萌えポケ小説スレ

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1名無しさん、君に決めた!
自分の好きなポケモンの魅力を小説に乗せるスレです。
萌えポケの小説大募集

条件
エログロ・殺しや死に展開は厳禁
萌えの小説なんで、バトル展開は無しにしていただきます
あくまで平和な世界を舞台に萌えてください。『ポケモンの世界で平和は無理』という人はこのスレそのものを無視してください。
萌えポケ限定にしたいトコロですがそこは判定が難しいので、書き手さんが好きなポケモンならなんでもありで。べトベトンでもバンギラスでも。

設定などは自由にどうぞ
2タネン ◆TaNemSWi4w :2007/05/19(土) 21:09:01 ID:???
>>2は糞コテ
3葵 まつり ◆1aXZn4gkZE :2007/05/19(土) 21:11:03 ID:???
>>1
スレ立て乙です♪、萌えポケってタマゴグループ妖精とかかな・・?
4名無しさん、君に決めた!:2007/05/19(土) 21:11:29 ID:???
糞スレはsageましょう
5名無しさん、君に決めた!:2007/05/19(土) 21:12:21 ID:???
>>2
どう転んでもOKってヤツですね。すごく保守的ですね。
6名無しさん、君に決めた!:2007/05/19(土) 21:14:44 ID:???
タマゴグループ妖精
ピカチュウ ライチュウ ピッピ ピクシー プリン プクリン
ラッキー トゲチック マリル マリルリ  ハネッコ ポポッコ ワタッコ
ブルー グランブル ハピナス キノココ キノガッサ エネコ エネコロロ クチート
プラスル マイナン ロゼリア ポワルン ユキワラシ オニゴーリ ロズレイド417 パチリス チェリンボ チェリム トゲキッス ユキメノコ
7立て主:2007/05/19(土) 21:23:00 ID:???
>>4
糞スレになるかどうかは書き込む人で決まるのですよ
まだ10もいってない

>>6
そういったポケですかね。
別に書く人が好きなポケならなんでもいいんですが
8名無しさん、君に決めた!:2007/05/19(土) 21:29:06 ID:???
>>7
私は立ててみただけと?
9名無しさん、君に決めた!:2007/05/19(土) 21:34:09 ID:???
>糞スレになるかどうかは書き込む人で決まるのですよ
>まだ10もいってない

まぁ、叩かれるから、そういうことは言わないほうが良いかと・・
10立て主:2007/05/19(土) 21:34:25 ID:???
焦ることないよ
今書いてるから
11立て主:2007/05/19(土) 21:36:51 ID:???
>>10
なるほど確かにそうでした
12立て主:2007/05/19(土) 21:38:57 ID:???
ごめん、上の >>9 ね
13名無しさん、君に決めた!:2007/05/19(土) 21:39:51 ID:???
オニゴーリ
14名無しさん、君に決めた!:2007/05/19(土) 21:40:28 ID:???
焦るなwww
15名無しさん、君に決めた!:2007/05/19(土) 21:42:06 ID:???
もちつけもちつけ
16名無しさん、君に決めた!:2007/05/19(土) 21:47:04 ID:???
オニゴーリに萌えるなら別にそれでも良いんじゃね?
立てた人もべトベトンでもバンギラスでも良いって言ってるんだし
17立て主:2007/05/19(土) 22:07:26 ID:???
妖精系じゃないけどでけた。


エムリットに萌える小説

俺は、考古学を好む若い遺跡オタ…もとい遺跡マニアだ。
俺は、伝説の感情ポケモン『エムリット』の謎を考古学的に調べようとシンジ湖孤島へと乗り込み、中を調べている。それは、壁の内部の様子を調べていたときのことだった。
「…誰かきたぉ…」
「むっ!?」
突然、洞窟の中で聞きなれない声が聞こえた。当然、洞窟の中へは一人で入ったので他に人間はいない。
「誰だ!?」
あたりを見回すが誰もいない…代わりに、声だけが響いている。
「あなたこそ、誰だぉ? ここはワタシの家だぉ!」
「何? お前の家? …ってことは…お前、まさかエムリットか!?」
「ワタシの名前知ってる…あなた何だぉ? 突然オンナノコの家に入ってきて失礼だぉ!」
俺の目の前に、不思議なポケモンがパッと現れた。
「うわっ!? お、お前が…」
「ワタシがエムリットだぉ。」
あ! 野生のエムリットが現れた!!
「お前…まさか今も生きてるとは…っていうかあっさり出てくるとは…」
「出てくるかどうかなんて、エムリットの勝手だお!!」
エムリットは頬を膨らませて怒っている。なんともかわいらしい。本当は、もっと威厳のある『神』らしいポケモンだと思ったのだが。なんか幼稚そうだし、『よ』の発音が『ぉ』になってるし。ともかく…
「まさか伝説が生きて出てくるとは!!」
俺はすぐにゲット用のハイパーボールを取り出した。
「捕まえてやるぞ!」
エムリットは、捕まえようとしているのだと分かるなり笑いだした。
「アハハハハ! つかまらないぉ〜!」
エムリットは天井のほうに逃げていった。
ムカっ ゲットしてやる!! 絶対に!!
18立て主:2007/05/19(土) 22:08:48 ID:u9kNjiaz
俺はそれらしいポーズでボールを構える。…自慢じゃないが俺は野球部の出身だ。
「おらァ!! 捕まえてやる〜!!」
ハイパーボールを思いっきり投げつけるが、エムリットはひょいっと避けてしまった。
「そんなんじゃ当たらないぉ!」
「チクショ! 絶対捕まえるぞ!!」
それから数十分、シンジ湖の洞窟にはボールが飛び交っていた。エムリットは余裕の表情でボールをひょいひょいと避ける。
「あああああ!! 当たらない〜!!」
弱らせようにも、ポケモンは持っていない。俺はポケモントレーナーじゃないのだ。ボールもちっとも当たらないし…俺、野球部って言ってもピッチャーじゃなくてずっとサードを担当していたからな…。けっきょく、ボールは尽きた。
「は〜ぁ…は〜ぁ。」
ついでに、俺の体力も尽きた。そんな様子を見るエムリットは大笑いだ。
「あっはははは!! そんなんじゃ捕まらないぉ!」
「くそ〜っ! 天井に逃げるな!」
「ははは、でも、楽しかったぉ!」
19立て主:2007/05/19(土) 22:09:42 ID:???
sage忘れた…

エムリットはふわふわと俺の前に下りてきた。
「エムリット、アナタが気に入ったぉ。アナタのポケモンになりたい。」
「何を今さら…? 俺もうボール持ってないし。」
「ボールなんて入りたくないぉ…」
今まで楽しそうだったエムリットが急に暗くなって話をした。
「前、エムリットのところに…トレーナーが入ってきて…エムリットにいっぱい攻撃して、ボールに閉じ込めたんだぉ…ボールの中は、暗くて怖かったぉ…。そのときは逃げ出せたけど…。もう怖くて外に出られないぉ…」
「へ〜ぇ、そうだったのか。外に出たいの? …じゃ、俺と来るか? ボール無しで。」
「いいの?」
「うん、むしろお前を仲間にしたいし。俺のポケモンだって事にすればゲットされないだろ。」
エムリットは、またにっこり笑って言った。
「いいぉ! エムリット、外の世界を見たい! 連れてってぉ!」
エムリットは思いっきり俺に抱きついてきた。
「うわっっっっっっ!」
「よろしく、明日から友達だお!」
俺は、こんな感じで、エムリットと出会った。50000円分くらいボールを使ったが、エムリットが仲間になったからいいか。しかし、こんなあっさり仲間になるとは…ひょっとして、エムリットは一人でいるのがさびしかったのだろうか。
ともかく、伝説のポケモンエムリットゲット!! 改めて見るとなかなか可愛いし…さて、明日は友達に自慢しに行くかふっふっふ…
20名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 00:42:17 ID:???
wktk
21ラグラージの釣り日和 1:2007/05/20(日) 00:46:08 ID:???
昔書いた小説を投稿してみる


ぼく、ラグラージ。ミシロタウンの生まれです。
性格は、よくご主人に「のんきなヤツ」と言われるから、多分のんきなんでしょう。
特技は『じしん』と『なみのり』。もちろんオスです。

で、この人がぼくのご主人。
ぼくとしては可愛い女の子のトレーナーさんが良かったのですが、それなりに活躍させてもらっているので、この際文句は言わないことにします。
年がいくつなのかは知りようもありませんが、『しょうがくせい』と呼ばれる人になります。

きっと『しょうがくせい』って、人間の中ではとっても高い位なんでしょうね。
だってご主人、よく人から頼りにされたり、物を貰ったりしているんです。それも全然知らない人たちから。
でも、どうして『ショウガ臭い』のがそんなに偉いんでしょう?
人間ってよくわかりませんね。


まあ、いいか。
22ラグラージの釣り日和 2:2007/05/20(日) 00:47:59 ID:???

…さて、今日ぼくたちは、背の高い草が生い茂る、滝のある川岸までやってきました。
ここはいつも雨時々雷のお天気なのに、今日は珍しくお日さまがニコニコ。
そのせいかご主人も張り切って、「ヒンバス釣るぞー!」と叫びながらハチマキを締めていました。ぼくの記憶が正しければ『きあいのハチマキ』はポケモン用の道具だったはずですが、人間にも効くといいですね。
そしてリュックから釣り竿を取り出し、ぼくに『なみのり』をさせました。

本音を言わせてもらうと、ご主人育ち盛りで結構重いから、乗せて泳ぐのはあまり気が進みません。
でもそうは言ったって、ぼくたちポケモンはご主人に逆らうことなど不可能なのです。
だってご主人、もうジムバッジ8個揃えちゃってますから。
一生懸命戦って勝ち取ったのはぼく達なのに、ご主人ばっかり威張っちゃって、何だか世の中って不公平です。


まあ、いいか。

23ラグラージの釣り日和 3:2007/05/20(日) 00:48:50 ID:???
しばらくウロウロと泳いでいたぼくですが、ある所まで来るとご主人に止められました。
どうやらここがポイントのようです。
ポケモン用のハチマキを締め、鼻歌を歌いながら釣り糸を垂らすご主人。

…と、言ってるそばからアタリが来ました。
ご主人は素早く糸を巻き、大きく竿を振り上げます。
かかっていたのは……残念、キバニアでした。
ガックリ肩を落とすご主人。
まあ、最初からお目当てのポケモンが釣れるわけありません。
ご主人はブツブツ言いつつも釣り針を外し、キバニアを逃がしてやりました。

気を取り直して再トライです。
ウキはしばらく水面で揺れていましたが、やがてぴくりと竿が動きました。
今度こそ!と気合い十分に釣り糸を巻き上げるご主人。
ところが今度は大物のようで、なかなか思うように行きません。
たっぷり数分ほどの苦闘の末、ようやくご主人は獲物を釣り上げることが出来ました。

大物の正体は……何とまたしてもキバニア。
ご主人のこめかみに、くっきりと色濃く青筋が浮かびました。
どうやらこの勝負、かなりの長期戦になる模様です。
ぼくは溜め息をつきながら、青く晴れ渡った空を仰ぎました


まあ、いいか。

24ラグラージの釣り日和 3:2007/05/20(日) 00:50:40 ID:???
それから時が経つこと3時間。
釣れども釣れども竿にかかるのはキバニアばかりで、ご主人かなりイラついています。
怒る分には構いませんが、ぼくの背中蹴るのはやめてください。痛いです。HP減っちゃいます。

しかしヒンバスとは一体どんなポケモンなんでしょうか。
やっぱり珍しいポケモンには間違いないと思います。
ご主人がキバニアをキャッチ&リリースしてるせいもあるんでしょうけど、
こんなに釣っていて一回も針にかからないんですから。

そう言えば、さっきご主人が独り言で『ヒンバスはミロカロスに進化』がどうとか言っていました。
どちら様でしたっけ、ミロカロスって。
……ああ、思い出しました。
あの水びたしの島の涼しくて快適なジムで、一番最後に戦った方でしたね。
ぼくと同じ水タイプなのに、それはもう惚れ惚れするくらい綺麗なポケモンさんでした。
オスでしたけど。

それはともかく、あんなに美しいポケモンに進化するんですから、
きっとヒンバスというポケモンもさぞかし魅力的に違いありません。
ああ、何だかぼくもワクワクしてきました。早くお会いしてみたいです。
出来れば新鮮ピチピチの、可愛らしいお嬢さんに。


あれこれ考えているうちに、ご主人がまた何かを釣り上げました。今度もやっぱりキバニアです。
あららご主人、とうとう堪忍袋の緒が切れてしまったようです。
釣り竿を放り出して、どっかりと大の字に寝そべってしまいました。
乗せてるぼくの事なんか、全然お構い無しです。あーあ。


まあ、いいか。
25ラグラージの釣り日和 5:2007/05/20(日) 00:54:19 ID:???
何だかぼくもくたびれてきました。
よくよく考えてみれば、ぼくってご主人が釣りを始めてからずっとこの体勢です。
体をほぐしにひと泳ぎしたいところですが、まさかご主人を乗せたまま潜るわけにもいきません。
仕方がないので、頭だけでも冷やしてサッパリしようと、ぼくは頭を水に沈めました。

それにしても、この川は本当に綺麗です。
水温は程よくひんやりと冷たくて、泳いでいてとってもいい気持ち。
水質がいいのでしょう、泳いでいるぼくのお肌もツヤツヤです。

川底を見ると、ウロコをきらめかせながら、キバニアの群れが泳いでいました。
その数の多いこと多いこと。
これじゃあキバニアしか釣れないのも無理はないですね、ご主人。
キバニアの群れはコミカルに尾びれを振り振り、あっちへ行ったりこっちへ来たりを繰り返しています。
その様子が何だか面白いので、ぼくはしばらくそれを眺めていました。

と、その時です。

キバニアの群れから少し離れた水草の陰から、黒い影がひとつ飛び出しました。
見たことのないポケモンです。
もしや、あれがヒンバス?

一瞬そう考えたぼくでしたが、すぐに思い違いだと気付きました。
何しろそのポケモンときたら−−−ぼくがこんなことを言える立場じゃないのですが−−−−−ひどく不格好なんです。

ウロコは砂漠の砂みたいにへんてこな色で、体もヒレもやせ細って弱々しくて、そのくせ目だけはギョロリと大きいのです。
まるで栄養失調のコイキングの成れの果てです。
こんなみすぼらしいポケモンが、あの輝くばかりの美しいミロカロスに進化するはずありません。
奇跡でも起こらない限りは。
そそくさと泳ぎ去っていくそのポケモンの姿を、ぼくは黙って見送りました。

26ラグラージの釣り日和 5:2007/05/20(日) 00:56:26 ID:???
……さて、ご主人はどうやら眠ってしまったようで、ぐーぐーといびきが聞こえてきます。
全くのんきな人です。ぼくのことどうこう言えません。
寝返りでもうって川に落ちられると困るので、とりあえず今日の所は岸に戻ることにしました。
釣竿もご主人もしっかり乗せて、いざ発進。
川岸目指してまっしぐら、ラグラージ号は早いです。

川を下る途中で何匹かのキバニアとすれ違いながら、ふっとぼくは思いました。
そう言えば、あの不格好な見知らぬポケモンは、何という名前だったのでしょう?



でも、まあ、いいか。




〜終〜
27名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 00:59:47 ID:???
>>21-26
GJ!
ラグラージがこんなに可愛く見えたの初めてだwww
28名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 11:33:57 ID:???
なんというかわいらしさ
ラグラージ育ててくる
29立主:2007/05/21(月) 13:57:48 ID:???
ラグラージにここまで萌えるとは
30渚のレントラー:2007/05/23(水) 09:40:56 ID:???
ラグラージ書いた奴です、皆さん嬉しいコメントどーも。
つらつらと新作を書いたので載せてみます。短い上にオチがないので、気が向いたら続きを書くかもです。


私の名はレントラー。生まれも育ちも、潮風薫るナギサシティだ。
この辺境の地にジムをかまえる我が主・デンジは、近頃暇をもてあましている。
対戦相手がいないということは、私にとっても仕事がないということだ。
平和なのは良いことだが、毎日退屈で、身体がなまってしかたがない。
主はというと、またジムの内装工事を始めるつもりのようだ。
先日も配線を間違えて大停電を引き起こしたばかりだというのに、本当に懲りない人である。
だが、それでいい。
多少の苦情など聞き流すくらいのふてぶてしさがなければ、ジムリーダーという大役は務まらないのだ。
私は、そんな偉大なトレーナーに仕える自分が少し誇らしくなった。

ちなみにこのジムの電力は、我が同胞・エレキブルが供給している。
一日10万ボルトでは足りないくらいフル稼働しているというのに、この上改装を加えるということになれば、
あれはまた半ベソをかいてすすり泣くに違いない。
『俺……俺レベル67なのに……ギガインパクトも覚えたのに……』
という慟哭が今から聞こえてくるようだ。
ちなみに主があれをバトルに出したことはない。一度もない。

その理由を主に尋ねたところ
「でんきエンジン わくわく どきどき……あれ、スペース空いてる」
とのことだった。さらに
「かっこいい ラティオス。すごすぎ ラティアス」
なる意味深な言葉を呟いていた。どうやら主は『むげんのちけっと』なるものを欲していたらしい。

さすがは我が主。その御心はナギサの海よりも深く、志は遥かテンガンの山々をも凌ぐ。
その中に分不相応な扱いを受けるエレキブルへの配慮など、星の砂一粒ほどもありはしないのだ。
私は改めて主への忠誠を誓うとともに、これからもジムのでんきエンジンであり続けるエレキブルにささやかな哀悼を捧げた。
31名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 21:07:49 ID:???
>>30さんが書いてる途中だが
反虐待ネタ投下していい?
32爽快 ◆7cG3lPzCD6 :2007/05/23(水) 22:39:07 ID:???
こんな所にひっそりと良スレが・・・
空気読まずにレスごめんよ
33名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 16:25:40 ID:???
>>30
俺のピントがずれてるのかもしれないが、正直今回はどこに萌えれば良いか分からなかった

>>31
良いと思う
34名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 20:41:17 ID:???
【あくまで平和な世界を舞台に萌えてください。】
35名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 20:45:48 ID:???
エレキブル=でんきエンジン
自らの意志で逃げる事の出来ぬ【永久奴隷】

テラモエス
36名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 22:42:23 ID:???
「渚レン」の作者です。
やっぱりこのままで終わらせるのはあんまりにもあんまりなので、目下続きを執筆中です。
ここにいる皆々様が満足いく作品に仕上がるかどうかはわかりませんが、「ラグ釣り」を書いた時と気持ちは同じです。
ポケモンに、愛をこめて。

>>30 や、自分にはお構いなくどうぞ日当たりのよい方へ。
皆さんの小説で、ここを盛り上げていきましょー。
37名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 23:27:20 ID:???
上の5行目 『や、』→『やや、』の間違いですスミマセン。
一文字欠けただけで文章の意味が大きく変わる日本語の神秘 orz
38名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 18:29:56 ID:???
良スレage
39名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 20:47:19 ID:???
なんだよ、この良スレ
こんなスレタイのくせに
40名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 19:51:43 ID:???
>>31
貴方がいいなら是非頼む
41名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 20:01:03 ID:???
>>31
ktkr
42名無しさん、君に決めた!:2007/05/30(水) 10:12:53 ID:xTJlA4Fz
保守
43名無しさん、君に決めた!:2007/05/30(水) 18:28:53 ID:???
「なぁなぁゴシュジン、いい加減仕事しろよ。親の仕送りだけじゃいいかげん生活が難しいぜ?」

そう言ったのは、ひょんな事で手に入れたイーブイ。ちゃんと部屋には別のポケモンも居る。
「ヒッキーしててもいい事ないぜ。俺だってたまにはパソコンの前にいる以外のゴシュジン見てみたいし」
こいつ、何かのはずみで、人間と会話が出来るようになったのだ。
しかも、『俺』と言っているが、このイーブイは実は♀。
「聞いてるのか?あ、お前またそれ見て…そ、そ、そんなんばっか見てるなよ!」
─何回『こいつを殺してやりたい』と思っただろうか。
俺はうんざりして立ち上がった。
「風呂だ風呂。入るぞ」
「俺はやだ。あんな蒸し暑いところごめんだ」
本当に自分勝手な野郎だ。
「ノミがつくぞ」
「でも嫌だ!お湯なんて大嫌いだぜ!絶対入らねぇよ!」
「じゃあ水がいいか?」
「ああもう、五月蠅えよヒッキー!嫌だっつってんだろ!俺は砂風呂の方が好みだ!」
でも砂が散らばるんだよ。
そう言っても納得しない事は分かっていたので、言わない事にした。
44名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 21:12:27 ID:???
>>43 が神になる予感なのでage
4543:2007/06/01(金) 20:11:34 ID:???
ごめん
続きは考えてない
4643:2007/06/01(金) 20:26:44 ID:???
ちょっとだけ続き書いた
もともと文才無いからつまんなかったらごめん


「じゃあ、俺は入るから。部屋からアブソル呼んできてくれないか」
「はぁ?嫌だ。俺あいつはいけ好かねぇんだ。生意気だし」
アブソルはとても忠実だ。イーブイと違って。
むかついたので風呂に放り込む事にした。
「…来い、入るぞ」
「嫌だって言ってるだろ…わっ」
捕まえた。
「やめろ!入らねぇぞ!ぜってー入らねぇぞ!触るな!わっ、だから風呂は嫌だって!ぎゃああああああああ!!」
無理矢理風呂場に押し込んだ。扉に思い切り体当たりして開けようとしているのが分かる。
「アブソル呼んでくるから待ってろよ」
「嫌だ」
ひねくれ者をそこに置いて、俺は二階に向かった。

次に戻ったときには、イーブイは少し静かになっていた。
扉を引っ掻く音が僅かに聞こえる。
アブソルをボールから出して、風呂場に入れた。
「イーブイは頼んだよ」
「…めんどくせえ。ま、いいけど」
とりあえず用意が出来るまでは宥めてもらうことにする。
扉を閉めるとイーブイの声が大きくなって、暴れる奴を押さえるのにアブソルが必死になっているのがわかる。
「あ…おい、待てよ!」
「うるせえノロマ!」
騒がしくなってきた。俺は扉を開けて風呂場に入った。
「じゃあ、お前は浴槽に入ってろ」
「ヤダ」
イーブイはそう言ったが、俺は放り込んだ。水は入っていない。
俺はアブソルを流してやることにした。イーブイの方に手間取りそうだからだ。
47名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 21:54:25 ID:???
最高に癒えたのでage
48名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 22:27:41 ID:???
ツンデレイーブイ
49名無しさん、君に決めた!:2007/06/05(火) 19:09:12 ID:???
良スレ保守
50名無しさん、君に決めた!:2007/06/05(火) 23:08:51 ID:???
地味だが良スレなのでage
51ワタ:2007/06/07(木) 03:16:21 ID:???
 雲も少なく、春の陽気な日差しが万遍なく照りつける青空を、ふわふわとした風
に揺られながら、ワタッコが一人気ままに空中の散歩を楽しんでいる。
「ワッタッワッタ、ワッタ〜♪」
 よほど気持ちいいのだろう。自分でも気づかぬ内に鼻歌まで歌っている。
 空は広い。どれだけ大声で歌おうが、誰にも聞かれないし、気づかれない。
 ワタッコは、この瞬間が大好きだった。鼻歌を歌いながら空を漂い、眼下や空の
景色を見たりするこの瞬間が。
 一体、そのつぶらな瞳に何を映しているのだろうか。
 下を見るとトレーナー同士の対戦だったり、野生のポケモンを捕まえようと悪戦
苦闘しているトレーナー。草むらの中で喧嘩しているフローゼルも見えた。
 横を見ると遠くの方で群れをなして飛んでいるポッポや、トレーナーを乗せて飛
んでいるオオスバメもいたりする。
(自分より大きい人を背中に乗せて大変じゃないのかなー。凄いなー)
 自分のトレーナーを背中に背負うように乗せて、平気な顔をして飛んでいくオオ
スバメを、尊敬と羨望の眼差しで見るワタッコ。つぶらな瞳がキラキラと輝きに満
ちている。
(無理だけど、ボクもゴシュジンサマと一緒に空飛びたいなー。風に揺れるこの気
持ちよさ…分かってほしいなー)
 出来るなら、自分を捕まえて一生懸命育ててくれたトレーナーを乗せて、この大
空を共に散歩したい。体の大きさなんて高が知れて、力も全然ない自分が人間を乗
せられる訳が無い。叶わぬ願いなのは分かってるが…
52ワタ:2007/06/07(木) 03:17:05 ID:???
(でもゴシュジンサマが言ってた。頑張れば願いは叶うって。だからボクは頑張る!)
 きっと、もうちょっと大きくなってもうちょっと力が付けば、希望は見えるはず。
そのためにはいっぱい食べて、いっぱいバトルをこなすことだ。
 ワタッコが努力を決心したその時だ。風の流れが変わる空気を感じた。
(ゴシュジンサマのところに戻らなきゃ。もうちょっと散歩したかったなー)
 だが、思いのほか風が変わるのが早かった。春の風は独特の気まぐれな風だ。穏
やかだった風が数秒後には荒れだした。
 計算外だった風にも何とか対応し、急降下の体制に入る。
 しかし、その時には既に遅かった。
 鳥ポケモンでも思わず立ち止まってしまいそうな突風が、ワタッコを直撃した。
 そんなのに当たって、風で世界一周をできてしまうワタッコが無事なはずがない。
某R団の二人と一匹のトリオよろしく。ワタッコはわたほうしを撒き散らしながら
突風に飛ばされていく。
「ヮ、ワタ〜〜〜!!」(ゴシュジンサマ〜〜〜!!)
 ワタッコは飛ばされながらも必死に主人を呼ぶが、その声が届いて欲しい人物に
届くこともなく、誰にも気づかれることなくワタッコは飛んでいく。果たして、ワ
タッコはどこへ向かうのか。その答えは神のみぞ――いや、風のみぞ知る。
53名無しさん、君に決めた!:2007/06/07(木) 22:39:49 ID:???
なんかハッピーエンドになって欲しい話だ…
54ワタ2:2007/06/08(金) 02:02:27 ID:???
 ワタッコが飛ばされた先は、人の気配が無く、近くに町があるかどうかも不明な
草むらの中だった。
「ヮタ〜…」
 思う存分回転させられて飛ばされたワタッコは、目を回して仰向けにぶっ倒れて
いる。
 ワタッコが起き上がったのは、飛ばされた十分後。十分も経てば流石に回ってる
目も直り、ゆっくりと起き上がる。
「……ワタ?」
 起き上がり、草むらの中にいると分かったワタッコは、今の自分の状況にクエス
チョンマークがいっぱいだった。
(なんでボクはここにいるんだっけ?…あっ)
 思い出した。いきなりの突風に飛ばされ、この草むらに落ちてきたんだった。
 どうしよう。ここはどこなんだろう?ゴシュジンサマは近くにいたりするのかな?
 とにかく何か行動しなければと思い飛ぼうとしたその時、近くでガサガサと草の
揺れた音が聞こえ、ビクっとして思わず固まってしまう。
(なな、何が出てくるんだろう…。お願いします。炎だけは、炎だけは…!)
 飛ぶことも忘れ、ドキドキしながら音の正体が出てくるのを待つ。自分の苦手な
タイプが出てこないことを祈って。
55ワタ2:2007/06/08(金) 02:14:49 ID:???
 ガサッ!
 草が激しく揺れ、草を揺らしてた者が姿を現す。
「…ヮ、ヮ」
 口をパクパクさせて、まん丸な目が点となって血の気が引いた表情のワタッコ。
 出てきたのは、天敵と言っても過言ではないギャロップだった。
「ワターーーー!!!」(勝てないよーーー!)
 無論、ワタッコにとっての一番の天敵は氷タイプなのだが、今はそんなことは問
題ではない。問題は、いかなる手段を持ってしてもこの場から逃げることだ。理性
はもちろん、本能も逃げろと強く訴えている。
 涙目になりながら一目散にその場から離れるワタッコ。ギャロップが追いかけて
くるかどうか確認する余裕がある訳もなく、とにかく逃げていく。
(ゴシュジンサマ助けて〜〜!)
 とくせい:ようりょくそも手伝い、この速さに勝てるポケモンはいないのではな
いかと思われるくらいの速さで逃げ続けるワタッコ。そろそろ大丈夫かなと後ろを
向いたその時だ。
 ガン!
「!?」
 後頭部(背中?)にハンマーで打たれたようなもの凄い衝撃が走る。ワタッコが
当たったのは、特出して大きくなっていた木の枝だった。そのまま前を向いておけ
ば当たらなかったのだろうが、たまたま振り向いたことで当たってしまった。
(ボ、ボクが何をしたっていうんだー…)
 ワタッコの速さが速さだっただけに、当たったときの衝撃はかなりのもの。ワタ
ッコを本日二度目の気絶させるのに十分すぎる威力となっていた。
(ゴシュジンサマ〜…)
56名無しさん、君に決めた!:2007/06/08(金) 20:40:27 ID:???
ワタッコにこれほど萌えたことは今までなかったな
57ワタ3:2007/06/09(土) 02:19:10 ID:???
 ワタッコが目を覚ましたのは、それからまた十分後だった。
(……もう嫌だ)
 後ろが痛い。何があったか、思い出すのも億劫になってきた。なんだか、このま
まゴシュジンサマとも会えないんじゃないかと、悲しくもなってきた。
 ビクッ!
 またもや起きてすぐに草が揺れた。ブルーな気分なのに警戒心が反応し、ついつ
い身構えてしまう。
(どうしようかな。逃げてさっきみたいになったら嫌だな…でもまた炎タイプだっ
たら…そうだ。さっきは慌てちゃってできなかったけど、空に飛べば大丈夫かな?)
 冷静に行動したら大丈夫と、臆病な心を落ち着ける。ちょうど心地よい風も出て
きた。そうだ、帰るんだ。ボクはゴシュジンサマの元に帰るんだ!
 そして、草むらから出てきたのは、案の定ギャロップ。多分だけど、さっき出て
きたギャロップと同じギャロップだ。
「ワタ!」
 ギャロップが様子を見ている隙をついて、空に飛び上がるワタッコ。ワタッコに
とって、ようやく安心できる空間に戻ることができた。
 …と、思ったのはほんの一瞬だった。
 ギャロップは と び は ね た 。
(……え?え?)
 距離を離したと思ったらすぐさま詰められ、散々な目に遭ってきたワタッコの思考回路は――暴走した。
「ワタ!ワタ!ワタ!ワタ!ワタ!ワタ!」
 ワタッコのねむりごな!しびれごな!どくのこな!ねむりごな!しびれごな!ね
むりごな!
 とにかく、自分の身の安全を確保しようと、ひたすら粉を振りまく。
 ところが、その行動すら神様は…風は許してくれなかった。
 春という季節。さらに互いが上空にいたので、粉が風によって横に流されていく。
「ワターー!?」(なんでーー!?)
 強い精神的ショックを受けているワタッコに、容赦なくギャロップの前足による
追い討ちが入る。綺麗な蹴りをかまされ、ワタッコはもう一回空を飛ぶ旅行へ招待
された。
(もう嫌だーーー!!!)
 薄れ行く意識の中で、泣きながらひたすら叫び続けた。
58ワタ4 さいご:2007/06/09(土) 02:20:46 ID:???
「ワタッコ!ワタッコ!」
 誰かがボクを読んでる。どこか聞いたことがある声だ。
「ワタッコ!よかった〜目覚ましたわね」
 ゆっくりと目を開けると、そこにはゴシュジンサマの顔があった。
(……ゴシュジンサマ!?)
「心配したのよ。いつの間にかいなくなってたから…もう、どこに行ってたの?」
 体のあちこちが痛い。夢だったらいいなと思ったけど、さっきまでの出来事は現
実のことだったみたいだ。体は痛いけど、なんとか立ち上がれた。
「ヮタ…」
「どうしたの?ワタッコ」
 ゴシュジンサマの顔を見て、凄く安心してきた。その安心からか、ボクはいつの
間にか泣いていた。
「え?え?本当にどうしたの?大丈夫?」
 少しの間だけど、凄く酷い目にあった。凄く辛い目にあった。
 もう二度とゴシュジンサマとも会えないんじゃないかと思った。でもなんでか分
からないけど、こうして戻ってこれた。それがとてもとても嬉しくて…
「ワター!」
 ボクは泣きながらゴシュジンサマに飛びついた。
「そっか。怖いことがあったんだね。もう大丈夫だよ。大丈夫」
 少し泣いたら、収まった。きっとこれもゴシュジンサマのおかげ。やっぱりゴシ
ュジンサマって凄いなー。
「あら、泣いてたと思ったら、もう笑ってるね」
 だってそれは、ゴシュジンサマの傍だから。ボクはゴシュジンサマと一緒だった
ら、ずっと笑っていられるよ。
 
 やっぱり、ゴシュジンサマに空の気持ちよさを分かってもらえるように、一緒に
空を飛びたいなー。
 そう思って、後日ゴシュジンサマを乗せて飛んでみようとしたら、50センチく
らいしか浮かなかった。無理して頑張ってみても1メートルが限界だった…。
 やっぱり無理なのかなー…
59名無しさん、君に決めた!:2007/06/09(土) 10:32:51 ID:???
最 高 に 和 ん だ
だからage
60名無しさん、君に決めた!:2007/06/09(土) 11:41:40 ID:???
ワタッコマジ萌え
61名無しさん、君に決めた!:2007/06/09(土) 12:30:15 ID:???
もしこれがボクっ娘だったらマジ萌え
62爽快 ◆7cG3lPzCD6 :2007/06/09(土) 14:13:41 ID:???
声は風タクのマコレ風で妄想

さらに萌え
63名無しさん、君に決めた!:2007/06/09(土) 18:58:56 ID:???
>>62 様のおかげでさらに萌えた
64名無しさん、君に決めた!:2007/06/09(土) 19:10:48 ID:???
ワタッコの小説、週明けからの仕事の活力になるよ!!!!!
65名無しさん、君に決めた!:2007/06/10(日) 16:11:13 ID:lgKAttG7
人を乗せて空を飛ぶためには秘伝マシン2「そらをとぶ」が必要なのだ!!!
66名無しさん、君に決めた!:2007/06/10(日) 18:42:51 ID:???
ワタッコかあいい
67ワタ オマケ:2007/06/10(日) 21:17:41 ID:???
皆様に萌えてくださってありがたいです。愛をこめて書いた甲斐がありました。
>>65からヒントを得て書いてみました。
萌えれなかったらごめんなさい。

 ワタッコがひどい目にあった日から数日が経ったある日の朝。
「ワタッコー」
「ワター?」(なにー?)
 ご飯を食べてると、ワタッコは主に呼ばれたのでそこに行く。
「秘伝マシン手に入れたんだけど…」
(ひでんマシン?わざマシンみたいなものなのかな?)
「中に『そらをとぶ』っていう技が入ってるみたいで、これを覚えたら人を乗せて空を飛べるようになるんだって」
「ワタ!?」
「ワタッコこれ覚えてくれる?」
「ワタ!ワタ!」(覚える!覚える!)
 主を乗せて空を一緒に飛びたかったワタッコにとって、またとない機会だ。夢が叶う
とあって、キラキラとした瞳で、腕を上下に振って嬉しそうに「ワッタワッタ♪」と小躍りしている。
「そんなに嬉しいの?待っててね、今起動するから」
 ひでんマシンをきどうした!
 なかには そらをとぶ がきろくされていた。
 ポケモンにおぼえさせますか?
 はい
 ワタッコはおぼえられない。
「あれ?」
「ワタ?」(どうしたの?)
「ごめんね、もうちょっと待ってね」
 もう一度、秘伝マシンが起動される。
 ワタッコは お ぼ え ら れ な い 。
「う〜ん、ワタッコは覚えられないのね〜残念」
「……」
 あまりのショックに、小躍り状態のままワタッコはすっかり固まってしまった。
(そんな…ゴシュジンサマと一緒に空を散歩できると思ったのに…)
 その日のワタッコは、空に浮かぶこともなく、いじけたように地上で秘伝マシンをいじっていた。
68名無しさん、君に決めた!:2007/06/11(月) 19:07:57 ID:???
小躍り状態のまま固まったワタッコ萌え
69侍フシギソウ:2007/06/14(木) 20:28:50 ID:???
私?僕?う〜ん…?
そうそう拙者だ!

拙者はフシギソウ、現在彼女募しゅ…じゃなくて……。
現在、拙者はポケモンリーグ出場の為、ご主人と道場破りの旅を続けてて。
で、今日はイワヤマトンネルに来ているんだ。
「よーしっ、このまま一気にタマムシまで行っちゃうわよ〜!!」
ご主人は気合い十分。
伊達に拙者一匹で三ヶ所の道場を破ってはいない。
拙者も負けじと鳴き声を上げ、ご主人より先に洞窟へ入った。
「あ、待ってフシギソウ!一人で行っちゃ…。」大丈夫、拙者がちゃんと出口まで導いて……。


あれ?


真っ暗で何も見えないぞ?



ご主人の声も聞こえないぞ?





あれ?
70名無しさん、君に決めた!:2007/06/16(土) 16:18:02 ID:???
良スレほっしゅほっしゅ
71名無しさん、君に決めた!:2007/06/17(日) 15:13:53 ID:???
ソフエロスレ追悼保守
72名無しさん、君に決めた!:2007/06/17(日) 21:31:10 ID:???
希望を持ってage
73ジェリド ◆ZtZ4ZhK6JI :2007/06/18(月) 23:44:32 ID:YAwDPy6E
      ヽ/   ヽ   ヽ/          ヽl_」
       /ヽ     ト、   | __       |  `l
      /  ヽ   | |   |  ー──、    | /⌒ヽ
     /    ヽ / /   |         _ノ  l^j |        _,. - ‐、ノ77
    /      / / /> |        /     ヽ七!   __ - '´ \   ヽ_ィ
   /       ノ/ </  |        |     rー< ̄        ) , - '´
  /       /    |  /     _   |    /   ヽ /ヽ __,.. -‐ '´
 /    , -イ /ヽノ|_|_」   /  `ヽ|`ヽ<       | V /
/  , - '´    |    / /ヽ /, ---、  ト、   |       ノー'
/        |   //   ∧´   __`ヽ| \__|  , - '´──-、
          |    |〈  /  | ,  '´ \ |   |_/        |
   /⌒T_⊥.. - '´ヘ__く  /    _ー_  \ー'´            |
  , ┴ '"´          _>|    ` ´   .ト、            |
-'             /ハj !__  j  , -ヘf--、         |
              // V´    `ー一'    | ト、!         |
             /   ヽ          ノ  \          |   
             /     ト、___,.. - 'イ  |   ノ       |
             レイ    `ヽ、__,、-'´  | ト、 |      /
              |     ー'/|  ヽ   |Vヘ/       /
              ヽ          ヽ ト、!        /
               | \        ヽ 〉        /
 か〜な〜しい〜ほど〜過〜疎〜りだ〜した〜
 このスレを〜だ〜れ〜か〜もり上〜げ〜てくれ〜
74名無しさん、君に決めた!:2007/06/19(火) 22:31:19 ID:???
ほっしゅほっしゅ
75名無しさん、君に決めた!:2007/06/21(木) 21:50:21 ID:???
萌えたから守る
76名無しさん、君に決めた!:2007/06/24(日) 20:08:00 ID:Sjtwt4YS
保守
77名無しさん、君に決めた!:2007/06/25(月) 23:46:29 ID:???
age
78名無しさん、君に決めた!:2007/06/30(土) 12:47:21 ID:???
        _,,:-ー''" ̄ ̄ ̄ `ヽ、
     ,r'"           `ヽ.
 __,,::r'7" ::.              ヽ_
 ゙l  |  ::              ゙) 7
  | ヽ`l ::              /ノ )
 .| ヾミ,l _;;-=_   ,,,,,,,,,,,,_   ヒ-彡|
  〉"l,_l "- ( ○ );::)  f';;( ○ )ニ ゙レr-{  >>1きんもー☆
  | ヽ"::::''   ̄´.::;i,  i `'' ̄    r';' }
 . ゙N l ::.  ....:;イ;:'  l 、     ,l,フ ノ
 . |_i"ヽ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ.  /i l"
   .| ::゙l  ::´~ r=' '==i.   ,il" .|'"
    .{  ::| 、 ::  |;;;;;;;;;;;;;;;;|  , l   |
   /ト、 :|. ゙l;:  `====='  ,i' ,l' ノト、
 / .| \ゝ、゙l;:      ,,/;;,ノ;r'" :| \
79名無しさん、君に決めた!:2007/07/01(日) 22:01:02 ID:thLBI7uQ
保守
80名無しさん、君に決めた!:2007/07/03(火) 13:07:12 ID:???
私はガブリアス。
シロナちゃんと一緒にチャンピオンやってるの。

あの子が今日のチャレンジャーね。
ふふふ、おいしそう……いけないよだれが…。

ようやく私の出番ね。
ふふふふ…、チャンピオンシロナの最強ポケモンの実力、見せてあげるわ!

「エンペルト、冷凍ビーム!」

きゃぁぁぁぁっ!
冷たい!何これ!?効果抜群!?
こんなのもう一発喰らったら凍っちゃうよ!?
参った!あなたが新しいチャンピオンよ!おめでとう!

「まだまだ、勝負はこれから!」

いやぁぁぁぁぁぁぁっ!
お願い!もうやめっ…。

「エンペルト、もう一度冷凍ビーム!」

アッー!


ちゃんちゃん♪
81名無しさん、君に決めた!:2007/07/08(日) 01:24:19 ID:???
保守
82名無しさん、君に決めた!:2007/07/09(月) 00:09:02 ID:???
本当だ。シロナのガブリアスは♀だ
83名無しさん、君に決めた!:2007/07/09(月) 19:40:04 ID:???
これは萌えるガブリアス
84名無しさん、君に決めた!:2007/07/09(月) 23:37:02 ID:???
>>82
まさか確認のためだけに……
あの悪魔に挑んだのか?
85名無しさん、君に決めた!:2007/07/10(火) 02:43:38 ID:???
>>84
ただいま故障で修理中よ。
wikiの小ネタで調べたんよ。
86名無しさん、君に決めた!:2007/07/11(水) 09:08:32 ID:???
俺はトランセル。
見た目はサナギだけどトランクスとセルがフュージョンした姿なんだ。
何より色がセルだし、クールなところはトランクス譲りさ。

ある時俺は一人のトレーナーと出会った。
いきなりだったが彼は俺にモンスターボールを投げつけてきた。

「あ、やべ!」

大丈夫さ、弱らせなくて俺は抵抗しないよ。


こうして俺は彼のポケモンになった。
だが、彼はまだ俺をバトルに出したことがない。
それはそうだ。
何せトランクスとセルがフュージョンした姿なんだ。
勿論宇宙最強に決まっている。
俺が出た瞬間相手は驚愕するに違いない。
だから彼も俺を最後の切り札にしているんだ。
参っちゃうよなぁ、最強のポケモンは。
87名無しさん、君に決めた!:2007/07/12(木) 01:04:35 ID:???
この虫ポケマニアめ
笑っちゃったじゃないか
俺のカルピス返せwwww
88名無しさん、君に決めた!:2007/07/12(木) 21:08:38 ID:+lMH8tkH
吹いた上げwww
89名無しさん、君に決めた!:2007/07/12(木) 21:18:59 ID:???
この勢いでトランセル書いちゃいなよ
90マダツボミ:2007/07/18(水) 09:51:00 ID:???

 町の外れの空き地の隅で、小さな体を揺らす影
遠く夕日に染まる空
東へ伸びゆく長い影
ゆっくりと……ゆったりと……家路に着く子ども達を見守る小さな体
見守る事しか出来ない体
 雨に打たれ、風に吹かれ、来る日も来る日もひたすらに……

「こんにちは」

 上から聞こえた優しい声
確かに聞こえる優しい声
そっと頭を撫でられて、僅かに震える小さな体
2本の根っこを土から抜くと、少女は両手を差し出した

「一緒に遊ぼ?」

 1つの影が、2つになった


 少女と出逢って1年過ぎた
あっと言う間に過ぎていた

 孤独と言う名の時間を埋めて、溢れんばかりの幸せを……
あの子は確かに与えてくれた

 『遠く離れた場所に行くんだよ』
誰かが言ってた悲しい言葉
誰かが言ってた切ない言葉

 小さな体は空き地に佇み、あの子の笑顔に想いを馳せる
再び出逢える日が来ることを、ひたすらひたすら祈りながら
91名無しさん、君に決めた!:2007/07/18(水) 17:20:45 ID:???
>>90
( ;∀;)イイハナシダー
92名無しさん、君に決めた!:2007/07/18(水) 23:44:00 ID:???
>>90
ぜひ続きを!!
マダツボミがかわいそうだー!!
93マダツボミ2:2007/07/19(木) 09:27:58 ID:???
 やれ高く、やれ高くと背を伸ばし……
遠く離れた地を望む
あの子は帰って来るだろか
自分を覚えてくれてるだろか

 歩く、歩く、歩く
彼女が暮らした街並みを、彼女に逢うためひたすら歩く

通り掛かりの車に怯え、硬い舗装に傷つきながら

 どれだけ歩いた事だろう
疲労と悲哀が増して行く
逢いたい気持ちが増して行く

 少女は確かにそこにいた
歩き疲れて……嬉しくて、思わずその場に立ち止まる

 あの時1人でいた『あの子』
楽しそうに、はしゃいでる
知らない子達と、はしゃいでる

 なんだか寂しくなってしまい、涙がほろほろ零れてく

 だけど、とっても幸せそうだ
あの子が幸せなのだとしたら、姿を見せても良いものか……?
あの子が困ってしまわぬだろか……

94マダツボミ3:2007/07/19(木) 09:41:27 ID:???
 あの時くれた笑顔と声は、決して忘れる事はない
あの時一緒に過ごした日々は、決して消える事は無い
 ひっそりと、ひっそりと……細い体を揺らしながら
小さな葉腕を揺らしながら……
離れて見える、あの子に告げる
逢いに来たよと、あの子に告げる
 気付く事など出来ない距離
離れて、隠れて、ひっそりと……
あの子に気付かれないように、そっとその場を後にする

「やっぱり……久しぶりだね!」

 不意に聞こえた優しい声
見ればそこには、あの笑顔
 彼女は覚えてくれていた
あの日出逢った自分の事を

「なかなか出て来てくれないから、違うのかなって思ったよ?」

 彼女が両手を差し出した
あの日と同じ、優しい声と
あの日と同じ、優しい笑顔で

「あれからね、色んな事があったんだよ?」
95マダツボミラスト:2007/07/19(木) 09:44:48 ID:???

「お風呂が嫌いな甘えん坊さんに出逢ったり、ご飯を食べてくれない強情さんに出逢ったり……」
「洞窟に閉じ込められちゃったりもしたんだから……それからね……それから……」

 彼女の瞳が潤んでた
笑顔でいるのに、泣いていた
 嬉しくて、嬉しくて……ひたすらに嬉しくて……


 東に伸びる影を見て、彼女が優しく囁いた

「……一緒に、帰ろ?」

 優しい夕日が景色を染める
小さな小さな再会を、祝福するかのように……

96名無しさん、君に決めた!:2007/07/19(木) 10:10:46 ID:???
>>91-92
レスありがとう
励みになりました
それではこれにて、ノシ
97名無しさん、君に決めた!:2007/07/19(木) 16:29:07 ID:???
>>96
名作をありがとう
98名無しさん、君に決めた!:2007/07/20(金) 23:53:22 ID:???
期待sage
99モンジャボ ◆CXmSNB4FgU :2007/07/22(日) 05:25:15 ID:???
( ;▽;)イイハナシモジャ〜
100はらっち:2007/07/22(日) 07:23:11 ID:???
100ゲット
101名無しさん、君に決めた!:2007/07/25(水) 19:29:33 ID:???


活性化期待age


102名無しさん、君に決めた!:2007/07/26(木) 10:52:12 ID:???
活性化期待age 2
103ネオエクスデスロック ◆nY2g7bIPqo :2007/07/26(木) 11:28:24 ID:???
>>95
文中に
「風呂嫌いな (以下略
「ご飯食べてくれない(以下略
「洞窟に閉じ込められ(以下略
の所を読んで、何か聞いたことある話しだなと思ったヤツはオレだけではないはず。
その文に出てくる少女ってもしかして………
104名無しさん、君に決めた!:2007/07/26(木) 16:16:41 ID:???
あの名作の続編だったか
105名無しさん、君に決めた!:2007/07/26(木) 23:10:49 ID:???
>>103リンナさん!
106マダツボミ:2007/07/28(土) 12:07:58 ID:???

レス感謝っす
以前投下したものを覚えていて頂けるとは……

もっと勉強して、楽しんで読んで頂けるものを書けるよう、これからも頑張ります
それでは、ノシ
107名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 00:58:27 ID:???
かなり昔に落ちちゃったけどスレごとコピペ保存しといてよかった!
108ロック ◆nY2g7bIPqo :2007/07/29(日) 18:26:12 ID:???
とりあえず今は>>106の次回作に期待age
109ロック ◆nY2g7bIPqo :2007/08/02(木) 07:04:15 ID:???
誰も小説投下しないから、オレが書く!
誰かリクしてくれ。
110名無しさん、君に決めた!:2007/08/02(木) 14:09:14 ID:???
じゃあブイズのどれかを
111名無しさん、君に決めた!:2007/08/02(木) 16:30:50 ID:???
>>46の続きを未だにwktkしながら待ってるのは俺だけか
    では、削除されるまでの間、サイバーポイズンが
    ここを感染させておきます。
                               +
.      +   ∧_∧ ∧_∧ ,∧_∧  +
         ( ゚゚∀∩(゚゚∀∩)( ゚゚∀゚゚)
    +  (( (つ   |(つ   |( つ  つ ))  +
          ヽ ( ノ ノ ( ヽノ ) ) )
          (_し' し (_) (_)_)



      +       .∧_∧             +
            (( ( *゚゚∀゚゚)__      +
    +        ノ  ∧_/と)
          (( o(  、_づ゙∀゙゙)))       +
              ) )⌒ 、_つ つ
            (__)__)_ノ


(´゚゚∀゚゚)やぁ。ようこそサイバーポイズンの世界へ。
このウイルスはサービスだから、まず打って落ちついて欲しい。

うん、「また注射」なんだ。済まない。
潜伏期間も三日って言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、このウイルスに感染したとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「新世界」みたいなものを感じてくれたと思う。
混沌とした現実の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
このウイルスを打ったんだ。

じゃあ、ワクチン以外の注文を聞こうか。
113ロック ◆nY2g7bIPqo :2007/08/02(木) 18:16:14 ID:???
>>110
わかった、把握した。
ネタが思い付いたら直ぐに投下する。
114110:2007/08/02(木) 19:55:15 ID:???
ありがとうございます
115ロック ◆nY2g7bIPqo :2007/08/05(日) 11:39:23 ID:???
さて、少しだけ書くか。

読むときのルール

・読んだ後でオレを叩くのは禁止
では次から書き始める↓
116ロック ◆nY2g7bIPqo :2007/08/05(日) 12:04:51 ID:???


雨が降っている中、一人の少年がそこに立っていた。

その少年は、こう言った

「お前なんかもう必要ない」
少年はモンスターボールからポケモンをだした。

ただ、出しただけではない。
出したのではなく、『逃がした』のであった。

そしてその少年はその場を去った。

逃がされたポケモンは、その場に立ち尽していた……

その三日後、そのポケモンは、倒れていた。

そして、遠くから誰かがきた。
その少女は、そのポケモンに近付いた
少女「ケガしてる…すぐ治すから我慢してね」
少女「よし、治ったよ。この子なんていうポケモンだろ?」
そして、図鑑を開いた。
117名無しさん、君に決めた!:2007/08/06(月) 20:27:32 ID:???
書いてくれてるところすまないが、叩くの禁止って逆に叩かれかねないと思うぞ…

いや、心配なだけだが。
118名無しさん、君に決めた!:2007/08/07(火) 15:45:02 ID:???
 話が詰まらない程度に、書き溜めてから投下した方が良いと思う。
でないと、他の書き手さんが入りづらくなってしまう。
 書きながら投下……途中で挫けたら、見てる人を裏切る事にもつながりかねない。
119ロック ◆nY2g7bIPqo :2007/08/07(火) 17:04:15 ID:???
それもそうだな。
じゃあ次から書く↓
120ロック ◆nY2g7bIPqo :2007/08/07(火) 17:23:42 ID:???

少女「この子、イーブイって、いうんだ…知らなかった…」

少女「私、名前はリーフ!よろしくねイーブイ!」

そのとき、イーブイが少し笑った気がした。

とりあえず家に帰った

リーフ「とりあえず何かあげないと…」

ちょうど棚の中にポケモン用の菓子があった

リーフ「これで良いかな…?」

リーフはイーブイにポケモン用の菓子をあげた

かなり お腹が減っていたのか、1分で食べ終わった


まあ、三日も飲まず食わずだったので、腹が減るのは当たり前だ

リーフ「とりあえず今日はもう寝ようか…もう10時だし」

リーフはイーブイを抱いて、ベットに入った

早く寝ると言ったのは、時間以外に訳があった

続く

121ロック ◆nY2g7bIPqo :2007/08/07(火) 17:30:49 ID:???
とりあえずあと2回くらいで終わる予定。

読者や他の人のことも考えなければいけないな…スレで小説を書くのは難しいな。
122名無しさん、君に決めた!:2007/08/10(金) 15:24:53 ID:???
123名無しさん、君に決めた!:2007/08/10(金) 21:49:06 ID:???
ほっしゅ
124名無しさん、君に決めた!:2007/08/13(月) 19:29:23 ID:???
ほっ
125名無しさん、君に決めた!:2007/08/14(火) 08:02:37 ID:???
何だかんだで続くな、このスレ
正直、50行かないと思ってた
126名無しさん、君に決めた!:2007/08/14(火) 10:48:34 ID:???

 今、ヒマナッツのSSを書いてる。
SSと呼べるほど、立派なものが書けるか不安だが……。
完成次第うpろうと思う。
127名無しさん、君に決めた!:2007/08/14(火) 19:33:53 ID:???
期待age
128名無しさん、君に決めた!:2007/08/20(月) 06:06:15 ID:???
保守
129126:2007/08/20(月) 18:55:28 ID:???


 ロックさんの投下待ちの間、暇つぶしとして読んで頂ければ幸いです。
 それでは、始めたいと思います。


130:2007/08/20(月) 18:56:41 ID:???


 逃げる、逃げる、逃げる。
ただただ、ひたすらに逃げる。
逃げているのか、もがいているのか、区別の付かない動作だが……。

 そのポケモンは、日々平和に生きていた。
あまりに脆弱で、天敵の数など計り知れないほどだったが……。
確かに、その瞬間までは安穏とした幸せな暮らしを、心行くまで堪能していた。

 事のきっかけは、ちょっとした興味本位だった。
無邪気な子供と同じ、些細な好奇心。


 ――……話は、数時間ほど遡る。

 そのポケモンは、奇妙な物を見つけた。
普段……目にすることの無い物体を前に、少しばかりの恐怖心と、恐怖心を上回るほどの好奇心を抱いていた。

 自然界には存在しない、人工的な物体。
食べることなど出来なさそうな、不思議な包みで包装された三角形の物体。

 そんな物体が、突然……目の前に落ちてきた。
その特徴的な、頭頂部から延びる2枚の葉で、危険な物かどうかをビクビクと探る。
相手が動かないことを確認すると、そっと近づいて匂いを嗅いでみる。
どうやら……食べ物らしい。
順番のふられたビニールを、小さな口で剥がしにかかる。

131:2007/08/20(月) 18:57:42 ID:???

 必死な作業の甲斐もあって、中身が姿を現した。
白い粒が固まり、その内側からも、食欲を誘うような香りが漂ってくる。
 ……と、口を付けようとしたその時、自身の周囲で……妙な影が蠢いているのに気が付いた。
途端に、そのポケモンの危険信号が赤ランプを照らし出す。
本能から悟る、身の危険に対する警鐘。
 プルプルと震えながら、頭上を見上げてみた。
見上げた瞬間、痛烈な衝撃と、有り得ない浮遊感が体を襲う。

 そのポケモンの特徴とも言える、2枚の葉っぱをくわえて、鋭い眼差しを浴びせ掛けてくる……。
そのポケモンにとって……1番の天敵。

 オニスズメだ。

 鳥ポケモンの中でも、『ポッポ』や『ヤミカラス』と同じぐらいポピュラーなポケモンだ。
しかして、ヒッチコックの映画『鳥』を彷彿とさせる、その異常な集団攻撃性により、体躯が小さく、攻撃手段の乏しいポケモンからは恐れられる存在。

 旋回飛行するオニスズメ達の目には、明らかに餌が釣れたと言う、歓喜の色が宿っていた。

 意識が飛びそうになるのを抑え、捕獲されたポケモンは必死に抗う。
だが、オニスズメ達は『その抵抗』を嘲笑うように鳴き声を上げる。

132:2007/08/20(月) 18:58:28 ID:???

 自然界の酷なルール。
 ……弱肉強食。

 そのポケモンも、そんな自然摂理の1部として、儚く消えていく運命だったのだろう。

 よっぽどの事が無ければ、覆す事など出来ようはずもない、悲しい運命。

 よっぽどの事が無ければ……。

 よっぽどの……。

 それは、その転機は、唐突に……余りに不自然にやって来た。
計り示したように、ジャストタイミングで。

 ヒマナッツをくわえたオニスズメの視界が、突然失われる。
正確に言えば、「空を支配するのは自分達だ」。
……とでも言いた気なまでに、さながら暴走族のような集団飛行を行う群れの真正面から、相対するように飛来してきた『もう1つの群れ』。

 黒と黄色の警戒色、独特の羽音。
オニスズメ以上の、数百単位の群れ。

 濁流に飲み込まれるように、オニスズメ達は『その群れ』に巻き込まれ……。
その喧騒の中、哀れにも捕らわれた小さなポケモンは、ゆっくり地上へと……。

 ゆっくりと、だが確実に。
新たな運命が待つ、1人の青年が住まう街へ……落下して行く……。

133:2007/08/20(月) 18:59:18 ID:???

「暑い……」

 ひたすらに降り注ぐ、太陽の光。
広がる青空には、雲1つ流れていない。
 アスファルトで舗装されたコンビニの駐車場に、1人の青年と1匹のポケモン。

「ロコン、あんまりくっつかないでくれ……夏のお前は……」

 青年が悲願めいた口調で話しかけるのは、夏には似つかわしくない暖かそうな毛皮を纏うポケモン。
その欠伸越しに見える風景が、陽炎のように揺らめいている。

「あー……海にでも行きたいなぁ……でも、お前は海が大嫌いなんだよなぁ……」

 半分愚痴になっている呟きを、聞いているのかいないのか……ロコンは青年の膝に体を預けて、『すぴすぴ』と寝息を漏らしている。
時折、耳や尻尾を痙攣させている寝姿は、実に可愛らしい。
可愛らしい……のだが……。

「暑い……」

 元来の炎ポケモンである、ロコンの体温は……夏の照りつける太陽の元では、それこそ凶器に等しいものだった。

 太陽とロコンの熱に、汗まみれで『うだって』いると、視界の隅に何かが映った。
『どちゃっ』と言う音と共に、それは空から降ってきたのだ。
あまりに突然の落下物。

「なんだ……あれ?」

134:2007/08/20(月) 19:01:09 ID:???

 気づけば、ロコンも墜ちてきた『モノ』に視線を向けている。

「ポケモン……か……?」

 見ると、微かに震えている。
黄色い球体から、向日葵の新芽のような2枚の葉が伸びていて、仕草を見る限りでは……起き上がろうともがいているような……。

「……ポケモンだ……こいつ、ヒマナッツ……とか言ったっけ?」

 青年は見下ろしながら、ロコンに聞いてみる。
聞かれたロコンは……。
まぁ、そんな事など解るはずもなく、不思議な物を見る目で、墜ちてきたポケモンに鼻先を当てている。
ロコンが『つつく』度に、青年の言うヒマナッツは、ビクビクと反応を示すのだが……一向に、こちらを振り返る気配が無い。

「あ……葉っぱが……何だろう? 虫に食われたのかな?」

 改めてヒマナッツの特徴を見ていた青年は、その2枚の葉に不自然な傷を見つけた。
まるで、かじられたような……痛々しい印象を与える傷を……。

「野生のポケモンに襲われたのか? ……ん、何の影……だ……」

 ヒマナッツの葉に触れようと、手を伸ばす。
同時に、手元に無数の影が出来る。
1つ目は青年の手の影。
2つ目はロコンの影。

135:2007/08/20(月) 19:01:59 ID:???
……では、両手で数えても足らないほどに、自分の周囲を囲み始める……この影の持ち主は……?。

 青年の頬に、1筋の汗が垂れる。
十二分に嫌な予感を堪能しつつ、ゆっくりと……ゆっくりと空を見上げた。
同時に、青年は叫んだ。

「ロコン! 逃げるぞっ!!」

 青年達の上空を、オニスズメの群れが旋回していた。
数十羽の飛行軍隊。
数羽であれば、ロコン1匹でも対処出来たのだろうが、余りの数に青年は逃げる事を即決していた。

 逃げ惑う頭上には、鋭い瞳で追いかけてくるオニスズメ。
その内の何羽かが、青年の抱きかかえたヒマナッツに向かって急降下をしてくる。

「あぶねぇっ!? 何だコイツら、尋常じゃねぇぞ!」

 悲鳴にも似た叫びを上げながら、青年は逃げる先を考える。

「ああクソっ……コンビニに入っちまえば良かった……ロコン、着いて来てるか!? ……ロコン?」

 青年は叫びながら振り返った。
しかし、声をかけた相手……ロコンの姿は、忽然と消えてしまっていた。

「嘘だろ……? ロコン! どこだロコン!!」

 柵や、路駐の車の影を抜けながら、再びコンビニの駐車場へと駆け抜ける。
そして、青年は見た。
136:2007/08/20(月) 19:04:02 ID:???

 冷風漂うコンビニ内で、のうのうと欠伸をするロコンを。

「ぅおいっ!? ……逃げろって言ったけどっ……っ……!!」

 隙をついて、奇襲を仕掛けてくるオニスズメの嘴を避けながら、コンビニのドアまで転げるように駆け抜けた。
抱いたヒマナッツをかばいながらの動作で、腕や脚に軽い痛みが走る。

「……っ、はっ、はぁ……ロコン、お前逃げるの上手いな……ちくしょう……」

 息もきれぎれに、ガラス越しの外を確認しながら声を出す。
 突然の珍入者に、コンビニ内にいた客や店員は目を丸くして青年達の様子を伺う。

 そんな周囲の白い目から逃げるように、青年はコンビニの奥……雑誌を取り扱うコーナーへと移動した。
外ではまだ、オニスズメ達が、青年達を監視するかのように飛び交っている。

「狙いは……やっぱりコイツだよなぁ……」

 言いながら、改めて腕の中のヒマナッツを見やる。
相変わらず震えている。
青年の顔から目を背けるように、もぞもぞと足掻いている。

「何だか……随分と臆病なんだなぁ……」

 青年は、ふと……あるポケモン達と少女の名を思い出し、苦笑しながら呟いた。

「俺も……ポケモンを助ける事になるとはね……」

137:2007/08/20(月) 19:04:46 ID:???

 青年はコンビニの店員に事情を話し、しばらくの間、店内に隠れさせて貰えるように頼み込んだ。
助けを呼ぶ事も考えたのだが、「夜になればオニスズメ達の姿も消えるだろう」と、1度は取り出した携帯を、再び懐へしまい込む。

 改めてヒマナッツを床に下ろし、青年は購入したミックスオレを飲みながら、その様子を伺った。
ロコンも、傍らから興味津々といった様子で見つめている。
 あれだけ激しく落下したにもかかわらず、ヒマナッツは体に傷を負ってはいなかった。
ただ、明らかに嘴形の隙間にまみれた『葉っぱ』を除けばの話だが。

「食物連鎖ってやつか? 運が良かったな、お前……」

 聞いているのか分からないが、青年はヒマナッツに語りかける。

「お前……野生のポケモンだよな?」

 おもむろに、小さなボールを腰元から抜き取る。
赤と白のツートンカラーの球体。
野生のポケモンを捕獲するための、トレーナーの必需品だ。

 ……と、取り出したばかりのモンスターボールを、青年は直ぐに仕舞い込んでしまう。
 白く清潔感漂う、コンビニの天井を見上げながら、軽く溜め息を吐き……。
震えるヒマナッツを撫でながら、優しい声で呟いた。

138:2007/08/20(月) 19:08:33 ID:???

「夜になったら、オニスズメが来ないような……遠くの草むらに逃がしてやるよ」



 ――……陽が沈み、時計の針が8時丁度を指し示す。
 匿ってくれたコンビニの店長に礼を言い、おにぎりを『3つ』購入して、青年は店を後にした。

 空にはまだ、わずかに陽の色が残っているが、オニスズメ達の姿はすでに無かった。

「うーん、買ったのは良いけど食べれるのかなぁ……コイツ……」

 購入したばかりの『おにぎり』を見つめながら、青年はロコンに問い掛けた。
そのロコンは、何故か……不服そうな表情で青年を見つめている。

「……睨むなよ、油揚げなら、家にちゃんと買って置いてあるって」

 『油揚げ』という単語に気を良くしたのか、足早に青年の前を行くロコン。
人間で言えば、スキップでもしているようなものなのだろうか。

 青年は、自分の住むアパートに着くと、脇の駐車場から1台の自転車を引っ張り出した。
型は古く、少しばかり『ガタ』が来ているが、ちょい乗り程度ならまだ大丈夫といった風体だ。

 前のカゴにヒマナッツを乗せ、後部に備え付けた子供用の座椅子に、ロコンを乗せる。
 いつの間にか、ヒマナッツの震えは止まっていた。
13910:2007/08/20(月) 19:09:38 ID:???

 そんな姿に、青年は少しばかりの安堵を覚える。
オニスズメ達に襲われた恐怖が、少しでも和らいでくれているなら……と。

 夏夜の生暖かい空気を切り裂くように、1台の自転車が国道沿いを駆け抜ける。
過ぎて行く景色。
電柱に備え付けられた、中途半端な光量を放つ街灯に、蛾や蝉がたむろしている。

 国立自然保護区画と銘打たれた、壮大な風景。
草花が生い茂り、その名を記した立て看板すらも、蔓に巻かれてしまっている。
 鬱蒼と広がる木々の海原を見つめながら、青年は自転車を柵の前に止めた。

 そして……ゆっくりと、ヒマナッツを下ろす。
ハンドルにぶら下げたコンビニ袋から、『3つのおにぎり』を取り出し、手際良く包装を外していく。

「食えるのか分かんないけど、ほら……お前の分だ」

 1つをロコンに、もう1つをヒマナッツに差し出す。

 ヒマナッツは『何か』に警戒しながらも、恐る恐るおにぎりを口にする。

「うまいか?」と、青年が問うと、答えるように頭上の葉っぱが「くるくる」回る。

 数分後、ヒマナッツが『おにぎり』を食べ終え、見上げた先には……誰もいなかった。
鬱蒼と生い茂る木々や草花を、生暖かい風が揺らす。

14011:2007/08/20(月) 19:11:20 ID:???

 ヒマナッツは、再び安全な暮らしを取り戻したのだ。
1人の青年のおかげで。
 そして、独りの淋しさを知ってしまったのだった。
これもまた、1人の青年の手によって。

 風が、せき立てるように吹き始めた。
今度は、自らの手で運命を変えろと……せき立てるように……。
強く、強く、その背を押すかのように……。

14112:2007/08/20(月) 19:12:38 ID:???

「暑いっ……」

 ひたすらに降り注ぐ、太陽の光。
広がる青空には、雲しか流れていない。
 灼熱砂漠のようなコンビニの駐車場に、1人の青年と1匹のポケモン。

「暑いなぁ、ロコン……こう暑いのに、なんでお前は膝の上で寝るんだろうなぁ?」

 愚痴る青年をよそに、素知らぬ顔で寝息を立てている。

「台風一過……流石に嵐の後は日差しが増すなぁ……」

 周囲に散らばるゴミや木クズを傍目に、ぼそりと呟く。
同時に、『べちゃっ』っという音が耳に飛び込んだ。

「……白昼夢?」

 青年がそう言うのも無理はなく、空から落ちてきたのは……間違いようもなく、あのヒマナッツだった。
「まさか……」と、頭上を見やるが、オニスズメの群れはいなかった。
視界に映るのは、青空と、風に流れる白い雲だけだ。

 ヒマナッツはよたよたと起き上がると、周囲を挙動不審に見回して……青年に目を止めた。

「よぉ……昨日ぶり……」

 軽く手を振り、青年が声をかける。
すると、そのトロ臭さが嘘だったかのように、ヒマナッツは青年の元へと飛び込んだ。

「うおっ!? 何だよ、どうしたっ?」
14213:2007/08/20(月) 19:14:06 ID:???

 予想外だった動きに戸惑いながら、青年はヒマナッツの体を改めてよく見た。

「……傷……増えてないか?」

 安全な場所に逃がしたはずなのに、ヒマナッツの体には以前に出会った時以上の、かすり傷が増えていた。
しかし……今度の傷はオニスズメに襲われたと言うよりも……。

「……お前、台風に飛ばされたのか?」

 枝や小石で傷ついたような、そんな姿を見て、青年は安直に答を出した。
間違いではないのだが、青年の予想には少しばかり足りない要素が残っていた。


 ――……時間は、青年がヒマナッツを逃がした直後に遡る。
 『青年が帰ってしまった。』
それを理解したヒマナッツは、必死に来た道を戻っていた。
助けてくれた『彼』に、再び巡り会いたくて。

 必死に、がむしゃらに、強く吹き荒ぶ嵐の中を進んでいく。
会いたい!
会いたい!
また、あの人間に逢いたい!!

 潤んだ大きな瞳から、大粒の涙を溢れさせながら。
雨に濡れた体は重く、ぬかるんだ地面は歩みを縛る。
 引き返せば、こんなに辛い思いはしなくて済むのだろう。
それでも……それでも尚、ヒマナッツは歩みを止めない。

14314:2007/08/20(月) 19:14:46 ID:???

 そして、台風の勢力が最大に達すると共に、ヒマナッツの体が宙を舞う。
空高く、天高く……。
吹き荒ぶ強風が、ヒマナッツの体を玩ぶように……嵐の空へと舞い上げる。



 強い意志は、再び偶然をもたらした。

 意識を失っていたヒマナッツの目に、遥か下方の街並みが映る。
どこかで聞いたような、独特の羽音が聞こえる。

 意識がはっきりと覚めて行くにつれ、その羽音の主が……あの時、オニスズメの群れに相対したポケモンだと気がついたのだが……。
頭頂部の葉っぱを掴まれて、上を見る事が出来ない。
それでも……この独特の音は、聞き間違えようの無いものだった。

 そして不意に……落ちた。
あまりに突然、葉っぱを掴む力が緩み、ヒマナッツの体は重力に従って落下して行く。
オニスズメに襲われた時もそうだったが……不思議な事に、落下の速度は上がらない。
緩やかに、ふわり……ふわりと、落ち葉が舞うように落ちて行く……。

 パラシュートで降下していくように、風に流されながら……ふわり、ふわりと。

 落ちて行くヒマナッツの目に、ある人影が映る。
144名無しさん、君に決めた!:2007/08/20(月) 19:32:56 ID:???
>>130-143
\(゜▽゜)/キターーー
145ラスト:2007/08/20(月) 20:51:26 ID:???

 オニスズメから救ってくれた……三角形の食べ物を与えてくれた……。

何より……優しさを与えてくれた、あの青年が……ヒマナッツの両目に、しっかりと映った。


 落ち行くままに、重力にその身を任せていたヒマナッツ。
だが、青年の姿を目にして……一様に、2枚の葉っぱを羽ばたかせる。
空を飛ぶ能力など、はなから無いのは承知の上で……。
必死に着陸地点を変えようと、千切れそうな勢いで葉を振り続ける。

 ――……そして……


「暑い……」

 ひたすらに降り注ぐ、太陽の光。
広がる青空には、雲1つ流れていない。
 アスファルトで舗装されたコンビニの駐車場に、1人の青年と2匹のポケモン。

「お前らさ……あんまりくっつかないでくれ……見て分からないか? この汗の量……」

 青年が悲願めいた口調で話しかけるのは、暖かそうな赤茶色の毛皮を纏う炎ポケモン。
それと、黄色い体に2枚の葉っぱを生やす、夏の象徴とも言えるような草ポケモン。

「……揃って人の膝で寝るなよなぁ……」

 暑苦しさに文句を垂れ流し続けるが、青年の表情は……どこか幸せに満ちたような、そんな笑顔に彩られていた。

 夏は続く。
楽しい予感を、向日葵の種のように撒き散らしながら。
146陳謝:2007/08/20(月) 21:00:41 ID:???
>>144
 レス感謝です。



 それと陳謝です。
 ラストの場面になって、いきなり間が空いてしまい申し訳ありませんでした。
投下間隔が早すぎたために、バイさるを食らってしまいました。
 それと、段落を取りすぎたために、思いの外……スレを消費してしまった事を、重ねてお詫びします。

 それでは、残り少ない夏ですが、皆さんにとって良い思い出が残ります事を……。

ノシ
147籍 ◆9D5ebojH9c :2007/08/21(火) 00:08:17 ID:???
>>130-146
乙です
いい話をありがとうございます!
ちょっと可哀相な所もありましたが…それ以上に萌えました
その弱さがヒマナッツの可愛い所ですよね!
148名無しさん、君に決めた!:2007/08/21(火) 02:38:45 ID:???
よかったです〜

ヒマナッツ&キマワリは使われないからなぁ…
メジャーじゃないのを出されると感動しちゃう…



それはそうとエロスを出してくれる猛者はいないかのう…
149名無しさん、君に決めた!:2007/08/23(木) 12:42:21 ID:???
>>148
ちょwww最後の一行で感傷吹っ飛んだwwww
150名無しさん、君に決めた!:2007/08/28(火) 02:17:41 ID:???
保守!
151名無しさん、君に決めた!:2007/08/29(水) 22:45:55 ID:???
152名無しさん、君に決めた!:2007/09/04(火) 00:55:20 ID:???
保守!
頑張って!
153名無しさん、君に決めた!:2007/09/05(水) 00:33:14 ID:???
>>121
わたし ま〜つ〜わ
いつまても ま〜つ〜わ
154名無しさん、君に決めた!:2007/09/05(水) 13:22:00 ID:???
保管庫見たいなのはないの?
>>106氏の以前の作品を読んでみたいんだけど
155名無しさん、君に決めた!:2007/09/08(土) 16:11:59 ID:???
156名無しさん、君に決めた!:2007/09/10(月) 22:13:48 ID:???
>>155 ありがとう、でも残念ながら見れなかった。
157名無しさん、君に決めた!:2007/09/10(月) 22:55:32 ID:???
ひげにみちた、し
んおおさかのよる
と、あなたのあか
けいとのはらまき
いちまいが、さか
たのくるしみをい
いかんじにやわらげる



さとうがほしいか
いいだろう
とっていくがいい



こんきがいるが………
がんばりゃみつかる
158名無しさん、君に決めた!:2007/09/10(月) 23:01:38 ID:???
>>157 それは分かるんだが俺のでは見れないんだよ
159名無しさん、君に決めた!:2007/09/10(月) 23:50:54 ID:???
やあ (´・ω・`)
ようこそ、バーボンハウスへ。
このヒントはサービスだから、まず読んで落ち着いて欲しい。

うん、「カラカラ」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、このヒントを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「同盟」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、このヒントを書いたんだ。

じゃあ、検索を始めようか。


カラカラ
ミミロル
ミズゴロウ
ロコン
リンナ
ポケモン
同盟
小説
港町


きっと見えなかった真実が見えるだろう。

では、健闘を祈る。
160名無しさん、君に決めた!:2007/09/11(火) 02:25:47 ID:???
まあ要はソフトエロスレのログだが。

携帯からでも普通には見れない
161名無しさん、君に決めた!:2007/09/11(火) 11:38:59 ID:???
ファイルシーク以外のも試してみた?
駄目だったら、一度ピンクに行ってから、べっかんこ通してみそ
162名無しさん、君に決めた!:2007/09/11(火) 14:56:39 ID:???
>>155は、
http://ss.chbox.jp/
に「ソフトに〜」の過去ログ入れたのをファイルシークに入れたもの。……だったかな
163名無しさん、君に決めた!:2007/09/15(土) 19:28:36 ID:???
ありがとうございます。
残念ながら読めませんでしたが、スレは見つけられました。
お手数おかけしました。
164名無しさん、君に決めた!:2007/09/17(月) 13:11:25 ID:???
hozen
165名無しさん、君に決めた!:2007/09/17(月) 17:20:20 ID:???
 僕はタッツー。
今日も一人、マスターを見ている。
ううん、周りにはトサキントもスターミーもヒトデマンもニョロトノもラブカスもいて
みんなマスターを見ている。
でもこんな思いでマスターを見ているのはキット僕だけなんだ。

「使用するポケモンは2体!
先に2勝した方が勝者です!
なお、ポケモンの交代は挑戦者のみに許されています!
それではバトル開始!!」

あ、今日もまたバトルが始まった。
でも僕はここにいる。
それはつまり……僕は使ってもらえないってこと。

「いくわよー!マーイステディー!!」
「さっごぉ!」
いつものようにマスターの一番手は彼女だ。
彼女はマスターの指示を受け、小さい体ながらも果敢に挑戦者のポケモンに立ち向かっていく。
僕だって……僕だってバトルさせてくれれば……

彼女はいつものようにあっさりと挑戦者のポケモンを退けた。
「よくやったわサニーゴ!」
「さっごさっご♪」
マスターにほめられて彼女はうれしそうにしている。
そんなマスターと彼女を見ていると、いやな考えで頭がいっぱいになる。
(違う!僕はマスターが幸せならそれでいいんだ!)
僕はぶんぶんと頭を振る。
166名無しさん、君に決めた!:2007/09/17(月) 17:21:34 ID:???
「あっ!」
「さっごーーー!」
そんなことをしていると彼女が挑戦者のフシギバナのソーラービームをまともに受けてしまった。
効果は抜群ってやつだ。
そりゃあそうだ。彼女は水タイプと同時に、岩タイプの特性も持つ。
草タイプの攻撃には一際弱いんだ。
彼女は吹っ飛び、プールの中に落ちていく。
「サニーゴ!!!!!」
マスターはすかさずプールへ飛び込み、彼女を救い上げる。
「サニーゴだいじょうぶ?ごめんね?
私の判断ミスね。ありがとう、ゆっくり休んで」
マスターは哀しそうに言うと彼女をボールに戻す。
僕はそのとき見た。
彼女の満足そうな微笑を。
そりゃぁ僕だって彼女は心配だ。
いつも仲良く遊んでいる彼女が傷つくのは見ていてつらい。
でも……それでも……
167名無しさん、君に決めた!:2007/09/17(月) 17:23:03 ID:???
「お願い!マーイステディー!!!」
マスターが次のポケモンを出す。
ギャラドスだ。
マスターの切り札と言ってもいい。
そう、マスターのポケモンは大体この二人。
たまにスターミーやニョロトノを使うぐらいで僕なんかは……

挑戦者はすかさず草タイプの技で応戦しようとする。
当たり前だ。フシギバナは草タイプ、ギャラドスは水タイプ。
どう見たってギャラドスの方が不利だ。でも
「甘いわね、ギャラドス!火炎放射!!!」
ギャラドスの火炎放射がフシギバナに見事ヒット。
「フシギバナ、先頭不能!勝者ジムリーダー……」
「ありがとうございました。完敗です」
「そんなことないわ、いいバトルだったわよ」
「強くなってまた挑戦します」
「うん、待ってるわ」
マスターが挑戦者と握手をしている。
その笑顔は優しくって、暖かで、そして誇らしげで……
隣のギャラドスもマスター同様誇らしげに見えて僕は思わず視線をそらした。
168名無しさん、君に決めた!:2007/09/17(月) 17:25:27 ID:???


「タッツーごはんよぉ」
夜、マスターがいつものようにご飯をくれる。
「タッツーおいしい?」
「たっつー」
「そう、よかったわ。じゃぁ次はギャラドスね。
いきましょ、ルリリ」
マスターは僕が答えるとすぐにその場を立ち去ってしまう。

どうして?どうしてマスターは僕のこと……
僕だって進化してキングドラになれさへすればギャラドスにだって負けないのに!
ううん、ギャラドスにはかなわなくてもサニーゴには……
そんなこと思ってもマスターは、僕にトレーニングもしてくれない。
マスターがトレーニングすると言えばいつもコダックばかり。
「あんたが泳げるようにならないと困るのよ」
そんなこと言いながらマスターはいつも彼ばかりトレーニングする。
進化もさせてもらえないならせめてマスターの胸の中に……と思っても
マスターの胸にはいつもノーマルタイプのポケモン。
分かってる……僕にだって分かってる。
僕は水がなければ生きていけない。
だからそれがかなわぬ望みだって分かってる。
一度そんな愚痴を僕はトサキントにもらしたことがある。
そのとき彼女はこう言った。
「あんた分かってないわね。
マスターがいつも一番にごはんをくれるのは誰?
あなたでしょ?それが
マスターが一番に貴方を愛している証拠よ」
って。でもそうだろうか。一番の古参の彼女が言うなら間違いないのかもしれない。
でも……それでも僕にはただその順番がマスターにとって効率が良いだけだからのように思える。
そんなことを思っていると、せっかくマスターが僕のために作ってくれたごはんの
味も分からなくなり、僕は食事をとめ、ただ水面に映る自分の顔をを見つめていた。
169名無しさん、君に決めた!:2007/09/17(月) 17:27:30 ID:???
そうだね、そうだよ。
こんなさえないポケモン、マスターが好きになるわけないよ。
トゲピーやルリリほどかわいいわけじゃない。
サニーゴやギャラドスみたいに強いわけでもない。
コダックみたいにかってにマスターの本へいって、甘えることができればどれだけいいか。

「タッツーどうしたの?ごはんのこしてぇ。
おいしくなかった?」
ふと顔を上げると心配そうなマスターの顔。
「たっつー」
僕はなんとなく視線をそらした。
「どうしたのタッツー、具合でも悪いの?」
僕はいたたまれなくなりマスターの手をかわすと水の中にもぐった。
だって僕……僕……
きっと僕はいらない子なんだ。
僕が弱いから……だから最後まで旅に連れて行ってもらえなかったんだ。
途中で置いてかれちゃったんだ
それでもマスターは優しいから僕を傍に置いててくれるんだ。
でも僕は……マスターの役に立てないなら……
マスターに愛されないのなら……
そんなことを思ったとき、僕の胸を暖かいものが包んだ。
それは僕を一気に水面まで引き上げた。
170名無しさん、君に決めた!:2007/09/17(月) 17:28:42 ID:???
「タッツーどうしたの?本当にだいじょうぶ?」
僕を包んでいた暖かいものはそう言った。
僕は一瞬その顔を見ると、すぐに視線をそらした。

「何かあったの?あたしに話して」
その声音は穏やかで、優しくって……それでいて悲しくって……
その優しく哀しい音色は、僕の心のたがを一気に壊して……

「たっつー」
僕は思わず叫んでいた。
「たつ、たつたっつー」
マスターに伝わるはずないって分かってるけど、
それでも僕は今まで思い続けていた事柄を話し続けた。
マスターはそれにいちいちうなづいてくれる。
「たつ、たっつー、たっつたっつー!」
僕が胸の中のもやもやをすべて吐き出すと、僕の体を包んでいた力が増した。
「ごめんね、ごめんねタッツー。
貴方がそんなことを思っていたなんて」
僕はそんなマスターの言葉に半信半疑で顔を上げた。
「ごめんね、あたし……
ほら、タッツーって進化するとシードラに、そしてキングドラになるじゃない?
そうなると、コイキングやニョロモみたいに変わっちゃうんじゃないかと思って……」
僕が驚いてマスターの瞳を見つめると、僕と同じようにプールの水以外のものでぬれていた。
171名無しさん、君に決めた!:2007/09/17(月) 17:29:27 ID:???
「あたし今のタッツーが好きだから……
でもそれはあたしのかってよね?
タッツーだって男の子、強くなりたいって当たり前だもの」
「たっつー」
僕は驚いた。僕の気持ちを分かってくれたマスターに。
そして、僕のことをそんな風に思っていてくれたマスターに。
僕はそんなマスターの言葉が嬉しくって、
そしてそんなマスターの思いも知らず、あんなこと思ってた自分自身が恥ずかしくって
マスターの柔らかな胸に顔をうずめた。
マスターはそんな僕の背びれを優しくなでながらこういってくれたんだ。
「タッツー、明日からトレーニングしましょうね」
って。
172名無しさん、君に決めた!:2007/09/17(月) 17:30:38 ID:???


「おはようタッツー」
「タツー!」

次の朝、マスターが一番に声をかけてくれる。

「サァタッツー、トレーニングガンバルワヨー!」
「たっつー!」
僕も気合十分で答える。
だけど
「すみませえーん、ジム戦お願いしまーす」
外から聞きなれない声が聞こえてくる。
「ごめんねタッツー、トレーニング、後で必ずするからねー」
マスターはあわてて駆け出していく。
なんだよもう、こんなに朝早くジムなんか来なくてもいいじゃんか。
僕は挑戦者に毒づきながらもマスターの後姿を見送った。
でもだいじょうぶ。
だってマスターは僕の気持ち分かってくれたんだ物。
いつになるか分からないけど、りっぱなキングドラになって、
そしてマスターの夢、一緒にかなえるんだ。


     FIN
173名無しさん、君に決めた!:2007/09/17(月) 17:33:09 ID:???
>>172
乙!
タッツーかわいいよタッツー
174名無しさん、君に決めた!:2007/09/17(月) 17:33:38 ID:???
お目汚し失礼しました。
 大好きなポケモンだったのに活躍が少なかったので書いちゃいました。
 各ポケモンの性別は個人的なイメージで決めてしまいました。
175名無しさん、君に決めた!:2007/09/17(月) 17:41:38 ID:???
>>173 ありがとうございます。
こんなに早くレスいただけるとはびっくりしました。
176名無しさん、君に決めた!
>>175
俺も更新されてたから見たらリアルタイムでびくっりしたぜw
あと、お目汚しなんかじゃねぇぜ?スレの内容に沿った良いSSだし