いでいるのか、それが問題だ」
ヨウジ「だから、どっかからパクってんじゃねーの?」
ミライ「やめてよ! そういうこと言うの!」
ユウキ「しかしですね、ミライ。僕らの父さんは――と、いまチャイムがなりましたよね?」
ヤライ「ん? ああ、誰か来たようだな」
ミライ「ユウキ兄さんよろしくー」
ユウキ「みんな、当然の顔して僕に振りますよね。今に始まったことじゃないですけど」
◆
ユウキ「よいしょ……っと……」
ヤライ「親父からか?」
ユウキ「ええ。そうみたいです。今日はかなり重量がありますよ」
ヤライ「さっそく開けてみるか。――ヨウジ。カッターを取ってくれ」
ヨウジ「なんつーか、こんな話ししてるときに大量の仕送りされても素直に喜べねェな」
ミライ「だからやめてって言ってるでしょ! なんでヨウジ兄さんはそうやって――」
ヤライ「落ち着けミライ。――ヨウジも軽口はそこまでにしておけ」
ヨウジ「へいへい、1番お偉いヤライ兄ィの言う通りにしますよっと」
ヤライ「口の減らない弟め……。
そういった態度を続けていると、今に自分自身を滅ぼすことに――」
ユウキ「おや? これは……」
ミライ「どうしたの、ユウキ兄さん? バネでも入ってた?」
ヤライ「そんな物が入っていたら、ユウキはすでに地球を2周くらいしているハズだ。
嬉しさのあまりな」
ユウキ「いえ、さすがの僕でもそこまでは……。せいぜい半周が関の山――」
ヨウジ「んなことより何が入ってたんだよ? 親父が盗んだ食いモンか?」
ミライ「ヨウジ兄さんっ! それ以上言ったら本気で――」
ヤライ「CD……だと……?」
ミライ「え?」
ユウキ「本も入ってますよ。やたら分厚い本が」
ヨウジ「本とCD? こちとら食うにも困ってるっつーのに、何だってそんなモン――」
ヤライ「シッ! ――ちょと待てよ……。このCD……、作曲者が親父だ!」
ミライ「えぇえっ!?」
ユウキ「こ、こっちの本にはラゴウ伝って書いてあります!
よく見たらコレ、父さんの自伝ですよ!」
ヨウジ「な……。も、もしかして親父のヤツ、CDと本を出してたってことか!?」
ヤライ「そ、そうと考えて間違いないだろう。しかも、見たところすべて会社媒体だ」
ミライ「す、すごい……。こんなにたくさん……」
ヨウジ「親父のヤツ、オレたちの知らないところで作曲と執筆を……」
ユウキ「リリースはどれも一昔前……」
ヤライ「――と、言うことは……」
ヨウジ「夢の印税生活かよッ!!」
マジかww
てかユウキどんだけバネ好きなんだwww
???『ふはははは! 驚いたか! 我が息子たちよ!』
ヤライ「誰だッ!?」
ユウキ「え……? もしかして……」
ミライ「ッ……!? こ、この声は父さんのッ!?」
ヨウジ「な、なんだなんだ!? いったいどっから――」
???『どこを見ておる! ここだ、ここ!』
ヨウジ「うおわっ!?」
ミライ「と、父さんッ!?」
ヤライ「ダ、ダンボールの中から親父がッ!?」
ユウキ「いえッ! よく見て下さい! これは父さんの立体映像です!」
ヤライ「ま、まさかダンボールの底に装置が仕込まれていたというのか!?」
ラゴウ『そのとおりよ! この程度の仕掛けにも気づかぬとは、まだまだ青いな!』
ヤライ「ぐゥ……。し、しかし、いつの間に……」
ラゴウ『やれやれ。その答えすら己で導き出せぬとは……。
――おまえたちの元に荷物を届けていたのは誰だ? 元ゴーゴー団員であろう』
ユウキ「そういえば……! うっかりしていました!
紙吹雪さんじゃないですか! いつも仕送りを運んできてくれていたのは!」
ヨウジ「そ、そういやそうだった!
前回も来てたけど、そのシーンだけスッ飛ばされてたから、あいつのこと忘れてたぜ!」
ヤライ「そんなことはどうでもいい! それよりもだ。
親父、あんたには聞かなければならないことが――」
ミライ「父さん!!」
ラゴウ『ぬ……。ミライ……?』
ミライ「どうして……。どうして何も言わずにわたしたちから離れていったの!?」
ラゴウ『し、仕方あるまい。事前にタネ明かしをしてしまえば修行にならんだろう……』
ユウキ「しかし、今回の件はあまりにも唐突すぎだと――」
ラゴウ『笑止! 我が息子がこれしきのことで右往左往するなどあってはならんのだ!』
ミライ「で、でも、いきなり知らない土地に飛ばすなんて……」
ラゴウ『き、気持ちはわからんでもないが、これもおまえたちのためだったのだ……』
ヨウジ「んなことよりデケェ問題があんだろーが。あんだよこの親父の本とCDは。
オレたちは親父をビビらせようと、ずっとこのヤマブキで仕事探してたんだぜ」
ラゴウ『フン。それも私からすれば盤上のゲームだったということ。
おまえたちは何一つとして私を超えることなど出来ておらんのだ!』
ミライ「そ、そんな……。父さんに認められたくて頑張ってきたのに……。う……」
ラゴウ『あ! す、すまんミライ! 少し言い過ぎた! お、落ち着きなさい!』
ヤライ「自身が優越感に浸るため、俺たちを弄んだのか?」
ラゴウ『愚かな! 獅子は我が子を千尋の谷に突き落とすもの!
ゆえにおまえたちに絶望を味あわせることが至上の訓練方法なのだ!』
ミライ「ひ、ひどいよ……。えぐっ……。
父さ――パパに会えなくて、わたし……。うう……。ずっとさみしかったんだからぁ……」
ラゴウ『おおぉ、よしよし! パパが悪かった!
お小遣いあげるし、寝る前にご本も読んであげるから泣かないでおくれ!』
ヨウジ「ミライにだけ態度変えすぎだろッ!!」
GJ!ラゴウ豹変しすぎww
ワロタw
ヨウジ「さ、さすがに親父は手ごわいぜ……。ヤライ兄ィの強化版って感じだ」
ユウキ「六畳一間に立体映像で現れるというシュールな展開にも関わらず、
僕らと比べて威厳に満ちていますね」
ヨウジ「ま、そうは言っても今の親父は立体映像だ。
ダンボールに入ってる装置の電源を落としちまえば――」
ラゴウ「無駄なことを……。その程度の対策は怠っておらぬわ!」
ヨウジ「ぐッ――!?」
ミライ「ヨウジ兄さん!?」
ヤライ「何だ!? ダンボールの側面から何か飛び出したぞ!」
ヨウジ「――ぎ、ぎぃやあぁあァぁぁッ!! 目がっ! 目がぁァッ!」
ユウキ「ど、どうしたんですか!? 突然ムスカのモノマネなんか始めて!」
ラゴウ「ふはははは! 眼からマトマの実を食べるなど初めての経験だろう!」
ミライ「そんな! ひ、ひどい……」
ヤライ「ほら、ヨウジ。水差しだ。
――というか、こんなやりとりを最近どこかでしたような……」
ユウキ「それにしても実の息子だというのに容赦ないですね……」
ラゴウ「当然であろう。一組織を束ねていた私が幹部より格下では困る」
ヤライ「――なるほど……。親父の考え方はそれなりに理解できた。
つまり俺たちに、自分以上の成果を上げろと?」
ラゴウ「わざわざ聞くまでもなかろう、我が息子ヤライ。
聡明なおまえが、先ほどの会話で成すべきことを把握出来ていないとは思えぬが……」
ユウキ「僕らが気にしているのはその先にある問題です。
仮に父さんを超えたとして、その先に待っているのはどんな生活だと思います?」
ラゴウ「……何が言いたい」
ヤライ「CDや本を出していると分かった時点で俺たちと親父はライバル同士――
すでに商売がたきなんだ。このまま戦いを続けるというのであれば――」
ユウキ「親子としての情愛は薄れ、元の関係には戻れなくなるでしょう。
同じ土壌で戦い続ければ、いずれお互いの心に憎しみが生まれるもの――。
理屈ではないんです」
ラゴウ「……それが……何だというのだ?」
ヤ・ユ・ヨ・ミ「ッ――!?」
ラゴウ「人は誰しも今を生きようと躍起になっている。
人生とは、ゴールに辿り着ける可能性が限りなく低いすごろくのようなもの。
そのような激しい生存競争の中、本気で生き残ろうと思うのであれば、
他の者に情けなど掛けている場合ではなかろう」
ヤライ「親父。あんたは人が感情を捨て切れない生き物だということ理解していないのか?」
ラゴウ「理解しているからこそ、こうして教えてやっているのだ。人の業を。
生存競争に敗れ、地べたを這いずり回っている弱者たちの言い訳など不要。
最後まで膝を折らなかった者だけが真の理なのだ」
ヤライ「――ふぅ……。さすが俺たちの親父だな。桁違いの覚悟だ」
ラゴウ「怖気づいたか?」
ヤライ「いいや……。それどころか俄然意欲が湧いてきた」
ミライ「ヤライ兄さん……?」
ヤライ「俺たちも本気で行こう。この期に及んで馴れ合いなど、野暮というものだ」
ラゴウ「ほう……」
ヤライ「あんたの覚悟、しかと受け取った。もう迷いは無い。
俺たちの演奏で世界中を沸き立たせ、
あんたとは比べ物にならないほどの人気を獲得してみせる!
たとえ、それによってあんたが失墜することになってもだ!」
ヨウジ「ヤ、ヤライ兄ィ……」
ラゴウ「ふむ……。
私から見れば、まだまだ感情の昂りに振り回されている感は否めぬが、
その努力だけは買ってやろう。将来性はありそうなのでな」
ヤライ「フン。いずれ、そんな大口が叩けないほどの大物になってやるさ」
ラゴウ「ほほう。それは楽しみだ。私を失望させるでないぞ、ヤライ。
――では、そろそろ通信を切るとしよう」
ヤライ「待て! まだ話しがある!」
ラゴウ「うん?」
ヤライ「だいすきクラブのジラーチプレゼントに当選したから、
親父にもジャポの実を分けてやろう」
ラゴウ「おお! これはすまんな! ――ええと……、DSは、と……。
あ……。エンテイが踏みつけて壊したのだった」
ヨウジ「最後までシリアスで通せよ……」
ムスカで吹いたw GJ!
マトマのやりとりってあれだなw
GJ
age
ヤライ「……」
ヨウジ「なぁ。ギラティナをオリジンフォルムのままにしとくには、どうすりゃいいんだ?」
ユウキ「それなら、おくりの泉から再び破れた世界に入って白金玉というアイテムを――」
ミライ「あ! オーディオセット購入すると音楽が聴けるんだ! ラッキー!」
ヤライ「おまえたち……」
ユウキ「あれ? 兄さん、帰ってたんですか」
ヨウジ「んだよ。黙ってちゃ気づかねェだろ。
そんなとこに突っ立ってねェでヤライ兄ィもプラチナやろうぜ」
ミライ「うんうん! 追加要素もたくさんあって楽しいわよ?」
ヤライ「ふぅ……。まったく嘆かわしいことだ」
ヨウジ「あん?」
ヤライ「いいか、よく聞け……。今のお前たちは完全に堕落し切っている!」
ユウキ「な、なんですか? 唐突に」
ミライ「わたしたちが……堕落……?」
ヤライ「その通り!
前回、親父を倒すと決意を固めたにも関わらず、おまえたちの腑抜けヅラはなんだ!」
ユウキ「な、なんだと言われましても、ゲームをプレイしている間は頬も緩みますよ……」
ヤライ「愚か者め! そもそも、この状況でゲームをやっていられることが論外なのだ!」
ミライ「そ、そんな……。だって新作発売直後なのよ? 少しは時間をくれても――」
ヤライ「甘い! ――こんなときだからこそ!
新作発売直後だからこそバンド活動に精を出し、他の者たちに差をつけるべきだろう!
にも関わらず、おまえたちときたらポケモンスナック片手にプラチナに溺れる始末――。
俺は心底情けない。だいたい、なんだこのコクランとカトレアとかいうブレーンは!
セレブキャラは俺たちゴーゴー4兄妹の専売特許だぞ!」
ユウキ「思いっきり兄さんの私情が入ってるんですが……」
ヤライ「とにかく、このような生活を俺は認めん! 今から10分後に練習を始めるぞ!」
ミライ「えー! もう少しで別荘の家具が揃うのに――」
ヤライ「反論は許さん! やると言ったらやるのだ! 各自、楽器の点検をしておけ!」
ヨウジ「チッ……。んとにカタブツだよなぁ、ヤライ兄ィは」
ユウキ「父さんに大見得を切ってしまったから躍起になっているんでしょうね」
ミライ「あーあ。ミライ、もっと遊びたかったなー」
ユウキ「まぁ、しばらくゲーム三昧の日々でしたから今日くらい真面目に練習しましょう」
ヨウジ「仕方ねェな……。――……おーい、ヤライ兄ィ。準備できたぜぇ」
ヤライ「ま、待て! 高個体値のメタモンが出たから2時間後に変更だ!」
ヨウジ「ヤライ兄ィが1番ハマってんじゃねーか!!」
GJ!ヤライ廃人w
レンジャーってキャラ多そうだね
いや濃いというべきか
ヤライ「さて、このままプラチナをプレイし続けてもゴーゴー4の活動に支障が出るので、
そろそろ真面目な議論をしようではないか」
ヨウジ「金シンボル4つ集めたあとに言っても説得力ねーよ」
ユウキ「バトルファクトリーの金シンボルだけ取れなかったんですね」
ミライ「ヤライ兄さん、色々な意味でカワイソウ……」
ヤライ「ええい、そんな目で見るな!
――ファクトリーヘッドのヤツ、何が、『ワーオ! ぶんせきどーり!』だ!
攻撃が3回連続で急所に当たるのも分析通りか? 冗談じゃない! だいたい――」
ユウキ「プラチナの話しは長くなるのでやめましょう。それより今日の議題は何ですか?」
ヤライ「う、うむ。今回は俺たちの活動に一風変わった芸風を取り入れてみたいと思う」
ユウキ「?……。話しがよく見えないのですが……」
ヤライ「つまりだな、万人受けするネタも大切だが、
今回は客の目を引く奇をてらった演出してみようということだ」
ヨウジ「ちょ、ちょっと待ってくれ。1つ聞いていいか?」
ヤライ「なんだ? ヨウジ」
ヨウジ「さっきから芸風とかネタとか、まるでお笑い芸人みたいな話しになってねーか?」
ヤライ「……さて……、ここで俺は1つの案を思い付いたわけだが――」
ヨウジ「てめェ、聞こえてただろーが! 無視すんなよ!
つーか、お笑い番組に出演した時の盛り上がりが忘れらんねーんだろ!? 絶対そうだろ!?」
ヤライ「黙っていろ、ヨウジ。こんな時間に騒いだら、ご近所の皆さんに怒られてしまう」
ヨウジ「こ、こんなときだけ正論で切り抜けやがって。汚ねェな……」
ユウキ「――で、兄さんの言う一風変わった芸風とは何なんですか?」
ヤライ「うむ。今から俺が手本を見せよう。――コホンッ……。
『我ら4兄妹こそ、ゴーゴー団のすべてを取り仕切る幹部なのです』」
ミライ「――そ、その喋り方は……」
ユウキ「ポケモンだいすきクラブで見られるレンジャーコミック版のヤライ兄さんですね!?」
ヤライ「その通り! ゲーム版にはない話し方で注目度上昇!
俺たちの普段とは違う喋り方がギャップを感じさせ、
ファンの目にはそれが魅力的に映るというわけだ!」
ユウキ「な、なるほど!
9月25日のポケモンアニメで、タケシさんが普段のナンパキャラとは違う、
頼れるブリーダーとしての顔を見せて株を上げましたが、
それと同じ効果が得られるというわけですね!?」
ヤライ「うむ! 飲み込みが早いな、ユウキ。
この方法を使えばゴーゴー4のファンを驚かせつつ、新規ファンの獲得も見込めるだろう」
ミライ「すごい! すごいわ、ヤライ兄さん! 画期的じゃない!」
ヤライ「フッフッフ。そんなに褒めてくれるな、妹よ。照れるではないか」
ユウキ「いやぁ、本当に斬新ですよ! これはいけるかもしれませんね」
ミライ「ねぇ、ねぇ わたしもやってみていい?」
ヤライ「もちろんだとも。おまえたちがやる気になってくれて嬉しいぞ」
ミライ「じゃあさっそく……。――コホンッ……。
『お伝えするまでもなく、わかってらっしゃると思うのですけど、
今日で間違いございませんわね!?』」
ヨウジ「そ、そいつァ……」
ユウキ「レンジャーコミックに登場した、
レンジャーさんを足止めするために変装していたときの喋り方ですね!?」
ミライ「正解! 作戦のために変装してたんだけど、けっこう気に入ってるのよね〜」
ユウキ「漫画とか小説のお嬢様学校で使われてそうな口調ですね。
ファンの皆さんにも楽しんでもらえそうです」
ヤライ「ミライっ!!」
ヨウジ「うおっ!? い、いきなり大声出すなよ、ヤライ兄ィ!」
ミライ「ど、どうしたの? ヤライ兄さん」
ヤライ「あ、明日の朝は、その口調で俺を起こしてくれ!
もちろん俺を呼ぶときは、『ヤライお兄さま』だ!
両手は腰に当てて、目線は見下ろす感じでだぞ!
判ったか? 絶対忘れるなよ! 楽しみにしてるからな!
それじゃあ俺は寝る! おやすみ!」
ヨウジ「ヤライ兄ィが楽しんでどうすんだよッ!!」
ヤライも仲間だったw(フロンティアクオリティ的な意味で)
てかオチがGJすぐるwww
このスレのSS職人はきっちりオチを付けてくれるから
毎回気になってついつい読んじまう
つまりまとめるとGJ
ヤライそういうキャラが好みだったのかwww
毎回毎回GJと言わざるを得ないな
ヤライ「俺がまどろみ始めた矢先に枕元で小太鼓を打ち鳴らすとはどういう了見だ?
バンギラスのエサになりたいようだな、ヨウジ」
ヨウジ「上等だコラ! ケッキングでミンチにすっぞ!」
ユウキ「落ち着いて下さい2人とも。それこそ、ご近所の皆さんに怒られますよ?」
ヤライ「む……。それもそうだな……」
ヨウジ「ケッ! よかったなァ、ヤライ兄ィ。命拾いできてよ」
ミライ「もう! そうやって挑発しないの!」
ユウキ「そうですよ、ヨウジ。4人の息が合ってこそのゴーゴー4です。
――引き続き、奇をてらった演出についての意見を出し合いましょう」
ヤライ「――うーむ……。
ここまで来たらユウキにもレンジャーコミック版のキャラを演じてもらいたいな」
ユウキ「え!? ぼ、僕もですか?」
ミライ「賛成! わたしも、いつもと違うユウキ兄さんが見てみたいなー」
ユウキ「よ、弱りましたね……。あれは少し恥ずかしいのですが……」
ヤライ「男は度胸。なんでも試してみるのさ」
ミライ「うん、うん! 度胸、度胸!」
ユウキ「そ、そうですか……。では少しだけですよ……。
『キミたちのスタイラーが射ち出すディスクは醜く地を這う程度だよね?
せいぜい水面を滑るくらいかな?』」
ヤライ「おお! なかなかいいじゃないか! 嫌味たっぷりな口調が個性的だ!」
ユウキ「そ、そうでしょうか? なんだか顔から火が出る想いです……」
ミライ「ううん、すっごくよかったわよ。もっと自信持って、ユウキ兄さん!」
ユウキ「あ、ありがとうございます。でも、やっぱり恥ずかしいですね……」
ヤライ「さてと――。最後はヨウジの番だな」
ヨウジ「あ? オレもやんのかよ?」
ヤライ「当り前だろう。俺たちは全員、レンジャーコミック版を演じたんだぞ。
おまえ1人だけ何もしないというのは頂けないな」
ユウキ「そうですよ、ヨウジ。
僕だって我慢したんですから、ヨウジだけ逃げるなんて許しません」
ヨウジ「んだよ。そんなに躍起にならなくたって――」
ミライ「あら? そうやって言い訳して逃げるつもり?」
ヨウジ「そ、そんなんじゃねーっての!
わーったよ! やりゃあいいんだろ! やりゃあ――」
ミライ「そう、そう! 素直が1番!」
ヨウジ「ったく、仕方ねェな……。――んじゃ、いくぞ――
『てめぇの無力を噛みしめながら地面にぶつかりやがれ!!』」
ヤライ「……」
ユウキ「……」
ミライ「……」
ヨウジ「な、なんだよ……? なんで黙ってんだ?」
ミライ「なんていうか……、ゲームとほとんど同じじゃない?」
ヤライ「ああ。俺たちのときと比べると然程の変化は感じないな」
ユウキ「つまらない人間ですね。ヨウジって」
ヨウジ「オレのせいじゃねーだろッ!!」
GJ!確かになw
ごもっともだwww
GJ!
ここでは常識なのか知らんが
今バトナージ最初からプレイしてるんだがゴーゴー4初登場の時
ヨウジがいなかっただろ?ヨウジはプエルタウンにある老人の家にいるんだが
話しかけたときの台詞が
「うたの さくしを するのに アルミアのことを しりたくて
ごろうじんの いらっしゃる こちらに おじゃましてるんだ。」
・・・こんなのヨウジじゃない!!
ヨウジの単独行動は見逃してたんだが、そんなセリフがあるのかw
作詞ができることだけでも意外な事実なのに口調の丁寧さに吹いたw
バトナージは他にもユウキの、「やってきたぜー!」とかツボに入るセリフが多いなw
ところで、06年の学年誌で、あさだみほがレンジャーの漫画を描いてて、
4兄妹が登場したらしいんだが本当だろうか
>>432俺は学年誌買ってない\(^0^)/つーかこのスレの年齢層ってどれ位なんだろう
ポケ板は消防多いからなー
>>433 このスレはポケ板の他のスレよりは平均年齢高いんじゃないかな
いつものSS書いてる人はエロパロでもたまに素晴らしい作品投下してる作者だから18歳以上だし(俺この人マジで尊敬する。俺は挫折して逃亡作者になったし)、俺も18だから
ヤライ「……」
ユウキ「ただいま帰りましたー。今日はタマムシデパートでいいものが買えましたよー」
ミライ「限定20個の目玉商品だったんだけど、ちょうど最後の1個が手に入って――」
ヤライ「うーむ……。ここの難易度が若干高めか……」
ユウキ「おや? 今日もプラチナですか。相変わらず精が出ますね」
ヨウジ「いんや。しばらくは積みゲーの消化なんだとよ」
ミライ「え……? 積みゲー……?」
ヨウジ「ああ。ヤライ兄ィのヤツ、ここんトコ、買ったゲームを溜め込んでたらしくてよ。
それを終わらせるために集中してるんだと。――ホラ、そこに積み重ねてあんだろ?」
ユウキ「溜め込んだゲーム……? ちょ、ちょっと待って下さい!
――ヤライ兄さん!?」
ヤライ「うん? どうした? 今日の料理当番ならおまえだろう。
俺は見ての通り忙しい。話しがあるのなら食後にゆっくり――」
ユウキ「違いますよ! 僕が聞きたいのはコレです、コレ! このゲームの山!」
ヤライ「ゲームの山……? ――積みゲーがどうかしたか?」
ユウキ「どうかしましたよ! なんですかこの未プレイのゲーム群は!
――兄さん、このあいだ、お金が無いって言ってましたよね?
ウナギが買えずにウナギパイで我慢するほど金欠だったハズですよね?」
ヤライ「ウナギを食べられなかったことが、そんなに悔しいのか?」
ユウキ「問題はそこじゃありません! なぜ大量のゲームソフトがこの家にあるんですか!?
ここまで無駄遣いをすれば金欠にもなりますよ!
何を考えてるんですか兄さんは!」
ヤライ「そうは言うがな。ゲームには初回特典というものが存在しており、
発売日から一定の期間だけ無料で受け取れる仕組みだ。
ゆえに発売日から時間が経過していると、
あとからネットオークションなどで落とすハメになり、返って金銭を消費して――」
ユウキ「言い訳は聞きたくありません! だいたい兄さんがプレイしてるソレ、
大合奏バンドブラザーズDXですよね!? いらないでしょ、どう考えても!
僕たちは本物の楽器を持ってるじゃないですか!」
ヤライ「判っていないな、ユウキ。
ワイファイコネクションを用いた幅広い地域との交流は、
生の楽器を使用する演奏とは一味違った出会いをもたらしてくれるものだ。
俺たちが音楽の道を行くのは自己満足のためか?
違うだろう。より多くの人々に楽しんでもらうため――」
ユウキ「そうやって思わせぶりな話し方をすれば共感が得られると思いましたか?
あいにく、その手には乗りませんよ。そんな手は情報弱者にしか通用しません!」
ヤライ「ぬぅ……。
――し、しかし、おまえだって無駄遣いの1つくらいはしているのだろう?」
ユウキ「とんでもない! 僕は限られた金銭を有効に使っています!
神と呼ばれしポケモンに誓い、決して無駄遣いなどしていません!」
ミライ「――さ、さすがね……。ユウキ兄さんが言うと説得力があるわ……」
ユウキ「褒めて頂き光栄です」
ヤライ「む、むむむ……。
そ、それならばユウキ! おまえは親父からの仕送りで何を購入しているというのだ?」
ユウキ「バネです!」
ヨウジ「すげェ無駄遣いだ!!」
出たw
GJ!
積みゲーして怒られるヤライには感情移入できるなw
バンブラDXでゴーゴー4の曲が配信される日が来るといいなぁ
>>434 もしかしてあなたは 10スレ目から11スレ目にかけて ここの小説書いてる人と仲良くしてた作者さんか?
違ったらゴメン
439 :
434:2008/10/13(月) 14:16:18 ID:???
確かにヤライの気持ちも分かるw
>>438 多分合ってる。保管庫で作品読み直すと、厨二病ってやつかな…なんか無駄設定多くて恥ずかしくて鬱になるよ
保守
ユウキ「聞き捨てなりませんね、ヨウジ。
バネを購入することのどこが無駄遣いだと言うんです?」
ヨウジ「いやいや、無駄遣いだろ、どう考えても。いらねーよ、バネなんて」
ユウキ「バネとは、素晴らしい伸縮性を持つ世紀の発明品です。
その魅力が判らないなんて、どうかしているとしか思えませんね」
ヨウジ「ぜんぜん悔しくねーや。
――ま、ヤライ兄ィの積みゲーと大して変わんねーわな。役立たずっつートコが」
ヤライ「なんだと……?」
ミライ「役立たずは言い過ぎだけど、たしかにヤライ兄さんはゲームを溜め込み過ぎよね。
わたしも無駄遣いだと思うなぁ……」
ヤライ「むむ……。言ってくれるじゃないか。
ならば、おまえたちは無駄遣いをしていないとでも言うのか?
――ミライ。おまえは仕送りの大半を化粧品や服に使っているだろう」
ミライ「う……。そ、それはホラ……。
仕方無いじゃない! わたしはゴーゴー4の紅一点!
わたしが、みすぼらしいカッコしてたらファンたちがガッカリするでしょ!」
ヤライ「そんなことはない。ミライは、ありのままが1番かわいいぞ」
ユウキ「ベタなセリフですねぇ」
ヨウジ「ヤライ兄ィは脳ミソ、化石だろ」
ヤライ「と、とにかく……。――ヨウジ。おまえもどうせ無駄遣いしているんだろう?」
ヨウジ「バカ言うなよ。オレァ兄貴たちみてェに無駄遣いなんてしねェっての」
ユウキ「本当ですか? ヨウジは欲望に忠実ですからねぇ……。怪しいものです」
ヨウジ「あーあ。これだから、カネの価値を判ってねェ人間はダメなんだよなぁ」
ヤライ「それならばヨウジ。おまえは仕送りの金銭で何を購入したんだ?」
ヨウジ「個人的に買ったモンはニンテンドーDSとポケットモンスタープラチナだな。
あとはホワイトデーのとき、ミライにプレゼントを買ったくらいだ」
ユウキ「え……? ちょっと待って下さい!
僕らがここへ来てから、すでに9ヵ月が経つんですよ!?
それにも関わらず、購入したものはそれだけですか!?」
ヨウジ「おうよ。
オレァ、いつ大金が必要になっても慌てねェよう、日頃から、しっかり貯金してんだ。
なんつっても、カネはこの世で1番信頼できるもんだからな。
警察だろうと政治家だろうと大金さえありゃあ動かせる可能性があるんだぜ?
そんな大事なモンをホイホイ垂れ流してるようにヤツらは、
今に後悔することになるだろうよ。オレはそんなバカどもと違って貯蓄してるってこった」
ヤライ「ぬぅ……。た、たしかに貯金するという行為は大切なことなのかもしれない。
しかし、金銭を1番信頼しているというのは、どうだろう。
心を通い合わせた家族や友人の存在こそ、
現代を生きる荒んだ若者たちに最も必要なものではないだろうか」
ヨウジ「ハッ! そんな綺麗ごとは時代にそぐわねーよ。
誰だってカネが1番大事だと心の中で思ってる。それこそ家族や友人なんかよりもな。
認めちまえよヤライ兄ィ。カネの切れ目が縁の切れ目なんだよ、この世は」
ヤライ「クッ……! 拝金主義の社会に毒されたか、ヨウジ。
おまえが、そこまで最低な人間だったとはな」
ヨウジ「おーおー、カネ持ってない人間が何言っても負けデルビルの遠吠えだな。
ま、せいぜい兄貴たちは無駄遣いを続けて落ちぶれてくれや。
オレァ節制を通して老後に備えとくからよ。ハハハ!
――んなことよりも、メシだ、メシ!
今日の当番はヤライ兄ィだろ? とっとと作ってくれよ。
――ん……?」
ヤライ「ユウキ。ミライ。――金銭が不要な状況に持ち込むには、どう動けばいいと思う?」
ミライ「うーん……。お金に価値が無くて食べ物が買えない世界っていうのは?」
ヤライ「なるほど……」
ユウキ「そういえば、北斗の拳で見たのですが、
核で滅びた世界には金銭にまったく価値が無いそうですよ」
ヤライ「おお! それだ!」
ヨウジ「そこまでするか!?」
GJ!今回は、それぞれの個性が強かった気がするw普段ツッコミばっかのヨウジは特にww
aga
ヤライ「まぁ、核の件は冗談としてもだな――」
ヨウジ「ヤライ兄ィが言うと冗談に聞こえねーよ」
ヤライ「やはり、金銭より信頼関係が大切だと思うんだ」
ヨウジ「しつけェな。何言われようがオレの考えは変わんねェっての」
ユウキ「うーん……。ヨウジのように金銭第一主義というのも考えものですが、
ヤライ兄さんの言う信頼とは、具体的にはどういうものなんでしょうか?」
ミライ「そこは押さえておきたいわよねー。
信頼関係は大事だけど、お金がなくっちゃ食べ物が買えないっていうのも事実だし……」
ヤライ「ふむ。いい機会だ。ここは1つ、俺の考える信頼関係というものを発表しよう」
ユウキ「それは名案です!
たとえヨウジでも、心変わりの可能性が無きにしもあらずですし」
ミライ「そうよね! ダーテングよりはマシになるかもしれないわよね!」
ヨウジ「オレの評価、すっげェ低いのな」
ヤライ「まぁ、物は試しだ。さっそく始めよう」
ヨウジ「時間の無駄遣いだと思うけどなぁ……」
ヤライ「――信頼関係が金銭より大切だと主張するのには理由がある。
何といっても、自分の身が危険に晒されたとき、助けを求められるというメリットだ」
ヨウジ「異議あり。ボディーガードならカネで雇える」
ヤライ「たしかにボディーガードを雇えば安全を確保することは可能だ。
だが、それは、自分を狙う敵がボディーガードより弱い場合のみに限られる」
ユウキ「なるほど。
ボディーガードといえど、自分が敵わない相手に挑みかかるとは思えませんしね」
ミライ「普通、雇い主を置いて逃げるわよねー。自分の命のほうが大事だし」
ヤライ「その通りだ。
それに比べて、信頼関係を築いた仲間ならば安心して背中を任せられる」
ヨウジ「そうかぁ?
そう思ってんのはヤライ兄ィだけで、お仲間とやらはスタコラ逃げるかもしれないぜェ?」
ヤライ「フフフ……。そう来ると思ったぞ、ヨウジ。俺が予想していた通りの台詞だな」
ヨウジ「なんだと……?」
ヤライ「おまえが言いそうなことは、事前に頭の中で展開済みだ。
そして、その主張を覆す、俺の体験談をまとめたレポートも執筆してある」
ユウキ「な……!? よ、用意周到ですね……。さすが兄さんです……」
ヨウジ「ハ、ハッタリだ、そんなモン! いくら兄貴だろうと、そこまでの準備は――」
ヤライ「ならば聞いてみるか……? 俺の体験談を……」
ミライ「が、画用紙!? ま、まさか本当に、前もって実話をまとめて――」
ヨウジ「ぐゥッ……! ――ふ、ふざけんな! 画用紙なんか持ち出しやがって!
どうせ、鉄拳みたいなネタでごまかす気だろ! 騙されねーぞ!」
ヤライ「フン! ならば、しかと耳にするがいい! 俺とポケモンの偽りなき信頼関係を!
ノンフィクションだ!」
◆
ヤライ「俺たちは追われていた……。
うっそうと生い茂る草木のなかにチラつく、無数の光る牙。
親父の使いを終え、山道を抜けようとしていた俺とヨーギラスは、
突如として現れたヘルガーの群れに恐怖し、必死で逃げ惑っていたのだ。
飢えた野犬どもは、ノコノコと姿を現した御馳走を見逃したりはしない。
ヘルガーたちのホームグラウンドということもあり、
ヤツらの絶妙な追撃は、俺とヨーギラスに少しづつではあるが確実に傷を負わせてゆく。
ヨーギラスと違い、山に慣れていない俺は幾度も転び、
それが敵との距離を縮める原因となっていた。
――もうダメだ! このままではヘルガーたちのエサになる!
絶望が脳裏をよぎり、もはやこれまでと諦めかけた刹那、ヨーギラスが動いた!
草陰から、牙を剥いて俺に飛びかかってきたヘルガーに向かって、
ヨーギラスはアイアンヘッドを見舞ったのだ!
頑丈な頭から繰り出された一撃に、たまらず崩れ落ちるヘルガー。
それを見ていた他のヘルガーたちは、恐怖のためか勇み足。
次の瞬間、呆気に取られる俺を横目で見ながら、ヨーギラスが吼えた!
『ヤライ! ここはおれに任せろ! おまえだけでも逃げ延びるんだ!』」
ヨウジ「ヨーギラスは喋らねーだろッ!!」
ちょwwいい話の予感したのにwww
毎度毎度オチがGJすぐる
この人は持ち上げてから落とすのが好きだからなw サイトのアーロンとルカリオ然り
とにかくGJ!
いよいよ500が近くなって来たな
>>449毎度乙wwwwwwwいつもオチで吹いてしまう
ヨウジ「こんのクソ兄貴ッ! 何がノンフィクションだ! 思いっきり捏造しやがって!
もうダメだ! 堪忍袋の緒が切れた! 今すぐボコボコにしてやらァッ!」
ヤライ「お前ごときが俺に勝てるつもりか?」
ユウキ「ちょ、ちょっと落ち着いて下さいよ、2人とも!」
ミライ「そうよ! こんな時間に騒いだら――」
ヨウジ「舐めんな! オレァ腕っ節には自信があんだ!
素手同士ならヤライ兄ィなんかにゃ負けねェんだよ!」
ヤライ「フン! 力押ししか出来ない単細胞が! 後悔することになるぞ!」
ヨウジ「上等だ、ゴラァアァァ――」
少女の声「ゴーゴーさーん、いらっしゃいますかー?」
ヤライ「ん……?」
ヨウジ「あ……?」
少女の声「夜分遅くに、すみませーん。わたし、隣の者ですー」
ユウキ「……ほ……ほらっ! 見たことですか! 言わんこっちゃないとはこのこと!
ヤライ兄さんとヨウジが暴れたせいで、お隣さんを怒らせちゃったじゃないですか!」
ミライ「ど、どうするのよ2人とも!」
ヤライ「え……、あ……。ど、どうすると言われても……。なぁ、ヨウジ」
ヨウジ「う……、ああ……。――や、やっぱここはいつも通り、ユウキ兄ィが――」
ユウキ「お断りです!
今回の件の責任は、すべてヤライ兄さんとヨウジにあるんですからね!
2人の尻拭いなんて御免こうむります!」
ミライ「そうよ! わたしたちは何もしてないんだから出て行く必要ないじゃない!
さっさと2人だけで謝ってきて!」
ヤライ「ぬぅ……。ミライとユウキの主張が正しいのは明白……」
ヨウジ「はぁ……。仕方ねェな。行ってくるか……」
お隣さん「あ! 初めまして! 夜遅くにすみません! わたし、隣に住んでる――」
ヤライ「申し訳ない!」
お隣さん「え……?」
ヨウジ「あーっと、その、なんだ……。今のドタバタは悪かった。
こんな時間に騒いじまって本当にすまねェ。頭下げるんで許してもらえねぇか?」
ヤライ「俺もコイツも頭に血が上っていてな。隣近所のことを考えている余裕がなかった。
未熟さゆえの過ちを許してほしい。この通りだ」
お隣さん「え? え? ――あの! 突然どうされたんですか!? なんで土下座を――」
ヤライ「もとより、この程度で許されるとは思っていない。
ディグダに穴を掘らせ、そこに頭を入れるタイプの土下座も辞さないつもりで俺は――」
お隣さん「いえ! そうではなくて!
わたしがここへ来たのは土下座を見るためじゃありませんよ?」
ヤライ「え……?」
お隣さん「おすそわけのためです!」
◆
ヨウジ「鍋の材料をオレらに?」
お隣さん「ええ。――今日はわたしの家で、お友達とお鍋をする予定だったんですけど、
皆さん、急な用事が入ったそうで……」
ヤライ「それで、自分が食す分を除く日持ちが悪そうな物を
持って来てくれたということか」
お隣さん「はい。この量をわたし1人で食べるのは無理があるので……。
――あの……。ご迷惑だったでしょうか?」
ヤライ「いや、そんなことはない。ありがたく頂こう。――なぁ、ヨウジ?」
ヨウジ「おう!
食事当番の誰かさんがチンタラしてたおかげで晩飯はまだなんだ。助かるぜ」
お隣さん「それは良かったです! ――では、どうぞ!」
ヤライ「おお! 3人分はありそうだな。――ありがとう、感謝する」
お隣さん「いえいえ。こちらこそ助かりました。
今後、そちらがお困りの際は、遠慮なく、おっしゃって下さいね。
わたしの特技といえばモノマネくらいなので、お力になれるかは判りませんけど」
ヨウジ「ああ、そりゃ一生世話になる機会のなさそうな特技――もがッ!?」
ヤライ「ハ、ハハハ……。あんまり調子に乗るなよ、ヨウジ……」
お隣さん「フフフ。仲の良い御兄弟ですね。羨ましいです。
――では、そろそろ、おいとまさせて頂きますね」
ヤライ「ああ。重ねて礼を言わせてもらう。ありがとう」
◆
ユウキ「――で……、今日は鍋物ですか」
ヤライ「うむ。貰った材料だけで大半が賄えるため、食費が浮いたわけだな」
ミライ「兄さんたちの話し声を聞いてたんだけど、
お隣さんが感じのいい人で良かったわよねー」
ヤライ「まったくだ。――都会の人間は冷たい、などという話しを頻繁に耳にするが、
そんなことはない。ここヤマブキシティは温かい場所じゃないか。
――おまえも少しは信頼関係の大切さを理解したか? ヨウジ」
ヨウジ「ん、まぁな。――本当は認めたかァねェが、実際にこんなことがあった直後だ。
今回ばかりはヤライ兄ィの言ってたことを信じてやるよ。
――だがな、捏造の事実は消えねェ。
オレの気が変わったら今度こそヤライ兄ィを完膚なきまでに叩きのめしてやっからな。
そこんトコは覚えとけよ」
ミライ「フフッ。素直じゃないわよねー」
ヨウジ「う、うっせぇっ!」
ユウキ「ハハハ。――何はともあれ一件落着ですね。
――それはそうと、鍋の中に随分と硬い物が入ってますね。何ですか、コレ?」
ヤライ「貰った材料が3人分ほどしかなかったものでな。
俺が用意した皮を入れておいたんだ」
ミライ「皮? もしかして鶏皮鍋ってやつ?
さすがにフグの皮は冷蔵庫に入ってなかったハズだし……」
ヤライ「いや。冷蔵庫を探しても鍋の材料になりそうな物は見つからなかったもので……。
――うぅむ……。やはり硬すぎて食材向きではなかったか……。
小太鼓の皮は」
ヨウジ「やっぱり今すぐブッ飛ばすッ!!」
ちょwwこれからどうすんだそれwww
…ところで、この新キャラはもしや、かるび氏のあの超大作の重要キャラと同一人物?
>>458 軽い気持ちでお隣さんとして登場させましたが、性格は意図的に似せています。
>>459 やったー(^o^)v
俺の大好きなあのコ確定だー!
なんにせよいつもGJ!続き楽しみにしてます
今まで何度も売り飛ばされそうになって
そのたびに危機を脱してきたヨウジのスタイラーもついに分解されたかw
>>431 友達がたまたま一回だけ読んだことあるって言ってた
確認してみると確か4兄弟は出てきてなかったって言ってたが、連載してたんだったら出てきてたかもな。
SSほんとGJです
保守
男三人の中で一番イケメン(美形)なのは誰だろう。
ダントツ可愛いのはミライで決定だし
一番ハンサムなのは恐らくヤライだろうな
だが、「美形」となると中性的な顔立ちながらユウキかもしれない
今話し合う上でのイケメンの定義を何とするかがカギか
…ヨウジ?まあ体格がいいから逞しくて男らしいってイメージはあるんじゃね
ミライが一番かわいいってのはもはや確定だろうなぁ
>>466 ヨウジの扱いにワロタwwww
俺のイメージではミライとユウキが母親似でヤライは父親似寄りな気がする
ヨウジは・・・ほら、どっちも・・・・・とか
母親がどんなだったかは謎のはずだが…
まさかヨウジは…拾われた子なのか…!?
ヤライ「ぬ……。ここの難易度は記憶にあるより高めだな……」
ヨウジ「……なぁ、ユウキ兄ィ……」
ユウキ「なんです?」
ヨウジ「ヤライ兄ィのヤツ、なにやってんだ?」
ユウキ「どうやら、ポケモンレンジャー1作目を再プレイしているみたいですね」
ヨウジ「いやいや、そういうことじゃねーよ。なんで今、ゲームやってんのかって話しだ。
今日は、ヤライ兄ィがブッ壊して鍋の材料にしたオレのスタイラーを
修理に出しに行く約束だろ? 朝っぱらからゲームとか、おかしいだろーが」
ミライ「わたしもそう思って声をかけたんだけど、『あとにしろ』の一点張りなのよねー」
ユウキ「おそらく、兄さんは何か重要なイベントの情報を発見したのではないでしょうか」
ヨウジ「重要なイベント?」
ユウキ「ええ。――以前、ゴーゴー団解散後の父さんの動向を知ることができる
イベントを見つけましたよね?」
ミライ「配信ミッション、『だいじなタマゴをとりもどせ!』のコト?」
ユウキ「そうです。――僕が考えるに、兄さんはそういったゴーゴー団に関する
重要な情報が得られるイベントの存在をどこかで知り、それを発見するため、
ポケモンレンジャーを初めからプレイしているのではないか、と……」
ヨウジ「そんなイベントあんのかぁ?」
ミライ「聞いたことないわよねー。
だいたいそんな重要なミッションがあるなら、わたしたちが知らないのはおかしくない?」
ユウキ「現に僕らは、
父さんが登場するミッションのことを最近まで知らなかったじゃないですか」
ミライ「そ、それは……、たしかにそうだけど……」
ユウキ「もし、新たなゴーゴー団に関するイベントを発見することができたのなら、
それはとても意義のあることですよ。僕らにとってもファンの皆さんにとっても」
ヨウジ「いや、まぁ、そいつァそうだろうけどよ……。
ファンのためを思うなら、まずはオレのスタイラーを修理すんのが先じゃね?」
ユウキ「気持ちは判りますがヨウジ、あそこまで真剣な表情でプレイしている兄さんに
水を差すのは好ましくありません。今日のところは家事全般を僕らでこなし、
兄さんにはイベント発見に集中してもらいましょう。
クリア後のミッションを含めても半日ほどで終わらせることが可能なゲームですし」
ヨウジ「チッ……。仕方ねェな……」
◆
AM10:00
ミライ「ヨウジ兄さん、洗剤取ってくれる?」
ヨウジ「おう、これか?」
ミライ「そっちじゃなくて、部屋干しでも臭わないほう――」
AM11:45
ヨウジ「あー、ほんとに冷蔵庫ンなか空っぽだな。どうする、ユウキ兄ィ?」
ユウキ「カチャの実があるので煮つけにしましょう。みりんを用意して下さい」
PM4:55
ミライ「もうすぐ値引きシールが貼られる時間ね。覚悟はいい? ユウキ兄さん」
ユウキ「ええ。狙い目のおつとめ品はチェック済みです」
◆
ヨウジ「あぁ、疲れた。――晩メシ間近だってのにヤライ兄ィのヤツ、動こうとしねーな」
ユウキ「ゲームを始めてから10時間……。再プレイならばクリアしてもいい頃ですね」
ミライ「ねぇ。本当にヤライ兄さんはイベント発見のためにプレイしてるの?
ただ遊んでるだけってことは……」
ユウキ「しかし、キャプチャ・チャレンジやアリーナをやり込んだ兄さんが、
今さら意味もなくポケモンレンジャーを再プレイするというのは考えにくいことです」
ヨウジ「だけどよ、ネットでとっくに情報が出尽くしたゲームをやっても、
何かが見つかるとは思えねーんだよな。このあいだの配信ミッションの件は例外だろ」
ユウキ「う……。そう言われると僕も自信が……。
――2人の言うことも判る気がします。やはり兄さんに直接訊いてみたほうが――」
ヤライ「出たッ! ついに出たぞッ!」
ユ・ヨ・ミ「ッ――!?」
ヤライ「やっと見つけた!
この発見は再プレイしてでも確認するだけの価値があったぞ!」
ヨウジ「あ、あの喜びよう……」
ミライ「ま、まさか……」
ユウキ「――み、見つけたんですよ、兄さんは!
間違いありません! 隅々までゲームをやり尽くすことによって、
ゴーゴー団に関する貴重な情報を入手したんです!」
ヨウジ「マ、マジかよ……?」
ミライ「さっきから、発見したって騒いでるじゃない! この状況が何よりの証拠よ!」
ユウキ「そうです! その通りです!
騒ぎたてるほどの発見なんて、僕らに関するイベント以外に考えられません!
――兄さん! おめでとうございます!
今回の発見はゴーゴー4躍進のための大きな後押しとなるで――」
ヤライ「情報通りだった!
女主人公でプレイするとカイオーガミッションでのアリアとの会話が百合っぽく見える!」
ヨウジ「オレの10時間返せッ!!」
GJww散々引っ張った揚句そことはwww
>狙い目のおつとめ品はチェック済みです
どんどんセレブリティから遠ざかって行くw
ヤライwwwwwwもはや廃人wwwww
家事をするミライ萌え
今更だがユウキは料理とか得意そうだw
このスレってポケモン板とは思えないほど平和だよな。こんな全然荒れないスレそうそう無い
ヤライ「うーむ……。この画像はこちらのフォルダに……」
ヨウジ「おい、ヤライ兄ィ」
ヤライ「うん?」
ヨウジ「『うん?』じゃねーよ! なにしてんだよ、いったい!」
ヤライ「パソコンに保存してある画像の整理だが」
ヨウジ「そういうことじゃねーよ!
なんでオレのスタイラーの修理が後回しになってんのかって話しだ!
おかしいだろ!? ゴーゴー4の存続にかかわるデケェ問題だろーがよ!」
ヤライ「いや。
しばらく考えてみたのだが、やはり小太鼓に大した重要性は無いと思うのだ。
――と、言うより、
いっそのこと、ゴーゴー3に改名するのも、やぶさかではないというか……」
ヨウジ「おいおい! 今、さらっとトンでもねえコト言ったぞ!?
オレたちの存在意義を根底から揺るがす問題発言だ!
記者会見開いて謝っても許されねーレベルだろ! 今のは!」
ヤライ「そういきり立つな、ヨウジ。
芸能界で活動してゆくにはブラックジョークを受け流せる寛容さが大切だ。
たとえば、島○紳助氏は人の短所を指摘することで笑いを取っているが――
――ん!? ……これは……」
ヨウジ「な、なんだよ? いきなり……」
ヤライ「ユウキめ。ロックを掛け忘れているぞ。不用心な」
ヨウジ「あん? ロック? 『快盗! ポケモン7』に出てくるナンパ男か?」
ヤライ「いや、そっちではない。
――パソコンに保存した画像入りのフォルダには、
プライバシーを守るため、パスワードを用いたカギを掛けておくものだが、
ユウキのヤツ、自分のフォルダをロックし忘れていたようだ。
ミライに見られたら困る画像もあるだろうに……」
ヨウジ「へぇ……、そんな機能があんのか……。
――なぁ、なぁ、ヤライ兄ィ。ちょっと、中、見てみようぜ」
ヤライ「何を言っている。このフォルダはユウキのものだと今しがた説明しただろう。
いかに兄妹であろうと、プライバシーを害することは避けねばならん」
ヨウジ「かてぇコト言うなよ、ヤライ兄ィ。ちょっとだけだって。
ヤライ兄ィだって、ユウキ兄ィがどんな趣味してんのか気になんだろ?」
ヤライ「し、しかし……」
ヨウジ「えーと、このボタンを2回連続で押すんだったか? よっと――」
ヤライ「お、おい、ヨウジ! 勝手にマウスを――
――あっ!」
ヨウジ「……」
ヤライ「……」
ヨウジ「全部バネ画像……」
今俺とヤライがハマってること被った(画像の整理)
てかユウキどんだけw
保線工事
ユウキに脱帽したwwwお見事www
保守
ヤライ「いよいよ、12月4日のポケモンアニメで来年の映画情報が発表されるのか……」
ヨウジ「……」
ヤライ「今から楽しみで仕方がないな。
三部作の完結編に相応しいクオリティになることを願おう」
ヨウジ「……」
ヤライ「やはり今回も劇場でポケモンのデータの配布があるのだろうか?
――と、すると、やはり――」
ヨウジ「おい、ヤライ兄ィ」
ヤライ「うん? どうした、ヨウジ?」
ヨウジ「布団の中で独り言すんのやめろ。うるさくて眠れねーだろ」
ヤライ「いや。今日はなかなか寝付けなくてな。少し考え事を――」
ヨウジ「するにしても口に出すな。
明日こそオレのスタイラーを修理しに行くんだからな。今日はしっかり寝ときてェんだよ」
ヤライ「む……。
――おまえは、孤独に打ちひしがれる兄と、自分のスタイラー――。
どちらが大切だと言うのだ?」
ヨウジ「スタイラー」
ヤライ「即答とは……。
――おまえ、ミライが産まれたころから冷たくなったよな」
ヨウジ「亭主関白に悩む人妻みてェなコト言ってんじゃねーよ。気持ちわりィな。
――ったく……。フィオレに居たころなら、こんなふうに4人で雑魚寝なんてしなくても、
一人一部屋づつだったのによ……」
ヤライ「とにかく眠れんのだ! 俺の目は冴えている!
その鋭さは何ものをも見通すレントラーの眼力の如し!」
ヨウジ「だー、もう、うっせェ! ユウキ兄ィとミライまで起きちまったらどーすんだよ!
寝れねーんだったら隣の部屋でテレビでも見てりゃいーだろ!」
ヤライ「あいにくと今夜は、めぼしい番組がなくてな」
ヨウジ「だったらDSでもやってろ! とにかくオレの眠りを妨げんな!」
ヤライ「ふむ……。仕方あるまい……。
大合奏バンドブラザーズDXでもプレイするとしよう」
ヨウジ「イヤホン忘れんなよ! 絶対に音漏らすんじゃねーぞ!
ちょっとでもゲームの音楽が聞こえたらブッ飛ばすからな!」
ヤライ「わかっている。苛立ちを抑さえろ、ヨウジ。
音楽活動に励むものとして、イヤホンやヘッドホンは上質な物を揃えているのだ。
音漏れはしないさ」
ヨウジ「チッ……。ホントに漏らすなよ」
ヤライ「ああ。その点において抜かりはない。――さっそくプレイ開始だ。
――うーむ……。どの曲にすべきか……。――おっ! これなんか良さそうだ!」
ヨウジ「ったく……。なんでオレが深夜に体力使わなきゃなんねェんだよ。
このバカ兄貴はどんだけ人に迷惑掛けりゃ気が済むんだ。
気のせいかオレばっかり兄貴の尻拭いしてる気がすんぞ。――だいたい――」
ヤライ「あっこーがれーよりー♪ あっこーがれーいじょーおのー♪
ものをーいだーいーてーるー♪」
ヨウジ「カラオケやったらイヤホンしてる意味ねーだろッ!!」
即答にワロタw
GJ!てかなんか愚痴聞いてたらヨウジがかわいそうに見えてきたw
まあでもヨウジはいじられキャラだしなw
>>432亀だが俺の息子がそれ持ってた
4兄妹とお父様も出てたぜ!
マジかよ!ラゴウが漫画に登場なんて公式では唯一じゃないか?
さすが、快盗!ポケモン7のあさだみほさんだ
ヨウジ「だいたい、歌詞、間違ってんじゃねーか!」
ヤライ「うん? どこだ?」
ヨウジ「サビの部分だよ。
『ゆめをいだいてる』が『ものをいだいてる』になってただろ」
ヤライ「おお! よく気がついたな!」
ヨウジ「――なぁ、ヤライ兄ィ。
オレたち作詞家はよ、毎日、必死に頭ひねって、いい歌詞を作ろうと頑張ってんだよ。
だから、その努力をヴォーカルのミスで無かったコトにされんのは、すげェ悔しいワケだ。
そこんトコ、理解してっか?」
ヤライ「ああ、わかってる、わかってる。
――む……。今日はどうも調子が悪いな。リズムに乗れん」
ヨウジ「いやいや、ぜってー判ってねーだろッ! んだよ今の適当な返事!
つーか、なに、ゲームの攻略に戻ってんだよ!
最初からオレの話しなんざ聞く気ねーって態度だなァ、オイ!」
ミライ「うぅん……。――なによぉ、うるさいわねぇ……」
ヨウジ「あ……、ヤベ……」
ヤライ「そら見たことか。ヨウジが騒ぎ立てたおかげでミライが起きてしまった」
ヨウジ「オレだけのせいじゃねーだろ! 原因はヤライ兄ィにほとんど――」
ミライ「2人とも……、いま何時だと思ってるのよ……」
ヨウジ「わ、わりィ、わりィ……。
なんかよ、ヤライ兄ィが、眠れねェを連呼してて、うるせェんだよ」
ミライ「……ヤライ兄さん……?」
ヤライ「うむ。どういうわけか、毛ほどの睡魔も襲ってこないのだ。
まるで、滋養強壮アーボックドリンクを飲んだ時のごとく」
ミライ「ふぅん……。何か心当たりはないの? 一日中寝て過ごしたとか」
ヤライ「いや。とくに普段と違う行動を取った覚えはないが……。
――強いて言えば……」
ミライ「強いて言えば?」
ヤライ「――夕方頃、俺は、すき家の新メニュー、豚トロ角煮丼に舌包みを打とうと、
街へ繰り出したのだが――」
ヨウジ「そんなヒマがあんならオレのスタイラー直せよ」
ヤライ「そのときに、街中でスリーパーに出会ったのだ」
ミライ「スリーパー?」
ヤライ「ああ。何の変哲もない野生のスリーパーだ。珍しくもあるまい」
ヨウジ「まぁ……、たしかにな……」
ヤライ「で、そのスリーパーが手にしている振り子を目にした直後のことなのだが――
気が付いたら病院のベッドで点滴を受けていた」
ヨウジ「あからさまに怪しーだろッ!!」
GJ!強いて言えばなんてレベルじゃねえwてか変哲ありまくりwwこえぇよww
しかし、ヨウジのスタイラー、酷く優先順位低いなw
さすが作詞家なだけあってヨウジは歌詞の間違いに敏感だなw
ミライ「病院で点滴って……。
そんな大事なこと、なんで今まで黙ってたのよ!」
ヤライ「いや。とくに話す必要はないだろうと考えてな。
医者に、タダの栄養失調と診断されたもので」
ヨウジ「医療ミスだろ、ソレ……」
ミライ「とにかく、そのスリーパーが怪しいっていうのは間違いないわね」
ヤライ「まぁ、いま思い返すと疑わしいのはあのスリーパーだな」
ヨウジ「でもよ、スリーパーに眠らされたっつーハナシはしょっちゅう聞くが、
不眠症にされたっつーのは聞いたコトねェなァ……」
ヤライ「うむ。スリーパーについて、さらに詳しく調べてみる必要がありそうだ。
ミライ、本棚にあるポケモンの攻略本を取ってくれ」
ミライ「あ、うん!」
ヨウジ「どうだ、ヤライ兄ィ?」
ヤライ「ううむ……。『なやみのタネ』は覚えないか……」
ミライ「他に相手を眠らせるワザっていえば、『さわぐ』があるけど、
これも覚えないし……」
ヤライ「――む……!? まてよ……。
――スキルスワップ……、これだ!」
ヨウジ「な、なんだよ? どういうこった?」
ヤライ「スリーパーの特性は『ふみん』、または『よちむ』。
つまり、俺の出会ったスリーパーが不眠持ちで、
スキルスワップを使用したと考えれば……」
ミライ「!?……。そ、それよっ! それだわ!」
ヨウジ「ちょっと待て!
たしかにイイ線行ってるかもしんねェが、スキルスワップは特性を入れ替えるワザだろ?
ヤライ兄ィの特性ってなんだよ? 人間にもあんのか?」
ミライ「う……、それは……」
ヤライ「――ふむ……。
では、おまえたち。俺に特性が備わっているとすれば、どういったものだと推測する?」
ミライ「自分勝手」
ヨウジ「クソ兄貴」
ヤライ「酷い言いようだな。
――というか、もはやタダの悪口と化しているぞ」
ミライ「――う〜ん……。
じゃあ、ヤライ兄ィさんは自分にどんな特性があると思ってるの?」
ヤライ「――ううむ……。自身の個性を語るというのはなんとも気恥ずかしいが……。
――そうだな……。
おそらく、『家族想い』といったところか」
ヨ・ミ「それはない」
×ミライ「他に相手を眠らせるワザっていえば、『さわぐ』があるけど
○ミライ「他に相手を眠らせないようにするワザっていえば、『さわぐ』があるけど
うわああ続き気になるうううう
ミライとヨウジに言われ放題だなw
GJ!ユウキ起きねぇww
いい機会だ。4兄弟の特性をみんなで考えてみないか?俺はこう思う↓
ヤライ…プレッシャーorマイペース
ユウキ…じりょく
ヨウジ…なまけorちからもち
ミライ…メロメロボディ
なかなか合ってるな
じりょく吹いたwwwwwww
なんでじりょくwwwwww
ヤライ「ううむ……。俺の特性……。――いったい、どういうものなのだろうか……」
ミライ「……そうだ! ――ねぇヤライ兄さん。何かいつもと違うところはない?」
ヤライ「違うところ?」
ミライ「うん! 兄さんにもともと備わってた特性がスリーパーに移ったっていうなら、
それが体に変化を与えるハズじゃない?
つまり、自分自身で、変わったなー、と思うところを探せばいいのよ」
ヨウジ「おっ! 考えたじゃねーか、ミライ」
ヤライ「変わったところ……か……。――ッ……! そういえば!」
ミライ「何か気がついた?」
ヤライ「うむ。おそらくこれだと思うのだが……」
ヨウジ「あん? なんだよ? ギターなんか持ち出して」
ヤライ「ん、コホン……。――野望のメロディ天高く!」
ミライ「え……? ちょ――、ヤライ兄さん!?」
ヨウジ「正気か、ヤライ兄ィ!? こんな真夜中にギターなんか鳴らしたら――」
ミライ「ユウキ兄さんが起きるだけじゃ済まないわよ!? 今度こそ近所の人に怒られて――」
ヤライ「いや……。どうやらその心配は無用らしい」
ミライ「え……?」
ヤライ「ギターの弾き方がわからん」
ヨウジ「な……!?」
ミライ「ど、どういうこと……?」
ヤライ「――スリーパーめ。とんでもないものを盗んでくれたな」
ヨウジ「だからどういうこったよ? 説明してくれ」
ヤライ「――ヨウジ。先ほど俺が、大合奏バンドブラザーズDXに興じていたとき、
ミスを犯したのだが、覚えているか?」
ヨウジ「ん? ああ、アレだろ。歌詞の間違い……、サビの部分」
ヤライ「そうだ。――さらにその直後、俺は自分の腕が落ちていることに気づき、
『今日はどうも調子が悪いな。リズムに乗れん』と呟いた。
――ここから導き出される答えは1つ――」
ミライ「あっ……!」
ヨウジ「ま、まさかヤライ兄ィ!」
ヤライ「そう――。俺がバンド活動を行う上で最も重要なもの――
『音楽家』という名の特性をスキルスワップの力で奪われてしまったのだ!」
ミライ「そ、そんな……」
ヨウジ「マジかよ……」
ヤライ「俺とて信じたくはないが、この状況が事実であると示している。
俺はスリーパーの技に惑わされ、重要な能力を盗まれたワケだ」
ヨウジ「だ、だったら、なんでそんなにノンビリしてんだよ!
ゴーゴー4の存続がかかってんだぞ! この一大事に――」
ヤライ「一大事だからこそ――。
このような状況だからこそ、取り乱さないことが大切だとは思わないか?」
ヨウジ「う……」
ヤライ「幸いなことに敵の正体は判明している。
ならばこそ、心を鎮め、冷静に対処するべきだろう」
ミライ「ヤライ兄さん……」
ヤライ「立ち止まっているヒマはない。俺たちの夢が朽ちるか否かの瀬戸際だ」
ヨウジ「お、おうっ!」
ヤライ「よし! やるぞ! 兄妹たち!
ゴーゴー3に改名だ!」
ヨウジ「諦めんのかよッ!!」
GJ!てかこれ、ある意味「こんじょう」奪われてるだろw
ユウキどんだけ爆睡してんだww
ヤライ「す、すまん。冷静さを欠いているせいで発言も支離滅裂になりがちでな」
ヨウジ「テンパッてんなぁ、ヤライ兄ィ」
ミライ「仕方無いわよ。いきなり演奏ができなくなるなんて、
ヤライ兄さんにとってはホントに辛いことだもん」
ヨウジ「で、どうすんだよ、これから?」
ヤライ「うむ。こういった危機的状況でこそ元幹部としての采配が試されるワケだ。
まずは警察に被害届を出すべきだろう。――それから――」
ヨウジ「オレたちも街に繰り出してスリーパーを捜すんだな?」
ヤライ「それも視野に入れているが、先にネットの力を使おうと思う。
――世界中に張り巡らされたネットの網はときに極秘情報でさえも捕らえる。
おそらくヤマブキシティに出没する不審なポケモンの情報も見つかるハズだ」
ヨウジ「お、おう。そっち方面のこたぁよくわかんねーけど便利なモンだな。
んじゃ、ヤライ兄ィがパソコンで探してるあいだにオレが警察に電話を――」
ヤライ「いや。パソコンの操作は機械に精通しているユウキが適任だ」
ミライ「ユウキ……兄さん……?」
ユウキ「ZZZ……」
ヨウジ「……漫画みたいな効果音出しながら寝てんぞ……」
ヤライ「今は一刻を争う事態だ。起こすぞ」
ミライ「と、いうか、これだけ大騒ぎしてるのに起きないって凄いわね……」
ヤライ「おい! ユウキ! 目を覚めせ!」
ユウキ「う〜ん……。バネ……。伝説の……」
ヤライ「幸せな夢を見ているところ申し訳ないが、
バンド活動に支障がでるほどの重大な事件が発生したんだ! 頼むから起きてくれ!」
ユウキ「はい……。バンドが好きです……。でも、バネはもっと好きです……」
ヤライ「むう……。なんという眠りの深さ。一向に目覚める様子を見せない……」
ミライ「ちょっといい? ヤライ兄さん」
ヤライ「うん? ――ミ、ミライ?」
ヨウジ「おおっ! スタイラーで起こすんだな!?」
ミライ「うん! これを耳元で鳴らされれば、さすがのユウキ兄さんも――」
ユウキ「誰だッ! こんな時間に騒いでるのはッ!」
ヨウジ「うおっ! いきなり起きた!」
ミライ「てゆーかユウキ兄さん、血圧低そう!」
ユウキ「バネに囲まれる幸せを破壊された悔しさをバネに――」
ヤライ「落ち着けユウキ! ――ね、寝ボケているのか!?」
ユウキ「バネだバネだ、リベンジだぁぁぁッ!!」
◆
ユウキ「ん……。う〜ん……。朝か……。
――今朝も清々しい空気だ。オニスズメのさえずりが耳に心地いい……。
絶好のバンド日和だし、早くヨウジのスタイラーを修理して活動を再開したいなぁ……。
――こんなにいい天気なんですから、兄さんたちもそろそろ目を覚ましたほうが――
――って、うわッ! なんでみんな満身創痍なんですかッ!?」
ヤライ「……いや……、色々とあってな……」
ヨウジ「結局、朝になっちまった……」
ユウキバネ好きだなw
伝説のバネってなんだw
GJ!サイトのゴーゴー団小説も読んだぜ!
俺もサイトの新作読みました。なんか向こうに書き込めないからここで感想を…
あそこまで食べ物で熱くなる兄弟とオチが面白かったw
他のゴーゴー4兄弟の短編も楽しみに待ってる
保守
ユウキ「なるほど。そういうワケでしたか……。
でも、緊急時だったんですから夜中とはいえ起こしてくれても構いませんでしたよ?」
ヤライ「もちろん試みたのだが、見ての通り、いらぬ手傷を負うことになってしまってな」
ユウキ「たしかに酷いケガですねぇ……。本当に何があったんです?」
ヤライ「いや。もういい。済んだことだ。
それよりも今は目の前の問題に専念したい」
ユウキ「あ、はい! 兄さんの特性を奪っていったスリーパーの捜索――ですよね?」
ミライ「うん。それでユウキ兄さんにはパソコンで情報を集めてもらいたいんだけど……」
ユウキ「任せて下さい。
必ずやスリーパーの居場所を突き止めて見せますよ」
ヨウジ「おーい。警察のほうには連絡入れといたぜェ」
ヤライ「うむ。ご苦労。――それで何と?」
ヨウジ「すぐにでも捜索を始めるらしいが、
ヤライ兄ィに事情聴取するってんで、ポリ公が1人、こっちに来るらしいぜ」
ヤライ「そうか……。これでスムーズに解決と相成ればよいのだが――
うッ……!?」
ミライ「ヤライ兄さん!?」
ヤライ「き、気にするな。少し目眩がしただけだ……」
ユウキ「いえ。気にしないワケにもいかないかもしれませんよ……」
ヤライ「うん?」
ヨウジ「どういうこった?」
ユウキ「以前、外国で、『人は睡眠を取らないとどうなってしまうのか』
という実験が行われたのですが、その記録によると、被験者は幻聴や幻覚に見舞われ、
脳に障害を残す形となってしまったらしいのです」
ミライ「え……」
ユウキ「被験者は、実験を終えて日常に戻ったあとも
後遺症に苦しめられているらしいですよ」
ヤライ「な……。
――と、いうことは……、今の目眩は体が壊れる前兆……」
ユウキ「ええ。このまま不眠状態が続けば、兄さんの体は徐々に蝕まれ最終的に――」
ヨウジ「オ、オイオイ、あんま脅かすなよ、ユウキ兄ィ!」
ユウキ「あ、すみません! つい……。
――あ、安心して下さいね、兄さん!
廃人になる前に、
発狂して車道に飛び出し、そのまま事故死する可能性のほうが高いですから!」
ヨウジ「フォローになってねェ!!」
GJ!
睡眠は大事なんだな
これからはしっかり睡眠を取らねば
睡眠ってやっぱ大切なんだなw
気をつけないと
ヤライ「駄目だ……。絶望の2文字しか浮かばん……」
ミライ「し、しっかりして! ヤライ兄さん!
ホラ! なみのりピカチュウあげるから!」
ユウキ「何かもう虫の息ですね」
ヨウジ「そりゃそうだろ。頭がおかしくなって死ぬなんて言われりゃ……」
ユウキ「兄さん、そしてゴーゴー4のためにも、
早期の解決が望まれているということですか。これは気合を入れて取り組まないと……」
ヨウジ「ネットだと、どんくらいで情報が集まんだ?」
ユウキ「まだ事件が公になっていないので口コミには期待できそうにありませんね」
ミライ「かといって事件が起きたことが広まるのを待ってたらヤライ兄さんが――」
ユウキ「そこなんですよ。
ですから、過去に似たような事件が無かったかを調べる別方向からのアプローチが――
ん……? これは……。
――ふぅ……。またですか。懲りませんねぇ……」
ヨウジ「あん? どした?」
689:短パン小僧の名無しが勝負を仕掛けてきた!
ポケモンレンジャーとかクソゲー過ぎて話しになんねーよw
せいぜい配布ポケモンのためにプレイするくらいだなw
ヨウジ「あッ……! またここか!」
ユウキ「ええ。相変わらずポケモンレンジャーに対する誹謗中傷が多いですね」
ヨウジ「んっとに、この匿名掲示板にゃロクなヤツがいねーな!
前もバンドをバカにしやがったしよ!」
ミライ「抑えて、ヨウジ兄さん。
わたしだって悔しいけど、こんな書き込みをいちいち相手にしてたらキリがな――」
690:短パン小僧の名無しが勝負を仕掛けてきた!
とくに悪役4人組の女がウザいな。テラスイーツ(笑)
ミライ「な、なんですってェッ!?
どーせこんな掲示板に書き込んでるの、ニートかフリーターでしょ!
ふざけんじゃないわよ!」
ユウキ「ミ、ミライ! 落ち着きなさい! そんなに乱暴に扱ったらパソコンが壊れます!」
ヨウジ「よっしゃ! ここでひとこと、ガツンと言ってやらァ!」
ヤライ「……俺が完全に蚊帳の外……」
波乗りピカチュウww
てかオチが新鮮すぐるwww
色んなスレでよく見かける単語だが、スイーツって2ちゃんだとどういう意味なんだ?
ヤライを助けるつもりが横道にずれとるw
GJ!ヤライが廃人になるかどうかの瀬戸際だというのにww
保守政党
GJ
ヤライの命に関わる問題なのに随分とのん気な奴らだなw
732:短パン小僧の名無しが勝負を仕掛けてきた!
システムも音楽もクソだってのに、何必死で擁護してんだよw
ホントにおまえらヒマ人だなw
ヨウジ「ノヤロォ、調子こいてんじゃねーぞゴラァ!」
ミライ「あー、もう、ムカつくムカつく! ユウキ兄さんも何か書き込んでよ!」
ユウキ「もういいでしょう、2人とも。
こういうのは構ってもらうのが目的ですから言い返せば言い返すほど喜んで――
と――、誰か来たようですね」
ヨウジ「ん? ああ、そういや警察が事情聴取に来るんだったな」
ミライ「え? もうそんなに時間が経ってたの?」
ヤライ「おまえたち……」
ユウキ「今は兄さんを助けることが先決ですからね。ちょっと行ってきま――」
細身の男「失礼する! ――ハン! サム! しゃきーん!」
ヨウジ「うおっ! 勝手に入って来た!」
ミライ「てゆーか、なに今のポーズ!? それに動きがくどい!」
ヤライ「はっ……!? もしやあなたは――」
ユウキ「知ってるんですか、兄さん!?」
ヤライ「――いつもテレビでご活躍を拝見しております」
細身の男「あ! これはご丁寧にどうも――」
ミライ「え? だれ? 有名人?」
ユウキ「いったい何者なんですか?」
細身の男「フフフ……。よくぞ聞いてくれた。
ワタシは世界を股にかける国際警察の一員――。
コードネームは、ハン! サム! しゃきーん!」
ヨウジ「そのポーズはもういい」
ミライ「思い出した! この人アレよ! ポケモンサンデーに出てる――」
ユウキ「あっ! もしかしてロバートの山本さんですか!?」
ヨウジ「え? じゃあ警察じゃねーだろ!?」
山本「な、何を言う! ワタシは正真正銘の国際警察――。
見たまえ! 警察手帳だって、このとおり!」
ユウキ「うわっ! 警察手帳なんか偽造して、犯罪ですよ!?
というか、バレてますって! 僕ら、ポケモンサンデー毎週観てるんですから!」
ヤライ「――まぁ、その話題はひとまず置いておくとしてだ――」
ヨウジ「スルーすんのかよ」
ミライ「ある意味、空気読んでるわね……」
ヤライ「警察が事情聴取に来るという報告は受けていたが、
何ゆえ国際警察ともあろう方が?」
山本「ああ。じつはだね、このヤマブキシティに、フィオレで暗躍していた犯罪組織――
ゴーゴー団の残党が逃れてきていると聞いて、極秘の捜査を行っているんだ」
ミライ「え……?
――ヤ、ヤライ兄さん!? もしかして――」
ヤライ「う、うむ――。おそらく俺たちのことだろう」
山本「今回はその任務の合間を縫って、
スリーパー事件の解決に協力しているというワケだ」
ヨウジ「や、やべーぞ、ヤライ兄ィ! こんなトコまで嗅ぎつけてきやがった!」
ヤライ「落ち着け、ヨウジ。たしかにポケサンカンパニー情報部の力は凄まじいが、
幸いにもこの男は、俺たちが元ゴーゴー団幹部だと気づいていないらしい。
おまけに、極秘任務の内容をペラペラと喋っている。
これほど間の抜けた人間であれば、なんとかあしらえるはずだ」
ユウキ「そ、そうですよね!
だいたいこの人、国際警察じゃなくてお笑い芸人ですもんね!
よく考えたら大した脅威じゃありません!」
ヤライ「うむ――。冷静に対処するぞ。言動には細心の注意を払え」
ミライ「うん!」
山本「――ワタシが追いかけているヤマ――。
ゴーゴー団は当時、フィオレで相当暴れていたらしい」
ユウキ「さ、さぞかし大きな組織だったんでしょうねぇ……」
山本「ああ――。ゴーゴー団はその組織力ゆえ、様々な悪事に手を染めていたようだ。
――盗み、恐喝、暴力、密猟――。
そして、マクド○ルドのサクラ――」
ヨウジ「それはやってねーよッ!!」
ヨウジwww
まさかのハンサム山本出演w
ハンサムって山本のことだったんだな
山本「ん? どうしてキミがそんなコトを知っているんだい?」
ヨウジ「え? あ、えっと、そいつァ……」
ヤライ「言動に気をつけろと言ったそばから迂闊な反論――。
ヨウジ、そのツッコミグセをなんとかしろ」
ヨウジ「オレにツッコミグセが付いたのはヤライ兄ィのせいだろ!」
ユウキ「と、とにかく、早く言い繕わないと――」
ヤライ「ツッ……!? ぐゥッ!!」
ミライ「ヤ、ヤライ兄さん!?」
山本「これはいかん! キミの体は限界近くまで疲労が蓄積しているようだ。
ゴーゴー団に関する話しは後日に回すとして、今は事情聴取を優先し、
スリーパー事件の解決に全力を注ごう」
ユウキ「は、はい! お願いします!」
山本「事態は一刻を争う。ワタシの質問に慎重かつ迅速に答えていってくれ」
ヤライ「う、うむ……。分かった……」
山本「まず、キミの名前は?」
ヤライ「ヤライ」
山本「では、ヤライクン。キミがスリーパーと出会った場所は?」
ヤライ「初めて足を運んだ場所だったので記憶が曖昧だが、すき家周辺のガード下」
山本「時間は?」
ヤライ「昼前――午前11時30分ごろ」
山本「ふむ……。襲われた原因に心当たりはあるかい? 誰かの恨みを買っているとか」
ユウキ「あ、ありすぎて困りますね……」
ミライ「エンテイとか操って大災害起こそうとしちゃったもんね」
山本「答えにくいか……。
まぁ、無理もない。――ワタシも、ゲストとのポケモンバトルに敗北したときは、
戦術の甘さを馬場に咎められることがあるんだ。
ワタシのせいでポケサンチームの勝率が下がっているとしたら
恨みを買っているかもしれないね。
――もっとも、秋山が群を抜いて弱いから、ワタシが叩かれることは無いだろうけど」
ヨウジ「秋山とか馬場とか、素に戻ってんぞ。ハンサムじゃねェのかよ、オイ」
ユウキ「シッ。声が大きい。聞こえてしまいますよ」
山本「答えたくないのならば無理にとは言わない。――そうだな……。質問を変えよう。
ヤライクンの嫌いなものは何だい?」
ユウキ「なるほど。これなら先ほどの訊き方と比べて答えやすいですね」
ミライ「でも、ヤライ兄さんの嫌いなものってレンジャーユニオンの人たちだろうし、
正直に答えたら結局疑われるんじゃ……」
ヤライ「俺の嫌いなもの……。そうだな……。
――努力は怠り、金欲は人一倍強く、粗暴を隠さずふてぶてしい振る舞いを見せる、
小太鼓を抱えた大男」
ヨウジ「オレかよッ!!」
ひでぇww
GJ!
山本いい味出してるなw
ヨウジ「テメェ、どうしてオレなんだよ! そこまで憎いかコラァ!」
ユウキ「ヨ、ヨウジ! 冷静に! 兄さんは、僕らの正体がバレないよう、
ワザとヨウジをあげたんです! ――ですよね、兄さん?」
ヤライ「いや、正直に答えただけだ」
ヨウジ「よォし、いい度胸だ、歯ァ食い縛れ!」
ミライ「ああ、もう、ヤライ兄さんも刺激しないでよ!」
山本「あの……、さっきからどうしたんだい? 正体がどうとか……」
ユウキ「い、いえ! いま話すことではないので気になさらないで下さい!」
山本「そ、そうか……。君たちがそう言うなら――
むっ……!?」
ヨウジ「お……?」
ユウキ「……で、電話がなってますね……」
ヤライ「ハンサム氏……」
山本「ああ。犯人のスリーパーからという可能性もある。
国際警察であるワタシが出て、犯人を刺激したら事だ」
ヨウジ「ホントは芸人だろーが」
山本「何か言ったかい?」
ヨウジ「いんや、別に」
山本「ふむ……。とにかく、ここはヤライクンに任せよう」
ヤライ「承知した。では受話器を――」
ヨウジ「……」
ユウキ「……」
ミライ「……き、緊張するわね……」
ユウキ「ええ……。やっぱり、スリーパーからでしょうか……」
ヨウジ「ってか、スリーパーって電話使えんのか?」
ヤライ「……はい……。ええ……。現在、そちらから警察官が1人、事情聴取に来ている」
ユウキ「どうやら、犯人からではなく、警察からのようですね」
ヤライ「……はい……。はい……。なに!? 犯人が見つかった!?」
山本「な、なんだと!?」
ヤライ「ええ……。はい……。分かった。すぐ、そちらに向かう。――はい、それでは」
ヨウジ「ヤ、ヤライ兄ィ!」
ヤライ「うむ。俺の特性を奪ったと思われるスリーパーを、警察が確保したとのことだ。
急いで署へ向かうぞ」
ヨウジ「お、おう!」
ミライ「でも、まさかこんなに早く見つけられるなんて……」
ユウキ「優秀な捜査官がいたものですね」
ヨウジ「で、ヤライ兄ィの特性を盗んだスリーパーはドコに隠れてやがったんだ?」
ヤライ「ああ、それがな……
巨大なコンサートホールを貸し切り、華麗なギターさばきで観客を沸かせていたらしい」
ヨウジ「分かりやすいなオイ!!」
GJ!凄いなww
GJ、スリーパーすげえなw
ヤライよりいい仕事してないかスリーパーwwww
スリーパーのライブ見てぇwwwwww
ミライの作ったチョコ食べたいなぁ
ミライ「このドアの向こうに犯人が……」
ユウキ「緊張してきましたね」
ヤライ「だが、立ち止まってはいられない。
こうしているあいだにも俺の体は蝕まれているのだ。――行くぞ」
ヨウジ「おう!」
◆
ユウキ「失礼します」
ロングヘアーの女「来たか……」
ヤライ「――先ほど連絡を受けた、被害者のヤライだ。
――そこに居るスリーパーが犯人の……?」
ロングヘアーの女「ああ。念視でそいつの頭の中を覗き見た。間違いない」
ミライ「あれ……? あの髪の長い女の人――」
ヨウジ「ん? どした?」
ユウキ「どこかで見たような……、
――あっ! あの人、ナツメさんですよ! 超能力捜査官の!」
ヨウジ「へ? たまにテレビで見るアレか?」
ユウキ「ええ。人間でありながらエスパーポケモンの力を行使できるといわれる女性――
超能力捜査官のナツメさんです!」
山本「さらに、彼女は、ここヤマブキシティのジムリーダーでもある。
数年前、格闘道場の師範を不可思議な技を以って伏し、
ジムリーダーの座を勝ち取ったそうだ」
ユウキ「つまりナツメさんは、エリカさんと肩を並べるほどの実力者。
この短時間で犯人を捕らえることが出来たのも納得です」
ヤライ「……スリーパー……、いったいどうしてあのようなことを……」
スリーパー「……」
ナツメ「黙っていても私には分かるぞ。――派遣切り――だな?」
スリーパー「ツッ……!?」
ミライ「は、派遣切り……?」
ヤライ「そういえば聞いたことがある。
ポケットモンスタープラチナの発売に際し、
シンオウ地方のポケモンリーグチャンピオンがトリトドンをリストラしたという話しを」
山本「もしかして、このスリーパーも?」
ナツメ「ああ。似たような境遇らしい。つまりコイツは、トレーナーに捨てられたワケだ」
ミライ「そ、そんな……」
ナツメ「職を失い、食うに困っていたところを、
偶然通りかかったおまえの、音楽家としての才能に目をつけたそうだ」
ヤライ「なるほど……」
山本「ヤライクンはバンドグループ、ゴーゴー4のリーダーだからね。
ヤライクンの特性を奪って、音楽関係の仕事に在りつこうとしたんだろう」
ナツメ「そういうことだ。
――と、いうか――
さっきから当然のカオして会話に参加してるオマエは何だッ!!」
山本「き、気づかれたかッ!!」
ヨウジ「そりゃ気づくだろ」
ナツメが使えば全て解決なんじゃ…>スリーパー
エスパーだし大丈夫だろwwwwwwwwwwwwwwww
山本変装に自信あったのかww
泣いた
550get
ヤライ「この男は、あなた方が派遣した警察官だと聞いているが?」
ナツメ「しらん。この男とは面識がない。――いったい何者だ?」
山本「フフフ。よくぞ聞いてくれた。ワタシは、世界を股にかける国際警察の一員!
コードネームは、ハン! サム! しゃきーん!」
ナツメ「……しらん」
山本「……」
ミライ「あーあ、落ち込んじゃった」
ナツメ「な、なんだ? 私のせいか?」
ユウキ「いえ、そういうワケではありませんけど……」
ヤライ「一応、フォローを入れておくか。
――うーむ。
それにしても、先日の『クイズプレゼンバラエティーJさま!!』は盛り上がったな。
とくにロバート山本の活躍がめざましかった」
ユウキ「え……? あ、はいはい、そうでしたね!
秋山さんや馬場さんも面白いですけど、やっぱり山本さんが1番ですよね!」
山本「そうだろう、そうだろう! ワタシも、山本クンが最も優秀な芸人だと思うんだ!」
ヨウジ「た、立ち直りはえェな……」
ナツメ「――それで、ベンサム」
山本「ベンサムではない! どこのミスター2・ボン・クレーだ! ハンサムだハンサム!」
ナツメ「ああ。――で、その国際警察のハンサムが何の用だ?」
山本「うむ。じつはこの街に、ある組織の残党が潜伏しているらしくてね――」
ヨウジ「ヤ、ヤライ兄ィ!」
ヤライ「あ、ああ! オレたちの情報が警察に渡るのは危険極まりないぞ!」
ミライ「どーしよう!?」
ユウキ「何か妙案は――」
山本「あ、コレ、警察手帳ね」
ヤライ「むっ――!? これだ!
――おい! 待ってくれ! 伝えなければならないことがある!」
山本「なんだい? 話しの途中だからあとで――」
ヤライ「その男が手にしている手帳は偽造だ! そいつは国際警察なんかじゃない!」
ナツメ「なに……?」
山本「な、ななな何を言うんだヤライクン! ワタシは正真正銘の――」
ユウキ「ぼ、僕らもさっき、その手帳を見たんです! おそらく偽造で間違いありません!」
ヨウジ「つーか、そいつ、芸人だしな!」
ミライ「うんうん!」
ナツメ「……なるほど……。調べてみる価値はありそうだな……」
山本「ア、アナタまで何を――」
ナツメ「おい。この男を取り調べ室までご案内しろ」
山本「え? あっ! うわっ! な、なんだキミたちは!?」
ユウキ「ああっ! 山本さんが、2人組の屈強なプロレスラーに連れて行かれます!」
ミライ「いったいどんな取り調べが待ってるっていうの!?」
山本「秋山、馬場、たすけてーっ!!」
ナツメ「おまえたちには関係のないことだ。どうせもう会うこともないだろう」
ヨウジ「マジで何されんだよ」
ベンサムww
GJ!悲鳴で正体ばらしてんじゃねーかww
色々吹いたwwwww
ナツメ「さて。邪魔者が消えたところで本題に戻ろう。
――このスリーパー、どうする? 私ならば、指ひとつ触れずに絞め殺すことも可能だが」
ユウキ「捜査官にあるまじき発言ですね……」
ヤライ「……」
ナツメ「被害者はおまえ1人だ。ここは、おまえの意思を汲んでやろう。
自分を死に至らしめようとした者の処罰は己が決めろ!」
ヤライ「……」
ユウキ「兄さん……」
ヨウジ「ヤライ兄ィ……」
ミライ「ヤライ兄さん……」
ヤライ「……ん……? ――ああ、すまん、よく聞こえなかった。もう一度言ってくれ」
ヨウジ「言えるかッ!」
ユウキ「なんで、ここ一番っていうときに耳を傾けていてくれないんですか!?」
ヤライ「だから謝っているだろう。
すき家の豚トロ角煮丼を食べ損ねたことを思い出し、うわの空になっていたのだ」
ミライ「まだ気にしてたの……」
ヤライ「とにかく、すまなかった。――今一度頼む」
ナツメ「し、仕方がない……。これで最後だぞ……。
ひ、被害者はおまえ1人だ(棒読み)。ここは、おまえの意思を汲んでやろう(棒読み)。
自分を死に至らしめようとした者の処罰は己が決めろ(棒読み)」
ユウキ「兄さん(棒読み)」
ヨウジ「ヤライ兄ィ(棒読み)」
ミライ「ヤライ兄さん(棒読み)」
ヤライ「ああ、そのことか。
――そうだな……。
人は誰しも間違いを犯す。スリーパーのような、孤独に苛まれている者を救うには、
心から信頼できる家族を持つ、俺たちのような人間が、優しさを見せることが大切だ。
だから今回は示談で済ませよう。
スリーパーには、この件を反省材料に新しい人生を歩んでほしい。それが俺の願いだ」
ナツメ「……」
ユウキ「……」
ミライ「……」
ヨウジ「……こんな空気じゃ、感動もクソもねーよ」
全くだw
GJ! このセリフを2回言わされたほうはキツイなw
すき屋www
今更だがGJ
徹底的に棒読みだなww
ヤライ「ではスリーパー。まずは俺の特性を返してくれ」
スリーパー「……(コクリ)」
◆
ヤライ「――ん……、うう……」
ミライ「どう? ヤライ兄さん」
ヤライ「……ん……、ああ、どうやら首尾よく戻してくれたようだ。
無性にギターをかき鳴らしたく……なって……き……た……」
ヨウジ「おっと!」
ミライ「ヤライ兄さん!?」
ユウキ「大丈夫ですよ。不眠の特性が消えて眠れるようになったんでしょう」
ヤライ「……Z……Z……」
ヨウジ「マジだ。いびきかいてやがる」
ミライ「はぁ……、よかったぁ……」
ユウキ「ええ、本当に……。兄さんが廃人にならずに済んでなによりです。
――スリーパーさん。もう、ポケモンの道を踏み外すようなことはしないで下さいね」
スリーパー「……(コクリ)」
ユウキ「素直で助かります。――これで、スリーパー編、完結といったところですね」
ヨウジ「あーあ、安心したらドッと疲れが出てきたぜェ」
ミライ「ずっと気を張り詰めっぱなしだったもんね〜」
ナツメ「しかし、まだ1つ問題が残っている」
ユウキ「え?」
ナツメ「私は今朝方、たしかに部下を1人送り出した。
にも関わらず、おまえたちと接触したのはハンサムという胡散臭い男のみ。
私の部下はどこへ消えた?」
ユウキ「そういえば――」
若い男の声「失礼します! ナツメどの! ただいま戻ったのであります!」
ナツメ「ああ、ちょうど、おまえの話しをしていたところだ」
ユウキ「ナイスなタイミングですね」
ナツメ「――おまえには、スリーパー事件の被害者への事情聴取を任せていたハズだろう。
今まで何をしていた?」
ナツメの部下「はっ! 申し訳ありません!
わたくし、被害者宅への道中で野生のポケモンに襲われていたのであります!」
ナツメ「野生のポケモン……?」
ナツメの部下「はっ! 人通りもまばらなガード下を通りかけた際、
ジュペッタの襲撃を受け、意識を失ったのであります!
気が付きましたら、わたくし、病院のベッドで点滴を受けておりました!」
ヨウジ「……」
ナツメの部下「その後、急ぎ、被害者宅へ向かったのでありますが、
留守のため、こうして戻ってきた次第であります!
――あ! わたくしの体については心配無用!
医師の診断によると、さして珍しくもない栄養失調とのことでした!
現在は体調万全! 眼が冴えて仕事への意欲が沸き上がっております!」
ユウキ「……」
ミライ「……」
ヨウジ「……無限ループって恐くね?」
部下無能ww
ヤライと同じ症状にw
GJ
部下www
ヤライ「まずは、スリーパー事件でのおまえたちの協力に礼を言わせてもらう。
ありがとう」
ユウキ「いえいえ、やめて下さいよ、そんな、水くさい――」
ミライ「そうよね。家族なんだから助け合うのは当然じゃない」
ヨウジ「ま、ヤライ兄ィでもたまにゃ役に立つこともあるしな。生かしとくのも悪かねェ」
ヤライ「おまえたち……。本当に……ありがとう……。
俺がこうして五体満足でいられるのは、すべておまえたちのおかげだ」
ユウキ「だから、そんなにかしこまらないで下さいって。
ほら――。
僕たちがスリーパー事件を追っているあいだに、色々な新情報が上がっていたようですよ」
ヤライ「お、おお。そうだったな。こうしてはいられない。
俺たちは、販促活動をこなし、株式会社ポケモンに貢献しなければならない身であった。
休んでいるヒマはないぞ」
ヨウジ「へ……? いや、ちょっと待てよ。オレたちゃバンドグループだぞ。
いつから、株ポケの広報担当になったんだ?」
ヤライ「フフフ……。甘いな、ヨウジ。
――知っての通り、株式会社ポケモンは販促活動に対し特に力を注いでいる」
ユウキ「劇場版で芸能人を声優に配したり、ポケモンプラチナの発売に合わせて
ポケモンリバイバルの内容をダイヤモンドパール編に変更したり、などですね」
ヤライ「うむ。――つまり、俺たちが販促活動に力を入れれば、
その活躍が株式会社ポケモンの重役の目にとまり、
『会社にとって有益な存在であるゴーゴー4を新作に出してみようか』
という話しに発展する可能性が高い」
ミライ「さすがヤライ兄さん! 今日も冴えてるぅ!」
ヤライ「なぁに。これもゴーゴー4の躍進を願えばこそ。
成り上がるためのアイディアなら湯水のように沸いてくるものだ」
ヨウジ「な、なぁ……。1つ、いいか?」
ヤライ「うん?」
ヨウジ「作戦会議自体は構わねェが、こんなふうに、子供の夢を壊すような会話してたら、
『ゴーゴー4は株ポケに不利益をもたらす』って判断されんじゃね?」
ヤライ「……」
ユウキ「……」
ミライ「……」
ヤライ「――さて……。ここまでの流れは無かったことにして――」
ヨウジ「手遅れだっつーのッ!!」
なるほど、そこツッコんだかw
GJ!
何事もなかったかのように話を続けるのがいいなww
ヤライ「言ってしまったものは仕方がない。ここから挽回しよう。
――ユウキ、新情報を発表してくれ」
ユウキ「了解しました。
――1番大きなニュースですが、
今年の映画のタイトルが、『アルセウス 超克の時空へ』に決定したようです」
ヤライ「ア、アルセウスだと!? それはいったい、どのようなポケモンなのだ!?」
ミライ「ど、どのような、って……。
もうずっと前からネットで情報が出回ってるじゃない。何で今さら――」
ヤライ「シッ! よく考えろ、ミライ。
新情報が公開されたとき、聞き手が驚くのは通例だ。
ポケモンサンデーでも、事前に情報が与えられているにも関わらず、
しっかりと驚いているだろう」
ミライ「た、たしかに……」
ヤライ「ポケモンにあまり興味が無さそうな秋山隊員でさえ驚いているのだ。
俺たちも、それに習って衝撃を受けた態度を装うべきだろう」
ユウキ「わ、分かりましたから、際どいセリフはやめて下さい。冷汗が出ます」
ヨウジ「まぁ、どうしてもっつうんなら驚いてもいいけどよ……」
ヤライ「よし。――では、続きから始めるぞ。
――アルセウスとはいったい、どのようなポケモンなのだ!?」
ユウキ「はい。
アルセウスは、なにもない場所――すなわち無、に唯一置かれていたタマゴから姿を現し、
世界を生み出したと云われているポケモンです」
ヤライ「ほう……。世界を生み出した、とは、またスケールの大きいことだ。
ここまで巨大な存在を出してしまったら、次回作がスケールダウンするんじゃないか?」
ユウキ「いえ……、僕に訊かれても……」
ヤライ「それもそうだな。続けてくれ」
ユウキ「は、はい……。
――アルセウスの特性は、所持しているプレートによってタイプが変化する、
『マルチタイプ』という、とても珍しいものだそうです」
ヤライ「なるほど……。
持たせるプレートによって、
ツンデレタイプのアルセウスや、委員長タイプのアルセウスが楽しめるのか」
ヨウジ「そっちのタイプじゃねーよっ!!」
次回作をどうするかってのはたしかに気になるw
GJ!!ヤライどんな趣味してんだww
ヤライ「落ち着け、ヨウジ。冗談は笑って受け流すのが芸能人というものだ」
ヨウジ「ジョーダンに聞こえねんだっつの……」
ヤライ「で、注目すべきは、劇場版の情報だけか?」
ユウキ「いえ、もう1つ――、4月18日に、
ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊というゲームが発売されるそうです」
ヤライ「からの探検隊?」
ユウキ「そらですよ! そら!
なんでわざわざ、空の境界みたいに言い直すんですか!」
ミライ「ほっときましょ、ユウキ兄さん。
ヤライ兄さんに構ってたら話しが進まないし。
ユウキ「そ、そうですね……。
この作品は、前作、時の探検隊と闇の探検隊をベースに、
新たな要素を加えたマイナーチェンジバージョンとのことです」
ヤライ「ほう。その、新たな要素とは?」
ユウキ「プレイヤーキャラクターやパートナーキャラクターの追加、
さらに、なんと、新シナリオまで存在するらしいですよ」
ヤライ「大盤振る舞いだな」
ユウキ「個人的に注目したいのは、空のジュークボックス――
いわゆるサウンドテストですね」
ミライ「珍しく、バンドグループにピッタリの話題ね」
ユウキ「サウンドテストは、ユーザーに強く望まれていながらも
なかなか導入されなかった要素ですから、各方面で歓喜の声が上がっています」
ヤライ「ふむ……。高い売り上げを記録しそうだな。
どうにかして俺たちも、空の探検隊に出演できないだろうか」
ミライ「それはムリよ。
ポケモン不思議のダンジョンシリーズは、人間が出てこないのが特徴じゃない」
ユウキ「ポケモンになった人間ならば登場しますけどね」
ヤライ「それだ。俺たちもポケモンになればいい」
ミライ「な、なればいい、って……。いったいどうやって――」
ヤライ「なぁに、それほど難しいことではない。
今から、ハナダシティ北東にある岬の小屋を訪ね、ポケモンと共に転送装置に入れば――」
ヨウジ「病院いけよ」
GJ!からの探検隊で吹いたw
GJ!
最近はヨウジよりヤライの扱いが酷いなww
急に過疎
でも、絵板には新しい絵が来てたぞ
ユウキ「兄さんの危ない妄想は置いておくとしてですね――。
仮に僕らがポケモンに変身できるとしたら、いったいどんなポケモンになるんでしょう」
ヨウジ「そりゃあ、オレたちが1作目で使ってたポケモンだろ」
ミライ「ヤライ兄さんがバンギラス、ユウキ兄さんがハッサム、
ヨウジ兄さんがケッキング、わたしがバクーダってこと?」
ヤライ「ヨウジだけ似合いすぎだな」
ヨウジ「どういう意味だ」
ヤライ「説明されないと判らないのか?」
ユウキ「まぁまぁ。
――それよりもどうです? ポケモン不思議のダンジョンの世界ならば、
なんらかの方法を用いてポケモンの姿を取ることも可能ですし、
『ゴーゴー4がポケモンになった』という設定でいけるのでは?」
ヨウジ「だけど、ポケモンに楽器が使えんのかよ?
楽器はオレたちのトレードマークだぜ。使えなきゃ話しになんねーよ」
ヤライ「そうは言うが、おまえ、楽器なんて持っていないじゃないか」
ヨウジ「テメェが壊したんだろーが!」
ユウキ「落ち着いて下さい。
――楽器の使用についてはご心配なく。
不思議のダンジョンシリーズでは、ポケモンたちが街を作り、人間のように営んでいます。
本編のポケモンより器用と思われ、楽器も扱えるのではないでしょうか」
ヤライ「だが、ビジュアル面も考慮しなければならない。
百歩譲って、俺、ユウキ、ヨウジはともかく、ミライがバクーダというのはどうだろう。
妹がバクーダというのはハイレベルではないだろうか」
ユウキ「いえ、そうでもありません。
ライトノベルの新人賞においては、文章の巧さ以上に個性が重要視されますし、
こういった奇抜な設定を用いた作品のほうが有利だと言われています」
ミライ「そういえば、田尻さんが作った、クインティっていうゲームも、
システムからストーリーまで個性的だったわよね」
ユウキ「ええ。良質な娯楽作品は素晴らしいアイディアを備えているということです」
ヤライ「ふむ……。
それではまず、ヒロインがバクーダに変身する小説のプロットを作成して――」
ヨウジ「そういう会議じゃねーだろッ!!」
GJ!
ポケモンになってしまったゴーゴー4も見てみたいと思った
GJ!なにげにいまだヨウジが楽器を持ってないままなのにワロタw
GJ。続き楽しみにしてる。
ヤライ「よし、話しはまとまったな」
ヨウジ「ぜんぜんまとまってねーよ」
ヤライ「善は急げ。
さっそく株ポケに、不思議のダンジョンに出演させてもらえるよう掛け合ってみよう。
――ユウキ、電話帳を」
ユウキ「はい、ただいま」
◆
ヤライ「あ、――夜分遅くにすまない。俺だ。株ポケのえらい人を出してくれ」
ユウキ「繋がったみたいですね」
ミライ「ドキドキするわね〜。出してもらえるといいなぁ」
ヨウジ「そう簡単にゃいかねーだろ。世界観自体が違ってんだからよ」
ユウキ「しかし、ポケモンレンジャーの世界にも、
ポケモントレーナーという名称が存在するあたり、
それぞれの作品は深いところでリンクしているということではないでしょうか」
ミライ「そうよね。不思議のダンジョンの世界だって、
わたしたちが活躍した世界と繋がってる可能性はあるわよね」
ヤライ「――うん? 俺の名前? まぁ、声だけでは正体を見抜けないのも無理はないか。
ポケモンレンジャーシリーズに出演させて頂いた悪役4人組といえば分かるだろうか?
――え……? いや、違う。それはトリオ・ザ・ヘルだ。
トリオ・ザ・ヘルは3人じゃないか。俺たちは4人組だ。
――ああ、もういい。ゴーゴー4だ、ゴーゴー4。バンドグループの。
え? そんなグループ知らない? ふ、ふざけるな! おまえ、それでも株ポケの社員か!
話しにならん! 早くえらい人を出せ!
平社員ごときに、人気バンド、ゴーゴー4の相手が務まるわけがなかったんだ!
――は……? いや、エロい人じゃない! えらい人だ!
いい加減にしろ! おまえ、わざと間違っているのか!
――え? 穴久保先生がお見えになったから、一旦、通話を切る?
何を言ってるんだ! そんなもの、待たせておけ! 俺たちはゴーゴー4だぞ!
優先すべきなのはどう考えても俺たちのほうであって――
あ、コラ! 待て、切るな! 話しはまだ――、あ――!」
◆
ユウキ「……」
ヨウジ「……」
ミライ「……」
ヤライ「ふぅ……。
ゴーゴー4の出演、手配してくれるそうだ」
ヨウジ「ウソつけッ!!」
ヤライ涙目ww
GJ!
穴久保が来るとはww
ユウキ「いよいよ今日ですね、『ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊』の発売日」
ヤライ「ああ。
空の探検隊をプレイし、魅力的なレビューを行えば、俺たちの評価はウナギのぼり。
再び、ゲームに出演することだって夢じゃない。
あの平社員め、俺たちの存在を失念していたことを後悔させてやる」
ミライ「だったら早く買いに行きましょ。予約はしてあるのよね?」
ヨウジ「まだ、ポケモンセンターの開店時間にもなってないぜ。
予約してあんなら焦るこたぁねェだろ。朝メシ食ってからでも――」
ヤライ「愚か者め。
ポケモンに限らず、ゲームソフトというものは、発売日に、開店前から店舗に並び、
朝一で手に入れることが醍醐味なのだ」
ヨウジ「は? 興味ねーよ、そんな自己満足。今日でも明日でも十分間に合うだろーが」
ヤライ「情緒が分からない弟め……。
おまえの行為は、『発売日を平日の木曜ではなく休日の土曜にした社員の気遣い』
を踏みにじるものだと、理解できないのか?」
ヨウジ「ヤライ兄ィみてェなヤツが、
平日の真っ昼間からゲームを買いに行かねェための対策だろ。
誰のせいで土曜発売になったと思ってんだ。
つーか、学校行ってなけりゃ木曜でも土曜でも変わんねーし」
ヤライ「フン。おまえごときのレビューでは、空の探検隊の魅力は伝わらないだろうな」
ヨウジ「レビューの上手さたぁ関係ねェだろ」
ヤライ「とにかく、今すぐポケモンセンターに向かうぞ。
出来ることなら列の先頭に立ちたい」
ユウキ「それでは、身支度を整えましょう」
ミライ「前売り券を買うお金も用意しないとね」
ヤライ「前売り券……?
何だ、それは?」
ユウキ「え……? いえ、だから前売り券ですよ。
『劇場版ポケットモンスター アルセウス 超克の時空へ』の。
空の探検隊と同じく、今日が発売日じゃないですか」
ミライ「まさかヤライ兄さん、忘れてたんじゃ……」
ヤライ「そ、そんなわけないだろう!
明日になってから購入しても十分間に合うだろうと踏んでいるので焦ることは――」
ヨウジ「おいコラ」
GJ!墓穴掘ったなwww
GJ!
レビュー頑張れww
ユウキ「ちょっといいですか、ヤライ兄さん」
ヤライ「うん? どうした、ユウキ。
今は、空の探検隊のレビューを作成することに全精力を注ぐ時。
そんなところに立ち尽くしていないで、空の探検隊をプレイしろ」
ユウキ「それは理解していますけど、手紙が来ているので……」
ヤライ「手紙? ダイレクトメールなら捨てておけ」
ユウキ「いえ、ダイレクトメールではないようです。
差出人不明で、切手も貼っていないので気になりまして――」
ミライ「なんか気味悪いわね……」
ヤライ「ふむ。たしかに怪しい……。
かと言って、このまま廃棄するのも気が引ける。まずは、危険物かどうかを確認しよう。
ユウキ、簡単な着火装置を作ってくれ。俺は火薬を調達してくる」
ユウキ「フルメタル・パニック!の主人公じゃないんですから、そこまでしなくても――」
ヤライ「だが、念には念を入れるべきだ。
スリーパー事件の際、ハンサム山本を警察が拘束するよう仕向けただろう。
復讐に燃えるハンサム軍団が俺たちを消し去ろうと企んでいたとしてもおかしくはない」
ユウキ「か、かいとさんたちはそんなことしませんよ……」
ヤライ「いや。
4月5日のポケモン☆サンデーで、かいとが見せた瞳の輝き――
あの眼は、偽りなき忠誠を誓う男の眼だった。
かいとはハンサム山本のためならば命を投げうつ覚悟を持っているに違いない」
ミライ「なによ、その根拠のない自信……」
ヨウジ「ケッ! 会ったこともねェヤツのことが、なんで分かんだか。
ヤライ兄ィのたわごとにゃ付き合ってらんねーぜ。
もういい、オレが開けてやるよ」
ヤライ「ま、待て、ヨウジ! 迂闊に触るな! 万が一、爆発物が入っていたら――」
ヨウジ「こんなに軽くて薄い爆弾があるかっつーの。
何か入ってたとしても、せいぜいカミソリの刃だろ。ビビりすぎなんだよ、ヤライ兄ィは」
ヤライ「ぬぅ……。おまえの身を案じて忠告してやっているというのに何たる言い草……。
かまわん! ヨウジごと爆破するぞ!」
ヨウジ「ぜんぜん案じてねーだろ!!」
なんだヤライ、人間不信状態かwww
GJ!
ヤライww
ヨウジ「さてと。封筒ン中にゃ何が入って――」
ヤライ「危ない、ヨウジ!!」
ヨウジ「ぶぐあァッ!?」
ヤライ「……ふぅ……。
――どうやら、爆発物ではないようだな。ヨウジが無事で何よりだ」
ヨウジ「無事じゃねーよ! おもいっきり叩きつけやがって!
鼻っ柱、潰れるとこだったっつーの! 病院送りにする気か!」
ヤライ「安心しろ。
どんな姿になっても、どこに行っても、おまえは俺の弟だ」
ユウキ「ムダにかっこいいセリフでごまかしてますね……」
ヤライ「無論、ユウキとミライも大切な兄妹だぞ」
ミライ「この状況で言われても嬉しくないんだけど……」
ヤライ「しかし、危険物で無いと分かったとしても、
不審な郵便物であることに変わりはないな。果たして何が記されていることやら……」
ユウキ「とりあえず、確認してみましょう」
ヤライ「……なんだこれは」
ユウキ「ぼ、僕に訊かれても……」
ヤライ「白紙じゃないか、何も書かれていない……」
ミライ「真っ白ね…」
ヨウジ「イタズラなんじゃねーの」
ヤライ「いや……まてよ……。
これはおそらく、時事ネタだ」
ミライ「時事ネタ?」
ヤライ「空の探検隊発売直後であるこの時期――。関係者は宣伝に力を入れているはずだ。
つまり、この白紙は時事ネタのひとつに違いない」
ユウキ「と、言いますと?」
ヤライ「『スペシャルエピソード・てんさいププリン』に、これと似たような状況があった」
ミライ「地図の表面を火で焦がしたら、下から更に地図が現れたってやつだっけ?」
ヤライ「うむ。――推測になるが、この白紙の表面を燃やせば……。
――おおッ! これはっ!」
ユウキ「予感的中ですか!?」
ヤライ「灰になった」
ヨウジ「何してんだテメーはッ!!」
アホwww
GJ!
結局なんだったんだww
金銀リメイク決定だってな。さすがにゴーゴー4は出れないかな…
コガネのラジオ局に売り込みに来てたとかどうよ
それだ
DP名前だけ+使ってたポケモンな感じでもいいからでてほしいな。リメイク
だいどうげいにんの ヤライが しょうぶをしかけてきた とか?ミュージシャントレーナーていたっけ。
ギタリストならいたが…新トレーナーでいいかと
ヤライ「燃えてしまった物はどうにもならん。
この郵便物については保留にするとして――」
ヨウジ「オイオイ、そいつァ後味わりィだろ」
ヤライ「仕方がないだろう。
金銀リメイク決定というサプライズのおかげで、俺たちは予定を変更せねばならんのだ」
ミライ「?……。話しが見えないんだけど……」
ヤライ「つまりだな、
今しがた灰にした郵便物について、これから色々と探究するつもりだった。
が、金銀リメイクの話題が突然登場したので、
そちらを優先しなければならなくなった、というワケだ。
――ここで書いている人間はアマチュアのため、公式側から未発表情報を
もらうことが出来ない。そこがプロとの違いだ。
ここで書いている人間は未発表情報を元にストーリーを組み立てることが出来ないので、
行き当たりばったりになりがちというワケだな」
ユウキ「な、なるほど……。だいたい分かりまし――」
ヨウジ「ちょっと待てよ。ヤライ兄ィは、新情報の話題を優先したいっつー理由で、
怪しい郵便物の話題を打ち切んだよな?」
ヤライ「うむ。もっともホットな話題を提供してこそ、一流の広報たりえるのだ」
ヨウジ「じゃあ、なんでスリーパー事件は打ち切らなかったんだよ?
あのストーリーが進行してる最中にアルセウスと空の探検隊の情報が発表されたんだぜ」
ヤライ「何を言うか。スリーパー事件には俺の命がかかっていたのだぞ。
打ち切れるはずがないだろう。
それに比べ、この怪しい郵便物に関するストーリーは大した重要性もないので
躊躇なく打ち切れる」
ミライ「え? もしかしてヤライ兄さんは、予定されてたストーリーを知ってるの?」
ヤライ「ああ、本当にくだらないストーリーだがな」
ユウキ「ちなみに、どんなストーリーが予定されていたんですか?」
ヤライ「簡単に説明するとだな、
まず、先ほど灰にした紙には、隠しダンジョン『巨大火山』の場所が記されていた」
ユウキ「なるほど。空の探検隊の宣伝を兼ねていたんですね」
ヤライ「その地図を頼りに、ヨウジが、7つの秘宝のうちの1つ、ほのおのドラムを
見つけ出し、バンド活動に復帰する予定だったのだ」
ヨウジ「おもいっきり重要なストーリーじゃねーかッ!!」
GJ!ヤライひでえwww
最近はメタ会話が濃厚になってきたなw
GJ!そういやヨウジのスタイラーまだ直ってなかったなw
ユウキ「まず、金銀リメイクの正式タイトルですが、
ポケットモンスター・ハートゴールドとソウルシルバーに決定したそうです」
ヤライ「一時期はネットで、『ゴールデンサンとシルバームーンになるのでは』という噂が、
流れていたが、結局はそれもユーザーの予想に留まったか」
ユウキ「ちなみに、2009年秋に発売される予定らしいですよ」
ヤライ「ふむ。
秋というとやはり、金銀発売からきっかり10年を迎える11月21日説が濃厚か」
ユウキ「こちらもネットでそういう噂が流れていますね」
ミライ「やっぱり、金銀のリメイク発売で、
ポケモンから離れてた人がたくさん戻ってくるのかしら」
ヤライ「それはほぼ確実だな。金銀のリメイクは何年も前から待ち望まれていたことだ。
老若男女を問わず受け入れられ、爆発的な売り上げを記録することは間違いない」
ユウキ「ノスタルジーに浸るのが好きな生き物ですからね、人間は」
ヤライ「ああ。
『金の葉っぱと銀の葉っぱを所持しているとセレビィが手に入る』と騙されて、
心弾ませながらウバメの森に入って行った当時が懐かしい」
ヨウジ「そういうの、ホントにめんどくせェよな。何が面白くてデマを流すんだよ」
ヤライ「ふぅ……。判っていないな、ヨウジ。
虚偽の情報が広まり、ユーザーが色々と妄想することもゲームの醍醐味なのだぞ」
ヨウジ「判りたくねェな。
時間っつーのは貴重なモンなんだよ。オレは、そんなデマに振り回されるのはゴメンだぜ。
時は金なり。少ねェ寿命を金儲けに使いてェオレにとっちゃ迷惑だ」
ヤライ「ぬぅ……。おまえはゲームの本質を見失っている。
仲間内で、ああではないか、こうではないか、と議論する楽しみを知らんのか」
ヨウジ「だから知りたくねーっつの。んなコトしてるヒマがあんなら金儲けをだな――」
ヤライ「違うな。心から信頼を寄せられる友人は、金銭にも勝るかけがえのないもの。
それを否定するとは、おまえ――」
ミライ「ストップ、ストップ!
もうやめてよ! 前にもこんな議論で時間を無駄に使ったじゃない」
ヨウジ「ああ、そんで、ヤライ兄ィのクソくだらねェ作り話を聞くハメになったんだよな」
ユウキ「挑発するのはやめなさい、ヨウジ。
兄さんも、あのことについては反省――していないかもしれませんが……。
とにかく、不毛な議論はやめましょう」
ヤライ「それもそうだな。
だが、いつの日かヨウジが理解してくれることを俺は願っているぞ。
現に今も、噂に踊らされて、ポケモンユーザーたちが熱い議論を交わしている。
『ポケモンをアメリカで発売しようとしたら、筋肉ムキムキの企画案の絵が送られてきた』
という噂に」
ヨウジ「それはデマじゃねーよ」
そんなことがあったのかww
てか懐かしいな。俺も昔騙されたわ
GJ!
初めて知ったw
616 :
ユウキlovi :2009/05/24(日) 19:50:06 ID:e1+ss0pR
バネ!バネ! いきなりごめん
そういえばダイパプラチナのアクセサリーにバネがあるよな
ユウキは大量に持ってそうだ
ハッサム系以外ではバネブーが好きそうだ
四人が使ってくるポケモンってそれぞれの好きなポケモンなのかな?
619 :
ユウキlovi :2009/05/25(月) 20:04:03 ID:isodQ0qz
そうかもね ヨウジもそうっぽいし・・・でもミライは何でバグーダなんだろう?
ヤライ「だいたいな、ヨウジ。ポケモンの生みの親、田尻智氏も、
数々のデマに踊らされながら激動の時代を生き抜いてきた猛者中の猛者なのだぞ」
ヨウジ「あァ?」
ヤライ「そう。あれは忘れもしない、1983年、ファミリーコンピュータ誕生の年――」
ミライ「忘れもしないって……。その頃、わたしたちは、まだ生まれてないじゃない」
ヤライ「当時はゲーム雑誌というものがなく、そのことに、田尻氏は不満を抱いていた。
世の中にはテレビゲームの書籍を求めている人間が数多く存在するのでは、と……。
そんなとき、田尻氏は閃いた! 『ゲーム雑誌がなければ、自分で作ればいいじゃない』」
ユウキ「なんで、マリー・アントワネット風なんですか」
ヤライ「たぎる闘志を胸に、田尻氏はさっそく、
ゲームのテクニックを紹介するための雑誌、ゲームフリークを発行した。
当時の田尻氏は今ほど力を持っていたワケではないので、自費出版だったがな」
ユウキ「なるほど。
田尻さんの歴史は同人誌から始まった、といっても過言ではありませんね」
ヤライ「うむ。――ほどなくして、ゲームフリーク第2号を発行したのだが、
その号では、あの有名なシューティングゲーム、ゼビウスを扱ったのだ」
ミライ「あ、それ聞いたことある!
黒い板を壊すために必死でボタンを押し続けるゲームでしょ?」
ユウキ「コミケのことといい、ミライの、オタクカルチャーに関する知識は偏ってますね」
ミライ「だって、よく分からないんだもん」
ヤライ「とにかく、ゲームフリーク第2号のクオリティの高さが認められ、
田尻氏は、ゲーマーたちのあいだで、名士となったのだ。
その最中、田尻氏は、1つの噂を耳にした。
ゲーム内で、ある手順を踏むと、ゼビウス星が現れるというものだ」
ヨウジ「もしかして、それがデマだったっつーオチか?」
ヤライ「御名答。
だが、田尻氏はこの噂を信じ込み、各地のゲームセンターで聞き込みを開始した。
最も名の知られたゼビウスファンが躍起になっているということもあり、
先の噂は瞬く間に広まってしまったのだ。
それを聞きつけたゼビウスの作者、遠藤雅伸氏は、
『子供たちを欺いて悦に浸っているヤツが居る』と激怒。
ゼビウス星の噂自体は、遠藤氏が否定したことにより収束していったが、
田尻氏は、詐欺師として、ゲーマーたちから迫害されることになってしまったのだ」
ヨウジ「ほら、みろ。デマなんつーモンを流したヤツはロクな目に合わねェ」
ヤライ「焦るな。この話しには続きがある。
数ヵ月後――。
地位も友人も失った田尻氏は、孤独感に苛まれながら、1人寂しくゲームをしていた。
そんな田尻氏の元へ顔を出したのが、なんと、あの遠藤氏だったのだ。
田尻氏が、地を這い、泥水をすする様な生活をしていると知り、
わざわざ新宿のゲームキッズから居場所を聞き出し、訪ねて来たのだという。
その後、遠藤氏は、ゲーマーたちを呼び集め、
田尻君の非礼を許してあげてほしい、と告げた。
田尻氏の著書によると、その場に集った者たちが手を合わせたあと、
最後に遠藤氏が、上から両手で全員の手を硬く握りしめたという――。
つまり、俺が言いたいことはだな、
心から信頼を寄せられる仲間は、金銭にも勝るかけがえのないもの。
それを否定するヨウジは――」
ヨウジ「話題がループしてんだろッ!!」
GJ!初めて知ったことだらけだww
623 :
ユウキlovi :2009/05/27(水) 21:27:52 ID:FM3Wsuzl
ついでだけど、ファミコンが発売したのが 1983年 7月15日で、
ドンキーコングと、同時発売なんだって。
624 :
ユウキlovi :2009/05/27(水) 21:28:38 ID:FM3Wsuzl
ついでだけど、ファミコンが発売したのが 1983年 7月15日で、
ドンキーコングと、同時発売なんだって。
へー…それも初めて知った
あ、あと出来れば名前欄には何も書かないで、あとメアド欄に小文字でsageと入力してくれ
わかった、じゃあそうさせてもらいます。
ご丁寧にどうも!
部活やってて思いついたんだけど、ユウキに バネ神様ってあだ名が似合いそう!
動画に、ポケモンレンジャーのレンコミの一部紹介みたいなのがあった。
まだレンコミ見てないから結構良かったなー!
ヨウジ「ああ、めんどくせェ! これ以上、ヤライ兄ィのムダ話しに付き合ってられっか!」
ユウキ「どこへ行くんです?」
ヨウジ「ポケモンセンターだよ、ポケモンセンター。
こんなトコに居るよりゃ、あっちのほうが、いくらかマシだ」
ユウキ「あ、それでは、帰りに、パーツショップで、
このメモに書かれている物を買ってきてもらえませんか?」
ミライ「わたしは、コンビニで、ケーキとプリン」
ヤライ「ジャンプを頼む。トリコと、めだかボックスの続きが気になるのでな」
ヨウジ「人をパシリ扱いすんな!」
ユウキ「あ……」
ミライ「行っちゃった……」
ヤライ「むぅ……。今日は、調子に乗りすぎたか」
ユウキ「今日どころか毎日でしょう、兄さんは」
ヤライ「そういうおまえこそ、ヨウジに買い物を頼もうとしていたじゃないか」
ユウキ「たしかに頼みましたけど、あれはヨウジのためだったんです」
ミライ「……どういうこと?」
ユウキ「見て下さい。先ほど、ヨウジに渡そうとしたメモを」
ヤライ「む……、これは……、楽器のパーツの買い物メモか」
ユウキ「ええ。ヨウジの小太鼓を修理しようと思いまして」
ヤライ「そうだったのか。ユウキが真剣にゴーゴー4のことを考えているというのに、
俺たちときたら、私欲に駆られてばかりいる――。恥ずかしいことこの上ないな」
ミライ「そうね。ちょっと反省」
ユウキ「いえいえ。僕も、先ほどまで、バネ祭りに参加していて、
一段落したから修理を始めようと思ったワケですし、文句は言えません」
ミライ「え……? 今、なんて?」
ユウキ「バネ祭りです。
月に1度、バネ好きたちがネット上でバネの祭典を行うんです。
手持ちのバネをデジタルカメラで撮影し、その画像をネットに上げて、
優秀作品を選んだり――」
ヤライ「それは……何が面白いのだろうか?」
ユウキ「何って……、
バネの造形美を、仲間たちと評価し合ったり競い合ったりできるんですよ!?
これ以上、心躍るイベントは、他に存在しません!」
ヤライ「ぬぅ……。とてつもない気迫……。
ユウキにとっては、よほど大切なイベントなのだな」
ユウキ「当然です」
ミライ「……ええと……、それはともかく、ヨウジ兄さんを追わなくていいの?」
ユウキ「あ、それもそうですね! ヨウジを捕まえて、謝らないと!
――兄さん! ミライ!」
ミライ「ケーキとプリン、よろしくー」
ヤライ「ジャンプと、エヴァンゲリオンウエハース」
ユウキ「兄さんたちも行くんですよっ! ていうか、買う物、増えてるし!」
現実にもバネ祭り、あったらいいのにな〜
なんか楽しそう!
GJ!ネジ好きそんないるのかw
てか、ジャンプの趣味が意外と一致してるw
まあ俺は連載陣の3分の2くらい読むから一致しやすいんだがなw
GJ!
ネジ祭もツッコミたいがヤライはめだか見てんのかww
金祭りなんてあったらヨウジはすんげー喜ぶだろうなー
4兄弟のBGM 全部ピアノで弾けるようになった!
まぁ、ユウキのベースと、ミライのバイオリンだけどね・・・
ヤライは・・少しだけ・・・
4兄弟のBGM、ピアノでだけど弾けるようになったよ!
ユウキのベースと、ミライのバイオリンだけだけどね・・・
ヤライは・・・び、微妙・・・
じゃあニコ動にでも載せてくれ
そうしたいけど、動画投稿のしかたが分からないから・・・
でも頑張ってみるよ。
・・・でもやっぱ無理だった・・・。
誰か動画の投稿のしかた分かる人がいたら、教えてくれ〜
ユウキ「ヨウジー、待って下さーい!」
ヨウジ「あァ? んだよ、ユウキ兄ィ。謝られたって、オレァ帰んねェぞ。
今日は、ポケモンセンターのロビーで寝るんだからな」
ミライ「そんな、ホームレスみたいなコト……。
あんまりに意固地になっててもいいことないわよ?
ほら、ヤライ兄さんも反省してることだし――」
ヤライ「いいや、反省など微塵もしていない、する必要がない」
ユウキ「に、兄さん! ここは、ひとまず謝って、場を凌ぐべきだと――」
ヨウジ「場を凌ぐだぁ……?」
ユウキ「あ、いえ、その……」
ヨウジ「ケッ……! 上辺だけの謝罪でオレを納得させようって気まんまんじゃねェか。
今までも、ヤライ兄ィは、そうやってオレを騙してきたんだろ。
ふざけやがって。もうウンザリなんだよ、こんなバカ兄貴は!」
ヤライ「……フン……。好きにすればいい。こちらにも言い分はある。
――金銭に固執し、人と人との繋がりを疎かにするヨウジは低俗だ」
ユウキ「に、兄さん……」
ヨウジ「ほらな、オレたちゃあ相入れねェ。
潮時――、いや、初めからダメだったんだ、オレとヤライ兄ィの共存なんてな」
ミライ「そんな……」
ヨウジ「話しは終わりだ。じゃあな。しばらく、戻んねーから」
ユウキ「あ――」
ミライ「ヨ、ヨウジ兄さん!
――ど、どうしよう、ヤライ兄さん! このままじゃ、ヨウジ兄さんが――」
ヤライ「すまない――。俺も1度、この場を離れる。
少しのあいだ、ユウキとミライ、2人で、家を管理していてくれ」
ミライ「え……、えぇえええッ!?」
ユウキ「ど、どういうことですか、ヤライ兄さん!? 納得のいく説明をして下さい!」
ヤライ「時期が来れば、おのずと分かる。それまで我慢していてほしい」
ユウキ「い、いえ、だって、突然、そんなことを言われても、
はいそうですか、と納得できるワケが――」
ミライ「そ、そうよ!」
ヤライ「ユウキ、ミライ――。後生だ、俺を信じてくれ」
ミライ「ヤ、ヤライ兄さん……。う……」
ヤライ「そんな顔をするな、ミライ。妹が悲しむ姿など見たくない。
――安心しろ、俺は必ず戻ってくる。だから――」
ミライ「いやっ!」
ヤライ「ッ――!?」
ミライ「やだやだッ!
こんな些細な口ゲンカで家族がバラバラになるなんて、どうかしてる!
わたしは認めない! 行かないでよ! どこにも行かないで、ヤライ兄さ――んッ!?」
ユウキ「ミライ。今は兄さんの言う通りに――」
ミライ「は、離してよ、ユウキ兄さん!
このヴァイオリンでヤライ兄さんを殴ってでも止めるんだからぁ!」
ユウキ「いや、それ、打ち所が悪かったら普通に死にますし。
――とにかく、今はヤライ兄さんの言葉を信じましょう」
ヤライ「そういうことだ、ミライ。
俺はもう行く。あとのことは任せたぞ」
ミライ「うう……。ヤライ兄さぁん……、ヨウジ兄さぁん……。どうして……」
ヤライ「あ……、それから、ユウキ。1ついいか?」
ユウキ「え、あ、はい! 何でしょう?」
ヤライ「俺が戻るまでに、ジャンプとニンテンドーポイントプリペイドカードを――」
ユウキ「自分で買って下さいッ!!」
それどころじゃねーだろww
ってか、ミライがヴァイオリンでヤライを殴るって言ったら、
ユウキが、打ち所悪かったら普通に死ぬって・・・
あっさりと言ったな・・・
GJ!
ミライがかなりツボにきた!でもバイオリンww
続きはどうなる・・・
まさか、4人ばらばらに・・・なんてないですよね。。
友達に、ユウキに似てるって言われた〜
すごくうれしかった。。
ユウキファンならそれは嬉しいだろうな
あと、2ちゃんだと「。」を「。。」って続ける人は少ないから目立つよ。気をつけな
分かりました。今度からは気をつけます。
最近絵版に絵が来ナイような・・・
気のせいかな?
あまりメジャーじゃないからな
絵版に送ってみようかな。
・・・絵、下手だけど。
下手でも投下くれば嬉しい
4人に恋愛感情?的な物って芽生えないのかな
ずっと一緒だし・・・、と、最近思うようになってきた。
馬鹿な私・・・(4人に変なことさせる自分が・・・)
兄妹に芽生えたらやばくね?
やっぱりやばいか。
まぁ、無理かとも思ったけど
・・・いきなりだけど、皆で文通とか したいなぁ〜(無理なこととは思うけど)
俺の友達にブログ作ってる友達がいて、その友達がブロ友と文通してたから
うらやましぃなーって(ゴメン)
まあスレの内容に沿った(このスレだとゴーゴー団関係)の世間話ならしていいんじゃね
ユウキ「昼食の準備ができましたよ、ミライ」
ミライ「……」
ユウキ「ミライ、聞こえているんでしょう?」
ミライ「……」
ユウキ「ふぅ……。そうやって、部屋の隅で体育座りしていて何になるんです。
朝食にも、ほとんど手を着けていなかったじゃないですか。ここのところ、毎日ですよ?」
ミライ「……ヤライ兄さん……、ヨウジ兄さん……」
ユウキ「ミライ、あなたの辛さは僕も分かります。
しかし、今は、冬の寒さと戦う時期だと割り切って、耐え忍ばねばなりません。
お願いですから、理解を――って、どこへ行くんですか?」
ミライ「キッチン……。お水……」
ユウキ「きのみジュースなら、ご覧の通り、食卓に――」
ミライ「お水だけでいい……」
ユウキ「ミライ……。
――はぁ……。年頃の女の子は繊細だと云いますが、それを身に染みて感じますね。
って、なぜ、僕は、こんなに老け込んでいるんだろう。ますます気分が滅入って――」
ミライ「キャーッ!!」
ユウキ「ッ……!? どうしました、ミライ!?
まさか、包丁で手首を切るなんていう、
読者の皆さんが、どっぴきするような展開に走ったんじゃ――」
ミライ「キッチンの床から、ヤライ兄さんの首が生えてるッ!!」
ユウキ「ええーっ!?」
ヤライ「ん……? おお、ユウキ、ミライ、久しいな」
ミライ「しゃ、喋った……」
ユウキ「ほ、本物のヤライ兄さん……なんですか?」
ヤライ「何を言っている。兄の顔を忘れたか」
ユウキ「いえ……、顔は一致しているのですが、
僕らの兄は、床から生える、などという、奇怪な生態はしていないハズなので……。
というか、そこ、ぬかどこじゃないですか。僕が以前、足を踏み外して落下した。
そんなところで何をしているんです?」
ヤライ「うむ。話せば長くなるのだが、まずは、ここから出してくれないか。
前に、ヨウジと共に固く閉ざしてしまったせいで、自力では首までが限界でな」
◆
ミライ「うわぁ……、凄い量の荷物……」
ユウキ「どうしたんですか、これは?」
ヤライ「ああ。
俺が、この2週間、各地に点在する不思議のダンジョンで掻き集めてきた道具だ」
ミライ「ふ、不思議のダンジョン?」
ユウキ「そういえば、ぬかどこが不思議のダンジョンと通じているんでしたよね」
ヤライ「うむ。先ほど調べていたダンジョンが、この部屋と繋がっていたらしい。
俺が、おまえたちと再会したことは、偶然というワケだな」
ミライ「え……。じゃあ、ヤライ兄さんは、また、ここを離れちゃうの?」
ヤライ「いや、その必要はない。すでに、目的の物は手に入れた。
――これを見てくれ」
ユウキ「こ、これは――」
ミライ「……なに……コレ……?」
ヤライ「ん……? ああ、すまん。――それは、探検中に拾ったペースメーカーだった」
ユウキ「どんなダンジョンを通ってきたんですか、いったい」
()・・・があると同一にみえる。文通とかやりたきゃブログでも作ってやればいい。
いつもの人まだかな?続き楽しみにしてる。
と思ったら来てた。GJ!
GJ!序盤のミライ見て慰めに行きたくなったよ…
GJ!
はまったヤライを想像するとかなりシュールだなww
床からヤライの首って・・・
なんかすご!結構ハマッタ
なんか、夢で床からヤライの首が出てくる夢を見た!
すんげー驚いた。ユウキとミライが唖然としてた。(上のSSどうりだった)
ヤライ「見るがいい。これこそが、艱難辛苦のすえ手に入れた、切り札だ」
ミライ「こ……これって……」
ユウキ「「ま、まさか……、
炎のドラム!?」
ヤライ「ご名答。これは、巨大火山に眠りしヒードランが守護していた、炎のドラム。
7つの秘宝の内の1つだ」
ユウキ「も、もしかして兄さんは、これを探すために、この街を離れていたんですか?」
ヤライ「その通り。
ヨウジには迷惑を掛けてしまったからな。
せめてもの償いにと思い、こいつを見つけ出してきたのだ」
ミライ「ヤライ兄さん……。ちゃんと、ヨウジ兄さんのことを考えててくれたんだ……」
ユウキ「見直しましたよ、兄さん!
これで、ヨウジを説得しつつ、ゴーゴー4の活動も再開できますね!」
ヤライ「うむ。さっそく、ヨウジの元へ向かおう。
今も、ポケモンセンターに居るのか?」
ユウキ「ええ。
3日前に様子を見に行きましたが、ロビーのソファーに寝転がっていましたよ」
◆
ジョーイ「ようこそ、ポケモンセンターへ。今日は、どのようなご用件でしょうか?」
ヤライ「ああ。ここで厄介になっている弟を引き取りに――」
ミライ「ヨウジ兄さん!?」
ユウキ「ッ……!?
どうしました、ミライ!?」
ミライ「ヨウジ兄さんが……、ヨウジ兄さんが……
ロビーでコイキング売ってるッ!!」
ユウキ「えぇえっ!?」
ヨウジ「お……? ユウキ兄ィにミライじゃねェか。
あと1人は……、ええと、誰だったかな。思い出せねェや、ハハハ」
ミライ「うわぁ、険悪……」
ユウキ「そ、それよりも、ヨウジ。
何ですか、この、水槽に入った大量のコイキングは……」
ヨウジ「見りゃ分かんだろ。商売だよ商売。コイキングを売って日銭を稼いでんだ。
カネが無けりゃメシは食えねェしな」
ミライ「……ヨウジ兄さん……」
ユウキ「ヨウジ。意地を張るのは、もう終わりにしましょう。
こんなことをして何になるんです」
ヨウジ「カネになる」
ユウキ「いえ、そうではなく――」
ヨウジ「それより、1匹買ってかねーか? ユウキ兄ィたちなら、5000円でいいぜ」
ミライ「高ッ!!」
GJ!じゃあ他にはいくらで売り付けてんだよww
GJ!
お月見山の親父ですら500円なのにぼったくりだろww
670 :
名無しさん、君に決めた!:2009/06/29(月) 15:50:48 ID:snrNMDs9
俺だったら買わないな(買う気がしない)
・・・ってかヨウジ、ヤライを忘れたって(思い出せない)
ハハハ・・・じゃねーだろwww
4兄弟のCDを作ってみた(少し変だけど)
それ報告だけっておかしいだろ
なんとかして聞かせてくれよ
作ったって言うか、動画の曲(4兄弟のBGM)を、からのCDに入れて表紙と裏に画像とかを張っただけだけどね。
4兄弟のBGMを聞くには、Youubeで「Go-Rock Quads」って検索すれば聞けると思う。
後は頑張れば出来る(説明下手&知ってたらゴメン)
ユウキ「ヨウジ、もうムリをするのはやめましょう。
本当は売れてないんでしょう? そのコイキング」
ヨウジ「ムリなんてしてねェよ。コイキング、売れてるっつうの」
ミライ「5000円もするのに?」
ヨウジ「それは、ユウキ兄ィたちだけだ。普段は50000円で売ってる」
ユウキ「そ、そんな……。売れるわけがないでしょう」
ヨウジ「そう思うんなら、コイツを目に焼き付けな。
見ろ、現ナマ50000円だ」
ミライ「えぇえっ!? ま、まさか、ホントに売れちゃったの?」
ヨウジ「おうよ。
金メッキのモンスターボールとセットで売ってたら、何を勘違いしたんだか、
ムネんトコにRマークが描かれた服を着た男が、喜んで買って行きやがった」
ユウキ「詐欺じゃないですか」
ヨウジ「詐欺じゃねーよ。オレァひと言も、純金だなんて言ってねーし。
つーか、買わねェなら帰れよ。見ての通り、オレァ1人でも立派にやって――」
ヤライ「フン。思い上がりも甚だしいな、ヨウジ」
ヨウジ「あァ?」
ミライ「ヤライ兄さん……」
ヤライ「1人でも立派にやって行ける、だと?
おまえは、50000円もするコイキングを疑うことなく購入して行く人間が、
世の中に溢れているとでも思っているのか」
ヨウジ「……」
ヤライ「そんなバカは滅多に居ない。
おまえが手にしている、その50000円。
いずれ、それを使い切り路頭に迷うことは、簡単に予測できるハズだ」
ミライ「そうよ、ヨウジ兄さん! こんなコトはもうやめて、みんなで家に戻りましょ!
また、家族全員で――」
ヨウジ「ああ、うるせェ、うるせェ! 何を言われようが、オレァ戻らねェっつうの!
ヤライ兄ィにゃ愛想が尽きたんだよ!」
ユウキ「ヨウジ、いくらなんでも、聞き分けが無さすぎますよ。
僕らは、ヨウジのためを思って――」
ヤライ「ユウキ、ここは俺に」
ユウキ「ヤライ兄さん……?」
ヨウジ「んだよ、前に出てきやがって。やんのかコラ」
ヤライ「正直……、俺の側にも少しばかり非があったと、認めざるを得ない」
ヨウジ「少しだぁ? 全部だろうが!」
ヤライ「落ち着いてくれ。何も言わずに、これを見てほしい」
ユウキ「う、上手い!」
ミライ「え、何が?」
ユウキ「ヤライ兄さんは、先ほど、ヨウジを罵倒しましたよね?
罵倒で気が立っているヨウジに、炎のドラムを優しく手渡し、信頼を得るつもりですよ!」
ミライ「そ、そっか! アメとムチの使い分けってヤツね!」
ユウキ「マフィアみたいなやり方ですが、これは効果的です!」
ヨウジ「こ、こいつァ……」
ヤライ「おまえのために、不思議のダンジョンで手に入れてきた物だ」
ヨウジ「だ、だけどよ……」
ヤライ「遠慮はいらん。受け取ってくれ。俺の気持ちだ」
ヨウジ「いや、でも……、
何で、エロ本なんだ?」
ヤライ「ん……? ああ、すまん。
それは、不思議のダンジョン探索中に拾った、コミックLOだった」
ユウキ「だから、どんなダンジョンを通ってきたんですかっ!!」
GJ!!
ヤライ、何度間違えれば気が済むんだwww
・・・ていうかそんなの拾ってくるなよwww
GJ!台なしww
てかアニメのあの懐かし名キャラの正体はヨウジだったのかww
そのアニメ見たい!・・・って思うのは俺だけか?
GJ!
サントアンヌ号の戦いだっけか
懐かしいww
レンジャーってもう新作出ないのかな…
4人に会いたい
ポケモン関係じゃなくても、バンド系のゲームとかに出てきてくれれば・・・
>>681 同意。ポケモンの音楽ゲームとか出てくれても良いよなぁ
バンブラの新作に4人が出てくれないかな
ブラザーズってタイトルにあるくらいだし
ちょっと無理矢理な気もするがなw
ほしゅ
いつものss書いてる人が最近来ないような……(困)
>>686 (困)や(泣)や(怒)を使う人は2ちゃんには普通いないからやめておけ
ここは平和だからともかく、他のスレでやったら叩かれるぞ
いつもの人はアク禁されてるらしい
ソースは絵版
ぬるぽ
お前ら、ミライにハァハァ要素はあると思うか?
ありそうだなwww
見たところ胸は小さそうだし、むしろそれを気にするとかあればいいw
でも、ミライは貧乳が萌えると思うw
やっぱヒナタをミライがレズ凌辱するか、
もしくはミライがヒナタかカヅキにエッチなお仕置きされちゃうのが王道と、俺は思う
アク禁ってどんだけ続くんだ?
いつもの人来るまでミライハァハァするしかないのか。ヒナタにからかわれたりするんだろうか。
ヒナタ「へーミライちゃんはまだまだお子様だからそのサイズなのねー」
ミライ「ジロジロ見ないでくれる!?」
とかあると思います
まあスレが落ちなきゃいつか帰ってくるさ
しかしヒナタはナイスバディだからなあ。ミライは嫉妬してそうw
そんなミライを兄達はどう思ってるのだろうか?
>>695 それ良い!
でも、ヒナタとミライってだいたい歳は
あまり離れてないと思うのだが
・・・なんだあの差は
この流れで俺も久々にSS書いてみたくなったw
ヒナタのスタイルに憧れるミライの取る行動
ヒナタ「ここに来いって…これ一体誰の果たし状なのかしら」
ミライ「来たわねレンジャー!あたしと勝負しなさい。あたしが勝ったら…」
ヒナタ「な、何よ?」
ミライ「どうやったらそんなスタイルになれるか教えなさい!」
ヒナタ「…わざわざ勝負する必要あるの…?(しかも分からないし…)」
こっそり遠くで見守る3兄「……(ミライ、頑張れ…)」
>>698 ナイスwww
この調子で皆でss書いて行くのもいいかもなw
俺もそのうち書くけど
というか、例の大黒柱の人にシリーズは引き続き任せるにしても、
短編、番外編なら気楽だし俺らも参加していいかもなw
だとしたら、勝負内容をどうしよう…、
書きたくてもなんかかけないから
アク禁って復帰までどのくらいかかるんだ?経験ある人教えてくれ
別に続きにこだわることもないと思うけどなw
こないだのはあれで終わりにして1レス完結型でやってくのもアリだし
703 :
702:2009/08/08(土) 22:02:29 ID:???
やばい俺のレスの内容読み返してみたら例の人に対してみたいになってる…
「続きにこだわることない」ってのは
>>700に言ったことで、例の人の復帰は切望してるから勘違いしないでくれ
暇だから4人の血液型を考えてみた↓
ヤライ B型orA型
ユウキ A型orAB型
ヨウジ O型
ミライ B型?
・・・だと思う、ヨウジは決めやすいが、他の3人が微妙な感じだ
あ、あと
>>698が書いたssすまんが誰か続きを書いてくれないか?
それじゃあ続きを。この続きを誰か書いてくれ
ヒナタ「勝負って、また懲りずにポケモンキャプチャさせるの?(勝てばいいか…)」
ミライ「今回は違うわよ(多分負けるし…)」
ヒナタ「じゃあ何を…」
ミライ「私は優しいから、あなたに選ばせてあげるわ」
ヒナタ「はぁ…(突っ込むのも面倒だなぁ…)」
ミライ「【バイオリン対決】か【お店での値切り対決】か好きな方を選びなさい!」
ヒナタ「それどっちも私不利じゃない!」
もしかして俺すべった?
いや、すべってない。うまいしオチもついてるし。
続きを書こうと思っても悩むからなぁ。自分がかいたせいでgdgdになんのもあれだから、個人が単発でやっていってもいいし。もちろん続きはみたいけどね
即レスありがとう。どんな続きになっても俺は構わないが…
やっぱいつもの人来るまで一人でやるべきなのかな?
値切り勝負開始!より安く商品を手に入れた方の勝ち!
ヒナタ「値切り対決っていったって…私値切りなんてしたことないし、どうすれば…」
ミライ「ふふん、素人は黙ってみてるといいわ。ちょっと!店員さんこれみてよ」
店員「なんでしょうお客様」
ミライ「これ。ここのとこ、ヒビがあるんだけど、変えてもらえないかしら」
(事前にしたっぱにやらせた破損)
店員「申し訳ございません、その商品在庫がそれ一品で終了でして」
ミライ「うーん、ないならそれでいいわ。おいくらですか?」
店員「いえ、こちらの管理不足ですのにお客様から代金なんてとれません。キズモノになって申し訳ないですがお受け取りください」
ミライ「ありがとう、大事にしますね」
店の外
ヒナタ「すごい、詐欺師になれそう」
ミライ「ふふ、みた?タダよタダ!私の勝ちね…って、なにそのスイカ」
ヒナタ「おじさんべた褒めしたらもってけもってけーって沢山くれたの。あっちにまだあるけど、5個。だから私の勝ーち。じゃあね」
ミライ「ちょ、待ちなさいよ私にもスイカ食べさせてよ!」
値切りとかわからんからこうなった。
スイカと聞いてヒナタの胸を最初に思い浮かべた俺って…
うーん…まさかアク禁がここまで長いとは…保守
誰か話題出そうよww
4人の歳とか血液型とか?
そういや思ったよりネタないな…アニメ出てないし…
ミライがアニメに出てたらどれだけハァハァ出来ただろうか…
海外版の4人の名前
ヤライ…Blly(ビリー)
ユウキ…Garret(ギャレット)
ヨウジ…Clyde(クライド)
ミライ…Tiffany(ティファニー)
だった気がする
それに台詞も少し違ってたし
どんな風に?
うーん・・・ まぁ、少し書くよ
ユウキ:たとえあなたが急いでいるとしても、急に止まってください!
ミライ:たとえあなたの耳を我々の法律的攻撃に開けてください!
ヨウジ:怒りのリズムは 土を強打します!
ヤライ:疑心のメロディーに空まであがらせてください!
とまぁ、こんなんだったかな、微妙に違うって感じ
ちょ…なんか完全にイメージ崩れるなそれ。日本語版とだいぶ違うぞ
しかもみんな丁寧語じゃユウキの特徴がバネだけになる…
ゲームのストーリーも微妙に違うらしい、なんかライブのリハーサル
みたいなのがあったかな
やっぱ丁寧語はユウキっしょ!
それにヨウジが丁寧語とか使うとちょっと…ねえ
保守
上がってねえ。
あと、場合によってはもう1つ台詞があったな↓
ゴーゴー4兄弟:ポケットモンスターゴーゴー!
ユウキ:場合でも、あなたのトラックで停止している!
ミライ:我々の旋律の攻撃へのあなたの耳をオープン!
ヨウジ:怒りのポンドの地面のリズム!
ヤライ:空に野心上昇のメロディーてみよう!
ゴーゴー4兄弟:お客様の無知を治すよ!
ヤライ! ユウキ! ヨウジ! ミライ!
ゴーロックの熱い期待のバンド
名を1回と聞いたことを忘れたことがありません!
ゴーロック四肢!
ってのもあった
…?ちょっと待て、訳し方変じゃないか?もしかして翻訳サイトとか使った?
外国版だろ?翻訳かけると変に丁寧になるしそうなんじゃないかな
なるほど、納得
HGSS発売ということで4兄妹で入手の仕方を考えてみた。
ユウキの場合:事前に予約(フィギュアもゲット)
ミライの場合:華麗にフラゲ
ヤライの場合:予約してないから開店前に並んでギリギリ買えた
ヨウジの場合:どこいっても売り切れでしょうがないからオクで手渡し当日中で倍値で買う
もしくはマジコン
俺は買えなかった。予約しとけばよかった!銀人気だな
せっかく予約してたのに金が足りなくて買えない…何してんだろ俺
まあ一ヶ月預かってもらえるらしいからなんとかなるか
よかった、銀ポケセンで買えた。そんな俺のIDが4兄妹。
おめw
新作発売されたし、保守ペース上げないと厳しいかな?
今日のアニメ見てたら、この4人アニメ出なくてよかったと思った
アニメに出たキャラはキャラ崩壊激しいからな
保守age
ミライの好みのタイプってどんなだろう?
保守
誰か話題を…
HGSSをやっていて虫とり取大会でバネがどうこう言ってる奴がいた。
他にもところどころで4兄妹を連想できるような奴がいたような気がする。ホント、気がする。
ミライの理想のタイプ
ミライ「何でそんなこと聞くわけ?」
ヤライ「話題がないからだ」
ユウキ「違います。ファンからの手紙で質問多かったんですよ」
ミライ「いきなりそんなこと言われてもねー…」
ユウキ「まぁ、無難に優しそうな人とか、守ってくれる人とか言っておけばいいんですよ」
ミライ「そうね。自己中・守銭奴・二重人格は論外として。」
ヤユヨ「……………」
ミライ「私の言うことなんでも聞いて、欲しいものも全部買ってくれて、更に荷物持ちしてくれる人が好みのタイプかな」
ヤユヨ(それタイプって言わねー
下っ端「俺マジ勝ち組ww」
そんなわがままなミライちゃんはお仕置きしなきゃなハァハァ
sage
747 :
名無しさん、君に決めた!:2009/10/06(火) 09:57:57 ID:Tabt2sn0
age
SS投稿してくれてる人まだアク禁続いてるって。
ソースは掲示板。
なんでアク禁になっちゃったんだろうな…
話題もなかなか出ないし寂しいわ
でも、その分「われらゴーゴー4兄弟」の第2話的なの
が発表されたんだけどね
読んできた。ファンサービスを欠かさないいい人だな。しかしあのシンバラはww
あんなのが技術最高顧問じゃカヅキやヒナタも苦労するだろうなww
・・・んにしてもユウキww
あのパターン来たかw
ss書いてる人、有り難う御座います。感謝!
掲示板でも感想送ったけど、言いたりないからw
ユウキはなぜバネブーを使わなかったんだろうと、真剣に考えてしまったw
保守
753>>
だよなw
何でストライクとハッサムだったんだろうな…。
ポケレン無印出すならバネブー使ってほしいw
この4人って、ポケモンバトルだとどういう戦法で戦うんだろう
俺の予想では
ヤライ…積んでから無双
ユウキ…耐久型使って毒毒とか嫌な戦法
ヨウジ…タイプ別の最強技を連発するフルアタ
ミライ…威力と命中のバランスがいい技中心
>>756 やっぱユウキはそんなイメージだよなwww
他の3人は自分の中でイメージするのに時間がかかったけど、
ユウキだけはすぐそうだと思ったwww
>>757 ユウキとヨウジは即決だったww
ヤライとミライは迷ったが。ヨウジって単純に強い技ガンガン撃ちそうじゃね?
乙!
保守的行為
dat落ち阻止
この四人ってほんとにセレブなんだよな…服とか豪華な感じだし
ヒナタを馬鹿にして口ゲンカするミライとかよく想像する
なんか男3人よりミライの方が、ヒナタと絡む姿が絵になると想う
age
4人がジョウト行ったらどんな感じになるかな
コガネに滞在しそうだ
ミライはデパートに、ヨウジはゲームコーナーに入り浸る気がする
>>765-766 そのネタ使って小説かいてもいいですか?
書けたらここに投稿していきますので。
保守
保守
age
ごめんなさい、次から投稿していきます。
時間を空けて申し訳ないです。
ポケレン本編のミッション7(?)のアジト爆破後ってことで。
ユウキ「ちょっと兄さん!アジト爆発させて…これから僕等どこに行けばいいんですか!」
ヤライ「その点は心配ない。既にジョウトのコガネシティと云う所にもう家は建ててある。」
ミライ「さすがヤライ兄さん!」
ヨウジ「アジト爆破は計算尽だったってことかよ!」
ヤライ「まぁその事は水に流して――、っとジョウト行きの船が来たぞ。」
***
―ジョウト、コガネシティ―
ヤライ「着いたぞ。ここが今日から俺達の家だ。」
ヨウジ「ゲーセンの近くか…。ちょっくら行ってくる。」
ミライ「じゃあ私はデパートに行ってくるわ♪」
ユウキ「二人とも…。」
ヤライ「さぁ、お隣さんにでも挨拶に行くか。」
ユウキ「えっ?僕等二人だけでですか?」
ヤライ「あぁ。あいつ等にはまた後でさせればいい。」
ヤライ「では行こうか。確か隣に住んでいるのはマサキという名の青年らしい。」
ユウキ「すいませーん。隣に越して来たものです。引越しの挨拶に来ました。」
ガチャ
マサキ「ん?そうなんやー。丁度今家族が買い物行ってて暇してたんや、あがってってや!」
ヤライ「そうか。では失礼する。」
ユウキ「失礼します。」
***
ヤライ「俺はヤライ、こっちはユウキだ。よろしく頼む。」
マサキ「わいはマサキや!よろしくな〜。」
ユウキ「あの、これ、粗品ですが――」
マサキ「あ!フエンせんべいやないか!これわい食べてみたかったんよ!ありがとな!」
ヤライ「喜んで頂けて光栄だ。所で、俺達以外にも後二人、ヨウジとミライという奴が居るんだが…
生憎今はデパートとゲームコーナーに行っている。後で挨拶に来させるから、その時はよろしく頼む。」
マサキ「わかったで〜。所であんさん達、見た所トレーナーとちゃう思うけど、職業は何なん?」
ユウキ「僕等はとある組織の幹部をやっていました。今はもうありませんがね。」
マサキ「そうなんや。わいはポケモンセンターにあるパソコンのボックスの管理やってんねん!結構おもしろいんやで〜!」
ヤライ「とすると、貴方はポケモンエンジニアのマサキか?」
マサキ「そうやで〜。ポケモンのあずかりシステムはわいが作ったんや!」
ユウキ「凄いですね!今度是非仕組みを教えてください!」
マサキ「わかったで〜。いつでもき〜や。」
ヤライ「ではそろそろ時間なので、失礼させてもらう。」
ユウキ「では、失礼しました〜。」
すいません、一人でこんなにレス消費してしまいました・・・。
いつもの神SS投稿者様にはかないませんが、楽しんでいただけたら光栄です。
うっかりいつもの癖でオチに期待してしまったw
普通に続くんだな。楽しみに待ってます
hage
保守
hage
ミライがコトネコスしてる夢を見た…いのに見れない
>>782 ミライは髪の毛が長くてさらさらしてるからヒカリコスやリーフコスも似合うかも知れない
>>783 確かにリーフコスとの相性は良さそうだな
あとはジムリーダーや四天王だと…ミカンかな?
誰か絵版に投稿してくれー!
保守
age
age
保守
hage
ほしゅ
保守
保守
話題がなさすぎて悲しくなってきた
ほしゅ
サイト晒しも中身もキモすぎる
クリスマスか…
サンタコスのミライの妄想が止まらない
age
来年はまたレンジャー新作出るといいなぁ
そしてss書いてる人の
アク禁が治ればいいなぁ
4兄弟に会いたい!
>>801 激しく同意!
来年には次スレが建つくらい盛り上がるといいな
あけおめage
新作出たら次はどんな曲で登場するのか…という妄想が止まらない
しかし新作が出ないことには何も始まらんな
って言ってるそばからレンジャー新作来たぞ!
3月発売だってよ!またゴーゴー4が見れるかも!
一週間経っても誰も返事してくれないのは悲しいぜ
807 :
名無しさん、君に決めた!:2010/01/21(木) 20:45:15 ID:RVJaiAM2
彼とわたしは、デートの時、どちらかの家に行き、だれもいないとき 、部屋で横になって裸でだきあいます。それがだんだんエスカ
レートしていって、学校の体育倉庫で 服をぬがされ、まだ3年生ですが学年で1番大きいおっぱいを、つ
かむように触られたり、しゃぶった りされます。最初は、苦手だったんだけどだんだん気持ちよくなりサ
イコーです。しかも、わたしは 、学年1美人でもてます。彼も同じで、美男美女でよくみんなにうらやま
しく、思われます。 : : このカキコ見たあなたは4日後に不幸がおとづれ44日後に死にます。それがイヤ
ならコレをコピ ペして5ケ所にカキコして下さい。私の友達はこれを信じず4日後に親が死にました。44日
後友達は 行方不明・・・・。いまだに手がかりもなく私はこのコピペを5ケ所に貼り付けました。すると
7日後 に彼氏ができ10日後に大嫌いな人が事故で入院しました。 : : 信じる信じないは勝ってです
大規模規制があったから書き込めない人が多いのかもね。
新作でも出てくれるといい。今度は滞在していつでも会えればいいな。いっそパパンも出てきたら嬉しい。
むしろクエストあたりに関連してほしい俺がいる
絵板に絵が投稿されるペースが上がってきた気がする
なんか凄い絵師が新たに来てくれてるし
>>810 小説の人もゴーゴー4の新作出してくれたしね
読んできたぜ
今年初更新がゴーゴー4の小説というのは嬉しかったな
ポケモンはファンサービスがいいから新作にも兄弟がでるかもね
そう、そのファンサービスに期待したいよな
816 :
むきむーき:2010/02/08(月) 09:37:45 ID:EVOiH4bo
そしてゴーゴー団のことが世に散らばっていく・・・といいな!
携帯規制は緩和されたっぽいな
しかしSSの人の規制が解けないのは寂しいなぁ…
保守
規制解除されてるかテスト。
age
誰でもいいから誰か4兄弟の本出してくれ・・・・このままじゃ抑えきれなくなって自分が出してしまいそうだ・・・
823 :
名無しさん、君に決めた!:2010/02/28(日) 20:59:35 ID:datv4yRk
いきなりだが、「ニンドリ」って言う雑誌に
4兄弟が出てる。。 俺はこの目で見た! 少しだが
4兄弟ファンなら買って後悔はないぞ!!
>>821 そうだww>>822の言うとおりだww
俺も半分作ってるがな
すまん、sageするの忘れてた
これからは気をつける
>>823 15ページくらいのレンジャー特集の個性的な悪役を紹介する部分だなw
あれを見た時は嬉しかったなぁ
てか半分出来上がってるとか完成楽しみにしてるわw
イラストも4兄弟とか載るといいなw
投稿してみるかなww
本屋でニンドリ探したけどなかった泣きたいorz
821だけどちょっと真面目に作ろうと思ってトーンとか色々買って来た。
あんなぺらっぺらの紙きれ一枚が500円とか信じられん…
本とか初めてでよくわからんのだがスレのネタとかって出してもいいのかな?
>>828 リレー小説書いていた者の1人だけど、個人的には良いと思うよ。
まだ光の軌跡ED迎えたばかりで未確認なのだけれど、
気になるカキコ発見につきレンジャー光の軌跡スレからレス引っ張ってきた
> 81 名前: ゲーム好き名無しさん [sage] 投稿日: 2010/03/08(月) 21:45:37 ID:FKK62pPs0
> ゴーゴー4クエストきたーーーー
>
(関係ない話題に付き省略)
> 87 名前: ゲーム好き名無しさん [sage] 投稿日: 2010/03/08(月) 21:49:44 ID:FKK62pPs0
>
>>83 > 51個クエストこなしたあと(?その前によくみてないから不明)
> アクアリゾートの入り口あたりにマネージャーがいてクエストスタート
>
> ならび順はクエスト表の最後、「オブリビア ゴーゴー!」
さっきゴーゴー4のクエストやったよ
バトナージよりちゃんと絡めるから嬉しいね!
マジか!買うか迷ってたが購入決定!!
うん
一人一人とちゃんと絡めるのが良いね!
ただクエスト51個こなさないとゴーゴー4に会えないという・・・ゴーゴー4登場はクエスト51個クリアしたごほうびって感じなのかな?
お金ないのにこの野郎wwだがGJ もう買うしかないw
良かったらネタバレでもいいから内容とか教えてほしい
大まかな内容はゴーゴー4がオブリブアで特別コンサートをやりにきたんだけど約束の時間になってもヤライとユウキとヨウジが帰ってこないから探してくれってクエスト
皆がどこに行ったかはミライが教えてくれるよ
ゴーゴー4とウクレレピチューがセッションするという素敵なイベントだったな。
しかし、シンバラ教授とゴーゴー4はいつの間に仲良くなったんだw
なんか思い返してみるとヨウジがまともなのは分かったけどユウキ兄さんのキャラが崩壊してたようなw
ヨウジの守銭奴が移ってるよなw
丁寧語が少なくなってたのは、雪崩でテンパってたから、と解釈すればいいけど。
そうそう
守銭奴が移ってたw
あと、ヨウジがユウキのこと呼び捨てで2人の喧嘩を止めるのはいつもヤライの役目。
クソッ!レンジャーを買いたいのに小遣いが足りないぜ!
ミライのポニテを想像すると萌える
新作のおかげで、ピクシブにも多少絵の投下があってありがたい
一人暮らしで金に余裕がなくて買えない…
4兄妹のミッションてクリアしたらもう会えない?街のどっかにいてくれんのかな。
きになったけどユウキ一人称変わった?後の会話でも丁寧語じゃなかったし
保守
うん、クリアしたらもう会えないよ。
確か初代は「私」でバトナージ以降「僕」になったような気がする
まだ買ってないんだがトリオザヘルだっけ?あいつら出た?
出てないとしたらゴーゴー4凄いな
ゴーゴー4はイマチとともに制作者に愛されてるみたいだなw
早くゴーゴー4に会いたいーーーーーー
でもクエストクリアしたら会えないなんて悲しいじゃないか・・・
トリオ・ザ・ヘルは出てないよ
そうそう、ゴーゴー4とイマチは愛されてるよね!
今作だとレッドアイも良いキャラだったなー
やっと買えたぜw
待ってろよーゴーゴー4!
855 :
名無しさん、君に決めた!:2010/05/11(火) 23:13:22 ID:1AVk/416
だれか小説かいて〜・・・
ユウキ受けの・・・
腐女子帰れ
かるびさんtwitterやってたのか
あれ、規制無くなってる。今まで描き込めなかったのに・・・
いきなりですまん。絵板の管理の方がどうなってるのか知りたい。
自分が描く時に思ったことだけど、画像のサイズが変えれないのがきつい。4人一緒に描きにくいし
もし管理してる人がいるんだったら設定変えてほしい。(って言ってもかなり前に作られた物っぽいし管理されてない可能性高いかも)
ここから提案になるんだが、もしいないんだったら今まで出来なかったアップロダ機能つきの四兄弟専用絵板新しく作らないか?
あと連投とか間違えて投稿してしまったレスをちゃんと消せる管理者が必要だと思う。
やっと規制解けた…やっとゴーゴー4のクエスト終わったよ
ヤライがやたら知的でかっこよかったなww
絵版の件は自分も同意。
サイズ変えられないのはキツイ・・・。
絵板のミライかわいいなぁ
ホントにポケモンパン化したら主食にする奴出そうだなww
このスレでお兄ちゃんがすきになった
保守
866 :
名無しさん、君に決めた!:2010/06/28(月) 04:48:50 ID:oCoHH5cx
かるびさんの4兄妹小説新作うぷされてるぞ
絵板にものぁさんの絵が来てるな
868 :
絵板の ありす:2010/06/30(水) 21:31:27 ID:d8Sik2z5
ですね!のぁさんの絵にはいつも惚れ惚れさせられます……^^
869 :
絵板の ありす:2010/07/01(木) 20:53:19 ID:UXbnOP3d
DBのフリーザ編 宇宙船の中での会話 ゴーゴー4で吹き替え
ミライ「あ〜あ……退屈……。ねえ、頭んなかでバネやおカネの妄想するのはいいけど、
いいかげんちらかってきたからかたづけてくんない?レディがいるのよ!」
ヨウジ「だ…だってそこちらかしたのはミライで……オレたち自分の分はかたづけたぞ…」
ミライ「私は忙しいのよ!いろいろと考えることもあるしさ。」
ユウキ「さっき確か退屈って……。」
ミライ「うるさいわね!デリケートなレディをいたわろうって気持ちがほしいわ……!
あーー忙しい忙しい!」
ヨウジ「レディならパジャマでウロウロしないでほしいよな……。」
ユウキ「ごもっとも。」
一部勝手に考えましたww
870 :
絵板の ありす:2010/07/01(木) 20:55:03 ID:UXbnOP3d
鳥山明氏、すいません。あと、ミライファンの方も。
パジャマ姿のミライ…ハァハァ
872 :
絵板の ありす:2010/07/02(金) 17:43:40 ID:ac3gUuVO
ホントはパジャマじゃなくて下着なんですよね。
でも、さすがに下着はヤバいですからww
すいません、名前って書かないほうがいいでしょうかね?
2ちゃんでは名無しの方が絶対いいよ
874 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/03(土) 11:17:39 ID:IJBDg2AZ
分かりました。ありがとうございます。
875 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/03(土) 15:21:31 ID:IJBDg2AZ
ミライ「ところでさ……ずっと疑問だったんだけど逃げたヤライってゴーゴー人さ、
どこへ逃げてったわけ?」
ユウキ「え?どこへ…って……」
ミライ「だってゴーゴー人の星はとっくになくなっちゃってるんでしょ?」
ユウキ「……そうか…とにかくあの人もひどいダメージを受けたんだから…
どこか文明のある星だと思うけど……」
ミライ「う〜ん……前にアイスくんのアニキってのが言ってたわね… <我々は環境のよい星に
住む者を絶滅させて異星人に売る>んだって。その異星人のところで治療してもらうのかしら…」
ユウキ「だとしたらその星の場所しだいでいったい いつまた地球にやってくるのか……遠ければ
時間が稼げるんだけど…」
ミライ「……とんでもないヤツに目をつけられたもんね…地球も……」
ミライたちの想像は けっして間違っては いなかった……
惑星ラゴウNo.79……ヤライが地球を離れて18日め……
876 :
名無しさん、君に決めた!:2010/07/03(土) 15:28:45 ID:IJBDg2AZ
ブルマ=ミライ
クリリン=ユウキ(ただし敬語)
孫悟飯=ヨウジ
ベジータ=ヤライ
サイヤ人=ゴーゴー人
孫悟空=アイス(トリオ・ザ・ヘル)
悟空の兄(ラディッツ)=ミラカド
フリーザ=ラゴウ
すまんが、2ちゃんではメール欄に半角小文字でsageと入力してくれ
あと悪いけどそのネタ分からないorz
あ……すいません。えっと、これでよろしいでしょうか……?
一度2ちゃんの基礎を見てきた方がいいぞw
ミラカドとアイス懐かしいな
>>878 うん、それでいいよー。普通のスレだったら多分けなされてたよ、ここでラッキーだったね
>>879 懐かしいね、あの辺はもう再登場はしないんだろうな
はい、ここでよかったです。じゃあ、基礎見てきますね〜。
バトナージ懐かしいですよね^^
{ヤライはレベルが1上がった!
かっこよさが3上がった!
モテ度が5上がった!
頭の良さが2上がった!}
ミライ「ん?……あっ!ヤライ兄さんまた<ナルシクエスト>してるの!?そんなにゲームしてると
目が悪くなっちゃうよ?」
ヤライ「ふう……心配いらん。もうやめる。」
ミライ「えっ!珍しいわね……注意一回目でやめるなんて。
いつも五回くらいしないとやめないのに。」
ヤライ「いや、もうこれ以上やっても意味がないと思ってな。」
ミライ「えらぁい!」
ヤライ「これ以上かっこよくなったら自分がどうかなってしまうからな。
ミライ「……。」
>>882 なんかヤライってそういうキャラしっくりくるなww
確かに。
ヨウジ「ん?ヤライ兄ィ、なに変なゲームしてんだ?」
ヤライ「変なゲームとはなんだ!変なゲームとは!ナルシファンタジー
略してナルファンだ!名前を覚えろ!」
ユウキ「ナルシって言葉も略語なんですがーー。」
ミライ「あっ!ヤライ兄さん昨日ゲームやめるって言ったのにまたやってんの!?」
ヤライ「ゲームをやめるとは言っていない。<ナルクエ>をやめただけだ。」
ヨウジ「まあ、それはさておき……どうして結婚するんだよ。」
ヤライ「ファンタジーだからだ。」
ヨウジ「……あそ。」
>>美女「あらかっこいいお兄さん!結婚してくださらない?…なーんてね。」
ヤライ「ふん。そんなことは自分が一番分かっている。」
ミライ(また……)
>>ギャル「お兄さん鬼カッケー!海行かね?海!」
ヤライ「ふぅ……モテる男は大変だ……。逆ナンまでされるのか。」
ヨウジ(兄にこんなことを言うのもなんだがウゼェ。)
ヤライ「よし、そろそろ花嫁を決めるか。」
ヨウジ(結婚でもなんでも好きにしろ。)
ミライ(そろそろカヅ君の行こっかな……♪)
ユウキ(ヤライ兄さんが壊れてしまう……。まあいいか。もう疲れました……)
ミライはカヅキとどういう関係なんだ……(泣)
ユウキがんばれ〜?
ー今日は、七夕の日…ここは、ゴーゴー4(ユウキ抜き)がいる‥どこか遠い星
ヤライ「ユウキはどうしたんだ?」
ミライ「ユウキ兄さんはバネ祭りで、バネブーとデートしてるわよ。
それより竹型ロボットはここでいい?」
ヤライ「オレの頭に刺すな!ちなみに、竹型ロボットとは、電波を
発信して、願い事をかなえるロボットだ!」
ヨウジ「誰に説明してんだ?」
ーここは地球
ユウキ「おかえりなさい‥」
ミライ「ただいま〜!あれ?ユウキ兄さん元気ないけどふられたの?(もともと
ポケモンと人間の恋愛なんか不可能だけどね♪)
ユウキ「ふられたんじゃない!ふったんです!あいつが、バネよりも真珠の方
が好きだって言ったのが悪いんですよ!」
ヨウジ「分かったよ!愚痴は後で聞いてやるから!(ウゼェ…)
ーというわけで、ゴーゴー4の七夕はユウキの愚痴で終わった…
ちなみに、日向のねがいはかなってカヅキとデートしたそうな
チャンチャン♪
ヤライ「この日を何年間待ち続けてきたか……。」
ヨウジ「や、七夕は1年に1回だし。」
ミライ「みんなは短冊に何書くっ?」
ユウキ「あ、無視なんですか……。」
ヨウジ「カジノでがっぽりもうけたい。」
ヤライ「世界征服。」
ミライ「カヅ君とデート♪」
ユウキ「バネ祭りで1位。」
ーーみなさんは、何を願いますか……?
ノーバネノーライフだなユウキwww
しかしSSで賑わうのも久々だな、かるび氏の規制が解けなくて過疎り過ぎて寂しかったわ
ダチと書いたぜ!
確かに最近賑わってきたね。
★ゴーゴー団幹部が幼い頃の話★
ラゴウ「ミライちゃ〜ん、こっちに蹴るんだよ〜!」
ミライ「パパ、ミライしゃっかー(サッカー)やだ!おひめちゃまごっこがいい!」
ラゴウ「お、お姫さまごっこぉ?そ、それはちょっと……」
ミライ「おひめちゃまごっこがいいのぉ!」
ラゴウ「う〜ん……あ!そうだ!ヤライ!おいで〜。」
ヤライ「ーーやぼうのめろでぃてんたかく!……ん?ああ、ボクは今ギターの練習で
いそがしいから……。」
ラゴウ「う〜ん……それなら仕方ない。ユウキおいで。」
ユウキ「ボクは今、物理の研究で忙しいです。」
ラゴウ「お、お前はホントに7歳か?じゃ、じゃあヨウジ!」
ヨウジ「ボク今外国のお金を整理してんだ。」
ラゴウ「……。」
ミライ「ねぇ〜おひめちゃまごっこはぁ〜?」
ラゴウ「……。」
ーーこの後ラゴウは、家にあったドレスを着せられたという……。
ミライ「パパ、フリフリかわいいね♪」
ラゴウ「ミ、ミライの方がかわいい…よ…。」
ラゴウ「このプチ小説を見て笑ったヤツに告ぐ!
みてろよ!いつか必ず、あの4人と私で立派な組織をつくってやる!」
>>893 最後そうきたかww見事に俺も笑ったよチクショウww
しかしゆっくり進行してた平和なこのスレもとうとう900に近くなってきたな
でもまあペースがペースだし、次スレ建てるとしても980〜990だろうね
ヤライ「突然だがミライ、お前の体重何キロだ?」
ミライ「・・・・・・・・・・・」
ユウキ「ちょっと!兄さん、何爆弾発言言ってるんですか!」
ヨウジ(でも、ちょっと気になるな・・・・・)
ヤライ「でも、こいつ(ミライ)、ちっちゃい頃いつも自分の体重大声で言い
ふらしてたじゃないか!」
ユウキ「それとこれでは話がちがいます!」
ミライ「お兄ちゃん、そんなにききたい?でも、先にバクーダの体重を教えて
あげる♪ いけっバクーダ!」
ヤライ「あ〜〜〜〜〜!重い!すまん!許してくれ!」
ユウジ「女は金より怖い・・・ てか、俺の名前が変わってるんじゃん!
ふざけんなよ!この小説書いたやつ謝れ!」
迷い猫「ごめんなさい。」
ミ・ユ・ヨ・ヤ「ホントに来たーーーーーーーーーーー!」
迷い猫ってありす氏か?
898 :
迷い猫:2010/07/14(水) 20:47:17 ID:???
すみません、ちがいます。ありすさんとはリア友です!あと、一つ目の
七夕小説書いたの私です。
駄文ですいません!
ヤライ「今日、7月15日は、このSSの作者の誕生日だそうだ。」
ミライ「へえ〜。」
ユウキ「おめでたいですね!お祝いに行きましょう!」
ヨウジ「どこか分かんのか?」
ヤライ「ああ、そう言うと思って家は調べてある。」
ヨウジ「早いな。」
ミライ「レッツ、ゴーゴー4兄妹!」
ピンポーン……
作者「あ、こんにちは〜。待ってたよぉ。」
ユウキ「来ることを知ってたんですか?」
作者「うん、教えてもらったんだ。それはさておき、ありがとね!
ささ、あがってあがって。ケーキ食べよ♪」
ミライ「う……うん。」
作者「あ、カロリーなら低いから大丈夫だよ♪」
ミライ「ホントっ!?」
ヨウジ「ケーキなんて久しぶりだ。」
ユウキ「本当に。作者さん、ありがとうございます。」
作者「こちらこそ!」
ミライ「こんなにおいしくて、カロリー低いなんて、もうサイコー!」
ヤライ「ケーキも食べ終えたし、たくさんしゃべったし、そろそろシメるか!」
ヨウジ「だな。」
ヤライ「コホン、ではーー」
ヤ・ユ・ヨ・ミ・作「7月生まれの人、おめでと〜〜!」
>>899 誕生日おめでとう!
俺は8月生まれだ…ところで、あまり作者自身をキャラと絡ませると2ちゃんの人は文句言ってくるよ、危ないからやめた方がいい
このスレだからゆるく注意されてるけど、普通ボロクソ言われちゃうよ
「自分でサイト作ってやれ」って。名も無い一般人を出すだけなら大丈夫だけど…
最近靴屋で「バネの力」ってのをよく見かける。ユウキが見たらどんな反応するかなww
ミライ「ねえねえ、ユウキ兄さん!これ見て!」ぴょん!
ユウキ「ああ、かわいいですね。」
ーミライは、ミミロルの耳帽子をかぶっていた・・・
ミライ「でしょでしょ!自分で作ったの!」
ヤライ「どうしたんだ?ミライ、それ、トリトドンの触覚k「ミミロル、
冷凍ビーム!」
ーヤライは凍ってしまって動けない!
ヨウジ「ヤライ兄さん!何言ってるんだよ!!!!」
ヤライ「もがもが、もごもご!(オレの扱い、だんだんひどくなってな
いk「ミミロップ、吹雪!」
ミミロル&ミミロップ『ヤライ、死亡』ニヤッ
ミライ「ミミーズちゃんたち、ありがと!」ナデナデ
ユウキ&ヨウジ「出番・・・」涙
なんかいろいろすいません!
馬鹿で馬鹿な迷い猫でした〜!!
ヤライ「お前ら!よく聞け!」
ユ・ヨ・ミ「?」
ヤライ「俺はついに、レンジャーに勝った!」
ユウキ「ほ……本当ですか!?」
ヨウジ「マジかよ!?」
ヤライ「ああ、本当だ。ーー長かった……!ついに我らゴーゴー団の勝利の時が訪れたのだ……!」
ーーそう、あれは一週間前のこと。
ヤライ「はぁ…はぁ……。」
カヅキ「もうやめようぜ、おい。俺らもパトロールがあるしさ。」
ヤライ「うるさい!だいたい、お前ら、二人掛かりで卑怯だぞ!」
ヒナタ「一時間前一人で大丈夫って、余裕かましてたのは誰かしら?」
ヤライ「五月蝿い!知らん!まあいい。明日また来るからな!邪魔をした!」
ハヤテ「お、もう帰るのか?」
ヤライ「……。」
ハヤテ「おい、魂抜けてるみたいだが大丈夫なのか?あの子。」
カヅキ「ああ、大丈夫ですよ。」
ヒナタ「オペレータさん、明日もお茶の用意をお願いします。彼、また来ますから。」
オペレータ「かしこまりました。」
ヤライ「ーーと、いう風に、俺は昨日まで毎日リングタウンまで行ってたわけだ。」
ミライ「だからここ数日居なかったのね。あ、ヤライ兄さんの分のクッキー、食べたからね♪」
ヤライ「な、なにぃっ!?しょうがないな……で、昨日のことだが……。」
ヤライ「おい、来たぞ!」
カヅキ「また来た!もう一週間だぞ?」
ヒナタ「私達もいろいろ仕事があるんだけどーー。」
ヤライ「いいから!よーいスタート!」
カヅキ「えっ!ええっ!?」
ヒナタ「ちょっと、いきなり始めないでよ!ゲームオーバーじゃない!」
ヤライ「はっはっは!なんだかんだ言ってお前らも楽しんでるじゃないか!俺の勝ちだな!」
ユウキ「ひとつ質問…その…いいですか?」
ヤライ「ん?」
ヨウジ「なんの勝負をしたんだ?」
ヤライ「ああ、スーパーマリオ・アントワネットというゲームだ。」
ユウキ「ポ、ポケモン勝負じゃないんですか!?」
ヤライ「誰がそんなこと言った。」
ヨウジ「いってないけど、ゴーゴー団とレンジャーがする勝負といえば、ポケモン勝負だろ!?」
ミライ「しかも、勝ち方、サイテーよ?あれで勝ったって言えるの?」
ヤライ「まあ、とにかくスーパーマリオ・アントワネットで勝ったのだ。」
ミライ「おめでとうございまーす。(棒読み)」
ヨウジ「次もゴーゴー団のためにがんばってくれ。(棒読み)」
ヤライ「おう!」
ユウキ(鈍感ってある意味幸せですね。)
ー今日はパイ投げ会の日
ヤライ「それでは説明しよう!このパイには、女体化薬などの薬が入っていて、
これを顔に当てられると薬が効くのだ!」
ヨウジ「ふざけんな!このクソヤライ!いつそんな薬入れたんだよ!」
ヤライ「おい、ヨウジ、俺はお前の兄貴だろ!・・・もしかして、お前、俺の
顔に嫉妬したのか?」
ヨウジ「お前のすべてを哀れんでやってるんだよ・・・」
ユウキ「2人とも!なにコントやっているんですk「チャーンス!!」ブシャッ!
ユキ「ああ〜!!なんか女性になってます〜〜!!!おまけに名前が「ウ」抜き
になってますし!」
ヤライ「お前、女になっても結構かわいいな!!このイケメンの俺がプロポー
ズしてやろうか?」
ヨウジ「へえぇ・・・」ドキドキ
ユキ「もう消えたい・・・」
終わり♪
次はミライバージョンだ〜〜〜!!!
またまたいろいろすいません!!
馬鹿すぎる迷い猫でした♪
>>903・904
GJ!ヤライのボケいいねw
>>905 ミライバージョン楽しみだ……ハァハァ
ミライは男になるのかな…
ミライでエロネタ見たくなってきたww
ー今日は、パイ投げ(省略 前回の続きです。
ミライ「ただいま〜!・・・ヤライ兄さん、誰そのクリームまみれの女の人、
しかも私よりも胸デカイ・・・まさか、ヤライ兄さん、私との夜遊びで何か
不満でもあってそれで、この女を・・・」
ユウキ「ちがいますよ!ユウキです!」
ヤライ「またまたチャンス!!!!」(ミライに投げた)
ミライ「キャッ!なに?まあ、この服は・・・!」
ーミライは、猫耳に白い肌がチラリズムしまくり&パンチラのメイド服に変身
していた!
ミライ「これなら・・・あのクリーム女に対抗できる・・・!」
ユウキ「あなた、人の話し聞いてないでしょ・・・」
終わり♪
ちょっとエロチックにしてみましたがどうでしたか?ヤライとヨウジをやるか
どうかは皆さんの意見を聞かせてください 夜遊びは、エロな意味で! 迷い猫より
ヤライで続き書かせてください。
兄妹で夜遊びとかやべえよww
予告しておきます。「バネずきんとカネずきん」やります。
バネずきんで吹きそうになってカネずきんで追い打ち食らったww
期待してるよ。
顎ーゴー!
母「バネカネずきん〜、おばあちゃんの所まで薬とおいしいコイン型チョコを届けてくれるかしら?」
バネずきん「いいですよ。」
カネずきん「どうでもいいけど二人まとめてバネカネずきんはやめてくれ。」
母「あらそう?わかったわ。じゃあ、よろしくね。」
カネずきん「コイン型チョコか……。」
バネずきん「食べたらだめですよ。」
カネずきん「わかってらぁ。……それにしてもバネずきんって、もはや頭巾じゃなくて、ブーピッグの
頭飾り着けてるだけだな。」
バネずきん「そういうカネずきんこそお金盛ってるだけじゃないですか。」
カネずきん「まあな……ん?ウサギがいるぞ。」
バネずきん「ホントだ。かわいいですね!よく見るとリスもいますよ!でもなんだか慌ててるような……。」
ウサギ「オオカミ!オオカミ!」
リス「大変!大変!」
バネずきん「オオカミですって!?」
カネずきん「マジか!?」
ウサギ「逃げなきゃ、逃げなきゃ!」
リス「隠れなきゃ、隠れなきゃ!」
バネずきん「大変です!カネずきん、早く用事を済ませましょう!」
カネずきん「なんでだよ!オレ一度オオカミに会ってみたかったんだよな!」
バネずきん「そんなのんきなこと言ってる場合じゃありまーー」
カネずきん「ん?どうした?」
バネずきん「お、お……」
カネずきん「?」
ウサギ「オオカミが来た!」
リス「オオカミが来た!」
バネずきん「逃げましょう!」
オオカミ「あ、待て!」
カネずきん「あ、じゃあ待とうかな……。」
バネずきん「待つわけないですっ!古今東西、『待て』と言われ『はい、待ちます』と言った人がどこにいますかっ!しょうがないですね……。」
カネずきん「ここにいる。ってか、だからと言ってお姫様抱っこするな!気持ち悪い!」
オオカミ「待〜〜て〜〜〜。」
カネずきん「お、おい、オオカミってすげぇ速いんだな!そして降ろせ!」
バネずきん「そんなこと気にしてる場合じゃないでしょう!」
カネずきん「だって、もう追いつかれたぜ。早く降ろせってば!」
バネずきん「え……。」
オオカミ「ふっふっふ……オレは山賊ウルフという者だ。お嬢ちゃんたち、そのチョコをもらってもいいかい?」
>>三族ウルフにチョコを渡しますか? はい ▼いいえ
バネずきん「いやです!お前なんかに絶対渡しません!」
三族ウルフ「ほほう……では、オレが戦うと言ってもか?」
>>三族ウルフにチョコを渡しますか? はい ▼いいえ
三族ウルフ「ならばーー死、あるのみ!」
すいません、山賊って字、途中から間違えました。
>>山賊ウルフが現れた!
>>山賊ウルフの攻撃!カネずきんの所持金が1000円減った!
>>バネずきんの攻撃!山賊ウルフに30ダメージ!
>>カネずきんは『カネの恨み』を唱えた!山賊ウルフに132ダメージ!山賊ウルフを倒した!
山賊ウルフ「く、くそ……。」
バネずきん「このチョコはおばあさまにあげる大切なチョコなんです!ていうか、私達は女じゃありません!」
山賊ウルフ「そいつは失礼。で、おばあちゃんはどこに住んでいるんだ?」
カネずきん「ナダハの岬だなんて、口が裂けても言えねぇな!」
山賊ウルフ「ナダハの岬か……サンキュー!あばよっ!」
カネずきん「えっ!なんでアイツ分かるんだ?超能力者か!?」
バネずきん「バカネずきん!追いますよ!」
カネずきん「バカだとっ!?」
迷い猫ですが、ありすさんごめんなさい。やっぱ「不思議な国のミライ」を書
きます。(変態になる可能性あります!)ちなみに、ありすさんと書くと決め
ていたのは、「イケメソヤライのサンタクロース」です。
『不思議な国のミライ』
ミライ「ショッピングも終わったし、ヨウジ兄さんにMな事をしたらどうなる
か試しにいこう♪」
ー・・・・・・
ミライ「あら、あんなところに地味なケムッソが・・・そうだ!あれを捕まえ
てユウキ兄さんにくっつけよう!」
ーミライは、ケムッソを捕まえようとした!
ミライ「なかなかすばやいわねえ・・・あら!まあ・・・・」
ーケムッソは、売っていた男物のパンツの中に入った!
ミライ「このパンツ、ヤライ兄さんのパンツと同じ柄だわ・・・・」
ーミライは、パンツの中に手を入れた!しかし・・・・
ミライ「ああ!吸い込まれるぅぅぅぅぅ!!!!!!」
オープニング編終わり♪
始めからいろいろヤバイです。 迷い猫より
すまんがこういうのは自分のサイトでやってくれ。
バネずきんとカネずきんサイコーww
ーーさて、気を取り直して、『バネずきんとカネずきん』続き
バネずきん「おばあさまが危ない!急ぎますよ、カネずきん!」
カネずきん「おう!」
ウサギ「がんばれ!がんばれ!」 リス「がんばれ!がんばれ!」
山賊ウルフ「はあはあ……やっとナダハの岬に着いたぞ。……あの家かな……。」
>山賊ウルフはドアを開ける。
おばあちゃん「バネずきんとカネずきんったら、遅いわねぇ…ゴホッゴホッ!」
山賊ウルフ「よし、合ってたようだな。では……おば〜あちゃん♪」
おばあちゃん「ん?誰だい?」
山賊ウルフ「僕たちだよ。バネずきんとカネずきんだよ。」
おばあちゃん「え?そうなのかい?でも……バネずきんは自分のことを私って言うし、私のことはおばあさまって呼ぶよ
カネずきんはオレ、ばあちゃんって言うよね。本当にバネずきんとカネずきんかい?」
山賊ウルフ「も、もちろんよ、おばあさま。」
おばあちゃん「それにしては人影が一人分しかないね。」
山賊ウルフ(うっ……。)
おばあちゃん「それに、耳がでかいねぇ……。」
山賊ウルフ「(く、くそっ、バレてやがる……仕方ねえーー)うおーーっ!」
おばあちゃん ニヤリ「やっと本性を見せたわね……。」
山賊ウルフ「食ってやるー!」 ゴスッ
おばあちゃん「あら……あっけなかったわね……。」 バーン!
バネずきん「お、おばあさま!」
おばあちゃん「あら、バネずきんにカネずきん。」
カネずきん「無事かっ!?」
おばあちゃん「ええ。もう病気は治ったわ。まだ少し咳は出るけど。オオカミもやっつけたわ。」
山賊ウルフ「お、お星様が見える……。」
カネずきん「ばあちゃん強ぇ……。」
バネずきん「そうだ!私達チョコを持って来たんですよ!一緒に食べましょう!」
おばあちゃん「おやまぁ。ありがとうねぇ。」
ーーこうして、バネカネずきんは無事、母のお使いを済ませたのであった。
カネずきん「略すなっ!」
>>921 同意します。
どうせなら昔やってたみたいな新作ネタの方が・・・光の軌跡やBWとかポケモンネタはいくらでもあるんだからさ
ヤライ「皆も存じあげている通り、ブラック・ホワイトの御三家はミジュマル、ポカブ、ツタージャに決まったそうだ。」
ヨウジ「水タイプがミジュマル、炎がポカブ、草がツタージャなんだよな!」
ミライ「知ってた?ポカブってポカポカしてるブタだからポカブなんだよ♪」
ユウキ「ほ、本当ですか!?」
ミライ「ウソよ。そんなことわからないわよぉ。」
ヤライ「オレは絶対ツタージャだな!あの目がたまらん!」
ミライ「私はミジュマル♪あ、でも進化後がちょっと……。」
ユウキ「バネのイメージ的にポカブですかね。」
ヨウジ「オレは…えっと……。」
ヤライ「ああ、でもミジュマルも進化後がいいな!」
ユウキ「もう3匹ともいいですね!」
ヨウジ「あ、じゃあ、タマゴ産ませて交換すればーー。」
ヤライ「ああ、もうカセット一人3本買え!」
ユ・ミ「おお!」
ヨウジ「……カネのムダだ。」
ミライたんと一緒のポカブにしようかな…
>>926 訂正。
ミライたんと一緒のミジュマルにしようかな…
ヨウジのいる工事現場なら毎日張り切って行くぜw
『不思議な国のミライ』(訂正版)
ミライ「なんか退屈・・・あ!あんな所にバネウサギ(ユウキ)が!」
バネウサギ「ふふふ・・・このバネは、最高級!の素材を使った最高級!!な
バネですよ!」
ミライ「そこのバネウサギさん、バネキノコあげる!」
バネウサギ「なんですとっ!!バネキノコは、マリオをバネマリオにしたとい
う伝説のあるキノコじゃないですか!!!!・・・本当にいいんですか?」
ミライ「いいわよ」ニコッ
バネウサギ「ありがとうございます!お礼に、不思議な国に連れて行ってさし
あげます!」
ミライ「え・・・ちょっと!ちょっと待ってよ〜〜〜〜〜〜!!!」
ーミライは、不思議な国に着いた!
ミライ「うそ・・・・・」
バネウサギ「あと、この宝石も差し上げます!」
ミライ「あ、ありがとう・・・・・・・」
続く!
だから自分のサイトでやれと何回も云々
ちょっとしつこいかも・・・